JP6121960B2 - フレキシブル・デバイス及びそのベンディング感知装置 - Google Patents

フレキシブル・デバイス及びそのベンディング感知装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6121960B2
JP6121960B2 JP2014188632A JP2014188632A JP6121960B2 JP 6121960 B2 JP6121960 B2 JP 6121960B2 JP 2014188632 A JP2014188632 A JP 2014188632A JP 2014188632 A JP2014188632 A JP 2014188632A JP 6121960 B2 JP6121960 B2 JP 6121960B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bending
antenna
flexible device
antennas
inductance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014188632A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015072268A (ja
Inventor
熙 書 黄
熙 書 黄
河 中 金
河 中 金
性 完 洪
性 完 洪
Original Assignee
エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド, エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド filed Critical エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
Publication of JP2015072268A publication Critical patent/JP2015072268A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6121960B2 publication Critical patent/JP6121960B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B7/00Measuring arrangements characterised by the use of electric or magnetic techniques
    • G01B7/16Measuring arrangements characterised by the use of electric or magnetic techniques for measuring the deformation in a solid, e.g. by resistance strain gauge
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/72Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L1/00Measuring force or stress, in general
    • G01L1/12Measuring force or stress, in general by measuring variations in the magnetic properties of materials resulting from the application of stress
    • G01L1/127Measuring force or stress, in general by measuring variations in the magnetic properties of materials resulting from the application of stress by using inductive means
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N3/00Investigating strength properties of solid materials by application of mechanical stress
    • G01N3/20Investigating strength properties of solid materials by application of mechanical stress by applying steady bending forces
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/16Constructional details or arrangements
    • G06F1/1613Constructional details or arrangements for portable computers
    • G06F1/1633Constructional details or arrangements of portable computers not specific to the type of enclosures covered by groups G06F1/1615 - G06F1/1626
    • G06F1/1637Details related to the display arrangement, including those related to the mounting of the display in the housing
    • G06F1/1652Details related to the display arrangement, including those related to the mounting of the display in the housing the display being flexible, e.g. mimicking a sheet of paper, or rollable
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/017Gesture based interaction, e.g. based on a set of recognized hand gestures
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F9/00Indicating arrangements for variable information in which the information is built-up on a support by selection or combination of individual elements
    • G09F9/30Indicating arrangements for variable information in which the information is built-up on a support by selection or combination of individual elements in which the desired character or characters are formed by combining individual elements
    • G09F9/301Indicating arrangements for variable information in which the information is built-up on a support by selection or combination of individual elements in which the desired character or characters are formed by combining individual elements flexible foldable or roll-able electronic displays, e.g. thin LCD, OLED
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2203/00Indexing scheme relating to G06F3/00 - G06F3/048
    • G06F2203/041Indexing scheme relating to G06F3/041 - G06F3/045
    • G06F2203/04102Flexible digitiser, i.e. constructional details for allowing the whole digitising part of a device to be flexed or rolled like a sheet of paper

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

本発明は、フレキシブル・デバイス及びそのベンディング感知装置に関するものである。
最近、開発されているフレキシブル・デバイスは、一般的な平板ディスプレイとは異なり、紙のように薄い、かつ柔軟な(thin and flexible)基板を通じて特別な損傷無しで撓めたり、曲げたり、巻いたりすることができる装置を意味する。
