JP6139337B2 - 医療用処置具固定具 - Google Patents

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Description

本発明は、内視鏡等の医療用処置具を所望の姿勢で固定可能な医療用処置具固定具に関する。
従来から、内視鏡下手術では、内視鏡を所望の姿勢が固定するために、内視鏡固定具を用いている。
例えば、特許文献1には、多数の連結子がワイヤで直列に連結されてなる多関節体を備えたものが記載されている。各連結子は、一端に球状の接続子を有し、他端の球面状凹面の接続子が、隣接する連結子の球状の接続子を覆っている。そして、ワイヤの一端に固定されたワイヤ調整ネジを用いて、ワイヤを緩めると接続子間に隙間が生じて各連結子同士が回転自在となり、ワイヤを締めると接続子同士が接触して各連結子間の動作が停止される。
実用新案登録第3081670号公報
しかしながら、特許文献1に記載された多関節体では、内視鏡を安定して固定することができないという不具合がある。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、内視鏡等の医療用処置具を安定して固定することが可能な医療用処置具固定具を提供することを目的とする。
本発明は、球状部の球状凸面と球状椀部の球状凹面とが係合されて連結された複数の連結体からなる多関節体と、前記多関節体の先端に設けられ、医療用処置具を固定する固定具と、前記各連結体に形成された貫通孔を挿通して、一端が前記多関節体の先端部に固定されたワイヤと、前記ワイヤの他端が連結されたワイヤ操作手段とを備え、前記球状部又は前記球状椀部にスリットが形成された医療用処置具固定具であって、前記ワイヤ操作手段によって前記ワイヤを引っ張ることにより、前記球状凸面と前記球状凹面を密着させて、前記多関節体の動きを抑制可能であり、前記ワイヤ操作手段によって前記ワイヤを緩めることにより、前記球状凸面と前記球状凹面とを離間させて、前記多関節体の動きを自由とすることが可能であることを特徴とする。
本発明によれば、ワイヤ操作手段によってワイヤを引っ張ることにより、連結体の球状凸面と球状椀部の球状凹面とが密着して摩擦力が発生する。これにより、多関節体の動きが抑制され、多関節体の形状を維持され、内視鏡等の医療用処置具がそのままの位置、姿勢で安定的に固定される。
このとき、連結体の球状凸面が球状椀部の球状凹面に押し付けられ、スリットが形成された球状部又は球状椀部が押し広げられ、摩擦力が大きくなる。これにより、上記特許文献1に記載したものと比較して、医療用処置具をそのままの位置、姿勢でより安定的に固定することが可能となる。
一方、ワイヤ操作手段によってワイヤを緩めることにより、連結体の球状部の球状凸面と球状椀部の球状凹面とが離間して隙間が生じ、摩擦力が小さくなる。これにより、多関節体の動きがある程度自由となり、多関節体の形状を容易に変形でき、医療用処置具を好適な位置、姿勢に容易に変化させることが可能となる。
本発明において、前記多関節体は、両端に前記球状椀部の外側半径より大きな半径を有する部分球状座面を有する球状座部を有する複数の覆い体を備え、前記連結体は、両端に前記球状部を備える第1連結体と、両端部に前記球状椀部を備える第2連結体とからなり、前記球状椀部に前記スリットが形成され、前記多関節体は、前記第1連結体と前記第2連結体とが交互に連結されており、前記ワイヤ操作手段によって前記ワイヤを引っ張ることにより、前記第2連結体の前記球状椀部の外面と前記覆い体の前記球状座部の前記部分球状座面も密着させて、前記多関節体の動きを抑制可能であり、前記ワイヤ操作手段によって前記ワイヤを緩めることにより、前記第2連結体の前記球状椀部の外面と前記覆い体の前記球状座部の前記部分球状座面を離間させて、前記多関節体の動きを自由とすることが可能であることが好ましい。
この場合、ワイヤ操作手段によってワイヤを引っ張ることにより、第2連結体の球状椀部の外面と覆い体の球状座部の前記部分球状座面も密着するので、摩擦力がより大きくなり、医療用処置具をそのままの位置、姿勢でより安定的に固定することが可能となる。
また、本発明において、前記連結体は、一端に前記球状部を、他端に前記球状椀部を備え、前記球状部に前記スリットが形成され、前記多関節体は、当該連結体が連続して連結されていることが好ましい。この場合、多関節体を同一の連結体から構成することができ、構造が簡単になる。
本発明において、前記多関節体の基部は、基体に対して取り外し可能であり、前記ワイヤの基部は、前記ワイヤ操作手段に対して取り外し可能であることが好ましい。
この場合、多関節体及びワイヤを患者毎に取り換えることが可能であり、衛生的である。
