JP6140795B2 - モバイル通信システムにおいて、ポリシーおよび／または課金コントローラに対する情報変更の報告に起因する負荷の軽減 - Google Patents

Description

本発明は一般に、モバイル通信ネットワークおよびシステムに関する。

モバイル通信ネットワークおよびシステムの詳細な説明は、たとえば３ＧＰＰ（第三世代パートナーシップ・プロジェクト）などの標準化団体によって発行された、特に技術仕様書などの文献において見出すことができる。

一般に、モバイル通信システムにおいて、端末（ユーザ機器ＵＥとも呼ばれる）は、モバイル・ネットワーク（公衆地上モバイル・ネットワークＰＬＭＮとも呼ばれる）を介してモバイル・サービスにアクセスする。特に、端末は、ＩＰ接続性アクセス・ネットワーク（ＩＰ−ＣＡＮ）を介して、ＩＰに基づくサービスにアクセスする。ＩＰ−ＣＡＮの例は、特に３ＧＰＰ ＴＳ ２３．４０１および３ＧＰＰ ＴＳ ２３．４０２において指定されたＥＰＳ（進化したパケット・システム）ネットワークである。

一般に、モバイル・ネットワークは、無線アクセス・ネットワーク（ＲＡＮ）によってアクセスされるコア・ネットワーク（ＣＮ）を備える。たとえば、ＥＰＳネットワークは、（たとえばＥ−ＵＴＲＡＮ、ＵＴＲＡＮなどの）異なる無線アクセス・ネットワークによってアクセスされ得るＥＰＣ（進化したパケット・コア）を備える。ＥＰＣノードは、特に、ＭＭＥ（モビリティ管理エンティティ）、ＳＧＷ（サービング・ゲートウェイ）、ＳＧＳＮ（サービングＧＰＲＳサポート・ノード）、ＰＧＷ（ＰＤＮゲートウェイ）を含む。ＥＰＣネットワーク内のインターフェイスは、特に、ＭＭＥとＳＧＷとの間のＳ１１インターフェイス、ＳＧＳＮとＳＧＷとの間のＳ４インターフェイス、ＳＧＷとＰＧＷとの間のＳ５／Ｓ８インターフェイスを含む。ＥＰＳネットワークのアーキテクチャの例は、（ＧＴＰに基づいたＳ５インターフェイスについて）３ＧＰＰ ＴＳ ２３．４０１から採られた図１と、（ＰＭＩＰに基づいたＳ５インターフェイスについて）３ＧＰＰ ＴＳ ２３．４０２から採られた図２とにおいて想起される。

ＥＰＳについてのポリシーおよび課金制御（ＰＣＣ）の機能性は、特に３ＧＰＰ ＴＳ ２３．２０３において指定されている。ＰＣＣ機能は、特に、ＰＣＲＦ（ポリシーおよび課金規則機能）、ＰＣＥＦ（ポリシーおよび課金施行機能）、オンライン課金システム（ＯＣＳ）、ＳＰＲ（申込者プロファイル・リポジトリ）を含む。ＰＣＣアーキテクチャ内のインターフェイスは、特に、（ＧＴＰに基づいたＳ５／Ｓ８インターフェイスについて）ＰＣＲＦとＰＣＥＦとの間のＧｘインターフェイス、（ＰＭＩＰに基づいたＳ５／Ｓ８インターフェイスについて）ＰＣＲＦとＳＧＷとの間のＧｘｃインターフェイスを含む。ＰＣＣアーキテクチャの例は、３ＧＰＰ ＴＳ ２３．２０３から採られた図３と、同じく３ＧＰＰ ＴＳ ２３．２０３から採られた図４とにおいて想起され、（ＧＴＰに基づいた）ＥＰＳ ＩＰ−ＣＡＮに適用されたＰＣＣアーキテクチャを例示する。

このようなシステム、特に３ＧＰＰ ＴＳ ２９．２７４においては、位置変更報告プロシージャが指定されており、それにより、ＰＣＲＦは、ユーザの位置変更通知に申込むことができ、ユーザの位置変更は、ＰＣＲＦに通知され得る。

ＥＰＣと固定ブロードバンド・アクセス・ネットワークとの間の連係動作が、現在、３ＧＰＰにおいて研究されている。固定ブロードバンド・アクセス・ネットワークの詳細な説明は、文献、特に、ブロードバンド・フォーラムＢＢＦによって発行された技術仕様書ＢＢＦ ＴＲ−０５８、ＢＢＦ ＴＲ−１０１、ＷＴ−１３４において見出すことができる。固定ブロードバンド・アクセス・ネットワークに接続されたホーム（ｅ）ＮｏｄｅＢ Ｈ（ｅ）ＮＢを使用して、３ＧＰＰ ＵＥにＩＰ接続性を提供することを可能にするインターワーキング・アーキテクチャの例は、３ＧＰＰ ＴＳ ２３．１２９から採られた図５において想起される。Ｈ（ｅ）ＮＢは、固定ブロードバンド・アクセス・ネットワークを使用して、３ＧＰＰ ＵＥを、（Ｅ）−ＵＴＲＡＮワイヤレス・インターフェイスを通じてモバイル事業者のネットワークに接続する顧客宅内機器である。このようなインターワーキング・アーキテクチャにおいては、３ＧＰＰ ＴＳ ２３．１３９において、報告プロシージャも指定されており、それにより、Ｈ（ｅ）ＮＢのローカルＩＰアドレス、ＵＤＰポート番号、および／または、固定ブロードバンド・アクセス・ネットワークのＦＱＤＮの変更が、ＰＣＲＦに報告される。

本発明者らによって認識されるように、および、後により詳細に解説されるように、（たとえばユーザの位置情報変更、または固定ブロードバンド・アクセスに関連する情報変更などの）情報変更のこのような報告を改善する必要性が存在し、このようなシステムにおけるこのような情報の報告に起因する負荷、特に、場合によっては無駄な報告に起因する負荷を軽減する必要性が、特に存在する。

本発明の実施形態は、特に、このような必要性に応える。

これらのおよび他の目的は、一態様において、モバイル通信システムにおいて、ユーザに対する、位置に基づいたポリシーおよび／または課金制御サービス用の、前記ユーザの位置変更報告に起因する負荷を軽減するための方法であって、ユーザの位置の粒度が、セル・レベルにおける粒度、および／またはサービス・エリア・レベルにおける粒度を含み、サービス・エリア（または位置、またはルーティング、またはトラッキング・エリア）が、ネットワーク運用レベルにおいて規定されたセルの組を備える、方法によって、達成される。

一実施形態において、前記ユーザの位置変更報告は、
− 基地局レベルにおける報告の粒度であって、それにより、ユーザの位置変更が、サービング基地局の変更に際して報告される、基地局レベルにおける報告の粒度と、
− ポリシー・エリア・レベルにおける報告の粒度であって、それにより、ユーザの位置変更が、ポリシー・エリアへの進入またはポリシー・エリアからの退出に際して報告され、ポリシー・エリアが、ポリシーおよび／または課金制御レベルにおいて規定された、セルおよび／またはサービス・エリアの組を備える、ポリシー・エリア・レベルにおける報告の粒度と、
− セル・レベルにおける、またはサービス・エリア・レベルにおける、またはポリシー・エリア・レベルにおける報告の粒度について、前記ユーザがユーザ・プレーンにおいて現在アクティブではない場合に、ユーザ・プレーン・アクティビティが再開されるまで遅延されたユーザの位置変更報告と
のうちの少なくとも１つに基づく。

この文書の全体にわたり、用語「サービス・エリア」は、位置エリア、ルーティング・エリア、トラッキング・エリア（位置エリア、ルーティング・エリア、トラッキング・エリアという用語は、これらの用語が、文献、特に３ＧＰＰ技術仕様書において有している意味を有する）を内包することが意図された総称用語として使用される。このようにして規定された「サービス・エリア」が、ＵＴＲＡＮ内のセルを識別するために使用されるＳＡＩ（サービス・エリア識別子）によって識別される「サービス・エリア」とは異なることに留意されるべきである。

これらのおよび他の目的は、別の態様において、モバイル通信システムにおいて、ポリシーおよび／または課金コントローラに対する、ブロードバンド・アクセス・インターワーキングＢＢＡＩ情報変更の報告に起因する負荷を軽減するための方法であって、コア・ネットワークＣＮが、固定ブロードバンド・アクセス・ネットワークと連係動作して、ユーザ機器ＵＥに対し、前記固定ブロードバンド・アクセス・ネットワークに接続されたホーム基地局を介してＩＰ接続性を提供する、方法によって達成される。

一実施形態において、前記方法は、
− 前記ポリシーおよび／または課金コントローラが、前記ＵＥに応対してサービング・ノードと称されるＣＮノードに向けて、ＢＢＡＩ情報変更報告の要求を送信するステップと、
− 前記ポリシーおよび／または課金コントローラと前記サービング・ノードとの間のシグナリング経路内の少なくとも１つのＣＮノードが、前記サービング・ノードに向けて前記要求を中継するステップと、
− 前記サービング・ノードが、前記要求を受信して、前記要求を格納するステップと、
− 前記サービング・ノードが、前記ＵＥについてのＢＢＡＩ情報変更を検出し、前記サービング・ノードがＢＢＡＩ情報変更報告の要求を受信した場合にのみ、前記ポリシーおよび／または課金コントローラに前記ＢＢＡＩ情報変更を報告するステップと
のうちの少なくとも１つを含む。

これらのおよび他の目的は、他の態様において、このような方法（複数可）、および／または、このような方法（複数可）の個々のステップ（複数可）を実施するためのエンティティであって、特に（しかしながら排他的にではなく）、（特にＰＣＣ機能性用のＰＣＲＦなどの）ポリシーおよび／または課金コントローラ、（特にＰＣＣ機能性用のＳＰＲなどの）申込者プロファイル・データベース、ならびに、（特にＥＰＳネットワークについてのＭＭＥ／ＳＧＳＮ、ＳＧＷ、ＰＧＷなどの）コア・ネットワーク・ノードを含む、エンティティによって達成される。

本発明の実施形態による、装置および／または方法のいくつかの実施形態を、例としてのみ、および、以下の図を含む添付の図面を参照して、これから説明する。

ＥＰＳアーキテクチャの例を想起することが意図された図である。 ＥＰＳアーキテクチャの例を想起することが意図された図である。 ＰＣＣアーキテクチャの例を想起することが意図された図である。 ＰＣＣアーキテクチャの例を想起することが意図された図である。 ３ＧＰＰシステムと固定ブロードバンド・アクセス・ネットワークとの間のインターワーキング・アーキテクチャの例を想起することが意図された図である。 本発明の実施形態による、ユーザの位置変更報告についてのプロシージャ、および／またはメッセージ、および／または情報フローの例を例示することが意図された図である。

Ｉ）モバイル・ネットワーク（ＰＬＭＮ）において、ＰＣＲＦ（３ｇｐｐ ＴＳ ２３．２０３で規定されたポリシーおよび課金規則機能）、ならびに／またはＯＣＳ（オンライン課金システム）が、ユーザの位置情報（ＵＬＩ）変更が通知されることを要請し得る。
ユーザの位置情報（ＵＬＩ）は、３ｇｐｐ ２９．２７４において規定されており、以下のものに対応し得る。
以下のものであり得るセルの識別子。
○ＣＧＩ：セル・グローバル識別子
○ＳＡＩ（３Ｇセル・サービス・エリア識別子）
○Ｅ−ＣＧＩ（Ｅ−ＵＴＲＡＮセル・グローバル識別子）
以下のものであり得るサービスの識別子。
○ＲＡＩ（ルーティング・エリア・アイデンティティ）
○ＴＡＩ（トラッキング・エリア・アイデンティティ）
○ＬＡＩ（位置エリア識別子）

ＣＧＩ、ＳＡＩ、ＲＡＩ、ＴＡＩ、ＥＣＧＩ、およびＬＡＩのアイデンティティのタイプは、３ＧＰＰ ＴＳ ２３．００３に規定されている。

このＵＬＩ変更通知要求は、ＵＥに応対するＲＡＮ（無線アクセス・ネットワーク）のインターフェイスとなるノード（３ｇｐｐ ＴＳ ２３．４０１および２３．０６０に規定されたＭＭＥ／ＳＧＳＮ）に伝搬される。

いくつかの使用例において、ＰＣＲＦおよび／またはＯＣＳは、ＵＥが、ユーザ申込みに関連付けられたセルの特定の組内に存在しているかどうかを知ることにのみ関心を抱く。これは、その位置にいるユーザのデータ・サービスに適用すべき好適なＱｏＳおよび課金ポリシーを規定するためである。

一例が、ホーム・ゾーン申込みの例であり、ここで、エンド・ユーザは、ユーザのホームに応対するか、またはホームを取り巻くセルまたは幾つかのセル（複数可）内においてデータ・サービス用にＰＬＭＮを使用したときに、特定のＱｏＳおよび料金表を交付される。

本発明の実施形態は、ＰＣＲＦおよび／またはＯＣＳが、セルの特定の組内にＵＥが位置付けられているかどうかを知ることにのみ関心を抱いているときに、ネットワーク内で誘発されるシグナリング・フローを軽減して、ＰＣＲＦおよび／またはＯＣＳに対し、関連するＵＬＩを提供することを企図する。

ＩＩ）加えて、ＵＬＩ変更通知がＲＡ（ルーティング・エリア）またはＴＡ（トラッキング・エリア）のレベルにおいて要求されたときに、ＵＥに応対するノード（たとえばＭＭＥ、ＳＧＳＮ）は、ＵＥが接続されたモードにあるとき、または、（既存の仕様による）ＴＡ／ＲＡ更新の際に、ＲＡ／ＴＡの変更を直ちに報告する。「アクティブ・フラグ」を用いないＴＡ／ＲＡ更新の際にＴＡ／ＲＡの変更を直ちに報告することは、すなわち、ＵＥが何ら無線を有しておらず、Ｓ１／Ｉｕユーザ・プレーン・ベアラが多くの追加のシグナリングを生成して、必ずしも特定のＰＣＣサービスに依存しないことが考えられるとき、または、ＵＥが、モビリティ管理プロシージャ（たとえばトラッキング・エリア受諾メッセージ）中にＵＥに割り当てられたＴＡＩリスト内の別のＴＡＩに、ＰＣＲＦがそのことに気付かないうちに、どのような態様であれ、後で移動することが考えられるためである。本発明の実施形態は、ＰＣＲＦおよび／またはＯＣＳが、アクティブな無線およびＳ１／Ｉｕユーザ・プレーン・ベアラを有さないＵＥについてのＲＡ／ＴＡ変更の報告を、このようなユーザ・プレーンが起動されるまで遅延することに順応し得るときに、ＲＡ／ＴＡ変更を報告するためにネットワークにおいて誘発されるシグナリング・フローの削減を企図する。

一例が、ホーム・ゾーン申込みの例であり、ここで、エンド・ユーザは、ユーザのホームに応対するか、またはホームを取り巻くセルまたは幾つかのセル（複数可）内においてデータ・サービス用にＰＬＭＮを使用したときに、特定のＱｏＳおよび料金表を交付され、ユーザがそのホーム・ゾーンから離れている間は、異なるエリア用の特定のＱｏＳおよび料金表を交付される。ＵＥがアクティブではない間には、ＰＣＲＦおよび／またはＯＣＳに対する、ＵＥのＴＡまたはＲＡの更新の通知が必要とされないことは明らかである。

ＩＩＩ）加えて、３ＧＰＰリリース１１（^＊）における定義下のＢＢＡＩ特徴の範囲内において、３ＧＰＰ ＴＳ ２３．１３９では、ＰＣＲＦに対し、Ｈ（ｅ）ＮＢのローカルＩＰアドレス（すなわち、ＮＡＴが存在しない場合には、ＢＢＦドメインによってＨ（ｅ）ＮＢに割り振られたパブリックＩＰアドレス、または、このＨ（ｅ）ＮＢに対して使用される、ＮＡＴされたレジデンシャル・ゲートウェイ（ＲＧ）に対し、ＢＢＦドメインによって割り振られたパブリックＩＰアドレス）、ＵＤＰポート、およびＢＢＦ ＦＱＤＮを報告する新たな要件が規定された。ＢＢＦ ＦＱＤＮは、ＢＰＣＦ（^＊＊）のＩＰアドレスを導出するために、ＰＣＲＦによって使用される。Ｈ（ｅ）ＮＢのローカルＩＰアドレスおよびＵＤＰポートは後に、ＰＣＲＦによってＢＰＣＦに送信されて、Ｈ（ｅ）ＮＢが接続するＢＢＦネットワーク要素をＢＰＣＦが識別することを可能にする。

（^＊）「３ＧＰＰシステム−固定ブロードバンド・アクセス・ネットワーク・インターワーキング」とも呼ばれるブロードバンド・アクセス・ネットワーク・インターワーキング。この新たな特徴は、ユーザがＨ（ｅ）ＮＢまたはＷＬＡＮを介してネットワークにアクセスするときに、３ＧＰＰネットワーク内、およびブロードバンド・アクセス・ネットワーク内の両方において、ユーザのＰＤＮ接続に適用されるポリシー、ＱｏＳ、および課金を調整することを企図する。３ＧＰＰ ＴＳ ２３．１３９を参照されたい。

（^＊＊）ブロードバンド・ポリシー制御機能、すなわち、３ＧＰＰネットワークのＰＣＲＦの、ブロードバンド・アクセス・ネットワークにおける等価物。

ＭＭＥ／ＳＧＳＮは、ＵＥが（ソース・マクロ・セルもしくは別のＨ（ｅ）ＮＢから）新たなＨ（ｅ）ＮＢに進入する度に、またはＨ（ｅ）ＮＢを退出してマクロ・セルに向かう度に、または、ＵＥが同じＨ（ｅ）ＮＢ下に留まるものの、たとえばＳｅＧＷ障害／Ｈ（ｅ）ＮＢ再登録の後に、ローカルＨ（ｅ）ＮＢ ＩＰアドレスが変化するシナリオにおいて、ＰＣＥＦ／ＰＣＲＦを更新することを特に求められる。このことを行うために、ＭＭＥ／ＳＧＳＮは、Ｓ１１／Ｓ４およびＳ５／Ｓ８（ＧＴＰに基づいたネットワークについてであり、ＰＭＩＰに基づいたネットワークについては、対応するＧｘｃシグナリング）を通じて、新たなＧＴＰベアラ修正要求を送信して、たとえばサービス要求およびハンドオーバーのシナリオ（ＴＳ ２３．１３９ ｖ１．２．０条項９．１．１０を参照されたい）において、Ｈ（ｅ）ＮＢのローカルＩＰアドレス、ポート、またはＢＢＦ ＦＱＤＮの変更を報告することが期待される。これらのＧＴＰ ＭＢＲおよびＧｘ／Ｇｘｘシグナリングは、Ｈ（ｅ）ＮＢのローカルＩＰアドレス、ポート、およびＢＢＦ ＦＱＤＮの「ＵＬＩ変更報告」に何とか同化され得る（なぜなら、この情報が、ＢＢアクセス・ネットワークにおけるユーザの位置特定を行うことを可能にするためである）。

しかしながら、たとえば、ＢＢＡＩ特徴が、配備／使用されていない場合、たとえば、ＰＣＲＦにおいてサポートされていない場合、または、ローミング・ユーザ用に起動されていない場合、この新たな追加のシグナリングは無駄となる。本発明の実施形態は、ＰＣＲＦが、対応するユーザについてＢＢＡＩをサポートまたは使用していないときに、Ｈ（ｅ）ＮＢのローカルＩＰアドレス、ポート、またはＢＢＦ ＦＱＤＮの変更を報告するためにネットワークにおいて誘発されるシグナリング・フローを削減することを企図する。

Ｉ）ユーザが、何らかの位置に基づくＰＣＣ（^＊）サービスであって、位置についてセル・レベルにおける粒度を有するＰＣＣサービスを受ける資格を有するとき、
（^＊）ＰＣＣ＝ＰＬＭＮにおけるデータ・サービスについてのポリシーおよび課金制御、３ｇｐｐ ２３．２０３を参照）
ＰＣＲＦは、サービスが、いくつかのＰＣＣ特徴（ＱｏＳ、課金など…）を有するポリシー・エリア（たとえば、セルのリスト）を特定し、その一方で、このポリシー・エリアの外側において、サービスは、他のＰＣＣ特徴を有する。
○ポリシー・エリアの特定は、ユーザの申込みを考慮に入れる傾向を有する（ＳＰＲ−３ｇｐｐ ＴＳ ２３．２０３において規定されたサービス・ポリシー・リポジトリ）。
○ポリシー・エリアの観念は、今日、標準規格において規定されておらず、ＰＣＲＦまたはＯＣＳによるローカルな概念のみが規定される。
ポリシー・エリアが個々のセル（の集合）として規定されているとき、現在の解決手段は、ＰＣＲＦおよび／またはＯＣＳが、このＵＥについての、セルの何らかの変更に申込んでいることに依拠する。
○セル・レベルにおける粒度を用いて規定され得るポリシー・エリアの一例は、ユーザのホーム周囲のホーム・ゾーンであり、ここでユーザは、より高いＱｏＳと、より少ない課金額の恩恵を受ける。
この申込みは、セル・レベルの粒度を用いたユーザの位置情報変更要求（ＴＳ ２９．２７４における「変更報告アクション」を参照されたい）の形の下で、ＵＥに応対するＲＡＮのインターフェイスとなるノード（たとえばＭＭＥ／ＳＧＳＮ）に向けて伝搬される。ＭＭＥ／ＳＧＳＮは、「ＵＥのＣＧＩ／ＳＡＩが変化する」度に、または「ＵＥのＥＣＧＩが変化する」度に、ＰＣＲＦに向けて報告を行うことになる。
したがって、この場合、ＭＭＥ／ＳＧＳＮは、ＰＣＲＦに向けて、ＵＥについてのセルのあらゆる変更を報告する。
このことは、ＰＣＲＦ、および、ＰＣＲＦとＭＭＥ／ＳＧＳＮとの間のシグナリング経路が、以下のときに、ＰＣＲＦに送信された全ての無駄な通知の負荷を負うことを意味する。
○ＵＥが、ポリシー・エリア外で、セル内を移動するとき。
○ＵＥが、ポリシー・エリア内で、セル内を移動するとき。

ＵＬＩ変更に関連する通知は、以下のときに送信される。
１．ＧＴＰが、ネットワークにおいてＳ５／Ｓ８を通じて、すなわち、ＳＧＷおよびＰＧＷを介して（したがって、Ｓ４／Ｓ１１、Ｓ５／Ｓ８、およびＧｘを通じて）適用されるとき（３ｇｐｐ ＴＳ ２３．２０３および２３．４０１に規定）。
ＧＴＰは、３ｇｐｐ ＴＳ ２９．２７４において規定されたＧＰＲＳトンネリング・プロトコルである。
２．ＰＭＩＰが、ネットワークにおいてＳ５／Ｓ８を通じて、すなわち、ＳＧＷを介して（したがって、Ｓ４／Ｓ１１およびＧｘｃを通じて）適用されるとき（３ｇｐｐ ＴＳ ２３．２０３および２３．４０２に規定）。

このことは、ＳＧＷ、ＰＧＷおよびＰＣＲＦが、（たとえばＵＥがポリシー・エリア外でセル間を移動するときに）無駄な多数のＵＬＩ通知の過負荷を負い得ることを意味する。

同じ課題が、ＯＣＳによって要求されたＵＬＩ申込みに対しても生じる。

ＩＩ）加えて、３ＧＰＰにおいては、アクティブな無線およびＳ１／Ｉｕユーザ・プレーン・ベアラを有さないＵＥについてのＲＡ／ＴＡ変更の報告を、このようなユーザ・プレーンが起動されるまで遅延させることを可能にするプロシージャが存在しない。

ＩＩＩ）３ＧＰＰにおいては、ＰＣＲＦが、対応するユーザについてのＢＢＡＩをサポートまたは使用しないときに、Ｈ（ｅ）ＮＢのローカルＩＰアドレス、ポート、およびＢＢＦ ＦＱＤＮの変更を報告することを回避するためのプロシージャが、これまで規定されていない。

以下においては、ＵＬＩに関連する無駄な通知の負荷を軽減する４つの実施形態／解決手段について説明する。
１．ユーザの位置情報報告の、或る（新たな）粒度を作成すること：ＥＮＢレベル（進化したノードＢ）における粒度：ＵＬＩ変更は、ＵＥがサービングＥＮＢを変更したときにのみ報告される。
このことは、３ｇｐｐシステムへの影響の観点から、かなり制限されるが、限られた改善をもたらす（それでもなお、ＥＮＢのあらゆる変更は、ＰＣＲＦおよび／またはＯＣＳに向けて報告される）。
２．ＵＬＩに関連する通知を発行するノード（たとえばＭＭＥ／ＳＧＳＮ）に対し、或る（新たな）粒度のＵＬＩ申込みを提供すること：ポリシー・エリア粒度における申込み。この申込み要求は、ＵＥがポリシー・エリア内へと、またはポリシー・エリア外へと移動するときにのみ、このノード（たとえばＭＭＥ／ＳＧＳＮ）がＵＬＩ変更を報告するようにするために、ポリシー・エリアの定義を包含する。
このことは、３ｇｐｐシステムに対してより多くの影響を有するが、高い改善をもたらす（ＵＥモビリティによって誘発されるシグナリング負荷の、大いなる軽減）。
３．セル・レベルにおけるか、またはサービス・エリア・レベルにおけるか、またはポリシー・エリア・レベルにおける変更報告について、ＵＬＩに関連する通知を発行するノード（たとえばＭＭＥ／ＳＧＳＮ）に対し、アクティブな無線およびＳ１／Ｉｕユーザ・プレーン・ベアラを有さないＵＥについての変更報告が、このようなユーザ・プレーン・ベアラが起動されるまで遅延され得るという新たな任意の表示を提供すること。
４．ＢＢＡＩ情報（すなわち、Ｈ（ｅ）ＮＢのローカルＩＰアドレス、ポート、ＢＢＦ ＦＱＤＮ）変更報告について、ＢＢＡＩ情報変更通知を発行するノード（たとえばＭＭＥ／ＳＧＳＮ）に対し、ＢＢＡＩ情報変更報告を要求する新たな表示を提供すること。ＢＢＡＩ情報変更は、ＰＣＲＦによって要求されない限り、報告されない。

以下の解決手段は、互いに相補的であるものと見なされ、それらの各々は、標準化されて、他の解決手段から独立して配備されることが考えられる。

提案される解決手段１：ＥＮＢ粒度における報告が、ＰＣＲＦまたはＯＣＳが要求し得るＵＬＩ申込みにおいて、オプションとして追加される。ＵＬＩ変更は、サービングＥＮＢをＵＥが変更したときにのみ報告される。

ＰＣＲＦおよび／またはＯＣＳは、ＰＣＥＦ（たとえばＰＧＷ／ＧＧＳＮ）を介して、ＵＥに応対するノード（たとえばＭＭＥ、ＳＧＳＮ）に向けて、サービングｅＮｏｄｅＢをＵＥが変更したときに、ＰＣＲＦおよび／またはＯＣＳが通知を受けることを望む旨を告げるＵＬＩ変更報告要求を送信する。このことは、たとえば以下のようにサポートされ得る。
○新たなイベント・トリガ「位置変更（ｅＮｏｄｅＢ）」が、ＧｘおよびＧｘｃインターフェイスを通じて規定されるか、
○新たな値「ｅＮｏｄｅＢの報告の開始」が、ＵＬＩ変更の通知においてＳ５／Ｓ８およびＳ１１インターフェイスを通じて規定される（変更報告アクションＩＥ（ＴＳ ２９．２７４））か、または、
○既存のトリガ「位置変更（ＥＣＧＩ）」に関連付けられた新たな表示が、ｅＮｏｄｅＢをＵＥが変更したときにのみ、位置変更通知が送信される必要がある旨を告げる。

ＵＥに応対するノード（たとえばＭＭＥ）は、たとえば、Ｓ１−ＡＰ（３ｇｐｐ ＴＳ ３６．４１３）を通じて経路切り替え要求またはハンドオーバー必要メッセージを受信した際に、ｅＮｏｄｅＢの変更を検出し、Ｅ−ＣＧＩセルが新たなｅＮｏｄｅＢに進入したことを含む、ユーザの位置情報変更報告通知を発行する。
○注意：ＵＬＩ情報においてｅＮｏｄｅＢ識別子を報告することは予測されていないが、依然としてＥ−ＣＧＩは報告される。

提案される解決手段２：ポリシー・エリアの粒度における報告が、ＰＣＲＦまたはＯＣＳが要求し得るＵＬＩ申込みにおいて、オプションとして追加される。

以下の異なる種類のポリシー・エリアが規定され得る。
セル・レベルのポリシー・エリア：ポリシー・エリアが、ＣＧＩ／ＳＡＩおよび／またはＥ−ＣＧＩおよび／またはＣＳＧセルの集合として規定される。
サービス・レベルのポリシー・エリア：ポリシー・エリアが、ＬＡＩ／ＲＡＩまたはＴＡＩの集合として規定される。
両方の組み合わせ。
ポリシー・エリアの一例が、ホーム・ゾーン申込みの例であり、ここで、ホーム・ゾーンは、ユーザのＣＳＧセル＋ユーザのハウスを取り巻くセルのセルｉｄを備える。

