JP6131601B2 - 磁気センサー - Google Patents

磁気センサー Download PDF

Info

Publication number
JP6131601B2
JP6131601B2 JP2013002033A JP2013002033A JP6131601B2 JP 6131601 B2 JP6131601 B2 JP 6131601B2 JP 2013002033 A JP2013002033 A JP 2013002033A JP 2013002033 A JP2013002033 A JP 2013002033A JP 6131601 B2 JP6131601 B2 JP 6131601B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sine wave
magnetic flux
temperature
conversion element
magnetoelectric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013002033A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014134433A (ja
Inventor
晶寛 半田
晶寛 半田
江介 野村
江介 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2013002033A priority Critical patent/JP6131601B2/ja
Publication of JP2014134433A publication Critical patent/JP2014134433A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6131601B2 publication Critical patent/JP6131601B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Magnetic Variables (AREA)

Description

本発明は、被測定磁束を電気信号に変換する磁電変換素子と、磁電変換素子の出力信号を処理する処理部と、を有する磁気センサーに関するものである。
従来、例えば特許文献1に示されるように、電流値を検出する電流センサと、電流センサが使用される環境の温度を検出する温度センサと、を具備する電気自動車用電流検出装置が提案されている。この電気自動車用電流検出装置では、電流センサの近傍に温度センサが設けられている。
特開2001−327002号公報
上記したように、特許文献1に示される電気自動車電流検出装置では、温度センサが電流センサの近傍に設けられている。そのため、温度センサにて電流センサの温度が検出される。しかしながら、電流センサの熱が、電流センサから温度センサへ伝達する際に、その一部が拡散される。このため、電流センサ(磁電変換素子)の温度を高精度に検出することが難しかった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、磁電変換素子の温度を高精度に検出することが可能とされた磁気センサーを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明は、被測定磁束を電気信号に変換する磁電変換素子と、磁電変換素子の出力信号を処理する処理部と、を有する磁気センサーであって、磁電変換素子は、被測定磁束を正弦波に変換する第1素子、及び、被測定磁束を、正弦波とは振幅が同一であるが、位相がπ/2異なる余弦波に変換する第2素子を有し、処理部は、正弦波と余弦波とに基づいて磁電変換素子の温度を算出する算出部を有し、算出部は、正弦波と余弦波それぞれを自乗した値を加算した加算信号と磁電変換素子の温度との対応関係が記憶された記憶部と、正弦波と余弦波とに基づいて加算信号を算出し、加算信号と記憶部に記憶された対応関係に基づいて、磁電変換素子の温度を導出する導出部と、を有し、磁電変換素子は、磁化方向が固定された固定層と、被測定磁束によって磁化方向が変化する自由層と、固定層と自由層との間に設けられた、非磁性の中間層と、を有し、固定層の磁化方向と、自由層の磁化方向とが成す角度によって抵抗値が変化する磁気抵抗素子であることを特徴とする。
第1素子から出力される正弦波、及び、第2素子から出力される余弦波それぞれの振幅をA、位相をθとすると、正弦波はAsinθと表され、余弦波はAcosθと表される。したがって、本発明に記載の、正弦波と余弦波それぞれを自乗した値を加算した加算信号は、Asinθ+Acosθ=A(sinθ+cosθ)=Aと表される。このように、加算信号は、位相θに依存せず、振幅Aのみに依存する。振幅Aは、磁電変換素子を透過する磁束の量と、磁電変換素子の温度とに依存する。したがって、加算信号は、磁電変換素子を透過する磁束の量と、磁電変換素子の温度とに依存する。
本発明では、上記した加算信号と磁電変換素子の温度との対応関係が記憶部に記憶され、加算信号が導出部により算出される。そして、上記した対応関係に基づいて、磁電変換素子の温度が、導出部により導出される。これによれば、磁電変換素子の近傍に設けられた温度センサによって磁電変換素子の温度が検出される構成と比べて、磁電変換素子の温度が高精度に算出(検出)される。
処理部は、算出部の他に、導出部によって導出された磁電変換素子の温度に基づいて、正弦波、及び、余弦波の少なくとも一方の温度特性を補正する補正部を有する構成が好適である。これよれば、磁電変換素子の近傍に設けられた温度センサにて検出される温度に基づいて、磁電変換素子の出力信号の温度特性を補正する構成とは異なり、高精度に検出された磁電変換素子の温度に基づいて、磁電変換素子の出力信号が補正される。したがって、磁電変換素子の出力信号の温度特性がより正確に補正される。
第1実施形態に係る磁気センサーの概略構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1に基づいて、本実施形態に係る磁気センサーを説明する。磁気センサー100は、要部として、被測定磁束を電気信号に変換する磁電変換素子10と、磁電変換素子10の出力信号(以下、検出信号と示す)を処理する処理部20と、を有する。処理部20は、検出信号に基づいて磁電変換素子10の温度を算出し、算出した温度に基づいて検出信号の温度特性を補正する。
磁電変換素子10は、第1素子11、及び、第2素子12を有する。素子11、12それぞれは自身を透過する被測定磁束の量と方向が互いに同じになるように配置されている。第1素子11は、自身を透過した被測定磁束を正弦波に変換するものであり、第2素子12は、自身を透過した被測定磁束を余弦波に変換するものである。正弦波と余弦波は、振幅が同一であるが、位相がπ/2異なり、正弦波と余弦波それぞれは、アナログ信号として素子11、12から出力される。
素子11、12は、図示しないが、永久磁石と、永久磁石によって磁化方向が固定されたピン層と、非磁性の中間層と、自身を透過する磁束の方向によって磁化方向が変化する自由層とが順に積層された磁気抵抗素子である。中間層は導電性を有しており、素子11、12は巨大磁気抵抗素子である。
素子11、12は、ピン層の磁化方向と、自由層の磁化方向とがなす角度によって抵抗値が変化する。ピン層の磁化方向と自由層の磁化方向が平行のときに抵抗値が最も低くなり、ピン層の磁化方向と自由層の磁化方向が半平行のときに抵抗値が最も高くなる。第1素子11におけるピン層の磁化方向と、第2素子12におけるピン層の磁化方向はπ/2異なっている。また、上記したように、素子11、12はそれぞれを透過する被測定磁束の量と方向が互いに同じになっている。そのため、第1素子11から正弦波が出力されると、振幅が同一であり、位相がπ/2異なる余弦波が第2素子12から出力される。
処理部20は、算出部30と、補正部60と、アンプ70と、A/D変換部80と、を有する。素子11、12はアンプ70と、A/D変換部80と、を介して算出部30に接続されており、算出部30は補正部60と接続されている。詳しくいえば、アンプ70は、第1アンプ71と、第2アンプ72と、を有し、A/D変換部80は、第1変換部81と、第2変換部82と、を有する。第1素子11は、第1アンプ71と、第1変換部81と、を介して算出部30に接続され、第2素子12は、第2アンプ72と、第2変換部82と、を介して算出部30に接続されている。このため、第1素子11から出力された正弦波は、第1アンプ71と、第1変換部81と、を介して算出部30へ入力され、第2素子12から出力された余弦波は、第2アンプ72と、第2変換部82と、を介して算出部30へ入力される。そして、算出部30に入力された正弦波、及び、余弦波は、補正部60に入力される。
算出部30は、正弦波と余弦波とに基づいて、素子11、12の温度を算出するものである。算出部30は、記憶部40と、導出部50と、を有する。記憶部40には、後述する加算信号と素子11、12の温度との対応関係が記憶されており、導出部50は、加算信号を算出し、素子11、12の温度を導出するものである。
上記した加算信号は、正弦波と余弦波それぞれを自乗し、加算したものである。第1素子11から出力される正弦波、及び、第2素子12から出力される余弦波それぞれの振幅をA、位相をθとすると、正弦波はAsinθと表され、余弦波はAcosθと表される。したがって、正弦波と余弦波それぞれを自乗した値を加算した加算信号は、Asinθ+Acosθ=A(sinθ+cosθ)=Aと表される。加算信号は、Aで表されるため、位相θに依存せず、振幅Aのみに依存する。振幅Aは、素子11、12を透過する被測定磁束の量と、素子11、12の温度とに依存する。したがって、加算信号は、素子11、12を透過する被測定磁束の量と、素子11、12の温度とに依存する。このように、加算信号と素子11、12の温度には対応関係がある。
上記したように、記憶部40には、加算信号と素子11、12の温度との対応関係が記憶されている。導出部50は、正弦波、及び、余弦波に基づいて上記の演算を実行することで、加算信号を算出した後、記憶部40に記憶された対応関係を読み込む。そして、算出部50は、加算信号と読み込んだ対応関係とに基づいて素子11、12の温度を導出し、導出した温度を補正部60へ出力する。
補正部60は、正弦波、及び、余弦波の温度特性を補正するものである。つまり、補正部60は、導出部50によって導出された素子11、12の温度に基づいて、正弦波、及び、余弦波から温度に依存する要素を削除することで、正弦波、及び、余弦波それぞれを温度に依存しないように補正する。
アンプ70は、正弦波、及び、余弦波を増幅するものであり、上記したように、第1アンプ71と、第2アンプ72と、を有する。第1アンプ71は、第1素子11から出力される正弦波を増幅するものであり、第2アンプ72は、第2素子12から出力される余弦波を増幅するものである。このため、第1素子11から出力された正弦波は第1アンプ71により増幅され、A/D変換部80へと入力される。同様に、第2素子12から出力された余弦波は第2アンプ72により増幅され、A/D変換部80へと入力される。図示しないが、アンプ71、72は、非反転入力端子、反転入力端子、出力端子を有しており、非反転入力端子が素子11、12と接続され、出力端子がA/D変換部80に接続され、反転入力端子が抵抗を介して出力端子と電気的に接続されている。反転入力端子に接続された抵抗の抵抗値により、アンプ71、72による出力信号の増幅率が決定される。
上記したように、第1素子11が出力する正弦波と第2素子12が出力する余弦波は、振幅が同一であるが、位相がπ/2異なっている。そのため、本実施形態に係るアンプ71,72それぞれの増幅率は、同一となっている。しかしながら、素子11,12それぞれの設計によって、第1素子11から出力される正弦波と、第2素子12から出力される余弦波それぞれの振幅が異なる場合がある。この場合、アンプ71,72それぞれの増幅率を調整することで、アンプ71,72それぞれから、振幅が同一の正弦波と余弦波とを、後段のA/D変換部80に出力する。このように、アンプ71,72によって、第1素子11から出力される正弦波と、第2素子12から出力される余弦波それぞれの振幅が調整される。したがって、上記した加算信号を算出するためには、第1素子11から出力される正弦波と、第2素子12から出力される余弦波それぞれの振幅が同一である必要はない。
A/D変換部80は、正弦波、及び、余弦波をデジタル信号に変換するものであり、上記したように、第1変換部81と、第2変換部82と、を有する。第1変換部81は、正弦波をデジタル信号に変換するものであり、第2変換部82は、余弦波をデジタル信号に変換するものである。このため、第1アンプ71によって増幅された正弦波は、第1変換部81によってデジタル信号に変換され、導出部50へと入力される。同様に、第2アンプ72によって増幅された余弦波は、第2変換部82によってデジタル信号に変換され、導出部50へと入力される。ちなみに、変換部81、82は、正弦波、及び、余弦波を一定間隔で測定することで離散信号として収集する標本化と、収集した離散信号を最も近い整数値で近似する量子化と、を実行することで、正弦波、及び、余弦波をアナログ信号からデジタル信号に変換する。
次に、本実施形態に係る磁気センサー100の作用効果を説明する。上記したように、
素子11、12の温度は、算出部30により、正弦波と余弦波とに基づいて算出される。これによれば、素子11、12の近傍に設けられた温度センサによって素子11、12の温度が検出される構成と比較して、素子11、12の温度が高精度に算出(検出)される。
補正部60は、算出部30によって算出された素子11、12の温度に基づいて、正弦波、及び、余弦波の温度特性を補正する。これによれば、素子11、12の近傍に設けられた温度センサにて検出される温度に基づいて、素子11、12の出力信号の温度特性を補正する構成とは異なり、算出部30によって高精度に検出された素子11、12の温度に基づいて、素子11、12の出力信号が補正される。したがって、素子11、12の出力信号の温度特性がより正確に補正される。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
本実施形態では、素子11、12の中間層が導電性を有しており、素子11、12が巨大磁気抵抗素子である例を示した。しかしながら、素子11、12の中間層が絶縁性を有しており、素子11、12がトンネル磁気抵抗素子である構成を採用することができる。
さらに、素子11、12が異方性磁気抵抗素子である構成を採用することもできる。この場合、素子11、12は強磁性体からなり、自身を透過する被測定磁束と自身を流れる電流とがなす角度により抵抗値が変化する。詳しくいえば、電流方向と磁束方向が垂直のとき、抵抗値は最大となり、電流方向と磁束方向が平行のとき、抵抗値は最小となる。この構成では、第1素子11と、第2素子12は、それぞれを流れる電流の向きがπ/2異なるように配置される。
本実施形態では、補正部60が正弦波、及び、余弦波の温度特性を補正する例を示した。しかしながら、補正部60が正弦波、及び、余弦波のどちらか一方の温度特性のみを補正する構成を採用することもできる。
本実施形態では、処理部20が、補正部60を有する例を示した。しかしながら、処理部20が補正部60を有さない構成を採用することもできる。この構成において、正弦波及び、余弦波の温度特性を補正する場合、その機能は算出部30が奏する。
本実施形態では、磁気センサー100の具体的な用途を明示しなかった。しかしながら、磁気センサー100を、回転体の回転角を検出する回転角検出センサーに適用することができる。この回転角検出センサーは、磁気センサー100の他に、複数の凹凸が形成された回転体に磁束を印加する磁石を有し、素子11、12それぞれは、回転体の回転により変動する磁束を被測定磁束として検出する。本実施形態と同様にして、素子11、12それぞれのピン層の磁化方向がπ/2異なっており、素子11、12は、回転体の回転方向に沿って並んで配置される。このため、素子11、12それぞれに透過する被測定磁束の量と方向が同一となっている。回転体が回転すると、回転体に形成された凹凸も回転し、凹凸の回転に伴って、回転体に印加される被測定磁束の方向が変化する。これにより、素子11、12を透過する被測定磁束の方向も変化し、第1素子11から正弦波が出力されると、第2素子12から余弦波が出力される。正弦波と余弦波それぞれの位相は、回転体の回転角度に依存する。
また、本発明における磁気センサー100を、交流電流を検出する電流センサーに適用することもできる。この電流センサーでは、本実施形態と同様にして、第1素子11におけるピン層の磁化方向と、第2素子12におけるピン層の磁化方向がπ/2異なっており、素子11、12が電流経路に沿って並んで配置される。電流経路に電流が流れると、右ねじの法則にしたがって、電流経路の周方向に被測定磁束が生じる。このため、素子11、12それぞれに透過する被測定磁束の量と方向とが同一となっている。交流電流の位相が変化すると、被測定磁束の量も変化する。そのため、素子11、12を透過する被測定磁束の量も変化し、第1素子11から正弦波が出力されると、第2素子12から余弦波が出力される。正弦波と余弦波それぞれの位相は、交流電流の位相に依存する。
ちなみに、この電流センサーでは、第1素子11のピン層の磁化方向と、第2素子12のピン層の磁化方向が同じである構成を採用することもできる。この場合、電流経路から第1素子11までの距離と、電流経路から第2素子12までの距離が等しい。そして、電流経路に垂直な断面において、電流経路と第1素子11とを結ぶ直線と、電流経路と第2素子12とを結ぶ直線との成す角がπ/2となるように、第1素子11と第2素子12が配置される。これにより、第1素子11における自由層の磁化方向と、第2素子12における自由層の磁化方向とがπ/2異なり、第1素子11から正弦波が出力されると、第2素子12から余弦波が出力される。
さらに、本発明における磁気センサー100を、直流電流を検出する電流センサーに適用することもできる。この電流センサは、磁気センサ100の他に、バイアス磁束を発生する発生源を有する。このバイアス磁束は、直流電流の流動によって電流経路の周方向に発生する被測定磁束に直交するように、発生源から発生される。素子11、12は、直流電流の流れる電流経路に沿って並んでおり、素子11、12それぞれを透過するバイアス磁束の量と方向とが同一となっている。したがって、素子11、12それぞれに、上記した互いに直交の関係にある被測定磁束とバイアス磁束とが印加される。これにより、素子11、12それぞれの自由層の磁化方向は、被測定磁束とバイアス磁束とによって合成される磁束(以下、合成磁束と示す)の方向に変動する。
ところで、この変形例の場合、第1素子11のピン層の磁化方向は、被測定磁束と平行になり、第2素子12のピン層の磁化方向は、バイアス磁束と平行となるように、素子11、12が配置される。本実施形態で示したように、自由層の磁化方向とピン層の磁化方向とが平行の場合、最も抵抗値が低くなる。したがって、第1素子11からは、主として、被測定磁束に依存する信号が出力され、第2素子12からは、主として、バイアス磁束に依存する信号が出力される。
上記した合成磁束とバイアス磁束の成す角度をθとし、合成磁束をAと示すと、被測定磁束はAsinθ、バイアス磁束はAcosθと表される。したがって、第1素子11からは、主として、Asinθに依存する信号が出力され、第2素子12からは、主として、Acosθに依存する信号が出力される。このように、第1素子11と第2素子12の出力信号は、正弦波と余弦波の関係となっている。したがって、素子11、12の出力信号に基づいて、加算信号が算出される。ちなみに、バイアス磁束の発生源としては、磁石や、コイルなどが採用される。
10・・・磁電変換素子
11・・・第1素子
12・・・第2素子
20・・・処理部
30・・・算出部
40・・・記憶部
50・・・導出部
100・・・磁気センサー

