JP6129320B2 - 使い捨て抽出装置及び使い捨て抽出装置の使用 - Google Patents

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Description

本発明は、香気物質(aroma material)を収容する少なくとも1つの内側室と、少なくとも1つの外側室とを備える使い捨て抽出装置(disposable brewing device)に関する。さらに、本発明は、使い捨て抽出装置の使用に関する。
特許文献1に記載されているようなコーヒーメーカーは、コーヒーメーカー及びコーヒーポットの双方を1つの装置に構成している。しかし、この種のコーヒーメーカーは、使用後の清掃を必要とし、また、1回限りの使用にあまり適していない。この装置は非常に高価であるので、本質的に使い捨て(disposal)に適していない。
したがってそのため、特許文献2から、ともに溶接されたフィルムの層で自立型使い捨て抽出装置を形成することが知られている。例えば、抽出装置内部のフィルター装置に粉挽きコーヒー(ground coffee)を準備し、頂部開口を通して装置の中に熱水が注入されると、その熱水が、下方へ粉挽きコーヒー及びフィルター装置を通り、底部室に落ちる。しかし、抽出したコーヒーを抽出装置から注出する際に、抽出したコーヒーは再び粉挽きコーヒー及びフィルター装置を通らなければならない。これにより、注出プロセスが妨害されるとともに、抽出したコーヒーに続いて粉挽きコーヒーが抽出装置から出るおそれが増大する。そのため、フィルター材の一辺に沿って溶接部を形成して、抽出液を装置から注出する際に香気物質が抽出液と混合することを防止することができることも開示されている。しかし、香気物質及び/又は未抽出液は、依然として溶接部を通り抜け、抽出濾過液に混合し、出口開口を通って装置から出る可能性がある。
そのため、特許文献3から、使い捨て抽出装置の出口開口の前にフィルター装置を配置し、それにより、抽出したコーヒーが抽出装置を出る前に、粉挽きコーヒー等の香気物質を濾過して取り除くことが既知である。しかし、この設計では、一部のみの水が一部のみの粉挽きコーヒーを通り、これにより抽出生成物の品質が低下すること、また、粉挽きコーヒーがフィルター装置を部分的に遮断し、これにより抽出装置からコーヒーを注出するのが困難になることが伴う。フィルター装置の中の香気物質と出口ダクトとの間に或る種のバリアを設けることも、特許文献3から既知である。しかし、抽出装置から抽出液を注出するために抽出装置を傾けるとすぐに、又は、抽出装置が少し素早く、若しくは注出プロセス中に一回の注出で抽出液全てを注ぎ出そうとして動かされる場合、濾過されなかった香気物質が依然としてバリアを通り抜け、抽出装置から注出される濾過液と混合する可能性がある。
米国デザイン特許第448602号 国際公開第2005/105604号 国際公開第2005/105606号
したがって、本発明の目的は、使い捨て抽出装置であって、抽出液を安全かつ容易に注出することができ、同時に、抽出液をこの使い捨て抽出装置から注出する際に、抽出装置内部の香気物質及び/又は未抽出液が抽出液とともに装置を出るおそれを低減する、使い捨て抽出装置を提供することである。
本発明は、少なくとも1つの内側室を備える使い捨て抽出装置に関する。少なくとも1つの内側室は、液体透過性材料によって少なくとも部分的に形成されるとともに、液体を該抽出装置に注入するための入口開口を有する。該使い捨て抽出装置は、前記少なくとも1つの内側室の中に収容される香気物質と、抽出容器を形成する少なくとも1つの外側室も備える。該抽出容器は、液体不透過性材料によって形成される。該外側室の中に前記少なくとも1つの内側室が一体化され、前記外側室は、前記液体が該抽出装置を出るのに通る出口開口を有する注出機構部を更に含む。前記少なくとも1つの内側室と、前記出口開口との間に液体不透過性バリアが配置され、該液体不透過性バリアは、前記液体を前記出口開口から注出する際に、前記香気物質及び前記内側室の中の液体が、前記少なくとも1つの内側室から前記出口開口を直接通り抜けるのを実質的に阻止する。
香気は、香気物質中に高濃縮されている。香気物質は、通常は固形物、例えば茶葉、粉挽きコーヒー等の形態である。とりわけ上記の(these)理由から、濾過液を抽出装置から注出する際に、香気物質が抽出濾過液と混合する場合、抽出生成物の品質が損なわれる。さらに、内側室の中の液体は、未だ香気物質を通っておらず、したがって未だ抽出を受けていない。したがって、この未抽出液が抽出装置を出る抽出生成物と混合する場合も、抽出生成物の品質が損なわれる。そのため、内側室と注出機構部との間に液体不透過性バリアが配置され、液体を出口開口から注出する際に、内側室の中の香気物質及び未抽出液が内側室から注出機構部の出口開口に直接通り抜けることが防止されるように、抽出装置を構成、形成及び製造することが有利である。
本発明の一態様において、前記液体不透過性バリアは、前記少なくとも1つの外側室と一体形成されている。
外側室と一体に液体不透過性バリアを形成することは、単純な抽出装置設計を可能にし、また外側室内部の実質的にいかなる場所にもバリアを配置することができるようになる点で、有利である。
本発明の一態様において、前記液体不透過性バリアは、前記注出機構部と、前記少なくとも1つの内側室のうちの少なくとも1つとの間の溶接部によって形成される。
液体不透過性バリアを溶接部として形成することは、効率的なバリアを形成する単純かつ安価な方法である。
本発明の一態様において、前記液体不透過性バリアは、実質的に、前記少なくとも1つの内側室の底部と、前記入口開口との間に連続して延在する。
液体不透過性バリアが、実質的に、少なくとも内側室の底部と入口開口との間で連続して延在する場合、内側室と出口開口との間を直接通り抜けることが完全に阻止される。
本発明の一態様において、前記出口開口は、前記入口開口に配置される。
抽出装置の頂部に入口開口を配置することが有利であることが明らかである。抽出装置の頂部に入口開口を配置することは、液体を抽出装置に容易に注入することができることを確実にし、また、入口開口がシールされていない場合でさえも液体が溢れ出ないことを確実にする。一方で、装置頂部の入口開口近くに出口開口を配置することも有利である。装置頂部の入口開口近くに出口開口を配置することは、例えば、出口開口遮断装置が存在しないことに備えて、抽出液が出口開口を通って溢れ出ないことを確実にする。装置頂部の入口開口近くに出口開口を配置することで、単に抽出装置を傾けて、出口開口を装置内部の抽出液の液位に対して低位にし、それにより抽出液を出口開口から制御して注出することにより、抽出液を抽出装置から制御して取り出すことができるようにすることができる。
本発明の一態様において、前記液体不透過性バリアは、前記抽出容器の外縁溶接部と連続形成される。
抽出容器の外縁溶接部と連続している液体不透過性バリアを形成することは、単純な製造プロセスをもたらし、抽出装置の中の香気物質の位置がより制御されることを伴うという点で、有利である。
本発明の一態様において、前記外縁溶接部は、前記出口開口の外縁溶接部である。
出口開口の外縁溶接部と連続する液体不透過性バリアを形成することにより、出口開口がより良好に遮断されるので、注出プロセス中に、濾過されなかった香気物質が出口開口を通って出るおそれが更に低減する点で、有利である。
本発明の一態様において、前記注出機構部は、前記少なくとも1つの内側室の横側に(alongside)配置される。
上記で説明したように、入口開口及び出口開口の双方が抽出装置の頂部に配置され、ひいては、注出機構部が内側室の横側に配置される、抽出装置の小型で有利な設計がもたらされることが有利である。
さらに、注出機構部を内側室の横側に配置することは、注出機構部と内側室とを1つのみの溶接部によって分離することができ、これにより、より小型で安価な抽出装置がもたらされる点で、有利である。
本発明の一態様において、前記外側室は、可撓性のフィルム材によって形成される。
外側室を可撓性のフィルム材で形成することは、これにより、製造が単純で安価になる点で有利である。
本発明の一態様において、実質的に空気不透過性、香気不透過性、かつ液体不透過性の外側シールを備える。
外側シールは、外部環境とシール内部の環境との間にバリアを形成する。これにより、収容される香気物質及び抽出装置の他の部分がより良好に保護され、装置の保管期限が延長される。
本発明の一態様において、前記抽出容器は、前記外側シールを形成する。
好ましい一実施形態において、抽出室の液体透過性材料自体が、酸素等のガスを含む空気、香気、及び水又は水分等の液体に対するシールされたバリアを形成するので、別個の外側シールは必要とされない。抽出容器自体が外側シールを形成する場合、余分な遮蔽材(wrapping)を与える際の材料費及び製造費の双方が節減され、これにより、単純な抽出装置設計及び単純な製造プロセスがもたらされる。
本発明の一態様において、前記抽出容器は、実質的に鉛直の起立位置において、該抽出装置の縦方向の拡がりを維持するように構成されている接触面を有する、スタンドパウチ(stand-up pouch)として形成される。
例えば、装置の底部に、形状シールされる折曲部を構成して装置を支持する接触面を形成することにより、抽出容器をスタンドパウチとして形成する。このことは、装置が自立型であり、したがって、装置がそれ自体で起立するので、抽出装置を支持する装備が必要とされなくなる点で、有利である。接触面の形状、例えば、底折曲部の溶接部によって形成される接触面の形状は、液体が充填される場合、抽出容器の形状に著しく影響を与える。これは、使用中の抽出容器が、例えば、円形、楕円形、又は矩形のような底部形状を得ることができることを意味する。
本発明の一態様において、前記少なくとも1つの外側室は、少なくとも部分的にフィルム材によって形成され、液体が充填される場合、非拡張状態から拡張可能である。
液体が充填される場合、外側室が非拡張状態から拡張することができるようにする材料で外側室を形成することは、非拡張状態の抽出装置があまり幅をとらず、それにより使用前の保管が容易である点で、有利である。さらに、拡張可能である性質により、装置が以下の特性を有することが可能になる。その特性とは、非拡張形態では、小さい全体積、保管及び梱包が容易であることを意味する平坦形状等であり、拡張状態では、例えば、特定のダクトが形成されること、装置の底部に、装置が鉛直位置に自立することを可能にする接触面が形成されること等である。
本発明の一態様において、抽出に向けた使用中、抽出装置は自立/自己支持する。
少なくとも抽出に使用する間、装置を自立型/自己支持型にすることは、抽出に使用する間、装置が、余分の支持具を必要とすることなくそれ自体で起立することができることを可能にする点で、有利である。
本発明の一態様において、前記抽出容器及び前記内側室は、1つ又は複数の縁部にある1つ又は複数の溶接部によって組み立てられるバッグ又はパウチとして形成される。