ＰＣＲＦおよび／またはＯＣＳは、ＵＥに応対するノード（たとえばＭＭＥ、ＳＧＳＮ）に向けて、ＰＣＥＦ（たとえばＰＧＷ／ＧＧＳＮ）を介して、ＵＬＩ変更報告要求を送信する。
○ＵＥがポリシー・エリアに進入するか、またはポリシー・エリアを退出したときにのみ、ＰＣＲＦおよび／またはＯＣＳが通知を受けることを望む旨を告げるＵＬＩ変更報告要求と共に、ポリシー・エリア（複数可）の定義を送信し、ポリシー・エリアの定義は、各ポリシー・エリアについて、以下のものを提供する。
ポリシー・エリアの識別子、
このポリシー・エリアを構成するセル（および／もしくはＬＡＩ／ＲＡＩ／ＴＡＩ）のリスト、または、
ＵＥに応対するノードにおいて予め規定されたポリシー・エリアへのポインタ。
○注意：ポリシー・エリアへのポインタは、ポリシー・エリアの識別子であり得る。

以下の内容は、ＰＣＲＦおよび／またはＯＣＳが、或る（１組の）ポリシー・エリア（複数可）の粒度におけるユーザの位置情報変更申込みを送信したときに該当する。

ＵＥに応対するノード（たとえばＭＭＥ、ＳＧＳＮ）は、ＲＡＮから受信された情報（たとえば、ＥＮＢの変更における、経路切り替え要求またはハンドオーバー必要）をフィルタリングして、ＵＥがポリシー・エリアに進入したか、またはポリシー・エリアを退出したときにのみ、ユーザの位置情報変更報告通知を発行する。

ポリシー・エリア・レベルのＵＬＩ申込みを課せられるＵＥについて、ＵＥに応対するノード（たとえばＭＭＥ、ＳＧＳＮ）は、ＰＣＥＦ（たとえばＰＧＷ／ＧＧＳＮ）に向けて、同じく、ユーザの位置情報変更報告通知を送信する。
○ＵＥがポリシー・エリア内に位置付けられている場合、ＵＥに応対するノードが、ポリシー・エリア・レベルにおけるＵＬＩへの或る（新たな）申込みを受信する度毎に。
１．これは、たとえば、ＰＤＮ接続の起動（ＩＰ−ＣＡＮセッション）と、ポリシー・エリアの粒度におけるユーザの位置情報変更申込みの受信との間に、ＵＥがポリシー・エリア内へと、またはポリシー・エリア外へと移動したであろう場合に対処するためである。
○ＩＳＲ（３ｇｐｐ ＴＳ ２３．４０１において規定されたアイドル・モード・シグナリング削減）が該当しないとき：ＵＥに応対するノード（たとえばＭＭＥ、ＳＧＳＮ）が、最後に報告されたＵＬＩ以降に、ＵＥが接続された状態になり、ＵＥが新たなポリシー・エリアに進入したか、または、いずれかのポリシー・エリアを退出したことを検出する度毎に。
○ＩＳＲが該当するとき、ポリシー・エリア・レベルのＵＬＩ申込みを課せられるＵＥに応対するノードは、このＵＥが接続された状態になったことを検出する度毎に、このノードは、ＵＥの現在の位置に関連付けられたポリシー・エリア識別子を用いて（または、ＵＥがポリシー・エリアに存在していないという事実を用いて）ＳＧＷを更新する。ＳＧＷは、最後に報告されたＵＬＩ以降に、ＵＥが新たなポリシー・エリアに進入していないこと、またはどのポリシー・エリアをも退出していないことを検出したときに、このステータスを伝搬すべきではない。
○既存の仕様により、ＵＥが、接続されたモードに進入した（すなわち、ＵＥがサービス要求プロシージャを始動させた）とき、ＭＭＥ／ＳＧＳＮは、（Ｓ１１／Ｓ４を通じて）ＳＧＷにＧＴＰベアラ修正要求を送信して、Ｓ１／Ｉｕベアラを確立し、ＵＥの新たなＲＡＴ（無線アクセス技術）についてＳＧＷを更新する。ＳＧＷは、ＲＡＴが変化した場合、新たなＲＡＴについてＰＣＥＦ／ＰＣＲＦを更新する。
○ＭＭＥ／ＳＧＳＮはさらに、Ｓ１１／Ｓ４を通じたベアラ修正要求メッセージ内に、ＵＥがポリシー・エリア内またはポリシー・エリア外のいずれに存在するかの表示と、（ＵＥがポリシー・エリア内に存在すると報告された場合には）ポリシー・エリア識別子とを含むものとする。ＳＧＷは、ＵＥが新たなポリシー・エリアに進入したか、または、いずれかのポリシー・エリアを退出したときにのみ、ポリシー・エリア変更についてＰＣＥＦ／ＰＣＲＦを更新する。
○ノードがＵＥへの応対を開始する度毎に（たとえば、ＭＭＥ間、および／またはＳＧＳＮ間、またはＭＭＥからＳＧＳＮへ、またはＳＧＳＮからＭＭＥへのモビリティ・イベントにおいて）。
注意：代替的に、コア・ネットワーク・サービング・ノード間モビリティ（たとえばＭＭＥ（複数可）とＳＧＳＮ（複数可）との間のモビリティ）中に、以前のコア・ネットワーク（ＣＮ）ノードは、新たなＣＮノードに対し、（既存の３ｇｐｐ ＴＳ ２９．２７４による）現在のＵＬＩ変更報告要求と、このＵＥについて報告されるべきポリシー・エリアの定義と共に、最後のＵＬＩ報告において、以下の内容であるかどうかの表示とを提供し得る。
○ＵＥがポリシー・エリア内またはポリシー・エリア外に存在することが報告された。
○（ＵＥがポリシー・エリア内に存在することが報告された場合に）最後に報告されたポリシー・エリア。
このような情報を用いて、新たなＣＮノードは、ＵＥが新たなポリシー・エリアに進入したか、または、いずれかのポリシー・エリアを退出したときにのみ、ＰＣＥＦに向けてＵＬＩ変更報告通知を送信する。このことは、たとえば、ＵＥがポリシー・エリアを変更しなかったときのＭＭＥ間再配置に際した、ＰＣＥＦ／ＰＣＲＦに向けた無駄なシグナリングを回避する。

ＵＥがポリシー・エリアに進入したとき、または、ポリシー・エリアを退出したときに、ＲＡＮのインターフェイスとなるノード（ＭＭＥ／ＳＧＳＮ）によって送信されたＵＬＩ報告は、以下の両方を包含する。
○ＵＥが今位置付けられている新たなポリシー・エリアの識別子、または、ＵＥがポリシー・エリア内にもはや存在しないことの表示。
○ＵＥが今位置付けられている新たなセル（Ｅ−ＣＧＩ、ＣＧＩ／ＳＡＩ）の識別子。

アタッチ／ＰＤＮ接続起動において、ＲＡＮのインターフェイスとなるノード（ＭＭＥ／ＳＧＳＮ）は、初期ＵＬＩと共に、ノードが特徴（ポリシー・エリア・レベルにおけるＵＬＩ）をサポートしていることを示す。この情報は、以下のようなユーザの位置情報変更要求を要求すべきかどうかを決定し得るＰＣＲＦまで報告される。
○特徴をサポートしていることを明示的に述べていない、ＲＡＮのインターフェイスとなるノード（ＭＭＥ／ＳＧＳＮ）については、セル（またはＴＡＩ／ＲＡＩ）レベルにおける、ユーザの位置情報変更要求。
○特徴をサポートしていることを明示的に述べている、ＲＡＮのインターフェイスとなるノード（ＭＭＥ／ＳＧＳＮ）については、ポリシー・エリア・レベルにおける、ユーザの位置情報変更要求。

ＲＡＮのインターフェイスとなるノード（ＭＭＥ／ＳＧＳＮ）の変更（たとえばＭＭＥ間、ＳＧＳＮ間、またはＭＭＥ−ＳＧＳＮモビリティ）において、ＵＥをサポートする新たなノード（ＭＭＥ／ＳＧＳＮ）は、新たなノードが特徴（ポリシー・エリア・レベルにおけるＵＬＩ）をサポートしていることを示す。この情報は、セル（もしくはＴＡＩ／ＲＡＩ）レベルにおける、またはポリシー・エリア・レベルにおける、ユーザの位置情報変更要求を要求すべきかどうかを決定し得るＰＣＲＦまで報告される。
○注意：ＭＭＥ／ＳＧＳＮの、ポリシー・エリア・レベルにおけるＵＬＩ能力をＰＣＥＦ／ＰＣＲＦに向けていかに報告すべきかについてのこれらの原理は、ＭＭＥ／ＳＧＳＮが、位置変更報告またはＣＳＧ変更報告（３ｇｐｐ ＴＳ ２９．２７４における、「ＣＳＧ変更報告サポート表示」および「変更報告サポート表示」フラグを参照されたい）をサポートしている旨をいかに報告するかについての、現在指定されている原理と同様である。

この特徴もまた、ＳＧＷおよびＰＧＷ（後者はＧＴＰに基づいたＳ５／Ｓ８ネットワークについてのみ）に僅かに影響を与えるため−限定されたプロトコル変更、ＰＤＮ接続用にＰＣＲＦに報告される情報は、ＳＧＷおよびＰＧＷがこの特徴をサポートしているかどうかも考慮に入れる必要がある。この特徴をサポートしていないＳＧＷまたはＰＧＷ（たとえばレガシーＧＷ）は、その特徴のサポートを示す、ＭＭＥ／ＳＧＳＮから受信された情報を中継しない。ＳＧＷ再配置中における、その特徴のサポートに対する変更（たとえば、まれに、その特徴が以前のＳＧＷによってサポートされているものの、新たなＳＧＷによってはサポートされていないとき）は、同じく、たとえばＳＧＷ再配置中にＳ５／Ｓ８を通じて送信されたベアラ修正要求メッセージ内において、シグナリングされる。

この機構は、非ローミングの場合に概ね適する。ローミングの場合、ホームＰＬＭＮ内のＰＣＲＦが、ポリシー・エリアを提供するためにＶＰＬＭＮ配備の適切な知識を有しているかどうかは定かではない。
○特に国際ローミングにおいては、ＨＰＬＭＮ内のＰＣＲＦが、セルの粒度におけるＵＬＩ、またはＴＡ／ＬＡの粒度におけるＵＬＩさえも、知る必要がないことが想定される。
○ＵＬＩが、ＬＡＩ／ＲＡＩ／ＴＡＩ／Ｅ−ＣＧＩ／ＣＧＩ／…の表示と共にＨＰＬＭＮのＰＣＲＦに報告される現在の仕様においては、これらの識別子と地理的座標との間の関係について、ＨＰＬＭＮとＶＰＬＭＮとの間で調整する必要性が既に存在する。
○ＲＡＮ共有ＭＯＣＮ（３ｇｐｐ ＴＳ ２３．２５１を参照）配備において、ＲＡＮは共有されるが、ＲＡＮのインターフェイスとなるノード（たとえばＭＭＥ／ＳＧＳＮ）は共有されず、ＰＣＲＦと同じ事業者によって所有される。したがって、ポリシー・エリアの識別子は、ＰＣＲＦと、ＲＡＮのインターフェイスとなるノード（たとえばＭＭＥ／ＳＧＳＮ）との間の協同管理によって構成され得る。
○予め構成されたポリシー・エリア識別子が、ＧＷＣＮ ＲＡＮ共有（３ｇｐｐ ＴＳ ２３．２５１を参照）配備で使用される見込みは薄い。

過剰な複雑さを回避し、ＭＭＥ／ＳＧＳＮに格納されるべきポリシー・エリア情報の量を制限するために、
○ＰＣＲＦが、所与のＩＰ−ＣＡＮセッション用に追跡することを要請し得るポリシー・エリアの数の最大値は、（３ｇｐｐ）標準規格において規定されるべきである。
○ＰＣＲＦ（またはその管理システム）は、異なるポリシー・エリアが非重複であることを確保する責任を負う。
○ＵＥのＰＤＮ接続を制御するＰＣＲＦは、ポリシー・エリアの或る組に、ＵＬＩ変更への申込みを提供してよく、その一方で、このＵＥの別のＰＤＮ接続を制御するＰＣＲＦは、ポリシーの別の組に、ＵＬＩ変更への申込みを提供してよい。

ＰＣＲＦによって要求された、セル・レベルのポリシー・エリアの粒度におけるユーザの位置情報報告のために、（ＧＴＰがＳＧＷとＰＧＷとの間に配備されたネットワークにおいて）この解決手段を使用するコール・フローの例。
１．ＰＤＮ接続（ＩＰ−ＣＡＮセッション）が、ＭＭＥ／ＳＧＳＮを通じて、ＵＥ用に起動される（このことは、たとえば、ＵＥアタッチの一部として、または、ＵＥによって要求されたＰＤＮ接続起動の一部として、または、ＰＤＰコンテキスト起動要求の一部として、であり得る）。ＧＴＰセッション作成要求は、（ＵＥについての新たなＩＰ−ＣＡＮセッションと共に、ＵＥアイデンティティと、そのＩＰアドレス指定情報と、その位置とを示す）初期ＣＣＲメッセージをＧｘを通じてＰＣＲＦに通知する、ＰＧＷに対して送信される。
２．ＰＣＲＦは、ＳＰＲ（申込者プロファイル・リポジトリ）を検索して、申込みデータを得て、以下のものを特定する。
ＩＰ−ＣＡＮセッションについてのポリシー規則
ＵＥについてのポリシー・エリア、および、ポリシー・エリアの粒度でＵＬＩに申込む必要性
３．ＰＣＲＦは、以下のものを用いて、Ｇｘ（ＣＣＡメッセージ）を通じてＰＧＷに答える。
ＩＰ−ＣＡＮセッションについてのポリシー規則
セル・レベルのポリシー・エリア粒度におけるＵＬＩへの申込み、および、それと共に
ａ．ポリシー・エリア識別子
ｂ．セル・レベルのポリシー・エリアの定義：セル・レベルのポリシー・エリアを構築するセル識別子（Ｅ−ＣＧＩまたはＣＧＩ／ＳＡＩ）のリスト、または予め規定されたポリシー・エリアへのポインタ
４．このことは、以下のようにして、ＰＧＷによってＭＭＥ／ＳＧＳＮに折り返し報告される。
ｉ．ＳＧＷを介して（したがって、Ｓ５／Ｓ８およびＳ４／Ｓ１１を通じて）、たとえば、セッション作成応答ＧＴＰ−ｃメッセージの変更報告アクションＩＥを使用することによって。
５．ＭＭＥ／ＳＧＳＮは、ＵＥに答え（たとえば、デフォルトＥＰＳベアラ・コンテキスト起動要求、ＰＤＰコンテキスト起動受諾）、セル・レベルのポリシー・エリア粒度におけるＵＬＩ申込みをＰＧＷから受信した際に、
ポリシー・エリア識別子と共に、セル・レベルのポリシー・エリアの定義（セル・レベルのポリシー・エリアを構築するセル識別子のリスト、または予め規定されたポリシー・エリアへのポインタ）を格納する。
ＵＥがポリシー・エリア内に存在する場合、（ＵＥがポリシー・エリア内に位置付けられていることを示し、かつ、ＵＥの初期ポリシー・エリアのアイデンティティを提供する）第１のＵＬＩ通知を、この情報をＰＣＲＦに転送するＰＧＷに向けて送信する。
○ＰＣＲＦは、セル・レベルのポリシー・エリア粒度におけるＵＬＩ申込みを要求するときに、ＵＥがポリシー・エリア内に存在しないことを想定する。
６．ＭＭＥ／ＳＧＳＮは、ＵＥ位置の変更に気付かされる度毎に、これが、ＵＥをポリシー・エリア内へ移動させた変更であるか、またはポリシー・エリア外へ移動させた変更であるか、のいずれであるかをチェックする。
７．ＵＥ位置の変更が、ＵＥをポリシー・エリア内へ移動させた変更、または、ポリシー・エリア外へ移動させた変更に対応するとき、ＭＭＥ／ＳＧＳＮは、ＰＣＥＦ（ＰＧＷ／ＧＧＳＮ）に向けてＵＬＩ変更通知を送信する：ＧＴＰベアラ修正要求が、ＵＬＩと共に送信される。このＵＬＩ変更通知は、以下のものを包含する。
ａ．ＵＥが今位置付けられている新たなポリシー・エリアの識別子か、または、ＵＥがポリシー・エリアにもはや存在しないことの表示。
ｂ．ＵＥが今位置付けられている新たなセル（Ｅ−ＣＧＩ、ＣＧＩ／ＳＡＩ）の識別子。

提案される解決手段３：セル・レベルにおける、またはサービス・エリア・レベルにおける、またはポリシー・エリア・レベルにおける変更報告について、新たなオプションが追加されて、ＰＣＲＦが、ＵＥに応対するノード（たとえばＭＭＥ、ＳＧＳＮ）に対し、アクティブな無線およびＳ１／Ｉｕユーザ・プレーン・ベアラを有さないＵＥについての変更通知を、このようなユーザ・プレーン・ベアラが起動されるまで遅延するように命令することを可能にする。

ＰＣＲＦおよび／またはＯＣＳは、ＰＣＥＦ（たとえばＰＧＷ／ＧＧＳＮ）を介して、ＵＥに応対するノード（たとえばＭＭＥ、ＳＧＳＮ）に向けて、たとえばＲＡ／ＴＡ変更についてのＵＬＩ変更報告の要求と共に、アクティブな無線およびＳ１／Ｉｕユーザ・プレーン・ベアラを有さないＵＥについての、これらのたとえばＲＡ／ＴＡ変更の報告が、このようなユーザ・プレーン・ベアラが起動されるまで遅延されることを可能にする、新たな任意の表示を送信する。
○新たなオプションは、変更報告アクションＩＥ（ＴＳ ２９．２７４）において、Ｓ５／Ｓ８およびＳ１１インターフェイスを通じてシグナリングされる。

「アクティブ・フラグ」または「継続（ｆｏｌｌｏｗ−ｏｎ）」フラグ（ＴＳ ２３．４０１およびＴＳ ２３．０６０を参照されたい）を用いないＴＡ／ＲＡ更新プロシージャに際し、すなわち、ＵＥが無線およびＳ１／Ｉｕユーザ・プレーン・ベアラを何ら有さないときに、ＵＥに応対してＲＡ／ＴＡｘの変更を検出するノード（たとえばＭＭＥまたはＳＧＳＮ）は、ユーザの位置情報変更報告通知を直ちに発行しないが、次のサービス要求プロシージャ（ＴＳ ２３．４０１＆２３．０６０を参照されたい）まで、すなわち、無線およびＳ１／Ｉｕユーザ・プレーン・ベアラがセットアップされるときまで、このような通知を遅延する。次のサービス要求が、ＰＣＲＦに最後に報告されたものと同じＴＡ／ＲＡにおいて実施される場合、ＵＬＩ変更通知は全く送信されない。
○注意：解決手段３を解決手段２に適用して、アクティブな無線およびＳ１／Ｉｕユーザ・プレーン・ベアラを有さないＵＥについてのポリシー・エリアの変更の、速やかな報告、または、遅延させた報告を、ＰＣＲＦが要求することを可能にすることも考えられる。

提案される解決手段４：ＢＢＡＩ情報（すなわち、Ｈ（ｅ）ＮＢのローカルＩＰアドレス、ポート、ＢＢＦ ＦＱＤＮ）について、新たなオプションが追加されて、ＰＣＲＦが、ＵＥに応対するノード（たとえばＭＭＥ、ＳＧＳＮ）に対し、ＢＢＡＩ情報変更を報告するように命令することを可能にする。

ＰＣＲＦは、ＰＣＥＦ（たとえばＰＧＷ／ＧＧＳＮ）を介して、ＵＥに応対するノード（たとえばＭＭＥ、ＳＧＳＮ）に向けて、ＢＢＡＩ情報変更報告の要求を送信する。
○要求は、Ｇｘ／Ｇｘｘ、Ｓ５／Ｓ８、およびＳ１１／Ｓ４インターフェイスを通じて、たとえば、変更報告アクションＩＥ（ＴＳ ２９．２７４）における新たな値を介して、シグナリングされる。

ＵＥに応対するノード（たとえばＭＭＥ、ＳＧＳＮ）は、ＲＡＮ（Ｓ１／Ｉｕインターフェイス）から受信されたＨ（ｅ）ＮＢのローカルＩＰアドレス、ポート、ＢＢＦ ＦＱＤＮをチェックし、ＢＢＡＩ情報変更報告通知がＰＣＲＦによって要求された場合にのみ、ＢＢＡＩパラメータのいずれかの変更を検出したときに、ＢＢＡＩ変更通知を発行する。

ＵＥに応対するノード（たとえばＭＭＥ、ＳＧＳＮ）、ＳＧＷ、またはＰＧＷは、ＢＢＡＩ変更報告をサポートしない場合、ＰＣＲＦ要求を中継せずに無視し、いかなるＢＢＡＩ変更をも報告しない。ＢＢＡＩは、そのシナリオにおいて可能ではない。

コア・ネットワーク・サービング・ノード間モビリティ（たとえばＭＭＥ（複数可）とＳＧＳＮ（複数可）との間のモビリティ）中に、以前のコア・ネットワーク（ＣＮ）ノードは、このような要求が以前のＣＮノードによって受信された場合に、新たなＣＮノードに対し、ＢＢＡＩ変更報告要求を提供して、新たなＣＮノードがＢＢＡＩ情報の変更の監視および報告を続行することを可能にし得る。

ＳＧＷは、ユーザの現在のＢＢＡＩ情報も格納して、Ｓ５／Ｓ８（または対応するＧｘｘシグナリング）を通じて送信されたあらゆるＧＴＰベアラ修正要求内に、たとえば、ＢＢＡＩ情報変更の報告以外の理由のためにＳ５／Ｓ８を通じて送信されたＭＢＲメッセージ内に、現在のＢＢＡＩパラメータを含め得ることが考えられる。ＳＧＷは、これらの格納されたＢＢＡＩ情報を使用して、ＣＮノード間のＳＧＷ内モビリティに際し、新たなＣＮノードによってＳ１１／Ｓ４インターフェイスを通じて提供されたＢＢＡＩ情報が、ＰＣＲＦに報告された最後のＢＢＡＩ値を基準として変化したか、または変化していないか、のいずれであるかをチェックし、それにより、ＰＣＲＦが新たなＢＢＡＩ情報を用いて更新されることを必要としているか否かを判断することも考えられる。

一態様において、モバイル通信システムにおいて、ユーザに対する、位置に基づいたポリシーおよび／または課金制御サービス用の、前記ユーザの位置変更報告に起因する負荷を軽減するための方法であって、ユーザの位置の粒度が、セル・レベルにおける粒度、および／またはサービス・エリア・レベルにおける粒度を含み、サービス・エリア（または位置、またはルーティング、またはトラッキング・エリア）が、ネットワーク運用レベルにおいて規定されたセルの組を備える、方法が提供される。

一実施形態において、前記ユーザの位置変更報告は、
− 基地局レベルにおける報告の粒度であって、それにより、ユーザの位置変更が、サービング基地局の変更に際して報告される、基地局レベルにおける報告の粒度と、
− ポリシー・エリア・レベルにおける報告の粒度であって、それにより、ユーザの位置変更が、ポリシー・エリアへの進入またはポリシー・エリアからの退出に際して報告され、ポリシー・エリアが、ポリシーおよび／または課金制御レベルにおいて規定された、セルおよび／またはサービス・エリアの組を備える、ポリシー・エリア・レベルにおける報告の粒度と、
− セル・レベルにおける、またはサービス・エリア・レベルにおける、またはポリシー・エリア・レベルにおける報告の粒度について、前記ユーザがユーザ・プレーンにおいて現在アクティブではない場合に、ユーザ・プレーン・アクティビティが再開されるまで遅延されたユーザの位置変更の報告と
のうちの少なくとも１つに基づく。

一実施形態において、前記方法は、基地局レベルにおける報告の粒度について、
− ポリシーおよび／または課金コントローラが、ユーザの位置変更通知への申込みの要求を発行するステップであって、前記申込み要求が、基地局レベルにおける粒度を示す、ユーザの位置変更通知への申込みの要求を発行するステップと、
− 前記ポリシーおよび／または課金コントローラと、前記ユーザについて、ユーザの位置変更通知への申込みを取り扱い、サービング・ノードと称されるネットワーク・ノードとの間のシグナリング経路内の、可能性として１つのネットワーク・ノードが、前記サービング・ノードに向けて前記要求を中継するステップと、
− 前記サービング・ノードが、前記ユーザ用のサービング基地局の変更の場合に、ユーザの位置変更の通知を発行するステップと
のうちの少なくとも１つを含む。

一実施形態において、前記方法は、ポリシー・エリア・レベルにおける報告の粒度について、
− ポリシーおよび／または課金コントローラが、ユーザの位置変更通知への申込みの要求を発行するステップであって、前記申込み要求が、ポリシー・エリア・レベルにおける粒度を示し、ポリシー・エリアに関連する情報を包含している、ユーザの位置変更通知への申込みの要求を発行するステップと、
− 前記ポリシーおよび／または課金コントローラと、前記ユーザについてポリシー・エリア・レベルにおけるユーザの位置変更通知への申込みを取り扱い、ポリシー・エリア・レベルにおけるサービング・ノードと称されるネットワーク・ノードとの間のシグナリング経路内の、可能性として１つのネットワーク・ノードが、ポリシー・エリア・レベルにおける前記サービング・ノードに向けて前記要求を中継するステップと、
− ポリシー・エリア・レベルにおけるサービング・ノードが、ユーザの位置変更通知への申込みの要求において受信された、ポリシー・エリアに関連する情報を格納するステップと、
− ポリシー・エリア・レベルにおけるサービング・ノードが、以下の発生事項、すなわち、
・ポリシー・エリア・レベルにおけるサービング・ノードが、ユーザ機器ＵＥがポリシー・エリアに進入したか、またはポリシー・エリアを退出したことを検出した場合、
・ポリシー・エリア・レベルにおけるサービング・ノードが、ポリシー・エリア・レベルにおけるユーザの位置変更通知への申込みの新たな要求を受信したとき、
・ポリシー・エリア・レベルにおけるサービング・ノードが、ＵＥへの応対を開始したとき、
のうちの少なくとも１つにおいて、ポリシー・エリア・レベルにおけるユーザの位置変更通知を発行するステップと、
− ポリシー・エリア・レベルにおける前記サービング・ノードと、前記ポリシーおよび／または課金コントローラとの間のシグナリング経路内のネットワーク・ノードが、前記ポリシーおよび／または課金コントローラに向けて、ポリシー・エリア・レベルにおけるユーザの位置変更の前記通知を中継するステップと
のうちの少なくとも１つを含む。

一実施形態において、前記方法は、ポリシー・エリア・レベルにおける報告の粒度について、
− ポリシー・エリア・レベルにおけるサービング・ノードが、以下の発生事項、すなわち、
・ポリシー・エリア・レベルにおけるサービング・ノードが、ＵＥがポリシー・エリア内に存在していることを検出した場合にのみ、ＵＥがネットワークにアタッチするか、または、接続を起動したとき、
・ポリシー・エリア・レベルにおけるサービング・ノードが、最後に報告されたユーザの位置以降に、ＵＥが新たなポリシー・エリアに進入したか、または、いずれかのポリシー・エリアを退出したことを検出し得る場合にのみ、ＵＥがアイドル・モードから接続されたモードに移行したとき、
のうちの少なくとも１つにおいて、ポリシー・エリア・レベルにおけるユーザの位置変更通知を発行するステップ
のうちの少なくとも１つを含む。

一実施形態において、前記方法は、ポリシー・エリア・レベルにおける報告の粒度について、
− 前記ユーザについて、ポリシー・エリア・レベルにおけるユーザの位置変更通知への申込みを取り扱い、ポリシー・エリア・レベルにおけるサービング・ノードと称されるネットワーク・ノードが、ポリシー・エリア・レベルにおけるユーザの位置変更通知への申込みの要求を受信した後に、セルまたはサービス・エリア・レベルにおけるユーザの位置通知への申込みの要求を、前記ポリシー・エリアがセルの組か、それともサービス・エリアの組を備えているかに依存して、前記ユーザについて、セルまたはサービス・エリア・レベルにおけるユーザの位置変更通知への申込みを取り扱い、セルまたはサービス・エリア・レベルにおけるサービング・ノードと称されるネットワーク・ノードに対し、転送するステップと、
− ポリシー・エリア・レベルにおける前記サービング・ノードが、セルまたはサービス・エリア・レベルにおける前記サービング・ノードから受信された、セルまたはサービス・エリア・レベルにおけるユーザの位置変更通知をフィルタリングして、ユーザがポリシー・エリアに進入したか、またはポリシー・エリアを退出したかどうかを検出するステップと
のうちの少なくとも１つを含む。

一実施形態において、前記方法は、ユーザ機器ＵＥがネットワークにアタッチするか、または接続を起動したときに、
− 前記ユーザについて、ユーザの位置変更通知への申込みを取り扱い、サービング・ノードと称されるネットワーク・ノードが、ポリシーおよび／または課金コントローラに対し、ポリシー・エリア・レベルにおける前記ユーザの位置報告をサポートしているかどうかを示すステップと、
− 前記サービング・ネットワーク・ノードがポリシー・エリア・レベルにおける前記ユーザの位置報告をサポートしていない場合には、前記ポリシーおよび／または課金コントローラが、セルおよび／またはサービス・エリア・レベルにおけるユーザの位置変更通知への申込みを決定するステップ、あるいは、前記サービング・ノードがポリシー・エリア・レベルにおける前記ユーザの位置報告をサポートしている場合には、ポリシー・エリア・レベルにおけるユーザの位置変更通知への申込みを決定するステップと
のうちの少なくとも１つを含む。

一実施形態において、前記方法は、前記ユーザについて、ユーザの位置変更通知への申込みを取り扱い、サービング・ノードと称されるネットワーク・ノードの変更において、
− 新たなサービング・ノードが、新たなサービング・ノードがポリシー・エリア・レベルにおける前記ユーザの位置報告をサポートしているかどうかを示すステップと、
− 前記サポートが、ポリシーおよび／または課金コントローラに報告されるステップと、
− 前記ポリシーおよび／または課金コントローラが、前記新たなサービング・ノードがポリシー・エリア・レベルにおける前記ユーザの位置報告をサポートしていない場合には、前記ポリシー・エリアがセルの組か、またはサービス・エリアの組のいずれを備えているかに依存して、セルおよび／またはサービス・エリア・レベルにおけるユーザの位置変更通知への申込みを、あるいは、前記新たなサービング・ノードがポリシー・エリア・レベルにおける前記ユーザの位置報告をサポートしている場合には、ポリシー・エリア・レベルにおけるユーザの位置変更通知への申込みを、決定するステップと
のうちの少なくとも１つを含む。

一実施形態において、前記方法は、前記ユーザについて、ポリシー・エリア・レベルにおけるユーザの位置変更通知への申込みを取り扱い、ポリシー・エリア・レベルにおけるサービング・ノードと称されるネットワーク・ノードの変更において、
− ポリシー・エリア・レベルにおける新たなサービング・ノードが、ポリシー・エリア・レベルにおける以前のサービング・ノードから、前記以前のポリシー・エリア・レベル・サービング・ノードに格納された、ポリシー・エリアに関連するコンテキスト情報を取り出すステップ
のうちの少なくとも１つを含む。

一実施形態において、前記方法は、ＥＰＳネットワークについて、前記ユーザについてポリシー・エリア・レベルにおけるユーザの位置変更通知への申込みを取り扱い、ポリシー・エリア・レベルにおけるサービング・ノードと称され、サービングＭＭＥまたはＳＧＳＮに対応する、ネットワーク・ノードについて、および、ＩＳＲが該当するときに、
− ＵＥに応対し、ＵＥに応対するＳＧＷに接続された第１のノードＭＭＥまたはＳＧＳＮが、ＵＥについて現在のポリシー・エリアに関しての前記ＳＧＷ情報を送信するステップと、
− 前記ＳＧＷが、ＵＥについて現在のポリシー・エリアに関しての前記情報を格納するステップと、
− ＵＥに応対し、前記ＳＧＷに接続された別のノードＳＧＳＮまたはＭＭＥが、前記ＵＥについて新たなポリシー・エリアに関しての前記ＳＧＷ情報を送信するステップと、
− 前記ＳＧＷが、新たなポリシー・エリアと現在のポリシー・エリアとに関しての前記情報を比較することによって、ＵＥがポリシー・エリアに実際に進入したのか、またはポリシー・エリアを実際に退出したのか、のいずれであるのかを判断し、前記ＳＧＷが、ＵＥのポリシー・エリア・ステータスが変化した（ＵＥがポリシー・エリアに進入したか、または、ポリシー・エリアを退出した）ことを検出した場合にのみ、申込みの要求を発行したポリシーおよび／または課金コントローラに向けて、通知を転送するステップと
のうちの少なくとも１つを含む。

一実施形態において、前記方法は、ＥＰＳネットワークおよびＰＣＣサービスについて、
− ＰＣＲＦが、ｅＮｏｄｅＢレベルにおけるユーザの位置情報変更通知への申込みの要求を発行するステップと、
− サービングＰＧＷおよび／またはサービングＳＧＷが、前記要求を転送するステップと、
− 前記要求を受信し、前記ユーザについてサービングｅＮｏｄｅＢの変更を検出したサービングＭＭＥが、ＵＥが位置付けられており、新たなサービングｅＮｏｄｅＢに属しているセルのアイデンティティＥ−ＣＧＩをユーザの位置情報として含む、ユーザの位置情報変更の通知を発行するステップと
のうちの少なくとも１つを含む。

一実施形態において、前記方法は、ＥＰＳネットワークおよびＰＣＣサービスについて、
− ＳＰＲが、ポリシー・エリアの粒度を有するユーザの位置情報ＵＬＩに申込む必要性を含む申込者データと共に、ポリシー・エリアに関連する情報とをＰＣＲＦに送信するステップと、
− ＰＣＲＦが、ポリシー・エリアに関連する情報を含む、ポリシー・エリア・レベルにおけるユーザの位置情報変更通知への申込みの要求を発行するステップと、
− サービングＰＧＷおよび／またはサービングＳＧＷが、前記要求を転送するステップと、
− サービングＭＭＥまたはＳＧＳＮまたはＳＧＷが、前記要求を受信して、前記ポリシー・エリアに関連する情報を格納するステップと、
− 前記要求を受信した後に、ポリシー・エリア・レベルにおけるユーザの位置情報変更の通知を発行する必要性を検出した前記サービングＭＭＥまたはＳＧＳＮまたはＳＧＷが、ＵＥが今位置付けられている新たなポリシー・エリアか、または、ＵＥがもはやポリシー・エリア内に存在していないことの表示をユーザの位置情報として含む前記通知を発行するステップと、
− サービングＳＧＷおよび／またはサービングＰＧＷが、前記ＰＣＲＦに前記通知を転送するステップと
のうちの少なくとも１つを含む。

一実施形態において、前記方法は、前記ユーザがユーザ・プレーンにおいて現在アクティブではない場合に、ユーザ・プレーン・アクティビティが再開されるまで遅延されたユーザの位置変更報告について、および、セル・レベルにおける、またはサービス・エリア・レベルにおける、またはポリシー・エリア・レベルにおける報告の粒度について、
− ポリシーおよび／または課金コントローラが、ユーザの位置変更通知への申込みの要求を送信するステップであって、前記要求が、前記遅延された報告が可能にされたことの表示を含む、ユーザの位置変更通知への申込みの要求を送信するステップと、
− 前記ポリシーおよび／または課金コントローラと、前記ユーザについて、セル・レベルにおける、またはサービス・エリア・レベルにおける、またはポリシー・エリア・レベルにおけるユーザの位置変更通知への申込みを取り扱い、セルまたはサービス・エリアまたはポリシー・エリア・レベルにおけるサービング・ノードと称される、ネットワーク・ノードとの間のシグナリング経路内のネットワーク・ノードが、セル、またはサービス、またはポリシー・エリア・レベルにおける前記サービング・ノードに向けて、前記要求を中継するステップと、
− セル、またはサービス、またはポリシー・エリア・レベルにおける前記サービング・ノードが、前記ユーザがユーザ・プレーンにおいて現在アクティブではない場合に、ユーザ・プレーン・アクティビティが再開されるまで、ユーザの位置変更の通知の発行を遅延するステップと
のうちの少なくとも１つを含む。

別の態様においては、モバイル通信システムにおいて、ポリシーおよび／または課金コントローラに対する、ブロードバンド・アクセス・インターワーキングＢＢＡＩ情報変更の報告に起因する負荷を軽減するための方法であって、コア・ネットワークＣＮが、固定ブロードバンド・アクセス・ネットワークと連係動作して、ユーザ機器ＵＥに対し、前記固定ブロードバンド・アクセス・ネットワークに接続されたホーム基地局を介してＩＰ接続性を提供する、方法が提供される。

一実施形態において、前記方法は、
− 前記ポリシーおよび／または課金コントローラが、前記ＵＥに応対してサービング・ノードと称されるＣＮノードに向けて、ＢＢＡＩ情報変更の報告の要求を送信するステップと、
− 前記ポリシーおよび／または課金コントローラと前記サービング・ノードとの間のシグナリング経路内の少なくとも１つのＣＮノードが、前記サービング・ノードに向けて前記要求を中継するステップと、
− 前記サービング・ノードが、前記要求を受信して、前記要求を格納するステップと、
− 前記サービング・ノードが、前記ＵＥについてのＢＢＡＩ情報変更を検出し、前記サービング・ノードがＢＢＡＩ情報変更の報告の要求を受信した場合にのみ、前記ポリシーおよび／または課金コントローラに前記ＢＢＡＩ情報変更を報告するステップと
のうちの少なくとも１つを含む。

一実施形態において、前記方法は、
− サービング・ノード間モビリティ中に、以前のサービング・ノードが、新たなサービング・ノードに対し、前記以前のサービング・ノードによって受信されたＢＢＡＩ変更報告要求を提供して、前記新たなサービング・ノードがＢＢＡＩ情報の変更の監視および報告を続行することを可能にするステップ
を含む。

一実施形態において、前記方法は、ＥＰＣに対応するコア・ネットワークについて、および、サービングＭＭＥまたはＳＧＳＮに対応するサービング・ノードについて、
− サービングＳＧＷが、現在のＢＢＡＩ情報を格納して、サービング・ノード間のＳＧＷ内モビリティに際し、新たなサービング・ノードによって提供されたＢＢＡＩ情報が、ＰＣＲＦに報告された最後のＢＢＡＩ情報に比べて変化したか否かをチェックし、それにより、ＰＣＲＦが新たなＢＢＡＩ情報を用いて更新される必要があるか否かを判断するステップと、
− ＰＣＲＦが、ＢＢＡＩ情報変更報告への申込みの要求を発行するステップと
を含む。

他の態様は、このような方法（複数可）、および／または、このような方法（複数可）の個々のステップ（複数可）を実施するために構成されたエンティティであって、特に（しかしながら排他的にではなく）、（特にＰＣＣ機能性用のＰＣＲＦなどの）ポリシーおよび／または課金コントローラ、（特にＰＣＣ機能性用のＳＰＲなどの）申込者プロファイル・データベース、ならびに、（特にＥＰＳネットワークについてのＭＭＥ／ＳＧＳＮ、ＳＧＷ、ＰＧＷなどの）コア・ネットワーク・ノードを含む、エンティティに関する。

技術において技量を有する者は、様々な上記の方法のステップが、プログラミングされたコンピュータによって実施され得ることを容易に認識するであろう。本明細書において、いくつかの実施形態は、プログラム記憶デバイス、たとえば、機械可読またはコンピュータ可読であって、命令の、機械実行可能またはコンピュータ実行可能なプログラムを符号化する、デジタル・データ記憶媒体であって、前記命令が、前記上記の方法のステップのいくつかまたは全てを実施する、デジタル・データ記憶媒体を内包することも意図されている。プログラム記憶デバイスは、たとえば、デジタル・メモリ、磁気ディスクおよび磁気テープなどの磁気記憶媒体、ハード・ドライブ、または、光学的に可読なデジタル・データ記憶媒体であり得る。実施形態は、上記の方法の前記ステップを実施するようにプログラミングされたコンピュータを内包することも意図されている。

Claims (22)

1. モバイル通信システムにおいて、ポリシーおよび／または課金コントローラに対する、ブロードバンド・アクセス・インターワーキングＢＢＡＩ情報変更の報告に起因する負荷を軽減するための方法であって、コア・ネットワークＣＮが、固定ブロードバンド・アクセス・ネットワークと連係動作して、ユーザ機器ＵＥに対し、前記固定ブロードバンド・アクセス・ネットワークに接続されたホーム基地局を介してＩＰ接続性を提供する、方法において、
   − 前記ポリシーおよび／または課金コントローラが、前記ＵＥに応対してサービング・ノードと称されるＣＮノードに向けて、ＢＢＡＩ情報変更報告の要求を送信するステップと、
   − 前記ポリシーおよび／または課金コントローラと前記サービング・ノードとの間のシグナリング経路内の少なくとも１つのＣＮノードが、前記サービング・ノードに向けて前記要求を中継するステップと、
   − 前記サービング・ノードが、前記要求を受信して、前記要求を格納するステップと、
   − 前記サービング・ノードが、前記ＵＥについてのＢＢＡＩ情報変更を検出し、前記サービング・ノードがＢＢＡＩ情報変更報告の要求を受信した場合にのみ、前記ポリシーおよび／または課金コントローラに前記ＢＢＡＩ情報変更を報告するステップと
   のうちの少なくとも１つを含む、方法。
2. − サービング・ノード間モビリティ中に、以前のサービング・ノードが、新たなサービング・ノードに対し、前記以前のサービング・ノードによって受信されたＢＢＡＩ変更報告要求を提供して、前記新たなサービング・ノードがＢＢＡＩ情報の変更の監視および報告を続行することを可能にするステップ
   を含む、請求項１に記載の方法。
3. ＥＰＣに対応するコア・ネットワークについて、および、サービングＭＭＥまたはＳＧＳＮに対応するサービング・ノードについて、
   − サービングＳＧＷが、現在のＢＢＡＩ情報を格納して、サービング・ノード間のＳＧＷ内モビリティに際し、新たなサービング・ノードによって提供された前記ＢＢＡＩ情報が、ＰＣＲＦに報告された最後のＢＢＡＩ情報に比べて変化したか否かをチェックし、それにより、前記ＰＣＲＦが新たなＢＢＡＩ情報を用いて更新される必要があるか否かを判断するステップと、
   − ＰＣＲＦが、ＢＢＡＩ情報変更報告への申込みの要求を発行するステップと
   を含む、請求項１または２に記載の方法。
4. − 前記ＢＢＡＩ情報が、Ｈ（ｅ）ＮＢのローカルＩＰアドレス、ＵＤＰポート番号を含む、
   請求項１乃至３のいずれか１項に記載の方法。
5. − ＰＣＲＦが、サービングＭＭＥ／ＳＧＳＮに向けて、ＢＢＡＩ情報変更報告の要求を送信するステップ
   を含む、請求項１乃至４のいずれか１項に記載の方法。
6. − ＣＮノードが、ＰＣＲＦによってサービングＭＭＥ／ＳＧＳＮに向けて送信されたＢＢＡＩ情報変更報告の要求を、中継するステップ
   を含む、請求項１乃至５のいずれか１項に記載の方法。
7. − ＣＮノードが、ＰＣＲＦによってサービングＭＭＥ／ＳＧＳＮに向けて送信されたＢＢＡＩ情報変更報告の要求を、Ｇｘ／Ｇｘｘインターフェイスを通じてシグナリングするステップ
   を含む、請求項１乃至６のいずれか１項に記載の方法。
8. − ＣＮノードが、ＰＣＲＦによってサービングＭＭＥ／ＳＧＳＮに向けて送信されたＢＢＡＩ情報変更報告の要求を、Ｓ５／Ｓ８インターフェイスを通じてシグナリングするステップ
   を含む、請求項１乃至７のいずれか１項に記載の方法。
9. − ＣＮノードが、ＰＣＲＦによってサービングＭＭＥ／ＳＧＳＮに向けて送信されたＢＢＡＩ情報変更報告の要求を、Ｓ１１／Ｓ４インターフェイスを通じてシグナリングするステップ
   を含む、請求項１乃至８のいずれか１項に記載の方法。
10. − サービングＭＭＥ／ＳＧＳＮが、Ｓ１／Ｉｕインターフェイスから受信されたＢＢＡＩ情報をチェックし、ＢＢＡＩ情報変更報告通知を、ＢＢＡＩ変更通知がＰＣＲＦによって要求された場合にのみ、ＢＢＡＩパラメータのいずれかの変更を検出したときに発行するステップ
    を含む、請求項１乃至９のいずれか１項に記載の方法。
11. モバイル通信システムの、ポリシーおよび課金規則機能ＰＣＲＦなどのポリシーおよび／または課金コントローラであって、コア・ネットワークＣＮが、固定ブロードバンド・アクセス・ネットワークと連係動作して、ユーザ機器ＵＥに対し、前記固定ブロードバンド・アクセス・ネットワークに接続されたホーム基地局を介してＩＰ接続性を提供する、ポリシーおよび／または課金コントローラにおいて、
    − ＭＭＥ／ＳＧＳＮなどのサービング・ノードに向けて、ブロードバンド・アクセス・インターワーキングＢＢＡＩ情報変更報告の要求を送信する
    ように構成された、ポリシーおよび／または課金コントローラ。
12. − 前記ＢＢＡＩ情報が、Ｈ（ｅ）ＮＢのローカルＩＰアドレス、ＵＤＰポート番号を含む、
    請求項１１に記載のポリシーおよび／または課金コントローラ。
13. モバイル通信システムのコア・ネットワークＣＮノードであって、前記コア・ネットワークが、固定ブロードバンド・アクセス・ネットワークと連係動作して、ユーザ機器ＵＥに対し、前記固定ブロードバンド・アクセス・ネットワークに接続されたホーム基地局を介してＩＰ接続性を提供する、ＰＣＲＦなどのポリシーおよび／または課金コントローラとＭＭＥ／ＳＧＳＮなどのサービング・ノードとの間のシグナリング経路内の前記ＣＮノードにおいて、
    − 前記ポリシーおよび／または課金コントローラによって前記サービング・ノードに向けて送信されたブロードバンド・アクセス・インターワーキングＢＢＡＩ情報変更報告の要求を中継する
    ように構成された、コア・ネットワークＣＮノード。
14. − 前記ＢＢＡＩ情報が、Ｈ（ｅ）ＮＢのローカルＩＰアドレス、ＵＤＰポート番号を含む、
    請求項１３に記載のコア・ネットワークＣＮノード。
15. − ＰＣＲＦによってサービングＭＭＥ／ＳＧＳＮに向けて送信されたＢＢＡＩ情報変更報告の要求を、Ｇｘ／Ｇｘｘインターフェイスを通じてシグナリングする
    ように構成された、請求項１３または１４に記載のコア・ネットワークＣＮノード。
16. − ＰＣＲＦによってサービングＭＭＥ／ＳＧＳＮに向けて送信されたＢＢＡＩ情報変更報告の要求を、Ｓ５／Ｓ８インターフェイスを通じてシグナリングする
    ように構成された、請求項１３乃至１５のいずれか１項に記載のコア・ネットワークＣＮノード。
17. − ＰＣＲＦによってサービングＭＭＥ／ＳＧＳＮに向けて送信されたＢＢＡＩ情報変更報告の要求を、Ｓ１１／Ｓ４インターフェイスを通じてシグナリングする
    ように構成された、請求項１３乃至１６のいずれか１項に記載のコア・ネットワークＣＮノード。
18. モバイル通信システムの、ＭＭＥ／ＳＧＳＮなどのコア・ネットワークＣＮノードであって、前記コア・ネットワークＣＮが、固定ブロードバンド・アクセス・ネットワークと連係動作して、ユーザ機器ＵＥに対し、前記固定ブロードバンド・アクセス・ネットワークに接続されたホーム基地局を介してＩＰ接続性を提供する、サービング・ノードと称される前記コア・ネットワークＣＮノードにおいて、
    − 前記ＵＥについてのブロードバンド・アクセス・インターワーキングＢＢＡＩ情報変更を検出した際に、前記サービング・ノードがＢＢＡＩ情報変更報告の要求を受信した場合にのみ、ＰＣＲＦなどのポリシーおよび／または課金コントローラにＢＢＡＩ情報変更を報告する
    ように構成された、コア・ネットワークＣＮノード。
19. − 前記ＢＢＡＩ情報が、Ｈ（ｅ）ＮＢのローカルＩＰアドレス、ＵＤＰポート番号を含む、
    請求項１８に記載のＣＮノード。
20. − Ｓ１／Ｉｕインターフェイスから受信されたＢＢＡＩ情報をチェックし、ＢＢＡＩ情報変更報告通知を、ＢＢＡＩ変更通知がＰＣＲＦによって要求された場合にのみ、ＢＢＡＩパラメータのいずれかの変更を検出したときに発行する
    ように構成された、請求項１８または１９に記載のＭＭＥ／ＳＧＳＮ。
21. モバイル通信システムの、ＭＭＥ／ＳＧＳＮなどのコア・ネットワークＣＮノードであって、前記コア・ネットワークＣＮが、固定ブロードバンド・アクセス・ネットワークと連係動作して、ユーザ機器ＵＥに対し、前記固定ブロードバンド・アクセス・ネットワークに接続されたホーム基地局を介してＩＰ接続性を提供する、サービング・ノードと称される前記ＣＮノードにおいて、
    − ブロードバンド・アクセス・インターワーキングＢＢＡＩ情報変更報告の要求を受信した際に、前記要求を格納する
    ように構成された、コア・ネットワークＣＮノード。
22. − 前記ＢＢＡＩ情報が、Ｈ（ｅ）ＮＢのローカルＩＰアドレス、ＵＤＰポート番号を含む、
    請求項２１に記載のＣＮノード。