JP6136358B2 - 局発光源劣化の検出方法、局発光源劣化の検出装置、及び光トランシーバ - Google Patents

局発光源劣化の検出方法、局発光源劣化の検出装置、及び光トランシーバ Download PDF

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Description

本発明は局発光源劣化の検出方法、局発光源劣化の検出装置、及び光トランシーバに関する。
特許文献1は、光ファイバ通信の受信機側の受光回路の周波数特性を評価する方法を開示している。この方法では、発振光周波数が極めて近く、かつ偏波状態の一致した2台の半導体レーザダイオードの光を合波し、被測定受光回路に入射してビート信号を検出しつつ、一方の半導体レーザダイオードの発振周波数を掃引することによって、ビート信号の強度を記録する。
近年、光ファイバを用いた伝送システムの受信機側では、デジタルコヒーレント光受信器が用いられている。デジタルコヒーレント光受信器は、送信機側が出力した信号光と局発光源が出力した局発光とを干渉させ、干渉光を光電変換して電気信号を得る。更に、電気信号をアナログデジタル変換した後、情報信号を出力する。デジタルコヒーレント光受信器では、デジタル信号処理によりキャリア位相を推定するため、局発光の位相追尾が不要である。
デジタルコヒーレント光受信器は、波長多重された信号光の複数の波長チャンネルのうち、局発光の波長に対応した波長チャンネルのみを受信することができる。この性質を利用したマルチチャンネルディテクションが検討されている。マルチチャンネルディテクションでは、波長多重された信号光をデジタルコヒーレント光受信器の入力とし、受信すべき波長チャンネルに合わせて局発光の波長を設定する。マルチチャンネルディテクションには、伝送システムにおいてAWG(Arrayed−Waveguide Grating)や波長フィルタを削除できるメリットがある。
マルチチャンネルディテクションを実現するためには、局発光源が正しい波長チャンネルの局発光を単一モード発振することが必要である。局発光源の劣化として、モードホッピングの発生がある。このような劣化は、波長ロッカーにより検出することができる。局発光源の他の劣化として、セカンドピークの増大によるサイドモード抑圧比(SMSR)の劣化がある。SMSRとは、スペクトル強度が最も大きいメインピークと二番目に大きいセカンドピークの比であり、メインピークに対してセカンドピークがどれだけ抑圧されているかを表す。局発光のセカンドピークとセカンドピークに対応する信号光の波長チャンネルとが干渉するとノイズとなるため、セカンドピークは小さいほどよい。
マルチチャンネルディテクションでは複数の波長チャンネルを持つ信号光がデジタルコヒーレント光受信器に入力されるため、SMSR劣化によるノイズの増加が問題となる。例えば、信号光の信号レベルが0dBmの場合、SMSRが40dBのときの理論上の符号誤り率は2×10−12であるが、SMSRが20dBまで低下すると理論上の符号誤り率は3×10−10となる。
特開平3−110438号公報
上述のように、特許文献1に開示された方法では、受光回路の周波数特性を評価することができる。しかしながら、局発光源のSMSRの劣化を検出することができないという問題点があった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、局発光源のSMSRの劣化を検出することができる局発光源劣化の検出方法、局発光源劣化の検出装置、及び光トランシーバを提供することを目的とする。
本発明にかかる局発光源劣化の検出方法は、コヒーレントレシーバへ局発光を出力する局発光源を前記コヒーレントレシーバが入力する波長多重された信号光に含まれる波長チャンネルのうち最も外側の第1波長チャンネルに設定したときの前記信号光及び前記局発光に基づく第1干渉光の第1AC(Alternate Current)振幅を検出し、前記局発光源を前記第1波長チャンネルより一つ外側の第2波長チャンネルに設定したときの前記信号光及び前記局発光に基づく第2干渉光の第2AC振幅を検出し、前記第1AC振幅と前記第2AC振幅の比を算出する。
本発明にかかる局発光源劣化の検出装置は、コヒーレントレシーバへ局発光を出力する局発光源を制御する光源制御部と、前記光源制御部が前記局発光源を前記コヒーレントレシーバが入力する波長多重された信号光に含まれる波長チャンネルのうち最も外側の第1波長チャンネルに設定したときの前記信号光及び前記局発光に基づく第1干渉光の第1AC振幅を検出し、前記光源制御部が前記局発光源を前記第1波長チャンネルより一つ外側の第2波長チャンネルに設定したときの前記信号光及び前記局発光に基づく第2干渉光の第2AC振幅を検出し、前記第1AC振幅と前記第2AC振幅の比を算出するモニタ部とを具備する。
本発明にかかる光トランシーバは、光信号受信部を具備する。前記光信号受信部は、局発光を出力する局発光源と、波長多重された信号光と前記局発光とに基づいて干渉光を生成し、前記干渉光に基づく電気信号を生成するコヒーレントレシーバと、前記電気信号に基づいてデジタル信号処理を実行するデジタル信号処理部と、前記局発光源を制御する光源制御部と、前記光源制御部が前記局発光源を前記信号光に含まれる波長チャンネルのうち最も外側の第1波長チャンネルに設定したときの前記信号光及び前記局発光に基づく第1干渉光の第1AC振幅を検出し、前記光源制御部が前記局発光源を前記第1波長チャンネルより一つ外側の第2波長チャンネルに設定したときの前記信号光及び前記局発光に基づく第2干渉光の第2AC振幅を検出し、前記第1AC振幅と前記第2AC振幅の比を算出するモニタ部とを備える。
本発明にかかる局発光源劣化の検出方法は、局発光源がコヒーレントレシーバに出力する局発光のメインピークと前記コヒーレントレシーバが入力する波長多重された信号光に含まれる波長チャンネルのうち最も外側の第1波長チャンネルとに基づく第1干渉光の第1AC振幅を検出し、前記局発光のセカンドピークと前記第1波長チャンネルとに基づく第2干渉光の第2AC振幅を検出し、前記第1AC振幅と前記第2AC振幅の比を算出する。
本発明によれば、局発光源のSMSRの劣化を検出することができる局発光源劣化の検出方法、局発光源劣化の検出装置、及び光トランシーバが提供される。
実施の形態1にかかる伝送システムの概略図である。 実施の形態1にかかる光トランシーバの概略図である。 実施の形態1にかかる光信号受信部の構成を示すブロック図である。 局発光のサイドモード抑圧比が劣化していない場合における光信号受信部の動作を示す概念図である。 局発光のサイドモード抑圧比が劣化している場合における光信号受信部の動作を示す概念図である。 入力信号光に含まれる波長チャンネルを示す概念図である。 局発光源をマルチチャンネルディテクションの最も外側の波長チャンネルに設定したときの局発光のメインピーク及びセカンドピークを示す概念図である。 実施の形態1にかかる局発光源劣化の検出方法のフローチャートである。 局発光源をマルチチャンネルディテクションの最も外側の波長チャンネルより一つ内側の波長チャンネルに設定したときの局発光のメインピーク及びセカンドピークを示す概念図である。 実施の形態2にかかる光信号受信部の構成を示すブロック図である。 実施の形態2にかかる局発光源劣化の検出方法のフローチャートである。 局発光源を入力信号光の最も外側の波長チャンネルに設定したときのAC(Alternate Current)振幅を検出する処理のフローチャートである。 実施の形態2にかかるコヒーレントレシーバにおける干渉光のAC振幅とトランスインピーダンス増幅器の出力との関係を示す概念図である。 局発光源の波長チャンネルを1チャンネル外側に設定したときのAC振幅を検出する処理のフローチャートである。 実施の形態3にかかる光信号受信部の構成を示すブロック図である。 実施の形態3にかかるコヒーレントレシーバにおける干渉光のAC振幅とトランスインピーダンス増幅器の出力との関係を示す概念図である。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1を参照して、伝送システム900は、複数の光トランシーバ910と、光ファイバ920と、図示されないアンプとを備える。光トランシーバ910は、光ファイバ920及びアンプを介して互いに信号光を送受信する。伝送システム900では、マルチチャンネルディテクションが実行される。
図2を参照して、光トランシーバ910は、光信号送信部100と、光信号受信部200とを備える。光信号送信部100は、波長多重された出力信号光SIGOUTを送信する。光信号受信部200は、波長多重された入力信号光SIGINを受信する。
図3を参照して、光信号受信部200の構成を説明する。光信号受信部200は、局発光源1と、コヒーレントレシーバ2と、デジタル信号処理部3と、局発光源1の劣化を検出する検出装置5とを備える。局発光源1は、例えば、波長可変レーザダイオードである。コヒーレントレシーバ2は、ビームスプリッタ21、22と、90度光ハイブリッド部23X、23Yと、バランス型フォトダイオード24XI、24XQ、24YI、24YQと、トランスインピーダンス部25とを備える。ビームスプリッタ21、22は、偏波ビームスプリッタである。トランスインピーダンス部25は、トランスインピーダンス増幅器25XI、25XQ、25YI、25YQを備える。コヒーレントレシーバ2及びデジタル信号処理部3は、デジタルコヒーレント光受信器を形成する。検出装置5は、局発光源1を制御する光源制御部51と、トランスインピーダンス部25の出力に基づいてモニタを行うモニタ部52とを備える。
はじめに、通常のデジタルコヒーレント受信における光信号受信部200の動作を説明する。
局発光源1は、局発光LOをコヒーレントレシーバ2へ出力する。コヒーレントレシーバ2は、局発光LOと、入力信号光SIGINとを入力する。ビームスプリッタ21は、入力光信号SIGINを水平偏波成分SIGXと垂直偏波成分SIGYとに分離する。ビームスプリッタ22は、局発光LOを水平偏波成分LOXと垂直偏波成分LOYとに分離する。90度光ハイブリッド部23Xは、水平偏波成分SIGX及びLOXに基づいて、干渉光XI及びXQを生成する。干渉光XIは、水平偏波のI側出力と称される場合がある。干渉光XQは、水平偏波のQ側出力と称される場合がある。90度光ハイブリッド部23Yは、垂直偏波成分SIGY及びLOYに基づいて、干渉光YI及びYQを生成する。干渉光YIは、垂直偏波のI側出力と称される場合がある。干渉光YQは、垂直偏波のQ側出力と称される場合がある。
フォトダイオード24XIは、干渉光XIを電流信号CXIに変換する。フォトダイオード24XQは、干渉光XQを電流信号CXQに変換する。フォトダイオード24YIは、干渉光YIを電流信号CYIに変換する。フォトダイオード24YQは、干渉光YQを電流信号CYQに変換する。フォトダイオード24XI、24XQ、24YI、及び24YQは、不要な直流成分をキャンセルし、入力信号光SIGIN及び局発光LOのビート成分のみを効率的に抽出することができる。
トランスインピーダンス増幅器25XIは、電流信号CXIを電圧信号VXIに変換し、デジタル信号処理部3に出力する。トランスインピーダンス増幅器25XQは、電流信号CXQを電圧信号VXQに変換し、デジタル信号処理部3に出力する。トランスインピーダンス増幅器25YIは、電流信号CYIを電圧信号VYIに変換し、デジタル信号処理部3に出力する。トランスインピーダンス増幅器25YQは、電流信号CYQを電圧信号VYQに変換し、デジタル信号処理部3に出力する。
デジタル信号処理部3は、電圧信号VXI、VXQ、VYI、VYQをそれぞれデジタル信号に変換した後、デジタル信号を用いたデジタル信号処理を実行して情報信号を出力する。
次に、90度光ハイブリッド23部Xを例として、デジタルコヒーレント受信における光信号受信部200の動作を詳細に説明する。
図4を参照して、局発光LOのサイドモード抑圧比(SMSR)が劣化していない場合の光信号受信部200の動作を説明する。入力信号光SIGINは、波長ωの波長チャンネル(以下、「波長チャンネルω」という。)と、波長ωS'の波長チャンネル(以下、「波長チャンネルωS'」という。)を含む。波長チャンネルωは、コヒーレントレシーバ2が受信しようとしている波長チャンネルである。波長チャンネルωS'は、波長チャンネルωの隣の波長チャンネルである。波長ωの波長チャンネルωを受信するため、局発光LOが波長ωのメインピークを持つように局発光源1が設定される。サイドモード抑圧比が劣化していないので、局発光LOのセカンドピークは無視できるほど小さい。入力信号光SIGINの水平偏波成分SIGXの波長チャンネルωの光出力パワーSは、下記式で表される。
Figure 0006136358
ここで、Pは水平偏波成分SIGXの波長チャンネルωの光パワー、φ(t)は入力信号光SIGINの位相である。水平偏波成分SIGXの波長チャンネルωS'の光出力パワーS'は、下記式で表される。
Figure 0006136358
ここで、PS'は水平偏波成分SIGXの波長チャンネルωS'の光パワーである。
局発光LOの水平偏波成分LOXのメインピークの光出力パワーLmainは、下記式で表される。
Figure 0006136358
ここで、PLmainは水平偏波成分LOXのメインピークの光パワーである。水平偏波成分LOXの位相をπ/2ずらすと、水平偏波成分LOXのメインピークの光出力パワーLmainは、下記式で表される。
Figure 0006136358
干渉光XIは、水平偏波成分SIGXと位相がずらされない水平偏波成分LOXとのコヒーレント干渉に基づいて出力される。したがって、干渉光XIのAC(Alternate Current)成分は、下記式で表される。
Figure 0006136358
干渉光XQは、水平偏波成分SIGXと位相がπ/2ずらされた水平偏波成分LOXとのコヒーレント干渉に基づいて出力される。したがって、干渉光XQのAC成分は、下記式で表される。
Figure 0006136358
したがって、干渉光XI又はXQのAC成分の振幅をモニタすることで、局発光LOのパワーを算出することができる。
図5を参照して、局発光LOのサイドモード抑圧比が劣化している場合の光信号受信部200の動作を説明する。ここでは、局発光LOが、波長ωのメインピークに加えて、波長ωS'のセカンドピークを含むものとする。局発光LOの水平偏波成分LOXのセカンドピークの光出力パワーL2ndは、下記式で表される。
Figure 0006136358
ここで、PL2ndは水平偏波成分LOXのセカンドピークの光パワーである。水平偏波成分LOXの位相をπ/2ずらすと、水平偏波成分LOXのセカンドピークの光出力パワーL2ndは、下記式で表される。
Figure 0006136358
干渉光XIは、水平偏波成分SIGXと位相がずらされない水平偏波成分LOXとのコヒーレント干渉に基づいて出力される。したがって、干渉光XIのAC成分は、下記式で表される。
Figure 0006136358
干渉光XQは、水平偏波成分SIGXと位相がπ/2ずらされた水平偏波成分LOXとのコヒーレント干渉に基づいて出力される。したがって、干渉光XQのAC成分は、下記式で表される。
Figure 0006136358
数式(5)と数式(9)の比較及び数式(6)と数式(10)の比較から明らかなように、SMSRが劣化すると入力信号光SIGINの波長チャンネルωS'及び局発光LOのセカンドピークに起因するノイズが増加する。
次に、マルチチャンネルディテクション、入力信号光SIGIN、及び局発光源1(局発光LO)の波長チャンネルについて説明する。
図6を参照して、波長チャンネルch1〜ch6は、定められた波長間隔で設定されている。波長チャンネルch1が最も短波長側、波長チャンネルch6が最も長波長側である。マルチチャンネルディテクション(MCD)では、波長チャンネルch2〜ch5が使用可能である。言い換えると、入力信号光SIGINは、波長チャンネルch2〜ch5(の成分)を含むことができる。もっとも波長チャンネルch2〜ch5すべてが必ず使用されるわけではない。ここでは、入力信号光SIGINが波長チャンネルch2〜ch4(の成分)を含み、波長チャンネルch5(の成分)を含まないものとする。
図7を参照して、局発光源1は、波長チャンネルch1〜ch6で発振可能に設計されている。局発光源1が出力する局発光LOのメインピーク及びセカンドピークは、互いに隣り合う波長チャンネルに出現する。
メインピークの波長チャンネルの隣の波長チャンネルにセカンドピークが出現する理由を説明する。局発光源1として使用されるデバイスは、下記式を満たすような波長で周期的に発振する。
Figure 0006136358
ここでmは次数、λは波長、nは活性層内の屈折率、Lは共振器長である。また、レーザ発振のためには電流がデバイスに注入され、利得を大きくする必要がある。この利得分布は波長依存性があるため、デバイスは所定の波長帯で発振するよう調整されている。さらに発振させる波長を選択するためにエタロンフィルタなどの波長フィルタが使用されている。しかし、共振器長および利得分布により選択される発振スペクトルは波長フィルタの帯域内に複数含まれるため、選択した波長の隣のモード(共振器長により決定される周期的な発振波長)でもピークが生じてしまう。このため、セカンドピークはメインピークの波長チャンネルの隣の波長チャンネルに出現する。
例えば、セカンドピークがメインピークの短波長側に出現する場合、局発光源1を波長チャンネルch5に設定すると、局発光源1が出力する局発光LOのメインピークは波長チャンネルch5に出現し、局発光LOのセカンドピークは波長チャンネルch4に出現する(図7参照)。セカンドピークがメインピークの短波長側に出現するか又は長波長側に出現するかは、局発光源1を光トランシーバ910に組み込む前に、局発光源1の出力を光スペクトラムアナライザで測定することで把握することができる。ここでは、セカンドピークがメインピークの短波長側に出現する場合を例としてSMSRの劣化を検出する方法を説明するが、セカンドピークがメインピークの長波長側に出現する場合のSMSRの劣化を検出する方法は、セカンドピークがメインピークの短波長側に出現する場合のSMSRの劣化を検出する方法から自明である。
次に、本実施の形態にかかる局発光源劣化の検出方法を説明する。
図8を参照して、局発光源劣化の検出方法は、ステップS20、S30、S40を含む。ステップS20において、光源制御部51は、局発光源1を入力信号光SIGINに含まれる波長チャンネルch2〜ch4のうち最も外側の波長チャンネルch4に設定する。ここで、局発光源1を波長チャンネルch2〜ch4のうち最も長波長側の波長チャンネルch4に設定するのは、局発光LOのセカンドピークがメインピークの短波長側に出現するからである。
図9を参照して、局発光源1を波長チャンネルch4に設定すると、局発光LOのメインピーク及びセカンドピークはそれぞれ波長チャンネルch4及びch3に出現する。モニタ部52は、このときの干渉光XIのAC(Alternate Current)振幅をモニタ値M1として検出する。モニタ部52は、例えば、電圧信号VXIに基づいて干渉光XIのAC振幅を検出する。モニタ値M1は、局発光LOのメインピークの光パワーと入力信号光SIGINの波長チャンネルch4の光パワーとを反映している。
ステップS30において、光源制御部51は、局発光源1をステップS20で設定した波長チャンネルch4より一つ外側の波長チャンネルch5に設定する。ここで、局発光源1を波長チャンネルch4より一つ長波長側の波長チャンネルch5に設定するのは、局発光LOのセカンドピークがメインピークの短波長側に出現するからである。局発光源1を波長チャンネルch5に設定すると、図7に示すように、局発光LOのメインピーク及びセカンドピークはそれぞれ波長チャンネルch5及びch4に出現する。モニタ部52は、このときの干渉光XIのAC振幅をモニタ値M2として検出する。モニタ値M2は、局発光LOのセカンドピークの光パワーと入力信号光SIGINの波長チャンネルch4の光パワーとを反映している。
尚、局発光源1を波長チャンネルch5に設定したときは、局発光LOのメインピークと入力信号光SIGINとの干渉は検出されないものと考えてよい。なぜなら、この時のメインピークと入力信号光SIGINの波長チャンネルch4との干渉光の周波数は、波長チャンネル間隔に相当する周波数(50GHz)であり、フォトダイオード24XIの受信帯域(最大で25GHz程度)から外れるためである。
ステップS40において、モニタ部52は、ステップS20で検出した干渉光XIのAC振幅(モニタ値M1)とステップS30で検出した干渉光XIのAC振幅(モニタ値M2)の比M1/M2を算出する。比M1/M2は、メインピークとセカンドピークのパワー比であるSMSRを反映した値である。



本実施形態によれば、マルチチャンネルディテクションに用いられる局発光源1のSMSRの劣化を検出することができる。更に、局発光源1が伝送システム900に組み込まれた状態で局発光源1の劣化を検出することができる。
ステップS30においては、入力信号光SIGINが局発光LOのメインピークに対応する周波数チャンネルch5を含まない(図6参照)ことが重要である。したがって、局発光LOのセカンドピークがメインピークの短波長側なのか長波長側なのかに応じて上記「外側」を短波長側とするのか又は長波長側とするのかを適切に選択する必要がある。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2を説明する。実施の形態2は、実施の形態1をより具体化したものである。また、実施の形態2において、コヒーレントレシーバ2はMGC(Manual Gain Control)モードで動作する。以下の説明において、実施の形態1と共通する事項の説明及び実施の形態1から自明な事項の説明は省略される場合がある。
図10を参照して、実施の形態2に係る検知装置5は、トランスインピーダンス部25を制御する制御部53を更に備える。MGCモードでは、トランスインピーダンス増幅器25XI、XQ、YI、YQの増幅率Mは、コヒーレントレシーバ2の外側で制御している。そのため、増幅率Mがトランスインピーダンス増幅器25XI、XQ、YI、YQに出力される。モニタ部52は、干渉光XIのAC振幅を検出するために増幅率M及び電圧信号VXIを用いる。
次に、本実施の形態にかかる局発光源劣化の検出方法を説明する。
図11を参照して、局発光源劣化の検出方法は、ステップS11〜S13、S20、S30、S40、S51〜S54を含む。ステップS11において、検知装置5は、光トランシーバ910の起動時か判定する。光トランシーバ910の起動時である場合(ステップS11においてYES)、ステップS13に進む。光トランシーバ910の起動時でない場合(ステップS11においてNO)、ステップS12に進む。ステップS12において、検知装置5は、コヒーレントレシーバ2が受信波長切り替え要求信号を受信したか判定する。コヒーレントレシーバ2が受信波長切り替え要求信号を受信した場合(ステップS12においてYES)、ステップS13に進む。コヒーレントレシーバ2が受信波長切り替え要求信号を受信していない場合(ステップS12においてNO)、ステップS11に戻る。
ステップS13において、制御部53は、シャットダウン制御を実行し、コヒーレントレシーバ2(より具体的にはトランスインピーダンス部25)に入力信号光SIGIN及び局発光LOに基づく電気信号(例えば、電圧信号VXI、VXQ、VYI、VYQ)をデジタル信号処理部3に出力することを停止させる。これは、ステップS20及びS30において局発光源1をコヒーレントレシーバ2が受信すべき波長チャンネル以外の波長チャンネルに設定するため、そのときの電気信号をデジタル信号処理部3に出力しないようにするためである。
図12を参照して、ステップS20は、ステップS21〜S24を含む。ステップS21〜S23において、入力信号光SIGINに含まれる波長チャンネルch2〜ch4のうち最も外側の波長チャンネルch4(図6参照)を検出する。ステップS24において、局発光源1を波長チャンネルch4に設定したときの干渉光XIのAC振幅をモニタ値M1として記録する。以下、ステップS21〜S24を詳細に説明する。
ステップS21において、光源制御部51は、コヒーレントレシーバ2が実行するマルチチャンネルディテクションで使用可能な波長チャンネルch2〜ch5の中で最も外側の波長チャンネルch5に局発光源1を設定する(図7参照)。ここで、局発光源1を波長チャンネルch2〜ch5のうち最も長波長側の波長チャンネルch5に設定するのは、局発光LOのセカンドピークがメインピークの短波長側に出現するからである。
ステップS22において、モニタ部52は、干渉光XIのAC振幅を検出し、AC振幅が閾値より大きいか判定する。AC振幅が閾値より大きい場合(ステップS22においてYES)、局発光源1が設定されている波長チャンネルを入力信号光SIGINが含んでいると判断し、ステップS24に進む。AC振幅が閾値より大きくない場合(ステップS22においてNO)、局発光源1が設定されている波長チャンネルを入力信号光SIGINが含んでいないと判断し、ステップS23に進む。
図13を参照して、MGCモードの場合における干渉光XIのAC振幅の検出について説明する。干渉光XIのAC振幅をa、フォトダイオード24XIの変換効率をηとすると、フォトダイオード24XIが出力する電流信号CXIのAC成分の振幅は、AC振幅a及び変換効率ηの積で表される。トランスインピーダンス増幅器25XIの増幅率はMなので、トランスインピーダンス増幅器25XIが出力する電圧信号VXIのAC成分の振幅は、AC振幅a、変換効率η、及び増幅率Mの積で表される。ここで、変換効率ηは予め測定することが可能であり、増幅率Mはコヒーレントレシーバ2の外側から制御されており、圧力信号VXIをモニタ用に出力することはコヒーレントレシーバの標準的な機能である。したがって、モニタ部52は、変換効率η、増幅率M、及び電圧信号VXIに基づいて干渉光XIのAC振幅aを検出することができる。
ステップS23において、光源制御部51は、局発光源1の波長チャンネルを1チャンネル内側(短波長側)に設定する。ステップS23の後、ステップS22に進む。
このように、入力信号光SIGIN及び局発光LOに基づく干渉光XIのAC振幅が閾値を超えるまで局発光源1の設定をマルチチャンネルディテクションで使用可能な波長チャンネルch2〜ch5の中で最も外側の波長チャンネルch5から一つずつ内側(短波長側)の波長チャンネルに変更する。このようにすることで、入力信号光SIGINに含まれる波長チャンネルch2〜ch4のうち最も外側の波長チャンネルch4を検出することができる。局発光源1が波長チャンネルch5に設定されているとき(図7参照)、入力信号光SIGINは波長チャンネルch5を含まないため(図6参照)、ステップS22の判定結果はNOである。局発光源1が波長チャンネルch4に設定されているとき(図9参照)、入力信号光SIGINは波長チャンネルch4を含むため(図6参照)、ステップS22の判定結果が初めてYESとなり、ステップS24に進む。
ステップS24において、モニタ部52は、局発光源1が波長チャンネルch4に設定されている時(図9参照)に、入力信号光SIGIN及び局発光LOに基づく干渉光XIのAC振幅をモニタ値M1として記録する。ステップS24の後、ステップS30に進む。
図14を参照して、ステップS30は、ステップS31、S32を含む。ステップS31において、光源制御部51は、局発光源1の波長チャンネルを1チャンネル外側(長波長側)に設定する。具体的には、局発光源1を波長チャンネルch4より1チャンネル外側の波長チャンネルch5に設定する(図7参照)。ステップS32において、モニタ部52は、このときの干渉光XIのAC振幅を検出し、モニタ値M2として記録する。
図11を参照して、ステップS40において、モニタ部52は、ステップS20で検出した干渉光XIのAC振幅(モニタ値M1)とステップS30で検出した干渉光XIのAC振幅(モニタ値M2)の比M1/M2を算出する。ステップS51において、モニタ部52は、比M1/M2が規定値より小さいか判定する。比M1/M2が規定値より小さい場合(ステップS51においてYES)、ステップS52に進む。比M1/M2が規定値より小さくない場合(ステップS51においてNO)、ステップS53に進む。
ステップS52において、モニタ部52は、光信号送信部100に受信波長切り替え要求信号の送信元(例えば、他の光トランシーバ910)へ局発光源1の劣化(SMSRの劣化)を通知させる。このとき、光信号送信部100は、局発光源1の劣化(SMSRの劣化)を示す光出力信号SIGOUTを受信波長切り替え要求信号の送信元に出力する。これにより、受信波長切り替え要求信号の送信元は、局発光源1の劣化を知ることができる。尚、光信号送信部100は、比M1/M2を示す光出力信号SIGOUTを受信波長切り替え要求信号の送信元に出力してもよい。
ステップS53において、光源制御部51は、局発光源1を受信波長切り替え要求信号が指定する波長チャンネルに設定する。ステップS54において、光信号受信部200は通常運用(通常のデジタルコヒーレント受信)を開始する。これにより、局発光源1が劣化していないことを確認してから光信号受信部200の受信波長を切り替えることができる。
本実施形態によれば、受信波長切り替え時のように光信号受信部200の状態を変更する際に、光信号受信部200が伝送システム900の構成に組み込まれた状態で局発光源1のSMSRの劣化を検出することができる。
(実施の形態2の変形例)
以上、局発光LOのセカンドピークがメインピークの長波長側及び短波長側のどちらに出現するのかが予め分かっている場合を説明した。局発光LOのセカンドピークがメインピークの長波長側及び短波長側のどちらに出現するのかが不明の場合における局発光源劣化の検出方法を以下に説明する。
ステップS13の後、セカンドピークがメインピークの長波長側に出現すると仮定してステップS20、S30、S40、S51を実行する。ステップS51においてYESの場合、ステップS52に進む。ステップS51においてNOの場合、セカンドピークがメインピークの短波長側に出現すると仮定してステップS20、S30、S40、S51を実行する。ステップS51においてYESの場合、ステップS52に進む。ステップS51においてNOの場合、ステップS53に進む。
或いは、ステップS13の後、セカンドピークがメインピークの短波長側に出現すると仮定してステップS20、S30、S40、S51を実行する。ステップS51においてYESの場合、ステップS52に進む。ステップS51においてNOの場合、セカンドピークがメインピークの長波長側に出現すると仮定してステップS20、S30、S40、S51を実行する。ステップS51においてYESの場合、ステップS52に進む。ステップS51においてNOの場合、ステップS53に進む。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3を説明する。実施の形態3は、基本的に実施の形態2と同じであるが、コヒーレントレシーバ2がAGC(Auto Gain Control)モードで動作する点が異なっている。以下の説明において、実施の形態2と共通する事項の説明及び実施の形態2から自明な事項の説明は省略される場合がある。
図15を参照して、実施の形態3にかかるコヒーレントレシーバ2がAGCモードで動作しているので、トランスインピーダンス増幅器25XI、XQ、YI、YQの出力である電圧信号VXI、VXQ、VYI、VYQが一定になるように、トランスインピーダンス増幅器25XI、XQ、YI、YQの増幅率Mが内部で制御される。そのため、モニタ部52は、増幅率Mを直接知ることができない。モニタ部52は、増幅率Mと相関のあるAGCのフィードバックゲインFBGと電圧信号VXIを用いて干渉光XIのAC振幅を検出する。
図16を参照して、AGCモードの場合における干渉光XIのAC振幅の検出について説明する。トランスインピーダンス増幅器25XIは、電流電圧変換部26と、増幅率可変部27とを備える。電流電圧変換部26は、電流信号CXIを中間電圧信号Wに変換する。増幅率可変部27は、中間電圧信号Wを電圧信号VXIに変換する。増幅率可変部27を制御するためのフィードバックゲインFBGは、トランスインピーダンス増幅器25XIの増幅率Mと相関がある。したがって、モニタ部52は、変換効率η、フィードバックゲインFBG、及び電圧信号VXIに基づいて干渉光XIのAC振幅aを検出することができる。尚、トランスインピーダンス増幅器25XQ、25YI、25YQも、トランスインピーダンス増幅器25XIと同様に構成される。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上記実施の形態においては干渉光XIに基づいて比M1/M2を算出したが、干渉光XIの代わりに干渉光XQ、YI、YQのいずれかを用いてもよい。
900 伝送システム
910 光トランシーバ
920 光ファイバ
100 光信号送信部
200 光信号受信部
1 局発光源
2 コヒーレントレシーバ
3 デジタル信号処理部
5 検出装置
51 光源制御部
52 モニタ部
53 制御部
LO 局発光
SIGIN 入力信号光
XI、XQ、YI、YQ 干渉光
VXI、VXQ、VYI、VYQ 電圧信号

Claims (9)

  1. コヒーレントレシーバへ局発光を出力する局発光源を前記コヒーレントレシーバが入力する波長多重された信号光に含まれる波長チャンネルのうち最も外側の第1波長チャンネルに設定したときの前記信号光及び前記局発光に基づく第1干渉光の第1AC振幅を検出し、
    前記局発光源を前記第1波長チャンネルより一つ外側の第2波長チャンネルに設定したときの前記信号光及び前記局発光に基づく第2干渉光の第2AC振幅を検出し、
    前記第1AC振幅と前記第2AC振幅の比を算出する
    局発光源劣化の検出方法。
  2. 請求項1に記載の局発光源劣化の検出方法であって、
    前記信号光及び前記局発光に基づく干渉光のAC振幅が閾値を超えるまで前記局発光源の設定を前記コヒーレントレシーバが実行するマルチチャンネルディテクションで使用可能な複数の使用可能波長チャンネルの中で最も外側の波長チャンネルから一つずつ内側の波長チャンネルに変更し、
    前記信号光及び前記局発光に基づく干渉光のAC振幅が前記閾値を初めて超えたときに前記局発光源が設定されていた波長チャンネルが前記第1波長チャンネルである
    局発光源劣化の検出方法。
  3. 請求項1又は2に記載の局発光源劣化の検出方法であって、
    前記第1AC振幅を検出すること、前記第2AC振幅を検出すること、及び前記第1AC振幅と前記第2AC振幅の比を算出することよりも先に、前記コヒーレントレシーバに前記信号光及び前記局発光に基づく電気信号をデジタル信号処理部に出力することを停止させる
    局発光源劣化の検出方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の局発光源劣化の検出方法であって、
    前記コヒーレントレシーバが受信波長切り替え要求信号を受信し、
    前記受信波長切り替え要求信号の受信に基づいて、前記第1AC振幅を検出すること、前記第2AC振幅を検出すること、及び前記第1AC振幅と前記第2AC振幅の比を算出することを実行し、
    前記第1AC振幅の値M1と前記第2AC振幅の値M2の比M1/M2が規定値より小さい場合、前記局発光源の劣化を前記受信波長切り替え要求信号の送信元に通知する
    局発光源劣化の検出方法。
  5. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の局発光源劣化の検出方法であって、
    前記コヒーレントレシーバが受信波長切り替え要求信号を受信し、
    前記受信波長切り替え要求信号の受信に基づいて、前記第1AC振幅を検出すること、前記第2AC振幅を検出すること、及び前記第1AC振幅と前記第2AC振幅の比を算出することを実行し、
    前記第1AC振幅の値M1と前記第2AC振幅の値M2の比M1/M2が規定値より小さくない場合、前記局発光源を前記受信波長切り替え要求信号が指定する波長チャンネルに設定する
    局発光源劣化の検出方法。
  6. コヒーレントレシーバへ局発光を出力する局発光源を制御する光源制御部と、
    前記光源制御部が前記局発光源を前記コヒーレントレシーバが入力する波長多重された信号光に含まれる波長チャンネルのうち最も外側の第1波長チャンネルに設定したときの前記信号光及び前記局発光に基づく第1干渉光の第1AC振幅を検出し、前記光源制御部が前記局発光源を前記第1波長チャンネルより一つ外側の第2波長チャンネルに設定したときの前記信号光及び前記局発光に基づく第2干渉光の第2AC振幅を検出し、前記第1AC振幅と前記第2AC振幅の比を算出するモニタ部と
    を具備する
    局発光源劣化の検出装置。
  7. 光信号受信部を具備し、
    前記光信号受信部は、
    局発光を出力する局発光源と、
    波長多重された信号光と前記局発光とに基づいて干渉光を生成し、前記干渉光に基づく電気信号を生成するコヒーレントレシーバと、
    前記局発光源を制御する光源制御部と、
    前記光源制御部が前記局発光源を前記信号光に含まれる波長チャンネルのうち最も外側の第1波長チャンネルに設定したときの前記信号光及び前記局発光に基づく第1干渉光の第1AC振幅を検出し、前記光源制御部が前記局発光源を前記第1波長チャンネルより一つ外側の第2波長チャンネルに設定したときの前記信号光及び前記局発光に基づく第2干渉光の第2AC振幅を検出し、前記第1AC振幅と前記第2AC振幅の比を算出するモニタ部と
    を備える
    光トランシーバ。
  8. 請求項7に記載の光トランシーバであって、
    前記第1AC振幅の値M1と前記第2AC振幅の値M2の比M1/M2が規定値より小さい場合、前記局発光源の劣化を示す信号光を出力する光信号送信部を更に具備する
    光トランシーバ。
  9. 局発光源がコヒーレントレシーバに出力する局発光のメインピークと前記コヒーレントレシーバが入力する波長多重された信号光に含まれる波長チャンネルのうち最も外側の第1波長チャンネルとに基づく第1干渉光の第1AC振幅を検出し、
    前記局発光のセカンドピークと前記第1波長チャンネルとに基づく第2干渉光の第2AC振幅を検出し、
    前記第1AC振幅と前記第2AC振幅の比を算出する
    局発光源劣化の検出方法。
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