JP6139477B2 - メイラード反応生成物分解剤およびそれを用いた飲食品 - Google Patents

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Description

本発明は、メイラード反応生成物分解剤およびそれを用いた飲食品に関する。
生体中のタンパク質は、共存する還元糖、例えばグルコースの影響によって、メイラード反応を起こすことが知られている。メイラード反応では、糖化タンパク質、α−ジカルボニル化合物、AGE(終末糖化産物:advanced glycation end products)と呼ばれる架橋物等が形成される。これらの形成は、シッフ塩基形成、アマドリ化合物形成等の様々な中間体形成および脱水、転移、縮合等の様々な反応経路を経て起こると考えられている。
メイラード反応による生成物である糖化タンパク質、α−ジカルボニル化合物、架橋物(AGE)等は、生体の機能を低下させることが知られている。例えば、糖尿病患者においては、血漿中のα−ジカルボニル化合物の存在量が増大しており、白内障、腎症、血管障害などの種々の糖尿病合併症の発症に大きく関与していると考えられている。また、高血糖によるメイラード反応後期反応産物とタンパク質とが架橋したAGEによっても、前記のような種々の糖尿病合併症が引き起こされることが知られている。そして、老化によっても同様の反応が進行し、皮膚の角質層機能を傷害し、皺や染みなどの老化症状の原因となっているとも言われている。さらに、メイラード反応中間体は正常なタンパク質の糖化や架橋形成を加速させることが知られている。
したがって、生体中において、α−ジカルボニル化合物、AGE等のメイラード反応生成物の形成を抑制することで、糖尿病合併症の進展の予防や老化の防止が可能であると考えられる。また、形成されたα−ジカルボニル化合物やAGE等を分解することで、既に起こった糖尿病合併症を治療することができると考えられている。
この仮説に基づいて、AGEを分解する合成物質(特許文献1)が報告されている。しかしながら、合成物質を摂取した場合、副作用などの安全性の問題がある。このため、体に影響を与えることが少ない天然物についても研究が進められている。
メイラード反応生成物を分解する天然物としては、化粧品用途の天然物(特許文献2)、およびカンキツ類の有機溶媒抽出物(特許文献3)が報告されている。
しかしながら、メイラード反応生成物を分解する天然物として現在知られているものは、ある程度のメイラード反応生成物分解活性が認められていても、例えば、カンキツ類由来の成分は、親油性であったり、香りがきついなどの問題点があり、その用途に制限があって、配合できる製品が少ないという問題がある。
特表2004−501863号公報 特開2002−241299号公報 特開2004−35424号公報
Sara Vasan et al. Nature, 382, pp.275-278(1996)
したがって、本発明の目的は、その用途に制限がなく、飲食品等に使用しやすいメイラード反応生成物分解剤を提供することである。
前記課題を解決するために、本発明のメイラード反応生成物分解剤は、サンショウ軟エキス、ウコン抽出液、サフランチンキ、ハッカ軟エキス、ショウガ抽出液、ニンジン抽出液、ハス葉エキス、アカショウマエキス、コレウスフォルスコリエキス、黄杞葉エキス、ヒハツエキス、サンショウ花パウダー、ヒキオコシエキス、シークワーサーエキス、葛根エキス、プーアール茶エキス、甘草エキス、黒米エキス、月見草エキス、グァバ葉エキス、ビワ葉エキス、タマネギ外皮エキス、青花エキス、クワ葉エキス、タラの芽エキス、チョロギエキス、白インゲン豆エキス、羅布麻エキス、クマザサエキス、ニガウリエキス、キクイモエキス、大麦若葉エキス、褐藻類エキス、コンニャク芋エキス、コーヒー豆エキス、ブドウ種子エキス、リンゴエキス、オリーブ葉エキス、コンブエキス、アシタバパウダー、カテキン、キンカン軟エキス、枳実エキス、キンカンエキス、シトラスエキス、ユズパウダーおよび陳皮エキスからなる群から選択される少なくとも一つの活性物質を含む。
本発明のメイラード反応生成物分解剤に含まれる前記活性物質は、植物由来成分であり、これらの植物は、飲食品原料として安全に使用できることが、従来から経験的に知られている。したがって、本発明のメイラード反応生成物分解剤は、人体への副作用がないか、または極めて少なく、安全性に優れる。さらに、本発明のメイラード反応生成物分解剤は、揮発性が少なく、水溶性であるため、その用途に制限がなく、飲食品等に使用しやすい。
次に、本発明の実施形態について説明する。
まず、本発明のメイラード反応生成物分解剤について説明する。本発明のメイラード反応生成物分解剤に含まれる前記活性物質は、植物由来組織を水または熱水で抽出して得られる抽出物であることが好ましい。これにより、前記活性物質の抽出に特別な溶媒を必要としないため、本発明のメイラード反応生成物分解剤を安価で安全に製造できる。また、前記活性物質が水溶性であることにより、本発明のメイラード反応生成物分解剤を飲食品、食品原料、化粧品組成物等に配合しやすく、幅広い応用が可能である。
また、本発明のメイラード反応生成物分解剤は、α−ジカルボニル化合物分解活性を有することが、糖尿病合併症の治療、予防および改善に効果が期待できる等の理由により好ましい。前記の通り、メイラード反応により生成するα−ジカルボニル化合物は種々の糖尿病合併症の発症に大きく関与していると考えられているためである。また、前記α−ジカルボニル化合物分解活性としては、1-フェニル-1,2-プロパンジオンのオキサリル基(-CO-CO-)に対する炭素間結合切断活性が、PTB(N-フェナシルチアゾリウムブロミド)の1.5倍以上であることが好ましく、より好ましくは3.0倍以上、特に好ましくは5.0倍以上であり、上限は、例えば7.0倍であるが、これには限定されず、α−ジカルボニル化合物分解活性が高いほど良い。なお、前記活性物質のうち、α−ジカルボニル化合物分解活性の観点から好ましいのは、ハス葉エキス、アカショウマエキス、黄杞葉エキス、ヒキオコシエキス、プーアール茶エキス、月見草エキス、グァバ葉エキス、ビワ葉エキス、タマネギ外皮エキス、羅布麻エキス、オリーブ葉エキスおよびカテキンであり、より好ましいのは、アカショウマエキス、黄杞葉エキス、プーアール茶エキス、月見草エキス、グァバ葉エキス、羅布麻エキスおよびカテキンである。
なお、本発明において、「メイラード反応生成物」とは、メイラード反応の最終生成物のみならず、中間体を含むあらゆる生成物をいう。本発明におけるメイラード反応生成物としては、特に限定されないが、例えば、前記α−ジカルボニル化合物、AGE、糖化タ
ンパク質、シッフ塩基、アマドリ化合物等があげられる。また、「AGE」とは、メイラード反応後期の反応における生成物、例えばα−ジカルボニル化合物生成反応以降の生成物をいい、特に最終生成物をいう。AGEとしては、例えば下記の化合物があげられ、特にペントシジン等は、糖尿病合併症に悪影響を及ぼすといわれている。Rの構造は糖によって異なる。
Figure 0006139477
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また、本発明のメイラード反応生成物分解剤がAGEを分解する機構は必ずしも明らかではないが、例えば、タンパク質の糖化により生じた架橋を切断することによりAGEを分解すると考えられる。
本発明のメイラード反応分解剤の製造方法は、特に限定されないが、例えば以下の通りである。すなわち、まず、前記活性物質を準備する。前記活性物質は、例えば、各々の植物の各種部位(花、花蕾、花穂、果皮、果実、茎、葉、枝、枝葉、幹、樹皮、根茎、根皮、根、種子又は全草等)を、そのままもしくは粉砕後、搾取したものであっても良いし、または、そのままもしくは粉砕後、溶媒で抽出したものであっても良い。溶媒としては、前述の通り水または熱水が好ましいが、有機溶媒であっても良く、例えば、アルコール(例えば、メタノール、無水エタノール、エタノール等の低級アルコール、またはプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、グリセリン等の多価アルコール)、アセトン等のケトン、ジエチルエーテル、ジオキサン等のエーテル、アセトニトリル等のニトリル、酢酸エチルエステル等のエステル、キシレン、ベンゼン等の芳香族溶媒、およびクロロホルム等のハロゲン化溶媒があげられ、これらは単独で用いても2種類以上併用しても良いし、水または熱水と併用しても良い。前記溶媒としては、水または熱水以外では、例えばアルコール等が、人体に対する毒性が低い等の観点から好ましい。前記活性物質の抽出方法も特に限定されないが、例えば、前記植物の各種部位を、そのままもしくは粉砕後、抽出用の前記溶媒に沸点またはそれ以下の温度で浸漬し、前記活性物質が溶解した溶媒のみを回収すれば良い。抽出時における前記溶媒の温度は、特に限定されないが、水または熱水の場合は、例えば5〜100℃、好ましくは25〜100℃、より好ましくは80〜100℃である。抽出時間も特に限定されないが、例えば0.1〜240hr、好ましくは0.1〜72hr、より好ましくは0.1〜5hrである。抽出後の前記活性物質は、前記抽出時の溶媒に溶解させたまま用いても良いし、必要に応じて処理しても良い。前記処理の方法も特に限定されないが、例えば、濾過するか、または、イオン交換樹脂に吸着させて脱色もしくは精製し、さらに、溶液状、ペースト状、ゲル状、粉末状等の形状としても良い。さらに、必要に応じ脱臭、脱色等の精製処理をしても良く、前記精製処理手段も特に限定されないが、例えば、活性炭カラム等の公知の手段を用いることができる。さらに、必要に応じ、乾燥、濃縮、希釈等をしても良い。
前記活性物質は、そのまま本発明のメイラード反応生成物分解剤として用いても良いし、必要に応じ、水等の溶媒に適宜溶解させたり、各種添加剤等を加えたりして本発明のメイラード反応生成物分解剤としても良い。このようにして、本発明のメイラード反応生成物分解剤を製造することができる。
次に、本発明の飲食品、および本発明のメイラード反応生成物分解剤を含むサプリメント、医薬品、化粧品その他の製品について説明する。
本発明の飲食品は、本発明のメイラード反応生成物分解剤を含む。また、本発明のメイラード反応生成物分解剤は、飲食品に限定されず、サプリメント、医薬品、化粧品等の製品にも使用可能である。前記飲食品またはサプリメントは、例えば、糖尿病合併症の予防および改善等の用途に有用であり、医薬品は、例えば、糖尿病合併症の治療、予防および改善等の用途に有用である。また、前記飲食品、サプリメントまたは医薬品は、例えば、老化の治療における効果も期待でき、血糖上昇抑制、脂肪代謝作用などの生活習慣病対策作用も期待できる。
