JP6128329B2 - 映像記録装置およびカメラデコーダ - Google Patents

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Description

本開示は、複数の映像データを同時に記録可能な映像記録装置に関する。
近年、光ディスクや半導体メモリなどのランダムアクセス可能な記録媒体に、映像や音声データなどの素材をファイル化して記録する装置が一般的になっている。例えば、放送局や映像制作会社などにおいて、このような記録媒体を備えた編集装置を利用して映像編集作業などが行われている。
一方、ネットワーク技術の普及にともない、これらの記録した映像や音声データファイルを伝送して記録、再生、編集などを行い、映像制作の運用全体の利便性を向上させる技術が開示されている。
特許文献1は、映像のクリップデータと低解像度のプロキシAVデータとを記録および伝送する記録装置を開示する。記録装置には、映像のクリップデータと低解像度のプロキシAVデータとが供給される。記録装置は、提供されたプロキシAVデータをライブ映像としてストリーミング再生するとともに、プロキシAVデータの任意の位置にメタデータとしてのエッセンスマークを受け付けてメタデータファイルとして記録する。これにより、映像素材の編集にかかる時間を低減することができる。
また、特許文献2は、画像データを複数のシーンに分割して送信する送信部を備え、送信部は、非優先シーンよりも優先シーンを優先して送信する技術を開示する。これにより、重要な優先シーンを効率的に転送することができる。
特開2006−303594号公報 特開2012−156808号公報
本開示は、ユーザの操作負担を軽減しつつ、重要な映像データを優先して伝送するのに有効な映像記録装置を提供する。
本開示における映像記録装置は、映像信号を第1および第2記録映像を含む複数の記録映像データとして記録するものであり、ユーザの、第1記録映像の記録開始および記録停止を含む操作指示を入力する操作部と、第2記録映像を記録媒体に記録しつつ、第1記録映像を、操作部に入力された記録開始および記録停止の操作指示に従って記録媒体に記録する映像記録部と、操作部の出力から第1記録映像と第2記録映像との時間的な重なりを示す多重情報を生成する多重期間検出部とを備え、映像記録部は、第2記録映像を、第1記録映像の記録開始および記録停止のうち少なくともいずれか一方に基づくタイミングでブロックに分割して記録媒体に記録し、多重情報から、第2記録映像の各分割ブロックの優先度を決定し、第2記録映像の各分割ブロックに関する、決定した優先度を示す優先度情報と、第2記録映像における位置を示す位置情報とを少なくとも含む、分割情報を生成し、記録媒体に記録する。
本開示における映像記録装置は、ユーザの操作負担を軽減しつつ、重要な映像データを優先して伝送するのに有効である。
実施の形態におけるシステム接続構成を示す模式図 実施の形態における映像記録動作の一例を示す模式図 実施の形態に係るカメラデコーダの構成例を示すブロック図 操作部の構成例 多重情報の一例 分割情報の一例 映像データのブロック分割の一例 多重情報から分割情報を生成する例 実施の形態における映像記録動作の一例を示すフローチャート 送信する仮想的ファイルの生成例を示す模式図 編集装置の構成例を示すブロック図 編集装置における映像データ結合処理の例を示す模式図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態1)
[1.構成]
[1−1.システム接続構成]
図1は実施の形態1に係るカメラレコーダをネットワークに接続した際の状態を示す模式図である。カメラレコーダ100は、インターネット回線網200を介して編集装置300と接続可能である。
カメラレコーダ100は、被写体を撮像し、撮像された映像データを記録する。さらに、カメラレコーダ100は、インターネット回線網200に接続し、映像データおよびその他のデータを伝送することができる。インターネット回線網200は、一般的に広く用いられるインターネットの回線網である。編集装置300は、映像素材の編集を行うための装置であり、インターネット回線網200に接続し、カメラレコーダ100からデータを受信する。例えば、映像制作事業者は、カメラレコーダ100を用いて映像素材を収録し、収録した映像素材を、編集装置300を用いて編集して作品を制作する。
本実施の形態のカメラレコーダ100は、一般的に利用されているカメラレコーダと、映像データの伝送方法が異なる。カメラレコーダ100は、映像データをブロック毎に分割して、インターネット回線網200を介して編集装置300に伝送することができる。これは例えば、収録が長時間に及び、映像データのサイズの総和が大きい場合、伝送エラー発生時のロス軽減や、短時間での効率的な伝送に有効である。編集装置300は、カメラレコーダ100からインターネット回線網200を介してブロック毎に分割された映像データを受信し、それらの映像データを結合する。
例えば、図1は、1つのファイルとして記録された映像データをブロック毎に分割して伝送している様子を模式的に示している。カメラレコーダ100にて撮影された映像データとしてのファイル(File A)をブロック#1〜#5に分割して、編集装置300に伝送する。編集装置300は、分割ブロック#1〜#5を結合して元の1連の映像データを復元する。ここで、伝送順番が#2、#4、#1、#3、#5の順であるのは、#2および#4のブロックの優先度が高く設定されているためである。すなわち、カメラレコーダ100は、ブロック分割した映像データを優先度が高い順番に伝送することができる。これにより、映像データの重要な期間(ブロック)を優先的に伝送することが可能になる。さらに、編集装置300は、優先的に伝送された分割ブロックの映像データに対して編集を行うことで映像制作に必要な期間を短縮することができる。特に災害や事件発生時の報道のように短期間で編集して放送することが求められる用途で有効である。
