JP6145938B2 - 通信装置及び通信制御方法 - Google Patents

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本発明は、無線通信において干渉を低減する技術に関する。
無線LAN(Local Area Network)などにおける無線アクセス方式として、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access:直交周波数分割多元接続)が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
OFDMAでは、直交する関係にある多数のサブキャリア(チャネル)をそれぞれ異なる移動端末に割り当てることができるため、移動端末間の干渉がなく高品質な無線伝送を実現できる。
ただし、無線通信帯域は有限であるために、サブキャリアの利用状況によっては同じサブキャリアを複数の基地局が共用する必要の生じる場合がある。近接する複数の基地局が同じサブキャリアを共用した場合には、同一チャネル干渉(CCI:Co-Channel Interface)が発生し、伝送品質が劣化する。このように同一チャネル干渉が発生した環境において伝送品質の劣化をできるだけ抑制するには、同一チャネル干渉の度合いが最小のサブキャリアを選択することが必要になる。
そこで、基地局が周辺の同一チャネル干渉の状態に適応してチャネルを割り当てる手法として、CS−DCA(Channel Segregation-Dynamic Channel Assignment)が提案されている(例えば、非特許文献2参照)。CS−DCAは、チャネル棲み分けに基づいて基地局の各々が独立に使用チャネルを決定する動的なチャネル割当て手法である。
CS−DCAのもとでの各基地局は例えば以下のように使用チャネルを決定する。
基地局のそれぞれは、周囲のセルから受ける各チャネルの瞬時CCI電力を測定し、測定した瞬時CCI電力を利用して、チャネルごとのCCI電力の平均値(平均CCI電力)を求める。そして、基地局は、平均CCI電力が最も小さいチャネルを使用チャネルとして決定する(例えば、非特許文献3参照)。
このようなCS−DCAによるチャネル割り当て手法をOFDMAに適用すれば、各基地局は、周囲の電波環境の変化に適応して周辺のセルに与える同一チャネル干渉を最小とするチャネル(サブキャリア)の使用パターンを自律的に形成できる。
H. Sari, Y. Levy, and G. Karam, "An Analysis of Orthogonal Frequency-Division Multiple Access," IEEE Global Telecommunications Conference 1997 (GLOBECOM '97.), Nov 1997. R. Matsukawa, T. Obara, and F. Adachi, "A dynamic channel assignment scheme for distributed antenna networks," Proc. IEEE 75th Vehicular Technology Conference (VTC2012-Spring), May 2012. Y. Matsumura, S. Kumagai, T. Obara, T. Yamamoto, and F. Adachi, "Channel Segregation Based Dynamic Channel Assignment for WLAN," IEEE The 13th International Conference on Communication Systems (ICCS2012), Nov 2012.
しかし、非特許文献3のCS−DCAによるチャネル割り当て手法によって選択されるサブキャリア(チャネル)は、平均CCI電力が最小の1つのみである。このため、周波数利用効率を最大限高くするようにサブキャリアの使用パターンを形成することは困難である。
一具体例として、1つの基地局が周囲を遮蔽物に囲まれている場合、セルとしての通信範囲はほぼ遮蔽物に囲まれた範囲となる。このような環境では、周辺のセルから自己のセルが受ける同一チャネル干渉および自己のセルが周辺のセルに与える同一チャネル干渉がいずれも小さいことから、多数のサブキャリアが使用可能である。しかし、非特許文献3のCS−DCAによるチャネル割り当て手法では、このような場合であっても1つのサブキャリアしか割り当てることができず、周波数利用効率としては低いままである。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、同一チャネル干渉を最小とするようにサブキャリアの割り当てを行うにあたり、高い周波数利用効率が得られるようにすることを目的とする。
本発明の一態様は、サブキャリアごとの同一チャネル干渉電力を測定する同一チャネル干渉電力測定部と、測定されたサブキャリアごとの同一チャネル干渉電力に基づいて、サブキャリアごとに同一チャネル干渉の状況を表す同一チャネル干渉指標値を対応付けて格納した同一チャネル干渉状況テーブルを更新する同一チャネル干渉状況テーブル管理部と、前記同一チャネル干渉状況テーブルに格納される同一チャネル干渉指標値が所定の許容値以下の低干渉サブキャリアの有無を判定する低干渉サブキャリア判定部と、前記低干渉サブキャリア判定部により低干渉サブキャリアが有ると判定された場合に、低干渉サブキャリアの全てまたは一部を、移動端末との通信に使用する使用サブキャリアとして選択する使用サブキャリア選択部とを備える通信装置である。
本発明の一態様は、上記の通信装置であって、前記使用サブキャリア選択部は、前記低干渉サブキャリア判定部により低干渉サブキャリアが無いと判定された場合に、前記同一チャネル干渉状況テーブルに格納される前記同一チャネル干渉指標値によって示される同一チャネル干渉の度合いが低い順に従って選択した所定数のサブキャリアを使用サブキャリアとする。
本発明の一態様は、上記の通信装置であって、前記使用サブキャリア選択部は、データ通信量を表すデータ通信量指標値に基づいて、前記低干渉サブキャリアのうちから前記使用サブキャリアを選択する。
本発明の一態様は、上記の通信装置であって、前記使用サブキャリア選択部は、通信装置が対応するセル内のトラヒック量を前記データ通信量指標値として入力し、入力したトラヒック量に基づいて求めた数の使用サブキャリアを前記低干渉サブキャリアのうちから選択する。
本発明の一態様は、上記の通信装置であって、前記使用サブキャリア選択部は、通信装置が対応するセル内の移動端末数を前記データ通信量指標値として入力し、入力した移動端末数に基づいて求めた数の使用サブキャリアを前記低干渉サブキャリアのうちから選択する。
本発明の一態様は、複数のサブキャリアグループのいずれかに属するようにグルーピングされた複数のサブキャリアごとの同一チャネル干渉電力を測定する同一チャネル干渉電力測定部と、測定されたサブキャリアごとの同一チャネル干渉電力に基づいて、サブキャリアグループごとまたはサブキャリアごとに同一チャネル干渉の状況を表す同一チャネル干渉指標値を対応付けて格納した同一チャネル干渉状況テーブルにおける前記同一チャネル干渉指標値を更新する同一チャネル干渉状況テーブル管理部と、前記同一チャネル干渉状況テーブルに格納されるサブキャリアグループごとの同一チャネル干渉指標値が許容値以下の低干渉サブキャリアグループの有無を判定する、または、前記同一チャネル干渉状況テーブルに格納されるサブキャリアごとの同一チャネル干渉指標値に基づく比較対象値が所定の許容値以下の低干渉サブキャリアグループの有無を判定する低干渉サブキャリアグループ判定部と、低干渉サブキャリアグループ判定部により低干渉サブキャリアグループが有ると判定された場合に、低干渉サブキャリアグループの全てまたは一部を、移動端末との通信に使用する使用サブキャリアを含む使用サブキャリアグループを選択する使用サブキャリアグループ選択部とを備える通信装置である。
本発明の一態様は、サブキャリアごとの同一チャネル干渉電力を測定する同一チャネル干渉電力測定ステップと、測定されたサブキャリアごとの同一チャネル干渉電力に基づいて、サブキャリアごとに同一チャネル干渉の状況を表す同一チャネル干渉指標値を対応付けて格納した同一チャネル干渉状況テーブルを更新する同一チャネル干渉状況テーブル管理ステップと、前記同一チャネル干渉状況テーブルに格納される同一チャネル干渉指標値が所定の許容値以下の低干渉サブキャリアの有無を判定する低干渉サブキャリア判定ステップと、前記低干渉サブキャリア判定ステップにより低干渉サブキャリアが有ると判定された場合に、低干渉サブキャリアの全てまたは一部を、移動端末との通信に使用する使用サブキャリアとして選択する使用サブキャリア選択ステップとを備える通信制御方法である。
本発明の一態様は、複数のサブキャリアグループのいずれかに属するようにグルーピングされた複数のサブキャリアごとの同一チャネル干渉電力を測定する同一チャネル干渉電力測定ステップと、測定されたサブキャリアごとの同一チャネル干渉電力に基づいて、サブキャリアグループごとまたはサブキャリアごとに同一チャネル干渉の状況を表す同一チャネル干渉指標値を対応付けて格納した同一チャネル干渉状況テーブルにおける前記同一チャネル干渉指標値を更新する同一チャネル干渉状況テーブル管理ステップと、前記同一チャネル干渉状況テーブルに格納されるサブキャリアグループごとの同一チャネル干渉指標値が許容値以下の低干渉サブキャリアグループの有無を判定する、または、前記同一チャネル干渉状況テーブルに格納されるサブキャリアごとの同一チャネル干渉指標値に基づく比較対象値が所定の許容値以下の低干渉サブキャリアグループの有無を判定する低干渉サブキャリアグループ判定ステップと、低干渉サブキャリアグループ判定ステップにより低干渉サブキャリアグループが有ると判定された場合に、低干渉サブキャリアグループの全てまたは一部を、移動端末との通信に使用する使用サブキャリアを含む使用サブキャリアグループを選択する使用サブキャリアグループ選択ステップとを備える通信制御方法である。
以上説明したように、本発明によれば、同一チャネル干渉を最小とするようにサブキャリアの割り当てを行うにあたり、高い周波数利用効率を得ることができるという効果が得られる。
第1実施形態における通信システムの構成例を示す図である。 セル間での同一チャネル干渉が発生する状態を例示した図である。 第1実施形態における基地局の構成例を示す図である。 第1実施形態におけるCCI状況テーブルの構造例を示す図である。 第1実施形態における基地局の動作についてのシミュレーション結果として、各セルにおいて使用可能なサブキャリア数を示す図である。 第1実施形態における基地局の動作についてのシミュレーション結果として、各セルにおける第0サブキャリアの使用可否を示す図である。 一般的なCS−DCAに従った基地局の動作についてのシミュレーション結果として、各セルにおいて使用可能なサブキャリア数を示す図である。 一般的なCS−DCAに従った基地局の動作についてのシミュレーション結果として、各セルにおける第0サブキャリアの使用可否を示す図である。 第1実施形態における基地局が実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第2実施形態における基地局の構成例を示す図である。 第2実施形態における基地局が実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第2実施形態における基地局が実行する、トラヒック量に基づく使用サブキャリア選択のための処理手順例を示すフローチャートである。 第3実施形態における基地局の構成例を示す図である。 第3実施形態における基地局が実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第3実施形態における基地局が実行する、移動端末数に基づく使用サブキャリア選択のための処理手順例を示すフローチャートである。 第4実施形態におけるサブキャリアグループについてのグルーピングの態様例を示す図である。 第4実施形態における基地局の構成例を示す図である。 第4実施形態におけるCCI状況テーブルの構造例を示す図である。 第4実施形態における基地局が実行する処理手順例を示すフローチャートである。
<第1実施形態>
[通信システムの構成例]
図1は、本実施形態における基地局100を備える通信システムの構成例を示している。
本実施形態における基地局100は、例えば無線LAN(Local Area Network)における基地局として機能する通信装置であって、アクセスポイント(AP:Access Point)とも呼ばれる。
基地局100はセルCL内の移動端末200と無線による通信を行う。セルCLは、基地局100が送出する電波の到達範囲に対応し、基地局100が移動端末200と通信可能な範囲である。
本実施形態の基地局100は、例えばOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access:直交周波数分割多元接続)による無線アクセス方式により移動端末200と通信を実行する。OFDMAでは、直交する関係にある多数のサブキャリア(チャネル)が設けられ、基地局100は、それぞれ異なるサブキャリアを移動端末200の各々に割り当てて通信を行う。
上記のように複数のサブキャリアを移動端末200に割り当てるようにされたOFDMAにおいて、サブキャリア数は有限である。このため、図2に例示するように、複数の基地局100が近接し、隣接する基地局100同士のセルCLが重複するような場合において、移動端末200が多数であるような状況では、同一チャネル干渉が発生する場合がある。同一チャネル干渉とは同じサブキャリアを複数の基地局が共用することによって、共用されたサブキャリアにおいて生じる電波干渉である。
なお、以降において、同一チャネル干渉についてはCCI(Co-Channel Interface)とも呼ぶ場合がある。
また、本実施形態において、「チャネル」と「サブキャリア」とは同義である。より具体的には、1つのチャネルは、通信帯域においてそれぞれ周波数帯域の異なる複数のサブキャリアのうちの1つに対応する。
同一チャネル干渉が発生によっては伝送品質の劣化を招く。このために、同一チャネル干渉が発生している環境であっても、伝送品質の劣化をできるかぎり抑制できるようにすることが好ましい。
そこで、本実施形態の基地局100は、以下に説明する構成により、同一チャネル干渉が発生している環境における伝送品質の劣化を抑制する。
[基地局の構成例]
図3は、第1実施形態における基地局100の構成例を示している。同図に示す基地局100は、通信部101、CCI電力測定部102、CCI状況テーブル管理部103、CCI状況テーブル記憶部104、低干渉サブキャリア判定部105及び使用サブキャリア選択部106を備える。