本発明の飲食品としては、特に限定されないが、例えば、口腔用組成物(ガム、キャンデー等)、かまぼこ、ちくわ等の加工水産ねり製品、ソーセージ、ハム等の畜産製品、洋菓子類、和菓子類、生めん、中華めん、ゆでめん、ソバ等のめん類、ソース、醤油、タレ、砂糖、ハチミツ、粉末あめ、水あめ等の調味料、カレー粉、からし粉、コショウ粉等の香辛料、ジャム、マーマレード、チョコレートスプレッド、漬物、そう菜、ふりかけ、又は各種野菜・果実の缶詰・瓶詰等の加工野菜・果実類、チーズ、バター、ヨーグルト等の乳製品、みそ汁、スープ、果実ジュース、野菜ジュース、乳清飲料、清涼飲料、酒類等の飲料、健康食品、およびその他一般的な飲食品類があげられる。
さらに、本発明のメイラード反応生成物分解剤の用途は上記に限定されず、あらゆる分野に利用可能である。例えば、本発明のメイラード反応生成物分解剤は、各種の内用・外用製剤類(動物用に使用する製剤も含む)全般において利用可能であり、具体的には、アンプル、カプセル、丸剤、錠剤、粉末、顆粒、固形、液体、ゲル又は気泡の1)医薬品類、2)医薬部外品類、3)局所用又は全身用の皮膚用化粧品類(例えば、化粧水、乳液、クリーム、軟膏、ローション、オイル、パック等の基礎化粧料、洗顔料や皮膚洗浄料、マッサージ用剤、クレンジング用剤、除毛剤、脱毛剤、髭剃り処理料、アフターシェーブローション、プレショーブローション、シェービングクリーム、ファンデーション、口紅、頬紅、アイシャドウ、アイライナー、マスカラ等のメークアップ化粧料、香水類、美爪剤、美爪エナメル、美爪エナメル除去剤、パップ剤、プラスター剤、テープ剤、シート剤、貼付剤、エアゾール剤等)、4)頭皮・頭髪に適用する薬用又は/及び化粧用の製剤類(例えば、シャンプー剤、リンス剤、トリートメント剤、パーマネント液、染毛料、整髪料、ヘアートニック剤、育毛・養毛料、パップ剤、プラスター剤、テープ剤、シート剤、貼付剤、エアゾール剤等)、5)浴湯に投じて使用する浴用剤、6)その他、腋臭防止剤や消臭剤、防臭剤、衛生用品、衛生綿、ウエットティシュ、口中清涼剤(例えば、歯磨き、マウスウオッシュ)等があげられる。
なお、本発明の飲食品における前記活性物質の含有量は特に限定されないが、例えば0.01〜50質量%、好ましくは1〜30質量%である。また、本発明のメイラード反応生成物分解剤を含むサプリメント、医薬品または化粧品の場合、前記活性物質の含有量は特に限定されないが、例えば0.01〜100質量%であり、サプリメントの場合、好ましくは0.1〜100質量%、化粧品の場合、好ましくは0.01〜1質量%、医薬品の場合、好ましくは1〜100質量%である。
また、本発明の飲食品、化粧品または医薬品は、必要に応じ、例えば、下記(1)〜(45)に例示する成分や添加剤を適宜含んでいても良い。
(1)各種油脂類
アボガド油、アーモンド油、ウイキョウ油、エゴマ油、オリーブ油、オレンジ油、オレンジラファー油、ゴマ油、カカオ脂、カミツレ油、カロット油、キューカンバー油、牛脂脂肪酸、ククイナッツ油、サフラワー油、シア脂、液状シア脂、大豆油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、パーシック油、ヒマシ油、綿実油、落花生油、タートル油、ミンク油、卵黄油、パーム油、パーム核油、モクロウ、ヤシ油、牛脂、豚脂またはこれら油脂類の水素添加物(硬化油等)等。
(2)ロウ類
ミツロウ、カルナバロウ、鯨ロウ、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、カンデリラロウ、モンタンロウ、セラックロウ、ライスワックス、スクワレン、スクワラン、プリスタン等。
(3)鉱物油
流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、オゾケライド、セレシン、マイクロクリスタンワックス等。
(4)脂肪酸類
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、12-ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、トール油、ラノリン脂肪酸等の天然脂肪酸、イソノナン酸、カプロン酸、2-エチルブタン酸、イソペンタン酸、2-メチルペンタン酸、2-エチルヘキサン酸、イソペンタン酸等の合成脂肪酸。
(5)アルコール類
エタノール、イソピロパノール、ラウリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、フェノキシエタノール、等の天然アルコール、2-ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2-オクチルドデカノール等の合成アルコール。
(6)多価アルコール類
酸化エチレン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ポリエチレングリコール、酸化プロピレン、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、グリセリン、ペンタエリトリトール、ソルビトール、マンニトール等。
(7)エステル類
ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、酢酸ラノリン、モノステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコール等。
(8)金属セッケン類
ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、パルミチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛、ウンデシレン酸亜鉛等。
(9)ガム質、糖類または水溶性高分子化合物
アラビアゴム、ベンゾインゴム、ダンマルゴム、グアヤク脂、アイルランド苔、カラヤゴム、トラガントゴム、キャロブゴム、クインシード、寒天、カゼイン、乳糖、果糖、ショ糖またはそのエステル、トレハロースまたはその誘導体、デキストリン、ゼラチン、ペクチン、デンプン、カラギーナン、カルボキシメチルキチンまたはキトサン、エチレンオキサイド等のアルキレン(C2〜C4)オキサイドが付加されたヒドロキシアルキル(C2〜C4)キチンまたはキトサン、低分子キチンまたはキトサン、キトサン塩、硫酸化キチンまたはキトサン、リン酸化キチンまたはキトサン、アルギン酸またはその塩、ヒアルロン酸またはその塩、コンドロイチン硫酸またはその塩、ヘパリン、エチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、カルボキシエチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ニトロセルロース、結晶セルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメタアクリレート、ポリアクリル酸塩、ポリエチレンオキサイドやポリプロピレンオキサイド等のポリアルキレンオキサイドまたはその架橋重合物、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレンイミン等。
(10)界面活性剤
アニオン界面活性剤(アルキルカルボン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルリン酸エステル塩)、カチオン界面活性剤(アルキルアミン塩、アルキル四級アンモニウム塩)、両性界面活性剤:カルボン酸型両性界面活性剤(アミノ型、ベタイン型)、硫酸エステル型両性界面活性剤、スルホン酸型両性界面活性剤、リン酸エステル型両性界面活性剤、非イオン界面活性剤(エーテル型非イオン界面活性剤、エーテルエステル型非イオン界面活性剤、エステル型非イオン界面活性剤、ブロックポリマー型非イオン界面活性剤、含窒素型非イオン界面活性剤)、その他の界面活性剤(天然界面活性剤、タンパク質加水分解物の誘導体、高分子界面活性剤、チタン・ケイ素を含む界面活性剤、フッ化炭素系界面活性剤)等。
(11)各種ビタミン類
ビタミンA群:レチノール、レチナール(ビタミンA1)、デヒドロレチナール(ビタミンA2)、カロチン、リコピン(プロビタミンA)、ビタミンB群:チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩(ビタミンB1)、リボフラビン(ビタミンB2)、ピリドキシン(ビタミンB6)、シアノコバラミン(ビタミンB12)、葉酸類、ニコチン酸類、パントテン酸類、ビオチン類、コリン、イノシトール類、ビタミンC群:ビタミンC酸またはその誘導体、ビタミンD群:エルゴカルシフェロール(ビタミンD2)、コレカルシフェロール(ビタミンD3)、ジヒドロタキステロール、ビタミンE群:ビタミンEまたはその誘導体、ユビキノン類、ビタミンK群:フィトナジオン(ビタミンK1)、メナキノン(ビタミンK2)、メナジオン(ビタミンK3)、メナジオール(ビタミンK4)、その他、必須脂肪酸(ビタミンF)、カルニチン、フェルラ酸、γ−オリザノール、オロット酸、ビタミンP類(ルチン、エリオシトリン、ヘスペリジン)、ビタミンU等。
(12)各種アミノ酸類
バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アラニン、アスパラギン、グルタミン、セリン、システイン、シスチン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒドロキシリジン、アルギニン、オルニチン、ヒスチジン等や、それらの硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、クエン酸塩、またはピロリドンカルボン酸のごときアミノ酸誘導体等。
(13)植物系原料由来、無機原料由来または動物系原料由来の種々の添加物。これらは、添加しようとする製品種別、形態に応じて常法的に行われる加工(例えば、粉砕、製粉、洗浄、加水分解、醗酵、精製、圧搾、抽出、分画、ろ過、乾燥、粉末化、造粒、溶解、滅菌、pH調整、脱臭、脱色等を任意に選択、組合わせた処理)を行い、各種の素材から任意に選択して供すれば良い。例えば、植物系原料由来、無機原料由来または動物系原料由来の添加物を、全身用または局所用の外用剤、化粧品類に供する場合、皮膚や頭髪の保護をはじめ、保湿、感触・風合いの改善、柔軟性の付与、刺激の緩和、芳香によるストレスの緩和、細胞賦活(細胞老化防止)、炎症の抑制、肌質・髪質の改善、肌荒れ防止およびその改善、発毛、育毛、脱毛防止、光沢の付与、清浄効果、疲労の緩和、血流促進、温浴効果等の美容的効果のほか、香付け、消臭、増粘、防腐、緩衝等の効果も期待できる。また、飲食品に用いる場合、栄養補給、疲労回復、強壮、細胞賦活(細胞老化防止)等の健身並びに美容的効果をはじめ、味覚の改善、色調や芳香、光沢の付与、安定化、増粘、防腐等の目的で使用することができる。その他、これまでに知られている各原料素材の様々な美容的、薬剤的効果を期待し、これらを組合わせることによって目的とする効果の増進を図ったり、または多機能的な効果を期待した製品とすることも可能である。
前記植物系原料由来添加物(生薬)としては、特に限定されないが、例えば、アーモンド(へん桃)、アイ(藍葉)、アオカズラ(清風藤)、アオキ(青木)、アオギリまたはケナシアオギリ(梧桐)、アオツヅラフジ(木防巳)、アオテンマ、アカシア、アカショウマ(赤升麻)、アカスグリ「果実」、アカツメクサ、アカブドウ、アカメガシワ(赤芽柏)、アカミノアカネまたはセイヨウアカネまたはアカネ(茜草根)、アカヤジオウまたはジオウ(地黄)、アギ(阿魏)、アキカラマツ、アキニレ(榔楡皮)、アグアイー・グァスー、アグアヘ(オオミテングヤシ)、アケビ(木通)、アサ(麻子仁)、マルバアサガオまたはアサガオ(牽牛子)、アジサイ(紫陽花)、アシタバ(明日葉)、アズキ(赤小豆)、アスナロ、アセロラ、アチラ(ショクヨウカンナ)、アニス、アビウ、アビウラーナ、アブラナ、アベマキ「果実」、アボカド、アマ、アマチャ(甘茶)、アマチャヅル、アマドコロ(玉竹)、アマナ(光慈姑)、アマランサス(ヒユ、ハゲイトウ、ヒモゲイトウ、センニンコク、スギモリゲイトウ、ホソアオゲイトウ、アオゲイトウ、ハリビユ、アオスズラン、アマラントウス・ヒポコンドリアクス)、アミガサユリまたはバイモ(貝母)、アリストロメリア(ユリズイセン)、アルカナ(アルカンナ)、アルガローボ(キャベ)、アルテア、アルニカ、アルピニアまたはカツマダイ(ソウズク)、アロエ(蘆薈)、アロエベラ、アンジェリカ、アンソッコウ(安息香)、イエローサポテ、イガコウゾリナ(地胆頭)、イカリソウまたはヤチマタイカリソウ(インヨウカク)、イグサ(灯心草)、イタドリ(虎杖根)、イチイ(一位)、イチジク(無花果「果実、葉」)、イチハツ(一初)、イチビ(冬葵子)、イチョウ(銀杏「種子、葉」)、イトヒメハギ(遠志)、イナゴマメ、イヌナズナ(テイレキシ)、イヌビユ(ホナガイヌビユ)、イネ「種子、種皮」、イノンド「種子」、イブキジャコウソウ、イラクサ、イランイラン、イワタバコ(岩萵苣)、イワヒバまたはイワマツ(巻柏)、ウイキョウ(茴香)、ウィート(チブサノキ)、ウキヤガラ(三稜)、ウグイスカグラ「果実」、ヒメウイキョウ、ウコン(鬱金)、ウキクサ(浮萍)、ウスバサイシンまたはケイリンサイシンまたはオウシュウサイシン(細辛)、ウスベニアオイ、ウスベニタチアオイ、ウチョウラン、ウツボグサ(夏枯草)、ウドまたはシシウド(羌活、独活、唐独活)、ウニャデガト(ウンカリア、キャッツクロー)、ウメ(烏梅「種子、果肉」)、ウラジロガシ、ウンシュウミカン(陳皮)、ウンボク、エストラゴン、エゾウコギ(蝦夷五加)、エゾスズラン、エチナシ(ホソバムラサキバレンギク)、エニシダ、エノキタケ(榎茸)、エルカンプレ、エルダーベリー「果実」、エレミ、エリンギィまたはプレロータスエリンジ、エンジュ(槐花、槐花米)、オウギまたはキバナオウギ(黄耆)、ナルコユリまたはカギクルマバナルコユリ(黄精)、オウヒササノユキまたはササノユキ、オオガタホウケン、オオカラスウリ(カロコン)、オオグルマ(土木香)、オオツヅラフジ(防己)、オオバコ(車前子、車前草)、オオバナアザミ(祁州漏芦、白頭翁)、オオハシバミ(榛子)、オオハシラサボテン、オオバナオケラまたはオケラ(白朮)、オオホシグサ(穀精草)、オオミアカテツ、オオミサンザシまたはサンザシ(山査子)、オオムギ(大麦)、オカ、オカゼリ(蛇床子)、オクラ「果実」、オグルマ(旋覆)、オクルリヒゴタイ(禹州漏芦、藍刺頭)、オタネニンジンまたはトチバニンジン (人参)、オトギリソウまたはコゴメバオトギリソウまたはセイヨウオトギリソウ(弟切草)、オドリコソウ(続断)、オナモミ(蒼耳子)、オニグルミ、オニドコロまたはトコロまたはナガドコロ(ヒカイ)、オニノヤガラ(天麻)、オニユリまたはササユリまたはハカタユリ(百合)、オノエラン、オノニス、オヒョウ(裂葉楡)、オミナエシ(敗醤)、オユーコ、オランダカラシ(クレソン)、オランダゼリ、オランダビユ、オランダミツバ、オリーブ「果実、種子、葉」、オレガノ、オレンジ「果実、果皮」、カイケイジオウ(熟地黄)、カカオ「果実、果皮、種子」、カキ(柿蒂「葉」)、カギカズラ(釣藤鈎)、カキドオシまたはカントリソウ(蓮銭草)、カキラン、ガクアジサイ、カシア、カジノキ(楮実「果実」)、ガジュツ(莪朮)、カシワ(槲樹、槲葉)、カスカリラ、カスカラサグラダ、カスミソウ、カセンソウ、カニクサ(金沙藤)、カニーワ、カーネーション、カノコソウ(吉草根)、カバ、カバノキまたはシダレカンバ(白樺)、ガーベラ、カボチャ、カポックノキ「種子」、カホクサンショウ(蜀椒)、ガマ(蒲黄)、カミツレまたはローマカミツレ、カミヤツデ(通草)、カムカム(カモカモ)、カラー、カラクサケマン、カラスウリまたはシナカラスウリ(王瓜)、カラスビシャク(半夏)、カラスムギ、ガラナ「種子」、カラホオ(厚朴)、カラヤ、ガリュウ、カリン(木瓜)、ガルシニア、カワミドリ、カワヂシャ、カワラタケ、カワラナデシコ(石竹)またはエゾカワラナデシコ(瞿麦、瞿麦子)、カワラニンジン(青蒿)、カワラヨモギ(茵チン蒿)、カンスイ(甘遂)、カンゾウ(甘草)、カンタラアサ、カンデリラ、カントウ、カンナ、カンラン、キウイ「果実、葉」、キカラスウリ(瓜呂根)、キキョウ(桔梗、桔梗根)、キク(菊花、シマカンギク、チョウセンノギク)、キクタニギク、キササゲ(梓実)、ギシギシ(羊蹄根)、キジツ(枳実)、キズタ、キダチアロエ、キダチハッカ、キナ、キナノキ(シンコーナ、アカキナノキ)、キヌア(キノア)、キハダ(黄柏)、ギムネマ・シルベスタ、キメンカク、キャベツ、キャベブ「未熟果」、キャラウェー、キュウリ、ギョリュウ(西河柳、てい柳)、キラジャ・サポナリア、キラヤ、キランソウ(金瘡小草)、キンカン「果実」、ギンセカイ、キンブセン、キンマ、キンミズヒキ(仙鶴草)、キンラン、ギンラン、キンリョウヘン、グァペーバ・ヴェルメーリャ、グアバ「果実」、グアユーレ、クェルクス・インフェクトリア(没食子)、ククイナッツ、クゲヌマラン、クコ(枸杞、枸杞子、枸杞葉、地骨皮)、クサスギカズラ(天門冬)、クズ(葛根)、クスノキ、クソニンジン(黄花蒿)、クティティリバー、クチナシ(山梔子)、クヌギ(樸ソウ)、クプアス、クベバ、クマザサ、クマツヅラ(馬鞭草)、クララ(苦参)、クリ「種子、果実、渋皮」、クルクリゴ・ラチフォリア「果実」、グレープフルーツ「果実・葉」、クロウメモドキ、クロガネモチ(救必応)、カメバヒキオコシまたはクロバナヒキオコシまたはヒキオコシ(延命草)、グンバイナズナ(セキメイ、セキメイシ)、ケイガイ(荊芥、荊芥穂)、ケイトウ(鶏冠花、鶏冠子)、ゲッカビジン、ゲッケイジュ(月桂樹)、ケナシサルトリイバラ(土茯苓、山帰来)、ゲンチアナ、ケンポナシ(キグシ)、コウキセッコク、キシュウミカン(コウジ、タチバナ、オオベニミカン、フクレミカン、サガミコウジ、ポンカン、サンタラ(橘皮))、コウスイハッカ、コウゾ「果実」、コウホン(藁本、唐藁本)、コウリャン、コウリョウキョウ(高良姜)、コエンドロ「果実」、コガネバナ(黄ゴン)、コケモモ(越橘)、ココヤシ「果実」、ゴシュユ(呉茱萸)、コショウ(胡椒)、コスモス、コパイババルサム、コーヒー「種子、葉」、コブシまたはモクレン(辛夷)、ゴボウ(牛蒡、牛蒡子)、コボタンヅル、ゴマ(胡麻)、ゴマノハグサ(玄参)、ゴミシ(五味子)、サネカズラまたはビナンカズラまたはマツブサ、コムギ(小麦)、米または米糠「赤糠、白糠」、コメ油、コーラ・アクミナタ「種子」、コーラ・ベラ「種子」、コロニーリャ、コロハ「果実」、コロンボ、コンズランゴ、コンブ、コンニャク、コンフリー(鰭張草)、サイザル(サイザルアサ)、サイハイラン、サカネラン(エゾサカネラン)、サキシマボタンヅルまたはシナボタンヅルまたはシナセンニンソウ(威霊仙)、サクラ(オオシマザクラ、ヤマザクラ、オオヤマザクラ、エドヒガシ、マメザクラ、ミヤマザクラ、ソメイヨシノ、タカネザクラ、カスミザクラ、コヒガン、サトザクラ、カンザクラ「葉、花、果実、樹皮(桜皮)」)、サクランボ、ササ、ササバギンラン、サザンカ、サジオモダカ(沢瀉)、サツマイモ、サトウキビ、サトウダイコン、サネブトナツメ(酸棗仁)、サフラン(番紅花、西紅花)、サポジラ、サポテアマリヨ、ザボン「果実」、サボンソウ、サラシナショウマ(升麻)、サランシトウ(砂藍刺頭)、サワギキョウ(山梗菜)、サワグルミ(山胡桃)、サンカクサボテン、サングレデグラード(クロトン)、サンシクヨウソウ、サンシチニンジン(三七人参)、サンシュユ(山茱萸)、サンショウ(山椒)、サンズコン(山豆根)、シア(カリテ)、シアノキ「果実」、シイタケ(椎茸)、シオン(紫苑)、ジキタリス、シクンシ(使君子)、シソまたはアオジソまたはチリメンジソまたはカタメンジソ(紫蘇葉、紫蘇子)、シタン、シナノキ、シナホオノキ、シナレンギョウ(連翹)、シメジ(ヒンシメジ、シャカシメジ、ハタケシメジ、オシロイシメジ、ブナシメジ、ホンシメジ、シロタモギタケ)、シモクレン(辛夷)、シモツケソウ、ジャガイモ、シャジン(沙参)、ジャスミン(マツリカ)、ジャノヒゲ(麦門冬)、シュクコンカスミソウ、シュクシャミツ(砂仁、縮砂)、ジュズダマ、シュロ「果実」、シュンラン、ショウガ(生姜)、ジョウザンアジサイ(常山)、ショウブ(菖蒲、菖蒲根)、ショズク「果実」、シラカシ「種子」、シラン(ビャッキュウ)、シロゴチョウ「種子」、シロツメクサ(クローバー)、シロトウアズキ(鶏骨草)、シロバナイリス(ニオイイリス)、シロバナツタ「花」、シロミナンテン(南天実)、シンコナサクシルブラ、ジンチョウゲ(瑞香、瑞香花、沈丁花)、シンナモン、シンナモムム・カッシア(桂皮)、スイカ(西瓜)、スイカズラ(金銀花、忍冬)、スイバ(酸模)、スターアップル、ステビア、スズサイコ(徐長卿)、スギナ(問荊)、スベリヒユ(馬歯けん、馬歯けん子)、スルガラン(オラン)、セイヨウアカマツ「球果」、セイヨウカラマツ、セイヨウキズタ、セイヨウグルミ、セイヨウサンザシ、セイヨウスノキ、セイヨウタンポポ、セイヨウトチノキ(マロニエ)、セイヨウナシ「果実」、セイヨウニワトコ(エルダー)、セイヨウネズ(ジュニパー、杜松)、セイヨウノコギリソウ(ミルフォイル)、セイヨウフウチョウボク、セイヨウヤドリギ、セイヨウハッカまたはセイヨウヤマハッカ、セイヨウワサビ、セキショウ(石菖根)、セッコク(サクラセッコク、コウキセッコク、オオバナセッコク、オキナワセッコク、ホンセッコク、コチョウセッコク、シカクセッコク、キバナノセッコク)(デンドロビウム、石斛)、セドロン(ボウシュウボク)、ゼニアオイ、ヒロハセネガ、セネガ、セリ、セロリ、センキュウ(川キュウ)、センシンレン(穿心連)、センダン、センニンサボテン、センニンソウ(大蓼)、センブリ(当薬)、センボク、ソウカ(草果)、ゾウゲチュウ、ソシンロウバイ、ソバ「種実」、ソメモノイモ、大根、大豆、ダイダイ(橙皮、枳実)、タカサゴルリヒゴタイ(東南藍刺頭)、タカサブロウ(旱蓮草)、タカトウダイ(大戟)、タカワラビ(狗脊)、ダークスィートチェリー「果実」、タチアオイ、タチジャコウソウ(タイム、百里香)、タチドコロ(ヒカイ)、タチヤナギ、タマリンド「種子」、タマネギ、タムシバ(辛夷)、タラノキ「果実、葉、根皮」、タラヨウ(大葉冬青、一葉茶、苦丁茶、苦灯茶)、ダリア(テンジクボタン)、タルウィ、タンシウチワ、タンジン(丹参)、タンポポ(蒲公英)またはシロバナタンポポまたはモウコタンポポ、ダンマル、チェリー「果実」、チガヤ「果実、根、芽」、チクセツニンジン(竹節人参)、チコリ、チャンカピエドラ(キダチコミカンソウ)、チューリップ、チョコノステイ、チョウセンニレ(蕪夷)、チョウセンヨモギ(艾葉)、チョレイマイタケ(猪苓)、チョロギ、ツキミソウ、ツクシサカネラン、ツクリタケ(マッシュルーム)、ツチアケビ、ツバキ、ツボクサ、ツメクサ(漆姑草)、ツユクサ(鴨跖草)、ツルアズキ(赤小豆)、ツルツチアケビ、ツルドクダミ(何首烏)、ツルナ(蕃杏)、ツルニンジン(四葉参)、ツワブキ、デイコ、テウチグルミ、テングサ、テンダイウヤク(烏薬)、トウガ(冬瓜子)、トウカギカズラ、トウガラシ(番椒)、トウキ(当帰)、トウキンセンカ(マリーゴールド)、トウナベナ(川断)、トウモロコシまたはトウモロコシ毛(南蛮毛)、トウネズミモチ(女貞子)、トウリンドウまたはチョウセンリンドウ(竜胆)、トクサ(木賊)、ドクダミ(十薬)、トコン(吐根)、トシシまたはマメダオシまたはネナシカズラ、トチュウ(杜仲「樹皮、葉、根」)、トネリコ(秦皮)、トマト、トラガント、トリ
アカンソス「種子」、トルコキキョウ、ドロノキ、トロロアオイ、トンカマメ、ナガイモまたはヤマノイモ(山薬)、ナギイカダ(ブッチャーブルーム)、ナギナタコウジュ、ナズナ、ナタネ、ナタマメまたはタテハキ(刀豆)、ナツミカン、ナツメ(大棗)、ナベナ(続断)、ナメコ、ナンキンマメ(落花生)、ナンテン(南天実)、ナンバンカラムシ(苧麻)、ニオイスミレ、ニガキ(苦木)、ニガヨモギ(苦艾)、ニクズク、ケイまたはニッケイまたはセイロンニッケイまたはヤブニッケイ(桂皮)またはケイシ(桂枝)、ニョホウチドリ、ニラ(韮子)、ニワトコ(接骨木「果実、花、茎、葉」)、ニンニク(大蒜)、ヌルデ(五倍子)、ネギ、ネムノキまたはネブまたはネビまたはネムリノキまたはジゴクバナ(合歓)、ノアザミ(大薊)、ノウゼンカズラ(凌霄花)、ノゲイトウ、ノコギリソウ、ノダケ(前胡)、ノモモ、パイナップル「果実」、ハイビスカス(ブッソウゲ、フウリンブッソウゲ、ローゼル)、ハイリンドウ、ハウチワ、パウ・ドーセ、ハカマウラボシ(骨砕補)、ハクカユマトウ、ハクサンチドリ、ハクセン(白癬皮)、ハコベ(繁縷)、ハシバミ(榛子)、ハシリドコロ(ロート根)、バジル、ハス(蓮、蓮肉、蓮子)、パセリ(オランダゼリ)、ハダカムギ、バタタ、ハチクまたはマダケ(竹茹)、パチョリー、ハッカ(薄荷、薄荷葉)、ハトムギ(ヨクイニン)、ハナスゲ(知母)、バナナ、ハナハッカ、ハナビシ(シツリシ、シシツリ)、バニラビンズ、パパイヤ、ハハコグサ(鼠麹草)、パハロボボ、ハブ「全草、茎、葉」、パプリカ、ハマカキラン、ハマゴウまたはミツバハマゴウ(蔓荊子)、ハマスゲ(香附子)、ハマビシ(シツ莉子)、ハマボウフウ(浜防風)、パーム、バラータ、バラタゴムノキ、ハラタケ(ハラタケ、シロオオハラタケ、ウスキモリノカサ)、ハラン、パリウルス(セイヨウハマナツメ)、パリエタリア、ハルカンラン、バルサミーナ(ツルレイシ、ニガウリ)、ハルニレ(楡皮、楡白皮、楡葉)、バルバスコ、ハルリンドウ、ハンダイカイ(胖大海)、パンノキ、ヒオウギ(射干)、ヒカゲツルニンジン(党参)、ピーカンナッツ、ヒガンバナ(石蒜、蔓珠沙華)、ヒグルマダリア、ヒゴタイ、ヒシ(菱実)、ピスタチオ、ビート、ヒトツバ(石葦)、ヒトツバエニシダ、ヒナギク(デージー)、ヒナタイノコズチ(牛膝)、ヒナチヨドリ、ヒノキ、ヒバ、ヒマシ、ヒマワリ、ピーマン、ヒメウズ(天葵)、ヒメガマ(香蒲)、ヒメマツタケ(カワリハラタケ、ヒロマツタケ)、ヒメムヨウラン、ピメンタ「果実」、ビャクシ、ビャッキュウ、ヒユ「果実」、ビロウドアオイ、ヒロハオキナグサ(白頭翁)、ビワ「果実、葉、茎」、ビンロウ(大服皮、檳榔子)、フウトウカズラ(南籐)、フキ、フキタンポポ(款冬花、款冬葉)、フジバカマ(蘭草)、フジマメ(扁豆)、フジモドキ(チョウジザクラ、芫花)、ブドウ「果実、果皮、種子、葉」、ブナ、フユムシナツクサタケ(冬虫夏草)、ブラジルカンゾウ、ブラジルニンジン、ブラックカーラント「果実」、ブラーニェン、フルセラリア、プルーン、フローラルブランカ、ブロンドサイリウム、ブンドウ(緑豆)、ヘーゼルナッツ、ヘチマ、ヘツカラン、ベニバナ(紅花)、ヘネケン、ベラドンナ、ペルセア、ペルビアンバーグ、ペレスキア・グランディフォリア、ベンケイソウまたはイキクサ(景天)、ホウキギまたはニワクサまたはネンドウまたはハハキギ・コキア(地膚子)、ホウサイラン、ホウセンカ(鳳仙、急性子、透骨草)、ポウテリア・サポタ、ポウテリア・ルクマ、ホウノキ、ボウフウ(防風)、ホウレンソウ、ホオズキ(登呂根)、ホオノキ(和厚朴、朴)、ボケ(木瓜)、ホソバアブラギク(苦ヨク)、ホソバオグルマ、ホソバナオケラ(蒼朮)、ホソバノキリンソウ(景天三七)、ホソババレンギク、ボダイジュ(菩醍樹)、ホップ、ホホバ、ボリジ(ルリチシャ)、ボルドー、ホンオニク(肉じゅ蓉、大芸)、ホンセッコク(鉄皮石斛、雀山石斛)、マイズルテンナンショウ(天南星)、マイタケ(舞茸)、マオウ(麻黄)、マカ、マカデミアナッツ、マーガレット(モクシュンギク)、マクリ(海人草)、マグワ(桑白皮「樹皮、葉」)、マグノリア・スプレンゲリ、マサランヅーバ、マサランズーバ・ド・セアラー、マシェイラ・デ・ボイ、マシュア(タマノウゼンハレン、キュウコンキンレンカ)、マタタビ(木天蓼)、マツカサ、松「葉、樹皮、根」、マッタ・オーリョ、マツホド(茯苓)、マティコ(コルドンシージョ)、マヨラム(ハナハッカ)、マルバノジャジン(苦参)、マルメロ、マレイン(ビロウドモウズイカ)、マンゴー、マンゴスチン、マンサーニャ(アンデスカミツレ)、マンシュウグルミ、マンダリン「果実」、マンネンタケ(霊芝)、キジツ(枳実「果実」)、ミシマサイコ(柴胡)、ミズオオバコまたはミズアサガオ(竜舌草)、ミゾカクシ(半辺蓮)、ミソハギ(千屈菜)、ミチヤナギまたはニワヤナギ(篇蓄)、ミツガシワ、ミツバ、ミドリサポテ、ミドリハッカ、ミモザ、ミョウガ、ミラクルフルーツ「果実」、ミルラ、ミロバラン、ムギワラギク、ムクゲ(木槿)、ムクノキ、ムクロジ(延命皮)、ムニャ、ムラサキ(紫根)、ムラサキシキブまたはオオムラサキシキブ(紫珠)、ムラサキトウモロコシ、ムラサキナツフジ(昆明鶏血藤)、メガカンサ・オプンティカ、メハジキ(益母草)、メボウギ、メラロイカ、メリッサ、メリロート、メロン「果実」、モウコヨモギ、モウソウチク、モクキリン、モジェ(コショウボク)、モチノキ、モッコウ(木香)、モモ(桃「葉、種子、花、果実」)、モヤシ、モレロチェリー「果実」、モロヘイヤ(黄麻)、ヤカワムラサキイモ、ヤクチ(益智)、ヤグルマソウ(ヤグルマギク)、ヤグルマハッカ、ヤーコン、ヤツデ(八角金盤)、ヤドリギ(柳寄生)、ヤナギ(カワヤナギ、タチヤナギ、シダレヤナギ、アカメヤナギ、ネコヤナギ、イヌコリヤナギ、キヌヤナギ、コリヤナギ、ウンリュウヤナギ、ミヤマヤナギ、ヤシ、ヤマヤナギ、オオバヤナギ、タイリクキヌヤナギ、キツネヤナギ、ドロノキ)、ヤナギタデ「葉、茎」、ヤブガラシ、ヤブコウジ(紫金牛)、ヤブタバコ(鶴虱、天名精)、ヤマゴボウ(商陸)、ヤマハンノキ(山榛)、ヤマヨモギ、 ユキノシタ(虎耳草)、ユッカまたはフレビフォリア、ユズ「果実」、ユリ、ヨロイグサ、ヨモギ(艾葉)、ライガン(雷丸)、ライム「果実」、ライムギ、ラカンカ「果実」、ラタニア(クラメリア)、ラッキョウまたはエシャロット(薤白)、ラベンダー、リュウガン(竜眼肉)、リュウゼツラン(アオノリュウゼツラン、フクリンリュウゼツラン)、リンゴ「果実、種子、葉、根」、リンドウ、ルバスまたはスアビシムス(甜涼)、ルリタマアザミ(ウラジロヒゴタイ、新彊藍刺頭)、レイシ(茘枝、茘枝核)、レタス(チシャ)、レッドカーラント「果実」、レッドピタヤ、レモン「果実」、レモングラス、レンギョウまたはシナレンギョウ(連翹)、レンゲソウ、ロウバイ(蝋梅)、ロウヤシ、ロコン(ヨシ、蘆根)、ローズマリー(マンネンロウ)、ワサビ、ワタフジウツギ(密蒙花)等があげられる。
海藻類としては、海藻[緑藻類:クロレラ・ブルガリス、クロレラ・ピレノイドサ、クロレラ・エリプソイデイア、アオノリ(ウスバアオノリ、スジアオノリ、ヒラアオノリ、ボウアオノリ、ホソエダアオノリ)、アナアオサ(アオサ)]、海藻[褐藻類:コンブ(マコンブ、リシリコンブ、ホソメコンブ、ミツイシコンブ)、ワカメ、ヒロメ、アオワカメ、ジャイアントケルプ(マクロシスティス・ピリフェラ、マクロシスティス・インテグリフォリア、ネオシティス・ルエトケアーナ)、ヒジキ、ヒバマタ、ウミウチワ、ウスバウミウチワ、キレバノウミウチワ、アカバウミウチワ、コナウミウチワ、オキナウチワ、ウスユキウチワ、エツキウミウチワ]、海藻[紅藻類:ヒジリメン、マクサ(テングサ)、ヒラクサ、オニクサ、オバクサ、カタオバクサ、ヤタベグサ、ユイキリ、シマテングサ、トサカノリ、トゲキリンサイ、アマクサキリンサイ、キリンサイ、ビャクシンキリンサイ、ツノマタ、オオバツノマタ、トチャカ(ヤハズツノマタ)、エゾツノマタ、トゲツノマタ、ヒラコトジ、コトジツノマタ、イボツノマタ、マルバツノマタ、ヒラコトジ、スギノリ、シキンノリ、カイノリ、ヤレウスバノリ、カギウスバノリ、スジウスバノリ、ハイウスバノリ、アカモミジノリ]等が代表的なものとしてあげられる。