また、この場合、前記多関節体の基部が前記基体から外れることを防止する取れ止め機構を備えることが好ましい。これにより、医療用処置具固定具を使用中に多関節体の基部が基体から外れることを防止することが可能となる。
また、前記ワイヤの基部と前記ワイヤ操作手段とは、キーとキー溝とによって取り外し可能であることが好ましい。この場合、ワイヤの基部とワイヤ操作手段との取り外し、装着が容易となる。
また、本発明において、前記ワイヤ操作手段は、エアシリンダを備えることが好ましい。この場合、手術室内にある圧縮空気源によってワイヤ操作手段を駆動することが可能となる。
また、本発明において、前記ワイヤ操作手段は、電力によって動作する機構を備えることも好ましい。この場合、手術室内にある電力源によってワイヤ操作手段を駆動することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る医療用処置具固定具を示す概略斜視図。 多関節体を示す斜視図。 第1連結体を示し、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は(b)のA−A線断面図。 第2連結体を示し、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は(b)のA−A線断面図。 覆い体を示し、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は(b)のA−A線断面図。 多関節体の基部とスタンドとの取り付け状態を示す正面図。 多関節体をスタンドから取り付した状態を示す正面図。 固定具を示す概略側面図であり、(a)は固定が解除された状態を、(b)は医療用処置具が固定された状態を示す。 本発明の第2の実施形態に係る医療用処置具固定具を示す概略斜視図。 多関節体を示す斜視図。 連結体を示し、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は下面図、(d)は(b)のA−A線断面図。
以下、本発明の第1の実施形態に係る医療用処置具固定具100について図面を参照して説明する。
図1に示すように、医療用処置具固定具100は、手術台などの基台に固定される基体10と、基体10に基端部が設置されるスタンド20と、スタンド20の先端部に設置される複数の多関節体30と、多関節体30の先端部に設けられ、内視鏡等の医療用処置具Aが固定される固定具40とから構成されている。
基体10は、手術台などの図示しない基台に、取り外し可能に固定される。
スタンド20は、ここでは、複数のリンク体がそれぞれ回動自在に接続されたものである。各リンク体は、例えば、ボールジョイントによって互いに回動可能に連結されている。
多関節体30は、ここでは、2本であるが、1本でも、3本以上であってもよい。また、多関節体30が、スタンド20や基体10の異なる部位に設けられていてもよい。
図2に示すように、多関節体30は、第1連結体31と第2連結体32とが交互にワイヤ34によって直列に連結され、且つ、覆い体33で覆われてなるものである。第1連結体31、第2連結体32及び覆い体33は、強化プラスチックなどの樹脂からなるものでも、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、チタン合金などの金属からなるものであってもよい。ワイヤ34は、例えば、ステンレス鋼などの金属からなる。
図3に示すように、第1連結体31は、両端に球状凸面を有する球状部31aを備え、球状部31aの間が直線状の連結部31bで連結されている。第1連結体31には、その長手方向の中心軸に貫通する貫通孔31cが形成されている。なお、ここでは、球状部31aは、その長手方向先端部が切り落とされている。これにより、第1連結体の外観は、全体として大略鼓形状となっている。
図4に示すように、第2連結体32は、両端に球状凹面を有する球状椀部32aを備え、球状椀部32aの間が連結部32bで連結されている。球状椀部32aは、第1連結体31の球状部31aを覆う形状であって、球状部31aの球状凸面の半径に同等の半径を有する球状凹面を有している。球状凹面は、球状凸面の頂点部を超えて球状凸面を覆うようになっている。そして、各球状凹面には、複数本、ここでは6本のスリット32cが、長手方向に形成されている。第2連結体32の連結部32bには、第2連結体32の長手方向の中心軸に貫通する貫通孔32dが形成されている。
図5に示すように、覆い体33は、両端に部分球状座面を有する球状座部33aを備え、球状座部33aの間が円筒状の連結部33bで連結されている。球状座部33aは、第2連結体32の球状椀部32aの外側を覆う形状であって、球状椀部32aの外側半径より僅かに大きな半径を有する球状座面を有している。球状座面は、球状椀部32aの外面の頂点部を超えて球状椀部32aの外面を覆うようになっている。
