JP6124331B2 - しゃくとり虫型変形を利用した駆動装置 - Google Patents
しゃくとり虫型変形を利用した駆動装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6124331B2 JP6124331B2 JP2013008348A JP2013008348A JP6124331B2 JP 6124331 B2 JP6124331 B2 JP 6124331B2 JP 2013008348 A JP2013008348 A JP 2013008348A JP 2013008348 A JP2013008348 A JP 2013008348A JP 6124331 B2 JP6124331 B2 JP 6124331B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- elastic member
- piezoelectric element
- fixing means
- stator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 44
- 230000008602 contraction Effects 0.000 claims description 30
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 9
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 6
- 230000003993 interaction Effects 0.000 claims description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 10
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 9
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 5
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 4
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 229910000906 Bronze Inorganic materials 0.000 description 1
- OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N Phosphorus Chemical compound [P] OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000032683 aging Effects 0.000 description 1
- 239000010974 bronze Substances 0.000 description 1
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- KUNSUQLRTQLHQQ-UHFFFAOYSA-N copper tin Chemical compound [Cu].[Sn] KUNSUQLRTQLHQQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 230000005764 inhibitory process Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Description
第1固定手段、第1圧電素子、板状弾性部材及び第2固定手段がこの順に連結されてなるステータ、並びに、ステータの板状弾性部材との相互作用によって動作する可動部、を備え、ステータは、第1固定手段を固定端として第1圧電素子が伸縮することによって第1圧電素子の板状弾性部材側の端部と第2固定手段との距離が増減し、第1圧電素子の板状弾性部材側の端部と第2固定手段との距離が減少するにつれて、板状弾性部材に生じる撓みが増大するように構成されている、駆動装置である。
図1を参照しつつ第1実施形態に係る本発明の駆動装置10について説明する。図1に示すように駆動装置10は、第1固定手段1、第1圧電素子2、板状弾性部材3及び第2固定手段4がこの順に連結されてなるステータ5、並びに、ステータ5の板状弾性部材3との相互作用によって動作する可動部6、を備えている。なお、図1に示した可動部6はロータ円板であるが、本発明は当該形態に限定されるものではなく、可動部としてスライダのような直線移動体を用いてもよい。
駆動装置10において、第1固定手段1は、第1圧電素子2の一端2aを固定するための手段である。第1固定手段1の形態は、第1圧電素子2の一端2aを固定し、第1圧電素子2が当該第1固定手段1を固定端として伸縮可能な形態であれば、特に限定されるものではない。例えば、駆動装置10を設置する箇所(不図示)に固定された金属片やプラスチック片、セラミックス片等を第1固定手段1とすることができる。
駆動装置10において、第1圧電素子2は、一端2aが第1固定手段1に固定され、当該第1固定手段1を固定端として伸縮する素子である。第1圧電素子2は伸縮型の圧電素子であれば特に限定されるものではなく、例えば伸縮方向に圧電素子が複数積層されてなる積層型圧電素子を適用することができる。第1圧電素子2の伸長量ついては、板状弾性部材3や可動部6の形状、大きさ等に合わせて決定することができる。例えば、駆動装置10を動作させた場合において、板状弾性部材3の撓み量(変形量)が数ミクロン程度(0.1μm〜30μm程度)となるようなものが好ましい。後述するように、駆動装置10においては、第1圧電素子2による伸縮量が板状弾性部材3の撓み量に拡大変換されるため、第1圧電素子2の伸縮量が小さくとも効率的な駆動が可能となる。
駆動装置10において、板状弾性部材3は、一端3aが第1圧電素子2の端部2bに連結され、当該第1圧電素子2の伸縮に伴って、撓みの発生・解消がなされる部材であり、第1圧電素子2の端部2bと第2固定手段4との間の距離に依存して撓み量が変化するものである。板状弾性部材3の構成材としては、弾性を有する材料であればよく、例えば、金属やプラスチック等から構成することができる。板状弾性部材3の形状は撓みが解消された状態において、湾曲のない形状であればよい。例えば、撓みが解消された状態において、第1圧電素子2の端部2bと第2固定手段4とを結ぶ直線に沿った形状とすることができる。ただし、後述するように、板状弾性部材3を多少湾曲させることで、板状弾性部材3の撓みの方向を規制してもよい。板状弾性部材3の厚みや大きさは、可動部6の形状や大きさ等に合わせて決定することができる。上述したように、第1圧電素子2の伸長によって、数ミクロン程度(0.1μm〜30μm)の撓み(変形)を伴うものが好ましい。
駆動装置10において、第2固定手段4は、板状弾性部材3の一端(第1圧電素子2とは反対側の端)3bを固定するための手段である。第2固定手段4の形態は、板状弾性部材3の一端3bを固定し、板状弾性部材3を第1圧電素子2と第2固定手段4との間に拘束可能な形態であれば、特に限定されるものではない。例えば、駆動装置10を設置する箇所(不図示)に固定した金属片やプラスチック片、セラミックス片等を第2固定手段4とすることができる。
駆動装置10において、ステータ5は、上記した第1固定手段1、第1圧電素子2、板状弾性部材3及び第2固定手段4がこの順に連結されてなるものである。これによって、第1固定手段1を固定端として第1圧電素子2が伸縮することによって第1圧電素子2の板状弾性部材3側の端部2bと第2固定手段4との距離が増減し、第1圧電素子2の板状弾性部材3側の端部2bと第2固定手段4との距離が減少するにつれて、板状弾性部材3に生じる撓みが増大するように構成することができる。
このように、第1圧電素子2の伸縮が板状弾性部材3のしゃくとり虫型の撓みへと変換されることで、板状弾性部材3との相互作用によって駆動装置10の可動部を動作させることができる。可動部6の形態は、駆動装置に一般的に使用される形態であればよく、例えば、ロータや球体等の回転体、一次元或いは二次元に動作可能とされるスライダ等の直線移動体や棒状体、平板等とすることができる。以下、図1を参照しつつ、駆動装置10におけるステータ5と可動部(ロータ)6の動作について説明する。
本発明において、駆動装置に備えられるステータの形態は上記ステータ5のような形態に限定されるものではない。図5に、第2実施形態に係る本発明の駆動装置20に設けられるステータ15を概略的に示す。図5において、可動部については記載を省略している。また、図5において、駆動装置10と同様の構成については同一符号を付し、説明を省略する。
本発明に係る駆動装置においては、ステータが複数備えられていてもよい。図6、7に第3実施形態に係る本発明の駆動装置30を概略的に示す。図6、7において、駆動装置10と同様の構成については同一符号を付し、説明を省略する。
駆動装置10〜30においては、第1圧電素子2を伸長させることで第1圧電素子2の端部2bと第2固定手段4との距離を減少させて、板状弾性部材3に撓みを生じさせる形態について説明した。しかしながら、本発明は当該形態に限定されるものではない。図8に第4実施形態に係る本発明の駆動装置40に設けられるステータ35を概略的に示す。図8において、可動部については記載を省略している。また、図8において、駆動装置10と同様の構成については同一符号を付し、説明を省略する。
上述したように、本発明に係る駆動装置は、板状弾性部材をしゃくとり虫型に撓ませることによって、変位量拡大効果を得て、板状弾性部材を可動部に接触させることで、可動部を動作させている。よって板状弾性部材の撓みの方向(凸の方向)を可動部側に規制する規制手段を駆動装置に設けることが好ましい。
図11に示す駆動装置を作製し、性能評価を行った。作製した駆動装置において、積層型圧電素子(NECトーキン、AE0203D16F)の長さは20mm、板状弾性部材(りん青銅)の長さは20mmとし、板状弾性部材の厚みは0.5mmとした。
上記の通りに構成したステータについて、積層型圧電素子に140Vの電圧を印加した結果、積層型圧電素子の伸長量(図2の長さx)は13μmとなり、板状弾性部材の撓み量(図2の長さy)は50μmとなった。すなわち、約3.8倍の変位量拡大効果が得られた。尚、この拡大率は、板状弾性部材の形状寸法を変更することで、さらに向上させることができると考えられる。
図11に示すように、上記のステータと相互作用させることで直径30mmのロータを回転させた。積層型圧電素子に1kHz程度の台形波電圧を印加した結果、ロータを連続的に回転させることができた。その他の周波数においてもロータを連続的に回転させることができた。
1 第1固定手段
2 第1圧電素子
3 板状弾性部材
4 第2固定手段
5 ステータ
6 可動部(ロータ)
7a、7b 規制手段
20 駆動装置
12 第2圧電素子
15 ステータ
30 駆動装置
26 可動部(球体)
40 駆動装置
35 ステータ
36 固定手段
37 連結手段
Claims (6)
- 第1固定手段、第1圧電素子、板状弾性部材及び第2固定手段がこの順に連結されてなるステータ、並びに、該ステータの前記板状弾性部材との相互作用によって動作する可動部、を備え、
前記ステータは、前記第1固定手段を固定端として前記第1圧電素子が伸縮することによって前記第1圧電素子の前記板状弾性部材側の端部と前記第2固定手段との距離が増減し、前記第1圧電素子の前記板状弾性部材側の端部と前記第2固定手段との距離が減少するにつれて、前記板状弾性部材に生じる撓みが増大するように構成されており、
前記第1圧電素子の伸縮方向と直交する方向に凸となるように前記板状弾性部材が撓ませられる、駆動装置。 - 前記板状弾性部材と前記第2固定手段とが、前記第1圧電素子とは異なる第2圧電素子を介して連結されている、請求項1に記載の駆動装置。
- 前記ステータが複数備えられる、請求項1又は2に記載の駆動装置。
- 一つの前記第2固定手段に、複数の前記板状弾性部材が連結され、それぞれの板状弾性部材に前記第1圧電素子と前記第1固定手段とが連結されている、請求項1〜3のいずれかに記載の駆動装置。
- 前記板状弾性部材の撓みの方向を規制する規制手段を前記板状弾性部材と接触するように設ける、請求項1〜4のいずれかに記載の駆動装置。
- 前記板状弾性部材の撓みの方向を規制する規制手段として前記板状弾性部材の端部に凸部をそれぞれ設ける、請求項1〜4のいずれかに記載の駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013008348A JP6124331B2 (ja) | 2013-01-21 | 2013-01-21 | しゃくとり虫型変形を利用した駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013008348A JP6124331B2 (ja) | 2013-01-21 | 2013-01-21 | しゃくとり虫型変形を利用した駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014140271A JP2014140271A (ja) | 2014-07-31 |