また、その他の藻類、として、例えば、以下の藻類があげられる。すなわち、緑藻類(クラミドモナス属:クラミドモナス、アカユキモ、ドゥナリエラ属:ドゥナリエラ、クロロコッカス属:クロロコッカス、クワノミモ属:クワノミモ、ボルボックス属:オオヒゲマワリ、ボルボックス、パルメラ属、ヨツメモ属、アオミドロ属:ヒザオリ、アオミドロ、ツルギミドロ属、ヒビミドロ属:ヒビミドロ、アオサ属:アナアオサ、アミアオサ、ナガアオサ、カワノリ属:カワノリ、フリッチエラ属、シオグサ属:オオシオグサ、アサミドリシオグサ、カワシオグサ、マリモ、バロニア属:タマゴバロニア、タマバロニア、マガタマモ属:マガタマモ、イワヅタ属:フサイワヅタ、スリコギヅタ、ヘライワヅタ、クロキヅタ、ハネモ属、ミル属:ミル、クロミル、サキブチミル、ナガミル、ヒラミル、カサノリ属:カサノリ、ジュズモ属:フトジュズモ、タマジュズモ、ミゾジュズモ、ミカヅキモ属、コレカエテ属、ツヅミモ属、キッコウグサ属:キッコウグサ、ヒトエグサ属:ヒトエグサ、ヒロハノヒトエグサ、ウスヒトエグサ、モツキヒトエ、サヤミドロ属、クンショウモ属、スミレモ属:スミレモ、ホシミドロ属、フシナシミドロ属等)。
藍藻類(スイゼンジノリ属:スイゼンジノリ、アオコ属、ネンジュモ属:カワタケ、イシクラゲ、ハッサイ、ユレモ属、ラセンモ(スピルリナ)属:スピルリナ、トリコデスミウム(アイアカシオ)属等)。
褐藻類(ピラエラ属:ピラエラ、シオミドロ属:ナガミシオミドロ、イソブドウ属:イソブドウ、イソガワラ属:イソガワラ、クロガシラ属:グンセンクロガシラ、カシラザキ属:カシラザキ、ムチモ属:ムチモ、ヒラムチモ、ケベリグサ、アミジグサ属:アミジグサ、サキビロアミジ、サナダグサ属:サナダグサ、フクリンアミジ、コモングサ属:コモングサ、ヤハズグサ属:エゾヤハズ、ヤハズグサ、ウラボシヤハズ、ジガミグサ属:ジガミグサ、ウミウチワ属:ウミウチワ、コナウミウチワ、アカバウミウチワ、ナミマクラ属:ヒルナミマクラ、ソメワケグサ属:ソメワケグサ、ナバリモ属:ナバリモ、チャソウメン属:モツキチャソウメン、マツモ属:マツモ、ナガマツモ属:ナガマツモ、オキナワモズク属:オキナワモズク、ニセフトモズク属:ニセフトモズク、フトモズク属:フトモズク、イシモズク属:イシモズク、クロモ属:クロモ、ニセモズク属:ニセモズク、モズク属:モズク、イシゲ属:イシゲ、イロロ、イチメガサ属:イチメガサ、ケヤリ属:ケヤリ、ウミボッス属:ウミボッス、ウルシグサ属:ウルシグサ、ケウルシグサ、タバコグサ、コンブモドキ属:コンブモドキ、ハバモドキ属:ハバモドキ、ハバノリ属:ハバノリ、セイヨウハバノリ属:セイヨウハバノリ、コモンブクロ属:コモンブクロ、エゾブクロ属:エゾブクロ、フクロノリ属:フクロノリ、ワタモ、チシマフクロノリ属:チシマフクロノリ、カゴメノリ属:カゴメノリ、ムラリドリ属:ムラチドリ、サメズグサ属:サメズグサ、イワヒゲ属:イワヒゲ、ヨコジマノリ属:ヨコジマノリ、カヤモノリ属:カヤモノリ、ウイキョウモ属:ウイキョウモ、ツルモ属:ツルモ、アナメ属:アナメ、スジメ属:スジメ、ミスジコンブ属:ミスジコンブ、アツバミスジコンブ、コンブ属:ガツガラコンブ、カキジマコンブ、オニコンブ、ゴヘイコンブ、ナガコンブ、エンドウコンブ、オオチヂミコンブ、トロロコンブ属:トロロコンブ、アントクメ属:アントクメ、カジメ属:カジメ、ツルアラメ、クロメ、キクイシコンブ属:キクイシコンブ、ネジレコンブ属:ネジレコンブ、クロシオメ属:クロシオメ、ネコアシコンブ属:ネコアシコンブ、アラメ属:アラメ、アイヌワカメ属:アイヌワカメ、チガイソ、オニワカメエゾイシゲ属:エゾイシゲ、ヤバネモク属:ヤバネモク、ラッパモク属:ラッパモク、ジョロモク属:ウガノモク、ジョロモク、ヒエモク、ホンダワラ属:タマナシモク、イソモク、ナガシマモク、アカモク、シダモク、ホンダワラ、ネジモク、ナラサモ、マメタワラ、タツクリ、ヤツマタモク、ウミトラノオ、オオバモク、フシズシモク、ハハキモク、トゲモク、ヨレモク、ノコギリモク、オオバノコギリモク、スギモク属:スギモク、ウキモ属:オオウキモ、ブルウキモ属:ブルウキモ、カヤモノリ属:カヤモノリ等)。
紅藻類(ウシケノリ属:ウシケノリ、フノリノウシケ、アマノリ属:アサクサノリ、スサビノリ、ウップルイノリ、オニアマノリ、タサ、フイリタサ、ベニタサ、ロドコルトン属:ミルノベニ、アケボノモズク属:アケボノモズク、コナハダ属:ハイコナハダ、ヨゴレコナハダ、アオコナハダ、ウミゾウメン属:ウミゾウメン、ツクモノリ、カモガシラノリ、ベニモズク属:ベニモズク、ホソベニモズク、カサマツ属:カサマツ、フサノリ属:フサノリ、ニセフサノリ属:ニセフサノリ、ソデガラミ属:ソデガラミ、ガラガラ属:ガラガラ、ヒラガラガラ、ヒロハタマイタダキ属:ヒロハタマイタダキ、タマイタダキ属:タマイタダキ、カギケノリ属:カギノリ、カギケノリ、テングサ属:ヒメテングサ、ハイテングサ、オオブサ、ナンブグサ、コヒラ、ヨヒラ、キヌクサ、ヒビロウド属:ヒビロウド、ヒメヒビロウド、イソムメモドキ属:イソムメモドキ、 ミチガエソウ属:ミチガエソウ、リュウモンソウ属:リュウモンソウ、ヘラリュウモン、ニセカレキグサ属:ニセカレキグサ、オキツバラ属:オオバオキツバラ、アカバ属:アカバ、マルバアカバ、ナミノハナ属:ホソバナミノハナ、ナミノハナ、サンゴモドキ属:ガラガラモドキ、シオグサゴロモ属:シオグサゴロモ、イワノカワ属:エツキイワノカワ、カイノカワ属:カイノカワ、カニノテ属:カニノテ、サンゴモ属:サンゴモ、ムカデノリ属:ムカデノリ、スジムカデ、カタノリ、ヒラムカデ、キョウノヒモ、サクラノリ、ニクムカデ、タンバノリ、ツルツル、フダラク、マルバフダラク、イソノハナ属:ヌラクサ、クロヌラクサ、オオムカデノリ、ヒラキントキ属:ヒラキントキ、マタボウ属:マタボウ、キントキ属:チャボキントキ、キントキ、マツノリ、コメノリ、トサカマツ、ヒトツマツ、フシキントキ、ツノムカデ、ナガキントキ、スジムカデ、カクレイト属:オオバキントキ、イトフノリ属:イトフノリ、ナガオバネ属:ナガオバネ、フノリ属:ハナフノリ、フクロフノリ、マフノリ、カレキグサ属:カレキグサ、トサカモドキ属:ホソバノトサカモドキ、ヒロハノトサカモドキ、ヤツデガタトサカモドキ、クロトサカモドキ、ネザシノトサカモドキ、ユウソラ、エツキノトサカモドキ、ナンカイトサカモドキ、ヒメトサカモドキ、キヌハダ属:キヌハダ、エゾトサカ属:エゾトサカ、ツカサノリ属:エナシカリメニア、オオツカサノリ、ハナガタカリメニア、ホウノオ属:ホウノオ、ヒカゲノイト属:ヒカゲノイト、ウスギヌ、ニクホウノオ属:ニクホウノオ、ベニスナゴ属:ベニスナゴ、ススカケベニ属:ススカケベニ、オカムラグサ属:ヤマダグサ、ミリン属:ミリン、ホソバミリン、トサカノリ属:キクトサカ、エゾナメシ属:エゾナメシ、イソモッカ属:イソモッカ、ユカリ属:ユカリ、ホソユカリ、イバラノリ属:イバラノリ、サイダイバラ、タチイバラ、カギイバラノリ、キジノオ属:キジノオ、イソダンツウ属:イソダンツウ、アツバノリ属:アツバノリ、オゴノリ属:オゴノリ、ツルシラモ、シラモ、オオオゴノリ、ミゾオコノリ、カバノリ、ベニオゴノリ、フクレシノリ、ムラサキカバノリ、シンカイカバノリ、トゲカバノリ、カタオゴノリ、リュウキュウオゴノリ、セイヨウオゴノリ、イツツギヌ、ユミガタオゴノリ、クビレオゴノリ、モサオゴノリ、キヌカバノリ、テングサモドキ属:ハチジョウテングサモドキ、フシクレノリ属:フシクレノリ、ナミイワタケ属:ナミイワタケ、カイメンソウ属:カイメンソウ、オキツノリ属:オキツノリ、サイミ属:イタニグサ、サイミ、ハリガネ、ハスジグサ属:ハスジグサ、スギノリ属:イカノアシ、ホソイボノリ、ノボノリ、クロハギンナンソウ属:クロハギンナンソウ、アカバギンナンソウ属:アカバギンナンソウ、ヒシブクロ属:ヒシブクロ、マダラグサ属:トゲマダラ、エツキマダラ、タオヤギソウ属:タオヤギソウ、ハナサクラ、フクロツナギ属:フクロツナギ、スジコノリ、ハナノエダ属:ハナノエダ、ヒラタオヤギ属:ヒラタオヤギ、ダルス属:ダルス、マサゴシバリ、アナダルス、ウエバグサ属:ウエバグサ、ベニフクロノリ属:ベニフクロノリ、フシツナギ属:フシツナギ、ヒメフシツナギ、ヒロハフシツナギ、ワツナギソウ属:ヒラワツナギソウ、ウスバワツナギソウ、イギス属:イギス、ケイギス、ハリイギス、ハネイギス、アミクサ、エゴノリ属:エゴノリ、フトイギス、サエダ属:サエダ、チリモミジ属:チリモミジ、コノハノリ科:ハブタエノリ、コノハノリ、スズシロノリ、ウスベニ属:ウスベニ、ハスジギヌ属:ハスジギヌ、ナガコノハノリ属:ナガコノハノリ、スジギヌ属:スジギヌ、アツバスジギヌ、ハイウスバノリ属:カギウスバノリ、ヤレウスバノリ、スジウスバノリ、ハイウスバノリ、ウスバノリモドキ属:ウスバノリモドキ、アヤニシキ属:アヤニシキ、アヤギヌ属:アヤギヌ、ダジア属:エナシダジア、シマダジア属:イソハギ、シマダジア、ダジモドキ属:ダジモモドキ、イトグサ属:モロイトグサ、フトイグサ、マクリ属:マクリ、ヤナギノリ属:ハナヤナギ、ユナ、ヤナギノリ、モツレユナ、ベニヤナギコリ、モサヤナギ、ササバヤナギノリ、ソゾ属:クロソゾ、コブソゾ、ハネソゾ、ソゾノハナ、ハネグサ属:ハネグサ、ケハネグサ、コザネモ属:コザネモ、イソムラサキ、ホソコザネモ、ヒメゴケ属:ヒメゴケ、クロヒメゴケ、ヒオドシグ属:キクヒオドシ、ヒオドシグサ、ウスバヒオドシ、アイソメグサ属:アイソメグサ、スジナシグサ属:スジナシグサ、イソバショウ属:イソバショウ、フジマツモ属:フジマツモ、ノコギリヒバ属:ハケサキノコギリヒバ、カワモズク属:カワモズク、アオカワモズク、ヒメカワモズク、イデユコゴメ属:イデユコゴメ、オキチモズク属:オキチモズク、イトグサ属、チノリモ属:チノリモ、チスジノリ属:チスジノリ等)。
車軸藻類(シャジクモ属、シラタマモ属、ホシツリモ属:ホシツリモ、リクノタムヌス属、フラスコモ属:ヒメフラスコモ、チャボフラスコモ、トリペラ属等)、黄色藻類(ヒカリモ属:ヒカリモ等)等。
また、無機原料としては、海水類、例えば、海水塩、海水乾燥物、死海または大西洋または太平洋の海より得た無機塩(塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、塩化カリウム等)、海泥または泥(ファンゴ)類、例えば、イタリアファンゴ、ドイツファンゴ、アイフェルファンゴ、フライブルグファンゴ等の各地の海泥または泥(含有成分:二酸化珪素、二酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化マンガン、酸化ナトリウム、酸化カリウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化ストロンチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、クロム、鉄、銅、ニッケル、亜鉛、鉛、マンガン、ヒ素、水)、聖徳石等があげられる。