ワイヤ34は、ここでは1本であり、第1連結体31と第2連結体32のそれぞれの貫通孔31c,32dに挿通している。
多関節体30の基端部の第1連結体31は、スタンド20の先端部に取り外し可能に固定されている。多関節体30の先端部の第1連結体31は、固定具40の基端部に取り外し可能に固定されている。
これらの固定方法は、特に限定されないが、例えば、以下のように固定方法を採用することができる。ここでは、多関節体30の基端部の第1連結体31にスタンド20の先端部に固定する場合について図6及び図7を参照して説明する。
第1連結体31の基端部には、コネクタ51が固定されている。このコネクタ51は、大略円筒形であり、その下側側面に突起部51aを有している。そして、コネクタ51には、ワイヤ34の基端が固定され、先端部にキー部51bを有するロッド51cを備えている。
このキー部51bは、スタンド20の先端部にボルト等によって取り外し可能に固定さいれた固定体52に、摺動可能に配置された駆動ワイヤ53の先端に設けられたキー溝53aに、取り外し可能に固定される。
コネクタ51は、ジョイント体54によって、固定体52に取り付けられる。ジョイント体54は、大略円筒形であって、その内周面にコネクタ51の突起部51aと係合する爪部54aを備えている。
そして、コネクタ51及びこれと係合するジョイント体54は、コイルスプリング55を介してスライド体56によって固定体52に保持される。
多関節体30をスタンド20から取り外す場合、まず、コイルスプリング55を縮めるようにしてスライド体56を固定体52の方向に摺動させる。そして、コネクタ51を上方に摺動させる。これにより、ジョイント体54の抑え役のスライド体56が移動するので、爪部54aが外方に広がり、爪部54aとコネクタ51の突起部51aとの係合が解除され、コネクタ51を移動させることが可能となる。
さらに、コネクタ51を90度回転させて、ロッド51cのキー部51bをキー溝53aから抜け出させる。これにより、多関節体30はスタンド20から分離される。一方、多関節体30をスタンド20に取り付ける場合、以上説明した手順と逆の手順を行えばよい。
駆動ワイヤ53は、ワイヤ操作手段60によって移動される。ワイヤ操作手段60は、例えば、エアシリンダ、電動シリンダ等のシリンダであり、ロッドの先端に駆動ワイヤ53の基端が固定される。なお、ワイヤ操作手段60は、電動モータ等であってもよい。ワイヤ操作手段60のオン・オフ等は、使用者が図示しないスイッチを操作することによって行われる。
なお、駆動ワイヤ53、ひいてはワイヤ34は、ワイヤ操作手段60によって、通常、常にある程度の圧力で引っ張られている。なお、駆動ワイヤ53を常に引っ張っておくために、スプリングなどを用いてもよい。
固定具40には、医療用処置具Aを固定するための固定機構が設けられている。固定機構の態様は、医療用処置具Aを固定可能な周知のものであればよい。
ここでは、固定具40は、2個の挟み片41,42から構成されるクリップとなっている。挟み片41,42の基端部はピン43で連結されており、各挟み片41,42に形成された窪み部41a,42aの間に医療用処置具Aを挟み込むことによって、医療用処置具Aが固定される。
挟み片41,42の間にはコイルスプリング44が設けられており、挟み片41,42は、常時、コイルスプリング44によって互いに離間するように付勢されている。そして、各挟み片41,42には貫通孔41b,42bが形成されており、これら貫通孔41b,42bをワイヤ34が挿通し、ワイヤ34の先端部に固定された球状の係止具45が、挟み片42の外面に係止されている。
このように構成されているので、ワイヤ34が引っ張られると、コイルスプリング44の付勢力に反して、挟み片41,42が近接するような力が作用する。これにより、医療用処置具Aを安定的に窪み部41a,42a間に固定することができる。
ワイヤ操作手段60によって駆動ワイヤ53を引っ張ることによりワイヤ34を引っ張ると、第1連結体31の球状部31aの球状凸面と第2連結体32の球状椀部32aの球状凹面、及び第2連結体32の球状椀部32aの外面と覆い体33の球状座部33aの部分球状座面とが密着して摩擦力が発生する。これにより、多関節体30の動きが抑制され、多関節体30の形状が維持される。そして、これと同時に、医療用処置具Aが挟み片41,42の窪み部41a,42aに挟まれ、医療用処置具Aがそのままの位置、姿勢で安定的に固定される。
このとき、第1連結体31の球状部31aの球状凸面が第2連結体32の球状椀部32aの球状凹面に押し付けられ、球状椀部32aに形成されたスリット32cによって押し広げられようとするが、これは覆い体33によって抑制される。これにより、上記特許文献1に記載したものと比較して、多関節体30の形状がより安定的に維持されるので、医療用処置具Aがそのままの位置、姿勢でより安定的に固定することが可能となる。
一方、ワイヤ操作手段60によって駆動ワイヤ53を緩めることによりワイヤ34を緩めると、第1連結体31の球状部31aの球状凸面と第2連結体32の球状椀部32aの球状凹面、及び第2連結体32の球状椀部32aの外面と覆い体33の球状座部33aの部分球状座面とが離間して隙間が生じ、摩擦力が小さくなる。これにより、多関節体30の動きがある程度自由となり、多関節体30の形状を容易に変形できる。そして、これと同時に、医療用処置具Aの固定が解除され、医療用処置具Aを好適な位置、姿勢に容易に変化させることが可能となる。
以下、本発明の第2の実施形態に係る医療用処置具固定具200について図面を参照して説明する。
図9に示すように、医療用処置具固定具200は、手術台などの基台に固定される基体10と、基体10に基端部が設置されるスタンド20と、スタンド20の先端部に設置される複数の多関節体130と、多関節体130の先端部に設けられ、内視鏡等の医療用処置具Aが固定される固定具40とから構成されている。
基体10、スタンド20、及び固定具40は、第1の実施形態に係る医療用処置具固定具100と同じであるので、説明を省略する。
図10に示すように、多関節体130は、同じ連結体131が連続してワイヤ134によって直列に連結されてなるものである。連結体131は、強化プラスチックなどの樹脂からなるものでも、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、チタン合金など金属からなるものであってもよい。
図11に示すように、連結体131は、一端に球状凸面を有する球状部131aと、他端に球状凹面を有する球状椀部131bとを備え、球状部131aと球状椀部131bとの間が略円筒状の連結部131cで連結されている。連結体131には、その長手方向の中心軸に貫通する貫通孔31dが形成されている。そして、球状部131aには、複数本、ここでは6本のスリット131eが、長手方向に形成されている。なお、ここでは、球状部131aは、その長手方向先端部が切り落とされている。
ワイヤ134は、ここでは1本であり、連結体131のそれぞれの貫通孔131dを挿通している。
多関節体130の基端部の連結体131は、スタンド20の先端部に取り外し可能に固定されている。多関節体130の先端部の連結体131は、固定具40の基端部に取り外し可能に固定されている。これらの固定方法は、特に限定されないが、例えば、第1の実施形態に係る医療用処置具固定具100と同様の固定方法を採用することができ、ワイヤ操作手段60によって、ワイヤ134の後端に連結された駆動ワイヤ53が移動される。
ワイヤ操作手段60によって駆動ワイヤ53を引っ張ることによりワイヤ134を引っ張ると、連結体131の球状部131aの球状凸面と隣接する連結体131の球状椀部131bの球状凹面とが密着して摩擦力が発生する。これにより、多関節体130の動きが抑制され、多関節体130の形状を維持される。そして、これと同時に、医療用処置具Aが挟み片41,42の窪み部41a,42aに挟まれ、医療用処置具Aがそのままの位置、姿勢で安定的に固定される。
このとき、連結体131の球状部131aの球状凸面が隣接する連結体131の球状椀部131bの球状凹面に押し付けられ、球状部131aに形成されたスリット131eによって押し広げられようとする。これにより、上記特許文献1に記載したものと比較して、多関節体30の形状がより安定的に維持されるので、医療用処置具Aがそのままの位置、姿勢でより安定的に固定することが可能となる。
一方、ワイヤ操作手段60によって駆動ワイヤ53を緩めることによりワイヤ134を緩めると、連結体131の球状部131aの球状凸面と隣接する連結体131の球状椀部131bの球状凹面とが離間して隙間が生じ、摩擦力が小さくなる。これにより、多関節体30の動きがある程度自由となり、多関節体30の形状を容易に変形できる。そして、これと同時に、医療用処置具Aの固定が解除され、医療用処置具Aを好適な位置、姿勢に容易に変化させることが可能となる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されない。例えば、実施形態では、多関節体30の基部をスタンド20の先端に取り付けているが、これに限定されず、多関節体30の基部を基体10に取り付けてもよい。本発明の基体とは、スタンド20や基体10を意味する。
