JP6123478B2 - 繊毛制御装置、繊毛制御プログラム及び繊毛制御方法 - Google Patents

繊毛制御装置、繊毛制御プログラム及び繊毛制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、繊毛制御装置、繊毛制御プログラム及び繊毛制御方法に関する。
従来、サーバなどの電子機器において稼動により生じる熱による異常が発生するのを回避するための方法としては、様々な方法が知られている。例えば、内部を冷媒が流れる金属パイプを発熱体(例えば、CPU(Central Processing Unit)やHDD(Hard Disk Drive)など)に接触させ、金属パイプに伝わる熱をヒートシンクなどで放熱する方法などが知られている。
上記方法においては、通常、金属パイプ内に冷媒を流すためにポンプを利用するが、ポンプに含まれるモータも電力を消費し、熱を発生する。このため、最近では、モータによる熱や消費電力の発生を抑制するための方法が種々検討されている。また、特許文献1に記載されているような繊毛ポンプも知られている。
特開昭63−147975号公報
上記特許文献1の技術を利用すれば、金属パイプ内に繊毛を設け、サーバやHDDなどの機器において発生する振動により繊毛を振動させることで、冷媒に流れを生じさせることも可能である。しかしながら、機器の振動は当該機器の動作に応じて変化するため、繊毛の振動や冷媒の流れも機器の動作に応じて変化するおそれがある。
1つの側面では、本発明は、パイプ内の流体の流通を適切に制御することが可能な繊毛制御装置、繊毛制御プログラム及び繊毛制御方法を提供することを目的とする。
一つの態様では、繊毛制御装置は、流体が流通するパイプの振動によって前記パイプ内の流体に流れを生じさせる複数の繊毛の長さを制御する繊毛制御装置であって、前記パイプの振動を計測する振動センサの計測結果を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記振動センサの計測結果に基づいて、前記複数の繊毛それぞれの長さを決定する決定部と、前記決定部により決定された長さに基づいて、前記複数の繊毛の長さを調整する調整装置を制御する制御部と、を備えている。
一つの態様では、繊毛制御プログラムは、流体が流通するパイプの振動によって前記パイプ内の流体に流れを生じさせる複数の繊毛の長さを制御する繊毛制御プログラムであって、前記パイプの振動を計測する振動センサの計測結果を取得し、取得した前記振動センサの計測結果に基づいて、前記複数の繊毛それぞれの長さを決定し、決定した長さに基づいて、前記複数の繊毛の長さを調整する調整装置を制御する、処理をコンピュータに実行させるプログラムである。
一つの態様では、繊毛制御方法は、流体が流通するパイプの振動によって前記パイプ内の流体に流れを生じさせる複数の繊毛の長さを制御する繊毛制御方法であって、前記パイプの振動を計測する振動センサの計測結果を取得する工程と、取得した前記振動センサの計測結果に基づいて、前記複数の繊毛それぞれの長さを決定する工程と、決定した長さに基づいて、前記複数の繊毛の長さを調整する調整装置を制御する工程と、をコンピュータが実行する繊毛制御方法である。
パイプ内の流体の流通を適切に制御することができる。
第1の実施形態に係る冷却システムの構成を概略的に示す図である。 図2(a)は、繊毛ユニットを+Z方向から見た状態を示す模式図であり、図2(b)は、繊毛ユニットを−Y方向から見た状態を示す模式図であり、図2(c)は、繊毛ユニットの内部に設けられた繊毛駆動装置を模式的に示す図である。 振動センサを示す図である。 繊毛制御装置のハードウェア構成を示す図である。 繊毛制御装置の機能ブロック図である。 図6(a)は、計測結果DBのデータ構造を示す図であり、図6(b)は、繊毛長テーブルのデータ構造を示す図である。 繊毛制御装置の処理を示すフローチャートである。 繊毛制御装置の処理結果の一例を示す図である。 図9(a)は、第2の実施形態を説明するための図であり、図9(b)は、第2の実施形態の変形例を説明するための図である。 繊毛駆動装置の変形例を示す図である。 図11(a)、図11(b)は、変形例にかかる繊毛駆動装置の動作を説明するための図である。 変形例にかかる振動センサについて説明するための図である。
《第1の実施形態》
