JP6134823B2 - 識別リストバンド用の解除具 - Google Patents

識別リストバンド用の解除具 Download PDF

Info

Publication number
JP6134823B2
JP6134823B2 JP2016010617A JP2016010617A JP6134823B2 JP 6134823 B2 JP6134823 B2 JP 6134823B2 JP 2016010617 A JP2016010617 A JP 2016010617A JP 2016010617 A JP2016010617 A JP 2016010617A JP 6134823 B2 JP6134823 B2 JP 6134823B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tip
locking
wristband
identification wristband
identification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016010617A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016101524A (ja
Inventor
松原 一雄
一雄 松原
松原 照巳
照巳 松原
関 辰彦
辰彦 関
茂 白石
茂 白石
元晴 北條
元晴 北條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Atom Medical Corp
Original Assignee
Atom Medical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Atom Medical Corp filed Critical Atom Medical Corp
Priority to JP2016010617A priority Critical patent/JP6134823B2/ja
Publication of JP2016101524A publication Critical patent/JP2016101524A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6134823B2 publication Critical patent/JP6134823B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)

Description

本発明は、主として産婦人科病院等で使用される医療用または新生児用の識別リストバンド用の解除具に関するものである。
この種の医療用の識別リストバンドとしては、複数の技術が公知になっている。
例えば、第1の従来技術として、患者の氏名と、血液検査情報と、血液検査のタイプを示す識別情報とを表示した患者識別用リストバンドである(特許文献1参照)。
この第1の公知例に係る患者識別用リストバンドにおいては、患者が携帯しているリストバンドに血液検査情報がどのような検査の結果であるかを容易に判別でき、また患者と血液製剤などとの照合の際にリストバンドの表示されたバーコートを容易に読み取ることができるので、医療過誤を防止するための確認作業をより一層迅速確実に行うことができるというものである。
また、第2の公知例に係るリストバンドとしては、患者を識別するために、患者の腕に巻きつけて使用される可撓性を有するリストバンドであって、前記リストバンドは、患者表示部と患者の腕に巻きつけるための巻きつけ部を有し、前記巻きつけ部の患者に接触する面に少なくとも2つのシール面を有することを特徴とするリストバンドである(特許文献2参照)。
この第2の公知例に係るリストバンドにおいては、手首への挿着が簡便である。また、手首に馴染むように装着することができ、しかも、患者と接触する面に突起部がないので、擦過傷の恐れがないというものである。
さらに、第3の公知例に係る識別用リストバンドとしては、帯状体の所定部に形成された粘着剤層と、この粘着剤層との粘着により、被装着体に対して前記帯状体をリング状の形態で装着する識別用リストバンドであって、前記帯状体の一部に折り込み部と、折り込み部を仮止めする仮止め層を有する識別用リストバンドであって、前記仮止め層を剥離することによって折り込み部による余裕がうまれる識別用リストバンドである(特許文献3参照)。
この第3の公知例に係る識別用リストバンドにおいては、粘着剤層と被粘着部により識別用リストバンドを形成し、被装着者が窮屈さを感じたときに、仮止め部を剥離することにより仮止めされていた折り込み部が広がり、余裕がうまれるため、構造が簡単でありながら、被装着者が適度な装着感をえることができる。さらに、上記識別用リストバンドは仮止め部と折り込み部を形成するという簡単な構造であるため、安価に製造できるというものである。
特開2002−125956号公報 特開2002−161417号公報 特開2007−248947号公報