JP6124331B2 true JP6124331B2 (ja) | 2017-05-10 |
Family
ID=51416688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013008348A Expired - Fee Related JP6124331B2 (ja) | 2013-01-21 | 2013-01-21 | しゃくとり虫型変形を利用した駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6124331B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019103193A (ja) * | 2017-11-29 | 2019-06-24 | 国立大学法人秋田大学 | ベルクランク型駆動装置及び動力伝達型駆動装置 |
JP6731026B2 (ja) * | 2017-12-28 | 2020-07-29 | 新思考電機有限公司 | 圧電式駆動装置、光学部材駆動装置、カメラ装置及び電子機器 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05137359A (ja) * | 1991-09-20 | 1993-06-01 | Olympus Optical Co Ltd | 超音波振動子および超音波駆動装置 |
JPH05191988A (ja) * | 1992-01-10 | 1993-07-30 | Olympus Optical Co Ltd | 超音波振動子 |
US8482868B2 (en) * | 2010-07-15 | 2013-07-09 | Newport Corporation | Optical adjustable mounts with absolute position feedback |
-
2013
- 2013-01-21 JP JP2013008348A patent/JP6124331B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014140271A (ja) | 2014-07-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Song et al. | Piezoelectric inchworm rotary actuator with high driving torque and self-locking ability | |
JP4395052B2 (ja) | 駆動装置 | |
JP4985747B2 (ja) | 駆動装置 | |
JP5127293B2 (ja) | 駆動装置 | |
JP2008099399A (ja) | 圧電アクチュエータおよび与圧方法 | |
KR20060118927A (ko) | 변위 확대 기구를 갖는 압전 선형 모터 | |
JP2014018027A (ja) | 振動型アクチュエータ、撮像装置、及びステージ | |
Peng et al. | Construction and verification of a linear-rotary microstage with a millimeter-scale range | |
JP6124331B2 (ja) | しゃくとり虫型変形を利用した駆動装置 | |
JP2007325466A (ja) | 駆動装置 | |
KR100902923B1 (ko) | 압전 초음파 모터 | |
US7695389B2 (en) | Conductive polymer drive for actuating eccentric members of a motor | |
JP2019103193A (ja) | ベルクランク型駆動装置及び動力伝達型駆動装置 | |
JP2009044838A (ja) | 超音波アクチュエータ、及び圧電変位部の製造方法 | |
JP4714722B2 (ja) | 圧電アクチュエータを利用したステージ及びこのステージを用いた電子機器 | |
JP2012070572A (ja) | 圧電モータ | |
US8912708B2 (en) | Electromechanical motor | |
JP2012121130A (ja) | 研磨装置 | |
JP4316350B2 (ja) | 超音波モータ及び超音波モータ付電子機器 | |
JP6012226B2 (ja) | 振動波駆動装置及びその駆動回路 | |
KR102558860B1 (ko) | 선형 구동기 | |
JP2012100482A (ja) | 振動型駆動装置 | |
JP5315434B2 (ja) | 駆動装置 | |
JP4554976B2 (ja) | 駆動装置 | |
JP4654884B2 (ja) | 多自由度超音波モータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160120 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160915 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160927 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161124 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170321 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170330 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6124331 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |