JP6141345B2 - 画像表示装置及びその制御方法 - Google Patents
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の駆動電流を調節する技術があった(特許文献1参照)。
装置において複数のウィンドウを表示する際に、ウィンドウ毎に個別に色域や輝度を指定して表示を行うことについて記載されていない。
となり、赤の階調が256から183に低下する。
前記表示領域の複数の領域に対応する複数の発光ブロックを有し、前記表示パネルに光を照射するバックライトと、
前記複数の発光ブロックの各々の光強度を制御する制御手段と、
各ウィンドウに対して指定された、当該ウィンドウが表示される領域に対して前記バックライトから照射される光の輝度の情報を取得する取得手段と、
を有し、
前記制御手段は、前記複数のウィンドウのうちいずれか2以上のウィンドウが表示される領域である第1領域に対応する発光ブロックの光強度を、前記第1領域に表示される前記2以上のウィンドウのそれぞれに指定される輝度のうち最も高い輝度である第1輝度に応じて制御し、前記複数のウィンドウのうち1つのウィンドウが表示される領域である第2領域に対応する発光ブロックの光強度を、当該1つのウィンドウに指定される輝度である第2輝度に応じて制御し、前記複数のウィンドウのいずれも表示されない領域である第3領域に対応する発光ブロックの光強度を、前記複数のウィンドウに指定される輝度のうち最も高い輝度である第3輝度に応じて制御することを特徴とする画像表示装置である。
本発明は、第1ウィンドウと第2ウィンドウを含む画像を表示領域に表示する表示パネルと、
前記表示領域の複数の領域に対応する複数の発光ブロックを有し、前記表示パネルに光を照射するバックライトと、
前記複数の発光ブロックの各々の光強度を制御する制御手段と、
前記第1ウィンドウが表示される領域に対してバックライトから照射される光の輝度である第1輝度と、前記第2ウィンドウが表示される領域に対してバックライトから照射される光の輝度である第2輝度とを取得する取得手段と、
を有し、
前記制御手段は、前記第1ウィンドウと第2ウィンドウが表示される領域である第1領域に対応する発光ブロックの光強度を、前記第1輝度と第2輝度とのうち高い方の輝度に応じて制御し、前記第1ウィンドウと第2ウィンドウのうちいずれか1つのウィンドウが表示される領域である第2領域に対応する発光ブロックの光強度を、前記第2領域に表示されるウィンドウに指定される輝度に応じて制御し、前記第1ウィンドウと第2ウィンド
ウのいずれも表示されない領域である第3領域に対応する発光ブロックの光強度を、前記第1輝度と第2輝度とのうち高い方の輝度に応じて制御することを特徴とする画像表示装置である。
前記表示領域の複数の領域に対応する複数の発光ブロックを有し、前記表示パネルに光を照射するバックライトと、
を備える画像表示装置の制御方法であって、
前記複数の発光ブロックの各々の光強度を制御する制御工程と、
各ウィンドウに対して指定された、当該ウィンドウが表示される領域に対して前記バックライトから照射される輝度の情報を取得する取得工程と、
を有し、
前記制御工程では、前記複数のウィンドウのうちいずれか2以上のウィンドウが表示される領域である第1領域に対応する発光ブロックの光強度を、前記第1領域に表示される前記2以上のウィンドウのそれぞれに指定される輝度のうち最も高い輝度である第1輝度に応じて制御し、前記複数のウィンドウのうち1つのウィンドウが表示される領域である第2領域に対応する発光ブロックの光強度を、当該1つのウィンドウに指定される輝度である第2輝度に応じて制御し、前記複数のウィンドウのいずれも表示されない領域である第3領域に対応する発光ブロックの光強度を、前記複数のウィンドウに指定される輝度のうち最も高い輝度である第3輝度に応じて制御することを特徴とする画像表示装置の制御方法である。
本発明は、第1ウィンドウと第2ウィンドウを含む画像を表示領域に表示する表示パネルと、
前記表示領域の複数の領域に対応する複数の発光ブロックを有し、前記表示パネルに光を照射するバックライトと、
を備える画像表示装置の制御方法であって、
前記複数の発光ブロックの各々の光強度を制御する制御工程と、
前記第1ウィンドウが表示される領域に対してバックライトから照射される光の輝度である第1輝度と、前記第2ウィンドウが表示される領域に対してバックライトから照射される光の輝度である第2輝度とを取得する取得工程と、