ところで、産婦人科の施設出産では、新生児を取り違える可能性があるとされている。その取り違えの主な原因はヒューマンエラー(人為的ミス)であるため、それを防止するための二重、三重の手順を確立しておく必要があるとしている。そのために生まれたばかりの新生児には、他の新生児と識別できるように、例えば、母子標識(IDバンド)の装着を行っている。その母子標識は、母親と新生児を同時に識別する標識(識別用リストバンド)で、母親用の第1標識と新生児用の第2標識が分離可能に繋がって一緒になっているもので、両者に共通の番号が付してあり、第1標識には母親の氏名と入院日時が記載されて入院時に、第1と第2標識が一緒になっているリストバンドを母親の手首に装着される。そして、新生児が出生したときに第1標識から直ちに第2標識を切り離し、母親の氏名、出生年月日と時刻及び性別等を記入して新生児の手首に装着するのである。
また、新生児用のリストバンドが簡単に取り外しできる構造であると、有ってはならないことではあるが意図的に付け替えたりして、大変なことになりかねないので、新生児用リストバンドは一旦取り付けると、緩めたり縮めたりすることができない構成になっており、ハサミ等で切り離さない限り取り外すことができないので退院するまでそのまま装着される。このような母子標識は施設出産における新生児の取り違え防止や災害時の親子識別に用いられる。
しかしながら、生まれたばかりの新生児の身体は、母親のお腹の中で羊水に保護されている関係で、全体がぶよぶよに膨れ上がっている。その膨れ上がった手首の部分に識別用リストバンドを取り付けて、沐浴や体重測定等の慣例的なさまざまな処置をすると共に、外部と遮断したクリーンな新生児室に複数人の新生児のベッドを並べて授乳やオムツ換え等をしているが、数日経つと、徐々にぶよぶよの身体が縮まってくるのであり、それによって取り付けた識別用リストバンドが緩くなって手首から抜け落ちてしまうことがあり、看護師が注意深く取り扱わないと、複数の新生児の間でリストバンドが入れ違いになったり、紛失したりして、判らなくなったりするという重大な問題が生ずるのである。
前記第1の公知例に係るリストバンドには、患者名や血液検査情報などが表示されていて個別に識別できるものであるが、そのリストバンドを手首に取り付ける具体的な構成については一切記載されていない。つまり、識別リストバンドは医者や看護師が医療行為を行う上で患者毎に必要な情報を表示しているのであって、仮に、簡単に取り外しできる構成であって、その識別リストバンドをなくしたとしても、医師、看護士、家族が患者さんを見れば、誰であるか簡単に見分けることができるが、生まれたばかりの新生児は見分けることができないので、簡単に緩めたり取り外したりできる識別リストバンドでは、新生児用として使用できないのである。
前記第2の公知例に係るリストバンドは、粘着層による2つのシール面を有し、該粘着層によってリストバンドを手首に馴染むように取り付けるというものであり、手首への取り付け取り外しが容易な構成であるため、やはり新生児用として使用できないのである。
さらに、前記第3の公知例に係るリストバンドは、仮止め部を剥離することにより仮止めされていた折り込み部が広がって装着状態が緩められ、余裕がうまれるというものであり、手首から簡単に取り外せる構成であるため、新生児用として使用できないのである。
従って、公知または従来例に係る識別リストバンドは、いずれも簡単に取り外しまたは取り付け状態を緩めることができる構成であるため、生まれたばかりの新生児用としては問題があって使用できないのであり、また、一般的には一旦取り付けた後においては、取り外しができない構成であるため、新生児における独特な身体の変化(締り)に対応できないものであり、出生後数日で緩んだ識別リストバンドが手首から抜け落ちたり紛失したりして、取り違える事故が生じたりした問題点を解消することに解決課題がある。
ところで、一旦取り付けた後においては、取り外しができない構成のリストバンドを取り外したり、再度装着したりするための特殊な解除具は、現段階でも見当たらない。
本発明は、前記課題を解決する具体的手段として、少なくとも氏名と生年月日が記載できる幅広の表示部と所要間隔をもって複数の係止孔が形成された幅狭の係止部とを一連に形成したバンド本体部と、該バンド本体の一端部側に設けられ、先端部にアゴ部を有する肥大部に形成した長円錐状の凸部を有する雄型係止部材と、前記凸部が挿通される挿通孔を有する軸部と、係止用の主要部とを有し、前記挿通孔に達する切込みが側面から形成されると共に、内部に切り込みを挟んで円弧状の張出し部が形成され、前記主要部には切り込みを挟んで一対の穴が形成されている雌型係止部材とからなる嵌合係止型の係止機構部とから構成された識別リストバンドの取り付け後において、前記係止機構部の係止嵌合を解除させるために使用される解除具であって、軸を介して一対の先端部と把持部とを有し把持部を操作して先端部を開閉でき、前記各先端部に前記雌型係止部材の一対の穴にそれぞれ挿入できるピンを突出させて且つ該穴と同じ間隔で平行に設け、前記一対の把持部を握り締める方向に作用させたときに、各先端部が開く方向に作用するように、前記各把持部と先端部とは、前記軸を介してクロスさせないで同じ側に位置させて構成したことを特徴とする識別リストバンド用の解除具を提供するものである。
本発明に係る特殊な解除具において、前記一対の把持部との間にばねを介在させことを付加的な要件として含むものである。
さらに、本発明においては、前記軸よりも把持部側に所要長さに渡って相互の当接部を設け、該当接部によって把持部側を強く握っても先端部側が過度に開かないようにしたことを特徴とする請求項1に記載の識別リストバンド用の解除具も提供するものである。


本発明に係る特殊な解除具によれば、一旦取り付けた後においては、取り外しができない独特な構成の識別リストバンドは、バンド本体の一端部側に設けられた係止機構部は、嵌合型の雄型係止部材と雌型係止部材とからなるものであるが、前記雌型係止部材は、本発明の特殊な解除具により雄型係止部材との係止を解除できる構成のものであり、出生時に母親との識別のために直ちに取り付けられるものであって、一般的には一旦取り付けられると退院まで取り外しができないものであり、新生児における独特な身体の変化(締り)に対応できないものであったために、出生後数日で緩んだ識別リストバンドが手首から抜け落ちたり紛失したりして、取り違える事故が生じたりしたが、本発明に係る特殊な解除具を使用することによって、新生児独特な身体の変化に追従して識別リストバンドの付け替えや取り付け状態を調整することが出来るようにしたので、新生児の取り違え等の種々の事故を完全に解消できるという優れた効果を奏する。
また、本発明に係る識別リストバンド用の解除具は、簡単な構成でありながら、ピンを係止機構部の所要の穴に差し込んで把持部を握り締めることによって、係止状態を解除できるのであり、それによって識別リストバンドの付け替えや取り付け状態を調整することができるという優れた効果を奏する。
本発明に係る解除具が適用できる好ましい形態の新生児用の識別リストバンドを示す平面図である。 同形態に係る新生児用の識別リストバンドを示す側面図である。 同形態に係る新生児用の識別リストバンドの一方の端部(左端部)に設けた係止機構部を拡大して示した左側面図である。 同形態に係る新生児用の識別リストバンドの係止機構部を構成する雌側係止部材を示す(a)図は平面図と(b)図は側面図である。 本発明の実施の形態に係る特殊な解除具を示す平面図である。 図1の新生児用の識別リストバンドを新生児の腕に取り付けた状態を示す斜視図である。 同新生児用の識別リストバンドを取り付けた状態における係止機構部の拡大断面図である。 同新生児用の識別リストバンドの取り付け状態において、本発明の特殊な解除具を用いて係止機構部の係止を解除させて取り外す状況を略示的に示した斜視図である。 同新生児用の識別リストバンドにおける係止機構部の係止を解除させて取り外す状況を拡大して略示的に示した斜視図である。 同新生児用の識別リストバンドにおける係止機構部の係止を解除させて取り外す状況を示した拡大断面図である。
本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。まず、本発明の特殊な解除具が適用できる好ましい形態の新生児用の識別リストバンドについて、図1〜4を用いて説明する。
新生児用の識別リストバンド1は、バンド本体部2と一端部側に設けた係止機構部3とから構成されている。前記バンド本体部2は肌触りの良い柔軟な樹脂材料で形成され、幅広の表示部4と幅狭の係止部5とを一連に形成し、表示部4には、氏名の記載欄6と生年月日時間の記載欄7等の情報記載欄が設けられている。なお、この情報記載欄については、例えば、バーコードやICチップに代えることができる。また、係止部5には、一定間隔、例えば4〜8mm間隔で長さ方向に複数の係止孔8が形成されている。
係止機構部3は、バンド本体部2から横方向にはみ出して一連に形成した保持部9と、例えば、ポリアセタール樹脂で形成したホック式の雄・雌嵌合型の係止部材10、11とから構成されている。雄型係止部材10は、バンド本体部2側に取り付けられ、雌型係止部材11は、保持部9側に取り付けられ、図3の仮想線で示したように、保持部9側を捲り上げるようにして雌型係止部材11を雄型係止部材10の上部に位置させ、押圧嵌合させて係止するのである。
雄型係止部材10は、凸部12の先端部側を長円錐状に形成すると共にその先端部に肥大部13を形成し、その肥大部13のアゴ部13aはほぼ水平状態に形成すると共に、凸部12の後端部側には抜け出し防止用の円板14が形成されている。また、雌型係止部材11は、図4(a)(b)に示したように、軸部15の一方の端部に略小判型を呈する係止用の主要部16が軸部15の軸芯から偏心または一部が張り出した状態で形成され、他方の端部には抜け出し防止用の円板17が形成されている。
雌型係止部材11の軸部15には、円板17側から雄型係止部材10の凸部12が挿通される挿通孔18が形成されると共に、該挿通孔18に至る切り込み19が一方の側面、つまり、主要部16の張り出した側面側から形成される。この場合に、切り込み19は係止用の主要部16の上面では線状に切り離しであるが目立たないようになっている。そして、主要部16の上面には切り込み19を挟んでまたは境にして両側の対称位置で張り出した側面側に、後述する解除具のピンが嵌る所要深さの一対の穴20が形成されると共に、前記挿通孔18においても、その内側に円弧状の張出し部21が切り込み19を挟んで対称位置に形成されており、該張出し部21に前記雄型係止部材10の肥大部13のアゴ部13aが引っ掛かるようになっている。
次に、図5に示した本発明に係る特殊な解除具について説明する。好ましい実施の形態に係る解除具31は、例えば、ペンチ式の把持部32、33を有するものであって、該把持部32、33の間にばね34が介在してあって、常に把持部32、33を開く方向に付勢しており、各把持部32、33の先端部32a、33aは、軸35によりペンチとは逆に常に閉じる方向に付勢されている。これは、各把持部32、33と各先端部32a、33aとが軸35を介して交差しないように同じ側に位置するように構成したからである。把持部を操作して先端部32a、33aを開閉できる治具であって、各先端部32a、33aに突出させて平行に設けたピン36、37を有し、前記一対の把持部32、33を握り締める方向に作用させたときに、各先端部32a、33aが開く方向に作用するように、前記各把持部36、37と先端部32a、33aとは、前記軸35を介してクロスさせないで同じ側に位置させて構成したものである。
さらに、解除具31における軸35の内側、つまり、軸35より把持部32、33側に、所要長さに渡って相互の当接部32b、33bを設け、該当接部32b、33bによって把持部32、33を強く握っても先端部32a、33a側が過度に開かないようにし、雌型保持部材11の塑性変形を起こすことなく、再利用が可能な範囲で開くように構成してある。そして、各先端部32a、33aの端面には、それぞれ所要長さのピン36、37が、前記雌型係止部材11の主要部16に設けた一対の穴20と略同じ間隔で、かつ平行状態に突出させて取り付けてある。このような構成であるから、把持部32、33を掴んで握る方向に作用させることにより各先端部32a、33a側が外側に開くのである。要するに、把持部32、33を操作して先端部32a、33aを開閉できる治具であれば良い。
このように構成されている新生児用の識別リストバンド1と解除具31との使用態様または状況について図6〜図10を用いて説明する。
まず、図6に示したように、新生児の腕40の手首近傍に、新生児用の識別リストバンド1の幅狭の係止部5を一回りさせて巻き付け、程よい締め付け力を確認して、係止部5の係止孔8を雄型係止部材10の凸部12に嵌め込んでから、保持部9側を捲り上げるようにして雌型係止部材11の挿通孔18を雄型係止部材10の凸部12に嵌合させることによって取り付けられる。
この取り付け状態においては、図7に示したように、凸部12の先端部に設けた肥大部13のアゴ部13aが挿通孔18の内側に設けた円弧状の張出し部21に係合し、雄型係止部材10と雌型係止部材11とが合体して引き離すことができない状態になるのであり、当然のこととして、雄型係止部材10の凸部12に係止孔8を嵌合した識別リストバンド1の係止部5は抜き取れないのである。
生まれて数日経って新生児の身体が引き締まってきて、腕40の膨らみが縮んで識別リストバンド1が緩くなってきたときに、図8に示したように、特殊な解除具31を使用して識別リストバンド1を一時的に取り外して適正な状態に締め直すことができるのである。
即ち、解除具31のピン36、37を雌型係止部材11の主要部16に設けた穴20に挿入し、把持部32、33を握り締めることにより、図9に示したように、雌型係止部材11の主要部16が切り込み19の存在によって両側に開き、図10に示したように、凸部12における肥大部13のアゴ部13aが挿通孔18の内側に設けた張出し部21から離脱し、凸部12から主要部16を抜き取ることができる状態になる。
この状態で、解除具31を持ち上げることにより、雌型係止部材11と雄型係止部材10との嵌合状態が解除されて離脱し、その後に解除具31の握り締めを緩めることで、ピン36、37が穴20から抜けると共に、主要部16が自身の弾性により元の状態、即ち、切り込み19が閉まった状態に戻るのである。
そして、例えば、解除具31をポケットに入れれば、フリーになった両手が使用でき、識別リストバンド1の係止部5側の端部を摘んで引き上げることにより、凸部12に係合している係止孔8から引き抜いて識別リストバンド1を取り外した状態にし、引き続き、引き締まった新生児の腕40の手首近傍に、その識別リストバンド1をそのまま適宜の締め付け力(緩みを解消させた状態)で巻き付け、丁度良い位置にある係止孔8を選択して凸部12に嵌め込んでから、保持部9側を捲り上げるようにして雌型係止部材11の挿通孔18を雄型係止部材10の凸部12に嵌合させることによって再度取り付けるのである。
このように、本発明の特殊な解除具31を使用することによって、識別リストバンド1を取り外して適宜に縮めたり伸ばしたりすることができるのであり、特に、出生時に取り付けた新生児用の識別リストバンド1は、新生児独特な身体の変化に追従して取り付け状態を調整することが出来るのであり、それによって、識別リストバンド1の脱落や紛失が防止できると共に、新生児の取り違えを完全に防止できるのである。なお、解除具31は誰でもが使用できるというものではなく、責任者が鍵の掛かる状態の収納部でキチンと管理して使用状況については、記録に残すようにすることが肝心である。
本発明に係る解除具は、新生児用の出生時に、母親との識別のために取り付けられ、一旦取り付けられると退院までは、簡単には取り外しができない特殊な識別リストバンドに対して、取り外しができ適正な付け替えができるように適用するものである。要するに、新生児における独特な身体の変化(締り)に対応できるように、出生後数日で緩んだ識別リストバンド1が手首から抜け落ちたり紛失したりして、取り違える事故があったりしたが、本発明の解除具31を使用することによって、識別リストバンドを取り付けた新生児の取り扱い上で生ずる種々の事故または不都合を解消できるのであり、その分野で広く利用できるのである。なお、前記の実施例では、新生児を対象にした説明であるが、これに限定されることなく、患者や迷子などの多岐に渡る識別用のリストバンドとしても使用可能である。
1 識別リストバンド
2 バンド本体
3 係止機構部
4 表示部
5 係止部
6、7 記載欄
8 係止孔
9 保持部
10 雄型係止部材
11 雌型係止部材
12 凸部
13 肥大部
13a アゴ部
14、17 円板
15 軸部
16 係止用の主要部
18 挿通孔
19 切り込み
20 穴
21 張出し部
31 解除具
32、33 把持部
32a、33a 先端部
34 ばね
35 軸
36、37 ピン
40 腕

Claims (3)

  1. 少なくとも氏名と生年月日が記載できる幅広の表示部と所要間隔をもって複数の係止孔が形成された幅狭の係止部とを一連に形成したバンド本体部と、該バンド本体の一端部側に設けられ、先端部にアゴ部を有する肥大部に形成した長円錐状の凸部を有する雄型係止部材と、前記凸部が挿通される挿通孔を有する軸部と、係止用の主要部とを有し、前記挿通孔に達する切込みが側面から形成されると共に、内部に切り込みを挟んで円弧状の張出し部が形成され、前記主要部には切り込みを挟んで一対の穴が形成されている雌型係止部材とからなる嵌合係止型の係止機構部とから構成された識別リストバンドの取り付け後において、前記係止機構部の係止嵌合を解除させるために使用される解除具であって、
    軸を介して一対の先端部と把持部とを有し把持部を操作して先端部を開閉でき、
    前記各先端部に前記雌型係止部材の一対の穴にそれぞれ挿入できるピンを突出させて且つ該穴と同じ間隔で平行に設け、
    前記一対の把持部を握り締める方向に作用させたときに、各先端部が開く方向に作用するように、前記各把持部と先端部とは、前記軸を介してクロスさせないで同じ側に位置させて構成したこと
    を特徴とする識別リストバンド用の解除具。
  2. 前記軸よりも把持部側に所要長さに渡って相互の当接部を設け、
    該当接部によって把持部側を強く握っても先端部側が過度に開かないようにしたこと
    を特徴とする請求項1に記載の識別リストバンド用の解除具。
  3. 前記一対の把持部との間にばねを介在させこと
    を特徴とする請求項1に記載の識別リストバンド用の解除具。
JP2016010617A 2016-01-22 2016-01-22 識別リストバンド用の解除具 Active JP6134823B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016010617A JP6134823B2 (ja) 2016-01-22 2016-01-22 識別リストバンド用の解除具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016010617A JP6134823B2 (ja) 2016-01-22 2016-01-22 識別リストバンド用の解除具

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012057007A Division JP5908758B2 (ja) 2012-03-14 2012-03-14 識別リストバンド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016101524A JP2016101524A (ja) 2016-06-02
JP6134823B2 true JP6134823B2 (ja) 2017-05-24

Family

ID=56088044

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016010617A Active JP6134823B2 (ja) 2016-01-22 2016-01-22 識別リストバンド用の解除具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6134823B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7244714B1 (ja) 2022-07-14 2023-03-23 健太 西堀 医療用チューブ保護具

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002082618A (ja) * 2000-09-08 2002-03-22 Sanpuratekku:Kk 認識用バンド及び認識用バンド用の表示部材
JP4650936B2 (ja) * 2005-07-01 2011-03-16 株式会社三社電機製作所 半導体素子固定用クリップの固定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016101524A (ja) 2016-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060089659A1 (en) Umbilical cord clamp and methods of using same
US6655063B2 (en) Safe and secure baby identification system
US20040199178A1 (en) Umbilical cord clamp and methods of using same
US20170325818A1 (en) Novel Vascular Clamp
US6976327B2 (en) Safe and secure baby identification system
US20080028654A1 (en) Patient status system
JP2010526624A (ja) グローブを装着するための装置および方法
JP7373511B2 (ja) カテーテルを保護するためのシステム及び方法
JP6134823B2 (ja) 識別リストバンド用の解除具
US20120285058A1 (en) Printable wristband form
US6212808B1 (en) Safety identification assembly and method
US4357945A (en) Device for testing and rupturing amniotic membrane
JP5908758B2 (ja) 識別リストバンド
US5711425A (en) Method and apparatus for indicating a dosage of medicine
JP3949707B1 (ja) 認識用ベルトの締結具
US8707598B2 (en) Double umbilical identification device mother-infant, and method thereof
CN207745207U (zh) 一种医用腕带
CN213723658U (zh) 一种鼻胃管固定装置
CN213552111U (zh) 一种新生儿脐带夹
CN213665853U (zh) 医用腕带
ES2810949B2 (es) Dispositivo obstetrico y procedimiento de fabricacion de dicho dispositivo obstetrico
CN213758846U (zh) 一种新型的医用约束手套
JP2014213123A (ja) 医療用チューブの固定器具
CN221013518U (zh) 一种血型腕带扣
CN211156358U (zh) 一种住院患儿卡通腕带

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170424

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6134823

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250