JP6133918B2 - 局側装置、加入者装置、及び光通信システム - Google Patents

局側装置、加入者装置、及び光通信システム Download PDF

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Description

本発明は、OLT(Optical Line Terminal)等の局側装置、ONU(Optical Network Unit)等の加入者装置、及びこれらの装置を備える光通信システムに関し、特に、PON(Passive Optical Network)ネットワークにおいて、常時発光ONUによりユーザ通信に影響がある場合に常時発光ONUを特定し、ユーザ通信を復旧させるネットワーク技術に関する。
近年、光通信システムとして、OLTにスプリッタを介して複数のONUが接続されたPONシステムが普及している。
ONUは、光モジュールの故障により光を常に発光(以下、常時発光)してしまう可能性がある(例えば、特許文献1〜8)。常時発光ONUが存在すると、同一PON−IF配下に収容されている他のユーザにまで通信影響が発生する。スプリッタ配下の全ユーザのサービス断を検知すると、保守者が現地へ駆けつけてONU交換を実施する。
特開2011−066608号公報 特開2014−171079号公報 特開2014−154992号公報 特開2013−135288号公報 特開2010−219878号公報 特開2007−318524号公報 特開2007−166496号公報 特開2006−197447号公報
一般に、常時発光ONUによりユーザ通信に影響が出た場合、保守者はその原因を特定することができない。そのため、現地へ駆けつけてONU交換を実施するが、スプリッタ配下には最大32台のONUが存在するため、最大32回のONU交換を実施する必要があった。
本発明は、上述した従来の技術に鑑み、常時発光ONUによりユーザ通信に影響がある場合に確実かつ迅速にユーザ通信を復旧させることができる局側装置、加入者装置、及び光通信システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の態様に係る発明は、配下の加入者装置と光通信を行う局側装置であって、上り通信全断を検知した後に配下の加入者装置を所定の強制発光タイミングで発光させた場合に前記加入者装置から受信した光レベルを測定する光レベル測定部と、前記光レベル測定部により測定された光レベル及び前記強制発光タイミングに基づいて常時発光状態の加入者装置を特定する常時発光加入者装置特定部とを備え、前記所定の強制発光タイミングを決定するに当たり、リンクが切れる直前の前記加入者装置ごとの識別IDである常時発光ONU特定用LLIDによる常時発光ONU特定シーケンスを前記局側装置と前記加入者装置との間で実施し、前記常時発光ONU特定シーケンスでは、前記加入者装置の上り通信を停止させ、前記常時発光ONU特定用LLIDごとに異なる前記強制発光タイミングで前記加入者装置を発光させ、前記加入者装置からの前記光レベル及び前記強制発光タイミングに基づいて前記常時発光状態の加入者装置を特定することを要旨とする。
第2の態様に係る発明は、第1の態様に係る発明において、前記光レベル測定部は、前記常時発光状態の加入者装置が存在する場合の各加入者装置の光レベルを測定し、前記常時発光加入者装置特定部は、前記光レベル測定部により測定された各加入者装置の光レベルの相対比に基づいて前記常時発光状態の加入者装置を特定することを要旨とする。
第3の態様に係る発明は、第1の態様に係る発明において、前記光レベル測定部は、正常状態の各加入者装置の光レベルと、前記常時発光状態の加入者装置が存在する場合の各加入者装置の光レベルとを測定し、前記常時発光加入者装置特定部は、前記光レベル測定部により測定された両光レベルの差分に基づいて前記常時発光状態の加入者装置を特定することを要旨とする。
上記目的を達成するため、第4の態様に係る発明は、局側装置と光通信を行う加入者装置であって、前記局側装置により上り通信全断が検知された後、所定の強制発光タイミングで発光する発光タイミング管理部と、前記局側装置により自身が常時発光状態の加入者装置であると特定された場合、電源を切断する電源部とを備え、前記所定の強制発光タイミングを決定するに当たり、リンクが切れる直前の前記加入者装置ごとの識別IDである常時発光ONU特定用LLIDによる常時発光ONU特定シーケンスを前記局側装置と前記加入者装置との間で実施し、前記常時発光ONU特定シーケンスでは、前記加入者装置の上り通信を停止させ、前記常時発光ONU特定用LLIDごとに異なる前記強制発光タイミングで前記加入者装置を発光させ、前記加入者装置からの前記光レベル及び前記強制発光タイミングに基づいて前記常時発光状態の加入者装置を特定するを要旨とする。
上記目的を達成するため、第5の態様に係る発明は、光通信システムであって、第1〜第3のいずれかの態様に係る局側装置と、第4の態様に係る加入者装置とを備えることを要旨とする。
本発明によれば、常時発光ONUによりユーザ通信に影響がある場合に確実かつ迅速にユーザ通信を復旧させることができる局側装置、加入者装置、及び光通信システムを提供することが可能である。
本発明の実施の形態における光通信システムの構成図である。 本発明の実施の形態におけるOLTの機能ブロック図である。 本発明の実施の形態におけるONUの機能ブロック図である。 比較例における光通信システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における光通信システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における常時発光ONU特定シーケンスを示す図である。 本発明の実施の形態で用いられるフレームの構造を示す図である。 本発明の実施の形態における常時発光ONU特定方法の説明図である。 本発明の実施の形態におけるOLTの光レベルデータベースの構成図である。 本発明の実施の形態におけるOLTの光レベル管理部の構成図である。 本発明の実施の形態におけるOLTのONUデータベースの構成図である。 本発明の実施の形態におけるONUのONU情報データベースの構成図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための光通信システムを例示するものであり、装置の構成やデータの構成等は以下の実施の形態に限定されるものではない。
(光通信システム)
図1は、本発明の実施の形態における光通信システムの構成図である。この光通信システムは、一心の光ファイバを複数ユーザで共有する光アクセス方式のPONシステムである。
図1に示すように、OLT20のIF配下には、スプリッタSを介して、複数のONU_1,ONU_2,ONU_3,…(以下、一括して「ONU10」という。)が接続されている。ONU10は、光加入者線終端装置であり、加入者宅内に設置されている。OLT20は、光加入者線終端局装置であり、加入者収容局に設置されている。常時発光状態のONU10(常時発光ONU)が存在する場合は、それを検知したOLT20が監視ネットワーク30を介して監視サーバ40に警報を通知するようになっている。
本発明の実施の形態における光通信システムでは、OLT20−ONU10間でリンクが切れた状態において常時発光ONUを特定し、特定した常時発光ONUを監視サーバ40へ伝える。これにより、早期に保守作業へ取り掛かかることができ、保守者によるONU10の交換作業を軽減することが可能となる。
(局側装置)
図2は、本発明の実施の形態におけるOLT20の機能ブロック図である。この図に示すように、OLT20は、光レベルデータベース21と、警報管理部22と、ONUデータベース23と、光レベル管理部24と、フレーム生成部25と、認証断検知部26と、ONU_IF部27と、光レベル測定部28とを備える。光レベルデータベース21は、光レベル測定部28により測定された光レベルを格納する。ONUデータベース23は、ONU10の情報(発光タイミング、LLID等)を格納する。光レベル管理部24は、光レベル測定部28により測定された光レベルを計算する。光レベル管理部24は、計算した光レベルを管理し、常時発光ONUを特定する機能も有する。フレーム生成部25は、常時発光ONU特定シーケンスの開始フレーム等の各種フレームを生成する。認証断検知部26は、IF配下のONU10の認証断を検知する。ONU_IF部27は、ONU10との通信インターフェイスである。光レベル測定部28は、ONU10が発光した光レベルを測定する。
(加入者装置)
図3は、本発明の実施の形態におけるONU10の機能ブロック図である。この図に示すように、ONU10は、電源部11と、発光タイミング管理部12と、電源断フレーム受信部13と、OLT_IF部14と、ONU情報データベース15とを備える。電源部11は、電源を管理(切断、接続)する。発光タイミング管理部12は、発光タイミングを管理する。電源断フレーム受信部13は、OLT20から電源断フレームを受信する。もちろん、ONU10は、電源断フレーム以外の各種フレームを受信することが可能である。OLT_IF部14は、OLT20との通信インターフェイスである。ONU情報データベース15は、ONU10の情報(発光タイミング、LLID等)を格納する。
(動作)
図4は、比較例における光通信システムの動作を示すフローチャートである。例えば、「インターネットが使えない」等のお客様申告があった場合は(S1)、保守部門にてスプリッタSの配下の全ユーザのサービス断と切り分けを実施し(S2)、保守者が現地へ駆けつけてONU交換を実施する(S3)。ここで、常時発光ONUが原因でインターネットが使えない場合、保守者はその原因を特定することができない。そのため、現地へ駆けつけてONU交換を実施するが、スプリッタ配下には最大32台のONUが存在するため、最大32回のONU交換を実施する必要があった(S4→S3→S4→…)。
図5は、本発明の実施の形態における光通信システムの動作を示すフローチャートである。まず、IF配下のONUの通信全断が検知された場合(S11)、後述する常時発光ONU特定シーケンスが実施される(S12)。これにより、常時発光ONUが特定されると、常時発光ONUの電源断が実施された後(S13)、OLT20から通信再開が通知され、ONU正常接続シーケンスにより通信が復旧する(S14)。また、常時発光ONUが特定されると、OLT20から監視サーバ40に常時発光ONUが通知される(S15)。保守者は、常時発光ONUが特定されているため、1回で常時発光ONUを正常なONU10に交換することができる(S16)。
(常時発光ONU特定シーケンス)
図6は、本発明の実施の形態における常時発光ONU特定シーケンスを示す図である。前提条件として、ONU10は、リンクが切れる直前のLLID(ONU10ごとの識別ID)を保持している。以下の説明では、この直前のLLIDを“常時発光ONU特定用LLID"と呼ぶこととする。
まず、OLT20は、IF配下のONU通信断を検知すると、常時発光ONU特定シーケンス開始のフレームを全ONU10に送信する(S21→S22)。全ONU10は、常時発光ONU特定シーケンス開始のフレームを受信すると、上り通信を停止する(S23)。
次いで、OLT20は、上り通信が停止すると、全ONU10を強制発光タイミングで発光させる(S24)。全ONU10を強制発光タイミングで発光させる方法としては、以下の強制発光方法Aと強制発光方法Bがある。
強制発光方法Aとは、OLT20からの通知によりONU10が発光する方法である。まず、OLT20がONU_1に発光を指示したタイミングでONU_1が発光し、次いで、OLT20がONU_2に発光を指示したタイミングでONU_2が発光する。このような手順を常時発光ONU特定用LLIDの個数分だけ繰り返す。強制発光方法Aによれば、強制発光方法Bに比べ、データベースで管理する情報が少なくて済むメリットがある。
強制発光方法Bとは、ONU10が強制発光タイミングの時刻で発光する方法である。すなわち、OLT20がONU10に発光を1回だけ指示すると、ONU_1は、この指示を受けた1秒後に発光し、ONU_2は、この指示を受けた2秒後に発光する。「1秒後」「2秒後」等の情報は、事前にONU10に通知しておく。このようなONU10の発光の順番としては、常時発光ONU特定用LLIDの順番を採用することができる。強制発光方法Bによれば、OLT20がONU10に発光を1回だけ指示すればよいため、強制発光方法Aに比べ、切り分け作業を迅速化できるメリットがある。
次いで、OLT20は、常時発光ONUを特定する(S25)。常時発光ONUを特定する方法については後述する。その後、常時発光ONU特定シーケンス終了のフレームを全ONU10に送信し、常時発光ONUに対して電源を切断するように通知する(S26)。電源を切断するように通知する方法としては、以下の発光回数通知方法と制御メッセージ通知方法がある。
発光回数通知方法とは、OLT20が発光する回数によりONU10に対して常時発光ONUを通知する方法である。例えば、OLT20が1回発光した場合はONU_1が電源を切断し、OLT20が2回発光した場合はONU_2が電源を切断する。この発光回数通知方法は、ONU10に制御メッセージを通知できない場合に有効である。
制御メッセージ通知方法とは、OLT20がONU10に対して制御メッセージにより常時発光ONUを通知する方法である。例えば、特定した常時発光ONUの常時発光ONU特定用LLIDの情報を含んだ常時発光ONU特定シーケンス終了のフレームを全ONU10に送信する。すなわち、常時発光ONU特定シーケンスの終了とともに常時発光ONUを通知することができる。
各ONU10は、常時発光ONU特定シーケンス終了のフレームを受信すると、そのフレーム内の常時発光ONU特定用LLIDと自身の常時発光ONU特定用LLIDとを比較する(S27)。これにより、両者が一致した場合は、自身が常時発光ONUであることを認識し、次のフローである電源断を実施する(図5のS13参照)。
(フレーム構造)
図7は、本発明の実施の形態で用いられるフレームの構造を示す図である。図7(a)は、図6のS22で用いられる常時発光ONU特定シーケンス開始のフレームである。図7(b)は、図6のS24で用いられる強制発光開始のフレームである。図7(c)は、図6のS26で用いられる常時発光ONU特定シーケンス終了のフレームである。
各フレームには、「インターフレームギャップ」「常時発光ONU特定用LLID」「宛先MACアドレス」「送信元MACアドレス」「タイプ」「フレーム種別」「データフィールド」「フレームチェックシーケンス」「インターフレームギャップ」が含まれる。常時発光ONU特定シーケンスを開始する場合、図7(a)に示すように、データフィールドには例えば「0000」が設定される。強制発光を開始する場合、図7(b)に示すように、データフィールドには、例えば「XXXX」等、常時発光ONU特定用LLIDが設定される。常時発光ONU特定シーケンスを終了する場合、図7(c)に示すように、データフィールドには例えば「1111XXXX」が設定される。図7(c)に示される「XXXX」は、常時発光ONUの常時発光ONU特定用LLIDを意味している。
(常時発光ONU特定方法)
図8は、本発明の実施の形態における常時発光ONU特定方法の説明図である。図8(a)は、ONU10が正常状態である場合の光レベルを示すグラフであり、図8(b)は、常時発光ONUが存在する場合の光レベルを示すグラフである。図中のt1はONU_1の発光タイミングを示し、図中のt2はONU_2の発光タイミングを示し、図中のt3はONU_3の発光タイミングを示している。以下に説明するように、OLT20は、ONU10からの光レベルを判定し、その光レベルと発光タイミングとに基づいて常時発光ONUを特定する。
まず、常時発光ONU特定方法1について説明する。常時発光ONU特定方法1では、常時発光ONUが存在する場合の各ONU_1,2,3,…が発光する光レベルを測定し、各ONU_1,2,3,…の光レベルの相対比に基づいて常時発光ONUを特定する。ここでは、図8(b)に示すように、常時発光ONUが存在する場合のONU_1,2,3の光レベルは、それぞれ、L_1’,L_1’+L_2,L_1’+L_3である。この場合、光レベルが一番小さいONU_1が常時発光ONUであると判定することができる。
次に、常時発光ONU特定方法2について説明する。常時発光ONU特定方法2では、正常状態の各ONU10の光レベルと、常時発光ONUが存在する場合の各ONU10の光レベルとを測定し、これら光レベルの差分に基づいて常時発光ONUを特定する。ここでは、図8(a)に示すように、正常状態のONU_1,2,3の光レベルは、それぞれ、L_1,L_2,L_3である。また、図8(b)に示すように、常時発光ONUが存在する場合のONU_1,2,3の光レベルは、それぞれ、L_1’,L_1’+L_2,L_1’+L_3である。この場合、ONU_1の光レベルの差分はL_1’−L1であり、ONU_2の光レベルの差分はL_1’+L_2−L_2(=L_1’)であり、ONU_3の光レベルの差分はL_1’+L_3−L_3(=L_1’)である。この場合も、光レベルが一番小さいONU_1が常時発光ONUであると判定することができる。
(データベース構成)
図9は、本発明の実施の形態におけるOLT20の光レベルデータベース21の構成図である。光レベルデータベース21は、図9(a)に示すように、常時発光ONU特定方法1を採用する場合、「常時発光ONU特定用LLID」と、「常時発光ONUがある状態の光レベル」とを対応付けて管理している。一方、図9(b)に示すように、常時発光ONU特定方法2を採用する場合、「正常状態時のLLID」と、「認証時の光レベル1」と、「常時発光ONU特定用LLID」と、「常時発光ONUがある状態の光レベル2」とを対応付けて管理している。
図10は、本発明の実施の形態におけるOLT20の光レベル管理部24の構成図である。光レベル管理部24は、図10(a)に示すように、常時発光ONU特定方法1を採用する場合、「常時発光ONU特定用LLID」と、「光レベルソート」と、「光レベルの順番」とを対応付けて管理している。この「光レベルの順番」は、光レベル2の値が小さい順にソートした後の順番を意味する。一方、図10(b)に示すように、常時発光ONU特定方法2を採用する場合、「常時発光ONU特定用LLID」と、「光レベル1−2で光レベルソート」と、「光レベルの順番」とを対応付けて管理している。この「光レベルの順番」は、光レベル1−2の値が小さい順にソートした後の順番を意味する。
図11は、本発明の実施の形態におけるOLT20のONUデータベース23の構成図である。ONUデータベース23は、図11(a)に示すように、強制発光方法Aを採用する場合、「常時発光ONU特定用LLID」と、「光レベルの順番」と、「常時発光ONUであるかないか」とを対応付けて管理している。一方、図11(b)に示すように、強制発光方法Bを採用する場合、「常時発光ONU特定用LLID」と、「発光タイミング(常時発光ONU特定シーケンス開始フレーム受信から○秒後)」と、「光レベルの順番」と、「常時発光ONUであるかないか」とを対応付けて管理している。
図12は、本発明の実施の形態におけるONU10のONU情報データベース15の構成図である。ONU情報データベース15は、図12(a)に示すように、強制発光方法Aを採用する場合、「通信状態のLLID」と、「常時発光ONU特定用LLID」とを対応付けて管理している。一方、図12(b)に示すように、強制発光方法Bを採用する場合、「通信状態のLLID」と、「常時発光ONU特定用LLID」と、「発光タイミング(常時発光ONU特定シーケンス開始フレーム受信から○秒後)」とを対応付けて管理している。
以上のように、本発明の実施の形態におけるOLT20は、配下のONU10と光通信を行う局側装置であって、上り通信全断を検知した後に配下のONU10を所定の強制発光タイミングで発光させた場合にONU10から受信した光レベルを測定する光レベル測定部28と、光レベル測定部28により測定された光レベル及び強制発光タイミングに基づいて常時発光ONUを特定する光レベル管理部24とを備える。これにより、上り通信を停止した状態で常時発光ONUが特定され、保守者が常時発光ONUの交換作業を早急に実施することができる。すなわち、常時発光ONUによりユーザ通信に影響がある場合に確実かつ迅速にユーザ通信を復旧させることが可能となる。
具体的には、光レベル測定部28は、常時発光ONUが存在する場合の各ONU10の光レベルを測定し、光レベル管理部24は、光レベル測定部28により測定された各ONU10の光レベルの相対比に基づいて常時発光ONUを特定してもよい。これにより、測定した光レベルに基づいて確実かつ迅速に常時発光ONUを特定することが可能である。
あるいは、光レベル測定部28は、正常状態の各ONU10の光レベルと、常時発光ONUが存在する場合の各ONU10の光レベルとを測定し、光レベル管理部24は、光レベル測定部28により測定された両光レベルの差分に基づいて常時発光ONUを特定してもよい。この場合も、測定した光レベルに基づいて確実かつ迅速に常時発光ONUを特定することが可能である。
また、本発明の実施の形態におけるONU10は、OLT20と光通信を行う加入者装置であって、OLT20により上り通信全断が検知された後、所定の強制発光タイミングで発光する発光タイミング管理部12と、OLT20により自身が常時発光ONUであると特定された場合、電源を切断する電源部11とを備える。これにより、上り通信を停止した状態で常時発光ONUが特定され、保守者が常時発光ONUの交換作業を早急に実施することができる。すなわち、常時発光ONUによりユーザ通信に影響がある場合に確実かつ迅速にユーザ通信を復旧させることが可能となる。
更に、本発明の実施の形態によれば、次のような効果がある。まず、本発明の実施の形態によれば、通信不可の場合のみ発光停止するため、ユーザ通信に影響がない場合は通信停止が発生しない。例えば、接続点工事などによりユーザ通信に影響がなく光レベルが変動する場合、通信停止が発生しない。また、光レベルを常に測定するわけではなく常時発光ONUが存在する場合のみ測定するため、OLT20に処理負荷がかからない。更に、上り通信を停止するため、常時発光ONU特定用LLIDを付与しても、ONU10が強制発光タイミング以外に発光することはないため、確実に光レベルで常時発光ONUを特定することができる。
なお、本発明は、OLT20又はONU10として実現することができるだけでなく、OLT20又はONU10が備える特徴的な処理部を各ステップとする常時発光ONU特定方法として実現したり、それらの各ステップをコンピュータに実行させる常時発光ONU特定プログラムとして実現したりすることも可能である。このようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して配信することができるのはいうまでもない。
10…ONU(加入者装置)
11…電源部
12…発光タイミング管理部
13…電源断フレーム受信部
14…OLT_IF部
15…ONU情報データベース
20…OLT(局側装置)
21…光レベルデータベース
22…警報管理部
23…ONUデータベース
24…光レベル管理部(常時発光加入者装置特定部)
25…フレーム生成部
26…認証断検知部
27…ONU_IF部
28…光レベル測定部
40…監視サーバ

Claims (5)

  1. 配下の加入者装置と光通信を行う局側装置であって、
    上り通信全断を検知した後に配下の加入者装置を所定の強制発光タイミングで発光させた場合に前記加入者装置から受信した光レベルを測定する光レベル測定部と、
    前記光レベル測定部により測定された光レベル及び前記強制発光タイミングに基づいて常時発光状態の加入者装置を特定する常時発光加入者装置特定部と
    を備え、
    前記所定の強制発光タイミングを決定するに当たり、リンクが切れる直前の前記加入者装置ごとの識別IDである常時発光ONU特定用LLIDによる常時発光ONU特定シーケンスを前記局側装置と前記加入者装置との間で実施し、
    前記常時発光ONU特定シーケンスでは、前記加入者装置の上り通信を停止させ、前記常時発光ONU特定用LLIDごとに異なる前記強制発光タイミングで前記加入者装置を発光させ、前記加入者装置からの前記光レベル及び前記強制発光タイミングに基づいて前記常時発光状態の加入者装置を特定する
    ことを特徴とする局側装置。
  2. 前記光レベル測定部は、前記常時発光状態の加入者装置が存在する場合の各加入者装置の光レベルを測定し、
    前記常時発光加入者装置特定部は、前記光レベル測定部により測定された各加入者装置の光レベルの相対比に基づいて前記常時発光状態の加入者装置を特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の局側装置。
  3. 前記光レベル測定部は、正常状態の各加入者装置の光レベルと、前記常時発光状態の加入者装置が存在する場合の各加入者装置の光レベルとを測定し、
    前記常時発光加入者装置特定部は、前記光レベル測定部により測定された両光レベルの差分に基づいて前記常時発光状態の加入者装置を特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の局側装置。
  4. 局側装置と光通信を行う加入者装置であって、
    前記局側装置により上り通信全断が検知された後、所定の強制発光タイミングで発光する発光タイミング管理部と、
    前記局側装置により自身が常時発光状態の加入者装置であると特定された場合、電源を切断する電源部と
    を備え、
    前記所定の強制発光タイミングを決定するに当たり、リンクが切れる直前の前記加入者装置ごとの識別IDである常時発光ONU特定用LLIDによる常時発光ONU特定シーケンスを前記局側装置と前記加入者装置との間で実施し、
    前記常時発光ONU特定シーケンスでは、前記加入者装置の上り通信を停止させ、前記常時発光ONU特定用LLIDごとに異なる前記強制発光タイミングで前記加入者装置を発光させ、前記加入者装置からの前記光レベル及び前記強制発光タイミングに基づいて前記常時発光状態の加入者装置を特定する
    ことを特徴とする加入者装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の局側装置と、
    請求項4に記載の加入者装置と
    を備えることを特徴とする光通信システム。
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