また、動物系原料由来の添加物としては、鶏冠抽出物、牛または豚、人の胎盤抽出物、豚または牛の胃や十二指腸または腸の抽出物若しくはその分解物、牛または豚の脾臓の抽出物若しくはその分解物、牛または豚の脳組織の抽出物、水溶性コラーゲン、アシル化コラーゲン等のコラーゲン誘導体、コラーゲン加水分解物、エラスチン、エラスチン加水分解物、水溶性エラスチン誘導体、ケラチンおよびその分解物またはそれらの誘導体、シルクタンパクおよびその分解物またはそれらの誘導体、豚または牛血球タンパク分解物(グロビンペプチド)、牛または豚へモグロビン分解物(ヘミン、ヘマチン、ヘム、プロトヘム、ヘム鉄等)、牛乳、カゼインおよびその分解物またはそれらの誘導体、脱脂粉乳およびその分解物またはそれらの誘導体、ラクトフェリンまたはその分解物、鶏卵成分、魚肉分解物、核酸関連物質(リボ核酸、デオキシリボ核酸)等があげられる。
(14)微生物培養代謝物
酵母代謝物、酵母菌抽出エキス、納豆菌代謝物、納豆抽出エキス、米発酵エキス、米糠(赤糠、白糠)発酵エキス、ユーグレナ抽出物、生乳または脱脂粉乳の乳酸発酵物やトレハロースまたはその誘導体等。
(15)α-ヒドロキシ酸類
グリコール酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸等。
(16)無機顔料
無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、カオリン、ベントナイト、マイカ、雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、グンジョウ、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、カラミン等。
(17)紫外線吸収/遮断剤
ベンゾフェノン誘導体(2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン−スルホン酸ナトリウム、2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、テトラヒドロキシベンゾフェノン等)、p-アミノ安息香酸誘導体(パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、パラジメチルアミノ安息香酸オクチル等)、メトキシ桂皮酸誘導体(パラメトキシ桂皮酸エチル、パラメトキシ桂皮酸イソプロピル、パラメトキシ桂皮酸オクチル、パラメトキシ桂皮酸2-エトキシエチル、パラメトキシ桂皮酸ナトリウム、パラメトキシ桂皮酸カリウム、ジパラメトキシ桂皮酸モノ-2-エチルヘキサン酸グリセリル等)、サリチル酸誘導体(サリチル酸オクチル、サリチルフェニル、サリチル酸ホモメンチル、サリチル酸ジプロピレングリコール、サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸ミリスチル、サリチル酸メチル等)、アントラニル酸誘導体(アントラニル酸メチル等)、ウロカニン酸誘導体(ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル等)、クマリン誘導体、アミノ酸系化合物、ベンゾトリアゾール誘導体、テトラゾール誘導体、イミダゾリン誘導体、ピリミジン誘導体、ジオキサン誘導体、カンファー誘導体、フラン誘導体、ピロン誘導体、核酸誘導体、アラントイン誘導体、ニコチン酸誘導体、ビタミンB6誘導体、ウンベリフェロン、エスクリン、桂皮酸ベンジル、シノキサート、オキシベンゾン、ジオキシベンゾン、オクタベンゾン、スリソベンゾン、ベンゾレソルシノール、アルブチン、グアイアズレン、シコニン、バイカリン、バイカレイン、ベルベリン、ネオヘリオパン、エスカロール、酸化亜鉛、タルク、カオリン等。
(18)美白剤
p−アミノ安息香酸誘導体、サルチル酸誘導体、アントラニル酸誘導体、クマリン誘導体、アミノ酸系化合物、ベンゾトリアゾール誘導体、テトラゾール誘導体、イミダゾリン誘導体、ピリミジン誘導体、ジオキサン誘導体、カンファー誘導体、フラン誘導体、ピロン誘導体、核酸誘導体、アラントイン誘導体、ニコチン酸誘導体、ビタミンCまたはその誘導体(ビタミンCリン酸エステルマグネシウム塩、ビタミンCグルコシド等)、ビタミンEまたはその誘導体、コウジ酸またはその誘導体、オキシベンゾン、ベンゾフェノン、アルブチン、グアイアズレン、シコニン、バイカリン、バイカレイン、ベルベリン、胎盤エキス、エラグ酸、ルシノール等。
(19)チロシナーゼ活性阻害剤
ビタミンCまたはその誘導体(ビタミンCリン酸エステルマグネシウム塩、ビタミンCグルコシド等)、ハイドロキノンまたはその誘導体(ハイドロキノンベンジルエーテル等)、コウジ酸またはその誘導体、ビタミンEまたはその誘導体、N−アセチルチロシンまたはその誘導体、グルタチオン、過酸化水素、過酸化亜鉛、胎盤エキス、エラグ酸、アルブチン、ルシノール、シルク抽出物、植物エキス(カミツレ、クワ、クチナシ、トウキ、ワレモコウ、クララ、ヨモギ、スイカズラ、キハダ、ドクダミ、マツホド、ハトムギ、オドリコソウ、ホップ、サンザシ、ユーカリ、セイヨウノコギリソウ、アルテア、ケイヒ、マンケイシ、ハマメリス、ヤマグワ、延命草、桔梗、トシシ、続随子、射干、麻黄、センキュウ、ドッカツ、サイコ、ボウフウ、ハマボウフウ、オウゴン、牡丹皮、シャクヤク、ゲンノショウコ、葛根、甘草、五倍子、アロエ、ショウマ、紅花、緑茶、紅茶、阿仙薬)等。
(20)メラニン色素還元/分解物質
フェニル水銀ヘキサクロロフェン、酸化第二水銀、塩化第一水銀、過酸化水素水、過酸化亜鉛、ハイドロキノンまたはその誘導体(ハイドロキノンベンジルエーテル)等。
(21)ターンオーバーの促進作用/細胞賦活物質
ハイドロキノン、乳酸菌エキス、胎盤エキス、霊芝エキス、ビタミンA、ビタミンE、アラントイン、脾臓エキス、胸腺エキス、酵母エキス、発酵乳エキス、植物エキス(アロエ、オウゴン、スギナ、ゲンチアナ、ゴボウ、シコン、ニンジン、ハマメリス、ホップ、ヨクイニン、オドリコソウ、センブリ、トウキ、トウキンセンカ、アマチャ、オトギリソウ、キュウリ、タチジャコウソウ、ローズマリー、パセリ)等。
(22)収斂剤
コハク酸、アラントイン、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、酸化亜鉛、カラミン、p-フェノールスルホン酸亜鉛、硫酸アルミニウムカリウム、レゾルシン、塩化第二鉄、タンニン酸(カテキン化合物を含む)等。
(23)活性酸素消去剤
SOD、カタラーゼ、グルタチオンパーオキシダーゼ等。
(24)抗酸化剤
ビタミンCまたはその塩、ステアリン酸エステル、ビタミンEまたはその誘導体、ノルジヒドログアセレテン酸、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、ヒドロキシチロソール、パラヒドロキシアニソール、没食子酸プロピル、セサモール、セサモリン、ゴシポール、プロポリス等。
(25)過酸化脂質生成抑制剤
β-カロチン、植物エキス(ゴマ培養細胞、アマチャ、オトギリソウ、ハマメリス、チョ
ウジ、メリッサ、エンメイソウ、シラカバ、サルビア、ローズマリー、南天実、エイジツ、イチョウ、緑茶)等。
(26)抗炎症剤
イクタモール、インドメタシン、カオリン、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、サリチル酸メチル、アセチルサリチル酸、塩酸ジフェンヒドラミン、d-カンフル、dl-カンフル、ヒドロコルチゾン、グアイアズレン、カマズレン、マレイン酸クロルフェニラミン、グリチルリチン酸またはその塩、グリチルレチン酸またはその塩、甘草エキス、シコンエキス、エイジツエキス、プロポリス等。
(27)抗菌・殺菌・消毒薬
アクリノール、イオウ、グルコン酸カルシウム、グルコン酸クロルヘキシジン、スルファミン、マーキュロクロム、ラクトフェリンまたはその加水分解物、塩化アルキルジアミノエチルグリシン液、トリクロサン、次亜塩素酸ナトリウム、クロラミンT、サラシ粉、ヨウ素化合物、ヨードホルム、ソルビン酸またはその塩、サルチル酸、デヒドロ酢酸、パラヒドロキシ安息香酸エステル類、ウンデシレン酸、チアミンラウリル硫酸塩、チアミンラウリル硝酸塩、フェノール、クレゾール、p-クロロフェノール、p-クロロ-m-キシレノール、p-クロロ-m-クレゾール、チモール、フェネチルアルコール、o-フェニルフェノール、イルガサンCH3565、ハロカルバン、ヘキサクロロフェン、クロロヘキシジン、エタノール、メタノール、イソプロピルアルコール、ベンジルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、フェノキシエタノール、クロロブタノール、イソプロピルメチルフェノール、非イオン界面活性剤(ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル等)、両性界面活性剤、アニオン界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウム、ラウロイルサルコシンカリウム等)、カチオン界面活性剤(臭化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化メチルロザニリン)、ホルムアルデヒド、ヘキサミン、ブリリアントグリーン、マラカイトグリーン、クリスタルバイオレット、ジャーマル、感光素101号、感光素201号、感光素401号、N-長鎖アシル塩基性アミノ酸誘導体およびその酸附加塩、酸化亜鉛、ヒノキチオール、クジン、プロポリス等。
(28)保湿剤
グリセリン、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ヒアルロン酸またはその塩、ポリエチレングリコール、コンドロイチン硫酸またはその塩、水溶性キチンまたはキトサン誘導体、ピロリドンカルボン酸またはその塩、乳酸ナトリウム、ミニササニシキエキス、納豆菌代謝物、納豆抽出エキス、ヘチマ水、シラカバ(白樺)または赤松の樹液。
(29)エラスターゼ活性阻害剤
フロオロリン酸ジイソプロピル、植物エキス(オウゴン、オトギリソウ、クララ、桑の葉、ケイヒ、ゲンノショウコ、コンフリー、サルビア、セイヨウニワトコ、ボダイジュ、ボタンピ)、海藻エキス等。
(30)頭髪用剤
二硫化セレン、臭化アルキルイソキノリニウム液、ジンクピリチオン、ビフェナミン、チアントール、カスタリチンキ、ショウキョウチンキ、トウガラシチンキ、塩酸キニーネ、強アンモニア水、臭素酸カリウム、臭素酸ナトリウム、チオグリコール酸等。
