JP6148375B1 - 外壁仕上げ材の補修工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】外壁仕上げ材が、下地コンクリートに対して浮いている箇所を、コストを抑えながら確実に補修することができる外壁仕上げ材の補修工法を提供する。【解決手段】タイル5を下地コンクリート1に接着するタイル張り付けモルタル3と下地コンクリート1との間に隙間が生じ、タイル張り付けモルタル3が下地コンクリート1から浮いている浮き部10を特定する。浮き部10のタイル5に、タイル5を貫通するとともに、タイル張り付けモルタル3を貫通して、下地コンクリート1の表面から所定の深さに達する注入孔13を形成する。注入孔13からエポキシ樹脂19を注入することにより、隙間にエポキシ樹脂19を充填する。タッピングビス17を注入孔13に挿入して締め付けることにより、タイル張り付けモルタル3を下地コンクリート1に固定する。【選択図】図10

Description

本発明は、外壁仕上げ材の補修工法に関し、特に、タイル等を使用した外壁仕上げ材の補修工法に関するものである。
わが国では、建物の外壁仕上げ材として、タイルを使用した建物が多く存在する。この種の建物では、コンクリート躯体(下地コンクリート)に、接着材としてのタイル張り付けモルタルを介在させて、タイルが貼り付けられている。
建物の外壁部分は、昼間と夜間の気温差、または、季節による気温差等によって、膨張と収縮を繰り返すことになる。外壁仕上げ材にタイルを使用した建物において、そのような膨張と収縮とが長い年月にわたって繰り返されると、タイルの熱伝導度と下地コンクリートの熱伝導度との違いから、下地コンクリートとタイル張り付けモルタルとの間に、隙間が発生してしまう。すなわち、タイルが、下地コンクリートに対して浮いてしまう領域(浮き部10)が生じる。
従来、このような外壁部分を補修する工法の一つとして、エポキシ樹脂を注入する工法(工法A)がある。図29に示すように、工法Aでは、タイル5とタイル5との間の目地7から、下地コンクリート1に達する孔51を開ける。次に、その孔51から、下地コンクリート1とタイル張り付けモルタル3との間に生じた浮き部10の隙間にエポキシ樹脂19を注入することによって、タイル張り付けモルタル3が下地コンクリート1に接着される。
また、他の工法として、ステンレスピンとエポキシ樹脂とを併用した工法(工法B)がある。図30に示すように、工法Bでは、タイル5とタイル5との間の目地7から、下地コンクリート1に所定の深さの孔51を開ける。次に、その孔51に、エポキシ樹脂19を注入し、ステンレスピン53を挿入することによって、タイル張り付けモルタル3が下地コンクリート1に接着される。
さらに他の工法として、注入口を有するステンレスアンカーピンにエポキシ樹脂を注入する工法(工法C)がある。図31に示すように、工法Cでは、タイル5とタイル5との間の目地7から、下地コンクリート1に所定の深さの孔51を開ける。次に、その孔51に、注入口を有するステンレスアンカーピンを打ち込み、下地コンクリート1中でピン先を拡げる。ステンレスアンカーピンの頭部の鍔と拡げられたピン先とで、タイル張り付けモルタル3をかしめた状態で、注入口からエポキシ樹脂19を注入することにより、タイル張り付けモルタル3が下地コンクリート1に接着される。
なお、外壁仕上げ材の補修工法を開示した特許文献として、たとえば、特許文献1および特許文献2がある。
特開2006−274709号公報 特開2008−174970号公報
しかしながら、従来の外壁仕上げ材の補修工法では、次のような問題点があった。まず、下地コンクリートの表面は湿潤している場合がある。また、下地コンクリートの表面に埃が堆積している場合がある。さらに、下地コンクリートの表面に苔が発生している場合がある。
工法Aでは、このような下地コンクリート1の表面が不純な状態でエポキシ樹脂19を注入しても、下地コンクリート1とタイル張り付けモルタル3との十分な接着力を得ることができないことがある。
工法Bでは、下地コンクリート1に開けられた孔51に、エポキシ樹脂19とともに、ステンレスピン53が挿入されるものの、タイル張り付けモルタル3の厚さが、約3〜6mm程度であるため、ステンレスピン53とタイル張り付けモルタル3との接触面積が十分に確保されない。このため、ステンレスピン53とタイル張り付けモルタル3との接着力を保持することが難しくなる。
