JP2000023234A - 移動体通信システム、移動体通信システムに用いる移動通信端末、移動体通信システムに用いる処理装置及び移動通信端末の位置登録方法 - Google Patents

移動体通信システム、移動体通信システムに用いる移動通信端末、移動体通信システムに用いる処理装置及び移動通信端末の位置登録方法

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JP2000023234A
JP2000023234A JP18852498A JP18852498A JP2000023234A JP 2000023234 A JP2000023234 A JP 2000023234A JP 18852498 A JP18852498 A JP 18852498A JP 18852498 A JP18852498 A JP 18852498A JP 2000023234 A JP2000023234 A JP 2000023234A
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Masaro Suzuki
政朗 鈴木
Kenji Maki
健志 槙
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】移動通信端末毎に最適な位置登録エリアを設定
できる移動体通信システムを提供することを目的とす
る。 【解決手段】移動通信端末が在圏無線ゾーン履歴情報を
蓄積し、一定時間毎にネットワークの処理装置へ送出
し、処理装置がその情報を基に各移動通信端末毎に論理
的位置登録エリアを求め、各移動通信端末個別に該論理
的位置登録エリアを論理的位置登録エリアとして設定す
る。これにより、各移動通信端末における位置登録の発
生頻度が低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の移動通信端
末と複数の無線基地局と交換機とネットワークにより構
築される移動体通信システムに関するものである。特に
詳しくは、移動通信システムに用いる移動通信端末、処
理装置、移動体通信システム、移動通信端末の位置登録
方法である。
【0002】
【従来の技術】移動体通信システムにおいては、サービ
スエリア内に存在する特定の移動通信端末に着信させる
際、無効な呼出し処理を低減する目的から、サービスエ
リア内の全無線基地局から該移動通信端末を呼出すので
はなく、サービスエリア内における該移動通信端末の存
在位置をある程度の範囲で特定した上で、該範囲内の無
線基地局のみから該移動通信端末を呼出している。着信
移動通信端末の存在位置をある程度の範囲で特定する為
には、各移動通信端末がサービスエリア内のどの範囲内
に存在するかについて、予めネットワーク側に登録して
おくことが必要である。移動通信端末が存在範囲を登録
する動作を位置登録と言い、位置登録単位となる範囲を
位置登録エリアと言う。
【0003】位置登録エリアは、無線ゾーン単位に構成
される。1台の無線基地局による無線信号到達範囲を無
線ゾーンという。原理的には、全サービスエリアを1つ
の位置登録エリアとすることも各々の無線ゾーンを1つ1
つの位置登録エリアとすることも可能であるが、複数の
無線ゾーンをまとめた範囲を1つの位置登録エリアとす
るのが普通である。どの程度の規模を1つの位置登録エ
リアとするかについては、呼出処理と位置登録処理の負
荷について勘案検討が必要となる。各無線基地局は、自
基地局がどの位置登録エリア内に属しているかを、無線
ゾーン内に無線信号で通知している。
【0004】各移動通信端末は、移動に伴い、属する位
置登録エリアが変わる度に、ネットワークに対し位置登
録を実施しなければならない。具体的には、移動通信端
末が現地点の位置登録エリア情報を記憶しておき、属す
る無線ゾーンが変わる度に位置登録エリア情報の変化を
監視し、変化を認識したら位置登録信号をネットワーク
へ発信することにより、位置登録が実現する。
【0005】従来、移動体通信システムにおいて位置登
録エリアを設定する際は、地理的特性や通行者の移動特
性等をもとに移動通信端末携行者の移動特性をある程度
予測し、その結果に基づき各移動通信端末からの位置登
録がなるべく生じないようにすることを意識して位置登
録エリアを設定していた。すなわち、各移動通信端末が
位置登録エリアをまたいで移動することがなるべく少な
くなるよう配慮して、全移動通信端末に共通の位置登録
エリアを設定していた。このような位置登録エリアの設
定法は、地理的特性や通行者の移動特性等が明確であ
り、各移動通信端末の移動特性が画一的であると予測さ
れる地域では有効な手段である。
【0006】移動体通信システムにおける位置登録エリ
アの設定に関しては、「ディジタル移動体通信」(桑原
守二著,科学新聞社刊,p186〜p189)に技術的な検討の概
要について記載されている。
【0007】また、位置登録頻度を減少させるため、位
置登録エリアは全移動通信端末に共通に設定され、各移
動通信端末は在圏確率の高い位置登録エリアに進入した
際は位置登録を行わない位置登録方法が特開平3-131131
号公報に開示されている。
【0008】一方、近年移動通信システムの網構成は複
雑化しており、CDMA(Code DivisionMultiple Access)
や、PDC(Personal Digital Cellular)等の携帯電
話、PHS(Personal Handyphone System)等にPC(Per
sonal Computer)等の情報端末を接続させて、インター
ネットに接続し、データ通信を行われている。このデー
タ通信においては、携帯電話等の位置登録エリアと情報
端末の位置管理の単位とは異なるサービス事業者により
行われている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】地理的特性や通行者の
移動特性等が不明確であり、各移動通信端末の移動特性
を画一的に捉えるのが困難である地域においては、前記
従来の方法によって全移動通信端末に共通に位置登録エ
リアを設定した場合、設定された位置登録エリアが個々
の移動通信端末にとっては適切でない為、結果として各
移動通信端末とも位置登録エリアをまたいで移動するこ
とが多くなり、各移動通信端末において位置登録が頻繁
に発生するという問題があった。
【0010】この傾向は無線ゾーン半径が小さくなるほ
ど顕著であり、特にマイクロセル方式であるパーソナル
ハンディホンシステム(PHS)では、位置登録エリア範囲
が半径1〜数km程度である為、位置登録エリアの設定の
しかたにより位置登録発生頻度は大きく変化する可能性
がある。
【0011】この位置登録の頻発に伴い、派生的に次の
問題が発生する。1.ネットワークでの位置登録処理が
増大し、ネットワークリソースを圧迫する。
【0012】2.移動通信端末から無線回線を介して送
出される位置登録信号が増大し、無線リソースを圧迫す
る。3.移動通信端末からの位置登録信号の送出が頻繁
になり、移動通信端末の電池消費量が増大する。上記特
開平3-131131号公報も位置登録回数を減少させることを
目的としているが、全移動通信端末に共通に設定された
位置登録エリアを基本として動作している為、個々の移
動通信端末の高在圏率範囲と高在圏率エリアが一致しな
い可能性がある。この場合、各移動通信端末からの位置
登録頻度はあまり低減せず、大きな効果は期待できな
い。特に、マイクロセル方式等の無線ゾーン半径の小さ
い移動体通信システムでは、その傾向が顕著であると考
