JP6127681B2 - 過給機 - Google Patents

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本発明は、過給機に関するものである。
内燃機関に用いられる過給機は、コンプレッサインペラとタービンインペラとが同軸で連結された構造を有し、内燃機関の排気ガスによってタービンインペラが回転駆動され、該回転駆動によりコンプレッサインペラが空気を圧縮し、その圧縮された空気が内燃機関に供給されるようになっている。この過給機は、排気ガスが流通して高温になるタービンハウジング側からの伝熱によるベアリングハウジングの温度上昇を防止するべく、冷却構造を備えている。
この冷却構造としては、例えば、潤滑油による冷却方式と、冷却水による冷却方式がある。潤滑油による冷却方式は、ベアリングハウジングの軸受室に連通する潤滑油流路を形成し、多量の潤滑油を軸受室に流通させることで冷却するものである。また、冷却水による冷却方式は、ベアリングハウジングに潤滑油流路と連通しない冷却水流路を形成し、この冷却水流路に冷却水を流通させることで冷却するものである。このような潤滑油流路と冷却水流路とを備える過給機として、例えば下記特許文献1に記載の過給機が知られている(特許文献1の図1参照)。
特開平5−141259号公報
ところで、上記先行技術に示されるように、ベアリングハウジングとタービンハウジングとの間には、通常、遮熱板が設けられており、タービンハウジング側からの伝熱を抑制する構成となっている。タービンハウジングは、ベアリングハウジングの周囲に形成されたフランジ部が嵌入される凹部を備えており、遮熱板は、フランジ部と凹部との間に挟持され、その周囲近傍がボルトによって締結されることで固定されている。
近年の小型化の傾向により、機種によっては、軸方向のダウンサイジングを図るべく、タービンハウジングのスクロール流路を従来機種よりもベアリングハウジング側に寄せて配置するものがある。このような場合、従来のように遮熱板を配置することができず、遮熱板自体が小さくなり、ベアリングハウジングとタービンハウジングとが直に接触する面積が広くなることがある。そうすると、上記潤滑油や冷却水による冷却方式のみでは、冷却構造として不十分となる場合がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、ベアリングハウジングの温度上昇を抑制することができる過給機の提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、タービンインペラの回転軸を回転自在に支持するベアリングハウジングと、前記タービンインペラに排気ガスを供給するスクロール流路が形成されたタービンハウジングと、を備える過給機であって、前記ベアリングハウジングは、前記タービンハウジングと軸方向において複数段で対向する段差付きフランジ部を有し、前記タービンハウジングは、前記段差付きフランジ部が嵌入され、前記ベアリングハウジングと軸方向において複数段で対向する段差付き凹部を有し、前記段差付き凹部は、先端が切り欠かれた複数の段鼻部を有する、という構成を採用する。
この構成を採用することによって、本発明では、ベアリングハウジングのフランジ部とタービンハウジングの凹部との嵌入構造を段差付き形状にし、段差付き凹部の段鼻部の先端を切り欠いて落とすことにより、嵌入構造の段差角部に隙間を形成することができる。この隙間は、空間断熱部として機能するため、高温になるタービンハウジング側からの伝熱を抑制することができる。
また、本発明においては、前記段差付きフランジ部は、前記段鼻部の切り欠かれた先端と非接触で対向する曲面を前記複数の段鼻部毎に有する、という構成を採用する。
この構成を採用することによって、本発明では、先端が切り欠かれた段鼻部と曲面とが対向することにより、空間断熱部として機能する隙間を形成することができる。また、曲面があることにより、段差付きフランジ部の段差角部における応力集中を避けるような構造とすることができる。
また、本発明においては、前記スクロール流路の一部は、軸方向において前記ベアリングハウジングが設けられる位置まで設けられている、という構成を採用する。
この構成を採用することによって、本発明では、ベアリングハウジングとタービンハウジングの嵌入構造の段差角部に隙間を形成することにより、高温になるタービンハウジング側からの伝熱を抑制することができるため、タービンハウジングのスクロール流路を軸方向においてベアリングハウジングが設けられる位置まで寄せて、機体の軸方向のダウンサイジングを図ることができる。
また、本発明においては、前記スクロール流路は、ツインスクロール流路である、という構成を採用する。
この構成を採用することによって、本発明では、タービンハウジングのツインスクロール流路を軸方向においてベアリングハウジングが設けられる位置まで寄せて、機体の軸方向のダウンサイジングを図ることができる。
また、本発明においては、前記段差付きフランジ部と前記段差付き凹部との対向面よりも径方向内側において、前記ベアリングハウジングと前記タービンハウジングとの間に挟持される遮熱板を有する、という構成を採用する。
この構成を採用することによって、本発明では、ベアリングハウジングとタービンハウジングの嵌入構造の段差角部に隙間を形成することにより、高温になるタービンハウジング側からの伝熱を抑制することができるため、遮熱板を従来よりも小さくして、遮熱板の挟持固定を容易にすることができる。
また、本発明においては、前記ベアリングハウジングには、冷却水が流通する冷却水流路が形成されている、という構成を採用する。
この構成を採用することによって、本発明では、ベアリングハウジングとタービンハウジングの嵌入構造の段差角部に隙間を形成することにより、高温になるタービンハウジング側からの伝熱を抑制することができるため、ベアリングハウジングの冷却構造として、冷却水による冷却方式を適用しても、ベアリングハウジングにおける温度差が大きくならず、熱応力の発生を抑制した効果的な冷却が可能となる。
本発明によれば、ベアリングハウジングの温度上昇を抑制することができる過給機が得られる。
本発明の実施形態における過給機の全体構成図である。 本発明の実施形態における過給機の要部拡大図である。 本発明の実施形態におけるベアリングハウジングの温度分布を示す比較図である。 本発明の実施形態におけるベアリングハウジングの応力分布を示す比較図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態における過給機1の全体構成図である。
過給機1は、内燃機関等から排気される排気ガスを受けて回転動力を得るタービン2と、タービン2によって得られた回転動力を伝達する軸部3と、軸部3から伝達される回転動力によって空気を圧縮するコンプレッサ4とを備えている。
タービン2は、タービンハウジング2aと、タービンインペラ2bとを備えている。タービンハウジング2aは、タービンインペラ2bを収容すると共に、タービンインペラ2bの収容空間に接続される排気ガス流路(スクロール流路2c及び排気流路2d)を備える容器である。タービンインペラ2bは、スクロール流路2cから排気流路2dに流れる排気ガスを受けて回転駆動されるラジアルインペラである。
軸部3は、ベアリングハウジング3aと、ベアリング3bと、回転軸3cとを備えている。ベアリングハウジング3aは、ベアリング3b及び回転軸3cを収容する容器であり、タービンハウジング2aに固定されている。ベアリング3bは、ベアリングハウジング3aの内部に収容されており、回転軸3cを回転可能に支持する。回転軸3cは、一端部がタービンインペラ2bと接続され、他端部がコンプレッサ4の後述のコンプレッサインペラ4bと接続されている。
コンプレッサ4は、コンプレッサハウジング4aと、コンプレッサインペラ4bとを備えている。コンプレッサハウジング4aは、コンプレッサインペラ4bを収容すると共に、コンプレッサインペラ4bの収容空間に接続される空気流路(吸気流路4cとスクロール流路4d)を備える容器である。コンプレッサインペラ4bは、回転軸3cを介して伝達される回転動力によって回転駆動され、吸気流路4cから供給される空気を圧縮してスクロール流路4dに吐出するラジアルインペラである。
上述のように構成された過給機1では、内燃機関からスクロール流路2cに排気ガスが導入されると、タービンインペラ2bに排気ガスが供給される。この排気ガスの供給によって、タービンインペラ2b、回転軸3c及びコンプレッサインペラ4bが、一体となって回転する。これにより、タービン2において回転動力が得られ、この回転動力が軸部3を介してコンプレッサ4に伝達され、コンプレッサ4において圧縮空気が生成される。
次に、過給機1の冷却構造について説明する。
ベアリングハウジング3aには、図1に示すように、潤滑油が流通する潤滑油流路3fと、冷却水が流通する冷却水流路3gと、が形成されている。潤滑油流路3fは、ベアリング3b、回転軸3cに潤滑油を導くように、ベアリングハウジング3aの内部に形成されている。冷却水流路3gは、潤滑油流路3fとは連通せず、ベアリング3b、回転軸3cの周りを冷却水が流通するように、ベアリングハウジング3aの内部に形成されている。このように、ベアリングハウジング3aは、油冷式と水冷式の冷却構造を備えている。
図2は、本発明の実施形態における過給機1の要部拡大図である。
図2に示すように、タービンハウジング2aのスクロール流路2cの一部は、軸方向(図2において紙面左右方向)においてベアリングハウジング3aが設けられる位置まで設けられている。このスクロール流路2cは、径方向外側に向かうに従って軸方向における幅が広くなるツインスクロール流路である。このように、本実施形態では、タービンハウジング2aのスクロール流路2cが、軸方向においてベアリングハウジング3aが設けられる領域に重複するように寄せられている。
ベアリングハウジング3aのタービンハウジング2a側の端部の周囲には、段差付きフランジ部10が設けられている。段差付きフランジ部10は、径方向に延出するように設けられている。この段差付きフランジ部10は、タービンハウジング2aと軸方向において複数段(本実施形態では2段)で対向するようになっている。本実施形態の段差付きフランジ部10は、前側(図2において紙面左側を前方とする)でタービンハウジング2aと対向する対向面11aと、後側でタービンハウジング2aと対向する対向面11bと、を有する。
タービンハウジング2aは、ベアリングハウジング3aの段差付きフランジ部10が嵌入される段差付き凹部20を有する。段差付き凹部20は、段差付きフランジ部10が内部に所定の交差で収まるように、段差付きフランジ部10の寸法及び外形に対応する形状で形成されている。この段差付き凹部20は、ベアリングハウジング3aと軸方向において複数段(本実施形態では2段)で対向するようになっている。本実施形態の段差付き凹部20は、前側(図2において紙面左側を前方とする)でベアリングハウジング3aと対向する対向面21aと、後側でベアリングハウジング3aと対向する対向面21bと、を有する。
ベアリングハウジング3aは、段差付き凹部20に対する嵌入位置よりも後側で、ボルト5によってタービンハウジング2aに固定されている。段差付きフランジ部10は、段差付き凹部20に収容され、タービンハウジング2aと略同一の平面を形成する。ボルト5とタービンハウジング2aとの間には、押さえ板6が挟持されている。押さえ板6は、ボルト5に挿通された円環板状のものが用いられ、段差付きフランジ部10とタービンハウジング2aとの間を跨ぐように配置されている。
また、ベアリングハウジング3aとタービンハウジング2aとの間には、遮熱板30が配設されている。遮熱板30は、円環状に形成されており、鍔状の外周縁部31を有している。この遮熱板30の外周縁部31は、段差付きフランジ部10と段差付き凹部20との対向面(11a,11b,21a,21b)よりも径方向内側において、ベアリングハウジング3aとタービンハウジング2aとの間に挟持されるようになっている。
段差付き凹部20は、図2に示すような複数の段鼻部22を有する。段鼻部22は、段差付き凹部20の凸角部分であり、本実施形態では2つ設けられている。段鼻部22の先端は、対向面21a(21b)に対して斜めに切り欠かれている。
また、段差付きフランジ部10は、段鼻部22の先端と非接触で対向する複数の曲面12を有する。曲面12は、段差付きフランジ部10の凹角部分であり、段鼻部22に対応して2つ設けられている。この曲面12は、対向面11a(11b)と連続的に連なるように形成されている。
続いて、上述のように構成された過給機1の冷却構造の作用について説明する。
過給機1では、例えば500℃以上の温度の排気ガスがタービンハウジング2aのスクロール流路2cを流通している。このため、高温のタービンハウジング2a側からベアリングハウジング3a側に熱が伝わってくる。本実施形態の過給機1は、図2に示すように、ベアリングハウジング3aが、タービンハウジング2aと軸方向において複数段で対向する段差付きフランジ部10を有しており、タービンハウジング2aが、段差付きフランジ部10が嵌入される段差付き凹部20を有している。
ここで、タービンハウジング2aに設けられた段差付き凹部20は、先端が切り欠かれた複数の段鼻部22を有している。段鼻部22は、先端が対向面21a(21b)に対して斜めに切り欠かれており、段差付きフランジ部10と段差付き凹部20との嵌入構造の段差角部に、複数の隙間Sを形成する。この隙間Sは、空間断熱部として機能し、高温になるタービンハウジング2a側からベアリングハウジング3aへの伝熱を抑制する。
また、ベアリングハウジング3aの段差付きフランジ部10は、段鼻部22の切り欠かれた先端と非接触で対向する曲面12を複数の段鼻部22毎に有する。これにより、先端が切り欠かれた段鼻部22と曲面12とが非接触で対向することとなり、空間断熱部として機能する隙間Sを形成することができる。また、曲面12があることにより、段差付きフランジ部10の凹角部における応力集中を避けるような構造とすることができる。
図3は、本発明の実施形態におけるベアリングハウジング3aの温度分布を示す比較図である。図3(a)は、本実施形態のベアリングハウジング3aの温度分布を示している。また、図3(b)は、比較例として従来構造のベアリングハウジング3a(隙間Sなし)の温度分布を示している。なお、図3においては、温度の高低をドットパターンの濃淡で表している。
図3(b)に示すように、従来構造のベアリングハウジング3aでは、段差付きフランジ部10にタービンハウジング2aの熱が伝わり、高温となっていることが分かる(領域Aで示す)。一方、本実施形態のベアリングハウジング3aでは、図3(a)に示すように、段差付きフランジ部10が高温にならないことが分かる。
図4は、本発明の実施形態におけるベアリングハウジング3aの応力分布を示す比較図である。図4(a)は、本実施形態のベアリングハウジング3aの応力分布を示している。また、図4(b)は、比較例として従来構造のベアリングハウジング3a(隙間Sなし)の応力分布を示している。なお、図4においては、応力の高低をドットパターンの濃淡で表している。
図4(b)に示すように、従来構造のベアリングハウジング3aでは、高温になった段差付きフランジ部10が径方向に熱膨張し、冷却水流路3gに隣接して熱膨張量が少ない部分に大きな熱応力(引っ張り応力)が作用していることが分かる(領域Bで示す)。一方、本実施形態のベアリングハウジング3aでは、段差付きフランジ部10が高温にならないため、図4(a)に示すように、冷却水流路3gに隣接する部分に作用する熱応力が小さくなっていることが分かる。また、段差付きフランジ部10の曲面12においては、従来構造と比較して応力集中が緩和されていることが分かる。
このように、本実施形態によれば、先端が切り欠かれた段鼻部22と曲面12とが対向することにより、空間断熱部として機能する隙間Sを形成することができ、高温になるタービンハウジング2a側からベアリングハウジング3a側への伝熱を抑制することができる。また、本実施形態によれば、ベアリングハウジング3aの冷却構造として、冷却水による冷却方式を採用しても、図3(a)に示すように、ベアリングハウジング3aにおける温度差が大きくならず、熱応力の発生を抑制した効果的な冷却が可能となる。
また、本実施形態によれば、ベアリングハウジング3aとタービンハウジング2aの嵌入構造の段差角部に隙間Sを形成することにより、高温になるタービンハウジング2a側からの伝熱を抑制することができるため、図2に示すように、遮熱板30を設ける範囲を小さくすることができる。すなわち、従来のように遮熱板30をボルト5による締結位置の近傍まで延出させなくてもよく、遮熱板30の形状を小型で簡単化し、加工を容易にすると共に、遮熱板30の挟持固定も容易にすることができる。
また、本実施形態によれば、従来のように遮熱板30をボルト5による締結位置の近傍まで延出させることが困難となるような構造、すなわち、図2に示すように、スクロール流路2cをツインスクロール流路とし、軸方向においてベアリングハウジング3aが設けられる位置まで寄せる構造を採用することができる。したがって、本実施形態によれば、過給機1の軸方向のダウンサイジングを図ることができる。
このように、上述の本実施形態によれば、タービンインペラ2bの回転軸3cを回転自在に支持するベアリングハウジング3aと、タービンインペラ2bに排気ガスを供給するスクロール流路2cが形成されたタービンハウジング2aと、を備える過給機1であって、ベアリングハウジング3aは、タービンハウジング2aと軸方向において複数段で対向する段差付きフランジ部10を有し、タービンハウジング2aは、段差付きフランジ部10が嵌入され、ベアリングハウジング3aと軸方向において複数段で対向する段差付き凹部20を有し、段差付き凹部20は、先端が切り欠かれた複数の段鼻部22を有する、という構成を採用することによって、嵌入構造の段差角部に空間断熱部として機能する隙間Sを形成し、ベアリングハウジング3aの温度上昇を抑制することができる。
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態では、段差付き凹部の段鼻部の先端を斜めに切り欠いた形状を採用したが、本発明はこの構成に限定されることなく、段鼻部の先端形状を、丸みを帯びるように加工しても良く、また、段鼻部の先端を窪むように切り欠いても良い。
また、例えば、上記実施形態では、段鼻部と対向する段差付きフランジ部の凹角部に曲面を形成する構成を採用したが、本発明はこの構成に限定されることなく、段差付きフランジ部の凹角部が直角であっても、段鼻部の先端が切り欠かれていれば、空間断熱部として機能する隙間を形成することができる。但し、段差付きフランジ部の凹角部における応力集中を避けるためには、曲面を採用することが好ましい。
また、例えば、上記実施形態では、タービンハウジングのスクロール流路としてツインスクロール流路を採用したが、本発明はこの構成に限定されることなく、スクロール流路として公知のシングルスクロール流路を採用することができる。シングルスクロール流路を採用した場合であっても、軸方向においてベアリングハウジングが設けられる位置まで設ける構造を採用すれば、本発明を好適に採用することができる。
また、例えば、上記実施形態では、段差付きフランジ部及び段差付き凹部が2段構造を有する構成を採用したが、本発明はこの構成に限定されることなく、複数段であれば、3段構造、4段構造、または、それ以上の段差構造を採用することができる。また、この場合には、段数に応じて空間断熱部として機能する隙間を形成するべく、段差付き凹部の段鼻部のそれぞれの先端を切り欠くようにすることが好ましい。
また、例えば、上記実施形態では、段差付き凹部の段鼻部の先端の切り欠き形状が同一の構成を採用したが、本発明はこの構成に限定されることなく、段鼻部の先端の切り欠き形状が異なっていても良い。例えば、比較的高温になり易い段差付きフランジ部の径方向外側においては、段鼻部の先端を大きく切り欠いて、空間断熱部として機能する隙間を大きくすることが好ましい。
1…過給機、2a…タービンハウジング、2b…タービンインペラ、2c…スクロール流路、3a…ベアリングハウジング、3c…回転軸、3g…冷却水流路、10…段差付きフランジ部、11a,11b…対向面、12…曲面、20…段差付き凹部、21a,21b…対向面、22…段鼻部、30…遮熱板

Claims (6)

  1. タービンインペラの回転軸を回転自在に支持するベアリングハウジングと、前記タービンインペラに排気ガスを供給するスクロール流路が形成されたタービンハウジングと、を備える過給機であって、
    前記ベアリングハウジングは、前記タービンハウジングと軸方向において複数段で対向する段差付きフランジ部を有し、
    前記タービンハウジングは、前記段差付きフランジ部が嵌入され、前記ベアリングハウジングと軸方向において複数段で対向する段差付き凹部を有し、
    前記段差付き凹部は、先端が切り欠かれた複数の段鼻部を有し、
    前記段差付きフランジ部は、前記段鼻部の切り欠かれた先端と非接触で対向する曲面を前記複数の段鼻部毎に有する、ことを特徴とする過給機。
  2. 前記スクロール流路の一部は、軸方向において前記ベアリングハウジングが設けられる位置まで設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の過給機。
  3. 前記スクロール流路は、ツインスクロール流路である、ことを特徴とする請求項2に記載の過給機。
  4. 前記段差付きフランジ部と前記段差付き凹部との対向面よりも径方向内側において、前記ベアリングハウジングと前記タービンハウジングとの間に挟持される遮熱板を有する、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の過給機。
  5. 前記ベアリングハウジングには、冷却水が流通する冷却水流路が形成されている、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の過給機。
  6. タービンインペラの回転軸を回転自在に支持するベアリングハウジングと、前記タービンインペラに排気ガスを供給するスクロール流路が形成されたタービンハウジングと、を備える過給機であって、
    前記ベアリングハウジングは、前記タービンハウジングと軸方向において複数段で対向する段差付きフランジ部を有し、
    前記タービンハウジングは、前記段差付きフランジ部が嵌入され、前記ベアリングハウジングと軸方向において複数段で対向する段差付き凹部を有し、
    前記段差付き凹部は、先端が切り欠かれた複数の段鼻部を有し、
    前記段差付きフランジ部と前記段差付き凹部との対向面よりも径方向内側において、前記ベアリングハウジングと前記タービンハウジングとの間に挟持される遮熱板を有する、ことを特徴とする過給機。
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