JP6122381B2 - モニタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に備わるモニタ装置に関する。
特許文献1には、自車両の情報と、障害物など外界の情報と、に基づいて、自車両の運動状態等を表示する情報提示器(モニタ装置)を備えるドライバ運転技能支援装置が開示されている。
特許文献1に開示されるドライバ運転技能支援装置の情報提示器には、車両の前後加速度および横加速度の変化に応じて移動する球体が表示される。
特開2010−61330号公報
特許文献1に記載される情報提示器には、車両の前後加速度および横加速度が球体の動きで表示される。したがって、運転者は、車両の前後加速度および横加速度を視認可能である。しかしながら、特許文献1に記載される情報提示器は、前後加速度や横加速度が車両の限界を超える状態(例えば、スリップ限界を超える加速度が発生している状態)に近づいたとしても、そのことを運転者に報知する機能を備えていない。
したがって、運転者は、情報提示器が示す情報に基づいて、前後加速度や横加速度が車両の限界に近づいたことを認識できない。つまり、特許文献1に記載される情報提示器は、車両を安定した状態に維持できる運転のための充分な情報を運転者に提示することができない。
そこで、本発明は、車両を安定した状態に維持しながら運転するための情報を表示可能なモニタ装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決する本発明は、車両挙動安定化装置と、車両挙動安定化制御を実行して前記車両挙動安定化装置を制御し、走行時の挙動を安定させる制御装置と、を備える車両に取り付けられて前記車両の挙動情報を表示するモニタ装置であって、前記制御装置が前記車両挙動安定化制御を実行する前に、前記制御装置による前記車両挙動安定化制御の実行を予告する予告情報を表示するとともに、前記車両に発生する加速度を前記挙動情報として、表示画面部に表示するマーカの移動で前記挙動情報を表示し、前記マーカを、前記加速度の大きさが大きいほど、当該加速度の大きさに対応する移動量で前記加速度がゼロの位置を示す点から移動させるとともに、前記車両に前方に向かう前記加速度が発生した場合には、前記マーカを下方向に移動させ、前記車両に後方に向かう前記加速度が発生した場合には、前記マーカを上方向に移動させ、前記車両に左方向の前記加速度が発生した場合には、前記マーカを右方向に移動させ、前記車両に右方向の前記加速度が発生した場合には、前記マーカを左方向に移動させることを特徴とする。
本発明によると、車両の挙動情報を表示するモニタ装置に、車両挙動安定化制御の実行を予告する予告情報が表示される。したがって、運転者は、モニタ装置に表示される予告情報によって、車両の走行状態が、車両挙動安定化制御が実行される走行状態に近づいたことを認識できる。そして、運転者は、車両挙動安定化制御が実行されないように運転することができるため、車両を安定した状態に維持しながら運転できる。
また、本発明は、前記予告情報を、前記マーカの点滅で表示することを特徴とする。
本発明によると、車両に発生する加速度を表示するマーカの点滅で、運転者は、車両の走行状態が、車両挙動安定化制御が実行される走行状態に近づいたことを認識できる。
また、本発明は、前記制御装置が前記車両挙動安定化制御の実行を開始したことを示す安定化制御開始情報を表示し、前記安定化制御開始情報を、前記予告情報とは異なる周期での前記マーカの点滅で表示することを特徴とする。
本発明によると、運転者は、モニタ装置に表示される安定化制御開始情報によって、車両挙動安定化制御が実行されたことを視覚的に認識できる。したがって、運転者は、車両挙動安定化制御が停止されるように運転することができ、車両を安定した状態に維持しながら運転できる。
また、本発明における前記車両挙動安定化制御は、運転者がブレーキペダルを踏み込み操作するときの踏力を増力する踏力増大装置に異常が発生したと判定した前記制御装置が、車輪に付与される制動トルクを補完して前記車両の挙動を安定させるために実行する故障時制御を含むことを特徴とする。
本発明によると、運転者は、踏力増大装置が失陥して充分な制動トルクが車輪に付与されない状態になったことを、モニタ装置に表示される情報によって認識できる。したがって、例えば、ブレーキペダルを通常よりも強く踏み込むなどして、車両を安定した状態に維持しながら運転できる。
また、本発明における前記車両挙動安定化制御は、車輪が空転していると判定した前記制御装置が、空転を抑制して前記車両の挙動を安定させるために実行するトラクションコントロールを含むことを特徴とする。
本発明によると、運転者は、車輪が空転するような状態になったことを、モニタ装置に表示される情報によって認識できる。したがって、例えば、アクセルペダルの踏み込み操作量を少なくするなどして、車両を安定した状態に維持しながら運転できる。
本発明によると、車両を安定した状態に維持しながら運転するための情報を表示可能なモニタ装置を提供できる。
本実施形態のモニタ装置が備わる車両の概略構成図である。 モニタ装置を示す図であり、(a)は車両に加速度が発生していない状態を示す図、(b)は車両が減速するときの加速度を示す図、(c)は車両が左側に転向するときの加速度を示す図である。 (a)は、車両が減速しているときに予告信号を受信したモニタ装置を示す図、(b)は、車両が減速しているときにVSA実行信号を受信したモニタ装置を示す図である。 (a)は、車両が加速しているときに予告信号を受信したモニタ装置を示す図、(b)は、車両が加速しているときにVSA実行信号を受信したモニタ装置を示す図である。 (a)は、車両が旋回しているときに予告信号を受信したモニタ装置を示す図、(b)は、車両が旋回しているときにVSA実行信号を受信したモニタ装置を示す図である。 (a)は、車両が減速しているときに予告信号を受信したモニタ装置を示す図、(b)は、車両が減速しているときにVSA実行信号を受信したモニタ装置を示す図である。 (a)は、ABSアイコンを示す図、(b)は、TCSアイコンを示す図、(c)は、ESCアイコンを示す図、(d)は、BASアイコンを示す図、(e)は、HBCアイコンを示す図、(f)は、EDCアイコンを示す図である。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態のモニタ装置が備わる車両の概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態の車両1は、2つの前輪FWと2つの後輪RWが備わる4輪車両である。車両1は、例えば、前輪FWがエンジン10で駆動して走行する前輪駆動車である。エンジン10は、エンジンECU10aで制御される。エンジンECU10aは、アクセルペダル5bの踏み込み操作量に応じてエンジン10を制御する。
なお、車両1は、前輪FWが備わる側を前方として、後輪RWが備わる側を後方とする。また、車両1には、後方(運転者側)から見て左右方向が設定されている。
車両1は、後輪RWがエンジン10で駆動して走行する後輪駆動車であってもよいし、前輪FWと後輪RWがともにエンジン10で駆動して走行する4輪駆動車であってもよい。さらに、車両1は、エンジン10の代わりに(または、併設されて)、図示しない走行用モータが備わる電気自動車や、図示しない燃料電池をエネルギ発生源とする燃料電池自動車であってもよい。
また、前輪FWはステアリングホイール5aが操舵されたときに転舵する転舵輪である。
車両1には制御装置2が備わっている。制御装置2は、エンジンECU10aとデータ通信可能に接続される。また、前輪FWおよび後輪RWには、車輪速度を検出する車輪速センサ13が備わっている。制御装置2は、車輪速センサ13から入力される検出信号(車輪速信号)に基づいて車両1の車体速を算出する。車輪速信号は、例えば、車輪(前輪FW,後輪RW)が1回転するごとに所定数のパルスを発生するパルス波である。
車両1には、制動力を発生させる制動力発生装置4が備わっている。制動力発生装置4は、ブレーキペダル4aと、倍力装置4bと、マスタシリンダ4cと、制動装置4dと、を含んで構成される。
倍力装置4bは、運転者がブレーキペダル4aを踏み込み操作するときの踏力をエンジン10で生じる負圧で増力する。したがって、本実施形態では、倍力装置4bが、ブレーキペダル4aが踏み込み操作されるときの踏力を増力する踏力増大装置として機能する。
マスタシリンダ4cは、倍力装置4bで倍力された踏力でブレーキ液に液圧(ブレーキ液圧)を発生させる。制動装置4dはマスタシリンダ4cで発生したブレーキ液圧で動作し、前輪FWおよび後輪RWに摩擦制動トルクを付与して車両1に制動力を発生させる。また、制動装置4dに供給されるブレーキ液圧を検出する液圧センサ4eが備わる。液圧センサ4eが検出するブレーキ液圧は、制動装置4dに実際に供給される供給液圧になる。
また、車両1には、VSA装置(Vehicle Stability Assist:登録商標)41を制御するVSAコントローラ50が備わっている。VSAコントローラ50は、制御装置2に組み込まれていてもよい。VSAコントローラ50は、車両挙動安定化制御(VSA制御)を実行してVSA装置41を制御し、制動装置4dに供給されるブレーキ液圧を調節する。
VSA装置41はポンプ(図示せず)等のアクチュエータを備え、VSAコントローラ50から入力される指令に基づいて、制動装置4dに供給されるブレーキ液圧を調節可能に構成される。
また車両1には、ヨーレートセンサ50a、加速度センサ50b、横Gセンサ50c、車速センサ50d、レーダ装置50e、およびストロークセンサ50fが備わっている。
ヨーレートセンサ50aは、旋回中の車両1に発生するヨーレートを検出するセンサである。VSAコントローラ50は、ヨーレートセンサ50aから入力される検出信号に基づいて車両1に発生しているヨーレートを算出する。
加速度センサ50bは、車両1に発生する前後方向の加速度を検出するセンサである。VSAコントローラ50は、加速度センサ50bから入力される検出信号に基づいて車両1に発生している前後方向の加速度(前後加速度Gfb)を算出する。
横Gセンサ50cは、車両1に発生する左右方向の加速度を検出するセンサである。VSAコントローラ50は、横Gセンサ50cから入力される検出信号に基づいて車両1に発生している左右方向の加速度(左右加速度Glr)を算出する。
車速センサ50dは、車両1の車体速を検出するセンサである。VSAコントローラ50は、車速センサ50dから入力される検出信号に基づいて車両1の車体速を算出する。
レーダ装置50eは、車両1の前方にある障害物と、車両1との距離を計測するセンサである。VSAコントローラ50は、レーダ装置50eから入力される検出信号に基づいて、前方にある障害物と車両1との距離を算出する。
ストロークセンサ50fは、ブレーキペダル4aの踏み込み操作量を検出するセンサである。VSAコントローラ50は、ストロークセンサ50fから入力される検出信号に基づいて、ブレーキペダル4aの踏み込み操作量を算出する。
本実施形態のVSAコントローラ50が実行するVSA制御には、ABS(Antilock Brake System)制御、トラクションコントロール(Traction Control:TCS制御)、ESC(Electronic Stability Control)制御、BAS(Brake Assist System)制御、故障時制御(Hydraulic Booster Control:HBC制御)、およびEDC(Engine Drag Control)制御が含まれる。
このうち、ABS制御、ESC制御、BAS制御、故障時制御の各制御を実行するとき、VSAコントローラ50は、VSA装置41を制御して制動装置4dに供給されるブレーキ液圧を調節する。また、トラクションコントロールを実行するとき、VSAコントローラ4bは、エンジンECU10aに指令を与えて駆動輪に付与される駆動トルクを調節する。また、EDC制御を実行するとき、VSAコントローラ50は、図示しない自動変速機に指令を与えて変速比を変更してエンジンブレーキの効果を低減する。
このように、VSAコントローラ50は、VSA制御を実行するときにVSA装置41とエンジンECU10aと自動変速機(図示せず)を制御して車両1の挙動を安定させる。したがって、本実施形態ではVSA装置41と、エンジンECU10aと、自動変速機と、が車両挙動安定化装置として機能する。
以下、ABS制御、トラクションコントロール、ESC制御、BAS制御、故障時制御、EDC制御、の各制御について簡単に説明する。
《ABS制御》
VSAコントローラ50は、ABS制御を実行して、制動力が発生している車両1の車輪(前輪FW,後輪RW)のロックを抑制し、スリップの発生を回避する。
ブレーキペダル4aが踏み込み操作されているとき、車両1の車体速度に対して車輪速度の低い車輪があると、VSAコントローラ50は、その車輪がロックしたと判定する。そして、VSAコントローラ50はABS制御を実行する。具体的にVSAコントローラ50は、VSA装置41を制御して制動装置4dに供給されるブレーキ液圧を適宜調節し、車輪のロックを解消する。
《トラクションコントロール(TCS制御)》
車両1が加速するとき(アクセルペダル5bが踏み込み操作されているとき)、VSAコントローラ50は、駆動輪(例えば、前輪FW)の一方が空転していると判定した場合に、トラクションコントロールを実行してエンジンECU10aに指令を与え、空転している駆動輪に付与する駆動トルクを低減するとともに空転していない駆動輪に付与する駆動トルクを増大する。
また、車両1が旋回するとき、VSAコントローラ50は、駆動輪(例えば、前輪FW)の一方が空転していると判定した場合、トラクションコントロールを実行してエンジンECU10aに指令を与え、空転している駆動輪に付与する駆動トルクを低減するとともに空転していない駆動輪に付与する駆動トルクを増大する。
VSAコントローラ50は、車両1の車体速に対して車輪速度の高い駆動輪があると、その駆動輪が空転していると判定する。
《ESC制御》
VSAコントローラ50は、ESC制御として、オーバステア抑制制御とアンダステア抑制制御を実行する。
VSAコントローラ50は、旋回中の車両1がオーバステア状態であると判定したとき、VSA装置41を制御して旋回外側の車輪に摩擦制動トルクを付与する(オーバステア抑制制御)。また、VSAコントローラ50は、旋回中の車両1がアンダステア状態であると判定したとき、VSA装置41を制御して旋回内側の車輪に摩擦制動トルクを付与する(アンダステア抑制制御)。
なお、VSAコントローラ50は、ステアリングホイール5aの操舵角および車体速から算出するヨーレート(規範ヨーレート)と、ヨーレートセンサ50aから入力される検出信号に基づいて算出する実際のヨーレート(実ヨーレート)を比較し、実ヨーレートが規範ヨーレートよりも大きいときに車両1がオーバステア状態であると判定する。一方、VSAコントローラ50は、規範ヨーレートが実ヨーレートよりも大きいときに車両1がアンダステア状態であると判定する。
《BAS制御》
VSAコントローラ50は、BAS制御を実行して、緊急時の制動性能を向上する。
VSAコントローラ50は、レーダ装置50eから入力される検出信号に基づいて、車両1の前方にある障害物と車両1の距離と、車両1に発生している前後加速度Gfbと、に基づいてBAS制御を実行する。
具体的にVSAコントローラ50は、車両1に発生している前後加速度Gfbの状態が維持されると障害物に接触すると判定した場合、VSA装置41を制御して制動装置4dに供給されるブレーキ液圧を高めて車両1の制動力を高める。
《故障時制御(HBC制御)》
VSAコントローラ50は、倍力装置4bの失陥等によって、ブレーキペダル4aの踏み込み操作に応じた充分な制動トルクが車輪に付与されないと判定したとき、故障時制御を実行して、車輪に付与される制動トルクを調節する。
具体的にVSAコントローラ50は、液圧センサ4eから入力される検出信号に基づいて、制動装置4dに供給されるブレーキ液圧(供給液圧)を算出する。そして、VSAコントローラ50は、供給液圧が、ブレーキペダル4aの踏み込み操作量に対応する所定のブレーキ液圧よりも小さいと判定したときに故障時制御を実行する。
VSAコントローラ50は、故障時制御を実行すると、VSA装置41を制御して制動装置4dに供給されるブレーキ液圧を高める。これによって、ブレーキペダル4aの踏み込み操作で車輪に付与される制動トルクが不足する状態であっても、VSA装置41で高まったブレーキ液圧が制動装置4dに供給されて制動トルクが補完される。したがって、車両1には、ブレーキペダル4aの踏み込み操作量に応じた好適な制動力が発生する。
また、車両1に、ブレーキバイワイヤで作動するブレーキシステム(電動サーボブレーキ等)が備わる場合、VSAコントローラ50は、ブレーキ液圧を発生するために動作する電動モータ(図示せず)が失陥したと判定したときに故障時制御を実行する。これによって、電動モータの動作で車輪に付与される制動トルクが不足する状態であっても、VSA装置41で高まったブレーキ液圧が制動装置4dに供給されて制動トルクが補完される。
また、車両1に回生ブレーキ用のアクチュエータ(電動モータ等)が備わる場合、VSAコントローラ50は、当該アクチュエータが失陥したと判定したときに故障時制御を実行する。これによって、アクチュエータによって車輪に付与される制動トルク(回生制動トルク)が不足する状態であっても、VSA装置41で高まったブレーキ液圧が制動装置4dに供給されて制動トルクが補完される。
《EDC制御》
VSAコントローラ50は、EDC制御を実行してエンジンブレーキの作動によるロックを抑制する。VSAコントローラ50は、アクセルペダル5bが解放された状態で車両1の車体速度に対して車輪速度の低い車輪があると、その車輪がロックしたと判定する。そして、VSAコントローラ50はEDC制御を実行する。例えば、VSAコントローラ50は、図示しない自動変速機を制御して変速比を高くする。これによって、エンジンブレーキの効果が小さくなって車輪のロックが抑制される。
また、車両1が、動力源として走行用モータ(図示せず)を備える電気自動車やハイブリッド車両などの場合、VSAコントローラ50はEDC制御を実行して、回生ブレーキの効果を低減し、車輪のロックを抑制する。例えば、VSAコントローラ50は、アクセルペダル5bが解放されたときにEDC制御を実行して車輪のロックを抑制する。また、VSAコントローラ50は、ブレーキペダル4aが踏み込み操作されたときにEDC制御を実行して車輪のロックを抑制する。
以上のように、本実施形態のVSAコントローラ50は、VSA制御に含まれる各制御(ABS制御、トラクションコントロール、ESC制御、BAS制御、故障時制御、EDC制御)を実行する。
また、本実施形態の車両1には、挙動情報を表示するモニタ装置60が備わっている。
モニタ装置60は、車両1に発生する前後方向の加速度(前後加速度Gfb)と、左右方向の加速度(左右加速度Glr)と、を表示画面部60aに表示されるマーカ61の移動で表示する。このように、本実施形態のモニタ装置60は、車両1の挙動情報として、車両1に発生する加速度(前後加速度Gfb,左右加速度Glr)を表示する。
図2は、モニタ装置を示す図であり、(a)は車両に加速度が発生していない状態を示す図、(b)は車両が減速するときの加速度を示す図、(c)は車両が左側に転向するときの加速度を示す図である。
モニタ装置60は、発光しながら移動するマーカ61を表示画面部60aに表示する液晶パネル等の表示装置である。マーカ61は表示画面部60aに沿って移動する。
図2の(a)に示すように、モニタ装置60は、表示画面部60aと、制御部60bと、を備える。
表示画面部60aは液晶パネルに限定されず、有機EL(Electro Luminescence)パネルやプラズマディスプレイパネルなどであってもよい。
制御部60bは、車両1(図1参照)のVSAコントローラ50とデータ通信可能に接続される。また、制御部60bには、加速度センサ50bと横Gセンサ50cが接続される。そして、加速度センサ50bが出力する検出信号が制御部60bに入力される。また、横Gセンサ50cが出力する検出信号が制御部60bに入力される。
制御部60bは、加速度センサ50bから入力される検出信号に基づいて車両1(図1参照)の前後加速度Gfbを算出する。また、制御部60bは、横Gセンサ50cから入力される検出信号に基づいて車両1の左右加速度Glrを算出する。
モニタ装置60の表示画面部60aには、車両1(図1参照)の前後方向を示す前後軸L1と、左右方向を示す左右軸L2と、が互いに直交するスケールが表示される。また、前後軸L1と左右軸L2の交点を中心点CPとする複数の同心円状のスケールが表示される。図2の(a)には、中心点CPの側から5つの同心円C1,C2,C3,C4,C5が表示される一例が図示されている。
表示画面部60aが液晶パネルの場合、マーカ61は、液晶パネルに表示されるキャラクタで形成される。また、前後軸L1と、左右軸L2と、5つの同心円C1〜C5は、液晶パネルに表示されるキャラクタであってもよいし、インク等で液晶パネルの表面に印字されている構成であってもよい。なお、モニタ装置60の表示画面部60aが、例えば、図示しないナビゲーションシステムの表示部など、他の機能を有する場合には、前後軸L1と、左右軸L2と、5つの同心円C1〜C5が、液晶パネルに表示されるキャラクタであることが好ましい。
同心円C1〜C5の半径は、車両1に発生する加速度の大きさを示し、1つの円が同じ大きさの加速度を示す。また、中心点CPは半径ゼロの円であり、車両1に発生する加速度がゼロの位置を示す。
運転者がブレーキペダル4a(図1参照)を踏み込み操作すると車両1(図1参照)に制動力が発生し、車両1には、後方に向かう前後加速度Gfbが発生する。制御部60bは、加速度センサ50bから入力される検出信号に基づいて前後加速度Gfbを算出する。さらに、制御部60bは、算出した前後加速度Gfbの大きさに対応する移動量で、マーカ61を前後軸L1に沿って「BRAKE」の側に移動する。図2の(b)に示すように、マーカ61が「BRAKE」側へ移動する。その移動量は、前後加速度Gfbの大きさを示す。
運転者がアクセルペダル5b(図1参照)を踏み込み操作すると車両1(図1参照)は加速し、車両1に前方に向かう前後加速度Gfbが発生する。制御部60bは、前後Gセンサ15aから入力される検出信号に基づいて前後加速度Gfbを算出する。さらに、制御部60bは、図示はしないが、算出した前後加速度Gfbの大きさに対応する移動量で、マーカ61を前後軸L1に沿って「ACCEL」の側に移動する。
また、運転者がステアリングホイール5a(図1参照)を操舵すると車両1(図1参照)の走行方向が転向するため、車両1には、左右方向の左右加速度Glrが発生する。制御部60bは、横Gセンサ50cから入力される検出信号に基づいて左右加速度Glrを算出する。さらに、制御部10bは、算出した左右加速度Glrの大きさに対応する移動量で、マーカ61を左右軸L2に沿って「STEERING」の側に移動する。
なお、制御部60bは、運転者が感じる左右加速度Glrの方向にマーカ61を移動する。車両1(図1参照)が左方向に旋回する場合、車両1には左方向の左右加速度Glrが発生するが、運転者は右方向に向かう左右加速度Glr(すなわち、遠心力)を感じる。したがって、制御部60bは、左方向の左右加速度Glrを算出したとき、マーカ61を左右軸L2に沿って右側に移動する。したがって、車両1が左方向に旋回する場合には、図2の(c)に示すように、マーカ61は左右軸L2に沿って右方向に移動する。左右軸L2に沿った移動量は、左右加速度Glrの大きさを示す。
また、車両1が右方向に旋回する場合、図示はしないが、マーカ61は、左右軸L2に沿って左方向に移動する。なお、旋回する車両1に前後加速度Gfbが発生している場合、制御部60bは、前後加速度Gfbに応じて前後軸L1に沿った方向にもマーカ61を移動させる。
そして、本実施形態のモニタ装置60は、車両1のVSAコントローラ50によるVSA制御の実行と、VSA制御の実行予告を運転者に報知可能に構成される。
本実施形態のモニタ装置60は、VSAコントローラ50による、ABS制御、トラクションコントロール、ESC制御、BAS制御、故障時制御、およびEDC制御の実行と、実行予告を運転者に報知可能に構成される。
以下、各制御の実行予告を説明する(適宜図1,2参照)。
《ABS制御の実行予告》
図3の(a)は、車両が減速しているときに予告信号を受信したモニタ装置を示す図、(b)は、車両が減速しているときにVSA実行信号を受信したモニタ装置を示す図である。
ブレーキペダル4aが踏み込み操作されて車輪(前輪FW,後輪RW)に制動トルクが付与されている場合、VSAコントローラ50は車輪速度を監視し、車体速に対して車輪速度の低い車輪がロックしたと判定する。そして、VSAコントローラ50は、車体速に対して車輪速度の低い車輪がある場合、ロックしたと判定する前に(つまり、ロックしたと判定されるまで車輪速度が低下しない段階で)、図3の(a)に示すように、モニタ装置60の制御部60bに所定の信号(予告信号Sig1)を送信する。
制御部60bは、予告信号Sig1を受信したら、マーカ61の表示形態を変更する。例えば、図3の(a)に示すように、制御部60bは、あらかじめ設定された所定の周期(第1周期T1)でマーカ61を点滅表示する(図3の(a)ではドットで示す)。
これによって、車両1の走行状態が、VSAコントローラ50によってABS制御が実行される走行状態に近づいたときに、マーカ61が所定の第1周期T1(例えば、1秒間に1回の点滅)で点滅表示する。運転者は、第1周期T1で点滅表示するマーカ61によって、車両1の走行状態が、VSAコントローラ50によってVSA制御が実行される走行状態に近づいたことを認識できる。また、モニタ装置60は、VSAコントローラ50がVSA制御(ABS制御)を実行する前に、マーカ61の点滅表示によってVSA制御の実行を予告する。
本実施形態では、マーカ61の第1周期T1での点滅が、VSAコントローラ50によるVSA制御の実行を予告する予告情報になる。
なお、第1周期T1で点滅表示するマーカ61を視認した運転者が、ブレーキペダル4aを戻して踏み込み操作量が小さくなると車両1に発生する前後加速度Gfbが小さくなるため、制御部60bは、図3の(a)に破線の円と矢印で示すようにマーカ61を中心点CPの側に移動する。図3の(a)の破線の円は、ブレーキペダル4aの踏み込み操作量が小さくなったときのマーカ61を示している。また、車輪のグリップ力が回復するため、車輪速度が低下していた車輪の車輪速度が上昇する。したがって、VSAコントローラ50は、車輪速度が低下している車輪がないと判定し予告信号Sig1の送信を停止する。
制御部60bは、予告信号Sig1が停止したら、マーカ61の点滅表示を停止して通常の表示に戻す。運転者は、マーカ61の点滅表示が停止したことで、車両1の走行状態が、VSAコントローラ50によってVSA制御が実行される走行状態ではなくなったことを認識できる。
また、VSAコントローラ50は、車両1の車体速度に対して車輪速度がさらに低下する車輪(前輪FW,後輪RW)がある場合、その車輪の車輪速が車体速度に対してあらかじめ設定される所定値まで低下したときに、当該車輪がロックしたと判定する。そしてVSAコントローラ50は、ロックした車輪があると判定したときABS制御を実行する。さらに、VSAコントローラ50は、ABS制御を実行するとき、図3の(b)に示すように、制御部60bに所定の信号(VSA実行信号Sig2)を送信する。
制御部60bは、VSA実行信号Sig2を受信したら、マーカ61の表示形態をさらに変更する。例えば、図3の(b)に示すように、制御部60bは、第1周期T1と異なるようにあらかじめ設定された所定の周期(第2周期T2)でマーカ61を点滅表示する(図3の(b)では斜線で示す)。
本実施形態では、マーカ61の第2周期T2での点滅が、VSAコントローラ50によるVSA制御の実行を示す安定化制御開始情報になる。安定化制御開始情報は、予告情報よりも強い刺激を運転者に与える情報であることが好ましい。そこで、安定化制御開始情報は、予告情報の第1周期T1(1秒間に1回の点滅)よりも短い周期の点滅とする。例えば、第2周期T2は、1秒間に2回以上の点滅とする。
VSAコントローラ50がVSA制御(ABS制御)を実行したときに、マーカ61が所定の第2周期T2で点滅表示する。運転者は、第2周期T2で点滅表示するマーカ61によって、VSAコントローラ50によるVSA制御の実行を視認できる。
《トラクションコントロールの実行予告》
図4の(a)は、車両が加速しているときに予告信号を受信したモニタ装置を示す図、(b)は、車両が加速しているときにVSA実行信号を受信したモニタ装置を示す図である。
VSAコントローラ50は、車両1が走行しているときに車輪速度を監視し、車体速に対して車輪速度の高い車輪が空転したと判定する。そして、VSAコントローラ50は、車体速に対して車輪速度の高い車輪がある場合、空転したと判定する前に(つまり、空転したと判定されるまで車輪速度が上昇しない段階で)、図4の(a)に示すように、モニタ装置60の制御部60bに予告信号Sig1を送信する。
予告信号Sig1を受信した制御部60bは、マーカ61を第1周期T1で点滅表示する。例えば、アクセルペダル5bが踏み込み操作されて加速している車両1の制御部60bが予告信号Sig1を受信すると、図4の(a)に示すように、「ACCEL」側に移動しているマーカ61が点滅表示する(図4の(a)ではドットで示す)。
これによって、車両1の走行状態が、VSAコントローラ50によってトラクションコントロールが実行される走行状態に近づいたときに、マーカ61が所定の第1周期T1で点滅表示する。
なお、第1周期T1で点滅表示するマーカ61を視認した運転者が、アクセルペダル5bを戻すと車両1に発生する前後加速度Gfbが小さくなる。このため、制御部60bは、図4の(a)に破線の円と矢印で示すようにマーカ61を中心点CPの側に移動する。図4の(a)の破線の円は、アクセルペダル5bが戻されたときのマーカ61を示している。また、駆動輪の車輪速度が低下する。したがって、VSAコントローラ50は、車輪速度が上昇している車輪がないと判定して予告信号Sig1の送信を停止する。
制御部60bは、予告信号Sig1が停止したら、マーカ61の点滅表示を停止して通常の表示に戻す。
VSAコントローラ50は、車体速度に対して車輪速度が高い車輪(例えば、駆動輪となる前輪FW)の車輪速がさらに上昇して空転したと判定したときトラクションコントロールを実行する。そして、VSAコントローラ50は、トラクションコントロールを実行するとき、図4の(b)に示すように、制御部60bにVSA実行信号Sig2を送信する。
制御部60bは、VSA実行信号Sig2を受信したらマーカ61を第2周期T2で点滅表示する(図4の(b)では斜線で示す)。
VSAコントローラ50がVSA制御(トラクションコントロール)を実行したときに、マーカ61が所定の第2周期T2で点滅表示する。運転者は、第2周期T2で点滅表示するマーカ61によって、VSAコントローラ50によるVSA制御の実行を視認できる。
《ESC制御の実行予告》
図5の(a)は、車両が旋回しているときに予告信号を受信したモニタ装置を示す図、(b)は、車両が旋回しているときにVSA実行信号を受信したモニタ装置を示す図である。
VSAコントローラ50は、車両1が走行するとき、ステアリングホイール5aの操舵角および車体速に基づく規範ヨーレートと、車両1に実際に発生している実ヨーレートを比較する。そして、VSAコントローラ50は、旋回中に実ヨーレートが規範ヨーレートより大きい場合、車両1がオーバステア状態であると判定する。また、VSAコントローラ50は、旋回中に規範ヨーレートが実ヨーレートより大きい場合、車両1がアンダステア状態であると判定する。
そこで、VSAコントローラ50は、ステアリングホイール5aが操舵されたときに実ヨーレートと規範ヨーレートに差が生じた場合、アンダステア状態やオーバステア状態と判定する前に(つまり、アンダステア状態やオーバステア状態と判定されるまで実ヨーレートと規範ヨーレートの差が大きくない段階で)、図5の(a)に示すように、モニタ装置60の制御部60bに予告信号Sig1を送信する。
予告信号Sig1を受信した制御部60bは、マーカ61を第1周期T1で点滅表示する。ステアリングホイール5aが操舵されて左右加速度Glrが発生している車両1において制御部60bが予告信号Sig1を受信すると、図5の(a)に示すように、「STEERING」側に移動しているマーカ61が点滅表示する(図5の(a)ではドットで示す)。
これによって、車両1の走行状態が、VSAコントローラ50によってESC制御(オーバステア抑制制御,アンダステア抑制制御)が実行される走行状態に近づいたときに、マーカ61が第1周期T1で点滅表示する。
なお、第1周期T1で点滅表示するマーカ61を視認した運転者が、アクセルペダル5bやブレーキペダル4aの踏み込み操作量を調節するなどして実ヨーレートと規範ヨーレートの差が小さくなった場合、VSAコントローラ50は、オーバステア状態やアンダステア状態にならないと判定して予告信号Sig1の送信を停止する。
制御部60bは、予告信号Sig1が停止したら、マーカ61の点滅表示を停止して通常の表示に戻す。
VSAコントローラ50は、規範ヨーレートと実ヨーレートの差がさらに拡大してアンダステア状態またはオーバステア状態になったと判定したときESC制御を実行する。そして、VSAコントローラ50は、ESC制御を実行するとき、図5の(b)に示すように、制御部60bにVSA実行信号Sig2を送信する。制御部60bは、VSA実行信号Sig2を受信したらマーカ61を第2周期T2で点滅表示する(図5の(b)では斜線で示す)。
これによって、VSAコントローラ50がVSA制御(ESC制御)を実行したときに、マーカ61が所定の第2周期T2で点滅表示する。運転者は、第2周期T2で点滅表示するマーカ61によって、VSAコントローラ50によるVSA制御の実行を視認できる。
《BAS制御の実行予告》
図6の(a)は、車両が減速しているときに予告信号を受信したモニタ装置を示す図、(b)は、車両が減速しているときにVSA実行信号を受信したモニタ装置を示す図である。
VSAコントローラ50は、車両1が走行するとき、障害物と、車両1との距離を監視する。そして、VSAコントローラ50は、車両1に発生している前後加速度Gfbの状態では障害物に接触すると判定した場合、BAS制御を実行して車両1に発生する制動力を高める。そこで、VSAコントローラ50は、障害物と接触すると判定する前に(つまり、車両1と障害物が接触すると判定されるほど車両1と障害物の距離が近くない段階で)、図6の(a)に示すように、モニタ装置60の制御部60bに予告信号Sig1を送信する。
予告信号Sig1を受信した制御部60bは、マーカ61を第1周期T1で点滅表示する。例えば、ブレーキペダル4aが踏み込み操作されている車両1の制御部60bが予告信号Sig1を受信すると、図6の(a)に示すように、「BRAKE」側に移動しているマーカ61が点滅表示する(図6の(a)ではドットで示す)。
これによって、車両1の走行状態が、VSAコントローラ50によってBAS制御が実行される走行状態に近づいたときに、マーカ61が所定の第1周期T1で点滅表示する。
なお、第1周期T1で点滅表示するマーカ61を視認した運転者が、ブレーキペダル4aを踏み増すと操作前後加速度Gfbが大きくなる。したがって、制御部60bは、図6の(a)に破線の円と矢印で示すようにマーカ61を「BRAKE」側に移動する。図6の(a)の破線の円は、ブレーキペダル4aが踏み増しされて踏み込み操作量が大きくなったときのマーカ61を示している。また、車両1に発生する制動力が大きくなって車両1と障害物が接触しないと判定した場合、VSAコントローラ50は予告信号Sig1の送信を停止する。
制御部60bは、予告信号Sig1が停止したら、マーカ61の点滅表示を停止して通常の表示に戻す。
VSAコントローラ50は、車両1と障害物の距離が、所定の距離まで近づいたと判定したときBAS制御を実行する。そして、VSAコントローラ50は、BAS制御を実行するとき、図6の(b)に示すように、制御部60bにVSA実行信号Sig2を送信する。制御部60bは、VSA実行信号Sig2を受信したら、マーカ61を第2周期T2で点滅表示する(図6の(b)では斜線で示す)。
これによって、VSAコントローラ50がVSA制御(BAS制御)を実行したときに、マーカ61が所定の第2周期T2で点滅表示する。運転者は、第2周期T2で点滅表示するマーカ61によって、VSAコントローラ50によるVSA制御の実行を視認できる。
《故障時制御の実行予告》
VSAコントローラ50は、車両1が走行しているとき、制動装置4dに供給される供給液圧が、ブレーキペダル4aの踏み込み操作量に対応するブレーキ液圧よりも小さい場合、倍力装置4bの失陥を判定する前に(つまり、倍力装置4bの失陥を判定するほど供給液圧が小さくない段階で)、図6の(a)に示すように、モニタ装置60の制御部60bに予告信号Sig1を送信する。
予告信号Sig1を受信した制御部60bは、マーカ61を第1周期T1で点滅表示する。例えば、ブレーキペダル4aが踏み込み操作されている車両1の制御部60bが予告信号Sig1を受信すると、図6の(a)に示すように、「BRAKE」側に移動しているマーカ61が点滅表示する(図6の(a)ではドットで示す)。
これによって、車両1の走行状態が、VSAコントローラ50によって故障時制御が実行される走行状態に近づいたときに、マーカ61が所定の第1周期T1で点滅表示する。
例えば、倍力装置4bが復旧すると操作前後加速度Gfbが大きくなる。したがって、制御部60bは、図6の(a)に破線で示すようにマーカ61を「BRAKE」側に移動する。また、倍力装置4bが復旧したと判定した場合、VSAコントローラ50は予告信号Sig1の送信を停止する。
制御部60bは、予告信号Sig1が停止したら、マーカ61の点滅表示を停止して通常の表示に戻す。
VSAコントローラ50は、制動装置4dに供給される供給液圧と、ブレーキペダル4aの踏み込み操作量に対応したブレーキ液圧と、の差が所定の値より大きくなって倍力装置4bが失陥したと判定したとき故障時制御を実行する。そして、VSAコントローラ50は、故障時制御を実行するとき、図6の(b)に示すように、制御部60bにVSA実行信号Sig2を送信する。制御部60bは、VSA実行信号Sig2を受信したら、マーカ61を第2周期T2で点滅表示する(図6の(b)では斜線で示す)。
これによって、VSAコントローラ50がVSA制御(HBC制御)を実行したときに、マーカ61が所定の第2周期T2で点滅表示する。運転者は、第2周期T2で点滅表示するマーカ61によって、VSAコントローラ50によるVSA制御の実行を視認できる。
《EDC制御の実行予告》
アクセルペダル5bが解放されると、エンジンブレーキの作用で駆動輪(例えば、前輪FW)の車輪速度が低下する。VSAコントローラ50は車輪速度を監視し、車体速に対して車輪速度の低い車輪(駆動輪)がロックしたと判定する。そして、VSAコントローラ50は、車体速に対して車輪速度の低い車輪がある場合、ロックしたと判定する前に(つまり、ロックしたと判定されるまで車輪速度が低下しない段階で)、図3の(a)に示すように、モニタ装置60の制御部60bに所定の信号(予告信号Sig1)を送信する。
制御部60bは、予告信号Sig1を受信したら、マーカ61を第1周期T1で点滅表示する(図3の(a)ではドットで示す)。
これによって、車両1の走行状態が、VSAコントローラ50によってEDC制御が実行される走行状態に近づいたときに、マーカ61が所定の第1周期T1で点滅表示する。
なお、第1周期T1で点滅表示するマーカ61を視認した運転者が、例えば、図示しない自動変速機を操作するなどして変速比を高くすると、エンジンブレーキの効果が小さくなる。エンジンブレーキの効果が小さくなると、車両1に発生する前後加速度Gfbが小さくなるため、制御部60bは、図3の(a)に破線で示すようにマーカ61を中心点CPの側に移動する。また、車輪のグリップ力が回復するため、車輪速度が低下していた車輪の車輪速度が上昇する。したがって、VSAコントローラ50は、車輪速度が低下している車輪がないと判定し予告信号Sig1の送信を停止する。
制御部60bは、予告信号Sig1が停止したら、マーカ61の点滅表示を停止して通常の表示に戻す。
また、VSAコントローラ50は、車両1の車体速度に対して車輪速度がさらに低下する駆動輪(例えば、前輪FW)がある場合、その車輪の車輪速が車体速度に対してあらかじめ設定される所定値まで低下したときに、当該車輪がロックしたと判定する。そしてVSAコントローラ50は、ロックした車輪があると判定したときEDC制御を実行する。さらに、VSAコントローラ50は、EDC制御を実行するとき、図3の(b)に示すように、制御部60bに所定の信号(VSA実行信号Sig2)を送信する。制御部60bは、VSA実行信号Sig2を受信したら、マーカ61を第2周期T2で点滅表示する(図3の(b)では斜線で示す)。
これによって、VSAコントローラ50がVSA制御(EDC制御)を実行したときに、マーカ61が所定の第2周期T2で点滅表示する。運転者は、第2周期T2で点滅表示するマーカ61によって、VSAコントローラ50によるVSA制御の実行を視認できる。
以上のように、図1に示す本実施形態のモニタ装置60は、VSAコントローラ50によるVSA制御(ABS制御,トラクションコントロール,ESC制御,BAS制御,故障時制御,EDC制御)の実行を運転者に予告可能に構成される。運転者は、モニタ装置60の表示(マーカ61の点滅表示)によって車両1の走行状態を認識できるため、VSAコントローラ50によるVSA制御の実行を回避するように車両1を運転することが可能になる。
例えば、ブレーキペダル4aやアクセルペダル5bを適宜操作して、VSAコントローラ50によるABS制御、トラクションコントロール、ESC制御(オーバステア抑制制御,アンダステア抑制制御)、BAS制御の実行を停止できる。また、図示しない自動変速機を適宜操作して、VSAコントローラ50によるEDC制御の実行を回避できる。
なお、本実施形態においては、VSAコントローラ50からモニタ装置60の制御部60bに送信される予告信号Sig1は1種類とした。
この構成に替わり、ABS制御の予告信号と、トラクションコントロールの予告信号と、ESC制御の予告信号と、BAS制御の予告信号と、故障時制御の予告信号と、EDC制御の予告信号と、が全て異なる構成であってもよい。
図7の(a)は、ABSアイコンを示す図、(b)は、TCSアイコンを示す図、(c)は、ESCアイコンを示す図、(d)は、BASアイコンを示す図、(e)は、HBCアイコンを示す図、(f)は、EDCアイコンを示す図である。
例えば、図7の(a)に示すように、車両1の走行状態が、ABS制御を実行する走行状態に近づいたときにVSAコントローラ50がABS予告信号Sig1_aを制御部60bに送信する。制御部60bは、ABS予告信号Sig1_aを受信したらABSアイコン60a1を表示画面部60aに表示する。運転者は、ABSアイコン60a1によって、車両1の走行状態が、ABS制御が実行される走行状態に近づいたことを認識できる。さらに、制御部60bは、ABS予告信号Sig1_aを受信したら、マーカ61(図2の(a)参照)を第1周期T1で点滅表示する。
また、図7の(b)に示すように、車両1の走行状態が、トラクションコントロール(TCS制御)を実行する走行状態に近づいたときにVSAコントローラ50がTCS予告信号Sig1_tを制御部60bに送信する。制御部60bは、TCS予告信号Sig1_tを受信したらTCSアイコン60a2を表示画面部60aに表示する。運転者は、TCSアイコン60a2によって、車両1の走行状態が、トラクションコントロールが実行される走行状態に近づいたことを認識できる。さらに、制御部60bは、TCS予告信号Sig1_tを受信したら、マーカ61(図2の(a)参照)を第1周期T1で点滅表示する。
また、図7の(c)に示すように、車両1の走行状態が、ESC制御を実行する走行状態に近づいたときにVSAコントローラ50がESC予告信号Sig1_eを制御部60bに送信する。制御部60bは、ESC予告信号Sig1_eを受信したらESCアイコン60a3を表示画面部60aに表示する。運転者は、ESCアイコン60a3によって、車両1の走行状態が、ESC制御が実行される走行状態に近づいたことを認識できる。さらに、制御部60bは、ESC予告信号Sig1_eを受信したら、マーカ61(図2の(a)参照)を第1周期T1で点滅表示する。
また、図7の(d)に示すように、車両1の走行状態が、BAS制御を実行する走行状態に近づいたときにVSAコントローラ50がBAS予告信号Sig1_bを制御部60bに送信する。制御部60bは、BAS予告信号Sig1_bを受信したらBASアイコン60a4を表示画面部60aに表示する。運転者は、BASアイコン60a4によって、車両1の走行状態が、BAS制御が実行される走行状態に近づいたことを認識できる。さらに、制御部60bは、BAS予告信号Sig1_bを受信したら、マーカ61(図2の(a)参照)を第1周期T1で点滅表示する。
また、図7の(e)に示すように、車両1の走行状態が、故障時制御(HBC制御)を実行する走行状態に近づいたときにVSAコントローラ50がHBC予告信号Sig1_hを制御部60bに送信する。制御部60bは、HBC予告信号Sig1_hを受信したらHBCアイコン60a5を表示画面部60aに表示する。運転者は、HBCアイコン60a5によって、車両1の走行状態が、HBC制御が実行される走行状態に近づいたことを認識できる。さらに、制御部60bは、HBC予告信号Sig1_hを受信したら、マーカ61(図2の(a)参照)を第1周期T1で点滅表示する。
また、図7の(f)に示すように、車両1の走行状態が、EDC制御を実行する走行状態に近づいたときにVSAコントローラ50がEDC予告信号Sig1_e2を制御部60bに送信する。制御部60bは、EDC予告信号Sig1_e2を受信したらEDCアイコン60a6を表示画面部60aに表示する。運転者は、EDCアイコン60a6によって、車両1の走行状態が、EDC制御が実行される走行状態に近づいたことを認識できる。さらに、制御部60bは、EDC予告信号Sig1_e2を受信したら、マーカ61(図2の(a)参照)を第1周期T1で点滅表示する。
このように、VSAコントローラ50によってどのVSA制御が実行されるかが表示画面部60aに表示される構成であってもよい。
なお、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。
例えば、制御部60bは、予告信号Sig1を受信したとき、マーカ61の発光色を変更する構成であってもよい。また、制御部60bは、VSA実行信号Sig2を受信したとき、さらに、マーカ61の発光色を変更する構成であってもよい。
例えば、制御部60bが予告信号Sig1を受信したとき、マーカ61の発光色が青色から黄色に変化し、制御部60bがVSA実行信号Sig2を受信したとき、マーカ61の発光色が黄色から赤色に変化する構成であってもよい。
この場合、黄色の発光色が、VSAコントローラ50によるVSA制御の実行を予告する予告情報になる。また、赤色の発光色が、VSAコントローラ50によるVSA制御の実行を示す安定化制御開始情報になる。
さらに、マーカ61の発光色の変化と点滅表示とが同時に実行される構成であってもよい。例えば、制御部60bが予告信号Sig1を受信したとき、マーカ61の発光色が青色から黄色に変化するとともに第1周期T1で点滅表示し、制御部60bがVSA実行信号Sig2を受信したとき、マーカ61の発光色が黄色から赤色に変化するとともに第2周期T2で点滅表示する構成であってもよい。
この場合、第1周期T1での点滅と黄色の発光色が、VSAコントローラ50によるVSA制御の実行を予告する予告情報になる。また、第2周期T2での点滅と赤色の発光色が、VSAコントローラ50によるVSA制御の実行を示す安定化制御開始情報になる。
また、マーカ61の形状も図2に示すような円形に限定されない。例えば、十字型など、他の形状であってもよい。
また、制御部60bが予告信号Sig1を受信したときやVSA実行信号Sig2を受信したときにマーカ61の形状が変わる構成であってもよい。
また、図1に示す本実施形態の車両1には、ブレーキペダル4aの踏み込み操作量に応じてマスタシリンダ4cで発生するブレーキ液圧が制動装置4dに供給される制動力発生装置4が備わっている。
このような制動力発生装置4に替わり、電動モータ(図示せず)で駆動するモータシリンダ装置(図示せず)で発生するブレーキ液圧が制動装置4dに供給される電動ブレーキ装置が備わる車両に本発明を適用することも可能である。この場合、図示しないモータシリンダ装置は、ブレーキペダル4aが踏み込み操作されるときの踏力を増力する踏力増大装置として機能する。
また、走行用モータ(図示せず)で走行する電気自動車や、エンジン10と走行用モータを併用して走行するハイブリッド自動車に本発明を適用することも可能である。
また、VSAコントローラ50が実行するVSA制御は、前記した、ABS制御、トラクションコントロール(TCS制御)、ESC制御、BAS制御、故障時制御(HBC制御)、EDC制御、に限定されず、車両1の挙動を安定させるための他の制御を含んでいてもよい。
1 車両
2 制御装置
4a ブレーキペダル
4b 倍力装置(踏力増大装置)
10a エンジンECU(車両挙動安定化装置)
41 VSA装置(車両挙動安定化装置)
60 モニタ装置
60a 表示画面部
61 マーカ
FW 前輪(車輪)
RW 後輪(車輪)

Claims (5)

  1. 車両挙動安定化装置と、車両挙動安定化制御を実行して前記車両挙動安定化装置を制御し、走行時の挙動を安定させる制御装置と、を備える車両に取り付けられて前記車両の挙動情報を表示するモニタ装置であって、
    前記制御装置が前記車両挙動安定化制御を実行する前に、前記制御装置による前記車両挙動安定化制御の実行を予告する予告情報を表示するとともに、前記車両に発生する加速度を前記挙動情報として、表示画面部に表示するマーカの移動で前記挙動情報を表示し、
    前記マーカを、前記加速度の大きさが大きいほど、当該加速度の大きさに対応する移動量で前記加速度がゼロの位置を示す点から移動させるとともに、
    前記車両に前方に向かう前記加速度が発生した場合には、前記マーカを下方向に移動させ、
    前記車両に後方に向かう前記加速度が発生した場合には、前記マーカを上方向に移動させ、
    前記車両に左方向の前記加速度が発生した場合には、前記マーカを右方向に移動させ、
    前記車両に右方向の前記加速度が発生した場合には、前記マーカを左方向に移動させる
    ことを特徴とするモニタ装置。
  2. 前記予告情報、前記マーカの点滅で表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載のモニタ装置。
  3. 前記制御装置が前記車両挙動安定化制御の実行を開始したことを示す安定化制御開始情報を表示し、
    前記安定化制御開始情報を、前記予告情報とは異なる周期での前記マーカの点滅で表示する
    ことを特徴とする請求項2に記載のモニタ装置。
  4. 前記車両挙動安定化制御は、運転者がブレーキペダルを踏み込み操作するときの踏力を増力する踏力増大装置に異常が発生したと判定した前記制御装置が、車輪に付与される制動トルクを補完して前記車両の挙動を安定させるために実行する故障時制御を含む
    ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のモニタ装置。
  5. 前記車両挙動安定化制御は、車輪が空転していると判定した前記制御装置が、空転を抑制して前記車両の挙動を安定させるために実行するトラクションコントロールを含む
    ことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のモニタ装置。
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