以下、冷却システムの第1の実施形態について、図1〜図8に基づいて詳細に説明する。図1には、CPU(Central Processing Unit)やHDD(Hard Disk Drive)などの冷却対象200を冷却する冷却システム100の構成が概略的に示されている。なお、図1等においては、一例として、紙面直交方向をZ軸方向、冷却対象200近傍において冷媒が流れる方向をY軸方向、Z軸及びY軸に直交する方向をX軸方向として説明する。
冷却システム100は、図1に示すように、内部を冷媒(例えば、水)が流通する環状のパイプ10と、パイプ10の内部に設けられた繊毛ユニット12と、パイプ10の外周面に接触した状態で設けられた振動センサ14と、冷却ファン16と、繊毛制御装置20と、を備える。
パイプ10は、銅などの金属を材料とするパイプであり、冷却対象200において発生する熱をパイプ10内の冷媒に伝達する。冷媒は、繊毛ユニット12の作用によりパイプ10内を循環し、冷却ファン16により冷却(放熱)されるようになっている。
図2(a)には、繊毛ユニット12を+Z方向から見た状態の模式図が示され、図2(b)には、繊毛ユニット12を−Y方向から見た状態の模式図が示されている。また、図2(c)には、繊毛ユニット12の内部に設けられた繊毛駆動装置42が模式的に示されている。
繊毛ユニット12は、土台部48と、土台部48の+Z面から突出した状態で設けられた多数の繊毛44を含む繊毛群46と、土台部48内に設けられた各繊毛44の長さを調整する調整装置としての繊毛駆動装置42と、を有する。
繊毛44は、形状記憶合金や樹脂(例えばナイロン)などを材料とし、X軸方向及びY軸方向に沿って所定間隔で設けられている。繊毛群46は、パイプ10に伝達する振動(例えば冷却ファン16や冷却対象200から伝達する振動)によって振動し、冷媒に流れを生じさせる。なお、繊毛44それぞれは、X軸及びY軸に対して傾斜した方向に伸びた状態となっている。
繊毛駆動装置42は、図2(c)に示すように、繊毛44それぞれに対応して多数設けられており、ローラ43と、モータ45とを有している。各モータ45の回転軸には、繊毛44の一端が接続されているため、モータ45の回転駆動により、繊毛44の長さ(土台部48から突出している部分の長さ)が変更されるようになっている。なお、1つのモータ45に複数の繊毛44(例えばY軸方向に並ぶ複数の繊毛)を接続し、複数の繊毛44の長さを1つのモータ45で変更できるようにしてもよい。
振動センサ14は、パイプ10の振動の振動周波数及び各周波数の振動の強弱を検知するセンサである。本実施形態では、図3に示すような振動センサ14が用いられる。具体的には、振動センサ14は、図3に示すように、特定の振動波長(周波数)に応じて最大限に揺れる(振動する)ように長さが調整された振動体群としての多数の振動センサ用繊毛62と、各振動センサ用繊毛62の付け根部分に設けられ、各振動センサ用繊毛62の揺れの強さを電気信号(例えば電圧)に代える検出部としての強弱センサ64と、を有する。強弱センサ64は、電気信号を繊毛制御装置20へ送信する。なお、電気信号は、電流であってもよい。なお、本実施形態では、振動センサ用繊毛62と繊毛44とは、同一材料かつ同一太さの繊毛であるものとする。すなわち、振動センサ用繊毛62と繊毛44とが同一長さであれば、同一の振動波長(周波数)に応じて最大限に揺れるようになっている。
繊毛制御装置20は、振動センサ14から送信された電気信号に基づいて、各周波数の振動の強弱を分析し、繊毛44の長さを調整するよう繊毛駆動装置42を制御する装置である。
図4には、繊毛制御装置20のハードウェア構成が示されている。図4に示すように、繊毛制御装置20は、CPU90、ROM(Read Only Memory)92、RAM(Random Access Memory)94、記憶部(ここではHDD)96、及び可搬型記憶媒体用ドライブ99等を備えている。これら繊毛制御装置20の構成各部は、バス98に接続されている。繊毛制御装置20では、ROM92あるいはHDD96に格納されているプログラム(繊毛制御プログラムを含む)、或いは可搬型記憶媒体用ドライブ99が可搬型記憶媒体91から読み取ったプログラム(繊毛制御プログラムを含む)をCPU90が実行することにより、図5に示す、取得部21、決定部22、及び制御部23としての機能が実現される。なお、図5には、繊毛制御装置20のHDD96等に格納されている計測結果DB31、及び繊毛長テーブル32も図示されている。
取得部21は、振動センサ14の計測結果(電気信号)を取得して、計測結果DB31に格納する。ここで、計測結果DB31について、図6(a)に基づいて説明する。計測結果DB31は、図6(a)に示すように、「振動周波数(Hz)」、「繊毛長(mm)」、「位置(x,y)」、「センサ強弱(現在)(V)」、「センサ強弱(過去)(V)」の各フィールドを有する。
