JP6147881B1 - 芝刈機 - Google Patents

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Abstract

【課題】刈り芝をハウジング内で旋回させ且つ刈り芝収納体へ搬送するための旋回風を、カッタブレードの回転速度を変えることなく、芝刈り作業の作業状況に合わせて、効率よく発生させる。【解決手段】芝刈機10は、回転軸41とカッタブレード14とフラップ52とアクチュエータ60と伝達機構70とを備える。前記回転軸は、下方が開放されたハウジング11の上下方向に延びて下端部が前記ハウジング内に位置しており、中空軸によって構成される。前記カッタブレードは、前記回転軸に対し直交した水平線46に沿って延びている。前記フラップは、前記水平線に沿ってフラップ角θrを変更可能に、前記カッタブレードの少なくとも一部に有している。前記アクチュエータは、前記フラップの前記フラップ角を制御する出力を発する。前記伝達機構は、前記中空軸の内部に収納されており、前記アクチュエータの前記出力を前記フラップに伝達する。【選択図】図3

Description

本発明は、ハウジング内に収納されたカッタブレードによって芝草を刈る、ロータリ式芝刈機の技術に関する。
ロータリ式芝刈機は、下方が開放されているハウジング内に収納されたカッタブレードを、芝草に沿って回転させることにより、芝草を刈るものである。このような芝刈機の技術としては、例えば特許文献1が知られている。
特許文献1で知られている芝刈機は、下方が開放されたハウジングと、このハウジング内に位置してハウジングの上下方向に延びた回転軸と、この回転軸を回転中心として回転可能にハウジング内に収納された細長いカッタブレードとを含む。このカッタブレードは、長手方向の両端部に、回転方向の前縁に形成された刃と、回転方向の後縁に形成されたエアリフト部とを有する。このエアリフト部は、カッタブレードが回転したときに、上昇気流と空気の旋回流とを発生させる。芝地に生えている芝草を、上昇気流により立たせて、カッタブレードにより効率よく刈ることができる。カッタブレードによって刈られた芝草(刈り芝)は、エアリフト部によって発生した上昇気流と空気の旋回流とにより、ハウジング内を上昇且つ旋回した後に、刈り芝収納体へ搬送される。
カッタブレードの回転速度を上げることによって、芝刈り性能と刈り芝収納体への搬送性能とを、高めることができる。しかし、カッタブレードの回転に伴って、芝刈機には騒音が発生する。カッタブレードの回転速度が高速になるほど、騒音は増大する傾向になる。このため、カッタブレードの回転速度を変えることなく、芝刈り作業の作業状況に合わせて、旋回風を効率よく発生させることが求められている。
特開2002−315418号公報
本発明は、刈り芝をハウジング内で旋回させ且つ刈り芝収納体へ搬送するための旋回風を、カッタブレードの回転速度を変えることなく、芝刈り作業の作業状況に合わせて、効率よく発生させる技術を提供することを課題とする。
本発明によれば、芝刈機は、下方が開放されたハウジングと、このハウジングの上下方向に延びて下端部が前記ハウジング内に位置した回転軸と、この回転軸に設けられて前記ハウジング内に収納されたカッタブレードとを含む。このカッタブレードは、前記回転軸に対し直交した(略直交を含む)水平線に沿って延びている。この芝刈機は、前記水平線に沿ってフラップ角を変更可能に、前記カッタブレードの少なくとも一部に有したフラップと、このフラップの前記フラップ角を制御する出力を発するアクチュエータと、このアクチュエータの前記出力を前記フラップに伝達する伝達機構とを備えている。
このため、カッタブレードに有しているフラップのフラップ角を、芝刈機の作業状況に応じた最適な角度に、アクチュエータによって適宜設定することができる。従って、芝刈り作業の作業状況に合わせて、フラップにより旋回風を効率よく発生させることができる。カッタブレードによって刈られた芝草(刈り芝)を、旋回風により、ハウジング内で効率よく旋回させ、且つ刈り芝収納体へ効率よく搬送することができる。よって、カッタブレードを駆動するための動力源の、エネルギー消費効率を高めることができる。しかも、カッタブレードの回転速度を変える必要がない。
また、カッタブレードの負荷状態や、ハウジング内の負圧状態に従って、フラップのフラップ角を最適な角度に制御することができる。フラップのフラップ角を制御することにより、ハウジングから刈り芝収納体へ刈り芝を搬送する経路への、刈り芝の詰まり現象を、十分に抑制することができる。
また、カッタブレードを空転させるだけで芝刈り作業を行っていないときなどの、低負荷時には、フラップのフラップ角を小さくすることによって、風切り音などの騒音を低減することができる。しかも、カッタブレードの回転速度に関係なく、騒音抑制性能を高めることができる。
また、刈り芝を、旋回風により飛ばして刈り芝収納体へ収納するときに、フラップのフラップ角を適宜設定することにより、刈り芝の飛距離を調節することができる。この結果、刈り芝を刈り芝収納体に効率よく収納することができる。
さらに、前記回転軸は、中空軸によって構成されている。前記伝達機構は、前記中空軸の内部に収納されている。つまり、回転軸を有効活用して伝達機構を配置した。このため、アクチュエータの出力をフラップに伝達する伝達機構を、中空の回転軸に収納することにより、伝達機構をハウジング内に効率よく且つ省スペースに配置することができる。しかも、伝達機構がハウジング内に露出しないので、伝達機構とハウジングとの間に、刈り芝が詰まる心配はない。さらには、カッタブレードやフラップによって発生した旋回風を、伝達機構によって妨げることなく、ハウジング内に円滑に流すことができる。このため、伝達機構があるにもかかわらず、円滑に流れた旋回風により刈り芝を飛ばして、刈り芝収納体へ効率よく収納することができる。
好ましくは、前記伝達機構は、前記中空軸の中に軸方向へのスライド可能に嵌合された制御軸と、この制御軸のスライド運動を前記フラップのフラップ角を変更する運動に変換可能に、前記中空軸の内部に収納された変換機構とからなる。前記制御軸の下端部は、前記変換機構を介して前記フラップに連結されている。前記アクチュエータの出力軸は、前記制御軸をスライド駆動可能にこの制御軸の上端部に組み合わされている。
このため、アクチュエータによって制御軸をスライド駆動し、変換機構によって、制御軸のスライド運動をフラップのフラップ角を変更する運動に変換することができる。この結果、アクチュエータによってフラップのフラップ角を制御することができる。しかも、伝達機構は、中空軸の中に軸方向へのスライド可能に嵌合された制御軸と、中空軸の内部に収納された変換機構とによって、構成されている。このため、中空の回転軸の内部を有効に活用して、伝達機構を効率よく収納することができる。
好ましくは、前記変換機構は、前記制御軸の下端部から径外方へ延びたピンと、このピンが接触可能なカム面を有したカム部とからなる。このカム部は、前記フラップのスイング中心を基準として回転可能に前記中空軸に支持されるとともに、前記フラップに設けられている。前記カム面は、前記制御軸と共に上下にスライド変位する前記ピンのスライド運動を、前記カム部の回転運動に変換可能なカム溝によって構成されている。
このため、ピンとカム部とからなるカム機構によって、簡単で小型の変換機構を構成することができる。しかも、制御軸のスライド運動をフラップのフラップ角を変更する運動に、素早く変換することができる。
より好ましくは、前記カム溝は、前記フラップのスイング中心を基準とした、略横向きV字状に形成されている。
このため、アクチュエータによって制御軸を駆動するスライド方向を変えることにより、フラップのスイング方向を変更することができる。例えば、フラップのスイング方向を上向きから、下向きに変更することができる。この場合には、回転軸(中空軸)を逆転させることによって、フラップにより上昇気流を発生させることができる。このように、芝刈機の使用条件に従って、フラップのスイング方向と回転軸の回転方向とを適宜組み合わせることができる。
好ましくは、前記アクチュエータは、前記出力軸が前記制御軸の軸方向にスライド可能なリニアアクチュエータによって構成されている。前記出力軸と前記制御軸との間には、転がり軸受が介在している。
このため、制御軸が中空軸と共に回転をするときに、リニアアクチュエータの出力軸と制御軸との間に発生する摩擦抵抗を、極力低減することができる。従って、制御軸が高速回転をしている状態であっても、リニアアクチュエータによって制御軸を迅速に且つ確実にスライド駆動することができる。カッタブレードを回転中であっても、フラップのフラップ角を、芝刈機の作業状況に応じた最適な角度に迅速に且つ確実に設定することができる。
好ましくは、芝刈機は、前記カッタブレードの下方に位置した下部カッタブレードを、更に有する。この下部カッタブレードは、前記中空軸に固定された固定ブレードによって構成されている。
フラップを備えているカッタブレードが回転すると、フラップによって上昇気流を発生させることができる。この上昇気流の大きさは、フラップのフラップ角の大きさに従う。カッタブレードの下方には、上昇気流による負圧が発生する。この負圧の大きさに従って、地面に生えている芝草の立つ程度が変化する。この場合に、芝草の刈り高さを極力一定に維持するためには、カッタブレードを備えたハウジングの高さを微調整することが、より好ましい。
これに対し、カッタブレードの下方には、下部カッタブレードが位置している。この下部カッタブレードは、フラップを備えていない固定ブレードによって構成されている。このため、下部カッタブレードの下方に、上昇気流によって発生する負圧の大きさは、概ね一定である。地面に生えている芝草の立つ程度は、概ね一定である。芝草の刈り高さを極力一定に維持することができる。
従って、上のカッタブレードのフラップによって、旋回風を効率よく発生させることができるとともに、下部カッタブレードによって芝草の刈り高さを極力一定に維持することができる。ハウジングの高さを微調整するための作業を、減らすことができる。
本発明では、刈り芝をハウジング内で旋回させ且つ刈り芝収納体へ搬送するための旋回風を、カッタブレードの回転速度を変えることなく、芝刈り作業の作業状況に合わせて、効率よく発生させることができる。
本発明による芝刈機の左側面図である。 図1に示される芝刈機の平面図である。 図1に示される駆動源とカッタ機構とカッタブレード周りの断面図である。 図3に示されるカッタ機構とカッタブレード周りの拡大した断面図でる。 図3に示されるカッタブレードと下部カッタブレードの分解した斜視図である。 図5に示されるカッタブレードとフラップと変換機構周りの分解図である。 図6に示されるフラップと変換機構との関係の説明図である。
本発明を実施するための形態を添付図に基づいて以下に説明する。
実施例に係る芝刈機について図面に基づき説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は作業者から見た方向に従い、Frは前側、Rrは後側、Leは左側、Riは右側、CLは機幅中心(機幅中心線)を示す。
図1及び図2に示されるように、芝刈機10は、芝草を刈る歩行型自走式作業機であって、ハウジング11と、このハウジング11の前部に備えた左右の前輪12,12と、このハウジング11の後部に備えた左右の後輪13,13と、このハウジング11の中央の内部に収納された芝刈用のカッタブレード14と、このハウジング11の上部に備えた駆動源15(エンジン15)と、このハウジング11から後方へ延びた操作ハンドル16とからなる。駆動源15は、エンジンを例示して説明する。なお、駆動源15はエンジンに限定されず、例えば電動モータであってもよい。
この芝刈機10は、図2に示されるように平面視において、エンジン15によってカッタブレード14を図時計回り方向へ回転させることにより、芝草を刈り取るとともに、ハウジング11内に矢印Raのような空気の流れ(旋回風の旋回流)を発生させ、この旋回流により、このカッタブレード14によって刈った芝草を、刈り芝搬出通路21を介して刈り芝収納体22に送り込んで収納することができる。以下、このカッタブレード14によって刈られた芝草のことを「刈り芝」という。
図1に示されるように、このハウジング11は、下端面(芝地Grに対向する面)だけが全面的に開放された、いわゆる下方が開放されたハウジングである。このハウジング11は、カッタブレード14によって刈られた芝草を、旋回風によって旋回運動させつつ、刈り芝搬出通路21へ向かわせるためのスクロール部を有した、平面視渦巻状の部材、つまり渦巻ケーシング(spiral case、scroll case)である。このハウジング11の構成は周知である(例えば特許第3771529号公報参照)。
図2に示されるように、刈り芝搬出通路21には、モード切り換えダンパ23が設けられている。このモード切り換えダンパ23は、図示せぬ操作レバーによって操作可能である。操作レバーを操作することによって、(1)モード切り換えダンパ23を開いて、刈り芝を刈り芝収納体22に収納するバギングモードと、(2)モード切り換えダンパ23を閉じて、刈り芝をハウジング11の下方に排出するマルチングモードとに、適宜切換えることができる。
図3に示されるように、このハウジング11は機体の役割を兼ねており、上部にスタンド26を有している。このスタンド26の上端面には、エンジン15が取り付けられている。このエンジン15は、下端から下方の芝地Gr(地面Gr)へ向かってこのハウジング11内まで延びた、出力軸15aを有する。この出力軸15aは、ハウジング11の上に位置して、このハウジング11の上下方向に延びた回転軸である。結果として、この出力軸15aは、水平な芝地Grに対して略垂直になる。
図1及び図3に示されるように、左右の後輪13,13は、走行駆動輪によって構成されている。つまり、エンジン15が発生した動力は、変速機27(油圧式無段変速機27)を介して左右の後輪13,13へ伝達される。油圧式無段変速機27の入力軸27aは、エンジン15の出力軸15aにベルト28によって連結されている。この油圧式無段変速機27は、エンジン15によって駆動される入力軸27aの回転方向に対して、後輪13,13に出力する出力軸27b(車軸27b)の回転方向を正逆転切り替えが可能であるとともに、入力軸27aの回転速度に対して出力軸27bの回転速度を無段階に変速切り替えが可能である。この油圧式無段変速機27の構成は周知である(例えば特開2002−315416号公報参照)。
図3に示されるように、エンジン15が発生した動力は、作業動力伝達系統30によってカッタ機構40に伝えられる。エンジン15からカッタ機構40の回転軸41までの作業動力伝達系統30には、クラッチ31と伝動機構32とが介在している。この伝動機構32は、駆動ギヤ33と従動ギヤ34とからなる。駆動ギヤ33は、エンジン15の出力軸15aにクラッチ31を介して取り付けられている。従動ギヤ34は、回転軸41の上端部41bに取り付けられている。これらのギヤ33,34は、平歯車によって構成されている。クラッチ31がオフ(off)状態のときには、回転軸41はエンジン15の出力軸15aに対して解放されている。クラッチ31がオン(on)状態のときには、回転軸41はエンジン15の出力軸15aに対して連結される。以下、このカッタ機構40とカッタブレード14とについて詳しく説明する。
図4に示されるように、カッタ機構40は、回転軸41と伝達機構70とからなる。この伝達機構70については後述する。回転軸41は、ハウジング11の上下方向に延びており、エンジン15の出力軸15aに対して平行に位置している。この回転軸41は、軸受42,43によって、スタンド26に回転可能に且つ軸方向への移動が規制されて支持されている。この結果、回転軸41は、ハウジング11に回転可能に且つ軸方向への移動が規制されて支持される。
回転軸41は、中空軸によって構成されている。以下、この回転軸41のことを、適宜「中空軸41」と言い換える。回転軸41の下端部41aは、ハウジング11内に位置している。この下端部41aは、回転軸41のなかの他の部位に比べて大径であって、下方を開放した略カップ状に形成されている。この下端部41aのなかの、開放された下端面は、キャップ44によって塞がれている。このキャップ44は、ボルト等の固定部材によって、回転軸41の下端部41aに取り外し可能に取り付けられている。下端部41aの内部とキャップ44とによって、空間部45が形成されている。
図4及び図5に示されるように、カッタブレード14は、回転軸41に設けられてハウジング11内に収納されている。このカッタブレード14は、回転軸41に対し直交した(略直交を含む)水平線46に沿って延びた、平面視略平板状の細長い部材である。カッタブレード14の長手方向の両端部は、このカッタブレード14の回転方向の前縁に形成された一対の刃14a,14aを有している。
さらに、カッタブレード14の長手方向の中央には、環状のハブ51が設けられている。このハブ51は、回転軸41の下端部41aの外周面に嵌合された環状の部材である。このハブ51は、下端部41aにボルト等の固定部材によって、取り外し可能に取り付けられている。このため、カッタブレード14は、回転軸41と共に回転可能である。
図3、図5及び図6に示されるように、このカッタブレード14は、少なくとも一部にフラップ52,52を有している。カッタブレード14に対するフラップ52の範囲は、カッタブレード14の一部のみ、カッタブレード14の先端側の半分、カッタブレード14の全体の、いずれかをも含む。
一例を示すと、カッタブレード14の長手方向の両端部に、それぞれフラップ52,52が設けられる。このフラップ52,52は、カッタブレード14に対して一対の刃14a,14aとは反対側に位置している。カッタブレード14は、フラップ52,52を配置するためのスペースの分だけ、切り欠かれている。
このフラップ52,52は、水平線46に沿ってフラップ角(上下スイング角)を変更可能である。より詳しく述べると、水平線46上には一対のフラップ支持軸53,53が配置されている。この一対のフラップ支持軸53,53は、互いに同心上に位置している。この一対のフラップ支持軸53,53の一端部は、ハブ51を貫通して、回転軸41の下端部41aの空間部45(図4参照)まで延びている。さらに、ハブ51に対して、フラップ支持軸53,53の一端部は、回転可能に支持されるとともに、このフラップ支持軸53,53の軸長手方向への移動を規制されている。
一対のフラップ52,52は、一対のフラップ支持軸53,53に取り付けられている。このため、フラップ52,52は、フラップ支持軸53,53の回転に従い、このフラップ支持軸53,53を中心として上下方向(フラップ52,52の上下面方向)にスイング可能である。つまり、フラップ52,52は、前記水平線46に沿って(カッタブレード14の長手方向に沿って)上下スイング可能な補助ブレードである。以下、フラップ52,52のことを、適宜「補助ブレード52,52」と言い換える。
図3及び図4に示されるように、前記フラップ52,52のフラップ角は、アクチュエータ60が発する出力によって制御される。つまり、アクチュエータ60の出力は、前記伝達機構70によってフラップ52,52に伝達される。この伝達機構70は、中空軸41(回転軸41)の内部に収納されている。この伝達機構70は、制御軸71と変換機構80とからなる。
制御軸71は、中空軸41に対して軸方向へのスライド可能に、且つこの中空軸41に対して相対回転を規制されて、中空軸41の中に嵌合されている。具体的には、制御軸71は、中空軸41に対してスプライン72により、スライド可能に且つ相対回転を規制されている。なお、スプライン72の代わりにセレーションや平行キーの構成でもよい。
アクチュエータ60は、リニアアクチュエータによって構成されている。つまり、アクチュエータ60の出力軸60aは、制御軸71の軸方向にスライド可能である。この出力軸60aと制御軸71とは、中空軸41に対して同心上に位置している。
アクチュエータ60の出力軸60aは、制御軸71をスライド駆動可能に、この制御軸71の上端部71aに組み合わされている。より詳しく述べると、制御軸71の上端には、上を開放した断面円形状の凹部73が形成されている。アクチュエータ60の出力軸60aは、凹部73に嵌合されている。
アクチュエータ60の出力軸60aと制御軸71との間には、2つの転がり軸受74,75が介在している。2つの転がり軸受74,75のなかの、1つはラジアルベアリング74であり、他の1つはスラストベアリング75である。なお、2つの転がり軸受74,75には、ニードルベアリングを含む。出力軸60aの外周面は、ラジアルベアリング73によって凹部73の内周面に回転可能且つスライド可能に支持されている。出力軸60aの下端面は、スラストベアリング75によって凹部73の底面に回転可能に接している。出力軸60aは、下降することにより、スラストベアリング75を介して制御軸71を下方にスライド変位させることができる。
制御軸71の下端部71bは、空間部45の中へ延びて、キャップ44の上面に面している。制御軸71の下端面とキャップ44の上面との間には、圧縮コイルばね76(リターンスプリング76)が介在している。この圧縮コイルばね76は、制御軸71を、アクチュエータ60の出力軸60aの下端面に向かって付勢している。このため、出力軸60aの下端面は、スラストベアリング75を介して凹部73の底面に常に接している。出力軸60aが上昇するに従って、圧縮コイルばね76は、制御軸71を上方にスライド変位させることができる。この結果、制御軸71は、アクチュエータ60の出力軸60aの進退運動に同期して、出力軸60aと同じ方向に上下スライドすることができる。
前記変換機構80は、制御軸71のスライド運動をフラップ52,52のフラップ角を変更する運動、つまりスイング運動に変換可能に、中空軸41の内部(つまり空間部45)に収納されている。つまり、制御軸71の下端部71bは、変換機構80を介してフラップ52,52に連結されている。
図4〜図7に示されるように、この変換機構80は、ピン81と一対のカム部82,82とからなる。ピン81は、制御軸71の下端部71bから径外方の両側へ延びている。例えば、このピン81は、下端部71bを径方向に貫通している。
一対のカム部82,82は、一対のフラップ支持軸53,53の一端部にそれぞれ固定された円盤状の部材である。この一対のカム部82,82は、一対のフラップ支持軸53,53を中心として回転可能に、回転軸41の下端部41aに支持されている。このように、一対のカム部82,82は、フラップ52,52のスイング中心52a(水平線46)を基準として回転可能に中空軸41に支持されるとともに、フラップ支持軸53,53によってフラップ52,52に設けられている。
この一対のカム部82,82は、ピン81が接触可能なカム面83,83を有している。このカム面83,83同士は、互いに向かい合っている。ピン81の先端部は、カム面83,83に接触可能である。これらのカム面83,83は、制御軸71と共に上下に変位するピン81のスライド運動を、カム部82,82の回転運動に変換可能なカム溝によって構成されている。以下、カム面83,83のことを、適宜「カム溝83,83」と言い換える。ピン81の外周面は、カム溝83,83の側面を摺りながら、上下に変位することが可能である。この結果、カム部82は回転する。
図6及び図7(a)に示されるように、このカム溝83は、フラップ52のスイング中心52aを基準とした、略横向きV字状に形成されている。ここで、フラップ52のスイング中心52aは、フラップ支持軸53の中心53aとカム部82の回転中心82aとに合致しているとともに、回転軸41に対し直交した水平線46に沿っている。詳しく述べると、カム溝83は、カム部82の回転中心82a上に位置した溝中心部84と、溝中心部84から上方且つ斜めに延びた上溝部85と、溝中心部84から下方且つ斜めに延びた下溝部86とからなる。溝中心部84と上溝部85と下溝部86とは、連続している。
次に、変換機構80とフラップ52,52との動作関係について、図7(a)〜(d)を参照しつつ説明する。図7(a)は、フラップ52が水平状態(フラップ角θr=0°)のときの、変換機構80とフラップ52の関係を示している。このときに、ピン81は溝中心部84(カム部82の回転中心82a)に位置している。カッタブレード14は、水平状態のフラップ52と共に矢印Rb方向へ回転することによって芝草を刈ることができる。
その後、ピン81が、図6に示される制御軸71と共に下方(矢印Ad方向)へ変位して、カム溝83の下溝部86の側壁を押し下げる。カム部82とフラップ支持軸53が図時計回りに回るので、フラップ52は上方にスイングする。この結果を図7(b)に示す。フラップ52が水平状態から上方にスイングするスイング角θr、つまりフラップ角θrの大きさは、制御軸71の下降変位量に対応する。カッタブレード14が回転することにより、フラップ52は上昇流Rcを発生させる。
その後、ピン81が、図6に示される制御軸71と共に上方(矢印Au方向)へ変位する。ピン81が溝中心部84へ戻るまでは、ピン81は下溝部86内を上方へ変位するだけの、いわゆる空振り状態である。このため、フラップ52のフラップ角θrは変化しない。
その後、図7(c)に示されるように、ピン81が溝中心部84から更に上方(矢印Au方向)へ変位して、上溝部85の側壁を押し上げる。カム部82とフラップ支持軸53が図反時計回りに回るので、フラップ52は下方にスイングする。この結果を図7(d)に示す。フラップ52は水平状態(フラップ角θr=0°)に戻る。
以上の説明をまとめると、次のとおりである。図4、図5及び図7に示されるように、芝刈機10は、水平線46に沿ってフラップ角θr(スイング角θr)を変更可能に、カッタブレード14の少なくとも一部に有したフラップ52,52(補助ブレード52,52)と、このフラップ52,52のフラップ角θrを制御する出力を発するアクチュエータ60と、このアクチュエータ60の出力をフラップ52,52に伝達する伝達機構70とを備えている。
このため、カッタブレード14に有しているフラップ52,52のフラップ角θrを、芝刈機10の作業状況に応じた最適な角度に、アクチュエータ60によって適宜設定することができる。従って、芝刈り作業の作業状況に合わせて、フラップ52,52により旋回風を効率よく発生させることができる。刈り芝を、旋回風によりハウジング11内で効率よく旋回させ、且つ刈り芝収納体22(図2参照)へ効率よく搬送することができる。よって、カッタブレード14を駆動するための動力源15の、エネルギー消費効率を高めることができる。しかも、カッタブレード14の回転速度を変える必要がない。
また、カッタブレード14の負荷状態や、ハウジング11内の負圧状態に従って、フラップ52,52のフラップ角θrを最適な角度に制御することができる。このフラップ角θrを制御することにより、ハウジン11グから刈り芝収納体22へ刈り芝を搬送する経路への、刈り芝の詰まり現象を、十分に抑制することができる。
また、カッタブレード14を空転させるだけで芝刈り作業を行っていないときなどの、低負荷時には、フラップ52,52のフラップ角θrを小さくすることによって、風切り音などの騒音を低減することができる。しかも、カッタブレード14の回転速度に関係なく、騒音抑制性能を高めることができる。
また、旋回風によって刈り芝を飛ばして刈り芝収納体22へ収納するときに、フラップ52,52のフラップ角θrを適宜設定することにより、刈り芝の飛距離を調節することができる。この結果、刈り芝を刈り芝収納体22に効率よく収納することができる。
さらに、図4に示されるように、伝達機構70は、中空軸41の内部に収納されている。つまり、回転軸41を有効活用して伝達機構70を配置した。伝達機構70を中空の回転軸41に収納することにより、伝達機構70をハウジング11内に効率よく且つ省スペースに配置することができる。しかも、伝達機構70がハウジング11内に露出しないので、伝達機構70とハウジング11との間に、刈り芝が詰まる心配はない。さらには、カッタブレード14やフラップ52,52によって発生した旋回風を、伝達機構70によって妨げることなく、ハウジング11内に円滑に流すことができる。このため、伝達機構70があるにもかかわらず、円滑に流れた旋回風により刈り芝を飛ばして、刈り芝収納体22へ効率よく収納することができる。
さらには、図4に示されるように、伝達機構70は制御軸71と変換機構80とからなる。制御軸71の下端部71bは、変換機構80を介してフラップ52,52に連結されている。アクチュエータ60の出力軸60aは、制御軸71をスライド駆動可能にこの制御軸71の上端部71aに組み合わされている。このため、アクチュエータ60によって制御軸71をスライド駆動し、変換機構80によって、制御軸71のスライド運動をフラップ52,52のフラップ角θrを変更する運動に変換することができる。この結果、アクチュエータ60によってフラップ角θrを制御することができる。しかも、伝達機構70は、中空軸41の中に軸方向へのスライド可能に嵌合された制御軸71と、中空軸41の内部に収納された変換機構80とによって、構成されている。このため、中空の回転軸41の内部を有効に活用して、伝達機構70を効率よく収納することができる。
さらには、図4に示されるように、ピン81とカム部82,82とからなるカム機構によって、簡単で小型の変換機構80を構成することができる。しかも、制御軸71のスライド運動をフラップ52,52のフラップ角θrを変更する運動に、素早く変換することができる。
さらには、図4及び図6に示されるように、カム溝83は、フラップ52,52のスイング中心52aを基準とした、略横向きV字状に形成されている。このため、アクチュエータ60によって制御軸71を駆動するスライド方向を変えることにより、フラップ52,52のスイング方向を変更することができる。例えば、フラップ52,52のスイング方向を上向きから、下向きに変更することができる。この場合には、回転軸41を逆転させることによって、フラップ52,52により上昇気流を発生させることができる。このように、芝刈機10の使用条件に従って、フラップ52,52のスイング方向と回転軸41の回転方向とを適宜組み合わせることができる。
さらには、図4に示されるように、リニアアクチュエータ60の出力軸60aと制御軸71との間には、転がり軸受74,75が介在している。このため、制御軸71が中空軸41と共に回転をするときに、リニアアクチュエータ60の出力軸60aと制御軸71との間に発生する摩擦抵抗を、極力低減することができる。従って、制御軸71が高速回転をしている状態であっても、リニアアクチュエータ60によって制御軸71を迅速に且つ確実にスライド駆動することができる。カッタブレード14を回転中であっても、フラップ52,52のフラップ角θrを、芝刈機10の作業状況に応じた最適な角度に迅速に且つ確実に設定することができる。
ところで、図1及び図3に示されるフラップ52,52を備えているカッタブレード14が回転すると、フラップ52,52によって上昇気流を発生させることができる。この上昇気流の大きさは、フラップ52,52のフラップ角θrの大きさに従う。カッタブレード14の下方には、上昇気流による負圧が発生する。この負圧の大きさに従って、芝地Gr(地面Gr)に生えている芝草の立つ程度が変化する。芝草の刈り高さを極力一定に維持するためには、カッタブレード14を備えたハウジング11の高さを微調整することが、より好ましい。
これに対し、図4及び図5に示されるように、カッタブレード14の下方には、下部カッタブレード91が位置している。この下部カッタブレード91は、回転軸41(中空軸41)に固定された固定ブレードによって構成されている。つまり、下部カッタブレード91は、キャップ44にボルト等の固定部材によって、取り外し可能に取り付けられている。このため、下部カッタブレード91は、回転軸41と共に回転可能である。この下部カッタブレード91は、カッタブレード14に概ね沿って延びた、平面視略平板状の細長い部材である。この下部カッタブレード91は、カッタブレード14に対して若干位相がずれて位置してもよい。下部カッタブレード91の長手方向の両端部は、この下部カッタブレード91の回転方向Rbの前縁に形成された一対の刃91a,91aを有している。
このため、下部カッタブレード91の下方に、上昇気流によって発生する負圧の大きさは、概ね一定である。芝地Gr(地面Gr)に生えている芝草の立つ程度は、概ね一定である。芝草の刈り高さを極力一定に維持することができる。
従って、上のカッタブレード14のフラップ52,52によって、旋回風を効率よく発生させることができるとともに、下部カッタブレード91によって芝草の刈り高さを極力一定に維持することができる。
本発明の芝刈機10は、歩行型芝刈機に採用するのに好適である。
10 芝刈機
11 ハウジング
14 カッタブレード
15 駆動源
40 カッタ機構
41 回転軸(中空軸)
41a 下端部
46 回転軸に対し直交した水平線
52 フラップ(補助ブレード)
52a フラップのスイング中心
53 フラップ支持軸
53a フラップ支持軸の中心
60 アクチュエータ
60a 出力軸
70 伝達機構
71 制御軸
71a 上端部
71b 下端部
74 転がり軸受
75 転がり軸受
76 圧縮コイルばね
80 変換機構
81 ピン
82 カム部
82a カム部の回転中心
83 カム面(カム溝)
91 下部カッタブレード
Gr 芝地(地面)
θr フラップのフラップ角(スイング角)

Claims (6)

  1. 下方が開放されたハウジングと、このハウジングの上下方向に延びて下端部が前記ハウジング内に位置した回転軸と、この回転軸に設けられて前記ハウジング内に収納されたカッタブレードとを含み、このカッタブレードは、前記回転軸に対し直交した水平線に沿って延びている芝刈機において、
    前記水平線に沿ってフラップ角を変更可能に、前記カッタブレードの少なくとも一部に有したフラップと、
    このフラップの前記フラップ角を制御する出力を発するアクチュエータと、
    このアクチュエータの前記出力を前記フラップに伝達する伝達機構とを備え、
    前記回転軸は、中空軸によって構成されており、
    前記伝達機構は、前記中空軸の内部に収納されていることを特徴とする芝刈機。
  2. 前記伝達機構は、
    前記中空軸の中に軸方向へのスライド可能に嵌合された制御軸と、
    この制御軸のスライド運動を前記フラップのフラップ角を変更する運動に変換可能に、前記中空軸の内部に収納された変換機構とからなり、
    前記制御軸の下端部は、前記変換機構を介して前記フラップに連結され、
    前記アクチュエータの出力軸は、前記制御軸をスライド駆動可能にこの制御軸の上端部に組み合わされていることを特徴とする請求項1記載の芝刈機。
  3. 前記変換機構は、前記制御軸の下端部から径外方へ延びたピンと、このピンが接触可能なカム面を有したカム部とからなり、
    このカム部は、前記フラップのスイング中心を基準として回転可能に前記中空軸に支持されるとともに、前記フラップに設けられており、
    前記カム面は、前記制御軸と共に上下にスライド変位する前記ピンのスライド運動を、前記カム部の回転運動に変換可能なカム溝によって構成されていることを特徴とする請求項2記載の芝刈機。
  4. 前記カム溝は、前記フラップのスイング中心を基準とした、略横向きV字状に形成されていることを特徴とする請求項3記載の芝刈機。
  5. 前記アクチュエータは、前記出力軸が前記制御軸の軸方向にスライド可能なリニアアクチュエータによって構成され、
    前記出力軸と前記制御軸との間には、転がり軸受が介在していることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項記載の芝刈機。
  6. 前記カッタブレードの下方に位置した下部カッタブレードを、更に有し、
    この下部カッタブレードは、前記中空軸に固定された固定ブレードによって構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の芝刈機。
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