様々な図面において類似の参照番号および指定は類似の要素を示す。
本文書は、リソースのデータ転送に関連する推定サイズおよび/または価格を識別するラベルを含む情報を提供するための方法、プロセス、ならびにシステムを説明する。たとえば、ユーザが検索クエリをモバイルデバイス(たとえば、セルフォン、タブレットコンピューティングデバイス、または何らかの他のデバイス)上に入力する場合、応答する検索結果はサイズ推定ラベルを含むことが可能である。たとえば、ラベルは、サイズ推定および/または価格推定をユーザに提供することができる。ユーザが検索結果を選択した場合、推定はデータの転送に関連する相対的なサイズまたはコストをユーザに表示し、それによって、対応するリソースをユーザの電話にダウンロードさせることができる。サイズ推定は、たとえば、絶対的(たとえば、実際のバイト数もしくはビット数)、または相対的(たとえば、「小」、「中」、もしくは「大」)であってよく、あるいは他の様式で提示されてもよい。価格推定は、サイズ推定に基づいてよく、ユーザの電話および/またはデータプラン、時刻、ユーザの位置、ならびに他の要因に応じて変化し得る。提示される情報に基づいて、たとえば、対応するリソースのダウンロードがその推定価格に見合う(または、ユーザにとって手頃な)場合、ユーザは特定の検索結果を選択するか否かを決定することができる。ユーザは、サイズ推定ラベルを使用して、コストを制御すること、たとえば、ペニー(または、ユーザの現地通貨)に下げることができる。
いくつかの実装形態では、サイズ推定ラベルは、検索結果とともに提示されなくてよいが、自動的にまたはユーザ開始時に情報をユーザに利用可能にすることができる。いくつかの実装形態では、ユーザは、ユーザデバイス上の制御を使用して、ラベル情報の表示を催促することができる(たとえば、ユーザは、検索結果上をホバリングすることができ、対応するサイズ推定ラベルを表示することができる)。いくつかの実装形態では、ユーザは、特定の検索結果を選択することができ、リソースを自動的にダウンロードする代わりに、サイズ推定ラベルをユーザに提示することができる。この例では、ユーザは、表示された情報に基づいて、ダウンロードを進めるか否かを選ぶことができる。
検索結果が参照されるが、データが、たとえば、従量制データネットワーク内でロードされることが試みられる他の状況では、情報ラベルを提供することが可能である。たとえば、ページ上のリソースの選択とともに、または従量制データネットワーク上でのデータの何らかの要求に伴って、情報ラベルを提示することが可能である。加えて、ユーザに表示されるコンテンツの一部として情報ラベルを提供することが可能であり、この場合、ラベルはリソースに対する各参照(たとえば、ページ上のリンク)に関して提供され得る。
いくつかの実装形態では、サチェッティング(sacheting)システムを使用して、たとえば、ユーザに関する金銭上の不確実性を除去することができる。たとえば、第三者(たとえば、コンテンツプロバイダ)はユーザに表示される推定料金が履行される(honor)ことを保証することができる。保証された料金は、たとえば、大きなユーザグループに対して料金を効果的にバンドル化するために、通信事業者に関連するユーザに対する送信に関して設定料金を規定するように通信事業者に手配することによって実現され得る。
本文書は、コンテンツをユーザに提供し、集約システム内でバンドル料金を使用するユーザのアカウントの借方に記入するための方法、プロセス、およびシステムも説明する。コンテンツを提供するのに先立って、たとえば、リソースのデータ転送に関連する、推定サイズおよび/または推定価格を識別するラベルを含む情報を提供することが可能である。
いくつかの実装形態では、集約システムを使用して、ユーザに関する金銭上の不確実性を除去することができる。たとえば、第三者(たとえば、コンテンツプロバイダ)はユーザに表示される推定料金が履行されることを保証することができる。保証された料金は、たとえば、大きなユーザグループに対して料金を効果的にバンドル化するために、通信事業者に関連するユーザに対する送信に関して設定料金を規定するように通信事業者に手配することによって実現され得る。
集約システム内で、様々な様式を使用して、ダウンロード可能もしくはアクセス可能なコンテンツのページまたは他の項目を価格設定することができる。いくつかの実装形態では、ユーザを2つ以上のグループに分割することができ、実験を行って、グループのユーザ間で価格設定の効果を判断することができる。たとえば、対照ユーザグループは、本明細書で説明される特別なデータ料金関連ユーザインターフェースのいずれも目にすることができず、したがって、通信事業者の通常のデータ料金を支払うことになる。しかし、実験グループ内のユーザには実験的なバンドル価格を提示することができ、本明細書で説明される特別なデータ料金関連ユーザインターフェースを提示することができる。いくつかの実装形態では、ユーザが、たとえば、ウェブリンクをクリックし、かつ/またはデータをアプリケーション内にロードする(もしくは、何らかの他のデータ転送を実行する)とき、対応するダウンロードコストを判断するためのページのサイズに関して正確な情報を有することが常に可能であるとは限らない場合がある。これは、ページが常に変化し得るために生じる可能性があり、ウェブページ上の一部のデータは、ページが出現した後に、(たとえば、AJAXまたは他の動的呼出しを使用して)非同期的にロードされるデータを含むことが可能である。
いくつかの実装形態では、たとえば、ダウンロードのコストを判断するのを助けるために、1つもしくは複数の機構および/または技法を別々に、あるいは組合せて使用することができる。いくつかの実装形態では、プリフェッチ(pre-fetch)技法を使用することができる。たとえば、ユーザがウェブページを要求するとき、バックエンドプロセスは、要求を瞬時に開始して、ウェブページを背景内にレンダリングすることが可能である。次いで、レンダリングされたページに関連するサイズ情報を使用して、インタースティシャル(interstitial)ダイアログ(たとえば、図5Bを参照して説明されるダイアログ512およびコスト表示514)内にサイズおよび情報を提示することができる。コスト情報の精度は、たとえば、データがどれだけ迅速にロードおよびレンダリングされ得るか、ならびに、たとえば、何らかの非同期コンテンツが存在するかどうかに依存し得る。いくつかの実装形態では、レンダリングされたページを、たとえば、ユーザがそのページを次に要求するときのためにキャッシュすることができ、サイズと対応する事前計算されたコストとを利用可能にすることができる。
いくつかの実装形態では、たとえば、固定コストメニュー技術を使用して、ダウンロード可能/アクセス可能なコンテンツをコンテンツタイプ別に価格設定することが可能である。1つの例示的な、固定コストメニュー技法を使用した価格構造では、ウェブページは各々0.05ドルのコストがかかる場合があり、画像は各々0.10ドルのコストがかかる場合があり、ビデオは毎分0.10ドルのコストがかかる場合がある。いくつかの実装形態では、追加の価格設定構造は、ロードされている異なるコンテンツタイプの混合物を考慮する場合がある。いくつかの実装形態では、たとえば、(たとえば、累積価格基準に基づいて)経時的に価格を調整することによって、固定コストメニューを使用して生じる可能性がある、過剰価格設定および過小価格設定の変動を訂正することが可能である。たとえば、全体で、ダウンロードするために0.15ドルのコストがかかるウェブページが0.12ドルに価格設定されていることが判断された場合、価格変更を発表および導入することによって、過小価格設定を訂正することができる。
いくつかの実装形態では、ドメイン価格設定を使用することができ、たとえば、この場合、特定のドメインに関連する任意のページに対して均一料金が請求される。たとえば、ソーシャルネットワークページは、(たとえば、AJAXを使用して)ユーザのセッション中に動的に構築される個々のページを含むことが可能であり、その個々のページに関する正確なページサイズは事前に知られていない。この場合、たとえば、特定のドメインに依存する、ページ当たりの基本料金を請求することができる。経時的に、たとえば、そのドメイン内の平均的なページをユーザに提供するための実際のコストに基づいて、基本料金を上げるかまたは下げるか、いずれかの調整が可能である。
いくつかの実装形態では、ウェブクローラー(web crawler)を使用して、たとえば、サイズ推定を取得するために、ウェブサイトを進み(walk)、ウェブサイトを事前にレンダリングすることが可能である。必要に応じて、ページを再度クロールして、変更されている可能性があるページの新しいサイズ推定を取得することができる。
いくつかの実装形態では、上で説明された技法のうちの1つまたは複数に対してフィードバックループを使用することができる。たとえば、コンテンツを提供する実際のコストに関連する大量のデータが受信されるにつれて、必要に応じて、コストをオンザフライで修正して、より正確な価格設定を反映させることが可能である。いくつかの実装形態では、価格透明性を提供するために、ユーザが現在の価格と今度の価格とを常に認識するように、たとえば、価格設定変更は固定時間にかつ/または事前公開された後に発生してもよい。
いくつかの実装形態では、ページロード当たりの均一料金を使用することができる。たとえば、コンテンツの実際のサイズを無視することが可能であり、ロードされたページの数に基づいて、価格を判断することが可能である。いくつかの実装形態では、アクセス時間(たとえば、ユーザがウェブページ上にいる秒数、またはビデオを見る秒数)に少なくとも一部基づくなど、一定の基準に従って、請求される価格を削減することができる。
いくつかの実装形態では、バイト当たりの価格設定を使用することができる。たとえば、バイトとは何か、およびそれに何のコストがかかるかについてユーザを教育するために、例を提供することができる(たとえば、「ほとんどのウェブページは1000〜2000バイトであり、したがって、0.15ドルから0.30ドルのコストがかかります」)。いくつかの実装形態では、ユーザのオンラインアクセス履歴を使用して、推定をユーザに提供することができる(たとえば、「お客様のテキストメッセージは履歴上、平均で各々100バイトであり、各々0.02ドルのコストがかかります」)。
ユーザをグループにバンドル化することは様々な様式で生じ得る。いくつかの実装形態では、すべてのユーザを単一のグループにバンドル化することができ、結果として、何人かのユーザは所与のデータ転送の実際のコストより多少少なく支払い、何人かのユーザは多少多く支払う。いくつかの実装形態では、グループ化は、領域、人口統計学、または、たとえば、ユーザが閲覧するコンテンツのタイプに基づいてもしくは、他の理由で、ユーザグループを相関させるための他の特性ごとに組織化されたユーザ価格グループを含むことが可能である。いくつかの実装形態では、同じページをロードすることができる同じ価格グループ内のユーザに関する情報を使用して、コストをより正確に予測して、速度を高めて、コストを下げるために、サーバ側キャッシングと事前レンダリングとを提供することができる。
いくつかの実装形態では、価格バンドルはコンテンツタイプに基づいてよい。たとえば、高い帯域幅コンテンツを有するネットワークトラフィック(たとえば、ストリーミングビデオ)をもたらすウェブページは、関連する動作ネットワークオーバヘッドの原因になるより高い価格を有し得る。結果として、多くのコンテンツを見るユーザはコストの増大を経験し得る。
いくつかの実装形態では、価格設定は、様々な要因のリアルタイムの組合せに基づいて動的に変更し得る。たとえば、1つの要因はコンテンツの人気であってよい。頻繁にロードされる静的コンテンツの場合、たとえば、コンテンツを正確に価格設定できるように、真のコンテンツサイズの非常に良好な概念を知ることができる。いくつかの実装形態では、人気のあるコンテンツを、たとえば、より短い待ち時間にプリキャッシュし、ネットワークトラフィックを避けることができる。人気のあるコンテンツの知識を使用して、たとえば、(ユーザに割引を渡すために)キャッシュされたコンテンツの価格を下げること、または(たとえば、収入および利益を上げるために)価格を上げることができる。
価格設定バンドルで使用される別の要因は時刻であり得る。たとえば、価格を、需要の高い期間の間に上げて、オフピーク使用の間に下げることができる。
本文書は、たとえば、項目をダウンロードするための料金対応コストを示す、リソースに関連するラベルを作成することを含めて、電話コストおよびインターネットアクセス時間に関するユーザの価格感度に対処するための方法、プロセス、ならびにシステムを説明する。料金対応コストは、まず、少なくとも1つの通信事業者からその項目をダウンロードするための真のコストを判断し、次いで、ダウンロードに関する履歴情報と各々のダウンロードに関して発生するコストとを評価することを含めて、ユーザの価格感度を判断するとすぐに判断され得る。料金対応コストの計算は、真のコストと判断された価格感度とに少なくとも一部基づいてよい。次いで、コストをユーザに表示することが可能であり、ユーザはリソースのダウンロードを進めるか否かを決定することができる。
本文書は、たとえば、リソースをロードするための割引送信コストを示すラベルをユーザに提供することを含めて、ダウンロードを価格設定するための方法、プロセス、およびシステムを説明する。たとえば、検索クエリに応答する検索結果の表示と同時にラベルを提示することが可能である。各ラベルは、たとえば、検索結果に関連するリソースを送信する(たとえば、ダウンロードする)ための割引コストを含むことが可能である。ユーザに提示される割引コストを、たとえば、ユーザがロードを開始する前に出現させることが可能であり、またはロードが開始された後で提示して、たとえば、ユーザが(価格が容認可能である場合)継続すること、もしくは(価格が高すぎる場合)動作を取り消すことを可能にすることができる。割引コストは、たとえば、リソース(たとえば、ウェブページ)の発行者および/またはコンテンツスポンサー(たとえば、ウェブページ上の広告に関連する広告主)によるスポンサー提供に基づいてよい。いくつかの実装形態では、複数のスポンサーが、リソースを送信するためにユーザに請求される価格に影響を与える場合がある。いくつかの実装形態では、たとえば、スポンサーが、オフピーク活動時間の間など、ロードをスポンサー提供することを決定したとき、将来の期間に対する割引送信コストを計算することができる。いくつかの実装形態は、たとえば、ユーザがスポンサー提供のソースについて知ることができるように、スポンサー提供の金額および/またはスポンサーの身元に関する情報をユーザに提供するステップを含むことが可能である。
本明細書で提示される例の多くは、リソースのロード/ダウンロードに関連する送信コストに重点を置くが、これらの方法、プロセス、およびシステムは他のタイプの送信にも適用可能である。たとえば、情報を転送する(たとえば、電子メールもしくは他の情報を別のユーザに転送する)ため、かつ/または情報を(たとえば、オンラインエンティティに関連するアドレスに)送信するためのコストを識別するラベルをユーザに提示することができる。これらのおよび他の実装形態では、発行者およびコンテンツスポンサー(たとえば、広告主)などのスポンサーは、そのような送信のコストの一部またはすべてを受け持つことを合意することができる。
いくつかの実装形態では、スポット市場(spot market)の機会をサポートすることができる。たとえば、通信事業者のトラフィックが十分に活用されていない場合、たとえば、その通信事業者に関連するネットワーク内のデータ転送を奨励するために、そのネットワーク上で転送されることになるトラフィックに対する推定を自動的に下げることができる。
本明細書で述べられる推定サイズおよび推定価格はリソースのダウンロードの形のデータ転送の例を使用して説明されるが、他のデータ転送も本開示の範囲内である。たとえば、ユーザがコンテンツを他のユーザと共有することを決定する場合など、同じまたは異なるサイズおよび価格を、コンテンツを再発行することと関連付けることができる。この例では、コンテンツを再発行することに関連するラベルをユーザに提示することができ、ユーザは推定価格に基づいて、再発行するか否かの決定を下すことができる。
いくつかの実装形態では、第三者スポンサーは、ユーザに無料の有機(organic)コンテンツページダウンロードにスポンサー提供し、たとえば、従量制ネットワーク上でコンテンツにアクセスする通信時間コストまたは帯域幅コストに対する金銭的余裕があることについてユーザが有し得る何らかの金銭的懸念を取り除くことができる。たとえば、ユーザが無料でダウンロードできるそのような有機コンテンツページは、ゼロコストラベルでマーキングされてよく、かつ/または何らかの他の様式で強調表示されてよい。いくつかの実装形態では、第三者スポンサーは、特定の国、ユーザグループ、および/またはコンテンツタイプを対象にすることができる。たとえば、私立財団は、アフリカまたは他の地域におけるある種のグループの人々に対する公衆衛生コンテンツにスポンサー提供することに関心を持つ場合がある。
図1は、コンテンツを配信するための例示的な環境100のブロック図である。例示的な環境100は、コンテンツに対する要求に応答して、コンテンツを選択および提供するためのコンテンツ管理システム110を含む。例示的な環境100は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、インターネット、またはそれらの組合せなど、ネットワーク102を含む。ネットワーク102は、ウェブサイト104と、ユーザデバイス106と、コンテンツスポンサー108(たとえば、広告主)と、コンテンツ発行者109と、コンテンツ管理システム110とを接続する。例示的な環境100は、何千ものウェブサイト104と、ユーザデバイス106と、コンテンツスポンサー108と、コンテンツ発行者109とを含むことが可能である。
ウェブサイト104は、ドメイン名に関連し、1つまたは複数のサーバによってホストされた、1つまたは複数のリソース105を含む。例示的なウェブサイトは、テキストと、画像と、マルチメディアコンテンツと、スクリプトなどのプログラミング要素とを含むことが可能なハイパーテキストマークアップ言語(HTML)でフォーマットされたウェブページの集まりである。各ウェブサイト104は、ウェブサイト104を制御、管理、および/または所有するエンティティであるコンテンツ発行者によって維持され得る。
リソース105は、ネットワーク102上で提供され得る任意のデータであってよい。リソース105は、リソース105に関連するリソースアドレスによって識別され得る。リソースは、いくつかの例を挙げると、HTMLページ、ワード処理文書、ポータブルドキュメントフォーマット(PDF)文書、画像、ビデオ、およびニュースフィードソースを含む。リソースは、(メタ情報ハイパーリンクなど)埋込み情報および/または(JavaScript(登録商標)スクリプトなど)埋込み命令を含むことが可能な、語、句、画像、ビデオ、および音声などのコンテンツを含むことが可能である。
ユーザデバイス106は、ユーザの制御下にあり、ネットワーク102上でリソースを要求および受信することが可能な電子デバイスである。例示的なユーザデバイス106は、パーソナルコンピュータ、モバイル通信デバイス(たとえば、スマートフォンおよびタブレットデバイス)、セットトップボックス、テレビジョンセット、およびネットワーク102上でデータを送受信することができる他のデバイスを含む。ユーザデバイス106は、典型的には、ネットワーク102上でのデータの送受信を円滑にするために、ウェブブラウザなど、1つまたは複数のユーザアプリケーションを含む。
ユーザデバイス106は、ウェブサイト104からのリソース105を要求することができる。次に、ユーザデバイス106による表示のために、リソース105を表すデータをユーザデバイス106に提供することができる。リソース105を表すデータは、リソースの一部、あるいは、コンテンツを提示することができる、ポップアップウィンドウの提示位置または第三者コンテンツサイトもしくはウェブページのスロットなど、ユーザディスプレイの一部を指定するデータを含むことも可能である。リソースまたはユーザディスプレイのこれらの指定された部分はスロット(たとえば、広告スロット)と呼ばれる。
これらのリソースの検索を円滑にするために、環境100は、ウェブサイト104上でコンテンツ発行者によって提供されるリソースをクローリングおよび索引付けすることによってリソースを識別する検索システム112を含むことが可能である。データが対応するリソースに基づいてリソースに関するデータを索引付けすることができる。索引付けされ、オプションで、キャッシュされたリソースコピーを、索引付けされたキャッシュ114内に記憶することができる。
ユーザデバイス106は、ネットワーク102上で検索クエリ116を検索システム112に提出することができる。応答して、検索システム112は、たとえば、索引付けされたキャッシュ114にアクセスして、検索クエリ116に関連するリソースを識別することができる。検索システム112は、検索結果118の形でリソースを識別して、検索結果118を検索結果ページ内でユーザデバイス106に返す。検索結果118は、特定の検索クエリに応答し、かつリソースに対するリンクを含む、リソースを識別する検索システム112によって生成されたデータである。いくつかの実装形態では、コンテンツ管理システム110は、検索システム112から受信した情報(たとえば、識別されたリソース)を使用して検索結果118を生成することができる。例示的な検索結果118は、ウェブページタイトルと、ウェブページから抽出されたテキストの断片または画像の一部分と、ウェブページのURLとを含むことが可能である。上で説明されたように、検索結果ページは、たとえば、言及したリソースにアクセスすることに関連するサイズおよび/または価格に関する1つもしくは複数のラベルの形で追加の情報を含むことが可能である。検索結果ページは、他のコンテンツ項目(たとえば、広告)を提示することができる、1つまたは複数のスロットを含むことも可能である。
いくつかの実装形態では、環境100は複数のデータストアを含むことが可能である。たとえば、履歴データ123のデータストアは、環境100内でダウンロードされている各リソース105に関して、そのリソースのサイズを(たとえば、バイトまたはビットの形で)記憶することができる。いくつかの実装形態では、サイズ情報は、ユーザが検索結果118を選択して、それによって、関連するリソース105のダウンロードを開始するたびに記憶され得る。リソース105はサイズおよびコンテンツの点で経時的に変更し得るので、履歴データ123のいくつかの実装形態は、リソース105の最も最近ロードされたバージョンのサイズ、最後の数回のダウンロード(たとえば、最後の2〜10回)の平均サイズ、または何らかの他の代表的なサイズを記憶することができる。
いくつかの実装形態では、データプラン121のデータストアは、たとえば、ダウンロードされたリソースおよび/または通信時間のNバイト当たりの価格を含み得る、各ユーザの料金情報に関する情報を含むことが可能である。いくつかの実装形態では、データプラン121は、様々な通信事業者もしくはユーザによるリソース105へのアクセスを提供する任意の他のサービスプロバイダとのパートナーシップまたは提携によって提供される情報から集めることができる。
いくつかの実装形態では、環境100は、合意された料金に従って、コンテンツを提供する(および、コンテンツの配信を追跡する)ために従量制データネットワーク140内で動作するプロキシシステム130を含むことが可能である。プロキシシステム130は、複数のエンジンを含むことが可能である。たとえば、サイズエンジン122は、たとえば、履歴データ123内のリソースに関する過去のダウンロードサイズ情報を使用することによって、またはリソースをリアルタイムでロードすることによって、特定のリソースの推定サイズを判断することができる。価格エンジン124は、推定サイズを使用して、ダウンロードに関連する推定価格を判断することができる。たとえば、推定価格は、たとえば、リソースのサイズ、リソースをダウンロードするユーザに関連するデータ転送料金、時刻(たとえば、ピーク料金対オフピーク料金)、および/または他の要因を含めて、複数の要因に依存し得る。いくつかの実装形態では、各ユーザに対して判断される価格は、データプラン121内のそのユーザに関する情報に基づいてよい。ラベルエンジン126は、サイズエンジン122からのサイズ情報と、価格エンジン124からの価格情報とを使用して、ラベルを生成することができる。いくつかの実装形態では、サイズ/価格情報が利用可能でない場合、ラベルエンジン126は、サイズおよび価格に関する不確実性を示すラベルを生成することができる。いくつかの実装形態では、メッセージエンジン128は、たとえば、ユーザが目にする価格推定ラベルとともに提供可能な何らかの必要とされるメッセージを生成することができる。
いくつかの実装形態では、価格エンジン124は、ユーザの通信事業者が特定のリソースをダウンロードするために負担することになる真のコストを判断することができる。コストは、たとえば、リソースのサイズ、リソースをダウンロードするユーザに関連するデータ転送料金、時刻(たとえば、ピーク料金対オフピーク料金)、および/または他の要因を含めて、複数の要因に依存し得る。
いくつかの実装形態では、価格エンジン124は、特定のリソースを送信するための割引コストを判断することも可能である。割引コストは、たとえば、ユーザがリソースをロードするためのコストの一部またはすべてにスポンサー提供することに合意したスポンサーに基づいてよい。例示的なスポンサーは、発行者およびコンテンツスポンサー(たとえば、広告主)を含む。
いくつかの実装形態では、その複数のエンジンを含むプロキシシステム130は、配信システム150からの情報を使用して、ラベルを提供することができる。例示的な配信システム150は、電話、インターネット、ならびにブロードバンドプロバイダおよび/または通信事業者を含む。配信システム150から提供された情報を使用して、たとえば、価格エンジン124は、(たとえば、サイズエンジン122によって判断された)推定サイズをユーザのデータプラン121からの情報と整合させて、ダウンロードの推定価格を判断することができる。一例では、ガーナのユーザが100キロバイト以下のダウンロードに対して1ガーナセディを請求するデータプランを有する場合、(たとえば、履歴情報を使用して推定される)59キロバイトのリソースに対するラベルは、対応するかつ/または比例的なサイズおよび価格の推定(たとえば、「59キロバイト(およそ1ガーナセディセント通信時間)」)を含むことが可能である。
本明細書で議論されるシステムがユーザに関する個人情報を収集または使用する状況の場合、ユーザに、個人情報(たとえば、ユーザのアカウントに関する情報)を収集もしくは使用することができるプログラムまたは特徴をオプトイン/アウトするための機会を提供することができる。加えて、個人的に識別可能な情報が除去されるように、ある種のデータが記憶または使用される前に、そのデータを1つもしくは複数の様式で匿名化することができる。たとえば、ユーザに関して個人的に識別可能な情報を判断することができないように、ユーザの身元を匿名化することができる、または(都市レベル、郵便番号レベル、もしくは州レベルなど)位置情報が取得される場合には、ユーザの特定の位置が判断できないように、ユーザの地理的位置を一般化することができる。
図2Aは、対応するリソースのデータ転送の推定サイズを示すラベルを検索結果とともに提供するための例示的なシステム200のブロック図である。たとえば、ラベル204aおよび204bは、それぞれ、検索結果118aおよび118bに関連する各リソースのデータ転送のサイズ情報206を提供することができる。いくつかの実装形態では、サイズ情報206は、たとえば、データダウンロードもしくはアクセスの(たとえば、ユーザの現地通貨での)推定価格、対応するリソースの(たとえば、ビットもしくはバイトでの)推定サイズ、または価格関連情報とサイズ関連情報の何らかの組合せを含むことが可能である。検索結果118aおよび118bは、たとえば、上で説明したように、クエリ116に応答して、コンテンツ管理システム110によってユーザデバイス106に提供され得る。
いくつかの実装形態では、サイズおよび/または価格の推定は、履歴データ123に少なくとも一部基づいてサイズを判断することを含み得る。たとえば、検索結果118aに関連するリソースが過去に平均で58メガバイトのデータを有する場合、サイズエンジン122は任意の後続のダウンロードのサイズを推定する際に、この情報を使用することができる。いくつかの実装形態では、価格エンジン124は、推定サイズを使用して、ダウンロードに関連する推定価格を判断することができる。ラベルエンジン126は、サイズ推定および価格推定のいずれかまたは両方を使用して、ラベル204aおよび204bを生成することができる。
いくつかの実装形態では、その構成要素を含むプロキシシステム130は、配信システム150からの情報を使用して、ラベルを提供することができる。たとえば、価格エンジン124は、(たとえば、サイズエンジン122によって判断された)推定サイズをユーザのデータプラン121からの情報と整合させて、ダウンロードの推定価格を判断することができる。
たとえば、ラベル204aおよび204bは、それぞれ、検索結果118aおよび118bに関連する各リソースのデータ転送のサイズ情報206を提供することができる。いくつかの実装形態では、サイズ情報206は、たとえば、データダウンロードもしくはアクセスの(たとえば、現地通貨での)推定価格、対応するリソースの(たとえば、ビットもしくはバイトでの)推定サイズ、または価格関連情報とサイズ関連情報の何らかの組合せを含むことが可能である。検索結果118aおよび118bは、たとえば、上で説明したように、クエリ116に応答して、コンテンツ管理システム110によってユーザデバイス106に提供され得る。
いくつかの実装形態では、メッセージエンジン128は、ユーザに提供されるサイズ情報206とともに提供され得るメッセージを生成することができる。たとえば、ユーザのデータプランおよび現在の使用が、ユーザがしきい値に近づいていること(または、超えたこと)を示す場合、メッセージエンジン128は、ユーザデバイス106上にも表示可能な情報メッセージ生成することができる。いくつかの実装形態では、メッセージは検索結果領域内に表示可能であり、またはその他の方法で、(たとえば、サイズ情報とともに表示され、その上をホバリングするときまたはそれが選択されるとき、メッセージをユーザに表示する追加警報アイコンとして)利用可能であり得る。いくつかの実装形態では、ユーザに表示されるメッセージは、ユーザの現在の料金および/または現在の期間にわたる残りのデータ転送容量を識別することができる。
図2Bは、リソースが選択された後、リソースがオプションでロードされる前に提示されるラベル204cの例示的な提示を示す。たとえば、検索結果118cおよび118dは、ユーザデバイス106上に最初に表示されるとき、推定サイズ情報を含まない場合がある。いくつかの実装形態では、サイズ情報(たとえば、ラベル204c)は、ユーザが(たとえば、検索結果118上をクリックすること、またはその他の方法で検索結果118を選択することによって)リソースをロードすることを選んだ後に提示される。いくつかの実装形態では、サイズ/価格情報を含むリソースの選択に応答して、警告スクリーンまたはプロンプトをユーザに提示することができる。リソースのロードを開始するために、追加の選択またはデフォルト活動/不活動が必要とされる場合がある。いくつかの実装形態では、カーソルが検索結果118c上をホバリングするときにアクティブになる制御などの制御をユーザが使用する場合、サイズ情報が提示される。他の制御が可能である。たとえば、ポップアップ208内にラベル204cを含めることによって、サイズ情報を提示することが可能である。検索結果118dは、たとえば、ユーザがそのリソースをまだ選択していない例示的な検索結果を示す。
図3A〜図3Eは、様々な種類の転送サイズラベルを含む検索結果304を表示する例示的なデバイス106a〜106eを示す。たとえば、図3Aを参照すると、(たとえば、クエリ306に応答して提供される)検索結果304a〜304cは、増大したデータ転送サイズ(たとえば、59キロバイト、172キロバイト、および1435キロバイト)に対応するラベル308a〜308cを含む。この例では、ラベル308a〜308cは、サイズ成分310a〜310cと価格成分312a〜312cとをそれぞれ含む。この例では、価格成分312a〜312cは、(ユーザがそのデータ転送がコストに見合うと確信した場合)ユーザが開始することができる関連リソースの対応するデータ転送に関連する推定価格を示す。
いくつかの実装形態では、データのダウンロードに関連する価格を現地通貨で表示することができる。たとえば、(ユーザデバイスの全地球測位システム(GPS)機能から判断されるように)ユーザが現在ガーナに位置する場合、価格成分312aは(たとえば、ガーナセディで表現される)「およそ1ガーナセディセント通信時間」の推定価格を示すことができる。いくつかの実装形態では、ユーザに推定価格が表示される1つまたは複数の通貨は、ユーザの選好通貨、ユーザの電話またはデータプランに関連するユーザの記録通貨、あるいは何らかのユーザ構成可能な1つもしくは複数の通貨であってよい。他の検索結果304bおよび304cに関連する価格推定はより高くてよく、たとえば、172キロバイトのデータに対して「およそ3ガーナセディセントの通信時間」および1435キロバイトのデータに対して「およそ27ガーナセディセントの通信時間」であってよい。
図3Bを参照すると、価格成分312a〜312cで提供される情報は、図3Aを参照して説明された価格成分とは若干異なる。この例では、絶対価格値(たとえば、1ガーナセディセント、3ガーナセディセント、および27ガーナセディセントの通信時間)を使用する代わりに、一般的な記述または範疇が使用される。たとえば、価格成分312a〜312cは、リソースのダウンロードに関連する予測価格は、それぞれ、「低い」、「中間」、または「高いダウンロードコスト」として分類されることを示すことができる。
いくつかの実装形態では、サイズ成分310a〜310cおよび価格成分312a〜312cが提示される様式は相対的なサイズおよび/または価格に基づいて、(カラーコーディングもしくは他の技法を使用することによって)変更し得る。たとえば、より小さなリソースに対するサイズ成分310aおよび価格成分312aを(より低い価格を示す)青または緑で表示することができ、次第に大きくなるリソースのサイズ成分および価格成分を表示するために次第に暖色(たとえば、黄および赤の色合い)を使用することが可能である。この例で説明されるようなカラーコーディングを、本明細書で説明される他のサイズ成分および価格成分とともに使用することが可能である。サイズ調整手段または他の情報強調手段を使用して、転送の相対的なサイズ/コストを反映することも可能である。
図3Cを参照すると、価格成分312a〜312cで提供される情報は、図3Aおよび図3Bを参照して説明された価格成分とは若干異なる。たとえば、この例で価格成分312a〜312cは棒グラフを含み、この場合、バーの影部分の長さは、たとえば、バーのサイズに実質的に比例する、相対的な予測されるサイズ/価格を示すことができる。いくつかの実装形態では、たとえば、より低い予測価格に関連するバーに寒色(たとえば、青および緑)を使用し、より高い予測価格に関連するバーに赤を使用することによって、カラーコーディングを使用することが可能である。いくつかの実装形態では、棒グラフは、尺度基準を提供するために、「小」および「大」のラベルマーキングを含むことが可能である。
図3Dを参照すると、価格成分312a〜312cはダウンロードアイコン314を含む。他のアイコンを使用することが可能である。この例で価格成分312a〜312cは、図3Cに示された棒グラフを省いているが、小、中、および大の一般的な範疇を依然として含む。
図3Eを参照すると、価格成分312a〜312cは、硬貨シンボルを含み、この場合、硬貨シンボルの数は異なり、対応するダウンロードの推定サイズ/価格に実質的に比例する。たとえば、59キロバイトに関連する価格成分312aは1つの硬貨シンボルを含むのに対して、(たとえば、より大きな推定ダウンロードサイズに対する)価格成分312bおよび312cは、それぞれ、2つおよび4つの硬貨シンボルを含む。他のシンボル、アイコン、またはグラフを使用することが可能である。いくつかの実装形態では、硬貨シンボルは、ユーザの現地通貨の省略形または他の表示を含むことが可能である。いくつかの実装形態では、硬貨シンボルに加えて、実際の推定価格を示すことも可能である。いくつかの実装形態では、部分的または断片的な硬貨シンボルを使用して、たとえば、通信時間をガーナセディセントの断片で示すことが可能である。いくつかの実装形態では、硬貨シンボルの数は、たとえば、1つの硬貨が1ガーナセディセントを表し、2つの硬貨がNガーナセディセントを表し(この場合、N>2)、3つの硬貨がN*Nガーナセディセントを表すなど、価格の等比数列に対応し得る。この例では、硬貨シンボル上をホバリングすることによって、実際の価格を表示することができる。
図3A〜3Eの例は検索結果内に表示される例示的なラベルを示すが、リソースが選択されるとき、またはその他の方法で提示されるとき、同じラベルもしくは異なるラベルを提供することが可能である。たとえば、ユーザが検索結果または何らかの提示されたリソースを選択するとき、ラベルもしくは異なるラベルのうちのいずれかを提示して、関連するサイズ/価格情報を提示した後で、データ転送を完了するオプションをユーザに提供することが可能である。
図3Fは、転送サイズラベルがどのように使用されるかを指定するための例示的なユーザ設定スクリーン330を示す。たとえば、ユーザ設定スクリーン330は、ユーザがユーザデバイス106f上で利用可能なオプションを選択するとすぐに、または初期のシステム起動時もしくはデバイスの初期化時に出現し得る。いくつかの実装形態では、ユーザ設定スクリーン330は、転送サイズラベルがどのように機能するかを記述する説明332を含むことが可能である。たとえば、説明332は、ユーザ選好に基づく設定が、ラベル308a〜308cなどのラベルが検索結果またはリソースもしくはデータ転送の機会の他の提示とともに表示されることになるかどうか、およびどのように表示されるかに、どのような影響を及ぼし得るか、ならびにポップアップ208など、ポップアップまたは他の制御が使用されるかどうかを記述することができる。
いくつかの実装形態では、ユーザ設定スクリーン330は、たとえば、チェックボックス、ラジオボタン、または転送サイズ/価格ラベルがいつ出現すべきかを指定するための他の制御を含む表示設定領域(show setting area)334を含むことが可能である。たとえば、「検索結果とともに転送サイズを表示する」オプション336aは、選択された場合、図3A〜図3Eを参照して上で説明されたラベル308a〜308cなど、転送サイズラベルの表示を可能にし得る。別の例では、「転送サイズを表示しない」オプション336bは、選択された場合、すべての転送サイズラベルの表示を無効にすることができる。他のユーザ選択可能オプションも存在し得る。
いくつかの実装形態では、ユーザ設定スクリーン330は、たとえば、チェックボックス、ラジオボタン、または対応するリソースの転送サイズに基づいて、検索結果がどのようにフィルタリングされるかを指定するための他の制御を含む検索結果フィルタ領域338を含むことが可能である。たとえば、「すべてのウェブページを表示する」オプション340aは、クエリ(たとえば、クエリ306)に応答して表示される検索結果(たとえば、検索結果304)内のすべての検索結果が出現するのを可能にし得る。ユーザは、たとえば、ユーザが検索結果上をクリック、またはその他の方法で選択するとした場合、データダウンロードの推定価格にかかわらず、すべての検索結果を表示するために、この設定を選択することができる。いくつかの実装形態では、「小さなページおよび中程度のページだけを表示する」オプション340bは、ユーザが検索結果を、より安価な推定価格に関するリソースに限定する(たとえば、高価なページを回避する)ことを可能にし得る。いくつかの実装形態では、「小さなページだけを表示する」オプション340cは、ユーザが予測価格の最も安価な範疇を示すように検索結果を制限することを可能にし得る。いくつかの実装形態では、ユーザが、絶対金額をしきい値金額として指定することができ、たとえばリソースのダウンロードがそのしきい値金額を超えることになる検索結果の表示を回避する追加の制御を提供することが可能である。たとえば、ガーナのコスト意識の強いユーザは、しきい値を3ガーナセディセントに設定して、表示される検索結果を「およそ3ガーナセディセントの通信時間」以下の推定価格を有する検索結果に制限することができる。いくつかの実装形態では、制御342などの情報制御は、選択された場合、ユーザ設定がどのように設定され、それらの設定がどのように動作するかについてユーザに情報を提供することができる。
いくつかの実装形態では、ユーザ設定スクリーン330は、追加の制御を含むことが可能である。たとえば、ユーザは、ユーザ設定スクリーン330上で行われた任意の設定および/または入力を保存するために、保存制御344を選択することができる。「デフォルト設定を回復する」制御346を使用して、チェックボックスおよび他の設定を、たとえば、ユーザによる初期受取り時にユーザデバイス106fに付随するデフォルト値にリセットすることができる。いくつかの実装形態では、「表示通貨...を選択する」制御348を使用して、ユーザが、ラベル308a〜308cに表示させることを望む1つまたは複数の通貨を(たとえば、リストまたはポップアップを使用して)指定することができる(たとえば、現地通貨および/またはユーザが指定した通貨)。
図3Gは、ページロードコスト金額に対応する警報を設定するための例示的な警報設定スクリーン350を示す。たとえば、ユーザは警報設定スクリーン350を使用して、システムが、しきい値を超えるコストがかかるページをロードするのに先立って、ユーザに通知することになるしきい値コストを識別することができる。このようにして、ユーザはより高価なページのロードのコストを制御および追跡することができる。
警報設定スクリーン350は、インターフェースがどのように機能するか、高価なページがロードされるときに何が発生するかを説明する導入記述352を含むことが可能である。ユーザは、たとえば、しきい値コストのテキスト入力を可能にする制御、しきい値コスト増大/減少させるための制御、および/または他のタイプの制御を含めて、しきい値コスト制御354を使用して、通信を受信するためのしきい値コストを設定することができる。活動制御356は、デフォルトしきい値コストをリセットするため、現在の設定を確認するため、現在の設定に対する変更を取り消すため、かつ/または他の活動を実行するための能力をユーザに提供することができる。追加制御358は、たとえば、ユーザが通貨金額をユーザのアカウントに追加すること、システムを使用することに関連した個人情報を閲覧すること、およびカスタマサポートもしくは他のヘルプ機能を呼び出すこと、またはそれらとインターフェースをとることを可能にするリンクを含むことが可能である。
図4Aは、対応するリソースのデータ転送の推定サイズを示すラベルを検索結果とともに提供するための例示的なプロセス400の流れ図である。プロセス400は、コンテンツ管理システム110ならびに/またはプロキシシステム130(および/もしくはその構成要素)によって実行され得る。図1、図2A、図3A〜図3Eを使用して、プロセス400のステップを実行するための例示的な構造を提供する。
クライアントデバイスからクエリを受信する(402)。たとえば、コンテンツ管理システム110は、ユーザデバイス106a〜106eのうちのいずれかからクエリ116を受信することができる。クエリは、たとえば、アフリカの辺境(たとえば、ガーナ)でユーザが操作するモバイルユーザデバイス(たとえば、セルフォン、タブレットコンピューティングデバイス、または何らかの他のデバイス)上のブラウザから発生し得る。
いくつかの実装形態では、クエリはユーザによって音声要求として開始され得る。情報に関する他のプロンプトを手動でまたは自動でアクティブにすることが可能である。たとえば、フィーチャーフォンは、事前定義された検索範疇(たとえば、天気、得点、価格など)を有する基本メニューを含むことが可能である。ユーザがこれらのメニューのうちの1つをアクティブにするとき、アプリケーションは事前定義された情報を使用して要求を実行することができる。ユーザ選択および中間結果の全順序を価格ラベル付けすることも同様に可能である。たとえば、ユーザの選択が天気範疇である場合、ユーザに提示される各天気関連オプションは、今日の予報を表示するオプションなど、推定サイズおよび推定価格を有してよい。ユーザによって選択が行われると、要求された天気情報を含むページ上で参照される任意の他のリソースに関する現在の天気情報の表示を伴うなど、価格ラベル付けされたオプションをさらに提示することができる。
いくつかの実装形態では、ユーザが音声自動応答(IVR)システムを用いる結果として、クエリを開始することが可能である。たとえば、アフリカのユーザはIVRシステムを呼び出し、事前記録された情報(たとえば、天気、スポーツ得点など)にナビゲートする、または音声駆動式システムを使用して質問をする、もしくは検索を実行することのいずれかを行うことが可能である。IVRシステムの使用は、関連価格を有することも可能であり、たとえば、情報を提示する前にユーザに価格を用いて指示する。
クエリに応答して、1つまたは複数のリソースを含む検索結果を識別する(404)。一例として、コンテンツ管理システム110は検索結果304を提供することができる。
検索結果の少なくとも1つのリソースに関して、その1つのリソースにアクセスするために必要とされるデータ転送のサイズを判断する(406)。たとえば、サイズエンジン122は、リソースの推定サイズを判断することができる。さらに、価格エンジン124は、対応する推定価格を判断することができ、ラベルエンジン126は、推定サイズおよび/または推定価格を示すラベルを生成することができる。
サイズ/価格を示すその1つのリソースに関連するラベルを提供することを含めて、検索結果をクライアントデバイスに提供する(408)。一例として、ラベル308a〜308cを含めて、検索結果304a〜304cをユーザデバイス106a〜106eのいずれか(たとえば、アフリカのユーザのモバイルデバイス)に提供することができる。結果として、ガーナのユーザは、検索結果304a〜304cに対応する潜在的なデータ転送(たとえば、リソースの各々のダウンロード)に適用されるサイズおよび/または価格推定を知ることができる。
ラベル308a〜308cは、たとえば、サイズ推定(たとえば、サイズ成分310a〜310c)と、転送の相対的サイズの記述子(たとえば、図3C〜図3Dを参照して説明された棒グラフおよび/または小/中/大の注釈)を含むことが可能である。たとえば、記述子は、スライダーの位置が推定サイズに関連する、小から大までに及ぶスライダーを含むことが可能である。各記述子は、サイズ推定に基づいて帰属する可能な範囲内の特定の範疇(たとえば、小、中、または大)を反映し得る。
いくつかの実装形態では、たとえば、ユーザがその対応するサイズの一因となり得るリソースタイプの知識を得るための様式として、記述子は、検索結果に関連するリソースの範疇を識別することができる。たとえば、記述子は、ビデオ、画像、音声、フラッシュコンテンツ、埋込みアプリケーションを含むアプリケーション、リッチコンテンツ、フォント、および/またはスクリプトの範疇のうちの1つもしくは複数を含むとしてリソースを識別することができる。
いくつかの実装形態では、ラベルは、1つのリソースに関連する履歴データに少なくとも一部基づくサイズの推定を含む。たとえば、サイズエンジン122は、履歴データ123にアクセスして、そのリソースが最後に(すなわち、前回)ダウンロードされたときに報告または記録されたリソースのサイズを判断することができる。いくつかの実装形態では、サイズは同じリソースの複数のダウンロードに対応する複数のサイズを含み得る(または、その平均であり得る)。結果として、ラベルは、1つのリソースの前のロードに少なくとも一部基づくサイズの推定を含むことが可能である。
いくつかの実装形態では、ラベルは、要求に応答した、1つのリソースに関連するデータの送信に先立つプロキシによる1つのリソースの取出しに少なくとも一部基づく推定サイズを含む。たとえば、リソースの前のロードに関する情報にアクセスする代わりに、プロキシシステム130は、(たとえば、ユーザがリソースをダウンロードすることを選ぶ前に)リソースを取り出して、そのサイズを判断することができる。
いくつかの実装形態では、ラベルは、データ転送に関連する価格を含むことが可能である。たとえば、価格は、アフリカのユーザが、ユーザの電話通信業者とのデータプランに従って、データのサイズまたは量を転送するためにユーザの電話通信業者によって請求されることになる価格であり得る。いくつかの実装形態では、ラベル内で識別された価格は、たとえば、リソースの即時ダウンロードの現在の価格であってよい。いくつかの実装形態では、価格は、将来のある時点でデータをロードするために請求されることになる価格の表示を含むことが可能である。たとえば、ユーザが目にするラベルは、後に、たとえば、オフピーク時間または何らかの他の識別された時間の間にリソースをダウンロードするための価格を識別することができる。いくつかの実装形態では、ユーザに提示されるラベルは、たとえば、所与の期間内にロードされるデータの量を示すプラン使用データを含むことが可能である(たとえば、「お客様は今月、現在まで987キロバイトのデータをロードし、32ガーナセディセントの通信時間がかかっています」)。いくつかの実装形態では、ユーザに提示されるラベルは、1つのリソースをロードした後、所与の期間にロードされ得る残りのデータの量を示すことができる(たとえば、「このリソースをロードする場合、お客様は今月まだ17ガーナセディセントの通信時間を有することになります」)。
いくつかの実装形態では、データ転送に関連する価格は、サイズに少なくとも一部基づいて、1つのリソースを提示するために使用されるクライアントデバイスに関連する配信システム150(たとえば、ユーザの電話通信事業者)によって請求される価格であってよい。たとえば、ユーザが目にする価格は、ユーザのデータ使用プランに基づいて請求されることになる価格であってよい。
いくつかの実装形態では、ユーザが検索結果を選択して、対応するリソースがダウンロードされる場合、そのリソースは複数の埋込みリンクを含むことが可能である。いくつかの実装形態では、埋込みリンクの各々は、たとえば、そのリソースに関連するリンクをユーザが選択したときに可視的なラベルを含むように拡大され得る。たとえば、ユーザがリンクを選択した後で、表示されるラベルは、(ユーザがそのリソースをダウンロードするコストを含めて)そのリンクに関連するリンクリソースのサイズを示すことができる。
図4Bは、リソースが選択された後、リソースがロードされる前に、リソースの推定転送サイズを示すラベルを提供するための例示的なプロセス420の流れ図である。プロセス420は、コンテンツ管理システム110ならびにプロキシシステム130(および/またはその構成要素)によって実行され得る。図1および図2Bを使用して、プロセス420のステップを実行するための例示的な構造を提供する。
ブラウザを介して、リソースをロードするための要求を受信する(422)。たとえば、図2Bを参照すると、要求はユーザが検索結果118cを選択するときに発生し得る。いくつかの実装形態では、要求は音声要求であってよい。たとえば、ユーザが音声自動応答(IVR)システムを用いる結果として、要求を開始することが可能である。たとえば、アフリカのユーザはIVRシステムを呼び出し、事前記録された情報(たとえば、天気、スポーツ得点など)にナビゲートする、またはオプションを選択することのいずれかを行うことが可能である。
いくつかの実装形態では、ユーザがフィーチャーフォンを使用している場合、要求は、事前定義された検索範疇(たとえば、天気、得点、価格など)を有する基本メニューからの選択であり得る。ユーザがこれらのメニューのうちの1つをアクティブにするとき、アプリケーションは事前定義された情報を使用して要求を開始することができる。
リソースをロードするのに先立って、リソースをロードするためのデータ転送のサイズを判断する(424)。一例として、サイズエンジン122は、リソースの推定サイズを判断することができる。さらに、価格エンジン124は、対応する推定価格を判断することができ、ラベルエンジン126は、推定サイズおよび/または推定価格を示すラベルを生成することができる。
リソースをロードするのに先立って、ラベルを含む、サイズに関する情報をユーザに提示する(426)。一例として、図2Bを参照すると、ラベル204cを使用して、ポップアップ208内にサイズ情報を提示することができる。いくつかの実装形態では、ラベル204cは、たとえば、サイズ推定と、転送の相対的なサイズの記述子(たとえば、図3C〜図3Dを参照して説明された棒グラフおよび/または小/中/大の注釈)を含むことが可能である。たとえば、記述子は、スライダーの位置が推定サイズに関連する、小から大までに及ぶスライダーを含むことが可能である。各記述子は、サイズ推定に基づいて帰属可能なある範囲の可能な範疇内の特定の範疇(たとえば、小、中、または大)を反映し得る。いくつかの実装形態では、記述子は、検索結果に関連するリソースの範疇、たとえば、ビデオ、画像、音声、フラッシュコンテンツ、埋込みアプリケーションを含むアプリケーション、リッチコンテンツ、フォント、またはスクリプトを識別することができる。他の範疇が可能である。
いくつかの実装形態では、ラベルは、たとえば、リソースの前のロードに対応する履歴データ123を使用して、サイズエンジン122によって判断された、1つのリソースに関連する履歴データに少なくとも一部基づくサイズの推定を含む。いくつかの実装形態では、ラベルは、要求に応答した、1つのリソースに関連するデータの送信に先立つプロキシによる1つのリソースの取出しに少なくとも一部基づく推定サイズを含む。たとえば、プロキシシステム130は、リソースをリアルタイムで取り出して、そのサイズを判断することができる。
いくつかの実装形態では、ラベルは、たとえば、ユーザのデータプランに関連する料金に基づいて、データ転送に対してユーザの電話通信事業者によってユーザが請求されることになる価格など、データ転送に関連する価格を含むことが可能である。いくつかの実装形態では、ラベル内で識別される価格は、即時のダウンロードに対する現在の価格、または将来のある時点でデータをロードするために請求されることになる価格とすることができる。いくつかの実装形態では、ユーザに提示することができるラベルは、たとえば、所与の期間内にロードされるデータの量、および/または1つのリソースをロードした後、所与の期間にロードされ得る残りのデータの量を示す、プラン使用データを含むことが可能である。
いくつかの実装形態では、データ転送に関連する価格は、配信システム150(たとえば、ユーザの電話通信事業者)によって請求される価格であってよい。たとえば、ユーザが目にする価格は、ユーザがリソースをダウンロードする場合、ユーザのデータ使用プランに基づいて請求されることになる価格であってよい。
いくつかの実装形態では、1つまたは複数の埋込みリンクを含む検索結果がダウンロードされる場合、各埋込みリンクは、たとえば、ユーザのリンク選択時に可視的なラベルを含み得る、またはそのようなラベルに関連し得る。たとえば、ユーザがリンクを選択した後、表示されるラベルは、(たとえば、ユーザが対応するリソースをダウンロードするコストを含めて)そのリンクに関連するリンクリソースのサイズを示すことが可能である。
図4Cは、プロキシがリソースのデータ転送の推定サイズを提供する例示的なプロセス440の流れ図である。たとえば、プロセス440は、ブラウザに関連するリソース(たとえば、クエリに応答する検索結果に関連するリソースのダウンロードコスト)、電子メールシステムに関連するリソース(たとえば、インボックス内に表示される電子メールの主題/ヘッダに対応する全電子メールメッセージのダウンロードコスト)、または従量制データネットワーク内で転送され得る任意の他のリソースに関連するリソースに関して使用可能である。プロセス440は、コンテンツ管理システム110ならびにプロキシシステム130(および/またはその構成要素)によって実行され得る。図1および図2Bを使用して、プロセス440のステップを実行するための例示的な構造を提供する。
プロキシにおいて、クライアントデバイスからリソースの要求を受信する(442)。たとえば、図2Bを参照すると、プロキシシステム130は(たとえば、コンテンツ管理システム110と組合せて)検索結果118cに関連するリソースの要求を受信することができる。
要求を完了するために必要とされるデータ転送のサイズを判断する(444)。サイズエンジン122は、たとえば、上で説明したように、たとえば、履歴データ123に少なくとも一部基づいて、リソースの推定サイズを判断することができる。
要求に関連するデータの転送から生じるデータ料金をクライアントデバイスに被らせるのに先立って、要求を完了するために必要とされるデータ転送のサイズの推定である推定をクライアントデバイスに提供する(446)。たとえば、プロキシシステム130は(たとえば、コンテンツ管理システム110と組合せて)推定サイズをユーザデバイス106に提供することができる。
いくつかの実装形態では、推定を提供するステップは、プロキシがリソースのロードを要求するとき、リソースから受信されるデータに少なくとも一部基づいてサイズを判断するステップを含むことが可能である。たとえば、プロキシシステム130は、リソース内の情報を使用して、たとえば、ファイルサイズユーティリティを使用して、リソースのサイズを検査することによって、またはリソースをロードもしくは事前ロードすることによってサイズを判断することによって、推定サイズを判断することができる。推定を提供するステップは、たとえば、リソースに関連するデータをクライアントデバイスに配信するのに先立って発生し得る。
いくつかの実装形態では、プロセス440は、要求をプロキシからリソースに手渡す追加動作と、要求に応答して、リソースからデータを受信する追加動作と、受信したデータ内で参照された1つまたは複数のリソースに関連するサイズを判断する追加動作と、受信したデータとともに、1つまたは複数の参照されたリソースに関連するサイズデータをクライアントデバイスに提供する追加動作とをさらに含むことが可能である。たとえば、プロキシシステム130は、要求されたリソース(たとえば、ウェブページA)を取得して、それに対するサイズを推定し、次いで、リソース内の任意のリンクに関連する追加のリソース(たとえば、ウェブページAが参照するウェブページX、Y、およびZ)のサイズを推定することができる。プロキシシステム130は、次いで、4つの推定サイズ、すなわち、ウェブページA、X、Y、およびZの各々に関して1つのサイズを提供することができる。
いくつかの実装形態では、プロセス440は、要求をプロキシからリソースに手渡す追加動作と、要求に応答して、リソースからデータを受信する追加動作と、受信したデータに基づいて、リソースからのデータ転送のサイズを判断する追加動作とをさらに含むことが可能である。たとえば、プロキシシステム130は、リソースを取得せずに、そのサイズを識別する、またはそれによってプロキシシステム130がそのサイズを推定できる情報を提供するためにリソースを要求することができる。
上で説明したように、データのダウンロードの開始に先立って、データ転送のサイズに基づくデータ料金ラベルをクライアントデバイスに提供することができる。データ料金ラベルに関連して提供される価格推定は、価格情報を提供するサービスなど、サービスによって保証され得る。たとえば、サービスは、データ帯域幅の事前購入を行うこと、またはバルク量のデータ帯域幅に対して通信事業者との保証を購入することができる。購入されたデータ帯域幅は、お好みベースで個々のユーザになど、マークアップありで、またはなしで再販され得る。サービスは、したがって、通信事業者が消費量に関する不確実性とリスクとを削減することを可能にして、通信事業者が容量増大および他の資本支出について予測ならびに計画する能力を高めることを可能にすると同時に、バルク価格設定をユーザに提供することができる。このサービスは、ユーザが、別々の音声およびデータ残高を維持するのではなく、自らの音声残高を使用するのを可能にすることを含めて、この介入を可能にするための解決策(たとえば、ソフトウェア)を提供することができる。予測される消費の予想を、過去の個人的および社会的消費パターンに基づいて、ユーザ特定モデルによってユーザベースごとに行うことが可能である。
保証されたコスト配信サービスを提供するための方法の一例は、プロセッサによって、従量制データネットワーク上でアプリケーションからデータの要求を受信するステップを含む。データの要求は、通信事業者によってリソースからモバイルデバイスに転送されるデータに対する、モバイルハンドセットからの要求であってよい。ユーザは、音声サービスまたはデータサービスに関して通信事業者との契約を有し得る。いくつかの実装形態では、本明細書で企図される取引は、バルク価格設定に携わるための配信サービスとの別の合意を含む。いくつかの実装形態では、ユーザは配信サービスに関して別個に署名登録することができる。ユーザデバイスとの一部のまたはすべてのデータ転送のやりとりは別個の合意によって支配され得る。
データを転送するのに先立って、配信サービスは、要求を満たすために関連するデータ転送のサイズを判断することが可能である。配信システムは、たとえば、データをプロキシにロードすること、またはデータの前のロードに関連する履歴情報を評価することによってなど、上で説明したようにこれを行うことができる。配信システムは、サイズに基づいて、データの送信に関して通信事業者によって請求されることになる価格情報を含む情報を提示することができる。価格情報は、ユーザに対する推定コストを反映し得る。
データを転送するための確認を受信するとすぐに、配信システムは価格推定額を履行することができる。それを円滑にするために、配信システムは、加入者がある期間内に消費することになるデータの集約量を推定し、集約量に対して通信事業者とバルク価格を規定することができる。推定額を履行することは、推定価格以下の金額を、通信事業者に関連するユーザのアクセスプランの借方に記入することを含み得る。
アプリケーション要求は、モバイルデバイス上で実行するアプリケーションから発生し得る。従量制データネットワークはワイヤレスネットワークであってよい。データの要求は、リソースに対するブラウザからの要求であってよい。価格情報は、現地通貨の推定コストを含むことが可能である。
アクセスプランは音声プランであってよく、推定価格を借方に記入するステップは、従量制データネットワーク内の音声通信に対して現地通貨で維持された残高に対して金額を現地通貨で借方に記入するステップを含み得る。あるいは、アクセスプランは、データプランの形のものであってよく、または音声プランとデータプランの組合せであってもよい。
集約量を推定するステップは、第1の期間を判断するステップと、バルク価格を使用することをオプトインした加入者の数を判断するステップと、第1の期間内にその数の加入者によるデータ使用を推定するステップとを含むことが可能である。
上で説明したように、データ料金ラベルを、たとえば、モバイルデバイスから受信されるデータ要求において提供すること、またはデータ要求と関連付けて提供することが可能である。いくつかの実装形態では、(従来、固定市場だけが存在する場合)従量制ネットワーク内でデータを消費者に配信するための配信システムによってスポット市場を作成することが可能である。いくつかの実装形態では、通信事業者が過剰容量を浮動価格で販売することを可能にするために、容量競売プラットフォームを作成することが可能である。配信システムは、価格帯のデータ消費に関する履歴情報を使用して、単一のユーザまたはユーザグループの個々の価格感度曲線を見定めることができる。価格感度曲線情報を使用して、配信システムは、たとえば、価格に敏感なユーザと、特定の時間における特定の価格変更が使用の変化をどのように推進することになるかを判断することができる。これらの通信事業者の申し出を明らかにするための機構は、データ料金ラベルを使用することが可能である。ユーザは入札を提出する必要がなく、代わりに、価格に敏感なユーザ用の料金ラベルが自動的に(上下に)変化し、それによって、通信事業者からの申し出を具体化して、消費をシミュレートする、または効果的に価格設定することになる。
いくつかの実装形態では、配信システムは、通信事業者の申し入れを判断するために、ターゲット利用料金、または特定の時刻に対する特定の価格帯を設定する能力など、ツールを通信事業者に提供することができる。これらのターゲットに基づいて、配信システムは、所与の期間にターゲット消費目標に向けて推進させるために、データ料金ラベル価格推定を調整することができる。
図4Dは、コンテンツをユーザに提供して、集約システム内でバンドル料金を使用するユーザのアカウントの借方に記入するための例示的なプロセス550の流れ図である。プロセス550は、コンテンツ管理システム110ならびに/またはプロキシシステム130(および/もしくはその構成要素)によって実行され得る。図1、図2A、図3A〜図3E、および図5A〜5Bを使用して、プロセス550のステップを実行するための例示的な構造を提供する。
複数のモバイルデバイスを識別し、各モバイルデバイスはネットワークからリソースをダウンロードするためにネットワークと通信するように構成され、ネットワークは通信事業者に関連する(552)。たとえば、プロキシシステム130は、たとえば、ガーナおよび/または周辺地域の、集約システムならびにモバイルデバイスを使用するデータアクセスに関する金銭的な不確実性を取り除く技法から利益を得る可能性がある、その地域のユーザに属するユーザデバイス106のグループを識別する。ユーザデバイス106は、モバイル電話、スマートフォン、もしくはタブレットコンピュータなどのモバイルデバイスを含めて、コンテンツを送信および/または受信することができる任意のタイプのデバイスであってよい。本明細書の例は、ウェブページ、または、ユーザのモバイルデバイスにダウンロードされたデータを含めて、インターネット上の他のコンテンツにアクセスすることなど、データアクセスに重点を置くが、ユーザがアップロードすることが可能なデータに関して同じ技法を使用することが可能である。
ネットワークからのデータダウンロードのために、複数のモバイルデバイス間で共有されることになるデータダウンロード容量を表すデータバンドルを作成する(554)。一例として、プロキシシステム130は、たとえば、ウェブ対応モバイルデバイスを有する、ガーナまたはある他の地域のユーザに対応するユーザデバイス106に関連するアカウントのグループを識別することができる。作成されるデータバンドルは、たとえば、対応する地域のそれらのユーザによる予測されるネットワークトラフィックに対応し得る。データバンドルは、時間要素、たとえば、来るべき期間、たとえば、一か月の期間にわたってグループによってダウンロード可能な推定されるNギガバイトの情報を有することが可能である。作成されるデータバンドルは、ある意味で類似する別のグループのユーザの同じグループに対して前に作成されたデータバンドルから学習された情報に基づき得る。バンドルを選択する際に地域を使用することが可能であるが、たとえば、人口統計またはユーザを分類する他の様式を含めて、他の様式を使用することも可能である。
データバンドルに関して価格を通信事業者と交渉する(556)。たとえば、サービスプロバイダは、Xバイトの情報当たりの価格と、(たとえば、ビデオを見る)M分のアクセス時間に対する価格とを含む、価格構造を電話通信事業者と交渉することができる。価格構造に関する情報を、何らかの様式で発表することができ、たとえば、電話通信事業者にアカウントを有するグループ内の記録があるユーザに提供することができる。
複数のモバイルデバイスのうちのいくつかから、ネットワークからデータをダウンロードするための要求を受信する(558)。たとえば、要求の各々は、ネットワークからリソースをダウンロードするための要求、ネットワークからウェブページをダウンロードするための要求、またはユーザデバイスとデータの転送をやりとりすることに関連する他の要求であってよい。例示的な要求は、図3Aに関して説明した検索結果304a〜304cのうちの1つのユーザ選択、オンラインビデオの再生、またはソーシャルネットワーク内のページにアクセスして時間を費やすことを含むことが可能である。
受信した要求に応答して、要求を提供したモバイルデバイスのそれぞれのユーザにデータを提示し、そのデータは、その要求に関連するそれぞれのダウンロードを開始するための料金情報を含み、料金情報は、交渉価格に少なくとも一部基づき、かつ、通常、通信事業者によって請求されることになる、ダウンロードに対する通信時間料金またはデータ料金に関係しない(560)。たとえば、料金情報は、価格成分312a〜312cなど、価格を含むことが可能である。
いくつかの実装形態では、受信した要求に応答してデータがモバイルデバイスのそれぞれのユーザに提示される前に、料金情報を承認して、その要求に応答してダウンロードを開始する確認をそれぞれのユーザから受信する。たとえば、図5A〜図5Bを参照すると、検索結果502(たとえばリキャップ(recap)502a)のうちの特定の1つのユーザ選択に関連するサイズおよびコスト情報を提供する、コスト表示514を含むダイアログ512をユーザに提示する。この例では、ユーザが継続制御520を選択した場合だけ、リキャップ502a情報を含むデータページが提示される。
いくつかの実装形態では、要求に応答して提示またはダウンロードされるデータに対するコストを判断する。ダウンロードのコストは、特定の期間にわたって集約可能であり、集約コストに少なくとも一部基づいて、後続の期間にわたって、グループ価格または交渉価格のいずれかに適用されることになる訂正要因を判断することができる。いくつかの実装形態では、ユーザに確認を提示するのと並行してコンテンツをダウンロードおよびプリキャッシュすることができる。より高速な応答をユーザに提供するためにキャッシュを使用することができる。たとえば、ユーザがダイアログ512によって提供されたサイズおよびコスト情報を審査して、ダウンロードを継続するか否かを決定すると、背景プロセスはリキャップ502aをダウンロードおよびプリキャッシュすることができる。
ユーザのモバイルデバイスにおけるリソースの成功裏の受信の後、料金情報に基づいて、グループ価格を使用して、ユーザに関連するアカウントの借方に記入する(562)。たとえば、グループ価格は、データ単位、たとえば、単一のウェブページ、電子メールメッセージ、電子メールヘッダ、テキストメッセージ、音声ストリーム、ビデオストリーム、またはゲームの少なくとも一部をロードするための固定価格であってよい。グループ価格は、要求されたコンテンツ項目(たとえば、ビデオ)を見る/提示するために必要とされる時間量、要求に応答して提供されることになるウェブページの数、要求に関連するコンテンツの人気、時刻、および/または他の要因のうちの1つもしくは複数に基づいてよい。たとえば、固定価格は、要求に関連する1つもしくは複数のコンテンツタイプ(たとえば、ウェブページ、画像、またはビデオ)に基づいてよい。いくつかの実装形態では、借方に記入される金額は、コンテンツの実際のサイズにかかわらずユーザに申し出される料金であってよい。いくつかの実装形態では、借方に記入される金額は、初期提示を推定として使用して、コンテンツサイズに基づく金額であってよい。
いくつかの実装形態では、グループ価格は、要求されたリソースをダウンロードするために通信事業者から発生したであろう料金未満であってよい。グループ価格は、たとえば、十分なサービスを受けられないある種の国または地域のユーザなど、ユーザに対する非営利料金または採算料金を提供するように設定され得る。いくつかの実装形態では、グループ価格は、要求されたリソースをダウンロードするために通信事業者から発生したであろう料金以上であってよい。たとえば、グループ価格は、ユーザ活動から適度なレベルまたはより高いレベルで利益を得るように規定されてもよい。
いくつかの実装形態では、ある期間にわたって、複数のモバイルデバイスに対する将来の消費を推定するステップを含むことも可能であり、交渉するステップは、その期間の間にその推定まで完了した、複数のデバイスに関連するすべてのデータダウンロードに対する価格を交渉するステップをさらに含むことが可能である。たとえば、(たとえば、ガーナのモバイルデバイスユーザ用の)データバンドルに関して通信事業者と価格を交渉する前に、プロキシシステム130は、ガーナユーザのモバイルデバイスについて一年間の消費量を推定することができる。たとえば、指定された一年にわたるガーナユーザによるダウンロードに対する価格構造の交渉は、この場合、推定消費量に少なくとも一部基づいてよい。
図4Eは、検索結果内に含まれたリソースをダウンロードすることに関連する料金対応コスト情報を提示するための例示的なプロセス750の流れ図である。プロセス750は、コンテンツ管理システム110ならびに/またはプロキシシステム130(および/もしくはその構成要素)によって実行され得る。図3Aを使用して、プロセス750のステップを実行するための例示的な構造を提供する。
クライアントデバイスからクエリを受信する(752)。たとえば、図3Aを参照すると、ユーザはデバイス106a上にクエリ306(たとえば、「exp」)を入力することができ、クエリ306は、たとえば、コンテンツ管理システム110によって受信され得る。
クエリに応答して、1つまたは複数のリソースを含む検索結果を識別する(754)。たとえば、コンテンツ管理システム110は、検索結果304a〜304bを提供することができる。
検索結果の少なくとも1つのリソースに対して、その1つのリソースにアクセスするために必要とされるデータ転送のサイズを判断する(755)。たとえば、サイズエンジン122は、検索結果304a〜304bに関連するリソースの各々のサイズを判断することができる。
項目をダウンロードするための料金対応コストを示す、1つのリソースに関連するラベルを提供することを含めて、検索結果をクライアントデバイスに提供する(756)。一例では、検索結果304a〜304cとともに表示されるラベル308a〜308cは、各々がそれぞれのリソースの転送サイズを示すサイズ成分310a〜310cを含むことが可能である。
いくつかの実装形態では、ラベルは、1つのリソースに関連する履歴データに少なくとも一部基づくサイズの推定を含むことが可能である。たとえば、履歴データ123内の情報は、特定のリソースをダウンロードするサイズがNキロバイトであることを示すことが可能であるが、これは、たとえば、同じ特定のリソースの1つまたは複数のダウンロードがそのダウンロードサイズを負ったためである。履歴データからサイズ情報を取得することは、その転送サイズを推定するためにリソースをリアルタイムで処理する必要を軽減し得る。ラベルは、1つのリソースの前のロードに少なくとも一部基づくサイズの(たとえば、キロバイトまたは他の単位の)推定を含むことが可能である。ラベルは、転送が小さくなるか、中程度になるか、または大きくなるかのテキスト記述など、転送の相対的なサイズの記述子を含むことも可能である。
いくつかの実装形態では、ラベルは、データ転送に関連する価格(たとえば、価格成分312a)を含むことが可能である。たとえば、価格は、クライアントデバイスのユーザに関連するデータプランに従って、データのサイズを転送するために通信事業者によって(たとえば、ユーザに)請求されることになる金額であってよい。他の例では、請求されることになる現在の価格の表示を含めることに加えて、価格は、将来のある時点(たとえば、1つまたは複数の特定の識別された時間)にデータをロードするために請求されることになる価格の表示を含むことが可能である。
いくつかの実装形態では、推定サイズは、転送サイズの隣に、たとえば、「推定」を表示することによって、知られているサイズとは異なって提示されてよい。いくつかの実装形態では、ラベルは、要求に応答した、1つのリソースに関連するデータの送信に先立つプロキシによる1つのリソースの取出しに少なくとも一部基づく推定サイズを含むことが可能である。たとえば、プロキシシステム130は、何らかの適切な形で、リソースを前処理および/もしくは検査して、リソースが潜在的なダウンロードのためにユーザに提示される前に、表示またはリソースのサイズを取得することが可能である。
少なくとも1つの通信事業者から項目をダウンロードするための真のコストを判断する(757)。一例として、価格エンジン124は、ユーザの通信事業者がリソースをダウンロードするために負担することになる真のコストを判断することができる。
いくつかの実装形態では、真のコストを判断するステップは、複数の通信事業者から真のコストを判断するステップを含むことが可能である。たとえば、真のコストは、ユーザの主要通信事業者に関して計算されてよく、かつ/または真のコストは、ユーザの位置、装置のタイプ、および/もしくは他の要因に基づいて、ユーザにアクセス可能な他の通信事業者に関して計算されてよい。他の通信事業者の真のコストのうちのいくつかは、たとえば、ユーザの主要通信事業者の真のコスト未満であってよい。たとえば、真のコストのうちのいくつかまたはすべてを、競売で、たとえば、リソースをダウンロードするための入札を通信事業者から募ることによって判断することが可能である。
いくつかの実装形態では、真のコストを判断するステップは、リソースをダウンロードするための期間に関連する価格情報を通信事業者から受信するステップであって、価格情報が、所与の通信事業者がより多くのデータ転送を奨励するためにその期間中に申し出る何らかの割引を反映する、受信するステップを含むことが可能である。たとえば、オフピーク期間により、かつ/または通信事業者が利用することを望む過剰容量を有するため、ユーザに表示される真のコストのうちの1つもしくは複数は、申し出される種々の(たとえば、より低い)料金を表すコストを含むことが可能である。
ダウンロードに関する履歴情報と各々のダウンロードに関して発生するコストとを評価することを含めて、ユーザの価格感度を判断する(758)。たとえば、価格エンジン124は、ユーザ情報を使用して、履歴データ123内の価格対応情報にアクセスすることができる。履歴データは、たとえば、時間および/またはユーザにとって価格感度が存在する要因を示すことができる。
真のコストと判断された価格感度とに少なくとも一部基づいて、料金対応コストを計算する(759)。一例として、価格エンジン124は、ユーザの価格感度に少なくとも一部基づいて、リソースをダウンロードするための種々の(たとえば、より低い)コストを計算することができる。
いくつかの実装形態では、料金対応コストは、グループに対して判断可能であり、判断された料金感度はそのグループの各メンバーに適用され得る。たとえば、ダウンロード価格に対して類似の感度を有するユーザのグループが存在する場合があり、通信事業者はこれらのユーザに対して割引をバンドル化することを望む場合がある。したがって、特定のリソースをダウンロードするためにユーザが目にする割引コストは、そのユーザおよび/または他のユーザが同じリソースもしくは異なるリソースにアクセスすること、ならびにユーザおよび/または他のユーザがコストに敏感であることの結果であり得る。
いくつかの実装形態では、プロセス750は、ユーザがダウンロードすることに合意しないよりも合意する可能性がいつ高いかを、履歴情報に少なくとも一部基づいて反映する価格帯情報を含めて、所与のユーザに関する価格曲線を判断するステップを含む、料金感度を判断するステップをさらに含む。価格帯は、この場合、料金対応コストを計算するために使用される。たとえば、履歴データ123は、ユーザが週末の夜により大きなリソースをダウンロードする可能性が高く、週労働日により大きなリソースをダウンロードする可能性は低いという情報を含むことが可能である。価格エンジン124は、たとえば、この情報を、少なくとも一部使用して、料金対応コストを計算することができる。設定コストは、たとえば、ユーザが所与の時点で特定のリソースを高い確率で(または極めて高い確率で)ダウンロードする可能性に基づいてよい。
図4Fは、ブラウザ内でリソースをダウンロードすることに関連する料金対応コスト情報を提示するための例示的なプロセス760の流れ図である。プロセス760は、コンテンツ管理システム110ならびに/またはプロキシシステム130(および/もしくはその構成要素)によって実行され得る。図3Aを使用して、プロセス760のステップを実行するための例示的な構造を提供する。
ブラウザを介して、リソースをロードするための要求を受信する(762)。たとえば、ユーザは、ウェブページのURLを入力すること、またはいくつかの他の様式で、ブラウザ内にダウンロードすることになるリソースを選択することができる。
リソースをロードするのに先立って、リソースをロードするためのデータ転送のサイズを判断する(764)。たとえば、サイズエンジン122は、ロードされることになるリソースのサイズを判断することができる。
リソースをロードするのに先立って、ラベルを含む、サイズに関する情報をユーザに提示する(766)。ラベルは、通信事業者からリソースをロードするための料金対応価格を含む。提示される情報は、少なくとも1つの通信業者から項目をダウンロードするための真のコストを判断することと、ダウンロードに関する履歴情報と各々のダウンロードに関して発生するコストとを評価することを含めて、ユーザの価格感度を判断することと、真のコストと判断された価格感度とに少なくとも一部基づいて、料金対応コストを計算することとに少なくとも一部基づく。一例として、検索結果304a〜304cとともに表示されるラベル308a〜308cは、各々がそれぞれのリソースの転送サイズおよびコストを示すサイズ成分310a〜310cを含むことが可能である。別の例では、URLのユーザ選択時に、かつ対応するリソースをロードする(たとえば、ウェブページにナビゲートして、ユーザのデバイス上にデータをロードする)のに先立って、ポップアップまたはラベルを含む他の表示をユーザに表示することができる。ラベル内に含まれる価格情報は、たとえば、図4Dに関して説明した形で判断され得る。
図4Gは、プロキシが、リソースをダウンロードすることに関連する料金対応コスト情報を提供するための例示的なプロセス770の流れ図である。プロセス770は、コンテンツ管理システム110ならびに/またはプロキシシステム130(および/もしくはその構成要素)によって実行され得る。図3Aを使用して、プロセス770のステップを実行するための例示的な構造を提供する。
プロキシにおいて、クライアントデバイスからリソースの要求を受信する(772)。たとえば、プロキシシステム130は、たとえば、ブラウザ内でクエリの結果セット内のリソース304a〜304cの1つまたは複数に対応する要求を受信することができる。
要求を完了するために必要とされるデータ転送のサイズを判断する。たとえば、サイズエンジン122は、たとえば、上で説明した技法を使用して、リソースのサイズを判断することができる。
推定をクライアントデバイスに提供する(774)。推定は、要求に関連するデータの転送から生じるデータ料金をクライアントデバイスに被らせるのに先立って、要求を完了するために必要とされるデータ転送のサイズおよびデータを転送するための料金対応コストに関する。推定は、少なくとも1つの通信業者から項目をダウンロードするための真のコストを判断することと、ダウンロードに関する履歴情報と各々のダウンロードに関して発生するコストとを評価することを含めて、ユーザの価格感度を判断することと、真のコストと判断された価格感度とに少なくとも一部基づいて、料金対応コストを計算することとに少なくとも一部基づく。推定は、上で説明したように、サイズエンジン122によって判断され得る。
いくつかの実装形態では、推定を提供するステップは、プロキシがリソースのロードを要求するとき、リソースから受信されるデータに少なくとも一部基づいてサイズを判断するステップを含むことが可能である。たとえば、サイズエンジン122は、そのリソースが取り出された時点で、たとえば、ユーザ選択、またはその他の方法でロードされることになるリソースを識別した後で、リソースからリソースのサイズを判断することができる。
いくつかの実装形態では、推定を提供するステップは、リソースに関連するデータをクライアントデバイスに配信するのに先立って発生し得る。たとえば、プロキシサーバ130は、リソースをユーザデバイス106に配信せずに、推定サイズをユーザのユーザデバイス106に提供することができる。これは、たとえば、画像、ビデオ、または何らかの他のリソースをロードする前に、たとえば、ユーザがリソースのロードに関連する制御を選択した後に、発生し得る。
いくつかの実装形態では、プロセス770は、要求をプロキシからリソースに手渡すステップと、要求に応答して、リソースからデータを受信するステップと、受信したデータ内で参照された1つまたは複数のリソースに関連するサイズを判断するステップと、受信したデータとともに、1つまたは複数の参照されたリソースに関連するサイズデータをクライアントデバイスに提供するステップとをさらに含むことが可能である。たとえば、プロキシシステム130は、リソース304(たとえば、ウェブページ)に対する要求に関する情報を提供して、そのリソース304を取得することができる。サイズエンジン122は、リソース304のサイズを判断することができ、プロキシシステム130は、リソース304のサイズに関する情報を要求側クライアントデバイス106aに提供することができる。
いくつかの実装形態では、プロセス770は、要求をプロキシからリソースに手渡すステップと、要求に応答して、リソースからデータを受信するステップと、受信したデータに基づいて、リソースからのデータ転送のサイズを判断するステップとをさらに含むことが可能である。たとえば、プロキシサーバ130は、リソース304(たとえば、ウェブページ)からデータを受信することができ、サイズエンジン122は、そのデータを使用して、リソース304のサイズを判断することができる。
図4Hは、アプリケーション内でデータを転送することに関連する料金対応コスト情報を提示するための例示的なプロセス780の流れ図である。プロセス780は、コンテンツ管理システム110ならびに/またはプロキシシステム130(および/もしくはその構成要素)によって実行され得る。図3Aおよび図5Eを使用して、プロセス780のステップを実行するための例示的な構造を提供する。
データの要求を従量制データネットワーク上でアプリケーションから受信する(782)。たとえば、アプリケーションは、メッセージの主題を表示する電子メールアプリケーションであってよく、要求されるデータはメッセージであってよく、ラベルは、対応する全メッセージをダウンロードするための料金対応コストの表示を含むことが可能である。図5Gに示すように、例示的な電子メールアプリケーションは、電子メールメッセージエントリ790a〜790cを(たとえば、メールアプリケーションのインボックス内に)表示する。電子メールの主題792a〜792cは電子メールメッセージの主題を識別し、ラベル794a-794cはそれぞれの全メッセージのダウンロードに関連する料金対応コストを示す。
データを転送するのに先立って、要求を満たすための関連するデータ転送のサイズを判断する(784)。たとえば、サイズエンジン122は、表示されたラベル794a〜794c内に含まれたサイズを判断することができる。
データを転送するのに先立って、ラベルを含む、サイズに関する情報をユーザに提示する(786)。提示される情報は、データ転送に関する料金対応コストを含む。提示される情報は、少なくとも1つの通信業者から項目をダウンロードするための真のコストを判断することと、ダウンロードに関する履歴情報と各々のダウンロードに関して発生するコストとを評価することを含めて、ユーザの価格感度を判断することと、真のコストと判断された価格感度とに少なくとも一部基づいて、料金対応コストを計算することとに少なくとも一部基づく。たとえば、電子メールメッセージエントリ790a〜790cに関連するメッセージをダウンロードするための料金対応コストは、上で説明したように判断され得る。
いくつかの実装形態では、アプリケーションは、デスクトップに関連する場合があり、選択されるとき、要求を開始する、1つまたは複数のユーザインターフェース要素を含むことが可能である。たとえば、ユーザのデバイス上に出現するデスクトップは、選択されるとき、それぞれのアプリケーション(たとえば、地図アプリケーション、金融アプリケーションなど)を起動させることになる選択可能アイコンを含むことが可能である。アプリケーション、およびそのアプリケーションが必要とするリソース(たとえば、データ)がユーザのコンピュータデバイスの元になく、ユーザのデータプランを介してアクセスされるとした場合、そのアプリケーションの要求された起動に対応するデータの転送に通信事業者料金を適用することができる。いくつかの実装形態では、アプリケーションに関連するインターフェース要素は、モバイルデバイス(たとえば、ユーザのモバイル電話)のデスクトップ上に提示可能であり、ユーザインターフェース要素は、従量制データネットワーク上でリソースに対するデータの呼出しを開始する。したがって、料金対応コストを判断して、ユーザに提供することができる。次いで、ユーザはアプリケーションを起動させるか否かを決定することができ、アプリケーションの起動に進むことは、たとえば、通信事業者とのユーザの現在の残高、たとえば、ユーザが自らのモバイル電話上にデータをダウンロードするため、かつ/またはそのモバイル電話上でデータにアクセスするために購入したプリペイド金額に影響を及ぼし得る。
図4Iは、リソースをロードすることに関連するスポンサーシップ情報を提示するための例示的なプロセス850の流れ図である。たとえば、スポンサーシップ情報は、リソースをロードするための送信コスト(または、割引コスト)と、そのリソースに関連するスポンサー提供コンテンツ項目に基づくロードのスポンサーシップに関する情報とをユーザに提供するラベルを含むことが可能である。プロセス850は、コンテンツ管理システム110ならびに/またはプロキシシステム130(および/もしくはその構成要素)によって実行され得る。図3Aおよび図4Jを使用して、プロセス850のステップを実行するための例示的な構造を提供する。
リソースをロードするための要求をモバイルデバイスから受信する(852)。たとえば、図3Aを参照すると、ユーザはデバイス106a上にクエリ306(たとえば、「exp」)を入力することができ、クエリ306は、たとえば、コンテンツ管理システム110によって受信され得る。クエリ306は、たとえば、ユーザが、クエリ306に応答して生成された、各々がリソースに関連する検索結果304のうちの1つまたは複数をその後ロードする潜在的な意図の信号であり得る。したがって、プロセス850を使用して、たとえば、ユーザが、たとえば、検索結果304のうちの1つを選択することによって、リソースをロードするための実際の要求を発行する前に、特定のリソースに関連するコンテンツ項目のスポンサーシップを識別することができる。いくつかの実装形態では、プロセス850は、たとえば、対応するリソースをロードするための送信コストと、ロードを続けるかまたは要求を取り消すかのオプションとをユーザに提供することを含めて、ユーザが検索結果304のうちの1つを選択するときに開始することができる。いくつかの実装形態では、選択可能な制御、ホバリング制御、または何らかの他の実施可能な制御もしくはツールなど、ユーザがリソースをロードするための送信コストおよびスポンサーシップを見出すための他の制御が利用可能であり得る。
従量制ネットワーク上でリソースをロードするための送信コストを判断する(854)。たとえば、プロキシシステム130は、検索結果304a〜304cに関連するリソースの各々のロードに関連する送信コストを判断することができる。いくつかの実装形態では、送信コストを判断するステップは、(たとえば、サイズエンジン122によって判断される)リソースのサイズを判断するステップを含むことが可能である。次いで、価格エンジン124は、たとえば、リソースのサイズに基づいて、かつユーザの通信事業者プランからの送信コスト情報を使用して、リソースの送信コストを判断することができる。
リソースとともに配信するための1つまたは複数のスポンサー提供コンテンツ項目を識別し、スポンサー提供コンテンツ項目は、そのリソースに関連する第三者コンテンツとともに提示するための1つまたは複数のスロット内に含まれる(856)。各スポンサー提供コンテンツ項目は、所与のスポンサー提供コンテンツ項目を提示するためにスポンサーによって支払われることになる金額を表す関連入札を有する。
図4Jは、たとえば、コンテンツ項目スロット864a〜864cを含む例示的なリソース862を示す。たとえば、コンテンツ項目スロット864a〜864cをリソース862(たとえば、ウェブページ)に関連する第三者コンテンツ865とともに含めることが可能である。示すように、コンテンツ項目スロット864a〜864cは、たとえば、ユーザが、上で説明したように、検索結果304aを選択するとき、リソース862とともに配信されることになると識別されたコンテンツ項目866a〜866c(たとえば、広告)含む。たとえば、スポンサー提供コンテンツ項目866a〜866cは、対応するコンテンツスポンサーによって提供される関連入札を有することが可能であり、入札は、コンテンツスポンサーが所与のスポンサー提供コンテンツ項目を提示するために支払うことになる金額を表す。さらに、入札は、コンテンツスポンサーがそのコンテンツ項目(たとえば、広告)を含むリソース(たとえば、ウェブページ)のユーザロードをスポンサー提供するために支払うことを望む追加の金額を含むことが可能である。たとえば、入札は、コンテンツ項目スロットを満たすためにコンテンツ項目を選択するための競売システムで使用可能である。たとえば、コンテンツ項目866a〜866cはコンテンツ項目スロット864a〜864cに関連する最高入札を有するので、コンテンツ項目866a〜866cを競売で選ぶことができる。
入札に少なくとも一部基づいて、ロードコストに与えられることになる信用金額を判断する(858)。たとえば、信用金額は、送信コストを削減するために使用される信用金額、たとえば、コンテンツスポンサーがスポンサー提供することを望むリソースをロードするための送信金額を含むことが可能である。いくつかの実装形態では、コンテンツスポンサーから受信され、コンテンツ項目866a〜866cに関連する入札は、コンテンツにスポンサー提供するために使用されることになるコンテンツスポンサー特定金額を含むことが可能である。たとえば、コンテンツスポンサーAは、(たとえば、その広告の影響に関する)その5ガーナセディセントの入札の一部が、コンテンツスポンサーAのスポンサー提供コンテンツ項目866a(たとえば、広告)を含むリソース862をロードするためのユーザの送信コストを相殺する際に使用するための3ガーナセディセントを含むことを指定していてもよい。いくつかの実装形態では、スポンサー提供コンテンツ項目に関する入札に帰属可能な収入の少なくとも一部は、送信コストを相殺するために提供され、たとえば、入札の一部またはすべてを使用して、リソースのロードに関連する送信コストを相殺することができる。たとえば、入札が3ガーナセディセントである場合、スポンサー提供コンテンツ項目866aを含むリソース862をロードするための送信コストに対して2ガーナセディセントを与えることができる。
いくつかの実装形態では、ロードされたリソースに関連して出現することになる複数の種々のスポンサー提供コンテンツ項目に関連する信用によって送信コストを相殺することが可能である。たとえば、各々がリソースをロードするための送信コストにスポンサー提供する異なるコンテンツスポンサーに関連する複数のスポンサー提供されたコンテンツ項目を、たとえば、単一のリソース内に含めることが可能である。この例では、個々のクレジットの合計は、全送信コストを相殺する全信用になり、ユーザに無料のリソースのロードをもたらし得る。
リソースのロードが、判断された信用金額に少なくとも一部基づいて一部またはすべてスポンサー提供されるとき、要求に応答して、リソースをロードするための割引コストを示す、モバイルデバイス上の提示用のラベルを提供する(860)。一例として、検索結果304aとともに表示されるラベル308aは、たとえば、ロードの割引コスト(たとえば、1ガーナセディセント)を識別する価格成分312aを含むことが可能である。
いくつかの実装形態では、プロセス850は、信用がリソースに関する送信コストを削減するとき、ラベルに関連する属性を提示するステップをさらに含むことが可能である。たとえば、ラベル308aは、たとえば、リソースをロードするための送信コストがスポンサー提供されており、ロード価格(たとえば、1ガーナセディセントの価格成分312a)がスポンサー提供された金額(たとえば、2ガーナセディセント)を含むという通知を含み得るスポンサーシップ情報311を含むことも可能である。コストなし、すなわち、「無料」ロードなど、価格成分312aに関して他のコスト金額を表示することも可能である。これは、たとえば、コンテンツスポンサーがロードの全コストを受け持つことを申し出た場合、または複数のコンテンツスポンサーが、リソース内に含まれる異なるコンテンツ項目にスポンサー提供し、スポンサー提供された信用の合計がリソースのロードコストを満たすか、もしくはそれを超える場合に発生し得る。
いくつかの実装形態では、プロセス850は、リソースとともに所与のスポンサー提供コンテンツを提示することに関連して、スポンサーによって発行者に提供されることが要求される最低しきい値収入を判断するステップをさらに含むことが可能であり、ロードコストに与えられることになる信用金額を判断するステップは、入札が最低しきい値収入をいつ超えるかを判断するステップを含めて、最低しきい値収入にさらに基づくことが可能である。たとえば、図4Jを参照すると、コンテンツ管理システム110は、www.example.comの発行者が、コンテンツスポンサーAのコンテンツ項目(たとえば、スポンサー提供コンテンツ項目866a)をコンテンツ項目スロット864a内に提示するためにコンテンツスポンサーAから少なくとも2ガーナセディセントの最低しきい値収入を要求することを判断することができる。コンテンツスポンサーAの入札が、(たとえば、入札の中でも)最高入札であり、かつ/または入札が2ガーナセディセントの最低しきい値収入を超える、関連リソースの送信コストにスポンサー提供する金額を含む場合、その入札を容認することができる。この例では、ロードコストに与えられる信用金額を判断するステップは、最低しきい値収入にさらに基づいてよい。
図4Kは、後の時点でロードされることになるリソースの割引送信価格情報を提供するための例示的なプロセス870の流れ図である。プロセス870は、コンテンツ管理システム110ならびに/またはプロキシシステム130(および/もしくはその構成要素)によって実行され得る。図3A、図4J、および図5Hを使用して、プロセス870のステップを実行するための例示的な構造を提供する。
リソースの要求をモバイルデバイスから受信する(872)。たとえば、図3Aを参照すると、ユーザはデバイス106a上にクエリ306(たとえば、「exp」)を入力することができ、クエリ306は、たとえば、コンテンツ管理システム110によって受信され得る。いくつかの実装形態では、クエリ306は、たとえば、ユーザがクエリ306に応答する検索結果304のうちの1つを選択して、リソースに関する要求を開始することができるという信号であり得る。いくつかの実装形態では、リソースの要求は、ユーザが特定の検索結果304を選択するときに発生し得る。これらのおよび他の実装形態では、プロセス850を使用して、ユーザが検索結果304を選択する前または後のいずれかに、送信コスト情報を提供することが可能である。
従量制ネットワーク上でリソースをロードするための送信コストを判断する(874)。プロキシシステム130は、たとえば、検索結果304a〜304c、またはユーザによって選択された特定の検索結果(たとえば、検索結果304b)に関連するリソースの各々をロードすることに関連する送信コストを判断することができる。いくつかの実装形態では、送信コストを判断するステップは、(たとえば、サイズエンジン122によって判断される)リソースのサイズを判断するステップを含むことが可能である。次いで、価格エンジン124は、たとえば、リソースのサイズに基づいて、かつユーザの通信事業者プランからの送信コスト情報を使用して、リソースの送信コストを判断することができる。
エンドユーザがリソースをロードするためのコストを削減するための潜在的なスポンサーを判断する(876)。たとえば、潜在的なスポンサーは、リソースに関連する発行者、たとえば、検索結果304bに対応するウェブページの発行者であってよい。この例で、発行者は、エンドユーザがリソース(たとえば、ウェブページwww.example2.com)をロードするために要求される送信コストの一部またはすべてにスポンサー提供することを望む場合がある。別の例では、潜在的なスポンサーは、そのコンテンツ(たとえば、広告)がリソースに関連する第三者コンテンツとともに提示されることになる、1つまたは複数のスロットに関連する広告主のうちの1つであり得る。たとえば、図4Jを参照すると、リソース862の送信コストの潜在的なスポンサーは、リソース862上に出現するコンテンツ項目866a〜866cのうちのいずれかに関連するコンテンツスポンサー(たとえば、広告主)のうちのいずれかであり得る。
リソースをロードする時間を判断し、その時間に関連する期間の間の需要に基づいて、送信価格を調整する際に使用するための時間要因を判断する(878)。たとえば、コンテンツ管理システムは、ある期間(たとえば、午後6時〜午後9時)と、需要期間(たとえば、エンドユーザによるピーク使用に基づく需要期間)に関連する時間要因(たとえば、コスト削減金額)とを識別することができる。
時間要因と、任意の潜在的な広告主と、送信コストとに少なくとも一部基づいて、調整送信価格を判断する(880)。たとえば、価格エンジン124は、検索結果304bに関連するリソースをロードするコストに関する調整価格を計算することができる。調整送信価格(たとえば、1ガーナセディセント)は、リソースをダウンロードするスポンサー提供されない送信価格(たとえば、3ガーナセディセント)と、リソースの発行者によってスポンサー提供され、かつ/またはウェブページ上の広告の広告主のうちの1つもしくは複数によってスポンサー提供された任意の金額(たとえば、合計で2ガーナセディセント)との間の差であってよい。
リソースのロードが一部またはすべてスポンサー提供されるとき、要求に応答して、リソースをロードするための割引コストを示す、モバイルデバイス上の提示用のラベルを提供する(882)。図5Hを参照すると、後の時点で、リソースをロードするための送信コストを識別する例示的なラベルがモバイルデバイス上に提示される。たとえば、ラベル308bは、「後でスポンサー提供されます!今夜6〜9時にスポンサーがこの価格を1ガーナセディセントに削減するまでお待ちください」というインジケータ313を含むことが可能である。
いくつかの実装形態では、たとえば、各々、異なる期間に関して、かつ各々、エンドユーザに対して異なる割引コストを有する、複数の調整送信価格を判断することができる。いくつかの実装形態では、複数の調整送信価格が判断されるとき、最低コストをまずエンドユーザに提示することができ、エンドユーザは様々な制御を使用して他の期間に関連する他のコストにアクセス可能であり得る。
図5Aは、たとえば、集約システム内でユーザの現在の残高508を示すインターフェース(たとえば、ユーザデバイスのブラウザによって表示されるウェブページ)上に含まれる例示的な持続残高バー506を示す。たとえば、残高508は、現地通貨で表示可能であり、(たとえば、ユーザのメディアプランに従って)デバイス106上のプリペイドダウンロードおよびアクセスの現在の金銭価値を表すことが可能である。残高508に追加するためのトップアップ制御510がユーザに利用可能である。いくつかの実装形態では、検索結果502など、ダウンロード可能および/またはアクセス可能な要素が表示されるときはいつでも残高バー506を表示することができる。いくつかの実装形態では、検索結果502内のエントリの各々は、上で説明したように、対応するコンテンツをダウンロードするため、またはコンテンツにアクセスするためのコストを含むことが可能である。
図5Bは、ユーザがウェブページに対するリンクを選択するときに出現する例示的な検証ダイアログ512を示す。たとえば、ダイアログ512は、ユーザが検索結果502のうちの1つ(たとえば、リキャップ502a)を選択した場合に出現し得る。いくつかの実装形態では、ダイアログ512が大きな/高価なウェブページもしくは他のダウンロード可能/アクセス可能なコンテンツに関してだけ出現するようなユーザ設定および/またはプロバイダプランポリシーが存在し得る。たとえば、ユーザは、設定を使用して、ダイアログ512がしきい値サイズまたは価格を超えるアクセスなどに関してだけ出現し、サイズ/価格が下回るアクセスはユーザ検証なしに発生することを示すことができる。
いくつかの実装形態では、ダイアログ512は、その両方が現地通貨および/またはユーザ指定通貨で提示され得るコスト表示514と現在の残高516とを含む。本明細書で説明した他の表示通貨とともに、いくつかの実装形態は、現在表示された通貨を異なる通貨に切り替えるための制御を提供することが可能である。いくつかの実装形態では、ユーザは継続制御520を選択して、ダウンロード/アクセスを開始するか、または戻り制御518を選択して、動作を取り消すこと(たとえば、検索結果502の表示に戻ること)ができる。
図5Cは、例示的な不十分な残高ダイアログ522を示す。たとえば、ページダウンロードのコストがユーザの現在の残高を超えたとき、たとえば、不十分な残高ダイアログ522が出現し得る。いくつかの実装形態では、異なるテキストの色および/またはサイズを使用して、ユーザに対し、残高問題が存在すること、たとえば、ページコスト524が残高526を超えること、またはユーザの残高が少なくなっていることを示すことができる。現地通貨および/またはユーザ指定通貨で金銭価値を表示することができる。
図5Dおよび図5Eは、ユーザが自らのアカウントに信用を加えるために宛先ウェブページ上に出現し得る例示的なトップアップインターフェースを示す。図5Dは、たとえば、ユーザが、図5Aを参照して説明したトップアップ制御510を選択した後の、例示的な成功メッセージ532と、ユーザによる成功裏のトップアップから生じ得る新しい残高534とを示す。たとえば、成功裏のトップアップは、ユーザがトップアップ個人識別番号(PIN)または何らかの他のユーザパスワードをPIN制御540内に入力して、トップアップ制御542を選択した後で発生し得る。他の制御および表示が可能である。成功裏のトップアップ時に、ユーザの新しい残高534が更新される。トップアップインターフェースを終了するために、ユーザは戻り制御536を選択することができる。図5Eは、たとえば、PINが(たとえば、前のトップアップで)すでに使用されている場合、または何らかの形で、PINが無効な場合、表示され得る例示的な失敗メッセージ544を示す。
図5Fは、検索結果ページ上の例示的な残高バーを示す。たとえば、持続残高バー506は、デバイス106上に表示される検索結果304a〜304cの上に含まれる。持続残高バー506は、ユーザの現在の残高508と、ユーザが残高508に追加するために使用することができるトップアップ制御510とを含む。
図5Gは、電子メールメッセージエントリ790a〜790cを(たとえば、メールアプリケーションのインボックス内に)に表示する例示的な電子メールアプリケーションを示す。プロセス780と図4Hとを参照して上で説明したように、メールの主題792a〜792cは電子メールメッセージの主題を識別し、ラベル794a-794cはそれぞれの全メッセージのダウンロードに関連する料金対応コストを示す。
図5Hは、後の時点で、リソースをロードするための送信コストを識別する、モバイルデバイス上に提示される例示的なラベルを示す。たとえば、ラベル308bは、「後でスポンサー提供されます!今夜6〜9時にスポンサーがこの価格を1ガーナセディセントに削減するまでお待ちください」というインジケータ313を含むことが可能である。
図5Iは、ユーザの最後の活動を含む例示的なディスプレイを示す。たとえば、統計450は、ユーザの現在の残高(たとえば、4.89ドル)と、最後の活動のコスト(たとえば、0.03ドル)とを含むことが可能である。コストおよび残高を(ユーザに)提示することが可能であり、ユーザによって指定された通貨、ユーザのデータプランの通貨、および/または(たとえば、ユーザの現在の位置に基づく)現地通貨のうちの1つもしくは複数を使用することが可能である。ユーザの現在の残高および最後の活動を提示する他の様式を使用することが可能である。
図5Jは、例示的な保証料金の表458を示す。たとえば、様々な対応するコンテンツタイプ462および単位464(たとえば、ページ単位、閲覧した分単位、使用した分単位、または他の料金)の各々に対してユーザに、料金460を保証することができる。料金は、(たとえば、検索結果について)個々のダウンロードに対して半変動の料金であってよく、かつコンテンツタイプに基づいてよい。例示的なコンテンツタイプは、様々なサイズ、画像、ビデオ、および他のコンテンツ(たとえば、ソーシャルコンテンツ、電子メールなど)のウェブページを含む。保証価格設定は、たとえば、上で説明したサイズ要件および要因の代わりに、またはそれらに加えて、コンテンツタイプ462に基づいてよい。たとえば、中規模のページのダウンロードのコストがXであり、1分のビデオのダウンロードのコストがYであり、様々なコンテンツタイプおよびサイズの他のダウンロードが他の異なる料金を有するデータプランを規定することができる。料金は、ユーザによって指定された通貨、ユーザのデータプランの通貨、および/または(たとえば、ユーザの現在の位置に基づく)現地通貨のうちの1つもしくは複数を使用して、ユーザに対して確定および/または提示することが可能である。
図5Kは、ユーザデバイスに提供される前に情報を圧縮するための例示的な環境468を示す。たとえば、ステップ1で、(たとえば、ユーザデバイス106上の)クライアントブラウザ470は、要求をプロキシサーバ472(たとえば、プロキシシステム130)に提供することができる。要求は、たとえば、(たとえば、ウェブページ、アプリケーション、検索結果または他のリソースの要求など)リソースに関する要求であり得る。ステップ2で、プロキシサーバ472は、要求をウェブサーバ474に転送して、その要求に応答するコンテンツを受信することができる。ステップ3で、要求されたコンテンツを非圧縮状態でクライアントブラウザ470に直接提供する代わりに、プロキシサーバ472は、圧縮エンジン476からデータの圧縮バージョンを取得することができる。いくつかの実装形態では、プロキシサーバ472は、圧縮が必要とされるかどうかを判断し、次いで、必要な場合、圧縮用にコンテンツを転送することができる。いくつかの実装形態では、たとえば、システムに関連する制約または受信した要求に関連する時間制約に応じて、圧縮はオプションであってよい。たとえば、所定のサイズ未満のコンテンツは小さすぎると見なされるため、そのコンテンツは圧縮されなくてよい。いくつかの実装形態では、圧縮エンジン476は、プロキシサーバ472に関連する、またはプロキシサーバ472内に含まれた第三者エンジンであってよい。いくつかの実装形態では、潜在的な圧縮用のコンテンツを評価することができ、圧縮されたものだけが十分な利益をもたらすことになる。利益はコスト利益および/または時間利益の両方を含み得る。ステップ4で、プロキシサーバ472は圧縮コンテンツをクライアントブラウザ470に提供することができる。
図6は、クライアントとして、または1つのサーバもしくは複数のサーバとして、本文書で説明されるシステムおよび方法を実施するために使用され得るコンピューティングデバイス600、650のブロック図である。コンピューティングデバイス600は、ラップトップ、デスクトップ、ワークステーション、携帯情報端末、サーバ、ブレードサーバ、メインフレーム、および他の適切なコンピュータなど、様々な形態のデジタルコンピュータを表すことを意図する。コンピューティングデバイス650は、携帯情報端末、セルラ電話、スマートフォン、タブレットコンピューティングデバイス、および他の類似のコンピューティングデバイスなど、様々な形態のモバイルデバイスを表すことを意図する。ここで示される構成要素、それらの接続および関係、ならびにそれらの機能は、単なる例示であることを意味し、本文書で説明および/または特許請求される本発明の実装形態を限定することを意味しない。
コンピューティングデバイス600は、プロセッサ602と、メモリ604と、ストレージデバイス606と、メモリ604および高速拡張ポート610に接続する高速インターフェース608と、低速バス614およびストレージデバイス606に接続する低速インターフェース612とを含む。構成要素602、604、606、608、610、および612の各々は、様々なバスを使用して相互接続され、必要に応じて、共通のマザーボード上にまたは他の形で取付け可能である。プロセッサ602は、高速インターフェース608に結合されたディスプレイ616など、外部入出力デバイス上のGUI用のグラフィカル情報を表示するために、メモリ604内またはストレージデバイス606上に記憶された命令を含めて、コンピューティングデバイス600内で実行するための命令を処理することができる。他の実装形態では、複数のメモリおよび複数のタイプのメモリとともに、必要に応じて、複数のプロセッサおよび/または複数のバスを使用することが可能である。また、複数のコンピューティングデバイス600を接続することが可能であり、各デバイスは(たとえば、サーババンク、ブレードサーバのグループ、またはマルチプロセッサシステムとして)必要な動作の一部を提供する。
メモリ604は、情報をコンピューティングデバイス600内に記憶する。一実装形態では、メモリ604はコンピュータ可読媒体である。一実装形態では、メモリ604は、1つまたは複数の揮発性メモリユニットである。別の実装形態では、メモリ604は、1つまたは複数の不揮発性メモリユニットである。
ストレージデバイス606は、コンピューティングデバイス600用の大容量記憶を提供することができる。一実装形態では、ストレージデバイス606はコンピュータ可読媒体である。様々な異なる実装形態において、ストレージデバイス606は、フロッピー(登録商標)ディスクデバイス、ハードディスクデバイス、光ディスクデバイス、テープデバイス、フラッシュメモリもしくは他の類似の固体メモリデバイス、またはストレージエリアネットワーク内もしくは他の構成のデバイスを含む、デバイスのアレイであってよい。一実装形態では、コンピュータプログラム製品は情報担体の形で有形に実施される。コンピュータプログラム製品は、実行されるとき、上で説明した方法など、1つまたは複数の方法を実行する命令を含む。情報担体は、メモリ604、ストレージデバイス606、もしくはプロセッサ602上のメモリなど、コンピュータ可読媒体または機械可読媒体である。
高速コントローラ608は、コンピューティングデバイス600に関する帯域幅消費動作(bandwidth-intensive operation)を管理するのに対して、低速コントローラ612は、より低い帯域幅消費動作を管理する。そのような任務の割振りは単なる例示である。一実装形態では、高速コントローラ608は、メモリ604、(たとえば、グラフィックスプロセッサまたはアクセラレータを介して)ディスプレイ616、および様々な拡張カード(図示せず)を受け入れることが可能な高速拡張ポート610に結合される。この実装形態では、低速コントローラ612は、ストレージデバイス606と低速拡張ポート614とに結合される。様々な通信ポート(たとえば、USB、Bluetooth(登録商標)、Ethernet(登録商標)、ワイヤレスEthernet(登録商標))を含み得る低速拡張ポートは、たとえば、ネットワークアダプタを介して、キーボード、ポインティングデバイス、スキャナ、あるいは、スイッチまたはルータなどのネットワーキングデバイスなど、1つもしくは複数の入出力デバイスに結合可能である。
コンピューティングデバイス600は、図に示すように、いくつかの異なる形で実施可能である。たとえば、コンピューティングデバイス600は、標準サーバ620として実施可能であり、またはそのようなサーバのグループ内で複数回実施可能である。コンピューティングデバイス600は、ラックサーバシステム624の一部としても実施可能である。加えて、コンピューティングデバイス600は、ラップトップコンピュータ622など、パーソナルコンピュータの形で実施可能である。あるいは、コンピューティングデバイス600からの構成要素を、デバイス650など、モバイルデバイス(図示せず)内の他の構成要素と組合せることが可能である。そのようなデバイスの各々は、コンピューティングデバイス600、650のうちの1つまたは複数を含むことが可能であり、システム全体を、互いに通信する複数のコンピューティングデバイス600、650で構成することが可能である。
コンピューティングデバイス650は、構成要素の中でも、プロセッサ652と、メモリ664と、ディスプレイ654などの入出力デバイスと、通信インターフェース666と、トランシーバ668とを含む。デバイス650に、マイクロドライブまたは他のデバイスなど、ストレージデバイスを提供して、追加の記憶を提供することも可能である。構成要素650、652、664、654、666、および668の各々は、様々なバスを使用して相互接続され、構成要素のうちのいくつかは、必要に応じて、共通のマザーボード上に、または他の形で取付け可能である。
プロセッサ652は、メモリ664内に記憶された命令を含めて、コンピューティングデバイス650内で実行するための命令を処理することが可能である。プロセッサは、別々のアナログプロセッサとデジタルプロセッサとをやはり含むことが可能である。プロセッサは、たとえば、ユーザインターフェース、デバイス650によって実行されるアプリケーション、デバイス650によるワイヤレス通信など、デバイス650の他の構成要素の調整を実現することができる。
プロセッサ652は、ディスプレイ654に結合された制御インターフェース658と表示インターフェース656とを介してユーザと通信することができる。ディスプレイ654は、たとえば、TFT LCDディスプレイもしくはOLEDディスプレイ、または他の適切なディスプレイ技術であってよい。表示インターフェース656は、グラフィカル情報および他の情報をユーザに提示するためにディスプレイ654を駆動するための適切な回路を備えることが可能である。制御インターフェース658は、ユーザからコマンドを受信して、プロセッサ652に提出するためにそれらのコマンドを変換することができる。加えて、デバイス650の他のデバイスとのニアエリア(near area)通信を可能にするために、プロセッサ652との通信の際に外部インターフェース662を提供することができる。外部インターフェース662は、たとえば、(たとえば、ドッキング手順による)ワイヤード通信、または(たとえば、Bluetooth(登録商標)もしくは他のそのような技術による)ワイヤレス通信を実現することができる。
メモリ664は、情報をコンピューティングデバイス650内に記憶する。一実装形態では、メモリ664はコンピュータ可読媒体である。一実装形態では、メモリ664は、1つまたは複数の揮発性メモリユニットである。別の実装形態では、メモリ664は、1つまたは複数の不揮発性メモリユニットである。たとえば、SIMカードインターフェースを含み得る拡張インターフェース672を介して、拡張メモリ674をデバイス650に提供および接続することも可能である。そのような拡張メモリ674は、デバイス650に余分の記憶空間を提供することが可能である、またはデバイス650用のアプリケーションもしくは他の情報を記憶することも可能である。詳細には、拡張メモリ674は、上で説明したプロセスを実行または補足するための命令を含むことが可能であり、安全な情報を含むことも可能である。したがって、たとえば、拡張メモリ674をデバイス650用のセキュリティモジュールとして提供することが可能であり、デバイス650の安全な使用を許可する命令でプログラムすることが可能である。加えて、ハッキング不可能な形でSIMカード上に識別情報を配置することなど、追加の情報とともに、SIMカードを介して、安全なアプリケーションを提供することが可能である。
メモリは、たとえば、下で議論するような、フラッシュメモリおよび/またはMRAMメモリを含むことが可能である。一実装形態では、コンピュータプログラム製品は情報担体に有形に具体化される。コンピュータプログラム製品は、実行されるとき、上で説明した方法など、1つまたは複数の方法を実行する命令を含む。情報担体は、メモリ664、拡張メモリ674、もしくはプロセッサ652上のメモリなど、コンピュータ可読媒体または機械可読媒体である。
デバイス650は、必要なとき、デジタル信号処理回路を含み得る通信インターフェース666を介してワイヤレスに通信することができる。通信インターフェース666は、中でも、GSM(登録商標)音声電話、SMS、EMS、もしくはMMSメッセージング、CDMA、TDMA、PDC、WCDMA(登録商標)、CDMA2000、またはGPRSなど、様々なモードあるいはプロトコルに基づく通信を提供することができる。そのような通信は、たとえば、無線周波数トランシーバ668を介して発生し得る。加えて、Bluetooth(登録商標)、WiFi、または他のそのようなトランシーバ(図示せず)を使用してなど、短距離通信が発生し得る。加えて、GPS受信機モジュール670は、必要に応じて、デバイス650上で実行するアプリケーションによって使用され得る追加のワイヤレスデータをデバイス650に提供することができる。
デバイス650は、ユーザから口頭の情報を受信して、それを使用可能なデジタル情報に変換することが可能な音声コーデック660を使用して可聴式に通信することもできる。音声コーデック660は、同様に、たとえば、デバイス650のハンドセット内のスピーカを介してなど、ユーザに可聴音を生成することができる。そのような音声は、音声電話呼出しを含むことが可能であり、記録音声(たとえば、音声メッセージ、音楽ファイルなど)を含むことが可能であり、デバイス650上で動作するアプリケーションによって生成される音声を含むことも可能である。
コンピューティングデバイス650は、図に示すように、いくつかの異なる形で実施可能である。たとえば、コンピューティングデバイス650は、セルラ電話680として実施可能である。コンピューティングデバイス650は、スマートフォン682、携帯情報端末、タブレットコンピューティングデバイス、または他の類似のモバイルデバイスの一部として実施可能である。
ここで説明したシステムおよび技法の様々な実装形態は、デジタル電子回路、集積回路、特別設計ASIC(特定用途向け集積回路)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、および/またはそれらの組合せの形で実現可能である。これらの様々な実装形態は、データおよび命令をストレージシステム、少なくとも1つの入力デバイス、ならびに少なくとも1つの出力デバイスから受信して、データおよび命令をそれらに送信するために結合された、専用であっても、汎用であってもよい、少なくとも1つのプログラマブルプロセッサを含むプログラマブルシステム上で実行可能および/または解釈可能な1つもしくは複数のコンピュータプログラムの形での実装形態を含むことが可能である。
(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、またはコードとしても知られる)これらのコンピュータプログラムは、プログラマブルプロセッサ用の機械命令を含み、ハイレベル手順および/もしくはオブジェクト指向プログラミング言語で、かつ/またはアセンブリ言語/機械言語で実施可能である。本明細書で使用される場合、「機械可読媒体」、「コンピュータ可読媒体」という用語は、機械命令を機械可読信号として受信する機械可読媒体を含むプログラマブルプロセッサに機械命令および/もしくはデータを提供するために使用される任意のコンピュータプログラム製品、装置、ならびに/またはデバイス(たとえば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、プログラマブル論理デバイス(PLD))を指す。「機械可読信号」という用語は、機械命令および/またはデータをプログラマブルプロセッサに提供するために使用される任意の信号を指す。
ユーザとの相互作用を提供するために、ここで説明したシステムおよび技法は、情報をユーザに表示するための表示デバイス(たとえば、CRT(陰極線管)またはLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)と、それによってユーザが入力をコンピュータに提供することができるキーボードおよびポインティングデバイス(たとえば、マウスまたはトラックボール)とを有するコンピュータ上で実施可能である。他の種類のデバイスを使用して、ユーザとの相互作用を提供することも同様に可能であり、たとえば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形式の感覚フィードバック(たとえば、視覚フィードバック、可聴フィードバック、または触覚フィードバック)であってよく、ユーザからの入力は、音声入力、発話入力、または触覚入力を含めて、任意の形式で受信可能である。
ここで説明したシステムおよび技法は、(たとえば、データサーバなど)バックエンド構成要素を含むコンピューティングシステム、もしくはミドルウェア構成要素(たとえば、アプリケーションサーバ)を含むコンピューティングシステム、またはフロントエンド構成要素(たとえば、それを介してユーザがここで説明したシステムおよび技法の実装形態と対話できるグラフィカルユーザインターフェースもしくはウェブブラウザを有するクライアントコンピュータ)を含むコンピューティングシステム、あるいはそのようなバックエンド構成要素、ミドルウェア構成要素、もしくはフロントエンド構成要素の何らかの組合せを含むコンピューティングシステムの形で実施可能である。システムの構成要素は、任意の形態または任意の媒体のデジタルデータ通信(たとえば、通信ネットワーク)によって相互接続され得る。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)と、広域ネットワーク(「WAN」)と、インターネットとを含む。
コンピューティングシステムは、クライアントとサーバとを含むことが可能である。クライアントおよびサーバは、一般に、互いから遠隔であり、典型的には、通信ネットワークを介して対話する。クライアントとサーバとの関係は、それぞれのコンピュータ上で実行し、かつ互いに対してクライアント・サーバ関係を有するコンピュータプログラムによって生じる。
本明細書は多くの特定の実装の詳述を含むが、これらは任意の発明または特許請求され得るものの範囲の限定として解釈されるべきでなく、むしろ、特定の発明の特定の実装形態に特有の特徴の説明と解釈されるべきである。別々の実装形態に関連して本明細書で説明したある種の特徴を組合せて単一の実装形態の形で実施すことも可能である。逆に、単一の実装形態に関連して説明した様々な特徴を、複数の実装形態で別々に、または何らかの適切なサブコンビネーションの形で実装することも可能である。さらに、特徴は、上である種の組合せで動作するとして説明され、当初、そのように特許請求される場合があるが、特許請求される組合せからの1つもしくは複数の特徴は、場合によっては、組合せから削除されてよく、特許請求される組合せはサブコンビネーションまたはサブコンビネーションの改変を対象とする場合がある。
同様に、動作は図面で特定の順序で示されるが、これは、望ましい結果を出すために、そのような動作を示される特定の順序でもしくは連続的な順序で実行すること、またはすべての例示された動作を実行することを要求するものと解釈されるべきではない。ある状況で、マルチタスキングおよび並行処理が有利な場合がある。さらに、上で説明した実装形態内の様々なシステム構成要素の分離は、そのような分離がすべての実装形態で必要とされると解釈されるべきではなく、説明したプログラム構成要素およびシステムは、一般に、一緒に統合して単一のソフトウェア製品にすること、または梱包して複数のソフトウェア製品にすることが可能であることを理解されたい。
これにより、主題の特定の実装形態が説明されてきた。他の実装形態は以下の請求項の範囲内である。場合によっては、請求項で挙げられる活動は異なる順序で実行されてよく、依然として、望ましい結果を出すことができる。加えて、添付の図面で示したプロセスは、望ましい結果を出すために、示される特定の順序または連続的順序を必要とするとは必ずしも限らない。ある実装形態では、マルチタスキングおよび並行処理が有利な場合がある。