JP6146254B2 - 音声通信装置および音声通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、音声通信装置および音声通信システムに関する。
近年、移動体通信システムは、3GPP(3rd Generation Partnership Project)で規定されるIMS(IP Multimedia Subsystem)の導入に伴い、オールIP(Internet Protocol)化へ移行する段階にある。
今後、IMSサービスをサポートしたLTE(Long Term Evolution)網で音声IP通信を行うVoLTE(Voice over LTE)の導入も予定されている。また、複数のネットワークが利用可能な携帯端末装置において、各サービスが使用するネットワークを個々にかつ動的に変更する技術が知られている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
特開2007−249764号公報
しかしながら、上述した従来技術では、たとえばVoLTEでの音声通信中に、IMSサービスがサポートされていない3G網等のネットワークへのハンドオーバが発生すると、音声通信が回線交換呼に切り替わる。このため、パケット交換呼による音声通信が継続できないという問題がある。
1つの側面では、本発明は、パケット交換呼による音声通信の継続を可能にすることができる音声通信装置および音声通信システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明の一側面によれば、第1移動体通信網において使用可能であり第2移動体通信網において使用不可なパケット交換呼による第1音声通信と、前記第1移動体通信網および前記第2移動体通信網において使用可能なパケット交換呼による第2音声通信と、が可能な音声通信装置が、自装置が前記第1移動体通信網に接続し、他の音声通信装置との間で前記第1音声通信を行っている際に、自装置の前記第2移動体通信網へのハンドオーバの予兆を検出し、前記ハンドオーバの予兆が検出された場合に、前記他の音声通信装置との間の音声通信を前記第2音声通信に切り替える、音声通信装置および音声通信システムが提案される。
本発明の一側面によれば、パケット交換呼による音声通信の継続を可能にすることができるという効果を奏する。
図1Aは、実施の形態1にかかる通信システムの一例を示す図である。 図1Bは、図1Aに示した通信システムにおける信号の流れの一例を示す図である。 図2Aは、実施の形態2にかかる通信システムの動作例1を示す図(その1)である。 図2Bは、実施の形態2にかかる通信システムの動作例1を示す図(その2)である。 図2Cは、実施の形態2にかかる通信システムの動作例1を示す図(その3)である。 図2Dは、実施の形態2にかかる通信システムの動作例1を示す図(その4)である。 図3は、実施の形態2にかかる携帯電話の一例を示す図である。 図4は、IP電話アプリのデータベースの一例を示す図である。 図5は、IP電話アプリ制御同期用のSMSメッセージのフォーマットの一例を示す図である。 図6は、動作例1にかかる第1端末の処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、動作例1にかかる第2端末の処理の一例を示すフローチャートである。 図8Aは、動作例1にかかる通信システムの動作の一例を示すシーケンス図(その1)である。 図8Bは、動作例1にかかる通信システムの動作の一例を示すシーケンス図(その2)である。 図8Cは、動作例1にかかる通信システムの動作の一例を示すシーケンス図(その3)である。 図8Dは、動作例1にかかる通信システムの動作の一例を示すシーケンス図(その4)である。 図8Eは、動作例1にかかる通信システムの動作の一例を示すシーケンス図(その5)である。 図9Aは、実施の形態2にかかる通信システムの動作例2を示す図(その1)である。 図9Bは、実施の形態2にかかる通信システムの動作例2を示す図(その2)である。 図9Cは、実施の形態2にかかる通信システムの動作例2を示す図(その3)である。 図9Dは、実施の形態2にかかる通信システムの動作例2を示す図(その4)である。 図10は、動作例2にかかる第1端末の処理の一例を示すフローチャートである。 図11は、動作例2にかかる第2端末の処理の一例を示すフローチャートである。 図12Aは、動作例2にかかる通信システムの動作の一例を示すシーケンス図(その1)である。 図12Bは、動作例2にかかる通信システムの動作の一例を示すシーケンス図(その2)である。 図12Cは、動作例2にかかる通信システムの動作の一例を示すシーケンス図(その3)である。 図12Dは、動作例2にかかる通信システムの動作の一例を示すシーケンス図(その4)である。 図13Aは、実施の形態2にかかる通信システムの動作例3を示す図(その1)である。 図13Bは、実施の形態2にかかる通信システムの動作例3を示す図(その2)である。 図13Cは、実施の形態2にかかる通信システムの動作例3を示す図(その3)である。 図14Aは、動作例3にかかる通信システムの動作の一例を示すシーケンス図(その1)である。 図14Bは、動作例3にかかる通信システムの動作の一例を示すシーケンス図(その2)である。 図14Cは、動作例3にかかる通信システムの動作の一例を示すシーケンス図(その3)である。 図14Dは、動作例3にかかる通信システムの動作の一例を示すシーケンス図(その4)である。 図15は、携帯電話における設定項目の一例を示す図である。 図16は、携帯電話におけるデータベースへの情報登録の一例を示すシーケンス図である。 図17は、携帯電話のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に図面を参照して、本発明にかかる音声通信装置および音声通信システムの実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
(実施の形態1にかかる通信システム)
図1Aは、実施の形態1にかかる通信システムの一例を示す図である。図1Bは、図1Aに示した通信システムにおける信号の流れの一例を示す図である。図1A,図1Bに示すように、実施の形態1にかかる通信システム100は、第1音声通信装置110と、第2音声通信装置120と、を含む。
第1音声通信装置110は、第1移動体通信網101と、第2移動体通信網102と、に接続可能である。たとえば、第1移動体通信網101はIMSサービスをサポートする通信網であり、第2移動体通信網102はIMSサービスをサポートしていない通信網である。第1音声通信装置110は、第1移動体通信網101または第2移動体通信網102を介して第2音声通信装置120と音声通信(通話)が可能な音声通信装置である。
第1音声通信装置110は、通信部111と、検出部112と、制御部113と、を備える。
通信部111は、第2音声通信装置120との間で、パケット交換呼による第1音声通信および第2音声通信が可能である。通信部111における第1音声通信と第2音声通信との切替は、たとえば制御部113によって制御される。
第1音声通信は、たとえば、VoLTEによる音声通信である。第2音声通信は、たとえば、IP電話アプリを用いた、ピアツーピア(P2P:Peer to Peer)のインターネット電話による音声通信である。また、たとえば、第1音声通信が帯域確保型の音声通信であり、第2音声通信がベストエフォート型の音声通信であってもよい。
検出部112は、第1音声通信装置110(自装置)が第1移動体通信網101に接続し、通信部111が第2音声通信装置120との間で第1音声通信を行っている際に、第1音声通信装置110の第2移動体通信網102へのハンドオーバ103の予兆を検出する。そして、検出部112は、検出結果を制御部113へ出力する。ハンドオーバ103の予兆の検出は、たとえば第1移動体通信網101および第2移動体通信網102における第1音声通信装置110の各無線通信品質に基づいて行うことができる。
制御部113は、検出部112から出力された検出結果に基づいて、第2移動体通信網102へのハンドオーバ103の予兆が検出された場合に、通信部111による第2音声通信装置120との間の音声通信を第1音声通信から第2音声通信に切り替える。
このように、第1音声通信装置110によれば、第2音声通話を行っている際に第2音声通話が使用不可な第2移動体通信網102へのハンドオーバ103の予兆が検出された場合に、音声通話を第1音声通話に切り替えることができる。これにより、第2移動体通信網102へのハンドオーバ103が発生しても、パケット交換呼による音声通信の継続が可能になる。このため、たとえば回線交換呼への切替を抑制することができる。
また、制御部113は、たとえば、第2移動体通信網102へのハンドオーバ103の前に、第2音声通信装置120との間の音声通信を第2音声通信へ切り替える。これにより、SRVCC(Single Radio Voice Call Continuity:単一無線音声通信継続)の機能を有していても、回線交換呼への切替を抑制することができる。
また、制御部113は、第2音声通信装置120との間の音声通信を第2音声通信に切り替えた後に、第1音声通信装置110の第1移動体通信網101へのハンドオーバが発生すると、第2音声通信装置120との間の音声通信を第1音声通信に切り替える。これにより、たとえば帯域確保型である第1音声通信を優先的に使用し、音声通信の品質を向上させることができる。
また、通信部111は、さらに、第2移動体通信網102において使用可能な回線交換呼による第3音声通信が可能であってもよい。また、制御部113は、検出部112によって第2移動体通信網102へのハンドオーバ103の予兆が検出され、第2音声通信装置120との間で第2音声通信が使用できない場合に、第2音声通信装置120との間の音声通信を第3音声通信に切り替えてもよい。これにより、ハンドオーバ先で第2音声通信が使用できない場合にも音声通信を継続することができる。第3音声通信への切替には、たとえばSRVCCを用いることができる。
(実施の形態2)
(実施の形態2にかかる通信システムの動作例1)
図2A〜図2Dは、実施の形態2にかかる通信システムの動作例1を示す図である。図2Aに示すように、実施の形態2にかかる通信システム200は、第1端末211と、第2端末212と、を含む。
第1端末211は、LTE網セル221および3G網セル222に接続可能であり、無線ネットワーク230を介して第2端末212との間で音声通話が可能である。LTE網セル221は、IMSサポート有りのセルである。3G網セル222は、IMSサポート無しのセルである。
たとえば、第1端末211は、LTE網セル221に接続している場合は、第2端末212との間でVoLTEまたはIP電話アプリによる音声通話が可能である。また、第1端末211は、3G網セル222に接続している場合は、第2端末212との間で回線交換呼(CS呼)またはIP電話アプリによる音声通話が可能である。
図1A,図1Bに示した通信システム100は、たとえば通信システム200によって実現することができる。図1A,図1Bに示した第1音声通信装置110は、たとえば第1端末211によって実現することができる。図1A,図1Bに示した第2音声通信装置120は、たとえば第2端末212によって実現することができる。図1A,図1Bに示した第1移動体通信網101は、たとえばLTE網セル221によって実現することができる。図1A,図1Bに示した第2移動体通信網102は、たとえば3G網セル222によって実現することができる。
<LTE網でVoLTEによる通話中>
図2Aに示す例では、第1端末211は、LTE網セル221に接続しており、第2端末212との間でVoLTEにて通話を行っている。また、第1端末211の移動に伴い、第1端末211におけるLTEの電波品質が低下し、3Gの電波品質が向上している。
<IP電話アプリでの接続>
これに対して、第1端末211は、図2Bに示すように、3G網セル222へのハンドオーバの発生可能性(予兆)有りと判断し、VoLTEによる通話は継続しつつ、第2端末212との間でIP電話アプリの接続を行う。IP電話アプリの接続は、たとえばIP電話アプリ制御同期用のSMS(Short Message Service)メッセージを第2端末212へ送信することによって行うことができる。第2端末212は、第1端末211からIP電話アプリ制御同期用のSMSメッセージを受信すると、IP電話アプリ用のPDN(Packet Data Network:パケットデータネットワーク)を確立し、IP電話アプリを起動させて接続待ち状態となった後に、第1端末211へSMSメッセージを送信する。
第1端末211は、第2端末212からのSMSメッセージを受信すると、IP電話アプリ用のPDNを確立し、データベースから第2端末212の電話番号をキーとして切替先IP電話アプリ名とIP電話アプリIDを抽出する。そして、第1端末211は、抽出した切替先IP電話アプリ名に該当するIP電話アプリを起動させて接続待ち状態となった後に、データベースから抽出したIP電話アプリIDを用いて第2端末212とIP電話アプリでの接続を実施する。
これにより、第1端末211と第2端末212の接続は、VoLTEとIP電話アプリの2本となる。ただし、この時点では音声通話はVoLTEで行われ、IP電話アプリは接続のみの状態となる。
<IP電話アプリでの通話へ切り替え>
つぎに、第1端末211は、図2Cに示すように、第2端末212との間のVoLTEによる通話を切断するとともに、第2端末212との間のIP電話アプリによる通話を開始する。これにより、第1端末211と第2端末212の間の通話を、VoLTEからIP電話アプリに切り替えることができる。第1端末211は、VoLTEからIP電話アプリへの切替を、たとえば第2端末212へSMSメッセージを送信することによって行うことができる。
第2端末212は、第1端末211からのSMSメッセージを受信すると、IP電話アプリでの音声通話への切替を実施し、第1端末211へSMSメッセージを送信する。第2端末212からのSMSメッセージを受信した第1端末211は、音声通話をVoLTEからIP電話アプリへ切り替え、VoLTE接続を切断する。これにより、第1端末211と第2端末212の接続はIP電話アプリのみとなる。
<3G網へのハンドオーバ>
第1端末211は、第2端末212との間の接続がIP電話アプリのみの接続となった後、図2Dに示すように、無線ネットワーク230からの3G網へのハンドオーバ指示の受信を契機として、3G網セル222へのハンドオーバを行う。第1端末211は、3G網セル222へ遷移した後も、IP電話アプリでの通話を継続する。
このように、第1端末211のLTE網セル221から3G網セル222へのハンドオーバが発生しても、たとえば回線交換呼による通話へ切り替えずに、パケット交換呼による通話を継続することができる。
(実施の形態2にかかる携帯電話)
図3は、実施の形態2にかかる携帯電話の一例を示す図である。図2A〜図2Dに示した第1端末211および第2端末212は、たとえば図3に示す携帯電話300によって実現することができる。携帯電話300は、アプリケーション制御部310と、システム制御部320と、アンテナ331と、スピーカ332と、マイク333と、を備える。
<アプリケーション制御部>
アプリケーション制御部310は、携帯電話300において実行されるアプリケーションの制御を行う。たとえば、アプリケーション制御部310は、音声通信切替制御部311と、呼制御部312と、IP電話アプリ制御部313と、メッセージ送受信部314と、データベース315と、を備える。
音声通信切替制御部311は、通話音声制御部322における音声通信の切替制御を行う。呼制御部312は、通話音声制御部322における音声通信の呼制御を行う。
IP電話アプリ制御部313は、通話音声制御部322におけるIP電話アプリによる音声通信の制御を行う。たとえば、IP電話アプリ制御部313は、データベース315に登録された各情報に基づいてIP電話アプリによる音声通信の制御を行う。また、IP電話アプリ制御部313は、ユーザからの相手側端末情報の入力により、相手側端末の電話番号およびIP電話アプリIDをデータベース315へ登録する。
メッセージ送受信部314は、システム制御部320のメッセージ送受信部321との間の通信のインターフェースであり、メッセージ送受信部321との間でメッセージの送受信を行う。
データベース315は、IP電話アプリ制御部313からアクセス可能なデータベースであり、IP電話アプリに関する情報を保持する。たとえば、IP電話アプリに関する情報は、たとえば電話番号とIP電話アプリIDとの対応情報などを含む(たとえば図4参照)。VoLTEでは携帯電話番号を用いて発信するのに対し、IP電話アプリではユーザを識別するためのアプリ特有のIDを用いて発信が実施される。
そのため、ユーザが事前に、携帯電話番号と、切替先のIP電話アプリ名として相手側端末にてインストールしているIP電話アプリ名およびIP電話アプリIDと、を対応付けたデータベース315を登録し、ローカルまたはネットワーク上に保持しておく。これにより、相手側端末の携帯電話番号とIP電話アプリ情報との対応付けを実施することができる(たとえば図4,図15,図16参照)。
<システム制御部>
システム制御部320は、他の携帯電話との間の無線通信などのシステム制御を行う。たとえば、システム制御部320は、メッセージ送受信部321と、通話音声制御部322と、ハンドオーバ予測部323と、無線通信処理部324と、を備える。
メッセージ送受信部321は、アプリケーション制御部310のメッセージ送受信部314との間の通信のインターフェースであり、メッセージ送受信部314との間でメッセージの送受信を行う。
通話音声制御部322は、スピーカ332およびマイク333を用いた通話音声の制御を行う。たとえば、通話音声制御部322は、無線通信処理部324によって受信された他の携帯電話からの音声データをスピーカ332から音声出力する。また、通話音声制御部322は、マイク333から音声入力された携帯電話300のユーザの音声データを無線通信処理部324から他の携帯電話へ送信させる。
ハンドオーバ予測部323は、無線通信処理部324から無線電波状況通知にて通知された情報に基づいて電波品質の判定を行い、無線ネットワーク230からのハンドオーバ要求の発生の予測を行う。ハンドオーバ予測部323は、ハンドオーバの発生を予測した場合に、ハンドオーバ発生可能性有り通知をメッセージ送受信部321へ送信する。
無線通信処理部324は、無線ネットワーク230とのインターフェースを有し、他の携帯端末と無線ネットワーク間メッセージの送受信を行う。また、無線通信処理部324は、無線ネットワーク230の電波品質を測定し、測定結果をハンドオーバ予測部323へ通知する。
アプリケーション制御部310およびシステム制御部320の各部の動作については後述する。図1A,図1Bに示した通信部111は、たとえばメッセージ送受信部321、通話音声制御部322、無線通信処理部324、アンテナ331、スピーカ332およびマイク333によって実現することができる。図1A,図1Bに示した検出部112は、たとえばハンドオーバ予測部323によって実現することができる。図1A,図1Bに示した制御部113は、たとえば音声通信切替制御部311、呼制御部312およびメッセージ送受信部314によって実現することができる。
アプリケーション制御部310およびシステム制御部320のそれぞれは、たとえばDSP(Digital Signal Processor)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などのデジタル回路によって実現することができる。また、無線通信処理部324は、変調器、復調器、周波数変換器などを含んでいてもよい。また、通話音声制御部322や無線通信処理部324は、ADC(Analog/Digital Converter:アナログ/デジタル変換器)やDAC(Digital/Analog Converter:デジタル/アナログ変換器)を含んでいてもよい。
(IP電話アプリのデータベース)
図4は、IP電話アプリのデータベースの一例を示す図である。図3に示したデータベース315は、たとえば図4に示す対応情報400を保持している。対応情報400においては「着信側端末」と「切替先IP電話アプリ名」と「IP電話アプリID」とが対応付けられている。「着信側端末」は、IP電話アプリによる通話先の携帯電話の識別情報であり、図4に示す例では電話番号である。
「切替先IP電話アプリ名」は、IP電話アプリによる通話先の携帯電話において使用されるIP電話アプリの名称である。「IP電話アプリID」は、IP電話アプリによる通話先の携帯電話のIP電話アプリにおける識別情報である。
(IP電話アプリ制御同期用のSMSメッセージのフォーマット)
図5は、IP電話アプリ制御同期用のSMSメッセージのフォーマットの一例を示す図である。音声通信切替制御部311は、たとえば図5に示すフォーマット500のSMSメッセージを、呼制御部312を介して他の携帯電話との間で送受信することにより、音声通信の切替制御を行う。
フォーマット500に示すように、IP電話アプリ制御同期用のSMSメッセージは、「SMStype:IPphoneAplicationControl」と「MSGtype」とを含む。「SMStype:IPphoneAplicationControl」は、SMSメッセージがIP電話アプリ制御同期用のSMSメッセージであることを示す情報である。
「MSGtype」は、SMSメッセージの種別を示す情報である。一例としては、「MSGtype」には“0”〜“7”のいずれかの値が設定される。
「MSGtype」の“0”は、IP電話アプリ起動要求を示す。
「MSGtype」の“1”は、IP電話アプリ起動OK応答を示す。
「MSGtype」の“2”は、IP電話アプリでの音声通話へ切替要求を示す。
「MSGtype」の“3”は、IP電話アプリでの音声通話へ切替OK応答を示す。
「MSGtype」の“4”は、VoLTEでの音声通話へ切替要求を示す。
「MSGtype」の“5”は、VoLTEでの音声通話へ切替OK応答を示す。
「MSGtype」の“6”は、IP電話アプリ終了要求を示す。
「MSGtype」の“7”は、IP電話アプリ終了OK応答を示す。
(動作例1にかかる第1端末の処理)
図6は、動作例1にかかる第1端末の処理の一例を示すフローチャートである。第1端末211は、LTE網セル221に接続し、VoLTEで第2端末212と通話中に、たとえば図6に示す各ステップを繰り返し実行する。
まず、第1端末211は、第1端末211の3G網セル222へのハンドオーバ発生予測を実施し(ステップS601)、第1端末211の3G網セル222へのハンドオーバが発生するか否かを判断する(ステップS602)。たとえば、第1端末211は、LTE網セル221における電波品質が閾値を下回り、かつ3G網セル222における電波品質が閾値を上回った場合に、3G網セル222へのハンドオーバが発生すると判断する。
ステップS602において、3G網セル222へのハンドオーバが発生しないと判断した場合(ステップS602:No)は、第1端末211は、一連の処理を終了する。3G網セル222へのハンドオーバが発生すると判断した場合(ステップS602:Yes)は、第1端末211は、IP電話アプリの起動要求を第2端末212へ送信する(ステップS603)。
つぎに、第1端末211は、第2端末212からの応答を受信したか否かを判断し(ステップS604)、第2端末212からの応答を受信するまで待つ(ステップS604:Noのループ)。第2端末212からの応答を受信すると(ステップS604:Yes)、第1端末211は、受信した応答が起動OKの応答であるか否かを判断する(ステップS605)。起動OKの応答でない場合(ステップS605:No)は、第1端末211は、一連の処理を終了する。
ステップS605において、起動OKの応答である場合(ステップS605:Yes)は、第1端末211は、第1端末211でのIP電話アプリ用のPDNを確立する(ステップS606)。
つぎに、第1端末211は、データベース315から第2端末212のIP電話アプリ情報を抽出する(ステップS607)。IP電話アプリ情報は、たとえば図4に示した「切替先IP電話アプリ名」や「IP電話アプリID」である。
つぎに、第1端末211は、第2端末212のIP電話アプリとの接続を確立する(ステップS608)。つぎに、第1端末211は、ステップS607によって抽出したIP電話アプリ情報に基づいて、IP電話アプリでの音声通話への切替要求を第2端末212へ送信する(ステップS609)。
つぎに、第1端末211は、第2端末212からの応答を受信したか否かを判断し(ステップS610)、第2端末212からの応答を受信するまで待つ(ステップS610:Noのループ)。第2端末212からの応答を受信すると(ステップS610:Yes)、第1端末211は、受信した応答が切替OKの応答であるか否かを判断する(ステップS611)。
ステップS611において、切替OKの応答である場合(ステップS611:Yes)は、第1端末211は、第2端末212とのVoLTE通話を切断する(ステップS612)。また、第1端末211は、3G網セル222でIP電話アプリによる通話を開始する(ステップS613)。そして、第1端末211は、一連の処理を終了する。
ステップS611において、切替OKの応答でない場合(ステップS611:No)は、第1端末211は、VoLTEでの音声通話への切替要求を第2端末212へ送信する(ステップS614)。また、第1端末211は、IP電話アプリ終了要求を第2端末212へ送信する(ステップS615)。つぎに、第1端末211は、第1端末211でのIP電話アプリ用のPDNを切断し(ステップS616)、一連の処理を終了する。
(動作例1にかかる第2端末の処理)
図7は、動作例1にかかる第2端末の処理の一例を示すフローチャートである。第2端末212は、LTE網セル221に接続中の第1端末211とVoLTEで通話中に、たとえば図7に示す各ステップを繰り返し実行する。
まず、第2端末212は、IP電話アプリの起動要求を第1端末211から受信したか否かを判断し(ステップS701)、IP電話アプリの起動要求を受信するまで待つ(ステップS701:Noのループ)。IP電話アプリの起動要求を受信すると(ステップS701:Yes)、第2端末212は、第2端末212でのIP電話アプリ用のPDNを確立する(ステップS702)。
つぎに、第2端末212は、IP電話アプリの起動OKの応答を第1端末211へ送信する(ステップS703)。つぎに、第2端末212は、第1端末211のIP電話アプリとの接続を確立する(ステップS704)。
つぎに、第2端末212は、IP電話アプリでの音声通話への切替要求を第1端末211から受信したか否かを判断し(ステップS705)、切替要求を受信するまで待つ(ステップS705:Noのループ)。切替要求を受信すると(ステップS705:Yes)、第2端末212は、第1端末211との間でIP電話アプリでの音声通話への切替を実施する(ステップS706)。つぎに、第2端末212は、IP電話アプリでの音声通話への切替OKの応答を第1端末211へ送信する(ステップS707)。
つぎに、第2端末212は、VoLTEでの音声通話への切替要求を第1端末211から受信したか否かを判断する(ステップS708)。VoLTEでの音声通話への切替要求を受信していない場合(ステップS708:No)は、第2端末212は、第1端末211とのVoLTE通話を切断する(ステップS709)。また、第2端末212は、3G網セル222でIP電話アプリによる通話を開始し(ステップS710)、一連の処理を終了する。
ステップS708において、VoLTEでの音声通話への切替要求を受信した場合(ステップS708:Yes)は、第2端末212は、IP電話アプリからVoLTEへの切替を実施する(ステップS711)。つぎに、第2端末212は、VoLTEでの音声通話への切替OKの応答を第1端末211へ送信する(ステップS712)。
つぎに、第2端末212は、IP電話アプリ終了要求を第1端末211から受信したか否かを判断し(ステップS713)、IP電話アプリ終了要求を受信するまで待つ(ステップS713:Noのループ)。IP電話アプリ終了要求を受信すると(ステップS713:Yes)、第2端末212は、第2端末212でのIP電話アプリ用のPDNを切断する(ステップS714)。つぎに、第2端末212は、IP電話アプリの終了OKの応答を第1端末211へ送信し(ステップS715)、一連の処理を終了する。
(動作例1にかかる通信システムの動作)
図8A〜図8Eは、動作例1にかかる通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。第1端末211および第2端末212を含む通信システム200は、動作例1において、たとえば図8A〜図8Eに示す各ステップのように動作する。
図8A〜図8Eにおいて、第1端末211の各部の符号の末尾にaを付し、第2端末212の各部の符号の末尾にbを付している。たとえば、図8A〜図8Eにおいて、第1端末211のアプリケーション制御部310はアプリケーション制御部310aとし、第2端末212のアプリケーション制御部310はアプリケーション制御部310bとしている。また、図8A〜図8Eに示すIMSサーバ800は、LTE網セル221においてIMSサービスを提供するサーバである。
図8Aに示すように、まず、第1端末211がLTE網セル221に接続しており、第1端末211と第2端末212との間において、LTE網でVoLTE通話中であるとする(ステップS801)。このとき、第1端末211の無線通信処理部324aが、無線電波状況を通知する無線電波状況通知をハンドオーバ予測部323aへ出力する(ステップS802)。
つぎに、ハンドオーバ予測部323aが、ステップS802により出力された無線電波状況通知に基づいて、第1端末211のハンドオーバ発生予測を実施する(ステップS803)。ステップS803において、ハンドオーバ予測部323aは、第1端末211の3G網セル222へのハンドオーバが発生すると予測したとする。
この場合は、第1端末211は、IP電話アプリへの切替を開始する。具体的には、ハンドオーバ予測部323aが、3G網セル222へのハンドオーバ発生可能性があることを通知するハンドオーバ発生可能性有り通知をメッセージ送受信部321aへ出力する(ステップS804)。
つぎに、メッセージ送受信部321aが、ハンドオーバ発生可能性有り通知をメッセージ送受信部314aへ出力する(ステップS805)。つぎに、メッセージ送受信部314aが、ハンドオーバ発生可能性有り通知を音声通信切替制御部311aへ出力する(ステップS806)。
つぎに、音声通信切替制御部311aが、ステップS806により出力されたハンドオーバ発生可能性有り通知に基づいて、IP電話アプリの起動を要求するSMSメッセージを作成する(ステップS807)。ステップS807によって作成されるSMSメッセージは、たとえば図5に示したSMSメッセージ(0:IP電話アプリ起動要求)である。
つぎに、音声通信切替制御部311aが、ステップS807によって作成したSMSメッセージ(0:IP電話アプリ起動要求)を呼制御部312aへ出力する(ステップS808)。つぎに、呼制御部312aが、SMSメッセージ(0:IP電話アプリ起動要求)をメッセージ送受信部314aへ出力する(ステップS809)。
つぎに、メッセージ送受信部314aが、ステップS809により出力されたSMSメッセージ(0:IP電話アプリ起動要求)をメッセージ送受信部321aへ出力する(ステップS810)。
つぎに、メッセージ送受信部321aが、ステップS810により出力されたSMSメッセージ(0:IP電話アプリ起動要求)を無線通信処理部324aへ出力する(ステップS811)。つぎに、無線通信処理部324aが、ステップS811により出力されたSMSメッセージ(0:IP電話アプリ起動要求)をLTE網セル221へ送出する(ステップS812)。
つぎに、LTE網セル221が、ステップS812によって送出されたSMSメッセージ(0:IP電話アプリ起動要求)を第2端末212へ送信する(ステップS813)。つぎに、第2端末212の無線通信処理部324bが、ステップS813によって送信されたSMSメッセージ(0:IP電話アプリ起動要求)をメッセージ送受信部321bへ出力する(ステップS814)。
つぎに、メッセージ送受信部321bが、ステップS814により出力されたSMSメッセージ(0:IP電話アプリ起動要求)をメッセージ送受信部314bへ出力する(ステップS815)。つぎに、メッセージ送受信部314bが、ステップS815により出力されたSMSメッセージ(0:IP電話アプリ起動要求)を呼制御部312bへ出力する(ステップS816)。
つぎに、呼制御部312bが、ステップS816により出力されたSMSメッセージ(0:IP電話アプリ起動要求)を音声通信切替制御部311bへ出力する(ステップS817)。つぎに、音声通信切替制御部311bが、IP電話アプリの起動を要求するIP電話アプリ起動要求をIP電話アプリ制御部313bへ出力する(ステップS818)。
つぎに、IP電話アプリ制御部313bが、IP電話アプリ用のPDNの確立を要求するIP電話アプリ用PDN確立要求を呼制御部312bへ出力する(ステップS819)。これにより、第2端末212でのIP電話アプリ用PDN確立シーケンスが行われ(ステップS820)、第2端末212のIP電話アプリ用のPDNが確立される。
つぎに、呼制御部312bが、IP電話アプリ用のPDNの確立完了を通知するIP電話アプリ用PDN確立完了通知をIP電話アプリ制御部313bへ出力する(ステップS821)。
図8Bに示すように、つぎに、IP電話アプリ制御部313bが、IP電話アプリを起動し(ステップS822)、接続待ち状態となる。つぎに、IP電話アプリ制御部313bが、IP電話アプリの起動完了を通知するIP電話アプリ起動完了通知を音声通信切替制御部311bへ出力する(ステップS823)。
つぎに、音声通信切替制御部311bが、IP電話アプリの起動完了を通知するSMSメッセージを作成する(ステップS824)。ステップS824によって作成されるSMSメッセージは、たとえば図5に示したSMSメッセージ(1:IP電話アプリ起動OK応答)である。
つぎに、音声通信切替制御部311bが、ステップS824によって作成したSMSメッセージ(1:IP電話アプリ起動OK応答)を呼制御部312bへ出力する(ステップS825)。つぎに、呼制御部312bが、ステップS825により出力されたSMSメッセージ(1:IP電話アプリ起動OK応答)をメッセージ送受信部314bへ出力する(ステップS826)。
つぎに、メッセージ送受信部314bが、ステップS826により出力されたSMSメッセージ(1:IP電話アプリ起動OK応答)をメッセージ送受信部321bへ出力する(ステップS827)。つぎに、メッセージ送受信部321bが、ステップS827により出力されたSMSメッセージ(1:IP電話アプリ起動OK応答)を無線通信処理部324bへ出力する(ステップS828)。
つぎに、無線通信処理部324bが、ステップS828により出力されたSMSメッセージ(1:IP電話アプリ起動OK応答)をLTE網セル221へ送出する(ステップS829)。つぎに、LTE網セル221が、ステップS829によって送出されたSMSメッセージ(1:IP電話アプリ起動OK応答)を第1端末211へ送信する(ステップS830)。
つぎに、第1端末211の無線通信処理部324aが、ステップS830によって送信されたSMSメッセージ(1:IP電話アプリ起動OK応答)をメッセージ送受信部321aへ出力する(ステップS831)。つぎに、メッセージ送受信部321aが、ステップS831により出力されたSMSメッセージ(1:IP電話アプリ起動OK応答)をメッセージ送受信部314aへ出力する(ステップS832)。
つぎに、メッセージ送受信部314aが、ステップS832により出力されたSMSメッセージ(1:IP電話アプリ起動OK応答)を呼制御部312aへ出力する(ステップS833)。つぎに、呼制御部312aが、ステップS833により出力されたSMSメッセージ(1:IP電話アプリ起動OK応答)を音声通信切替制御部311aへ出力する(ステップS834)。
つぎに、音声通信切替制御部311aが、IP電話アプリの起動を要求するIP電話アプリ起動要求をIP電話アプリ制御部313aへ出力(ステップS835)。つぎに、IP電話アプリ制御部313aが、IP電話アプリ用のPDNの確立を要求するIP電話アプリ用PDN確立要求を呼制御部312aへ出力する(ステップS836)。これにより、第1端末211でのIP電話アプリ用PDN確立シーケンスが行われ(ステップS837)、第1端末211のIP電話アプリ用のPDNが確立される。
つぎに、呼制御部312aが、IP電話アプリ用のPDNの確立完了を通知するIP電話アプリ用PDN確立完了通知をIP電話アプリ制御部313aへ出力する(ステップS838)。つぎに、IP電話アプリ制御部313aが、データベース315から、現在通話中相手の電話番号に対応するIP電話アプリ情報を抽出する(ステップS839)。
図8Cに示すように、つぎに、IP電話アプリ制御部313aが、IP電話アプリを起動し(ステップS840)、接続待ち状態となる。つぎに、IP電話アプリ制御部313aが、IP電話アプリの起動完了を通知するIP電話アプリ起動完了通知を音声通信切替制御部311aへ出力する(ステップS841)。
つぎに、音声通信切替制御部311aが、IP電話アプリの接続を要求するIP電話アプリ接続要求をIP電話アプリ制御部313aへ出力する(ステップS842)。これにより、第1端末211および第2端末212のIP電話アプリ間での接続確立シーケンスが実行され(ステップS843)、第1端末211および第2端末212のIP電話アプリ間の接続が確立される。
つぎに、IP電話アプリ制御部313aが、IP電話アプリの接続完了を通知するIP電話アプリ接続完了通知を音声通信切替制御部311aへ出力する(ステップS844)。これにより、第1端末211および第2端末212は、IP電話アプリの接続が完了し、音声切替待ち状態となる(ステップS845)。
つぎに、音声通信切替制御部311aが、IP電話アプリでの音声通話への切替を要求するSMSメッセージを作成する(ステップS846)。ステップS846によって作成されるSMSメッセージは、たとえば図5に示したSMSメッセージ(2:IP電話アプリでの音声通話へ切替要求)である。
つぎに、音声通信切替制御部311aが、ステップS846によって作成したSMSメッセージ(2:IP電話アプリでの音声通話へ切替要求)を呼制御部312aへ出力する(ステップS847)。つぎに、呼制御部312aが、ステップS847により出力されたSMSメッセージ(2:IP電話アプリでの音声通話へ切替要求)をメッセージ送受信部314aへ出力する(ステップS848)。
つぎに、メッセージ送受信部314aが、ステップS848により出力されたSMSメッセージ(2:IP電話アプリでの音声通話へ切替要求)をメッセージ送受信部321aへ出力する(ステップS849)。つぎに、メッセージ送受信部321aが、ステップS849により出力されたSMSメッセージ(2:IP電話アプリでの音声通話へ切替要求)を無線通信処理部324aへ出力する(ステップS850)。
つぎに、無線通信処理部324aが、ステップS850により出力されたSMSメッセージ(2:IP電話アプリでの音声通話へ切替要求)をLTE網セル221へ送出する(ステップS851)。つぎに、LTE網セル221が、ステップS851によって送出されたSMSメッセージ(2:IP電話アプリでの音声通話へ切替要求)を第2端末212へ送信する(ステップS852)。
つぎに、第2端末212の無線通信処理部324bが、ステップS852によって送信されたSMSメッセージ(2:IP電話アプリでの音声通話へ切替要求)をメッセージ送受信部321bへ出力する(ステップS853)。つぎに、メッセージ送受信部321bが、ステップS853により出力されたSMSメッセージ(2:IP電話アプリでの音声通話へ切替要求)をメッセージ送受信部314bへ出力する(ステップS854)。
つぎに、メッセージ送受信部314bが、ステップS854により出力されたSMSメッセージ(2:IP電話アプリでの音声通話へ切替要求)を呼制御部312bへ出力する(ステップS855)。つぎに、呼制御部312bが、ステップS855により出力されたSMSメッセージ(2:IP電話アプリでの音声通話へ切替要求)を音声通信切替制御部311bへ出力する(ステップS856)。
つぎに、音声通信切替制御部311bが、IP電話アプリでの音声通話への切替を要求する切替要求を呼制御部312bへ出力する(ステップS857)。つぎに、呼制御部312bが、ステップS857により出力された切替要求をメッセージ送受信部314bへ出力する(ステップS858)。
つぎに、メッセージ送受信部314bが、ステップS858により出力された切替要求をメッセージ送受信部321bへ出力する(ステップS859)。つぎに、メッセージ送受信部321bが、ステップS859により出力された切替要求を通話音声制御部322bへ出力する(ステップS860)。つぎに、通話音声制御部322bが、第1端末211との音声通話のVoLTEからIP電話アプリへの切替を行う(ステップS861)。
図8Dに示すように、つぎに、通話音声制御部322bが、IP電話アプリでの音声通話への切替完了を通知するIP電話アプリでの音声通話へ切替OK応答をメッセージ送受信部321bへ出力する(ステップS862)。
つぎに、メッセージ送受信部321bが、ステップS862により出力されたIP電話アプリでの音声通話へ切替OK応答をメッセージ送受信部314bへ出力する(ステップS863)。つぎに、メッセージ送受信部314bが、ステップS863により出力されたIP電話アプリでの音声通話へ切替OK応答を呼制御部312bへ出力する(ステップS864)。つぎに、呼制御部312bが、ステップS864により出力されたIP電話アプリでの音声通話へ切替OK応答を音声通信切替制御部311bへ出力する(ステップS865)。
つぎに、音声通信切替制御部311bが、IP電話アプリでの音声通話への切替完了を通知するSMSメッセージを作成する(ステップS866)。ステップS866によって作成されるSMSメッセージは、たとえば図5に示したSMSメッセージ(3:IP電話アプリでの音声通話へ切替OK応答)である。
つぎに、音声通信切替制御部311bが、ステップS866によって作成したSMSメッセージ(3:IP電話アプリでの音声通話へ切替OK応答)を呼制御部312bへ出力する(ステップS867)。つぎに、呼制御部312bが、ステップS867により出力されたSMSメッセージ(3:IP電話アプリでの音声通話へ切替OK応答)をメッセージ送受信部314bへ出力する(ステップS868)。
つぎに、メッセージ送受信部314bが、ステップS868により出力されたSMSメッセージ(3:IP電話アプリでの音声通話へ切替OK応答)をメッセージ送受信部321bへ出力する(ステップS869)。つぎに、メッセージ送受信部321bが、ステップS869により出力されたSMSメッセージ(3:IP電話アプリでの音声通話へ切替OK応答)を無線通信処理部324bへ出力する(ステップS870)。
つぎに、無線通信処理部324bが、ステップS870により出力されたSMSメッセージ(3:IP電話アプリでの音声通話へ切替OK応答)をLTE網セル221へ送出する(ステップS871)。つぎに、LTE網セル221が、ステップS871によって送出されたSMSメッセージ(3:IP電話アプリでの音声通話へ切替OK応答)を第1端末211へ送信する(ステップS872)。
つぎに、第1端末211の無線通信処理部324aが、ステップS872によって送信されたSMSメッセージ(3:IP電話アプリでの音声通話へ切替OK応答)をメッセージ送受信部321aへ出力する(ステップS873)。
つぎに、メッセージ送受信部321aが、ステップS873によって送信されたSMSメッセージ(3:IP電話アプリでの音声通話へ切替OK応答)をメッセージ送受信部314aへ出力する(ステップS874)。つぎに、メッセージ送受信部314aが、ステップS874によって送信されたSMSメッセージ(3:IP電話アプリでの音声通話へ切替OK応答)を呼制御部312aへ出力する(ステップS875)。
つぎに、呼制御部312aが、ステップS875により出力されたSMSメッセージ(3:IP電話アプリでの音声通話へ切替OK応答)を音声通信切替制御部311aへ出力する(ステップS876)。つぎに、音声通信切替制御部311aが、IP電話アプリでの音声通話への切替を要求するIP電話アプリでの音声通話へ切替要求を呼制御部312aへ出力する(ステップS877)。つぎに、呼制御部312aが、ステップS877により出力されたIP電話アプリでの音声通話へ切替要求をメッセージ送受信部314aへ出力する(ステップS878)。
つぎに、メッセージ送受信部314aが、ステップS878により出力されたIP電話アプリでの音声通話へ切替要求をメッセージ送受信部321aへ出力する(ステップS879)。つぎに、メッセージ送受信部321aが、ステップS879により出力されたIP電話アプリでの音声通話へ切替要求を通話音声制御部322aへ出力する(ステップS880)。
つぎに、通話音声制御部322aが、第2端末212との音声通話のVoLTEからIP電話アプリへの切替を行う(ステップS881)。つぎに、通話音声制御部322aが、IP電話アプリでの音声通話への切替完了を通知するIP電話アプリでの音声通話へ切替OK応答をメッセージ送受信部321aへ出力する(ステップS882)。
つぎに、メッセージ送受信部321aが、ステップS882により出力されたIP電話アプリでの音声通話へ切替OK応答をメッセージ送受信部314aへ出力する(ステップS883)。つぎに、メッセージ送受信部314aが、ステップS883により出力されたIP電話アプリでの音声通話へ切替OK応答を呼制御部312aへ出力する(ステップS884)。つぎに、呼制御部312aが、ステップS884により出力されたIP電話アプリでの音声通話へ切替OK応答を音声通信切替制御部311aへ出力する(ステップS885)。
これにより、第1端末211と第2端末212との間において、LTE網でIP電話アプリ通話中であり、かつVoLTE切断待ちの状態となる(ステップS886)。つぎに、第1端末211と第2端末212とのVoLTE切断シーケンスが実行され(ステップS887)、第1端末211と第2端末212とのVoLTEが切断される。
これにより、図8Eに示すように、第1端末211と第2端末212との間において、LTE網でIP電話アプリ通話中の状態となる(ステップS888)。つぎに、3G網セル222へのハンドオーバを指示する3G網へのハンドオーバ指示がLTE網セル221から第1端末211へ送信されたとする(ステップS889)。
つぎに、第1端末211の無線通信処理部324aが、ステップS889によって送信された3G網へのハンドオーバ指示をメッセージ送受信部321aへ出力する(ステップS890)。つぎに、メッセージ送受信部321aが、ステップS890により出力された3G網へのハンドオーバ指示をメッセージ送受信部314aへ出力する(ステップS891)。つぎに、メッセージ送受信部314aが、ステップS891により出力された3G網へのハンドオーバ指示を呼制御部312aへ出力する(ステップS892)。
つぎに、呼制御部312aが、ステップS892により出力された3G網へのハンドオーバ指示を音声通信切替制御部311aへ出力する(ステップS893)。これにより、第1端末211での3G網(PS)ハンドオーバシーケンスが行われ(ステップS894)、第1端末211が3G網セル222へハンドオーバする。これにより、第1端末211と第2端末212との間において、3G網でIP電話アプリ(PS呼)にて通話中の状態となる(ステップS895)。
(実施の形態2にかかる通信システムの動作例2)
図9A〜図9Dは、実施の形態2にかかる通信システムの動作例2を示す図である。図9A〜図9Dにおいて、図2A〜図2Dに示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。動作例2においては、LTE網の受信レベルや品質回復に伴い切り戻しに伴う、3G(PS呼)からVoLTE呼への引継ぎについて説明する。
<3G網でCS呼通話中>
たとえば図2Dに示した状態において、図9Aに示すように、第1端末211がさらに移動し、3G網セル222の電波品質が低下するとともにLTE網セル221の電波品質が向上しているとする。
<LTE網へのハンドオーバ実施>
第1端末211は、LTE網セル221へのハンドオーバ指示を無線ネットワーク230から受信すると、図9Bに示すように、IP電話アプリでの音声通話を維持したままLTE網セル221へのハンドオーバを実施する。
そして、第1端末211は、図9Cに示すように、VoLTE接続を実施する。この時点において、第1端末211は、IP電話アプリでの通話を継続しており、VoLTE呼へ切替待ち状態となる。
<IP電話アプリからVoLTEへの切替>
つぎに、第1端末211は、図9Dに示すように、IP電話アプリからVoLTEへの切替を実施する。IP電話アプリからVoLTEへの切替は、たとえばIP電話アプリ制御同期用のSMSメッセージを第2端末212へ送信することによって行うことができる。たとえば、第1端末211は、第2端末212へSMSメッセージ(4:VoLTEでの音声通話へ切替要求)を送信する。
第2端末212は、第1端末211からのSMSメッセージ(4:VoLTEでの音声通話へ切替要求)を受信すると、音声通話をIP電話アプリからVoLTEへ切り替える。そして、第2端末212は、第1端末211へSMSメッセージ(5:VoLTEでの音声通話へ切替OK応答)を送信する。
第1端末211は、第2端末212からのSMSメッセージ(5:VoLTEでの音声通話へ切替OK応答)を受信すると、音声通話をIP電話アプリからVoLTEへ切り替える。そして、第1端末211は、第2端末212へSMSメッセージ(6:IP電話アプリ終了要求)を送信する。
第2端末212は、第1端末211からのSMSメッセージ(6:IP電話アプリ終了要求)を受信すると、IP電話アプリを終了させ、IP電話アプリ用のPDNを切断する。そして、第2端末212は、第1端末211へSMSメッセージ(7:IP電話アプリ終了OK応答)を送信する。
第1端末211は、第2端末212からのSMSメッセージ(7:IP電話アプリ終了OK応答)を受信すると、IP電話アプリを終了させ、IP電話アプリ用のPDNを切断する。これにより、第1端末211と第2端末212はVoLTEでの音声通話のみの接続となる。
(動作例2にかかる第1端末の処理)
図10は、動作例2にかかる第1端末の処理の一例を示すフローチャートである。第1端末211は、3G網セル222に接続し、IP電話アプリで第2端末212と通話中に、たとえば図10に示す各ステップを実行する。
まず、第1端末211は、LTE網(LTE網セル221)へのハンドオーバを実施するか否かを判断し(ステップS1001)、LTE網へのハンドオーバを実施すると判断するまで待つ(ステップS1001:Noのループ)。ステップS1001による判断は、たとえば無線ネットワーク230からのハンドオーバ指示に基づいて行うことができる。LTE網へのハンドオーバを実施すると判断すると(ステップS1001:Yes)、第1端末211は、第1端末211と第2端末212とのVoLTE接続を実施する(ステップS1002)。
つぎに、第1端末211は、VoLTEでの音声通話への切替要求を第2端末212へ送信する(ステップS1003)。つぎに、第1端末211は、第2端末212からの応答を受信したか否かを判断し(ステップS1004)、第2端末212からの応答を受信するまで待つ(ステップS1004:Noのループ)。第2端末212からの応答を受信すると(ステップS1004:Yes)、第1端末211は、受信した応答が、切替OKの応答であるか否かを判断する(ステップS1005)。
ステップS1005において、切替OKの応答でない場合(ステップS1005:No)は、第1端末211は、一連の処理を終了する。切替OKの応答である場合(ステップS1005:Yes)は、第1端末211は、VoLTEでの音声通話への切替を実施する(ステップS1006)。
つぎに、第1端末211は、IP電話アプリ終了要求を第2端末212へ送信する(ステップS1007)。つぎに、第1端末211は、第1端末211でのIP電話アプリ用のPDNを切断し(ステップS1008)、一連の処理を終了する。
(動作例2にかかる第2端末の処理)
図11は、動作例2にかかる第2端末の処理の一例を示すフローチャートである。第2端末212は、3G網セル222に接続中の第1端末211とIP電話アプリで通話中に、たとえば図11に示す各ステップを実行する。
まず、第2端末212は、第1端末211がLTE網(LTE網セル221)へのハンドオーバを実施するか否かを判断し(ステップS1101)、第1端末211がLTE網へのハンドオーバを実施するまで待つ(ステップS1101:Noのループ)。ステップS1101の判断は、たとえば第1端末211からの通知に基づいて行うことができる。
ステップS1101において、第1端末211がLTE網へのハンドオーバを実施すると(ステップS1101:Yes)、第2端末212は、第1端末211と第2端末212とのVoLTE接続を実施する(ステップS1102)。
つぎに、第2端末212は、VoLTEでの音声通話への切替要求を第1端末211から受信したか否かを判断し(ステップS1103)、VoLTEでの音声通話への切替要求を受信するまで待つ(ステップS1103:Noのループ)。VoLTEでの音声通話への切替要求を受信すると(ステップS1103:Yes)、第2端末212は、VoLTEでの音声通話への切替を実施する(ステップS1104)。
つぎに、第2端末212は、VoLTEでの音声通話への切替OKの応答を第1端末211へ送信する(ステップS1105)。つぎに、第2端末212は、IP電話アプリ終了要求を第1端末211から受信したか否かを判断し(ステップS1106)、IP電話アプリ終了要求を受信するまで待つ(ステップS1106:Noのループ)。
ステップS1106において、IP電話アプリ終了要求を受信すると(ステップS1106:Yes)、第2端末212は、IP電話アプリを終了する(ステップS1107)。つぎに、第2端末212は、第2端末212でのIP電話アプリ用のPDNを切断する(ステップS1108)。つぎに、第2端末212は、IP電話アプリの終了OKの応答を第1端末211へ送信し(ステップS1109)、一連の処理を終了する。
(動作例2にかかる通信システムの動作)
図12A〜図12Dは、動作例2にかかる通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。図12A〜図12Dにおいて、図8A〜図8Dに示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。通信システム200は、動作例2において、たとえば図12A〜図12Dに示す各ステップのように動作する。
図12Aに示すように、まず、第1端末211が3G網セル222に接続しており、第1端末211と第2端末212との間において、3G網でIP電話アプリ通話中であるとする(ステップS1201)。
そして、第1端末211でのLTE網へのハンドオーバシーケンスが行われ(ステップS1202)、第1端末211がLTE網セル221へハンドオーバする。これにより、第1端末211と第2端末212との間で、LTE網でIP電話アプリ通話中であり、かつVoLTE呼へ切替待ちの状態となる(ステップS1203)。
つぎに、呼制御部312aが、LTE網へのハンドオーバ完了を通知するLTE網へのハンドオーバ完了通知を音声通信切替制御部311aへ出力する(ステップS1204)。つぎに、音声通信切替制御部311aが、VoLTE呼の接続を要求するVoLTE呼接続要求を呼制御部312aへ出力する(ステップS1205)。
これにより、第1端末211と第2端末212とのVoLTE接続シーケンスが行われ(ステップS1206)、第1端末211と第2端末212との間でVoLTE呼が接続される。つぎに、呼制御部312aが、VoLTE呼の接続完了を通知するVoLTE呼接続完了通知を音声通信切替制御部311aへ出力する(ステップS1207)。
これにより、第1端末211と第2端末212との間で、LTE網でIP電話アプリ通話中であり、かつVoLTE呼へ切替待ち状態となる(ステップS1208)。つぎに、音声通信切替制御部311aが、VoLTEでの音声通話への切替を要求するSMSメッセージを作成する(ステップS1209)。ステップS1209によって作成されるSMSメッセージは、たとえば図5に示したSMSメッセージ(4:VoLTEでの音声通話へ切替要求)である。
つぎに、音声通信切替制御部311aが、ステップS1209によって作成したSMSメッセージ(4:VoLTEでの音声通話へ切替要求)を呼制御部312aへ出力する(ステップS1210)。つぎに、呼制御部312aが、ステップS1210により出力されたSMSメッセージ(4:VoLTEでの音声通話へ切替要求)をメッセージ送受信部314aへ出力する(ステップS1211)。
つぎに、メッセージ送受信部314aが、ステップS1211により出力されたSMSメッセージ(4:VoLTEでの音声通話へ切替要求)をメッセージ送受信部321aへ出力する(ステップS1212)。つぎに、メッセージ送受信部321aが、ステップS1212により出力されたSMSメッセージ(4:VoLTEでの音声通話へ切替要求)を無線通信処理部324aへ出力する(ステップS1213)。
つぎに、無線通信処理部324aが、ステップS1213により出力されたSMSメッセージ(4:VoLTEでの音声通話へ切替要求)をLTE網セル221へ送出する(ステップS1214)。つぎに、LTE網セル221が、ステップS1214によって送出されたSMSメッセージ(4:VoLTEでの音声通話へ切替要求)を第2端末212へ送信する(ステップS1215)。
つぎに、第2端末212の無線通信処理部324bが、ステップS1215によって送信されたSMSメッセージ(4:VoLTEでの音声通話へ切替要求)をメッセージ送受信部321bへ出力する(ステップS1216)。つぎに、メッセージ送受信部321bが、ステップS1216により出力されたSMSメッセージ(4:VoLTEでの音声通話へ切替要求)をメッセージ送受信部314bへ出力する(ステップS1217)。
つぎに、メッセージ送受信部314bが、ステップS1217により出力されたSMSメッセージ(4:VoLTEでの音声通話へ切替要求)を呼制御部312bへ出力する(ステップS1218)。つぎに、呼制御部312bが、ステップS1218によって出力されたSMSメッセージ(4:VoLTEでの音声通話へ切替要求)を音声通信切替制御部311bへ出力する(ステップS1219)。
つぎに、音声通信切替制御部311bが、VoLTEでの音声通話への切替を要求するVoLTEでの音声通話へ切替要求を呼制御部312bへ出力する(ステップS1220)。つぎに、呼制御部312bが、ステップS1220によって出力されたVoLTEでの音声通話へ切替要求をメッセージ送受信部314bへ出力する(ステップS1221)。つぎに、メッセージ送受信部314bが、ステップS1221によって出力されたVoLTEでの音声通話へ切替要求をメッセージ送受信部321bへ出力する(ステップS1222)。つぎに、メッセージ送受信部321bが、ステップS1222によって出力されたVoLTEでの音声通話へ切替要求を通話音声制御部322bへ出力する(ステップS1223)。
図12Bに示すように、つぎに、通話音声制御部322bが、第1端末211との音声通話のIP電話アプリからVoLTEへの切替を行う(ステップS1224)。つぎに、通話音声制御部322bが、VoLTEでの音声通話への切替完了を通知するVoLTEでの音声通話へ切替OK応答をメッセージ送受信部321bへ出力する(ステップS1225)。
つぎに、メッセージ送受信部321bが、ステップS1225により出力されたVoLTEでの音声通話へ切替OK応答をメッセージ送受信部314bへ出力する(ステップS1226)。つぎに、メッセージ送受信部314bが、ステップS1226により出力されたVoLTEでの音声通話へ切替OK応答を呼制御部312bへ出力する(ステップS1227)。つぎに、呼制御部312bが、ステップS1227により出力されたVoLTEでの音声通話へ切替OK応答を音声通信切替制御部311bへ出力する(ステップS1228)。
つぎに、音声通信切替制御部311bが、VoLTEでの音声通話への切替完了を通知するSMSメッセージを作成する(ステップS1229)。ステップS1229によって作成されるSMSメッセージは、たとえば図5に示したSMSメッセージ(5:VoLTEでの音声通話へ切替OK応答)である。
つぎに、音声通信切替制御部311bが、ステップS1229によって作成したSMSメッセージ(5:VoLTEでの音声通話へ切替OK応答)を呼制御部312bへ出力する(ステップS1230)。つぎに、呼制御部312bが、ステップS1230により出力されたSMSメッセージ(5:VoLTEでの音声通話へ切替OK応答)をメッセージ送受信部314bへ出力する(ステップS1231)。
つぎに、メッセージ送受信部314bが、ステップS1231により出力されたSMSメッセージ(5:VoLTEでの音声通話へ切替OK応答)をメッセージ送受信部321bへ出力する(ステップS1232)。つぎに、メッセージ送受信部321bが、ステップS1232により出力されたSMSメッセージ(5:VoLTEでの音声通話へ切替OK応答)を無線通信処理部324bへ出力する(ステップS1233)。
つぎに、無線通信処理部324bが、ステップS1233により出力されたSMSメッセージ(5:VoLTEでの音声通話へ切替OK応答)をLTE網セル221へ送出する(ステップS1234)。つぎに、LTE網セル221が、ステップS1234によって送出されたSMSメッセージ(5:VoLTEでの音声通話へ切替OK応答)を第1端末211へ送信する(ステップS1235)。
つぎに、第1端末211の無線通信処理部324aが、ステップS1235によって送信されたSMSメッセージ(5:VoLTEでの音声通話へ切替OK応答)をメッセージ送受信部321aへ出力する(ステップS1236)。
つぎに、メッセージ送受信部321aが、ステップS1236によって送信されたSMSメッセージ(5:VoLTEでの音声通話へ切替OK応答)をメッセージ送受信部314aへ出力する(ステップS1237)。つぎに、メッセージ送受信部314aが、ステップS1237によって送信されたSMSメッセージ(5:VoLTEでの音声通話へ切替OK応答)を呼制御部312aへ出力する(ステップS1238)。
つぎに、呼制御部312aが、ステップS1238により出力されたSMSメッセージ(5:VoLTEでの音声通話へ切替OK応答)を音声通信切替制御部311aへ出力する(ステップS1239)。
つぎに、音声通信切替制御部311aが、VoLTEでの音声通話への切替を要求するVoLTEでの音声通話へ切替要求を呼制御部312aへ出力する(ステップS1240)。つぎに、呼制御部312aが、ステップS1240により出力されたVoLTEでの音声通話へ切替要求をメッセージ送受信部314aへ出力する(ステップS1241)。
つぎに、メッセージ送受信部314aが、ステップS1241により出力されたVoLTEでの音声通話へ切替要求をメッセージ送受信部321aへ出力する(ステップS1242)。つぎに、メッセージ送受信部321aが、ステップS1242により出力されたVoLTEでの音声通話へ切替要求を通話音声制御部322aへ出力する(ステップS1243)。
つぎに、通話音声制御部322aが、第2端末212との音声通話のIP電話アプリからVoLTEへの切替を行う(ステップS1244)。つぎに、通話音声制御部322aが、VoLTEでの音声通話への切替完了を通知するVoLTEでの音声通話へ切替OK応答をメッセージ送受信部321aへ出力する(ステップS1245)。
つぎに、メッセージ送受信部321aが、ステップS1245により出力されたVoLTEでの音声通話へ切替OK応答をメッセージ送受信部314aへ出力する(ステップS1246)。つぎに、メッセージ送受信部314aが、ステップS1246により出力されたVoLTEでの音声通話へ切替OK応答を呼制御部312aへ出力する(ステップS1247)。つぎに、呼制御部312aが、ステップS1247により出力されたVoLTEでの音声通話へ切替OK応答を音声通信切替制御部311aへ出力する(ステップS1248)。
つぎに、音声通信切替制御部311aが、IP電話アプリの終了を要求するSMSメッセージを作成する(ステップS1249)。ステップS1249によって作成されるSMSメッセージは、たとえば図5に示したSMSメッセージ(6:IP電話アプリ終了要求)である。
図12Cに示すように、つぎに、音声通信切替制御部311aが、ステップS1249によって作成したSMSメッセージ(6:IP電話アプリ終了要求)を呼制御部312aへ出力する(ステップS1250)。つぎに、呼制御部312aが、ステップS1250により出力されたSMSメッセージ(6:IP電話アプリ終了要求)をメッセージ送受信部314aへ出力する(ステップS1251)。
つぎに、メッセージ送受信部314aが、ステップS1251により出力されたSMSメッセージ(6:IP電話アプリ終了要求)をメッセージ送受信部321aへ出力する(ステップS1252)。つぎに、メッセージ送受信部321aが、ステップS1252により出力されたSMSメッセージ(6:IP電話アプリ終了要求)を無線通信処理部324aへ出力する(ステップS1253)。
つぎに、無線通信処理部324aが、ステップS1253により出力されたSMSメッセージ(6:IP電話アプリ終了要求)をLTE網セル221へ送出する(ステップS1254)。つぎに、LTE網セル221が、ステップS1254によって送出されたSMSメッセージ(6:IP電話アプリ終了要求)を第2端末212へ送信する(ステップS1255)。
つぎに、第2端末212の無線通信処理部324bが、ステップS1255によって送信されたSMSメッセージ(6:IP電話アプリ終了要求)をメッセージ送受信部321bへ出力する(ステップS1256)。つぎに、メッセージ送受信部321bが、ステップS1256により出力されたSMSメッセージ(6:IP電話アプリ終了要求)をメッセージ送受信部314bへ出力する(ステップS1257)。
つぎに、メッセージ送受信部314bが、ステップS1257により出力されたSMSメッセージ(6:IP電話アプリ終了要求)を呼制御部312bへ出力する(ステップS1258)。つぎに、呼制御部312bが、ステップS1258によって出力されたSMSメッセージ(6:IP電話アプリ終了要求)を音声通信切替制御部311bへ出力する(ステップS1259)。
音声通信切替制御部311bが、IP電話アプリの終了を要求するIP電話アプリ終了要求をIP電話アプリ制御部313bへ出力する(ステップS1260)。つぎに、IP電話アプリ制御部313bが、IP電話アプリを終了する(ステップS1261)。つぎに、IP電話アプリ制御部313bが、IP電話アプリ用のPDNの切断を要求するIP電話アプリ用PDN切断要求を呼制御部312bへ出力する(ステップS1262)。
これにより、第2端末212でのIP電話アプリ用PDN切断シーケンスが行われ(ステップS1263)、第2端末212でのIP電話アプリ用のPDNが切断される。つぎに、呼制御部312bが、IP電話アプリ用のPDNの切断完了を通知するIP電話アプリ用PDN切断完了通知をIP電話アプリ制御部313bへ出力する(ステップS1264)。つぎに、IP電話アプリ制御部313bが、IP電話アプリの終了完了を通知するIP電話アプリ終了完了通知を音声通信切替制御部311bへ出力する(ステップS1265)。
つぎに、音声通信切替制御部311bが、IP電話アプリの終了OKの応答を通知するSMSメッセージを作成する(ステップS1266)。ステップS1266によって作成されるSMSメッセージは、たとえば図5に示したSMSメッセージ(7:IP電話アプリ終了OK応答)である。
つぎに、音声通信切替制御部311bが、ステップS1266によって作成したSMSメッセージ(7:IP電話アプリ終了OK応答)を呼制御部312bへ出力する(ステップS1267)。つぎに、呼制御部312bが、ステップS1267により出力されたSMSメッセージ(7:IP電話アプリ終了OK応答)をメッセージ送受信部314bへ出力する(ステップS1268)。
つぎに、メッセージ送受信部314bが、ステップS1268により出力されたSMSメッセージ(7:IP電話アプリ終了OK応答)をメッセージ送受信部321bへ出力する(ステップS1269)。つぎに、メッセージ送受信部321bが、ステップS1269により出力されたSMSメッセージ(7:IP電話アプリ終了OK応答)を無線通信処理部324bへ出力する(ステップS1270)。
つぎに、無線通信処理部324bが、ステップS1270により出力されたSMSメッセージ(7:IP電話アプリ終了OK応答)をLTE網セル221へ送出する(ステップS1271)。つぎに、LTE網セル221が、ステップS1271によって送出されたSMSメッセージ(7:IP電話アプリ終了OK応答)を第1端末211へ送信する(ステップS1272)。
つぎに、第1端末211の無線通信処理部324aが、ステップS1272によって送信されたSMSメッセージ(7:IP電話アプリ終了OK応答)をメッセージ送受信部321aへ出力する(ステップS1273)。