を有し、
前記制御工程では、前記第1ウィンドウと第2ウィンドウが表示される領域である第1領域に対応する発光ブロックの光強度を、前記第1輝度と第2輝度とのうち高い方の輝度に応じて制御し、前記第1ウィンドウと第2ウィンドウのうちいずれか1つのウィンドウが表示される領域である第2領域に対応する発光ブロックの光強度を、前記第2領域に表示されるウィンドウに指定される輝度に応じて制御し、前記第1ウィンドウと第2ウィンドウのいずれも表示されない領域である第3領域に対応する発光ブロックの光強度を、前記第1輝度と第2輝度とのうち高い方の輝度に応じて制御することを特徴とする画像表示装置の制御方法である。
図1は、本実施例における画像データ生成装置及び画像表示装置のブロック図である。
画像データ生成装置10は、装置全体の制御を行なう制御部12と、EDIDデータ31を画像表示装置20とやりとりするEDIDデータ処理部11と、画像データ32を画像表示装置20に出力する画像データ生成部14から構成される。ここでEDIDとはExtended Display Identification Dataの略で、画像表示装置の解像度等の情報を伝える規格である。画像データ生成装置10は、EDIDデータ処理部11、制御部12、及び画像データ生成部14の間で相互にデータの受け渡しを行うバス13を有する。
処理する画像データ処理部25と、処理した画像データを表示する表示部26を有する。
制御するBL-LED駆動部27(制御手段)と、を有する。ここで、BL-LEDはBack Light-Light
Emitting Diodeを意味する。BL-LED駆動部27による電流値制御及びPWM(Pulse Width Modulation)制御によりBL-LED部28の発光は制御される。
やHDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)ケーブル等で接続される。上述したEDIDデータ31や画像データ32はこのケーブルを介してやりとりされる。なお、画像データ生成装置10と画像表示装置20との間でEDIDデータ31や画像データ32をやりとりするための通信手段は上記の例に限らない。例えば、USB(Universal Serial Bus)ケーブ
ル、LAN(Local Area Network)ケーブル、無線などでも良い。
割する複数の分割領域の各々に対応して、複数のブロック(以下BLブロックという)に分割される。BL-LED部28は、X方向(横方向)にn個、Y方向(縦方向)にm個の、n列×m行のBLブロックに分割される。図2では6列×4行の計24個のBLブロックに分割した例を示して
いるが、分割数は図2の例に限らない。
緑色で発光する緑色LED33と、が配置され、この3色の発光の混色により表示部26を照射する白色光を得る。BL-LED駆動部27は、RGB各色のLEDに対し電流値制御及びPWM制御を行う
ことにより、BLブロック単位でBL-LED部28の発光を制御する。なお、1つのBLブロックに
は、一組の赤色LED、緑色LED、及び青色LEDが配置されても良いし、複数組の赤色LED、緑色LED、及び青色LEDが配置されても良い。
図3は、画像表示装置20の表示部26における複数のウィンドウの表示例を示す図である
。ここでは、1画面に2つのウィンドウが表示される場合を例に説明する。図3はマルチウ
ィンドウ表示の一例を示すものであって、ウィンドウの個数は2個に限らない。
(X0,Y0)とする。ウィンドウ1の表示位置は、最も左上の画素の座標(X11,Y11)及び最
も右下の画素の座標(X12,Y12)により決まる。これらウィンドウ1の表示領域を特定する座標を「ウィンドウ1の座標C1」と称する。ウィンドウ2の表示位置は、最も左上の画素の座標(X21,Y21)及び最も右下の画素の座標(X22,Y22)により決まる。これらウィンドウ2の表示領域を特定するための座標を「ウィンドウ2の座標C2」と称する。ここでは、ウィンドウ1とウィンドウ2が重ならない場合を例に説明する。
び輝度B1、並びにウィンドウ2の座標C2、色域G2、及び輝度B2の情報を、画像表示装置20
に渡す。画像表示装置20は、EDIDデータ処理部21(取得手段)により、ウィンドウ1の座
標C1、色域G1、及び輝度B1、並びにウィンドウ2の座標C2、色域G2、及び輝度B2の情報を
受け取る。
以下、BLブロック毎のLEDの発光制御について説明する。
