JP6135200B2 - 電動車椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、モータにより走行可能な電動車椅子に関する。
従来、モータにより車輪を駆動する電動車椅子が利用されてきた。このような電動車椅子には電動式でない車椅子(以下「手動車椅子」とする)に対して、モータ、バッテリ、コントロールボックス等を取り付けて構成されるものがある(例えば特許文献1及び2)。
特許文献1に記載の移動装置は、移動方向の傾斜と当該移動方向に直交する方向の傾斜とを検出する傾斜検出手段から得られる傾斜情報に基づいて、操作者の力を補助する動力補助手段を制御する制御手段を備えて構成される。この移動装置においては、傾斜検出手段が内蔵されたコントロールボックスが、椅子部の下方に固定される。
特許文献2に記載のパーソナルビークル制御装置は、車体の走行速度及び旋回角度を入力する操作部を備えて構成され、当該操作部に入力された操作情報と、レートジャイロ、加速度計(以下「レートジャイロ等」とする)、左右車輪センサの検出結果と、に基づいて走行制御する。
特開2000−14714号公報 特開2010−193939号公報
ここで、上述のような手動車椅子をベースに構成した電動車椅子は、収納時や持ち運ぶ時には椅子部を折り畳むことができると好適である。しかしながら、特許文献1に記載の技術にあっては、椅子部の下にコントロールボックスが固定されるので、椅子部とコントロールボックスとが互いに干渉し(コントロールボックスが邪魔になり)、椅子部を容易に折り畳むことができない。
一方、特許文献2には、レートジャイロ等が配置される位置が記載されていない。例えば、操作部が配置されるアームレストの近傍にレートジャイロ等を設けることが考えられる。しかしながら、アームレストの近傍は、車体のフレームの形状に応じてスペースのサイズ及び形状が変わる。このため、異なる形状のフレームからなる複数種類の車体に亘ってレートジャイロ等を取り付けることが容易ではない。また、例えばレートジャイロ等を操作部に搭載することも考えられる。しかしながら、操作部にレートジャイロ等を搭載すると、乗員の操作に応じてレートジャイロ等に荷重が作用するため検出精度に影響を及ぼす。また、電動車椅子の種類によっては、操作部が乗員の好みに応じて位置を変更することが可能に構成されているものもあるので、レートジャイロ等の検出精度に影響を及ぼす。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、収納時や持ち運ぶ時に折り畳みが容易で、車体の動きを適切に検出することができる電動車椅子を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る電動車椅子の特徴構成は、車幅方向に張設され、前記車幅方向の長さを短縮するように折り畳み可能なシート部と、前記シート部の車幅方向両外側に配設された一対の駆動輪と、バッテリから供給される電力により前記駆動輪の夫々を駆動する一対の駆動部と、走行中の車体の姿勢を示す姿勢情報を取得する姿勢センサが搭載され、前記一対の駆動部のうちの少なくとも一方に対して前記駆動輪の回転軸と直交する方向の位置に配置されてあるセンサ基板と、を備え、前記駆動部は、開口部を有する箱状のケースで上方から覆われ、前記ケースの下端側の開口位置よりも上方に前記センサ基板が内包されてある点にある。
このような特徴構成とすれば、センサ基板が駆動部に対して駆動輪の回転軸と直交する位置に設けられるので、電動車椅子の車幅方向に対してセンサ基板の位置と駆動部の位置とを一致させることができる。このため、収納する際や持ち運ぶ際に電動車椅子を折り畳んだ場合であっても、センサ基板が電動車椅子の各部と干渉することがない。したがって、電動車椅子を容易に折り畳むことが可能となる。また、一般的に電動車椅子を操作するコントローラは、シート部の近傍、すなわち駆動輪の近傍に配置されるので、取り付けや配線を簡素に行うことが可能となる。更には、センサ基板を駆動輪の回転軸の近傍に設けることができるので、車体の動きを感度良く検出することができる。
また、上記のように、センサ基板を箱状のケースの下端部よりも上方に配置することで、降雨時や、路面が濡れており駆動輪で水を跳ね上げた場合であっても、ケースを伝って下方に流れてきた雨や水をセンサ基板よりも下側に流通させることができる。
たがって、センサ基板に搭載された姿勢センサの防水効果を高めることができる。
また、前記ケースは、前記センサ基板が内包される第1のケースと、前記駆動部の前記駆動輪を駆動するモータを覆う第2のケースとを有し、前記第1のケースと前記第2のケースとが係合する係合面よりも上方に前記センサ基板が設けられると好適である。
このような構成とすると、第1のケースによりセンサ基板に搭載された姿勢センサの防水効果を高めることができる。また、例えば電動車椅子の走行に伴い小石等が跳ね上げられた場合であっても、モータが第2のケースで覆われているので、当該モータを保護することができる。
更に、前記センサ基板が前記ケースの天井部から吊り下げられてあると好適である。
このように、センサ基板がケースの内側で吊り下げられた状態とすることで、吊り下げるための部材もケースに内包することができる。したがって、降雨時や、路面が濡れており駆動輪で水を跳ね上げた場合であっても、雨や水がセンサ基板を吊り下げる部材を雨や水が伝って当該センサ基板に達することがないので、センサ基板に搭載された姿勢センサの防水性を高めることが可能となる。
また、前記センサ基板が前記駆動部に対して前記駆動輪の進行方向後ろ側に配置されてあると好適である。
このような構成とすれば、センサ基板及び駆動部を電動車椅子の背面側に配置することができる。このため、センサ基板や駆動部の着脱が容易であり、異なる形状のフレームに対しても取り付ける位置が大きく変わることがない。したがって、姿勢センサの特性が大きく変わることがないので、異なる形状のフレームを有する車椅子に対応したものとすることができる。
電動車椅子の斜視図である。 電動車椅子の側面図である。 電動車椅子を折り畳んだ状態を示す図である。 制御系の構成を模式的に示すブロック図である。 駆動部及びセンサ基板の搭載形態を示す図である。
本発明に係る電動車椅子は、例えば収納時や持ち運び時に容易に折り畳むことが可能に構成される。以下、本実施形態の電動車椅子100について詳細に説明する。図1には電動車椅子100の斜視図が示され、図2には電動車椅子100の側面図が示される。また、図3には電動車椅子100が折り畳まれた状態が示され、図4には電動車椅子100の動作を制御する制御系の構成を模式的に表したブロック図が示される。図1−図3に示されるように、電動車椅子100はシート部10、駆動輪20、駆動部30、センサ基板40、操作ボックス50を備えて構成される。
シート部10は、車幅方向に張設され、車幅方向の長さを短縮するように折り畳み可能に構成される。車幅方向とは車体の幅方向であり、図1において示すX方向が相当する。張設されるとは、引っ張るように設けられていることをいう。したがって車幅方向に張設されるとは、車幅方向の両外側から引っ張るように設けられていることを示す。このようなシート部10は、乗員が腰を掛ける座部11と、当該座部11に乗員が腰を掛けた状態でもたれる背部12とを有して構成される。これら座部11及び背部12は、車体を構成する車幅方向両外側に設けられたフレーム60に取り付けられる。電動車椅子100は、収納時や持ち運び時を容易に行うことができるように、車幅方向に沿って折り畳むことができる。係る場合、図3に示されるようにシート部10は車幅方向の長さが短くなる。このようなシート部10は折り畳み可能な布又はビニール等により構成される。
本実施形態に係る電動車椅子100には、4つの車輪25が設けられる。この4つの車輪25は、2つのキャスター21と2つの駆動輪20とから構成される。キャスター21は電動車椅子100の進行方向前側に設けられる。進行方向とは電動車椅子100が前進走行する際の方向であり、図1におけるY方向が相当する。キャスター21は車幅方向に沿って対向するように配設された左右一対で設けられる。なお、図1においては左側のキャスター21の図示が省略されている。
駆動輪20は電動車椅子100の進行方向後ろ側に設けられる。駆動輪20は、シート部10の車幅方向外側に沿って対向するように配設された左駆動輪20Lと右駆動輪20Rの一対からなる。以下では、特に区別をする必要がない場合には「駆動輪20」として説明する。駆動輪20は、電動車椅子100を走行させる動力が伝達される車輪である。一方、本実施形態ではキャスター21は動力が伝達されることはなく、電動車椅子100の前部を支持するために設けられる。また、電動車椅子100には、シート部10が進行方向後ろ側に転倒することを防止するために、駆動輪20の後方へ延在する転倒防止バー61L,61Rが設けられる。以下では、特に区別をする必要がない場合には「転倒防止バー61」として説明する。この転倒防止バー61が規制手段となって後方への転倒を防止する。
駆動部30は、バッテリ91から供給される電力により駆動輪20の夫々を駆動する。バッテリ91は、電動車椅子100の動力源となる電気エネルギーが予め蓄電され、背部12の背面に設けられたホルダー92を介して取り付けられる。駆動輪20の夫々とは、左駆動輪20L及び右駆動輪20Rである。このため、駆動部30は、左駆動輪20L及び右駆動輪20Rを独立して駆動することが可能に一対で設けられる(図4参照)。独立
して駆動するとは、左駆動輪20Lと右駆動輪20Rとを夫々異なる回転速度及び異なる回転方向で駆動することが可能であることを示す。このため、図4に示されるように、駆動部30は、左駆動部30L及び右駆動部30Rの一対から構成される。以下では、特に区別をする必要がない場合には「駆動部30」として説明する。
左駆動部30Lには左駆動輪20Lを回転させる回転力を出力するモータ32Lを有して構成される。また、右駆動部30Rには右駆動輪20Rを回転させる回転力を出力するモータ32Rを有して構成される。以下では、特に区別をする必要がない場合には「モータ32」として説明する。左駆動部30L及び右駆動部30Rの夫々には、上述のバッテリ91からの出力される電気エネルギーが伝達され、夫々左駆動輪20L及び右駆動輪20Rを独立して駆動する。
図4に示されるように、操作ボックス50はジョイスティック51とメインコントローラ52とを備えて構成される。ジョイスティック51は中立状態が鉛直上方に向かって立設した状態であり、その状態から電動車椅子100の乗員が所定の方向に向けて倒すことにより、当該倒した方向に電動車椅子100を誘導することができる。また、鉛直上方から倒した角度に応じて走行速度が設定される。したがって、ジョイスティック51は乗員の意図を入力する入力デバイスとして機能する。
メインコントローラ52は、スイッチ操作部52A、電源部52B、制御部52C、表示部52D、通信部52Eの各機能部を備えて構成される。スイッチ操作部52Aは電動車椅子100の主電源スイッチに相当する。したがって、乗員が電動車椅子100を利用する際に操作される。この操作に応じて、バッテリ91から電源部52Bを介してメインコントローラ52に対して通電が行われる。電源部52Bはバッテリ91の出力電圧を所定の電圧値に変換するコンバータとして機能する。これにより、メインコントローラ52に所定の電圧値の電圧が印加される。制御部52Cはジョイスティック51に対して行われた乗員の入力に応じた信号が伝達される。表示部52Dは所定の情報を表示するディスプレイである。上述のように電動車椅子100の主電源が入っている状態であることを示すよう表示しても良いし、ジョイスティック51により入力された進行方向等を表示する構成することも可能である。また、ディスプレイでなく例えばLED等により点灯や点滅表示することも可能である。通信部52Eは後述する駆動部30のサブコントローラ31L,31Rの各通信部と通信を行う。ジョイスティック51により入力された走行制御に係る駆動指令の通信を行う。
駆動部30は、上述のように左駆動部30L及び右駆動部30Rの一対から構成される。左駆動部30Lは左駆動輪20Lを駆動し、右駆動部30Rは右駆動輪20Rを駆動する。左駆動部30Lと右駆動部30Rとの基本的な構成は、同一であるので以下では左駆動部30Lを用いて説明する。左駆動部30Lは、サブコントローラ31L、モータ32L、回転数検出部33Lを備えて構成される。
サブコントローラ31Lは、電源部31LA、通信部31LB、制御部31LC、姿勢センサ31LD、モータドライバ31LEの各機能部を備えて構成される。電源部31LAはバッテリ91の出力電圧を所定の電圧値に変換するコンバータとして機能する。これにより、サブコントローラ31Lに所定の電圧値の電圧が印加される。通信部31LBはメインコントローラ52の通信部52Eと相互に通信を行う。このような通信において、ジョイスティック51により入力された走行制御に係る駆動指令等が伝達される。姿勢センサ31LDは走行中の車体の姿勢を示す姿勢情報を取得する。車体の姿勢とは、シート部10に腰を掛けている乗員の姿勢に対応するものであり、電動車椅子100自体の姿勢に相当する。以下では、理解を容易にするために車体の姿勢が、電動車椅子100の姿勢であるとして説明する。姿勢情報とは、電動車椅子100の姿勢を示す情報であり、具体的には、電動車椅子100の前後方向の傾きを示すピッチ、電動車椅子100の左右方向の傾きを示すロール、水平方向の方向を示すヨーにより規定された情報である。すなわち、図1においてピッチはX軸を回転中心とする回転を示し、ロールはY軸を回転中心とする回転を示し、ヨーはZ軸を回転中心とする回転を示す。このようなピッチ、ロール、及びヨーが姿勢センサ31LDにより検出される。姿勢センサ31LDは、センサ基板40Lに搭載される。
なお、本実施形態では、サブコントローラ31L全体がセンサ基板40Lに搭載されている。姿勢センサ31LDの検出結果である姿勢情報は、制御部31LCに伝達される。制御部31LCは通信部31LBを介して伝達されたジョイスティック51を介して入力された走行制御に係る駆動指令と、姿勢情報とに基づいてモータ32Lを駆動するモータドライバ31LEに通電し、これによりモータ32Lを駆動する。モータ32Lの近傍には、モータ32Lの回転数を検出する回転数検出部33Lが備えられ、その検出結果が制御部31LCに伝達される。制御部31LCは、上述の走行制御に係る駆動指令と姿勢情報と共に、回転数検出部33Lの検出結果を示す回転数信号に基づいてモータ32Lを制御する。
図1−図3に戻り、本実施形態では、センサ基板40(センサ基板40L及びセンサ基板40Rの総称)は、一対の駆動部30に対して駆動輪20の回転軸26と直交する方向の位置に配置される。上述のように駆動部30はシート部10の車幅方向両外側に一対配設される。すなわち、駆動部30は電動車椅子100において左駆動部30L及び右駆動部30Rからなる。また、駆動輪20も左駆動輪20L及び右駆動輪20Rの一対で構成される。
したがって、駆動輪20の回転軸26とは、左駆動輪20Lの回転中心である左回転軸26L及び右駆動輪20Rの回転中心である右回転軸26Rが相当する。左回転軸26L及び右回転軸26Rは、夫々は電動車椅子100の車幅方向外側を向くように設けられる。すなわち、X方向に沿って互いに外側に延びるように設けられる。このため、回転軸26と直交する方向とは、左回転軸26L及び右回転軸26Rの夫々が直交する方向を意味し、Y方向及びZ方向が相当する。したがって、センサ基板40は、左駆動部30L及び右駆動部30Rに対して、Y方向及びZ方向に沿った位置に配置される。
本実施形態では、センサ基板40は、駆動部30に対して駆動輪20の進行方向後ろ側に配置される。駆動輪20の進行方向後ろ側とは、駆動輪20の進行方向とは、電動車椅子100の前後方向であるY方向が相当する。すなわち、駆動輪20よりも後ろ側を意味するものではなく、駆動輪20が進行する方向における後ろ側を意味する。これより進行方向後ろ側とは、電動車椅子100の前後方向の後ろ側を意味する。したがって、センサ基板40は、駆動部30よりも後ろ側に配設される。
なお、右駆動部30Rの機能部については、上述の左駆動部30Lを機能部の添え字「L」を「R」に変更し、制御対象がモータ32Rであるだけであるので説明は省略する。
図5には、駆動部30(右駆動部30R)を模式的に示した図が示される。図5に示されるように、本実施形態では、駆動部30(右駆動部30R)は上側ケース72と中央ケース73と下側ケース74とで覆われる。上側ケース72は、本発明における「ケース」に相当する。上側ケース72は、開口部を有する箱状からなり、駆動部30(右駆動部30R)を上方から覆う。すなわち、上側ケース72は鉛直下方向を開口部とする箱状で形成され、上側から被せるように駆動部30を覆う。下側ケース74は、駆動部30(右駆動部30R)を下側から覆う。モータ32(モータ32R)に対向する部位には、開口部35が設けられる。この開口部35を介して外気の吸排を行い、モータ32(モータ32R)を空冷する。中央ケース73は、上側ケース72と下側ケース74との中央に設けられ、主にモータ32(モータ32R)の上側を覆う。上側ケース72と中央ケース73、及び中央ケース73と下側ケース74は、夫々、ボルト36により締結固定される。なお、図5では、理解を容易にするために上側ケース72の一部が切り欠いて示される。
本実施形態では、上側ケース72は、当該上側ケース72の下端側の開口位置よりも上方にセンサ基板40が内包される。上述のように上側ケース72は、下側に開口部を有する箱状で形成される。したがって、上側ケース72の下端側の開口位置とは、下側を向く縁部37が相当する。上側ケース72は、縁部37がセンサ基板40よりも下側に位置するように構成される。したがって、センサ基板40は上側ケース72により包まれるように設けられる。これにより、例えば雨が降っていた場合や、駆動輪20で水を跳ね上げた場合に、上側ケース72と中央ケース73との継ぎ目から雨や水が入っても、センサ基板40を雨や水で濡れ難くすることが可能となる。したがって、防水効果を高めることができる。
ここで、上述の上側ケース72を「第1のケース」とし、中央ケース73及び下側ケース74を「第2のケース」として2つに分類することができる。係る場合、第1ケースにはセンサ基板40が内包され、第2のケースは駆動部30の駆動輪20を駆動するモータ32を覆うように構成される。これにより、第1のケースと第2のケースとが係合する係合面よりも上方にセンサ基板40が設けられることになる。係合面とは、第1のケースの下端面と第2のケースの上端面とが相当する。このような係合面よりも上方にセンサ基板40が設けられるので、上述のように防水効果を高めることができる。
また、本実施形態では、センサ基板40が上側ケース72の天井部から吊り下げて配置される。上側ケース72の天井部とは、上側ケース72の内壁面のうち、上側ケース72の開口する面に対向する面である。センサ基板40は、このような天井部からスペーサ90を介して締結固定される。なお、図5においては、2枚のセンサ基板40が示されているが、1枚であっても良いし、3枚以上で構成されていても良い。
以上のように本電動車椅子100によれば、図3に示されように容易に折り畳むことが可能となる。したがって、収納する際や持ち運びする際に利用者の手を煩わせることがない。
〔その他の実施形態〕
上記実施形態では、センサ基板40が左駆動輪20Lの左回転軸26L及び右駆動輪20Rの右回転軸26Rの夫々に直交する方向の位置に配設されるとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。すなわち、センサ基板40が左駆動輪20Lの左回転軸26L及び右駆動輪20Rの右回転軸26Rのいずれか一方に直交する方向の位置に配設するように構成することも可能である。
上記実施形態では、駆動部30は一方が開口した箱状の上側ケース72で上方から覆われるとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。駆動部30を側方から別のケースで覆う構成とすることも可能であるし、駆動部30が露出した状態とすることも当然に可能である。
上記実施形態では、センサ基板40が、上側ケース72において当該上側ケース72の下端側の開口位置よりも上方に内包されているとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。すなわち、センサ基板40が、上側ケース72の下端側の開口位置よりも下方に配設することも当然に可能である。
上記実施形態では、センサ基板40が上側ケース72の天井部から吊り下げられているとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。センサ基板40が上側ケース72の側壁で支持されるように構成することも可能であるし、下方からスペーサ等により高床式に持ち上げて支持する構成とすることも当然に可能である。
上記実施形態では、センサ基板40が駆動部30に対して駆動輪20の進行方向後ろ側に配置されているとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。センサ基板40が、駆動部30に対して駆動輪20の進行方向前側に配置されているように構成することも当然に可能である。
本発明は、モータにより走行可能な電動車椅子に用いることが可能である。
10:シート部
20:駆動輪
26:回転軸
30:駆動部
31LD:姿勢センサ
31RD:姿勢センサ
40:センサ基板
72:上側ケース(ケース)
91:バッテリ
100:電動車椅子

Claims (4)

  1. 車幅方向に張設され、前記車幅方向の長さを短縮するように折り畳み可能なシート部と、
    前記シート部の車幅方向両外側に配設された一対の駆動輪と、
    バッテリから供給される電力により前記駆動輪の夫々を駆動する一対の駆動部と、
    走行中の車体の姿勢を示す姿勢情報を取得する姿勢センサが搭載され、前記一対の駆動部のうちの少なくとも一方に対して前記駆動輪の回転軸と直交する方向の位置に配置されてあるセンサ基板と、を備え
    前記駆動部は、開口部を有する箱状のケースで上方から覆われ、前記ケースの下端側の開口位置よりも上方に前記センサ基板が内包されてある電動車椅子。
  2. 前記ケースは、前記センサ基板が内包される第1のケースと、前記駆動部の前記駆動輪を駆動するモータを覆う第2のケースとを有し、前記第1のケースと前記第2のケースとが係合する係合面よりも上方に前記センサ基板が設けられる請求項に記載の電動車椅子。
  3. 前記センサ基板が前記ケースの天井部から吊り下げられてある請求項又はに記載の電動車椅子。
  4. 前記センサ基板が前記駆動部に対して前記駆動輪の進行方向後ろ側に配置されてある請求項1からのいずれか一項に記載の電動車椅子。
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