通信部101は、移動端末200と無線で通信を実行する部位である。基地局100のセルCLの範囲は、通信部101が送出する電波強度に応じて決まる。
CCI電力測定部102は、サブキャリアごとのCCI電力(同一チャネル干渉電力)を測定する。CCI電力の測定にあたり、CCI電力測定部102は、通信部101にて送受信されるサブキャリアごとの信号を利用する。
また、本実施形態におけるCCI電力測定部102は、CCI電力として瞬時CCI電力を測定する。CCI電力測定部102は、予め定めた一定時間ごとのタイミングで瞬時CCI電力の測定を実行する。
なお、CCI電力測定部102によるCCI電力の測定手法については特に限定されるものではなく、例えば、周知の各種の手法のいずれかが採用されればよい。
CCI状況テーブル管理部103は、測定されたサブキャリアごとのCCIに基づいて、同一チャネル干渉状況テーブルを更新する。
同一チャネル干渉状況テーブルは、CCI状況テーブル記憶部104に記憶されるテーブルであって、チャネル(サブキャリア)ごとに同一チャネル干渉の状況を表す指標値(同一チャネル干渉指標値)を対応付けて格納したテーブルである。
本実施形態において、同一チャネル干渉指標値はCCI電力の平均値(平均CCI電力)である。すなわち、CCI電力測定部102によっては、一定時間ごとに瞬時CCI電力が測定される。CCI状況テーブル管理部103は、一定時間ごとに測定される瞬時CCI電力を入力し、現在までに入力した瞬時CCI電力を平均することにより平均CCI電力を求める。
一具体例として、CCI状況テーブル管理部103は、以下の式1により平均CCI電力を求めることができる。
Figure 0006145938
式1において、kは、サブキャリア(チャネル)に付した番号を示す。tはタイムスロットの順番を示す。Iにオーバーラインの付されたI(t)は、第kサブキャリアの第tタイムスロットの時点での平均CCI電力である。Iにオーバーラインが付されていないI(t)は、第kサブキャリアの第tタイムスロットの時点での瞬時CCI電力である。I(t−1)は、第kサブキャリアの第(t−1)タイムスロットの時点での瞬時CCI電力である。βは、忘却係数であり、式1においては、例えば0.99とすることができる。
CCI状況テーブル管理部103は、上記の式1を用いた演算によって、サブキャリアごとの平均CCI電力を求める。そして、CCI状況テーブル管理部103は、CCI状況テーブル記憶部104が記憶するCCI状況テーブルが格納するチャネル(サブキャリア)ごとの平均CCI電力の値を、上記のように求めた平均CCI電力の値で更新する。
CCI状況テーブル記憶部104は、CCI状況テーブルを記憶する。
図4は、CCI状況テーブルの構造例を示している。同図に示すように、CCI状況テーブルは、例えば0〜Nのチャネルごとに対応付けて平均CCI電力を格納した構造である。チャネル0〜Nは、それぞれ、第0サブキャリアから第Nサブキャリアに対応する。
低干渉サブキャリア判定部105は、CCI状況テーブルに格納される平均CCI電力(同一チャネル干渉指標値)が所定の許容値以下のサブキャリア(低干渉サブキャリア)の有無を判定する。平均CCI電力が許容値以下である低干渉サブキャリアは、同一チャネル干渉の度合いが低いサブキャリアである。同一チャネル干渉の度合いが低いサブキャリアほど、通信における伝送品質劣化の程度も小さい。
低干渉サブキャリア判定部105は、CCI状況テーブルに格納されるサブキャリアごとの平均CCI電力の値と許容値とを比較する。
低干渉サブキャリア判定部105は、比較の結果、許容値以下の平均CCI電力が少なくとも1つ有れば低干渉サブキャリアが有ると判定し、許容値以下の平均CCI電力が1つも無ければ低干渉サブキャリアが無いと判定する。
また、低干渉サブキャリア判定部105は、低干渉サブキャリアが有ると判定した場合、低干渉サブキャリアがいずれのチャネルに対応するものであるのかについても特定する。
使用サブキャリア選択部106は、低干渉サブキャリア判定部105により低干渉サブキャリアが有ると判定された場合に、低干渉サブキャリアの全てまたは一部を、移動端末との通信に使用する使用サブキャリアとして選択する。
第1実施形態としては、使用サブキャリア選択部106は、低干渉サブキャリアが有ると判定された場合には、低干渉サブキャリアの全てを使用サブキャリアとして選択する場合を例に挙げる。
また、使用サブキャリア選択部106は、低干渉サブキャリア判定部105により低干渉サブキャリアが無いと判定された場合には、平均CCI電力の値が最も小さい1つのサブキャリアを使用サブキャリアとして選択する。
なお、使用サブキャリア選択部106は、低干渉サブキャリア判定部105により低干渉サブキャリアが無いと判定された場合には、同一チャネル干渉状況テーブルに格納される平均CCI電力が低い順に従って選択した所定の複数のサブキャリアを使用サブキャリアとしてもよい。
つまり、使用サブキャリア選択部106は、同一チャネル干渉状況テーブルに格納される同一チャネル干渉指標値によって示される同一チャネル干渉の度合いが低い順に従って選択した所定数のサブキャリアを使用サブキャリアとすればよい。
第1実施形態としては使用サブキャリア選択部106は、平均CCI電力の値が最も小さい1つのサブキャリアを使用サブキャリアとして選択する場合を例に挙げる。
使用サブキャリア選択部106は、使用サブキャリアとして選択したサブキャリアを通信部101に通知する。通信部101は通知されたサブキャリアを移動端末200に適宜割り当てて通信を実行する。
図2に示されるように隣接して配置される基地局100のそれぞれは、上記のように使用サブキャリアを選択し、選択した使用サブキャリアを使用して通信を実行する。このように使用サブキャリアが選択されることで、複数の隣接した基地局100のセルCL同士の間で、周辺のセルCLに与える同一チャネル干渉を最小とするサブキャリア(チャネル)の使用パターンが形成される。この結果、各セルCLにおける同一チャネル干渉による通信品質の劣化が最小限となるように抑制される。
[シミュレーション結果例]
図5、図6は、第1実施形態による使用サブキャリアの選択に従った通信動作を複数の基地局100のそれぞれに実行させた場合の、同一チャネル干渉の状況についてのシミュレーション(CCI状況シミュレーション)の結果の一例を示している。
図5、図6においては、1つの正方形のマスが1つのセルを示す。セルの半径は1に正規化した。また、図5、図6においては、9行×9列の計81個のセルを配置したうえで、測定対象のセルについては、81個のセルのうち、5行×5列の25個のセルとした。総サブキャリア数NcについてはNc=64とした。
また、CCI状況シミュレーションにおいて、最も中央の1つのセルに対応する基地局100は、セルの周囲を遮蔽物により囲まれていることで、周囲の基地局に対して孤立している状態とした。
各セルにおける基地局は、前述のように、低干渉サブキャリアが有ると判定された場合には全ての低干渉サブキャリアを使用して通信を行う。また、各セルにおける基地局は、低干渉サブキャリアが無いと判定された場合には平均CCI電力の値が最小の1つのサブキャリアを使用して通信を行う。
また、CCI状況シミュレーションにおいては、セル境界の電力通過損失を20(dB)とし、送信信号対雑音電力比(送信SNR)PをP=20(dB)とした.
また、CCI状況シミュレーションにおいて、伝搬損失指数αについてはα=3.5とし、シャドウイング標準偏差σは、σ=5.0(dB)とし、フェージングモデルはL=16パスの等電力モデルを仮定した。
また、1回あたりのCCI状況シミュレーションの時間長は2000タイムスロットとし、1タイムスロットごとに,すべての基地局が使用サブキャリアを更新するものとしてシミュレーションを行った。
また、CCI状況シミュレーションにおいては、所要信号対雑音電力比(SIR)Λ(dB)をパラメータとした。
図5及び図6においては、Λ=5dB、Λ=10dB、Λ=15dB、Λ=20dBの所要信号対雑音電力比と、t=1、t=10、t=50、t=100、t=1000、t=1500、t=1900、t=2000の各タイムスロットとの組合せによる計32のシミュレーション結果が示されている。
また、CCI状況シミュレーションにあたって、CCI状況テーブルに格納される平均CCI電力と比較する許容値(許容干渉対雑音電力比(許容INR))I(dB)については、以下の式2で与えられる値を利用した。
Figure 0006145938
上記の式2から理解されるように、許容値Iは、送信信号対雑音電力比(送信SNR)Pと所要信号対雑音電力比(SIR)Λとに応じて適宜変更される。
また、CCI状況シミュレーションにおける第m基地局BSの第tタイムスロットにおける第kサブキャリアの平均CCI電力は、式1に準じて、以下の式3により求められる。
Figure 0006145938
図5において、各セル内に示される数は、第1実施形態による使用サブキャリアの選択を実行したことにより、基地局100が使用可能なサブキャリアの数を示す。図6においては、0の値が示されるセルと、「−」によって空欄であることが示されるセルとが示されている。0の値が示されるセルは、基地局100が第0サブキャリアを使用可能なセルであることを示し、「−」が示される空欄のセルは、基地局100が第0サブキャリアを使用できないセルであることを示す。なお、図6には、1つの代表例として第0サブキャリアが取り上げられた例を示している。ただし、第0サブキャリアから第Nサブキャリアまでのうちの1つであれば、いずれのサブキャリアの使用可否状態が取り上げられてもよい。
また、比較として、図7、図8に、一般的なCS−DCAに従って、複数の基地局のそれぞれが、常に平均CCI電力の値が最小の1つのサブキャリアを使用サブキャリアとして選択して通信を行った場合のCCI状況シミュレーションの結果例を示す。
図7、図8に示すシミュレーション結果を得るにあたってのシミュレーションの条件は、図5、図6の場合と同様である。ただし、一般的なCS−DCAの場合には、許容値Iを使用しないことから、図7、図8においては、t=1、t=10、t=50、t=100、t=1000、t=1500、t=1900、t=2000の各タイムスロットに対応する計8のシミュレーション結果が示されている。
ここで、図7に示されるように、一般的なCS−DCAに従って使用サブキャリアを選択した場合、各セルにおいて使用可能なサブキャリアの数は常に1つである。
これに対して、第1実施形態における使用サブキャリアの選択によれば、図5に示すように、各セルにおいては1または複数のサブキャリアが使用可能となっている。
また、図5によれば、同一チャネル干渉の度合いが低く、所要信号対雑音電力比(SIR)Λが大きくなるのに応じて、セルにおいて使用可能なサブキャリアの数が増加していく傾向にあることが分かる。
一方、同一チャネル干渉の度合いが高くなり、所要信号対雑音電力比(SIR)Λが大きくなるのに応じてセルにおいて使用可能なサブキャリアの数は減少していくものの、例えば所要信号対雑音電力比(SIR)Λ=20dBの状態においても、複数のキャリアが使用可能なセルが存在している。
また、図6と図8とを比較した場合、一般的なCS−DCAに対応する図8では、第0サブキャリアが使用可能なセルの数は、タイムスロットt=1のときには0であり、以降のタイムスロットt=10〜t=2000ではそれぞれ1となっている。
これに対して、第1実施形態に対応する図6では、第0サブキャリアが使用可能なセルの数は、タイムスロットt=1のときには25である。つまり、測定対象の全てのセルにおいて第0サブキャリアが使用可能である。そして、以降においてタイムスロットが進行していくのに応じて、第0サブキャリアが使用可能なセルの数は減少していくものの、図6の場合よりも多い傾向が維持されている。
このように、本実施形態においては、一般的なCS−DCAの場合と比較して、同じ番号のサブキャリアが近隣のセル間で使用できる確率が高い。
このように、図5、図6のシミュレーション結果を図7、図8のシミュレーション結果と比較して分かるように、本実施形態のサブキャリアの割り当てによっては、複数のサブキャリアを使用したサブキャリアの再配置パターンを形成可能となっている。また、図5によれば、使用可能なサブキャリア数は、セルごとに異なっている。このことは、セルごとに遮蔽物などの干渉に影響する環境が異なっていることに対応している。例えば、図5における中央のセルにおいて明らかなように、周囲が遮蔽物に囲まれて孤立した基地局であれば、全てのサブキャリアを使用することができる。
このように、本実施形態においては、複数のサブキャリアが使用可能となり、かつ、同じ番号のサブキャリアが近隣のセル間で使用可能となることで、本実施形態では、同一チャネル干渉を最小とするようにサブキャリアの割り当てを行うにあたり、高い周波数利用効率を得ることが可能になる。
また、所要信号対雑音電力比(SIR)Λが小さくなるほど、セルにおいて使用可能なサブキャリアの数が増加している。このことから、例えば、強力な誤り訂正機能などを併用して所要信号対雑音電力比(SIR)Λを小さくして許容値を高くすることで、1つの基地局100が使用可能なサブキャリア数をさらに増加させることも可能となる。
[処理手順例]
図9のフローチャートを参照して、図3に示した構成による第1実施形態の基地局100が実行する処理手順例について説明する。
基地局100において、通信部101は、周辺の他の基地局から送信されるビーコンを受信する(ステップS101)。ビーコンは、基地局が周囲の移動端末に自己の存在を知らせるために一定時間ごとに送信する信号である。
次に、CCI電力測定部102は、ステップS101にて受信されたビーコンの信号をDFT(Discrete Fourier Transformation)により周波数領域の信号に変換する(ステップS102)。
また、CCI電力測定部102は、サブキャリアの番号を示す変数kに初期値である1を代入する(ステップS103)。
CCI電力測定部102は、第kサブキャリアの瞬時CCI電力を測定し(ステップS104)、測定した瞬時CCI電力を利用して、前述のように式1を利用した演算によって平均CCI電力を算出する(ステップS105)。
