JP6123197B2 - 入退室管理システム - Google Patents

入退室管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP6123197B2
JP6123197B2 JP2012200482A JP2012200482A JP6123197B2 JP 6123197 B2 JP6123197 B2 JP 6123197B2 JP 2012200482 A JP2012200482 A JP 2012200482A JP 2012200482 A JP2012200482 A JP 2012200482A JP 6123197 B2 JP6123197 B2 JP 6123197B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
entrance
exit
electronic authentication
reader
server
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012200482A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014055438A (ja
Inventor
修治 岡野
修治 岡野
秀二 山田
秀二 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2012200482A priority Critical patent/JP6123197B2/ja
Publication of JP2014055438A publication Critical patent/JP2014055438A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6123197B2 publication Critical patent/JP6123197B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、管理対象区域内に入退室する作業者の入退室管理を行う入退室管理システムに関する。
電気所等では、電力供給を行う設備の他に、電力供給とは直接関係の無い設備に対しても定期的な点検、手入れが行われている。例えば、電気所の屋外では、雑草の除草が行われたり、電気所の屋内では、屋内機器の正常動作のための塵埃等の清掃が定期的に実施されている。これらの作業は、電気所の社員が立ち会うことなく、請負者や委託先の業者のみで点検等を実施する場合もある。
このような点検や清掃作業等を行う場合、電気所の柵・建物等の鍵を管理する部署では、点検等を発注した部署に当該電気所の鍵を貸し出し、発注した部署が請負者や委託先の点検等の実施者に対面して鍵の受け渡しを行っている。また、グループ会社が電気所の柵・建物内に設備を有する場合には、直接、鍵を管理する部署がグループ会社の請負者、委託先に対面して受け渡しを行っている。このとき、自社以外の業種において社員以外の第三者が建物内へ立ち入る際には、セキュリティ上の観点から入退室の管理が行われている。さらに、同一会社内の社員であっても、研究、開発箇所への立ち入りにはセキュリティ区画を設け、入退室の管理が行われる場合もある。
入退室の管理方法としては、例えば、携帯電話に暗証番号を生成して送信し、携帯電話で受信した暗証番号を画面に表示し、通行者がこの表示された暗証番号を入力手段から入力し、この入力された暗証番号と生成した暗証番号とが一致するか否かによってゲートの開閉を制御する入退室管理システムが提案されている(特許文献1参照)。また、他の方法としては、携帯電話端末を例えば出入り口に設置する基地局に近づけることによって第一段階の認証を行い、個人を特定するパスワードをダイヤルすることで、情報管理サーバにパスワードを送信し、第二段階目の認証を行う入退室管理システムが提案されている(特許文献2参照)。
特開2002−213126号公報 特開2006−172286号公報
しかしながら、上記特許文献1および2に開示される入退室管理システムでは、以下のような問題がある。すなわち、特許文献1等では、扉等に設置されたテンキー等で番号等を入力したり、携帯端末のテンキー等でパスワードを入力して扉を開錠させるため、暗証番号等の組合せパターンには限界があり、第三者に不正に暗証番号やパスワードを解読されるおそれがあった。