JP6144912B2 - シフトバリアントぼけ補償を含む画像再構成 - Google Patents

シフトバリアントぼけ補償を含む画像再構成 Download PDF

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Description

以下は、撮像分野、医療撮像分野、画像処理分野、医療画像処理分野、及び関連分野に関する。
有限な検出器解像度によるぼけ(blur)が、単光子放出型コンピュータ断層撮影(SPECT)撮像、陽電子放出型断層撮影(PET)撮像、透過型コンピュータ断層撮影(CT)撮像及び他の撮像モダリティのような撮像モダリティに存在する。説明用の例としてSPECT撮像を使用すると、理想的な点放射線放出源がガンマカメラにより撮像される場合、画像は、放射線コリメータの有限コリメーション開口によりぼやける。ファンビーム又はコーンビームコリメータに対して、ぼけは、コリメータ/検出器アセンブリからの距離及び前記コリメータ/検出器アセンブリの面にわたる横方向位置の両方に空間的に依存する。PETにおいて、同様のぼけは、シンチレータ結晶内の511keVガンマ線検出事象の有限な空間的精度(すなわち、非ゼロ領域又は体積位置特定)により生じる。有限な空間的精度は、CT撮像においても存在する。
ぼけは、改良された撮像システム設計によりハードウェア側で対処されることができる。例えば、SPECTにおいて、より長いコリメータ開口は、計数率を低下させても、ぼけを減少させるようにコリメーションを改良することができる。PETにおいて、アンガーロジックが、時々、この空間的精度を強化するのに使用されるが、一部のぼけは残る。CT撮像において、より高いX線ビーム強度が、使用されることができるが、これは、対象の放射線被ばくを増加する。同様に、放射性医薬品の投与量を増加することは、SPECT及びPETにおいて役立つことができる。しかしながら、人間の対象の撮像に対して、安全性の考慮及び管轄政府規制は、典型的には、許容可能なX線被ばく又は放射性医薬品用量を制限する。
ぼけは、画像再構成プロセス中に数学的に補償されることもできる。ファンビームSPECT撮像に対する一部の既存のぼけ補償技術は、シフトインバリアント(shift-invariant)であり、これは、ぼけの距離依存性を計上するが、前記ぼけがコリメータ/検出器アセンブリの面にわたる横方向位置に依存しないと仮定することを意味する。
以下は、上記の問題等を克服する、新しい改良された装置及び方法を提供する。
1つの開示される態様によると、装置は、(i)検出器面と平行な面の間のレイインクリメント(ray increments)を計算し、(ii)前記レイインクリメントに対応する定常インクリメントぼけカーネルを計算し、(iii)投影を生成するように前記対応する定常インクリメントぼけカーネルと畳み込まれた前記レイインクリメントをインクリメンタルに合計し、(iv)シフトバリアント(shift-variant)ぼけに対して前記投影を調節することによりシフトバリアントぼけを持つ検出器に対する投影演算を実行するデジタルプロセッサを有するレイトレーシング(ray tracing)モジュールと、前記レイトレーシングモジュールにより実行される投影演算を含む反復的再構成を使用して投影データから再構成画像を生成するデジタルプロセッサを有する反復的画像再構成モジュールとを有する。
他の開示される態様によると、直前の段落に記載される装置が、開示され、前記レイトレーシングモジュールにより実行される投影演算は、(iv)シフトバリアントぼけを包含する投影を生成するように前記検出器面に最も近い面において非定常ぼけカーネルと畳み込むことにより調節するステップを実行することを含む。
他の開示される態様によると、画像再構成方法は、反復的再構成方法を使用して画像を再構成するステップと、(i)シフトバリアントぼけをもつ検出器の検出器面と平行な近隣の面の間のレイインクリメントを計算し、(ii)前記検出器面と平行な近隣の面の間の距離に基づいて前記近隣の平行な面の間の定常インクリメントぼけカーネルを計算し、(iii)投影を計算するように対応する定常インクリメントぼけカーネルと畳み込まれた前記レイインクリメントをインクリメンタルに合計し、(iv)シフトバリアントぼけに対して前記投影を調節することにより前記再構成するステップにおいて使用される投影を計算するステップとを有する。
他の開示される態様によると、直前の段落に記載された画像再構成方法が、開示され、前記調節(iv)が、前記近隣の面の選択された1つにおいて非定常ぼけカーネルと畳み込むことを有する。
他の開示される態様によると、画像再構成方法は、反復的再構成方法を使用して画像を再構成するステップと、(i)シフトバリアントぼけを持つ検出器の検出器面と平行な近隣の面の間の距離に基づいて計算された各レイインクリメントと関連付けられた定常インクリメントぼけとともに前記近隣の平行な面の間のレイインクリメントを合計し、(ii)前記近隣の平行な面と平行な少なくとも1つの方向においてシフトバリアントぼけを組み込むことにより前記再構成するステップにおいて使用される投影を計算するステップとを有する。
他の開示される態様によると、直前の段落に記載された画像再構成方法が、開示され、演算(ii)は、前記近隣の平行な面と平行な少なくとも1つの方向におけるシフトバリアントぼけを組み込むように前記検出器面に最も近い面において非定常ぼけカーネルと畳み込むことを含む。
他の開示される態様によると、画像再構成プロセッサは、4つの直前の段落のいずれか1つに記載される画像再構成方法を実行するようにプログラムされる。他の開示される態様によると、記憶媒体は、4つの直前の段落のいずれか1つに記載された画像再構成方法を実行するようにデジタルプロセッサにより実行可能な命令を記憶する。
1つの利点は、計算的に効率的なシフトバリアントぼけ補償を提供することにある。
他の利点は、改良された画質を提供することにある。
他の利点は、以下の詳細な説明を読み、理解すると当業者に明らかである。
シフトバリアントぼけ補償を組み込む画像再構成を含む撮像システムを概略的に示す。 反復的レイトレーシングにより計算され、シフトバリアントぼけを含む投影演算を概略的に示す。 図1のシフトバリアントぼけを組み込む投影演算を実行するレイトレーシングモジュールの演算を概略的に示す。 拡大に対して補正されたガウスぼけのシグマの線形回帰フィッティングを概略的に示す。 ファントムに対して取得された撮像結果を示す。
図1を参照すると、撮像システムは、図示された実施例において、単光子放出型コンピュータ断層撮影(SPECT)投影データを取得するガンマカメラである、撮像装置10を含む。図示されたガンマカメラ10は、Koninklijke Philips Electronics N.V.(アイントホーフェン、オランダ)から入手可能なSKYLightガントリフリー核カメラと実質的に同様であり、それぞれのロボティックアーム16、18に取り付けられた放射線検出器12、14を含む。代替的には、放射線検出器12、14が、典型的には前記放射線検出器が回転され、傾けられ、又は他に操作されることを可能にするように追加的なマニピュレータに沿って、ガントリ20(代替実施例を示すようにファントム内に示される)に取り付けられるガントリベースの核カメラが、使用されることができる。ガントリベースのガンマカメラの一例は、Koninklijke Philips Electronics N.V.(アイントホーフェン、オランダ)から入手可能なBrightViewSPECTイメージャである。撮像の対象は、放射線検出器12、14による観測に対して配置されるように対象サポート22上に乗せられる又は配置される。
前記撮像装置は、PET投影データを生成する陽電子放出型断層撮影(PET)スキャナ、又はCT投影データを生成する透過型コンピュータ断層撮影(CT)スキャナ等のような、SPECT以外の撮像モダリティの投影データを生成することができる。SPECT及びCTの場合に、コリメータが、前記投影を空間的に規定するのに使用されるのに対し、PET投影は、電子−陽電子対消滅事象により発せられる2つの反対に向けられた511keVガンマ粒子の同時検出(又は飛行時間PETの場合、実質的に同時の検出)により規定される。
SPECT及びPETの場合、放射性同位体を含む放射性医薬品が、前記対象に投与され、前記放射性医薬品は、好ましくは、関心の器官又は組織に集まり、放射線検出器12、14は、前記放射性同位体からの電波放射を検出する。したがって、SPECT及びPETにおいて、前記投影データは、前記対象内の放射性医薬品の分布を表す。CTの場合、X線管は、前記対象を透過され、前記対象を通る透過の後に放射線検出器アレイにより受け取られるX線ビームとして生成する。したがって、CTにおいて、前記投影データは、前記対象によるX線吸収を表す。
撮像装置10は、図示されたロボティックガンマカメラ10に対して、ロボティックアームコントローラ及び他の制御電子装置を統合するコントローラ24の制御の下で動作する。コントローラ24は、180°、360°又は他の所望の角度の範囲の投影データを取得するために前記対象の周りに様々な点に配置された放射線検出器12、14でSPECT投影データを取得するようにガンマカメラ10を制御する。前記投影データ取得は、典型的には、図示されたコンピュータ26のような適切なユーザインタフェースを介して放射線技師又は他の人間のユーザにより制御される。前記取得されたSPECT投影データは、SPECTデータメモリ28に記憶される。PETスキャナの場合、放射線検出器の定常リングが、典型的には使用される。CTの場合、検出器のリングが、前記対象の周りを回転するX線管と併せて使用されることができるか、又はX線管及び反対側に配置された放射線検出器アレイのアセンブリは、前記X線管及び放射線検出器アレイが一斉に前記対象の周りを回転するように回転されることができる。定常又は可動放射線検出器及び前記対象の内部又は外部の放射線源の他の構成も、考えられる。前記取得された投影データは、再構成画像を生成するように反復的画像再構成モジュール30により再構成され、前記再構成画像は、再構成画像メモリ32に記憶されるか、図示されるコンピュータ26のディスプレイ34若しくは他の表示装置に表示されるか、マーキングエンジンを使用して印刷されるか、インターネット若しくは病院データネットワークを介して送信されるか、画像保存通信システム(PACS)に記憶されるか、又は他の形で使用される。
図1を続けて参照すると、図示されるガンマカメラ10は、それぞれの検出器面40、42を規定する2つの放射線検出器12、14を使用する。より一般的には、前記撮像装置は、1以上の検出器面を各々規定する1以上の放射線検出器を使用する。PETにおいて、例えば、検出器の環状リングが、使用され、その検出器面は、前記対象の周りのリング又は円柱の区分的近似を形成する。一般に、放射線検出器12、14により検出される投影は、検出器面40、42から離れる距離とともに変化する量だけぼけさせられる。例えば、物理的線形コリメータは、完全な線にコリメートすることができないが、狭い角度のコーンにコリメートし、その領域は、検出器面40、42からの増大する距離とともに広がる。検出器12、14は、シフトバリアントぼけをも持つ。シフトバリアントぼけにおいて、ぼけの量は、前記投影が検出される検出器面40、42にわたる横方向位置とともに変化する。前記ぼけにおけるシフト変化のソースは、ファンビーム又はコーンビームコリメータ、透過型CTの場合にファンビーム又はコーンビームX線源、前記検出器面にわたるPET検出器の空間的位置特定精度の変化から生じることができる。
反復的画像再構成モジュール30は、反復的再構成アルゴリズムを使用する。反復的再構成において、最初の画像は、これが前記取得された投影データに実質的に適合するまで、反復的に調節される。一部のこのようなアルゴリズムにおいて、前記最初の画像は、単純に画像空間における一様分布でありうる。収束性を向上させるために、先験的情報が、予測される最終画像により近い最初の画像を提供するのにオプションとして使用されることができる。例えば、前記再構成画像により表されると予測される前記対象又はその一部の既知の輪郭が、前記最初の画像として使用されてもよい。前記最初の画像を前記取得された投影データと比較するために、前記反復的画像再構成モジュールは、前記取得された投影データと直接的に比較されることができる投影データを生成するように前記画像を投影するレイトレーシングモジュール44を使用する。逆投影のプロセスにより、前記最初の画像は、改良された画像を生成するように前記投影された最初の画像及び取得された投影データの比較に基づいて調節される。前記改良された画像は、適切な停止基準により測定され、前記反復的に改良された画像が、レイトレーシングモジュール44により投影される場合に、前記取得された投影データに十分に近くなるまで、反復的に、レイトレーシングモジュール44により再び投影され、前記取得された投影データと比較され、更なる画像調節等が行われる。
より正確な再構成を提供するように、図1のレイトレーシングモジュール44は、ぼけを組み込む。換言すると、前記画像の投影を計算する際に、レイトレーシングモジュール44は、コリメーションにおける物理的制限又は他のぼけのソースにより前記取得された投影データに組み込まれていると予測されるぼけに似るように前記投影にぼけを導入する。
図1を続けて参照し、更に図2を参照すると、レイトレーシングモジュール44の演算が、更に説明される。以下、投影器としてのレイトレーシングモジュール44の演算が説明されるが、逆投影器としての演算は類似している。図2は、図2に示される例示的な例においてファンビームコリメーションを提供すると推定される図1の放射線検出器の検出器面を概略的に描く。検出器面42からの距離が、検出器面42に対して垂直に向けられた座標yに沿って測定される座標系が選択される。ファンビームコリメーションは、検出器面42と平行に向けられた座標xに沿っている。前記ファンビームコリメーションは、x及びy座標の両方に対して垂直に横たわる焦線を持つ。説明目的で、焦線50上に位置する点54から発する一組の投影52が、図示されている。投影は、対象を含むソース54と検出器面42との間の空間を、検出器面42と各々平行である複数の平行な面に分割することにより計算される。説明目的で、図2は、P0、P1、P2で示される3つのこのような面を示す。一般性を失うことなく、撮像対象(又は前記投影に寄与する視野内の他の要素)を通る番号0、...、N−1のN個のこのような面が存在すると仮定される。検出器面42は、図2においてPNとして示されているN番目の面と一致する。面P0、P1、P2、...、PNは、互いに及び検出器面42と平行であり、レイトレーシング投影技術が、前記投影を計算するのに使用される。y方向は、面P0、P1、P2、...、PNに垂直であり、x方向は、面P0、P1、P2、...、PNと平行である。
図1及び2を続けて参照し、更に図3を参照すると、レイトレーシングモジュール44は、投影52の1つを計算するように投影演算を実行する。考慮する最初の点として、前記投影は、画像空間60内の指定された幾何構成(方向、長さ、及び検出器面42上の終点により指定される)に対して計算される。画像空間60は、例えば、前記反復的画像再構成を開始するのに使用される最初の画像であってもよく、又は前記反復的再構成の途中に生成される反復的に改良された画像の1つであってもよい。画像空間60内の密度は、前記取得された投影データにより測定されたものを表す。SPECT又はPETデータに対して、画像空間60内の密度は、放射性医薬品の密度を表す。CTデータに対して、画像空間60内の密度は、X線吸収(又はX線吸収の逆のような同等の量)を表す。
図3を続けて参照すると、前記投影は、検出器面42に平行な連続した近隣の面P0、P1、P2、...の間のレイインクリメント(すなわち、投影演算の場合に投影インクリメント)を計算することにより反復的にレイトレーシングにより計算される。図3において、(画像空間60における)ソース54から第1の平行な面P0への投影インクリメントは、演算62において計算される。この第1の投影インクリメントは、ここでIncAP0として示される。(再び、画像空間60における)面P0から面P1への投影インクリメントは、演算64において計算され、IncAP1と示され、この投影インクリメントIncAP1は、合計演算66においてソース54から第1の平行な面P0への投影インクリメントIncAP0に加えられる。ループ演算68は、面(N−2)から面(N−1)へのインクリメントIncAPN-1が加えられるまで、投影インクリメントIncAP0、IncAP1、IncAP2、...を加えるように、面P1から面P2へのインクリメントに対して演算64、66等を繰り返す。
図2及び3を続けて参照して、ぼけの組み込みが、ここで論じられる。シンボルσx(x,y)は、空間座標(x,y)におけるx方向に沿ったぼけを示すのに使用される。ぼけを組み込む非インクリメントスキームが、第一に、簡潔に記載される。この非インクリメントスキームは、図1には示されておらず、他の形でも図示されておらず、比較目的でのみ記載される。前記非インクリメントスキームにおいて、σx(x,y)が、平行な面P0,P1,P2,...ごとに、及び検出器面42との投影の交差点ごとに計算される。ぼけσx(x,y)は、一般にシフトバリアントなので、所定の面内のぼけは、非定常ぼけカーネルを示すNSΩにより表される。この非インクリメントスキームにおいて、各面に対するインクリメント投影IncAPは、当該面に対する非定常ぼけカーネルNSΩと畳み込まれ、これは、全ての面に対して累積され、最終順方向投影を与える。
ぼけを組み込む前記非インクリメントスキームは、(非定常ぼけσx(x,y)は、平行な面P0,P1,P2,...ごとに及び検出器面42との投影の交差点ごとに計算及び記憶されなければならないので)メモリ使用に関する実質的な不利点を持つ。したがって、シフトインバリアントぼけを組み込む空間的に変化する検出器(例えば、ファンビーム検出器、コーンビーム検出器、又は他の空間的に発散する検出器)に関連して投影を計算するインクリメントスキームは、ここに開示され、図2及び3に示される。前記インクリメントスキームは、オプションとして、検出器面42に最も近い面N−1において実行される非定常カーネルを用いる畳み込み演算においてシフトバリアントぼけを組み込む。
前記インクリメントスキームにおいて、ぼけσx(x,y)は、
σx(x,y)=bx0+bxyy+bxxx (1)
のような(図2に示されるX方向に沿った一次元ファンビームコリメーションの示される場合に対する)形式を持つ検出器面42のシフトバリアントぼけモデルにより表され、ここでxは、検出器面42と平行なシフト変化の方向を示し、yは、検出器面42に対する法線及び検出器面42と平行な面P0,P1,P2,..., PNに対する法線である方向を示し、bxy、bx0及びbxxは、スカラーぼけ係数を示し、σx(x,y)は、空間座標(x,y)におけるx方向に沿ったぼけを示す。前記スカラーぼけ係数は、コントローラ24により経験的に決定されることができ、撮像装置10に検出器面42を規定する放射線検出器14を使用して較正投影データを取得させる。コントローラ24は、この場合、前記取得された較正投影データに基づいて検出器面42のシフトバリアントぼけモデルを生成する。
適切なアプローチにおいて、ファンビームコリメータの検出器応答関数(すなわち、シフトバリアントぼけモデル)は、2つの向き、すなわちファン又はX方向におけるぼけの測定に対するカメラ回転軸に平行な向き、及び(ここでz方向として示される)x方向及びy方向の両方に垂直な方向におけるぼけの測定に対するファン又はx方向に平行な向き、における検出器面42の前に位置する複数(例えば8)の線放射線源(例えば99mTc充填線線源)を使用して適切に測定される。実際に実行された説明的例において、距離依存解像度をモデル化するデータを提供するように実行され、線線源は、内径1.14mmであり、5cm間隔で3ないし28cmの範囲を取る前記コリメータからの複数の距離において撮像された。各線線源は、前記線に垂直な一連のガウス関数でフィッティングされ、各線線源にフィッティングされた全てのガウシアンの平均σが得られた。扇方向における視野(FOV)内のラインの数は、3つのラインのみが最大のy距離において可視であるように検出器面42からの距離とともに減少された。したがって、39のデータ点のみが、x方向に沿ったぼけσxを推定するのに使用された。このプロセスは、推定σzに対する水平方向に向けられた線線源に対して繰り返された。測定されたぼけは、孔延長(hole elongation)の効果を含む分析的に得られたものと比較された。前記測定された検出器応答関数が、前記検出器の固有解像度を含むことに注意する。σxに対する回帰モデルは、式(1)のスカラーぼけ係数bxy、bx0及びbxxに対するフィッティングされた値を得るように、検出器面42の中心からX方向に沿った横方向距離の関数として、及びy方向に沿った検出器面42からの距離の関数として決定された。
図4を簡潔に参照すると、コリメータ裏面からのy方向に沿った距離及びx方向に沿った前記検出器面の中心からの距離を持つファンビームコリメータに対するぼけ標準偏差σxの変化が、示される。前記回帰フィッティングから得られた点は、黒丸として示され、前記測定されたデータ点は、正方形により示される。前記コリメータの感度は、前記面にわたりわずかにのみ変化することがわかった(<1%)。
図2を続けて参照すると、インクリメントスキームにおいて、連続した(すなわち、近隣の)平行な面の間のインクリメントぼけは、前記平行な面の間の全ての投影インクリメントに対して同じである。これは、如何なる単一の投影に対しても、bxxx項が1つの平行な面から次の近隣の平行な面まで一定である場合に式(1)のぼけモデルから観察されることができる。この観察に基づいて、シフトバリアントぼけ成分は、シフトインバリアントぼけ成分とは別々に処理される。このアプローチにおいて、各投影インクリメントに対する近隣の平行な面の間のインクリメントぼけは、前記面の間の垂直距離(すなわち、y方向に沿った距離)とともにのみ変化するシフトインバリアント(したがって定常)ぼけ成分であると見なされる。この距離は、ここでΔyとして示される。インデックスnを付けられた面とインデックスn+1を付けられた次の近隣の面との間の定常インクリメントぼけカーネルは、IncSΩnにより示され、
IncSΩn=σinc n→(n+1)=√(bxy 2(Δy)2+2bxyσx n+1(Δy)) (2)
により与えられる。換言すると、IncSΩnは、面n−1と面nとの間の投影インクリメントIncAPnに適用されるインクリメントぼけカーネルを示す。
図2及び3を続けて参照すると、シフトインバリアントぼけは、図3に示されるこのインクリメントぼけ概念に基づいてシフトバリアントぼけを持つ検出器の投影に組み込まれることができる。式(1)の検出器ぼけ係数bxy、bx0及びbxxは、演算70において経験的に決定される。第1の投影インクリメントIncAP0に対応する定常ぼけカーネルIncSΩ0は、演算72において計算される。第1の投影インクリメントIncAP0は、演算74において対応する定常ぼけカーネルIncSΩ0と畳み込まれる。これは、
Σ0=IncAP0*IncSΩ0 (3)
として数学的に適切に表され、ここでシンボル"*"は畳み込み演算を示すのに使用される。換言すると、Σ0は、第1の投影インクリメントIncAP0のぼけたバージョンを表す。より一般的には、演算76において、投影インクリメントIncAPnに対応する定常ぼけカーネルIncSΩnは、(例えば、例示的なファンビームコリメータに対して式(1)において与えられる)検出器面42のシフトバリアントぼけモデルに基づいて計算され、合計演算66は、面(N−3)から面(N−2)への投影インクリメントまで、対応するインクリメントぼけカーネルIncSΩnと畳み込まれた投影インクリメントIncAPnをインクリメンタルに合計するように修正される。より数学的には、図3に示されるように実施されるインクリメントぼけスキームは、以下のように記載されることができる。レイトレーシングモジュール44により実行されるインクリメント合計66は、n=0,...,N−2に対するΣn=(Σn-1+IncAPn)*IncSΩnと定量的に同等である投影値を計算し、ここでnは、検出器面42と平行な面P0,P1,P2,...にインデックスを付け、IncAPnは、インデックスnの面とインデックスn+1の面との間の投影インクリメントを示し、IncSΩnは、(図示のファンビームコリメータの例において式(2)において計算される)対応するインクリメントぼけカーネルを示す。
面(N−2)から面(N−1)への最後の投影インクリメントは、わずかに異なって処理される。前記対象(又は前記投影に寄与する他の要素)は、面N−1で終わるので、定常インクリメントぼけ成分IncSΩN-1が存在しない。したがって、演算78において、(前記検出器に到達する)前記最後の投影インクリメントは、ΣN-1=(ΣN-2+IncAPN-1)として加えられる。
シフトインバリアントぼけを含む検出器要素における投影は、演算80の出力であるが、面N−1に対応する定常ぼけカーネルΣN=(ΣN-1)*SΩN-1を持つ。一部の実施例において、これは、十分に正確であるとみなされ、最終投影としてとられる。換言すると、これらの実施例において、シフトバリアントぼけを持つ検出器12、14のシフトバリアントボケ成分が、無視され、シフトインバリアントぼけを補償された前記計算された投影が、許容可能な精度を持つと見なされる。
代替的には、式(1)の非定常ぼけ成分も、前記シフトインバリアントぼけ成分及び前記シフトバリアントぼけ成分の両方を含むぼけを補償するために考慮に入れられることができる。これは、如何なる単一の投影に対しても、bxxx項が1つの平行な面から次の近隣の平行な面まで一定であるという観察を考慮に入れて行われる。結果として、前記ぼけのシフトバリアント成分は、前記対象の最後の面、すなわち、面N−1に対して計算することにより計上されることができる。これは、図3において、シフトバリアントぼけを含む最終投影をもたらすために、面N−1における非定常ぼけNSΩN-1が、面N−1において式(1)を評価することにより与えられる場合に、式ΣN=(ΣN-1)*NSΩN-1によって最終投影に対して面N−1における非定常ぼけNSΩN-1を適用する演算80において行われる。
逆投影演算を実行するレイトレーシングモジュール44の演算は、逆の形で動作する。逆投影の場合、前記最終投影(ぼけなし)は、開始点であり、レイトレーシングは、前記検出器に最も近い面N−1において開始し、最初の面に逆行して動作する。前記インクリメントぼけカーネルは、各レイインクリメント(すなわち、逆投影の場合に逆投影インクリメント)に対して定常ぼけにインクリメンタルに加えるのに使用される。最終逆投影は、シフトインバリアントぼけを持つ画像コンテンツである。シフトバリアントぼけを組み込むことが望ましい場合、前記非定常カーネルは、前記最終逆投影がシフトバリアントぼけを持つ画像コンテンツであるように、第一に前記検出器に最も近い面N−1における畳み込みにより導入される。
