JP6136768B2 - 電気集塵機及び電気集塵機の制御方法、並びに、その制御方法のプログラム - Google Patents

電気集塵機及び電気集塵機の制御方法、並びに、その制御方法のプログラム Download PDF

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Description

本発明は、電気集塵機及びその制御方法に関する。
焼結鉱を製造する装置(焼結機)では、複数の種類の粉鉄鉱石、石灰石、凝結材等を混合した焼結原料を点火炉で点火して、焼結鉱などを製造する。焼結鉱の製造時に発生する排ガスには、ダスト(未反応の微粉鉱石、未燃焼凝結材、凝結材の燃焼に伴う煤、灰など)が含まれている。このため、焼結機では、排ガスのダストを除去した後に、排ガスを大気に放散する。ダストの除去には、大流量、高圧力、排ガスの組成や温度等に対応した電気集塵機が使用される。
特許文献1では、複数に分割した排ガス流れ領域が排ガスの流れ方向と直角の方向に配置された電気集塵機において、電気集塵機の出口側の煤塵濃度を検出し、検出した煤塵濃度に応じて排ガスを通過させる排ガス流れ領域の数を変更する技術を開示している。
特開2011−11174号公報
しかしながら、特許文献1では、検出する煤塵濃度に誤差が含まれる場合がある。また、特許文献1では、複数に分割した排ガス流れ領域の数を変更する装置が必要になる。更に、電気集塵機では、装置の低コスト化、小型化及び省エネルギ化が更に要求されている。
本発明は、上記の事情に鑑み、電気集塵機の出口側の流体の速度を検出し、検出した速度に基づいて電気集塵機の入口側の流体の流れ方向を制御することによって、電気集塵機を低コスト化、小型化及び省エネルギ化することを目的とする。
本発明の一の態様によれば、入口部と出口部との間に配置された集塵部を用いて、前記入口部から流入した流体中の粒子を集塵して、前記出口部から前記流体を流出する電気集塵機であって、前記入口部に配置された前記流体の流れ方向を案内するガイド手段と、前記流体の速度を検出する検出手段と、前記ガイド手段の位置を制御する制御手段とを有し、前記ガイド手段は、前記集塵部に流入する前記流れ方向を該ガイド手段の表面に沿って案内し、前記制御手段は、前記検出手段が検出した前記流体の速度に基づいて、前記ガイド手段の位置を移動する、ことを特徴とする電気集塵機が提供される。前記検出手段は、前記出口部に配置され、前記出口部から流出する前記流体の速度を検出する、ことを特徴とする電気集塵機であってもよい。前記流体の速度と前記ガイド手段の位置とを対応付ける情報を記憶した記憶手段を更に有し、前記制御手段は、前記記憶手段が記憶している前記対応付ける情報に基づいて、前記ガイド手段の位置を移動する、ことを特徴とする電気集塵機であってもよい。前記ガイド手段は、略平板形状の複数のガイドベーンである、ことを特徴とする電気集塵機であってもよい。
本発明の他の態様によれば、入口部と出口部との間に配置された集塵部を用いて、前記入口部から流入した流体中の粒子を集塵して、前記出口部から前記流体を流出する電気集塵機の制御方法であって、前記流体の速度を検出する検出ステップと、前記入口部に配置されたガイド手段の位置を制御する制御ステップとを含み、前記制御ステップは、前記検出ステップで検出した前記流体の速度に基づいて前記ガイド手段の位置を移動して、前記集塵部に流入する流体の流れ方向を該ガイド手段の表面に沿って案内する、ことを特徴とする電気集塵機の制御方法が提供される。前記検出ステップは、前記出口部に配置された検出手段を用いて、前記出口部から流出する前記流体の速度を検出する、ことを特徴とする電気集塵機の制御方法であってもよい。前記流体の速度と前記ガイド手段の位置とを対応付ける情報を記憶する記憶ステップを更に含み、前記制御ステップは、前記記憶ステップで記憶した前記対応付ける情報に基づいて、前記ガイド手段の位置を移動する、ことを特徴とする電気集塵機の制御方法であってもよい。また、本発明は、上記の電気集塵機の制御方法のいずれか1つをコンピュータに実行させるためのプログラムであってもよい。
本発明に係る電気集塵機又はその制御方法によれば、電気集塵機の出口側の流体の速度を検出し、検出した速度に基づいて電気集塵機の入口側の流体の流れ方向を制御することによって、電気集塵機を低コスト化、小型化及び省エネルギ化することができる。
本発明の実施形態に係る電気集塵機の一例を説明する概略斜視図である。 本発明の実施形態に係る電気集塵機の一例を説明する概略断面図である。 本発明の実施形態に係る電気集塵機の要部の一例を説明する概略断面拡大図である。 本発明の実施形態に係る電気集塵機の動作(制御方法)の一例を説明するフローチャート図である。 本発明の実施形態に係る電気集塵機の制御に用いるデータベースの一例を説明する説明図である。 本発明の実施形態に係る電気集塵機の動作の一例(高速の排ガスの場合)を説明する説明図である。 本発明の実施形態に係る電気集塵機の動作の一例(低速の排ガスの場合)を説明する説明図である。
添付の図面を参照しながら、限定的でない例示の実施形態に係る流体中の粒子を集塵する装置(以下、「電気集塵機100」という)を用いて、本発明を説明する。本発明は、以下に説明する電気集塵機以外でも、電気集塵機内の流体の速度に基づいて、集塵部に流入する流体の流れを制御するもの(装置、機械、機器、ユニット、システムなど)であれば、いずれのものにも用いることができる。
なお、以後の説明において、添付の全図面の記載の同一又は対応する装置、部品又は部材には、同一又は対応する参照符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面は、特に説明しない限り、装置、部品若しくは部材間の限定的な関係を示すことを目的としない。したがって、具体的な相関関係は、以下の限定的でない実施形態に照らし、当業者により決定することができる。
下記に示す順序で、実施形態に係る電気集塵機100を用いて、本発明を説明する。
1.電気集塵機の構成(図1乃至図3)
2.電気集塵機の制御方法(図4乃至図7)
3.電気集塵機の制御方法のプログラム
[1.電気集塵機の構成]
本発明の実施形態に係る電気集塵機100は、流体中の粒子を集塵(回収、除去、捕捉など)する装置である。図1乃至図3を用いて、本実施形態に係る電気集塵機100の構成を説明する。
ここで、図1は、本実施形態に係る電気集塵機100の一例を説明する概略斜視図である。図2は、電気集塵機100の一例を説明する概略断面図である。図3は、電気集塵機100の要部(図2のRA)の一例を説明する概略断面拡大図である。なお、図1乃至図3に示す電気集塵機は一例であり、本発明を用いることができる電気集塵機は図1等に示すものに限定されるものではない。
図1に示すように、電気集塵機100は、流体を供給される入口部Diと流体を排出する出口部Doとを備える。また、電気集塵機100は、入口部Diと出口部Doとの間に配置された集塵部Dsを有する。
集塵部Dsは、本実施形態では、図2に示すように、複数のダクトDscで構成される。また、電気集塵機100は、入口部Diと集塵部Dsとの間に、流体の流れを整える(整流する)整流板Ps(図2)を備える。
電気集塵機100は、先ず、入口部Diに供給された流体を整流板Psを介して集塵部Dsに流入する。次に、電気集塵機100は、集塵部Ds(複数のダクトDsc)で流体中の粒子(粉塵など)を集塵する。ここで、集塵部Dsは、例えばコロナ放電によって排ガス中のダストを帯電し、帯電したダストを例えば集塵極で捕捉して、排ガスからダストを除去する。次いで、電気集塵機100は、粒子を集塵された流体を出口部Doから排出する。
電気集塵機100は、例えば焼結鉱を製造する装置(以下、「焼結機」という)に用いられる場合に、排ガス中に含まれるダスト(未反応の微粉鉱石、未燃焼凝結材、凝結材の燃焼に伴う煤、灰など)を除去する。これにより、焼結機は、排ガスのダストを除去した後に、排ガスを大気に放散することができる。なお、焼結機は、複数の電気集塵機を備える構成であってもよい。
電気集塵機100の集塵効率ηは、次式で表わされる。
(数1)
η=1−exp(−ω×(A/Q))
ここで、ωは、流体中の粒子(荷電粒子)の移動速度(m/s)である。Aは、ダクトDs(集塵)の集塵面積(m)である。Qは、流体(排ガス)の流量(m/sec)である。A/Qは、比集塵面積(m/(m/sec))である。
数1に示すとおり、集塵効率ηは、ダスト(荷電粒子)の移動速度ωと比集塵面積(A/Q)とにより決定される。電気集塵機の設計に際して、対象となるダストの移動速度ωを設定し、所要の集塵率を達成するように比集塵面積(A/Q)を決定する。