このようなフレキシブル・デバイスは、一般的なTVは勿論、モバイル技術環境にも利用されることができ、それだけでなく、衣類や繊維を用いて製作可能であるので、既存の平板ディスプレイの応用範囲を超えて、電子新聞、電子書籍、TV、コンピュータ、PDA、自動車関連ディスプレイ、手首につけることができるディスプレイなどの多様な応用分野で利用できる。
また、このようなフレキシブル・デバイスは、ベンディング特性によってディスプレイ特性が変わることは勿論、ベンディング特性を用いて各種の機能を制御または遂行することもできる。
したがって、フレキシブル・デバイスのベンディング状態を感知する技術が求められている。
このような背景で、本発明の目的は、フレキシブル・デバイスのベンディング感知のためのフレキシブル・デバイスと、そのベンディング感知のための方法及び装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、一態様によれば、本発明は、フレキシブル・デバイス(Flexible Device)と共に、ベンディング可能に配置された複数のアンテナ、及び上記複数のアンテナに対するインダクタンスまたは上記インダクタンスに対応する情報に基づいて上記フレキシブル・デバイスのベンディングを感知するベンディング感知部を含むフレキシブル・デバイスのベンディング感知装置を提供する。
他の態様によれば、本発明は、フレキシブル・デバイスと共にベンディング可能に配置された複数のアンテナに対するインダクタンスまたは上記インダクタンスに対応する情報を測定するステップ、及び上記測定結果に基づいて上記フレキシブル・デバイスのベンディングを感知するステップを含むフレキシブル・デバイスのベンディング感知方法を提供する。
更に他の態様によれば、本発明は、フレキシブル・デバイスと共にベンディング可能に配置された複数のアンテナのうちの1つ以上に電流または電圧を供給するジェネレータ、上記電流または電圧が供給されたアンテナまたは他のアンテナで電圧またはインダクタンスを測定する測定部、及び上記測定部の測定結果に基づいて上記フレキシブル・デバイスのベンディングを感知する制御部を含むフレキシブル・デバイスのベンディング感知装置を提供する。
更に他の態様によれば、本発明は、フレキシブル・デバイスにおいて、上記フレキシブル・デバイスと共にベンディング可能に配置され、上記フレキシブル・デバイスのベンディング感知のために電圧または電流が印加される複数のアンテナを含み、かつ、上記複数のアンテナは互いに異なる位置に配置されることを特徴とする、フレキシブル・デバイスを提供する。
更に他の態様によれば、本発明は、フレキシブル・デバイスにおいて、フレキシブル・パネル、上記フレキシブル・パネルと共にベンディング可能に配置された複数のアンテナを含むアンテナ部、及び上記複数のアンテナに対するインダクタンスまたは上記インダクタンスに対応する情報に基づいて上記フレキシブル・デバイスのベンディングを感知するベンディング感知部を含むフレキシブル・デバイスを提供する。
以上、説明したように、本発明によれば、フレキシブル・デバイスのベンディング感知のためのフレキシブル・デバイスとそのベンディング感知方法及び装置を提供する効果がある。
フレキシブル・デバイスのベンディングを例示的に示す図である。 一実施形態に係るフレキシブル・デバイスに対する概略的なブロック図である。 一実施形態に係るフレキシブル・デバイスのベンディング感知装置に対する概略的なブロック図である。 一実施形態に係るフレキシブル・デバイスのベンディングが自己インダクタンスに基づいて感知される場合の、アンテナ配置の例示図である。 一実施形態に係るフレキシブル・デバイスのベンディングが自己インダクタンスに基づいて感知される場合の、アンテナ配置の他の例示図である。 一実施形態に係るフレキシブル・デバイスのベンディングが自己インダクタンスに基づいて感知される場合の、アンテナ部とベンディング感知部との連結構造を示す図である。 一実施形態に係るフレキシブル・デバイスのベンディングが自己インダクタンスに基づいて感知される場合の、第1ベンディング類型によって測定された自己インダクタンスの変化を示す図である。 一実施形態に係るフレキシブル・デバイスのベンディング(第1ベンディング類型)を自己インダクタンスに基づいて感知することを例示的に示す図である。 一実施形態に係るフレキシブル・デバイスのベンディングが自己インダクタンスに基づいて感知される場合の、第2ベンディング類型によって測定された自己インダクタンスの変化を示す図である。 一実施形態に係るフレキシブル・デバイスのベンディング(第2ベンディング類型)を自己インダクタンスに基づいて感知することを例示的に示す図である。 一実施形態に係るフレキシブル・デバイスのベンディングが相互インダクタンスに基づいて感知される場合の、アンテナ配置の例示図である。 一実施形態に係るフレキシブル・デバイスのベンディングが相互インダクタンスに基づいて感知される場合の、アンテナ配置の他の例示図である。 一実施形態に係るフレキシブル・デバイスのベンディングが相互インダクタンスに基づいて感知される場合の、アンテナ部とベンディング感知部との連結構造を示す図である。 一実施形態に係るフレキシブル・デバイスのベンディングが相互インダクタンスに基づいて感知される場合の、第1ベンディング類型によって測定された相互インダクタンスの変化を示す図である。 一実施形態に係るフレキシブル・デバイスのベンディング(第1ベンディング類型)を相互インダクタンスに基づいて感知することを例示的に示す図である。 一実施形態に係るフレキシブル・デバイスのベンディングが相互インダクタンスに基づいて感知される場合の、第2ベンディング類型によって測定された相互インダクタンスの変化を示す図である。 一実施形態に係るフレキシブル・デバイスのベンディング(第2ベンディング類型)を相互インダクタンスに基づいて感知することを例示的に示す図である。 一実施形態に係るフレキシブル・デバイスのベンディング感知方法に対する流れ図である。
以下、本発明の一部の実施形態を添付した図面を参照しつつ詳細に説明する。各図面の構成要素に参照符号を付加するに当たって、同一な構成要素に対してはたとえ他の図面上に表示されても、できる限り同一な符号を有することができる。また、本発明を説明するに当たって、関連した公知構成または機能に対する具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にすることがあると判断される場合にはその詳細な説明は省略する。
また、本発明の構成要素を説明するに当たって、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を使用することができる。このような用語はその構成要素を他の構成要素と区別するためのものであり、その用語により当該構成要素の本質や回順序または順序などが限定されない。どの構成要素が他の構成要素に”連結”、”結合”、または”接続”されると記載された場合、その構成要素はその他の構成要素に直接的に連結、または接続できるが、各構成要素の間に更に他の構成要素が”連結”、”結合”、または”接続”されることもできると理解されるべきである。
図1はフレキシブル・デバイス(Flexible Device)100のベンディング(Bending)を例示的に示す図である。
図1を参照すると、フレキシブル・デバイス100は、一般的な平板ディスプレイとは異なり、紙のように薄い、かつ柔軟な(thin and flexible)基板を通じて特別な損傷無しで撓めたり、曲げたり、捩ったり、巻いたりすることができるフレキシブルディスプレイまたはこれを含んだ装置を意味する。
このようなフレキシブル・デバイス100は、一般的なTVは勿論、モバイル技術環境にも用いられることができ、それだけでなく、衣類や繊維を用いて製作が可能であるので、既存の平板ディスプレイの応用範囲を超えて、電子新聞、電子書籍、TV、コンピュータ、PDA、自動車関連ディスプレイ、手首につけることができるディスプレイなどの多様な応用分野に利用できる。
一方、一実施形態に係るフレキシブル・デバイス100は、撓めたり、曲げたり、巻いたりすることができるなどのベンディング特性によってディスプレイ特性が変わることは勿論、ベンディング特性を用いて各種の機能のためのプロセス(Process)を制御または遂行することができる。
例えば、フレキシブル・デバイス100をある方向に曲げた場合、画面部に出力された画面を拡大または縮小するプロセスを遂行するか、または次のページをめくるなどの画面処理と関連したプロセスを遂行することができる。
ここに、一実施形態に係るフレキシブル・デバイス100のベンディングを効率的に、かつ正確に感知する方法及びその装置を提案する。
一実施形態に係るフレキシブル・デバイス100の”ベンディング”は、図1の(A)に示すような平らな状態でなく変形された状態を全て称するものであって、図1の(B)のようにフレキシブル・デバイス100を横または縦方向に曲げたり一部分を曲げたりする第1ベンディング類型と、図1の(C)のようにフレキシブル・デバイス100を捩じる(twisting)第2ベンディング類型などに大別できる。
一実施形態に係るフレキシブル・デバイス100のベンディング感知は、フレキシブル・デバイス100と共にベンディング可能な複数のアンテナを配置して置き、各アンテナでのインダクタンスまたはこれを算出することができる電圧を測定して、測定されたインダクタンスまたは電圧に基づいてフレキシブル・デバイス100のベンディング方向、ベンディング位置、ベンディング強度などを感知することができる。
以下、一実施形態に係るフレキシブル・デバイス100と、フレキシブル・デバイス100のベンディングを感知する方法、及びベンディング感知装置などについて、より詳しく説明する。
図2は、一実施形態に係るフレキシブル・デバイス100に対する概略的なブロック図である。
図2を参照すると、フレキシブル・デバイス100は、フレキシブル・デバイス100のベンディングを感知するベンディング感知装置200と、スイッチング素子などが形成されたフレキシブル基板などを含むフレキシブル・パネル230などを含む。
図2を参照すると、フレキシブル・デバイス100のベンディングを感知するベンディング感知装置200は、フレキシブル・デバイス100と共にベンディング可能に配置された複数のアンテナを含むアンテナ部210と、複数のアンテナに対するインダクタンスまたはインダクタンスに対応する情報(例:電圧または電流)に基づいてフレキシブル・デバイス100のベンディングを感知するベンディング感知部220などを含む。
前述したアンテナ部210に含まれた複数のアンテナは、フレキシブル・デバイス100のベンディング感知のために電圧または電流が印加され、これによってインダクタンスを発生させることができる。
一方、一実施形態に係るフレキシブル・デバイス100は、図2に示すように、フレキシブル・デバイス100のベンディング感知結果に対応するプロセスを制御または遂行するプロセッサ240などをさらに含むことができる。
ここで、ベンディング感知結果に対応するプロセスは、一例に、画面拡大及び縮小のためのプロセスと、ページめくり、イメージめくりなどの画面切替えのためのプロセスのうちの1つであり、これに制限されず、ベンディング感知結果を入力情報に用いて遂行することができる如何なるプロセスでも関係ない。
前述したように、フレキシブル・デバイス100のベンディングは、前述したように、複数のアンテナに対するインダクタンスまたはこれに対応する電圧または電流などの情報に基づいて感知できる。
このようなフレキシブル・デバイス100のベンディング感知方式に関して、ベンディング感知部220をより詳細に示す図3を参照して、より詳しく説明する。
図2に図示されたフレキシブル・デバイス100は、一例に、一般的なTVのこともあり、デスクトップモニタ、ノートブックなどのコンピュータのこともあり、スマートフォン、タブレット、PDAなどのモバイル端末のこともある。それだけでなく、スマートウォッチ、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)、電子書籍、電子新聞、自動車関連ディスプレイなど、各種の応用分野の電子機器のこともある。より狭い意味には、フレキシブル・デバイス100は、前述した装置に含まれるフレキシブルディスプレイのこともある。
図3は、一実施形態に係るフレキシブル・デバイス100のベンディング感知装置200に対する概略的なブロック図である。
図3を参照すると、フレキシブル・デバイス100のベンディング感知装置200に含まれたベンディング感知部220は、ベンディング感知に対する全体的な制御機能を遂行する制御部310、ベンディング感知のための信号を発生させるジェネレータ320、ベンディング感知のためのインダクタンス、またはそれと関連した情報(例:電圧、電流)などを測定する測定部330などを含む。
ジェネレータ320はアンテナ部210に含まれ、フレキシブル・デバイス100と共にベンディング可能に配置された複数のアンテナのうちの1つ以上にベンディング感知のための信号として電流または電圧を各々供給する。
測定部330は、ジェネレータ320により電流または電圧が供給されたアンテナまたは他のアンテナで電圧またはインダクタンスを測定する。
制御部310は、測定部330の測定結果に基づいてフレキシブル・デバイス100のベンディングを感知する。ここで、ベンディング感知とは、フレキシブル・デバイス100のベンディング位置、ベンディング方向、ベンディング強度などを含む。
ベンディング感知装置200内のアンテナ部210に含まれた複数のアンテナは、インダクタンスの発生及び測定のための適合した構造で配置できる。
例えば、フレキシブル・デバイス100のベンディングによって各々異なるインダクタンスが発生できるように、複数のアンテナは互いに異なる位置に配置できる。
アンテナ配置の一例として、複数のアンテナは、フレキシブル・デバイス100の中心を基準に配置角度が互いに異なるように配置できる。
アンテナ配置の他の例として、複数のアンテナは、フレキシブル・デバイス100の垂直線または水平線を基準に互いに対称になるように配置できる。
一方、複数のアンテナは、予め定義されたベンディング感知正確度に基づいて設計された個数だけ配置できる。
例えば、ベンディング感知正確度が高く定義するほどアンテナ個数をより多く設計し、ベンディング感知正確度が低く定義するほどアンテナ個数をより少なく設計することができる。
但し、アンテナ個数が多くなればインダクタンス測定のための回路及び手続などがより複雑になり、演算量もより多く要求される。したがって、ベンディング感知正確度と回路複雑度/演算量などを考慮して、アンテナ個数は勿論、その配置パターンが設計される必要がある。
一方、一実施形態に係るフレキシブル・デバイス100のベンディング感知方法は、インダクタンス変化に基づく、かつインダクタンスの種類によって、自己インダクタンス(Ls:Self Inductance)に基づいてフレキシブル・デバイス100のベンディングを感知する方法と、相互インダクタンス(Lm:Mutual Inductance)に基づいてフレキシブル・デバイス100のベンディングを感知する方法と、に大別できる。
ここで、インダクタンスは、アンテナが含まれた回路を流れる電流の変化によって電磁気誘導により生じる逆起電力の比率を表す量であって、磁束変化の原因によって自己インダクタンス(Ls)と相互インダクタンス(Lm)とに分けられる。誘導起電力(逆起電力)の原因、即ち回路を通過する磁束変化の原因によって、自分自身の回路に流れる電流の変化により逆起電力が誘導される時のインダクタンスを”自己インダクタンス(Ls)”といい、結合されている相手方の回路に流れる電流の変化により誘導される時は”相互インダクタンス(Lm)”という。
自己インダクタンスに基づいたベンディング感知の場合、ベンディング感知部220は、複数のアンテナの各々での自己インダクタンス(Ls)に基づいてフレキシブル・デバイス100のベンディングを感知する。
相互インダクタンスに基づいたベンディング感知の場合、ベンディング感知部220は、複数のアンテナから選択された第1アンテナ及び第2アンテナの組合によりなされた2つ以上のアンテナ対の各々での相互インダクタンス(Lm)に基づいて、フレキシブル・デバイス100のベンディングを感知する。
前述したように、フレキシブル・デバイス100のベンディング感知方法が自己インダクタンスに基づいたベンディング感知方法と相互インダクタンスに基づいたベンディング感知方法のうちの1つでありうるが、ベンディング感知方法の種類、即ちインダクタンスの種類によって、アンテナ配置パターンも変わることができる。
以下、自己インダクタンス(Ls)に基づいたベンディング感知方法とこの時のアンテナ配置パターンを図4から図10を参照してより詳細に説明し、次に、相互インダクタンス(Lm)に基づいたベンディング感知方法とこの時のアンテナ配置パターンを図11から図17を参照してより詳細に説明する。
図4は、一実施形態に係るフレキシブル・デバイス100のベンディングが自己インダクタンス(Ls)に基づいて感知される場合の、アンテナ配置の例示図である。
図4を参照すると、ベンディング感知部220が複数のアンテナの各々での自己インダクタンスに基づいてフレキシブル・デバイス100のベンディングを感知する場合、アンテナ部210に含まれた複数のアンテナ(ANT1,ANT2...)は、配置方向(D1,D2,...)が互いに異なるように配置される。ここで、アンテナの個数は2つ以上であればよい。
アンテナ配置方向を互いに異なるようにするアンテナ配置パターンの一例に、複数のアンテナ(ANT1、ANT2...)は、フレキシブル・デバイス100の中心を基準に配置角度が互いに異なるように配置され、結果として配置方向が互いに異なるように配置できる。
複数のアンテナ(ANT1、ANT2...)は、配置方向(D1,D2,...)が互いに異なるように配置されており、フレキシブル・デバイス100がベンディングされた際に、複数のアンテナ(ANT1、ANT2...)のうち、少なくとも1つのアンテナの両端は配置方向が異なるその他のアンテナの両端より近づくように、複数のアンテナ(ANT1、ANT2...)を配置できる。
このようなアンテナ配置特性によって、フレキシブル・デバイス100が特定方向にベンディングされれば、複数のアンテナ(ANT1,ANT2,...)もベンディングされる。しかしながら、複数のアンテナ(ANT1,ANT2,...)の各々のベンディングの程度は各々の固有な配置方向によって互いに異なることがある。
これによって、複数のアンテナ(ANT1,ANT2,...)の各々で測定された自己インダクタンスの変化値も変わるようになる。
フレキシブル・デバイス100のベンディング方向に最も対応する方向に配置されたアンテナにおいて磁束が貫通する内部領域のサイズが、異なるアンテナの内部領域のサイズに比べてより大きく変化すると仮定する。これによって、フレキシブル・デバイス100のベンディング方向に最も対応する方向に配置されたアンテナでの磁束変化が最も大きくなるようになり、自己インダクタンス(Ls)の変化値も最も大きくなる。
即ち、フレキシブル・デバイス100のベンディングの前後で、フレキシブル・デバイス100のベンディング方向に最も対応する配置方向に配置されたアンテナにおいて測定された自己インダクタンスの変化値が最も大きい。
図4を参照すると、前述したアンテナ配置パターンで配置される複数のアンテナ(ANT1、ANT2...)は、一例に、フレキシブル・デバイス100の横方向に配置された少なくとも1つのループアンテナ(例:ANT1)と、フレキシブル・デバイス100の縦方向に配置された少なくとも1つのループアンテナ(例:ANT2)と、フレキシブル・デバイス100の対角線方向に配置された少なくとも1つのループアンテナ(例:ANT3、ANT4)のうち、配置方向が相異する2つ以上のループアンテナを含むことができる。
一方、図4を参照すると、複数のアンテナ(ANT1,ANT2,...)は、2つ以上であればよいが、予め定義されたベンディング感知正確度によって3つ以上の値に設計されることもできる。
図5は、一実施形態に係るフレキシブル・デバイス100のベンディングが自己インダクタンス(Ls)に基づいて感知される場合の、アンテナ配置の他の例示図である。
図5は、図4でアンテナ個数が4の場合、即ち、4個のアンテナANT1、ANT2、ANT3、ANT4を含むアンテナ部210を示す図である。
図5を参照すると、アンテナ部210は、フレキシブル・デバイス100の横方向(D1)に配置された1つのループアンテナ(ANT1)と、フレキシブル・デバイス100の縦方向(D2)に配置された1つのループアンテナ(ANT2)と、フレキシブル・デバイス100の各々異なる2つの対角線方向(D3、D4)に配置された2つのループアンテナ(ANT3、ANT4)を含む。
以下、図5に示すようなアンテナ配置パターン下で、フレキシブル・デバイス100のベンディングを感知する方法について、図6から図10を参照してより詳細に説明する。
図6は、一実施形態に係るフレキシブル・デバイス100のベンディングが自己インダクタンス(Ls)に基づいて感知される場合の、アンテナ部210とベンディング感知部220との連結構造を示す図である。
図6を参照すると、4個のアンテナANT1、ANT2、ANT3、ANT4の各々は、ジェネレータ320から電圧または電流の供給を受けることができる第1ポートP1、P2、P3、P4と、測定部330により電圧または電流または自己インダクタンス(Ls)が測定できる第2ポートP1’、P2’、P3’、P4’を有する。
図6を参照すると、4個のアンテナANT1、ANT2、ANT3、ANT4の各々は第1スイッチSW1によりスイッチングされてジェネレータ320から電圧または電流の供給を受ける。即ち、4個のアンテナANT1、ANT2、ANT3、ANT4の各々の第1ポートP1、P2、P3、P4のうちの1つがジェネレータ320のポートPgと選択的に連結されてジェネレータ320から電圧または電流の供給を受ける。
また、図6を参照すると、4個のアンテナANT1、ANT2、ANT3、ANT4の各々は第2スイッチSW2によりスイッチングされて測定部330により電圧または電流または自己インダクタンス(Ls)が測定できる。即ち、4個のアンテナANT1、ANT2、ANT3、ANT4の各々の第2ポートP1’、P2’、P3’、P4’のうちの1つが測定部330のポートPg’と選択的に連結されて測定部330により電圧または電流または自己インダクタンス(Ls)が測定できる。
このようなアンテナ選択は、制御部310により2つのスイッチSW1、SW2の動作が制御されることによって実現できる。
図6の例示を参照すると、制御部310は、第1スイッチSW1がジェネレータ320のポートPgを4個のアンテナANT1、ANT2、ANT3、ANT4の第1ポートP1、P2、P3、P4のうち、ANT1のP1ポートと連結させ、第2スイッチSW2が測定部330のポートPg’を4個のアンテナANT1、ANT2、ANT3、ANT4の第2ポートP1’、P2’、P3’、P4’のうち、ANT1のP1’ポートと連結させるように制御することによって、4個のアンテナANT1、ANT2、ANT3、ANT4のうち、ANT1をジェネレータ320から電圧または電流の供給を受けるアンテナとして選択し、又、測定部330により自己インダクタンスまたはそれと対応する情報(電圧または電流)が測定されたアンテナとして選択する。この際、ジェネレータ320、ANT1、及び測定部330は直列に連結される。
ANT1が選択された以後、ジェネレータ320は、選択されたANT1に電圧または電流を供給する。
これによって、ANT1を含む回路に電流変化が発生して自己インダクタンス(Ls)が発生し、測定部330はANT1で発生した自己インダクタンスまたはその対応情報を測定する。
制御部310は、フレキシブル・デバイス100のベンディング以前とベンディング以後にANT1で発生した自己インダクタンスを各々測定して、測定された自己インダクタンスの変化値を算出し、算出された自己インダクタンスの変化値を記録しておく。
以上、ANT1に対する自己インダクタンスの変化値を算出及び記録する手続をANT2、ANT3、及びANT4の各々に対して同一に遂行する。
以後、複数のアンテナANT1,ANT2,ANT3、及びANT4の各々に対し、フレキシブル・デバイス100のベンディング以前とベンディング以後に自己インダクタンスが全て測定されれば、ベンディング感知部220の制御部310は、複数のアンテナANT1、ANT2、ANT3、及びANT4の各々に対し、フレキシブル・デバイス100のベンディング以前とベンディング以後に測定された自己インダクタンスの変化値を把握し、複数のアンテナANT1、ANT2、ANT3、及びANT4の各々で把握された自己インダクタンスの変化値を比較して、比較結果と複数のアンテナANT1、ANT2、ANT3、及びANT4の各々の配置方向とに基づいて、フレキシブル・デバイス100のベンディング方向を決定することができる。
例えば、横方向に配置されたANT1に対してフレキシブル・デバイス100のベンディング以前とベンディング以後に測定された自己インダクタンスの変化値が最大になる場合、自己インダクタンスの変化値が最大になるアンテナであるANT1の配置方向である横方向をフレキシブル・デバイス100のベンディング方向と決定することができる。
また、ベンディング感知部220の制御部310は、複数のアンテナANT1、ANT2、ANT3、及びANT4の各々で把握された自己インダクタンスの変化値のサイズに基づいて、フレキシブル・デバイス100のベンディング強度を決定することができる。
一方、フレキシブル・デバイス100のベンディングによって、複数のアンテナANT1、ANT2、ANT3、及びANT4のうち、フレキシブル・デバイス100のベンディング方向に対応する方向へ配置されたアンテナは、両端が近づき、内部領域のサイズが小さくなるにつれて磁束の変化が発生して、フレキシブル・デバイス100のベンディング以後に自己インダクタンスが減少するようになる。
これによって、複数のアンテナANT1、ANT2、ANT3、及びANT4のうち、フレキシブル・デバイス100のベンディング方向に最も対応する方向へ配置されたアンテナは、フレキシブル・デバイス100のベンディング以前とベンディング以後での自己インダクタンスの変化値が最大となる。
以下、フレキシブル・デバイス100が横方向にベンディングされる程度(ベンディング強度)を変化させながら、各アンテナANT1、ANT2、ANT3、ANT4で測定された自己インダクタンス(Ls)とその変化値を、図7を参照しながら説明し、フレキシブル・デバイス100が横方向にある程度にベンディングされた場合の、フレキシブル・デバイス100のベンディングを感知する例を、図8を参照しながら説明する。
また、フレキシブル・デバイス100の対角線方向にベンディングされる程度(ベンディング強度)を変化させながら各アンテナANT1、ANT2、ANT3、ANT4で測定された自己インダクタンス(Ls)とその変化値を、図9を参照しながら説明し、フレキシブル・デバイス100が対角線方向に特定程度にベンディングされた場合の、フレキシブル・デバイス100のベンディングを感知する例を、図10を参照しながら説明する。
図7は、一実施形態に係るフレキシブル・デバイス100のベンディングが自己インダクタンス(Ls)に基づいて感知される場合、第1ベンディング類型(横方向または縦方向に曲げる類型)によって測定された自己インダクタンスの変化を示す図である。
図7の(A)は、ベンディング以前に横方向に長さがW0のフレキシブル・デバイス100を横方向にベンディングした場合を示す図である。
図7の(A)を参照すると、フレキシブル・デバイス100を横方向にベンディングすることによって、横方向へのフレキシブル・デバイス100の直線長さがW0[mm]より短くなり始める。
フレキシブル・デバイス100を横方向にベンディングする程度を大きくするほど、フレキシブル・デバイス100の直線長さであるWb[mm]はW0[mm]よりも徐々に短くなる。
図7の(B)において、x軸はフレキシブル・デバイス100の直線長さWbの逆数であって、フレキシブル・デバイス100を横方向にベンディングする程度を表す。y軸は4個のアンテナANT1、ANT2、ANT3、ANT4の各々で測定された自己インダクタンス(Ls)を表す。
図7の(B)を参照すると、フレキシブル・デバイス100を横方向にベンディングする程度を大きくするほど、即ち、フレキシブル・デバイス100の直線長さWbの逆数(1/Wb)が大きくなるほど、フレキシブル・デバイス100のベンディング方向とアンテナ配置方向の対応する程度によって自己インダクタンス(Ls[mH])が変化する程度が変わる。
図7の(B)を参照すると、フレキシブル・デバイス100が横方向にベンディングされる程度を大きくするほど、即ち、フレキシブル・デバイス100の横方向の直線長さWbの逆数(1/Wb)が大きくなるほど、フレキシブル・デバイス100のベンディング方向(横方向)と最も対応する配置方向(横方向)に配置されたANT1で測定される自己インダクタンスは最も大きく減少する。
即ち、ANT1で測定される自己インダクタンスの変化値(△Ls1=Ls1−Ls1’)が最大となる。ここで、Ls1はフレキシブル・デバイス100のベンディング以前にANT1で測定される自己インダクタンスであり、Ls1’はフレキシブル・デバイス100のベンディング以後にANT1で測定される自己インダクタンスである。
図7の(B)を参照すると、フレキシブル・デバイス100が横方向にベンディングされる程度を大きくするほど、即ち、フレキシブル・デバイス100の横方向の直線長さWbの逆数(1/Wb)が大きくなっても、フレキシブル・デバイス100のベンディング方向(横方向)に最も対応しない配置方向(縦方向)に配置されたANT2で測定される自己インダクタンスはほとんど減少しない。
即ち、ANT2で測定される自己インダクタンスの変化値(△Ls2=Ls2−Ls2’)が最小となる。ここで、Ls2はフレキシブル・デバイス100のベンディング以前にANT2で測定される自己インダクタンスであり、Ls2’はフレキシブル・デバイス100のベンディング以後にANT2で測定される自己インダクタンスである。
図7の(B)を参照すると、フレキシブル・デバイス100が横方向にベンディングされる程度を大きくしていくと、即ち、フレキシブル・デバイス100の横方向の直線長さWbの逆数(1/Wb)が大きくしていくと、フレキシブル・デバイス100のベンディング方向(横方向)と最も対応する配置方向(横方向)に配置されたANT1とフレキシブル・デバイス100のベンディング方向(横方向)と最も対応しない配置方向(縦方向)に配置されたANT2との間で対角線方向に配置されたANT3とANT4で測定される自己インダクタンスは、ANT1で測定される自己インダクタンスの減少幅よりは小さく減少し、ANT2で測定される自己インダクタンスの減少幅よりは大いに減少する。
即ち、ANT3とANT4で各々測定される自己インダクタンスの変化値(△Ls3=Ls3−Ls3’、△Ls4=Ls4−Ls4’)は、ANT1で測定される自己インダクタンスの変化値(△Ls1=Ls1−Ls1’)よりは小さく、ANT2で測定される自己インダクタンスの変化値(△Ls2=Ls2−Ls2’)よりは大きい。ここで、Ls3、Ls4はフレキシブル・デバイス100のベンディング以前にANT3、ANT4の各々で測定される自己インダクタンスであり、Ls3’、Ls4’はフレキシブル・デバイス100のベンディング以後にANT3、ANT4の各々で測定される自己インダクタンスである。
ANT1で測定される自己インダクタンスの変化値(△Ls1)、ANT2で測定される自己インダクタンスの変化値(△Ls2)、ANT3で測定される自己インダクタンスの変化値(△Ls3)、ANT4で測定される自己インダクタンスの変化値(△Ls4)の大きさを比較して見ると、次のような関係となる。
Figure 0006121960
一方、フレキシブル・デバイス100のベンディング感知装置200は、横方向へのベンディング強度(1/Wb)に対応する各アンテナ別の自己インダクタンスの変化値を、基準情報として予め格納しておくことができる。
以下、ベンディング以前の横方向の直線長さがW0であるフレキシブル・デバイス100が横方向に特定程度(1/Wb’)だけベンディングされた場合、フレキシブル・デバイス100のベンディングを感知する例を、図8を参照しながら説明する。
図8は、一実施形態に係るフレキシブル・デバイス100のベンディング(第1ベンディング類型)を自己インダクタンスに基づいて感知することを例示的に示す図である。
図8の(A)は、ベンディング以前には横方向の直線長さがWO[mm]であるフレキシブル・デバイス100がベンディングされた状態を示す図であって、フレキシブル・デバイス100が横方向にベンディングされて横方向の直線長さがWb’[mm]となった場合を示す図である。
図8の(B)は、フレキシブル・デバイス100が横方向の直線長さがWb’[mm]になるようにベンディングされる前後の各々で、4個のアンテナANT1〜ANT4の各々で測定された自己インダクタンスをグラフで示す図である。
図8の(B)を参照すると、フレキシブル・デバイス100がベンディングされる以前に、フレキシブル・デバイス100の横方向の直線長さがWOであり、この際、4個のアンテナANT1〜ANT4の各々で測定された自己インダクタンスは、説明の便宜のために、全て同一であると仮定する。
即ち、フレキシブル・デバイス100のベンディングの以前に、ANT1で測定された自己インダクタンスLs1と、ANT2で測定された自己インダクタンスLs2と、ANT3で測定された自己インダクタンスLs3と、ANT4で測定された自己インダクタンスLs4は、Ls0に全て同一なものと仮定する。
図8の(B)を参照すると、フレキシブル・デバイス100の横方向の直線長さがWb’[mm]となるようにベンディングされた後、4個のアンテナANT1〜ANT4の各々で測定された自己インダクタンスは、フレキシブル・デバイス100のベンディング方向と4個のアンテナANT1〜ANT4の各々の配置方向の対応程度によって変わる。
図8の(B)を参照すると、フレキシブル・デバイス100のベンディング方向である横方向に配置されたANT1で測定された自己インダクタンスLs1’はLs0(=Ls1)から最も大きく減少したことを確認することができる。
即ち、フレキシブル・デバイス100のベンディング前後で、ANT1での自己インダクタンス変化値である△Ls1はLs0−Ls1’となる。
また、図8の(B)を参照すると、フレキシブル・デバイス100のベンディング方向である横方向と最も対応しない方向である縦方向に配置されたANT2で測定された自己インダクタンスLs2’は、Ls0(=Ls2)からほとんど変わらないことを確認することができる。
即ち、フレキシブル・デバイス100のベンディング前後で、ANT2での自己インダクタンス変化値である△Ls2はLs0−Ls2’となり、Ls2’とLs0とは近似の値であり、△Ls2は0(Zero)に近い。
また、図8の(B)を参照すると、フレキシブル・デバイス100のベンディング方向である横方向と、この横方向と最も対応しない方向である縦方向との間の対角線方向に配置されたANT3とANT4の各々で測定された自己インダクタンスLs3’とLs4’は、Ls0(=Ls3及び=Ls4)からの変化量は、LS1’よりも小さいが、LS2’よりも大きいことを確認することができる。
即ち、フレキシブル・デバイス100のベンディング前後で、ANT3での自己インダクタンス変化値である△Ls3はLs0−Ls3’となり、Ls3’がLs2’より大きく、Ls1’より小さいので、△Ls3は△Ls2と△Ls1との間の値となる。
同様に、フレキシブル・デバイス100のベンディング前後で、ANT4での自己インダクタンス変化値である△Ls4はLs0−Ls4’となり、Ls4’がLs2’より大きく、Ls1’より小さいので、△Ls4は△Ls2と△Ls1との間の値となる。
図8の(B)を参照すると、フレキシブル・デバイス100のベンディング前後で、ANT1,ANT2,ANT3、及びANT4の各々での自己インダクタンス変化値を比較して見ると、以下のような大小関係となる。
Figure 0006121960
したがって、フレキシブル・デバイス100のベンディング前後で、自己インダクタンスの変化値が最も大きいアンテナであるANT1の配置方向である横方向をフレキシブル・デバイス100のベンディング方向と決定することができる。
また、一例に、ベンディング感知部220は、フレキシブル・デバイス100のベンディング前後において各アンテナで測定された自己インダクタンスの変化値を予め格納された基準情報に該当する各アンテナ別ベンディング強度(1/Wb)に対応する自己インダクタンスの変化値(図8の(B)で点線)と比較して、フレキシブル・デバイス100のベンディング強度を1/Wb’と決定することができる。
図8を参照して前述したような方式と同様に、フレキシブル・デバイス100が縦方向にベンディングされた場合、ベンディング方向、ベンディング強度などを決定してベンディング感知を行なうことができる。
以下、第2ベンディング類型として、フレキシブル・デバイス100の対角線方向にベンディングされる程度(ベンディング強度)を変化させながら各アンテナANT1、ANT2、ANT3、ANT4の各々で測定された自己インダクタンス(Ls)とその変化値を、図9を参照しながら説明し、フレキシブル・デバイス100が対角線方向に特定程度にベンディングされた場合の、フレキシブル・デバイス100のベンディングを感知する例を図10を参照して説明する。
図9は、一実施形態に係るフレキシブル・デバイス100のベンディングが自己インダクタンスに基づいて感知される場合の、第2ベンディング類型(ツイスティング)によって測定された自己インダクタンスの変化を示す図である。
図9の(A)は、ベンディング以前にANT3の配置方向に対応する対角線方向、即ち、左上段から右下段への対角線方向に、長さがL0であるフレキシブル・デバイス100をベンディングした場合を示す図である。
図9の(A)を参照すると、フレキシブル・デバイス100を対角線方向にベンディングすることによって、対角線方向へのフレキシブル・デバイス100の直線長さがL0[mm]より短くなり始める。
フレキシブル・デバイス100を対角線方向にベンディングする程度を大きくするほど、フレキシブル・デバイス100の対角線方向の直線長さであるLb[mm」はL0[mm]よりも徐々に短くなる。
図9の(B)で、x軸はフレキシブル・デバイス100の対角線方向の直線長さLbの逆数であって、フレキシブル・デバイス100を対角線方向にベンディングする程度を表す。y軸は4個のアンテナANT1、ANT2、ANT3、ANT4の各々で測定された自己インダクタンス(Ls)を表す。
図9の(B)を参照すると、フレキシブル・デバイス100を対角線方向にベンディングする程度を大きくするほど、即ち、フレキシブル・デバイス100の対角線長さLbの逆数(1/Lb)が大きくなるほど、フレキシブル・デバイス100のベンディング方向(対角線方向)とアンテナ配置方向の対応する程度によって自己インダクタンス(Ls[mH])の変化量が変わる。
図9の(B)を参照すると、フレキシブル・デバイス100が対角線方向にベンディングされる程度を大きくするほど、即ち、フレキシブル・デバイス100の対角線方向の直線長さLbの逆数(1/Lb)が大きくなるほど、フレキシブル・デバイス100のベンディング方向(対角線方向)と最も対応する配置方向(対角線方向)に配置されたANT3で測定される自己インダクタンスは最も大きく減少する。
即ち、ANT3で測定される自己インダクタンスの変化値(△Ls3=Ls3−Ls3’)が最大となる。ここで、Ls3はフレキシブル・デバイス100のベンディング以前にANT3で測定される自己インダクタンスであり、Ls3’はフレキシブル・デバイス100のベンディング以後にANT3で測定される自己インダクタンスである。
図9の(B)を参照すると、フレキシブル・デバイス100が左上段から右下段への対角線方向にベンディングされる程度を大きくしても、即ち、フレキシブル・デバイス100の対角線方向の直線長さLbの逆数(1/Lb)が大きくなっても、フレキシブル・デバイス100のベンディング方向(対角線方向)と最も対応しない配置方向(左下段から右上段への対角線方向)に配置されたANT4で測定される自己インダクタンスは、最も変化量が小さい。
即ち、ANT4で測定される自己インダクタンスの変化値(△Ls4=Ls4−Ls4’)が最小となる。ここで、Ls4はフレキシブル・デバイス100のベンディング以前にANT4で測定される自己インダクタンスであり、Ls4’はフレキシブル・デバイス100のベンディング以後にANT4で測定される自己インダクタンスである。
図9の(B)を参照すると、フレキシブル・デバイス100が左上段から右下段への対角線方向にベンディングされる程度を大きくするほど、即ち、フレキシブル・デバイス100の対角線方向の直線長さLbの逆数(1/Lb)が大きくなるほど、フレキシブル・デバイス100のベンディング方向と最も対応する配置方向(左上段から右下段への対角線方向)に配置されたANT3とフレキシブル・デバイス100のベンディング方向と最も対応しない配置方向(左下段から右上段への対角線方向)に配置されたANT4との間に、フレキシブル・デバイス100の対角線方向に配置されたANT1とANT2で測定される自己インダクタンスは、ANT3で測定される自己インダクタンスの減少幅より減少量が小さく、ANT4で測定される自己インダクタンスの減少幅より減少量が大きい。
即ち、ANT1とANT2で各々測定される自己インダクタンスの変化値(△Ls1=Ls1−Ls1’、△Ls2=Ls2−Ls2’)は、ANT3で測定される自己インダクタンスの変化値(△Ls3=Ls3−Ls3’)よりは小さく、ANT4で測定される自己インダクタンスの変化値(△Ls4=Ls4−Ls4’)よりは大きい。ここで、Ls1、Ls2はフレキシブル・デバイス100のベンディング以前にANT1、ANT2の各々で測定される自己インダクタンスであり、Ls1’、Ls2’はフレキシブル・デバイス100のベンディング以後にANT1、ANT2の各々で測定される自己インダクタンスである。
ANT1で測定される自己インダクタンスの変化値(△Ls1)、ANT2で測定される自己インダクタンスの変化値(△Ls2)、ANT3で測定される自己インダクタンスの変化値(△Ls3)、ANT4で測定される自己インダクタンスの変化値(△Ls4)の大きさを比較して見ると、次のような関係となる。
Figure 0006121960
一方、フレキシブル・デバイス100のベンディング感知装置200は、対角線方向へのベンディング強度(1/Lb)に対応する各アンテナ別の自己インダクタンスの変化値を、基準情報として予め格納しておくことができる。
以下、ベンディング以前の対角線方向の直線長さがL0であるフレキシブル・デバイス100が対角線方向に特定程度(1/Lb’)だけベンディングされた場合、フレキシブル・デバイス100のベンディングを感知する例を、図10を参照しながら説明する。
図10は、一実施形態に係るフレキシブル・デバイス100のベンディング(第2ベンディング類型)を自己インダクタンスに基づいて感知することを例示的に示す図である。
図10の(A)は、ベンディング以前には左上段から右下段への対角線方向の直線長さがL0[mm]であるフレキシブル・デバイス100がベンディングされた状態を示す図であって、フレキシブル・デバイス100が左上段から右下段への対角線方向にベンディングされて対角線方向の直線長さがLb’[mm]となった場合を示す図である。
図10の(B)は、フレキシブル・デバイス100が左上段から右下段への対角線方向の直線長さが特定値であるLb’[mm]となるようにベンディングされる前後各々で、4個のアンテナANT1〜ANT4の各々で測定された自己インダクタンスをグラフで示す図である。
図10の(B)を参照すると、フレキシブル・デバイス100がベンディングされる以前に、フレキシブル・デバイス100の左上段から右下段への対角線方向の直線長さがL0であり、この際、4個のアンテナANT1〜ANT4の各々で測定された自己インダクタンスは、説明の便宜のために、全て同一であると仮定する。
即ち、フレキシブル・デバイス100がベンディングされる以前に、ANT1で測定された自己インダクタンスLs1と、ANT2で測定された自己インダクタンスLs2と、ANT3で測定された自己インダクタンスLs3と、ANT4で測定された自己インダクタンスLs4とは、Ls0に全て同一なものと仮定する。
図10の(B)を参照すると、フレキシブル・デバイス100が左上段から右下段への対角線方向の直線長さがLb’[mm]となるようにベンディングされた後に、4個のアンテナANT1〜ANT4の各々で測定された自己インダクタンスは、フレキシブル・デバイス100のベンディング方向と4個のアンテナANT1〜ANT4の各々の配置方向の対応程度によって変わる。
図10の(B)を参照すると、フレキシブル・デバイス100のベンディング方向である左上段から右下段への対角線方向に配置されたANT3で測定された自己インダクタンスLs3’はLs0(=Ls3)で最も大きく減少したことを確認することができる。
即ち、フレキシブル・デバイス100のベンディング前後で、ANT1での自己インダクタンス変化値であるΔLs3はLs0−Ls3’となる。
また、図10の(B)を参照すると、フレキシブル・デバイス100のベンディング方向である左上段から右下段への対角線方向と最も対応しない方向(左下段から右上段への対角線方向)に配置されたANT4で測定された自己インダクタンスLs4’はLs0(=Ls4)でほとんど変わらないことを確認することができる。
即ち、フレキシブル・デバイス100のベンディング前後で、ANT4での自己インダクタンス変化値であるΔLs4はLs0−Ls4’となり、Ls4’とLs0とは近似の値であるため、ΔLs4は0(Zero)に近い。
また、図10の(B)を参照すると、フレキシブル・デバイス100のベンディング方向である左上段から右下段への対角線方向と左下段から右上段への対角線方向との間の横方向と縦方向に各々配置されたANT1とANT2の各々で測定された自己インダクタンスLs1’とLs2’は、ANT3での自己インダクタンスの減少幅よりは小さい減少幅を示し、ANT4での自己インダクタンスの減少幅よりは大きい減少幅を示す。
即ち、フレキシブル・デバイス100のベンディング前後で、ANT1での自己インダクタンス変化値であるΔLs1はLs0−Ls1’となり、Ls1’がLs4’より大きく、Ls3’より小さいので、ΔLs1はΔLs4とΔLs3との間の値となる。
同様に、フレキシブル・デバイス100のベンディング以前と以後にANT2での自己インダクタンス変化値であるΔLs2はLs0−Ls2’となり、Ls2’がLs4’より大きく、Ls3’より小さいので、ΔLs2はΔLs4とΔLs3との間の値となる。
図10の(B)を参照すると、フレキシブル・デバイス100のベンディング前後で、ANT1、ANT2、ANT3、及びANT4の各々での自己インダクタンス変化値を比較して見ると、以下のような大小関係となる。
Figure 0006121960
したがって、フレキシブル・デバイス100のベンディング前後で、自己インダクタンスの変化値が最も大きいアンテナであるANT3の配置方向である左下段から右上段への対角線方向をフレキシブル・デバイス100のベンディング方向と決定することができる。
また、一例に、ベンディング感知部220は、フレキシブル・デバイス100のベンディング前後において各アンテナで測定された自己インダクタンスの変化値を、予め格納された基準情報に該当する各アンテナ別ベンディング強度(1/Lb)に対応する自己インダクタンスの変化値(図10の(B)で点線)と比較して、フレキシブル・デバイス100のベンディング強度を1/Lb’と決定することができる。
以上は、自己インダクタンス(Ls)に基づいたベンディング感知方法とその時のアンテナ配置パターンを説明したものであり、以下、相互インダクタンス(Lm)に基づいたベンディング感知方法とその時のアンテナ配置パターンを図11から図17を参照してより詳細に説明する。
図11は、一実施形態に係るフレキシブル・デバイス100のベンディングが相互インダクタンス(Lm)に基づいて感知される場合のアンテナ配置の例示図である。
図11を参照すると、ベンディング感知部220が複数のアンテナの各々での相互インダクタンスに基づいてフレキシブル・デバイス100のベンディングを感知する場合、即ち、アンテナ部210に含まれた複数のアンテナ(ANTa,ANTb,ANTc,...)のうちから選択された第1アンテナ及び第2アンテナの組合によりなされたアンテナ対が2つ以上なされるように、複数のアンテナ(ANTa,ANTb,ANTc,...)は3個以上のアンテナを含む。
ここで、第1アンテナは、相互インダクタンスを測定するために電流、電圧などが供給される1次側回路に属し、第2アンテナは、2次側回路で属するアンテナであって、1次側回路に属する第1アンテナでの電流変化に伴う電圧が測定されるか、または相互インダクタンスが測定されるアンテナである。
図11に例示された複数のアンテナ(ANTa,ANTb,ANTc,...)から成ることができるアンテナ対は、第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTbからなるアンテナ対や、第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTfからなるアンテナ対や、第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTdからなるアンテナ対や、第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTeからなるアンテナ対や、第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTcからなるアンテナ対や、第1アンテナ及び第2アンテナがANTb及びANTeからなるアンテナ対や、第1アンテナ及び第2アンテナがANTb及びANTcからなるアンテナ対などがありえる。
図11に例示された複数のアンテナ(ANTa,ANTb,ANTc,...)は6個であるので、最大に作られることができるアンテナ対の個数は、=6!/(4!2!)=15個となる。
また、図11に示すように、複数のアンテナ(ANTa,ANTb,ANTc,...)は配置領域が互いに異なるように配置される。
このように、複数のアンテナ(ANTa,ANTb,ANTc,...)の各々の配置領域が変わるように、複数のアンテナ(ANTa,ANTb,ANTc,...)を配置するために、一例として、複数のアンテナ(ANTa,ANTb,ANTc,...)は、フレキシブル・デバイス100の1つ以上の垂直線または1つ以上の水平線により分割される領域に各々配置されるようにして、複数のアンテナ(ANTa,ANTb,ANTc,...)の各々の配置領域が変わるようにすることができる。
また、複数のアンテナ(ANTa,ANTb,ANTc,...)の各々の配置領域が変わるように、複数のアンテナ(ANTa,ANTb,ANTc,...)を配置するために、一例に、複数のアンテナ(ANTa,ANTb,ANTc,...)で構成することができる2つ以上のアンテナ対の各々をなす第1アンテナから第2アンテナへの方向が互いに変わるようにして、複数のアンテナ(ANTa,ANTb,ANTc,...)の各々の配置領域が変わるようにすることができる。
一方、図11を参照すると、複数のアンテナ(ANTa,ANTb,ANTc,...)から選択された第1アンテナ及び第2アンテナの組合せによりなされた2つ以上のアンテナ対の各々をなす第1アンテナと第2アンテナとは互いに対称になることができる。
例えば、第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTbからなるアンテナ対において、第1アンテナ及び第2アンテナであるANTa及びANTbは垂直線を基準に互いに線対称をなす。また、第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTcからなるアンテナ対において、第1アンテナ及び第2アンテナであるANTa及びANTcは水平線(図11の2つの水平線の中間の水平線)を基準に互いに線対称をなす。また、第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTdからなるアンテナ対において、第1アンテナ及び第2アンテナであるANTa及びANTdはフレキシブル・デバイス100の中点を基準に点対称をなす。
一方、図11を参照すると、フレキシブル・デバイス100のベンディング以後、2つ以上のアンテナ対のうち、少なくとも1つのアンテナ対をなす第1アンテナと第2アンテナとの間の距離変化量がその他のアンテナ対をなす第1アンテナと第2アンテナとの間の距離変化量より大きいように複数のアンテナが配置できる。
例えば、図11を参照すると、フレキシブル・デバイス100が垂直線を基準に横方向にベンディングされた場合、第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTbからなるアンテナ対において、ANTa及びANTbの間の距離は、第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTcからなるアンテナ対において、ANTa及びANTcとの間の距離より大きく減少するようになる。即ち、ベンディング前後に、第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTbからなるアンテナ対において、ANTa及びANTbの間の距離変化量は、第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTcからなるアンテナ対において、ANTa及びANTcの間の距離変化量より大きい。
図11に示すように、複数のアンテナ(ANTa,ANTb,ANTc,...)の各々は環状のループアンテナでありうる。
前述したアンテナ配置特性によって、フレキシブル・デバイス100がある方向にベンディングされれば、複数のアンテナ(ANT1,ANT2,...)もそれと対応するようにベンディングされる。しかしながら、複数のアンテナ(ANT1,ANT2,...)の各々のベンディングされた程度は各々の固有な配置方向によって互いに異なることがある。
これによって、フレキシブル・デバイス100のベンディング前後で、複数のアンテナ(ANT1,ANT2,...)の各々のベンディングされた程度によって複数のアンテナ(ANT1,ANT2,...)の中で作られた2つ以上のアンテナ対の各々で測定される相互インダクタンスの変化値が変わる。
複数のアンテナ(ANT1,ANT2,...)の中で作られた2つ以上のアンテナ対のうち、第1アンテナから第2アンテナへの方向がフレキシブル・デバイス100のベンディング方向と最も対応するアンテナ対で測定された相互インダクタンスの変化値が最大となると仮定する。
図11では、アンテナ個数が6個のものと例示されたが、これは説明の便宜のための例示であり、具現によって3個以上の個数で多様にアンテナ設計がなされることができる。図12は、アンテナ個数が4個の場合を例示したものである。
図12は、一実施形態に係るフレキシブル・デバイス100のベンディングが相互インダクタンスに基づいて感知される場合のアンテナ配置の他の例示図である。
図12は、アンテナ個数が4個の場合、即ち、4個のアンテナANTa、ANTb、ANTc、ANTdを含むアンテナ部210を示す図である。
図12を参照すると、アンテナ部210は、フレキシブル・デバイス100の第1四分面領域に配置されたアンテナANTa、フレキシブル・デバイス100の第2四分面領域に配置されたアンテナANTb、フレキシブル・デバイス100の第3四分面領域に配置されたアンテナANTc、フレキシブル・デバイス100の第4四分面領域に配置されたアンテナANTdを含む。
図12を参照すると、4個のアンテナANTa、ANTb、ANTc、ANTdのうち、第1アンテナと第2アンテナを選択して作られることができるアンテナ対は、第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTbからなるアンテナ対(ANTa−ANTb)や、第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTdからなるアンテナ対(ANTa−ANTd)や、第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTcからなるアンテナ対(ANTa−ANTc)や、第1アンテナ及び第2アンテナがANTb及びANTcからなるアンテナ対(ANTb−ANTc)などを含むことができ、最大に、=4!/(2!2!)=6個だけ作られることができる。以下、一例に、4種類のアンテナ対に対してのみ説明する。
