JP6125102B2 - 情報表示システム - Google Patents

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Description

本発明は、情報表示システムに関するものである。
近年、物体の位置を検出するため、イメージセンサと画像処理を組み合わせるコンピュータビジョンと呼ばれる分野の技術が注目されている。
例えば、自動車の前方をカメラで撮影し、その映像から画像処理により障害物を検出することで、衝突前に自動的に自動車のブレーキをかけるシステムが実用化されている。従来のセンサは、物理的な接触やレーザー光線を遮るなど、直接的に物体の存在を検出する技術である。
また、先行技術文献としては、対話する人間が見やすい位置に自ら移動し、かつ探索した最適投影面に投影することができるプロジェクタ投影器搭載型の自律型ロボットの技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−313291号公報
貴重品を貸金庫などの収納ボックスに保管する場合は、扉が開いたままであると防犯上の問題がある。また、荷物の集配所などで防塵や防水のために荷物を扉付きの収納ボックスに保管する用途では、作業時間以外に扉が開いていると防塵や防水の要求を満たさない。荷物を安全に保管するには、収納ボックスの扉を監視して開放されたことを検知する手段が必要である。
本発明の情報表示システムは、カメラ部とプロジェクタ部と画像処理装置を有する情報表示システムであって、カメラ部は扉と扉の可動部を含む周辺を撮影し、画像処理装置は扉の開いている時間が予め設定した時間を超過した場合にアラーム信号を出力し、プロジェクタ部はアラーム信号に基づいた文字やパターンを予め設定した位置に投影することを特徴とする。
また、本発明の情報表示システムは、上述の情報表示システムであって、予め設定した位置が扉であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報表示システムは、上述の情報表示システムであって、扉にはマーカーを有し、画像処理装置はカメラ部で撮影されたマーカーの位置で扉の開いた状態を検知することを特徴とする。
さらに、本発明の情報表示システムは、上述の情報表示システムであって、画像処理装置はカメラ部の映像から人物および作業物の位置を検出し、アラーム信号の文字を人物および作業物と重ならないようにプロジェクタ部から投影することを特徴とする。
さらに、本発明の情報表示システムは、上述の情報表示システムであって、画像処理装置はアラーム文字信号の射影変換機能を有し、プロジェクタ部から投影するアラーム文字は射影していることを特徴とする。
本発明によれば、収納ボックスの扉の開閉を検知でき、さらに扉が開放状態の場合にはアラーム表示をすることができる。
本発明の一実施例に係る情報表示システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る情報表示システムの扉解放時間とアラームの関係を説明するための図である。 本発明の一実施例に係る情報表示システムのカメラの撮影範囲について説明するための図である。 本発明の一実施例に係る情報表示システムのアラーム表示位置を説明するための図である。 本発明の一実施例に係る情報表示システムのアラーム表示と作業物の関係を説明するための図である。 本発明の一実施例に係る情報表示システムの動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施例に係る情報表示システムの画像処理装置の構成を説明するためのブロック図である。 本発明の一実施例に係る情報表示システムのアラーム表示を扉への投影について説明するための図である。 本発明の一実施例に係る情報表示システムのアラーム表示の射影変換を説明するための図である。 本発明の一実施例に係る情報表示システムのアラーム表示を横から見た扉への投影の図である。 本発明の一実施例に係る情報表示システムのアラーム表示を上から見た扉への投影の図である。 本発明の一実施例に係る情報表示システムの第2の画像処理装置の構成を説明するためのブロック図である。 本発明の一実施例に係る情報表示システムの扉が開いたと判定する動作を説明するための図である。 本発明の一実施例に係る情報表示システムの扉が開いたと判定するシーケンスを説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例に係る情報表示システムの構成を示すブロック図である。
図1において、情報表示システムは、画像処理装置110がネットワーク120を介して、カメラ部131とプロジェクタ部132とスピーカ133とに接続されている。
なお、画像処理装置110はネットワーク120を介さず、直接、カメラ部131とプロジェクタ部132とスピーカ133と接続してもよい。
また、画像処理装置110はパーソナルコンピュータ(PC)であってもよい。
カメラ部131は、作業者140と収納ボックス161,162,163を撮影する。
プロジェクタ132は、アラーム情報を床150または収納ボックス161,162,163の扉に投影する。
スピーカ133は、必要に応じて設置するもので、警告のためのアラーム音を出力してもよい。
収納ボックス161,162,163は、ボックス置き場160に設置されている。
収納ボックス161,162,163は、本体の上面にマーカー161−11,162−11,163−11が付けられている。マーカー161−11,162−11,163−11はシールでも塗料でも構わず、画像処理装置110においてマーカー161−11,162−11,163−11が識別できれば良い。マーカー161−11,162−11,163−11の識別には、例えば現場であまり使われずに目立つ色である赤色でもよい。
また、例えば、収納ボックス161の扉161−1の上面にもマーカー161−12が付けられている。本体上面に付けたマーカー161−11は扉161−1を閉めたときに、扉上面のマーカー161−12と一体になる位置に付けるのが望ましい。よって、収納ボックス161の上面、前方向に帯のようにマーカー161−11を付ければ良い。
本発明の一実施例では、収納ボックス161の扉161−1を開け閉めする作業は、予め決められた場所であるボックス置き場160の内側に収納ボックス161を置いたときにのみ許すこととする。
天井に設置したカメラ部131は、ボックス置き場160と、収納ボックス161に荷物を出し入れする作業者140を撮影する。よって、カメラ部131を設置する際の画角調整では、少なくともボックス置き場160の全領域が映るように調整する必要がある。さらに作業者140の姿も映るよう広角にカメラ部131を設置する必要がある。どの程度の範囲を撮影すべきかは後述する。
天井にはカメラ部131以外に、プロジェクタ部132を設置する。任意でスピーカ133を設置しても良い。プロジェクタ部132は扉161−1の開放時間が規定時間を超過したときにアラーム表示151を床150に投影する役割がある。また任意で設置したスピーカ133から警告のためのアラーム音を出力しても構わない。規定時間の超過とアラームの関係については後述する。
画像処理装置110は、カメラ部131で撮影したカメラ映像を取り込み、画像解析処理を行う。画像解析の結果、アラームを出力する必要があれば、プロジェクタ部132で残り時間やアラーム文などが書かれた映像をアラーム表示151として床150に向けて投影する。また、スピーカ133で注意喚起のための音声や警告音などのアラーム音を作業者140に向かって出力してもよい。
次に、図2を用いて扉の開放時間とアラームの関係について説明する。
図2において、横軸は左から右に向け時間の経過を示す。
まず、画像処理装置110は、(a)で収納ボックス161,162,163がボックス置き場160に置かれたことを検知すると扉の開放時間のチェックが始まる。(b)で扉が開いたことをカメラ部131のカメラ映像から検知すると扉開放時間のカウントが始まる。カウントは扉を開けていることが許容される最大時間を規定時間とする。規定時間は、例えば、予め10分と決めておく。
画像処理装置110は、(c)では規定時間201の前に扉が閉められたことをカメラ部131のカメラ映像から検知し、規定時間201前に扉が閉められると、扉開放時間202のカウントを停止する。
画像処理装置110は、再度(d)で扉が開かれるとカウントを始め、(d)の時間から規定時間203を超過204しても扉が閉められなかった場合にアラーム205を出力する。アラーム205の出力はプロジェクタ部132からの投影画像や任意に設置されたスピーカ133のアラーム音である。実際に扉が閉められたのは(e)の規定時間後である。
収納ボックス161,162,163が置かれた時間、扉が開いた時間、扉が閉じた時間、アラーム205を出力する時間は以上の関係にある。
(実施例1、床へのアラーム表示) 次に、収納ボックスの扉が開放状態になっている場合にアラーム表示領域の床にアラーム表示を行う一実施例について、図1から図7を用いて説明する。
カメラ部131の撮影範囲131−1について図3を用いて説明する。
図3は本発明の一実施例に係る情報表示システムのカメラの撮影範囲について説明するための図である。
図3の外枠はカメラ部131で撮影したカメラ撮影範囲131−2である。
カメラ部131は、収納ボックス161が置かれたボックス置き場160と、作業員140が作業する範囲であるアラーム表示領域152の全領域が映るようにカメラ部131の画角を設定している。
アラーム表示領域152はアラーム表示151を表示する領域であり、作業員140が作業する領域に含まれる。このアラーム表示領域152は画像処理が扱うための仮想的な床上の領域であり、図3では明示的に図示したが、実際の作業現場ではアラーム表示領域152を表す線などの印は無くてもよい。
図3のアラーム表示領域152にはアラーム表示151の例として残り時間4分30秒を示す「4.30」を図示したが、日本語などの文字や注意喚起の図形を投影してもよい。
図3は、天井に設置したカメラ部131から撮影した映像なので、収納ボックス161と扉161−1,161−2の上面にはマーカー161−11,161−12,161−13が見えている。図3は扉161−1,161−2が両開きになっている場合である。
次に、図4を用いてアラーム表示位置について説明する。
図4は本発明の一実施例に係る情報表示システムのアラーム表示位置を説明するための図である。
アラーム表示151の表示位置は、アラーム表示領域152内であるという条件以外に、作業者140の位置も関係する。
なお、作業者140や作業者140が床に置いた荷物のようなアラーム表示領域152の内部で検知された物体はアラーム表示151を床に投影する際の障害になり特別に扱う必要があることからこれ以降「作業物」と表記し、単なる物体と区別して扱う。
図4の(a)−1はカメラ部131が撮影したカメラ映像であり、収納ボックス161、作業者140、床150に投影されたアラーム表示151が映っている。アラーム表示151は、作業者3と重ならない位置に投影する。そのため、カメラ部131で撮影した映像のうち、アラーム表示領域152の内部で動く作業者140の位置を(b)−1のように画像処理で検知する必要がある。この作業者140の位置と重ならないようにしたアラーム表示151を含んだ画像を作成しプロジェクタ部132で床150に投影する。その投影画像が(c)−1である。この例では扉開放の残り時間を示す「4.30」を図示した。
カメラ映像(a)−2では、作業者140の位置が(a)−1と異なる。作業者140を検知した結果は(b)−2のようになり、作業者140を避けるように作成したアラーム表示151を含む投影画像は(c)−2になる。
このように、アラーム表示151を床150に投影した際に作業物と重ならないようにする点が特徴である。さらに、アラーム表示151の投影位置をできるだけ作業者140の近くに投影するようにすれば、作業者140を避けつつも動きを追うように表示することも可能である。
次に、アラーム表示151と作業物が重ならないような投影画像の作成について、アラーム表示151の位置決めの動作を図5を用いて説明する。
図5は本発明の一実施例に係る情報表示システムのアラーム表示と作業物の関係を説明するための図である。
図5において、アラーム表示領域152と作業者140の位置関係が(a)の状態だとする。このとき収納ボックス161は図2と同じく(a)の上側にあるとする。
まず、始めに画像処理装置110は、作業者140と収納ボックス161との間にアラーム表示151が投影できるかを判断する。
画像処理装置110は、(a)ではアラーム表示151が占める大きさよりも広い領域51が空いているので、(b)のようにアラーム表示151を作業者140と収納ボックス161との間に表示する。
画像処理装置110は、(c)の状態では作業者140と収納ボックス161との間に充分な広さがないため、作業者140の左右方向に空き領域52があるかを確認し、(c)のように作業者140が中心よりも左にいる場合、右方向に広い領域が存在する可能性が高いため、作業者140の右側にアラーム表示151を表示可能か判断する。
画像処理装置110は、(c)では作業者140の右側が表示可能であるので、(d)のように作業者140の右側にアラーム表示151を表示する。
さらに、(e)では作業者140以外に荷物も置いてあるため、作業者140の左右にも空き領域がない状態である。
画像処理装置110は、この場合、(e)のように作業者140よりも後ろ(図では下側)にアラーム表示151を表示する。
画像処理装置110は、作業者140や複数の荷物によりアラーム表示領域152の中にはアラーム表示151を表示する余地がない場合、(f)のようにアラーム表示領域152の中で収納ボックス161に最も近く左右方向の中心に、作業物と重なることを許容してアラーム表示151を表示する。
次に、上述の図5の詳細な動作を図6で説明する。
図6は本発明の一実施例に係る情報表示システムの動作を説明するためのフローチャートである。
画像処理装置110は、カメラ部131から出力されたカメラ映像データを取得(S601)し、S602の処理に進む。
S602の処理では、アラーム表示領域152の内部で検知された作業物のうち、最も収納ボックス161に近い作業物を選択し、S603の処理に進む。
S603の処理では、収納ボックス161と作業物の間にアラーム表示151が表示可能か否かを判定し、表示可能な場合(YES)にはS611の処理に進み、表示不可の場合(NO)にはS604の処理に進む。S603の処理は図5(a)と同じ動作である。
アラーム表示151が表示可能か否かの判定は、アラーム表示151を床150に投影したときの大きさはプロジェクタ部132のレンズ倍率などから事前に分かり、アラーム表示領域152の広さも事前に決まっているので、カメラ画像に映った作業物の位置から判断することが出来る。
S604の処理では、作業物がアラーム表示領域152の中心に対して左側にあるか否かを判定し、作業物がアラーム表示領域152の中心に対して左側にある場合(YES)にはS609の処理に進み、作業物がアラーム表示領域152の中心に対して右側にある場合(NO)にはS605の処理に進む。
S605の処理では、作業物がアラーム表示領域152の中心よりも右側にあるので、アラーム表示151をアラーム表示領域152の中心よりも左側に表示可能か否かを判定し、表示可能な場合(YES)にはS611の処理に進み、表示不可の場合(NO)にはS606の処理に進む。
S606の処理では、作業物がアラーム表示領域152の中心より右側にあるが、さらに右側に表示できるか否かを判定し、表示可能な場合(YES)にはS611の処理に進み、表示不可の場合(NO)にはS607の処理に進む。
S609の処理では、作業物がアラーム表示領域152の中心に対し左側に位置する場合であり、アラーム表示151をアラーム表示領域152の中心よりも右側に表示可能か否かを判定し、表示可能な場合(YES)にはS611の処理に進み、表示不可の場合(NO)にはS610の処理に進む。S609の処理は図5(c)と同じ動作である。
S610の処理では、作業物がアラーム表示領域152の中心より左側にあるが、さらに左側に表示できるか否かを判定し、表示可能な場合(YES)にはS611の処理に進み、表示不可の場合(NO)にはS607の処理に進む。
S607の処理では、作業物の左右にアラーム表示151を表示する広さが無いため、作業物の後ろに表示可能か否かを判定し、表示可能な場合(YES)にはS611の処理に進み、表示不可の場合(NO)にはS608の処理に進む。
S608の処理では、作業物の周囲にはアラーム表示151を表示する広さが無い状態であるため、作業物と重なることを前提に、アラーム表示領域152の中で収納ボックス161に最も近く左右方向の中心にアラーム表示151を表示し、処理を終了する。
S611の処理では、前処理の判定で「YES」の位置にアラーム表示151を表示する。例えば、S609の処理の場合は、作業物の右側にアラーム表示151を表示し、処理を終了する。
以上のように、最終的にS608の処理、もしくはS611の処理を実行することになる。よって、アラーム表示151がアラーム表示領域152の何れかの位置に必ず表示される。
次に、本情報表示システムの中核となる画像処理装置110の構成と動作について図7を用いて説明する。
図7は本発明の一実施例に係る情報表示システムの画像処理装置の構成を説明するためのブロック図である。
図7において、画像処理装置110は、ボックス位置検出部712、扉位置検知部713、扉開閉判断部714、減算タイマー部715、アラーム判断部716、作業物検知部717、作業物位置検出部718、アラーム表示位置算出部719、アラーム画面合成部720で構成されている。
カメラ部131から出力されたカメラ映像721は、ボックス位置検知部712、扉位置検知部713、作業物検知部717の3つの処理に入力される。
ボックス位置検知部712は、入力されたカメラ映像721を画像解析し、収納ボックス161に付けたマーカー161−11を目印にして、ボックス置き場160の領域に収納ボックス161が置かれたことを検知する。
収納ボックス161の検知方法は、例えば、マーカー161−11の色を赤とし、形状を矩形にした場合、画像処理により赤色成分だけを残し、さらに赤色成分を囲む面積が最小になる外接矩形を求める。この矩形を見つける処理は一般的にrotating calipers法などが使われる。
収納ボックス161の本体に付けたマーカー161−11は図3で示したように本体の上面前方に矩形で付けている。また、輪郭抽出処理を行うと、収納ボックス161本体の輪郭も抽出できる。この輪郭について直線検出方式で一般的なHough変換などの処理を用いて外接矩形を求める。本体の輪郭の外接矩形とマーカー161−11の外接矩形との大きさ、向き、形状を元に、その部分が収納ボックス161であると判断することが出来る。検知した収納ボックス161と本体に付いたマーカー161−11の位置や傾きは、ボックス検知信号724として扉位置検知部713へ出力する。
扉位置検知部713は、扉161−1,161−2に付けられたマーカー161−12,161−13を検知する。収納ボックス161に付いたマーカー161−11は、すでにボックス検知信号724として入力されているので、カメラ映像721で抽出した赤色成分のうち、収納ボックス161本体のマーカーを除いたマーカー161−12,161−13が扉161−1,161−2の候補になる。そのマーカー161−12,161−13の位置と傾きの情報、さらに収納ボックス161の本体の位置と向きの情報を扉開閉判断部714へ出力する。
扉開閉判断部714は、収納ボックス161の本体と扉161−1,161−2の位置関係を求め、扉161−1,161−2の開閉状態を判断する。扉161−1,161−2が閉まっていれば本体のマーカー161−11と一体化しておりマーカー161−11自体の幅が広くなっている。扉161−1,161−2が開いていれば本体のマーカー161−11とヒンジの部分で一点接続された隣接位置で扉161−1,161−2のマーカー161−12,161−13を検出できる。このように収納ボックス161の本体の位置を基準に扉161−1,161−2のマーカー161−12,161−13の向きを確認することで、扉161−1,161−2の開閉状態が判断できる。扉161−1,161−2の開閉状態の情報は、後段の減算タイマー部715に出力する。
減算タイマー部715は、扉161−1,161−2が開放状態であればタイマー値726のカウントダウンを開始する。タイマー値726の初期値は収納ボックス161の扉161−1,161−2を開放していても良い最大時間になる。
例えば、扉161−1,161−2を5分間だけ連続で開けていることが許されるのならば、タイマー値726の初期値は5分になる。カウントダウンを行い扉開放時間の最大時間になった時点でタイマー値726はゼロになる。ゼロになった後のタイマー値726はゼロのまま止まっていても、マイナス方向にカウンタを進めてもどちらでも構わず、ゼロになった後の超過時間を扱う必要があればマイナス方向にカウンタを進めれば良い。タイマー値726はアラーム判断部716とアラーム画面合成部720に出力する。扉161−1,161−2が閉まった状態であればタイマー値726は初期値になる。
アラーム判断部716は、入力されたタイマー値726の値を監視する。そして所定の値になったらアラーム信号722を出力する。アラーム信号722を出力するタイミングはシステムの運用により変わる。
例えば、収納ボックス161の扉161−1,161−2が開いている時間が許容される最大時間になった時にアラームを出力するシステム運用であれば、タイマー値726がゼロになった時点でアラーム信号722を出力する。
また、別の例として、扉161−1,161−2が開いている許容時間の30秒前に警告のアラームを出力する場合は、カウントダウンするタイマー値726の値が残り30秒になった時点でアラーム出力722を出力する。このアラーム信号722を出力するタイミングは複数回でも構わず、例えば、残り30秒前と残りゼロの2回でアラーム信号722を出力しても構わない。
さらに、システムにアラーム音を出力するためのスピーカ133を接続した場合、アラーム判断部716はタイマー値726が所定の値になった時に決められたアラーム音をスピーカ133から出力する。音の種類は人の音声でも機械的なサイレンでも構わない。アラーム音を出力するタイミングはアラーム信号722と同時でも、異なるタイミングでも構わずシステム運用で決めれば良い。
アラーム判断部716は後段のアラーム画面合成部720に対し、アラーム表示151を床150に投影すべきタイミングをタイマー値726で判断して、アラーム情報727として出力する。
作業物検知部717は、入力されたカメラ映像721から、アラーム表示領域152内に存在する作業者140などの作業物を検知する。この検知方法は一般に知られている背景差分やフレーム間差分など、複数枚の画像間の差分情報を抽出し、その出現した差分を映像上に新たに現れた物体であるとして認識する手法を用いる。背景差分であれば、作業物が何も存在していないときの画像を背景画像として、現在のカメラ映像721との差分を取れば、背景画像を作成した後に置かれた荷物などを検出することが出来る。
また、フレーム間差分を用いれば、過去の画像から移動した作業物などの物体を検出することができる。このようにして検知した作業物の情報は、後段の作業物位置検出部718に出力する。但し、カメラ映像721にはアラーム表示151も画像の一部として映り込んでいることに注意する必要がある。プロジェクタ部132から投影したアラーム表示151も動きを伴うので作業物のように見えてしまう。このアラーム表示151を作業物から除外する必要があるため、後段のアラーム表示位置検出部719から、アラーム表示151の位置をアラーム表示位置725としてフィードバックする。
アラーム位置検出部718は、作業物検知部717から入力された情報から、作業物の位置を具体的な座標情報に変換し、アラーム表示151を表示すべき座標を算出する。この時の座標系は、プロジェクト部132で投影する画像を構成するための座標である。アラーム表示151も同様に、この座標系を用いて位置が指定される。但し、アラーム表示151は作業物ではないので、前述した作業物位置検出部718で除外するために、アラーム表示位置部725としてアラーム表示151の座標を出力する。同時にアラーム表示位置部725は後段のアラーム画面合成部720にも出力する。
アラーム画面合成部720は、アラーム情報727からアラームを床に表示すべきとアラーム情報727で指示されると、同時に入力されたタイマー値726の値を床150に投影可能な画像として生成し、アラーム表示位置725で示された座標に重畳して投影画像を合成する。そして合成した画像をプロジェクタ部132に出力する。投影するのはタイマー値726を画像に変化したもの以外に、文字などのメッセージや記号などを組み合わせて画像を合成しても構わない。
プロジェクタ部132は、アラーム表示151が重畳された画像をアラーム表示領域152に投影する。
以上のように画像処理でマーカーを付加した収納ボックスの位置と扉の開閉状態、作業物の位置を検知し、作業物に重ならないようアラーム表示を床へ投影することで、少ない設置条件で収納ボックスの扉開閉時間の監視が可能な投影映像による注意喚起を行う情報表示システムを実現できる。
(実施例2、収納ボックスの扉へのアラーム表示) 次に、収納ボックスの扉が開放状態になっている場合に収納ボックスの扉にアラーム表示を行う一実施例について、図1、図2、図8から図14を用いて説明する。
本発明の一実施例に係る情報表示システムの構成は図1であるが、上述と同様であるため、説明を省略する。
図8は本発明の一実施例に係る情報表示システムのアラーム表示を扉への投影について説明するための図である。
図8に示したアラーム表示801のように扉161−1の傾きと作業者140の位置を考慮して画像処理で変形させて扉161−1に投影することである。図8はプロジェクタ部132のレンズ位置から見たと想定したときの収納ボックス161や扉161−1の見え方である。そのためアラーム表示801が傾いて図示しているが、それは本来見るべき位置でないため傾いて見えるのであり、作業者140の位置から見ると傾きのない表示になって見える。
図9は本発明の一実施例に係る情報表示システムのアラーム表示の射影変換を説明するための図である。
ここでアラーム表示801に傾きを与える画像処理について説明する。
この画像の変形は射影変換と呼ばれる一般的な画像処理の手法を用いる。
例えば、図9の左側に示すように「2.00」と書いた矩形の画像を射影変換することで、右側のように三次元空間中で傾きを与えた仮想的な平面を仮定し、その平面に貼り付けた「2.00」の画像を斜めから見たかのような画像を作り出すことができる。右側の「2.00」は仮想的な平面に垂直な三次元的な位置から見れば左側の「2.00」と同じように傾きのない画像に見える。このように射影変換は異なる傾きを持った座標平面に変換する処理である。この射影変換を用いて、扉161−1に投影する映像を扉161−1の傾きに合わせた映像に変換して作業者140から見てゆがみのない画像を作り出す。
一般に射影変換による三次元座標系(x、y、z)から(x’、y’、z’)への変換は、回転と平行移動の組み合わせで数式1のように表すことができる。
Figure 0006125102
ここでtは平行移動行列、Rは回転行列である。
平行移動行列はX軸、Y軸、Z軸方向の移動量を(tx、ty、tz)とすると数式2のように表すことができる。
Figure 0006125102
回転行列はどの軸で回転させるかで異なり、X軸で角度αだけ回転すると数式3、Y軸で角度βだけ回転すると数式4、Z軸で角度γだけ回転すると数式5のように表すことができる。
Figure 0006125102
Figure 0006125102
Figure 0006125102
次に、アラーム表示801の作成方法について説明する。
表示したいアラーム映像を平面の二次元画像として作成し、z=0として三次元座標系に置き換える。その後、数式2を適用して、プロジェクタ部132からアラーム表示801を投影する扉161−1までの距離だけ座標系を移動する。
次に、数式3〜数式5を適用してプロジェクタ部132の投影する光軸の向きから作業者140の視点へと回転させる。
さらに三次元座標系から数式6と数式7により二次元座標系(X、Y)に変換する。
X=r×(x’/z’) ・・・・・ (数式6) Y=r×(y’/z’) ・・・・・ (数式7) ここでrは作業者140の視点から扉161−1までの距離である。このように変換することで、作業者140からの視点に合わせた射影変換後のアラーム表示801の画像を得ることができる。
実際の射影変換の手順を図10と図11を用いて説明する。
図10は本発明の一実施例に係る情報表示システムのアラーム表示を横から見た扉への投影の図である。
図11は本発明の一実施例に係る情報表示システムのアラーム表示を上から見た扉への投影の図である。
始めに座標軸の定義をする。作業者140から収納ボックス161に向かって右から左にX軸(図10では紙面手前から奥の方向)、天井方向から床方向に向けてY軸(図11では紙面手前から奥の方向)、収納ボックス161の扉161−1から背面方向に向けてZ軸がのびている。また、原点座標はプロジェクタ部132のレンズ部分とする。
図10ではプロジェクタ部132は天井から扉161−1に向けてアラーム表示801を投影するため、床150からほぼ垂直に立つ扉161−1に対しては斜め上からの投影になりアラーム表示801の形が歪む。そこでプロジェクタ部132の高さを作業者140の目線とほぼ同じ高さから投影したかのように見せるための射影変換を行う。
プロジェクタ部132の俯角は設置時に決まりθで表す。プロジェクタ部132を作業者140の目線と同じ水平位置から投影したようなアラーム表示801を作るにはX軸に対してθだけ回転させればよい。数式3にθを代入してアラーム表示801の画像を変換する。
次に、プロジェクタの高さHを平行移動により床からhの高さに移動させるため、数式2のtyに(Hーh)を代入してY軸方向の移動を行う。
以上の変換によりプロジェクタ部132と作業者140、扉161−1に投影されたアラーム表示801の高さは同じになる。
よってこれ以降はプロジェクタ部132と作業者140の目線と扉161−1に投影したアラーム表示801は同じ平面座標系として扱えばよいので、図11の上から見た状態でのみ処理を行えばよい。
なお、この変換には若干の誤差があってもよく、例えば、作業者140の目線の高さhを一律に170cm程度に設定しても身長の差が原因でアラーム表示801の傾きに違和感を覚えるほどの差異は見た目には生じない。プロジェクタの高さHについてはプロジェクタ部132を設置するときに決定される。
図11は作業現場を上から見た図である。プロジェクタ部132から扉161−1に向けてのびる直線を投影線1321とする。
アラーム表示801を投影する扉161−1の表面は扉平面1101とする。投影線1321と扉平面1101の交点で、投影線1321と直角に交わる平面は直角投影面1102とする。扉平面1101と投影線1321との交点と、作業者140の視点とを結んだ直線は視線141とする。作業者140の視点から扉161−1までの距離をrとする。
投影線1321と視線141の角度はφとする。φはカメラ映像に映る作業者140と扉161−1の位置関係から導くことができる。
例えば、カメラ部131を設置した際の撮像素子サイズやレンズの焦点距離などのカメラパラメータを使い、カメラ映像に映った物体の見かけの大きさから求めることができることが特開2009−17026号公報などで開示されている。
また、直角投影面1102と扉平面1101との角度はψとする。ψは扉161−1の角度をマーカー1611−1で検知しており、その手段は上述と同様である。
射影変換をしないアラーム表示801を扉161−1に投影すると、直角投影面1102の座標平面上では正しい画像になるが、扉161−1が開いていて角度ψが付いているため、実際に投影される座標平面は扉平面1101になる。そのためアラーム表示801は歪んで見える。さらに作業者140の視線141は扉平面1101に対して直角ではなく角度ψが付いているため、さらに別の歪みに見える。
そこでまず、直角投影面1102から扉平面1101への角度ψの射影変換を行う。この回転はY軸に対するので数式4に代入して変換する。この時は回転のみで移動は生じないので平行移動は行わない。
続いて、投影線1321から視線141への角度φの射影変換を行う。この回転もY軸に対するので数式4に代入して変換する。さらに平行移動によりプロジェクタ部132のレンズ位置である原点から作業者140の視点位置に変換する。最後に三次元座標系から二次元座標系へ変換するため数式5と数式6で二次元座標を求める。この二次元座標によって描かれた画像がプロジェクタ部132から投影すべきアラーム表示801になる。
以上の変換でプロジェクタ部132から扉161−1に投影したアラーム表示801を作業者140は歪まずに見ることができる。
次に、本情報表示システムの中核となる画像処理装置110の構成と動作について図12を用いて説明する。
図12は本発明の一実施例に係る情報表示システムの第2の画像処理装置の構成を説明するためのブロック図である。
図12は図7の画像処理装置と同じ動作の部分も多いが、一部異なる部分があるので全体を説明する。図12と異なるのは、作業者検知部1217、作業者位置検出部1218、アラーム表示角度算出部1219、アラーム画面合成部1220の4つである。また、プロジェクタ部132がアラーム表示801を扉161−1に投影する点が異なる。
カメラ部131から出力されたカメラ映像721は、ボックス位置検知部712、扉位置検知部713、作業者検知部717の3つの処理に入力する。
ボックス位置検知部712は、入力されたカメラ映像721を画像解析し、収納ボックス161に付けたマーカー161−11を目印にして、ボックス置き場160の領域に収納ボックス161が置かれたことを検知する。
収納ボックス161の検知方法は、マーカー161−11の色を赤とし、形状を矩形にした場合、画像処理により赤色成分だけを残し、さらに赤色成分を囲む面積が最小になる外接矩形を求める。この矩形を見つける処理は一般的にrotating calipers法などが使われる。
収納ボックス161の本体に付けたマーカー161−11は図8で示したように本体の上面前方に矩形で付けている。また、輪郭抽出処理を行うと、収納ボックス161本体の輪郭も抽出できる。この輪郭について直線検出方式で一般的なHough変換などの処理を用いて外接矩形を求める。本体の輪郭の外接矩形とマーカー161−11の外接矩形との大きさ、向き、形状を元に、その部分が収納ボックス2であると判断することが出来る。検知した収納ボックス161と本体に付いたマーカー161−1の位置や傾きは、ボックス検知信号724として扉位置検知部713へ出力する。
扉位置検知部713は、扉161−1,161−2に付けられたマーカー161−12,161−13を検知する。収納ボックス161に付いたマーカー161−11は、すでにボックス検知信号部724として入力されているので、カメラ映像721で抽出した赤色成分のうち、収納ボックス161本体のマーカーを除いたマーカー161−12,161−13が扉161−1,161−2の候補になる。そのマーカー161−12,161−13の位置と傾きの情報、さらに収納ボックス161の本体の位置と向きの情報を扉開閉判断部714へ出力する。
扉開閉判断部714は、収納ボックス161の本体と扉161−1,161−2の位置関係を求め、扉161−1,161−2の開閉状態を判断する。扉161−1,161−2が閉まっていれば本体のマーカー161−11と一体化しておりマーカー161−11自体の幅が広くなっている。扉161−1,161−2が開いていれば本体のマーカー161−11とヒンジの部分で一点接続された隣接位置で扉161−1,161−2のマーカー161−12,161−13を検出できる。このように収納ボックス161の本体の位置を基準に扉161−1,161−2のマーカー161−12,161−13の向きを確認することで、扉161−1,161−2の開閉状態が判断できる。扉161−1,161−2の開閉状態の情報は、後段の減算タイマー部715に出力する。
減算タイマー部715は、扉161−1,161−2が開放状態であればタイマー値726のカウントダウンを開始する。タイマー値726の初期値は収納ボックス161の扉161−1,161−2を開放していても良い最大時間になる。例えば扉161−1,161−2を5分間だけ連続で開けていることが許されるのならば、タイマー値726の初期値は5分になる。カウントダウンを行い扉開放時間の最大時間になった時点でタイマー値726はゼロになる。ゼロになった後のタイマー値726はゼロのまま止まっていても、マイナス方向にカウンタを進めてもどちらでも構わず、ゼロになった後の超過時間を扱う必要があればマイナス方向にカウンタを進めれば良い。タイマー値726はアラーム判断部716とアラーム画面合成部1220に出力する。扉161−1,161−2が閉まった状態であればタイマー値726は初期値になる。
アラーム判断部716は、入力されたタイマー値726の値を監視する。そして所定の値になったらアラーム信号722を出力する。アラーム信号722を出力するタイミングはシステムの運用により変わる。例えば、収納ボックス161の扉161−1,161−2が開いている時間が許容される最大時間になった時にアラームを出力するシステム運用であれば、タイマー値726がゼロになった時点でアラーム信号722を出力する。
また、別の例として、扉161−1,161−2が開いている許容時間の30秒前に警告のアラームを出力する場合は、カウントダウンするタイマー値726の値が残り30秒になった時点でアラーム出力722を出力する。このアラーム信号722を出力するタイミングは複数回でも構わず、例えば、残り30秒前と残りゼロの2回でアラーム信号722を出力しても構わない。
さらに、システムにアラーム音を出力するためのスピーカ133を接続した場合、アラーム判断部716はタイマー値726が所定の値になった時に決められたアラーム音をスピーカ133から出力する。音の種類は人の音声でも機械的なサイレンでも構わない。アラーム音を出力するタイミングはアラーム信号722と同時でも、異なるタイミングでも構わずシステム運用で決めれば良い。
アラーム判断部716は後段のアラーム画面合成部1220に対し、アラーム表示801を扉161−1に投影すべきタイミングをタイマー値726で判断して、アラーム情報727として出力する。
作業者検知部1217は、入力されたカメラ映像721から、動いている作業者140を検知する。この検知方法は一般に知られている背景差分やフレーム間差分など、複数枚の画像間の差分情報を抽出し、その出現した差分を映像上に新たに現れた物体であるとして認識する手法を用いる。フレーム間差分を用いれば、過去の画像から移動した作業者140を検出することができる。このようにして検知した作業者140の情報は、後段の作業者位置検出部1218に出力する。前述の床150に投影したアラーム表示151の場合はそれ自体も作業者140と一緒に検知されたが、本一実施例では扉161−1に投影することからこの検知処理の範囲内には入らずアラーム表示の重なりを考慮する必要はない。
作業者位置検出部1218は、作業者検知部1217から入力された情報から、作業者140の位置を具体的な座標情報にとして算出する。そして複数の作業者140が検知された場合は、最も収納ボックス160に近い作業者140を選んで後段のアラーム画面合成部1220に座標を出力する。
アラーム画面合成部1220は、アラーム情報727からアラームを扉161−1に表示すべきとアラーム情報727で指示されると、同時に入力されたタイマー値726の値を扉161−1に投影可能な画像として生成する。この生成方法は前述した射影変換による方法を用いる。そして生成した画像をプロジェクタ部132に出力する。投影するのはタイマー値726を画像に変化したもの以外に、文字などのメッセージや記号などを組み合わせて画像を合成しても構わない。
プロジェクタ部132は、アラーム表示801が重畳された画像を扉161−1に投影する。
(収納ボックスの扉の開閉検知手段) 次に、収納ボックスの扉の開閉検知手段について、図13を用いて説明する。
図13は本発明の一実施例に係る情報表示システムの扉が開いたと判定する動作を説明するための図である。
図13において、収納ボックスは本体1301と扉1302と構成され、本体1301の天井にマーカー1303が貼り付けら、扉1302の天井にマーカー1304が貼り付けられている。
画像処理装置110の扉位置検知部713は、扉1302に付いたマーカー1304の外接矩形の重心点を求める。
マーカー1304の外接矩形の中心を求めるには、例えば、縦横の半分の位置を重心点と決めても良い。この重心点の移動を追うことで扉1302の開閉状態を検知する。また、扉1302の平面と垂直に仮想的な検出ライン1305を引き、この検出ライン1304と重心点の位置を画像処理で追跡する。
図13(a)は扉1302が閉まった状態の図である。
収納ボックスの本体1301のマーカー1303と扉1302のマーカー1304が一体化して見えている。扉1302と収納ボックスの本体1301との区別ができることはすでに説明した。
扉位置検知部713は、カメラ映像721から本体のマーカー1304のみが映っている場合に扉1302が閉まっていると判定する。
(b)は扉1302が開く途中の状態の図である。
扉位置検知部713は、カメラ映像721から扉1302の開口した位置を認識(認識した扉1316)し、認識した扉1316から扉の重心点1317を求め、扉の重心点1317が検出ライン1305を越えているか否かを判定し、本例では扉の重心点1317が検出ライン1305を越えていないため、扉1302が開く途中であると判定する。
(c)は扉1302が開いた状態の図である。
扉位置検知部713は、カメラ映像721から扉1302の開口した位置を認識(認識した扉1326)し、認識した扉1326から扉の重心点1327を求め、扉の重心点1377が検出ライン1305を越えているか否かを判定し、本例では扉の重心点1327が検出ライン1305を越えているため、扉1302が開いていると判定することにより、扉1302が開いていると検出1328することができる。
なお、検出ライン1305と扉の重心点1307の位置を扉1302のヒンジ付近に設定すれば、扉1302の開きが少なくても検知することができる。この位置はどれだけ扉1302が開いたら検知するかで変わるので運用に応じて調整する。
さらに、扉の開閉検知の連続した動作について図14を用いて説明する。
図14は本発明の一実施例に係る情報表示システムの扉が開いたと判定するシーケンスを説明するための図である。
図14は、上側から時計回りに見て、扉1302を閉じた状態から開いて、そして閉じるまでの図である。
図14(a)は扉1302が閉じた状態である。
扉位置検知部713は、カメラ映像721から扉1302の位置と重心点1307を求め、扉1302の位置と重心点1307から扉1302が閉まっていると判定する。
(b)は扉1302が開く途中の図である。
扉位置検知部713は、カメラ映像721から扉1302の重心点1317を求め、扉の重心点1317が検出ライン1305を越えているか否かを判定し、扉の重心点1317が検出ライン1305を越えていないため、扉1302が開く途中であると判定する。
(c)は扉1302が開いた状態の図である。
扉位置検知部713は、カメラ映像721から扉1302の重心点1327を求め、扉の重心点1327が検出ライン1305を越えているか否かを判定し、扉の重心点1317が検出ライン1305を越えているため、扉1302が開いた状態であると判定する。
扉位置検知部713は、扉1302が(c)の状態になると扉1302を開いていることが許容される最大の規定時間(例えば、30分)を超過しないかの規定時間の監視1405を開始する。このまま規定時間を超過すればアラームを出力する。
(d)は扉1302が閉める途中状態の図である。
扉位置検知部713は、カメラ映像721から扉1302の重心点1337を求め、扉の重心点1337が検出ライン1305を閉まる方向で越えているか否かを判定し、扉の重心点1317が検出ライン1305を閉まる方向で越えているため、扉1302が閉まる途中状態であると判定する。
扉位置検知部713は、その後、扉1302を閉めて重心点が検出ライン1305を逆に超えたことを検出すると、規定時間の監視は終了し、(a)の状態に戻る。
以上のサイクルを繰り返し、扉1302の開閉を監視する。
なお、プロジェクタ部132は電動式で首振りが可能な仕組みにして、画像処理装置110から指示した収納ボックス161の扉161−1,161−2を狙って動く仕組みにしても良い。
また、扉161−1,161−2の角度が開きすぎていて作業者140が投影した文字を認識できない場合に限り、床150や収納ボックス161の内部に投影するような判断処理をアラーム判断部716に追加しても良い。
以上のように画像処理でマーカーを付加した収納ボックスの位置と扉の開閉状態、作業員の位置を検知し、作業員に見やすいように変換したアラーム表示を収納ボックスの扉へ投影することで、少ない設置条件で収納ボックスの扉開閉時間の監視が可能な投影映像による注意喚起を行う情報表示システムを実現できる。
本発明の実施形態である情報表示システムは、収納ボックスの扉の開閉を検知でき、さらに扉が開放状態の場合にはアラーム表示をすることができる。
以上本発明について詳細に説明したが、本発明は、ここに記載された情報表示システムに限定されるものではなく、上記以外の情報表示システムに広く適用することができることは言うまでもない。
110:画像処理装置、120:ネットワーク、131:カメラ部、132:プロジェクタ部、133:スピーカ、140:作業者、150:床、151:アラーム表示、152:アラーム表示領域、160:ボックス置き場、161,162,163:収納ボックス、712:ボックス位置検出部、713:扉位置検知部、714:扉開閉判断部、715:減算タイマー部、716:アラーム判断部、717:作業物検知部、718:作業物位置検出部、719:アラーム表示位置算出部、720:アラーム画面合成部、721:カメラ映像、722:アラーム信号、724:ボックス検知信号、725:アラーム表示位置、726:タイマー値、727:アラーム情報。

Claims (4)

  1. カメラ部と、プロジェクタ部と、画像処理装置を有する情報表示システムにおいて、
    前記カメラ部は、扉と扉の可動部を含む周辺を撮影し、
    前記画像処理装置は、前記扉の開いている時間が予め設定した時間を超過した場合にアラーム信号を出力し、
    前記プロジェクタ部は、前記アラーム信号に基づいた文字やパターンを予め設定した位置に投影し、
    前記予め設定した位置が前記扉であることを特徴とする情報表示システム。
    することを特徴とする情報表示システム。
  2. 請求項1に記載の情報表示システムにおいて、
    前記扉にはマーカーを有し、
    前記画像処理装置は、前記カメラ部で撮影された前記マーカーの位置で前記扉の開いた状態を検知することを特徴とする情報表示システム。
  3. カメラ部と、プロジェクタ部と、画像処理装置を有する情報表示システムにおいて、
    前記カメラ部は、扉と扉の可動部を含む周辺を撮影し、
    前記画像処理装置は、前記扉の開いている時間が予め設定した時間を超過した場合にアラーム信号を出力し、
    前記プロジェクタ部は、前記アラーム信号に基づいた文字やパターンを予め設定した位置に投影し、
    前記画像処理装置は、前記カメラ部の映像から人物および作業物の位置を検出し、アラーム信号の文字を前記人物および作業物と重ならないように前記プロジェクタ部から投影することを特徴とする情報表示システム。
  4. 請求項1乃至3に記載の情報表示システムにおいて、
    前記画像処理装置は、アラーム文字信号の射影変換機能を有し、
    前記プロジェクタ部から投影するアラーム文字は、射影していることを特徴とする情報表示システム。
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