JP6127672B2 - ガスエンジンコージェネレーション装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガスエンジンと、このガスエンジンから排出される排ガスの熱を回収して蒸気を発生させる排ガスボイラと、ガスエンジンから排出された排ガスを再加熱する追い焚きバーナと、を備えるガスエンジンコージェネレーション装置に関する。
従来、発電機としてのガスタービンと、このガスタービンから排出される排ガスの熱を回収して蒸気を発生させる排ガスボイラと、を備えるコージェネレーション装置が提案されている。このようなコージェネレーション装置では、ガスタービンから排出される排ガスを燃焼用空気として用いる追い焚きバーナを、ガスタービンと排ガスボイラとを接続するダクトに配置して排ガスを再加熱することで、排ガスボイラにおける蒸気の発生量を増加させている(例えば、特許文献1参照)。
また、排ガスの流通方向に交差する方向に延びて配置され内部に燃料ガスが供給される筒状のヘッダと、このヘッダの長手方向に所定間隔をあけて形成され燃料ガスを噴出する複数のノズル孔と、複数のノズル孔を挟むように配置されると共に、基端側から排ガスの流通方向の下流側に向かうにつれて拡開した一対の保炎板と、一対の保炎板に形成された複数の通気孔と、を備え、保炎性を向上させた追い焚きバーナ装置も提案されている(特許文献2参照)。
特開平8−159411号公報 実開平4−122922号公報
ところで、発電機としては、ガスタービンの他にガスエンジンも用いられている。ガスエンジンと排ガスボイラとによりコージェネレーション装置を構成した場合には、ガスエンジンの特性上、以下のような問題が生じる。
まず第1に、ガスエンジンから排出される排ガスは、ガスタービンから排出される排ガスに比して温度が低い。具体的には、ガスタービンから排出される排ガスの温度が500℃程度であるのに対して、ガスエンジンから排出される排ガスの温度は400℃程度である。
第2に、ガスエンジンから排出される排ガス中に含まれる酸素濃度は、ガスタービンから排出される排ガス中に含まれる酸素濃度よりも低い。具体的には、ガスタービンから排出される排ガス中に含まれる酸素濃度が16%程度であるのに対して、ガスエンジンから排出される排ガス中に含まれる酸素濃度は10%程度である。
第3に、ガスエンジンから排出される排ガスの流量及び圧力は脈動する。
そのため、ガスエンジンと排ガスボイラとによりコージェネレーション装置を構成した場合には、従来のガスタービンの排ガスを燃焼用空気として用いる追い焚きバーナでは、燃料ガスを安定的に燃焼させられない。
従って、本発明は、燃料ガスを安定的に燃焼させられる追い焚きバーナを備えるガスエンジンコージェネレーション装置を提供することを目的とする。
本発明は、ガスエンジンと、前記ガスエンジンから排出される排ガスの熱を回収して蒸気を発生させる排ガスボイラと、前記ガスエンジンと前記排ガスボイラとを接続する排気ダクトと、前記排気ダクトの内部に配置され該排気ダクトを流通する排ガスを燃焼用空気として用いる追い焚きバーナと、前記追い焚きバーナに燃料ガスを供給する燃料供給装置と、を備えるガスエンジンコージェネレーション装置であって、前記燃料供給装置は、前記排気ダクトの内部に配置され、先端側が前記追い焚きバーナに接続される内部ガス流通ラインと、前記排気ダクトを流通する排ガスにより前記内部ガス流通ラインを流通する燃料ガスを加温する加温部と、を備えるガスエンジンコージェネレーション装置に関する。
また、前記加温部は、前記内部ガス流通ラインの表面に配置されたフィン部材により構成されることが好ましい。
また、前記加温部は、前記内部ガス流通ラインが螺旋状に成形されて構成される請求項1又は2に記載のガスエンジンコージェネレーション装置。
また、前記内部ガス流通ラインを流通した燃料ガスは、前記加温部において200℃以上に加温されることが好ましい。
本発明のガスエンジンコージェネレーションシステムによれば、追い焚きバーナにおいて燃料ガスを安定的に燃焼させられる。
本発明の第1実施形態に係るガスエンジンコージェネレーション装置の構成を示す図である。 第1実施形態のガスエンジンコージェネレーション装置の追い焚きバーナの構成を示す拡大図である。 第1実施形態のガスエンジンコージェネレーション装置の燃料供給装置の構成を示す拡大図である。 本発明の第2実施形態に係るガスエンジンコージェネレーション装置における燃料供給装置の構成を示す拡大図である。 本発明の第3実施形態に係るガスエンジンコージェネレーション装置における燃料供給装置の構成を示す拡大図である。 図5のA−A線断面図である。 本発明の第4実施形態に係るガスエンジンコージェネレーション装置の構成を示す図である。
以下、本発明のガスエンジンコージェネレーション装置(以下、コージェネレーション装置ともいう)の好ましい各実施形態について、図面を参照しながら説明する。
まず、第1実施形態のコージェネレーション装置1の全体構成について、図1〜図3を参照しながら説明する。
第1実施形態のコージェネレーション装置1は、ガスエンジン10と、排ガスボイラ20と、これらガスエンジン10と排ガスボイラ20とを接続する排気ダクト30と、この排気ダクト30の内部に配置される追い焚きバーナ40と、この追い焚きバーナ40に燃料ガスを供給する燃料供給装置50と、を備える。
ガスエンジン10は、燃料ガスを燃焼させることで駆動して発電を行う。このガスエンジン10からは、燃料ガスを燃焼させることで発生する燃焼ガスが排ガスとして排出される。
排ガスボイラ20は、ガスエンジン10から排出される排ガスの熱を回収して蒸気を発生させる。この排ガスボイラ20は、排ガス導入室21と、熱交換室22と、排ガス導出室23と、を備える。
本実施形態では、排ガスボイラ20の外形は、箱型の筐体を主体として構成され、排ガス導入室21、熱交換室22及び排ガス導出室23は、横方向(水平方向)に並んで配置される。
排ガス導入室21には、ガスエンジン10から排出された排ガスが導入される。より具体的には、排ガス導入室21の上部には、排ガスが導入される排ガス導入口211が形成され、排ガスは、この排ガス導入口211から下方に向かって導入される。
熱交換室22は、排ガス導入室21の下流側に配置される。この熱交換室22は、複数の水管221が配置された蒸気生成部222と、この蒸気生成部222の下流側に位置し、給水加熱管223が配置された給水予熱部224と、を備える。蒸気生成部222では、排ガス導入室21から導入された排ガスの熱と、複数の水管221の内部に供給された水との間で熱交換が行われ、蒸気が生成される。給水予熱部224では、蒸気生成部222において熱交換を行った排ガスと、給水加熱管223の内部を流通する給水との間で熱交換が行われ、複数の水管221に供給される給水が予熱される。
排ガス導出室23は、熱交換室22の下流側に配置される。この排ガス導出室23には、熱交換室22において熱交換を行った排ガスが導入される。排ガス導出室23に導入された排ガスは、排ガス導出室23の上面に形成された排ガス導出口231から、この排ガス導出口231に接続された排気筒24に導出された後、外部に排出される。
排気ダクト30は、基端側がガスエンジン10の排気口(図示せず)に接続され、先端側が排ガスボイラ20の排ガス導入口211に接続される。この排気ダクト30は、ガスエンジン10から排出された排ガスを排ガスボイラ20に供給する。本実施形態では、排気ダクト30は、円筒形状に構成される。そして、排気ダクト30は、排ガス導入口211との接続部分に配置され、鉛直方向に延びる鉛直筒部31を有する。
追い焚きバーナ40は、図1及び図2に示すように、排気ダクト30における鉛直筒部31に配置される。より詳細には、追い焚きバーナ40は、鉛直筒部31における下部(排ガスボイラ20寄り)に配置される。追い焚きバーナ40は、排気ダクト30の内部を流通する排ガスを燃焼用空気として燃料ガスを燃焼させ、排ガスボイラ20に導入される排ガスの温度を上昇させる。この追い焚きバーナ40は、ノズル41と、内筒部としての保炎筒42と、外筒部としてのエアレジスタ43と、パイロットバーナ44と、を備える。
ノズル41は、細筒状に形成され、先端部が下方を向いて配置される。ノズル41からは、排気ダクト30(鉛直筒部31)における排ガスの流通方向に沿って燃料ガスが噴出される。
保炎筒42は、基端部から先端部に向かって徐々に拡径すると共に基端部及び先端部が開口した円錐台形状に形成される。そして、この保炎筒42は、基端部がノズル41の先端部に接続される。これにより、保炎筒42は、先端側が排ガスの流通方向の下流側である下方に向かって拡径することとなる。この保炎筒42の周面には、複数の貫通孔421が形成される。複数の貫通孔421の大きさ(径)は、保炎筒42の基端側から先端側に向かって徐々に大きくなるように形成される。
エアレジスタ43は、両端部が開口した円筒状に形成され、保炎筒42の外側に配置される。より具体的には、エアレジスタ43の内径D1は、保炎筒42の先端部の外径D2よりもわずかに大きく構成される。これにより、保炎筒42の外周面とエアレジスタ43の内周面との間には、隙間が形成される。また、エアレジスタ43の長さL1は、保炎筒42の長さL2よりも長く構成される。そして、エアレジスタ43の先端部(下端部)の位置は、保炎筒42の先端部(下端部)の位置よりも低い位置に配置される。
保炎筒42の外周面とエアレジスタ43の内周面との間に形成される隙間は、追い焚きバーナ40における燃料ガスの燃焼状態(保炎性)を好適に保つ観点から、エアレジスタ43の内側に導入される排ガスのうちの8%〜12%が通過する程度の大きさであることが好ましい。
また、エアレジスタ43の先端部(下端部)と、保炎筒42の先端部(下端部)との間の距離L3は、追い焚きバーナ40における燃料ガスの燃焼状態(保炎性)を好適に保つ観点から、エアレジスタ43の外径D3の30%〜100%であることが好ましい。
更に、エアレジスタ43の外径D3は、追い焚きバーナ40における燃料ガスの燃焼状態(保炎性)を好適に保つ観点から、排気ダクト30(鉛直筒部31)の内径D4の30%〜50%であることが好ましい。
以上の追い焚きバーナ40において、ノズル41、保炎筒42及びエアレジスタ43の中心軸は、鉛直筒部31の中心軸と一致する位置に配置される。
このように、ノズル41、保炎筒42及びエアレジスタ43の中心軸を、鉛直筒部31の中心軸と略一致する位置に位置させることで、追い焚きバーナ40を、排気ダクト30の壁面から離間した位置に配置できる。また、エアレジスタ43の外側と排気ダクト30の壁面との間に、追い焚きバーナ40により再加熱されていない排ガスの流通する層を形成できる。よって、追い焚きバーナ40を配置することによる排気ダクト30(鉛直筒部31)の温度上昇を低減できるので、排気ダクト30に特別な断熱等を施す必要がなくなる。
尚、エアレジスタ43とノズル41とは、ステー45により固定される(図2参照)。ステー45は、例えば、120度間隔で3箇所、又は90度間隔で4箇所設けられる。また、エアレジスタ43は、ステー(図示せず)により、鉛直筒部31にも固定される。
パイロットバーナ44は、追い焚きバーナ40を着火する場合における種火を供給する。パイロットバーナ44は、排気ダクト30(鉛直筒部31)、エアレジスタ43及び保炎筒42を貫通するように挿入される。そして、パイロットバーナ44の先端部は、保炎筒42の内周面と略一致する位置に位置している。
尚、排気ダクト30(鉛直筒部31)における追い焚きバーナ40が配置された位置には、炎検出手段が設けられる。炎検出手段は、追い焚きバーナ40における炎の有無を電気的に検出している。
燃料供給装置50は、燃料ガスの供給源(図示せず)から追い焚きバーナ40(ノズル41)に燃料ガスを供給する燃料ガス供給ライン51と、この燃料ガス供給ライン51に設けられる流量調整弁52と、燃料ガス供給ライン51を流通する燃料ガスを加温する加温部53と、を備える。
燃料ガス供給ライン51は、図1及び図3に示すように、外部ガス流通ライン511と、内部ガス流通ライン512と、を備える。
外部ガス流通ライン511は、燃料ガス供給ライン51のうち燃料ガスの供給源から排気ダクト30の入口までの部分を構成する。
内部ガス流通ライン512は、燃料ガス供給ライン51のうち排気ダクト30の内部に配置される部分を構成する。内部ガス流通ライン512の先端側は、追い焚きバーナ40のノズル41に接続される。
内部ガス流通ライン512は、ノズル41との接続部分から排気ダクト30の鉛直筒部31に沿って上下方向に延びる鉛直部分512aと、鉛直部分の上端部から略水平方向に屈曲して延びる水平部分512bと、を備える。第1実施形態では、内部ガス流通ライン512を構成する配管を、所定の位置において所定の曲げ半径で曲げ、鉛直部分512aが鉛直筒部31の中心軸と一致するように固定される。
ここで、第1実施形態では、後述の加温部において排ガスにより燃料ガスを所定の温度まで上昇するように加温するために、水平部分512bの長さ、鉛直部分512aの長さ及びそれらの配管の表面に設けるフィン部材53の高さや取り付けピッチを調整することで、伝熱面積が決定される。
内部流通ライン512は、後述する加温部53における燃料ガスの加温性を向上させる観点から、金属製の配管により構成されることが好ましい。
流量調整弁52は、外部ガス流通ライン511に設けられる。流量調整弁52は、例えば、モータバルブにより構成され、追い焚きバーナ40に供給される燃料ガスの流量を調整する。
加温部53は、排気ダクト30を流通する排ガスにより内部ガス流通ライン512を流通する燃料ガスを加温する。第1実施形態では、加温部53は、内部ガス流通ライン512の表面に配置される複数のフィン部材53により構成される。複数のフィン部材53は、熱伝導率の高い金属板により構成され、内部流通ライン512における鉛直部分512aから水平部分512bの略全域に亘って配置される。
フィン部材53は、内部ガス流通ライン512の管軸に対して垂直となるように取り付けられる。
以上の燃料供給装置50から供給される燃料ガスとしては、天然ガス(都市ガス)、プロパンガス、消化ガス等が用いられる。
次に、第1実施形態のコージェネレーション装置1の動作につき説明する。
コージェネレーション装置1では、まず、ガスエンジン10に燃料ガス及び燃焼用空気が供給されて燃料ガスが燃焼され、発電が行われる。ガスエンジン10において燃料ガスが燃焼して発生した燃焼ガスは、排ガスとして排気ダクト30に排出される。
排気ダクト30に排出された排ガスは、排ガスボイラ20に向かって鉛直筒部31を下方に向かって流れる。
鉛直筒部31には、追い焚きバーナ40が配置されており、この追い焚きバーナ40により排ガスは再加熱される。
追い焚きバーナ40には、燃料供給装置50から燃料ガスが供給される。より具体的には、燃料ガスは、燃料ガス供給ライン51(外部ガス流通ライン511及び内部ガス流通ライン512)を流通してノズル41に供給される。ここで、内部ガス流通ライン512は、排気ダクト30の内部に配置されており、また、この内部ガス流通ライン512には、加温部としての複数のフィン部材53が配置されている。これにより、内部ガス流通ライン512を流通する燃料ガスは、排気ダクト30を流通する排ガスとの間で熱交換されて加温される。よって、燃料ガスを加温してから追い焚きバーナ40に供給できるので、追い焚きバーナにおいて、燃料ガスを燃焼しやすくし、燃焼を安定させることができる。
また、第1実施形態では、内部ガス流通ライン512を構成する配管を、所定の位置において所定の曲げ半径で曲げ、鉛直部分512aが鉛直筒部31の中心軸と一致するように固定している。そして、水平部分512bの長さ、鉛直部分512aの長さ及びそれらの配管の表面に設けるフィン部材53の高さや取り付けピッチを調整することで、伝熱面積を決定している。これにより、内部ガス流通ライン512を流通する燃料ガスの加温性を向上させられる。
尚、追い焚きバーナ40における燃焼性を高める観点から、内部ガス流通ライン512を流通する燃料ガスは、加温部において、200℃以上に加温されることが好ましく、300℃以上に加温されることがより好ましい。
また、追い焚きバーナ40では、燃料ガスは以下のようにして燃焼される。
排気ダクト30(鉛直筒部31)を流通する排ガスのうちの一部が、まず、エアレジスタ43の内側に導入される。そして、このエアレジスタ43の内側に導入された排ガスの大部分(約90%)は、複数の貫通孔421を通じて保炎筒42の内部に導入される。保炎筒42の内部では、ノズル41から燃料ガスが噴出されると共に、パイロットバーナ44により種火が供給される。そして、ノズル41から噴出された燃料ガスは、複数の貫通孔421を通じて保炎筒42の内部に供給される排ガスを燃焼用空気として燃焼する。また、エアレジスタ43の内側に導入された排ガスのうちの一部は、エアレジスタ43と保炎筒42との間に形成された隙間を通って下方に流れる。
このように、本実施形態では、燃料ガスの燃焼に用いられる排ガスの量を制限しつつ、排ガスを徐々に保炎筒42の下流に行くに従って燃料用空気である排ガスの供給量を多くするようにして、ガスエンジン10の排ガスを燃焼用空気として用いる追い焚きバーナ40の保炎性を向上させている。
即ち、酸素濃度が低く、温度の低いガスエンジン10の排ガスを燃焼用空気とする場合、多量の排ガスをノズル41部近傍で燃料ガスに接触させると、ノズル41から噴出される燃料ガスの一部は燃焼するものの、排ガス中に含まれる酸素の濃度が低いため、酸素と燃料ガスとの接触による燃焼よりも大量の温度の低い排ガスによる火炎の冷却が優位となって、安定的に燃焼させる温度にならない。
そこで、エアレジスタ43を配置して、追い焚きバーナ40による燃料ガスの燃焼に用いられる排ガスの量を制限した上で、このエアレジスタ43の内側に導入された排ガスを、複数の貫通孔421を通じて徐々に円錐台形状の保炎筒42の内部に供給させた。このように、燃焼用空気としての排ガス量を保炎筒42の下流側に進むに従って徐々に多くなるように供給するようにすることにより、燃焼火炎の冷却を抑制して、保炎筒42内で高温の燃焼が安定的に維持することができるようにすることができる。
また、ガスエンジン10の排ガス中に含まれる酸素濃度は、ガスタービンの排ガス中に含まれる酸素濃度よりも低い。そこで、追い焚きバーナ40に供給される燃料ガスの量は、ガスエンジン10から排出される排ガスの量の4%以下になるようにすることが好ましい。これにより、ガスタービンの排ガスに比して酸素濃度の低いガスエンジン10の排ガスを燃焼用空気とした場合に、追い焚きバーナ40により効率よく燃焼させる量の燃料ガスを供給できる。
尚、追い焚きバーナ40に供給する燃料ガスのより好ましい量は、燃料ガスの種類によって異なる。例えば、燃料ガスとして都市ガス(例えば、13Aガス)を用いた場合には、追い焚きバーナ40に供給される燃料ガスの量が、ガスエンジン10から排出される排ガスの量の2%以下となるようにすることが好ましく、1%以下となるようにすることがより好ましく、0.3%以下となるようにすることが更に好ましい。
追い焚きバーナ40により再加熱されて温度が上昇した排ガスは、下方に向かって流れ排ガス導入口211から排ガス導入室21に導入される。追い焚きバーナ40において再加熱され温度が上昇した排ガス(主として排気ダクト30の中央部を流通する排ガス)と、エアレジスタ43の外側を流通し、追い焚きバーナ40により再加熱されていない温度の低い排ガス(主として排気ダクト30の外側を流通する排ガス)とは、排ガス導入室21から略水平方向に流れの向きが変更され、熱交換室22に流入する過程で混合して温度が平均化される。これにより、熱交換室22において、好適に熱交換を行わせられる。
熱交換室22において、複数の水管221及び給水加熱管223と熱交換を行い温度が低下した排ガスは、排ガス導出室23に導入された後、排ガス導出口231、排気筒24を通って外部に排出される。
第1実施形態においては、内部ガス流通ライン512に用いる配管は、フィン部材53付きの管であったが、内部ガス流通ライン512に用いる配管は、配管の表面に凹凸を設けた管であってもよく、配管の表面積を拡大するように加工された管であってもよい。
次に、本発明のガスエンジンコージェレーション装置の第2実施形態について、図4を参照しながら説明する。第2実施形態のコージェネレーション装置1Aは、加温部の構成において第1実施形態と相違する。尚、第2実施形態以降の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
第2実施形態では、加温部53Aは、内部ガス流通ライン512Aの一部が螺旋状に成形されて構成される。より具体的には、螺旋状に成形された内部ガス流通ライン512Aは、螺旋形状の軸が鉛直筒部31の中心軸と一致する位置に配置される。また、内部ガス流通ライン512は、ステー54により鉛直筒部31に支持される。
第2実施形態のコージェネレーション装置1Aによれば、加温部53Aを、内部ガス流通ライン512Aを螺旋状に成形して構成した。これにより、内部ガス流通ライン512Aの表面積を大きく構成できるので、排気ダクト30を流通する排ガスと、内部ガス流通ライン512Aの内部を流通する燃料ガスとの間の熱交換性を向上させられる。
次に、本発明のガスエンジンコージェレーション装置の第3実施形態について、図5及び図6を参照しながら説明する。第3実施形態のコージェネレーション装置1Bも、加温部の構成において第1実施形態と相違する。
第3実施形態では、鉛直筒部31の内部には、加温部としての熱交換器53Bが配置される。熱交換器53Bは、内部に燃料ガスが流通する燃料ガス流通空間531Bが形成された円筒状の本体部532Bと、この本体部532Bの上端面から下端面まで貫通して形成され、排ガスが流通する複数の排ガス流路533Bと、を備える。
また、内部ガス流通ライン512は、外部ガス流通ライン511と熱交換器53Bとを接続する上側内部ガス流通ライン512cと、熱交換器53Bと追い焚きバーナ40(ノズル41)と、を接続する下側内部ガス流通ライン512dと、を備える。そして、本体部532Bの周面の上部には、上側内部ガス流通ライン512cが接続される燃料ガス導入口534Bが形成される。また、本体部532Bの周面の下部には、下側内部ガス流通ライン512dが接続される燃料ガス導出口535Bが形成される。
第3実施形態のコージェネレーション装置1Bによれば、上側内部ガス流通ライン512cを流通する燃料ガスが熱交換器53Bの内部に導入されると、この熱交換器53Bの内部に導入された燃料ガスと、複数の排ガス流路533Bを流通する排ガスとの間で熱交換が行われ、燃料ガスが加温される。熱交換器53Bで加温された燃料ガスは、下側内部ガス流通ライン512dを通って追い焚きバーナ40に供給される。
第3実施形態のコージェネレーション装置1Bによれば、第1実施形態及び第2実施形態と同様の効果を奏する。また、熱交換器53Bの内部(燃料ガスの流通する側)にフィンを設けたり、排ガス流路533Bに排ガスの圧力損失をできるだけ抑えられる縦フィン等を設けて伝熱面積を拡張し、より熱交換効率を高めてもよい。
次に、本発明のガスエンジンコージェネレーション装置の第4実施形態について、図7を参照しながら説明する。
第4実施形態のコージェネレーション装置1Cは、排気ダクト30と排気筒24とを接続するバイパスダクト70と、ダンパ80と、を更に備える点で第1実施形態と異なる。
バイパスダクト70の上流側の端部は、排気ダクト30における追い焚きバーナ40が配置された位置よりも上流側に接続される。
ダンパ80は、バイパスダクト70の上流側の端部を閉止して、排気ダクト30を流通する排ガスを排ガスボイラ20側に導く第1状態と、排気ダクト30を閉止して、排ガスをバイパスダクト70側に導く第2状態と、を変更可能に構成される。
第4実施形態のコージェネレーション装置1Cによれば、第1実施形態と同様の効果を奏する他、以下のような効果を奏する。
コージェネレーション装置1Cを、バイパスダクト70及びダンパ80を含んで構成した。これにより、排ガスボイラ20による蒸気の生成が必要ない場合には、ダンパ80を第2状態とすることにより、排ガスボイラ20に排ガスを導入することなく外部に排出できる。よって、コージェネレーション装置1Aが電気及び蒸気を供給する負荷設備における要求負荷に応じてより柔軟にコージェネレーション装置1Cを稼動させられる。
以上、本発明のガスエンジンコージェネレーション装置の好ましい各実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、加温部の構成は、上述の各実施形態における構成に限らない。即ち、加温部は、排気ダクトの内部を流通する排ガスの熱を利用して追い焚きバーナに供給される燃料ガスを加温できれば、他の構成であってもよい。
また、上述した実施形態では、排ガス導入室21、熱交換室22及び排ガス導出室23を水平方向に並べて配置したが、これに限らない。即ち、排ガス導出室を鉛直方向に沿うように配置してもよく、また、熱交換室の一部(給水予熱部)及び排ガス導出室を鉛直方向に沿うように配置してもよい。
1,1A,1B,1C ガスエンジンコージェネレーション装置
10 ガスエンジン
20 排ガスボイラ
30 排気ダクト
40 追い焚きバーナ
50 燃料供給装置
53 フィン部材(加温部)
53A 加温部
53B 熱交換器(加温部)
521 内部ガス流通ライン

Claims (4)

  1. ガスエンジンと、前記ガスエンジンから排出される排ガスの熱を回収して蒸気を発生させる排ガスボイラと、前記ガスエンジンと前記排ガスボイラとを接続する排気ダクトと、前記排気ダクトの内部に配置され該排気ダクトを流通する排ガスを燃焼用空気として用いる追い焚きバーナと、前記追い焚きバーナに燃料ガスを供給する燃料供給装置と、を備えるガスエンジンコージェネレーション装置であって、
    前記排気ダクトは、下端部が前記排ガスボイラに接続されると共に鉛直方向に延びる鉛直筒部を含み、
    前記燃料供給装置は、
    前記排気ダクトの内部に配置され、先端側が前記追い焚きバーナに接続され、前記排気ダクトの鉛直筒部に沿って上下方向に延びる鉛直部分を備える内部ガス流通ラインと、
    前記排気ダクトを流通する排ガスにより前記内部ガス流通ラインの少なくとも前記鉛直部分を流通する燃料ガスを加温する加温部と、を備えるガスエンジンコージェネレーション装置。
  2. 前記加温部は、前記内部ガス流通ラインの表面に配置されたフィン部材により構成される請求項1に記載のガスエンジンコージェネレーション装置。
  3. 前記加温部は、前記内部ガス流通ラインが螺旋状に成形されて構成される請求項1又は2に記載のガスエンジンコージェネレーション装置。
  4. 前記内部ガス流通ラインを流通した燃料ガスは、前記加温部において200℃以上に加温される請求項1〜3のいずれかに記載のガスエンジンコージェネレーション装置。
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