えられる。
【0013】また、移動通信端末のインターネット接続
では、移動通信システム系サービス提供者の位置登録エ
リアと、インターネット系サービス事業者の位置管理単
位との相違により、移動通信端末を用いたデータ転送中
における移動通信端末の移動に伴い事業者間で課金情報
や位置管理情報を交換する必要が生じ、その処理は極め
て複雑となっている。
【0014】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、各移動通信端末個別にも位置登録エリアを設
定できる移動体通信システム、移動通通信端末の位置登
録方法通信システムに用いる移動通信端末、移動体通信
システムに用いる処理装置及び移動通通信端末の位置登
録方法を提供することを目的とする。
【0015】また、本発明の他の目的は、在圏率の高い
範囲を論理的位置登録エリアとして設定することによ
り、各移動通信端末における位置登録の発生頻度を低減
することにより、移動体通信システムにかかる位置登録
処理負荷を低減するを提供することにある。
【0016】また、本発明の他の目的は、位置登録トラ
ヒックによる無線回線の圧迫を低減させることを可能と
する移動体通信システム、移動体通信システムに用いる
移動通信端末、移動体通信システムに用いる処理装置及
び移動通通信端末の位置登録方法を提供することにあ
る。
【0017】また、本発明の他の目的は、位置登録信号
の送出頻度の低減により、移動通信端末の電池消費量低
減を可能とする移動体通信システム、移動体通信システ
ムに用いる移動通信端末、移動体通信システムに用いる
処理装置及び移動通通信端末の位置登録方法を提供する
ことある。
【0018】さらに、本発明の他の目的は、移動通信端
末の位置登録エリアを個別に設定することで、移動通信
システム系サービス提供者の位置登録エリアを、インタ
ーネット系サービス事業者の位置登録単位に合致させる
ことができる移動体通信システム、移動体通信システム
に用いる移動通信端末、移動体通信システムに用いる処
理装置及び移動通通信端末の位置登録方法を提供するこ
とにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為
に、本発明の移動通信端末は、無線伝走路を介してネッ
トワークと通信を行う移動通信端末であって、該移動通
信端末個別の論理的位置登録エリアを記憶する高在圏率
エリア記憶部と、他の移動通信端末と共通の一般的位置
登録エリアを記憶する位置登録エリア記憶部と、前記移
動通信端末の移動に伴う位置登録の頻度が所定値を超え
る場合には、前記高在圏率エリア記憶部に記憶された当
該移動通信端末個別の論理的位置登録エリアに基づいて
位置登録処理を行い、前記移動通信端末の移動に伴う位
置登録の頻度が所定値を以下の場合には、前記位置登録
エリア記憶部に記憶された全移動通信端末共通の一般的
位置登録エリアに基づいて位置登録処理を行うよう制御
する制御部とを有する。
【0020】上記課題を解決する為に、本発明の移動履
歴情報処理装置は、複数の移動通信端末と、該複数の移
動端末を無線伝送路を介し収容する複数の無線基地局
と、該複数の無線基地局を伝送路を介し接続されるネッ
トワークとを有する移動体通信システムに用いる処理装
置であって、前記各移動通信端末からの、該移動通信端
末が在圏していた無線ゾーンを構成する無線基地局に関
する在圏無線ゾーン履歴情報を記憶する在圏無線ゾーン
履歴情報保持部と、前記在圏無線ゾーン履歴情報保持部
により記憶された在圏無線ゾーン履歴情報を基に各移動
通信端末毎に論理的位置登録エリアを求める処理部と、
前記処理部により求められた前記移動通信端末毎の論理
的位置登録エリアを記憶する論理的位置登録エリア記憶
部とを有する。
【0021】上記課題を解決する為に、本発明の移動体
通信システムは、複数の移動通信端末と、該複数の移動
端末を無線伝送路を介し収容する複数の無線基地局と、
該複数の無線基地局を伝送路を介し接続されるネットワ
ークとを有する移動体通信システムであって、前記移動
通信端末は、該移動通信端末が在圏していた無線ゾーン
を構成する無線基地局名と該移動通信端末が該無線ゾー
ンに在圏していた日付時刻とに関する在圏無線ゾーン履
歴情報を蓄積する在圏無線ゾーン履歴情報保持部と、蓄
積した前記在圏無線ゾーン履歴情報を所定タイミングに
前記無線伝走路へ送出する手段と、前記無線伝送路を介
して受信する論理的位置登録エリアに関する情報を蓄積
する論理的位置登録エリア記憶部とを有し、前記ネット
ワークを介し前記交換機と接続された処理装置は、各移
動通信端末から送出される、該移動通信端末が在圏して
いた無線ゾーンを構成する無線基地局に関する在圏無線
ゾーン履歴情報を処理する処理部を有する。
【0022】上記課題を解決する為に、本発明の移動通
通信端末の位置登録方法は、複数の移動通信端末と、該
複数の移動端末を無線伝送路を介し収容する複数の無線
基地局と、該複数の無線基地局を伝送路を介し収容する
交換機と、該交換機が接続されるネットワークとを有す
る移動体通信システムにおける移動通通信端末の位置登
録方法であって、前記移動通信端末は、該移動通信端末
が在圏していた無線ゾーンを構成する無線基地局名と該
移動通信端末が該無線ゾーンに在圏していた日付時刻と
に関する在圏無線ゾーン履歴情報を蓄積し、蓄積した前
記在圏無線ゾーン履歴情報を一定時間毎に前記無線伝送
路及び前記無線基地局を介して前記交換機へ送出し、前
記交換機より前記無線基地局及び前記無線伝送路を介し
て論理的位置登録エリアに関する情報を受信し蓄積し、
前記ネットワークを介し前記交換機と接続された処理装
置は、各移動通信端末から送出される、該移動通信端末
が在圏していた無線ゾーンを構成する無線基地局名と該
移動通信端末が該無線ゾーンに在圏していた日付時刻と
に関する在圏無線ゾーン履歴情報を蓄積し、該在圏無線
ゾーン履歴情報を基に各移動通信端末毎に論理的位置登
録エリアを求め、該在圏無線ゾーン履歴情報を基に各移
動通信端末毎に最適な論理的位置登録エリア種別を求
め、各移動通信端末個別に該位置登録エリア種別を論理
的位置登録エリアとして設定するよう制御する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を実施の形態の一
例を挙げて説明する。
【0024】図1は、本発明を適用した移動体通信シス
テムの構成の一例を示している。本移動体通信システム
は、複数の移動通信端末(100a〜100c)と、複数の無線基
地局(400a〜400c)と、交換機(600)と、処理装置(800)
と、交換機(600)と、処理装置(800)とが接続されたネッ
トワーク(700)とを基本構成とする。無線基地局(400)
は、無線伝送路(300a〜300c)を介して無線ゾーン(200a
〜200c)内に在圏する複数の移動通信端末(100)を収容
し、各無線基地局(400)は伝送路(500a〜500c)を介して
交換機(600)に接続され、交換機(600)は処理装置(800)
が接続されたネットワーク(700)に接続される。処理装
置(800)は、各移動通信端末(100)の在圏無線ゾーン履歴
情報を収集し、各移動通信端末(100)について論理的位
置登録エリア(ここで、論理的位置登録エリアとは、本
発明の主たる目的である移動通信端末の位置登録回数及
びこれによる処理負荷を低減し、位置登録トラフィック
による無線回線の圧迫を低減させることを目的に、移動
通信端末別に設定される位置登録エリアのことである)
を導出し、各移動通信端末(100)について最適な論理的
位置登録エリア種別を導出する処理を行う。図1には、
論理的位置登録エリアを図示していないが、各無線ゾー
ン200を一つの論理的位置登録エリアとするか、複数の
無線ゾーン200を一つの論理的位置登録エリアとするか
は、呼出処理と位置登録処理の負荷について勘案検討が
必要となる。
【0025】図2は、本発明を適用した移動体通信シス
テムにおける、移動通信端末(100)の構成の一例を示し
ている。実施の形態の一例の移動通信端末(100)は、ア
ンテナ(101)と、無線信号送受信部(102)と、制御部(10
3)と、音声処理部(104)と、マイク(105),スピーカ(106)
と、電波品質監視部(107)と、処理部(108)と、データ記
憶部(109)と、キーボード(110),ディスプレイ(111)と、
在圏ゾーン履歴記憶部(112)と、本発明による論理的位
置登録エリアを記憶する高在圏率エリア記憶部(113)
と、全端末共通の位置登録エリアを記憶する位置登録エ
リア記憶部(114)と、本発明による移動端末別の位置登
録エリアである論理的位置登録を行うか、全端末共通の
位置登録エリアである一般的位置登録エリアで位置登録
を行うかの種別を記憶する論理的位置登録エリア種別記
憶部(115)とを有する。電波品質管理部(107)は、受信中
の無線基地局(400)からの電波品質を監視し、監視結果
は在圏する無線ゾーン(200)を切替える際の判断材料等
に利用される。在圏ゾーン履歴記憶部(112)は、自分が
どの無線基地局(400)による無線ゾーン(200)に在圏して
きたかを示す在圏無線ゾーン履歴情報を、無線基地局ID
番号リストの形で記憶する。
【0026】図3は、本発明を適用した移動体通信シス
テムにおける、ネットワーク(700)に接続された処理装
置(800)の構成の一例を示している。実施の形態の一例
の処理装置(800)は、ネットワークインタフェース部(80
1)と、制御部(802)と、処理部(803)と、在圏無線ゾーン
履歴情報保持部(804)とを有する。処理部は、各移動通
信端末(100)から収集した在圏無線ゾーン履歴情報をも
とに、各移動通信端末(100)について論理的位置登録エ
リアを導出し、各移動通信端末(100)について最適な論
理的位置登録エリア種別を導出する。この導出について
は後述する。在圏無線ゾーン履歴情報保持部(804)は、
各移動通信端末(100)から収集した在圏無線ゾーン履歴
情報を、無線基地局ID番号リストの形で保持する。論理
的位置登録エリア記憶部(805)は、移動通信端末別に導
出した論理的位置登録エリアを移動通信端末と対応付け
て記憶する。
【0027】本発明を適用した移動体通信システムの一
例における、処理動作の概要について、以下に示す。
【0028】各移動通信端末(100)は、自分がどの基地
局による無線ゾーン(200)に在圏してきたかを示す在圏
無線ゾーン履歴情報を、内部の在圏ゾーン履歴記憶部(1
12)に蓄積記憶する。各無線ゾーン(200)内では、該無線
ゾーン(200)を形成する無線基地局(400)から無線基地局
ID番号が定期的に通知されており、移動通信端末(100)
は、それを受信することにより、自分が現在どの無線基
地局(400)の無線ゾーン(200)内に在圏しているかを認識
する。移動通信端末(100)は、定期的に無線基地局ID番
号を受信しており、受信できる無線基地局ID番号の変化
を検知することにより、新たに別の無線ゾーン(200)に
進入したことを認識し、新たな無線ゾーン(200)の無線
基地局ID番号を、内部の在圏ゾーン履歴記憶部(112)に
蓄積記憶する。移動通信端末(100)は、新たな無線ゾー
ン(200)に進入する度にこの動作を実行することによ
り、移動通信端末(100)内の在圏ゾーン履歴記憶部(112)
には、在圏無線ゾーン履歴情報が無線基地局ID番号リス
トの形で蓄積記憶される。在圏ゾーン履歴記憶部の内容
は、所定のタイミングで処理装置に送信されクリアされ
るが、これについては、後述する。
【0029】図4に、本発明を適用した移動体通信シス
テムの一例における移動通信端末(100)の論理的位置登
録の処理動作について示している。移動通信端末(100)
の制御部(103)は、新たな無線ゾーン(200)に進入する度
に、新たな無線ゾーン(200)が高在圏率エリア記憶部(11
3)に保持されている論理的位置登録エリアに属するかど
うかを監視し、属していれば論理的位置登録エリア内の
無線ゾーン(200)に進入したことを認識し、論理的位置
登録エリアに属する無線ゾーン(200)以外から進入した
のであれば、論理的位置登録エリアに入圏したとして位
置登録信号をネットワーク(700)へ発信する。この処理
が論理的位置登録である。尚、移動前の無線ゾーンが論
理的位置登録エリアであって、移動後の無線ゾーンも位
置登録エリアである場合には、制御部(103)は位置登録
処理を行わないように制御する。換言すると、この場合
には、位置登録要求の送出が禁止される。一方、新たな
無線ゾーン(200)に進入した際、新ゾーンが論理的位置
登録エリアに属さないならば、従来手順通り各無線ゾー
ン(200)内で通知されている全移動通信端末(100)に共通
に設定された位置登録エリア(これを一般位置登録エリ
アと呼ぶ)の情報の変化を監視し、変化を認識したら位
置登録信号をネットワーク(700)へ発信する。この処理
が一般位置登録である。論理的位置登録エリア外では、
従来のように全移動通信端末(100)に共通に位置登録エ
リアを設定し、それに従い一般位置登録処理がなされ
る。図4の下表に、PS a〜PS eに一般位置登録エリアを
設定した場合の位置登録処理の回数と、PS a〜PS eに論
理的位置登録エリアを設定した場合の位置登録処理の回
数を示す。いずれの移動通信端末PS a〜PS eにおいて
も、論理的位置登録エリア適応時の方が一般位置登録エ
リア適応時よりも位置登録回数が少ない。つまり、各移
動通信端末別に最適化された位置登録エリアを適応した
方が、全端末に共通の位置登録エリアを適応した場合よ
り位置登録回数を低減でき、位置登録による処理負荷の
低減、無線回線の効率的使用、移動通信端末の電源の節
約に供することができる。
【0030】図5に、本発明を適用した移動体通信シス
テムの一例における処理装置(800)内の処理部が、各移
動通信端末(100)毎に一般位置登録エリアを適用する
か、論理的位置登録エリアを適用するかを導出する手順
例について示す。図5では、手順を簡略に例示する為
に、移動通信端末(100)は小規模な範囲内のみを移動す
るものとし、移動通信端末(100)は5台とし、例示を簡
略化する便宜上、一般位置登録エリアを2つ、論理的位
置登録エリアを1つとしている。
【0031】手順を順に追うと、まず処理装置(800)内
の処理部が各移動通信端末(100)毎の一般位置登録回数
を導出し、一般位置登録エリアが最適か否か判定する。
前記判定方法の一例としては、ある網内の全移動通信端
末(100)の集合をEとし、前記集合Eのうち、平日/休日
で活動範囲が極端に変化するという特徴の移動通信端末
の集合をA、時間帯(昼間/夜間等)で活動範囲が極端
に変化するという特徴の移動通信端末の集合をB、地下
鉄等、電波の届かない地域を頻繁に移動するという特徴
の移動通信端末の集合をC、移動中は端末の電源がOFF
で、自宅,オフィス等に居るときだけ端末の電源がONさ
れるという特徴の移動通信端末の集合をD、広範囲を頻
繁に移動するという特徴の移動通信端末の集合をE、一
般位置登録エリアの境界付近にある端末で、境界を頻繁
にまたがって移動するという特徴の移動通信端末の集合