(31)抗アンドロゲン剤
卵胞ホルモン(エストロン、エストラジオール、エチニルエストラジオール等)、イソフラボン、オキセンドロン等。
(32)末梢血管血流促進剤
ビタミンEまたはその誘導体、センブリエキス、ニンニクエキス、人参エキス、アロエエキス、ゲンチアナエキス、トウキエキス、セファランチン、塩化カルプロニウム、ミノキシジル等。
(33)刺激剤
トウガラシチンキ、ノニル酸バニルアミド、カンタリスチンキ、ショウキョウチンキ、ハッカ油、l-メントール、カンフル、ニコチン酸ベンジル等。
(34)代謝活性剤
感光素301号、ヒノキチオール、パントテン酸またはその誘導体、アラントイン、胎盤エキス、ビオチン、ペンタデカン酸グリセリド等。
(35)抗脂漏剤
ピリドキシンまたはその誘導体、イオウ、ビタミンB6等。
(36)角質溶解剤
レゾルシン、サリチル酸、乳酸等。
(37)酸化剤
過酸化水素水、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム、過ホウ酸ナトリウム、過酸化尿素、過炭酸ナトリウム、過酸化トリポリリン酸ナトリウム、臭素酸ナトリウム、臭素酸カリウム、過酸化ピロリン酸ナトリウム、過酸化オルソリン酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウ
ム過酸化水素付加体、硫酸ナトリウム過酸化水素付加体、塩化ナトリウム過酸化水素付加体、β-チロシナーゼ酵素液、マッシュルーム抽出液等。
(38)除毛剤
硫酸ストロンチウム、硫化ナトリウム、硫化バリウム、硫化カルシウム等の無機系還元剤、チオグリコール酸またはその塩類(チオグリコール酸カルシウム、チオグリコール酸ナトリウム、チオグリコール酸リチウム、チオグリコール酸マグネシウム、チオグリコール酸ストロンチウム)等。
(39)毛髪膨潤剤
エタノールアミン、尿素、グアニジン等。
(40)染料剤
5-アミノオルトクレゾール、2-アミノ-4-ニトロフェノール、2-アミノ-5-ニトロフェノール、1-アミノ-4-メチルアミノアントラキノン、3,3′-イミノジフェノール、塩酸2,4-ジアミノフェノキシエタノール、塩酸2,4-ジアミノフェノール、塩酸トルエン-2,5-ジアミン、塩酸ニトロパラフェニレンジアミン、塩酸パラフェニレンジアミン、塩酸N-フェニルパラフェニレンジアミン、塩酸メタフェニレンジアミン、オルトアミノフェノール、酢酸N−フェニルパラフェニレンジアミン、1,4-ジアミノアントラキノン、2,6-ジアミノピリジン、1,5-ジヒドロキシナフタレン、トルエン-2,5-ジアミン、トルエン-3,4-ジアミン、ニトロパラフェニレンジアミン、パラアミノフェノール、パラニトロオルトフェニレンジアミン、パラフェニレンジアミン、パラメチルアミノフェノール、ピクラミン酸、ピクラミン酸ナトリウム、N,N′-ビス(4-アミノフェニル)-2,5-ジアミノ-1,4-キノンジイミン、5-(2-ヒドロキシエチルアミノ)-2-メチルフェノール、N-フェニルパラフェニレンジアミン、メタアミノフェノール、メタフェニレンジアミン、硫酸5-アミノオルトクレゾール、硫酸2-アミノ-5-ニトロフェノール、硫酸オルトアミノフェノール、硫酸オルトクロルパラフェニレンジアミン、硫酸4,4′-ジアミノジフェニルアミン、硫酸2,4-ジアミノフェノール、硫酸トルエン-2,5-ジアミン、硫酸ニトロパラフェニレンジアミン、硫酸パラアミノフェノール、硫酸パラニトロオルトフェニレンジアミン、硫酸パラニトロメタフェニレンジアミン、硫酸パラフェニレンジアミン、硫酸パラメチルアミノフェノール、硫酸メタアミノフェノール、硫酸メタフェニレンジアミン、カテコール、ジフェニルアミン、α−ナフトール、ヒドロキノン、ピロガロール、フロログルシン、没食子酸、レゾルシン、タンニン酸、2-ヒドロキシ-5-ニトロ-2′,4′-ジアミノアゾベンゼン-5′-スルホン酸ナトリウム、ヘマテイン等。
(41)香料
ジャコウ、シベット、カストリウム、アンバーグリス等の天然動物性香料、アニス精油、アンゲリカ精油、イランイラン精油、イリス精油、ウイキョウ精油、オレンジ精油、カナンガ精油、カラウェー精油、カルダモン精油、グアヤクウッド精油、クミン精油、黒文字精油、ケイ皮精油、シンナモン精油、ゲラニウム精油、コパイババルサム精油、コリアンデル精油、シソ精油、シダーウッド精油、シトロネラ精油、ジャスミン精油、ジンジャーグラス精油、杉精油、スペアミント精油、西洋ハッカ精油、大茴香精油、チュベローズ精油、丁字精油、橙花精油、冬緑精油、トルーバルサム精油、バチュリー精油、バラ精油、パルマローザ精油、桧精油、ヒバ精油、白檀精油、プチグレン精油、ベイ精油、ベチバ精油、ベルガモット精油、ペルーバルサム精油、ボアドローズ精油、芳樟精油、マンダリン精油、ユーカリ精油、ライム精油、ラベンダー精油、リナロエ精油、レモングラス精油、レモン精油、ローズマリー精油、和種ハッカ精油等の植物性香料、その他合成香料等。
(42)色素・着色剤
赤キャベツ色素、赤米色素、アカネ色素、アナトー色素、イカスミ色素、ウコン色素、エンジュ色素、オキアミ色素、柿色素、カラメル、金、銀、クチナシ色素、コーン色素、タマネギ色素、タマリンド色素、スピルリナ色素、ソバ全草色素、チェリー色素、海苔色素、ハイビスカス色素、ブドウ果汁色素、マリーゴールド色素、紫イモ色素、紫ヤマイモ色素、ラック色素、ルチン等。
(43)甘味料
砂糖、甘茶、果糖、アラビノース、ガラクトース、キシロース、ステビア、マンノース、麦芽糖、蜂蜜、ブドウ糖、ミラクリン、モネリン、甘草抽出物等。
(44)栄養強化剤
貝殻焼成カルシウム、シアノコラバミン、酵母、小麦胚芽、卵黄粉末、ヘミセルロース、ヘム鉄等。
(45)乳製品
牛乳、チーズ、生クリーム、バター、マーガリン、粉乳、ホエー、練乳等。
さらに、本発明の飲食品、化粧品または医薬品への添加物としては、例えば、保湿剤、ホルモン類、金属イオン封鎖剤、pH調整剤、キレート剤、防腐・防バイ剤、清涼剤、安定化剤、乳化剤、動・植物性タンパク質およびその分解物、動・植物性多糖類およびその分解物、動・植物性糖タンパク質およびその分解物、血流促進剤、抗炎症剤・消炎剤・抗アレルギー剤、細胞賦活剤、角質溶解剤、創傷治療剤、増泡剤、増粘剤、口腔用剤、消臭・脱臭剤、苦味料、調味料、酵素等もあげられる。また、例えば、本発明のメイラード反応生成物分解剤と公知のメイラード反応生成物分解剤を併用することにより、相加的または相乗的なメイラード反応生成物分解効果も期待できる。
なお、本発明の飲食品、化粧品または医薬品の製造方法は特に限定されず、例えば公知の飲食品、化粧品または医薬品の製造方法の製造方法を適宜応用すれば良い。例えば、本発明の飲食品、化粧品または医薬品の製造工程において、本発明のメイラード反応生成物分解剤を添加する時期、方法等は特に限定されず、作業性等を考慮して適宜選択すれば良い。
次に、本発明の実施例について説明する。
以下のようにして、PTB(対照例)、サンショウ軟エキス、ウコン抽出液、サフランチンキ、ハッカ軟エキス、ショウガ抽出液、ニンジン抽出液、ハス葉エキス、アカショウマエキス、コレウスフォルスコリエキス、黄杞葉エキス、ヒハツエキス、サンショウ花パウダー、ヒキオコシエキス、シークワーサーエキス、葛根エキス、プーアール茶エキス、甘草エキス、黒米エキス、月見草エキス、グァバ葉エキス、ビワ葉エキス、タマネギ外皮エキス、青花エキス、クワ葉エキス、タラの芽エキス、チョロギエキス、白インゲン豆エキス、羅布麻エキス、クマザサエキス、ニガウリエキス、キクイモエキス、大麦若葉エキス、褐藻類エキス、コンニャク芋エキス、コーヒー豆エキス、ブドウ種子エキス、リンゴエキス、オリーブ葉エキス、コンブエキス、アシタバパウダー、カテキン、キンカン軟エキス、枳実エキス、キンカンエキス、シトラスエキス、ユズパウダーおよび陳皮エキス(実施例1〜47)、柑橘類の揮発状油状物(比較例1〜11)、ならびにその他の各種植物抽出物(比較例12〜38)のα−ジカルボニル化合物分解活性を測定した。
(対照例)
非特許文献1(Sara Vasan et al. Nature, 382, pp.275-278(1996))に記載の方法にしたがい、PTB(N-フェナシルチアゾリウムブロミド、N-phenacylthiazolium bromide)のα−ジカルボニル化合物分解活性を測定した。すなわち、α−ジカルボニル化合物である1-フェニル-1,2-プロパンジオン(1-phenyl-1,2-propanedione)とPTB溶液をリン酸緩衝液中でインキュベートし、その際生じる安息香酸をHPLC法で定量し、1-フェニル-1,2-プロパンジオンのオキサリル基に対する炭素間結合切断活性、すなわちα−ジカルボニル化合物分解活性を算出した。より具体的な操作は以下の通りである。
すなわち、まず、非特許文献1(Sara Vasan et al. Nature, 382, pp.275-278(1996)
)の記載にしたがい、PTBを調製した。すなわち、フェナシルブロミドの1Mエタノール溶液およびチアゾールの1Mエタノール溶液を混合して2時間還流させ、冷却して析出した沈殿を濾取し、90%の水性エタノールから再結晶して目的のPTBを得た。
次に、下記組成の反応液を準備した。
(反応液組成)
500 mMリン酸ナトリウム緩衝液(Na2HPO4, pH 7.4) 800μL
10 mM 1-フェニル -1,2-プロパンジオン溶液 100μL
10mM PTB溶液 100μL
上記組成の反応液を1.5mL容プラスチックチューブに調製し、振盪機中、37℃で4時間インキュベートした。なお、1-フェニル -1,2-プロパンジオン溶液の溶媒は蒸留水を用いた。また、PTB溶液は、非特許文献1(Sara Vasan et al. Nature, 382, pp.275-278(1996))と同様、50%のメタノールを含む0.5Mリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.4)に溶かした溶液を用いた。
インキュベート終了後、2N HClを200μL加え撹拌し、反応を停止させた。そして得られた溶液をHPLCサンプル調製用フィルターで濾過し、HPLC測定溶液とした。HPLC測定条件は下記の通りであった。
(HPLC測定条件)
ポンプ HP1100 (Agilent technology社の商品名)
カラム Cadenza(Imtakt社の商品名), 4.6 x 150 mm
溶離液 MeOH / 0.1% TFA(40:60)
流速 1.0mL/min.
温度 40℃
検出 UV 220 nm
試料量 10μL
上記HPLC測定により得られた安息香酸に相当するピークのエリア面積から、オキサリル基の炭素間結合切断活性(切断率)、すなわちα−ジカルボニル化合物分解活性を算出した。具体的には、全ての1−フェニル−1,2−プロパンジオンが切断された場合に生じる安息香酸量をA1(mol)、上記測定により実際に生じた安息香酸量をA2(mol)とし、下記式(1)により切断率C(%)を算出した。
C=A2/A1×100 (1)
(実施例1〜47)
まず、メイラード反応生成物分解剤としてサンショウ軟エキス、ウコン抽出液、サフランチンキ、ハッカ軟エキス、ショウガ抽出液、ニンジン抽出液、ハス葉エキス、アカショウマエキス、コレウスフォルスコリエキス、黄杞葉エキス、ヒハツエキス、サンショウ花パウダー、ヒキオコシエキス、シークワーサーエキス、葛根エキス、プーアール茶エキス、甘草エキス、黒米エキス、月見草エキス、グァバ葉エキス、ビワ葉エキス、タマネギ外皮エキス、青花エキス、クワ葉エキス、タラの芽エキス、チョロギエキス、白インゲン豆エキス、羅布麻エキス、クマザサエキス、ニガウリエキス、キクイモエキス、大麦若葉エキス、褐藻類エキス、コンニャク芋エキス、コーヒー豆エキス、ブドウ種子エキス、リンゴエキス、オリーブ葉エキス、コンブエキス、アシタバパウダー、カテキン、キンカン軟エキス、枳実エキス、キンカンエキス、シトラスエキス、ユズパウダーおよび陳皮エキスの10 mg/mL溶液(溶媒は蒸留水)をそれぞれ調製した。そして、これらメイラード反応生成物分解剤のうちいずれかをPTB溶液に代えて100μL用いる以外は対照例と同様にし、オキサリル基の炭素間結合切断活性を算出した(実施例1〜47)。なお、サンショウ軟エキス、ウコン抽出液、サフランチンキ、ハッカ軟エキス、ショウガ抽出液、ニンジン抽出液、ハス葉エキス、アカショウマエキス、コレウスフォルスコリエキス、黄杞葉エキス、ヒハツエキス、サンショウ花パウダー、ヒキオコシエキス、シークワーサーエキス、葛根エキス、プーアール茶エキス、甘草エキス、黒米エキス、月見草エキス、グァバ葉エキス、ビワ葉エキス、タマネギ外皮エキス、青花エキス、クワ葉エキス、タラの芽エキス、チョロギエキス、白インゲン豆エキス、羅布麻エキス、クマザサエキス、ニガウリエキス、キクイモエキス、大麦若葉エキス、褐藻類エキス、コンニャク芋エキス、コーヒー豆エキス、ブドウ種子エキス、リンゴエキス、オリーブ葉エキス、コンブエキス、アシタバパウダー、カテキン、キンカン軟エキス、枳実エキス、キンカンエキス、シトラスエキス、ユズパウダーおよび陳皮エキスは、下記〔1〕〜〔4〕のいずれかの方法で抽出し、製造したものを用いた。
〔1〕 サンショウ、ウコン、キク花、サフラン、ハッカ、ショウガ、ニンジン、ハス葉、アカショウマ、コレウスフォルスコリ、黄杞葉、ヒハツ、サンショウ花、ヒキオコシ、シークワーサー、葛根、プーアール茶、甘草、黒米、月見草、グァバ葉、ビワ葉、タマネギ外皮、青花、クワ葉、タラの芽、チョロギ、白インゲン豆、羅布麻、クマザサ、ニガウリ、キクイモ、大麦若葉、褐藻、コンニャク芋、コーヒー豆、ブドウ種子、リンゴ、オリーブ葉、コンブ、アシタバ、キンカン、枳実、ダイダイ、シトラス、ユズ、陳皮および緑茶葉の乾燥植物各100gを、それぞれ精製水(約80℃)1Lに浸漬し、約5時間加温抽出し、ろ過または遠心分離して抽出液(乾燥固形分:約0.1〜5.0%)を約1kg得た。緑茶葉抽出物については、得られた抽出液を濃縮後、カラムクロマトグラフィーに供し、カテキン類(カテキン、エピガロカテキン、エピガロカテキンガレート)の溶出する画分を回収した。
〔2〕 サンショウ、ウコン、キク花、サフラン、ハッカ、ショウガ、ニンジン、ハス葉、アカショウマ、コレウスフォルスコリ、黄杞葉、ヒハツ、サンショウ花、ヒキオコシ、シークワーサー、葛根、プーアール茶、甘草、黒米、月見草、グァバ葉、ビワ葉、タマネギ外皮、青花、クワ葉、タラの芽、チョロギ、白インゲン豆、羅布麻、クマザサ、ニガウリ、キクイモ、大麦若葉、褐藻、コンニャク芋、コーヒー豆、ブドウ種子、リンゴ、オリーブ葉、コンブ、アシタバ、キンカン、枳実、ダイダイ、シトラス、ユズ、陳皮および緑茶葉の乾燥植物各100gを、それぞれ精製水1Lに浸漬し、室温で10日間抽出し、ろ過または遠心分離して抽出液(乾燥固形分:約0.1〜5.0%)を約1kg得た。緑茶葉抽出物については、得られた抽出液を濃縮後、カラムクロマトグラフィーに供し、カテキン類(カテキン、エピガロカテキン、エピガロカテキンガレート)の溶出する画分を回収した。
〔3〕 サンショウ、ウコン、キク花、サフラン、ハッカ、ショウガ、ニンジン、ハス葉、アカショウマ、コレウスフォルスコリ、黄杞葉、ヒハツ、サンショウ花、ヒキオコシ、シークワーサー、葛根、プーアール茶、甘草、黒米、月見草、グァバ葉、ビワ葉、タマネギ外皮、青花、クワ葉、タラの芽、チョロギ、白インゲン豆、羅布麻、クマザサ、ニガウリ、キクイモ、大麦若葉、褐藻、コンニャク芋、コーヒー豆、ブドウ種子、リンゴ、オリーブ葉、コンブ、アシタバ、キンカン、枳実、ダイダイ、シトラス、ユズ、陳皮および緑茶葉の乾燥植物各100gを、それぞれ精製水1Lに浸漬し、冷蔵庫内(5℃)で約3ヵ月間抽出し、ろ過または遠心分離して抽出液(乾燥固形分:約0.1〜5.0%)を約1kg得た。緑茶葉抽出物については、得られた抽出液を濃縮後、カラムクロマトグラフィーに供し、カテキン類(カテキン、エピガロカテキン、エピガロカテキンガレート)の溶出する画分を回収した。
〔4〕 サンショウ、ウコン、キク花、サフラン、ハッカ、ショウガ、ニンジン、ハス葉、アカショウマ、コレウスフォルスコリ、黄杞葉、ヒハツ、サンショウ花、ヒキオコシ、シークワーサー、葛根、プーアール茶、甘草、黒米、月見草、グァバ葉、ビワ葉、タマネギ外皮、青花、クワ葉、タラの芽、チョロギ、白インゲン豆、羅布麻、クマザサ、ニガウリ、キクイモ、大麦若葉、褐藻、コンニャク芋、コーヒー豆、ブドウ種子、リンゴ、オリーブ葉、コンブ、アシタバ、キンカン、枳実、ダイダイ、シトラス、ユズ、陳皮および緑茶葉の乾燥植物各100gを、それぞれ50%エタノール溶液1Lに浸漬し、室温で10日間抽出し、ろ過または遠心分離して抽出液(乾燥固形分:約0.1〜5.0%)を約1kg得た。緑茶葉抽出物については、得られた抽出液を濃縮後、カラムクロマトグラフィーに供し、カテキン類(カテキン、エピガロカテキン、エピガロカテキンガレート)の溶出する画分を回収した。
表1および表2に、上記測定で得られた対照例および実施例1〜47におけるオキサリル基の炭素間結合切断活性(α−ジカルボニル化合物分解活性)を示す。
Figure 0006139477
Figure 0006139477
表1の「相対切断活性」の項から分かる通り、実施例1〜47のメイラード反応生成物分解剤のうち、特にハス葉エキス、アカショウマエキス、黄杞葉エキス、ヒキオコシエキス、プーアール茶エキス、月見草エキス、グァバ葉エキス、ビワ葉エキス、タマネギ外皮エキス、羅布麻エキス、オリーブ葉エキスおよびカテキンは、合成物質であるPTB(対照例)と比較して約1.4〜7倍という高いα−ジカルボニル化合物分解活性を示した。
(比較例1〜11)
柑橘類の揮発状油状物であるオシメン、d−リモネン、α−テルピネン、カレン、カンフェン、β−ファルネセン、β−ビサボレン、テルピネン−4−オール、α−テルピネオール、トランス−カルベノール、およびボルネオールの各物質について、それぞれ前記対照例および実施例1〜47と同様にしてα−ジカルボニル化合物分解活性を測定した(比較例1〜11)。その結果、PTBのα−ジカルボニル化合物分解活性(オキサリル基の炭素間結合切断活性)を100とした場合の相対切断活性は、最も高いカレン(比較例4)で150、最も低いボルネオール(比較例11)で24であった。すなわち、本実施例のメイラード反応生成物分解剤のうち、特にハス葉エキス、アカショウマエキス、黄杞葉エキス、ヒキオコシエキス、プーアール茶エキス、月見草エキス、グァバ葉エキス、ビワ葉エキス、タマネギ外皮エキス、羅布麻エキス、オリーブ葉エキスおよびカテキンは、α−ジカルボニル化合物分解活性が、比較例1〜11に対し同等〜30倍程度と極めて高かった。さらに、本実施例のメイラード反応生成物分解剤は、活性物質が水溶性であるため、比較例1〜11のような揮発性の親油性物質等と異なり、飲食品、化粧品、医薬品等の種々の製品に配合しやすい。なお、比較例1〜11のα−ジカルボニル化合物分解活性測定結果は、特許文献3(特開2004−35424号公報)に記載の結果と同様である。
(比較例12〜38)
アメリカマンサク、アンズ、イチヤクソウ、ウワウルシ、オウレン、オオバナサルスベリ、ガンビールノキ、ゲンノショウコ、コウホネ、ザクロ、シャクヤク、セイヨウナツユキソウ、ダイオウ、チャノキ、チョウジノキ、チンネベリーセンナ、テンチャ、トックリイチゴ、トルメンチラ、バラ、ボタン、ヤクヨウサルビア、ヤシャブシ、ヤマモモ、ユーカリノキ、ロッグウッド、およびワレモコウの各植物抽出物について、それぞれ前記対照例および実施例1〜13と同様にしてα−ジカルボニル化合物分解活性を測定した(比較例12〜38)。その結果、PTBのα−ジカルボニル化合物分解活性(オキサリル基の炭素間結合切断活性)を100とした場合の相対切断活性は、最も高いザクロ抽出物(比較例21)で90、最も低いゲンノショウコ抽出物(比較例19)で22であった。すなわち、本実施例のメイラード反応生成物分解剤のうち、特にハス葉エキス、アカショウマエキス、黄杞葉エキス、ヒキオコシエキス、プーアール茶エキス、月見草エキス、グァバ葉エキス、ビワ葉エキス、タマネギ外皮エキス、羅布麻エキス、オリーブ葉エキスおよびカテキンは、α−ジカルボニル化合物分解活性が、比較例12〜38に対し1.5倍〜30倍程度と極めて高かった。さらに、本実施例のメイラード反応生成物分解剤は、活性物質が飲食品原料として安全に使用できることが従来からよく知られている植物由来の物質を活性物質とするため、人体への副作用がないか、または極めて少ない。なお、比較例12〜38のα−ジカルボニル化合物分解活性測定結果は、特許文献2(特開2002−241299号公報)に記載の結果と同様である。
以上説明した通り、本発明のメイラード反応生成物分解剤は、その用途は特に制限されないが、飲食品等に使用しやすい。本発明の飲食品、サプリメント、医薬品または化粧品は、本発明のメイラード反応生成物分解剤を含む。本発明の飲食品またはサプリメントは、例えば、糖尿病合併症の予防および改善等の用途に有用であり、医薬品は、例えば、糖尿病合併症の治療、予防および改善等の用途に有用である。また、本発明の飲食品、サプリメントまたは医薬品は、例えば、老化の治療における効果も期待でき、血糖上昇抑制、脂肪代謝作用などの生活習慣病対策作用も期待できる。

Claims (4)

  1. サンショウ軟エキスおよびサンショウ花パウダーからなる群から選択される少なくとも一つの活性物質を含むサプリメント又は医薬品に用いるためのメイラード反応生成物分解剤であって、
    前記メイラード反応生成物は、α−ジカルボニル化合物である、メイラード反応生成物分解剤。
  2. 前記活性物質が、植物由来組織を水または熱水で抽出して得られる抽出物である請求項1記載のメイラード反応生成物分解剤。
  3. α−ジカルボニル化合物分解活性を有する請求項1または2記載のメイラード反応生成物分解剤。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のメイラード反応生成物分解剤を含むサプリメント又は医薬品。
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