「振動周波数(Hz)」のフィールドには、振動センサ14の計測結果において、振動エネルギが大きい順に選択した1又は複数の周波数(図6(a)では、3つ)が格納される。「繊毛長(mm)」のフィールドには、「振動周波数(Hz)」のフィールドに格納されている振動周波数に対応する振動センサ用繊毛62の長さが格納される。なお、振動周波数と繊毛長との関係は、別途テーブルなどにおいて保持しておけばよい。「位置(x,y)」のフィールドには、各長さの振動センサ用繊毛62の位置が格納される。なお、各長さの振動センサ用繊毛62の位置は、別途テーブルなどにおいて保持しておけばよい。「センサ強弱(現在)(V)」のフィールドには、直近のタイミングで計測された振動エネルギを変換して得られる電圧値が格納される。「センサ強弱(過去)(V)」のフィールドには、過去(1回前)のタイミングで計測された振動エネルギを変換して得られる電圧値が格納される。
決定部22は、振動センサ14の計測結果(計測結果DB31に格納されているデータ)に基づいて、繊毛44それぞれの長さを決定し、繊毛長テーブル32に格納する。ここで、繊毛長テーブル32について、図6(b)に基づいて説明する。繊毛長テーブル32は、図6(b)に示すように、「繊毛(Hz)」、「繊毛長(mm)」、「位置(x,y)」の各フィールドを有している。「繊毛(Hz)」のフィールドには、計測結果DB31の「振動周波数(Hz)」の値がそのまま入力される。「繊毛長(mm)」のフィールドには、「繊毛(Hz)」の値に対応する繊毛44の長さが格納される。なお、「繊毛(Hz)」の値に対応する「繊毛長(mm)」の値は、別途テーブルなどにおいて保持しておけばよい。「位置(x,y)」のフィールドには、繊毛44の長さを「繊毛長(mm)」のフィールドに入力されている値に設定する範囲(座標範囲)を格納する。
制御部23は、決定部22により決定された各繊毛44の長さ(繊毛長テーブル32に格納されているデータ)に基づいて、繊毛駆動装置42を制御して、各繊毛44の長さを調整する。
次に、繊毛制御装置20による処理について、図7のフローチャートに沿って詳細に説明する。図7の処理は、取得部21が、振動センサ14から、所定時間(例えば1分)ごとにパイプ10の振動(各周波数の振動エネルギ(電圧))の計測結果を取得したタイミングで実行される処理である。なお、取得部21は、取得した計測結果を図6(a)の計測結果DB31に格納するものとする。
図7の処理では、まず、ステップS10において、決定部22が、振動センサ14が取得した1分間における振動エネルギ(電圧)を分析し、大きい方から1又は複数(ここでは3つ)の周波数を選択する。ここでは、3つの周波数として、5Hz,10Hz,15Hzが選択されたものとする。なお、選択する周波数の数は、予め定めておいてもよいし、例えば、振動エネルギの強さが所定値以上の周波数を全て選択するようにしてもよい。
次いで、ステップS12では、決定部22は、選択した3つの周波数の振動エネルギ(電圧)の割合に応じて、周波数の低い順(すなわち波長の長い順)に冷媒の進行方向に沿って範囲を割り当て、繊毛44の長さを決定する。また、制御部23は、決定部22により決定された長さに繊毛44を調整する。
例えば、図6(a)に示すように、振動周波数5Hz(繊毛長15mm)のセンサが強弱12Vであり、振動周波数10Hz(繊毛長10mm)のセンサ強弱が6Vであったとする。また、振動周波数15Hz(繊毛長5mm)のセンサ強弱が3Vであったとする。この場合、周波数を低い順に並べると、5Hz,10Hz,15Hzの順になる。また、決定部22は、繊毛44の長さを同じにする範囲を、振動エネルギの比率に応じて決定する。図6(a)の場合、各周波数(5Hz,10Hz,15Hz)の振動エネルギ(センサ強弱)は、5Hzが12Vで、10Hzが6Vで、15Hzが3Vで合計21Vである。したがって、比率は5Hzが12/21、10Hzが6/21、15Hzが3/21となるので、決定部22は、この比率を用いて、繊毛の長さを同じにする範囲を決定する。例えば、図2(a)に示すように、繊毛44が存在する領域のX方向幅が21cmであるとすると、振動周波数5Hz(繊毛長15mm)に対応する領域が、21cm×12/21=12cmであり、振動周波数10Hz(繊毛長10mm)に対応する領域が21cm×6/21=6cmであり、振動周波数15Hz(繊毛長5mm)に対応する領域が、21cm×3/21=3cmとなる(図8参照)。したがって、制御部23は、土台部48の−X端部から12cmの範囲の繊毛44の長さを15mmに調整し、その+X側の6cmの範囲の繊毛44の長さを10mmに調整し、その+X側の3cmの範囲の繊毛44の長さを5mmに調整する。
ここで、本実施形態において、繊毛ユニット12の繊毛群46の長さを一律の長さ(上記例では、例えば15mm)にしないこととしている。このようにしているのは、一律の長さにすると、冷媒の流れる方向の前方の繊毛が後方からの流れをブロックしてしまい、冷媒が流れる効率を悪くするおそれがあるためである。また、繊毛群46を一律の長さにすると、各周波数(波長)のうち最も振動エネルギが大きいものでもその強さが十分でない場合には、繊毛群46のすべての繊毛44を振動させるのに十分でない場合があり得るため、複数の周波数(波長)を組み合わせたほうが、繊毛44を振動させるのに十分なエネルギーを得ることができると考えられるからである。
本実施形態では、上述したようにパイプ10の振動に応じて、繊毛群46に含まれる繊毛44の長さを決定することで、繊毛ユニット12によるパイプ10内の冷媒の流れを適切に(流速を速く)制御することができる。
図7に戻り、次のステップS14では、決定部22は、選択された3つの周波数の繊毛の1つを特定する。ここでは、例えば、決定部22は、周波数5Hzの繊毛を特定したものとする。次いで、ステップS16では、特定された繊毛の振動エネルギは過去の記録より下降局面にあるか否かを判断する。ここでは、図6(a)の計測結果DB31より、振動周波数が5Hzのセンサ強弱は、過去よりも現在の方が大きいので、ステップS16の判断は否定され、ステップS20に移行する。
次いで、ステップS20では、決定部22は、特定された繊毛の振動エネルギは過去の記録より上昇局面にあるか否かを判断する。ここでの判断が肯定されると、ステップS22に移行する。
ステップS22に移行すると、決定部22は、上昇局面にある周波数の繊毛44の領域を増加させるための修正後領域を算出する。ここでは、周波数5Hzのセンサ強弱は、過去において10Vであり、現在において12Vであったため、+2Vの上昇局面にある。したがって、決定部22は、修正後領域として、現在のセンサ強弱値(振動エネルギ値)と、過去からの増加分とを加味した大きさの領域を算出する。例えば、決定部22は、周波数5Hzに対応する繊毛44の領域のX方向に関する幅を21(cm)×12/21×(1+2/10)=14.4とする。
ステップS22の処理の後は、ステップS24に移行し、決定部22は、選択された周波数の繊毛44を全て特定したか否かを判断する。ここでは、まだ、周波数10Hz,15Hzを特定していないので、判断は否定され、ステップS14に戻る。
ステップS14に戻ると、決定部22は、選択された3つの周波数の繊毛の1つを特定する。ここでは、決定部22は、例えば、周波数10Hzを特定したものとする。なお、周波数10Hzのセンサ強弱は、図6(a)に示すように、現在及び過去のいずれにおいても6Vである。したがって、ステップS16、S18の判断は否定されるので、決定部22は、ステップS24における判断が否定された後に、ステップS14に戻る。
再度ステップS14に戻ると、決定部22は、例えば、周波数15Hzを特定する。この場合、周波数15Hzのセンサ強弱は、図6(a)に示すように、現在が3Vで過去が5Vであり、下降局面にある。したがって、ステップS16の判断が肯定されて、決定部22は、ステップS18に移行する。
ステップS18では、決定部22は、下降局面にある周波数の繊毛44の領域を減少させるための修正後領域を算出する。図6(a)の例では、決定部22は、修正後領域として、現在のセンサ強弱値(振動エネルギ値)と、過去からの減少分とを加味した大きさの領域を算出する。例えば、決定部22は、周波数15Hzに対応する繊毛44の領域のX方向に関する幅を21(cm)×3/21×(1−3/5)=1.2とする。
その後は、ステップS24に移行するが、この段階では選択された周波数の全てが特定された状態であるので、判断は肯定されて、決定部22は、ステップS26に移行する。ステップS26では、決定部22は、修正後領域が算出されたか否か(すなわち、ステップS18又はS22を経たか否か)を判断する。ここでの判断が否定された場合には、図7の全処理を終了するが、肯定された場合には、ステップS28に移行する。
ステップS28では、決定部22は、修正後領域(修正していない領域も含む)の総和を求める。また、決定部22は、総和が全領域の幅を超える場合には、超えた分を調整する。本実施形態では、ステップS14〜S24を経ることで、5Hzの修正後領域の幅が14.4cm、10Hzの修正後領域の幅が6cm、15Hzの修正後領域の幅が1.2cmと算出されたため、総和は21.6cmとなる。この場合、全領域の幅21cmを6mmオーバーしている。したがって、決定部22は、この6mmを現在の電圧(センサ強弱)の総和と各周波数の電圧との比で分割し、修正後の幅から引く。これにより、5Hzの修正後領域の幅は約14.06cm、10Hzの修正後領域の幅は約5.83cm、15Hzの修正後領域の幅は約1.11cmとなり合計21cmに収まる。そして、ステップS28では、制御部23は、決定部22が決定した修正後の幅に基づいて、各繊毛44の長さを再度調整する。
本実施形態では、ステップS14〜S28を経ることにより、センサ強弱の今後の変動を予測して繊毛44それぞれの長さを調節することができるため、フィードバック制御を行うことによる制御遅れの発生を抑制することができる。
以上、詳細に説明したように、本実施形態によると、繊毛制御装置20は、冷媒が流通するパイプ10の振動を計測する振動センサ14の計測結果を取得する取得部21と、取得部21により取得された振動センサ14の計測結果に基づいて、複数の繊毛44それぞれの長さを決定する決定部22と、決定部22により決定された長さに基づいて、複数の繊毛44の長さを調整する繊毛駆動装置42を制御する制御部23と、を備えているので、繊毛44の長さをパイプ10の振動に応じて適切に調整することができる。これにより、繊毛44の振動によって冷媒が適切に流れるようになる。また、繊毛ユニット12を用いることで、パイプ10内において冷媒を流通させるための電力を抑制することができるので、消費電力及び発熱を低減することが可能となる。また、本実施形態では、冷媒の流れを生成するためにポンプを用いないため省スペース化を図ることも可能である。
また、本実施形態では、振動センサ14は、パイプ10に設けられた複数の長さを有する振動センサ用繊毛62と、振動センサ用繊毛62の振動を検出する強弱センサ64と、を有しており、取得部21は、振動センサ用繊毛62の長さと振動とを関連付けた計測結果を取得する(図6(a))。これにより、決定部22は、パイプ10の振動のうちどの周波数の振動の振動エネルギが大きいかを簡易に判断することができるので、繊毛44の長さを簡易に決定することができる。
なお、上記実施形態では、図7の処理において、ステップS14〜S28の処理を行う場合について説明したが、これに限らず、ステップS14〜S28の処理を省略することとしても良い。
《第2の実施形態》
次に、第2の実施形態について、図9(a)に基づいて説明する。本第2の実施形態は、パイプ10内部の外側ほど冷媒の速度を早くしたい場合を想定したものである。
本第2の実施形態では、振動センサ14により、上記第1の実施形態と同様、振動周波数5Hzのセンサ強弱が12V、振動周波数10Hzのセンサ強弱が6V、振動周波数15Hzのセンサ強弱が3Vと計測されたものとする。この場合、決定部22は、繊毛ユニット12のY軸幅(10cm)のうち、−Y端部から10(cm)×12/21≒5.7(cm)を振動周波数5Hz(繊毛44の長さ15mm)に対応する領域とする。また、決定部22は、振動周波数5Hz(繊毛44の長さ15mm)に対応する領域の+Y側の10(cm)×6/21≒2.9(cm)を振動周波数10Hz(繊毛44の長さ10mm)に対応する領域とする。更に、決定部22は、振動周波数10Hz(繊毛44の長さ10mm)に対応する領域の+Y側の10(cm)×3/21≒1.4(cm)を振動周波数15Hz(繊毛44の長さ5mm)に対応する領域とする(図9(a)参照)。
そして、制御部23は、決定部22が決定した長さ・領域に基づいて繊毛駆動装置42を制御し、図9(a)に示すように繊毛44の長さを調整する。これにより、パイプ10の振動を受けてパイプ10内部の外側に位置する繊毛44ほど振動するようになっているので、パイプ10の外側における冷媒の流速を内側よりも速くすることができる。
なお、パイプ10の内側の流速を外側の流速よりも速くする場合には、図9(a)を左右反転した状態となるように、各繊毛44の長さを調整するようにすればよい。
以上のように、本第2の実施形態によると、繊毛の長さを異ならせる領域を冷媒の流れる方向に交差する方向(Y軸方向)に沿って区分するので、パイプの内側と外側で冷媒の速度を異ならせることができる。ここで、冷却対象200がHDDなど機械的駆動系を有する装置である場合には、温度が低すぎると動作が緩慢になり、また温度が高すぎると動作が速くなるが耐久性が落ちるということが知られている。このため、温度が低いときはあまり冷却しないほうが好ましく、また温度が高いときは冷却をするほうが好ましい。一方、パイプ10が本実施形態のように環状である場合、パイプ10の外側の流れを速くすることで冷媒流エネルギの損失が少なくなり、パイプ10の内側の流れを速くすると冷媒流エネルギの損失が大きくなりることが知られている。このようなことを勘案して、制御部23は、冷却対象200が高温の場合に、パイプ10の外側の冷媒の流れを早くして冷却対象200を冷却し、冷却対象200が低温の場合に、パイプ10の内側の冷媒流を速くするという制御を行うことで、冷却対象200の動作を適切な状態に維持することが可能となる。
なお、上記第2の実施形態においても、第1の実施形態で説明した処理(図7のステップS14〜S28の処理)を実行することとしてもよい。
なお、上記第2の実施形態では、パイプ10の外側又は内側の冷媒の流れを速くする場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、図9(b)に示すように、パイプ10の中央ほど冷媒の流れが速くなるように、繊毛の各長さの領域を設定するようにしてもよい。
なお、上記各実施形態では、繊毛駆動装置42として、図2(c)に示すようなモータ45を有する装置を採用した場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、図10に示すような繊毛駆動装置142を採用してもよい。
繊毛駆動装置142は、図10に示すように、固定電極150と、可動電極152と、バイオメタル・ファイバ154と、配線部156と、を備える。
固定電極150は、例えば、4つの電極帯150a〜150dを有している。可動電極152は、図10の紙面左右方向に移動可能な状態で固定電極150上に設けられている。可動電極152の一部には、繊毛44の一端部が接続されている。バイオメタル・ファイバ154は、例えば、直径0.05mm程度の線状部材であり、電流が流れる(電圧がかかる)ことで収縮する特性を有している。配線部156は、電源158と、スイッチ部160とを有し、スイッチ部160の作用により、電極帯150a〜150dのいずれかに対して電流が供給されるようになっている。
繊毛駆動装置142では、例えば、図10の状態から電極帯150dに対して電流が供給されると、可動電極152を介してバイオメタル・ファイバ154に電流が供給されて収縮し、可動電極152は、図11(a)に示す位置まで移動する。これにより、繊毛44の一端部は引っ張られるため、繊毛44の土台部48(図2参照)からの突出量(長さ)は短くなる。
一方、図11(a)の状態から、スイッチ部160により、電流が電極帯150bに対して供給されると、電極帯150dへは電流が供給されなくなる。この場合、バイオメタル・ファイバ154は、電流が供給される位置に到達するまで自然に伸張するため、可動電極152は、図11(b)に示す位置まで移動することになる。これにより、繊毛44の長さは、図11(a)の状態に比べて長くなる。
このように、繊毛駆動装置142を用いることとしても、繊毛44の長さを変更することが可能である。なお、図10等では、固定電極150に電極帯が4つ設けられている場合について説明したが、これに限らず、電極帯を4つ未満、又は5つ以上設けることとしてもよい。また、図10等では、繊毛駆動装置142に繊毛44が1本接続されている場合について説明したが、これに限らず、繊毛駆動装置142には、複数本(第1の実施形態の例であればY軸方向に並ぶ複数本)の繊毛が接続されても良い。
なお、繊毛駆動装置としては、その他の装置(例えば、磁石を用いる装置など)を採用することとしてもよい。
なお、上記各実施形態では、振動センサ14として、図3に示すような繊毛62を用いたセンサを採用した場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、スピーカやマイク、圧電素子などの振動を電気信号の強弱に変換可能な装置を振動センサとし、該振動センサを用いて振動波形のスペクトラム分析をすることで、振動エネルギの大きな周波数を分析することとしてもよい。例えば、パイプ10の外周面にスピーカなどの振動センサを装着し、該振動センサで変換された電圧を一定周期で観測し、観測結果から得られる波形の波長から周波数を分析し、電圧の大小から振動エネルギの強弱を分析する。例えば、図12に示すような波形が得られた場合、2Hz,5Hz,10Hzの3つの周波数の振動波が出現していることが分かる。また、3つの周波数の振動エネルギは、10Hz、2Hz、5Hzの順に大きいことが分かる。またその出現の割合は10Hzは8/16波、5Hzは2/16波、2Hzは6/16波であることがわかる。これらの結果を踏まえると、決定部22は、繊毛群46の領域の割り当てとして、繊毛群46のうちの8/16を10Hzの繊毛とし、2/16を5Hzの繊毛とし、6/16を2Hzの繊毛とする。このように、振動センサとしてスピーカやマイク、圧電素子などを用いることとしても、上記各実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上記実施形態では、繊毛ユニットや繊毛制御装置を冷却システムにおいて用いる場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、ポンプやポンプ制御装置を有するシステムにおいて、ポンプやポンプ制御装置の代わりに繊毛ユニットや繊毛制御装置を用いることとしてもよい。また、上記実施形態では、繊毛ユニットが冷媒の流れを生成する場合について説明したが、これに限らず、繊毛ユニットは、冷媒以外の流体の流れを生成することとしてもよい。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、処理装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(ただし、搬送波は除く)に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
なお、以上の第1、第2の実施形態及び変形例の説明に関して、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 流体が流通するパイプ内に設けられた複数の繊毛の長さを制御する繊毛制御装置であって、
前記パイプの振動を計測する振動センサの計測結果を取得する取得部と、
前記取得部により取得された前記振動センサの計測結果に基づいて、前記複数の繊毛それぞれの長さを決定する決定部と、
前記決定部により決定された長さに基づいて、前記複数の繊毛の長さを調整する調整装置を制御する制御部と、を備える繊毛制御装置。
(付記2) 前記振動センサは、前記パイプに設けられた複数の長さを有する振動体群と、該振動体群に含まれる振動体それぞれの振動を検出する検出部と、を有し、
前記取得部は、前記振動体群に含まれる各振動体の長さと各振動体の振動とに基づく計測結果を取得することを特徴とする付記1に記載の繊毛制御装置。
(付記3) 前記決定部は、前記取得部により取得された前記振動センサの計測結果に基づいて前記複数の繊毛を複数の範囲に区分し、該複数の範囲ごとに繊毛の長さを決定することを特徴とする付記1又は2に記載の繊毛制御装置。
(付記4) 前記決定部は、前記流体の流れる方向又は前記流体の流れる方向に対して交差する方向に沿って前記複数の繊毛を前記複数の範囲に区分することを特徴とする付記3に記載の繊毛制御装置。
(付記5) 前記決定部は、前記振動センサの計測結果の変化傾向に基づいて、前記複数の繊毛それぞれの長さを決定することを特徴とする付記1〜4のいずれかに記載の繊毛制御装置。
(付記6) 流体が流通するパイプ内に設けられた複数の繊毛の長さを制御する繊毛制御プログラムであって、
前記パイプの振動を計測する振動センサの計測結果を取得し、
取得した前記振動センサの計測結果に基づいて、前記複数の繊毛それぞれの長さを決定し、
決定した長さに基づいて、前記複数の繊毛の長さを調整する調整装置を制御する、処理をコンピュータに実行させる繊毛制御プログラム。
(付記7) 前記振動センサは、前記パイプに設けられた複数の長さを有する振動体群と、該振動体群に含まれる振動体それぞれの振動を検出する検出部と、を有し、
前記取得する処理では、前記振動体群に含まれる各振動体の長さと各振動体の振動とに基づく計測結果を取得することを特徴とする付記6に記載の繊毛制御プログラム。
(付記8) 前記決定する処理では、前記取得する処理で取得された前記振動センサの計測結果に基づいて前記複数の繊毛を複数の範囲に区分し、該複数の範囲ごとに繊毛の長さを決定することを特徴とする付記6又は7に記載の繊毛制御プログラム。
(付記9) 前記決定する処理では、前記流体の流れる方向又は前記流体の流れる方向に対して交差する方向に沿って前記複数の繊毛を前記複数の範囲に区分することを特徴とする付記8に記載の繊毛制御プログラム。