抽出容器及び内側室をバッグ又はパウチとして形成することは、単純な抽出装置設計をもたらし、また溶接によって実施されることにより、単純で安価な製造プロセスを可能にする点で、有利である。
本発明の一態様において、前記内側室は、前記抽出容器内部に吊設される。
加えられた液体が、従来のティーバッグの場合のように単に香気物質と接触するのではなく、内側室の中の香気物質を通り抜けることができる場合、より良好な抽出品質が達成される。そのため、香気物質を含む内側室を抽出容器内部に吊設することにより、重力によって、液体が香気物質を通って下方へ抽出容器に引き出される。これにより、単純で効率的な抽出装置が確実になる。
本発明の一態様において、前記注出機構部は、出口開口遮断装置も含む。
本発明の一態様において、前記注出機構部は、出口開口遮断装置も含む。
注出機構部に出口開口遮断装置を設けることは、保管中に抽出装置をシールし、香気物質の品質を維持及び保護するとともに、不所望の異物の侵入を防止することができるようになる点、及び、出口開口を使用中に遮断して、例えば抽出液が不所望にこぼれることを防止することができる点で、有利である。
本発明の一態様において、前記出口開口遮断装置は、剥離可能なシールを含む。
出口開口遮断装置に剥離可能なシールを設けることは、出口開口を確実に遮断しながら、依然として除去が容易である点で、有利である。さらに、剥離可能なシールは、安価で、通常は一回限り使用されるものであり、使い捨て抽出装置に関して特に適している。
本発明の一態様において、前記出口開口遮断装置は、ねじキャップを含む。
ねじキャップは、繰り返し開閉することができる効率的な遮断装置を提供する。
本発明の一態様において、前記出口開口遮断装置は、ミシン目になった引裂き線を含む。
ミシン目になった引裂き線は、追加の材料を一切用いずに形成することができ、これにより、使い捨て抽出装置に適した安価な出口開口遮断装置を提供する。
本発明の一態様において、前記出口開口遮断装置は、引裂きストリップを含む。
引裂きストリップは、使用される材料に関して安価であり、したがって使い捨て抽出装置に特に適している。
本発明の一態様において、前記出口開口は、注出口を含む。
出口開口に注出口を設けることは、抽出液を抽出装置からより制御して注出することができるようになり、出口開口での液体の滴下のおそれを低減する点で、有利である。
注出口の拡がりは、抽出の側壁を押し離し、これにより、液体が出口開口から注出される場合、液体及び/又は香気物質が内側室と出口開口との間を直接通り抜けることができるダクト又はチャネルが形成されるおそれを増大させる。したがって、出口開口が注出口として形成される場合、液体不透過性バリアが内側室と出口開口との間に配置されることが特に有利である。
本発明の一態様において、前記注出口は、前記外側室を形成する、少なくとも第1の可撓性フィルム材シートと少なくとも第2の可撓性フィルム材シートとの間に配置される。
外側室を形成するシート間に注出口を配置することは、注出口のしっかりとした固定部を単純に形成することを可能にする点で、有利である。
第1のシート及び第2のシートに対する言及は、これらの2枚のシートが、例えば折曲部においてつながっていることを排除しないこと、すなわち、第1のシートと第2のシートを2つの完全に別個のシートとすることができるが、外側室の両側に配置される折り曲げられる1枚のシートによって形成することもできることが留意されるべきである。
本発明の一態様において、上記注出口は外側室に溶接され、これにより、製造プロセスが単純化し、注出口と外側室との間のしっかりとした防液接続部が確実になる。
本発明の一態様において、前記出口開口は、注出リップ又は注出フラップを含む。
注出リップ又は注出フラップは、使用中に出口開口で液体が滴下するおそれを更に低減し、より制御された注出プロセスを可能にする。
本発明の一態様において、前記入口開口は、再シール可能である。
入口開口を再シール可能にすることは、液体を出口開口から注出する場合、入口開口を通って装置の中の液体が溢れ出ないことを確実にし、使用中に装置が不慮に倒れた場合、大量の高温液体が入口開口を通って装置を出るのを防止することにより、製品の安全性を向上させ、抽出プロセス前及び抽出プロセス中の抽出装置内部のより制御された環境を可能にする点で、有利である。
本発明の一態様において、前記入口開口は、フラップ、スライドファスナー、ジップスライダー、接着材、又はこれらの組合せによって再シール可能である。
本発明の一態様において、前記液体不透過性バリアは、前記再シール可能な入口開口の通路を横切って延在する。
液体不透過性バリアを再シール可能な入口開口の通路を横切って延在させることは、液体を出口開口から注出する場合、香気物質又は未抽出液が内側室から入口開口にあるシール構成部を通って出口開口に直接通り抜けるおそれを実質的に排除する点で、有利である。
また、液体を出口開口から注出する際に、入口開口が適切にシールされている場合、香気物質が、再シール可能な入口開口を通って抽出装置を出ないことも確実になる。
本発明の一態様において、該使い捨て抽出装置は、相互に溶接されたフィルム材によって主に形成される。
本発明の一態様において、前記香気物質は、焙煎及び/又は粉挽きしたコーヒー、インスタントコーヒー、茶、ミルク粉末、ハーブ、果物、食肉、チョコレート粉末、野菜、穀物、若しくはそれらの任意の組合せ、又は、風味若しくは香気、若しくは他の作用を有するか若しくはもたらす任意の他の物質を含む。
風味又は香気以外の作用は、例えば、色、濃度、エネルギー等とすることができる。
抽出装置によって生成される飲料は、例えば、コーヒー、エスプレッソ、ラテ、モカ、茶、アイスドリンク、ホットチョコレート、ブレンドドリンク、フルーツジュース、又は任意の他の食用若しくは飲用可能な流体とすることができる。
本発明の一態様において、前記少なくとも1つの外側室は、少なくとも部分的に透明又は半透明の材料によって形成される。
外側室を少なくとも部分的に透明又は半透明の材料で形成することは、これにより、計量装置の助けなく、液体をより正確に装置に供与することが可能であり、抽出プロセスを目視で制御及び/又は監視することが可能である点で、有利である。半透明の材料は明らかに遮光性ではないので、使用前の抽出装置の保管可能性、すなわち保管期限は低減する可能性があるが、抽出容器に巻かれるシールによってこの問題を解決することができる。
少なくとも部分的に半透明の外側室のコーティングは、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム等のセラミック材、酸化ケイ素系のガラス、又は、エチレンビニルアルコール(EvOH)等の他のコーティング材、及びそれらの組合せを含むことができる。
本発明の一態様において、前記液体不透過性バリアは、前記液体を前記出口開口から注出する場合に、前記再シール可能な入口開口まで延在する。
抽出液を出口開口から注出することができるように出口開口がもうけられた時点においてさえ、液体不透過性バリアを再シール可能な入口開口まで延在させることにより、これにより、液体を出口開口から注出する場合、内側室の中の香気物質及び未抽出液が内側室から注出機構部の出口開口に直接通り抜けることができないことを確実にする点で、有利である。
本発明の一態様において、前記液体不透過性バリアは、前記出口開口遮断装置から独立して形成される。
液体不透過性バリアを出口開口遮断装置とは独立した部材/装置として形成することは、それにより、出口開口遮断装置が抽出装置から除去された場合でさえも、液体不透過性バリアが依然として存在し、十分に機能的とすることができる点で、有利である。
本発明の一態様において、前記入口開口は、実質的に、該抽出装置の全幅に延在する。
実質的に抽出装置の全幅に延在するように入口開口を形成することは、入口開口が開かれる場合、隣接又は当接する縁溶接部が引き裂かれることを防止し、これにより、抽出装置の安全性を向上させるとともにその機能性を確実にする点で、有利である。さらに、実質的に抽出装置の全幅に延在するように入口開口を形成することは、単純な製造プロセス及び大きい入口開口を可能にする。
本発明の一態様において、前記入口開口は、実質的に、該抽出装置の上縁の全長に延在する。
必要量の液体をこぼすことなく抽出装置に充填するのが非常に容易であることを確実にするために、入口開口が、可能な限り大きく、ひいては実質的に抽出装置の上縁の全幅に延在することが有利である。さらに、これにより、入口開口が開かれる場合、隣接又は当接する縁溶接部が引き裂かれないことが確実になる。
本発明の一態様において、前記注出機構部は、前記抽出容器と前記出口開口との間に流体連通を確立する出口ダクトを含む。
抽出容器及び出口開口は、実質的に抽出装置の両端に位置付けられることが好ましい。抽出容器の中の抽出液は必ず出口開口を通って抽出装置を出るので、注出機構部に、抽出容器と出口開口との間の流体連通を確立するように出口ダクトを構成することが有利である。
本発明の一態様において、前記出口ダクトは、前記内側室の横側に延在する。
出口ダクトを内側室の横側に配置することは、出口ダクトと内側室とを1つのみの溶接部によって分離し、これにより、より小型で安価な抽出装置をもたらすことができる点で、有利である。
本発明の一態様において、前記出口開口は、該抽出装置の上縁に配置される。
出口開口を装置の上縁に配置することが有利である。出口開口を装置の上縁に配置することは、例えば出口開口遮断装置が存在しないことに備えて、抽出液が出口開口を通って溢れ出ないことを確実にする。出口開口を装置の上縁に配置することで、単に抽出装置を傾けて、出口開口を装置内部の抽出液の液位に対して低位にし、それにより抽出液を出口開口から制御して注出することにより、抽出液を抽出装置から制御して取り出すことができるようになる。
本発明の一態様において、前記液体不透過性バリアは、前記外側室の頂部までずっと連続形成される。
本発明は、また、飲料の抽出に向けた、上述の使い捨て抽出装置のいずれかに係る使い捨て抽出装置の使用を提供する。
以下、本発明について、図面を参照して説明する。
従来技術の使い捨て抽出装置の側面図である。 従来技術の使い捨て抽出装置の正面図である。 正面から見た、線II−IIにおける図1の抽出装置の断面図である。 正面から見た、線III−IIIにおける図1の抽出装置の断面図である。 正面から見た、線IV−IVにおける図1の抽出装置の断面図である。 開いた状態の図1の抽出装置の斜視図である。 液体が充填されるところの図1の抽出装置の斜視図である。 入口開口が再びシールされるところの図1の抽出装置の斜視図である。 抽出液を注出している図1の抽出装置の斜視図である。 本発明に係る抽出装置の第1の実施形態の側面図である。 本発明に係る抽出装置の第2の実施形態の側面図である。 本発明に係る抽出装置の第3の実施形態の側面図である。 剥離可能なシールを備える注出口の一実施形態の斜視図である。 ねじ山を有する注出口の一実施形態の側面図である。 注出リップを備える出口開口の一実施形態の側面図である。 引裂きストリップを備える出口開口遮断装置の側面図である。 ミシン目になった引裂き線を備える出口開口遮断装置の側面図である。
従来技術の詳細な説明
説明のために、図1及び図6〜図9の抽出装置の一部は、部分的に透明として示されている。
図1及び図2は、従来技術の抽出装置1の側面図及び正面図をそれぞれ示している。
抽出装置1は、この実施形態では抽出容器6も形成する外側室5を備える。シート材22、23と、底部溶接部26と、外縁溶接部12と、入口開口3にある頂部シール部28とが集合的に、外側抽出室を画定する。シート材22、23には、取っ手27が更に形成される。内側室2は、外側室5内部に吊設される。内側室2は、頂部シール部すなわち頂部閉鎖部、例えばシート部によって形成されるフラップを含む、入口開口3を有する。頂部閉鎖部28は、液体が装置1に注入すなわち注ぎ込まれる場合にバッグを閉鎖するために、接着剤を備えて形成されることが好ましい。
内側室2の頂部で、シート材22、23は剥離可能なシール部として接合され、シール部の上方で、シート材22、23の一部が掴みフラップを形成する。図3〜図5も参照すると、底シート材30が外側室5及び抽出容器の下部を形成し、底シート材30は、側部溶接部12にラミネートされ、連続ラミネートによって形成される。この下部構成により、外側室5が少なくとも部分的に液体で充填される場合、強化された自立構成が与えられる。
さらに、抽出装置1は内側室2を備え、内側室2は、フィルター材31によって画定されるとともに、シート22、23を画定する外側室5に溶接される。図3〜図5に示されている内側室2は、香気物質4を含む。
内側室2を外側室5に固着するのは、例えば、溶接、熱ラミネート、糊付け等によっていくつかの異なる方法で行うことができることが明らかである。固着点は、離散又は連続していることができ、例えば1つ又は複数の縁溶接部12とすることができる。
図示のフィルター材31は、例えば打抜きによって得られる適切なサイズの複数の離散した孔を有するポリマーフィルムを含む。穴の大きさは、適用される香気物質4に関する所望のフィルター機能に合わせて調整することができる。
図3〜図5には、拡張した図1の使い捨て抽出装置の、図1の線II−II、線III−III、線IV−IVにおける3つの異なる断面がそれぞれ示されている。
図3は、抽出装置1の線II−IIにおける断面を示している。図示の抽出装置1は、基本的には、上述したように2つの室2、5、すなわち、外側室5の中に位置するフィルター材31によって形成される内側室2と、上述した集結部、例えば溶接部によりシート22、23、及び30によって基本的に形成される外側室5とを備える。内側室2は、香気物質4を含む。上述したように底シート材30をシート22、23に連続ラミネートすることにより、抽出装置1の底部に接触面14の一部を形成し、これにより、少なくとも外側室5が少なくとも部分的に液体で充填される場合、抽出装置1が自立することを確実にすることができる。
図4は、折り畳まれていない図2及び図3の抽出装置1の、図1の線IV−IVに僅かにより近い線III−IIIにおける断面を示している。外側室5の底部の内壁間の距離は、図3の断面と比較する場合、増大していることに留意されたい。
図5は、線IV−IVにおける抽出装置1の中央での、折り畳まれていない図2〜図4の抽出装置1の線IV−IVの断面を示している。外側室5の底部の内壁間の距離は、図4の断面と比較する場合、増大していることに留意されたい。
シート22、23、及び底シート材30は、1枚の折り曲げられたシートによって形成することができる。このシートは、溶接部12、26を集結する上述したシート22、23、底シート材30に対応する溶接部を画定する、下部構成部を備えることができる。
溶接部12及び26、並びに頂部シール部28に結合するシート材22、23及び30を含む抽出容器材が集合的に、抽出装置1の外側シールを形成する。この外側シールは、ガス、水分、香気、及び他の物質に対するバリアを効果的に形成することができ、そのため、抽出容器1の内外への拡散が防止される。このように、抽出容器に収容される香気物質4は、頂部シール部28が破られるまでこれにより保護される。
図6〜図9は、図1〜図5に記載されるような抽出装置1を含む、香気物質4を用いるプロセスを示している。図示の実施形態によれば、香気物質4は、コーヒー粉を含む。
図6において、最初に、矢印A及び矢印Bの方向に側部を機械的に拡げることにより、抽出装置1を開く。これにより、頂部シール部28を破る。上部フラップを掴んで引っ張ることにより、矢印Aの側に拡げることができる。
矢印Bの側に機械的に拡げる最初のステップは、液体の充填中に、液体がこの仕事を行うことができるので、省略することができる。
図7において、ケトル等の液体ディスペンサーが抽出装置1に液体を注入する。好ましくは高温の液体をコーヒー粉4と混合し、内部フィルター室2の中にコーヒー懸濁液(liquid coffee suspension)を生成する。
図8において、頂部フラップ13を矢印Aの方向に折り曲げる。
頂部フラップ13を閉じると、懸濁液はここで、抽出装置1の外側室5内、すなわち抽出容器6内と、装置1に注入された液体の量に応じておそらくは部分的に内側室2内とに収容される。頂部フラップ13を閉じることにより、出口開口8を有する閉鎖容器が確立される。通常、抽出装置は、抽出完了前にここで、例えば1分〜20分間、例えばコーヒーを抽出する場合は好ましくは2分〜7分間、そのままにしておくものとする。