をFとし、前記集合AからFの内、少なくとも1つの特
徴を有する度合いを示すメンバーシップ関数を求め、前
記メンバーシップ関数をファジー論理計算することで判
定値Xを求め、前記判定値Xが予め網側で設定してある
しきい値を越える移動通信端末(100)については論理的
位置登録エリアを適応し、それ以外の移動通信端末(10
0)には一般位置登録エリアを適応する、といった方法が
考えられ得る。
【0032】図6に、本発明を適用した移動体通信シス
テムの一例における移動通信端末(100)が、移動に伴い
在圏無線ゾーン履歴情報を蓄積記憶する動作について示
す。図6の矢印のようにPS(移動通信端末) a (100)が移
動した場合、 PS(移動通信端末) a (100)内の在圏ゾー
ン履歴記憶部(112)には、〜の各地点において図6
の下表に示すように無線基地局ID番号が蓄積記憶され
る。
【0033】各移動通信端末(100)は、内部の在圏ゾー
ン履歴記憶部(112)に蓄積記憶した在圏無線ゾーン履歴
情報を、予め設定された送出タイミングで移動体通信シ
ステムのネットワーク(700)へ向けて送出する。前記送
出タイミングとしては、一定時間毎の定期的な送出や、
発/着信時、在圏ゾーン履歴記憶部の容量が一定値以下
となった場合等のイベントトリガ的な送出等、様々なタ
イミングが考えられ得る。
【0034】各移動通信端末(100)からネットワーク(70
0)へ送出された在圏無線ゾーン履歴情報は、無線基地局
ID番号リストの形で、ネットワーク(700)に接続された
処理装置(800)内の在圏無線ゾーン履歴情報保持部(804)
に蓄積され、処理装置(800)内の処理部(803)は、処理装
置(800)内の在圏無線ゾーン履歴情報保持部(804)に蓄積
された各移動通信端末(100)の在圏無線ゾーン履歴情報
に関し統計処理を施し、各移動通信端末(100)について
論理的位置登録エリアを導出する。論理的位置登録エリ
アを導出する方法としては、例えば、在圏無線ゾーン履
歴情報の収集時間を分母とし、リストに現れる各無線ゾ
ーンについての在圏時間を分子とすることにより在圏率
を求め、上位30位までを論理的位置登録エリアとする、
等が考えられる。また、処理装置(800)内の処理部(803)
は、処理装置(800)内の在圏無線ゾーン履歴情報保持部
(804)に蓄積された各移動通信端末(100)の在圏無線ゾー
ン履歴情報を基に、各移動通信端末(100)について最適
な論理的位置登録エリア種別を導出する。
【0035】図7に、本発明を適用した移動体通信シス
テムの一例における処理装置(800)内の処理部が、各移
動通信端末(100)毎の論理的位置登録エリアを導出する
手順例について示す。図7では、手順を簡略に例示する
為に、移動通信端末(100)Aは小規模な範囲内のみを移
動するものとしている。手順を順に追うと、まず処理装
置(800)内の在圏無線ゾーン履歴情報保持部(804)内に蓄
積された各移動通信端末(100)の在圏無線ゾーン履歴情
報より、各移動通信端末(100)毎に在圏した各無線ゾー
ンについて在圏率を求め、在圏率の高い順に並べ替え
る。ここで、在圏率の高い基地局のグループの特徴を表
すメンバーシップ関数はA=μ(χ)と求まる。次に、各
基地局における位置登録情報を網側に送信する回数を測
定する。ここで、位置登録回数が多い基地局のグループ
の特徴を表すメンバーシップ関数はB=μ(χ)と求ま
る。特徴A,Bの両方の特徴を有する基地局を表すメン
バーシップ関数はX=μ(χ|A∩B)とも求まり、この
関数をファジー論理計算することでPSAについての論理
的位置登録エリアを求めることができる。こうして導出
された各移動通信端末(100)毎の論理的位置登録エリア
を、各移動通信端末(100)別に論理的位置登録エリアの
一つとして設定する。
【0036】図8に、本発明を適用した移動体通信シス
テムの一例において設定される論理的位置登録エリア例
について示す。これは、図7にて導出された論理的位置
登録エリアに従い、論理的位置登録エリアを設定した場
合の例である。図8では、移動通信端末Psa,Psb,Pscの各
々の論理的位置登録エリアを表している。
【0037】これまでの説明で明らかなように、論理的
位置登録エリアは、各移動通信端末(100)毎に異なった
ものとなる。尚、各移動通信端末(100)とも、論理的位
置登録エリア外では、従来通りの一般位置登録エリアに
従い位置登録処理を行う。これにより、論理的位置登録
エリア外でも、従来の方法による位置登録処理が実行さ
れる。各移動通信端末(100)毎の論理的位置登録エリア
の情報は、該移動通信端末(100)へも送信され高在圏率
エリア記憶部(113)に格納され保持される。
【0038】図9は、移動通信端末Psaについて導出さ
れた論理的位置登録エリアと、全移動通信端末に共通の
一般位置登録エリアa,bを表しており、移動通信端末Psa
100が矢印に示したような経路で移動した時に処理動
作を示している。移動通信端末(100)は、新たな無線ゾ
ーン(200)に進入する度に、新たな無線ゾーン(200)が高
在圏率エリア記憶部(113)に保持されている論理的位置
登録エリアに属するかどうかを監視し、属していれば論
理的位置登録エリア内の無線ゾーン(200)に進入したこ
とを認識し、論理的位置登録エリアに属する無線ゾーン
(200)以外から進入したのであれば、論理的位置登録エ
リアに入圏したとして位置登録信号をネットワーク(70
0)へ発信する。この処理を論理的位置登録と呼ぶことに
する。一方、新たな無線ゾーン(200)に進入した際、新
ゾーンが論理的位置登録エリアに属さないならば、従来
手順通り各無線ゾーン(200)内で通知されている位置登
録エリア情報の変化を監視し、変化を認識したら位置登
録信号をネットワーク(700)へ発信する。この処理を一
般位置登録と呼ぶことにする。論理的位置登録エリア外
では、従来のように全移動通信端末(100)に共通に位置
登録エリアを設定し、それに従い一般位置登録処理がな
される。図9の〜の地点では、PS a はそれぞれ図
9の下表に示す位置登録処理を行う。
【0039】このようにして、各移動通信端末(100)別
に論理的位置登録エリアを一つの論理的位置登録エリア
とすることにより、各移動通信端末(100)毎に在圏率の
高いエリアが一つの論理的位置登録エリアとして設定さ
れる為、各移動通信端末(100)とも位置登録エリアをま
たがる移動が減少するため位置登録頻度が減少する。
【0040】また、一般的に通行者の行動パターンは曜
日(平日と休日),時間帯(昼間と夜間)等により変化する
為、その変化に合わせ、曜日別,時間帯別に論理的位置
登録エリアを導出し、曜日別,時間帯別に前記論理的位
置登録エリアを論理的位置登録エリアとして設定する等
により、さらに各移動通信端末(100)が位置登録エリア
をまたがる頻度を減少させることができ、位置登録頻度
を減少させることが可能である。具体的には、移動通信
端末(100)が、在圏無線ゾーン履歴情報を無線基地局ID
番号リストの形で内部の在圏ゾーン履歴記憶部(112)に
蓄積記憶する際、該無線ゾーン(200)に在圏していた日
付時刻に関する情報も併せて収集することにより、ネッ
トワーク(700)に接続された処理装置(800)において、曜
日別,時間帯別等に論理的位置登録エリアを導出でき
る。これにより、曜日別,時間帯別等の論理的位置登録
エリアを、論理的位置登録エリアとして設定することが
可能であり、さらに位置登録頻度を減少させることがで
きる。
【0041】以上の説明は、論理的位置登録エリアは移
動通信端末別で論理的位置登録エリアが設定できる移動
通信端末の数と論理的位置登録エリアの数とが対応して
いる場合について展開した。しかし、移動通信端末の数
が増加するに従い、論理的位置登録エリアの数が増加
し、論理的位置登録エリア導出の処理負荷や管理の処理
負荷のある程度抑えるためには、以下の方法が有効とな
ろう。
【0042】つまり、図7にて導出された各移動通信端
末(100)毎の論理的位置登録エリアと、予め網側で保持
している複数の論理的位置登録エリアパターンとを比較
し、最も類似したゾーン群構成をしている前記論理的位
置登録エリアパターンを、各移動通信端末(100)個別の
論理的位置登録エリアとして割り当て設定する。この方
法であれば、論理的位置登録エリアパターンを一定値以
下に抑えることができ、移動通信端末毎に論理的位置登
録エリアを導出する場合に比べて処理負荷を低減するこ
とができる。しかしながら、位置登録回数の低減の観点
からすると、移動通信端末毎に論理的位置登録エリアを
設定する場合と比べ、効果が低減する。実際のシステム
運用時に論理的位置登録パターンの数や形態を検討する
ことで、より効果的に位置登録回数と処理負荷の双方を
低減することができる。
【0043】以下、論理的位置登録パターンを採用した
場合の移動体通信システムの処理動作について簡単に説
明する。図10に、本発明を適用した移動体通信システ
ムの一例における処理装置(800)内の処理部が、予め網
側で保持している複数の論理的位置登録エリアパターン
を、各移動通信端末(100)個別の論理的位置登録エリア
として割り当てる手順例について示す。図10では、手
順を簡略に例示するために、移動通信端末(100)は小規
模な範囲内のみを移動するものとし、例示を簡略化する
便宜上、予め網側で保持している論理的位置登録エリア
パターンは2つとしている。
【0044】手順を順に追うと、まず処理装置(800)内
で求められた論理的位置登録エリアと、予め網側で保持
している複数の論理的位置登録エリアパターンとの無線
ゾーン構成を比較する。処理装置(800)は予め設定され
た類似パターン判定基準を基に、各移動通信端末(100)
個別に網側で保持している複数の論理的位置登録エリア
パターンを、論理的位置登録エリアとして設定する。
【0045】前記類似パターン判定基準としては、 (1)各移動通信端末(100)毎に各無線ゾーンの在圏回
数を求め、在圏回数上位10位までの無線基地局と、予
め設定されている論理的位置登録エリアを構成する無線
基地局との一致率が高いものを、当該移動通信端末の論
理的位置登録エリアとして選択する方法。 (2)各移動通信端末(100)毎に各無線ゾーンの在圏時
間を求め、在圏時間上位10位までの無線基地局と、予
め設定されている論理的位置登録エリアを構成する無線
基地局との一致率が高いものを、当該移動通信端末の論
理的位置登録エリアとして選択する方法。但し、この方
法は、頻繁に無線ゾーンを跨る移動を行う移動通信端末
については、位置登録処理の回数と在圏時間との間の関
係が希薄となることが予想され、位置登録処理を低減す
る効果が上記(1)よりも期待できない。 (3)回数の論理的位置登録エリアを構成する前記無線
基地局群のうち、網側で保持している論理的位置登録エ
リアパターンを構成する前記無線基地局群に含まれる無
線基地局の数を分子とし、 網側で保持している論理的
位置登録エリアパターンを構成する前記無線基地局の数
を分母としパターン合致率を求め、予め設定した、しき
い値以上の合致率となった論理的位置登録エリアパター
ンを、論理的位置登録エリアとして設定する方法。この
方法では、移動通信端末において論理的位置登録エリア
を求める処理を行うため、処理装置側の負荷低減され、
選択されたパターンの信頼性も高い。
【0046】以上のように様々な判定基準が考えられ
る。
【0047】上記(3)において、たとえば、図10で
のPS a(PS:移動通信端末)の論理的位置登録エリアを構
成する前記無線基地局のうち、網側で保持しているtype
1の論理的位置登録エリアを構成する前記無線基地局の
数は5つであるので5/7(=71.4%)と求まり、網側で保持
しているtype2の論理的無線ゾーン群を構成する前記無
線基地局の数は2つであるので2/7(=28.6%)と求まる。
判定基準を70%以上とした場合に、PS aにはtype1の
論理的位置登録エリアを論理的位置登録エリアとして設
定する。
【0048】前記類似パターン判定の結果、各移動通信
端末(100)毎の論理的位置登録エリアが、網側で保持し
ている複数の論理的位置登録エリアのどのパターンにも
割り当てられない場合には、該移動通信端末の移動特性
に規則性がなく、論理的位置登録エリアの導出は困難で
あると判断し、本特許による処理手順に沿わず、従来通
りの全各移動通信端末(100)に共通に設定された位置登
録エリアに従い位置登録処理を行うこととする。
【0049】こうして各移動通信端末(100)毎に割り当
てられた論理的位置登録エリアを、各移動通信端末(10
0)別に論理的位置登録エリアとして設定する。
【0050】図11に、本発明を適用した移動体通信シ
ステムの一例において設定される論理的位置登録エリア
例について示す。これは、図10にて導出された論理的
位置登録エリアに従い、論理的位置登録エリアを設定し
た場合の例である。このようにして、各移動通信端末(1
00)別に予め網側で保持している複数の論理的位置登録
エリアパターンを、論理的位置登録エリアとして割り当
てることにより、各移動通信端末(100)毎に在圏率の高
いエリアが一つの論理的位置登録エリアとして設定され
る為、各移動通信端末(100)とも位置登録エリアをまた
がる移動が減少するため位置登録頻度が減少すると共
に、各移動通信端末(100)毎の高在圏率エリアが、ある
程度のパターン数内に収まるため、論理的位置登録エリ
ア設定処理が簡略化でき、処理負荷を低減できる。
【0051】図12は、本発明を適用した移動体通信シ
ステムの一例における移動通信端末(100)の位置登録の
処理動作について示している。移動通信端末(100)は上
記の説明と同様論理的位置登録及び一般位置登録を行
う。論理的位置登録エリア外では、従来のように全移動
通信端末(100)に共通に位置登録エリアを設定し、それ
に従い一般位置登録処理がなされる。図12の〜の
地点では、PS a はそれぞれ図12の下表に示す位置登
録処理を行う。このようにして、従来の移動体通信シス
テムにおける位置登録では、図12の、、、の
4地点で位置登録が実行されていたのに対し、本発明を
適用した移動体通信システムにおける論理的位置登録で
は、図12の、、の3地点で位置登録が実行され
ており、位置登録頻度が減少する。
【0052】また、一般的に通行者の行動パターンは曜
日(平日と休日),時間帯(昼間と夜間)等により変化する
為、その変化に合わせ、曜日別,時間帯別に論理的位置
登録エリアを導出し、予め網側で保持している複数の論
理的位置登録エリアパターンを論理的位置登録エリアと
して割り当てる等により、さらに各移動通信端末(100)
が位置登録エリアをまたがる頻度を減少させることがで
き、位置登録頻度を減少させることが可能である。具体
的には、移動通信端末(100)が、在圏無線ゾーン履歴情
報を無線基地局ID番号リストの形で内部の在圏ゾーン履
歴記憶部(112)に蓄積記憶する際、該無線ゾーン(200)に
在圏していた日付時刻に関する情報も併せて収集するこ
とにより、ネットワーク(700)に接続された処理装置(80
0)において、曜日別,時間帯別等に論理的位置登録エリ
アを導出し、予め網側で保持している複数の論理的位置
登録エリアパターンの中から最も類似したゾーン構成を
有している前記論理的位置登録エリアパターンを、各移
動通信端末個別に論理的位置登録エリアとして割り当て
ることが出来る。これにより、曜日別,時間帯別等の論
理的位置登録エリアに、予め網側で保持している複数の
論理的位置登録エリアパターンを論理的位置登録エリア
として割り当てることが可能であり、さらに位置登録頻
度を減少させることができる。
【0053】図13,14,15は、本発明を適用した
移動体通信システムの一例における、移動通信端末の処
理動作フローを示している。
【0054】図13は、本発明を適用した移動体通信シ
ステムの一例における移動通信端末が、在圏無線ゾーン
履歴情報を蓄積記憶する動作フロー例を示している。初
めに在圏ゾーン履歴記憶部の内容をクリアし(F101)、新
たな無線ゾーンに進入したら(F102)、新たな無線ゾーン
のCS IDを在圏ゾーン履歴記憶部の最後尾レコードに追
加する。予め設定された在圏無線ゾーン履歴情報送信タ
イミングになったら(F104)、蓄積記憶していた在圏無線
ゾーン履歴情報をネットワークに接続された処理装置に
対し送出する(F105)。送出したら、在圏ゾーン履歴記憶
部の内容をクリアしフローの最初に戻る(F101)。
【0055】図14は、本発明を適用した移動体通信シ
ステムの一例における移動通信端末が、論理的位置登録
エリア情報を蓄積記憶する動作フロー例を示している。
新たな論理的位置登録エリアに関する情報を受信したら
(F201)、論理的位置登録エリア記憶部に蓄積されている
内容と比較し(F202)、蓄積されている内容と、新たな論
理的位置登録エリアに関する情報が一致するか比較し(F
203)、一致しない場合は、論理的位置登録エリア記憶部
の全レコードをクリアし(F204)、新たな論理的位置登録
エリアに関する情報を、高在圏率エリア記憶部に蓄積記
憶し(F205)、最初のフローに戻る。
【0056】図15は、本発明を適用した移動体通信シ
ステムの一例における移動通信端末の、論理的位置登録
処理の動作フロー例を示している。新たな無線ゾーンへ
進入したことを検知したら(F301)、進入した新たな無線
ゾーンのCS IDが、高在圏率エリア記憶部に保持してい
る論理的位置登録エリアに含まれているものかどうかを
検索する(F302)。検索の結果見つかった場合(F303)、こ
れまで在圏していた無線ゾーンも論理的位置登録エリア
に含まれるものだったならば(F305)、何も位置登録処理
は行わずフローの最初に戻り、これまで在圏していた無
線ゾーンは論理的位置登録エリアに含まれないものだっ
たならば(F305)、論理的位置登録を行い(F307)、フロー
の最初に戻る。検索(F302)の結果、見つからなかった場
合は、これまで在圏していた無線ゾーンと新たに進入し
た無線ゾーンとで、一般位置登録エリアが変化するなら
ば(F304)、一般位置登録を行い(F306)、変化しないなら
ば(F304)、何も位置登録処理は行わず、フローの最初に
戻る。
【0057】図16は、本発明を適用した一例の移動通
信システムにおいて、ネットワークに接続された処理装
置が、各移動通信端末毎の最適な論理的位置登録エリア
種別を導出する際の動作フロー例を示している。各PSか
ら在圏無線ゾーン履歴情報が送られてきたら(F401)、各
PSからの在圏無線ゾーン履歴情報を在圏無線ゾーン履歴
情報保持部に蓄積記憶し(F402)、在圏無線ゾーン履歴情
報を基に各移動通信端末毎に一般位置登録エリアが最適
か判定し(F403)、一般位置登録エリアが最適であれば位
置登録エリア種別を一般位置登録エリアとすることを各
PSに送信し(F404)、フローの最初に戻る。一般位置登録
エリアが最適でなければ論理的位置登録エリア種別を論
理的位置登録エリアとし(F405)、各PS毎に論理的位置登
録エリアを抽出し、抽出結果を予め網側で保持している
論理的位置登録エリアパターンと比較し(F406)、論理的
位置登録アリアパターンを割り当てられるか判定し(F40
7)、割り当てが可能であれば、最も類似した論理的位置
登録エリアパターンを論理的位置登録エリアとすること
を該当PSに送信し(F409)、フローの最初に戻る。割り当
てが不可能であれば、位置登録エリア種別を一般位置登
録エリアとすることを該当PSに送信し(F408)、フローの
最初に戻る。
【0058】図17は、本発明を適用した一例の移動通
信システムにおいて、ネットワークに接続された処理装
置が、各移動通信端末毎の論理的位置登録エリアを導出
する際の動作フロー例を示している。各PSから在圏無線
ゾーン履歴情報が送られてきたら(F501)、各PSからの在
圏無線ゾーン履歴情報を在圏無線ゾーン履歴情報保持部
に蓄積記憶し(F502)、予め設定された論理的位置登録エ
リア導出タイミングになったら(F503)、各PS毎に各無線
ゾーンについての在圏率を算出し(F504)、各PS毎に在圏
率上位の論理的位置登録エリアを抽出する(F505)。この
とき、上位何位までを抽出するかについては予め定めて
おく。抽出したら、結果を論理的位置登録エリア記憶部
に格納し(F506)、各PS毎の抽出結果を該当する各PSに対
して論理的位置登録エリア情報として処理装置が送出し
(F507)、フローの最初に戻る。各PSでは、この論理的位
置登録エリア情報を受信したら、各PS内の高在圏率エリ
ア記憶部に保持する。
【0059】図18は、本発明を適用した一例の移動通
信システムにおいて、ネットワークに接続された処理装
置が、予め網側で保持している複数の論理的位置登録エ
リアパターンを、各移動通信端末毎の論理的位置登録エ
リアに割り当てる際の動作フロー例を示している。各PS
から在圏無線ゾーン履歴情報が送られてきたら(F601)、
各PSからの在圏無線ゾーン履歴情報を在圏無線ゾーン履
歴情報保持部に蓄積記憶し(F602)、予め設定された論理
的位置登録エリア導出タイミングになったら(F603)、各
PS毎に各無線ゾーンについての在圏率を算出し(F604)、
各PS毎に論理的位置登録エリアを抽出する(F605)。この
とき、上位何位までを抽出するかについては予め定めて
おく。抽出したら、結果を論理的位置登録エリア記憶部
に格納し(F606)、予め網側で保持している論理的位置登
録エリアパターンと比較し、最も類似したパターン群構
成を有しているものがあるか判定し(F607)、各PS毎の抽
出結果を該当する各PSに対して論理的位置登録エリア情
報として送出し(F608)、フローの最初に戻る。各PSで
は、この論理的位置登録エリア情報を受信したら、各PS
内の高在圏率エリア記憶部に保持する。
【0060】図19は、本発明を適用した一例の移動通
信システムにおいて、交換機がPS aを呼出す際の動作フ
ロー例を示している。PS aへの着信要求を受信したら、
位置登録データベースへアクセスし、PS aの位置登録情
報を検索し(F701)、その結果論理的位置登録がされてい
たならば(F702)、ネットワークに接続された処理装置に
アクセスして処理装置内の論理的位置登録エリア記憶部
に格納されているPS aの論理的位置登録エリア情報を取
得し(F703)、PS aの論理的位置登録エリアに属するCSに
対してPS aの呼出信号を送出する(F705)。PS aの位置登
録情報を検索した結果(F701)、論理的位置登録がされて
いないならば(F702)、PS aが位置登録している一般位置
登録エリアに属するCSに対してPS aの呼出信号を送出す
る(F704)。
【0061】以上の実施の形態によれば、各移動通信端
末における位置登録の発生頻度を低減し、それにより移
動体通信システムにかかる位置登録処理負荷を低減し、
また同時に位置登録トラヒックによる無線回線の圧迫を
低減させることが可能であり、さらに、位置登録信号の
送出頻度の低減により、移動通信端末の電池消費量の低
減が可能である。
【0062】以上の実施の形態は、位置登録回数の低減
を主題として説明したが、網側で管理する論理的位置登
録パターンをインターネット系サービス事業者の位置管
理単位に対応させておけば、容易に移動通信システム系
サービス提供者の位置登録エリアをインターネット系サ
ービス事業者の位置登録単位に対応させることができ、
両事業者間の位置登録を一元管理することができる。こ
れにより、課金処理情報、呼び出しのための位置管理情
報及びデータ通信中における無線ゾーン間の移動が発生
した場合のデータ等の受け渡し処理(ハンドオーバーの
ためのもの)を、従来に比べて圧倒的に簡素化できる。
【0063】本発明の論理的位置登録エリアのパターン
を応用すれば、移動通信システム系サービス事業者がイ
ンターネット系サービス事業者の位置管理単位を把握し
ていることを前提に、移動通信端末を用いてインターネ
ット接続を行う場合に、移動通信端末側から処理装置に
どのインターネット系サービス事業者に通知すれば、移
動通信システム系サービス提供者の位置登録エリアをイ
ンターネット系サービス事業者の位置登録単位に対応さ
せることを達成しうることは当業者であれば容易に理解
されるところである。
【0064】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の一実施の形
態によれば、各移動通信端末個別にも位置登録エリアを
設定できる。
【0065】また、本発明の一実施の形態によれば、在
圏率の高い範囲を論理的位置登録エリアとして設定する
ことにより、各移動通信端末における位置登録の発生頻
度を低減し、移動体通信システムにかかる位置登録処理
負荷を低減することができる。
【0066】また、本発明の一実施の形態によれば、位
置登録トラヒックによる無線回線の圧迫を低減させるこ
とができる。
【0067】また、本発明の一実施の形態によれば、位
置登録信号の送出頻度の低減により、移動通信端末の電
池消費量低減を可能とする。
【0068】さらに、本発明の一実施の形態によれば、
移動通信端末の位置登録エリアを個別に設定すること
で、移動通信システム系サービス提供者の位置登録エリ
アを、インターネット系サービス事業者の位置登録単位
に合致させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動通信システムの構成の一例を示した図。
【図2】移動通信端末の構成の一例を示した図。
【図3】処理装置の構成の一例を示した図。
【図4】移動通信端末の論理的位置登録の処理動作を示
した図。
【図5】処理装置内の処理部が、各移動通信端末毎に一
般位置登録エリアを適用するか、論理的位置登録エリア
を適用するかを導出する手順例を示した図。
【図6】移動通信端末が在圏無線ゾーン履歴情報を蓄積
記憶する動作について示した図。
【図7】ネットワークに接続された処理装置が、各移動
通信端末毎の論理的位置登録エリアを導出する手順を示
した図。
【図8】移動通信システムにおいて設定される、論理的
位置登録エリア例を示した図。
【図9】移動通信端末の論理的位置登録処理動作を示し
た図。
【図10】ネットワークに接続された処理装置が、各移
動通信端末毎に、網側で保持されている複数の論理的位
置登録エリアパターンを論理的位置登録エリアとして割
り当てる手順を示した図。
【図11】移動通信システムにおいて設定される、論理
的位置登録エリア例を示した図。
【図12】移動通信端末の論理的位置登録処理動作を示
した図。
【図13】移動通信端末が在圏無線ゾーン履歴情報を蓄
積記憶する動作フロー例を示した図。
【図14】移動通信端末が論理的位置登録エリア情報を
蓄積記憶する動作フロー例を示した図。
【図15】移動通信端末の論理的位置登録処理の動作フ
ロー例を示した図。
【図16】本発明を適用した一例の移動通信システムに
おいて、ネットワークに接続された処理装置が、各移動
通信端末毎の最適な論理的位置登録エリア種別を導出す
る際の動作フロー例について示した図。
【図17】本発明を適用した一例の移動通信システムに
おいて、ネットワークに接続された処理装置が、各移動
通信端末毎の論理的位置登録エリアを導出する際の動作
フロー例について示した図。
【図18】ネットワークに接続された処理装置が、各移
動通信端末毎に、予め網側で保持している複数の論理的
位置登録エリアパターンを論理的位置登録エリアとして
割り当てる際の動作フロー例を示した図。
【図19】交換機が移動通信端末を呼出す際の動作フロ
ー例を示した図。
【符号の説明】
100a,100b,100c…移動通信端末、 101…アンテナ、102
…無線信号送受信部、 103…制御部、104…音声
処理部、 105…マイク、106…スピーカ、
107…電波品質監視部、108…処理部、
109…データ記憶部、110…キーボー
ド、 111…ディスプレイ、112…在圏ゾー
ン履歴記憶部、 113…高在圏率エリア記憶部、200a,
200b,200c…無線ゾーン、300a,300b,300c…無線伝送
路、400a,400b,400c…無線基地局、500a,500b,500c…伝
送路、600…交換機、 700…ネットワ
ーク、800…処理装置、 801…ネットワ
ークインタフェース部、802…制御部、
803…処理部、804…在圏無線ゾーン履歴情報保持
部、805…論理的位置登録エリア記憶部。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線伝走路を介してネットワークと通信を
    行う移動通信端末であって、該移動通信端末個別の論理
    的位置登録エリアを記憶する高在圏率エリア記憶部を有
    することを特徴とする移動通信端末。
  2. 【請求項2】請求項1記載の移動通信端末において、前
    記移動通信端末が前記高在圏率エリア記憶部に記憶され
    ているエリアに対応する無線ゾーンに位置する場合、異
    なる無線ゾーンに進入しても位置登録処理を禁止する制
    御部とを有することを特徴とする移動通信端末。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の移動通信端末におい
    て、前記論理的位置登録エリアは、前記移動通信端末の
    在圏する各無線ゾーンの在圏率に基づき導出されるもの
    であることを特徴とする移動通信端末。
  4. 【請求項4】請求項1記載の移動通信端末において、前
    記論理的位置登録エリアは、予め規定されている複数の
    パターンから選択されたものであることを特徴とする移
    動通信端末。
  5. 【請求項5】請求項1記載の移動通信端末において、他
    の移動通信端末と共通の一般的位置登録エリアを記憶す
    る位置登録エリア記憶部とを有することを特徴とする移
    動通信端末。
  6. 【請求項6】無線伝走路を介してネットワークと通信を
    行う移動通信端末であって、該移動通信端末個別の論理
    的位置登録エリアを記憶する高在圏率エリア記憶部と、
    他の移動通信端末と共通の一般的位置登録エリアを記憶
    する位置登録エリア記憶部と、前記移動通信端末の移動