CCI電力測定部102は、変数kをインクリメントしたうえで(ステップS106)、変数kが最大値より大きいか否かについて判定する(ステップS107)。
変数kが最大値以下である場合には(ステップS107−NO)、まだ平均CCI電力を測定していないサブキャリアが残っている。そこで、この場合、CCI電力測定部102は、ステップS104に処理を戻すことで、次のサブキャリアの平均CCI電力の測定のための処理を実行する。
そして、全てのサブキャリアの平均CCI電力の測定を完了して変数kが最大値より大きくなったことが判定されると(ステップS107−YES)、CCI状況テーブル管理部103は、以下の処理を実行する。
つまり、CCI状況テーブル管理部103は、ステップS104〜S107の処理によって測定されたサブキャリアごとの平均CCI電力によりCCI状況テーブル記憶部104が記憶するCCI状況テーブルを更新する(ステップS108)。
次に、低干渉サブキャリア判定部105は、ステップS108による更新後のCCI状況テーブルが格納するサブキャリアごとの平均CCI電力と許容値とを比較する(ステップS109)。なお、許容値については、先に説明したように式2により求めることができる。
低干渉サブキャリア判定部105は、ステップS109による比較結果に基づき、低干渉サブキャリアが有るか否かについて判定する(ステップS110)。なお、低干渉サブキャリア判定部105は、ステップS110において低干渉サブキャリアが有ると判定した場合には、低干渉サブキャリアがいずれのチャネルに対応するサブキャリアであるのかについても特定する。
低干渉サブキャリアが有ると判定された場合(ステップS110−YES)、使用サブキャリア選択部106は、ステップS110の判定に対応して特定された全ての低干渉サブキャリアを使用サブキャリアとして選択する(ステップS111)。
一方、低干渉サブキャリアが無いと判定された場合(ステップS110−NO)、使用サブキャリア選択部106は、CCI状況テーブルに格納される平均CCI電力が最小である1つのサブキャリアを使用サブキャリアとして選択する(ステップS112)。
通信部101は、ステップS111またはステップS112により選択された使用サブキャリアによりビーコンを送信する(ステップS113)。
このような処理によって、基地局100は、同一チャネル干渉の度合いに応じて複数のサブキャリアを使用して通信を行うことが可能となる。
<第2実施形態>
[概要]
続いて、第2実施形態について説明する。第1実施形態においては、低干渉サブキャリアが有る場合に、全ての低干渉サブキャリアを使用サブキャリアとして選択した。これに対して、第2実施形態においては、セルにおけるデータ通信量に応じて、全ての低干渉サブキャリアを使用サブキャリアとして選択する場合と、一部の低干渉サブキャリアを使用サブキャリアとして選択する場合とがある。
具体的に、第2実施形態においては、低干渉サブキャリアが有る場合には、基地局100が対応するセル内のトラヒック量に基づいて求めた数の使用サブキャリアを低干渉サブキャリアのうちから選択する。ここでのトラヒック量は、データ通信量を表す指標値(データ通信量指標値)である。トラヒック量の増減に応じて、セルにおけるデータ通信量も増減するため、トラヒック量はデータ通信量を表す指標値として扱うことができる。
このような構成により、基地局100は、同一チャネル干渉を最小とするように使用サブキャリアを選択するにあたり、セルにおけるデータ通信量に応じて適切な数の使用サブキャリアを選択することが可能になる。
[基地局の構成例]
図10は、第2実施形態における基地局100の構成例を示している。なお、図10において、図3と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
図10に示す基地局100は、図3の構成に対してトラヒック量検出部107をさらに備えて構成される。
トラヒック量検出部107は、基地局100が対応するセル内のトラヒック量を検出する。セル内のトラヒック量は、通信部101において送受信される単位時間あたりのデータ量に基づいて求めることができる。また、トラヒック量検出部107は、定常的にトラヒック量を検出すればよい。
第2実施形態における使用サブキャリア選択部106は、トラヒック量検出部107が検出したトラヒック量を入力し、入力したトラヒック量に基づいて求めた数の使用サブキャリアを低干渉サブキャリアのうちから選択する。
[処理手順例]
図11のフローチャートは、第2実施形態における基地局100が実行する処理手順例を示している。なお、図11において、図9と同様となる処理のステップについては同一符号を付して説明を省略する。
図11においては、図9のステップS111に代えて、ステップS111Aの処理が実行される。
ステップS111Aにおいて、使用サブキャリア選択部106は、トラヒック量検出部107により検出された現在のトラヒック量に基づいて使用サブキャリアを選択する。
図12のフローチャートは、図11のステップS111Aとしての、トラヒック量に基づく使用サブキャリア選択のための処理手順例を示している。
使用サブキャリア選択部106は、現在においてトラヒック量検出部107が検出したトラヒック量Vtrを入力する(ステップS201)。
次に、使用サブキャリア選択部106は、ステップS201にて入力したトラヒック量Vtrに基づいて必要サブキャリア数Nscを算出する(ステップS202)。必要サブキャリア数Nscは、セル内で基地局100がトラヒック量Vtrによる通信を行うのに必要なサブキャリアの数である。
必要サブキャリア数Nscは、例えば以下のように求めることができる。
第2実施形態においては、1つのサブキャリアに割り当てるべき単位トラヒック量TRが予め定められている。そのうえで、使用サブキャリア選択部106は、下記の式4を満たす係数K1のうちで、下記の式5に示すように係数K1の最小値K1minを必要サブキャリア数Nscとして求める。
TR×K1>Vtr・・・(式4)
K1min=Nsc・・・(式5)
次に、使用サブキャリア選択部106は、図11のステップS110に対応して特定された低干渉サブキャリアの数が、ステップS202にて算出された必要サブキャリア数Nsc以上であるか否かについて判定する(ステップS203)。
低干渉サブキャリアの数が必要サブキャリア数Nsc以上である場合(ステップS203−YES)、使用サブキャリア選択部106は、低干渉サブキャリアのうちから必要サブキャリア数Nscと同じ数のサブキャリアを使用サブキャリアとして選択する(S204)。
ステップS204においては、低干渉サブキャリアの数が必要サブキャリア数Nscと同じである場合には、低干渉サブキャリアの全てが使用サブキャリアとして選択される。
一方、ステップS204において、低干渉サブキャリアの数が必要サブキャリア数Nscより多い場合には、低干渉サブキャリアのうちの一部が使用サブキャリアとして選択される。このとき、使用サブキャリア選択部106は、低干渉サブキャリアのうちから、平均CCI電力の低い順にしたがって必要サブキャリア数Nscと同じ数のサブキャリアを選択していけばよい。
一方、低干渉サブキャリアの数が必要サブキャリア数Nsc未満である場合(ステップS203−NO)、使用サブキャリア選択部106は、図11のステップS110にて低干渉サブキャリアであることが判定された全てのサブキャリアを使用サブキャリアとして選択する(ステップS205)。
<第3実施形態>
[概要]
続いて、第3実施形態について説明する。先の第2実施形態においては、データ通信量指標値としてセル内のトラヒック量を使用した。第3実施形態においては、セル内の移動端末200の数(移動端末数)をデータ通信量指標値として扱う。移動端末数の増減に応じて、セルにおけるデータ通信量も増減するので、移動端末数はデータ通信量指標値として扱うことができる。基地局100は、低干渉サブキャリアが有る場合には、セル内の移動端末数に基づいて求めた数の使用サブキャリアを低干渉サブキャリアのうちから選択する。
このような構成によっても、基地局100は、同一チャネル干渉を最小とするように使用サブキャリアを選択するにあたり、セルにおけるデータ通信量に応じて適切な数の使用サブキャリアを選択することが可能になる。
[基地局の構成例]
図13は、第3実施形態における基地局100の構成例を示している。なお、同図において、図10と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
図13に示す基地局100は、図10に示されるトラヒック量検出部107に代えて、移動端末数検出部108を備えて構成される。
移動端末数検出部108は、基地局100が対応するセル内の移動端末200の数(移動端末数)を検出する。移動端末数検出部108は、例えば通信部101にて受信されるフレームとしての信号において示される送信元アドレスを検出することにより、基地局100と通信を行っている移動端末200を特定する。移動端末数検出部108は、特定した移動端末200の数を移動端末数として検出すればよい。
第3実施形態において、使用サブキャリア選択部106は、移動端末数検出部108が検出した移動端末数を入力し、入力した移動端末数に基づいて求めた数の使用サブキャリアを低干渉サブキャリアのうちから選択する。
[処理手順例]
図14のフローチャートは、第3実施形態における基地局100が実行する処理手順例を示している。なお、図14において、図11と同様の処理となるステップについては同一符号を付している。
図14においては、図11のステップS111Aに代えて、ステップS111Bの処理が実行される。
ステップS111Bにおいて、使用サブキャリア選択部106は、移動端末数検出部108により検出された現在の移動端末数に基づいて使用サブキャリアを選択する。
図15のフローチャートは、図14のステップS111Bとしての、移動端末数に基づく使用サブキャリア選択のための処理手順例を示している。
使用サブキャリア選択部106は、移動端末数検出部108が検出した移動端末数Vtmを入力する(ステップS301)。
次に、使用サブキャリア選択部106は、ステップS301にて入力した移動端末数Vtmに基づいて必要サブキャリア数Nscを算出する(ステップS302)。
ステップS302において必要サブキャリア数Nscは、例えば以下のように求めることができる。
第3実施形態においては、1つの移動端末200に対して割り当てるべきサブキャリア数である端末対応サブキャリア数Vscが予め定められている。そのうえで、使用サブキャリア選択部106は、下記の式6を満たす係数K2のうちで、下記の式7に示すように係数K2の最小値K2minを必要サブキャリア数Nscとして求める。
Vsc×K2>Vtm・・・(式6)
K2min=Nsc・・・(式7)
また、図15において、ステップS303、S304、S305の各処理は、図12のステップS203、S204、S205の各処理と同様でよい。
<第4実施形態>
[概要]
続いて、第4実施形態について説明する。先の第1実施形態乃至第3実施形態においては、サブキャリア単位で使用サブキャリアを選択していた。これに対して、第4実施形態においては、サブキャリアを複数のサブキャリアグループのいずれかに属するようにグルーピングを行う。そのうえで、第4実施形態の基地局100は、サブキャリアグループ単位で使用サブキャリアを選択する。
図16は、第4実施形態におけるサブキャリアのグルーピングの態様例を示している。同図に示すように、基地局100が対応する通信帯域の全体は、それぞれが異なる周波数帯域を有する複数のサブキャリアSBを含む。
そのうえで、本実施形態においては、同図のサブキャリアグループGP1〜GPnとして示すように、通信帯域において隣接する所定数のサブキャリアSBごとにグループ分けを行う。
[基地局の構成例]
図17は、第4実施形態における基地局100の構成例を示している。図17において、図3と同一部分には同一符号を付し、ここでは図3と相違する構成について説明を行う。
図17に示す基地局100において、CCI状況テーブル記憶部104が記憶するCCI状況テーブルは、チャネル(サブキャリア)ごとの平均CCI電力を格納するのに代えて、図18に示すように、サブキャリアグループごとの平均CCI電力を格納する。
図18に示されるようなCCI状況テーブルの構造に応じて、CCI状況テーブル管理部103は、CCI電力測定部102が測定したサブキャリアごとの瞬時CCI電力を利用して、サブキャリアグループごとの平均CCI電力を求める。一例として、CCI状況テーブル管理部103は、同じサブキャリアグループに属するサブキャリアごとの瞬時CCI電力の平均CCI電力を求めたうえで、これらの平均CCI電力をさらに平均することでサブキャリアグループの平均CCI電力を求めることができる。
CCI状況テーブル管理部103は、上記のように求めたサブキャリアグループごとの平均CCI電力により、図18に示す構造のCCI状況テーブルを更新する。
そのうえで、図17に示す基地局100は、図3における低干渉サブキャリア判定部105に代えて低干渉サブキャリアグループ判定部105Aを備え、使用サブキャリア選択部106に代えて使用サブキャリアグループ選択部106Aを備える。
低干渉サブキャリアグループ判定部105Aは、CCI状況テーブルに格納されるサブキャリアグループごとの平均CCI電力が所定の許容値以下の低干渉サブキャリアグループの有無を判定する。
使用サブキャリアグループ選択部106Aは、低干渉サブキャリアグループ判定部105Aにより低干渉サブキャリアグループが有ると判定された場合に、低干渉サブキャリアグループの全てまたは一部を、移動端末200との通信に使用する使用サブキャリアを含む使用サブキャリアグループを選択する。
なお、以降の説明においては、使用サブキャリアグループ選択部106Aは、低干渉サブキャリアグループが有ると判定された場合には、全ての低干渉サブキャリアグループを使用サブキャリアグループとして選択するようにした場合を挙げる。
[処理手順例]
図19のフローチャートは、第4実施形態における基地局100が実行する処理手順例を示している。
基地局100において、通信部101は、周辺の他の基地局から送信されるビーコンを受信する(ステップS401)。CCI電力測定部102は、ステップS101にて受信されたビーコンの信号をDFTにより周波数領域の信号に変換する(ステップS402)。
また、CCI電力測定部102は、サブキャリアグループの番号を示す変数iに初期値である1を代入する(ステップS403)。
CCI電力測定部102は、第iサブキャリアグループに属するサブキャリアごとの瞬時CCI電力を測定する(ステップS404)。CCI電力測定部102は、ステップS404により測定した各サブキャリアの瞬時CCI電力を利用して、第iサブキャリアグループの平均CCI電力を算出する(ステップS405)。
CCI電力測定部102は、変数iをインクリメントしたうえで(ステップS406)、変数iが最大値より大きいか否かについて判定する(ステップS407)。
変数iが最大値以下である場合には(ステップS407−NO)、まだ平均CCI電力を測定していないサブキャリアグループが残っている。そこで、この場合のCCI電力測定部102は、ステップS404に処理を戻すことで、次のサブキャリアグループの平均CCI電力の測定のための処理を実行する。
そして、全てのサブキャリアグループの平均CCI電力の測定を完了して変数iが最大値より大きくなったことが判定されると(ステップS407−YES)、CCI状況テーブル管理部103は、以下の処理を実行する。
つまり、CCI状況テーブル管理部103は、ステップS404〜S407の処理によって測定されたサブキャリアグループごとの平均CCI電力により、CCI状況テーブル記憶部104が記憶するCCI状況テーブルを更新する(ステップS408)。図18に示したように、本実施形態におけるCCI状況テーブルは、サブキャリアグループごとに平均CCI電力を格納した構造である。
次に、低干渉サブキャリアグループ判定部105Aは、ステップS408により更新された後のCCI状況テーブルが格納するサブキャリアグループごとの平均CCI電力と許容値とを比較する(ステップS409)。
低干渉サブキャリアグループ判定部105Aは、ステップS409による比較結果に基づき、低干渉サブキャリアグループが有るか否かについて判定する(ステップS410)。低干渉サブキャリアグループは、平均CCI電力が許容値以下のサブキャリアグループである。
なお、低干渉サブキャリアグループ判定部105Aは、ステップS410において低干渉サブキャリアグループが有ると判定した場合には、サブキャリアグループのうちの何れが低干渉サブキャリアグループであるのかについても特定する。
低干渉サブキャリアグループが有ると判定された場合(ステップS410−YES)、使用サブキャリアグループ選択部106Aは、ステップS410の判定に対応して特定された全ての低干渉サブキャリアグループを使用サブキャリアグループとして選択する(ステップS411)。
一方、低干渉サブキャリアグループが無いと判定された場合(ステップS410−NO)、使用サブキャリアグループ選択部106Aは、CCI状況テーブルに格納される平均CCI電力が最小である1つのサブキャリアグループを使用サブキャリアグループとして選択する(ステップS412)。なお、ステップS412において、使用サブキャリアグループ選択部106Aは、CCI状況テーブルに格納される平均CCI電力が小さい順に所定の複数のサブキャリアグループを使用サブキャリアグループとして選択するようにしてもよい。
通信部101は、ステップS411またはステップS412により選択された使用サブキャリアグループに属する各サブキャリアによりビーコンを送信する(ステップS413)。
このような処理によって、基地局100は、同一チャネル干渉を最小とするようにサブキャリアグループ単位でサブキャリアを選択することが可能になる。
なお、第4実施形態においては、CCI状況テーブルについて、図4のようにチャネル(サブキャリア)ごとに平均CCI電力を格納した構造としてもよい。この場合の低干渉サブキャリアグループ判定部105Aは、CCI状況テーブルに格納されるサブキャリアごとの平均CCI電力(同一チャネル干渉指標値)に基づく比較対象値が許容値以下の低干渉サブキャリアグループの有無を判定すればよい。
一具体例として、低干渉サブキャリアグループ判定部105Aは、CCI状況テーブルが格納するサブキャリアごとの平均CCI電力を利用して、比較対象値としてサブキャリアグループごとの平均CCI電力を求める。そのうえで、求めた平均CCI電力が許容値以下であるサブキャリアグループを低干渉サブキャリアグループとすればよい。
あるいは、この場合の低干渉サブキャリアグループ判定部105Aは、例えば、判定対象のサブキャリアグループに属するサブキャリアの平均CCI電力(比較対象値の一例)のうちで、許容値以下の平均CCI電力が一定数以上であれば、判定対象のサブキャリアグループを低干渉サブキャリアグループとしてもよい。
また、低干渉サブキャリアグループ判定部105Aは、サブキャリアグループに属するサブキャリアの平均CCI電力のうちで最も高い平均CCI電力(比較対象値の一例)を許容値と比較することにより、低干渉サブキャリアグループの有無を判定するようにしてもよい。
また、第4実施形態においても、第2実施形態もしくは第3実施形態を適用して、データ通信量指標値(トラヒック量もしくは移動端末数)に基づいて求めた数の使用サブキャリアグループを低干渉サブキャリアグループのうちから選択するようにしてもよい。
また、上記各実施形態における同一チャネル干渉指標値としては、平均CCI電力に限定されるものではない。例えば、同一チャネル干渉指標値として、現在から過去の一定時間前までにおいて測定された瞬時CCI電力の最大値と最小値の中間値などを用いてもよい。
なお、上述の実施形態における基地局100の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより基地局100としての処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
100…基地局, 101…通信部, 102…CCI電力測定部, 103…CCI状況テーブル管理部, 104…CCI状況テーブル記憶部, 105…低干渉サブキャリア判定部, 106…使用サブキャリア選択部, 107…トラヒック量検出部, 108…移動端末数検出部, 200…移動端末