また、実施形態では、ワイヤ34,134によって固定具40の固定及び固定解除動作を操作しているが、これに限定されない。例えば、ワイヤ34,134の先端を多関節体30の先端部に固定し、固定具の固定及び固定解除動を、ワイヤ34,134を用いない周知の手段により行ってもよい。
なお、本発明における「ワイヤの一端が多関節体の先端部に固定された」とは、実施形態のように、ワイヤ34,134の一端が多関節体30,130の先端部に設けられた固定具40に固定されることも含む概念である。
10…基体、 20…スタンド、 30…多関節体、 31…第1連結体(連結体)、 31a…球状部、 31b…連結部、 31c…貫通孔、 32…第2連結体(連結体)、 32a…球状椀部、 32b…連結部、 32c…スリット、 33d…貫通孔、 33…覆い体、 33a…球状座部、 34…ワイヤ、 40…固定具、 41,42…挟み片、 41a,42a…窪み部、 41b,42b…貫通孔、 43…ピン、 44…コイルスプリング、 45…係止具、 51…コネクタ、 51a…突起部、 51b…キー部、 51c…ロッド、 52…固定体、 53…駆動ワイヤ、 53a…キー溝、 54…ジョイント体、 54a…爪部、 55…コイルスプリング、 56…スライド体、60…ワイヤ操作手段、100…医療用処置具固定具、 130…多関節体、 131…連結体、 131a…球状部、 131b…球状椀部、 131c…連結部、 131d…貫通孔、 131e…スリット、 134…ワイヤ、 200…医療用処置具固定具、 A…医療用処置具。

Claims (8)

  1. 球状部の球状凸面と球状椀部の球状凹面とが係合されて連結された複数の連結体からなる多関節体と、
    前記多関節体の先端に設けられ、医療用処置具を固定する固定具と、
    前記各連結体に形成された貫通孔を挿通して、一端が前記多関節体の先端部に固定されたワイヤと、
    前記ワイヤの他端が連結されたワイヤ操作手段とを備え、
    前記球状部又は前記球状椀部にスリットが形成された医療用処置具固定具であって、
    前記ワイヤ操作手段によって前記ワイヤを引っ張ることにより、前記球状凸面と前記球状凹面を密着させて、前記多関節体の動きを抑制可能であり、
    前記ワイヤ操作手段によって前記ワイヤを緩めることにより、前記球状凸面と前記球状凹面とを離間させて、前記多関節体の動きを自由とすることが可能であることを特徴とする医療用処置具固定具。
  2. 前記多関節体は、両端に前記球状椀部の外側半径より大きな半径を有する部分球状座面を有する球状座部を有する複数の覆い体を備え、
    前記連結体は、両端に前記球状部を備える第1連結体と、両端部に前記球状椀部を備える第2連結体とからなり、前記球状椀部に前記スリットが形成され、
    前記多関節体は、前記第1連結体と前記第2連結体とが交互に連結されており、
    前記ワイヤ操作手段によって前記ワイヤを引っ張ることにより、前記第2連結体の前記球状椀部の外面と前記覆い体の前記球状座部の前記部分球状座面も密着させて、前記多関節体の動きを抑制可能であり、
    前記ワイヤ操作手段によって前記ワイヤを緩めることにより、前記第2連結体の前記球状椀部の外面と前記覆い体の前記球状座部の前記部分球状座面を離間させて、前記多関節体の動きを自由とすることが可能であることを特徴とする請求項1に記載の医療用処置具固定具。
  3. 前記連結体は、一端に前記球状部を、他端に前記球状椀部を備え、前記球状部に前記スリットが形成され、
    前記多関節体は、当該連結体が連続して連結されていることを特徴とする請求項1に記載の医療用処置具固定具。
  4. 前記多関節体の基部は、基体に対して取り外し可能であり、前記ワイヤの基部は、前記ワイヤ操作手段に対して取り外し可能であることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の医療用処置具固定具。
  5. 前記多関節体の基部が前記基体から外れることを防止する取れ止め機構を備えることを特徴とする請求項4に記載の医療用処置具固定具。
  6. 前記ワイヤの基部と前記ワイヤ操作手段とは、キーとキー溝とによって取り外し可能であることを特徴とする請求項4又は5に記載の医療用処置具固定具。
  7. 前記ワイヤ操作手段は、エアシリンダを備えることを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の医療用処置具固定具。
  8. 前記ワイヤ操作手段は、電力によって動作する機構を備えることを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の医療用処置具固定具。
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