例示的な例は、他のタイプの検出器面をモデル化する他のぼけモデルを組み込むように容易に修正される。例えば、前記検出器面のシフトバリアントぼけモデルは、両方とも前記検出器面と平行である2つの非平行方向におけるシフト変化を含むことができる。これは、例えば、コーンビームコリメーションを持つ検出器面をモデル化するのに適切である。この場合、前記シフトバリアントぼけモデルは、bα0+bαyy+bαααの形式の空間座標(α,β,y)におけるα方向に沿ったぼけを示す項σα(α,β,y)を含み、ここでαは、前記検出器面と平行なシフト変化の2つの方向の1つを示し、yは、前記検出器面に対する法線及び前記検出器面と平行な面に対する法線の方向を示し、bαy,bα0及びbααは、スカラーぼけ係数を示す。前記シフトバリアントぼけモデルは、bβ0+bβyy+bβββの形式の空間座標(α,β,y)におけるβ方向に沿ったぼけを示す項σβ(α,β,y)を含み、ここでβは、前記検出器面と平行なシフト変化の前記2つの方向の他方を示し、yは、前記検出器面に対する法線及び前記検出器面と平行な面に対する法線の方向を示し、bβy,bβ0及びbββは、スカラーぼけ係数を示す。再び、連続した(すなわち、近隣の)平行な面の間のインクリメントぼけは、いずれの単一のレイインクリメントに対しても、bααα及びbβββの項が、1つの平行な面から次の近隣の平行な面まで各々一定である場合に、前記ぼけモデルから観察されるように、所定の投影に対する前記平行な面の間の全てのレイインクリメントに対して同じである。前記定常インクリメントぼけは、この場合、式(2)に示されるものと類似して書かれることができ、図示された実施例において使用されるインクリメント合計Σn=(Σn-1+IncAPn)*IncSΩnの後に、オプションとして、図3の演算80の畳み込み演算ΣN=(ΣN)*NSΩN-1による非定常ぼけ成分の最終組み込みが続く。
図5を参照すると、シフトバリアント及びシフトインバリアントぼけ補償を使用して再構成されたファントムの取得された投影データの画像再構成の比較が示される。データスペクトルQCファントムが使用された。図5は、シフトバリアントぼけ補償を用いる及び用いない、前記QCファントムの再構成画像から取られた同じ画像スライスを示す。最も左の画像は、シフトインバリアントぼけ補償を用いて再構成された。真ん中の画像は、シフトバリアントぼけ補償を用いて再構成された。最も右の画像は、差分画像である。前記画像は、取得されたものより小さな画素サイズ(〜60%)で再構成され、したがって、前記差分画像は、前記再構成画像において著しい変化を示さない。しかしながら、再構成において前記面にわたりシフトバリアントモデルを使用した5番目に小さいロッドサイズにおいて及び前記ファントムの外側の近くの孔のより明確な規定に注意する。
前記インクリメントぼけスキームは、シフトバリアントぼけ補償の実施に対する計算速度及びメモリ使用に関して、より効率的である。前記計算速度は、非インクリメントのものの1.5倍である。前記メモリ使用は、非インクリメントスキームの約1%だけである。
図1に戻って参照すると、ここに開示されるインクリメントぼけアプローチを使用してシフトバリアントぼけを組み込むレイトレーシングモジュール44を含む反復的画像再構成モジュール30は、図2及び3を参照して記載されるようなぼけを含む投影演算を含む反復的画像再構成を実行するようにプログラムされたデジタルプロセッサにより適切に具体化される。前記デジタルプロセッサは、例えば、コンピュータ26の(マルチコア処理ユニットであることができる)中央処理ユニットにより、若しくはグラフィック処理ユニット(GPU)、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ等により、又はこれらの様々な組み合わせにより具体化されることができる。構成要素30、44は、単一のプロセッサにより又は別々のプロセッサにより具体化されてもよい。更に、開示された技術は、ここに記載されるようなぼけ補償を含む画像再構成方法を実行するようにデジタルプロセッサにより実行可能な命令を記憶する記憶媒体として具体化されてもよい。前記記憶媒体は、例えば、以下のもの、すなわち、ハードディスクドライブ若しくは他の磁気記憶媒体、光学ディスク若しくは他の光学記憶媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、又は他の電子記憶媒体等の1以上を含んでもよい。
この出願は、1以上の好適な実施例を記載している。修正例及び変更例は、先行する詳細な説明を読み、理解すると他者が思いつきうる。この出願は、添付の請求項又は同等物の範囲に入る限り全てのこのような修正例及び変更例を含むと解釈されることが意図される。

Claims (16)

  1. (i)検出器の検出器面と平行な面の間のレイインクリメントを計算し、(ii)前記レイインクリメントに対応する定常インクリメントぼけカーネルを計算し、(iii)投影を生成するように前記対応する定常インクリメントぼけカーネルと畳み込まれた前記レイインクリメントをインクリメンタルに合計し、(iv)シフトバリアントぼけを組み込む投影を生成するように前記検出器に最も近い面において非定常ぼけカーネルと畳み込むことによりシフトバリアントぼけに対して前記投影を調節する、ことによりシフトバリアントぼけを持つ検出器に対して投影演算を実行するデジタルプロセッサを有するレイトレーシングモジュールと、