図9において、抽出は完了し、使用者はここで、例えば、取っ手27によって抽出装置1を持ち上げ、抽出液15、ここではコーヒーをコップに注入することができ、飲料を飲む準備ができる。
本発明の詳細な説明
図10は、本発明に係る抽出装置1の第1の実施形態の側面図である。
この実施形態では、抽出装置1は外側室5を備え、外側室5の中において、内側室2が抽出容器6中の上方に吊設される。
この実施形態では、内側室2は、液体透過性フィルター材31によって形成され、フィルター材31の液体透過性は、小穴を打ち抜くことによって得られる。一方で、別の実施形態において、液体透過性は、不織繊維生地によって、織布若しくは不織布、強化紙若しくはボール紙、又は他の手段によって得ることができる。
穴が設けられた液体透過性フィルター材31は、1cmあたり或る特定の密度で穴を開けられているものとして記載することができる。本発明の一実施形態において、液体透過性フィルター材31には、1cmあたり1個〜30個の穴、好ましくは1cmあたり2個〜20個の穴、最も好ましくは1cmあたり4個〜12個の穴の範囲の穴密度が与えられる。本発明の一実施形態において、穴は、0.01mm×0.01mm〜2.00mm×2.00mm、好ましくは0.lmm×0.1mm〜1.0mm×1.0mm、より好ましくは0.1mm×0.1mm〜0.6mm×0.6mmの範囲の寸法を有する。好ましい穴の大きさは、0.2mm×0.4mmの大きさの細長い穴である。穴の形状は、用途によって変えることができる。本発明の一実施形態において、穴の寸法は、抽出時間が大気圧下でおおよそ3分〜6分となるように調整される(adapted)。
本発明の一実施形態において、内側室2は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、又は他のポリマーの群から選択される材料で作製される。
内側室2は、中央で折り曲げられる一枚のフィルター材31で形成され、溶接によって、2つの上端が、頂部シール部28の真下で外側室5につながっている。
フィルター材31は、外側室5の全幅Wに延在し、ひいては、側部に亘って縁溶接部12によっても、外側室5につながっている。
この実施形態では、抽出装置1は、内側室2の一辺を画定するとともに、内側室2の横側に注出機構部7の出口ダクト15を形成する液体不透過性バリア9も備える。この実施形態では、液体不透過性バリア9は、内側室2の底部11から、装置1の頂縁25にある内側室2の入口開口3までずっと延在する溶接部によって形成される。
頂部シール部28において、液体不透過性バリア9は斜線領域によって示され、1つの実施形態では液体不透過性バリア9がこの領域全体に亘って延在すること、又は、別の実施形態では溶接部がこの領域中のいかなる場所に続いていてもよいことを示している。
通常使用中、まずは再シール可能な入口開口3を開け、頂部シール部28を破る。次に、液体を内側室2に注入し、内側室2に予め配置された香気物質4と混合する。全ての液体を装置1に注入するとすぐに、この場合は実質的に装置1の全幅Wにおいて頂縁全体に跨って延在するジップスライダーによって、入口開口3を再びシールし、外部から付加される異物から抽出装置1の内部を保護する。それにより、抽出プロセスの質(例えば隔離効果)が増大するとともに、装置1が倒れた場合に装置1から液体が溢れ出ないことを確実にする。ジップスライダーは、フランジが付いたインターロック輪郭部を有するスライダーである。インターロック輪郭部は、容易に係合及び係脱することができるが、上述したように、入口開口3の再シール性は、他の手段によって得ることができる。
また、内側室2が外側室5内部に吊設されること、内側室2が液体透過性フィルター材31によって形成されること、及び内側室2を上向きにして抽出装置1を方向付けることにより、抽出容器6が、外側室5内部の、主に外側室5の底部に形成される。液体は、内側室2の中の香気物質4に浸透しながら、重力によって抽出容器6に引き出される。
ほとんどの液体がフィルター31及び香気物質4を通り抜けたとき、好ましくは抽出容器6内の液位は内側室2の底部11よりも高く、そのため香気物質4は液体に浸り続ける。
所望の抽出時間後、液体が出口ダクト15及び出口開口8を通って出るように装置1の取っ手12を掴んで傾けることにより、抽出容器6の中の抽出液を出口開口8から注出することができる。出口開口8に出口開口遮断装置16が設けられる場合、出口開口遮断装置16は、液体を注出する前に取り除かれることが明らかである。
内側室2と出口開口8との間に液体不透過性バリア9が存在すること及びその位置により、注出中に装置1をいかに激しく傾けても、又は、抽出装置1内部一帯に不慮に液体をはね飛ばしても、香気物質4又は液体が内側室2から出口開口8を直接通り抜けないことが確実となる。
抽出装置1がコーヒーを作るのに用いられる場合、抽出プロセスは、コーヒー粉を水と混合することで、コーヒー粉と水とが相互作用することができる、含浸プロセスが起こることを伴うことができる。含浸プロセスには、コーヒー粉が水を吸収し、その後、水に香気を与えながら崩れる(fall down)ことを含むことができる。これによって、コーヒー飲料が生成される。
コーヒーの抽出に関して、本発明に係る抽出装置1の重要な特徴は、抽出装置1が、使用者が従来のようにコーヒーを抽出することを可能にすることである。従来のように抽出することとは、水を液体透過性フィルター材31に通らせるために、大気圧を超える圧力が必要とされないことを意味する。さらに、本発明に係る抽出装置1は、機能するのに余分の又は特別の装備を必要としないことが有利である。
本発明の一実施形態において、抽出装置1に2つ以上の内側室2を備え付けることが好ましい場合がある。異なる室2を、抽出中に混合される異なる香気物質4に用いることができる。異なる香気物質4を異なる室2において分離することは、異なる香気物質4が使用前に混合されないことを確実にする。
抽出装置1に、環境に曝露されると香気を放つ傾向がある粉挽きコーヒー豆等の香気物質4が詰められる場合、特に、より大きいコーヒーパッケージに対して香気物質4の量が比較的少ない場合、装置に或る種の密な外側シール層が設けられることが非常に重要である。
この外側シールは、少なくとも1つのポリマーフィルム、金属蒸着(metallized)フィルム若しくは塗工フィルム、EvOHコーティング、金属箔、シーラント、又はこれらの組合せを含むことができる。
外側室5を形成するシート22、23、30は、外側ポリマーフィルムと、中間バリア層と、内側ポリマーシーラント層とを含む多層構造体として形成することもできる。
本発明の一実施形態におけるものと同様に、抽出装置1の底材30又は別個の外側シールを形成する多層構造体にとって好ましい材料の組合せには、中間金属箔バリア層が、金属蒸着され、また例えばEvOH(エチレンビニルアルコール)を塗工したポリマーフィルムを含むバリア層に置き換えられる、同様の多層構造体が含まれる。
本発明の一実施形態において、抽出装置1の側壁材22、23及び底材30の可撓性における差異は、置換によって操作される。ここでは、例えば上述したように、金属箔を、EvOHで塗工した金属蒸着フィルムと置き換えることにより、多層材の更なる可撓性を促進することができる。
使い捨て抽出装置1は、水、又は例えばアルコール若しくはミルク等の液体と併用されることが意図されることが好ましい。本発明では、使い捨て装置1とは、1回又は数回の使用が意図される装置1として定義される。
図11は、本発明に係る抽出装置1の第2の実施形態の側面図である。
本発明のこの実施形態では、液体不透過性バリア9は、実質的に、出口ダクト15の幅をその全域において維持するように形成される。そのため、結果として、内側室2の頂部開口が図10におけるよりも僅かにより小さく、液体不透過性バリア9の上部(斜線領域)が僅かにより大きい。
この実施形態では、液体不透過性バリア9は、実質的に、内側室2の底部11から入口開口3まで連続して延在するが、別の実施形態において、バリア9は、さらに延在することができる。すなわち、バリア9は、抽出容器内まで下方に延在することができるか、又は、例えば、互いの非常に近くに配置される結果、ともに液体不透過性バリア9を形成するスポット溶接部として、不連続に形成することができる。
本発明のこの実施形態では、注出機構部7は、出口開口8を形成する注出口21を有する。
製造中、注出口21は、外側室5の一方の面を形成する第1のシート材層22と、外側室5の他方の面を形成する第2のシート材層23との間に配置される。その後、側縁部12が溶接されると、注出口21はシート22、23に溶接される。一方で、別の実施形態おいて、注出口21は、接着剤等によって等、別の方法で取り付けることができる。
この実施形態では、出口開口8は、剥離可能なシール17の形態の出口開口遮断装置16が設けられる。剥離可能なシール17を取り除いた後、出口開口8から液体を注出することができる。
図12は、本発明に係る抽出装置1の第3の実施形態の側面図である。
本発明のこの実施形態では、液体不透過性バリア9は、再シール可能な入口開口3のジップスライダー全体を横切って延在する。別の実施形態において、ジップスライダー又は同様の再シール装置は、抽出装置1の上縁25全体に跨っては延在しない。このような場合、液体不透過性バリア9は、再シール可能な入口開口3の通路を横切って延在する。
この実施形態では、出口開口8は、ねじキャップ18の形態の出口開口遮断装置16が設けられる。ねじキャップ18は、所望に応じてねじって装着及び脱離し、選択的に液体が出口開口8を通り抜けることを可能にすることができる。
図13は、剥離可能なシール17を備える注出口21の一実施形態の斜視図である。
この実施形態では、剥離可能なシール17は接着剤によって注出口21に取り付けられているが、別の実施形態において、剥離可能なシール17は注出口21に溶接することもできる。剥離可能なシール17は、この場合は注出口21全体を通って延在する、中央配置された穴である出口開口8を覆う。
別の実施形態において、出口開口遮断装置16は、出口開口を遮断する或る種の栓として形成することもできる。
図14は、ねじ山29を有する注出口21の一実施形態の側面図である。
注出口21又は任意の他の形態の出口開口8にねじ山29を設けることは、ねじキャップ18の容易な使用を可能にする点、又は、いくぶん可撓性を有するノズル等の注出口21に或る種の注出装置をねじって装着することができる点で、有利である。
図15は、注出リップ24を備える出口開口8の一実施形態の側面図である。
出口開口8に注出リップ24を設けることは、使用中又は使用後に出口開口で液体が滴下するのを防止することができる点で、有利である。一実施形態において、注出リップ24は、注出口21に設けることができる。
図16は、引裂きストリップ20を備える出口開口遮断装置16の側面図である。
本発明のこの実施形態では、引裂きストリップ20は、外側室5の一方の面を形成する第1のシート材層22と、外側室5の他方の面を形成する第2のシート材層23との間に配置され、その後、2つのシート22、23が外縁部12においてともに溶接される。この場合、引裂きストリップ20の自由端をしっかりと握って引き抜き、それにより、溶接部12を破って出口開口8を形成することができる。出口開口8を通って、抽出装置1内部の液体が装置1から出ることができる。
図17は、ミシン目になった引裂き線19を備える出口開口遮断装置16の側面図である。
この実施形態では、ミシン目になった引裂き線19が出口開口遮断装置全体に亘って形成され、そのため、出口開口遮断装置16は、引裂き線19に沿って装置1を引き裂くことにより容易に除去することができる。
抽出装置1及び抽出装置1の部分に関する、頂部、上部、側部、底部、及び他の方向基準の言及は一切、抽出に使用される場合の抽出装置1に関して、すなわち、抽出装置1が起立し、自己支持型抽出ケトル又は自己支持型抽出ポットを形成する場合の抽出装置1に関してなされていることが留意されるべきである。
本発明は、抽出装置1、室2、5、出口開口8等の特定の例を参照して上記で例示されているが、本発明は、上述した特定の例に限定されず、特許請求の範囲に規定される本発明の範囲内で多種多様に設計及び変更することができることが理解されるべきである。
1 使い捨て抽出装置
2 内側室
3 入口開口
4 香気物質
5 外側室
6 抽出容器
7 注出機構部
8 出口開口
9 バリア
10 注出機構部と内側室との間の溶接部
11 内側室の底部
12 抽出容器の外縁溶接部
13 頂部フラップ
14 接触面
15 出口ダクト
16 出口開口遮断装置
17 剥離可能なシール
18 ねじキャップ
19 ミシン目になった引裂き線
20 引裂きストリップ
21 注出口
22 第1の可撓性フィルム材シート
23 第2の可撓性フィルム材シート
24 注出リップ
25 抽出装置の上縁
26 底部溶接部
27 取っ手
28 頂部シール部
29 ねじ山
30 底シート材
31 フィルター材
H 抽出装置の縦方向の拡がり
W 外側室の幅

Claims (13)

  1. 使い捨て抽出装置(1)であって、
    液体透過性材料によって少なくとも部分的に形成されるとともに、液体を該抽出装置(1)に注入するための入口開口(3)を有する少なくとも1つの内側室(2)と、
    前記少なくとも1つの内側室(2)の中に収容される香気物質(4)と、
    抽出容器(6)を形成する少なくとも1つの外側室(5)であって、該抽出容器(6)は液体不透過性材料によって形成され、該外側室(5)の中に前記少なくとも1つの内側室(2)が一体化される、外側室(5)と、
    を備え、
    前記外側室(5)は、前記液体が該抽出装置(1)を出るのに通る出口開口(8)を有する注出機構部(7)を更に含み
    記液体を前記出口開口(8)から注出する際に、前記香気物質(4)及び前記内側室(2)の中の液体が、前記少なくとも1つの内側室(2)から前記出口開口(8)を直接通り抜けるのを阻止するために前記少なくとも1つの内側室(2)と前記出口開口(8)との間に隔壁を形成するように、それらの間に液体不透過性バリア(9)が配置される、使い捨て抽出装置。
  2. 前記液体不透過性バリア(9)は、前記少なくとも1つの外側室(5)と一体形成されている、請求項1に記載の使い捨て抽出装置(1)。
  3. 前記液体不透過性バリア(9)は、前記注出機構部(7)と、前記少なくとも1つの内側室(2)のうちの少なくとも1つとの間の溶接部(10)によって形成される、請求項1又は2に記載の使い捨て抽出装置(1)。
  4. 前記液体不透過性バリア(9)は、実質的に、前記少なくとも1つの内側室(2)の底部(11)と、前記入口開口(3)との間に連続して延在する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の使い捨て抽出装置(1)。
  5. 前記出口開口(8)は、前記入口開口(3)に配置される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の使い捨て抽出装置(1)。
  6. 前記液体不透過性バリア(9)は、前記抽出容器(6)の外縁溶接部(12)と連続形成される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の使い捨て抽出装置(1)。
  7. 前記外縁溶接部(12)は、前記出口開口(8)の外縁溶接部(12)である、請求項6に記載の使い捨て抽出装置。
  8. 前記外側室(5)は、可撓性のフィルム材によって形成される、請求項1〜7のいずれか1項に記載の使い捨て抽出装置(1)。
  9. 前記内側室(2)は、前記抽出容器(6)内部に吊設される、請求項1〜8のいずれか1項に記載の使い捨て抽出装置(1)。
  10. 前記出口開口(8)は、注出口(21)を含む、請求項1〜9のいずれか1項に記載の使い捨て抽出装置(1)。
  11. 前記注出口(21)は、前記外側室(5)を形成する、少なくとも第1の可撓性フィルム材シート(22)と少なくとも第2の可撓性フィルム材シート(23)との間に配置される、請求項10に記載の使い捨て抽出装置(1)。
  12. 前記注出口は、前記外側室(5)に溶接される、請求項10又は11に記載の使い捨て抽出装置(1)。
  13. 前記少なくとも1つの外側室(5)は、少なくとも部分的に透明又は半透明の材料によって形成される、請求項1〜12のいずれか1項に記載の使い捨て抽出装置(1)。
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