図2はカメラレコーダ100における映像記録動作の一例を示す模式図である。図2では、カメラで撮影された映像信号に対して2系統の記録動作を行っている。すなわち、第1の記録動作によって第1記録映像を記録するとともに、第2の記録動作によって第2記録映像を記録している。そして、第2の記録動作によって第2記録映像を記録しつつ、例えばユーザの操作に従った第1の記録動作によって、第1記録映像の記録開始および記録停止を行っている。図2では、第1記録映像は、(2)から(3)までの期間、および、(4)から(5)までの期間、記録されている。
一方、記録された第2記録映像は、第1記録映像の記録開始および記録停止が行われた(2)(3)(4)(5)のタイミングで分割されており、合計で5つのブロック#1〜#5に分割されている。そして、第1記録映像と時間的に重なっている分割ブロック#2,#4に対して、他の分割ブロック#1,#3,#5よりも高い優先度が設定されている(図2では「高優先」と記載)。
このように、第1記録映像の記録開始および記録停止のタイミングに基づいて、第2記録映像をブロックに分割し、第1記録映像と時間的に重なっている分割ブロックの優先度を高く設定することによって、ユーザが撮影した重要な期間の映像を優先して伝送することができる。例えば、第2記録映像のビットレートを第1記録映像のビットレートよりも低く設定することによって、重要な期間の映像を低ビットレートでいち早く伝送し、後に必要な期間の高ビットレートの映像を伝送する、といった動作が可能になる。
なお、ここで述べたブロック分割処理や優先度の決定処理等についての詳細は後述する。
[1−2.カメラレコーダ構成]
図3は実施の形態1に係るカメラレコーダの構成例を示すブロック図である。図3のカメラレコーダ100は、カメラ部101と、映像記録部120と、記録媒体105と、送信部106と、操作部110と、多重期間検出部111とを備えている。映像記録部120は、符号化部115と、記録部104と、優先度決定部112とを備えている。なお、例えば、メモリを有するマイコンとこのマイコンで動作するプログラムとによって、図3の構成の一部、例えば、多重期間検出部111、優先度決定部112等を実現してもよい。
なお、本開示における映像記録装置は、操作部110と、映像記録部120と、多重期間検出部111とを少なくとも備えているものとする。送信部106は、映像記録装置に含まれていてもよいし、映像記録装置とは別個の装置であってもよい。
カメラ部101は、被写体を撮像し、映像信号に変換して出力するものであり、一般的なカメラレコーダで用いられるカメラ部と同等である。
符号化部115は、カメラ部101から提供される映像信号を圧縮符号化し、圧縮符号化された映像データを記録部104に供給する。ここでの圧縮符号化方式としては、例えば、広く利用されているMPEG(Moving Picture Experts Group)−2方式や、MPEG−4/AVC(Advanced Video Coding)方式、あるいは業務用のデジタルVTR(Video Tape Recoder)の規格の一つであるSMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers)−314M(DV−Based 25M)規格が挙げられる。本実施の形態では、圧縮符号化方式としてMPEG−4/AVC方式を用い、映像データは映像機器等で広く用いられているGOP(Group Of Picture)構造を持つ例を説明する。なお、本実施の形態は、どのような圧縮符号化方式でも適用することができる。また、例えば、記録媒体105に十分な記録容量が確保できる場合には、映像信号に対して圧縮符号化を施さなくてもよい。この場合は、映像記録部120から符号化部115を省いてもよい。
なお、本実施形態では、符号化部115は2個のEncode部102,103を備えている。Encode部102は第1記録映像を記録するための圧縮符号化を行い、Encode部103は第2記録映像を記録するための圧縮符号化を行う。これは、例えば、第1記録映像と第2記録映像とを異なるビットレートの映像データとする方が、使用者の運用上有効である場合が多いためである。使用者は、例えば、高ビットレートの映像データを高精細な本素材として、低ビットレートの映像データをプロキシとして、インターネット回線網200を介した伝送や編集に利用することができる。
記録部104は、符号化部115から提供される圧縮符号化された映像データを記録媒体105に映像ファイルとして記録する。圧縮符号化された映像データをファイルとして記録する方法は一般的に広く知られているので、詳細な説明は省略する。記録媒体105は、適宜、ファイルシステム等により管理されているものとする。なお、記録媒体105は、カメラレコーダ100に内蔵されたものであってもよいし、各種メディアのようにカメラレコーダ100に装着されるものであってもよい。
操作部110は、使用者からの操作指示を入力するものであり、例えば、ボタン、タッチパネル等によって実現される。使用者は、操作部110を介して、カメラレコーダ100に対して記録開始や記録停止の指示を行う。操作部110は、入力された指示情報を映像記録部120と多重期間検出部111とに供給する。
本実施の形態では、独立した2系統の記録動作を実現するために、操作部110は2系統の記録開始/停止操作機構を備えている。図4は操作部110の構成の一例を示す図である。図4(a)は使用者がカメラレコーダを保持した状態を示し、図4(b)は第1の記録動作を行うための操作機構11aを示し、図4(c)は第2の記録動作を行うための操作機構11bを示している。すなわち図4の例では、操作部110は操作機構11a,11bを備えている。操作機構11aは使用者が撮影時に操作しやすい位置に配置されている一方、操作機構11bは使用者が撮影時に操作しにくい位置、例えば使用者が手でカメラレコーダを保持する面の反対側の面に配置されている。これは、本実施形態では、第2の記録動作は一連の記録映像を取得するものであるため、記録開始・停止を頻繁に操作する必要がないからである。
