JP6126516B2 - 訪問poi推定装置 - Google Patents

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本発明は、訪問POI推定装置に関するものである。
ユーザがGPSロガー等の装置で蓄積したGPSログ履歴を利用して、どのような場所で滞在し、またどのような場所(Point Of Interest; POI)に訪問したのかを推定する技術がある(非特許文献1、2)。
このような分野では、GPSログを用いてユーザが一定時間滞在した履歴の集合を滞留点として抽出し、行動分析や行動予測に用いる。非特許文献2においてはこのように抽出された滞留点について、ユーザ自身がシステムに入力した訪問POI履歴を併せて利用することで、訪問POIの推定を実現している。
Zheng, Y., Zhang, L., Xie, X., and Ma, W.-Y., \Mining interest-ing locations and travel sequences from GPS trajectories", Proceedings of the 18thinternational conference on World wide web, pp.791-800, 2009. 西田京介, 戸田浩之, 倉島健, 内山匡, \確率的訪問POI 分析: 時空間行動軌跡からのユーザモデリング," マルチメディア、分散、協調とモバイル(DICOMO2013)シンポジウム, 2C-6, pp. 334-345, 2013.
しかしながら、従来技術においては以下の問題がある。
つまり、従来では、滞留点抽出と訪問POI推定をパイプライン処理で実行しており、滞留点抽出の誤りの影響を受ける。また、同様の理由で、滞留点抽出のあとに訪問POI推定を行っているため、訪問POI推定の結果を利用した滞留点抽出ができない。
このような問題が原因で、滞留点抽出と訪問POI推定の精度が低下するおそれがあった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、滞留点抽出と訪問POI推定の精度を向上させた訪問POI推定装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、 ユーザが滞留した滞留点と訪問したPOIを推定する訪問POI推定装置であって、 滞留点候補の滞留点らしさを表す確信度を格納する滞留点候補DBと、あるPOIを訪問したのちに別のPOIを訪問する確率に基づいたスコアを格納する遷移スコアDBと、1つの系列において訪問されるPOIの数のもっともらしさを表すスコアを格納する訪問POI数スコアDBと、POIのカテゴリごとに当該カテゴリのPOIでの滞在時間のパラメータを格納するカテゴリ滞在時間パラメータDBと、前記滞留点候補DBに格納された確信度、前記遷移スコアDBに格納されたスコア、前記訪問POI数スコアDBに格納されたスコア、ならびに、前記カテゴリ滞在時間パラメータDBに格納されたパラメータを用いた整数計画問題のコードを生成し、前記コードの解を求め、前記ユーザが滞留した滞留点と前記訪問したPOIを前記解に基づいて推定する同時推定部とを備え、前記同時推定部は、滞留点候補iが滞留点であるかを示す変数S と、滞留点候補iにおいて訪問したPOIが種類kであることを表す変数X ik と、滞留点候補iにおいて種類kのPOIkを訪問し、次の滞留点候補jにおいて種類lのPOIlを訪問したことを示す変数t ijkl と、を探索パラメータとし、前記滞留点候補DBに格納された確信度、前記遷移スコアDBに格納されたスコア、前記訪問POI数スコアDBに格納されたスコア、ならびに、前記カテゴリ滞在時間パラメータDBに格納されたパラメータを、重み係数として用いて、前記整数計画問題のコードを生成することを特徴とする。
本発明の訪問POI推定装置によれば、滞留点抽出と訪問POI推定の精度を向上させることができる。
本実施の形態に係る訪問POI推定装置の概略構成を示すブロック図である。 滞留点候補抽出部の処理の流れを示す図である。 パラメータ計算部の処理の流れを示す図である。 同時推定部の処理の流れを示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る訪問POI推定装置は、ユーザが訪問するPOI(Point Of Interest)を推定する装置であって、GPSログデータベース(以下、データベースをDBと略す)1、POIDB2、滞留点候補抽出部3、滞留点候補DB4、訪問POIDB5、パラメータ計算部6、遷移スコアDB7、訪問POI数スコアDB8、カテゴリ滞在時間パラメータDB9、同時推定部10および推定結果DB11を備える。POIは、訪問対象となる場所であり、例えば、店舗である。
滞留点候補抽出部3は、GPSログDB1とPOIDB2を入力として受け取り、滞留点候補DB4を出力する。
GPSログDB1のデータ構造の例を表1に示す。
Figure 0006126516
GPSログDB1には、あるユーザについてGPSロガーによって取得されたログ情報(ID、日時、経度、緯度)が蓄積されている。
POIDB2のデータ構造の例を表2に示す。
Figure 0006126516
POIDB2には、ユーザが訪問したPOIについて、そのIDであるPOIID、そのPOIの名称、そのPOIのカテゴリ、そのPOIの経度、緯度などが蓄積されている。POIDB2としては既存のものを利用できる。
滞留点候補DB4のデータ構造の例を表3に示す。
Figure 0006126516
滞留点候補DB4には、ユーザが滞留した領域(滞留点という)について、そのIDである滞留点ID、その滞留点の中心経度、中心緯度、GPSログDB1における対応するログ情報に含まれる最小のIDである開始ID、最大のIDである終了ID、その滞留点に滞留した時間である滞留時間、その滞留点の次に訪問可能なPOIを示すPOIIDからなる訪問POI候補、滞留点候補の滞留点らしさを表す確信度が蓄積される。
図2は、滞留点候補抽出部3の処理の流れを示す。
(S1−1)滞留点候補抽出部3は、GPSログDB1を読み込み、滞留点を抽出する。この滞留点の抽出には、例えば、非特許文献1や非特許文献2記載の方法を用いることができる。この際、網羅的に滞留点候補を抽出するため、誤検出を許容しても可能な限り多くの滞留点候補を抽出するようなパラメータを利用する。これにより、各滞留点候補につき、中心経度、中心緯度、開始ID、終了ID、滞留時間などが得られる。
(S1−2)次に、各滞留点候補につき、POIDB2から、その滞留点候補の次に訪問可能なPOIを示すPOIIDからなる訪問POI候補を取得する。ここでは、例えば、滞留点候補の中心座標から一定距離の座標をもつPOIのPOIIDを取得する方法や、中心座標から近傍のPOIを一定数選択し、そのPOIIDを取得するなどの方法が考えられる。座標間の距離計算には、例えば、Hubenyの公式やVincentyの公式を用いることができる(非特許文献2)。
(S1−3)各滞留点候補について、滞留点候補の滞留点らしさを表す確信度を計算する。この確信度の計算には、例えば、滞留点候補の経度、緯度に対する分布推定を行った場合にデータのあてはまりのよさを表す尤度などを利用することができる。具体的には非特許文献2や参考文献「Comaniciu, D. & Meer, P., "Mean Shift: A Robust Approach Toward
Feature Space Analysis", IEEE Trans. Pattern Anal. Mach. Intell., Vol.24, pp.603-
619, 2002,15」記載の方法などを用いて分布推定を行い、尤度を計算することが可能である。
(S1−4)各滞留点候補に滞留点IDを付与し、各滞留点候補につき、滞留点ID、中心経度、中心緯度、開始ID、終了ID、滞留時間、訪問POI候補、確信度を滞留点DB4に出力する。
パラメータ計算部6は、POIDB2と訪問POIDB5を入力として受け取り、遷移確率DB7、訪問POI数スコアDB8、カテゴリ滞在時間パラメータDB9を出力する。
訪問POIDB5のデータ構造の例を表4に示す。
Figure 0006126516
訪問POIDB5は、予め記録されたGPS履歴と、抽出された滞留点に対して、予めユーザが実際に訪問したPOIの情報を保持している。訪問POIIDは、訪問したPOIのID、中心経度、中心緯度は、対応する滞留点の中心経度、中心緯度、開始時刻、終了時刻は、対応する滞留点の開始時刻、終了時刻、滞在時間は、終了時刻から開始時刻を引いた値である。
遷移確率DB7のデータ構造の例を表5に示す。
Figure 0006126516
遷移確率DB7は、FromカテゴリのPOIを訪問したのち、ToカテゴリのPOIを訪問する確率に基づいてスコアを格納している。
訪問POI数スコアDB8のデータ構造の例を表6に示す。
Figure 0006126516
訪問POI数スコアDB8は、1つの系列において訪問されるPOIの数のもっともらしさを表すスコアを格納する。具体的には、各数につき、その数を示す訪問POI数と、対応するスコアとが格納される。
カテゴリ滞在時間パラメータDB9のデータ構造の例を表7に示す。
Figure 0006126516
カテゴリ滞在時間パラメータDB9には、POIについての各カテゴリに対し、滞在時間の対数値の平均(後述の対数平均パラメータμ)と分散(後述の対数分散パラメータσ )が格納される。
図3は、パラメータ計算部6の処理の流れを示す。
(S2−1)パラメータ計算部6は、訪問POIDB5から未処理の連接POIを取得する。連接POIとは、例えば、同一系列においてPOI「A」を訪問したあとにPOI「B」を訪問した場合のABのペアを表す。その他にも、Aの直後に訪問しあPOIのみを対象にすることもできる。ここで同一系列は、例えば同じ日付を用いる。その他にも事前に設定された時刻で区切るなどの方法を用いることができる。本実施例では1日を1系列とする例を用いる。
パラメータ計算部6は、POIDB2を基に、取得した連接POIに含まれるPOIのカテゴリを取得し、遷移確率DB7のスコアを更新する。スコアの計算には、例えば、条件付き確率P(Toカテゴリ/Fromカテゴリ)を用いることができる。ここでP(Toカテゴリ/Fromカテゴリ)は、FromカテゴリのPOIを訪問したのち、ToカテゴリのPOIを訪問する確率を表す。
具体的には、以下の手続きで条件付き確率P(Toカテゴリ/Fromカテゴリ)を計算する。
(S2−1−a)全ての連接POIに対してPOIDB2を用いてカテゴリを取得する。ここで、POI「A」を訪問したあとにPOI「B」を訪問した場合、AのカテゴリをFromカテゴリ、BのカテゴリをToカテゴリという。
(S2−1−b)各Fromカテゴリを対象に(S2−1−c)の処理を行う。
(S2−1−c)対象のFromカテゴリをCFromとする。FromカテゴリがCFrom
である連接POIを取得して総数を求める。これをNCFromとする。また、当該CFromを用いて取得された連接POIのうち、各Toカテゴリが含まれる数をそれぞれNCFrom→CToとする。条件付き確率P(CTo/CFrom)は、例えば、(NCFrom→CTo)/NCFromによって計算することができる。訪問がない場合にスコアがゼロになることを防ぐため、例えば予め設定した係数βを用いて、(NCFrom→CTo+β)/(NCFrom+β|CTo|)によって計算することもできる。ここで|CTo|は、Toカテゴリの異なり数(種類数)である。以上の処理によって条件付き確率P(Toカテゴリ/Fromカテゴリ)を求める。
ここでは、スコアについてはPOIのカテゴリを用いた例を使って述べているが、同じ枠組みでPOIそのもののスコアを用いる方法も考えられる。その場合には、Fromカテゴリのカラムに対応するPOIの情報を保持し、Toカテゴリのカラムに対応するPOIの情報を保持すればよい。
(S2−2)未処理の連接POIが存在する場合には(S2−1)に戻り、そうでない場合には(S2−3)に進む。
(S2−3)結果を遷移確率DB7に出力する。
(S2−4)訪問POIDB5から未処理の日付を取得し、該当日に訪問したPOIの数(訪問POI数)を計算する。訪問POI数は、訪問POIDB5において同じ日付を持つレコード数として取得することができる。次に、訪問POI数を基に訪問POI数スコアを計算する。この計算には例えば正規分布を用いることができる。日付dにおける訪問POI数をvとする。
(S2−5)未処理の日付がある場合には(S2−4)に戻り、そうでない場合には(S2−6)に進む。
(S2−6)日ごとの訪問POI数が正規分布に従っていると仮定し、訪問POI数からパラメータ推定を行い、その結果を利用して訪問POI数スコアを計算する。
平均パラメータμは、
Figure 0006126516
によって計算する。ここでDは日付の総異なり数を表す。
分散パラメータσは、
Figure 0006126516
によって計算する。
平均パラメータと分散パラメータを利用し、k回の訪問POI数に対する訪問POI数スコアαは、例えば正規分布の確率密度関数を用いて、
Figure 0006126516
によって計算する。
そして、各訪問POI数スコアを訪問POI数スコアDB8に出力する。
なお、ここでは訪問POI数スコアを正規分布の最尤推定を用いて計算したが、他にも多項分布やその他の確率分布を用いて計算する方法や各訪問POI数に対して人手で訪問POI数スコアを設定する方法が考えられる。
(S2−7)訪問POIDB5に含まれるPOIの集合に対応するPOIのカテゴリの集合のうち、未処理のカテゴリを選択する。ここで対応するカテゴリは、POIDB2から取得する。そして、訪問POIDB5から、当該カテゴリに該当するレコードを選択し、当該レコードの集合に含まれる滞在時間の情報から、当該カテゴリの平均滞在時間のパラメータを対数正規分布の最尤推定によって求める。あるカテゴリaに対応する滞留点候補DB4のレコードの滞在時間の集合を
Figure 0006126516
と表現すると (ここでNaはカテゴリaに対応するレコードの総数を表す)、カテゴリaの対数正規分布における対数平均パラメータμは、
Figure 0006126516
によって計算する。
また、対数分散パラメータσ は、
Figure 0006126516
によって求めることができる。
これらのパラメータを用いることで、推定時に与えられた滞留点候補に対して滞在時間の観点で当該 POIカテゴリ訪問のもっともらしさを評価する。ここでは対数正規分布を用いる例を示したが、例えば正規分布やガンマ分布など対数正規分布以外の分布を用いることもできる。その際には、それぞれの分布の最尤推定を用いる。なお、最尤推定に限らず事前分布を用いるMAP推定など他の推定手法も利用することができる。そして、得られた対数平均パラメータと対数分散パラメータをカテゴリ滞在時間パラメータDB9に出力する。
(S2−8)未処理のPOIのカテゴリがある場合には(S2−7)に戻り、そうでない場合には処理を終了する。
同時推定部10は、POIDB2、滞留点候補DB4、遷移確率DB7、訪問POI数スコアDB8、カテゴリ滞在時間パラメータDB9を入力として受け取り、推定結果DB11を出力する。
推定結果DB11のデータ構造の例を表8に示す。
Figure 0006126516
推定結果DB11には、POIに関する情報、例えば、名称、中心経度、中心緯度、訪問の開始時刻、終了時刻などが格納される。
図4は、同時推定部10の処理の流れを示す。
(S3−1)同時推定部10は、滞留点候補DB4から未処理の系列を選択する。ここで系列は予め設定した単位を用いることができる。たとえば午前0時を区切りとする1日単位であったり、予め開始終了の時刻を設定した朝、昼、晩という単位を用いることができる。ここでは1日を単位とする例で説明する。
(S3−2)滞留点候補DB4、遷移スコアDB7、訪問POI数スコアDB8、カテゴリ滞在時間パラメータDB9を読み込み、以下の整数計画問題のコードを生成する。
Figure 0006126516
以下、各記号の意味と計算方法を述べる。まず探索パラメータについて説明する。
・s(i=1,…,N):滞留点候補iが滞留点であるかを表す変数。ここでNは滞留点候補iの総数を表す。
・xik(i=1,…,N,k=1,…,K):滞留点候補iにおいて訪問したPOIがkであることを表す変数。ここでKはPOIの総種類数を表す。
・tijkl(i=1,…,N−1,j=i+1,…,N,k=1,…,K,l=1,…,K):滞留点候補iにおいてPOIkを訪問し、滞留点候補jにおいてPOIlを訪問したことを表す変数。
これら探索パラメータについては、整数計画コード上では区別可能な記号であれば、必ずしも上記の記法に限定されない。
次に、上記変数の重み係数に利用されている記号の概要とその計算方法について説明する。
・p(i=1,…,N):滞留点候補iの滞留点らしさを表す重み係数。pの計算には、例えば滞留点候補DB4の確信度を用いることができる。
・qik(i=1,…,N,k=1,…,K):滞留点候補iにおいてあるPOI(訪問POI候補という)kを訪問する確からしさを表す重み係数。ここでは、滞留点候補DB4のうち、滞留点候補iに該当するレコードの訪問POI候補に含まれるPOIを対象とする。qikの推定には、例えば、例えばカテゴリ滞在時間パラメータDB9が保持する対数正規分布のパラメータを用いて、滞留点候補iの滞在時間に訪問POI候補kが属するカテゴリの尤度を用いることができる。それ以外にも、例えば非特許文献2によって推定された値を用いることができる。訪問POI候補に含まれていないPOIについては、候補から外すためにqikを0に設定するか、−999999のような絶対値が大きい負の値を設定する。
・rkl(i=1,…,N,k=1,…,K,l=1,…,K):訪問POI候補kを訪問した後にPOIlを訪問する確からしさを表す重み係数。この重み係数の計算には、遷移スコアDB7において、POIkが属するカテゴリをFromカテゴリ、POIlが属するカテゴリをToカテゴリとしたレコードのスコアを用いることができる。ここでは、このようにカテゴリの推移に対応するスコアを用いるが、前述の「POIそのもののスコア」を用いてもよい。つまり、カテゴリ分けをしないで、あるPOIから別のPOIを訪問する確からしさのスコアをデータベースに保持し、rklには、訪問POI候補kを訪問した後にPOIlを訪問する場合の当該スコアを用いることもできる。
・α(m=1,…,N):系列の滞留点数mの確からしさを表す重み係数。この重み係数には、訪問POI数スコアDB8に格納されたスコアを用いることができる
つまり、訪問POI数スコアDB8において、滞留点数mの同数の訪問POI数に対応するスコアをαとして利用する。
また、αとしてガウス関数を利用できる。例えば、対象ユーザについて滞留点数の平均が5、分散が1とし平均分布で近似すると、
Figure 0006126516
とすることができる。
同時推定部10は、重み係数については上記の計算方法によって得た実数値を代入してコードを生成する。コードには、例えば、LP形式やMPS形式(参考文献:ILOG CPLEX 10.0 User’s Manual, ILOG, 2006.)を利用することが可能であり、(S3−3)で用いるソルバが利用可能な形式であれば特に形式は限定しない。
(S3−3)(S3−2)で生成した整数計画問題のコードをソルバを用いて求解する。このソルバには、例えばGurobi Optimizer(http://www.octobersky.jp/products/gurobi/gurobi.html)やCPLEX(http://www-01.ibm.com/software/commerce/optimization/cplex-optimizer/)といった汎用整数計画ソルバを用いることができる。
(S3−4)求解した結果を用いた推定結果を推定結果DB11に出力する。つまり、s
=1(i=1,…,N)である滞留点候補iを滞留点として抽出し、また、xik=1(i=1,…,N,k=1,…,K)であるPOIkを当該滞留点において訪問したPOIとして解釈し、例えば、これらPOIに関する情報を推定結果DB11に出力する。
(S3−5)未処理の系列がある場合は(S3−1)に戻り、そうでない場合には処理を終了する。
以上のように、本実施の形態の訪問POI推定装置によれば、滞留点候補の滞留点らしさを表す確信度を格納する滞留点候補DB4と、あるPOIを訪問したのちに別のPOIを訪問する確率に基づいたスコアを格納する遷移スコアDB7と、1つの系列において訪問されるPOIの数のもっともらしさを表すスコアを格納する訪問POI数スコアDB8と、POIのカテゴリごとに当該カテゴリのPOIでの滞在時間のパラメータを格納するカテゴリ滞在時間パラメータDB9と、滞留点候補DB4に格納された確信度、遷移スコアDB7に格納されたスコア、訪問POI数スコアDB8に格納されたスコア、ならびに、カテゴリ滞在時間パラメータDB9に格納されたパラメータを用いた整数計画問題のコードを生成し(S3−2)、コードの解を求め(S3−3)、ユーザが滞留した滞留点(xik=1)と訪問したPOI(xik=1)を解に基づいて推定する同時推定部10とを備えることで、滞留点抽出と訪問POI推定を行え、しかも、パイプライン処理でなく、整数計画問題のコードを求解しているので、滞留点抽出の誤りの影響で訪問POI推定の精度が低下することがなく、よって、滞留点抽出と訪問POI推定の精度を向上させることができる。
また、本実施の形態では、整数計画問題のコードを求解しているので、訪問POI推定の結果を利用して滞留点抽出を行っているとも言える。
なお、本実施の形態の訪問POI推定装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムは、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録でき、また、インターネットなどの通信網を介して伝送させて、広く流通させることができる。
1 GPSログDB
2 POIDB
3 滞留点候補抽出部
4 滞留点候補DB
5 訪問POIDB
6 パラメータ計算部
7 遷移スコアDB
8 訪問POI数スコアDB
9 カテゴリ滞在時間パラメータDB
10 同時推定部
11 推定結果DB

Claims (3)

  1. ユーザが滞留した滞留点と訪問したPOIを推定する訪問POI推定装置であって、
    滞留点候補の滞留点らしさを表す確信度を格納する滞留点候補DBと、
    あるPOIを訪問したのちに別のPOIを訪問する確率に基づいたスコアを格納する遷移スコアDBと、
    1つの系列において訪問されるPOIの数のもっともらしさを表すスコアを格納する訪問POI数スコアDBと、
    POIのカテゴリごとに当該カテゴリのPOIでの滞在時間のパラメータを格納するカテゴリ滞在時間パラメータDBと、
    前記滞留点候補DBに格納された確信度、前記遷移スコアDBに格納されたスコア、前記訪問POI数スコアDBに格納されたスコア、ならびに、前記カテゴリ滞在時間パラメータDBに格納されたパラメータを用いた整数計画問題のコードを生成し、前記コードの解を求め、前記ユーザが滞留した滞留点と前記訪問したPOIを前記解に基づいて推定する同時推定部とを備え、
    前記同時推定部は、滞留点候補iが滞留点であるかを示す変数S と、滞留点候補iにおいて訪問したPOIが種類kであることを表す変数X ik と、滞留点候補iにおいて種類kのPOIkを訪問し、次の滞留点候補jにおいて種類lのPOIlを訪問したことを示す変数t ijkl と、を探索パラメータとし、
    前記滞留点候補DBに格納された確信度、前記遷移スコアDBに格納されたスコア、前記訪問POI数スコアDBに格納されたスコア、ならびに、前記カテゴリ滞在時間パラメータDBに格納されたパラメータを、重み係数として用いて、前記整数計画問題のコードを生成すること
    を備えることを特徴とする訪問POI推定装置。
  2. ユーザが滞留した滞留点と訪問したPOIを推定する訪問POI推定装置であって、
    滞留点候補の滞留点らしさを表す確信度を格納する滞留点候補DBと、
    あるPOIを訪問したのちに別のPOIを訪問する確率に基づいたスコアを格納する遷移スコアDBと、
    1つの系列において訪問されるPOIの数のもっともらしさを表すスコアを格納する訪問POI数スコアDBと、
    POIのカテゴリごとに当該カテゴリのPOIでの滞在時間のパラメータを格納するカテゴリ滞在時間パラメータDBと、
    前記滞留点候補DBに格納された確信度、前記遷移スコアDBに格納されたスコア、前記訪問POI数スコアDBに格納されたスコア、ならびに、前記カテゴリ滞在時間パラメータDBに格納されたパラメータを用いた整数計画問題のコードを生成し、前記コードの解を求め、前記ユーザが滞留した滞留点と前記訪問したPOIを前記解に基づいて推定する同時推定部とを備え、
    前記整数計画問題のコードは、
    Figure 0006126516
    であり、
    (i=1,…,N)は、滞留点候補iが滞留点であるかを表す変数であり、Nは滞留点候補iの総数を表すものであり、
    ik(i=1,…,N,k=1,…,K)は、滞留点候補iにおいて訪問したPOIがkであることを表す変数であり、KはPOIの総種類数を表すものであり、
    ijkl(i=1,…,N−1,j=i+1,…,N,k=1,…,K,l=1,…,K)は、滞留点候補iにおいてPOIkを訪問し、滞留点候補jにおいてPOIlを訪問したことを表す変数であり、
    (i=1,…,N)は、滞留点候補iの滞留点らしさを表す重み係数であり、pの計算には、滞留点候補DBの確信度を用い、
    ik(i=1,…,N,k=1,…,K)は、滞留点候補iにおいてあるPOI(訪問POI候補という)kを訪問する確からしさを表す重み係数であり、qikの計算には、カテゴリ滞在時間パラメータDBのパラメータを用い、
    kl(i=1,…,N,k=1,…,K,l=1,…,K)は、訪問POI候補kを訪問した後にPOIlを訪問する確からしさを表す重み係数であり、rklの計算には、遷移スコアDBのスコアを用い、
    α(m=1,…,N)は、系列の滞留点数mの確からしさを表す重み係数であり、αには、訪問POI数スコアDBのスコアを用いる
    ことを特徴とする請求項1記載の訪問POI推定装置。
  3. 請求項1または2記載の訪問POI推定装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム。
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