工法Cでは、ステンレスアンカーピンの頭部の鍔と拡げられたピン先とで、タイル張り付けモルタル3をかしめた状態でエポキシ樹脂19が注入される。このため、工法Aおよび工法Bと比べて、タイル張り付けモルタル3が下地コンクリート1に接着される信頼性は高い。しかしながら、注入口を有するステンレスアンカーピンが高価であるため、補修費用が嵩み、外壁仕上げ材の補修には採用されにくい。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、タイル等の外壁仕上げ材が、下地コンクリートに対して浮いている箇所を、コストを抑えながら確実に補修することができる外壁仕上げ材の補修工法を提供することである。
本発明に係る外壁仕上げ材の補修工法は、建築物の外壁仕上げ材を補修する外壁仕上げ材の補修工法であって、以下の工程を備えている。外壁仕上げ材を建築物の躯体に接着する接着層と躯体との間に隙間が生じ、外壁仕上げ材が躯体から浮いている浮き部を特定する。浮き部の領域内に位置する外壁仕上げ材としてのタイルの目地における第1の位置に、目地を貫通するとともに、接着層を貫通して、躯体の表面から所定の深さに達する孔を形成する。孔から接着材を注入することにより、隙間に接着材を充填する。接着材が充填された後、ビスアンカー部材を孔に挿入して締め付けることにより、接着層を躯体に固定する。ビスアンカー部材を孔埋め材によって覆う。充填された接着材を硬化させる。
接着層を躯体に固定する工程では、ビスアンカー部材として、一端側に頭部が形成され、頭部から他端側の先端部にわたりネジ山が形成されたビスアンカー部材を用い、接着材が注入された孔に、ビスアンカー部材を差し込み、ネジ山によって、接着層および躯体を切り込みながらビスアンカー部材を締め付けることにより、ネジ山が、躯体および接着層のそれぞれに食い込む態様で、頭部と躯体との間に接着層がかしめられて、接着層が躯体に固定される。
本発明に係る他の外壁仕上げ材の補修工法は、建築物の外壁仕上げ材を補修する外壁仕上げ材の補修工法であって、以下の工程を備えている。外壁仕上げ材を建築物の躯体に接着する接着層と外壁仕上げ材との間に隙間が生じ、外壁仕上げ材が接着層から浮いている浮き部を特定する。浮き部の領域内に位置する外壁仕上げ材としてのタイルに、タイルを貫通するとともに、接着層を貫通して、躯体の表面から所定の深さに達する孔を形成する。孔に座掘りを形成する。孔から接着材を注入することにより、隙間に接着材を充填する。接着材が充填された後、ビスアンカー部材を孔に挿入して締め付けることにより、タイルを接着層に固定する。ビスアンカー部材を孔埋め材によって覆う。充填された接着材を硬化させる。
接着層を躯体に固定する工程では、ビスアンカー部材として、一端側に頭部が形成され、頭部から他端側の先端部にわたりネジ山が形成されたビスアンカー部材を用い、接着材が注入された孔に、ビスアンカー部材を差し込み、ネジ山によって、タイル、接着層および躯体を切り込みながらビスアンカー部材を締め付けることにより、ネジ山が、躯体、接着層およびタイルのそれぞれに食い込む態様で、頭部と躯体との間に接着層とタイルとがかしめられて、接着層が前記タイルとともに躯体に固定される。
本発明に係るさらに他の外壁仕上げ材の補修工法は、建築物の外壁仕上げ材を補修する外壁仕上げ材の補修工法であって、以下の工程を備えている。外壁仕上げ材と建築物の躯体との間に隙間が生じ、外壁仕上げ材が躯体から浮いている浮き部を特定する。浮き部の領域内に位置する外壁仕上げ材としての外壁仕上げモルタルに、外壁仕上げモルタルを貫通して、躯体の表面から所定の深さに達する孔を形成する。孔に座掘りを形成する。孔か
ら接着材を注入することにより、隙間に接着材を充填する。接着材が充填された後、ビスアンカー部材を孔に挿入して締め付けることにより、外壁仕上げモルタルを躯体に固定する。ビスアンカー部材を孔埋め材によって覆う。充填された接着材を硬化させる。
外壁仕上げモルタルを躯体に固定する工程では、ビスアンカー部材として、一端側に頭部が形成され、頭部から他端側の先端部にわたりネジ山が形成されたビスアンカー部材を用い、接着材が注入された孔に、ビスアンカー部材を差し込み、ネジ山によって、外壁仕上げモルタルおよび躯体を切り込みながらビスアンカー部材を締め付けることにより、ネジ山が、躯体および外壁仕上げモルタルのそれぞれに食い込む態様で、頭部と躯体との間に外壁仕上げモルタルがかしめられて、外壁仕上げモルタルが躯体に固定される。
本発明に係る外壁仕上げ材の補修工法によれば、外壁仕上げ材を建築物の躯体に接着する接着層とその躯体との間に隙間が生じ、外壁仕上げ材が躯体から浮いている浮き部を、ビスアンカー部材によって、安価に確実に固定することができる。
本発明に係る他の外壁仕上げ材の補修工法によれば、外壁仕上げ材を建築物の躯体に接着する接着層とその外壁仕上げ材との間に隙間が生じ、外壁仕上げ材が接着層から浮いている浮き部を、ビスアンカー部材によって、安価に確実に固定することができる。
本発明に係るさらに他の外壁仕上げ材の補修工法によれば、外壁仕上げ材と建築物の躯体との間に隙間が生じ、外壁仕上げ材が躯体から浮いている浮き部を、ビスアンカー部材によって、安価に確実に固定することができる。
実施の形態1に係る、外壁仕上げ材の補修工法のフローチャートを示す図である。 同実施の形態において、外壁仕上げ材の補修工法の一工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図2に示す工程における部分平面図である。 同実施の形態において、注入孔の開け方の一例を示す部分平面図である。 同実施の形態において、図2に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図5に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、エポキシ樹脂の注入方法を説明するための部分平面図である。 同実施の形態において、図6に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図8に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図9に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図10に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、変形例に係る補修工法の一工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図12に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図13に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図14に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図15に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、注入孔の開け方の他の例を示す部分平面図である。 実施の形態2に係る、外壁仕上げ材の補修工法の一工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図18に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図19に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図20に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図21に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図22に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 実施の形態3に係る、外壁仕上げ材の補修工法の一工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図24に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図25に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図26に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図27に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 従来の外壁仕上げ材の補修工法の第1例を説明するための断面図である。 従来の外壁仕上げ材の補修工法の第2例を説明するための断面図である。 従来の外壁仕上げ材の補修工法の第3例を説明するための断面図である。
実施の形態1
実施の形態1に係る、外壁仕上げ材の補修工法について説明する。はじめに、その補修工法の概要(主なフロー)について説明する。
図1に示すように、まず、ステップS1では、外壁仕上げ材としてのタイルが浮いている部分(浮き部)の領域を調査する(調査)。次に、ステップS2では、その補修領域に対して、樹脂を注入するための注入孔を開ける位置を決定する(ビスアンカ注入孔の配置の決定)。次に、ステップS3では、決定された位置に所定の深さの注入孔を開ける(穿孔)。次に、ステップS4では、注入孔の内部等を清掃する(注入孔内の清掃)。
次に、ステップS5では、必要量の樹脂を準備する(樹脂の計量・練混ぜ)。次に、ステップS6では、注入孔から樹脂を注入する(樹脂の注入)。次に、ステップS7では、タッピングビスを注入孔にねじ込む(ビスアンカ切り込み固定)。次に、ステップS8では、注入孔の孔埋めを行う(孔埋め)。次に、ステップS9では、樹脂を硬化させて、補修が完了する(硬化養生)。
次に、外壁仕上げ材の補修工法について、具体的に詳しく説明する。ここでは、建物の躯体としての下地コンクリート1に、外壁仕上げ材としてタイル5が貼り付けられている場合の補修工法の一例について説明する(図2参照)。図2に示すように、この場合、タイル5は、タイル張り付けモルタル3によって下地コンクリート1に張り付けられている。タイル張り付けモルタル3の厚さは、たとえば、約3mm〜6mm程度とされる。また、たとえば、「45二丁掛けタイル」と呼ばれるタイルを、通し目地のパターンに配置させた場合(図4参照)には、1mあたり、200枚のタイル5が貼り付けられていることになる。
まず、図2および図3に示すように、タイル5をテストハンマー等で打診することによって、タイル張り付けモルタル3と下地コンクリート1との間に隙間が生じ、タイル5(外壁仕上げ材)が、下地コンクリート1に対して浮いている部分(浮き部10)を調査し、その領域9を特定する。浮き部10の隙間は、たとえば、約0.5mm〜1.0mm程度である。
次に、その浮き部10が生じている領域9において、エポキシ樹脂を注入するための注入孔を開ける位置を決める。このとき、図4に示すように、タイル5の貼り方が通し目地の場合には、タイル4枚に対して一つの注入孔を目地7に開けるようにする。この場合には、注入孔13の個数は、1mあたり50個になる。
次に、図5に示すように、電動ドリルを用いて、目地7とタイル張り付けモルタル3とを貫通して、下地コンクリート1の表面から所定の深さDに達する注入孔13を開口する。このとき、深さDは、20mm以上とされる。また、ドリルの径としては、たとえば、目地7の幅に相当する径でもよいし、その径よりも小さい径でもよい。
深さDは、UR都市機構による「基材および工法の品質判定基準」に基づいて設定された値である。その「外壁複合補修工法の性能試験方法」における「コンクリート躯体に対するアンカーピンの引き抜き試験」によれば、試験用下地板として、JISA5371(プレキャスト無筋コンクリート製品)に規定される普通平板に、アンカーピンを深さ20mm打ち込んだ後、アンカーピンを引き抜き試験を行い、その値(5回の平均値)が1470N以上であることが要求されている。したがって、所望の引き抜き性能を得るために、深さDは、20mm以上にすることが望ましい。
また、注入孔13からエポキシ樹脂を注入する際に、その注入圧力によって、タイル張り付けモルタル3が破損するおそれがあるような場合には、注入孔13から離れた適当な位置に、下地コンクリート1に達する空気抜き孔15を形成するようにしてもよい。この空気抜き孔15は、下地コンクリート1の表面に達するものでよい。さらに、発明者によるホールドダウン工法(特許第5445957号)を、必要に応じて採用してもよい。
次に、図6に示すように、注入孔13の周辺に位置する目地7の部分を除去することにより、座掘り16を形成する。つまり、目地7の幅に対応する座掘り16を形成する。次に、注入孔13の内部等を清掃する。このとき、ブラシ、または、圧縮空気等を用いることが好ましい。
次に、接着材として、たとえば、エポキシ樹脂を注入する。図7に示すように、エポキシ樹脂として、1枚のタイル5に対して、タイル5の半分程度の領域に充填される程度の量を目安として、注入孔13の個数を考慮して、必要な量を用意する。次に、たとえば、手動式注入ポンプを用いて、図8に示すように、樹脂注入ノズル31から注入孔13へ、エポキシ樹脂19の注入を開始する。一つの注入孔13へ所定の量をエポキシ樹脂19の注入が終わると、次の注入孔13へエポキシ樹脂19を注入する。
図9に示すように、エポキシ樹脂19の注入を行っている間に、浮き部10の空気が、空気抜き孔15から抜けて(矢印参照)、浮き部10に確実にエポキシ樹脂19が充填される。また、タイル5等が、損傷するのを抑制することができる。
次に、ビスアンカー部材としての特殊ステンレスのタッピングビス17を用意する。タッピングビス17として、たとえば、丸頭、皿頭、三角鍋頭、四角鍋頭、五角鍋頭等の頭部が設けられているものが好ましい。頭部は、目地7の幅に収まる大きさとされる。次に、そのタッピングビス17の表面に接着材(エポキシ樹脂)を塗布する。
次に、そのタッピングビスを注入孔13に差し込む(図10参照)。図10に示すように、電動締め付けドリルを用いて、タッピングビス17の頭が、タイル5の表面よりも低い位置になるまで、タッピングビス17を締め付けることにより、タッピングビス17の頭と下地コンクリート1との間に、タイル張り付けモルタル3をかしめて固定する。このとき、注入孔13の周囲に座掘り16が形成されていることで、タッピングビス17を締め付けることによって、エポキシ樹脂19がタイル5の上面に溢れてしまうのを阻止することができる。
次に、図11に示すように、タッピングビス17を覆うように、目地セメント21を充填する。また、空気抜き孔15に目地セメント21を充填して、空気抜き孔15を塞ぐ。補修を行った箇所とその周辺を清掃する。その後、エポキシ樹脂19を硬化させて、一連の補修作業が完了する。
上述した外壁仕上げ材の補修工法では、ステンレスのタッピングビス17を用いる。そのタッピングビス17は、浮き部10の領域の面積1mあたり、50本〜70本程度必要とされる。この本数と同じ本数のステンレスのアンカーピン55(図26参照)を用いて補修する場合と比べると、補修費用を大幅に抑えることができる。
また、タッピングビス17を、下地コンクリート1の表面から20mm以上の深さにわたって締め付けることで、タッピングビス17の頭と下地コンクリート1との間にタイル張り付けモルタル3がかしめられる。これにより、プラグを用いることなく、タイル張り付けモルタル3を下地コンクリート1に確実に固定することができる。さらに、タッピングビス17のネジ山に、接着材としてのエポキシ樹脂19をあらかじめ塗布しておくことで、タッピングビス17のゆるみを防止することができる。
さらに、注入孔13の開口端の目地7の部分に座掘り16(溝)を形成することで、注入孔13にエポキシ樹脂19を注入してタッピングビス17を締め付ける際に、溢れたエポキシ樹脂19が座掘り16に溜めることができる。これにより、タイル5の表面がエポキシ樹脂19によって汚染されるのを防止することができる。
(変形例)
上述した補修工法では、エポキシ樹脂を注入する際の注入圧力によって、タイル張り付けモルタル3が破損するおそれがあるような場合に、空気抜き孔15を形成する場合について説明した。ここでは、変形例として、タッピングビスによってタイル張り付けモルタル3を保持する補修工法について説明する。
まず、図6に示すように、注入孔13を開口した後、図12に示すように、注入孔13から離れた適当な位置に、目地7とタイル張り付けモルタル3とを貫通して、下地コンクリート1の表面から所定の深さの孔20を形成する。次に、タッピングビス18を孔20に差し込み、電動締め付けドリルを用いて、図13に示すように、タッピングビス18を締め付ける。
次に、図14に示すように、注入孔13へエポキシ樹脂19を注入する。このとき、タッピングビス18によって、タイル張り付けモルタル3が下地コンクリート1に保持されていることで、タイル5等が、損傷するのを防止することができる。
次に、図10に示す工程と同様に、図15に示すように、ビスアンカー部材としてのタッピングビス17を、電動締め付けドリルを用いて締め付けることにより、タッピングビス17の頭と下地コンクリート1との間に、タイル張り付けモルタル3をかしめて固定する。
その後、図11に示す工程と同様に、図16に示すように、タッピングビス17とタッピングビス18を覆うように、目地セメント21を充填し、エポキシ樹脂19を硬化させて、一連の補修作業が完了する。
なお、上述した補修工法では、タイル5の貼り方として、通し目地の場合について説明したが、馬踏み目地の場合にも適用することができる。この場合には、図17に示すように、3枚のタイル5に対して一つの注入孔13を目地7に開けるようにすればよい。