図3において破線で区切られた1つの表示領域は、1つのBLブロックに対応する分割領域
(以下、BLブロック領域という)を示す。
を制御する。
画像表示装置20は、1つのウィンドウの画像データのみが存在するBLブロック領域を専
用BLブロック領域(専用分割領域)と判別する。
ンドウ1の画像データのみが存在する専用BLブロック領域である。また、BLブロック領域E2は、色域及び輝度が指定されるウィンドウのうちウィンドウ2の画像データのみが存在する専用BLブロック領域である。
画像表示装置20は、専用BLブロック領域に対応するBLブロックのLEDを、当該専用BLブ
ロック領域に画像データが存在するウィンドウに指定される色域及び輝度に基づいて制御する。
定される色域G1及び輝度B1に基づいて制御される。また、専用BLブロック領域E2に対応するBLブロックのLEDは、ウィンドウ2に指定される色域G2及び輝度B2に基づいて制御される。
画像表示装置20は、2つ以上のウィンドウの画像データが存在するBLブロック領域を共
有BLブロック領域(共有分割領域)と判別する。
図3において、BLブロック領域Ewは、色域及び輝度が指定されるウィンドウのうちウィ
ンドウ1及びウィンドウ2の画像データが存在する共有BLブロック領域である。
ロック領域に画像データが存在する複数のウィンドウに指定される色域及び輝度のうち最も広い色域及び最も高い輝度に基づいて制御する。
図3の例では、ウィンドウ1の色域G1の方がウィンドウ2の色域G2より広く、ウィンドウ2の輝度B2の方がウィンドウ1の輝度B1より高い。従って、共有BLブロック領域Ewに対応す
るBLブロックのLEDは、ウィンドウ1の色域G1及びウィンドウ2の輝度B2に基づいて制御さ
れる。
図3において、BLブロック領域E0は、色域及び輝度が指定されるウィンドウの画像デー
タを含まないBLブロック領域である。
広い色域及び最も高い輝度に基づいて制御する。
び2に指定する輝度のうち最も高い輝度はウィンドウ2の輝度B2である。従って、BLブロック領域E0に対応するBLブロックのLEDは、ウィンドウ1の色域G1及びウィンドウ2の輝度B2
に基づいて制御される。
域及び輝度の設定方法は上記の例に限らない。例えば、色域及び輝度が指定されるウィンドウ1及び2が画像編集アプリケーションのウィンドウの場合、ユーザが画像編集に集中し易いように、ウィンドウ1及び2の画像データを含まないBLブロック領域の輝度を落としても良い。
定される色域及び輝度に基づき行われる。BLブロック領域毎の色域及び輝度の設定は、上記のように、そのBLブロック領域内(分割領域内)に表示されるウィンドウが1つである
か、2つ以上であるか、又はそれ以外であるかの判別の結果に応じて行われる。BLブロック領域毎に設定される色域及び輝度を「BLブロック領域の色域及び輝度」と称する。
域E2の色域はG2、輝度はB2であり、共有BLブロック領域Ewの色域Gw及び輝度BwはそれぞれGw=G1,Bw=B2となる。また、BLブロック領域E0の色域G0及び輝度B0はそれぞれG0=G1,B0=B2となる。
ック領域に色域及び輝度が指定される1つのウィンドウの画像データと色域及び輝度が指
定されない1又は複数のウィンドウの画像データの両方が存在する場合は、そのBLブロッ
ク領域を共有BLブロック領域と判定しないようにしても良い。
次に、以上のようにして決定されたBLブロック領域の色域及び輝度に基づいて、BLブロック領域に対応するBLブロックのLEDの発光を制御する方法について説明する。
画像表示装置20は、赤色LED、緑色LED、及び青色LEDの発光色の色座標によって定義さ
れるBLブロックの色域が、そのBLブロックに対応するBLブロック領域に設定される色域をカバーするように、各色LEDの発光波長を制御する。各色LEDの発光波長の制御は、各色LEDに流す電流を調節することにより行われる。
の525nmとなり、順電流50mAにおける発光波長は標準波長に対し+3nmの531nmとなる。
流を増加させると、緑方向において色域が広がる。
波長と色座標との関係に基づいて、BLブロック領域の色域に応じてLEDの電流値を決定す
る。決定された電流値はBL-LED駆動部27に渡され、BL-LED駆動部27はその電流値でLEDを
駆動する。
るとLEDの光強度が低くなる。前記例示した緑色LEDでは、順電流100mAの場合の光強度を1とすると、順電流180mAの場合の光強度は1.3、順電流50mAの場合の光強度は0.65となる。従って、順電流50mAの場合に、順電流180mAの場合と同じ光強度でLEDを発光させるためには、PWM制御のパルス幅を順電流180mAの場合の2倍にすれば良い。
