JP6122321B2 - アンテナ装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器に組み込まれ、外部機器と電磁界信号を介して通信するアンテナ装置、及びこのアンテナ装置が組み込まれた電子機器に関する。
従来、携帯電話機、スマートフォン、タブレットPCなどの電子機器において、近距離非接触通信の機能を搭載するため、RFID(Radio Frequency Identification)用のアンテナモジュールが用いられている。また、非接触充電機能を実現するためのアンテナモジュールも盛んに用いられるようになってきた。
このようなアンテナモジュールは、リーダライタや非接触充電システムの送電装置(以下、単にリーダライタ等という。)の発信器に搭載されたアンテナコイルと誘導結合を利用して通信を行っている。すなわち、このアンテナモジュールでは、リーダライタ等からの磁界をアンテナコイルによって受信して、受信した磁界のエネルギを電力に変換して通信処理部として機能するICを駆動させ、非接触充電システムの受電装置のバッテリを充電することができる。
アンテナモジュールは、確実に通信を行うため、リーダライタ等から一定レベル以上の磁束をアンテナコイルで受ける必要がある。そのために、従来例に係るアンテナモジュールでは、携帯電話機の筐体にループコイルを設け、このコイルでリーダライタ等からの磁束を受けている。
たとえば、特許文献1には、携帯端末装置に内蔵するループアンテナの特性を向上する方法として、内蔵バッテリの周囲に可撓性ケーブルやフラットケーブルを配置する方法が提案されている。
特開2005−303541号公報
上記特許文献1に記載の発明は、筐体内の隙間にアンテナを配置するため、その形状を一定にすることが困難となり、インダクタンスの変化量が大きくなるため、共振周波数の変動が大きいという問題があった。
特に、可撓性ケーブルでアンテナを形成した場合は、上記特許文献1に記載の発明では、配線間の分布容量を調整することが困難なため、共振周波数の調整に多大な工数が必要となるという問題があった。
さらに、コイルの開口部を通過するリーダライタ等からの磁束の変化によって、コイルに誘導電流を生ずるが、ループコイルでは、導線に流れる電流が一方向に周回するループコイルの一方側と、これに対向する側であって、コイルの導線に流れる電流が他方向に周回するループコイルの他方側とでは、流れる電流の方向が反対方向となり、互いに打ち消し合うため、効率よく結合させることができないという問題も生じる。
本発明は、このような実情に鑑みて提案されたものであり、電子機器に組み込んだ際に良好な通信特性を実現可能なアンテナ装置、及びこのアンテナ装置が組み込まれた電子機器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置は、外部機器と電磁界信号を介して通信する。このアンテナ装置は、外部機器と誘導結合されるアンテナコイルが周回するアンテナ基板と、アンテナコイルの一部が重畳するようにアンテナ基板に設けられたシート状の導電体と、アンテナコイルの少なくとも一部に重畳するように配置され、アンテナコイルに外部機器から発信される磁界を引き込む磁性シートとを備える。そして、アンテナコイルの導線に流れる電流が一方向に周回するアンテナコイルの一方側では、アンテナコイルが磁性シートよりも外部機器の側にあり、及び/又は、アンテナコイルの導線に流れる電流が逆方向に周回するアンテナコイルの他方側では、磁性シートがアンテナコイル及び導電体よりも上記外部機器の側にある。また、導電体は、アンテナコイルの他方側とのみ重畳する。
本発明に係るアンテナ装置は、外部機器と電磁界信号を介して通信するアンテナ装置である。このアンテナ装置は、電子機器の筐体を構成する一方の部材と、一方の部材の内面に設けられ、外部機器と誘導結合されるアンテナコイルが周回するアンテナ基板と、アンテナコイルの一部が重畳するようにアンテナ基板に設けられたシート状の導電体と、アンテナコイルの少なくとも一部に重畳するように配置され、アンテナコイルに外部機器から発信される磁界を引き込む磁性シートとを備える。そして、アンテナコイルの導線に流れる電流が一方向に周回するアンテナコイルの一方側では、アンテナコイルが磁性シートよりも外部機器の側にあり、及び/又は、アンテナコイルの導線に流れる電流が逆方向に周回するアンテナコイルの他方側では、磁性シートがアンテナコイル及び導電体よりも外部機器の側にある。また、導電体は、アンテナコイルの他方側とのみ重畳する。
電子機器の筐体を構成する一方の部材は、その一部を構成する金属部を含み、導電体は、金属部の一部に重畳するようにしてもよい。
また、本発明に係る電子機器は、外部機器と電磁界信号を介して通信するアンテナ装置が組み込まれた電子機器である。アンテナ装置は、外部機器と誘導結合されるアンテナコイルが周回するアンテナ基板と、アンテナコイルの一部が重畳するようにアンテナ基板に設けられたシート状の導電体と、アンテナコイルの少なくとも一部に重畳するように配置され、アンテナコイルに外部機器から発信される磁界を引き込む磁性シートとを備える。そして、アンテナコイルの導線に流れる電流が一方向に周回するアンテナコイルの一方側では、アンテナコイルが磁性シートよりも外部機器の側にあり、及び/又は、アンテナコイルの導線に流れる電流が逆方向に周回するアンテナコイルの他方側では、磁性シートがアンテナコイル及び導電体よりも上記外部機器の側にある。また、導電体は、アンテナコイルの他方側とのみ重畳する。
本発明の他の実施の形態に係る電子機器は、外部機器と電磁界信号を介して通信するアンテナ装置が組み込まれた電子機器である。アンテナ装置は、電子機器の筐体を構成する一方の部材と、一方の部材の内面に設けられ、外部機器と誘導結合されるアンテナコイルが周回するアンテナ基板と、アンテナコイルの一部が重畳するようにアンテナ基板に設けられたシート状の導電体と、アンテナコイルの少なくとも一部に重畳するように配置され、アンテナコイルに外部機器から発信される磁界を引き込む磁性シートとを備える。そして、アンテナコイルの導線に流れる電流が一方向に周回するアンテナコイルの一方側では、アンテナコイルが磁性シートよりも外部機器の側にあり、及び/又は、アンテナコイルの導線に流れる電流が逆方向に周回するアンテナコイルの他方側では、磁性シートがアンテナコイル及び導電体よりも外部機器の側にあり、導電体は、他方側とのみ重畳する。