たとえば、「45二丁掛けタイル」と呼ばれるタイルを、馬踏み目地のパターンに配置させた場合、1mあたり、200枚のタイルが貼り付けられていることになる。浮き部10の領域内に位置するタイルについて、タイル3枚に対して1つの注入孔を開けるとすると、注入孔13の個数は、1mあたり70個になる。
実施の形態2
ここでは、建物の下地コンクリート1に、外壁仕上げ材としてタイル5が貼り付けられている場合の補修工法の他の例として、タイルがタイル張り付けモルタルに対して浮いている場合の補修工法について説明する。
まず、タイル5をテストハンマー等で打診することによって、図18に示すように、タイル5とタイル張り付けモルタル3との間に隙間が生じ、タイル5が、タイル張り付けモルタル3に対して浮いている部分(浮き部11)を調査し、特定する。
次に、図19に示すように、特定されたタイル5のほぼ中央に、電動ドリルを用いて、タイル5とタイル張り付けモルタル3とを貫通して、下地コンクリート1の表面から所定の深さDに達する注入孔13を開口する。このとき、タイル1枚につき、1つの注入口を開口する。また、深さDは、20mm以上とされる。また、電動ドリルとして、無振動ドリルを用いることが好ましい。無振動ドリルを用いることで、タイル5が落下するのを防止すことができる。さらに、注入孔13が欠けるのを抑制することができる。
次に、図20に示すように、注入孔13の開口端に、座掘り14を形成する。この座掘り14は、タッピングビスの頭部が収容される大きさに形成する。次に、注入孔13の内部等を清掃する。次に、特定されたタイル5の枚数に応じて、必要な量のエポキシ樹脂を用意する。次に、図21に示すように、注入孔13へエポキシ樹脂19を注入する。このとき、注入されたエポキシ樹脂19の一部が、浮き部11の隙間に充填される。
次に、特殊ステンレスのタッピングビス17を用意する。タッピングビス17として、たとえば、皿頭等の頭部が設けられているものが好ましい。次に、そのタッピングビス17の表面に接着材(エポキシ樹脂)を塗布する。
次に、そのタッピングビスを注入孔13に差し込む。次に、図22に示すように、タッピングビス17の頭がタイル5の表面よりも低い位置になるまで、電動締め付けドリルを用いて、タッピングビス17を締め付けることにより、タッピングビス17の頭と下地コンクリート1との間に、タイル張り付けモルタル3とともに、タイル5をかしめて固定する。
次に、図23に示すように、タッピングビス17の頭を覆うように、孔埋め材23を形成することにより、化粧仕上げをする。孔埋め材23として、タイル5と同じ色の樹脂パテ、シール材またはシールシート等が好ましい。その後、エポキシ樹脂19を硬化させて、一連の補修作業が完了する。
上述した外壁仕上げ材の補修工法では、前述した外壁仕上げ材の補修工法の場合と同様にタイル張り付けモルタル3に対してタイル5が浮いている浮き部11のタイル5を固定するのに、ステンレスのタッピングビス17を用いることで、補修費用を大幅に抑えることができる。
また、前述した外壁仕上げ材の補修工法の場合と同様に、タッピングビス17は、下地コンクリート1の表面から20mm以上の深さにわたってねじ込まれ、タッピングビス17の頭とタイル張り付けモルタル3との間にタイル5がかしめられて固定される。これにより、タイル張り付けモルタル3に対してタイル5を確実に固定することができる。
実施の形態3
ここでは、建物の下地コンクリートに、外壁仕上げ材として形成された外壁仕上げモルタルが、下地コンクリートに対して浮いている場合の補修工法について説明する。
まず、外壁仕上げモルタルをテストハンマー等で打診することによって、図24に示すように、外壁仕上げモルタル25と下地コンクリート1との間に隙間が生じ、外壁仕上げモルタル25が、下地コンクリート1に対して浮いている部分(浮き部12)を調査し、その領域を特定する。
次に、図25に示すように、特定された領域内に位置する外壁仕上げモルタル25に対して、電動ドリルを用いて、外壁仕上げモルタル25を貫通して、下地コンクリート1の表面から所定の深さDに達する注入孔13を開口する。このとき、たとえば、1mあたり16個の割合になるように注入孔13を開口する。また、深さDは、20mm以上とされる。次に、図26に示すように、注入孔13の開口端に、座掘り14を形成する。この座掘り14は、タッピングビスの頭部が収容される大きさに形成される。次に、注入孔13の内部等を清掃する。
次に、注入孔13の個数に応じて、必要な量のエポキシ樹脂を用意する。次に、図27に示すように、注入孔13へエポキシ樹脂19を注入する。このとき、注入されたエポキシ樹脂19の一部が、浮き部11の隙間に充填される。
次に、特殊ステンレスのタッピングビス17を用意する。タッピングビス17として、たとえば、皿頭等の頭部が設けられているものが好ましい。次に、そのタッピングビス17の表面に接着材(エポキシ樹脂)を塗布する。
次に、そのタッピングビスを注入孔13に差し込む。次に、図28に示すように、タッピングビス17の頭が外壁仕上げモルタル25の表面よりも低い位置になるまで、電動締め付けドリルを用いて、タッピングビス17を締め付けることにより、タッピングビス17の頭と下地コンクリート1との間に、外壁仕上げモルタル25をかしめて固定する。
次に、タッピングビス17の頭を覆うように、孔埋め材23を形成する。孔埋め材23としては、外壁仕上げモルタル25に対して目立たない色のセンメントまたはパテ等を使用することが好ましい。その後、エポキシ樹脂19を硬化させて、一連の補修作業が完了する。
上述した外壁仕上げ材の補修工法では、すでに説明した外壁仕上げ材の補修工法の場合と同様に、下地コンクリート1に対して外壁仕上げモルタル25が浮いている浮き部12の外壁仕上げモルタル25を固定するのに、ステンレスのタッピングビス17を用いることで、補修費用を大幅に抑えることができる。
また、すでに説明した外壁仕上げ材の補修工法の場合と同様に、タッピングビス17は、下地コンクリート1の表面から20mm以上の深さにわたってねじ込まれ、タッピングビス17の頭と下地コンクリート1との間に外壁仕上げモルタル25がかしめられて固定される。これにより、下地コンクリート1に対して外壁仕上げモルタル25を確実に固定することができる。
なお、上述した外壁仕上げ材の補修工法では、ビスアンカー部材として、タッピングビスを例に挙げたが、これに限られない。また、浮き部の隙間に充填する接着材としてエポキシ樹脂を例に挙げて説明したが、アクリル樹脂、または、ポリマーセメント系の接着材を使用してもよい。
なお、各実施の形態において説明した外壁仕上げ材の補修工法については、必要に応じて種々組み合わせることが可能である。
今回開示された実施の形態は例示であってこれに制限されるものではない。本発明は上記で説明した範囲ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、建物の外壁仕上げ材の補修に有効に利用される。
1 下地コンクリート、3 タイル張り付けモルタル、5 タイル、7 目地、9 範囲、10、11、12 浮き部、13 注入孔、15 空気抜き孔、14 座掘り、16 座掘り、17、18 タッピングビス、19 エポキシ樹脂、20 孔、21 目地セメント、23 孔埋め材、25 外壁仕上げモルタル、31 樹脂注入ノズル、51 孔、53 ステンレスピン、55 アンカーピン。

Claims (8)

  1. 建築物の外壁仕上げ材を補修する外壁仕上げ材の補修工法であって、
    前記外壁仕上げ材を前記建築物の躯体に接着する接着層と前記躯体との間に隙間が生じ、前記外壁仕上げ材が前記躯体から浮いている浮き部を特定する工程と、
    前記浮き部の領域内に位置する前記外壁仕上げ材としてのタイルの目地における第1の位置に、前記目地を貫通するとともに、前記接着層を貫通して、前記躯体の表面から所定の深さに達する孔を形成する工程と、
    前記孔から接着材を注入することにより、前記隙間に前記接着材を充填する工程と、
    前記接着材が充填された後、ビスアンカー部材を前記孔に挿入して締め付けることにより、前記接着層を前記躯体に固定する工程と、
    前記ビスアンカー部材を孔埋め材によって覆う工程と、
    充填された前記接着材を硬化させる工程と
    を備え、
    前記接着層を前記躯体に固定する工程では、
    前記ビスアンカー部材として、一端側に頭部が形成され、前記頭部から他端側の先端部にわたりネジ山が形成されたビスアンカー部材を用い、
    前記接着材が注入された前記孔に、前記ビスアンカー部材を差し込み、前記ネジ山によって、前記接着層および前記躯体を切り込みながら前記ビスアンカー部材を締め付けることにより、前記ネジ山が、前記躯体および前記接着層のそれぞれに食い込む態様で、前記頭部と前記躯体との間に前記接着層がかしめられて、前記接着層が前記躯体に固定される、外壁仕上げ材の補修工法。
  2. 前記孔の開口端に位置する前記目地の部分に座掘りを形成する工程を含む、請求項1記載の外壁仕上げ材の補修工法。
  3. 前記接着材を注入する前に、前記浮き部の前記領域内に位置する前記タイルの前記目地における、前記第1の位置から距離を隔てられた第2の位置に、前記躯体に達する空気抜き孔を形成する工程を含む、請求項1または2に記載の外壁仕上げ材の補修工法。
  4. 前記接着材を注入する前に、
    前記浮き部の前記領域内に位置する前記タイルの前記目地における、前記第1の位置から距離を隔てられた第2の位置に、前記目地を貫通するとともに、前記接着層を貫通して、前記躯体の表面から他の所定の深さに達する他の孔を形成する工程と、
    タッピングビスを前記他の孔に挿入して締め付けることにより、前記接着層を前記躯体に固定する工程と
    を含む、請求項1または2に記載の外壁仕上げ材の補修工法。
  5. 建築物の外壁仕上げ材を補修する外壁仕上げ材の補修工法であって、
    前記外壁仕上げ材を前記建築物の躯体に接着する接着層と前記外壁仕上げ材との間に隙間が生じ、前記外壁仕上げ材が前記接着層から浮いている浮き部を特定する工程と、
    前記浮き部の領域内に位置する前記外壁仕上げ材としてのタイルに、前記タイルを貫通するとともに、前記接着層を貫通して、前記躯体の表面から所定の深さに達する孔を形成する工程と、
    前記孔に座掘りを形成する工程と、
    前記孔から接着材を注入することにより、前記隙間に前記接着材を充填する工程と、
    前記接着材が充填された後、ビスアンカー部材を前記孔に挿入して締め付けることにより、前記タイルを前記接着層に固定する工程と、
    前記ビスアンカー部材を孔埋め材によって覆う工程と、
    充填された前記接着材を硬化させる工程と
    を備え、
    前記接着層を前記躯体に固定する工程では、
    前記ビスアンカー部材として、一端側に頭部が形成され、前記頭部から他端側の先端部にわたりネジ山が形成されたビスアンカー部材を用い、
    前記接着材が注入された前記孔に、前記ビスアンカー部材を差し込み、前記ネジ山によって、前記タイル、前記接着層および前記躯体を切り込みながら前記ビスアンカー部材を締め付けることにより、前記ネジ山が、前記躯体、前記接着層および前記タイルのそれぞれに食い込む態様で、前記頭部と前記躯体との間に前記接着層と前記タイルとがかしめられて、前記接着層が前記タイルとともに前記躯体に固定される、外壁仕上げ材の補修工法。
  6. 前記孔を形成する工程では、前記孔は前記タイルの中央に形成される、請求項5記載の外壁仕上げ材の補修工法。
  7. 建築物の外壁仕上げ材を補修する外壁仕上げ材の補修工法であって、
    前記外壁仕上げ材と前記建築物の躯体との間に隙間が生じ、前記外壁仕上げ材が前記躯体から浮いている浮き部を特定する工程と、
    前記浮き部の領域内に位置する前記外壁仕上げ材としての外壁仕上げモルタルに、前記外壁仕上げモルタルを貫通して、前記躯体の表面から所定の深さに達する孔を形成する工程と、
    前記孔に座掘りを形成する工程と、
    前記孔から接着材を注入することにより、前記隙間に前記接着材を充填する工程と、
    前記接着材が充填された後、ビスアンカー部材を前記孔に挿入して締め付けることにより、前記外壁仕上げモルタルを前記躯体に固定する工程と、
    前記ビスアンカー部材を孔埋め材によって覆う工程と、
    充填された前記接着材を硬化させる工程と
    を備え、
    前記外壁仕上げモルタルを前記躯体に固定する工程では、
    前記ビスアンカー部材として、一端側に頭部が形成され、前記頭部から他端側の先端部にわたりネジ山が形成されたビスアンカー部材を用い、
    前記接着材が注入された前記孔に、前記ビスアンカー部材を差し込み、前記ネジ山によって、前記外壁仕上げモルタルおよび前記躯体を切り込みながら前記ビスアンカー部材を締め付けることにより、前記ネジ山が、前記躯体および前記外壁仕上げモルタルのそれぞれに食い込む態様で、前記頭部と前記躯体との間に前記外壁仕上げモルタルがかしめられて、前記外壁仕上げモルタルが前記躯体に固定される、外壁仕上げ材の補修工法。
  8. 前記孔を形成する工程では、前記所定の深さは20mm以上とされる、請求項1〜7のいずれか1項に記載の外壁仕上げ材の補修工法。
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