操作部110は、第1記録映像の操作指示をEncode部102および記録部104に供給し、第2記録映像の操作指示をEncode部103および記録部104に供給する。Encode部102,103はそれぞれ、操作部110から提供される記録開始指示に従って映像信号の符号化を開始し、操作部110から提供される記録停止指示に従って符号化を停止する。記録部104は、操作部110から提供される第1記録映像の操作指示に従ってEncode部102から供給される映像データの記録を行うとともに、操作部110から提供される第2記録映像の操作指示に従ってEncode部103から供給される映像データの記録を行う。
なお、操作部110は図4に示す構成に限られるものではなく、使用者が、系統毎の記録開始/停止を操作可能な形態であればよい。例えば、第1の記録動作は、記録開始/停止釦によって操作する一方、第2の記録動作は、表示メニューに基づいて動作する構成としてもよい。この場合には、例えば、使用者の誤った操作で記録停止する可能性を低減することができる。また、第2の記録動作は、第1の記録動作と同時に記録を開始するものとし、記録停止については、第1の記録動作とは独立した操作によって実行できる構成としてもよい。この場合には、例えば、使用者の記録開始操作の手間が省ける利点がある。
多重期間検出部111は、操作部110の出力から、第1記録映像と第2記録映像との時間的な重なりを示す多重情報を生成する。すなわち、多重期間検出部111は、操作部110から供給された第1および第2記録映像の記録開始指示および記録停止指示を用いて、第1記録映像と第2記録映像とが時間的に重なって記録されている多重記録期間を検出する。そして、検出した多重記録期間を表す多重情報を生成し、優先度決定部112に供給する。
図5は多重情報の一例であり、図2に示す映像記録動作に対応している。図5において、「Time」は、第1記録映像の記録開始/停止、および、第2記録映像の記録開始/停止のいずれかの事象が発生した時刻を表す。T(1)〜T(6)は図2の(1)〜(6)の時刻をそれぞれ示している。「記録動作」は、「Time」で指定される時刻以降に記録される系統を表す。「0」は第1および第2の記録動作が共に停止している状態、「1」は第1の記録動作のみが行われている状態、「2」は第2の記録動作のみが行われている状態、「1&2」は第1および第2の記録動作が両方とも実行されている状態を表している。例えば、T(2),T(4)に「1&2」が設定され、T(1),T(3),T(5)に「2」が設定されているので、(2)から(3)までの期間と(4)から(5)までの期間とが多重記録期間として検出されたことが分かる。
優先度決定部112は、多重期間検出部111から提供される多重情報に基づいて、映像データの分割位置を決定し、分割ブロックの優先度を決定する。ここでは、第2記録映像の分割位置を、第1記録映像の記録開始および記録停止のタイミングに基づいて決定する。また、分割ブロックの優先度を、第1記録映像と時間的に重なっているか否かに基づいて定めるものとする。
優先度決定部112は、Encode部102,103に対して、決定した分割位置に基づいて分割指示を発行する。Encode部102,103は、優先度決定部112から供給される分割指示に基づいてストリームのシーケンスを分割する。このシーケンスの分割は、映像データをブロック分割することに相当する。
また、優先度決定部112は、各分割ブロックの優先度を決定し、各分割ブロックに関する分割情報を生成する。この分割情報は、各分割ブロックの優先度を示す優先度情報と、記録映像における各分割ブロックの位置を示す位置情報とを少なくとも含む。記録部104は、優先度決定部112から供給された分割情報を記録媒体105に格納する。分割情報は、ブロック分割された映像データと関連付けて記録される。例えば、映像データの分割ブロックに関連付けられたメタデータとしての管理情報ファイルとして記録すればよい。
図6は分割情報の一例であり、図2の第2の記録動作に対応している。「Offset」は、映像データの先頭から分割位置までのフレームオフセット(フレーム数)を表す。図2の(1)の時点が「0」(すなわち先頭フレーム)に対応し、以下、(2)が「123」に、(3)が「234」に、(4)が「345」に、(5)が「456」に対応する。「Priority」は優先度情報を表し、ここでは、値が1の場合が最優先であり、数値が大きくなるにつれて優先度が低くなるとする。「記録状態」は、当該分割位置以降における記録状態を示しており、値が示す状態は図5の多重情報における「記録動作」と同様である。また、「Memo」は、使用者が任意に利用できる文字列情報である。記録部104は、「Memo」に、例えば、「Start Of #1」のように、使用者が分割ブロックを識別できる文字列を設定すればよい。
さらに、記録部104は、この管理情報ファイルを介して、ブロック分割された第2記録映像と第1記録映像との関連付けを行うことができる。例えば図6の例において、「記録状態」が「1&2」である時点において、第2記録映像の「Offset」の位置と第1記録映像の先頭位置とが対応付けられると判断できる。これにより例えば、第1記録映像の先頭位置が、第2記録映像の「Offset」が「123」である位置と対応付けられる。
また、管理情報ファイルは、例えば、テキスト形式のファイルとして記録され、それぞれの要素の区切りはカンマで区切られているCSV(Comma Separated Value)形式とすればよい。すなわち、上述したメタデータを管理情報ファイルとして記録する際、記録部104は、例えば、図6に記載される各要素を文字列に変換して、順番にカンマで区切り、1行ごとに改行するテキストファイルを生成する。また、管理情報ファイルと映像ファイルとは同じファイル名を設定することで関連付けを行う。記録部104は、例えば、映像ファイル名を「0000.mxf」とする場合、管理情報ファイル名を「0000.cvs」とすればよい。これにより、拡張子を除いた名称「0000」を用いて関連付けできる。
送信部106は、記録媒体105から映像ファイルとして記録されている映像データを読み出して、カメラレコーダ100の外部に伝送する。送信部106は、インターネット回線網200を介して編集装置300に接続でき、映像データを編集装置300に伝送する。転送プロトコルとしては、例えば、FTP(File Transfer Protocol)やHTTP(Hypertext Transfer Protocol)やRTP(Real―time Transport Protocol)が挙げられる。これらの一般的に利用されているプロトコルを用いて伝送を行えばよい。
また、送信部106は、記録媒体105に記録されている分割情報を読み出し、この分割情報に含まれた優先度に従って、分割ブロックの伝送順番を決定し、ブロック分割された映像データを記録媒体105から読み出して伝送する機能を有している。
なお、ここでは符号化部115は、2個のEncode部102,103を備えているものとしたが、これに限られるものではなく、例えば、符号化部115を単一のEncode部で実現してもよい。この場合、圧縮符号化によって生成された共通の映像データを、複数の記録映像として重複して記録してもよい。
また、本実施の形態では、記録媒体105が1つである構成について説明したが、これに限るものではなく、例えば、Encode部102,103で圧縮符号化された映像データを2つ以上の記録媒体に別個に記録してもよい。
[2.動作]
上記のように構成されたカメラレコーダ100について、その動作を以下に説明する。ここでは図2に示すように、第1の記録動作に比べて第2の記録動作の記録期間が長く、第2記録映像を第1記録映像の記録開始および記録停止のタイミングに基づいて分割するものとする。これは例えば、第2の記録動作を長尺記録用と決めた場合に相当する。
[2−1.記録動作]
使用者は、例えば図4に示すような操作部110を介して、第1および第2記録映像の記録開始および記録停止の指示を行う。第1記録映像の記録開始指示によって、Encode部102は映像信号の圧縮符号化を開始し、記録部104は圧縮符号化された映像データを第1記録映像として記録媒体105に記録する。一方、第1記録映像の記録停止指示によって、Encode部102は映像信号の圧縮符号化を停止し、記録部104は第1記録映像の記録を停止する。また、第2記録映像の記録開始指示によって、Encode部103は映像信号の圧縮符号化を開始し、記録部104は圧縮符号化された映像データを第2記録映像として記録媒体105に記録する。第2記録映像の記録停止指示によって、Encode部103は映像信号の圧縮符号化を停止し、記録部104は第2記録映像の記録を停止する。
[2−1.多重期間検出処理]
多重期間検出部111は、操作部110の出力、すなわち、第1記録映像の記録開始指示および停止指示と、第2記録映像の記録開始指示および停止指示とに基づいて、多重記録期間を検出する。そして、例えば図5に示すような多重情報を生成し、優先度決定部112に供給する。
ここで、多重情報は、第1および第2記録映像の記録開始/停止指示ごとに、多重期間検出部111から優先度決定部112に供給される。すなわち、図5の例の場合、多重情報は、時刻T(1)から時刻T(6)までの6回に分けて供給される。
[2−3.映像データ分割処理]
優先度決定部112は、多重期間検出部111から提供される多重情報に基づいて、映像データの分割位置を決定する。ここでは、第2の記録動作によって記録される第2記録映像の分割位置を決定する。例えば図5の多重情報において、時刻T(2)の時点で第1の記録動作が開始されたと判断できる。そこで優先度決定部112は、時刻T(2)を第2記録映像における分割位置と決定し、Encode部103に対して分割指示を与える。
Encode部103は、優先度決定部112から供給される分割指示に基づいてストリームのシーケンスをブロック分割する。本実施の形態では、圧縮符号化方式としてMPEG−4/AVC方式を用いているので、例えば、指示された分割位置のピクチャを、IDR(Instantaneous Decoding Refresh)ピクチャに設定すればよい。さらに、BピクチャやPピクチャをIDRピクチャより前方を参照しないように参照関係を制御すればよい。
図7は映像データのブロック分割の一例を示す図である。図7は圧縮符号化された映像データ(ストリーム)をピクチャ単位で区切って表記しており、ストリームが「Sequence No.1」と「Sequence No.2」との2つのシーケンスに分割された状態を表している。図7の例では、「Sequence No.2」の先頭ピクチャをIDRピクチャとすることによって、シーケンスを区切っている。この区切りにより、例えば、この映像データを再生する場合、再生装置は、「Sequence No.2」の先頭のピクチャ(すなわち分割位置)からデコードすることができる。もし、この区切りがない場合、再生装置は、分割位置からデコードできない場合がある。さらに、IDRピクチャの直前(すなわち、図7における「Sequence No.1」の映像データの終端)にMPEG−4/AVC方式にて規定されているEnd Of Sequence情報を付与して、シーケンスの区切りであることを明示的に表してもよい。
また、GOP構造を用いる場合、分割位置の直後のIピクチャをIDRピクチャにする方法でもよい。この方法は、GOP周期を一定にすることができ、任意の点でIDRピクチャにする方法に比べて、実装負担が軽く、実装工数を削減できる利点がある。一般的には、GOP周期は0.5秒から1秒程度であることが多く、このため、使用者の操作と分割位置との時間差が問題になることは少ない。この場合、カメラレコーダ100は、第1の記録動作の記録開始と第2記録映像の分割とで映像フレーム位置を一致させるように制御する。これは、操作部110の記録開始指示や優先度決定部112の分割指示をGOP周期単位で行うことによって実現できる。ここで、GOPとは、IまたはIDRピクチャと次のIまたはIDRピクチャとの間の期間を指し、MPEG−2方式におけるGOP構造に似た構成とする。
なお、第1記録映像を分割する場合であっても、ここで説明した方法と同様にして行えばよい。
[2−4.優先度決定処理]
次に、優先度決定部112は、多重情報から、各分割ブロックの優先度を決定する。そして、各分割ブロックに関する分割情報を生成し、記録部104に送る。記録部104は、提供された分割情報を第2記録映像と関連付けて、管理情報ファイルとして記録媒体105に記録する。
例えば、図8に示すように、図5の多重情報を基にして、図6の分割情報を生成する場合について説明する。図8において、「Time」がT(1)の行は、「Offset」が「0」の行に対応し、以下、「Time」がT(2)、T(3)、T(4)、T(5)の行は、「Offset」がそれぞれ、「123」「234」「345」「456」の行に対応する。図8では、「Time」がT(6)の行に対応する分割情報は存在しない。これは、本実施の形態では、分割情報を第2記録映像に対して付与するため、時刻T(5)以降は、第2の記録動作が停止するまでの期間としてブロックを分割できるからである。
優先度決定部112は、多重情報が供給される毎に、分割情報生成処理を実行する。すなわち、図8の場合、優先度決定部112は、時刻T(1)から時刻T(6)までの6回に分けて分割情報生成処理を実行する。
優先度決定部112は、分割情報生成処理において、「Offset」「Priority」「記録状態」「Memo」の各値を設定する。優先度決定部112は、第2の記録動作における記録開始からのフレーム数をカウントし、分割時点におけるカウント値を「Offset」として設定する。これは例えば、カメラ部101または符号化部115から映像フレーム毎に割り込みを発生させ、優先度決定部112が割り込み回数をカウントすることによって実現できる。
また、「Priority」の値は、多重情報の「記録動作」の値に基づいて決定される。優先度決定部112は、この決定における条件式が予め設定されているものとする。例えば、多重情報の「記録動作」が「2」「1&2」のとき、「Priority」の値はそれぞれ、「10」「5」とすればよい。これは、本実施の形態では、第1の記録動作と第2の記録動作とが多重している期間を重要と位置づけているためである。ここで、「Priority」が「5」であることは、「10」よりも重要であることを意味する。また、優先度決定部112は、多重情報の「記録動作」が「0」の場合は、対応する分割情報を生成しない。これは、多重情報の「記録動作」が「0」であることは、第1および第2の記録動作が共に停止していることを表しており、優先度を決定する必要がないためである。さらに例えば、適宜、映像データの特定の期間や位置に対するMark等の他のメタデータにより、優先度の値を変更してもよい。例えば、時刻T(2)から時刻T(3)の間において、重要であることを示すMarkが関連付けて記録される場合、優先度決定部112は、その期間の優先度を高く(「Priority」の値を小さく)すればよい。すなわち、優先度の決定は、本実施形態で示したものに限られるものではない。
「記録状態」は、多重情報の「記録動作」と同じ値を設定する。「Memo」は、任意の文字列であり、例えば、「Start Of #1」のように分割点が分かりやい文字列を設定すればよい。これは、第2の記録動作の分割点ごとにインクリメントするカウンタを備えて、その値の文字列の前に「Start Of #」の文字列を付与する構成とすれば実現できる。なお、この「Memo」は、使用者に提示するための情報であり、どのような文字列でもよい。
[2−5.映像記録動作の例]
図9は本実施の形態における映像記録動作の一例を示すフローチャートである。まず、ユーザはカメラレコーダ100の電源をオンにする(S11)。そして、ユーザが操作部110(例えば図4の操作機構11b)を操作することによって、第2の記録動作の開始の操作が行われたときは、第2の記録動作が開始する(S12)。なお例えば、電源オンにより第2の記録動作が自動的に開始するように、カメラレコーダ100を構成してもよい。第2の記録動作の開始に伴って、多重期間検出部111が最初の多重情報を生成し、優先度決定部112が最初の分割情報を生成する(S13)。
その後、ユーザが操作部110(例えば図4の操作機構11a)を操作することによって、第1記録映像の記録開始および記録停止が行われる(S14〜S24)。操作入力があり(S14でYes)、これが第1の記録動作の開始であるとき(S15)、第1記録映像の記録が開始する(S16)。第1記録動作の開始に伴って、多重期間検出部111が多重情報を生成し(S17)、優先度決定部112が分割点および優先度を決定し(S18)、分割情報を生成する(S19)。一方、操作入力があり(S14でYes)、これが第1の記録動作の停止であるとき(S15)、第1記録映像の記録が停止する(S21)。第1記録動作の停止に伴って、多重期間検出部111が多重情報を生成し(S22)、優先度決定部112が分割点および優先度を決定し(S23)、分割情報を生成する(S24)。
また、ユーザが操作部110(例えば図4の操作機構11b)を操作することによって、第2の記録動作の終了の操作が行われたときは(S25でYES)、第1記録映像および第2記録映像の両方とも記録を終了する(S26)。そして、多重期間検出部111が最終の多重情報を生成し(S27)、優先度決定部112が優先度を決定し(S28)、最後の分割情報を生成する(S29)。その後、ユーザはカメラレコーダ100の電源をオフにする(S30)。
[2−6.送信処理]
送信部106は、ブロック分割された映像データと分割情報とを送信する。送信される分割情報は、ブロック分割された映像データに関連付けられており、ブロック分割された映像データを復元するために必要な情報を含んでいる。本実施形態では、分割情報は例えば、復元元のファイル名と、当該ブロックの先頭オフセットとを含んでいる。
送信処理には例えば、転送プロトコルとして、FTPやHTTPを用いればよい。ここでの送信処理は、一般的に広く用いられる技術で実現できる。FTPを用いた伝送では、例えば、送信部106をFTPクライアントとし、編集装置300の受信部301をFTPサーバとする。また、送信部106と編集装置300とで整合性が取れており、編集装置300がブロック分割された映像データを結合して、送信前の映像データを復元できればよい。すなわち、送信部106と編集装置300の受信部との転送プロトコルや伝送方法は同一の方式に対応している必要がある。
例えば転送プロトコルとしてFTPを用いる場合には、ブロック分割された各映像データは、仮想的ファイルとして扱われる。この場合、記録媒体105に映像データを記録する際に、各分割ブロック毎にファイル化して記録してもいいし、記録媒体105に映像データ全体をファイル化して記録し、送信時に、各分割ブロックの仮想的ファイルを生成して送信してもよい。
図10は仮想的ファイルの生成例を模式的に示している。図10は、送信部106が、記録媒体105に記録された第2記録映像のファイル実体(File A)から、分割ブロックに対応する仮想的ファイル(File A−2)を生成する例を表している。送信部106は、図10のように、(2)から(3)までの分割ブロックの映像データ(図中の「Body(A−2)」)に対して、ファイルヘッダ情報(図中の「File header(A−2)」)と、ファイルフッタ情報(図中の「File footer(A−2)」)とを付与すればよい。ファイルヘッダ情報やファイルフッタ情報の生成は、記録部104によって映像データを記録媒体105に記録する場合と同様に、例えばファイルラッピング情報から生成すればよい。
[3.編集装置]
[3−1.構成]
図11は編集装置の構成例を示すブロック図である。図11の編集装置300は、受信部301と、記録部303と、結合部305と、記録媒体310と、編集部320とを備えている。なお、本実施の形態では、編集装置300は、汎用コンピュータとその上で動作するプログラムで構成されるものとする。本実施の形態の編集装置300は、一般的に利用されているノンリニア編集装置に対して、受信部301と結合部305とを追加する構成とすればよい。
受信部301は、インターネット回線網200を介して、カメラレコーダ100の送信部106から送信される映像データを、例えば分割ブロック毎に受信する。受信部301は、カメラデコーダ100の送信部106と同一の転送プロトコルや伝送方法に対応する必要がある。受信部301は、受信した映像データを記録部303に供給する。
記録部303は、受信部301から提供される映像データと分割情報とを、記録媒体310にファイルとして記録する。記録媒体310は、適宜、ファイルシステム等により管理されているものとする。分割情報は、ファイルとして記録し、例えば、映像ファイルと同名のファイル名を付与することによって映像データと関連付けされる。この記録部303は、映像記録装置等で一般的に用いられる技術で実現できる。
なお、記録部303は、映像データと分割情報とを供給された直後に記録媒体310に記録する。これにより、すべての分割ブロックに対する復元を完了する以前に、結合の途中結果を記録媒体310に記録することができる。そのため、すべての分割ブロックの映像データの伝送が完了する前に重要なシーンの編集作業を行うことができる。
結合部305は、記録媒体310にブロック毎に分割されて記録されている映像データを結合した後、再び、結合された映像データを記録媒体310に記録する。ここでの映像データ結合処理については、後述する。
編集部320は、記録媒体310に記録された映像データを読み出して、映像編集を行う。編集部320は、例えば、使用者の操作に基づいて映像データから不要部分を削除したり、映像データに対して加工を行う機能を備える。これらの編集部320における各機能は、ノンリニア編集装置等で一般的に用いられる技術で実現できる。
[3−2.映像データ結合処理]
結合部305は、ブロック分割されて伝送される映像データを結合して、元の映像データのすべて、あるいは、一部分を復元する。まず、結合部305は、記録媒体310に記録された分割情報に基づいて結合順番を決定する。次に、結合部305は、この決定された順番に基づいて映像データの結合処理を行う。さらに、結合部305は、これらの結合経過に関する情報を結合情報として、結合後の映像データ毎に保持し、記録媒体310にファイルとして記録する。ここで、結合情報とは、結合における途中結果としての分割情報や結合完了状態を管理するための情報である。結合情報は、例えば、復元元のファイル名と分割ブロックの先頭オフセットと結合完了フラグとから構成される。
結合順番の決定について詳細に説明する。結合部305は、「復元元のファイル名」において同一のファイル名(文字列)を持つ分割ブロックを結合対象の集合とする。すなわち、この集合に含まれる分割ブロックを同一映像データ(ファイル)として結合する候補とする。次に、結合部305は、結合対象の集合の中から「分割ブロックの先頭オフセット」の小さいものから順番に結合順番を決定する。次に、結合部305は、結合順番の順に各分割ブロックの間隔の確認を行う。隙間がない場合には、その分割ブロック同士を結合する処理を実施し、隙間がある場合には、その分割ブロック同士を結合しない。
図12は、図2の例を前提として、編集装置300が受信した映像データの状態例を示す図である。例えば図12のように「#3」「#5」のブロックが未伝送の場合、「#1」「#2」のブロックが結合される。結合処理後には、(1)から(3)までと、(4)から(5)までとの2つの期間の映像データが記録媒体310に記録される。
結合部305は、結合対象のブロックと結合順番とに基づいて、映像データの結合処理を行う。すなわち、記録媒体310から結合順番の順に映像データを連続して読み出し、その読み出した映像データを再び記録媒体310に記録する。なお、映像データの結合は、記録媒体310からデータを読み出さずに、記録媒体310のファイルシステムにおけるファイル管理テーブルを繋ぎ替えて実現することもできる。この場合には、短時間で結合を完了することができるが、記録媒体310から読み出して行う結合方法より複雑な処理になる。
次に、結合情報の生成処理について説明する。結合情報の「復元元のファイル名」は、分割情報に含まれた「復元元のファイル名」に対応し、これと同じファイル名(文字列)が設定される。分割ブロックの先頭オフセットは、結合後に先頭となる映像データに対する分割情報に含まれた「分割ブロックの先頭オフセット」が設定される。結合完了フラグは、すべての分割ブロックの結合が完了した場合に「完了」が設定され、それ以外の場合には、「未完了」が設定される。すなわち、編集装置300が復元元のすべてのブロックを受信していない場合、結合完了フラグが「未完了」に設定される。結合部305は、この結合完了フラグを参照して、すべての結合が完了したか否かを判断する。例えば、結合が完了していない場合には、新たな分割ブロックの受信に応じて、さらに結合処理を行い、結合を完了させることができる。また、これらの結合情報は、分割情報と同様に、記録媒体310にファイルとして記録され、さらに結合処理を行う際の分割情報として用いられる。
以上のような処理により、記録媒体310に各ファイルとして記録される分割情報および映像データは、伝送が完了しなくてもファイルとして扱うことができ、部分的に伝送された映像データに対して編集等の作業が行える。
また、結合部305は、カメラレコーダ100の記録媒体105に管理情報ファイルとして記録されるメタデータから第2の記録動作と第1の記録動作との関連付けを検知することができる。例えば、図8の例において、「記録状態」が「1&2」になる時点において、第1の記録動作と第2の記録動作との記録開始点が関連付けられる。これにより、第1記録映像と第2記録映像との時間的な対応付けができる。すなわち、編集装置300は、いずれか1系統の記録映像データから他の系統の記録映像データを特定することができる。そのため、使用者が同じ時刻に記録された映像データを検索することが容易になる。これは、カメラレコーダ100の送信部106がこのメタデータを編集装置300の受信部301に送信し、編集装置300は、映像データと共にメタデータを記録媒体310に記録し、その記録されたメタデータを参照する構成とすれば実現できる。
[1−4.効果等]
以上のように、本実施の形態において、映像信号を複数の記録映像データとして記録する映像記録装置は、操作部110と、映像記録部120と、多重期間検出部111とを備えている。操作部110は、ユーザの第1記録映像の記録開始および記録停止を含む操作指示を入力する。映像記録部120は、第2記録映像を記録媒体105に記録しつつ、第1記録映像を、操作部110に入力された操作指示に従って記録媒体105に記録する。多重期間検出部111は、操作部110の出力から、第1記録映像と第2記録映像との時間的な重なりを示す多重情報を生成する。映像記録部120は、第1記録映像の記録開始および記録停止のタイミングに同期して、第2記録映像をブロックに分割して記録媒体105に記録する。映像記録部120は、多重情報から、第2記録映像の各分割ブロックの優先度を決定する。映像記録部120は、第2記録映像の各分割ブロックに関する分割情報を生成し、記録媒体105に記録する。
これにより、第2記録映像は、第1記録映像の記録開始および記録停止のタイミングに同期して、ブロックに分割されて記録される。そして、各分割ブロックの優先度および位置を示す分割情報が、併せて記録される。これにより、例えば、第2記録映像に関して、優先度が高い分割ブロックを優先して送信することが可能となる。しかも、第2記録映像のブロック分割は、第1記録映像の記録開始および記録停止のタイミングに同期して行われるため、ユーザは、ブロック分割のための操作を行う必要がない。したがって、ユーザの操作負担を軽減しつつ、重要な映像データを優先して伝送することができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態1で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
実施の形態1では、記録媒体105に記録された第2記録映像は、分割ブロック毎に、優先度に従って送信されるものとした。この代わりに例えば、送信部106が、記録媒体105に記録された第2記録映像を、記録媒体105に記録された分割情報とともに送信してもよい。この場合、第2記録映像を受信した編集装置300側で、分割情報に含まれた優先度情報および位置情報を基にして、第2記録映像から重要映像を抜き出すことが可能になる。
実施の形態1では、第2記録映像のブロック分割は、第1記録映像の記録開始および記録停止のタイミングに同期して行うものとしたが、これに限られるものではなく、例えば多少のタイミングのずれがあってもかまわない。また、記録開始および記録停止の両方に基づく必要はなく、いずれか一方に基づくタイミングでブロック分割を行ってもかまわない。すなわち、第2記録映像のブロック分割は、第1記録映像の記録開始および記録停止のうち少なくともいずれか一方に基づくタイミングで行えばよい。
また例えば、第1記録映像の記録開始から所定時間遡ったタイミングで、第2記録映像のブロック分割を行うようにしてもよい。これにより、例えば重要な事象の発生に対してユーザの記録開始操作が遅れた場合であっても、重要な映像を優先度の高いブロックに確実に含めることが可能となる。所定時間としては例えば、数秒程度であればよい。また例えば、第1記録映像の記録開始に基づくタイミングと、当該記録開始から所定時間経過したタイミングとで、第2記録映像のブロック分割を行うようにしてもよい。これにより、例えばユーザが記録停止操作を忘れた場合であっても、優先度の高いブロックに不要なシーンが含まれることを防止することが可能になる。
実施の形態1では、通信路の一例としてインターネット回線網200に接続する例を説明した。通信路は、カメラレコーダ100と編集装置300とを接続可能な通信路であればよい。したがって、通信路は、インターネット回線網200に限定されない。ただし、通信路としてインターネット回線網200を用いれば、安価に遠隔地へ通信することができる。
実施の形態1では、管理情報ファイルの一例として、テキストファイルのCSV形式の例を用いて説明した。ファイル形式は、映像データと関連付けてメタデータを記録できればよい。したがって、管理情報ファイルとしてCSV形式に限定されない。例えば、マークアップ言語の1つであるXML(eXtensible Markup Language)形式を利用して記録してもよい。
実施の形態1では、映像記録装置をカメラレコーダに適用した例について説明したが、本開示に係る映像記録装置はカメラレコーダ以外にも適用可能である。例えば、カメラ部101の代わりに、映像入力部を備える構成としてもよい。この場合、例えば、業務用として一般的に利用されるSMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers)−292Mにて規格化されているHD−SDI(High Definition Serial Digital Interface)を用いて映像データを入力する構成とすればよい。
実施の形態1では、カメラレコーダ100の構成として、送信部106が記録媒体105から映像データを読み込む例を説明した。送信部106は、記録部104と直接接続してもよい。この場合、送信部106は、映像データ等の情報の供給元を記録部104にすればよい。したがって、送信部106の接続先は記録媒体105に限定されない。ただし、送信部106と記録媒体105とを接続した方が、機能分担が明確になり実装が容易である利点がある。
実施の形態1では、記録動作が2系統であるカメラレコーダ100の例を説明した。記録動作の系統は、3つ以上備えてもよい。この場合、例えば、系統の数のEncode部を備え、上述したような制御を行えばよい。
実施の形態1では、カメラレコーダ100の構成として、2つのEncode部102、103を備える例を説明した。これに代えて、Encode部は1つであってもよい。この場合は例えば、Encode部は、実施の形態1のEncode部103と同様の動作を行う。記録部は、第2記録映像に関しては実施の形態1の記録部104と同様に動作し、第1記録映像に関しては、操作部110からの操作指示に従って、Encode部の出力を、第2記録映像と重複して記録すればよい。その他のブロック分割や優先度決定については、実施の形態1と同様に行えばよい。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、ユーザの操作負担を軽減しつつ、重要な映像データを優先して伝送する映像記録装置に適用可能である。具体的には、例えば、報道などを行うカメラシステム等に有効である。
100 カメラレコーダ
101 カメラ部
105 記録媒体
106 送信部
110 操作部
111 多重期間検出部
115 符号化部
120 映像記録部

Claims (10)

  1. 映像信号を、第1および第2記録映像を含む複数の記録映像データとして、記録する映像記録装置であって、
    ユーザの、前記第1記録映像の記録開始および記録停止を含む操作指示を入力する操作部と、
    前記第2記録映像を記録媒体に記録しつつ、前記第1記録映像を、前記操作部に入力された記録開始および記録停止の操作指示に従って前記記録媒体に記録する映像記録部と、
    前記操作部の出力から、前記第1記録映像と前記第2記録映像との時間的な重なりを示す多重情報を生成する多重期間検出部とを備え、
    前記映像記録部は、
    前記第2記録映像を、前記第1記録映像の記録開始および記録停止のうち少なくともいずれか一方に基づくタイミングで、ブロックに分割して前記記録媒体に記録し、
    前記多重情報から、前記第2記録映像の各分割ブロックの優先度を決定し、
    前記第2記録映像の各分割ブロックに関する、決定した優先度を示す優先度情報と、前記第2記録映像における位置を示す位置情報とを少なくとも含む、分割情報を生成し、前記記録媒体に記録する
    ことを特徴とする映像記録装置。
  2. 請求項1記載の映像記録装置において、
    前記映像記録部は、前記第2記録映像について、前記第1記録映像と時間的に重なっている分割ブロックの優先度を、前記第1記録映像と時間的に重なっていない分割ブロックの優先度よりも、高くする
    ことを特徴とする映像記録装置。
  3. 請求項1記載の映像記録装置において、
    前記記録媒体に記録された情報を送信する送信部を備え、
    前記送信部は、前記記録媒体に記録された前記第2記録映像を、分割ブロック毎に、前記分割情報に含まれた前記優先度情報に従って、送信する機能を有している
    ことを特徴とする映像記録装置。
  4. 請求項3記載の映像記録装置において、
    前記送信部は、前記第2記録映像の送信とともに、前記分割情報に含まれた前記位置情報を送信する
    ことを特徴とする映像記録装置。
  5. 請求項1記載の映像記録装置において、
    前記記録媒体に記録された前記第2記録映像を、前記分割情報とともに、送信する送信部を備えた
    ことを特徴とする映像記録装置。
  6. 請求項1記載の映像記録装置において、
    前記映像記録部は、前記第1記録映像の記録開始および記録停止のタイミングに同期して、前記第2記録映像のブロック分割を行う
    ことを特徴とする映像記録装置。
  7. 請求項1記載の映像記録装置において、
    前記映像記録部は、前記第1記録映像の記録開始から所定時間遡ったタイミングで、前記第2記録映像のブロック分割を行う
    ことを特徴とする映像記録装置。
  8. 請求項1記載の映像記録装置において、
    前記映像記録部は、前記第1記録映像の記録開始に基づくタイミングと、当該記録開始から所定時間経過したタイミングとで、前記第2記録映像のブロック分割を行う
    ことを特徴とする映像記録装置。
  9. 請求項1記載の映像記録装置において、
    前記映像記録部は、前記映像信号を圧縮符号化し、前記第1および第2記録映像として出力する符号化部を備え、
    前記符号化部は、前記第1記録映像を、前記第2記録映像よりも高いビットレートで圧縮符号化する
    ことを特徴とする映像記録装置。
  10. 請求項1記載の映像記録装置と、
    被写体を撮影して得た前記映像信号を、前記映像記録装置に出力するカメラ部とを備えた
    カメラレコーダ。
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