本発明によれば、アンテナ装置及びこのアンテナ装置を備える電子機器は、導電体をアンテナコイルの一部と重畳させ、磁性シートをアンテナコイルと重畳させることによって、導電体端部に磁束を集めて、集めた磁束を磁性シートに導入することによって、アンテナコイルに効率よく電流を誘導し、通信特性を安定にすることができる。また、アンテナコイルに流れる電流は、一方側を他方側に比べてより強力に誘導されるので、通信特性が向上する。
本発明が適用されたアンテナ装置が組み込まれた非接触通信システムの概略構成を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置の構成例である。(A)は、斜視図であり、(B)は、AA’における断面図であり、(C)は、(B)図の破線円内を拡大した断面図である。 本発明に係るアンテナ装置の動作原理を説明するための断面図である。 本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置の変形例の構成例である。(A)は、斜視図であり、(B)は、AA’における断面図であり、(C)は、(B)図の破線円内を拡大した断面図である。 本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置の変形例の構成例である。(A)は、斜視図であり、(B)は、AA’における断面図であり、(C)は、(B)図の破線円内を拡大した断面図である。 本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置の他の変形例の構成例である。(A)は、斜視図であり、(B)は、AA’における断面図であり、(C)は、(B)図の破線円内を拡大した断面図である。 本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置の他の変形例であり、金属箔に孔部を設けた場合の構成例である。(A)は、斜視図であり、(B)は、AA’における断面図であり、(C)は、(B)図の破線円内を拡大した断面図である。 本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置の他の変形例であり、金属箔に孔部を切欠状に形成した場合の構成例である。(A)は、斜視図であり、(B)は、AA’における断面図であり、(C)は、(B)図の破線円内を拡大した断面図である。 本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置のさらなる変形例である。(A)は、斜視図であり、(B)は、AA’における断面図であり、(C)は、(B)図の破線円内を拡大した断面図である。 (A)は、磁性シートがアンテナコイルの他方側にのみ配置された場合に、金属箔をアンテナ基板のリーダライタ側に形成する変形例の断面図を示す。(B)は、磁性シートがアンテナコイルの一方側にのみ配置された場合に、金属箔をアンテナ基板のリーダライタ側に形成する変形例の断面図を示す。 本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置を電子機器(スマートフォン)に実装した状態を説明するための図である。(A)は、斜視図であり、(B)は、BB’における断面図である。 本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置の変形例を電子機器(スマートフォン)に実装した状態を説明するための図である。(A)は、斜視図であり、(B)は、BB’における断面図である。 本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置を、メタルケースを有する電子機器(スマートフォン)に実装した状態を説明するための図である。(A)は、斜視図であり、(B)は、BB’における断面図である。 本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置の変形例を電子機器(タブレットパソコン)に実装した状態を説明するための図である。(A)は、斜視図であり、(B)は、CC’における断面図であり、(C)は、(B)図の破線円内を拡大した断面図である。 本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置を電子機器(タブレットパソコン)に実装した状態を説明するための図である。(A)は、斜視図であり、(B)は、DD’における断面図であり、(C)は、CC”における断面図である。 (A)は、比較例に係るアンテナ装置を示す斜視図であり、(B)はアンテナ装置近傍の断面図である。 比較例に係る結合係数の変化を示すグラフである。 (A)は、実施例に係るアンテナ装置を示す斜視図であり、(B)はアンテナ装置近傍の断面図である。 実施例に係る結合係数の変化を示すグラフである。
以下、本発明が適用されたアンテナ装置及び電子機器について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能であることはもちろんである。また、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることがある。具体的な寸法等は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
[非接触通信システムの構成例]
本発明が適用されたアンテナ装置1は、電子機器50に組み込まれ、外部機器と電磁界信号を介して通信する装置であって、たとえば図1に示すようなRFID(Radio Frequency IDentification)用の非接触通信システム100に組み込まれて使用される。ここで、電子機器50は、たとえば携帯電話、スマートフォン、ノートブックパソコン、タブレットパソコン等の携帯端末機器を含む。
非接触通信システム100は、アンテナ装置1と、アンテナ装置1に対してアクセスを行うリーダライタ120とを含む。ここで、アンテナ装置1とリーダライタ120とは、三次元直交座標系xyzのxy平面において互いに対向するように配置されているものとする。
リーダライタ120は、xy平面において互いに対向するアンテナ装置1に対して、z軸の正方向に磁界を発信する発信器として動作し、具体的には、アンテナ装置1に向けて磁界を発信するアンテナ121と、アンテナ121を介して誘導結合されたアンテナ装置1と通信を行う制御基板122とを備える。
リーダライタ120では、アンテナ121と電気的に接続された制御基板122が配設されている。この制御基板122には、1つ以上の集積回路チップ等の電子部品からなる制御回路が実装されている。この制御回路は、アンテナ装置1から受信されたデータに基づいて、各種の処理を実行する。たとえば、制御回路は、アンテナ装置1に対してデータを送信する場合、データを符号化し、符号化したデータに基づいて、所定の周波数(たとえば、13.56MHz、非接触充電システムの場合には100kHz程度)の搬送波を変調し、変調した変調信号を増幅し、増幅した変調信号でアンテナ121を駆動する。また、制御回路は、アンテナ装置1からデータを読み出す場合、アンテナ121で受信されたデータの変調信号を増幅し、増幅したデータの変調信号を復調し、復調したデータを復号する。なお、制御回路では、一般的なリーダライタで用いられる符号化方式及び変調方式が用いられ、たとえば、マンチェスタ符号化方式やASK(Amplitude Shift Keying)変調方式が用いられている。
なお、以下では、非接触通信システムにおけるアンテナ装置等について説明をするが、Qi(チー)等の非接触充電システムについても同様に適用することができるのはいうまでもない。
[アンテナ装置の構成]
アンテナ装置1は、通信時にリーダライタ120とxy平面において対向するように配置される携帯電話機等の電子機器の筐体の内部に組み込まれる。図1に示すように、アンテナ装置1は、電子機器の筐体の内部に組み込まれ、誘導結合されたリーダライタ120との間で通信を行うアンテナコイル12と、アンテナコイル12が実装されたアンテナ基板11とを備える。アンテナ装置1には、アンテナコイル12により生成される電力により駆動される通信処理部13を備えるようにしてもよい。アンテナ基板11のリーダライタ120と対向する面とは反対側の面に、金属箔3がアンテナコイル12の一部に重畳するように配置される。ここで、携帯電話等の電子機器の筐体内部には、電子機器の動作制御のための制御回路が搭載された制御基板や、電子機器の駆動のためのバッテリ等が搭載されている。これらは、少なくとも一部が金属材料によって構成される電子機器の内部構造物であり、アンテナ装置1に近接し、あるいは重畳して、リーダライタ120に対向するように配置され、これを金属板4として表わすことができる。
なお、以下の説明では、特に断らない限り、リーダライタ120から発信される磁界は、z軸の正方向に発信されるものとし、アンテナ基板11は、x軸方向に沿ってアンテナ基板11の長辺が配置され、y軸方向に沿ってアンテナ基板11の短辺が配置されるものとする。
図2(A)〜(C)に示すように、アンテナ装置1は、アンテナ基板11と、アンテナ基板の一方の面に形成されたアンテナコイル12と、アンテナコイル12の一部に重畳するように、アンテナコイル12が形成されたアンテナ基板11の面とは反対側の面に形成された金属箔3とを備える。
アンテナ基板11は、たとえば可撓性のあるフレキシブル基板によって構成され、フレキシブル基板の一方の面に可撓性のある導線をパターニング処理することによってアンテナコイル12が形成される。アンテナ基板11上のアンテナコイル12は、中心部12aを中心にして、導線を巻回するように引き回して形成される。電子機器の筐体内部の限られた狭いスペースに実装するため、アンテナ基板11及びアンテナコイル12は、x軸に沿った方向に長く、y軸に沿った方向に短い長方形状であることが好ましく、アンテナコイル12は、この長方形状に沿って巻回される。
アンテナ基板11は、アンテナコイル12の形成される面が、通信時にリーダライタ120とxy平面において対向するように配置される。また、アンテナ基板11は、アンテナコイル12の中心部12aを境に、アンテナコイル12の導線を、長手方向(x軸方向)に沿う電流の向きが同一方向に流れる方向を周回の方向とする一方側11aと、アンテナコイル12の導線を長手方向に沿う電流の向きが、一方側11aに流れる方向とは逆方向となる向きを周回の方向とする他方側11bとを有する。そして、アンテナ基板11の、リーダライタ120に対向する面とは反対側の面に金属箔3が形成される。金属箔3は、アンテナコイル12を構成する導線を形成する場合と同様に、アンテナ基板11のアンテナコイル12が形成される面とは反対側の面にパターニング処理によって形成するようにしてもよい。あるいは、アンテナ基板11のアンテナコイル12が形成される面とは反対側の面に、他方側11bの面積にほぼ等しいAlやCu等の金属の箔を接着剤や両面テープによって貼付するようにしてもよい。
アンテナ装置1は、さらに、アンテナコイル12に重畳するように、長方形状の磁性シート20を備える。磁性シート20は、アンテナコイルの一方側11aでは、リーダライタ120に対向するアンテナ基板11の面とは反対側の面に配置され、他方側11bでは、リーダライタ120に対向するアンテナ基板11の面に配置される。たとえば、フレキシブル基板によって構成されたアンテナ基板11の中心部12aにx軸方向に沿ってスリットを設け、スリットに磁性シートを挿入するようにして、アンテナ装置1が形成される。
[動作原理]
アンテナ装置1は、リーダライタ120に対向する面(xy平面)を通過する磁束の変化にしたがって、誘導電流を発生する。通過する磁束本数が多く、磁界の強度が強ければ、誘導される誘導電流も大きく、通信特性が安定する。磁束は、金属に対しては、渦電流を生じさせるので、金属内部に入り込むことができないため、金属に沿って流れることになる。
携帯電話等の電子機器においては、筐体内部には、Cu配線等の金属を含む制御基板、液晶パネルの金属シャーシ、さらには電子機器の駆動のためのバッテリをケーシングした金属製のバッテリ缶等が内部構造物として搭載されており、リーダライタ120からの磁束は、これら金属部分に沿って流れるようになる。一般的には、これらの内部構造物は、電子機器の筐体内部の中央部に存在するため、リーダライタ120から発信された磁束は、筐体の周辺部に集まることが多い。
そこで、アンテナ装置1は、これらの内部構造物を避けて配置されるが、筐体内部の周縁部に配置するようにすれば、内部構造物の金属部分によってシールドされた磁束が集まっており、通信特性が向上する。
さらに、図3に示すように、リーダライタ120からの磁束は、金属を避けるように、筐体内部の中央部から周辺部に沿って流れる方向となり、特に内部構造物を含めた金属部分の端部や縁辺部に磁束が集まり、磁界の強度が強くなる。アンテナ装置1では、磁束が集まる金属部分の縁辺部に磁性シート20を配して、磁束をアンテナコイル12に導くような経路を形成することによって、より安定した通信特性を得ることができる。すなわち、図3に示すように、アンテナ装置1のアンテナコイル12の他方側11bに配された金属箔3の端部3aが、磁束が集まっているアンテナコイル12の中心部12aの近傍(図中破線円内D部)に配置されているので、集められた磁束Fは、中心部12aを通過して、一方側11aの磁性シート20に流れ込む。これによって、アンテナ装置1の一方側11aのアンテナコイル12に誘導電流が流れて、安定した通信特性が実現される。
また、アンテナコイル12に流れる電流は、一方側11aと他方側11bとで逆方向になるので、これらが近接して配置される小型のアンテナコイルにおいては、それぞれの発生する磁界によって、誘導電流をキャンセルするように作用する。このため、アンテナコイルに生成される電力が低下する。上述した本発明が適用されたアンテナ装置では、他方側11bに比べて、一方側11aに向かう磁束が増加し、一方側11aに誘導する電流は、他方側11bに誘導される電流よりも大きくなるので、誘導電流のキャンセルが生じにくくなり、アンテナコイル12の発電効率が向上する。
上述したように、リーダライタ120から発信される磁界(磁束)は、電子機器の筐体内部の周辺に集まる傾向があるため、アンテナコイル12の一方側11aを筐体の周辺側に、他方側11bを筐体の中央側になるようにアンテナ装置1を配置するのが好ましい。
[変形例1]
アンテナ装置1を構成する磁性シート20は、アンテナコイル12の全面すべてを覆うようにする必要は必ずしもなく、アンテナコイル12の一部に重畳させるようにして、金属箔3の端部3aに集められた磁束を導入して、アンテナコイルに電流を誘導することができればよい。磁性シート20を削減することによって、軽量化、薄型化を向上させることが可能になる。
図4(A)及び図4(B)に示すように、アンテナ装置1は、電子機器の筐体の内部に組み込まれ、誘導結合されたリーダライタ120との間で通信を行うアンテナコイル12と、アンテナコイル12が実装されたアンテナ基板11と、アンテナコイル12により生成される電力により駆動される通信処理部13とを備える。アンテナ基板11のリーダライタ120と対向する面とは反対側の面に、金属箔3がアンテナコイル12の一部に重畳するように配置される。アンテナ基板11の材質、アンテナコイルの形成方法、金属箔3の材質や形成方法については、上述した図2の場合と同様である。
アンテナ装置1は、アンテナコイル12に重畳するように、長方形状の磁性シート20をさらに備えるが、この磁性シート20は、アンテナコイルの他方側11bにのみ配置される。この場合においては、磁性シート20は、アンテナ装置1がリーダライタ120に対向する面側に配置される。図4(C)に示すように、金属箔3の端部3aに集められた磁束は、磁性シート20の端部20aから導入され、アンテナ装置1の他方側11bの側のアンテナコイルに電流を誘導する。
図5(A)及び図5(B)に示すように、アンテナ装置1は、電子機器の筐体の内部に組み込まれ、誘導結合されたリーダライタ120との間で通信を行うアンテナコイル12と、アンテナコイル12が実装されたアンテナ基板11と、アンテナコイル12により生成される電力により駆動される通信処理部13とを備える。アンテナ基板11のリーダライタ120と対向する面とは反対側の面に、金属箔3がアンテナコイル12の一部に重畳するように配置される。アンテナ基板11の材質、アンテナコイルの形成方法、金属箔の材質や形成方法については、上述した図2の場合と同様である。
アンテナ装置1は、さらに、アンテナコイル12に重畳するように、長方形状の磁性シート20を備えるが、この磁性シート20は、アンテナコイルの一方側11aにのみ配置される。この場合においては、磁性シート20は、アンテナ装置1がリーダライタ120に対向する面とは反対側の面に配置される。図5(C)に示すように、金属箔3の端部3aに集められた磁束は、磁性シート20の端部20aから導入され、アンテナ装置1の一方側11aの側のアンテナコイルに電流を誘導する。
[変形例2]
アンテナ装置1では、金属箔3が、アンテナ基板11の他方側11bのアンテナコイル12のみを覆うように形成されている。一般的に、電子機器50の筐体内部には、磁束をシールドする金属製の内部構造物が多数存在するので、これらと金属箔3とを近接させ、あるいは重畳させることによって磁束のシールド経路として利用して、金属箔3の端部3aに集められた磁束を磁性シート20に導入することができればよい。このことは、あくまでも磁束を導くための経路として筐体内部の金属製の内部構造物を利用することに過ぎず、より効率よく経路が構成できるように内部構造物が配置されているとは限らない。そこで、アンテナ装置1を構成する金属箔3を積極的に磁束のシールド経路を形成するように、より広い面積をもたせるようにする。
図6(A)及び図6(B)に示すように、アンテナ装置1aは、金属箔3がアンテナ基板11の他方側11bのアンテナコイル12に重畳するように配置される。金属箔3の面積は、アンテナ基板11の他方側11bのアンテナコイル12に重畳する面積よりも広くとられている。アンテナ基板11として、金属箔3に相当するだけの面積を設定し、たとえばその一面全面にCu箔でパターンを形成するようにしてもよく、アンテナ基板11の他方側11bのアンテナコイル12に重畳させるように、AlやCu等から構成される金属製の箔を接着剤等により貼付してもよい。金属箔3の面積及び形状は、筐体内部の構造にしたがって自由に設定することができるのはいうまでもない。図6(C)に示すように、金属箔3の端部3aが上述した場合と同様に、アンテナコイル12の中心部12a付近となるように配置する。
金属箔3の面積を拡大する場合には、他の内部構造物の妨げとならないようにする必要がある。図7(A)及び図7(B)に示すように、たとえば、金蔵箔3が配置される箇所の一部にカメラモジュールが配置され、カメラモジュールの鏡筒を筐体外に露出させるような場合には、金属箔3の該当する部分に孔部3cを形成する必要がある。このような場合であっても、図7(C)に示すように、金属箔3の端部3aをアンテナコイル12の中心部12aの近傍に配置することができるので、端部3aにリーダライタ120が発信する磁束を集めて、磁性シート20に導入することができる。
さらに、たとえばカメラモジュールをx軸方向にスライドさせて取り外しを可能とするような場合には、図8(A)〜図8(C)に示すように、孔部3cをスライドする側の縁まで延長して、切欠状の孔部3dを形成してもよい。
なお、上述の変形例において、磁性シート20は、図4や図5の場合のように、他方側11bのみ、又は一方側11aのみに配置するようにしてもよいのはいうまでもない。
[変形例3]
金属箔3は、アンテナコイル12の他方側11bに重畳していれば、アンテナ基板11のいずれの面に形成されてもよい。
図9(A)及び図9(B)に示すように、アンテナ装置1bは、アンテナ基板11と、アンテナ基板の一方の面に形成されたアンテナコイル12と、アンテナコイル12の一部に重畳するように形成された金属箔3とを備える。
アンテナ装置1bは、さらに、アンテナコイル12に重畳するように、長方形状の磁性シート20を備えており、この磁性シート20は、アンテナコイルの一方側11aでは、リーダライタ120に対向する面とは反対側の面に配置され、他方側11bでは、リーダライタ120に対向する面の側に配置される。そして、金属箔3は、アンテナコイル12の他方側では、磁性シート20とアンテナ基板11の間に形成される。このような場合であっても、図9(C)に示すように、上述いずれの場合と同様に、金属箔3の端部3aの付近に磁束が集まり、集まった磁束を磁性シート20に導入することができる。
また、図10(A)に示すように、磁性シート20がアンテナコイル12他方側11bにのみ配置される場合であっても、金属箔3を磁性シート20とアンテナ基板11の間、すなわちアンテナ基板12のリーダライタ120に対向する面の側に形成するようにしてもよい。さらに、図10(B)に示すように、磁性シート20がアンテナコイル12の一方側11aにのみ配置される場合であっても、アンテナ基板12のリーダライタ120に対向する面の側に配置するようにしてもよい。金属箔3のアンテナ基板12の位置は、図6〜図8のような形状であっても、他の任意の形状であっても、上述と同様にリーダライタ120側に配置してもよく、リーダライタ120とは反対側に配置してもよいのはもちろんである。なお、図6〜図8の場合のように、金属箔の大きさや形状について任意に設定できるのは言うまでもない。
[具体例1]
本発明の一実施の形態に係るアンテナ装置1では、携帯電話やスマートフォン等の電子機器の筐体内に存在する金属を含む内部構造物と協働して、リーダライタ等が発信する磁束(磁界)をアンテナ装置1を構成する金属箔3の端部3aに誘導し、集め、強化された磁界をアンテナ装置1の磁性シート20に導入する。これによって、より強い磁界がアンテナ装置1に導入され、安定した通信特性を実現する。
図11(A)及び図11(B)に示すように、アンテナ装置1は、スマートフォン130に用いることができる。スマートフォン130の筐体131は、内面130aにアンテナ基板11が搭載される一方の筐体部材131aと、液晶パネルやCPU等を含む本体の制御回路、バッテリ等が搭載される他方の筐体部材131bとからなる。筐体131は、一方の筐体部材131aに蓋をするようにして、本体制御回路等が含まれる筐体部材131bに結合させることによって構成される。筐体部材131a,131bは、互いにネジ止めや係合爪と係合孔と組合せ等周知の方法によって、取り外し可能に結合されてもよく、接着剤等で固定してもよい。筐体部材131aには、アンテナ基板11のほかに、カメラモジュール等他の機能モジュールがあらかじめ単一で、あるいは複合して搭載されていてもよい。アンテナ基板11等の機能モジュールが搭載された筐体部材131aが取り外し可能な場合には、スマートフォン130のユーザによって、筐体部材131bから取り外されて、他の機能モジュールを搭載する筐体部材が取り付けられるようにしてもよい。
蓋状に用いられる筐体部材131aには、アンテナ基板11があらかじめ搭載されており、アンテナ基板11は、アンテナコイル12を含む平面が、筐体部材131aを介してリーダライタ120に対向するように配置される。好ましくは、アンテナ基板11は、筐体部材131aの外周壁付近に配置され、アンテナ基板11の一方側11aが筐体部材131aの外周側に、他方側が中央側に向くように配置されるのが好ましい。もう一方の筐体部材131bには、スマートフォンを制御する制御基板40aや、制御基板40a上に配置されたバッテリ40や、基地局等と無線通信を行うRF通信モジュール40cと通信モジュール40cが配置されたRF用の基板40b等が搭載されている。これらの基板等は、筐体131内部の内部構造物であり、金属を含んでいるので、磁束のシールド効果があるが、さらにシールド効果を向上させて、アンテナ装置1の金属箔3の端部3aに磁束を導いて集めるために、アンテナ装置の金属箔3の少なくとも一部に重畳するように、さらなる金属箔40d(図13(A)、(B)参照)を配置してもよい。
[具体例2]
上述の具体例1の追加的な金属箔40dを用いるのに代えて、本発明の一実施の形態の変形例に係るアンテナ装置1aを用いてもよい。
図12(A)及び図12(B)に示すように、スマートフォン130の一方の筐体部材131aの内面にアンテナ装置1aを配置することができる。アンテナ装置1aは、アンテナコイル12の他方側11bに重畳する金属箔3の面積が、重畳された他方側11bの面積よりも広く、筐体部材131aの内面のほとんどを覆うように設定することもできる。
[具体例3]
スマートフォン130の筐体部材131aは、電子機器自体で美観を呈するようなデザイン上の目的や筐体の薄型化による強度不足を補うために、マグネシウム合金等の金属材料と樹脂材料とを複合的に組み合わせた複合材料によって形成される場合が増えている。すなわち、筐体部材131aは、金属材料からなるメタルカバー132a、樹脂材料からなる樹脂部分132bとを含んでいる。図13(A)及び図13(B)に示すように、アンテナ装置1は、筐体部材131aのメタルカバー132aの部分に配置される。アンテナ装置1の金属箔3は、基板40b、RFモジュール40c、基板40a及びメタルカバー132aによって金属製の磁束のシールドを形成する。リーダライタ120から発信された磁束は、これらの金属を避けるようにして流れるので、アンテナ装置1の金属箔3の端部3aの付近には磁束が集まり磁界が強まる。さらに、磁束のシールド効果を有効なものとするために、さらなる金属箔40dを追加してもよい。追加的な金属箔40dに代えて、上述変形例2のアンテナ装置1aを用いるようにしてもよい。
[具体例4]
電子機器としてのタブレットパソコン135では、筐体136の前面に液晶パネル138が搭載される。そして、アンテナ装置1a(変形例2)は、液晶パネル138の周縁部に配置される。リーダライタ120は、液晶パネル138に対向する面から磁界を発信する。
図14(A)〜図14(C)に示すように、タブレットパソコン135に搭載される液晶パネル138は、筐体136の内部側に金属製のシャーシ137が配置されているので、アンテナ装置1aの金属箔3に、このシャーシ137を重畳させることによって、磁束のシールドを行い、金属箔3の端部3aに磁束を集めることができる。タブレットパソコン135等の液晶応用機器では、液晶表示部の周辺部がパネルの額縁部になっており、より磁界が集まりやすいとの利点もある。金属箔3をシャーシ137に重畳させるに際しては、接着剤等で簡便に取り付けることができ、設置がきわめて容易である。
[具体例5]
タブレットパソコン135の筐体136にも、金属材料からなるメタルカバー136aと樹脂材料からなる樹脂部分136bとから構成される場合がある。このような場合には、メタルカバー136aも磁束のシールド経路に用いることができ、アンテナ装置1aの金属箔3をメタルカバー136aの内面に重畳させるように配置する。
図15(A)〜図15(C)に示すように、筐体136の曲面に合わせてメタルカバー136aから角度をもたせて配置し、磁界が進行する方向に向けるようにしてもよい。
これらの具体例は、実施の形態の例示に過ぎず、上述した変形例をそれぞれ用いることができるのはいうまでもない。
次に、金属箔3の磁束のシールドの効果を、本発明に係るアンテナ装置1と従来の金属箔3を用いないアンテナ装置と比較した実施例について説明する。
<比較例>
比較例に係るアンテナ装置では、図16に示すように、金属板4とリーダライタ120とを対向させて、金属板4とアンテナ基板11との相対的な位置関係を変化させたときの通信特性について評価した。
具体的な評価条件としては、次のようにした。すなわち、リーダライタ120のアンテナ121は、xy軸方向で規定される外形が66mm×100mmの2巻コイルとした。また、金属板4はxyz軸方向で規定される寸法が100mm×50mm×0.3mmのステンレスとした。アンテナ基板11のアンテナコイル12は、xy軸方向で規定される外形が40mm×10mmとした構造で、4巻のコイルである。さらに、z軸方向で規定される、金属板4の表面からアンテナコイル12の表面までの距離は1mmとした。
ここで、金属板4とアンテナ基板11との相対的な位置関係を示す値として、次のaを用いた。すなわち、aは、金属板4の中心4bから、アンテナ基板11の他方側11bの端部11cまでのy軸方向で規定される距離である。
以上のような条件の下、aの値を15mmから40mmまで変化させたときの、アンテナコイル12の結合係数をシミュレーションで求めた。結合係数の変化を図17に示す。
ここで、金属板4の幅が50mmであるので、aの値が25mmのとき、金属板4の端部4aと、アンテナ基板11の他方側11bの端部11cが一致する。また、アンテナ基板11の幅が10mmであるので、aの値が35mmのとき、アンテナ基板11の一方側11aの端部11dが、金属板4の端部4aと一致する。
図17に示すように、aの値が30mmの場合、すなわちアンテナ基板11の短手方向の中心と、金属板4の端部4aとが略一致する場合に、結合係数が最も高く、aの値が30mmから離れるのに伴って減少する。また、aの値が25mm、35mmの場合には、結合係数がほぼ同一の特性を示す。このようにアンテナコイル12を金属板4の端部4aの近傍に配置すると結合係数が高いのは、金属板4の端部4a周辺で磁束密度が高いからである。また、金属板4は、リーダライタ120から発信される磁界を受けて渦電流が発生するが、中心4bに比べて端部4aの方が磁界の強さが大きく、リーダライタ120から受けた磁気的なエネルギを効率よくアンテナコイル12側に伝えることができるからである。
なお、aの値が、25mmより小さくなるように変化させた場合と35mmより大きくなるように変化させた場合とを比較すると、両方とも結合係数が減少するが、35mm以上の場合の方がaの値の変化に対して、結合係数の減少幅が小さい。たとえば、aの値が22mm、38mmの場合を比較すると、aの値が38mmの方が20%程度結合係数が高い。また、aの値が20mm、40mmの場合を比較すると、aの値が40mmの方が40%程度結合係数が高い。
<実施例>
本実施例では、図18に示すように、金属板4とリーダライタ120とを対向させて、金属板4とアンテナ基板11のリーダライタ120と反対側において、金属箔3を金属板4とアンテナ基板11に重畳させた。アンテナ基板11は、金属板4の端部4aに隣接させた。この状態で、金属箔3とアンテナ基板11との相対的な位置関係を変化させたときの通信特性について評価した。
具体的な評価条件としては、リーダライタ120、アンテナ121、金属板4、アンテナ基板11及びアンテナコイル12の各外形寸法、構造及び配置は、比較例と同一である。金属箔3は、外形が50mm×10mmの銅箔を用い、アンテナ基板11の長手方向の全幅を覆うように重畳させた。
ここで、アンテナ基板11と、アンテナ基板11と重畳する金属箔3との相対的な位置関係を示す値として、次のbを用いた。すなわち、bは、アンテナ基板11の一方側11aの端部11dから、金属箔3のアンテナ基板11側の端部3aまでのy軸方向で規定される重畳距離である。
以上のような条件の下、bの値を0mmから10mmまで変化させたときの、アンテナコイル12の結合係数をシミュレーションで求めた。結合係数の変化を図19に示す。
アンテナ基板11の幅が10mmであるので、bの値が5mmのとき、金属箔3はアンテナコイル12の中心部12aを介した一方側11a全体に亘って重畳されている。また、bの値が0mmのとき、金属箔3は、アンテナ基板11に全く重畳されず、bの値が10mmのとき、金属箔3は、アンテナ基板11全体に重畳されている。
図19に示すように、bの値が5mmのとき、すなわち金属箔3がアンテナ基板11のアンテナコイル12の中心部12aを介した一方側11a全体に亘って重畳されているときに、結合係数が最も高く、このときの値は、比較例に係るアンテナ装置における結合係数と同等であった(結合係数:0.0053)。
すなわち、アンテナ装置1によれば、金属箔3を金属板4とアンテナ基板11とに亘って重畳させることにより、重畳領域における磁界を跳ね返して誘導結合を抑制し、重畳していない領域において発生した電流を効率よく送電することができ、また、金属板4からの磁束を漏らさずに、金属箔3が重畳していないアンテナ基板11の領域へ誘導することができ、効率のよい誘導結合を行うことができる。この結果、比較例に係るアンテナ装置における結合係数と同等の結合係数を実現しつつ、金属板4に対するアンテナ基板11の配置の自由度を向上させることができる。
1 アンテナ装置、3 金属箔、3a 端部、4 金属板、4a 端部、4b 中心、11 アンテナ基板、11a 一方側、11b 他方側、12 アンテナコイル、12a 中心部、13 通信処理部、14 端子部、20 磁性シート、40 バッテリ、40a,40b 基板、40c RFモジュール、40d 金属箔、50 電子機器、120 リーダライタ、121 アンテナ、130 スマートフォン、131 筐体、131a,131b 筐体部材、132a メタルカバー、132b 樹脂部分、135 タブレットパソコン、136 筐体、137 液晶パネルシャーシ、138 液晶パネル本体

Claims (15)

  1. 外部機器と電磁界信号を介して通信するアンテナ装置において、
    上記外部機器と誘導結合されるアンテナコイルが周回するアンテナ基板と、
    上記アンテナコイルの一部が重畳するように上記アンテナ基板に設けられたシート状の導電体と、
    上記アンテナコイルの少なくとも一部に重畳するように配置され、上記アンテナコイルに上記外部機器から発信される磁界を引き込む磁性シートとを備え、
    上記アンテナコイルの導線に流れる電流が一方向に周回するアンテナコイルの一方側では、上記アンテナコイルが上記磁性シートよりも上記外部機器の側にあること、及び上記アンテナコイルの導線に流れる電流が逆方向に周回するアンテナコイルの他方側では、上記磁性シートが上記アンテナコイル及び導電体よりも上記外部機器の側にあることのうち、少なくとも一方の条件を満たし、
    上記導電体は、上記他方側とのみ重畳し、
    上記アンテナコイルの導線が、上記一方側と上記他方側とが並ぶ一方向で上記アンテナコイルの中心部から端部にわたって設けられ、上記導電体における上記一方向での端部が上記アンテナコイルの中心部に位置することを特徴とするアンテナ装置。
  2. 外部機器と電磁界信号を介して通信するアンテナ装置において、
    電子機器の筐体の一部を構成する筐体部材と、
    上記筐体部材の内面に設けられ、上記外部機器と誘導結合されるアンテナコイルが周回するアンテナ基板と、
    上記アンテナコイルの一部が重畳するように上記アンテナ基板に設けられたシート状の導電体と、
    上記アンテナコイルの少なくとも一部に重畳するように配置され、上記アンテナコイルに外部機器から発信される磁界を引き込む磁性シートとを備え、
    上記アンテナコイルの導線に流れる電流が一方向に周回するアンテナコイルの一方側では、上記アンテナコイルが上記磁性シートよりも上記外部機器の側にあること、及び上記アンテナコイルの導線に流れる電流が逆方向に周回するアンテナコイルの他方側では、上記磁性シートが上記アンテナコイル及び導電体よりも上記外部機器の側にあることのうち、少なくとも一方の条件を満たし、
    上記導電体は、上記他方側とのみ重畳し、
    上記アンテナコイルの導線が、上記一方側と上記他方側とが並ぶ一方向で上記アンテナコイルの中心部から端部にわたって設けられ、上記導電体における上記一方向での端部が上記アンテナコイルの中心部に位置することを特徴とするアンテナ装置。
  3. 上記導電体の全幅であって、上記アンテナコイルの上記一方側と上記他方側とが並ぶ一方向に沿う導電体全幅は、当該一方向に沿う上記アンテナコイルの全幅よりも広く、該導電体の面積は、該アンテナコイルに重畳する面積よりも大きいことを特徴とする請求項1または2記載のアンテナ装置。
  4. 上記導電体の上記アンテナ基板と重畳しない部分の少なくとも1箇所に孔部が形成されていることを特徴とする請求項記載のアンテナ装置。
  5. 上記孔部は、切欠状に形成されていることを特徴とする請求項記載のアンテナ装置。
  6. 上記アンテナコイルの他方側は、上記導電体よりも上記外部機器の側にあることを特徴とする請求項1から5のうちいずれか1項記載のアンテナ装置。
  7. 上記導電体は、上記アンテナコイルよりも上記外部機器の側にあることを特徴とする請求項1から5のうちいずれか1項記載のアンテナ装置。
  8. 上記アンテナコイル及び上記導電体は、上記アンテナ基板上に形成された導電層であることを特徴とする請求項1から7のうちいずれか1項記載のアンテナ装置。
  9. 上記筐体部材は、その一部を構成する金属部を含み、
    上記導電体は、上記金属部の一部に重畳していることを特徴とする請求項記載のアンテナ装置。
  10. 外部機器と電磁界信号を介して通信するアンテナ装置が組み込まれた電子機器において、
    上記アンテナ装置は、
    上記外部機器と誘導結合されるアンテナコイルが周回するアンテナ基板と、
    上記アンテナコイルの一部が重畳するように上記アンテナ基板に設けられたシート状の導電体と、
    上記アンテナコイルの少なくとも一部に重畳するように配置され、上記アンテナコイルに上記外部機器から発信される磁界を引き込む磁性シートとを備え、
    上記アンテナコイルの導線に流れる電流が一方向に周回するアンテナコイルの一方側では、上記アンテナコイルが上記磁性シートよりも上記外部機器の側にあること、及び上記アンテナコイルの導線に流れる電流が逆方向に周回するアンテナコイルの他方側では、上記磁性シートが上記アンテナコイル及び導電体よりも上記外部機器の側にあることのうち、少なくとも一方の条件を満たし、
    上記導電体は、上記他方側とのみ重畳し、
    上記アンテナコイルの導線が、上記一方側と上記他方側とが並ぶ一方向で上記アンテナコイルの中心部から端部にわたって設けられ、上記導電体における上記一方向での端部が上記アンテナコイルの中心部に位置することを特徴とする電子機器。
  11. 外部機器と電磁界信号を介して通信するアンテナ装置が組み込まれた電子機器において、
    上記アンテナ装置は、
    上記電子機器の筐体の一部を構成する筐体部材と、
    上記筐体部材の内面に設けられ、上記外部機器と誘導結合されるアンテナコイルが周回するアンテナ基板と、
    上記アンテナコイルの一部が重畳するように上記アンテナ基板に設けられたシート状の導電体と、
    上記アンテナコイルの少なくとも一部に重畳するように配置され、上記アンテナコイルに外部機器から発信される磁界を引き込む磁性シートとを備え、
    上記アンテナコイルの導線に流れる電流が一方向に周回するアンテナコイルの一方側では、上記アンテナコイルが上記磁性シートよりも上記外部機器の側にあること、及び上記アンテナコイルの導線に流れる電流が逆方向に周回するアンテナコイルの他方側では、上記磁性シートが上記アンテナコイル及び導電体よりも上記外部機器の側にあることのうち、少なくとも一方の条件を満たし、
    上記導電体は、上記他方側とのみ重畳し、
    上記アンテナコイルの導線が、上記一方側と上記他方側とが並ぶ一方向で上記アンテナコイルの中心部から端部にわたって設けられ、上記導電体における上記一方向での端部が上記アンテナコイルの中心部に位置することを特徴とする電子機器。
  12. 上記筐体部材は、その一部を構成する金属部を含み、
    上記導電体は、上記金属部の一部に重畳していることを特徴とする請求項11記載の電子機器。
  13. 外部機器と電磁界信号を介して通信するアンテナ装置において、
    上記外部機器と誘導結合されるアンテナコイルが周回するアンテナ基板と、
    上記アンテナコイルの一部が重畳するように上記アンテナ基板に設けられたシート状の導電体と、
    上記アンテナコイルの少なくとも一部に重畳するように配置され、上記アンテナコイルに上記外部機器から発信される磁界を引き込む磁性シートとを備え、
    上記アンテナコイルの導線に流れる電流が一方向に周回するアンテナコイルの一方側では、上記アンテナコイルが上記磁性シートよりも上記外部機器の側にあること、及び上記アンテナコイルの導線に流れる電流が逆方向に周回するアンテナコイルの他方側では、上記磁性シートが上記アンテナコイル及び導電体よりも上記外部機器の側にあることのうち、少なくとも一方の条件を満たし、
    上記導電体は、上記他方側とのみ重畳し、
    上記導電体の全幅であって、上記アンテナコイルの上記一方側と上記他方側とが並ぶ一方向に沿う導電体全幅は、当該一方向に沿う上記アンテナコイルの全幅よりも広く、該導電体の面積は、該アンテナコイルに重畳する面積よりも大きく構成され、
    上記導電体の上記アンテナ基板と重畳しない部分の少なくとも1箇所に孔部が形成されていることを特徴とするアンテナ装置。
  14. 外部機器と電磁界信号を介して通信するアンテナ装置において、
    電子機器の筐体の一部を構成する筐体部材と、
    上記筐体部材の内面に設けられ、上記外部機器と誘導結合されるアンテナコイルが周回するアンテナ基板と、
    上記アンテナコイルの一部が重畳するように上記アンテナ基板に設けられたシート状の導電体と、
    上記アンテナコイルの少なくとも一部に重畳するように配置され、上記アンテナコイルに外部機器から発信される磁界を引き込む磁性シートとを備え、
    上記アンテナコイルの導線に流れる電流が一方向に周回するアンテナコイルの一方側では、上記アンテナコイルが上記磁性シートよりも上記外部機器の側にあること、及び上記アンテナコイルの導線に流れる電流が逆方向に周回するアンテナコイルの他方側では、上記磁性シートが上記アンテナコイル及び導電体よりも上記外部機器の側にあることのうち、少なくとも一方の条件を満たし、
    上記導電体は、上記他方側とのみ重畳し、
    上記導電体の全幅であって、上記アンテナコイルの上記一方側と上記他方側とが並ぶ一方向に沿う導電体全幅は、当該一方向に沿う上記アンテナコイルの全幅よりも広く、該導電体の面積は、該アンテナコイルに重畳する面積よりも大きく構成され、
    上記導電体の上記アンテナ基板と重畳しない部分の少なくとも1箇所に孔部が形成されていることを特徴とするアンテナ装置。
  15. 上記孔部は、切欠状に形成されていることを特徴とする請求項13または14記載のアンテナ装置。
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