つぎに、メッセージ送受信部321aが、ステップS1273によって送信されたSMSメッセージ(7:IP電話アプリ終了OK応答)をメッセージ送受信部314aへ出力する(ステップS1274)。つぎに、メッセージ送受信部314aが、ステップS1274によって送信されたSMSメッセージ(7:IP電話アプリ終了OK応答)を呼制御部312aへ出力する(ステップS1275)。
つぎに、呼制御部312aが、ステップS1275により出力されたSMSメッセージ(7:IP電話アプリ終了OK応答)を音声通信切替制御部311aへ出力する(ステップS1276)。つぎに、音声通信切替制御部311aが、IP電話アプリの終了を要求するIP電話アプリ終了要求をIP電話アプリ制御部313aへ出力する(ステップS1277)。
図12Dに示すように、つぎに、IP電話アプリ制御部313aが、IP電話アプリを終了する(ステップS1278)。つぎに、IP電話アプリ制御部313aが、IP電話アプリ用のPDNの切断を要求するIP電話アプリ用PDN切断要求を呼制御部312aへ出力する(ステップS1279)。
これにより、第1端末211でのIP電話アプリ用PDN切断シーケンスが行われ(ステップS1280)、第1端末211でのIP電話アプリ用のPDNが切断される。つぎに、呼制御部312aが、IP電話アプリ用のPDNの切断完了を通知するIP電話アプリ用PDN切断完了通知をIP電話アプリ制御部313aへ出力する(ステップS1281)。つぎに、IP電話アプリ制御部313aが、IP電話アプリの終了完了を通知するIP電話アプリ終了完了通知を音声通信切替制御部311aへ出力する(ステップS1282)。これにより、第1端末211と第2端末212との間において、LTE網でVoLTE通話中の状態となる(ステップS1283)。
(実施の形態2にかかる通信システムの動作例3)
図13A〜図13Cは、実施の形態2にかかる通信システムの動作例3を示す図である。図13A〜図13Cにおいて、図2A〜図2Dに示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
動作例3においては、VoLTEからIP電話アプリへの切替処理が途中でNG(失敗)となった場合に、切替処理前の状態へ戻し、SRVCCにて3G網へ遷移し、CS呼での音声通話を継続する場合について説明する。
<第1端末にてIP電話アプリへの音声通話切替NG発生>
たとえば図2Cに示した状態において、図13Aに示すように、第1端末211にてVoLTEからIP電話アプリへの音声通話切替がNGとなった場合に、第1端末211は、第2端末212とのIP電話アプリ接続の切断処理を開始する。
<第2端末とIP電話アプリでの接続実施>
すなわち、図13Bに示すように、第1端末211は、第1端末211と第2端末212とのIP電話アプリの接続を切断するために、第2端末212へIP電話アプリ制御同期用のSMSメッセージ(4:VoLTEでの音声通話へ切替要求)を送信する。
第2端末212は、第1端末211からのSMSメッセージ(4:VoLTEでの音声通話へ切替要求)を受信すると、音声通話をIP電話アプリからVoLTEへ切り替える。そして、第2端末212は、第1端末211へSMSメッセージ(5:VoLTEでの音声通話へ切替OK応答)を送信する。
第1端末211は、第2端末212からのSMSメッセージ(5:VoLTEでの音声通話へ切替OK応答)を受信すると、第2端末212へSMSメッセージ(6:IP電話アプリ終了要求)を送信する。
第2端末212は、第1端末211からのSMSメッセージ(6:IP電話アプリ終了要求)を受信すると、IP電話アプリを終了させ、IP電話アプリ用のPDNを切断する。そして、第2端末212は、第1端末211へSMSメッセージ(7:IP電話アプリ終了OK応答)を送信する。
第1端末211は、第2端末212からのSMSメッセージ(7:IP電話アプリ終了OK応答)を受信すると、IP電話アプリを終了させ、IP電話アプリ用のPDNを切断する。これにより、第1端末211と第2端末212はVoLTEでの音声通話のみの接続となる。
<3G網へのSRVCC実施>
つぎに、図13Cに示すように、第1端末211は、3G網セル222へのSRVCCを実施し、CS呼にて音声通話を継続する。
(動作例3にかかる通信システムの動作)
図14A〜図14Dは、動作例3にかかる通信システムの動作の一例を示すシーケンス図である。図14A〜図14Dにおいて、図8A〜図8Dに示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。通信システム200は、動作例3において、たとえば図14A〜図14Dに示す各ステップのように動作する。
図14Aに示すように、まず、第1端末211がLTE網セル221に接続しており、第1端末211と第2端末212との間において、LTE網でVoLTE通話中であるとする(ステップS1401)。そして、たとえば図8DのステップS881のように、通話音声制御部322aが、第2端末212との音声通話のVoLTEからIP電話アプリへの切替を行うとする(ステップS1402)。そして、ステップS1402において、IP電話アプリへの切替においてNG(失敗)が発生したとする。
つぎに、通話音声制御部322aが、IP電話アプリでの音声通話へ切替においてNGが発生したことを示すIP電話アプリでの音声通話へ切替NG応答をメッセージ送受信部321aへ出力する(ステップS1403)。つぎに、メッセージ送受信部321aが、ステップS1403によって出力されたIP電話アプリでの音声通話へ切替NG応答をメッセージ送受信部314aへ出力する(ステップS1404)。
つぎに、メッセージ送受信部314aが、ステップS1404によって出力されたIP電話アプリでの音声通話へ切替NG応答を呼制御部312aへ出力する(ステップS1405)。つぎに、呼制御部312aが、ステップS1405によって出力されたIP電話アプリでの音声通話へ切替NG応答を音声通信切替制御部311aへ出力する(ステップS1406)。
図14A,図14Bに示すステップS1407〜S1437は、図12A,図12Bに示したステップS1209〜S1239と同様である。図14B〜図14Dに示すステップS1438〜S1472は、図12B〜図12Dに示したステップS1249〜S1283と同様である。
ステップS1472のつぎに、第1端末211でのSRVCCシーケンスが行われる(ステップS1473)。これにより、第1端末211と第2端末212との間において、3G網のCS呼で通話中の状態となる(ステップS1474)。
(携帯電話における設定項目)
図15は、携帯電話における設定項目の一例を示す図である。図15に示す設定項目1500は、携帯電話300における設定項目である。設定項目1500は、「設定項目」として、たとえば「相手側端末情報」および「IP電話アプリへの自動切替可・不可」を含む。設定項目1500は、たとえばユーザによる画面操作にて設定される。
「相手側端末情報」は、相手側の携帯電話番号に対応付けて、切替先IP電話アプリ名やIP電話アプリIDが設定される項目である。「IP電話アプリへの自動切替可・不可」は、相手側の携帯電話番号に対応付けて、可または不可が設定される項目である。
(携帯電話におけるデータベースへの情報登録)
図16は、携帯電話におけるデータベースへの情報登録の一例を示すシーケンス図である。まず、携帯電話300は、ユーザからの相手側端末情報が入力されると、音声通信切替制御部311aが、入力された相手側端末情報をIP電話アプリ制御部313aへ出力する(ステップS1601)。つぎに、IP電話アプリ制御部313aが、ステップS1601によって出力された相手側端末情報のデータベース315への登録を行う(ステップS1602)。
図17は、携帯電話のハードウェア構成の一例を示す図である。図3に示した携帯電話300は、たとえば図17に示す携帯電話1700によって実現することができる。携帯電話1700は、キー入力部1711と、表示部1712と、プロセッサ1713と、記憶部1714と、無線部1715と、マイク1716と、スピーカ1717と、オーディオ入出力部1718と、アンテナ1719と、を備える。
キー入力部1711は、キーボードなどの、ユーザからのキー入力を受け付ける入力部である。表示部1712は、ユーザに対して画面表示を行うディスプレイである。また、キー入力部1711および表示部1712をタッチパネルなどによって実現してもよい。
プロセッサ1713は、携帯電話1700の全体の制御を司る。記憶部1714には、たとえばメインメモリおよび補助メモリが含まれる。メインメモリは、たとえばRAM(Random Access Memory)である。メインメモリは、プロセッサ1713のワークエリアとして使用される。補助メモリは、たとえば磁気ディスク、光ディスク、フラッシュメモリなどの不揮発メモリである。補助メモリには、携帯電話1700を動作させる各種のプログラムが記憶されている。補助メモリに記憶されたプログラムは、メインメモリにロードされてプロセッサ1713によって実行される。
無線部1715は、プロセッサ1713からの制御により、アンテナ1719を介して無線信号の送受信を行う回路である。マイク1716は、ユーザからの音声入力を受け付ける。スピーカ1717は、ユーザに対して音声出力を行う。オーディオ入出力部1718は、プロセッサ1713からの制御により、マイク1716およびスピーカ1717を用いてオーディオ入出力処理を行う。
図3に示したアプリケーション制御部310は、たとえばプロセッサ1713によって実現することができる。図3に示したシステム制御部320は、たとえばプロセッサ1713および無線部1715によって実現することができる。図3に示したアンテナ331は、たとえばアンテナ1719によって実現することができる。図3に示したスピーカ332は、たとえばスピーカ1717によって実現することができる。図3に示したマイク333は、たとえばマイク1716によって実現することができる。
以上説明したように、音声通信装置および音声通信システムによれば、パケット交換呼による音声通信の継続を可能にすることができる。
たとえば、VoLTEでの音声通話中に、電波品質低下などによりIMSサービスをサポートしていない網(3G網や第2G網など)へ遷移する場合について説明する。この場合は、SRVCCにてPS(パケット交換)呼であるVoLTEでの音声通話をCS(回線交換)呼での音声通話に切り替えられて音声通話が継続される。
CS呼での音声通話は、契約内容と発信先キャリアに依存した従量課金の場合が多く、逆にPS呼では定額課金が主流である。このため、LTE網でVoLTEにて定額の音声通話中にIMSサービスをサポートしていない網への遷移によりCS呼に切り替わった場合に、従量課金となりユーザに負担を与えることになる。
PS呼での音声通話を維持するためには、既存網でのIMSサービスのサポート範囲の拡大を要するが、キャリア側での設備投資の負担が大きいため困難である。さらに、3Gにて使用するPS呼の帯域幅によっては音声通話のQoSを保証することが困難である。
一方、IMSサービスをサポートしていない既存網においてCS呼を確立するための回線交換設備を、VoLTEが可能となるLTE網のカバー率が普及するまで維持することになり、キャリア側にて設備の維持やメンテナンスのコスト負担が生じる。
このように、たとえばVoLTEでの音声通話中に在圏網を遷移する際に、遷移先の網にてIMSサービスがサポートされていない場合は、IMSサービスの接続を確立することができず、IMSサービスでのPS呼の音声通話を継続することができない。このため、SRVCCによってCS呼に遷移することは避けられない。しかし、既存網でのIMSサービスサポートについては、上述したとおりコスト面での負担があるため現実的かつ速効性のある解法とはならない。
これに対して、IMSサービスがサポートされていない網に遷移する際に、定額課金のPS呼にて音声通話ができるIMSサービスを必要としない一般のIP電話アプリに切り替えることも考えられる。しかし、携帯電話は無線ネットワークからの指示を契機に在圏網を遷移するため、一旦SRVCCによってCS呼に遷移してしまい、CS呼での課金が発生する。さらに、網の遷移をユーザが画面の目視にて確認し、手動にてIP電話アプリへの切替を実施することになる。このとき、CS呼とPS呼のマルチ接続を許容していない網へ遷移した場合は、CS呼を切断した後にIP電話アプリでのPS呼を確立することになり、音声通話が一旦切断されるため、ユーザの利便性は低下する。
これに対して、上述した各実施の形態によれば、IMSサービスがサポートされていない網に遷移する前に相手側端末とタイミングを合わせてVoLTEからIP電話アプリでの音声通話に切り替えることができる。すなわち、電波品質の監視結果からハンドオーバ発生の予測を行い、ハンドオーバ要求前に相手側端末とIP電話アプリ起動およびIP電話アプリでの音声通話への切替タイミングを同期させ、PS呼での音声通話を継続することができる。相手側端末との同期には、IP電話アプリ制御同期用のSMSメッセージを用いることができる。
これにより、たとえばLTE網からIMSサービスがサポートされていない網へ遷移する際に、VoLTE通話をCS呼ではなく、PS呼での音声通話に切り替えることができる。したがって、CS呼での従量課金ではなく、PS呼での定額通信により途中切断することなく音声呼を継続することができ、ユーザの通話コストに対する懸念を解消することができる。また、携帯電話キャリアとしても、IMSサービスのサポートエリアを拡大しなくても、また3G網での回線交換設備を維持/メンテナンスしなくても、音声通話サービスを維持することができる。
上述した各実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)第1移動体通信網において使用可能であり第2移動体通信網において使用不可なパケット交換呼による第1音声通信と、前記第1移動体通信網および前記第2移動体通信網において使用可能なパケット交換呼による第2音声通信と、が可能な通信部と、
自装置が前記第1移動体通信網に接続し、前記通信部が他の音声通信装置との間で前記第1音声通信を行っている際に、自装置の前記第2移動体通信網へのハンドオーバの予兆を検出する検出部と、
前記検出部によって前記ハンドオーバの予兆が検出された場合に、前記通信部による前記他の音声通信装置との間の音声通信を前記第2音声通信に切り替える制御部と、
を備えることを特徴とする音声通信装置。
(付記2)前記第1移動体通信網はIMS(IP Multimedia Subsystem)サービスをサポートする通信網であり、
前記第2移動体通信網はIMSサービスをサポートしていない通信網である、
ことを特徴とする付記1に記載の音声通信装置。
(付記3)前記第1音声通信は帯域確保型の音声通信であり、
前記第2音声通信はベストエフォート型の音声通信である、
ことを特徴とする付記1または2に記載の音声通信装置。
(付記4)前記第1音声通信はVoLTE(Voice over Long Term Evolution)による音声通信であることを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の音声通信装置。
(付記5)前記第2音声通信はピアツーピアのインターネット電話による音声通信であることを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の音声通信装置。
(付記6)前記検出部は、前記第1移動体通信網および前記第2移動体通信網における自装置の各無線通信品質に基づいて前記ハンドオーバの予兆を検出することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の音声通信装置。
(付記7)前記制御部は、前記音声通信を前記第2音声通信に切り替えた後に、自装置の前記第2移動体通信網から前記第1移動体通信網へのハンドオーバが発生すると、前記音声通信を前記第1音声通信に切り替えることを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の音声通信装置。
(付記8)前記通信部は、前記第2移動体通信網において使用可能な回線交換呼による第3音声通信が可能であり、
前記制御部は、前記検出部によって前記ハンドオーバの予兆が検出され、前記他の音声通信装置との間で前記第2音声通信が使用できない場合に、前記通信部による前記他の音声通信装置との間の音声通信を前記第3音声通信に切り替えることを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の音声通信装置。
(付記9)前記制御部は、前記ハンドオーバの前に前記音声通信を前記第2音声通信に切り替えることを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載の音声通信装置。
(付記10)第1移動体通信網において使用可能であり第2移動体通信網において使用不可なパケット交換呼による第1音声通信と、前記第1移動体通信網および前記第2移動体通信網において使用可能なパケット交換呼による第2音声通信と、が可能な他の音声通信装置との間で音声通信を行う通信部と、
前記他の音声通信装置が前記第1移動体通信網に接続し、前記他の音声通信装置との間で前記第1音声通信を行っている際に、前記他の音声通信装置の前記第2移動体通信網へのハンドオーバの予兆が検出された場合に、前記他の音声通信装置との間の音声通信を前記第2音声通信に切り替える制御部と、
を備えることを特徴とする音声通信装置。
(付記11)第1移動体通信網において使用可能であり第2移動体通信網において使用不可なパケット交換呼による第1音声通信と、前記第1移動体通信網および前記第2移動体通信網において使用可能なパケット交換呼による第2音声通信と、が可能な第1音声通信装置と、
前記第1音声通信装置との間で音声通信が可能な第2音声通信装置と、
を含み、
前記第1音声通信装置は、前記第1音声通信装置が前記第1移動体通信網に接続し、前記第2音声通信装置との間で前記第1音声通信を行っている際に、前記第1音声通信装置の前記第2移動体通信網へのハンドオーバの予兆を検出すると、前記第2音声通信装置との間の音声通信を前記第2音声通信に切り替えることを特徴とする音声通信システム。
100,200 通信システム
101 第1移動体通信網
102 第2移動体通信網
110 第1音声通信装置
111 通信部
112 検出部
113 制御部
120 第2音声通信装置
211 第1端末
212 第2端末
221 LTE網セル
222 3G網セル
230 無線ネットワーク
300 携帯電話
310,310a,310b アプリケーション制御部
311,311a,311b 音声通信切替制御部
312,312a,312b 呼制御部
313,313a,313b IP電話アプリ制御部
314,314a,314b,321,321a,321b メッセージ送受信部
315 データベース
320 システム制御部
322,322a,322b 通話音声制御部
323,323a,323b ハンドオーバ予測部
324,324a,324b 無線通信処理部
331 アンテナ
332 スピーカ
333 マイク
400 対応情報
500 フォーマット
800 IMSサーバ
1500 設定項目

Claims (9)

  1. 第1移動体通信網において使用可能であり第2移動体通信網において使用不可なパケット交換呼による第1音声通信と、前記第1移動体通信網および前記第2移動体通信網において使用可能なパケット交換呼による第2音声通信と、が可能な通信部と、
    自装置が前記第1移動体通信網に接続し、前記通信部が他の音声通信装置との間で前記第1音声通信を行っている際に、自装置の前記第2移動体通信網へのハンドオーバの予兆を検出する検出部と、
    前記検出部によって前記ハンドオーバの予兆が検出された場合に、前記通信部による前記他の音声通信装置との間の音声通信を前記第2音声通信に切り替える制御部と、
    を備えることを特徴とする音声通信装置。
  2. 前記第1移動体通信網はIMS(IP Multimedia Subsystem)サービスをサポートする通信網であり、
    前記第2移動体通信網はIMSサービスをサポートしていない通信網である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の音声通信装置。
  3. 前記第1音声通信は帯域確保型の音声通信であり、
    前記第2音声通信はベストエフォート型の音声通信である、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の音声通信装置。
  4. 前記第1音声通信はVoLTE(Voice over Long Term Evolution)による音声通信であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の音声通信装置。
  5. 前記第2音声通信はピアツーピアのインターネット電話による音声通信であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の音声通信装置。
  6. 前記制御部は、前記音声通信を前記第2音声通信に切り替えた後に、自装置の前記第2移動体通信網から前記第1移動体通信網へのハンドオーバが発生すると、前記音声通信を前記第1音声通信に切り替えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の音声通信装置。
  7. 前記通信部は、前記第2移動体通信網において使用可能な回線交換呼による第3音声通信が可能であり、
    前記制御部は、前記検出部によって前記ハンドオーバの予兆が検出され、前記他の音声通信装置との間で前記第2音声通信が使用できない場合に、前記通信部による前記他の音声通信装置との間の音声通信を前記第3音声通信に切り替えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の音声通信装置。
  8. 第1移動体通信網において使用可能であり第2移動体通信網において使用不可なパケット交換呼による第1音声通信と、前記第1移動体通信網および前記第2移動体通信網において使用可能なパケット交換呼による第2音声通信と、が可能な他の音声通信装置との間で音声通信を行う通信部と、
    前記他の音声通信装置が前記第1移動体通信網に接続し、前記他の音声通信装置との間で前記第1音声通信を行っている際に、前記他の音声通信装置の前記第2移動体通信網へのハンドオーバの予兆が検出された場合に、前記他の音声通信装置との間の音声通信を前記第2音声通信に切り替える制御部と、
    を備えることを特徴とする音声通信装置。
  9. 第1移動体通信網において使用可能であり第2移動体通信網において使用不可なパケット交換呼による第1音声通信と、前記第1移動体通信網および前記第2移動体通信網において使用可能なパケット交換呼による第2音声通信と、が可能な第1音声通信装置と、
    前記第1音声通信装置との間で音声通信が可能な第2音声通信装置と、
    を含み、
    前記第1音声通信装置は、前記第1音声通信装置が前記第1移動体通信網に接続し、前記第2音声通信装置との間で前記第1音声通信を行っている際に、前記第1音声通信装置の前記第2移動体通信網へのハンドオーバの予兆を検出すると、前記第2音声通信装置との間の音声通信を前記第2音声通信に切り替えることを特徴とする音声通信システム。
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