JP6126012B2 - 定量試料分析のための分離および検出処理の複数の装置の自動制御 - Google Patents

定量試料分析のための分離および検出処理の複数の装置の自動制御 Download PDF

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Description

本発明は、定量試料分析のための分離および検出処理の複数の装置を自動的に制御するための制御システムおよびこれに準ずるコンピュータプログラムに関する。そのようなシステムおよびコンピュータプログラムは、たとえば高速液体クロマトグラフィ(HPLC)装置などの定量試料分析装置を作動させるために使用され得る。
今日の定量試料分析では、分離処理および検出処理が含まれることが多く、この場合、その目的のために、多様な適切な装置または装置の組合せが一般的に使用される。たとえば、高速液体クロマトグラフィ(HPLC)装置を使用する定量試料分析においては、ポンプ、自動試料採取装置、注入器、カラム、弁、および検出器などの分離および検出のための装置が一般的に使用される。しばしば、そのような装置は、制御システムとしてコンピュータ上で実行されている制御ソフトウェアによって制御可能である。たいてい、複数のそのような装置は、定量試料分析の分離および検出処理を実施することを可能にする分析機器と組み合わされる。これらの装置または分析機器の一部の組合せはまた、コンピュータ上で実行されている1つだけの制御ソフトウェアによって制御され得る。単一の制御システムによる分析機器全体のそのような制御は、分析機器の好都合かつ効率的な取り扱いを実現することができる。
しかし、そのような分析機器はしばしば、たとえば研究所における特有の試料分析の必要性または試料分析の柔軟な構成に完璧には適していない。そのような研究所では、たとえば、製薬業界の企業の大量処理分析を引き受けると、たとえば約250、000の試料中の約5、000の化合物などの膨大な量の化合物および試料が、毎年定量化され得る。それにより、化合物は、たとえば、1モルあたり約100gから1モルあたり約700gの間の分子量を有する小分子になり得る。
この枠内では、分析方法の開発、通常分析、機器管理、報告および他の多くのタスクを支援する効率的な分析機器およびツールが、非常に重要なものになり得る。したがって、分析機器の装置を再構成すること、または適切な機器を組み立てるためにさまざまな供給者からの装置を自由に組み合わせることが望まれることが多い。この場合、1つだけの制御システムまたは単一制御システムの機能の一部によって分析機器に提供される好都合な制御は、たいてい少なくとも部分的に失われる。さらには、そのような単一制御システムは、分析機器またはその特定の装置の機能性および作動のすべてを十分に支援していないことが多い。たとえば、方法開発、予防保全、試料調製などの研究所の活動は、そのような単一の制御システムによって支援されないことが多い。そのため、分析機器の比較的非効率な作動、たとえば、特に、装置の少なくとも一部の利用割合が比較的低いなどの結果が生じ得る。加えて、そのような単一の制御システムはたいてい標準化されておらず、したがって十分にカスタマイズできず、たとえば、主に試料の作業流れ、結果の作業流れおよびデータ評価ツールに焦点をあており他の研究所の活動を含んでいない、市販のまたは他のラボラトリ情報管理システム(LIMS)内に統合することができない。
したがって、時間単位あたりの比較的大量の分析に特に適した効率的な定量試料分析を可能にする、分離および検出処理の複数の装置の好ましい自動制御に対する必要性が存在する。
本発明によれば、この必要性は、独立請求項1の特徴によって定義されるような制御システム、および独立請求項18の特徴によって定義されるようなコンピュータプログラムによって対処される。好ましい実施形態は、従属請求項の主題である。
本発明の要旨は、定量試料分析のための分離および検出処理の複数の装置を自動的に制御するためのシステムであって、データ記憶装置、装置モデル化部、試料モデル化部、順序生成部、およびインターフェース部を備える、制御システムである。それにより、データ記憶装置は、装置の各々の特徴データを保持するように構成され、装置モデル化部は、データ記憶装置内に保持された装置の特徴的データを用いて装置をモデル化するように構成されている。さらに、データ記憶装置は、原試料のデータを保持するように構成され、試料モデル化部は、データ記憶装置内に保持された原試料のデータを用いて、定量試料分析の分離および検出処理において分析される複数の分析試料を生成するように構成されている。順序生成部は、装置の利用を考慮に入れながら、定量試料分析のための分離および検出処理における分析試料の分析試料順序を定義するように構成されている。さらに、インターフェース部は、順序生成部によって定義された分析試料順序に従って、定量試料分析のための分離および検出処理の装置を作動させるように構成されている。
制御システムは、特に、中央処理部(CPU)または処理装置、ランダムアクセスメモリ(RAM)およびハードディスクを有する従来のコンピュータになることができ、このコンピュータ上では、データ記憶装置および上記で説明されたさまざまな部を実装するためにコンピュータプログラムが実行される。本発明の文脈では、用語「定量試料分析のための分離および検出処理」は、高速液体クロマトグラフィ(HPLC)処理、超高速液体クロマトグラフィ(UPLG)処理、ガスクロマトグラフィ(GC)処理などのクロマトグラフィ処理、電気泳動処理、または類似の処理に関連することができる。そのような処理の装置は、特に、ポンプと、紫外線可視分光(UV/VIS)光度検出器、蒸発光散乱検出器(ELSD)、屈折率検出器、質量分析(MS)検出器、電導度検出器、電気化学的検出器、放射能検出器、蛍光検出器または窒素選択的検出器などの検出器と、注入器などとを備えることができる。たとえば、データ記憶装置は、データベース管理システムを有するまたは有さない1つまたは複数のデータベース、フラット・ファイル・レポジトリ、これらの組合せなどのあらゆる種類のコンピュータデータ記憶装置になることができる。この文脈では、装置の特徴的データは、作動を特徴付ける装置のパラメータに関連する。そのような特徴的データは、体積、圧力、温度、容量、流量などを含むことができる。装置モデル化部において装置をモデル化することは、その特徴的データに従って装置の各々を再現することと、定量試料分析のための分離および検出処理における装置間の相互作用を確立することを含むことができる。さらに、装置をモデル化することは、複数の装置を1つの分析機器になるように組み合わせることを含むことができる。
原試料のデータは、制御システム内に手動で入力され得、または特に、ラボラトリ情報管理システム(LIMS)からまたはインポートテンプレートからインポートされ得る。本発明の文脈では、用語「分析試料を生成する」は、データ記憶装置に保持された、生のインポートされた試料のデータまたはパラメータを、定量試料分析のための分離および検出処理において実施される特有の分析実行に従って調整することに関連する。特に、そのような調整は、希釈係数を適用すること、試料の1つが複数回処理される場合に平均濃度を算出することなどを含むことができる。
装置の利用は、時間による利用に関連することができ、それにより、前記利用を考慮に入れることは、長時間の装置の好ましい使用に関連することができる。それにより、最適化された利用は、処理時間、処理コスト、試料の処理量、分析結果の品質などに関して装置を効率的に使用することを目指す装置の利用に関連することができる。装置の利用を考慮に入れて分析試料順序を生成することにより、前記利用および定量試料分析のための分離および検出処理もまた最適化され得る。これは、効率的な定量試料分析のための分離および検出処理が結果として生じるように装置を連動させ同期化することを特に可能にする。したがって、順序生成部は、特に、装置の最適な利用に関連するパラメータを調整するように構成され得、それによって効率的な定量試料分析のための分離および検出処理、特にHPLC処理を可能にする。さらには、これは、定量試料分析のための分離および検出処理を一体的に制御および実施することを可能にし、この場合、さまざまなタスクが中央にまとめられ開始される。
好ましくは、制御システムは方法モデル化部を備え、この場合データ記憶装置は、定量試料分析のための分離および検出処理のための方法のデータを保持するように構成され、方法モデル化部は、データ記憶装置内に保持された方法データを用いて、順序生成部によって定義された分析試料順序に従って、定量試料分析のための分離および検出処理のための適切な方法を提供するように構成され、インターフェース部は、方法モデル化部によって提供された適切な方法に従って、定量試料分析のための分離および検出処理の装置を作動させるように構成されている。この文脈における適切な方法は、たとえば関与する試料、機器、条件、順序などに応じた効率的な定量試料分析のための分離および検出処理に特に適する方法に関連する。これは、化合物または試料それぞれを高速液体クロマトグラフィ処理において処理することを可能にする装置のパラメータを調整することに関連することができる。特に、これは、デクラスタリング・ポテンシャル(DP)およびコリジョンエネルギー(CE)による質量分析記録、紫外線波長などの検出、カラム、移動相、グラジエントなどのクロマトグラフィ、分子量(MW)、名称、プロジェクトなどの化合物情報および/または状態、感度などの方法情報に関連するパラメータに関連することができる。適切な方法、たとえば分離および検出条件の組合せとしては、この文脈では、試料の分離条件および化合物の検出条件を特に考慮に入れて装置を組み合わせ作動させることに関連することができる。そのような方法モデル化部を用いることにより、1つまたは複数の適切な方法が制御システムによって自動的に提供され得、適切な方法が、たとえば制御システムのオペレータによって選択され得る。ここでは、好ましくはデータ記憶装置は、原試料の化合物のデータを保持するように構成され、方法モデル化部は、原試料の化合物の各々に対して、定量試料分析のための分離検出処理における適切な方法を評価するように構成されている。それにより、方法モデル化部は、好ましくは、適切な方法を提示し、適切な方法の選択を検出するように構成されている。この提示は、適切な方法のリストを示すグラフィカル・ユーザ・インターフェースになることができる。入力は、クリック信号によって、入力テキストを分析することによって、キーを押したことを分析するなどによって検出され得る。さらに、好ましくは方法モデル化部は、原試料の化合物に対して、定量試料分析のための分離および検出処理における機能不全の方法を評価するように構成されている。そのような構成は、特に好都合かつ効率的な方法の選択を可能にし得る。
好ましくは、制御システムは、装置の少なくとも1つの制御ソフトウェアのインターフェース形式データを保持し、この場合インターフェース部は、順序生成部によって定義された分析試料順序に従って、定量試料分析のための分離および検出処理において装置の少なくとも1つを作動させるために、インターフェース形式データを用いて装置の少なくとも1つの制御ソフトウェアと通信するように構成されている。たとえば制御ソフトウェアは、1つのコンピュータプログラム、複数のコンピュータプログラム、またはコンピュータプログラム(複数可)および関連するデータの組み合わせになることができる。この文脈では、インターフェース形式データは、装置の少なくとも1つと相互作用することを可能にするインターフェースの形式を定義するデータまたはメタデータに関する。たとえば、これは、制御システムと装置の少なくとも1つとの間で交換されることが意図される、文字列区切り値(character separated value)(CSV)ファイルの構造および内容に関連することができる。インターフェース形式データを保持することは、データ記憶装置を、装置の各々のネイティブソフトウェアのインターフェース形式データを保持するように構成することによって確立され得る。この文脈における制御ソフトウェアは、装置を制御するために使用される装置のネイティブソフトウェアに関連する。特に、装置の少なくとも1つは、上記で述べられたような定量試料分析のための分離および検出処理の装置のすべて、すなわち分析機器のすべての装置になることができる。制御システムのそのような構成は、インターフェース部の比較的容易な実装および効率的なデータ交換を可能にする。それにより、好ましくはインターフェース部は、装置の少なくとも1つの制御ソフトウェアによってインポート可能であるファイルを生成することによって、装置の少なくとも1つの制御ソフトウェアと通信するように構成されている。この文脈におけるファイルは、特に、たとえば情報交換標準コード(ASCII)またはユニコードなどの文字符号化方式によって表されたテキストを有するコンピュータ可読ファイルなどのデジタルテキストファイルになることができる。
好ましくは、制御システムは、ロボット部であって、ロボットを制御して、順序生成部によって定義された分析試料順序に従って、原試料容器内に配置される複数の原試料を、試料モデル化部によって生成され、かつ処理用試料容器内に配置される分析試料に変換するように構成されている、ロボット部を備える。この文脈では、試料容器は、試料を取り扱うのに適したチューブまたはウェルプレートなどの容器に関連する。それにより、ウェルプレートは、標準化されかつ試料の貯蔵および/または輸送に一般的に使用される、複数ウェルのマイクロプレートになることができる。たとえば、Society for Biomolecular Screening(SBS)によって開発され、米国規格協会(American National Standards Institute)(ANSI)によって承認されたそのような標準は、長さ127.76mm、幅85.48mm、および高さ14.35mmの、96個、384個、または1536個のウェルを含むマイクロプレートを定義する(Society for Biomolecular Screeing、ANSI/SBS 1−2004:マイクロプレート−設置面積寸法、ANSI/SBS 2−2004:マイクロプレート−高さ寸法、ANSI/SBS 3−2004:マイクロプレート−底部外側フランジ寸法、およびANSI/SBS 4−2004:マイクロプレート−ウェル位置、http://www.sbsonline.org:Society for Biomolecular Screening、2004年を参照)。複数の原試料は、データ記憶装置内に保持された一揃えの原試料になることができ、高速液体クロマトグラフィ処理において分析されるために供給される物質的試料に対応することができる。ロボットは、たとえば、当技術分野で広く知られている用語「Genesis」または「Evo」で商標化される、Tecan Group Ltd.社のピペット操作ロボットなどのピペット操作ロボットになることができる。原試料ウェルプレート内に供給された原試料のデータは、プレート名またはプレート識別それぞれ、ウェル識別、分析される化合物などを含むことができる。分析試料は、この文脈では、定量試料分析のための分離および検出処理における分析のために調製され、制御システムの制御部によって制御されたロボットによって処理ウェルプレート内に配置される試料に関連する。制御システムのそのような構成は、特に比較的大量の試料が研究所などにおいて伴われる場合、効率的に試料を取り扱うことを可能にし得る。
それにより、好ましくはロボット部は、原試料から分析試料への変換において体積移動を適用するように構成されている。この文脈における体積移動は、試料内の体積の移動を生じさせる活動を伴う試料調製ステップに関連する。特に、体積移動は、試料の希釈、たとえば沈殿による試料からのタンパク質の除去、検定試料の調製などを含むことができる。さらに、それによって好ましくは制御システムは、ロボットの制御ソフトウェアのロボットインターフェース形式データを保持し、この場合インターフェース部は、ロボットを作動させて原試料容器内に配置される原試料を処理試料容器内に配置される分析試料に変換するために、ロボットの制御ソフトウェアと通信するように構成されている。制御システムの例示的な使用においては、制御システムのユーザは、原試料情報を制御システムにインポートし、この制御システムは、仮想的に分析試料を作り出してピペット操作ロボット用のテキストファイルをエキスポートし、物質的原試料および空の処理プレートをロボット上に置き、ロボットを始動させ、ロボットは、制御システムの仮想調製に従って分析試料を調製する。
好ましくは、定量試料分析のための分離および検出処理の装置は、第1の数の分離装置と、第2の数の注入装置と、第3の数の検出装置とを備え、第1の数、第2の数、第3の数の少なくとも1つは、第1の数、第2の数、および第3の数の別のものよりも大きく、順序生成部は、より大きい数の装置が、より小さい数の装置と交互に相互運用するよう分析試料順序を定義するように構成されている。そのような複数ラインの定量試料分析のための分離および検出処理、特に多重HPLCとして一般的に知られている複数ラインのHPLCによって試料を処理することにより、検出器装置の利用の増大が可能になる。検出器装置はたいていHPLC処理において使用される装置の中で最も高価であるため、そのような多重化は、全体的な効率性を増大させることができる。それにより、第1の数および第2の数は、好ましくは等しくなることができ、かつ第3の数より大きいものであり、この場合分離装置および注入装置は、少なくとも1つの検出器装置に連結された複数のライン内に配置される。換言すれば、順序生成部は、分析試料順序を、これが適用された際にラインが交互に試料を検出器装置に供給するよう定義するように構成され得る。このようにして、検出器部は効率的に使用され得、その利用は増大され得、この増大は、最も高価なものであるがより高速の装置であることが多い検出器装置である質量分析計を検出器として用いるHPLC処理などの処理に特に重要なものになることができる。
好ましくは、原試料のデータは化合物データを含み、試料モデル化部は、原試料の化合物データを、その検出記録に関しておよびそのクロマトグラフの選好の互換性に関して評価し、定量試料分析のための分離および検出処理において分析される複数の分析試料を生成する際に適切な原試料を混合するように構成されている。この文脈では、検出記録は、検出器装置によって生成された出力グラフに関連し、この場合各化合物のグラフはたいてい、特有の場所において特有の頂点を有する。さらにクロマトグラフの選好は、たとえば、処理温度、処理圧力などの選好に関連する。適切な原試料は、クロマトグラフの選好に関する互換性と、原試料の各々の頂点を含む出力グラフの識別可能性に関連する。試料混合分析法として一般的に知られている、そのような試料混合HPLCによって試料を処理することにより、HPLC処理の効率性を増大させることが可能になる。
好ましくは、制御システムは保全部を含み、この場合データ記憶装置は、装置の各々のデータを保持するように構成され、保全部は、装置の各々のデータを考慮に入れながら装置の保全をもたらすように構成されている。用語「装置保全をもたらす」は、準ずる装置の一定の使用後に予防的装置保全を始動させる、実行の達成、エラー、補修などの装置事象を保存し表示する、装置の初期値パラメータを定義する、装置一覧表を表示する、装置に関する分析実行のコストを見積もるなどのさまざまな保全動作に関連する。このようにして、装置の効率的かつ好都合な保全が可能である。それにより、好ましくは保全部は、装置の各々の保全データの値を事前定義し、装置の各々の保全データに関連付けられた始動値まで数え、計数された始動値が事前定義された値と等しくなるときに警告を与えるように構成されている。装置の各々の保全データの値は、たとえば、その値を制御システムに入力することによって事前定義され得る。特に、保全計画によって値の組が入力され得、この場合この文脈における保全計画は、特有の始動値に関連付けられた1つまたは複数の保全事象に関連する。たとえば、保全事象は、装置を掃除する、装置の特定部分を交換するなどになることができる。この文脈における始動値は、準ずる装置によって実施される動作、たとえばその装置によって実施される注入など、暦日、使用済み溶媒量などに関連する。警告を与えることは、特有の保全事象を求めることによって提供され得、これは、保全事象が実施されるまで関連する装置を遮断することを含むことができる。さらに、好ましくは保全部は、装置の各々の保全のデータをデータ記憶装置内に保存し、装置の各々に対する保全報告書を提供するように構成されている。
好ましくは、装置の各々の特徴的データは、装置の各々の初期値設定を含み、順序生成部は、装置の各々の初期値設定に従って分析試料の分析試料順序を定義するように構成されている。この文脈における初期値設定は、装置の1つに特有のおよび意図された実行特有の設定に関連する。これらは、特に、注入方法のタイプ、データまたはテキストファイルを保存するためのファイルシステム経路、注入量などを含むことができる。
本発明の別の態様は、上記で説明されたシステムを実装するよう実行されるように構成されたプログラムコードを含むコンピュータプログラムに関連する。そのようなコンピュータプログラムは、本発明によるシステムの容易な実装を可能にし、それによってこれに対応する有利な効果が達成される。
本発明のこれらおよび他の態様は、これ以後に説明される実施形態から明らかになり、その実施形態を参照して解明される。
本発明による制御システムおよびコンピュータプログラムは、例示的な実施形態によって、添付された図を参照してこれ以後より詳細に説明される。
本発明による制御システムの実施形態の構成要素の概略図である。 多重高速液体クロマトグラフィ(HPLC)用の分析機器の概略図である。 高速液体クロマトグラフィ(HPLC)における試料混合分析の概略図である。
図1では、コンピュータ上で実行され、それによって本発明による制御システム1を実装するソフトウェアまたはコンピュータプログラムが示され、この制御システム1は、定量試料分析のための分離および検出処理としての高速液体クロマトグラフィ処理(HPLC処理)の複数の装置2を自動的に制御する。制御システム1は、データ記憶装置11およびインターフェース部16、ならびに単独でまたは相乗作用を生み出すために組み合わせて使用され得るさまざまなモジュールを備える。モジュールは、コンピュータ上の別個のアプリケーションとしてまたは単一のアプリケーションの一部として実装され得る。モジュールは、装置モデル化部12、試料モデル化部13、順序生成部14、および方法モデル化部15を備える。対応する矢印によって示されるように、インターフェース部16は、HPLC処理用の分析機器を形成する装置2の組合せの各々と相互作用するように構成されている。分析機器は、注入装置21、分離装置22、および検出器装置23を備える。
制御システム1は、HPLC分析処理の完璧な分析実行を実施するツールとして構成されている。制御システム1は、分析HPLC機器の一部である装置2からの連動および同期を可能にする。データ記憶装置11は、たとえばラボラトリ情報システム(LIMS)によってまたはインポートテンプレートから供給され得る、分析する原試料のデータを保持しインポートするように構成されている。これはさらに、分析機器の装置2の特徴的データを保持する。分析試料は次いで、研究所内の分析者またはユーザによって物理的に調製されるときに電子的に生成される。そのような生成は、分析する原試料の新しい試料容器への移動、試料の希釈、検定器および品質制御を含む。試料ならびに装置2のデータを考慮することにより、順序生成部15は、分析試料順序、たとえば試料の注入順序などを装置2の効率的な利用を考慮して定義する。各試料は、注入方法、移動相、グラジエント形態、検出方法などのような必要とされる分析パラメータに結び付けられる。以下でより詳細に示されるように、制御システム1は、さらに、多重分析または試料混合分析のための分析試料順序を操作する任意選択の手順を含む。
装置2の相互作用のために、インターフェース部16は、事前定義された形式の作業リストと呼ばれるテキストファイルを生成する。これらの作業リストは、装置2のネイティブソフトウェアにインポートされ、装置2に対応するネイティブソフトウェアを制御するために使用される。ネイティブソフトウェアを装置制御において使用することにより、装置2の機能の全体パネルへのアクセスが得られ得る。
分析実行の原試料および装置2の生データは、制御システム1にインポートされ得る。このインポート中、希釈係数がかけられ、試料が複数回注入される場合、平均濃度が制御システム1によって算出される。分析実行からのデータが受け入れられる(ユーザによって検証される)と、データのいかなる変更も遮られ、制御システム1によって報告書が作り出されおよび/またはエキスポートされ得る。制御システム1は、試料を分析し、結果を適切な品質でかつ比較的短時間で提供することを可能にする。
方法モデル化部15は、分析方法の開発を支援し、分析方法のパラメータをデータ記憶装置11に保存するために使用される。たとえば分析される化合物のリストが、最適化バッチ処理にインポートされる。データ記憶装置11に問い合わせることにより、既存の方法が、方法モデル化部15によって見出され提供され得る。オペレータまたは分析者またはユーザは、次いで、見出された方法に結び付けられた情報によって、これらの方法をそのまま使用することを望むか、これらの方法を再開発するまたは適応させることを望むかを決定することができる。さらに、方法モデル化部15は、手動での開発(化合物ごと)および「DiscoveryQuant」として商標化される、AB Sciex社のソフトウェアなどの準ずるソフトウェアを用いた自動開発を可能にする。方法モデル化部15は、検索目的で最終化された方法を提示する。そのような分析方法のパラメータは、デクラスタリング・ポテンシャル(DP)およびコリジョンエネルギー(CE)を用いた質量分析記録、紫外線波長などの検出、カラム、移動相、グラジエントなどのクロマトグラフィ、分子量(MW)、名称、プロジェクトなどの化合物情報および状態、感度などの方法情報を含んでいる。
方法モデル化部15はまた、機能不全の認識および評価も有する。制御システム1において開発された方法の化合物の数により、方法開発が、さまざまな理由によって、たとえば化合物が安定していない、化合物が十分純粋でないなどの理由によって機能不全であった場合が存在する。それにより、化合物に注意付けし、機能不全の理由についての情報、たとえばコメントまたはクロマトグラム、スペクトルなどからの画面写真などを保存する可能性が提供される。注意付けされた化合物が分析に再提出された場合、方法モデル化部15は、この化合物に関する潜在的な問題についての情報を提供する。
インターフェース部16は、クロマトグラム統合などのデータ処理を支援する。検出器23または質量分析計と共に提供されるものなどの装置2のネイティブソフトウェアは、生データを分析ごとに処理するように設計される。インターフェース部16は、分析名および記録、内部標準名および記録、クロマトグラムのファイル名ならびにファイル場所が定義された、エキスポートされた作業リストを入力ファイルとして用いて、検出器23および他の装置2からのネイティブソフトウェアを制御する。この入力作業リストは、インターフェース部16がデータ記憶装置11からの情報にアクセスすることによって生成される。
制御システム1は、データ処理に必要とされる方法を循環式にまたは反復式に作り出し、データを処理し、最終データを初期化することを可能にする。
装置モデル化部12は、複数の装置2を組み合わせることによって分析機器を定義するように構成されている。これは、装置2および分析機器、ならびに研究所内で使用されるまたは保管される関連装置に関連するすべての必要なタイプのデータを保存し、検索するために使用される。さらに、装置モデル化部12または保全部は、予防保全を始動させ、装置2に関連するすべての事象を保存し(ログブック機能)、方法、ファイル、およびホルダ経路などの初期値パラメータを用いて分析機器の作業ラインを定義し、装置2の使用または不使用の実時間の一覧表を示し、また、購入、保全、補修などの計装に結び付けられるコストの見積もりを実施するように構成されている。
装置モデル化部12では、次の基礎が定義される。装置は最も小さく、ポンプ、カラム、注入弁、検出器などの分割不可能な部分である。装置は、単独ツールとして、または他の装置と組み合わせて使用され得る。装置モジュールは、グラジエントポンプなど、含水ポンプ、有機ポンプ、およびポンプ制御器から構成される装置モジュールなど、または分析カラム、プレカラム、およびカラムオーブンから構成されるカラムモジュールなどの、たいていは一緒に使用される1つからそれ以上の装置の組合せである。作業ラインは、仕事を実施するのに必要とされる1つまたは複数のモジュールの組合せであり、たとえば、液体クロマトグラフィ質量分析システム上の作業ラインは、装置モジュールのグラジエントポンプ、注入器、カラム、および検出器によって構成され得る。1つの装置モジュールは、さまざまな作業ラインで使用され得、これは、特に、クロマトグラフィが異なるポンプおよびカラムモジュールで実施されるが、同じ検出器モジュールが異なる作業ラインで使用される多重化の場合である。分析機器上で同時に使用され得る1つまたは複数の作業ラインを結び付ける構成が使用される。分析機器は、1つまたは複数の構成を有することができる。研究所は、一緒に属する機器を結び付ける最も高い階層レベルである。
制御システム1は、保全計画を装置2に関連付けるための保全部をさらに備える。それにより、保全計画は、保全部によってもたらされ得る1つまたは複数の保全事象によって構成される。保全事象は、始動に関連付けて実施する動作によって定義される。始動または始動値は、装置上で実施される注入回数、暦日、使用済み溶媒量などになることができる。始動値計数器は、分析が実施されるときに制御システム1によって自動的に更新され得る。始動値計数器が設定始動値に到達するとすぐに、保全部は、対応する保全事象を実施するよう求める。保全事象が実施されたとき、始動値計数器はリセットされ、新しいサイクルが開始する。保全部は、さらに、保全事象を記録し保全報告書を提供するように構成されている。特に、実施された予防保全(PM)事象情報、ユーザ自身によって行われたまたは外部会社によって行われた非計画の保守作業、ならびに予防保全などからの始動データのようなさまざまな保全事象および情報が、装置2に自動的に結び付けられる。
装置モデル化部12では、さまざまなデータが作業ラインに結び付けられ得る。これらのデータは、注入方法、生データ用のホルダ経路、注入量などの作業ラインのための初期値パラメータとして使用され得、制御システム1から直接アクセスされ得る。試料を分析するためには、試料が分析されるべき作業ラインを選択することだけが必要とされ、次いですべの初期値パラメータが、装置モデル化部12によって提供される。それによって、カラム名、移動相、使用された異なる方法のようなデータもまた、分析報告書における方法説明を作成するために使用される。
試料モデル化部13は、Tecan Genesisのようなピペット操作ロボットを用いることによって分析試料を調製することを可能にする。原試料は、たとえば研究所の顧客から得られ、試料容器としてのチューブ内または96個または384個の複数ウェルのマイクロプレートまたはウェルプレート上に供給される。プレート名、ウェル名、および分析する化合物のような原試料についての情報が、データ記憶装置11内にインポートされる。分析試料は、原試料を用いて試料モデル化部によって調製され、分析機器上に注入される試料である。一部の場合では、原試料が希釈などのように調製される、タンパク質が沈殿によって除去される、検定試料が調製されるなどがある。すべてのこれらの活動は、主に、原試料ウェルプレートに配置される原試料から、処理用ウェルプレートに配置された液体試薬を含むまたは液体試薬の追加が無い分析試料への体積移動ステップである。
試料モデル化部13は、分析試料を仮想的に調製する。自動試料モデル化部13は、ピペット操作ロボットによって読み取り可能な作業リストを作成するロボット部を備え、この作業リストは、体積移動を伴った原試料容器から処理用試料容器へのすべてのピペット操作ステップ情報を含有する。要約すると、ユーザは、原試料情報を制御システム1にインポートし、その試料モデル化部13は、分析試料を仮想的に作り出し、ピペット操作ロボット用の作業リストをエキスポートし、物質的原試料および空の処理試料容器をロボット上に置き、ロボットを起動し、分析試料は仮想調製に従って調製される。
制御システム1は、統計部をさらに備え、この統計部は、作業リストが制御システムから分析機器にエキスポートされる度にデータ記憶装置11を更新し、または、分析が最終化されたときに、データ記憶装置は自動的に更新される。たとえば保存された情報は、実験識別子、分析される試料数、日付、機器識別子などを含む。統計部がデータ記憶装置11に問い合わせることにより、3カ月単位または1年単位で実施される作業量および分析についての実時間情報が得られ得る。このようにして、分析された試料ごとに効果的なコストを評価し、または研究室の強みまたは弱みを特定することが可能である。
制御システム1は、さらに、分析機器からの生データを分析することによって分析機器に関する技術的問題を特定する診断ツールを備える。診断ツールは、制御システム1から、データ記憶装置内に保存された分析生データにアクセスし、ユーザによってはフィルタを設定し、図示すべきものを定義する。例として、3段階式四重極質量分析計が検出器装置23として使用され、生体試料が分析される。一定の時間がたつと、検出器装置23のイオン通路は汚れ、掃除する必要がある。注入に対する内部標準からのピーク面積を図示することにより、ピーク面積が経時的に減少していく場合にこの問題を特定することが非常に容易である。または別の例では、HPLCポンプの診断の場合、注入に対する保持時間が図示され、この場合、経時的な保持時間の安定性は、ポンプの状態を良好に示すものである。
さらに、制御システム1はまた、紙ノートの使用を支援する研究所ノートツールも備える。一部の場合、作業は、公式の紙製の研究所ノートに記録されることが必須である。必要なデータがデータ記憶装置11内に保存され、データ入力が、ノートが登録され得るインターフェース部を用いて行われるとき、これらのノートへの入力およびその入力に結び付けられたキーワードの入力が実施され得る。データ記憶装置11内に保存されたすべてのこの情報は、研究所ノートツールによって検索可能である。同じインターフェースを用いて、紙ノート用の要約シートが、すべてのキーワードを伴って相互参照または索引として作成され得る。これは、所定期間保存のための紙ノートをすばやく正確に完成させることを助けることができる。さらには、任意の分析実行が、入力用のノートIDおよびページを選択することによって、研究所ノートツールのノート入力に結び付けられ得る。制御システム1では、分析実行に対応する紙報告書を作成し印刷することが可能である。この報告書は、紙ノートに貼り付けられるようにされている。化合物IDまたはプロジェクト名のような分析からのキーワードもまた、データ記憶装置11内の入力に自動的に添付され、検索可能である。
集中型および統一型の制御システム1は、複数の有利な相乗効果をもたらす。たとえば、データマイニングが、データ記憶装置11内に保存されているすべての情報およびデータによって利用可能にされる。データ形式が標準化され、研究所のさまざまな側面からのこうした統合データを用いてデータマイニングが実施され、ユーザが保存されたデータから学習することを可能にし得る。統計インターフェースおよび診断ツールは、特有の質問に対処するように設計されたユーザインターフェースを有するデータ・マイニング・ツールである。このデータマイニング概念は、目標データが適切に得られるという制約を伴って、あらゆる新しい着想に拡張され得る。データ記憶装置11に直接的にアクセスすることにより、任意の問い合わせが実施されて必要とされる報告書を得ることができる。一部の場合では、検索の反復により、特有のユーザインターフェースを作り出してユーザを支援することが有用である。例として、類似の化合物からの履歴情報に基づいて、グラジエント形態、カラム、移動相などのクロマトグラフィ条件の予測が必要とされる可能性がある。この場合では、たとえば、ほとんどの分析される化合物またはほとんどの場合に関して使用可能なクロマトグラフィ条件が予測されることが可能になり得る。
以下に、残りの説明を施す。図を明確にする目的で、説明の直接関連する部分内に説明されない参照記号を図が含む場合、これは、前述の説明セクションに参照される。
図2では、多重高速液体クロマトグラフィ(HPLC)のための分析機器が示されている。分析機器は、試料注入弁25、複数の分離装置24、選択装置26、および検出装置27を備える複数の装置2から構成される。複数の分離装置24は、第1の分離装置241、第2の分離装置242、第3の分離装置243、およびさらなる分離装置244を備える。たとえば試料注入装置25は、自動試料採取装置、特に、「HTS PAL」で商標化されるCTC analytics社の自動試料採取装置、Shimadzu社の自動試料採取装置、または「LaChrom L−2300」で商標化されるVWR社の自動試料採取装置などのHPLC自動試料採取装置になることができる。分離装置24は、脱気装置、HPLCポンプおよびHPLCカラムまたはガス、ガス・クロマトグラフィ・オーブンおよびガス・クロマトグラフィ・カラムなどになることができる。選択装置26は、VICI AG社の製品番号C5F−0004EMTなどの4カラム選択器になることができる。検出装置27は、紫外線吸収検出器、蛍光検出器、質量分析検出器、フレームイオン化検出器(FID)などになることができる。
一部の場合、たとえば、検出装置27の購入コストが、たとえば1つのグラジエントポンプと、1つの試料採集器と、1つのカラムと、1つの検出器とである1つの作業ラインと考える分析機器の総コストの約80%を占める場合、多重HPLCは関心を引くものになり得る。したがって、制御システム1は、多重化をもたらすように構成されている。HPLC分析機器の利用は、2つの作業ライン上で平行で作業される場合は厳密に係数2が乗じられ得る。多重HPLCの基礎を成す原理は、2つまたはそれ以上の作業ライン上で交互に試料を注入することである。1つのライン内のカラムからの非生産性の平衡時間を使用するために、別のライン上の試料が分析され得る。これは、1つまたは複数のグラジエントポンプ、1つまたは複数の注入装置、1つまたは複数のカラム、および1つまたは複数の誘導弁を付加することによって物理的に可能である。これは、分析機器の能力を2倍または多重にし、複数のシステムの必要性を低減し、それによって研究所の全装置コストを低減する。図2に示すように、多重HPLCは、方法の多様な柔軟性を得るという追加の利点を有して、3つ以上の作業ラインに拡張することができる。作業ラインは、特に特有の方法専用になることができ、それによって同じ分析順序内でたとえば異なるカラムを必要とする試料を分析することを可能にする。
多重HPLCは、作動および取り扱いにおいて複雑になり得るために、制御システム1は、その処理の有用性を決定的に改良し、またはとにかく処理を可能にする。制御システム内で、ユーザは、試料の注入順序および試料が分析される必要がある作業ラインを定義する。制御システム1の手順は、ポンプ方法(グラジエント)、注入方法、検出方法(分析記録)などの、分析実行を実施するために必要とされるすべての情報を検索する。多重化された機器の複雑性の増大は、制御システム1によって日常的作業に使用可能なレベルまで低減される。
図3はHPLC内の試料混合分析を示しており、この場合、第1の原試料31、第2の原試料32、およびさらなる原試料33などの複数の原試料3が混合されて分析試料4になる。次いで分析試料4が分析され、濃度5、すなわち第1の原試料31からの第1の濃度51、第2の原試料32からの第2の濃度52、およびさらなる原試料33からのさらなる濃度53が提供される。
今日、試料混合分析は、HPLC内で適用されないことが多く、その理由は、時間的利益が、試料混合分析を準備するのに必要とされる付加時間よりも小さいことが多いためである。制御システム1に試料混合分析を実施する手段を提供することにより、これはもはや真実ではない。特に、制御システム1を用いて、試料混合分析は、以下の通りに適用され得る。混合されることが意図されるさまざまな原試料3からの目標化合物は、異なるものになる必要があり、これらの各々からの検出記録は特有のものでなければならない。これは、実際にはすべての試料は混合され得ないが、混合された化合物のクロマトグラフィ条件、たとえば同じカラム、同じ移動相、および同じグラジエントなど、一致する必要があることを意味している。さらに、方法は、試料混合調製から希釈ステップを可能にするのに十分な反応性を有する必要がある。すべてのこれらの基準が実行されたとき、試料は混合され、すべての化合物からの記録を含む検出方法によって分析される。データ評価処理中、測定された結果は、対応する原試料に再割り付けされる必要があり、最終結果は、試料混合調製中の混合から生じる正しい希釈係数を適用することによって補正される必要がある。
混合された化合物およびその結果を制御システム1によって自動的に準備することにより、試料混合分析を好都合に適用することが可能になる。それにより、混合される試料の数によって考案される分析時間は、本質的に低減され得る。さらには、データ記憶装置からの関連情報へのアクセスを有することにより、手順が制御システム1内で生成され得、試料混合分析においてユーザを支援する。制御システム1は、1つの実行内で分析する化合物のすべてに対する試料混合の適合性に関する方法を分析する。この方法分析は、母体の最小の必要とされる質量相違のような何らかの簡単な規則に従う。カラム、移動相、およびグラジエント形態は、同一である必要がある。化合物の感度に応じて、もし高ければ3つの化合物、中間であれば2つの化合物の試料混合を可能にし、感度が低ければ試料の混合は行わない。さらに、この手順は、事前に定義された規則に従って何らかの試料混合の提案を行うことと、ユーザが事前の試料混合提案を受け入れた場合に原試料3が混合される場合、仮想的な処理試料容器を作り出すこととを含む。それに従って構成された試料モデル化部13を用いて、実際の試料混合試料が自動的に調製され得る。分析が通常通り行われ得、希釈係数が制御システム1によって自動的に適用される。
分析シナリオの例、すなわち制御システム1の例示的な適用例において、試料のセットが、研究所によって受け取られた場合、異なる化合物は定量化される必要がある。試料情報データはすべて、ラボラトリ情報管理システム(LIMS)内に取得される。化合物リストを制御システムにインポートすることで分析活動が開始する。注意付けに関する既存の方法の確認が始められる。既存の方法が見出されなかった場合の化合物の場合、方法開発を開始することができ、他の場合方法は使用できる状態にある。方法一式が開発され、試験され、最終化されると、作業は、制御システム1において継続することができる。試料についての情報が、データ記憶装置11にインポートされる。試料混合手順が始められ、試料混合提案が受け入れられた場合、ピペット操作ロボット用の作業リストがエキスポートされる。分析する試料が、試料検査に必要とされる試薬と共にピペット操作ロボット上に置かれる。ロボットプログラムが、指示ファイルとしてエキスポートされた作業リストによって始められる。ロボットが分析試料を調製する時間の間、ユーザは、制御システムによって機器の状態を確認し、次いで機器上で行われる必要があるもの、たとえばフィルタの交換、検出器からのイオン源の掃除、移動相の充填などを行う。
次いで、試料および機器は分析準備が整い、制御システム1内では、分析順序が、多重化選択を有してまたは有さずに最終化され得る。機器用の作業リストがエキスポートされ、分析試料が分析機器上に置かれ、分析が開始される。分析実行が完了したとき、生データが、検出器のネイティブソフトウェアによって処理される。クロマトグラム統合がユーザによって精査され、結果品質が予想された通りである場合、データは制御システム1にインポートされる。インポート手順中、希釈係数および平均算出が自動的に適用される。ユーザによる最終確認後、分析は最終化され固定される。分析が研究所ノート内に文書化される必要がある場合、ノート参照への結び付けが制御システム1内に作られ、報告書が印刷され、研究所ノートに貼り付けられる。報告書は、顧客にエキスポートもしくは送信され得、または最終結果はLIMSにアップロードされ得る。時間を最適に利用するために、試料は夜間に分析され、日中、ユーザは前日からの分析を最終化し、新しい分析を準備し、機器を保全する時間を有する。
本発明は、図および前述の説明において詳細に例証され説明されてきたが、そのような例証および説明は、制限的ではなく例証的または例示的であると考えられるものとする。特許請求の範囲および趣旨内で、変更および改変が当業者によって加えられてよいことが理解されよう。特に、本発明は、上記および以下で説明されるさまざまな実施形態からの特徴の任意の組合せを有するさらなる実施形態を含む。
本発明はまた、図に示されているが、前述または後述の説明において説明されないことがあるすべてのさらなる特徴を含む。また、図および説明において説明された実施形態の代替策およびその特徴の個々の代替策は、本発明の主題から免責され得る。
さらには、特許の範囲において、「備える(comprising)」という単語は、他の要素またはステップを除外せず、「a」または「an」という不定冠詞は複数を除外しない。単一の部は、特許請求の範囲内で引用された複数の特徴の機能を果たすことができる。特質または値に関連する用語「本質的に(essentially)」、「約(about)」、「およそ(approximately)」などはまた、その特質そのものまたはその値そのものをそれぞれ定義する。コンピュータプログラムは、一緒に、または他のハードウェアの一部として供給される、光学式記憶媒体またはソリッドステート媒体などの適切な媒体上に保存/配布され得るが、インターネットまたは他の有線または無線通信システムを介するなどの他の形態で配布されてもよい。特に、たとえばコンピュータプログラムは、コンピュータ可読媒体上に保存されたコンピュータプログラム製品になることができ、このコンピュータプログラム製品は、本発明による方法などの特有の方法を実施するよう実行されるようにされているコンピュータ実行可能プログラムコードを有することができる。特許請求の範囲内のすべての参照記号は、範囲を限定するものとして解釈されてはならない。

Claims (18)

  1. 原試料(3)の定量試料分析のための複数の装置(2)を用いて、分離および検出処理を自動的に制御するための制御システム(1)であって、
    該制御システムが、
    積、圧力、温度、容量、または流量のような少なくとも1つの作動のためのパラメータを含む、前記装置(2)の各々の特徴的データを保持するように構成されたデータ記憶装置(11)、
    および
    前記原試料(3)のデータ、
    および
    記憶されたデータに応じて前記定量試料分析のための分離および検出処理中の前記装置(2)を作動させるように構成されている、インターフェース部(16)
    を備えた制御システム(1)において
    該制御システム(1)は、
    分析機器を定義するように、前記データ記憶装置(11)内に保持された前記装置(2)の前記特徴的データを用いて前記装置(2)の間の相互作用を確立することによって、前記装置(2)を組み合わせるように構成されている、装置モデル化部と
    定義された前記分析機器を用いて前記定量試料分析のための分離および検出処理において分析される複数の分析試料生成をモデル化するように構成されている試料モデル化部(13)であって、上記生成のモデル化は、前記データ記憶装置(11)内に保持された原試料(3)の前記データを用いる、試料モデル化部(13)と
    長時間の前記装置の好ましい使用に関連し且つその効率的な使用を目指すように、前記試料モデル化部によってモデル化され、且つ前記装置(2)の利用を考慮に入れながら、定義された分析機器を使用して、前記定量試料分析のための分離および検出処理において分析される前記分析試料の順序を、前記定量試料分析のための分離および検出処理において分析される複数の分析試料から生成するように構成されている、順序生成部(14)と
    に応答して前記インターフェース部を介して装置を自動的に制御するように構成されており、
    前記インターフェース部(16)は、生成された前記試料の順序に従って、前記定量試料分析のための分離および検出処理において前記装置(2)を作動させるように構成されている、
    制御システム(1)。
  2. 請求項1に記載の制御システム(1)において、
    前記データ記憶装置(11)が、さらに、前記定量試料分析のための分離および検出処理のための方法のデータを保持するように構成され、
    前記制御システム(1)が更に、前記データ記憶装置内に保持された前記方法のデータを用いて、前記順序生成部によって定義された前記分析試料順序に従って、前記定量試料分析のための分離および検出処理のための方法を提供するように構成されている方法モデル化部に応じて前記インターフェース部を介して前記装置を自動的に制御するようになっており、
    前記インターフェース部(16)が、更に、前記方法モデル化部(15)によって提供された前記方法に従って、前記定量試料分析のための分離および検出処理の前記装置(2)を作動させるように構成されている、制御システム(1)。
  3. 請求項2に記載の制御システム(1)において、
    前記データ記憶装置(11)が、前記原試料(3)の化合物のデータを保持するように構成され、前記方法モデル化部が前記記憶されたデータに応じて、前記原試料(3)の前記化合物の各々に対して、前記定量試料分析のための分離および検出処理における前記方法を評価するように構成されている、制御システム(1)。
  4. 請求項3に記載の制御システム(1)において、
    前記制御システム(1)は、更に、前記方法モデル化部に応じて前記インターフェース部を介して前記装置を自動的に制御するようになっており、
    前記制御システムが、前記方法を提示しかつ、前記方法の選択を検出するように構成されている、の制御システム(1)。
  5. 請求項3に記載の制御システム(1)において、
    前記制御システム(1)は、更に、前記方法モデル化部に応じて前記インターフェース部を介して前記装置を自動的に制御するようになっており、
    また、前記原試料(3)の前記化合物に対して、前記定量試料分析のための分離および検出処理において機能不全の方法を評価するように構成されている、制御システム(1)。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の制御システムにおいて、
    前記データ記憶装置(11)は、前記装置(2)の少なくとも1つの制御ソフトウェアのインターフェース形式データを保持するように構成されており
    前記制御システム(1)は更に、前記制御ソフトウェアの形式データに応じて、前記インターフェース部を介して、前記装置を自動的に制御するようになっており、
    前記インターフェース部(16)が、前記インターフェース形式データに応じて、前記順序生成部(14)によって定義された前記分析試料順序に従って、前記定量試料分析のための分離および検出処理において前記装置(2)の前記少なくとも1つを作動させるために、前記装置(2)の前記少なくとも1つの前記制御ソフトウェアと通信するように構成されている、制御システム(1)。
  7. 請求項6に記載の制御システムにおいて、
    前記インターフェース部(16)が、前記装置(2)の前記少なくとも1つの前記制御ソフトウェアによってインポート可能である前記装置(2)の前記少なくとも1つの前記制御ソフトウェアのためのファイルを、前記装置(2)の前記少なくとも1つの前記制御ソフトウェアと通信するように構成されている、制御システム(1)。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の制御システムにおいて、さらに、
    ロボット部であって、前記順序生成部によって定義された前記分析試料順序に従って、原試料容器内に配置される複数の原試料(3)を、前記試料モデル化部によってモデル化されかつ処理用試料容器内に配置される前記分析試料(4)に変換するようにロボットを自動的に制御するようになっているロボット部を備える、制御システム(1)。
  9. 請求項8に記載の制御システム(1)において、
    前記制御システム(1)は更に、
    前記原試料前記分析試料(4)への変換において体積移動を適用するようにロボットアームを自動的に制御するようになっている、制御システム(1)。
  10. 請求項8または9に記載の制御システム(1)において、
    前記データ記憶装置(11)が、前記ロボットの制御ソフトウェアのロボットインターフェース形式データを保持するように構成され、
    前記インターフェース部が、前記ロボットを作動させて前記原試料容器内に配置される前記原試料(3)を前記処理試料容器内に配置される前記分析試料(4)に変換するために、前記ロボットの前記制御ソフトウェアと通信するように構成されている、制御システム(1)。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の制御システム(1)において、
    前記定量試料分析のための前記分離および検出処理の前記装置(2)が、
    第1の数の分離装置(24)と、
    第2の数の注入装置(25)と、
    第3の数の検出装置(27)と
    を含み、
    前記第1の数前記第2の数前記第3の数のうちの少なくとも1つは、前記第1の数前記第2の数前記第3の数のうちの別の1つよりも大きく、
    前記定量試料分析のための前記分離および検出処理のための装置を自動的に制御するための前記制御システム(1)は、前記生成された前記分析試料の順序において、より大きい数の前記装置(2)が、より小さい数の前記装置(2)と交互に相互運用するように、前記インターフェース部を介して前記装置を自動的に制御するようになっている、制御システム(1)。
  12. 請求項11に記載の制御システム(1)において、
    該制御システムは、複数の装置を自動的に制御するようになっており、
    前記第1の数および前記第2の数が等しくかつ
    前記第1および第2の数が前記第3の数より大きく、
    前記分離装置(24)および前記注入装置(25)が、前記少なくとも1つの検出器装置(27)に連結され、且つ、複数のライン内に配置される、制御システム(1)。
  13. 請求項11または12に記載の制御システム(1)において、
    前記データ記憶装置(11)は、原試料のデータを保持するように構成されており、
    自動的に制御するための前記制御システム(1)は、前記原試料(3)の前記化合物データを、検出記録に関しておよびそのクロマトグラフの選好の互換性に関して評価する試料モデルに応じて前記装置を自動的に制御するようになっており、また、前記定量試料分析のための分離および検出処理において分析される前記複数の分析試料(4)を生成する際に適切な原試料(3)を混合するように前記装置を自動的に制御するようになっている、制御システム(1)。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の制御システム(1)において、
    前記制御システム(1)は更に、前記装置(2)の各々の前記データを考慮に入れながら前記装置(2)の保全を自動的にもたらすように構成されている、制御システム(1)。
  15. 請求項14に記載の制御システムにおいて、
    前記制御システム(1)は更に、前記装置(2)の各々の事前定義された保全データに関連付けられた始動値に応じて警告を自動的に与えるようになっている、制御システム(1)。
  16. 請求項14または15に記載の制御システムにおいて、
    前記データ記憶装置(11)は、前記装置(2)の各々の保全のデータを保存するようになっており
    前記制御システム(1)は更に、前記装置(2)の各々に対する保全報告書を提供するように構成されている、制御システム(1)。
  17. 請求項1〜16のいずれか1項に記載の制御システムにおいて、
    前記データ記憶装置(11)は、前記装置(2)の各々の前記特徴的データとして、前記装置(2)の各々の初期値設定を保存するようになっており、
    前記制御システムは更に、前記装置(2)の各々の前記初期値設定に従って前記分析試料(4)の順序を定義するように構成された順序生成部に応じて、前記装置を自動的に制御するようになっている制御システム(1)。
  18. 前記請求項1〜17のいずれか項に記載のシステムを実装するよう実行されるように構成されたプログラムコードを含むコンピュータプログラム。
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