輝度が、そのBLブロックに対応するBLブロック領域に設定される輝度になるように、各色LEDのPWM制御のパルス幅を決定する。決定されたパルス幅のPWM制御により、BL-LED駆動
部27はLEDを駆動する。
動波形を模式的に示す図である。横軸はPWM制御のパルス幅を表し、縦軸は電流値を表す
。
ウィンドウ1はウィンドウ2より色域が広いので、専用BLブロック領域E1に対応するBLブロックのLEDの電流値は、専用BLブロック領域E2に対応するBLブロックのLEDの電流値より大きい。
ウィンドウ2はウィンドウ1より輝度が高いので、専用BLブロック領域E2に対応するBLブロックのLEDのPWM制御のパルス幅は、専用BLブロック領域E1に対応するBLブロックのLED
のPWM制御のパルス幅より大きい(デューティ比が大きい)。
示す図である。
共有BLブロック領域Ewの色域はウィンドウ1の色域とウィンドウ2の色域の広い方の色域に設定されるので、共有BLブロック領域Ewに対応するBLブロックのLEDの電流値は、専用BLブロック領域E1に対応するBLブロックのLEDの電流値と等しい。
共有BLブロック領域Ewの輝度はウィンドウ1の輝度とウィンドウ2の輝度の高い方の輝度に設定される。従って、共有BLブロック領域Ewに対応するBLブロックのLEDのPWM制御のパルス幅は、専用BLブロック領域E2に対応するBLブロックのLEDのPWM制御のパルス幅と等しい。
共有BLブロック領域に表示される画像データの処理について説明する。
共有BLブロック領域には異なる複数のウィンドウの画像データが表示されるが、共有BLブロック領域の色域及び輝度は、当該複数のウィンドウの最も広い色域及び最も高い輝度に設定される。従って、指定される色域(又は輝度)が共有BLブロック領域の色域(又は輝度)と異なるウィンドウについては、共有BLブロック領域の色域(又は輝度)に合わせて画像データを変換する(画像処理手段)。
からAdobeRGBに変換し、変換後のデータを用いて共有BLブロック領域におけるウィンドウ2の画像データの表示を行う。一方、画像表示装置20は、共有BLブロック領域におけるウ
ィンドウ1の画像データについては色域の変換を行わない。
ドウ1の画像データ、並びに、専用BLブロック領域内に存在するウィンドウ1及びウィンドウ2の画像データに関しては、色域の変換は行われない。これにより、階調特性の低下の
要因となる色域の変換が行われる画像データを最小限にすることができるので、ウィンドウ毎に色域及び輝度が指定されるマルチウィンドウ表示を高画質に行うことが可能になる。
ドウ1の輝度B1と共有BLブロック領域の輝度B2との比B1/B2を乗じる輝度補正を行う。
晶素子の透過率がB1/B2倍に低下するので、共有BLブロック領域の輝度がウィンドウ1に指定された輝度B1に対しB2/B1倍に明るくなっているのが相殺される。従って、共有BLブロ
ック領域に表示されるウィンドウ1の輝度が、専用BLブロック領域E1に表示されるウィン
ドウ1の輝度に対しずれることを抑制できる。
図4は、画像表示装置20の動作を示すフローチャートである。
ステップS11で処理が開始すると、画像表示装置20のEDIDデータ処理部21は、画像デー
タ生成装置10のEDIDデータ処理部11から、ウィンドウ毎に表示位置、色域、及び輝度を指定するデータを取得する。ここでは、EDIDデータ処理部21は、ウィンドウ1の座標C1、色
域G1、及び輝度B1、並びにウィンドウ2の座標C2、色域G2、及び輝度B2のデータを取得す
る(ステップS12)。なお、画像表示装置20は、画像データ生成装置10から、DVIやHDMI(登録商標)経由でEDIDデータによりウィンドウの座標、色域、及び輝度の情報を取得してもよいが、図示しないUSBやLAN経由でこれらの情報を取得しても良い。
ある。同様に、BLブロックの赤色LED、緑色LED、青色LEDの発光波長に対応する各色LEDの色座標によって、そのBLブロックの色域を定義する。
ているかを判断する。
ウィンドウ同士の重なり判定の方法は、ウィンドウの頂点画素の座標の比較に基づき行うことができる。例えば、ウィンドウ1の最も左上の画素がウィンドウ2の最も左上の画素より左上にあり、かつ、ウィンドウ1の最も右下の画素がウィンドウ2の最も左上の画素より右下にあれば、ウィンドウ1とウィンドウ2が重なっていると判断できる。つまり、X11
<X21、かつ、Y11<Y21、かつ、X21<X12、かつ、Y21<Y12の場合に、ウィンドウ1とウィンドウ2は重なっていると判断する。ウィンドウ同士の重なり判定の方法はこれに限らな
い。
本フローチャートの処理を終了する(ステップS26)。ステップS14でウィンドウ1とウィ
ンドウ2が重なっていないと判断した場合、制御部22はステップS14へ進む。
部22は、BLブロック領域の各々について、BLブロック領域内に表示されるウィンドウが1
つ、2つ以上、又はそれ以外のいずれであるか判定する。そして、2つ以上のウィンドウが表示されると判定されるBLブロック領域が全n×m個のBLブロック領域のうちに少なくとも1つあれば、制御部22は、共有BLブロック領域が存在すると判定する。
ドウ2の両方の画像データが存在するか否かの判定を、n0とm0の全ての組み合わせ(n0=1,2,・・・,n;m0=1,2,・・・,m)について行う。左からn0番目、上からm0番目のBLブロック領域は、X座標がn0・X0/n〜(n0+1)・X0/nの範囲内にあり、かつY座標がm0・Y0/m〜(m0+1)・Y0/mの範囲内にある画素の集合である。ウィンドウ1とウィンドウ2の両方の画像データが存在すると判定されるn0とm0の組み合わせが少なくとも1つあれば、制御部22は、共
有BLブロック領域が存在すると判断する。
する。制御部22は、ウィンドウ1の色域G1とウィンドウ2の色域G2のうち広い方の色域を共有BLブロック領域Ewの色域Gwとする。また、制御部22は、ウィンドウ1の輝度B1とウィン
ドウ2の輝度B2のうち高い方の輝度を共有BLブロック領域Ewの輝度Bwとする。
度図上での色域の面積によって比較する。
き、共有BLブロック領域Ewに対応するBLブロックのLEDの電流値及びPWM制御のパルス幅を決定し、BL-LED駆動部27に渡す。
BL-LED駆動部27は、制御部22が決定した電流値及びPWM制御のパルス幅で共有BLブロッ
ク領域Ewに対応するBLブロックのLEDを駆動する。ステップS15及びステップS16の処理に
より、共有BLブロック領域Ewに対応するBLブロックのLEDの駆動波形は図5(B)に示すよ
うになる。
ないBLブロック領域E0の色域G0及び輝度B0を決定する。制御部22は、ウィンドウ1とウィ
ンドウ2の最も広い色域(G1)と最も高い輝度(B2)をBLブロック領域E0の色域G0及び輝
度B0とする。
制御部22は、BLブロック領域E0の色域G0及び輝度B0に基づき、BLブロック領域E0に対応するBLブロックのLEDの電流値及びPWM制御のパルス幅を決定し、BL-LED駆動部27に渡す。BL-LED駆動部27は、制御部22が決定した電流値及びPWM制御のパルス幅でBLブロック領域E0に対応するBLブロックのLEDを駆動する。
度を決定する。制御部22は、ウィンドウ1に指定される色域G1及び輝度B1を専用BLブロッ
ク領域E1の色域及び輝度として設定する。制御部22は、専用BLブロック領域E1の色域G1及び輝度B1に基づき、専用BLブロック領域E1に対応するBLブロックのLEDの電流値及びPWM制御のパルス幅を決定し、BL-LED駆動部27に渡す。BL-LED駆動部27は、制御部22が決定した電流値及びPWM制御のパルス幅で専用BLブロック領域E1に対応するBLブロックのLEDを駆動する。
ク領域E2の色域及び輝度として設定する。制御部22は、専用BLブロック領域E2の色域G2及び輝度B2に基づき、専用BLブロック領域E2に対応するBLブロックのLEDの電流値及びPWM制御のパルス幅を決定し、BL-LED駆動部27に渡す。BL-LED駆動部27は、制御部22が決定した電流値及びPWM制御のパルス幅で専用BLブロック領域E2に対応するBLブロックのLEDを駆動する。
ステップS18及びステップS19の処理により、BLブロック領域E1及びE2に対応するBLブロックのLEDの駆動波形は、図5(A)に示すようになる。
準として作成されている。
、共有BLブロック領域が存在する場合、制御部22はステップS22へ進む。
ィンドウのうち、共有BLブロック領域Ewの色域Gwよりも狭い色域が指定されるウィンドウの画像データに対し、色域変換を行う。すなわち、共有BLブロック領域Ewに設定される色域Gwへの変換を行う。一方、画像データ処理部25は、共有BLブロック領域Ewに表示されるウィンドウのうち、共有BLブロック領域Ewの色域Gwと同じ色域が指定されるウィンドウの画像データについては、色域変換を行わない。
り、また、ウィンドウ2の色域G2はウィンドウ1の色域G1より狭い。よって、画像データ処理部25は、共有BLブロック領域Ewに表示されるウィンドウ1の画像データについては色域
変換を行わない。一方、画像データ処理部25は、共有BLブロック領域Ewに表示されるウィンドウ2の画像データに対し色域G2から色域G1への色域の変換を行う。
ータについては、色域変換は行われない。
ィンドウのうち、共有BLブロック領域Ewの輝度Bwより低い輝度が指定されるウィンドウの画像データに対し、輝度Bwに応じた輝度補正を行う。一方、画像データ処理部25は、共有BLブロック領域Ewに表示されるウィンドウのうち、共有BLブロック領域Ewの輝度Bwと同じ輝度が指定されるウィンドウの画像データについては、輝度補正を行わない。
り、また、ウィンドウ1の輝度B1はウィンドウ2の輝度B2より低い。よって、画像データ処理部25は、共有BLブロック領域Ewに存在するウィンドウ2の画像データについては輝度補
正を行わない。一方、画像データ処理部25は、共有BLブロック領域Ewに存在するウィンドウ1の画像データに対し輝度をB1/B2倍にする補正を行う。
タを表示部26に出力し、画像データの表示を行う。
よれば、3以上のウィンドウに対し個別に色域及び輝度が指定されるマルチウィンドウ表
示においても階調特性の低下を好適に抑制することができる。
も、ウィンドウ1の画像データとウィンドウ2の画像データの両方が存在するBLブロック領域を共有BLブロック領域として、ステップS15以降の処理を実行するようにしても良い。
ドウのうちの広色域の方の色域に合わせ、共有BLブロック領域の輝度を、重なっているウィンドウのうち高輝度の方の輝度に合わせる。そして、ステップS22と同様に、重なって
いるウィンドウのうちの色域が狭い方のウィンドウの画像データを、共有BLブロック領域に設定された広い色域に合わせて変換する。
ドウの画像データを、共有BLブロック領域に設定された高い輝度に合わせて補正する。こうすることにより、ウィンドウが重なっている場合でも、色域変換の対象を共有BLブロック領域に存在するウィンドウの画像データに限定できるので、色域及び輝度が指定されるマルチウィンドウ表示を高画質に行うことが可能になる。
次に、本発明の実施例2として、上記実施例におけるRGB-LEDの代わりに白色LEDを用い
た画像表示装置の実施例を説明する。本実施例では、ウィンドウ毎に輝度を個別に設定してマルチウィンドウ表示を行う例を説明する。
BL-LED部28のLEDの構成以外の画像データ生成装置10及び画像表示装置20の構成は、実
施例1で説明した図1に示す構成と同じなので説明を省略する。
ック単位で白色LED35の電流値を制御する。
画像表示装置20は、白色LEDに流す電流を調節することで、その白色LEDの光強度を制御し、これによってBLブロック領域の輝度を制御する。白色LEDに流す電流を多くすると白
色LEDの光強度が高くなり、電流を少なくすると白色LEDの光強度が低くなる。例えば日亜化学工業社の白LED「NSSx123x」では、順電流80mAの場合の光強度を1とすると、順電流180mAの場合の光強度は1.8、順電流50mAの場合の光強度は0.7となる。
が、そのBLブロックに対応するBLブロック領域に設定される輝度になるように、LEDの電
流値を制御する。BLブロック領域の輝度は、各ウィンドウの表示位置及び輝度に基づいて設定される。以下、図3と同様、表示部26の表示領域に2つのウィンドウが同時に表示される画像データが入力される場合を例に説明する。
ステップS31で表示初期化処理が開始すると、画像表示装置20のEDIDデータ処理部21は
、画像データ生成装置10のEDIDデータ処理部11から、ウィンドウ毎に表示位置、色域、及び輝度を指定するデータを取得する。ここでは、EDIDデータ処理部21は、ウィンドウ1の
座標C1及び輝度B1、並びにウィンドウ2の座標C2及び輝度B2の情報を受け取る(ステップS32)。
を略す。
ステップS35において、制御部22は、共有BLブロック領域Ewの輝度Bwを決定する。制御
部22は、ウィンドウ1の輝度B1とウィンドウ2の輝度B2のうち高い方の輝度を共有BLブロック領域Ewの輝度Bwとする。ここでは、ウィンドウ2の輝度B2がウィンドウ1の輝度B1より高いので、制御部22は、ウィンドウ2の輝度B2を共有BLブロック領域Ewの輝度Bwとする。
ブロック領域Ewに対応するBLブロックのLEDの電流値を決定し、BL-LED駆動部27に渡す。
ここでは、ウィンドウ2の輝度B2が共有BLブロック領域Ewの輝度Bwとして設定されるので
、共有BLブロック領域Ewに対応するBLブロックのLEDの電流値は、専用BLブロック領域E2
に対応するBLブロックのLEDの電流値と等しい。
しないBLブロック領域E0の輝度B0を決定する。制御部22は、実施例1と同様に、ウィンド
ウ1とウィンドウ2の輝度のうち高い方の輝度(ここではウィンドウ2の輝度B2)をBLブロ
ック領域E0の輝度B0とする。制御部22は、BLブロック領域E0の輝度B0に基づき、BLブロック領域E0に対応するBLブロックのLEDの電流値を決定し、BL-LED駆動部27に渡す。
る。制御部22は、専用BLブロック領域E1の輝度B1に基づき、専用BLブロック領域E1に対応するBLブロックのLEDの電流値を決定し、BL-LED駆動部27に渡す。BL-LED駆動部27は、制
御部22が決定した電流値で専用BLブロック領域E1に対応するBLブロックのLEDを駆動する
。
る。制御部22は、専用BLブロック領域E2の輝度B2に基づき、専用BLブロック領域E2に対応するBLブロックのLEDの電流値を決定し、BL-LED駆動部27に渡す。BL-LED駆動部27は、制
御部22が決定した電流値で専用BLブロック領域E2に対応するBLブロックのLEDを駆動する
。
ステップS43において、画像データ処理部25は、共有BLブロック領域Ewに表示されるウ
ィンドウのうち、共有BLブロック領域Ewの輝度Bwより低い輝度が指定されるウィンドウの画像データに対し、輝度Bwに応じた輝度補正を行う。一方、画像データ処理部25は、共有BLブロック領域Ewに表示されるウィンドウのうち、共有BLブロック領域Ewの輝度Bwと同じ輝度が指定されるウィンドウの画像データについては、輝度補正を行わない。
り、また、ウィンドウ1の輝度B1はウィンドウ2の輝度B2より低い。よって、画像データ処理部25は、共有BLブロック領域Ewに存在するウィンドウ2の画像データについては輝度補
正を行わない。一方、画像データ処理部25は、共有BLブロック領域Ewに存在するウィンドウ1の画像データに対し輝度をB1/B2倍にする補正を行う。
タを表示部26に出力し、画像データの表示を行う。
Claims (10)
- 複数のウィンドウを含む画像を表示領域に表示する表示パネルと、
前記表示領域の複数の領域に対応する複数の発光ブロックを有し、前記表示パネルに光を照射するバックライトと、
前記複数の発光ブロックの各々の光強度を制御する制御手段と、
各ウィンドウに対して指定された、当該ウィンドウが表示される領域に対して前記バックライトから照射される光の輝度の情報を取得する取得手段と、
を有し、
前記制御手段は、前記複数のウィンドウのうちいずれか2以上のウィンドウが表示される領域である第1領域に対応する発光ブロックの光強度を、前記第1領域に表示される前記2以上のウィンドウのそれぞれに指定される輝度のうち最も高い輝度である第1輝度に応じて制御し、前記複数のウィンドウのうち1つのウィンドウが表示される領域である第2領域に対応する発光ブロックの光強度を、当該1つのウィンドウに指定される輝度である第2輝度に応じて制御し、前記複数のウィンドウのいずれも表示されない領域である第3領域に対応する発光ブロックの光強度を、前記複数のウィンドウに指定される輝度のうち最も高い輝度である第3輝度に応じて制御することを特徴とする画像表示装置。 - 前記第1領域に表示される前記2以上のウィンドウのうち前記第1輝度より低い輝度が設定されるウィンドウの画像データに輝度補正を行う画像処理手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
- 前記画像処理手段は、前記第1領域に表示される前記2以上のウィンドウのうち前記第1輝度が設定されるウィンドウの画像データに輝度補正を行わないことを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
- 各発光ブロックは、一又は複数の白色LEDを有し、
前記制御手段は、前記第1領域に対応する発光ブロックの輝度が前記第1輝度になるように、当該発光ブロックが有する前記白色LEDの光強度を制御する請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像表示装置。 - 各発光ブロックは、一又は複数の白色LEDを有し、
前記制御手段は、前記第2領域に対応する発光ブロックの輝度が前記第2輝度になるように、当該発光ブロックが有する白色LEDの光強度を制御する請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像表示装置。 - 前記制御手段は、白色LEDに流す電流を調節することにより白色LEDの光強度を制御する請求項4又は5に記載の画像表示装置。
- 複数のウィンドウを含む画像を表示領域に表示する表示パネルと、
前記表示領域の複数の領域に対応する複数の発光ブロックを有し、前記表示パネルに光を照射するバックライトと、
を備える画像表示装置の制御方法であって、
前記複数の発光ブロックの各々の光強度を制御する制御工程と、
各ウィンドウに対して指定された、当該ウィンドウが表示される領域に対して前記バックライトから照射される輝度の情報を取得する取得工程と、
を有し、
前記制御工程では、前記複数のウィンドウのうちいずれか2以上のウィンドウが表示される領域である第1領域に対応する発光ブロックの光強度を、前記第1領域に表示される前記2以上のウィンドウのそれぞれに指定される輝度のうち最も高い輝度である第1輝度に応じて制御し、前記複数のウィンドウのうち1つのウィンドウが表示される領域である第2領域に対応する発光ブロックの光強度を、当該1つのウィンドウに指定される輝度である第2輝度に応じて制御し、前記複数のウィンドウのいずれも表示されない領域である第3領域に対応する発光ブロックの光強度を、前記複数のウィンドウに指定される輝度のうち最も高い輝度である第3輝度に応じて制御することを特徴とする画像表示装置の制御方法。 - 前記第1領域に表示される前記2以上のウィンドウのうち前記第1輝度より低い輝度が設定されるウィンドウの画像データに輝度補正を行う画像処理工程を更に有することを特徴とする請求項7に記載の画像表示装置の制御方法。
- 第1ウィンドウと第2ウィンドウを含む画像を表示領域に表示する表示パネルと、
前記表示領域の複数の領域に対応する複数の発光ブロックを有し、前記表示パネルに光を照射するバックライトと、
前記複数の発光ブロックの各々の光強度を制御する制御手段と、
前記第1ウィンドウが表示される領域に対してバックライトから照射される光の輝度である第1輝度と、前記第2ウィンドウが表示される領域に対してバックライトから照射される光の輝度である第2輝度とを取得する取得手段と、
を有し、
前記制御手段は、前記第1ウィンドウと第2ウィンドウが表示される領域である第1領域に対応する発光ブロックの光強度を、前記第1輝度と第2輝度とのうち高い方の輝度に応じて制御し、前記第1ウィンドウと第2ウィンドウのうちいずれか1つのウィンドウが表示される領域である第2領域に対応する発光ブロックの光強度を、前記第2領域に表示されるウィンドウに指定される輝度に応じて制御し、前記第1ウィンドウと第2ウィンドウのいずれも表示されない領域である第3領域に対応する発光ブロックの光強度を、前記第1輝度と第2輝度とのうち高い方の輝度に応じて制御することを特徴とする画像表示装置。 - 第1ウィンドウと第2ウィンドウを含む画像を表示領域に表示する表示パネルと、
前記表示領域の複数の領域に対応する複数の発光ブロックを有し、前記表示パネルに光を照射するバックライトと、
を備える画像表示装置の制御方法であって、
前記複数の発光ブロックの各々の光強度を制御する制御工程と、
前記第1ウィンドウが表示される領域に対してバックライトから照射される光の輝度である第1輝度と、前記第2ウィンドウが表示される領域に対してバックライトから照射される光の輝度である第2輝度とを取得する取得工程と、
を有し、
前記制御工程では、前記第1ウィンドウと第2ウィンドウが表示される領域である第1領域に対応する発光ブロックの光強度を、前記第1輝度と第2輝度とのうち高い方の輝度に応じて制御し、前記第1ウィンドウと第2ウィンドウのうちいずれか1つのウィンドウが表示される領域である第2領域に対応する発光ブロックの光強度を、前記第2領域に表示されるウィンドウに指定される輝度に応じて制御し、前記第1ウィンドウと第2ウィンドウのいずれも表示されない領域である第3領域に対応する発光ブロックの光強度を、前記第1輝度と第2輝度とのうち高い方の輝度に応じて制御することを特徴とする画像表示装置の制御方法。
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