Claims (7)

  1. サブキャリアごとの同一チャネル干渉電力を測定する同一チャネル干渉電力測定部と、
    測定されたサブキャリアごとの同一チャネル干渉電力に基づいて、サブキャリアごとに同一チャネル干渉の状況を表す同一チャネル干渉指標値を対応付けて格納した同一チャネル干渉状況テーブルを更新する同一チャネル干渉状況テーブル管理部と、
    前記同一チャネル干渉状況テーブルに格納される同一チャネル干渉指標値が所定の許容値以下の低干渉サブキャリアの有無を判定する低干渉サブキャリア判定部と、
    前記低干渉サブキャリア判定部により低干渉サブキャリアが有ると判定された場合に、低干渉サブキャリアの全てまたは一部を、移動端末との通信に使用する使用サブキャリアとして選択する使用サブキャリア選択部と、
    を備え
    前記使用サブキャリア選択部は、
    前記低干渉サブキャリア判定部により低干渉サブキャリアが無いと判定された場合に、前記同一チャネル干渉状況テーブルに格納される前記同一チャネル干渉指標値によって示される同一チャネル干渉の度合いが低い順に従って選択した所定数のサブキャリアを使用サブキャリアとする通信装置。
  2. 前記使用サブキャリア選択部は、
    データ通信量を表すデータ通信量指標値に基づいて、前記低干渉サブキャリアのうちから前記使用サブキャリアを選択する
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記使用サブキャリア選択部は、
    通信装置が対応するセル内のトラヒック量を前記データ通信量指標値として入力し、入力したトラヒック量に基づいて求めた数の使用サブキャリアを前記低干渉サブキャリアのうちから選択する
    請求項に記載の通信装置。
  4. 前記使用サブキャリア選択部は、
    通信装置が対応するセル内の移動端末数を前記データ通信量指標値として入力し、入力した移動端末数に基づいて求めた数の使用サブキャリアを前記低干渉サブキャリアのうちから選択する
    請求項に記載の通信装置。
  5. 複数のサブキャリアグループのいずれかに属するようにグルーピングされた複数のサブキャリアごとの同一チャネル干渉電力を測定する同一チャネル干渉電力測定部と、
    測定されたサブキャリアごとの同一チャネル干渉電力に基づいて、サブキャリアグループごとまたはサブキャリアごとに同一チャネル干渉の状況を表す同一チャネル干渉指標値を対応付けて格納した同一チャネル干渉状況テーブルにおける前記同一チャネル干渉指標値を更新する同一チャネル干渉状況テーブル管理部と、
    前記同一チャネル干渉状況テーブルに格納されるサブキャリアグループごとの同一チャネル干渉指標値が許容値以下の低干渉サブキャリアグループの有無を判定する、または、前記同一チャネル干渉状況テーブルに格納されるサブキャリアごとの同一チャネル干渉指標値に基づく比較対象値が所定の許容値以下の低干渉サブキャリアグループの有無を判定する低干渉サブキャリアグループ判定部と、
    低干渉サブキャリアグループ判定部により低干渉サブキャリアグループが有ると判定された場合に、低干渉サブキャリアグループの全てまたは一部を、移動端末との通信に使用する使用サブキャリアを含む使用サブキャリアグループを選択する使用サブキャリアグループ選択部と、
    を備え
    前記使用サブキャリアグループ選択部は、
    前記低干渉サブキャリアグループ判定部により低干渉サブキャリアグループが無いと判定された場合に、前記同一チャネル干渉状況テーブルに格納される前記同一チャネル干渉指標値によって示される同一チャネル干渉の度合いが低い順に従って選択した所定数のサブキャリアグループを使用サブキャリアグループとする通信装置。
  6. サブキャリアごとの同一チャネル干渉電力を測定する同一チャネル干渉電力測定ステップと、
    測定されたサブキャリアごとの同一チャネル干渉電力に基づいて、サブキャリアごとに同一チャネル干渉の状況を表す同一チャネル干渉指標値を対応付けて格納した同一チャネル干渉状況テーブルを更新する同一チャネル干渉状況テーブル管理ステップと、
    前記同一チャネル干渉状況テーブルに格納される同一チャネル干渉指標値が所定の許容値以下の低干渉サブキャリアの有無を判定する低干渉サブキャリア判定ステップと、
    前記低干渉サブキャリア判定ステップにより低干渉サブキャリアが有ると判定された場合に、低干渉サブキャリアの全てまたは一部を、移動端末との通信に使用する使用サブキャリアとして選択する使用サブキャリア選択ステップと、
    を備え
    前記使用サブキャリア選択ステップにおいて、前記低干渉サブキャリア判定ステップで低干渉サブキャリアが無いと判定された場合に、前記同一チャネル干渉状況テーブルに格納される前記同一チャネル干渉指標値によって示される同一チャネル干渉の度合いが低い順に従って選択した所定数のサブキャリアを使用サブキャリアとする通信制御方法。
  7. 複数のサブキャリアグループのいずれかに属するようにグルーピングされた複数のサブキャリアごとの同一チャネル干渉電力を測定する同一チャネル干渉電力測定ステップと、
    測定されたサブキャリアごとの同一チャネル干渉電力に基づいて、サブキャリアグループごとまたはサブキャリアごとに同一チャネル干渉の状況を表す同一チャネル干渉指標値を対応付けて格納した同一チャネル干渉状況テーブルにおける前記同一チャネル干渉指標値を更新する同一チャネル干渉状況テーブル管理ステップと、
    前記同一チャネル干渉状況テーブルに格納されるサブキャリアグループごとの同一チャネル干渉指標値が許容値以下の低干渉サブキャリアグループの有無を判定する、または、前記同一チャネル干渉状況テーブルに格納されるサブキャリアごとの同一チャネル干渉指標値に基づく比較対象値が所定の許容値以下の低干渉サブキャリアグループの有無を判定する低干渉サブキャリアグループ判定ステップと、
    低干渉サブキャリアグループ判定ステップにより低干渉サブキャリアグループが有ると判定された場合に、低干渉サブキャリアグループの全てまたは一部を、移動端末との通信に使用する使用サブキャリアを含む使用サブキャリアグループを選択する使用サブキャリアグループ選択ステップと、
    を備え
    前記使用サブキャリアグループ選択ステップにおいて、前記低干渉サブキャリアグループ判定ステップで低干渉サブキャリアグループが無いと判定された場合に、前記同一チャネル干渉状況テーブルに格納される前記同一チャネル干渉指標値によって示される同一チャネル干渉の度合いが低い順に従って選択した所定数のサブキャリアグループを使用サブキャリアグループとする通信制御方法。
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