    に伴う位置登録の頻度が所定値を超える場合には、前記
    高在圏率エリア記憶部に記憶された当該移動通信端末個
    別の論理的位置登録エリアに基づいて位置登録処理を行
    い、前記移動通信端末の移動に伴う位置登録の頻度が所
    定値を以下の場合には、前記位置登録エリア記憶部に記
    憶された全移動通信端末共通の一般的位置登録エリアに
    基づいて位置登録処理を行うよう制御する制御部とを有
    することを特徴とする移動通信端末。
  7. 【請求項7】請求項6記載の移動通信端末において、前
    記制御部は、前記移動通信端末が異なる無線ゾーンへ進
    入したことを検知したら、該進入した無線ゾーンが論理
    的位置登録エリアか一般的位置登録エリアかを判断し、
    論理的位置登録エリアである場合に、移動前の無線ゾー
    ンが、当該論理的位置登録エリアであれば論理的位置登
    録処理を禁止し、一般的位置登録エリアであれば前記高
    在圏率エリア記憶部に記憶されている論理的位置登録エ
    リアに従い論理的位置登録処理を行い、前記判断の結
    果、一般的位置登録エリアである場合には前記位置登録
    エリアに記憶されている一般的位置登録エリアに従い位
    置登録を行なよう制御することを特徴とする移動通信端
    末。
  8. 【請求項8】複数の移動通信端末と、該複数の移動端末
    を無線伝送路を介し収容する複数の無線基地局と、該複
    数の無線基地局を伝送路を介し接続されるネットワーク
    とを有する移動体通信システムに用いる処理装置であっ
    て、前記各移動通信端末からの、該移動通信端末が在圏
    していた無線ゾーンを構成する無線基地局に関する在圏
    無線ゾーン履歴情報を記憶する在圏無線ゾーン履歴情報
    保持部と、前記在圏無線ゾーン履歴情報保持部により記
    憶された在圏無線ゾーン履歴情報を基に各移動通信端末
    毎に論理的位置登録エリアを求める処理部と、前記処理
    部により求められた前記移動通信端末毎の論理的位置登
    録エリアを記憶する論理的位置登録エリア記憶部とを有
    することを特徴とする処理装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の処理装置であって、前記在
    圏無線ゾーン履歴情報保持部は、各移動通信端末から
    の、該移動通信端末が在圏していた無線ゾーンを構成す
    る無線基地局名とともに該移動通信端末が該無線ゾーン
    に在圏していた時間に関する在圏無線ゾーン履歴情報を
    記憶することを特徴とする処理装置。
  10. 【請求項10】請求項8記載の処理装置において、前記
    処理部は、前記移動通信端末の在圏する各無線ゾーンの
    在圏率に基づき前記論理的位置登録エリアを導出するこ
    とを特徴とする処理装置。
  11. 【請求項11】請求項8記載の処理装置において、前記
    処理部は、予め規定されている複数のパターンから論理
    的位置登録エリアを選択することを特徴とする処理装
    置。
  12. 【請求項12】請求項8記載の処理装置において、全て
    の移動通信端末と共通の一般的位置登録エリアを記憶す
    る一般的位置登録エリア記憶部とを有することを特徴と
    する処理装置。
  13. 【請求項13】請求項12記載の処理装置において、前
    記処理部は、移動通信端末毎の位置登録処理が所定値を
    超える場合には、前記論理的位置登録エリア記憶部に記
    憶された論理的位置登録エリアに基づいて位置登録処理
    を行い、所定値を以下の場合には、前記一般的位置登録
    エリア記憶部に記憶された全移動通信端末共通の一般的
    位置登録エリアに基づいて位置登録処理を行うよう処理
    することを特徴とする処理装置。
  14. 【請求項14】複数の移動通信端末と、該複数の移動端
    末を無線伝送路を介し収容する複数の無線基地局と、該
    複数の無線基地局を伝送路を介し接続されるネットワー
    クとを有する移動体通信システムであって、前記移動通
    信端末は、該移動通信端末が在圏していた無線ゾーンを
    構成する無線基地局名と該移動通信端末が該無線ゾーン
    に在圏していた日付時刻とに関する在圏無線ゾーン履歴
    情報を蓄積する在圏無線ゾーン履歴情報保持部と、蓄積
    した前記在圏無線ゾーン履歴情報を所定タイミングに前
    記無線伝走路へ送出する手段と、前記無線伝送路を介し
    て受信する論理的位置登録エリアに関する情報を蓄積す
    る論理的位置登録エリア記憶部とを有し、前記ネットワ
    ークを介し接続された処理装置は、各移動通信端末から
    送出される、該移動通信端末が在圏していた無線ゾーン
    を構成する無線基地局に関する在圏無線ゾーン履歴情報
    を処理する処理部を有することを特徴とする移動体通信
    システム。
  15. 【請求項15】請求項14記載の移動通信システムにお
    いて、前記処理装置の在圏無線ゾーン履歴情報は、無線
    ゾーンを構成する無線基地局と前記移動通信端末が当該
    無線ゾーンに在圏していた時間に関する情報を含むこと
    を特徴とする移動通信システム。
  16. 【請求項16】複数の移動通信端末と、該複数の移動端
    末を無線伝送路を介し収容する複数の無線基地局と、該
    複数の無線基地局と伝送路を介し接続されるネットワー
    クとを有する移動体通信システムにおける移動通通信端
    末の位置登録方法であって、前記移動通信端末は、該移
    動通信端末が在圏していた無線ゾーンを構成する無線基
    地局に関する在圏無線ゾーン履歴情報を蓄積し、蓄積し
    た前記在圏無線ゾーン履歴情報を一定時間毎に前記無線
    伝送路へ送出し、前記ネットワークを介し接続された処
    理装置は、各移動通信端末から送出される、該移動通信
    端末が在圏していた無線ゾーンを構成する無線基地局に
    関する在圏無線ゾーン履歴情報を蓄積し、該在圏無線ゾ
    ーン履歴情報を基に各移動通信端末毎に論理的位置登録
    エリアを求め、前記端末毎の論理的位置登録エリアを前
    記各移動通信端末に送信し、前記各移動通信端末は、前
    記論理位置登録エリアを蓄積し、これに基づいて位置登
    録処置を行うことを特徴とする移動通通信端末の位置登
    録方法。
  17. 【請求項17】請求項16記載の移動通通信端末の位置
    登録方法において、該在圏無線ゾーン履歴情報を基に各
    移動通信端末毎に曜日、時間帯等別に論理的位置登録エ
    リアを求め、各移動通信端末個別に該位置登録エリア種
    別を曜日,時間帯別に切り替えて論理的位置登録エリア
    として設定するよう制御することを特徴とする移動通通
    信端末の位置登録方法。
  18. 【請求項18】請求項16又は17に記載された移動通
    通信端末の位置登録方法において、前記論理的位置登録
    エリアは、予め前記処理装置の前記論理的位置登録エリ
    ア記憶部で保持している複数の論理的位置登録エリアパ
    ターンの中から、各移動通信端末個別の論理的位置登録
    エリアとして割り当てるよう制御することを特徴とする
    移動通通信端末の位置登録方法。
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