(付記10) 前記決定する処理では、前記振動センサの計測結果の変化傾向に基づいて、前記複数の繊毛それぞれの長さを決定することを特徴とする付記6〜9のいずれかに記載の繊毛制御プログラム。
(付記11) 流体が流通するパイプ内に設けられた複数の繊毛の長さを制御する繊毛制御方法であって、
前記パイプの振動を計測する振動センサの計測結果を取得する工程と、
取得した前記振動センサの計測結果に基づいて、前記複数の繊毛それぞれの長さを決定する工程と、
決定した長さに基づいて、前記複数の繊毛の長さを調整する調整装置を制御する工程と、をコンピュータが実行することを特徴とする繊毛制御方法。
(付記12) 前記振動センサは、前記パイプに設けられた複数の長さを有する振動体群と、該振動体群に含まれる振動体それぞれの振動を検出する検出部と、を有し、
前記取得する工程では、前記振動体群に含まれる各振動体の長さと各振動体の振動とに基づく計測結果を取得することを特徴とする付記11に記載の繊毛制御方法。
(付記13) 前記決定する工程では、前記取得する工程で取得された前記振動センサの計測結果に基づいて前記複数の繊毛を複数の範囲に区分し、該複数の範囲ごとに繊毛の長さを決定することを特徴とする付記11又は12に記載の繊毛制御方法。
(付記14) 前記決定する工程では、前記流体の流れる方向又は前記流体の流れる方向に対して交差する方向に沿って前記複数の繊毛を前記複数の範囲に区分することを特徴とする付記13に記載の繊毛制御方法。
(付記15) 前記決定する工程では、前記振動センサの計測結果の変化傾向に基づいて、前記複数の繊毛それぞれの長さを決定することを特徴とする付記11〜14のいずれかに記載の繊毛制御方法。
10 パイプ
14 振動センサ
20 繊毛制御装置
21 取得部
22 決定部
23 制御部
42 繊毛駆動装置(調整装置)
44 繊毛
62 振動センサ用繊毛(振動体群)
64 強弱センサ(検出部)

Claims (6)

  1. 流体が流通するパイプの振動によって前記パイプ内の流体に流れを生じさせる複数の繊毛の長さを制御する繊毛制御装置であって、
    前記パイプの振動を計測する振動センサの計測結果を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記振動センサの計測結果に基づいて、前記複数の繊毛それぞれの長さを決定する決定部と、
    前記決定部により決定された長さに基づいて、前記複数の繊毛の長さを調整する調整装置を制御する制御部と、
    を備える繊毛制御装置。
  2. 前記振動センサは、前記パイプに設けられた複数の長さを有する振動体群と、該振動体群に含まれる振動体それぞれの振動を検出する検出部と、を有し、
    前記取得部は、前記振動体群に含まれる各振動体の長さと各振動体の振動とに基づく計測結果を取得することを特徴とする請求項1に記載の繊毛制御装置。
  3. 前記決定部は、前記取得部により取得された前記振動センサの計測結果に基づいて前記複数の繊毛を複数の範囲に区分し、該複数の範囲ごとに繊毛の長さを決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の繊毛制御装置。
  4. 前記決定部は、前記流体の流れる方向又は前記流体の流れる方向に対して交差する方向に沿って前記複数の繊毛を前記複数の範囲に区分することを特徴とする請求項3に記載の繊毛制御装置。
  5. 流体が流通するパイプの振動によって前記パイプ内の流体に流れを生じさせる複数の繊毛の長さを制御する繊毛制御プログラムであって、
    前記パイプの振動を計測する振動センサの計測結果を取得し、
    取得した前記振動センサの計測結果に基づいて、前記複数の繊毛それぞれの長さを決定し、
    決定した長さに基づいて、前記複数の繊毛の長さを調整する調整装置を制御する、
    処理をコンピュータに実行させる繊毛制御プログラム。
  6. 流体が流通するパイプの振動によって前記パイプ内の流体に流れを生じさせる複数の繊毛の長さを制御する繊毛制御方法であって、
    前記パイプの振動を計測する振動センサの計測結果を取得する工程と、
    取得した前記振動センサの計測結果に基づいて、前記複数の繊毛それぞれの長さを決定する工程と、
    決定した長さに基づいて、前記複数の繊毛の長さを調整する調整装置を制御する工程と、
    をコンピュータが実行することを特徴とする繊毛制御方法。
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