JP6137264B2 - 冷凍装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷凍装置に関するものである。
従来より、HFC32等の可燃性冷媒を用いる冷凍装置では、冷媒漏洩を検知するための冷媒センサが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、室内機のケーシングの下部にガスセンサを設けることで、熱交換器の伝熱管の接続箇所から漏洩してドレンパンに沿って流下した可燃性冷媒を検知できるようにしている。
特許4639451号公報
しかしながら、従来の冷凍装置を、食品等の収納物が収納された冷凍冷蔵用の倉庫内空気を冷却するために用いた場合には、冷媒センサの検出性能が劣化するおそれがあるという問題がある。
具体的に、冷凍冷蔵用の倉庫内に収納された食品等の収納物は、エチレンやアンモニア等のガスを空気中に放出するので、冷凍装置の冷却空気とともにガスが倉庫内を循環する。そして、空気中のガスが冷媒センサに触れることで化学反応して冷媒センサの性能が劣化してしまい、冷媒が漏洩していなくても冷媒が漏洩していると誤検出したり、冷媒の検知ができなくなる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、冷媒センサの配設位置を工夫することで、収納庫内に収納された収納物から放出されるガスの影響を最小限に抑えることにある。
本発明は、収納物(5)を収納する収納庫(1)に設けられて冷媒が循環して冷凍サイクルを行う冷媒回路(20)と、該収納庫(1)内の空気が、該冷媒回路(20)の蒸発器(24)を通過して該蒸発器(24)を流れる冷媒と熱交換するように、該収納庫(1)内において空気を循環させる庫内ファン(26)とを備え、該収納庫(1)内の空気を冷却する冷凍装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、前記収納庫(1)内における冷却空気の循環経路上から外れた空気の滞留位置に配設され、前記冷媒回路(20)の冷媒漏洩を検知する冷媒センサ(14)を備え、
前記冷媒センサ(14)は、前記庫内ファン(26)を逆回転させたときに空気が供給される位置に配設されていることを特徴とするものである。
第1の発明では、冷媒センサ(14)を、収納庫(1)内における空気の滞留位置に配設している。これにより、収納庫(1)内に収納された食品等の収納物(5)からエチレンやアンモニア等のガスが放出されて冷却空気とともに収納庫(1)内を循環した場合でも、このガスを含む空気が冷媒センサ(14)に触れにくくなり、冷媒センサ(14)の性能劣化を抑えることができる。
また、庫内ファン(26)を逆回転させたときに、冷媒センサ(14)によって冷媒漏洩が検知される。これにより、冷媒センサ(14)に空気を供給して冷媒漏洩を検出するのにあたって、冷媒センサ(14)に空気を常時供給する場合に比べて、食品等の収納物(5)から放出されたエチレンやアンモニア等のガスを含む空気に触れる時間が短くて済むため、冷媒センサ(14)の性能劣化を最小限に抑えることができる。
第2の発明は、第1の発明において、
前記冷媒回路(20)には、空気よりも比重の大きい冷媒が循環しており
記収納庫(1)の床面側の隅部における少なくとも1箇所には、前記庫内ファン(26)を逆回転させたときに空気が供給される位置に配設されている前記冷媒センサ(14)とは別体の冷媒センサ(14)が配設されることを特徴とするものである。
第2の発明では、冷媒センサ(14)を、収納庫(1)の床面側の隅部に配設している。具体的に、HFC32等のような空気よりも比重の大きい冷媒は、収納庫(1)内の下部側、つまり、床面側に滞留しやすくなる。そのため、冷媒漏洩を検知するためには、冷媒センサ(14)を床面側に配設するのが好ましい。さらに、収納庫(1)の床面側の隅部は、冷却空気の循環経路上から外れた位置にあり、食品等の収納物(5)から放出されたエチレン等のガスを含む空気が冷媒センサ(14)に触れるおそれを軽減することができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、
前記冷媒回路(20)には、可燃性の冷媒が循環しており
記収納庫(1)の搬出搬入口(2)付近には、前記庫内ファン(26)を逆回転させたときに空気が供給される位置に配設されている前記冷媒センサ(14)とは別体の冷媒センサ(14)が配設されることを特徴とするものである。
第3の発明では、冷媒センサ(14)を、収納庫(1)の搬出搬入口(2)付近に配設している。これにより、荷積み作業のために搬出搬入口(2)の扉を開けた際に、冷媒が一気に庫外へ漏れ出し、例えば、フォークリフト等の庫外にある着火源によって着火するのを防止することができる。つまり、作業者は、冷媒センサ(14)で検知された冷媒濃度が所定値以下の場合にのみ、搬出搬入口(2)の扉を開ける等の判断を行うことができる。
第4の発明は、第1乃至第3の発明のうち何れか1つにおいて、
前記庫内ファン(26)を逆回転させたときに空気が供給される前記冷媒センサ(14)が配設されている前記滞留位置とは別の滞留位置には、当該冷媒センサ(14)とは別体の冷媒センサ(14)が配設され、
前記収納庫(1)内を循環する冷却空気が別体の前記冷媒センサ(14)に供給されるのを阻止する阻止部材(40)を備えたことを特徴とするものである。
第4の発明では、別体の冷媒センサ(14)を、収納庫(1)内における空気の別の滞留位置に配設している。また、食品等の収納物(5)から放出されたエチレン等のガスを含む空気が、冷媒センサ(14)に対して供給されないように、阻止部材(40)で阻止している。これにより、冷媒センサ(14)の性能劣化を抑えることができる。
の発明は、第1乃至第の発明のうち何れか1つにおいて、
前記収納庫(1)内を循環する冷却空気が、前記庫内ファン(26)を逆回転させたときに空気が供給される位置に配設されている前記冷媒センサ(14)に供給されるのを阻止する阻止部材(50)を備えたことを特徴とするものである。
の発明では、食品等の収納物(5)から放出されたエチレン等のガスを含む空気が、冷媒センサ(14)に対して供給されないように、阻止部材(50)で阻止している。これにより、冷媒センサ(14)の性能劣化を抑えることができる。
本発明によれば、収納庫(1)内に収納された食品等の収納物(5)からエチレンやアンモニア等のガスが放出されて冷却空気とともに収納庫(1)内を循環した場合でも、このガスを含む空気が冷媒センサ(14)に触れにくくなり、冷媒センサ(14)の性能劣化を抑えることができる。
本参考例の冷凍装置の冷媒回路の構成を示す配管系統図である。 冷凍装置の概略構成を示す側面断面図であり、冷却運転中の動作を示す図である。 冷凍装置の概略構成を示す側面断面図であり、排気運転中の貯留動作を示す図である。 冷凍装置の概略構成を示す側面断面図であり、排気運転中の排気動作を示す図である。 本実施形態の冷凍装置の概略構成を示す側面断面図であり、冷却運転中の動作を示す図である。 庫内ファンを逆回転させたときの側面断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
《参考例》
図1及び図2に示すように、冷凍装置(10)は、食品等の収納物(5)を冷凍して収納する又は冷蔵するための収納庫(1)に設けられ、収納庫(1)の庫内空気を冷却するものである。収納庫(1)は、庫内空気と外気との熱交換を避けるべく、壁、床、天井が全て断熱構造に構成されている。
また、本参考例では、収納庫(1)は、外気の侵入を抑制するべく、搬出搬入口(2)以外の開口が形成されておらず、壁と床、壁と天井の隙間からの外気の侵入を抑制した気密性の高い構造に構成されている。
冷凍装置(10)は、庫外ユニット(11)と、庫内ユニット(12)と、排気装置(13)と、冷媒センサ(14)と、コントローラ(15)とを備えている。
〈庫外ユニット/庫内ユニット〉
庫外ユニット(11)は、収納庫(1)の庫外に設置されている。庫内ユニット(12)は、収納庫(1)の庫内に設置されている。冷媒が循環して蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行う冷媒回路(20)は、庫外ユニット(11)と庫内ユニット(12)とに跨がって設けられている。
〈冷媒回路〉
図1に示すように、冷媒回路(20)は、圧縮機(21)と、凝縮器(22)と、膨張弁(23)と、蒸発器(24)とを、冷媒配管によって順に接続することで構成された閉回路である。本参考例では、冷媒回路(20)には、空気よりも比重の大きい微燃性のHFC32冷媒が充填されている。
圧縮機(21)と、凝縮器(22)と、膨張弁(23)とは、庫外ユニット(11)の庫外ケーシング(11a)内に収容されている。蒸発器(24)は、庫内ユニット(12)の庫内ケーシング(12a)内に収容されている。
庫外ユニット(11)と庫内ユニット(12)との間に配設される液側連絡配管(27)とガス側連絡配管(28)とは、それぞれ収納庫(1)の庫内と庫外とに跨がって設けられている。
庫外ケーシング(11a)内において、凝縮器(22)の近傍には、庫外空気(外気)を庫外ケーシング(11a)内の凝縮器(22)へ送る庫外ファン(25)が設けられている。凝縮器(22)では、圧縮機(21)で加圧されて凝縮器(22)の内部を流れる冷媒と、庫外ファン(25)によって凝縮器(22)に送られた外気との間で熱交換が行われる。本参考例では、庫外ファン(25)は、プロペラファンによって構成されている。
庫内ケーシング(12a)内において、蒸発器(24)の近傍には、庫内空気を庫内ケーシング(12a)内の蒸発器(24)へ送る庫内ファン(26)が設けられている。蒸発器(24)では、膨張弁(23)によって減圧されて蒸発器(24)の内部を流れる冷媒と、庫内ファン(26)によって蒸発器(24)に送られた庫内空気との間で熱交換が行われる。庫内ファン(26)は、蒸発器(24)において冷媒によって冷却された庫内空気を吸い込み、庫内において循環するように庫内に吹き出すように設けられている。
〈排水構造〉
また、庫内ケーシング(12a)の底部には、蒸発器(24)で発生する結露水を受けるドレンパン(31)が設けられている。このドレンパン(31)は、図2の左右方向の両端から中央に向かって高さが低くなる傾斜面を有している。
ドレンパン(31)の中央には、ドレンパン(31)から結露水を排出する排出部(32)が形成され、排出部(32)には、ドレンホース(33)が接続されている。ドレンホース(33)は、庫内から収納庫(1)の側壁を貫通して庫外へ至るように配設されている。ドレンホース(33)の庫外に配設された部分には、外気の庫内への侵入を防止する逆止弁(34)が設けられている。
〈排気装置〉
排気装置(13)は、貯留容器(41)と、排気ホース(42)と、排気弁(43)と、導風機構(44)とを備えている。
〈貯留容器〉
貯留容器(41)は、上部が開口した容器であり、庫内ユニット(12)の冷媒回路(20)から漏洩した空気よりも比重の大きい冷媒を貯留するために、庫内の下部に設けられている。貯留容器(41)には、底面の中央部に筒状の排出部(45)が形成されている。また、貯留容器(41)の底面は、外縁から排出部(45)に向かって高さが低くなるすり鉢状の傾斜面に構成されている。
〈排気ホース〉
排気ホース(42)は、排出部(45)に接続されている。排気ホース(42)は、庫内から収納庫(1)の側壁を貫通して庫外へ至るように配設されている。
排気弁(43)は、排気ホース(42)の庫内に配設された部分に接続されている。排気弁(43)は、開閉式の電磁弁によって構成され、庫内と庫外とを連通させる開状態と、庫内と庫外とを連通させない閉状態とに切り換わる。
〈導風機構〉
本参考例では、導風機構(44)は、V字形状の導風板(46)と、ヒンジ(47)とによって構成されている。導風板(46)は、V字状に屈曲した形状に構成され、導風板(46)の角部にヒンジ(47)が設けられている。導風機構(44)は、庫内ファン(26)の吹出側で且つ下方において、ヒンジ(47)が庫内ファン(26)の吹出方向に対して略直交する方向に延びるように設けられている。
また、導風機構(44)は、導風板(46)がヒンジ(47)周りに回動し、第1状態(図2の実線、図4の二点鎖線を参照)と第2状態(図2の二点鎖線、図4の実線を参照)とに切り換わるように構成されている。
第1状態は、導風板(46)によって庫内ファン(26)の吹出空気が庫内循環方向に導かれるように、V字状の導風板(46)が上方に向かって開く位置にある状態である。このとき、導風板(46)のヒンジ(47)に対して庫内ユニット(12)側の第1部分(46a)は、庫内ユニット(12)に向かって延び、反対側の第2部分(46b)は、庫内循環方向(水平方向)に延びている。
一方、第2状態は、導風板(46)によって庫内ファン(26)の吹出空気が貯留容器(41)へ導かれるように、V字状の導風板(46)が庫内ユニット(12)に向かって開く位置にある状態である。このとき、導風板(46)の第1部分(46a)は、貯留容器(41)に向かって延び、反対側の第2部分(46b)は、庫内ファン(26)の吹出空気の一部の庫内循環方向への流通を阻止する方向(鉛直方向)に延びている。
〈冷媒センサ〉
収納庫(1)の庫内には、庫内ユニット(12)の冷媒回路(20)から漏洩した冷媒を検知するための冷媒センサ(14)が設けられている。冷媒センサ(14)は、収納庫(1)内における冷却空気の循環経路上(図2において連続する白矢印で表示)から外れた空気の滞留位置に配設されている。具体的に、本参考例では、冷媒センサ(14)は、貯留容器(41)内と、収納庫(1)の床面側の隅部(図2において左右両側の下部)とに配設されている。
収納庫(1)内を循環する冷却空気は、貯留容器(41)の外側壁に沿って流通するため、貯留容器(41)内に流入しないようになっている。つまり、貯留容器(41)は、収納庫(1)内を循環する冷却空気が冷媒センサ(14)に供給されるのを阻止する阻止部材(40)を構成している。
また、HFC32冷媒は、空気よりも比重が大きいため、収納庫(1)内の下部側、つまり、床面側に滞留しやすくなる。そのため、冷媒漏洩を検知するために、床面側の隅部に配設している。
このように、冷媒センサ(14)を、収納庫(1)内における空気の滞留位置に配設することで、冷媒センサ(14)の性能劣化を抑えることができる。
具体的に、収納庫(1)内には、食品等の収納物(5)が収納されている。収納物(5)は、エチレンやアンモニア等のガスを空気中に放出するので、冷却空気とともにガスが収納庫(1)内を循環する。そして、空気中のガスが冷媒センサ(14)に触れることで化学反応して冷媒センサ(14)の性能が劣化するおそれがある。
これに対し、本参考例では、冷却空気の循環経路上から外れた位置に冷媒センサ(14)を配設するようにしたので、収納物(5)から放出されるガスの影響を最小限に抑えることができる。特に、エチレンやアンモニア等のガスは、空気よりも比重が小さいため、これらのガスが、収納庫(1)の床面側の隅部に配設された冷媒センサ(14)に触れることはない。
また、冷媒センサ(14)の1つは、収納庫(1)の搬出搬入口(2)付近に配設されている。これにより、荷積み作業のために搬出搬入口(2)の扉を開けた際に、冷媒が一気に庫外へ漏れ出し、例えば、フォークリフト等の庫外にある着火源によって着火するのを防止することができる。
本参考例では、冷媒センサ(14)は、金属酸化物半導体式のガスセンサによって構成されている。冷媒センサ(14)では、金属酸化物半導体の表面に吸着した酸素イオンが、冷媒ガスと反応して表面から離脱することによってセンサ内部の自由電子が増加して抵抗値が低下し、その変化を測定することで冷媒濃度が求められる。冷媒センサ(14)によって測定された冷媒濃度は、コントローラ(15)に送信される。
〈コントローラ〉
コントローラ(15)は、庫外ケーシング(11a)内に設けられている。コントローラ(15)は、圧縮機(21)、膨張弁(23)、庫外ファン(25)、庫内ファン(26)の運転を制御して、庫内空気を所定の設定温度に冷却する冷却運転を実行するように構成されている。また、冷媒センサ(14)から送信される冷媒濃度から冷媒回路(20)から庫内への冷媒漏れを検知すると、漏れた冷媒を庫外へ排出するための排気運転を実行するように構成されている。なお、排気運転の詳細については後述する。
本参考例では、コントローラ(15)は、冷凍装置(10)の各要素を本願で開示するように制御するマイクロコンピュータと、実施可能な制御プログラムが記憶されたメモリやハードディスク等とを含んでいる。
なお、コントローラ(15)は、冷凍装置(10)の制御部の一例であり、コントローラ(15)の詳細な構造やアルゴリズムは、本参考例に係る機能を実行するためのどのようなハードウェアとソフトウェアとの組み合わせであってもよい。
−運転動作−
〈冷却運転〉
図2に示すように、冷凍装置(10)では、コントローラ(15)によって収納庫(1)の庫内空気を設定温度まで冷却する冷却運転が実行される。冷却運転では、コントローラ(15)は、圧縮機(21)、膨張弁(23)、庫外ファン(25)及び庫内ファン(26)の動作を制御して、冷媒回路(20)において蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行い、庫内ファン(26)によって蒸発器(24)に送った収納庫(1)の庫内空気を、蒸発器(24)を通過する冷媒によって冷却する。
具体的には、庫外ユニット(11)では、圧縮機(21)において圧縮された冷媒が凝縮器(22)に流入し、凝縮器(22)を流れる際に、庫外ファン(25)によって凝縮器(22)に送られた外気と熱交換し、外気に放熱して凝縮する。
凝縮した液冷媒は、膨張弁(23)において減圧された後、庫外ユニット(11)から流出し、液側連絡配管(27)を通って庫内ユニット(12)の蒸発器(24)に流入する。
蒸発器(24)に流入した冷媒は、該蒸発器(24)を流れる際に、庫内ファン(26)によって蒸発器(24)に送られた収納庫(1)の庫内空気と熱交換し、庫内空気から吸熱して蒸発する。
蒸発したガス冷媒は、庫内ユニット(12)から流出し、ガス側連絡配管(28)を通って庫外ユニット(11)の圧縮機(21)に吸入されて再び圧縮される。
一方、蒸発器(24)において冷媒に吸熱されて冷却された庫内空気は、庫内ファン(26)によって庫内に吹き出されて庫内を循環する。このようにして、庫内空気は冷却される。
また、このとき、コントローラ(15)は、図示しない温度センサの測定結果に基づいて収納庫(1)の庫内空気の温度が所望の目標温度になるように、圧縮機(21)、膨張弁(23)、庫外ファン(25)及び庫内ファン(26)の動作を制御する。
〈排気運転〉
冷凍装置(10)では、コントローラ(15)によって、冷媒回路(20)からの庫内への冷媒漏れが検知されると、漏れた冷媒を庫外へ排出するための排気運転が実行される。コントローラ(15)は、冷媒センサ(14)から送信される冷媒濃度から冷媒回路(20)から庫内への冷媒漏れを検知する。
具体的には、コントローラ(15)は、冷媒センサ(14)から送信される冷媒濃度が、所定の第1濃度を超えると、「冷媒漏れ」状態であると判断し、排気運転を実行する。排気運転では、コントローラ(15)は、庫内ファン(26)、排気弁(43)、導風機構(44)の動作を制御して、庫内に漏れた冷媒を貯留容器(41)に貯留する貯留動作と、貯留した冷媒を庫外へ排出する排気動作とを行う。
〈貯留動作〉
図3に示すように、貯留動作では、コントローラ(15)は、庫内ファン(26)の運転を停止し、閉状態の排気弁(43)をそのまま閉状態に維持する。なお、庫内ファン(26)の運転が停止している場合には、停止状態を維持する。庫内ファン(26)の運転停止により、庫内において庫内空気が循環しなくなるため、空気よりも比重が大きい冷媒は、庫内ファン(26)によって拡散されずに落下する。このような庫内ファン(26)の運転を停止した貯留動作により、冷媒の落下地点に設けられた貯留容器(41)内に、漏れた冷媒が貯留されていく。
コントローラ(15)は、貯留容器(41)内にある程度の冷媒が貯留された時点で、貯留動作を終了して排気動作を行う。具体的には、コントローラ(15)は、冷媒センサ(14)から送信される冷媒濃度が、上述した第1濃度よりも高い所定の第2濃度を超えると、貯留容器(41)内にある程度の冷媒が貯留されたとして貯留動作を終了する。
〈排気動作〉
図4に示すように、排気動作では、コントローラ(15)は、庫内ファン(26)の運転を再開し、閉状態の排気弁(43)を開状態に切り換える。さらに、コントローラ(15)は、第1状態の導風機構(44)を、第2状態に切り換える。庫内ファン(26)の運転再開により、庫内において庫内空気が循環する一方、第2状態の導風機構(44)により、庫内ファン(26)の吹出空気の下部の一部は、貯留容器(41)へ導かれる。
具体的には、吹出空気の一部は、V字状の導風板(46)の鉛直方向に延びる第2部分(46b)に当たり、第2部分(46b)に沿って下方の第1部分(46a)側へ流れ、貯留容器(41)に向かって延びる導風板(46)の第1部分(46a)によって貯留容器(41)へ導かれる。
このようにして、庫内ファン(26)の吹出空気の一部が貯留容器(41)内に吹き付けられることにより、貯留動作によって貯留容器(41)に貯留された冷媒が、貯留容器(41)の底板の最も低い位置に形成された排出部(45)に押し込まれる。
上述したように、排気動作では、排気弁(43)が開状態に切り換えられているため、排気ホース(42)によって庫内と庫外とが連通した状態となっている。そのため、吹出空気によって排出部(45)に押し込まれた冷媒は、庫内空気とともに排気ホース(42)を通って庫外へ排出されることとなる。
このような庫内ファン(26)の運転を再開し、排気弁(43)を開状態にして導風機構(44)によって吹出空気の一部を貯留容器(41)に導く排気動作により、貯留動作によって貯留容器(41)内に貯留された冷媒が排気ホース(42)を通って庫外へ排出されていく。
コントローラ(15)は、貯留容器(41)内に貯留されていた冷媒がある程度排出された時点で、排気動作を終了する。具体的には、コントローラ(15)は、冷媒センサ(14)から送信される冷媒濃度が、排気運転を開始する基準とした第1濃度を下回ると、貯留容器(41)内に貯留されていた冷媒がある程度排出されたとして排気動作を終了する。
《実施形態》
図5は、本実施形態の冷凍装置の概略構成を示す側面断面図であり、冷却運転中の動作を示す図である。以下、前記参考例と同じ部分については同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
図5に示すように、冷媒センサ(14)は、蒸発器(24)の吸い込み側、具体的には、庫内ユニット(12)の庫内ケーシング(12a)における図5で右上隅部に配設されている。そして、冷媒センサ(14)の周囲は、阻止部材(50)によって覆われている。
阻止部材(50)は、図5で上方及び左方が開口した箱状に形成されており、庫内ケーシング(12a)と阻止部材(50)の内部とが連通している。冷媒センサ(14)は、阻止部材(50)の内部に配設されており、阻止部材(50)によって冷媒センサ(14)の右方及び下方が覆われている。これにより、庫内ファン(26)によって冷却空気を循環させる通常運転時には、冷媒センサ(14)に向かう空気が阻止部材(50)によって阻止される。つまり、冷媒センサ(14)は、冷却空気の循環経路上から外れた空気の滞留位置に配設されることとなる。
一方、図6に示すように、庫内ファン(26)を逆回転させると、蒸発器(24)を通過した空気の一部は、阻止部材(50)の内部を通って冷媒センサ(14)に供給され、阻止部材(50)の上方開口から流出する。このとき、冷媒センサ(14)では、空気中に含まれる冷媒濃度が検知される。
このような構成とすれば、冷媒センサ(14)に空気を供給して冷媒漏洩を検出するのにあたって、冷媒センサ(14)に空気を常時供給する場合に比べて、食品等の収納物(5)から放出されたエチレンやアンモニア等のガスを含む空気に触れる時間が短くて済むため、冷媒センサ(14)の性能劣化を最小限に抑えることができる。
なお、庫内ファン(26)の逆回転動作は、例えば、蒸発器(24)のデフロストを行ったタイミングで実行するようにすればよい。つまり、庫内ファン(26)を停止して蒸発器(24)のデフロストを行った後、庫内ファン(26)を逆回転させて冷媒センサ(14)に空気を供給することで、空気中の冷媒濃度を検知すればよい。
以上説明したように、本発明は、冷媒センサの配設位置を工夫することで、収納庫内に収納された収納物から放出されるガスの影響を最小限に抑えることができるという実用性の高い効果が得られることから、きわめて有用で産業上の利用可能性は高い。
1 収納庫
2 搬出搬入口
5 収納物
10 冷凍装置
14 冷媒センサ
20 冷媒回路
24 蒸発器
26 庫内ファン
40 阻止部材
50 阻止部材

Claims (5)

  1. 収納物(5)を収納する収納庫(1)に設けられて冷媒が循環して冷凍サイクルを行う冷媒回路(20)と、該収納庫(1)内の空気が、該冷媒回路(20)の蒸発器(24)を通過して該蒸発器(24)を流れる冷媒と熱交換するように、該収納庫(1)内において空気を循環させる庫内ファン(26)とを備え、該収納庫(1)内の空気を冷却する冷凍装置であって、
    前記収納庫(1)内における冷却空気の循環経路上から外れた空気の滞留位置に配設され、前記冷媒回路(20)の冷媒漏洩を検知する冷媒センサ(14)を備え、
    前記冷媒センサ(14)は、前記庫内ファン(26)を逆回転させたときに空気が供給される位置に配設されていることを特徴とする冷凍装置。
  2. 請求項1において、
    前記冷媒回路(20)には、空気よりも比重の大きい冷媒が循環しており
    記収納庫(1)の床面側の隅部における少なくとも1箇所には、前記庫内ファン(26)を逆回転させたときに空気が供給される位置に配設されている前記冷媒センサ(14)とは別体の冷媒センサ(14)が配設されることを特徴とする冷凍装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記冷媒回路(20)には、可燃性の冷媒が循環しており
    記収納庫(1)の搬出搬入口(2)付近には、前記庫内ファン(26)を逆回転させたときに空気が供給される位置に配設されている前記冷媒センサ(14)とは別体の冷媒センサ(14)が配設されることを特徴とする冷凍装置。
  4. 請求項1乃至3のうち何れか1つにおいて、
    前記庫内ファン(26)を逆回転させたときに空気が供給される前記冷媒センサ(14)が配設されている前記滞留位置とは別の滞留位置には、当該冷媒センサ(14)とは別体の冷媒センサ(14)が配設され、
    前記収納庫(1)内を循環する冷却空気が別体の前記冷媒センサ(14)に供給されるのを阻止する阻止部材(40)を備えたことを特徴とする冷凍装置。
  5. 請求項1乃至のうち何れか1つにおいて、
    前記収納庫(1)内を循環する冷却空気が、前記庫内ファン(26)を逆回転させたときに空気が供給される位置に配設されている前記冷媒センサ(14)に供給されるのを阻止する阻止部材(50)を備えたことを特徴とする冷凍装置。
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