Claims (6)

  1. 被測定磁束を電気信号に変換する磁電変換素子と、
    該磁電変換素子の出力信号を処理する処理部と、を有する磁気センサーであって、
    前記磁電変換素子は、前記被測定磁束を正弦波に変換する第1素子、及び、前記被測定磁束を、前記正弦波とは振幅が同一であるが、位相がπ/2異なる余弦波に変換する第2素子を有し、
    前記処理部は、前記正弦波と前記余弦波とに基づいて前記磁電変換素子の温度を算出する算出部を有し、
    前記算出部は、前記正弦波と前記余弦波それぞれを自乗した値を加算した加算信号と前記磁電変換素子の温度との対応関係が記憶された記憶部と、前記正弦波と前記余弦波とに基づいて前記加算信号を算出し、算出した加算信号と前記記憶部に記憶された前記対応関係に基づいて、前記磁電変換素子の温度を導出する導出部と、を有し、
    前記磁電変換素子は、磁化方向が固定された固定層と、前記被測定磁束によって磁化方向が変化する自由層と、前記固定層と前記自由層との間に設けられた、非磁性の中間層と、を有し、前記固定層の磁化方向と、前記自由層の磁化方向とが成す角度によって抵抗値が変化する磁気抵抗素子であることを特徴とする磁気センサー。
  2. 前記処理部は、前記算出部の他に、前記導出部によって導出された前記磁電変換素子の温度に基づいて、前記正弦波、及び、前記余弦波の少なくとも一方の温度特性を補正する補正部を有することを特徴とする請求項1に記載の磁気センサー。
  3. 前記磁電変換素子の出力信号はアナログ信号であり、
    前記処理部は、前記磁電変換素子の出力信号をデジタル信号に変換するA/D変換部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の磁気センサー。
  4. 前記処理部は、前記磁電変換素子の出力信号を増幅するアンプを有することを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の磁気センサー。
  5. 前記磁電変換素子は、前記中間層が導電性を有する巨大磁気抵抗素子であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の磁気センサー。
  6. 前記磁電変換素子は、前記中間層が絶縁性を有するトンネル磁気抵抗素子であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の磁気センサー。
JP2013002033A 2013-01-09 2013-01-09 磁気センサー Expired - Fee Related JP6131601B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013002033A JP6131601B2 (ja) 2013-01-09 2013-01-09 磁気センサー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013002033A JP6131601B2 (ja) 2013-01-09 2013-01-09 磁気センサー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014134433A JP2014134433A (ja) 2014-07-24
JP6131601B2 true JP6131601B2 (ja) 2017-05-24

Family

ID=51412828

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013002033A Expired - Fee Related JP6131601B2 (ja) 2013-01-09 2013-01-09 磁気センサー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6131601B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6545503B2 (ja) * 2015-03-30 2019-07-17 国立大学法人京都工芸繊維大学 電源装置及び電流−電圧特性測定装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01269014A (ja) * 1988-04-21 1989-10-26 Japan Servo Co Ltd 磁気エンコーダの温度補償回路
JP2001255335A (ja) * 2000-03-09 2001-09-21 Ntn Corp 回転検出機能付軸受
JP2004245766A (ja) * 2003-02-17 2004-09-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回転角検出装置
JP4214466B2 (ja) * 2003-05-14 2009-01-28 株式会社安川電機 磁気式エンコーダ及びその回転角度算出方法
JP2006047004A (ja) * 2004-08-02 2006-02-16 Denso Corp 温度センサおよび磁気抵抗素子を用いたセンサ
JP4985522B2 (ja) * 2008-03-28 2012-07-25 Tdk株式会社 磁界測定方法及び磁気センサ
JP5614046B2 (ja) * 2010-01-27 2014-10-29 Tdk株式会社 ルックアップテーブル生成方法、角度センサ、及びスケール

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014134433A (ja) 2014-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5523571B2 (ja) 角度センサからの複数の信号を評価する方法
JP6288482B1 (ja) 角度センサおよび角度センサシステム
JP4807535B2 (ja) 磁気センサ
US20140354270A1 (en) Magnetic position detection device
JP2011164019A5 (ja)
US10907994B2 (en) Sensor devices, systems and methods
JP2018162995A (ja) 角度センサシステム
JP6217596B2 (ja) 回転角度及びストローク量検出装置
JP5176208B2 (ja) 回転角度検出方法および回転角度センサ
JP2015179042A (ja) 電流センサ
JP6115501B2 (ja) 電流センサ
JP6566188B2 (ja) 電流センサ
JP6015776B2 (ja) 変位センサ及び変位の検出方法
JP6413326B2 (ja) 磁気センサ及び電流検出構造
JP6131601B2 (ja) 磁気センサー
JP6477718B2 (ja) 電流検出方法、電流検出装置、電流検出装置の信号補正方法、及び電流検出装置の信号補正装置
KR102677085B1 (ko) 인코더
JP7156249B2 (ja) 位置検出装置
JP6031983B2 (ja) 電流センサ機構
JP4805784B2 (ja) 位置センサ
JP7242352B2 (ja) 回転部材の少なくとも1つの回転パラメータを決定するためのシステム
JP6065635B2 (ja) 磁気センサ装置
JP2009243892A (ja) 周波数測定装置、電流測定装置及び電流測定方法
JP2018179558A (ja) 電子装置
JP6467901B2 (ja) 回転センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170321

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170403

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6131601

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees