JP6124047B2 - 制御装置 - Google Patents

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本発明は、制御装置に関する。
ユーザが操作する各種装置において、ユーザが手でボタンなどを操作する従来からある操作方法に加えて、ユーザが指令内容を音声で指令し、装置側が音声を解析して指令内容を判断するかたちの操作方法が普及しつつある。例えば下記特許文献1には、手操作手段と音声入力操作手段との両方を備えて、操作者が両操作手段を自由に変更しながら入力操作を継続して行うことができる制御装置が開示されている。
特開2003−291750号公報
上記特許文献1の制御装置への操作におけるタイムチャートの例が図8に示されている。この図では上から順に、発話ボタンへの操作の有無、音声操作可能区間か否か、手動操作可能区間か否か、手動操作の有無が、横軸を時間軸として図示されている。図8のとおり、この装置では常に手動操作可能区間となっていて、ユーザからの手動操作が所定の入力部で受け付けられ、操作内容に対応した処理がなされる。
これに対して、音声操作は常に可能ではなく、ユーザが所定の発話ボタンを操作することによって音声操作可能区間に入り、音声操作の受け付けが可能となる。したがって発話ボタンが操作されると、ユーザは手動操作と音声操作のどちらも行えることとなるが、手動操作を行った場合、その時のキー操作音などが音声入力にとってノイズとなる可能性がある。そこで、図8に示されているように手動操作を受け付けると同時に音声操作は自動的に不可に切り替えている。
特許文献1の装置では、音声操作不可区間に入ったら、再び音声操作を可能にするためには発話ボタンを再度操作するなどの操作(手動操作)をユーザは行わなければならない。手動操作を受け付けると自動的に音声操作不可区間となることは、上記のとおり、手動操作によるノイズで音声入力の精度が低下することの回避のために有効だが、再び音声操作を可能にするために何らかの手動操作が必要となることはユーザの利便性の観点から望ましくない。
そこで本発明が解決しようとする課題は、上記に鑑み、手動操作と音声操作とを両方備えた構成において、音声操作を不可とした後に再び音声操作を可能とするためにユーザによる操作が不要な制御装置を提供することにある。
上記課題を達成するために、本発明に係る制御装置は、音声による入力を受け付ける機能を有し、その機能の起動と中断とが切替可能とされている第1入力手段と、手操作による入力を受け付ける第2入力手段と、前記第1入力手段の前記機能が起動している状態で、前記第2入力手段が手操作による入力を受け付けたら前記第1入力手段の前記機能を中断する中断手段と、その中断手段が前記第1入力手段の前記機能を中断した状態で、前記第2入力手段が手操作による入力を受け付けなくなって所定時間経過したら、前記第1入力手段の前記機能を再び起動させる再起動手段と、を備え、前記第1入力手段および第2入力手段による操作項目を表示する表示部と、その表示部において、前記第1入力手段の前記機能が起動しているか中断しているかを視認可能に表示する表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記第1入力手段の前記機能が中断している場合に前記第1入力手段により音声認識可能な複数のキーワードを含むメニューリストを前記表示部に表示し、前記表示制御手段は、前記第1入力手段の前記機能が中断している場合に前記第2入力手段が受け付ける手操作による入力に基づいて前記メニューリストのページを遷移させることを特徴とする。この発明によれば、手操作により音声入力の機能が中断しても、所定時間手操作を受け付けないと自動的に音声入力の機能が再起動するので、音声入力機能の再起動のためにユーザ操作を必要とせず、高い利便性が実現できる。
また、前記第1入力手段の前記機能を停止する停止手段を備え、前記第2入力手段が受け付ける手操作による複数の入力には、前記停止手段により第1入力手段の前記機能が停止された状態で入力を受け付けた場合と、前記停止手段により第1入力手段の前記機能が停止されていない状態で入力を受け付けた場合とで、その入力によって実行される処理が異なる入力が含まれるとしてもよい。この発明によれば、音声入力機能が起動後に手操作により中断された状態と、音声入力機能の起動前、或いは手操作による中断以外の方法で停止した状態とにおいて、おのおのの手操作によって実行される内容を適切に設定することによって、ユーザの利便性をさらに向上できる。
また、前記第1入力手段および第2入力手段による操作項目を表示する表示部と、その表示部において、前記第1入力手段の前記機能が起動しているか停止しているかを視認可能に表示する表示制御手段と、を備えたとしてもよい。この発明によれば、音声入力機能が起動中か停止中かがユーザに適切に報知されるので、ユーザの操作ミスが抑制できる。
また、前記第1入力手段又は第2入力手段が受け付けた入力に関連付けられた音声を出力する音声出力手段を備え、前記所定時間の長さは、前記音声出力手段による音声出力が行われる時間の長さであるとしてもよい。この発明によれば、操作入力に関連付けられた音声が出力されている間は音声入力機能を再起動しないので、制御装置側から出力される音声がノイズとなって音声入力機能を低下させることが回避される。
また、前記停止手段は前記第1入力手段が受け付けた入力に関連付けられた処理が実行されたら第1入力手段の前記機能を停止するとしてもよい。この発明によれば、ユーザが指令した処理が実行されたら音声入力機能が自動的に停止(終了)されるので、音声入力機能が不必要に持続されることが回避される。
本発明の制御装置の一実施形態を示す図。 手動操作部および音声操作起動部の例を示す図。 本発明の制御手順の例を示すフローチャート。 本発明によるタイムチャートの例を示す図。 本発明による表示状態の遷移の例を示す図。 音声入力操作起動前における手動操作に対する表示状態の遷移の例を示す図。 音声入力操作起動中における手動操作に対する表示状態の遷移の例を示す図。 従来技術でのタイムチャートの例を示す図。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の制御装置(制御システム)の一実施例における装置構成の概略図である。制御システム1(システム)は、音声認識実行部2、音声入力開始終了判断部3、音声操作起動部4、操作状態判断部5、手動操作部6、手動操作終了判断部7、音声ガイド出力部8、操作状態表示部9、システムコントローラ10を備える。システム1は例えば自動車車両に装備すればよい。
システム1は、音声入力操作(あるいは音声入力、音声操作などと呼称)と手操作入力(あるいは手操作、手動操作入力、手動操作などと呼称)との2種類の入力に対応する。音声認識実行部2、音声入力開始終了判断部3、音声操作起動部4が音声入力操作に関係する部位であり、手動操作部6、手動操作終了判断部7が手操作入力に関係する部位である。操作状態判断部5が両入力操作に関する処理を統合する処理を行う部位である。なお手操作入力とは、各種ボタンやキーの押下などのようにユーザが手を用いて行う入力であり、音声操作入力とはユーザが指令内容を音声で発して、システム1がその音声の認識処理を行って指令内容を判断する方式である。
音声認識実行部2は、ユーザが発した音声の認識処理を実行する部位である。音声認識実行部2は音声入力操作部20と待ち受け単語格納・管理部21とを備える。音声入力操作部20は、例えばマイクロフォンを備えてユーザからの音声を取得する。待ち受け単語格納・管理部21は、音声認識実行部2における音声認識で用いられる待ち受け単語の音声データを予め記憶するメモリを備えて、待ち受け単語の音声データの記憶や、待ち受け単語の音声データの音声認識実行部2への送付などの管理を行う。
音声認識実行部2は既存の手法で音声認識処理を実行する。すなわち例えば、音声入力操作部20が取得した音声データと、待ち受け単語格納・管理部21が記憶している待ち受け単語の音声データとの間でマッチングを計算し、一致率が所定値以上となった待ち受け単語があった場合に、その待ち受け単語が含まれる指示がユーザから指令されたと判断する。音声認識実行部2は、その操作指示内容を操作状態判断部5へ送信する。一致率が所定値以上の待ち受け単語がなかった場合には、音声認識実行部2は、音声認識が不調であったとして、操作状態判断部5へ音声入力中止指示情報を送信する。
音声入力開始終了判断部3は、音声入力操作の開始と終了を判断する部位である。具体的に音声入力開始終了判断部3は例えば以下の処理を行う。音声入力開始終了判断部3は、操作状態判断部5から手動操作開始指示情報(後述)が与えられたら、音声認識実行部2等における音声入力操作に関する機能を中断する。音声入力開始終了判断部3は、操作状態判断部5から音声入力中止指示情報あるいは音声入力終了指示情報(後述)が与えられたら、音声認識実行部2等における音声入力操作に関する機能を停止(終了)する。
また音声入力開始終了判断部3は、音声入力操作の機能が停止(中断、終了)した状態で、操作状態判断部5から音声入力操作開始指示情報(後述)が与えられたら、音声認識実行部2等における音声入力操作の機能を起動する。なお音声入力開始終了判断部3は、操作状態判断部5からやり直し指示情報(後述)が与えられたら、音声認識実行部2等において、操作状態判断部5から与えられた最後の(現在時点までで直近の)指示情報を取り消して、それ以前の状態に戻す。
音声操作起動部4(発話ボタン)は、ユーザによる音声入力操作の開始を要求する入力を受け付ける部位である。具体的に音声操作起動部4は、例えば図2に示すように車両のステアリングホイールに装備されたボタン等としてもよい。ユーザが音声操作起動部4を操作(例えば押下)することにより、音声操作起動部4から操作状態判断部5へ音声入力操作開始指示情報が送信される。
操作状態判断部5は本システム1における統括的な処理を行う部位である。具体的に操作状態判断部5は、手動操作部6から手動操作開始指示情報が送信されて来たら、それをメモリ50に記憶するとともに、音声入力開始終了判断部3に送信する。操作状態判断部5は、音声認識実行部2から音声入力中止指示情報が送信されて来たら、それをメモリ50に記憶するとともに、音声入力開始終了判断部3に送信する。操作状態判断部5は、音声操作起動部4から音声入力操作開始指示情報が送信されて来たら、それをメモリ50に記憶するとともに、音声入力開始終了判断部3に送信する。
また操作状態判断部5は、手動操作部6からやり直し指示情報が送信されて来たら、それをメモリ50に記憶するとともに、音声入力開始終了判断部3に送信する。操作状態判断部5は、音声認識実行部2または手動操作部6から送信されたユーザによる操作指令内容を受信したら、その操作指令内容に関係するシステムコントローラ10に操作指令内容を送信するとともに、音声入力終了指示情報を音声入力開始終了判断部3に送信する。システムコントローラ10は、取得した操作指令内容を実行する。
また操作状態判断部5は、本発明の主要部として音声入力操作の自動再開に関する処理を実行する。具体的には、手動操作終了判断部7から送信された手動操作終了指示情報を受信したら、これをメモリ50に記憶するとともに、音声入力開始終了判断部3に音声入力操作開始指示情報を送信する。この処理に関しては図3を参照して後述する。
手動操作部6はユーザからの手動操作(手操作)を受け付ける部位である。具体的に手動操作部6は、図2に示すとおり例えば車両のステアリングホイールに装備された方向キー60、61、62、63、決定キー64、戻るキー65等とすればよい。ユーザが手動操作部6の各キーを操作(例えば押下)することにより、各キーに関連付けられた操作指令内容が操作状態判断部5へ送信されるとともに、手動操作部6から操作状態判断部5へ手動操作開始指示情報が送信される。
手動操作終了判断部7はユーザによる手動操作部6への手動操作が終了したか否かを判断する部位である。手動操作終了判断部7は、手動操作部6への手動操作が検知されなくなって所定時間が経過したら、操作状態判断部5に手動操作終了指示情報を送信する。
次に、音声ガイド出力部8は、例えばスピーカを備えてユーザに対して音声ガイドを出力する部位である。本発明に関係して音声ガイド部8は、ユーザによる操作に関連付けられた音声(操作をガイドするガイダンス音声や、操作内容をユーザが再確認するためのフィードバック音声などを含む)を出力する。操作状態表示部9はユーザに操作状態を知らせるように表示する部位であり、例えば液晶ディスプレイなどからなり、システム1を車両に搭載する場合、例えば図2のようにユーザ(車両の乗員、運転者)が視認できる位置(インストルメントパネルの一部など)に配置すればよい。システムコントローラ10は、システム1によって操作される各種機器を制御する部位であり、例えば車両に装備された各機器を制御する。
図1(あるいは図2も)に示された構成のもとで、システム1は例えば図3に示された処理手順を実行する。この処理手順におけるユーザ操作の部分以外は、予めプログラム化して例えばメモリ50に記憶しておき、システム1が呼び出して自動的に実行すればよい。
図3の処理手順ではまずS10でユーザが発話ボタン4を操作(例えば押下)する。これにより音声操作起動部4から操作状態判断部5へ音声入力操作開始指示情報が送信される。そして操作状態判断部5は、送られてきた音声入力操作開始指示情報をメモリ50に記憶するとともに、音声入力開始終了判断部3に送信する。音声入力開始終了判断部3は、音声入力操作開始指示情報を受信したら、音声認識実行部2等における音声入力操作の機能を起動する。
次にS20で音声認識実行部2は、待ち受け単語格納・管理部21に格納されていた待ち受け単語を取得して、(例えば自身のRAM上に)待ち受け単語リストを作成する。操作状態判断部5は、操作メニューリストを操作状態表示部9に表示するように指令する。
次にS30でユーザは、S20で表示された操作メニューリストを参照しながら、手動操作部6に対して所望の手動操作を行う。これにより、手動操作部6に対するユーザの操作内容に関連付けられた操作指令が操作状態判断部5へ送信されるとともに、手動操作部6から操作状態判断部5へ手動操作開始指示情報が送信される。そして操作状態判断部5は、手動操作開始指示情報を受信したら、同情報をメモリ50に記憶するとともに、音声入力開始終了判断部3に送信する。
続いてS40で音声入力開始終了判断部3は、操作状態判断部5から手動操作開始指示情報を受信し、音声認識実行部2等における音声入力操作の機能を中断する。この処理により、手動操作のノイズが音声入力操作に誤操作を引き起こすことが抑制される。
S50で操作状態判断部5は、操作状態表示部9における操作メニューの表示を、S30の手動操作の内容に対応して遷移させる。具体的な例としては、操作メニューにおいて音声入力不可状態であることを示す表示を開始する(音声入力可能状態であることを示す表示を終了する)ことや、S30の手動操作に応じて例えばメニューのページ切替などを行う。
次にS60で操作状態判断部5は、ユーザからの手動操作がない時間が所定時間を越えたか否かを判断する。ユーザからの手動操作がない期間はS60を繰り返して手動操作がない経過時間を計測するとともに(S60:NO)、ユーザからの手動操作がない時間が所定時間を越えた場合(S60:YES)はS70に進む。
なお上記S60における所定時間の長さは、例えば予め適切に設定しておいてもよく、ユーザが設定できるようにしてもよい。予め設定する場合、例えば、ユーザが行った手動操作に関連付けられた所定の音声(ガイダンス音声やフィードバック音声を含む)が音声ガイド出力部8から出力されるのに要する時間の長さとしてもよい。このように所定時間を設定すれば、音声ガイダンスとユーザの音声とを混同することが回避できる。
S70に進んだら手動操作終了判断部7が、手動操作部6への手動操作が検知されなくなって所定時間が経過したので、操作状態判断部5に手動操作終了指示情報を送信する。
そしてS80で、操作状態判断部5は、手動操作終了判断部7から送信された手動操作終了指示情報を受信して、これをメモリ50に記憶するとともに、音声入力開始終了判断部3に音声入力操作開始指示情報を送信する。音声入力開始終了判断部3は、音声入力操作開始指示情報を受信したら、音声認識実行部2等における音声入力操作の機能を起動(再起動、復帰)させる。
音声入力操作が再起動したのでS90で音声認識実行部2は、待ち受け単語格納・管理部21に格納されていた待ち受け単語を取得して待ち受け単語リストを作成する。
S100でユーザが所望の操作内容を音声で指示すると、音声入力操作部20がその音声を取得し、その音声データに対して音声認識実行部2が待ち受け単語リスト内の単語との間でマッチング計算を行う。それにより所定の一致率以上の単語があれば、音声認識実行部2はその単語を含む指令を操作状態判断部5へ送信する。
そしてS110で操作状態判断部5は、操作指令内容を受信したら、その操作指令内容に関係するシステムコントローラ10に操作指令内容を送信するともに、音声入力終了指示情報を音声入力開始終了判断部3に送信する。システムコントローラ10は、取得した操作指令内容を実行する。
S120で音声入力開始終了判断部3は、音声入力終了指示情報を受信したので、音声認識実行部2等における音声入力操作の機能を停止(終了)する。これにより音声入力操作の機能が不必要に持続することが回避される。以上が図3の処理手順である。
図3の処理を実行した場合のタイムチャートは例えば図4のようになる。図4の例では、S10での発話ボタン押下により音声操作可能区間に入る。手動操作は常に可能である。そしてユーザが(手動操作部6に対する任意の)手動操作を行うと(S30)、ただちに音声操作不可区間に入る(S40)。しかし、手動操作の終了後に所定時間が経過すると(S60:YES)、音声操作可能状態に自動的に戻る(S80)。
このように本発明によれば、ユーザが何らかの手動操作を行うことによって音声操作不可となっても、手動操作がない時間が所定時間を超えれば、ユーザによる操作なしで自動的に音声操作可能状態に戻る。したがって音声操作可能状態に戻すためのユーザ操作が不要であり、ユーザにとって利便性が高い。この利便性の高さは、本発明が自動車車両に搭載され、ユーザが車両運転中の場合に特に効果的となる。
図5は、図3などの処理手順によって操作状態表示部9での表示状態が遷移する様子の例を示す。以下では図5で左上、右上、左中、右中、左下、右下の表示をそれぞれ、第1、第2、第3、第4、第5、第6表示と称する。
まず第1表示は初期画面の例であり、その表示内容にはメニュー表示90とアイコン表示91とが含まれる。メニュー表示90では、「AAA」、「BBB」、「CCC」、「DDD」の4つのメニューリスト(操作項目)が表示されている。「AAA」などは具体的にはナビゲーション装置の場合「目的地設定」などである。アイコン表示91では、方向キー、決定キーを示すアイコンが表示されている。第1表示では、4項目のうちで「AAA」が選択されており(ただし選択されているとは、決定キーが押下される前における選択された状態を指す)、そのことが選択表示92によってユーザに視認可能なように表示されている。具体的に図5の例における選択表示92では、「AAA」の領域のみ色を変えている。
第1表示が表示された状態で発話ボタン4が押下される(図3ではS10)と第2表示に遷移する。発話ボタン4が押下されたことにより音声操作可能状態に入るので、第2表示ではそのことをユーザに報知する表示がなされる。具体的に第2表示では、第1表示に対してアイコン表示93、94が付加される。アイコン表示93、94はともに、音声操作可能状態であることを示すアイコンの表示である。図5の例では、アイコン表示93はメニューの各項目の前に音声認識可能なキーワードを示すアイコンを表示し、アイコン表示94は音声操作を示す絵や文字を含むアイコンをメニューの近傍に表示する。
第2表示が表示されている状態で、ユーザにより下向きキー62が押下される(図3ではS30の例)と第3表示に遷移する。ユーザにより手動操作がなされたので、音声操作不可状態となり、第3表示ではそのことをユーザに報知する表示がなされる。具体的に第3表示では、第2表示からアイコン表示93、94が消去され、替わりにアイコン表示95が付加される。アイコン表示95は、音声操作不可状態であることを示すアイコンの表示である。図5の例でアイコン表示95は、音声操作不可を示す絵や文字を含むアイコンをメニューの近傍に表示する。
第3表示が表示されている状態で、ユーザからの手動操作が所定時間なされない(図3ではS60:YES)と第4表示に遷移する。上述のとおり、手動操作が所定時間なされないと音声操作可能状態に自動的に戻るので、第4表示ではそのことをユーザに報知する表示がなされる。具体的に第4表示では、第3表示からアイコン表示95が消去され、替わりにアイコン表示93、94が付加される。
第4表示が表示されている状態で、ユーザが「FFF」と発話する(図3ではS100の例)と第5表示に遷移する。発話が行われると、その発話による指令に関連付けられた処理が実行されるので、第4表示から第5表示への遷移はその処理による遷移となる。具体的に第5表示では、第4表示によるメニュー表示における「FFF」の下位の階層のメニューリスト(図5の例では「aaa」、「bbb」、「ccc」、「ddd」)が重畳的に表示される。
第4表示が表示されている状態で、ユーザが決定キー64を押下すると第6表示に遷移する。決定キー64が押下されたことにより、その押下に関連付けられた処理が実行されることとなり、第4表示から第6表示への遷移はその処理による遷移となる。図5の例において、第6表示では、第4表示からアイコン表示93、94が消去され、アイコン表示95が付加され、さらに「EEE」に対して選択表示92が付加される。以上の通り、図5に例示された本発明の表示形態では、各種アイコンの表示を用いることにより、ユーザが容易に操作するために必要な情報を視認できる。
本発明では音声入力操作の起動前、或いは手操作による中断以外で停止中と音声入力操作の起動中、或いは手操作による中断中とで、同じ手動操作で実行される処理内容が異なるように設定してもよい。図6、図7にはその例が示されている。図6、図7ともに、同じメニューリスト「AAA」、「BBB」、「CCC」、「DDD」が示され「AAA」が選択された状態で下向きキー62が押下された後を示している。図6は音声入力操作の起動前であり、この場合下向きキー62の押下により、「BBB」が選択された状態に遷移する。これは、音声入力操作が手操作による中断以外で停止した際も同様である。
これに対して図7は音声入力操作の起動中であり、この場合下向きキー62の押下により、音声操作不可状態への遷移を示すアイコン表示を行うとともに、メニューリストの次ページ(「EEE」、「FFF」、「GGG」、「HHH」)の表示へと遷移する。手操作による音声入力機能の中断中にも図7のように遷移するものとしてもよい。すなわち、この例の場合、音声入力操作の起動中、或いは手操作による中断中に手動操作を行うと、次ページのメニューリストがただちに見られるので、音声認識可能なキーワードの閲覧が効率よく行える。
上記実施例は特許請求の範囲に記載された趣旨の範囲内で適宜変更してよい。例えば図6、図7で示した例に限らず本発明では、ユーザの利便性が向上するように、音声入力操作の起動前と起動中とで同じ手動操作で実行される処理内容を異なるように適切に設定すればよい。また図3の例ではS110で機能を実行するとS120で音声入力操作の機能を終了していたが、本発明これに限定されず、例えば「音声入力終了」などのような音声入力がユーザからなされたら音声入力操作の機能を終了するものとしてもよい。あるいは音声入力終了のための所定の手操作入力がなされたら、音声入力操作の機能を終了するものとしてもよい。
1 制御システム(制御装置)
4 音声操作起動部
6 手動操作部

Claims (5)

  1. 音声による入力を受け付ける機能を有し、その機能の起動と中断とが切替可能とされている第1入力手段と、
    手操作による入力を受け付ける第2入力手段と、
    前記第1入力手段の前記機能が起動している状態で、前記第2入力手段が手操作による入力を受け付けたら前記第1入力手段の前記機能を中断する中断手段と、
    その中断手段が前記第1入力手段の前記機能を中断した状態で、前記第2入力手段が手操作による入力を受け付けなくなって所定時間経過したら、前記第1入力手段の前記機能を再び起動させる再起動手段と、
    を備え
    前記第1入力手段および第2入力手段による操作項目を表示する表示部と、
    その表示部において、前記第1入力手段の前記機能が起動しているか中断しているかを視認可能に表示する表示制御手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記第1入力手段の前記機能が中断している場合に前記第1入力手段により音声認識可能な複数のキーワードを含むメニューリストを前記表示部に表示し、
    前記表示制御手段は、前記第1入力手段の前記機能が中断している場合に前記第2入力手段が受け付ける手操作による入力に基づいて前記メニューリストのページを遷移させることを特徴とする制御装置。
  2. 前記第1入力手段の前記機能を停止する停止手段を備え、
    前記第2入力手段が受け付ける手操作による複数の入力には、前記停止手段により前記第1入力手段の前記機能が停止された状態で入力を受け付けた場合と、前記停止手段により前記第1入力手段の前記機能が停止されていない状態で入力を受け付けた場合とで、その入力によって実行される処理が異なる入力が含まれる請求項1に記載の制御装置。
  3. 音声による入力を受け付ける機能を有し、その機能の起動と中断とが切替可能とされている第1入力手段と、
    手操作による入力を受け付ける第2入力手段と、
    前記第1入力手段の前記機能が起動している状態で、前記第2入力手段が手操作による入力を受け付けたら前記第1入力手段の前記機能を中断する中断手段と、
    その中断手段が前記第1入力手段の前記機能を中断した状態で、前記第2入力手段が手操作による入力を受け付けなくなって所定時間経過したら、前記第1入力手段の前記機能を再び起動させる再起動手段と、
    前記第1入力手段の前記機能を停止する停止手段と、
    前記第1入力手段および第2入力手段による操作項目を表示する表示部と、
    前記表示部において、前記第1入力手段の前記機能が起動しているか中断しているかを視認可能に表示する表示制御手段と、
    を備え、
    前記第2入力手段が受け付ける手操作による複数の入力には、前記停止手段により前記第1入力手段の前記機能が停止された状態である第1状態で入力を受け付けた場合と、前記停止手段により前記第1入力手段の前記機能が停止されていない状態である第2状態で入力を受け付けた場合とで、その入力によって実行される処理が異なる入力が含まれ、
    前記実行される処理が異なる入力により前記第1状態と前記第2状態との間において、前記第1入力手段の前記機能が起動しているか中断しているかを視認可能に表示するアイコンの有無と、前記操作項目の内容とが異なることを特徴とする制御装置。
  4. 前記第1入力手段又は第2入力手段が受け付けた入力に関連付けられた音声を出力する音声出力手段を備え、
    前記所定時間の長さは、前記音声出力手段による音声出力が行われる時間の長さである請求項1ないし3のいずれか1項に記載の制御装置。
  5. 前記停止手段は、前記第1入力手段が受け付けた入力に関連付けられた処理が実行されたら前記第1入力手段の前記機能を停止する請求項2又は3に記載の制御装置。
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