JP6147961B2 - 移動局装置、基地局装置、送受信制御方法および集積回路 - Google Patents

移動局装置、基地局装置、送受信制御方法および集積回路 Download PDF

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Description

本発明は、移動局装置、基地局装置、送受信制御方法および集積回路に関する。
標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、OFDM(Orthogonal Frequency-Division Multiplexing)通信方式やリソースブロックと呼ばれる所定の周波数・時間単位の柔軟なスケジューリングの採用によって、高速な通信を実現させたEvolved Universal Terrestrial Radio Access(以降EUTRAと称する)の標準化が行なわれた。
また、3GPPでは、より高速なデータ伝送を実現し、EUTRAに対して上位互換性を持つAdvanced EUTRAの議論を行っている。EUTRAや、Advanced EUTRAでは、高速なデータ通信を実現するだけでなく、移動局装置上で常時動作する複数のアプリケーションによって移動局装置の消費電力が増加するという問題や、該アプリケーションによって消費される無線リソースの利用効率を高めるための議論もまた行われている(非特許文献1)。
3GPP TR 36.822 V0.2.0 (2011-11) LTE RAN Enhancements for Diverse Data Applicationshttp://www.3gpp.org/ftp/Specs/html-info/36822.htm
一般的に、消費電力の削減と無線リソースの利用効率を向上するための仕組みとして、DRX状態(Discontinuous Reception)、すなわち、間欠受信を行う制御が広く知られている。
しかしながら、非特許文献1で示されるように、少量のデータパケットのみを生起するようなアプリケーション(例えば、バックグラウンド通信(バックグランドトラフィック)やインスタントメッセージ通信などが相当する)が移動局装置で常時動作しているようなケースを考えるとき、間欠受信を行うよりもデータパケットの送信完了後に通信を即座に終了する方が消費電力の削減と無線リソースの利用効率の点で優れている場合がある。しかしながら、移動局装置または基地局装置(および上位のネットワーク)が、生起するデータパケットの総量やそのデータパケットの送受信のパターン(送信周期、送信間隔、パケット生起タイミングなど)を予測することは困難である。
上記の課題を鑑みて、本発明の実施形態の目的は、移動局装置と基地局装置との間の送受信制御を効率的に行うことによって、消費電力を削減し、無線リソースの利用効率を向上させる移動局装置、基地局装置、送受信制御方法および集積回路を提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するために以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の実施形態における移動局装置は、基地局装置と通信する移動局装置であって、前記基地局装置から前記移動局装置の通信状態の判断に用いるパラメータを受信し、前記パラメータに基づく状態判定条件を設定し、前記状態判定条件と前記移動局装置の現在の通信状態とを比較し、前記移動局装置の現在の通信状態が前記状態判定条件を満足したと判断したときに、前記状態判定条件を示す状態情報を前記基地局装置に送信することを特徴とする。
また、本発明の実施形態における移動局装置の通信状態は、前記移動局装置の上りリンクチャネルの送信制御または下りリンクチャネルの受信制御に関する状態であることを特徴とする。
また、本発明の実施形態における移動局装置において、前記移動局装置の通信状態の判断に用いるパラメータは、上りリンクデータの送信間隔を示す情報、1回の送受信で必要となるサブフレーム数を示す情報、1サブフレームで送信するパケットサイズの量を示す情報、1サブフレームに必要なリソースブロックサイズを示す情報の一つまたは複数の組み合わせからなることを特徴とする。
また、本発明の実施形態における移動局装置において、前記状態情報は、少なくとも前記状態判定条件を含めることを特徴とする。
また、本発明の実施形態における移動局装置において、前記状態情報は、RRCメッセージに含めて送信されることを特徴とする。
また、本発明の実施形態における移動局装置において、前記状態情報は、MAC制御メッセージに含めて送信されることを特徴とする。
また、本発明の実施形態における移動局装置は、前記移動局装置の現在の通信状態が前記状態判定条件を満足したときに計時が開始されるタイマーが満了したときに、前記状態情報を前記基地局装置に送信することを特徴とする。
また、本発明の実施形態における基地局装置は、移動局装置と通信する基地局装置であって、前記移動局装置の通信状態の判断に用いる状態判定条件を設定するパラメータを前記移動局装置に送信し、前記状態判定条件と前記移動局装置の現在の通信状態との比較結果に基づいて送信される、前記状態判定条件を示す状態情報を前記移動局装置から受信することを特徴とする。
また、本発明の実施形態における基地局装置は、前記状態判定条件を示す状態情報に基づいて前記移動局装置のスケジューリングを行うことを特徴とする。
また、本発明の実施形態における通信システムは、基地局装置と移動局装置とを含む通信システムであって、前記基地局装置は、前記移動局装置の通信状態の判断に用いるパラメータを前記移動局装置に送信し、前記移動局装置は、前記基地局装置から前記パラメータを受信し、前記パラメータに基づく状態判定条件を設定し、前記状態判定条件と前記移動局装置の現在の通信状態とを比較し、前記移動局装置の現在の通信状態が前記状態判定条件を満足したと判断したときに、前記状態判定条件を示す状態情報を前記基地局装置に送信することを特徴とする。
また、本発明の実施形態における通信システムにおいて、前記基地局装置は、前記状態判定条件を示す状態情報に基づいて前記移動局装置のスケジューリングを行うことを特徴とする。
また、本発明の実施形態における移動局装置の送受信制御方法は、前記基地局装置から前記移動局装置の通信状態の判断に用いるパラメータを受信するステップと、前記パラメータに基づく状態判定条件を設定するステップと、前記状態判定条件と前記移動局装置の現在の通信状態とを比較するステップと、前記移動局装置の現在の通信状態が前記状態判定条件を満足したと判断したときに、前記状態判定条件を示す状態情報を前記基地局装置に送信するステップを含むことを特徴とする。
また、本発明の実施形態における移動局装置に搭載される集積回路は、前記基地局装置から前記移動局装置の通信状態の判断に用いるパラメータを受信する機能と、前記パラメータに基づく状態判定条件を設定する機能と、前記状態判定条件と前記移動局装置の現在の通信状態とを比較する機能と、前記移動局装置の現在の通信状態が前記状態判定条件を満足したと判断したときに、前記状態判定条件を示す状態情報を前記基地局装置に送信する機能を発揮させることを特徴とする。
本明細書では、効率的なデータの送受信制御を実現する移動局装置、基地局装置、通信システム、送受信制御方法および集積回路という点において各実施形態を開示するが、各実施形態に対して適用可能な通信方式は、EUTRAまたはAdvanced EUTRAのようにEUTRAと上位互換性のある通信方式に限定されるものではない。
例えば、本明細書で述べられる技術は、符号分割多重アクセス(CDMA)システム、時分割多重アクセス(TDMA)システム、周波数分割多重アクセス(FDMA)システム、直交FDMA(OFDMA)システム、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)システム、およびその他のシステム等の、種々の通信システムにおいて使用され得る。また、本明細書において、システムとネットワークは同義的に使用され得る。
また、移動局装置と基地局装置は、キャリア・アグリゲーションによって複数の異なる周波数バンド(周波数帯)の周波数(コンポーネントキャリア、または周波数帯域)を集約(アグリゲート、aggregate)して一つの周波数(周波数帯域)のように扱う技術を適用してもよい。コンポーネントキャリアには、上りリンクに対応する上りリンクコンポーネントキャリアと、下りリンクに対応する下りリンクコンポーネントキャリアとがある。
例えば、キャリア・アグリゲーションによって周波数帯域幅が20MHzのコンポーネントキャリアを5つ集約した場合、キャリア・アグリゲーションを可能な能力を持つ移動局装置はこれらを一つの100MHzの周波数帯域幅とみなして送受信を行う。なお、集約するコンポーネントキャリアは連続した周波数であっても、全てまたは一部が不連続となる周波数であってもよい。例えば、使用可能な周波数バンドが800MHz帯、2.4GHz帯、3.4GHz帯である場合、あるコンポーネントキャリアが800MHz帯、別のコンポーネントキャリアが2GHz帯、さらに別のコンポーネントキャリアが3.4GHz帯で送信されていてもよい。
また、同一周波数帯の連続または不連続の複数のコンポーネントキャリアを集約することも可能である。各コンポーネントキャリアの周波数帯域幅は移動局装置の受信可能周波数帯域幅(例えば20MHz)よりも狭い周波数帯域幅であっても良く、各々周波数帯域幅が異なっていても良い。周波数帯域幅は、後方互換性を考慮して従来のセルの周波数帯域幅のいずれかと等しいことが望ましい。なお、基地局装置が移動局装置に割り当てる(設定する、追加する)上りリンクコンポーネントキャリアの数は、下りリンクコンポーネントキャリアの数と同じか少ないことが望ましい。
本発明の実施形態によれば、移動局装置と基地局装置との間の送受信制御を効率的に行うことによって、消費電力を削減し、無線リソースの利用効率を向上させる移動局装置、基地局装置、通信システム、送受信制御方法および集積回路を提供することが出来る。
本発明の実施形態における移動局装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における基地局装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態における移動局装置と基地局装置の動作の一例を示すシーケンスチャート図である。 本発明の第1の実施形態におけるパラメータの組み合わせの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における移動局装置の状態判定の処理の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態における移動局装置と基地局装置の動作の一例を示すシーケンスチャート図である。
本発明の各実施形態を説明する前に、本発明の各実施形態に関わる技術について以下に簡単に説明する。
[物理チャネル]
EUTRAおよびAdvanced EUTRAで使用される主な物理チャネル(または物理シグナル)について説明を行なう。チャネルとは信号の送信に用いられる媒体を意味し、物理チャネルとは信号の送信に用いられる物理的な媒体を意味する。物理チャネルは、EUTRA、およびAdvanced EUTRAにおいて、今後追加、または、その構造やフォーマット形式が変更または追加される可能性もあるが、変更または追加された場合でも本発明の各実施形態の説明には影響しない。
EUTRAおよびAdvanced EUTRAでは、物理チャネルのスケジューリングについて無線フレームを用いて管理している。1無線フレームは10msであり、1無線フレームは10サブフレームで構成される。さらに、1サブフレームは2スロットで構成される(すなわち、1スロットは0.5msである)。また、物理チャネルが配置されるスケジューリングの最小単位としてリソースブロックを用いて管理している。リソースブロックとは、周波数軸を複数サブキャリア(例えば12サブキャリア)の集合で構成される一定の周波数領域と、一定の送信時間間隔(1スロット)で構成される領域で定義される。
同期シグナル(Synchronization Signals)は、3種類のプライマリ同期シグナルと、周波数領域で互い違いに配置される31種類の符号から構成されるセカンダリ同期シグナルとで構成され、プライマリ同期シグナルとセカンダリ同期シグナルの信号の組み合わせによって、基地局装置を識別する504通りのセル識別子(物理セルID(Physical Cell Identity; PCI))と、無線同期のためのフレームタイミングが示される。移動局装置は、セルサーチによって受信した同期シグナルのセルIDを特定する。
物理報知情報チャネル(PBCH; Physical Broadcast Channel)は、セル内の移動局装置で共通に用いられる制御パラメータ(報知情報(システム情報);System information)を通知する目的で送信される。物理報知情報チャネルで通知されない報知情報は、物理下りリンク制御チャネルで無線リソースが通知され、物理下りリンク共用チャネルによってレイヤ3メッセージ(システムインフォメーション)で送信される。報知情報として、セル個別の識別子を示すセルグローバル識別子(CGI; Cell Global Identifier)、ページングによる待ち受けエリアを管理するトラッキングエリア識別子(TAI; Tracking Area Identifier)、ランダムアクセス設定情報(送信タイミングタイマーなど)、共通無線リソース設定情報などが通知される。
下りリンクリファレンスシグナルは、その用途によって複数のタイプに分類される。例えば、セル固有RS(Cell-specific reference signals)は、セル毎に所定の電力で送信されるパイロットシグナルであり、所定の規則に基づいて周波数領域および時間領域で周期的に繰り返される下りリンクリファレンスシグナルである。移動局装置は、セル固有RSを受信することでセル毎の受信品質を測定する。また、移動局装置は、セル固有RSと同時に送信される物理下りリンク制御チャネル、または物理下りリンク共用チャネルの復調のための参照用の信号としても下りセル固有RSを使用する。セル固有RSに使用される系列は、セル毎に識別可能な系列が用いられる。
また、下りリンクリファレンスシグナルは下りリンクの伝搬路変動の推定にも用いられる。伝搬路変動の推定に用いられる下りリンクリファレンスシグナルのことをチャネル状態情報リファレンスシグナル(Channel State Information Reference Signals;CSI−RS)と称する。また、移動局装置毎に個別に設定される下りリンクリファレンスシグナルは、UE specific Reference Signals(URS)またはDedicated RS(DRS)と称され、物理下りリンク制御チャネル、または物理下りリンク共用チャネルの復調に用いられる。
物理下りリンク制御チャネル(PDCCH; Physical Downlink Control Channel)は、各サブフレームの先頭からいくつかのOFDMシンボル(例えば1〜4OFDMシンボル)で送信され、移動局装置に対して基地局装置のスケジューリングに従った無線リソース割り当て情報や、送信電力の増減の調整量を指示する目的で使用される。移動局装置は、下りリンクデータや下りリンク制御データであるレイヤ3メッセージ(ページング、ハンドオーバーコマンドなど)を送受信する前に自局宛の物理下りリンク制御チャネルを監視(モニタ)し、自局宛の物理下りリンク制御チャネルを受信することで、送信時には上りリンクグラント、受信時には下りリンクグラント(下りリンクアサインメント)と呼ばれる無線リソース割り当て情報を物理下りリンク制御チャネルから取得する必要がある。なお、物理下りリンク制御チャネルは、上述したODFMシンボルで送信される以外に、基地局装置から移動局装置に対して個別(dedicated)に割り当てられるリソースブロックの領域で送信されるように構成することも可能である。
物理上りリンク制御チャネル(PUCCH; Physical Uplink Control Channel)は、物理下りリンク共用チャネルで送信されたデータの受信確認応答(ACK/NACK;Acknowledgement/Negative Acknowledgement)や下りリンクの伝搬路(チャネル状態)情報(CSI;Channel State Information)、上りリンクの無線リソース割り当て要求(無線リソース要求)であるスケジューリングリクエスト(SR;Scheduling Request)を行なうために使用される。CSIは、CQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)、PTI(Precoding Type Indicator)、RI(Rank Indicator)を含む。各Indicatorは、Indicationと表記される場合もあるが、その用途と意味は同じである。
物理下りリンク共用チャネル(PDSCH; Physical Downlink Shared Channel)は、下りリンクデータの他、ページングや物理報知情報チャネルで通知されない報知情報(システムインフォメーション)をレイヤ3メッセージとして移動局装置に通知するためにも使用される。物理下りリンク共用チャネルの無線リソース割り当て情報は、物理下りリンク制御チャネルで示される。物理下りリンク共用チャネルは物理下りリンク制御チャネルが送信されるOFDMシンボル以外のOFDMシンボルに配置されて送信される。すなわち、物理下りリンク共用チャネルと物理下りリンク制御チャネルは1サブフレーム内で時分割多重されている。
物理上りリンク共用チャネル(PUSCH; Physical Uplink Shared Channel)は、主に上りリンクデータと上りリンク制御データを送信し、下りリンクの受信品質やACK/NACKなどの制御データを含めることも可能である。また、上りリンクデータの他、上りリンク制御情報をレイヤ3メッセージとして基地局装置に通知するためにも使用される。また、下りリンクと同様に物理上りリンク共用チャネルの無線リソース割り当て情報は、物理下りリンク制御チャネルで示される。
上りリンクリファレンスシグナル(上りリンク参照信号;Uplink Reference Signal、上りリンクパイロット信号、上りリンクパイロットチャネルとも呼称する)は、基地局装置が、物理上りリンク制御チャネルPUCCHおよび/または物理上りリンク共用チャネルPUSCHを復調するために使用する復調参照信号(DMRS;Demodulation Reference Signal)と、基地局装置が、主に、上りリンクのチャネル状態を推定するために使用するサウンディング参照信号(SRS;Sounding Reference Signal)が含まれる。また、サウンディング参照信号には、周期的サウンディング参照信号(Periodic SRS)と非周期的サウンディング参照信号(Aperiodic SRS)とがある。
物理ランダムアクセスチャネル(PRACH; Physical Random Access Channel)は、プリアンブル系列を通知するために使用されるチャネルであり、ガードタイムを有する。プリアンブル系列は、64種類のシーケンスを用意して6ビットの情報を表現するように構成されている。物理ランダムアクセスチャネルは、移動局装置の基地局装置へのアクセス手段として用いられる。移動局装置は、物理上りリンク制御チャネル未設定時の無線リソース要求や、上りリンク送信タイミングを基地局装置の受信タイミングウィンドウに合わせるために必要な送信タイミング調整情報(タイミングアドバンス(Timing Advance;TA)とも呼ばれる)を基地局装置に要求するために物理ランダムアクセスチャネルを用いる。
具体的には、移動局装置は、基地局装置より設定された物理ランダムアクセスチャネル用の無線リソースを用いてプリアンブル系列を送信する。送信タイミング調整情報を受信した移動局装置は、報知情報によって共通的に設定される(またはレイヤ3メッセージで個別に設定される)送信タイミング調整情報の有効時間を計時する送信タイミングタイマーを設定し、送信タイミングタイマーの有効時間中(計時中)は送信タイミング調整状態、有効期間外(停止中)は送信タイミング非調整状態(送信タイミング未調整状態)として上りリンクの状態を管理する。レイヤ3メッセージは、移動局装置と基地局装置のRRC(無線リソース制御)層でやり取りされる制御平面(Control−plane)のメッセージであり、RRCシグナリングまたはRRCメッセージと同義の意味で使用される。なお、それ以外の物理チャネルは、本発明の各実施形態に関わらないため詳細な説明は省略する。
[無線ネットワーク]
基地局装置によって制御される各周波数の通信可能範囲はセルとしてみなされる。このとき、各周波数がカバーするエリア(セル)はそれぞれ異なる広さ、異なる形状であっても良い。また、カバーするエリアが周波数毎に異なっていてもよい。移動局装置は、セルの中で動作し、あるセルから別のセルへ移動するときは、非無線接続時(非通信中)はセル再選択手順、無線接続時(通信中)はハンドオーバー手順によって別の好適なセルへ移動する。好適なセルとは、一般的に移動局装置のアクセスが禁止されておらず、下りの受信品質が最良のセルのことを示す。
なお、キャリア・アグリゲーションは、複数のコンポーネントキャリア(周波数帯域)を用いた複数のセルによる通信であり、セル・アグリゲーションとも称される。なお、移動局装置は、周波数毎にリレー局装置(またはリピーター)を介して基地局装置と無線接続されても良い。すなわち、本発明の各実施形態の基地局装置は、リレー局装置に置き換えることが出来る。
3GPPが規定する第3世代の基地局装置はノードB(NodeB)と称され、EUTRAおよびAdvanced EUTRAにおける基地局装置はイーノードB(eNodeB)と称される。なお、3GPPが規定する第3世代の移動局装置はユーイー(UE;User Equipment)と称される。基地局装置は移動局装置が通信可能なエリアであるセルを管理し、セルは移動局装置と通信可能なエリアの大きさに応じてマクロセルやフェムトセルやピコセル、ナノセルとも称される。また、移動局装置がある基地局装置と通信可能であるとき、その基地局装置のセルのうち、移動局装置との通信に使用しているセルは在圏セル(Serving cell)であり、その他のセルは周辺セル(Neighboring cell)と称される。
以上の事項を考慮しつつ、以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本発明の実施形態の説明において、本発明の実施形態に関連した公知の機能や構成についての具体的な説明が、本発明の実施形態の要旨を不明瞭にすると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について以下に説明する。本実施形態は、移動局装置1の送受信制御方法に関し、特に、移動局装置1が通信中の状態(state)を判断し、該状態の判断に基づく送受信制御方法について示す。
図1は、本発明の第1の実施形態による移動局装置1の一例を示すブロック図である。本移動局装置1は、受信部101、復調部102、復号部103、測定処理部104、制御部105、ランダムアクセス制御部106、符号部107、変調部108、送信部109、測定イベント管理部110、上位レイヤ111から構成される。上位レイヤ111と測定イベント管理部110は、無線リソース制御を執り行うRRC(Radio Resource Control)層の特定の機能を実現するブロックである。また、ランダムアクセス制御部106は、データリンク層を管理するMAC(Medium Access Control)層の特定の機能を実現するブロックである。
なお、移動局装置1は、複数の周波数(周波数帯、周波数帯域幅)をサポートするために受信系のブロック(受信部101、復調部102、復号部103)、および送信系のブロック(符号部107、変調部108、送信部109)を複数備えてもよい。
受信に関し、上位レイヤ111より制御部105へ移動局装置制御情報が入力され、受信に関する制御情報である受信制御情報が、受信部101、復調部102、復号部103へ適切に入力される。移動局装置制御情報は、受信制御情報と送信制御情報によって構成される移動局装置1の無線通信制御に必要な情報であり、基地局装置2から個別に送信される無線接続リソース設定、セル固有の報知情報、またはシステムパラメータにより設定され、上位レイヤ111が必要に応じて制御部105へ入力する。また、受信制御情報は、受信周波数帯域の情報の他に、各チャネルに関する受信タイミング、多重方法、無線リソース配置情報などの情報が含まれている。また、制御部105は、移動局装置1の測定結果が、所定の状態を満たしたかどうかの測定イベント判定に用いる測定イベント情報を測定イベント管理部に入力する。測定イベント情報は、異なる複数の種別の測定イベントを含めることができる。測定イベント情報は、セル毎、または周波数毎に異なる測定イベントが基地局装置2から設定されてもよい。
受信信号は、受信部101において受信される。受信部101は、受信制御情報で指定された周波数帯域で信号を受信する。受信された信号は、復調部102へと入力される。復調部102は、受信信号の復調を行い、復号部103へと信号を入力して下りリンクデータと下りリンク制御データとを正しく復号し、復号された各データを上位レイヤ111へと入力する。各データは測定処理部104にも入力される。
測定処理部104は、セル(コンポーネントキャリア)毎の下りリンクリファレンスシグナルの受信品質(SIR、SINR、RSRP、RSRQ、RSSI、パスロスなど)の測定や、物理下りリンク制御チャネルまたは物理下りリンク共用チャネルの受信誤り率の測定結果に基づいて測定結果情報を生成し、測定結果情報を測定イベント管理部110へと出力する。測定イベント管理部110は、測定結果情報を設定された測定イベントの成否を判定するパラメータの一つとして用いる。
また、送信に関し、上位レイヤ111より制御部105へ各ブロックを制御するための制御パラメータである移動局装置制御情報が入力され、送信に関する制御情報である送信制御情報が、ランダムアクセス制御部106、符号部107、変調部108、送信部109へ適切に入力される。送信制御情報は、送信信号の上りリンクスケジューリング情報として、符号化情報、変調情報、送信周波数帯域の情報、各チャネルに関する送信タイミング、多重方法、無線リソース配置情報などの情報が含まれている。
上位レイヤ111からランダムアクセス制御部106にランダムアクセス設定情報が入力される。ランダムアクセス設定情報には、プリアンブル情報や物理ランダムアクセスチャネル送信用の無線リソース情報(電力調整パラメータや、プリアンブル再送回数など)などが含まれる。また、上位レイヤ111は、上りリンク送信タイミングの調整に用いる送信タイミング調整情報と送信タイミングタイマーを管理し、セル毎(またはセルグループ毎、TAグループ毎)に上りリンク送信タイミングの状態(送信タイミング調整状態または送信タイミング非調整状態)を管理する。送信タイミング調整情報と送信タイミングタイマーは、上りリンク制御データとして上位レイヤ111から符号部107へ入力される。
複数の上りリンク送信タイミングの状態を管理する必要がある場合、上位レイヤ111は、複数のそれぞれのセル(またはセルグループ、TAグループ)の上りリンク送信タイミングに対応する送信タイミング調整情報を管理する。
符号部107には、上位レイヤ111より上りリンクデータと上りリンク制御データが入力されるほか、ランダムアクセス制御部106から、物理ランダムアクセスチャネルの送信に関するパラメータを示すランダムアクセスデータ情報が入力される。符号部107は、ランダムアクセスデータ情報に基づき物理ランダムアクセスチャネルで送信されるプリアンブル系列を生成する。また、符号部107は送信制御情報に従い、各データを適切に符号化し、変調部108に出力する。
変調部108は、符号部107からの出力を変調する。送信部109は、変調部108の出力を周波数領域にマッピングすると共に、周波数領域の信号を時間領域の信号へ変換し、既定の周波数の搬送波にのせて電力増幅を行う。送信部109は、また、上位レイヤ111より入力されたセル毎(またセルグループ毎、TAグループ毎)の送信タイミング調整情報に従って上りリンク送信タイミングを調整する。上りリンク制御データが配置される物理上りリンク共用チャネルは、ユーザデータの他に、例えばレイヤ3メッセージ(無線リソース制御メッセージ;RRCメッセージ)を含めることも可能である。
上りリンクデータの生起と共に、上りリンクデータに関する情報である上りリンクデータ情報が測定イベント管理部110に入力される。上りリンクデータ情報とは、上りリンクデータの送信バッファの量や、QoS(Quality Of Service)、送信データの総量などである。測定イベント管理部110は、上りリンクデータ情報を設定された測定イベントの成否を判定するパラメータの一つとして用いる。測定イベント管理部110は、設定された測定イベントが一つまたは複数成立したとき(すなわち、設定された測定イベント条件を満たした場合)、成立した測定イベントの内容を表す測定イベント結果を上位レイヤ111に通知する。また、測定イベント管理部110は、一度成立した測定イベントが成立しなくなったとき(すなわち、設定された測定イベント条件を満たさなくなった場合)、非成立となった測定イベントの内容を表す測定イベント結果を上位レイヤ111に通知してもよい。
図1において、その他の移動局装置1の構成要素は本実施形態に特に強い関係がないため省略してあるが、移動局装置1として動作するために必要なその他の機能を有する複数のブロックを構成要素として持つことは明らかである。
図2は、本発明の第1の実施形態による基地局装置2の一例を示すブロック図である。本基地局装置は、受信部201、復調部202、復号部203、制御部204、符号部205、変調部206、送信部207、上位レイヤ208、ネットワーク信号送受信部209から構成される。なお、基地局装置2は、複数の周波数(周波数帯、周波数帯域幅)をサポートするために受信系のブロック(受信部201、復調部202、復号部203)、および送信系のブロック(符号部205、変調部206、送信部207)を複数備えてもよい。
上位レイヤ208は、下りリンクデータと下りリンク制御データを符号部205へ入力する。符号部205は、入力されたデータを符号化し、変調部206へ入力する。変調部206は、符号化した信号の変調を行なう。また、変調部206から出力される信号は送信部207に入力される。送信部207は、入力された信号を周波数領域にマッピングした後、周波数領域の信号を時間領域の信号へ変換し、既定の周波数の搬送波にのせて電力増幅を行い送信する。下りリンク制御データが配置される物理下りリンク共用チャネルは、典型的にはレイヤ3メッセージ(RRCメッセージ)を構成する。
また、受信部201は、移動局装置1から受信した信号をベースバンドのデジタル信号に変換する。移動局装置1に対して異なる複数の送信タイミングのセルを設定している場合、受信部201はセル毎(またセルグループ毎、TAグループ毎)に異なるタイミングで信号を受信する。受信部201で変換されたデジタル信号は、復調部202へ入力されて復調される。復調部202で復調された信号は続いて復号部203へ入力されて復号され、正しく復号された上りリンク制御データや上りリンクデータを上位レイヤ208へと出力する。これら各ブロックの制御に必要な基地局装置制御情報は、受信制御情報と送信制御情報によって構成される基地局装置2の無線通信制御に必要な情報であり、上位のネットワーク装置(MMEやゲートウェイ装置、OAM)やシステムパラメータにより設定され、上位レイヤ208が必要に応じて制御部204へ入力する。
制御部204は、送信に関連する基地局装置制御情報を、送信制御情報として符号部205、変調部206、送信部207の各ブロックに、受信に関連する基地局装置制御情報を、受信制御情報として受信部201、復調部202、復号部203の各ブロックに適切に入力する。基地局装置2のRRCは、上位レイヤ208の一部として存在する。
一方、ネットワーク信号送受信部209は、基地局装置2間あるいは上位のネットワーク装置と基地局装置2との間の制御メッセージ、またはユーザデータの送信(転送)または受信を行なう。図2において、その他の基地局装置2の構成要素は本実施形態に特に強い関係がないため省略してあるが、基地局装置2として動作するために必要なその他の機能を有する複数のブロックを構成要素として持つことは明らかである。
図3は、本実施形態における移動局装置1と基地局装置2との間における、送受信制御に関連する情報のやり取りについて示したシーケンスチャート図である。
移動局装置1は、基地局装置2から送信されている物理報知情報チャネルを受信し、物理報知情報チャネルの情報に基づいて好適なセルを選択している。好適なセルとは、一般的に受信品質が良好であり、該移動局装置に対するアクセス制限が設けられていないセルのことを示す。好適なセルにキャンプした移動局装置1は、上りリンク送信データの生起によって基地局装置2へ任意のデータ(アプリケーションによるユーザデータや、ハンドオーバーなどに関係する制御データなど)を送信する必要がある時にRRC無線接続状態(コネクティッド状態、または単に接続状態とも称する)に遷移する。RRC無線非接続状態(アイドル状態とも称する)から通信中の状態であるRRC無線接続状態にRRCの状態を遷移するために、移動局装置1はランダムアクセス手順を実行する。
図3の移動局装置1と基地局装置2は、ランダムアクセス手順を実行し、少なくとも一つのセルを介して無線接続されている状態から開始される。
以下の説明において、一つまたは複数のパラメータで定められる移動局装置1の送受信の状態(通信状態、トラフィック状態)、すなわち一つまたは複数のパラメータで定められる上りリンクチャネルの送信制御または下りリンクチャネルの受信制御に関する設定のことを、所定の状態(第1の通信状態)と略して説明を行う。また、以下の説明において、現在の移動局装置1の送受信の状態(通信状態、トラフィック状態)、すなわち現在移動局装置1に設定されている上りリンクチャネルの送信制御または下りリンクチャネルの受信制御に関する設定のことを、現在の状態(第2の通信状態)と略して説明を行う。また、移動局装置1に設定される所定の条件のことを状態判定条件とも称する。
基地局装置2は、移動局装置1に対し、RRC無線接続再設定メッセージを送信する(ステップS101)。RRC無線接続再設定メッセージはRRCメッセージ(レイヤ3メッセージ)で送信されることが望ましい。基地局装置2は、RRC無線接続再設定メッセージに、移動局装置1における自局の状態監視を開始させ、所定の状態となったか否かを移動局装置1に判定(判断、検出)させるために必要なパラメータを設定して移動局装置1に送信する。基地局装置2は、移動局装置1が所定の状態を判定可能であるか否かについて、移動局装置1から送信される移動局装置能力メッセージ(UE Capability)に設定される移動局装置能力情報から判断してもよい(図示せず)。
移動局装置1に所定の状態となったか否かを判定(判断、検出)するために必要なパラメータとは、例えば、上りリンクデータの送信間隔(DRX間隔でもよい)、1回の送受信で必要となるサブフレーム数、1サブフレームで送信するパケットサイズ(ビットサイズ、プロトコルデータユニットサイズ)の量、1サブフレームに必要なリソースブロックサイズ、などである。設定されるパラメータは、移動局装置1の状態を規定するパラメータであれば、上述したパラメータに制限されない。例えば、平均および/または最大上りリンクバッファ量、ある時間内における再送回数、平均および/または最大上りリンクスループット、平均および/または最大下りリンクスループット、平均および/または最大上りリンクパケット量(パケットサイズ)、平均および/または最大下りリンクパケット量(パケットサイズ)、平均および/または最大送信電力といった情報の一部またはすべてが設定されていてもよい。基地局装置2から複数の所定の状態が示されるようにパラメータが設定される場合は、各パラメータのセットを示すインデックス情報がまた設定されてもよい。上りリンクデータの送信間隔は、移動局装置1が前回送信した上りリンクデータのタイミングから、移動局装置1が次に送信した上りリンクデータのタイミングまでの送信時間の間隔を示す閾値であってもよい。1回の送受信で必要なサブフレーム数は、1回の送受信で必要なサブフレーム数の上限を示す閾値であってもよい。1サブフレームで送信するパケットサイズの量は、1サブフレームで送信されたパケットサイズの上限を示す閾値であってもよい。
基地局装置2は、各パラメータに対して具体的な数値を設定してもよいし、状態の判定に用いるパラメータのみを設定してもよい。状態の判定に用いるパラメータのみが設定される場合、移動局装置1は、所定の状態を自律的に決定する。なお、RRC無線接続再設定メッセージで所定の状態を示す各パラメータが削除された場合、移動局装置1は、自局の状態監視を停止し、所定の状態となったか否かの判定を停止すると共に、それまで収集していた関連する情報を全て破棄してもよい。あるいは、移動局装置1は、RRC無線接続再設定メッセージで所定の状態を示す各パラメータが削除された場合、それまで収集していた関連する情報を所定の時間内(例えば1時間)は保持しておき、所定の時間が経過した後に全て破棄してもよい。
なお、基地局装置2は、RRC無線接続再設定メッセージの代わりに報知情報を用いて所定の状態を示す各パラメータを移動局装置1に設定してもよい。また、基地局装置2は、報知情報を用いて設定された所定の状態を示す各パラメータを、RRC無線接続再設定メッセージを用いて更新してもよい。報知情報を用いて設定された場合、所定の状態となったか否かの判定は、移動局装置1がRRC無線非接続状態(アイドル状態)からRRC無線接続状態(コネクティッド状態)となった時に移動局装置1によって自動的に開始される。
基地局装置2からRRC無線接続再設定メッセージを受信した移動局装置1は、状態判定条件設定処理において受信したパラメータを設定する(ステップS102)。移動局装置1は、基地局装置2が各パラメータに対して具体的な数値を設定しているときには、図4のようなテーブルを受信したパラメータから作成することができる。図4は、基地局装置2から移動局装置1に対して、DRX間隔、1サブフレームで送信するパケットサイズの量、1サブフレームに必要なリソースブロックサイズが通知された場合を示しているが、このパラメータの組み合わせに限定されるわけではない。また、移動局装置1が報知情報やシステムパラメータに基づいて図4のようなテーブルを管理している場合、基地局装置2は、RRC無線接続再設定メッセージに使用するパラメータのセットを指定するインデックス(インデックス情報)のみを含めて送信してもよい。移動局装置1は、状態判定条件設定処理において、受信したパラメータ、またはインデックスで指定されたパラメータに関する情報(測定結果など)を移動局装置1内の各ブロックから収集するように制御を開始する。移動局装置1における、関連する情報の収集は測定イベント管理部110で実施される。
ステップS102でパラメータの設定が完了した移動局装置1は、RRC無線接続再設定手順の完了を示すRRC無線接続再設定完了メッセージを生成し、基地局装置2へ送信する(ステップS103)。移動局装置1は、このとき、RRC無線接続再設定メッセージで設定されたパラメータのうち、状態の判定に使用するパラメータを選択し、選択したパラメータを示す情報をRRC無線接続再設定完了メッセージに設定して基地局装置2へ通知してもよい。
続いて、移動局装置1は状態判定処理(ステップS104)を開始する。移動局装置1は、状態判定処理において、現在の移動局装置1の送受信の状態が所定の状態となったか否かの判定を行う。すなわち、基地局装置2から設定された一つまたは複数のパラメータで示される移動局装置1の送受信の状態(通信状態、トラフィック状態)に対して、現在の移動局装置1の送受信の状態(通信状態、トラフィック状態)を当てはめることが可能か否かの判定を行う。
なお、所定の状態となったという意味は、移動局装置1が実際に上述したパラメータの組み合わせを満足する送受信の状態となったという意味として解釈されてもよいし、実際の上りリンクのデータ送信は受信したパラメータの組み合わせを満足していないが、移動局装置1において上述したパラメータの組み合わせによって制御される送受信の状態への変更が可能であると判定したという意味として解釈されてもよい。移動局装置1における、所定の状態となったか否かの判定は測定イベント管理部110で実施される。
図5は、移動局装置1における状態判定処理(ステップS104)の詳細について示したフローチャート図である。移動局装置1は、ステップS201で移動局装置状態検出を行う。移動局装置状態検出とは、基地局装置2から設定された所定の状態を示すパラメータに関する情報を収集し、収集した情報から移動局装置の現在の状態を判定(判断、検出)することを示す。例えば、基地局装置2が所定の状態を示すパラメータとして、上りリンクデータの送信間隔(DRX間隔)を設定したとき、送信されるデータが生起される時間情報が収集される。また、基地局装置2が所定の状態を示すパラメータとして、1サブフレームで送信するパケットサイズの量を設定したとき、1サブフレームで送信されたデータ量の情報が収集される。また、基地局装置2が所定の状態を示すパラメータとして、1サブフレームに必要なリソースブロックサイズを設定したとき、送信に用いたリソースブロックサイズの情報が収集される。
そして、移動局装置1は、ステップS201において、収集した情報を組み合わせることによって移動局装置1の現在の状態を推定する。そして、推定した現在の状態が、基地局装置2から設定されたパラメータの組み合わせに基づく所定の状態を満たすか否かについて判定する(ステップS202)。ステップS202において、ステップS201で推定した移動局装置の現在の状態が所定の状態(状態判定条件)を満たすと判定された場合(ステップS202でYes)、状態判定処理を終了し、図3における状態情報設定処理(ステップS105)を実施する。一方、ステップS201で推定した移動局装置の現在の状態が所定の状態(状態判定条件)を満たさないと判定された場合(ステップS202でNo)、移動局装置状態検出ステップS201へと戻り、同様の処理を繰り返す。
ここで、設定されたパラメータの組み合わせに基づく所定の状態としては、移動局装置1および基地局装置2において無線リソースを効率的に利用するために、通信状態に対応する適切な送受信制御が設定されている状態であることが望ましい。無線リソースを効率的に利用するための送受信制御とは、例えば、バックグラウンド通信のような少量のデータパケットが一定の頻度で送信されるような通信の場合、送受信処理を連続したサブフレームで毎回実施させるような送受信制御の設定ではなく、データパケットが生起するタイミングのサブフレームでのみ間欠的に送受信を行うように移動局装置1に対して送受信制御を設定することである。このように、移動局装置1は、移動局装置1で送受信されるデータの送受信タイミングや一度に送受信されるデータ量などが所定の状態となったことを判定することによって、現在動作しているアプリケーションや通信形態(通信データ種別、トラフィックタイプ)に対応した効率的な送受信制御が実施可能であることを基地局装置2に対して通知することができる。
例えば、設定されたパラメータが、DRX間隔:128ms(ミリ秒)、1サブフレームで送信するパケットサイズ:100バイトであるとする。このとき、移動局装置1から送信された上りリンク送信データの間隔が128ms間隔よりも長く、1サブフレームで送信されたパケットサイズが100バイトよりも小さければ、移動局装置1は所定の状態を満足していると判定する。なお、所定の状態となってからの状態持続時間を計時するためのタイマーが設定されていてもよい。上記の例で、更にタイマーを用いる場合、移動局装置1から送信される上りリンク送信データの間隔が128ms間隔よりも長く、1サブフレームで送信されるパケットサイズが100バイトよりも小さいという状態が、タイマーが計時されている時間の全てで持続されたときに、移動局装置1は所定の状態を満足していると判定する。移動局装置1は、タイマーが満了する前に所定の状態を満たさなくなったときはタイマーを停止する。また、移動局装置1は、タイマーが計時されていないとき(停止しているとき)に、一度または数回所定の状態を満たしたときは、タイマーの計時を開始する。
状態判定処理(ステップS104)で所定の状態となったと判定(判断、検出)された場合(すなわち、図5において状態判定条件を満たすと判定された場合)、移動局装置1は、続いて状態情報設定処理(ステップS105)を実施する。状態情報設定処理とは、移動局装置1の送受信の状態が、パラメータで設定された状態(所定の状態)となったことを基地局装置2へ通知するための情報を生成する処理のことである。
移動局装置1は、状態情報設定処理として、所定の状態を示す1ビットの情報を生成する。または、移動局装置1は、状態情報設定処理として、複数設定された所定の状態の一つを示すインデックスを生成する。または、移動局装置1は、状態情報設定処理として、所定の状態を示すために必要な複数のパラメータを設定する。または、移動局装置1は、状態情報設定処理として、複数設定された所定の状態を一つ示すインデックスと差分情報を設定する。または、移動局装置1は、状態情報設定処理として、最適なDRX間隔(DRX間隔候補)を示す情報を設定する。
所定の状態を示す1ビットの情報は、移動局装置1に設定されるパラメータに基づいて判断される状態が一つだけしか存在しない場合に好適な情報である。また、複数設定された所定の状態の一つを示すインデックスは、移動局装置1に設定されるパラメータに基づいて判断される状態が複数存在するとき(図4参照)に好適な情報である。また、所定の状態を示すために必要な複数のパラメータは、移動局装置1が自律的に所定の状態を判断したときに好適な情報である。また、複数設定された所定の状態を一つ示すインデックスと差分情報は、移動局装置1に設定されるパラメータに基づいて判断される状態が複数存在するときであって、そのうちの一部の状態を満足した場合に好適である。また、最適なDRX間隔を示す情報は、移動局装置1にDRX間隔に関するパラメータが設定されているときであって、現在の状態に適したDRX間隔が存在する場合に好適である。なお、最適なDRX間隔を示す情報は、実際のDRX間隔を示す数値であっても、基地局装置2の設定値に対する降順(または昇順)のインデックス(インデックス情報)であっても、現在のDRX間隔よりも長い(または短い)DRX間隔を示す1ビットの情報であってもよい。
移動局装置1は、生成した情報(状態情報)を状態情報通知メッセージに設定し、基地局装置2へ送信する(ステップS106)。状態情報通知メッセージは、レイヤ3メッセージまたはレイヤ2メッセージを用いて送信されることが望ましいが、レイヤ1メッセージで送信されてもよい。レイヤ2メッセージとは、レイヤ2の構成タスクで解釈されるメッセージであり、物理層(レイヤ1)でデコードされた後にレイヤ2で認識される制御コマンドである。なお、EUTRAならびにAdvanced EUTRAにおけるL2メッセージは、MAC層で解釈される制御コマンド(MAC制御要素:MAC Control Element、MAC制御メッセージ)によって通知される。
状態情報通知メッセージを受信した基地局装置2は、移動局装置1の現在の状態が、所定の状態であること、または、所定の状態への変更が許容可能な状態であることを知ることができる。そして、基地局装置2は、通知された状態情報通知メッセージの内容を考慮した効率的なスケジューリングを移動局装置1に対して行う。より具体的には、移動局装置1から通知された状態情報通知メッセージで示される所定の状態において効率的にデータが送受信可能なようにスケジューリングを行う。
例えば、通知された所定の状態がDRX間隔に関する情報を含んでいる場合、所定の状態に基づいた適切なDRX間隔の設定が該移動局装置1に設定される。例えば、通知された所定の状態が1サブフレームに必要なリソースブロック数に関する情報を含んでいる場合、所定の状態に基づいて制限されたリソースブロックが該移動局装置1に設定される。
ここまで、基地局装置2から移動局装置1に対して所定の状態を示すパラメータ(パラメータのみ、またはパラメータと数値)が設定されるケースを示したが、システムで事前に所定の状態が一つまたは複数設定されている場合や、移動局装置1が全ての状態を判断するような場合は、基地局装置2からのパラメータ設定は不要である。以下では、このようなケースについて説明する。
このとき、基地局装置2は、RRC無線接続再設定メッセージに、所定の状態を示すパラメータではなく、所定の状態を満たしたか否かの判断を移動局装置1に開始させるための情報を設定し、移動局装置1に通知する。例えば、この情報は測定設定(mesurement configuration)に設定される。また、基地局装置2は、所定の状態を満たしたか否かの判断を移動局装置1に開始させるための情報を削除することによって、所定の状態を満たしたか否かの判断の停止を移動局装置1に通知する。移動局装置1は、自局の現在の状態がシステムにおいて事前に設定されている所定の状態を満足しているかどうかについて判断を行う。または、移動局装置1が独自の判断基準に基づいて、自局の現在の状態が所定の状態を満足しているか否かを自律的に判断する。移動局装置1における、所定の状態となったか否かの判定は測定イベント管理部110で実施される。そして、所定の状態を満足していると判定した場合、状態情報通知メッセージを基地局装置2へ送信する。状態情報通知メッセージに設定される情報は、状態情報設定処理(ステップS105)のいずれかと同じで良い。
図3における各制御メッセージは、新規のメッセージを用意する以外に、EUTRAで既存のRRCメッセージを再利用しても良い。例えば、RRC無線接続再設定メッセージはRRC Connection Reconfigurationメッセージ、RRC無線接続再設定完了メッセージはRRC Connection Reconfiguration Completeメッセージ、状態情報通知は、Measurement reportメッセージにそれぞれ必要なパラメータを追加して再利用してもよい。
なお、第1の実施形態において、移動局装置1は、所定の条件を満たしたときに初めて基地局装置2へ状態情報通知メッセージを送信しているが、周期タイマー(Periodic Timer)を設定し、タイマーが満了したときに状態情報通知メッセージを基地局装置2へ周期的に送信するように構成されていてもよい。周期タイマーは、基地局装置2から個別に設定されてよいし、システムで一意に決まっていてもよいし、報知情報から取得してもよい。また、所定の条件ごと、あるいは所定の条件のグループごとに周期タイマーが設定されていてもよい。すなわち、基地局装置2は、移動局装置1に対して複数の周期タイマーを設定してもよい。
このように、第1の実施形態によれば、移動局装置1と基地局装置2は、移動局装置1の現在の状態が所定の状態であるか否かを判断することによって、効率的で低消費電力を実現する送受信制御を行うことが可能となる。
本実施形態の移動局装置1は、基地局装置2から自移動局装置の状態の監視が指示された場合、設定された所定の状態を構成するパラメータの組み合わせに基づいて、自移動局装置の通信の状態が所定の状態を満足するか否かを判断することができる。また、移動局装置1は、所定の状態を形成するパラメータの組み合わせに基づいて、所定の状態を満足したことを基地局装置2へ通知することができる。また、移動局装置1は、満足した所定の状態を示す情報を基地局装置へ通知することができる。
また、本実施形態の基地局装置2は、移動局装置1に対して所定の状態を構成するパラメータの組み合わせに用いるパラメータを設定し、移動局装置1の状態の監視を開始させることができる。そして、移動局装置1の通信の状態が所定の状態を満足するか否かを判断させることができる。また、基地局装置2は、移動局装置1から所定の状態を満足したことを示す情報を受信することによって、受信した情報が示す所定の状態において、消費電力の少ない効率的な送受信が可能なスケジューリングを移動局装置1に対して行うことができる。
このように、移動局装置1は基地局装置2へ無線リソースを効率的に利用可能な所定の状態を満足したことを通知し、基地局装置2は、移動局装置1に対して所定の状態に基づく効率的なスケジューリングが可能となるため、移動局装置1と基地局装置2の消費電力が削減され、無線リソースの利用効率が向上する。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について以下に説明する。第1の実施形態では、移動局装置1が通信中に所定の状態を満たしたことを示す情報を基地局装置2に通知する例について開示したが、本実施形態では、移動局装置1が通信中ではなく、通信の開始時に所定の状態を満たす可能性があることを示す情報を基地局装置2に通知する例について開示する。本実施形態に用いる移動局装置1と基地局装置2の構成は、それぞれ図1と図2と同じ構成で良いため説明を省略する。
図6は、本実施形態に係る移動局装置1と基地局装置2における送受信制御に関連する情報のやり取りについて示したシーケンスチャート図である。本シーケンスチャート図の移動局装置1は、基地局装置2にキャンプしている状態(アイドル状態)から動作を開始する。
アイドル状態の移動局装置1は、キャンプした基地局装置2のセルから報知情報を取得する(ステップS301)。報知情報には、移動局装置1がRRC無線接続状態(コネクティッド状態)に遷移する際に、移動局装置1がこれから開始する通信の状態を基地局装置2へ通知するか否かを示す情報が設定されている。すなわち、移動局装置1の通信状態の通知が必要または不要を示す情報が報知情報に設定される。この情報は移動局装置1の種別ごとに複数設定されていてもよい。例えば、通常の移動局装置1とマシンタイプ通信に対応する移動局装置1とで別に指定されていてもよい。
ここで、第2の実施形態における通信の状態とは、第1の実施形態と異なる意味を持つことに注意する。第2の実施形態における通信の状態とは、移動局装置1と基地局装置2との間で実際に行われている通信の状態ではなく、トラフィックの種別(アプリケーションの種別)やデータ送信完了までの予想時間、QoSなどといった、OS(オペレーティングシステム)やアプリケーション層、ネットワーク層において提供される情報を管理する上位層(以降、これらをまとめてNAS(Non Access Stratum)レイヤと称する)の情報に基づいて判定(判断、検出)される。すなわち、第2の実施形態における通信の状態とは、送信開始時にNASレイヤより指示される情報のことである。以下、このNASレイヤから指示される情報のことをNASレイヤ情報と称して説明する。
例えば、NASレイヤは、通信の状態として、今回の通信が接続状態を優先的に維持する必要があることを示す。または、NASレイヤは、通信の状態として、今回の通信が接続状態を優先的に維持する必要がないことを示す。または、NASレイヤは、通信の状態として、今回の通信が前回の接続状態と同じトラフィックであることを示す。または、NASレイヤは、通信の状態として、今回の通信がLongDRX状態を許容できる通信であることを示す。または、NASレイヤは、通信の状態として、今回の通信が制限された無線リソース割り当てが可能であることを示す。または、NASレイヤは、通信の状態として、今回の通信におけるトラフィックタイプを示す。または、NASレイヤは、通信の状態として、通信の状態に対して最適なDRX間隔(DRX間隔候補)を示す。または、NASレイヤは、通信の状態として、今回の通信における通信の予測継続時間を示す。または、NASレイヤは、通信の状態として、今回の通信における通信の予測継続時間が前回の通信と同じであること示す。または、NASレイヤは、通信の状態として、今回の通信における送受信が間欠的であるか継続的(連続的)であるかを示す。または、NASレイヤは、通信の状態として、今回の通信における送受信に対し、間欠的な無線リソースの割り当てが好ましいことを示す。または、NASレイヤは、通信の状態として、今回の通信における送受信に対し、継続的な無線リソースの割り当てが好ましいことを示す。または、NASレイヤは、通信の状態として、今回の通信における接続状態の維持が必要な保障時間を示す。
ステップS301において、移動局装置1は、キャンプしたセルの報知情報にNASレイヤ情報の通知をサポートすること示す情報が含まれていた場合、該情報を移動局装置1のNASレイヤへと提供する。そして、移動局装置1は、ステップS302で、NASレイヤから指示された情報(NASレイヤ情報)に基づいて状態判定処理を実施する。状態判定処理とは、NASレイヤ情報を基地局装置2へ通知するか否かを判定する処理である。移動局装置1は、ステップS303で、NASレイヤ情報を基地局装置2へ通知すると判定したとき、RRC無線接続要求メッセージに該NASレイヤ情報を設定し、基地局装置2へ送信する(ステップS304)。NASレイヤ情報は、RRC無線接続要求メッセージの送信理由のパラメータとして設定されてもよいし、追加の情報として設定されてもよい。追加の情報として設定される場合、1つのメッセージに複数のNASレイヤ情報が設定されてもよい。一方、移動局装置1は、ステップS303で、NASレイヤ情報を基地局装置2へ通知する必要がないと判定したときはそのまま処理を終了する。例えば、移動局装置1は、基地局装置2の報知情報で示される情報に基づいて、該基地局装置2のセルがNASレイヤ情報の通知をサポートしないと判定したとき、NASレイヤ情報を基地局装置2へ通知する必要がないと判定する。
また、移動局装置1は、RRC無線接続要求メッセージではなく、RRC無線接続要求メッセージに対応して基地局装置2から送信される、RRC無線接続設定メッセージの応答メッセージ(すなわち、RRC無線接続設定完了メッセージ)にNASレイヤ情報を設定してもよい。また、移動局装置1は、ランダムアクセスチャネルのプリアンブルの一部を予約し、予約したプリアンブルを送信することで、NASレイヤ情報を基地局装置2へ通知するようにしてもよい。このとき、NASレイヤ情報の送信のために予約されるプリアンブルは基地局装置2から報知情報で通知されてもよい。
また、移動局装置1は、NASレイヤ情報を、レイヤ2メッセージ(MAC制御要素)を用いて基地局装置2へ通知するようにしてもよい。また、移動局装置1は、通信の開始時以外のタイミングでNASレイヤ情報が提供されてもよい、すなわち基地局装置2とRRC無線接続状態のときにNASレイヤ情報が提供されてもよい。このとき、移動局装置1は、新規のレイヤ3メッセージ、既存の測定報告メッセージ(Measurement Reportメッセージ)またはレイヤ2メッセージ(MAC制御要素)のいずれかを用いて、提供されたNASレイヤ情報を基地局装置2に対して通知してもよい。
移動局装置1からNASレイヤ情報を受信した基地局装置2は、これから実施される移動局装置1との通信の状態について予測することができる。そして、基地局装置2は、通知されたNASレイヤ情報の内容を考慮した効率的なスケジューリングを移動局装置1に対して行う。より具体的には、移動局装置1から通知されたNASレイヤ情報で示される通信の状態において効率的にデータが送受信可能なようにスケジューリングを行う。
例えば、通知されたNASレイヤ情報が接続状態を優先することを示す情報を含んでいる場合、基地局装置2は、該移動局装置1を可能な限り接続状態に維持するようなスケジューリングを行う。また、通知されたNASレイヤ情報が接続状態を優先しないことを示す情報を含んでいる場合、基地局装置2は、該移動局装置1を優先的にリリースし、アイドル状態へ遷移させるようなスケジューリングを行う。また、通知されたNASレイヤ情報がLongDRXを許容できる通信であることを示す情報を含んでいる場合、基地局装置2は、該移動局装置1を優先的にDRX状態に設定するようなスケジューリングを行う。また、通知されたNASレイヤ情報が通信の状態に対して最適なDRX間隔(DRX間隔候補)を示す情報を含んでいる場合、基地局装置2は、該移動局装置1が示したDRX間隔の値を優先的に設定するようなスケジューリングを行う。
図6における各制御メッセージは、新規のメッセージを用意する以外に、EUTRAで既存のRRCメッセージを再利用しても良い。例えば、報知情報は、System Informationメッセージ、RRC無線接続要求メッセージはRRC Connection Requestメッセージ、RRC無線接続設定メッセージはRRC Connection Setupメッセージ、RRC無線接続設定完了メッセージはRRC Connection Setup Completeメッセージにそれぞれ必要なパラメータを追加して再利用してもよい。
このように、第2の実施形態によれば、移動局装置1と基地局装置2は、NASレイヤ情報に基づいて通信の状態を判定することができるため、効率的で低消費電力を実現する送受信制御を行うことが可能となる。
本実施形態の移動局装置1は、NASレイヤより指示される情報を基地局装置2へ送信するか否かを報知情報に基づいて判定することできる。また、移動局装置1は、NASレイヤより指示される情報に基づいて、自移動局装置の通信の状態を基地局装置2へ通知することができる。
また、本実施形態の基地局装置2は、NASレイヤより指示される情報を基地局装置2へ送信するか否かについて報知情報を用いて移動局装置1に設定することができる。また、基地局装置2は、移動局装置1から受信したNASレイヤより指示される情報が示す状態において、消費電力の少ない効率的な送受信が可能なスケジューリングを移動局装置1に対して行うことができる。
このように、移動局装置1は基地局装置2がスケジューリングの判断に用いるためのNASレイヤより指示される情報を通知し、基地局装置2は、移動局装置1に対してNASレイヤより指示される情報に基づく効率的なスケジューリングが可能となるため、移動局装置1と基地局装置2の消費電力が削減され、無線リソースの利用効率が向上する。
なお、以上説明した実施形態は単なる例示に過ぎず、様々な変形例、置換例を用いて実現することができる。例えば、本上りリンク送信方式は、FDD(周波数分割復信)方式とTDD(時分割復信)方式のどちらの通信システムに対しても適用可能である。また、下りリンクの測定値は、パスロスや、それ以外の測定値(SIR、SINR、RSRP、RSRQ、RSSI、BLER)を代わり用いても良いし、これらの測定値の複数を組み合わせて使用することも可能である。また、実施形態で示される各パラメータの名称は、説明の便宜上呼称しているものであって、実際に適用されるパラメータ名称と本願のパラメータ名称とが異なっていても、本願が主張する発明の趣旨に影響するものではない。
また、移動局装置1とは、移動する端末に限らず、固定端末に移動局装置1の機能を実装することなどにより本発明の実施形態を実現しても良い。移動局装置は、ユーザ端末、端末装置、通信端末、移動機、UE(User Equipment)、MS(Mobile Station)とも称される。基地局装置は、無線基地局装置、基地局、無線基地局、固定局、NB(Node−B)、eNB(evolved Node−B)BTS(Base Transceiver Station)、BS(Base Station)とも称される。
また、説明の便宜上、実施形態の移動局装置1および基地局装置2を機能的なブロック図を用いて説明したが、移動局装置1および基地局装置2の各部の機能またはこれらの機能の一部を実現するための方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、またはこれら2つを組み合わせたものによって、直接的に具体化され得る。もしソフトウェアによって実装されるのであれば、その機能は、コンピュータ読み取り可能な媒体上の一つ以上の命令またはコードとして保持され、または伝達され得る。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータプログラムをある場所から別の場所への持ち運びを助ける媒体を含むコミュニケーションメディアやコンピュータ記録メディアの両方を含む。
そして、一つ以上の命令またはコードをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録された一つ以上の命令またはコードをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより移動局装置1や基地局装置2の制御を行なっても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
本発明の各実施形態に記載の動作をプログラムで実現してもよい。本発明の各実施形態に関わる移動局装置1および基地局装置2で動作するプログラムは、本発明の各実施形態に関わる上記実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAMに蓄積され、その後、各種ROMやHDDに格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。また、プログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の各実施形態の機能が実現される場合もある。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、半導体媒体(例えば、RAM、不揮発性メモリカード等)、光記録媒体(例えば、DVD、MO、MD、CD、BD等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるディスクユニット等の記憶装置のことをいう。さらに、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、上記各実施形態に用いた移動局装置1および基地局装置2の各機能ブロック、または諸特徴は、本明細書で述べられた機能を実行するように設計された汎用用途プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイシグナル(FPGA)、またはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア部品、またはこれらを組み合わせたものによって、実装または実行され得る。汎用用途プロセッサは、マイクロプロセッサであっても良いが、代わりにプロセッサは従来型のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであっても良い。
プロセッサはまた、コンピューティングデバイスを組み合わせたものとして実装されても良い。例えば、DSPとマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと接続された一つ以上のマイクロプロセッサ、またはその他のそのような構成を組み合わせたものである。
以上、この発明の実施形態について特定の具体例に基づいて詳述してきたが、本発明の各実施形態の趣旨ならびに特許請求の範囲は、これら特定の具体例に限定されないことは明らかである。すなわち、本明細書の記載は例示説明を目的としたものであり、本発明の各実施形態に対して何ら制限を加えるものではない。
1…移動局装置
2…基地局装置
101、201…受信部
102、202…復調部
103、203…復号部
104…測定処理部
105、204…制御部
106…ランダムアクセス制御部
107、205…符号部
108、206…変調部
109、207…送信部
110…測定イベント管理部
111、208…上位レイヤ
209…ネットワーク信号送受信部

Claims (8)

  1. 基地局装置と通信する移動局装置であって、
    前記基地局装置に対して、前記移動局装置の消費電力に関する状態の通知が可能か否かを示す能力情報を送信し、
    前記基地局装置から前記移動局装置に消費電力に関する状態監視を設定するパラメータを受信し、前記パラメータに情報が設定された場合には、前記移動局装置の現在の設定に基づいて前記消費電力に関する状態を判断し、前記消費電力に関する状態の判断結果を示す状態情報を前記基地局装置に送信することを特徴とする移動局装置。
  2. 前記基地局装置から前記パラメータを受信し、前記パラメータから情報が削除された場合には、前記状態情報を前記基地局装置に送信しないことを特徴とする請求項1に記載の移動局装置。
  3. 前記パラメータに、タイマーが設定された場合には、前記タイマーが満了するまでは、
    前記状態情報を前記基地局装置に送信しないことを特徴とする請求項1に記載の移動局装置。
  4. 前記パラメータに、タイマーが設定された場合には、前記タイマーが満了するまでは、前記状態情報を前記基地局装置に送信せず、
    前記パラメータから、情報が削除された場合には、前記状態情報を前記基地局装置に送信しないことを特徴とする請求項1に記載の移動局装置。
  5. 前記状態情報は、
    RRCメッセージに含めて送信されることを特徴とする請求項1に記載の移動局装置。
  6. 移動局装置と通信する基地局装置であって、
    前記移動局装置から、前記移動局装置の消費電力に関する状態の通知が可能か否かを示す能力情報を受信し、
    前記移動局装置に消費電力に関する状態監視を設定するパラメータに情報を設定し、前記パラメータを前記移動局装置に送信することによって、前記移動局装置から送信される、前記移動局装置の現在の設定に基づいて前記移動局装置で判断される前記消費電力に関する状態の判断結果を示す状態情報を受信することを特徴とする基地局装置。
  7. 基地局装置と通信する移動局装置の送受信制御方法であって、
    前記基地局装置に対し、前記移動局装置の消費電力に関する状態の通知が可能か否かを示す能力情報を送信するステップと、
    前記基地局装置から前記移動局装置に消費電力に関する状態監視を設定するパラメータを受信するステップと、
    前記パラメータに情報が設定された場合には、前記移動局装置の現在の設定に基づいて前記消費電力に関する状態を判断するステップと、
    前記消費電力に関する状態の判断結果示す状態情報を前記基地局装置に送信するステップと、を含むことを特徴とする送受信制御方法。
  8. 基地局装置と通信する移動局装置に搭載される集積回路であって、
    前記基地局装置に対し、前記移動局装置の消費電力に関する状態の通知が可能か否かを示す能力情報を送信する機能と、
    前記基地局装置から前記移動局装置に消費電力に関する状態監視を設定するパラメータを受信する機能と、
    前記パラメータに情報が設定された場合には、前記移動局装置の現在の設定に基づいて前記消費電力に関する状態を判断する機能と、
    前記消費電力に関する状態の判断結果示す状態情報を前記基地局装置に送信する機能と、を備えることを特徴とする集積回路。
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