    前記レイトレーシングモジュールにより実行される投影演算を含む反復的再構成を使用して投影データから再構成画像を生成するデジタルプロセッサを有する反復的画像再構成モジュールと、
    を有する装置。
  2. 前記非定常ぼけカーネルが、前記検出器面と平行な1つの方向におけるシフト変化を含む、請求項1に記載の装置。
  3. 前記非定常ぼけカーネルが、ファンビームコリメータをモデル化する、請求項2に記載の装置。
  4. 非定常ぼけカーネルが、両方とも前記検出器面と平行な2つの非平行方向におけるシフト変化を含む、請求項1に記載の装置。
  5. 前記検出器面の前記シフトバリアントぼけモデルが、コーンビームコリメータをモデル化する、請求項4に記載の装置。
  6. 前記検出器面を規定する放射線検出器を含む撮像装置と、
    前記撮像装置に投影データを取得させ、前記反復的画像再構成モジュールに前記取得された投影データから再構成画像を生成させるコントローラと、
    を有する、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 前記コントローラが、前記撮像装置に前記検出器面を規定する前記放射線検出器を使用して較正投影データを取得させ、前記コントローラが、前記取得された較正投影データに基づいて前記ぼけカーネルを生成する、請求項6に記載の装置。
  8. 前記撮像装置が、(i)単光子放出型コンピュータ断層撮影を実行するガンマカメラ、(ii)陽電子放出型断層撮影スキャナ、及び(iii)透過型コンピュータ断層撮影スキャナの1つを有する、請求項6ないし7のいずれか一項に記載の装置。
  9. 前記レイインクリメントに対応する定常インクリメントぼけカーネルを計算する演算が、前記検出器面に対する法線及び前記検出器面と平行な面に対する法線の方向に沿った座標のみに空間的に依存する、請求項1ないし8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 前記検出器面と平行な近隣の面の間のレイインクリメントに対して、前記対応する定常インクリメントぼけカーネルが、前記近隣の面の間の距離のみに空間的に依存する、請求項1ないし9のいずれか一項に記載の装置。
  11. 反復的再構成方法を使用して画像を再構成するステップと、
    (i)シフトバリアントぼけを持つ検出器の検出器面と平行な近隣の面の間のレイインクリメントを計算し、(ii)前記検出器面と平行な近隣の面の間の距離に基づいて前記近隣の平行な面の間の定常インクリメントぼけカーネルを計算し、(iii)投影を計算するように対応する定常インクリメントぼけカーネルと畳み込まれた前記レイインクリメントをインクリメンタルに合計し、(iv)シフトバリアントぼけを組み込む投影を生成するように前記検出器に最も近い面において非定常ぼけカーネルと畳み込むことによりシフトバリアントぼけに対して前記投影を調節する、ことにより前記再構成において使用される投影を計算するステップと、
    を有する画像再構成方法。
  12. 反復的再構成方法を使用して画像を再構成するステップと、
    (i)シフトバリアントぼけを持つ検出器の検出器面と平行な近隣の面の間の距離に基づいて計算される各レイインクリメントと関連付けられた定常インクリメントぼけとともに前記近隣の平行な面の間のレイインクリメントを合計し、(ii)シフトバリアントぼけを組み込む投影を生成するように前記検出器に最も近い面において非定常ぼけカーネルと畳み込むことにより前記近隣の平行な面と平行な少なくとも1つの方向におけるシフトバリアントぼけを組み込む、ことにより前記再構成において使用される投影を計算するステップと、
    を有する画像再構成方法。
  13. 各レイインクリメントと関連付けられた前記定常インクリメントぼけが、前記平行な面と平行な如何なる方向における前記レイインクリメントの位置と独立である、請求項12に記載の画像再構成方法。
  14. 前記再構成及び前記計算が、デジタルプロセッサにより実行される、請求項11ないし13のいずれか一項に記載の画像再構成方法。
  15. 請求項11ないし13のいずれか一項に記載の画像再構成方法を実行するようにプログラムされた画像再構成プロセッサ。
  16. 請求項11ないし13のいずれか一項に記載の画像再構成方法を実行するようにデジタルプロセッサにより実行可能な命令を記憶する記憶媒体。
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