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、第三者の不正な入退室を確実に防止することが可能な入退室管理システムを提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために、携帯端末とサーバとリーダライタとを備え、管理対象区域内への作業者の入退室を管理する入退室管理システムであって、前記携帯端末は、操作部により入力される入退室情報を前記サーバに送信し、前記入退室情報の送信に応じて前記サーバから送信される前記入退室情報毎に発行される電子認証情報を受信する通信部と、暗証番号および作業対象の箇所の入力に基づいて前記サーバから受信した前記電子認証情報のロックおよびロック解除を行うと共に、前記リーダライタに非接触されたときに前記電子認証情報を前記通信部を介して前記リーダライタに送信する制御部とを有し、前記サーバは、前記携帯端末から前記入退室情報が送信されたときに前記電子認証情報を前記携帯端末に送信する通信部と、前記携帯端末の前記リーダライタに非接触されたときに前記リーダライタから送信される前記電子認証情報が予め登録されている前記電子認証情報と一致している場合に、前記管理対象区域の入口を解錠するための解錠信号を前記通信部を介して前記リーダライタに送信する制御部とを有し、前記リーダライタは、前記前記携帯端末が非接触されたときに前記携帯端末から送信される前記電子認証情報を受信し、当該受信した前記電子認証情報を前記サーバに送信すると共に、前記サーバへの送信に応じて前記サーバから前記電子認証情報が一致したときに送信される前記出入口を解錠するための解錠信号を受信する通信部と、前記通信部により受信された前記解錠信号に基づいて前記管理対象区域の前記出入口を解錠する制御部とを有するものである。
本発明において管理対象区域には、電気所等内の施設内やこの施設内に設置された建屋が含まれている。また、管理対象区域内の出入口には、施設の入構・出構門や建屋の出入りを行う扉等が含まれている。
本発明によれば、使用者しか知り得ない暗証番号および作業対象の箇所の二つの情報に基づいて電子認証情報を管理するので、よりセキュリティの向上を図ることができ、第三者が不正に入室することを確実に防止することができる。
本発明の一実施形態に係る入退室管理システムの概略構成例を示す図である。 携帯端末のブロック構成例を示す図である。 ICリーダユニットのブロック構成例を示す図である。 入退室管理サーバのブロック構成例を示す図である。 入退室管理システムの入室前における動作例を示すフローチャートである。 入退室管理システムの入室時における動作例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照して説明する。
[入退室管理システムの構成例]
まず、入退室管理システム500について説明する。図1は、本発明に係る入退室管理システム500の構成の一例を示している。入退室管理システム500は、携帯端末100とICリーダユニット200と入退室管理サーバ300とを備えている。ICリーダユニット200と入退室管理サーバ300とは、専用回線やインターネット、無線等のネットワーク600により接続され、ネットワーク600を介して互いに双方向通信を行う。携帯端末100とICリーダユニット200とは、所定の周波数帯域(例えば13.56MHz)の電波を用いて近距離無線通信を行う。携帯端末100と入退室管理サーバ300とは、例えば携帯電話等の規格で採用されている通信方式により双方向の無線通信を行う。
携帯端末100は、作業者が所持するものであり、音声通信やデータ通信等を行う通信機能の他に、ICリーダユニット200との間で非接触通信を行う非接触ICカード機能を有している。ここで、作業者とは、例えば請負者、委託先、グループ会社等の協力会社や同一会社内のセキュリティ区画内において作業を行うものを意味している。携帯端末100には、携帯電話やスマートフォン等が用いられる。携帯端末100は、メールアドレスや作業対象の箇所の入退室情報を入退室管理サーバ300に送信し、この入退室情報の送信に応じて入退室管理サーバ300から送信される電子認証キーを取得する。管理対象区域の建屋に入室する際には、ユーザのICリーダユニット200への翳し動作によりICリーダユニット200との間で非接触通信を行い、電子認証キーをICリーダユニット200に送信する。
ICリーダユニット200は、管理対象区域の建屋の出入口扉400近傍の壁等に設置され、携帯端末100との非接触通信により取得した電子認証キーを入退室管理サーバ300に送信する。またICリーダユニット200は、送信した電子認証キーの照合結果に応じて入退室管理サーバ300から送信される扉の開閉情報に基づいて出入口扉400の解錠、施錠を行う。なお、図1では、入口側の出入口扉400近傍の壁にICリーダユニット200を設置しているが、出口側の出入口扉400近傍の壁にもICリーダユニット200が設置されているものとする。
入退室管理サーバ300は、例えば入退室管理者の敷地(電気所)内に設置され、携帯端末100から送信される入退室情報に基づいて電子認証キーを発行する。また、入退室管理サーバ300は、入室時の携帯端末100の翳し動作によりICリーダユニット200から送信される電子認証キーに基づいて認証確認を行い、この認証確認の結果に基づいて出入口扉400の開錠、再施錠を行うための指令情報をICリーダユニット200に送信する。なお、入退室管理者が遠隔地にいる場合には、入退室管理サーバ300を入退室管理者のいる建物内に設置しても良い。
[携帯端末のブロック構成例]
次に、携帯端末100について説明する。図2は、本発明に係る携帯端末100のブロック構成の一例を示している。図1に示すように、携帯端末100は、携帯端末100等の間で音声やデータ通信を行う通信機能部100Aと、ICリーダユニット200との間で非接触通信を行うICカード機能部100Bとを備えている。
(通信機能部の構成例)
通信機能部100Aは、通信アンテナ102と通信部104と端末制御部110とメモリ部130と操作部120と表示部122とスピーカ124とマイクロフォン126とを備えている。
通信部104は、通信アンテナ102で受信された受信信号の周波数変換や復調処理を行い、音声や電子メール等のデータ等を取得して端末制御部110に供給する。また通信部104は、端末制御部110から供給される音声や電子データ、携帯端末100のメールアドレスや作業対象の箇所等を含む入退室情報等の変調処理や周波数変換処理を行って送信信号を生成して通信アンテナ102を介して送信する。
表示部122は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(electroluminescence)ディスプレイ等から構成され、端末制御部110から供給される表示情報に基づいて送受信メールの内容や、静止画像、動画像、電子認証キーをロックおよびロック解除するための鍵管理アプリケーション等の操作画面を表示する。
スピーカ124は、端末制御部110の指示に基づいて図示しない音声処理部で復調処理されたアナログ音声信号の音声や着信音等を出力する。マイクロフォン126は、音声等を集音して図示しない音声処理部に出力する。音声処理部では、音声等のアナログ信号を変調処理して端末制御部110に供給する。
操作部120は、携帯端末100の筐体上に設けられたテンキーや発話キー、終話/電源キー等の各キーや十字キー等から構成され、押下操作に応じた操作信号を生成して端末制御部110に供給する。操作部120をタッチパネルで構成する場合には、表示画面上に表示された項目の押下操作に応じた位置情報を検知する。例えば操作部120は、鍵管理アプリケーションの起動やこの鍵管理アプリケーションの起動時に入力される暗証番号および作業対象の箇所等を受け付けたり、インターネットへのアクセスなどのデータ通信の開始や終了等の各種操作を受け付ける。ここで、暗証番号とは、数字、文字、記号等の組合せで構成されるものであり、作業者が任意に設定できる。作業対象の箇所とは、作業員が作業を行う施設名や建屋名、建屋番号等を意味している。作業対象の箇所は、操作画面上で選択できるようにしても良いし、直接入力するようにしても良い。
メモリ部130は、例えば不揮発性の半導体メモリ等から構成され、OS(Operating System)プログラムや、端末制御部22が各部を制御するための制御プログラム、鍵管理アプリケーション等の各種アプリケーションプログラム、入退室管理サーバ300から送信される電子認証キーをロックおよびロック解除する際に入力される暗証番号および作業対象の箇所等の情報を記憶する。なお、鍵管理アプリケーションは、ダウンロードにより取得することもできるし、予めインストールすることもできる。
端末制御部110は、例えばCPU(Central Processing Unit)で構成され、携帯端末100内の各部を制御する。端末制御部110は、メモリ部130に記憶されているプログラムに従って動作し、所定のサービスに関する演算処理や、コマンド生成、各種情報の送受信の制御などを実行する。例えば、電子認証キーのロックおよびロック解除を行うための鍵管理アプリケーションを起動し、暗証番号および作業対象の箇所の入力に基づいて電子認証キーのロックおよびロック解除を行う。
(ICカード機能部の構成例)
ICカード機能部100Bは、非接触通信アンテナ150と非接触通信制御部152とを有している。非接触通信アンテナ150は、携帯端末100の翳し動作による非接触通信によりICリーダユニット200の非接触通信アンテナ202で発生された搬送波を受信すると共に、この搬送波の受信に基づいて電子認証キー等を含む応答信号をICリーダユニット200に送信する。
非接触通信制御部152は、例えばCPUで構成され、非接触通信アンテナ202で受信した搬送波の例えば直流成分を駆動電圧として駆動する。また非接触通信制御部152は、搬送波の交流成分をデータとして取り出して処理し、電子認証キー等を含む応答信号を生成して非接触通信アンテナ150に供給する。
[ICリーダユニットのブロック構成例]
次に、ICリーダユニット200について説明する。図は、本発明に係るICリーダユニット200のブロック構成の一例を示している。図に示すように、ICリーダユニット200は、非接触通信アンテナ202と通信部204と制御部206とメモリ部230とインターフェース240とを備えている。非接触通信アンテナ202は、交流電流の供給により所定の周波数の磁界(搬送波)を発生すると共に、携帯端末100との非接触通信により携帯端末100から送信される電子認証キー等を含む応答信号を受信する。
通信部204は、非接触通信アンテナ202により受信された携帯端末100からの応答信号(搬送波等)を復調し、復調により得られた電子認証キーを含むデータを制御部206に供給する。また通信部204は、データを携帯端末100に送信する場合、このデータを符号化して搬送波を変調することで送信信号を生成して非接触通信アンテナ202に供給する。
メモリ部230は、例えば不揮発性の半導体メモリ等から構成され、各部を制御するための制御プログラム、携帯端末100のICカード機能部100Bから取得した電子認証キー等を含むデータや制御部206によって演算されたデータ等を記憶する。
インターフェース240は、ICリーダユニット200を入退室管理サーバ300等の機器に接続するためのインターフェースであり、例えば図示しないケーブル線を介して入退室管理サーバ300が接続されている。インターフェース240は、携帯端末100の
ICカード機能部100Bとの非接触通信で得られた電子認証キー等のデータを制御部206の指示に基づいて入退室管理サーバ300に送信すると共に、この電子認証キーの送信に応じた出入口扉400の開錠、施錠を示す信号を入退室管理サーバ300から受信する。
制御部206は、例えばCPUで構成され、ICリーダユニット200内の各部を制御する。制御部206は、メモリ部230に記憶されているプログラムに従って動作し、所定のサービスに関する演算処理や、コマンド生成、各種情報の送受信の制御などを実行する。例えば、入退室管理サーバ300から出入口扉400の開錠を示す解錠信号が受信されたときに、この解錠信号に基づいて建屋の出入口扉400を開錠する。
[入退室管理サーバのブロック構成例]
次に、入退室管理サーバ300について説明する。図は、本発明に係る入退室管理サーバ300のブロック構成の一例を示している。図に示すように、入退室管理サーバ300は、操作部320と表示部322とメモリ部330とインターフェース340と通信アンテナ302と通信部304と制御部310とを備えている。これらは、バス350を介して互いに電気的に接続されている。
操作部320は、キーボードやマウス等により構成されている。表示部322は、液晶ディスプレイ等の表示装置により構成されている。インターフェース340には、ICリーダユニット200のケーブル線の他に、キーボード、マウス等が接続されている。メモリ部330は、例えばHDD等により構成され、入退室管理サーバ300が各部を制御するための制御プログラム等が記憶されている。
通信部304は、通信アンテナ302により受信された携帯端末100等からの受信信号の周波数変換や復調処理を行い、携帯端末100のメールアドレスや作業対象の箇所等を含む入退室情報等を取得する。
制御部310は、例えばCPU等により構成され、メモリ部330に記憶されているプログラムに従って動作し、所定のサービスに関する演算処理や、コマンド生成、各種情報の送受信の制御などを実行する。例えば、携帯端末100のICリーダユニット200への非接触動作に応じてICリーダユニット200から送信される電子認証キーが予め登録されている電子認証キーと一致している場合に、管理対象区域の建屋の出入口扉400を解錠するための解除信号をICリーダユニット200に送信する。
[入退室管理システムの動作例]
(入室前の動作例)
次に、作業者が管理対象区域に入室する前段階において、電子認証キーを取得するときの入退室管理システム500の動作例について説明する。図は、電子認証キーを取得する場合の入退室管理システム500の携帯端末100および入退室管理サーバ300の動作の一例を示すフローチャートである。
図に示すように、ステップS100で携帯端末100の端末制御部110は、作業者によって作業者の携帯端末100のメールアドレス、作業対象の箇所および作業時間等の入退室情報(入室願い情報)が操作部120を介して入力されたか否かを判断する。端末制御部110は、入退室情報が入力されたと判断した場合にはステップS102に進み、入退室情報が入力されていないと判断した場合には入退室情報の入力を継続して監視する。
ステップS102で携帯端末100の端末制御部110は、入退室情報が入力されると、この入力された入退室情報を通信部104等を介して入退室管理サーバ300に送信する。入退室情報を入退室管理サーバ300に送信したらステップS104に進む。なお、メールアドレス等の入退室情報は、携帯端末100の通信による入室願い方法ではなく、メールアドレスや作業対象の箇所が記入された記入用紙を入退室の管理を行う管理事務所に直接提出しても良いし、電話の音声やFAXにて入退室情報を管理者に提供するようにしても良い。
ステップS104で入退室管理サーバ300の制御部310は、携帯端末100からの入退室情報が受信されたか否かを判断する。制御部310は、入退室情報が正常に受信されたと判断した場合には入退室情報をメモリ部330に保存してステップS106に進む。一方、入退室情報が正常に受信されていないと判断した場合には、入退室情報が受信されるまで受信の監視を継続して行う。このとき、作業者の携帯端末100に入退室情報を再送することを促すようにしても良い。
ステップS106で入退室管理サーバ300の制御部310は、受信した入退室情報に基づく電子認証キーを発行する。電子認証キー(電子データ)は、例えば作業者の入退室情報と公開鍵と認証局の電子署名とにより生成される。電子認証キーを発行したら、ステップS108で入退室管理サーバ300の制御部310は、電子認証キーの発行を要求している作業者のメールアドレスをメモリ部230から読み出し、この読み出したメールアドレスの携帯端末100に発行した電子認証キーを送信する。
ステップS110で携帯端末100の端末制御部110は、入退室管理サーバ300から送信された電子認証キーが受信されたか否かを判断する。端末制御部110は、電子認証キーが受信されたと判断した場合にはステップS112に進み、電子認証キーが受信されていないと判断した場合には電子認証キーが受信されるまで待機する。
ステップS112で携帯端末100の端末制御部110は、メモリ部130に予め記憶されている鍵管理アプリケーション用のプログラムを読み出して起動する。この鍵管理アプリケーションは、電子認証キーを受信した段階で端末制御部110が自動的に起動させても良いし、鍵管理アプリケーション用のアドレスを選択することにより、そのサイトから鍵アプリケーションプログラムをダウンロードして起動させるようにしても良い。上記アドレスは、電子認証キーに付加することができる。この鍵管理アプリケーションの起動により、携帯端末100の表示部122の画面上には、電子認証キーのロックやロック解除を行うための操作ボタン等が表示される。この操作ボタンが作業者によって選択されると、表示部122の画面上には、暗証番号および作業対象の箇所を入力するための各入力欄が表示される。
ステップS114で携帯端末100の端末制御部110は、入力欄のそれぞれに暗証番号および作業対象の箇所が入力されたか否かを判断する。端末制御部110は、暗証番号および作業対象の箇所が入力されたと判断した場合にはステップS116に進み、暗証番号および作業対象の箇所が入力されていないと判断した場合には入力の有無を継続して監視する。
ステップS116で携帯端末100の端末制御部110は、暗証番号および作業対象の箇所が入力されると、電子認証キーをメモリ部130にロックして保存する。つまり、暗証番号および作業対象の箇所の2つの作業者しか知り得ない情報に関連付けて電子認証キーをロックすることで、これらの2つの情報が入力されないと電子認証キーが携帯端末100から読み出せないように制御する。また、暗証番号および作業対象の箇所は、電子認証キーに対応付けられてメモリ部130に登録される。
電子認証キーをロックしたら、ステップS118で携帯端末100の端末制御部110は、鍵管理アプリケーションの機能にて暗証番号および作業対象の箇所の入力により電子認証キーがロックされたことを示す情報を入退室管理サーバ300に送信する。これにより、入退室管理サーバ300では、電子認証キーが携帯端末100によって正常に送信されたことを確認できる。このように、管理対象区域に入室する事前準備として、暗証番号および作業対象の箇所を登録し、この登録に基づいて電子認証キーの授受を行う。
(入室時の動作例)
続けて、作業者が管理対象区域に入室する際の入退室管理システム500の動作例について説明する。図は、作業者が管理対象区域に入室する際の入退室管理システム500の携帯端末100、ICリーダユニット200および入退室管理サーバ300の動作の一例を示すフローチャートである。
図に示すように、ステップS200で携帯端末100の端末制御部110は、作業者により携帯端末100の画面上にて鍵管理アプリケーションが選択されると、鍵管理アプリケーションを起動して画面上に電子認証キー呼出しボタンを表示する。続けて、作業者によって電子認証キー呼出しボタンが選択されると、暗証番号および作業対処の箇所を入力するための入力欄を画面上に表示する。
ステップS202で携帯端末100の端末制御部110は、暗証番号および作業対象の箇所が入力欄のそれぞれに入力されたか否かを判断する。暗証番号および作業対象の箇所が入力されたと判断するとステップS204に進み、暗証番号および作業対象の箇所が入力されていない場合には入力されるまで待機する。
ステップS204で携帯端末100の端末制御部110は、入力された暗証番号および作業対象の箇所のそれぞれが、予め登録されている暗証番号および作業対象の箇所と一致しているか否かを照合する。照合の結果、一致していると判断した場合にはステップS206で電子認証キーのロックを解除する。つまり、電子認証キーを使用可能状態とする。電子認証キーのロックを解除したら、ステップS208で電子認証キーのロックを解除した旨のロック解除信号を入退室管理サーバ300に送信する。これにより、入退室管理サーバ300では、電子認証キーのロックが解除されたことを認識できる。
ステップS210でICリーダユニット200の制御部210は、携帯端末100のICリーダユニット200への翳し動作により非接触操作が行われたか否かを判断する。作業者により非接触操作が行われたと判断すると、ステップS212で制御部310はメモリ部130から電子認証キーを読み出してICリーダユニット200に近距離無線通信により送信する。
ステップS214でICリーダユニット200の制御部210は、電子認証キーの使用回数を示す鍵使用回数桁をインクリメントするための加算信号を携帯端末100に送信する。ステップS216で携帯端末100の端末制御部110は、ICリーダユニット200から送信された加算信号を受信すると、この加算信号に基づいて鍵使用回数桁の数値を+1だけ加算(更新)する。そして、加算により得られた鍵使用回数桁をメモリ部130に保存する。また、この鍵使用回数を入退室管理サーバ300に送信し、入退室管理サーバ300側でデータベース化して管理することもできる。
また、ステップS214で制御部210は、携帯端末100から受信した電子認証キーを入退室管理サーバ300に送信する。また、電子認証キーの入退室管理サーバ300への送信が完了したら、電子認証キーを再度ロックする。ステップS218で入退室管理サーバ300の制御部310は、ICリーダユニット200から送信された電子認証キーが、入退室管理サーバ300側で発行した電子認証キーと一致しているか否かの照合を行う。照合の結果、受信した電子認証キーが発行した電子認証キーと一致していると判断した場合にはステップS220に進み、ステップS220で入室要求のある建屋の出入口扉400を解錠するための解錠信号を生成してICリーダユニット200に送信する。このときの送信時間をデータベース化してメモリ部330に記憶する。
一方、受信した電子認証キーが、入退室管理サーバ300側で発行した電子認証キーと一致していないと判断した場合には、例えば、携帯端末100の翳し動作を行って、再度電子認証キーを送信するように指示を促したり、電子認証キーが一致しない旨の表示やブザー音や音声による警告を行う。
ステップS224でICリーダユニット200の制御部210は、入退室管理サーバ300から送信された解錠信号に基づいて建屋の出入口扉400の鍵を開錠させる。これにより、作業者は作業を行う建屋に入室することができる。続けて、ステップS224で制御部210は、作業者の建屋への入室により出入口扉400が閉じられたか否かを判断する。出入口扉400が閉じられたと判断した場合には、ステップS226で出入口扉400が閉じたことを示す閉信号を入退室管理サーバ300に送信する。
入退室管理サーバ300は、閉信号を受信すると、ステップS228でICリーダユニット200からの閉信号に基づいて出入口扉400を再施錠するための施錠信号をICリーダユニット200に送信する。この施錠信号を受信したICリーダユニット200の制御部210は、入退室管理サーバ300から送信された施錠信号に基づいて建屋の出入口扉400を再施錠する。
また、作業者が建屋から退出する際には、上述と同様に、暗証番号および作業対象の箇所を携帯端末100に入力して電子認証キーのロックを解除し、ICリーダユニット200との間で非接触通信を行い、入退室管理サーバ300の照合結果により、出入口扉400の解錠を行う。
以上説明したように、本実施の形態によれば、作業者しか知り得ない暗証番号と作業対象の箇所の2つの情報に基づいて電子認証キーを管理するので、暗証番号やパスワード等のみで電子認証キーを管理する場合と比べてよりセキュリティの向上を図ることができる。その結果、第三者が不正になりすまして管理対象区域の建屋に入室することを確実に防止することができる。また、本実施の形態によれば、指紋認証装置等の装置を用意する必要がないため、低コストでセキュリティの向上を図ることができる。
また、入退室管理サーバ300は、解錠信号を送信した送信時間をメモリ部330に記憶するので、入退室管理者がデータベースを見ることで作業者が解錠した時間を確認することができる。また、各作業者における鍵使用回数も保存することで、より詳細な管理を行うこともできる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。例えば、上記実施の形態では、管理対象区域の例として建屋の出入口扉400について説明したが、これに限定されることはなく、施設の入構門・出構門等にも適用できる。
100…携帯端末,102…通信アンテナ,104…通信部,110…端末制御部,200…ICリーダユニット(リーダライタ),202…非接触通信アンテナ,204…通信部,206…制御部,300…入退室管理サーバ(サーバ),302…通信アンテナ,304…通信部,310…制御部,500…入退室管理システム

Claims (3)

  1. 携帯端末とサーバとリーダライタとを備え、管理対象区域内への作業者の入退室を管理する入退室管理システムであって、
    前記携帯端末は、
    操作部により入力される入退室情報を前記サーバに送信し、前記入退室情報の送信に応じて前記サーバから送信される前記入退室情報毎に発行される電子認証情報を受信する通信部と、
    暗証番号および作業対象の箇所の入力に基づいて前記サーバから受信した前記電子認証情報のロックおよびロック解除を行うと共に、前記リーダライタに非接触されたときに前記電子認証情報を前記通信部を介して前記リーダライタに送信する制御部とを有し、
    前記サーバは、
    前記携帯端末から前記入退室情報が送信されたときに前記電子認証情報を前記携帯端末に送信する通信部と、
    前記携帯端末の前記リーダライタに非接触されたときに前記リーダライタから送信される前記電子認証情報が予め登録されている前記電子認証情報と一致している場合に、前記管理対象区域の入口を解錠するための解錠信号を前記通信部を介して前記リーダライタに送信する制御部とを有し、
    前記リーダライタは、
    前記前記携帯端末が非接触されたときに前記携帯端末から送信される前記電子認証情報を受信し、当該受信した前記電子認証情報を前記サーバに送信すると共に、前記サーバへの送信に応じて前記サーバから前記電子認証情報が一致したときに送信される前記出入口を解錠するための解錠信号を受信する通信部と、
    前記通信部により受信された前記解錠信号に基づいて前記管理対象区域の前記出入口を解錠する制御部とを有する
    ことを特徴とする入退室管理システム。
  2. 前記入退室情報には、少なくとも前記作業者の前記携帯端末のメールアドレスおよび作業対象の箇所が含まれ、
    前記サーバは、前記携帯端末から送信される前記入退室情報を用いて前記電子認証情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の入退室管理システム。
  3. 前記リーダライタの前記制御部は、
    前記サーバから前記解錠信号を受信したとき、前記電子認証情報の使用回数を示す送信信号を前記携帯端末に送信し、
    前記携帯端末の前記制御部は、
    前記リーダライタから送信される前記送信信号に基づいて、予め前記携帯端末で管理している使用回数を加算する
    ことを特徴とする請求項1に記載の入退室管理システム。
JP2012200482A 2012-09-12 2012-09-12 入退室管理システム Active JP6123197B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012200482A JP6123197B2 (ja) 2012-09-12 2012-09-12 入退室管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012200482A JP6123197B2 (ja) 2012-09-12 2012-09-12 入退室管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014055438A JP2014055438A (ja) 2014-03-27
JP6123197B2 true JP6123197B2 (ja) 2017-05-10

Family

ID=50612985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012200482A Active JP6123197B2 (ja) 2012-09-12 2012-09-12 入退室管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6123197B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020103284A1 (zh) * 2018-11-23 2020-05-28 北京小米移动软件有限公司 智能卡认证方法、智能锁、智能卡、系统及装置

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6740696B2 (ja) * 2016-05-06 2020-08-19 中国電力株式会社 管理設備の入室管理システム及び管理設備の入室管理方法
JP6913926B2 (ja) * 2016-11-02 2021-08-04 株式会社tsumug 鍵システム、鍵ケース
US10089801B1 (en) 2017-05-15 2018-10-02 Amazon Technologies, Inc. Universal access control device
US10498538B2 (en) * 2017-09-25 2019-12-03 Amazon Technologies, Inc. Time-bound secure access
JP6949183B1 (ja) * 2020-08-21 2021-10-13 ソフトバンク株式会社 情報処理システム、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、情報処理装置の制御プログラム、通信端末、通信端末の制御方法、及び通信端末の制御プログラム。

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005146755A (ja) * 2003-11-19 2005-06-09 Sumitomo Electric Ind Ltd 電子錠管理システム、サーバ装置、方法、そのためのプログラム及び記録媒体
JP4694894B2 (ja) * 2005-06-03 2011-06-08 株式会社アート 出入管理システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020103284A1 (zh) * 2018-11-23 2020-05-28 北京小米移动软件有限公司 智能卡认证方法、智能锁、智能卡、系统及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014055438A (ja) 2014-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6123197B2 (ja) 入退室管理システム
US10262486B2 (en) Systems and methods for remote access rights and verification
KR101689121B1 (ko) 출입권한 관리시스템 및 그 출입 인증방법
KR101229333B1 (ko) 근거리 무선 통신을 이용한 출입 인증 시스템 및 출입 인증 방법
CN105303670A (zh) 门禁管理方法、装置及系统
MXPA02006906A (es) Sistema de control de entrada.
KR20170115304A (ko) 스마트폰 인증키 기반 출입관리방법 및 그의 출입관리시스템
US10984620B2 (en) Access control device, access control system and access control method using the same
KR101912349B1 (ko) 출입구 종합 통제시스템
JP2005207157A (ja) 電子錠制御システムおよび電子錠制御方法
JP2015125693A (ja) 入退室管理システム
JP2007132031A (ja) 入退室管理システムおよび入退室管理方法
JP2008082038A (ja) ドアロック操作方法およびドアロックシステム
JP2016184875A (ja) 鍵データ通信システム
JP6218671B2 (ja) 自動ドアの電子錠制御システム
JP2009174165A (ja) 電気錠システム
JP2004120257A (ja) 錠管理システム及び錠管理方法
CN1326171A (zh) 启始大楼内过程的方法
JP2008027140A (ja) 入退管理システム
JP2002021385A (ja) マスターキー機能を有する携帯端末およびそれに用いられる電気錠
JP2014066079A (ja) ゲートの電子鍵管理システム及びその電子鍵管理方法
EP4120210A1 (en) Method and system for delivering items
JP2020115247A (ja) オートロック式ドア解錠システム
Gindi et al. Smart Lock System Using RFID
JP2007126889A (ja) 貸出管理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150826

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160902

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170320

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6123197

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250