JP6130580B1 - 個人プラン作成システムおよび個人プラン作成プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】各ユーザの特性に応じた適合性の高いプランを提供することが可能な個人プラン作成システム等を提供する。【解決手段】プラン生成部230は、個人趣味データDB221から、取得したユーザIDに対応づけて登録されている個人趣味データを抽出する一方、個人金融データDB222から、取得したユーザIDに対応づけて登録されている個人金融データを抽出する。プラン生成部230は、各ユーザの個人趣味データや、個人金融データ等に基づき、各ユーザの趣味や家計の状況などを反映したユニークな個人プラン(候補)を生成し、各ユーザに提案する。【選択図】図2
Description
本発明は、個人プラン作成システムおよび個人プラン作成プログラムに関する。
近年、各個人の夢や生きがいを実現するために、一人ひとりに合わせた金融商品プラン等を提案・アドバイスするサービスが広く普及している。かかるサービスを提供する際、専門のプランナーは、まず紙媒体のアンケートによりユーザに対して質問を行う。そして、プランナーは、そのユーザから回答を得ることで、ユーザに合った最適な金融商品などのプラン(以下、単に「プラン」という。)を提案する(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記従来の提案方法では、専門プランナーがユーザごとに紙媒体のアンケートを実施して回答を得るために、相当な時間がかかるという問題がある。加えて、得られた回答結果を利用するためには、例えば専門プランナーがアンケートの回答を集計し、パソコンなどに入力する必要があり、煩雑な作業負担を強いられるという問題もある。さらに、各ユーザに提案されるプランは、金融商品等を取り扱うプランナーの経験などに依存するところが大きく、提案されるプランのバリエーションが乏しいという問題もある。
本発明は、以上説明した事情を鑑みてなされたものであり、各ユーザの特性に応じた適合性の高いプランを提供することが可能な個人プラン作成システム等を提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様に係る個人プラン作成システムは、ユーザごとに、ユーザIDとユーザの特性をあらわす特性情報とを対応づけて記憶する記憶部と、対象ユーザの個人プランの作成リクエストに従い、対象ユーザのユーザIDを検索キーとして記憶部を検索することにより、対象ユーザの特性情報を取得する取得部と、対象ユーザの特性情報に基づき、個人プランに含め得る金融商品の選択基準としての第1フィルタを生成する第1フィルタ生成部と、対象ユーザの特性情報に基づき、対象ユーザに提案し得る個人プランのタイプの選択基準としての第2フィルタを生成する第2フィルタ生成部と、第2フィルタを用いて、対象ユーザに提案し得る個人プランのタイプを抽出する第1抽出部と、第1フィルタを用いて、対象ユーザに適性の見込まれる金融商品を抽出する第2抽出部と、抽出した個人プランのタイプと金融商品に基づき、対象ユーザに適合し得る金融商品を含む個人プランを生成するプラン生成部と、生成した個人プランを対象ユーザの通信端末の表示装置に表示させる制御部と、を備える。
本発明の他の態様に係る個人プラン作成プログラムは、ユーザごとに、ユーザIDとユーザの特性をあらわす特性情報とを対応づけて記憶する記憶部を備えたコンピュータに、対象ユーザの個人プランの作成リクエストに従い、対象ユーザのユーザIDを検索キーとして記憶部を検索することにより、対象ユーザの特性情報を取得する取得部と、対象ユーザの特性情報に基づき、個人プランに含め得る金融商品の選択基準としての第1フィルタを生成する第1フィルタ生成部と、対象ユーザの特性情報に基づき、対象ユーザに提案し得る個人プランのタイプの選択基準としての第2フィルタを生成する第2フィルタ生成部と、第2フィルタを用いて、対象ユーザに提案し得る個人プランのタイプを抽出する第1抽出部と、第1フィルタを用いて、対象ユーザに適性の見込まれる金融商品を抽出する第2抽出部と、抽出した個人プランのタイプと金融商品に基づき、対象ユーザに適合し得る金融商品を含む個人プランを生成するプラン生成部と、生成した個人プランを対象ユーザの通信端末の表示装置に表示させる制御部として機能させる。
本発明によれば、各ユーザの特性に応じた適合性の高いプランを提供することが可能となる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
A.本実施形態
図1は、本実施形態に係る個人プラン作成システム1000の概略構成を示す図である。個人プラン作成システム1000は、各ユーザが所持する通信端末100と、通信ネットワークNを介して各ユーザの通信端末から特性情報を取得・蓄積し、各ユーザの特性を加味したプランを作成するプラン作成サーバ200とを備えている。
図1は、本実施形態に係る個人プラン作成システム1000の概略構成を示す図である。個人プラン作成システム1000は、各ユーザが所持する通信端末100と、通信ネットワークNを介して各ユーザの通信端末から特性情報を取得・蓄積し、各ユーザの特性を加味したプランを作成するプラン作成サーバ200とを備えている。
通信端末100は、各ユーザが所持するタブレット端末やノートPC、スマートフォン、携帯電話機、携帯情報端末(PDA)など、通信ネットワークNを介してプラン作成サーバ200との間でデータの授受が可能な端末装置である。
プラン作成サーバ200は、例えば、演算処理能力の高いコンピュータによって構成されている。プラン作成サーバ200は、メモリ201に格納されているプラン作成制御プログラムPを動作させることにより、以下に示す各種機能を実現するものである。なお、プラン作成サーバ200を構成するコンピュータは、必ずしも1台である必要はなく、通信ネットワークN上に分散する複数のコンピュータから構成されてもよい。
図2は、プラン作成サーバ200の機能構成を示すブロック図である。
プラン作成サーバ200は、事前設定リクエスト部210、情報収集部220、プラン生成部230、プラン材料収集部240、プラン提案・運用部250を備えている。
プラン作成サーバ200は、事前設定リクエスト部210、情報収集部220、プラン生成部230、プラン材料収集部240、プラン提案・運用部250を備えている。
(事前設定リクエスト部210)
図3は、個人プラン作成に先立ち、各ユーザの通信端末100の表示パネルに表示される事前設定画面W1を例示した図である。
図3に示すように、事前設定画面W1には、各ユーザの趣味が反映される第1サービス群SG1(図3では、サービスA及びサービスB)と、各ユーザのお金に関連するサービス群SG2(図3では、サービスC及びサービスD)とが表示される。サービス群SG1に属するサービスとしては、例えばSNS(Social Networking Service)、写真、音楽や本など、個人の趣向性などをあらわすサービスが挙げられる。一方、サービス群SG2に属するサービスとしては、家計簿アプリや資産運用に関する各種サービスなど、個人の家計に関する情報が挙げられる。なお、事前設定画面W1を表示するためのデータは、個人プラン作成に先立ち、プラン作成サーバ200の事前設定リクエスト部(リクエスト部)210から、各通信端末100に送信される。
図3は、個人プラン作成に先立ち、各ユーザの通信端末100の表示パネルに表示される事前設定画面W1を例示した図である。
図3に示すように、事前設定画面W1には、各ユーザの趣味が反映される第1サービス群SG1(図3では、サービスA及びサービスB)と、各ユーザのお金に関連するサービス群SG2(図3では、サービスC及びサービスD)とが表示される。サービス群SG1に属するサービスとしては、例えばSNS(Social Networking Service)、写真、音楽や本など、個人の趣向性などをあらわすサービスが挙げられる。一方、サービス群SG2に属するサービスとしては、家計簿アプリや資産運用に関する各種サービスなど、個人の家計に関する情報が挙げられる。なお、事前設定画面W1を表示するためのデータは、個人プラン作成に先立ち、プラン作成サーバ200の事前設定リクエスト部(リクエスト部)210から、各通信端末100に送信される。
各ユーザは、自身の通信端末100の表示画面に表示される事前設定画面W1を確認し、該当するサービスのチェックボックスにチェックを入れて選択操作を行った後、事前設定終了ボタン(図示略)を押下する。かかる操作が行われると、各ユーザによって選択されたサービスに関する情報が、各ユーザが各通信端末100からプラン作成サーバ200に送信される。なお、便宜上、以下の説明では、個人の趣味が反映されるサービスの情報を「趣味関連情報」と呼び、個人のお金に関連するサービスを「金融関連情報」と呼ぶ。
(情報収集部220)
情報収集部(事前設定部)220は、各ユーザの通信端末100から送信される趣味関連情報及び金融関連情報を、ユーザごとにデータ収集DB211に格納する。なお、データ収集DB211に格納された趣味関連情報は、適宜編集等されたうえで、個人趣味データとして個人趣味データDB221(後述)に格納される一方、データ収集DB211に格納された金融関連情報は、適宜編集等されたうえで、個人金融データとして個人金融データDB222(後述)に格納される。
情報収集部(事前設定部)220は、各ユーザの通信端末100から送信される趣味関連情報及び金融関連情報を、ユーザごとにデータ収集DB211に格納する。なお、データ収集DB211に格納された趣味関連情報は、適宜編集等されたうえで、個人趣味データとして個人趣味データDB221(後述)に格納される一方、データ収集DB211に格納された金融関連情報は、適宜編集等されたうえで、個人金融データとして個人金融データDB222(後述)に格納される。
(プラン生成部230)
プラン生成部230は、各ユーザの個人趣味データや、個人金融データ等に基づき、各ユーザの趣味や家計などを反映したユニークな個人プラン(候補)を生成し、各ユーザに提案する。なお、プラン生成部230によるプラン作成機能により、各ユーザの特性に応じた複数(または単数)の個人プランを提示することが可能となるが、その詳細は後述することとし、説明を続ける。
プラン生成部230は、各ユーザの個人趣味データや、個人金融データ等に基づき、各ユーザの趣味や家計などを反映したユニークな個人プラン(候補)を生成し、各ユーザに提案する。なお、プラン生成部230によるプラン作成機能により、各ユーザの特性に応じた複数(または単数)の個人プランを提示することが可能となるが、その詳細は後述することとし、説明を続ける。
(プラン材料収集部240)
プラン材料収集部240は、個人プランに利用する金融関連商品・サービスの情報を収集する。金融関連商品・サービスとしては、例えば、保険会社や証券会社などの金融機関が取り扱う各種の金融商品、インターネット経由で起業家などに財源の提供を行うクラウドファンディング、小売りや流通のポイント・サービスキャンペーンに関する情報などが挙げられる。プラン材料収集部240によって収集された金融関連商品・サービスの情報は、金融商品データDB224(後述)に格納される。
プラン材料収集部240は、個人プランに利用する金融関連商品・サービスの情報を収集する。金融関連商品・サービスとしては、例えば、保険会社や証券会社などの金融機関が取り扱う各種の金融商品、インターネット経由で起業家などに財源の提供を行うクラウドファンディング、小売りや流通のポイント・サービスキャンペーンに関する情報などが挙げられる。プラン材料収集部240によって収集された金融関連商品・サービスの情報は、金融商品データDB224(後述)に格納される。
(プラン提案・運用部250)
プラン提案・運用部250は、プラン生成部230が生成した各ユーザの趣味や家計などを反映したユニークな個人プランを、各ユーザの通信端末100に送信する。
プラン提案・運用部250は、プラン生成部230が生成した各ユーザの趣味や家計などを反映したユニークな個人プランを、各ユーザの通信端末100に送信する。
図4は、各ユーザの通信端末100の表示パネルに表示されるプラン提案・選択画面W2を例示した図である。
図4に示すように、プラン提案・選択画面W2には、各ユーザが選択可能な複数の個人プラン(図4では3種類)が表示される。詳述すると、プラン提案・選択画面W2の左側に各プランのイメージ画像P1〜P3が表示され、プラン提案・選択画面W2の右側に各個人プランのタイトルT1〜T3、各個人プランのメリットB1〜B3、各個人プランの概要O1〜O3が表示されている。各ユーザは、プラン提案・選択画面W2に表示される各個人プランについて所定の選択操作(例えば、タイトルをクリックするなど)を行うことで、選択された個人プランのさらに詳細な情報を確認することや、各個人プランに沿った各金融商品・サービスを購入等することが可能となる。また、すでに実行中の個人プランがある場合、そのユーザは、通信端末100を利用して実行中の個人プランの状況を確認することが可能となっている。
次に、本実施形態に特徴的なプラン生成部230の具体的な動作について図面を参照しながら説明する。
図4に示すように、プラン提案・選択画面W2には、各ユーザが選択可能な複数の個人プラン(図4では3種類)が表示される。詳述すると、プラン提案・選択画面W2の左側に各プランのイメージ画像P1〜P3が表示され、プラン提案・選択画面W2の右側に各個人プランのタイトルT1〜T3、各個人プランのメリットB1〜B3、各個人プランの概要O1〜O3が表示されている。各ユーザは、プラン提案・選択画面W2に表示される各個人プランについて所定の選択操作(例えば、タイトルをクリックするなど)を行うことで、選択された個人プランのさらに詳細な情報を確認することや、各個人プランに沿った各金融商品・サービスを購入等することが可能となる。また、すでに実行中の個人プランがある場合、そのユーザは、通信端末100を利用して実行中の個人プランの状況を確認することが可能となっている。
次に、本実施形態に特徴的なプラン生成部230の具体的な動作について図面を参照しながら説明する。
<プラン作成処理フロー>
図5は、プラン生成部230によって実行されるプラン作成処理のフローチャートを示す図である。
プラン生成部230は、まず、プラン作成の対象ユーザ(以下、適宜「対象ユーザ」と略称する。)の通信端末200から送信されるプラン作成リクエスト等に含まれるユーザIDを取得する(ステップS1)。そして、プラン生成部(取得部)230は、取得したユーザIDを検索キーとして個人趣味データDB(記憶部)221及び個人金融データDB(記憶部)222を検索する。詳述すると、プラン生成部230は、個人趣味データDB221から、取得したユーザIDに対応づけて登録されている個人趣味データ(特性情報)を抽出する一方(ステップS2)、個人金融データDB222から、取得したユーザIDに対応づけて登録されている個人金融データ(特性情報)を抽出する(ステップS3)。
図5は、プラン生成部230によって実行されるプラン作成処理のフローチャートを示す図である。
プラン生成部230は、まず、プラン作成の対象ユーザ(以下、適宜「対象ユーザ」と略称する。)の通信端末200から送信されるプラン作成リクエスト等に含まれるユーザIDを取得する(ステップS1)。そして、プラン生成部(取得部)230は、取得したユーザIDを検索キーとして個人趣味データDB(記憶部)221及び個人金融データDB(記憶部)222を検索する。詳述すると、プラン生成部230は、個人趣味データDB221から、取得したユーザIDに対応づけて登録されている個人趣味データ(特性情報)を抽出する一方(ステップS2)、個人金融データDB222から、取得したユーザIDに対応づけて登録されている個人金融データ(特性情報)を抽出する(ステップS3)。
ここで、図6は個人趣味データDB221の登録内容を例示した図であり、図7は個人金融データDB222の登録内容を例示した図である。
図6に示すように、個人趣味データDB221には、各ユーザを一意に特定するためのユーザIDと、各ユーザの趣味や嗜好の判断に利用するための個人趣味データ(個人趣味データタグID、個人趣味データタグ値)が対応づけて登録されている。図6では、個人趣味データタグIDの一例として「food」、個人趣味データタグ値として「ラーメン」などが登録されている。なお、個人趣味データDB221に登録されている個人趣味データは、各ユーザの設定等により、定期又は不定期に更新可能となっている。
図6に示すように、個人趣味データDB221には、各ユーザを一意に特定するためのユーザIDと、各ユーザの趣味や嗜好の判断に利用するための個人趣味データ(個人趣味データタグID、個人趣味データタグ値)が対応づけて登録されている。図6では、個人趣味データタグIDの一例として「food」、個人趣味データタグ値として「ラーメン」などが登録されている。なお、個人趣味データDB221に登録されている個人趣味データは、各ユーザの設定等により、定期又は不定期に更新可能となっている。
一方、図7に示すように、個人金融データDB222には、各ユーザを一意に特定するためのユーザIDと、各ユーザの家計の状況などをあらわす個人金融データ(個人金融データタグID、個人金融データタグ値)が対応づけて登録されている。図7では、個人金融データタグIDの一例として「income(年収)」、個人金融データタグ値として「10000000」などが登録されている。このように、本実施形態では、個人金融データとして、金融業者等に保持・管理されている各ユーザの個人情報(例えば、年収などの家計情報や金融機関の口座情報、ライフプラン情報など)を想定するが、これに限る趣旨ではない。なお、個人趣味データDB221に登録されている個人金融データは、各ユーザの設定等により、定期又は不定期に更新可能となっている。
図5に戻り、プラン生成部(第1フィルタ生成部)230は、ステップS2、ステップS3で取得した個人趣味データと、個人金融データをインプットデータとし、例えばディープラーニング技術をコアとした人工知能(AI)を用いた処理エンジンや、データベース処理エンジン、ビッグデータ分析エンジン分析などを活用することで、金融商品データの選定(すなわち、金融商品の絞込み)に使うフィルタを作成する(ステップS4)。
一例を挙げて説明すると、プラン生成部230は、まず、個人趣味データに協調フィルタリングや機械学習を適用することで、当該ユーザが関心を持ちやすい要素の傾向を分析し、個人プランのコンテンツ(すなわち、金融商品のテーマや考え方)を決定する。さらに、個人金融データにファイナンスの理論モデルや機械学習を適用し、個人の投資・資産運用に関する考え方等を考慮することで、金融的観点で金融商品の選択基準(すなわち、金融商品絞込みフィルタ)を生成する。なお、金融商品絞込みフィルタを生成する際に利用するモデルは、例えば個人プランの実行結果を取得し、フィードバックを与えて学習するようなモデルであっても良い。
プラン生成部(第2フィルタ生成部)230は、上記のようにして金融商品絞込みフィルタを生成すると、ステップS5に進み、個人プランタイプ絞込みフィルタを生成する。具体的に説明すると、例えば、個人趣味データとして登録されているデータのパターン(飲食関係の情報が多いなど)や、個人金融データとして登録されているデータのパターン(堅実なマネープランを立てているなど)、さらには、金融商品絞込みフィルタとして登録されている抽出条件をインプット情報として、提案し得る個人プランタイプの選択基準(すなわち、個人プランタイプ絞込みフィルタ)を生成する。なお、個人プランタイプ絞込みフィルタを生成する際に利用するモデルは、例えば個人プランの実行結果を取得し、フィードバックを与えて学習するようなモデルであっても良い。
プラン生成部(第1抽出部)230は、個人プランタイプ絞込みフィルタを生成すると、図8に示すプランタイプ定義DB223を参照のうえ、生成した個人プランタイプ絞込みフィルタを利用して個人プランタイプを選択する(ステップS6)。
ここで、図8に示すように、プランタイプ定義DB223には、提案する個人プランのパターン(構成要素やステップの組み合わせに関する種類を示す個人プランのフォーマット)が登録されている。具体的には、各プランタイプを識別するためのプランタイプID、個人趣味データタグID、個人金融データタグID、金融商品データタグID(後述)とともに、個人プランの各パターンを規定するプランタイプタグID、プランタイプタグ値とが、プランタイプ定義DB223に対応づけて登録されている。図8では、プランタイプタグIDの一例として「step1name(実行ステップ1の名称)」、プランタイプタグ値として「クラウドファンディング(CF)口座開設」などが登録されている。プラン生成部230は、生成した個人プランタイプ絞込みフィルタを利用して個人プランタイプを選択し、フィルタ済みプランタイプ(図5参照)として規定する。
プラン生成部(第2抽出部)230は、フィルタ済みプランタイプを選択すると、ステップS4で生成した金融商品絞込みフィルタを利用して、図9に示す金融商品データDB224から、当該ユーザにとって適性の見込まれる金融商品データを選択する(ステップS7)。
図9に示すように、金融商品データDB224には、各ユーザに提案するための金融商品の候補が登録されている。具体的には、金融商品を識別するための金融商品データIDと、金融商品の内容をあらわす金融商品データ(金融商品データタグID、金融商品データタグ値)とが、金融商品データDB224に対応づけて登録されている。図9では、金融商品データタグIDの一例として「productname(商品名)」、金融商品データタグ値として「東京商業施設A」などが登録されている。なお、金融商品データDB224に登録されている金融商品データは、各ユーザの設定等により、定期又は不定期に更新可能となっている。プラン生成部230は、生成した金融商品絞込みフィルタを利用して、図9に示す金融商品データDB224から、当該ユーザにとって適性の見込まれる金融商品データを選択すると、これをフィルタ済み金融商品データ(図5参照)として規定する。
次に、プラン生成部230は、ステップS6及びステップS7において取得したフィルタ済みプランタイプ、フィルタ済み金融商品データを活用して、当該ユーザに対する適合度合などを判定する。詳述すると、プラン生成部230は、人工知能(AI)を活用し、これまでに蓄積された経験(学習データ)等に基づき、適合度合などを判定する。
さらに、プラン生成部230は、適合度合などの判定結果に基づき、個人プランを生成し(ステップS8)、各個人プランの適合度合をスコアリングして評価する。個人プランを生成する際、プラン生成部230は、例えば自然言語処理技術を使った人工知能(AI)等を活用することができる。
プラン生成部230は、このようにして各ユーザの特性(個人の趣味や家計の状況など)が考慮された個人プランを生成すると、各ユーザにカスタマイズされたプランとして個人プランDB225(図10参照)に登録する。
図10に示すように、個人プランDB225には、各ユーザのプランや、プランの内容(テーマなど)を具体的に設定し、プラン提案・選択画面W2に表示するための情報(以下、「プラン詳細情報」という。)が登録されている。詳述すると、個人プランDB225には、各ユーザを識別するためのユーザIDと、各個人プランを識別するための個人プランIDと、当該ユーザの適合度合を示す個人プランスコアと、各プランタイプを識別するためのプランタイプIDと、個人プランの各パターンを規定する個人プランタグID、個人プランタグ値とが、対応づけて登録される。
プラン生成部(制御部)230は、対象ユーザのプラン詳細情報を個人プランDB225に登録した後、当該ユーザの通信端末100宛てに送信することで、プラン詳細情報に基づく個人プランを通信端末100の表示パネルに表示させ(ステップS10)、処理を終了する。対象ユーザは、通信端末100の表示パネルに表示されるプラン提案・選択画面W2(図4参照)を確認し、自身の趣向や家計の状況などに見合った最適な個人プランを選択し、当該個人プランに沿った金融商品・サービスなどを購入することが可能となる。
B.その他
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。例えば、上述した各処理ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更し、または並列に実行することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。例えば、上述した各処理ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更し、または並列に実行することができる。
ここで、上述した実施形態では、各ユーザの趣味や嗜好、家計の状況に応じて、当該ユーザに適した金融商品・サービスを含む個人プランを提案する場合について説明したが、これに限る趣旨ではない。例えば、各ユーザの職種や経験に加え、趣味や性格、人的ネットワーク、家計の状況などを考慮して、当該ユーザに有用と思われる人物(例えば、異業種のエンジニアなど)を紹介する場合に、本発明に係るシステムを適用しても良い。
1000…個人プラン作成システム、100…通信端末、200…プラン作成サーバ、201…メモリ、210…事前設定リクエスト部、211…データ収集DB、220…情報収集部、221…個人趣味データDB、222…個人金融データDB、223…プランタイプ定義DB、224…金融商品データDB、225…個人プランDB、230…プラン生成部、240…プラン材料収集部、250…プラン提案・運用部、W1…事前設定画面、W2…プラン提案・選択画面、P…プラン作成制御プログラム、N…通信ネットワーク
Claims (5)
- ユーザごとに、ユーザIDとユーザの特性をあらわす特性情報とを対応づけて記憶する記憶部と、
対象ユーザの個人プランの作成リクエストに従い、前記対象ユーザのユーザIDを検索キーとして前記記憶部を検索することにより、前記対象ユーザの特性情報を取得する取得部と、
前記対象ユーザの特性情報に基づき、前記個人プランに含め得る金融商品の選択基準としての第1フィルタを生成する第1フィルタ生成部と、
前記対象ユーザの特性情報に基づき、前記金融商品の組み合わせを規定する前記個人プランのフォーマットタイプを選択するための第2フィルタを生成する第2フィルタ生成部と、
前記第2フィルタを用いて、前記対象ユーザに提案し得る前記個人プランの前記フォーマットタイプを抽出する第1抽出部と、
前記第1フィルタを用いて、前記対象ユーザに適性の見込まれる金融商品を抽出する第2抽出部と、
抽出した前記個人プランの前記フォーマットタイプと前記金融商品に基づき、前記対象ユーザに適合し得る前記金融商品を含む個人プランを生成するプラン生成部と、
生成した前記個人プランを前記対象ユーザの通信端末の表示装置に表示させる制御部と、
を備える個人プラン作成システム。 - 本システムの利用に際し、前記各ユーザに対して、前記特性情報の入力を求めるリクエスト部と、
前記ユーザごとに、割り当てられたユーザIDと前記特性情報とを対応づけて前記記憶部に登録する事前設定部と、
をさらに具備する、請求項1に記載の個人プラン作成システム。 - 前記特性情報には、前記対象ユーザの趣味に関する個人趣味データと、前記対象ユーザの家計に関する個人金融データが含まれ、
前記記憶部は、ユーザごとに、ユーザIDと個人趣味データとを対応づけて記憶する第1記憶部と、ユーザごとに、ユーザIDと個人金融データとを対応づけて記憶する第2記憶部とを備え、
前記取得部は、対象ユーザの個人プランの作成リクエストに従い、前記対象ユーザのユーザIDを検索キーとして前記各記憶部を検索することにより、前記対象ユーザの前記個人趣味データ及び前記個人金融データを取得し、
前記第1フィルタ生成部は、前記対象ユーザの前記個人趣味データ及び前記個人金融データに基づき、前記個人プランに含め得る金融商品の選択基準としての第1フィルタを生成し、
前記第2フィルタ生成部は、前記対象ユーザの前記個人趣味データ及び前記個人金融データに基づき、前記金融商品の組み合わせを規定する前記個人プランのフォーマットタイプを選択するための第2フィルタを生成する、請求項1又は2に記載の個人プラン作成システム。 - 前記プラン生成部は、前記対象ユーザに適合し得る前記金融商品を含む個人プランを複数生成し、
前記対象ユーザに対する前記各個人プランの適合度合をスコアリングして評価する評価部をさらに備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の個人プラン作成システム。 - ユーザごとに、ユーザIDとユーザの特性をあらわす特性情報とを対応づけて記憶する記憶部を備えたコンピュータに、
対象ユーザの個人プランの作成リクエストに従い、前記対象ユーザのユーザIDを検索キーとして前記記憶部を検索することにより、前記対象ユーザの特性情報を取得する取得部と、
前記対象ユーザの特性情報に基づき、前記個人プランに含め得る金融商品の選択基準としての第1フィルタを生成する第1フィルタ生成部と、
前記対象ユーザの特性情報に基づき、前記金融商品の組み合わせを規定する前記個人プランのフォーマットタイプを選択するための第2フィルタを生成する第2フィルタ生成部と、
前記第2フィルタを用いて、前記対象ユーザに提案し得る前記個人プランの前記フォーマットタイプを抽出する第1抽出部と、
前記第1フィルタを用いて、前記対象ユーザに適性の見込まれる金融商品を抽出する第2抽出部と、
抽出した前記個人プランの前記フォーマットタイプと前記金融商品に基づき、前記対象ユーザに適合し得る前記金融商品を含む個人プランを生成するプラン生成部と、
生成した前記個人プランを前記対象ユーザの通信端末の表示装置に表示させる制御部として機能させるための個人プラン作成プログラム。
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