図2に示すように、本発明に係る電気集塵機100は、流体の流れ方向を案内するガイド手段30と、流体の速度を検出する検出手段20と、ガイド手段30の位置を制御する制御手段10とを有する。また、電気集塵機100は、流体の速度とガイド手段30の位置とを対応付ける情報を記憶した記憶手段40を更に有してもよい。
制御手段10は、電気集塵機100の各構成に動作を指示し、各構成の動作を制御する手段である。制御手段10は、例えば予め記憶されているプログラム(制御プログラム、アプリケーション、制御マップ等)を用いて、電気集塵機100の動作を制御してもよい。また、制御手段10は、記憶手段40に記憶されている情報(例えば流体の速度とガイド手段の位置とを対応付ける情報)に基づいて、電気集塵機100の動作を制御する。更に、制御手段10は、電気集塵機100の外部から入力された情報等に基づいて、電気集塵機100の動作を制御してもよい。
制御手段10は、本実施形態では、検出手段20が流体の速度を検出する動作(タイミング、頻度など)を制御する。また、制御手段10は、本実施形態では、検出手段20が検出した検出結果(流体の速度)に基づいて、ガイド手段30の位置を移動する。
なお、制御手段10は、公知の技術のCPU(Central Processing Unit)及びメモリ等を含む演算処理装置で構成してもよい。また、制御手段10は、電気集塵機100に予め搭載されているコントローラを利用する構成であってもよい。
検出手段20は、電気集塵機100の内部の流体の速度を検出する手段である。検出手段20は、本実施形態では、出口部Doに配置されている。また、検出手段20は、出口部Doから流出する流体の速度を検出する。なお、検出手段20は、入口部Diに配置される構成であってもよい。
また、検出手段20は、制御手段10によって、その動作制御される。更に、検出手段20は、記憶手段40を用いて、検出結果を記憶されている構成であってもよい。
なお、検出手段20は、公知の技術(速度センサ、流量センサなど)で構成してもよい。また、検出手段20は、電気集塵機100に予め搭載されているセンサを利用する構成であってもよい。
ガイド手段30は、電気集塵機100の内部の流体の流れ方向を案内する手段である。ガイド手段30は、入口部Diに配置され、集塵部Dsに流入する流体の流れ方向を案内(ガイドなど)する。すなわち、ガイド手段30は、流体の流れ方向をガイド手段30の表面に沿って変更し、集塵部Ds(ダクトDsc)に流入する流体の流れ方向を案内する。
ガイド手段30は、本実施形態では、制御手段10にその動作を制御される。具体的には、制御手段10、記憶手段40が記憶した流体の速度とガイド手段30の位置とを対応付ける情報に基づいて、ガイド手段30の位置を移動する。なお、制御手段10(電気集塵機100)がガイド手段30等の動作を制御する方法は、後述する[2.電気集塵機の制御方法]で説明する。
図3(図2のRA)に示すように、ガイド手段30は、本実施形態では、複数のガイドベーン30R、30M、30Lで構成される。ここで、ガイドベーン30R、30M、30Lは、略平板形状の部材を用いることができる。なお、図3に示すガイドベーン(ガイド手段)は一例であり、本発明に用いることができるガイドベーン(ガイド手段)は例えば4つ以上のものであってもよい。また、本発明に用いることができるガイドベーン(ガイド手段)は例えば曲面平板で構成されるものであってもよい。
記憶手段40は、制御手段10の制御プログラム、検出手段20の検出結果などを記憶する手段である。記憶手段40は、公知の技術(ハードディスク、メモリなどの記憶装置)を用いることができる。また、記憶手段40は、電気集塵機100に予め搭載されているメモリなどを利用する構成であってもよい。
本発明に係る記憶手段40は、流体の速度とガイド手段30の位置とを「対応付ける情報」を予め記憶している。ここで、「対応付ける情報」とは、実験及び/又は計算などで予め設定される情報である。「対応付ける情報」は、電気集塵機100の仕様及び流体の仕様(性状、温度、組成など)に基づく情報であってもよい。また、「対応付ける情報」は、電気集塵機100の動作、状態に対応する情報であってもよい。
[2.電気集塵機の制御方法]
図4乃至図7(及び図3)を用いて、本発明の実施形態に係る電気集塵機100の制御方法を説明する。
ここで、図4は、本実施形態に係る電気集塵機100の動作(制御方法)の一例を説明するフローチャート図である。図5は、電気集塵機100の制御に用いるデータベースの一例を説明する説明図である。図6は、電気集塵機100の動作の一例(高速の排ガス)を説明する説明図である。図7は、電気集塵機100の動作の一例(低速の排ガス)を説明する説明図である。なお、図4乃至図7に示す制御方法は一例であり、本発明に係る電気集塵機に用いることができる制御方法は図4等に示すものに限定されるものではない。
本発明に係る電気集塵機100は、入口部Di(図1)と出口部Do(図1)との間に配置された集塵部Ds(図1)を用いて、入口部Diから流入した流体中の粒子を集塵して、出口部Doから流体を流出する。また、電気集塵機100は、流体の速度とガイド手段30の位置とを対応付ける情報を記憶手段40(図2)に予め記憶している。
図4に示すように、電気集塵機100は、先ず、ステップS401において、例えば電気集塵機100の外部から入力された情報に基づいて、集塵する動作を開始する。開始後、電気集塵機100は、ステップS402に進む。なお、電気集塵機100は、ステップS401において、記憶手段40(図2)を用いて、流体の速度とガイド手段30の位置とを対応付ける情報を記憶又は更新してもよい(記憶ステップ)。
次に、ステップS402において、制御手段10(電気集塵機100)は、検出手段20(図2)を用いて、流体の速度を検出する(検出ステップ)。検出開始後、電気集塵機100は、ステップS403に進む。ここで、制御手段10は、検出手段20が流体の速度を検出する動作について、そのタイミング、頻度(例えば5分間隔)などを制御する。
次いで、ステップS403において、電気集塵機100は、制御手段10を用いて、入口部Diに配置されたガイド手段30(図2)の位置を決定する(制御ステップ)。すなわち、制御手段10は、ステップS402(検出ステップ)で検出した流体の速度に基づいて、図3に示す複数のガイドベーン30R、30M、30L(ガイド手段30)を回転する位置を決定する。
ここで、制御手段10は、対応付ける情報(例えば図5)を用いて、ガイドベーン30R、30M、30L(ガイド手段30)を回転する位置を決定することができる。具体的には、制御手段10は、図5を参照して、ガイドベーン30Rの配置角度θ(図3)について、検出した流体の速度がV1の場合に角度aとし、流体の速度がVnの場合に角度nとする。制御手段10は、ガイドベーン30M、30Lも同様に、配置角度θ(図3では不図示)及び配置角度θ(図3)を決定する。制御手段10は、例えば検出した速度が所定値以下の場合に、速度に応じた位置にガイドベーン(30R等)を回転する構成であってもよい。
決定後、電気集塵機100は、ステップS404に進む。
ステップS404において、電気集塵機100は、制御手段10を用いて、入口部Diに配置されたガイド手段30(図2)の位置を制御する(制御ステップ)。すなわち、制御手段10は、ステップS403で決定したガイド手段30(ガイドベーン30R、30M、30L)の配置角度(θ、θ、θ)に基づいて、複数のガイドベーン30R、30M、30Lを回転移動する。その後、電気集塵機100は、ステップS405に進む。
ここで、制御手段10は、高速の排ガス中を集塵する場合に、例えば図6(a)に示すように、ガイドベーン30R、30L(ガイド手段30)を回転移動する(図中のM、M)。これにより、制御手段10(電気集塵機100)は、集塵部Dsに流入する流体の速度分布を均一にすることができる。すなわち、制御手段10(電気集塵機100)は、例えば図6(b)に示す場合と比較して、ガイドベーン30R、30L(ガイド手段30)を回転移動する((図6(a)のM、M)ことによって整流板Ps全体に流体を供給し、整流板Psを経由して集塵部Dsの複数のダクトDsc(図2)にほぼ均一に流体を供給することができる。これにより、電気集塵機100は、例えば図6(b)に示す場合と比較して、集塵効率を向上することができる。
制御手段10は、低速の排ガス中を集塵する場合に、例えば図7(a)に示すガイドベーン30R、30L(ガイド手段30)を図7(b)に示す位置に回転移動する(図7(b)のM、M)。このとき、制御手段10(電気集塵機100)は、集塵部Dsの複数のダクトDsc(図2)の一部に不連続若しくは断続的に流体が流入することを防止し、集塵部Dsに流入する流体の速度を維持することができる。これにより、電気集塵機100は、例えば図7(a)に示す場合と比較して、ガイドベーン30R、30L(ガイド手段30)を回転移動する(図7(b)のM、M)ことによって、集塵効率を向上することができる。
ステップS405において、電気集塵機100は、制御手段10を用いて、集塵する動作を終了するか否かを判断する(制御ステップ)。制御手段10は、例えば検出手段20が検出する検出結果に基づいて、集塵する動作を終了するか否かを判断してもよい。また、制御手段10は、例えば電気集塵機100の外部から入力される情報に基づいて、集塵する動作を終了するか否かを判断してもよい。
電気集塵機100は、集塵する動作を終了すると判断した場合には、ステップS406に進む。電気集塵機100は、集塵する動作を終了しないと判断した場合には、ステップS402に戻る。
ステップS406において、電気集塵機100は、制御手段10等を用いて、集塵する動作を終了する。
以上のとおり、本発明の実施形態に係る電気集塵機100によれば、電気集塵機の出口側の流体の速度を検出し、検出した速度に基づいて電気集塵機の入口側の流体の流れ方向を制御することができる。また、電気集塵機100によれば、電気集塵機の出口側の流体の速度を検出し、検出した速度に基づいて電気集塵機の入口側の流体の流れ方向を制御することができるので、流体の速度に応じて電気集塵機(例えば集塵部の長さ)を変更(例えば設計変更)しなくてもよい。更に、電気集塵機100によれば、電気集塵機の出口側の流体の速度を検出し、検出した速度に基づいて電気集塵機の入口側の流体の流れ方向を制御することができるので、様々な流体(例えば大流量、高圧力、排ガスの組成、温度等)に対応する電気集塵機とすることができる。
また、本発明の実施形態に係る電気集塵機100によれば、電気集塵機の出口側の流体の速度を検出し、検出した速度に基づいて電気集塵機の入口側の流体の流れ方向を制御することができるので、流体の濃度(例えば煤塵濃度)を検出する場合と比較して、高精度及び低コスト化を実現できる。更に、電気集塵機100によれば、検出した速度に基づいてガイド手段30を移動することによって、電気集塵機の流体の流れ方向を制御することができるので、複数に分割した排ガス流れ領域の数を変更する装置(例えば特許文献1)と比較して、制御が容易、且つ、装置を小型化及び省エネルギ化することができる。
更に、本発明の実施形態に係る電気集塵機100によれば、電気集塵機の出口側の流体の速度を検出し、検出した速度に基づいて電気集塵機の入口側の流体の流れ方向を制御することができるので、複数のダクトDscのうちの所望の数のダクトに流体を供給することによって移動速度ω(数1)及び集塵面積A(数1)を変更することができる。また、電気集塵機100によれば、比集塵面積(A/Q)を変更することができるので、原料条件、操業条件の変動に対応した最適な集塵面積とすることで集塵効率を向上することができる。更に、電気集塵機100によれば、比集塵面積を変更することができるので、例えば目標の集塵効率を維持した制御をすることができる。
[3.電気集塵機の制御方法のプログラム]
本発明に係る電気集塵機の制御方法のプログラムは、入口部と出口部との間に配置された集塵部を用いて、前記入口部から流入した流体中の粒子を集塵して、前記出口部から前記流体を流出する電気集塵機の制御方法であって、前記流体の速度を検出する検出ステップと、前記入口部に配置されたガイド手段の位置を制御する制御ステップとを含み、前記制御ステップは、前記検出ステップで検出した前記流体の速度に基づいて前記ガイド手段の位置を移動して、前記集塵部に流入する流体の流れ方向を該ガイド手段の表面に沿って案内する、ことを特徴とする電気集塵機の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。また、本発明に係るプログラムは、前記検出ステップとして、前記出口部に配置された検出手段を用いて、前記出口部から流出する前記流体の速度を検出する、ことを特徴とする電気集塵機の制御方法を実行してもよい。更に、本発明に係るプログラムは、前記流体の速度と前記ガイド手段の位置とを対応付ける情報を記憶する記憶ステップを更に含み、前記制御ステップは、前記記憶ステップで記憶した前記対応付ける情報に基づいて、前記ガイド手段の位置を移動する、ことを特徴とする電気集塵機の制御方法を実行してもよい。
また、本発明は、上記の電気集塵機の制御方法のプログラムを記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒体としてもよい。ここで、記録媒体には、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM(Compact Disk−ROM)、CD−R(CD Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)及びその他コンピュータ読み取り可能な媒体、並びに、フラッシュメモリ、RAM、ROM等の半導体メモリ、メモリカード、HDD(Hard Disc Drive)及びその他コンピュータ読み取り可能なものを用いることができる。また、上記プログラムは、既存の電気集塵機にインストールされる構成であってもよい。
これらによれば、本発明に係るプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体は、前述の電気集塵機100と同等の効果が得られる。
以上のとおり、本発明に係るプログラムによれば、電気集塵機100と同等の効果を得ることができる。
以上、本発明の実施形態を参照しながら、本発明を説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されることなく、添付の特許請求の範囲に照らし、種々に変更又は変形することが可能である。
100 : 電気集塵機
10 : 制御手段
20 : 検出手段
30 : ガイド手段
30R,30M,30L: ガイドベーン
40 : 記憶手段
Di : 入口部
Do : 出口部
Ds : 集塵部
Dsc: 集塵部のダクト
Ps : 整流板
θ,θ,θ: ガイドベーンの配置角度
VHa,VHb,VLa,VLb: 流体の速度

Claims (6)

  1. 入口部と出口部との間に配置された集塵部を用いて、前記入口部から流入した流体中の粒子を集塵して、前記出口部から前記流体を流出する電気集塵機であって、
    前記入口部に配置された前記流体の流れ方向を案内するガイド手段と、
    前記流体の速度を検出する検出手段と、
    前記ガイド手段の位置を制御する制御手段と
    を有し、
    前記検出手段は、前記出口部に配置され、前記出口部から流出する前記流体の速度を検出し、
    前記ガイド手段は、前記集塵部に流入する前記流体の流れ方向を該ガイド手段の表面に沿って案内し、
    前記制御手段は、前記検出手段が検出した前記流体の速度に基づいて、前記ガイド手段の位置を移動することを特徴とする電気集塵機。
  2. 前記流体の速度と前記ガイド手段の位置とを対応付ける情報を記憶した記憶手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記記憶手段が記憶している前記対応付ける情報に基づいて、前記ガイド手段の位置を移動する、請求項1に記載の電気集塵機。
  3. 前記ガイド手段は、略平板形状の複数のガイドベーンである、請求項1または2に記載の電気集塵機。
  4. 入口部と出口部との間に配置された集塵部を用いて、前記入口部から流入した流体中の粒子を集塵して、前記出口部から前記流体を流出する電気集塵機の制御方法であって、
    前記流体の速度を検出する検出ステップと、
    前記入口部に配置されたガイド手段の位置を制御する制御ステップと
    を含み、
    前記検出ステップは、前記出口部に配置された検出手段を用いて、前記出口部から流出する前記流体の速度を検出し、
    前記制御ステップは、前記検出ステップで検出した前記流体の速度に基づいて前記ガイド手段の位置を移動して、前記集塵部に流入する流体の流れ方向を該ガイド手段の表面に沿って案内することを特徴とする電気集塵機の制御方法。
  5. 前記流体の速度と前記ガイド手段の位置とを対応付ける情報を記憶する記憶ステップを更に含み、
    前記制御ステップは、前記記憶ステップで記憶した前記対応付ける情報に基づいて、前記ガイド手段の位置を移動する、請求項に記載の電気集塵機の制御方法。
  6. 請求項4または5に記載の電気集塵機の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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