第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTbからなるアンテナ対(ANTa−ANTb)において、第1アンテナから第2アンテナへの方向は横方向(Dab)であり、第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTdからなるアンテナ対(ANTa−ANTd)において、第1アンテナから第2アンテナへの方向は左上段から右下段への対角線方向(Dad)であり、第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTcからなるアンテナ対(ANTa−ANTc)において、第1アンテナから第2アンテナへの方向は縦方向(Dac)であり、第1アンテナ及び第2アンテナがANTb及びANTcからなるアンテナ対(ANTb−ANTc)において、第1アンテナから第2アンテナへの方向は右上段から左下段への対角線方向(Dbc)である。
以下、図12に示すようなアンテナ配置パターンの下で、フレキシブル・デバイス100のベンディングを相互インダクタンスに基づいて感知する方法について、図13から図17を参照してより詳細に説明する。
図13は、一実施形態に係るフレキシブル・デバイス100のベンディングが相互インダクタンス(Lm)に基づいて感知される場合、アンテナ部210とベンディング感知部220との連結構造を示す図である。
図13を参照すると、配置領域が互いに相異する4個のアンテナANTa、ANTb、ANTc、ANTdの各々は2つのポートを有するが、2つのポートは2つのスイッチSW1、SW2の各々を通じてジェネレータ320の2つのポートPg、Pg’と連結され、同時に2つのスイッチSW3、SW4の各々を通じて測定部330の2つのポートPm、Pm’とも連結される。
4個のアンテナANTa、ANTb、ANTc、ANTdの各々は、2つのポートを介してジェネレータ320から電流または電圧の供給を受けるか、または測定部330により電圧または相互インダクタンスが測定される。
図13は、第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTbからなるアンテナ対(ANTa−ANTb)で相互インダクタンスを測定する場合を示す図である。
第1アンテナとしてANTaを選択するために、SW1はPgポートとANTaのPaポートとを連結し、SW2はPg’ポートをANTaのPa’ポートと連結する。これによって、ANTaを含む1次回路が作られる。
また、第2アンテナとしてANTbを選択するために、SW3はPmポートとANTbのPbポートとを連結し、SW4はPm’ポートをANTbのPb’ポートと連結する。これによって、ANTbを含む2次回路が作られる。
このようなアンテナ選択は、制御部310により4個のスイッチSW1〜SW4の動作を制御することによって実現することができる。
このように、第1アンテナ及び第2アンテナとしてANTa及びANTbが選択されてアンテナ対(ANTa−ANTb)が構成されれば、ジェネレータ320はANTaに電流または電圧を供給し、これによってANTaを含む1次回路での電流変化によってANTbを含む2次回路に誘導される電圧または相互インダクタンスが測定部330により測定される。
このような方式により、測定部330は、フレキシブル・デバイス100のベンディング前後で、各アンテナ対(ANTa−ANTb、ANTa−ANTd、ANTa−ANTc、ANTb−ANTc)での相互インダクタンスを測定する。測定部330により測定された相互インダクタンス値は格納できる。
ベンディング感知部220の制御部310は、2つ以上のアンテナ対の各々に対し、フレキシブル・デバイス100のベンディング以前とベンディング以後の相互インダクタンスの変化値を把握し、2つ以上のアンテナ対の各々で把握された相互インダクタンスの変化値を比較して、比較結果と2つ以上のアンテナ対の各々をなす第1アンテナから第2アンテナへの方向に基づいて、フレキシブル・デバイス100のベンディング方向を決定することができる。
これと関連して、2つ以上のアンテナ対のうち、第1アンテナから第2アンテナへの方向がフレキシブル・デバイス100のベンディング方向と最も対応するアンテナ対は、フレキシブル・デバイス100のベンディング以後に相互インダクタンスが最も大きく増加する。
したがって、2つ以上のアンテナ対のうち、第1アンテナから第2アンテナへの方向がフレキシブル・デバイス100のベンディング方向と最も対応するアンテナ対は、フレキシブル・デバイス100のベンディング以前とベンディング以後に相互インダクタンスの変化値が最大でありうる。
このような点に基づいて、フレキシブル・デバイス100のベンディング以前とベンディング以後に相互インダクタンスの変化値が最大に測定されたアンテナ対を確認して、確認されたアンテナ対をなす第1アンテナと第2アンテナへの方向をフレキシブル・デバイス100のベンディング方向と決定することができる。
一方、ベンディング感知部220の制御部310は、2つ以上のアンテナ対の各々で把握された相互インダクタンスの変化値のサイズに基づいて、フレキシブル・デバイス100のベンディング強度を決定することができる。
以下、フレキシブル・デバイス100の横方向にベンディングされる程度(ベンディング強度)を変化させながら各アンテナ(ANTa〜ANTc)で測定された相互インダクタンス(Lm)とその変化値を、図14を参照しながら説明し、フレキシブル・デバイス100が横方向に特定程度にベンディングされた場合の、フレキシブル・デバイス100のベンディングを感知する例を、図15を参照しながら説明する。
また、フレキシブル・デバイス100の対角線方向にベンディングされる程度(ベンディング強度)を変化させながら各アンテナANTa〜ANTcで測定された相互インダクタンス(Lm)とその変化値を、図16を参照しながら説明し、フレキシブル・デバイス100が対角線方向に特定程度にベンディングされた場合、フレキシブル・デバイス100のベンディングを感知する例を、図17を参照しながら説明する。
図14は、一実施形態に係るフレキシブル・デバイス100のベンディングが相互インダクタンスに基づいて感知される場合の、横方向にベンディングされる第1ベンディング類型によって測定された相互インダクタンスの変化を示す図である。
図14の(A)は、平らなフレキシブル・デバイス100を横方向にベンディングした場合を示す図であって、相互インダクタンス基板ベンディング感知と関連した説明で、ベンディング状態は水平面からフレキシブル・デバイス100までの最大高さ(H)として表現する。
図14の(A)を参照すると、フレキシブル・デバイス100がベンディングされる以前の水平面からの高さはHO=0[mm]であり、フレキシブル・デバイス100を横方向にベンディングすることによって、水平面からフレキシブル・デバイス100までの最大高さHbはHO[mm]より徐々に増加し始める。
即ち、フレキシブル・デバイス100を横方向にベンディングする程度を大きくするほど、水平面からフレキシブル・デバイス100までの最大高さであるHb[mm」はHO[mm]から徐々に大きくなる。
図14の(B)で、x軸は水平面からフレキシブル・デバイス100までの最大高さであるHbであって、フレキシブル・デバイス100を横方向にベンディングする程度(ベンディング強度)を表す。y軸は4個のアンテナ(ANTa〜ANTd)から作られる4個のアンテナ対(ANTa−ANTb、ANTa−ANTd、ANTa−ANTc、ANTb−ANTc)の各々で測定された相互インダクタンス(Lm)を表し、4個のアンテナANTa〜ANTdから作られるアンテナ対(ANTa−ANTb、ANTa−ANTd、ANTa−ANTc、ANTb−ANTc)の各々で測定された電圧(相互インダクタンスと対応する)でありうる。
図14の(B)を参照すると、フレキシブル・デバイス100を横方向にベンディングする程度を大きくするほど、即ち、水平面からフレキシブル・デバイス100までの最大高さであるHbが大きくなるほど、フレキシブル・デバイス100のベンディング方向と各アンテナ対(ANTa−ANTb、ANTa−ANTd、ANTa−ANTc、ANTb−ANTc)をなす第1アンテナと第2アンテナとの間の方向(Dab、Dad、Dac、Dbc)の対応する程度によって相互インダクタンス(Lm[mH])が変化する程度が変わる。
図14の(B)を参照すると、フレキシブル・デバイス100が横方向にベンディングされる程度を大きくするほど、即ち、水平面からフレキシブル・デバイス100までの最大高さであるHbが大きくなるほど、考慮する4個のアンテナ対(ANTa−ANTb、ANTa−ANTd、ANTa−ANTc、ANTb−ANTc)のうち、フレキシブル・デバイス100のベンディング方向である横方向と最も対応するように第1アンテナ及び第2アンテナが配置されたアンテナ対(ANTa−ANTb)で測定される相互インダクタンスは最も大きく増加する。
即ち、第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTbからなるアンテナ対(ANTa−ANTb)で測定される相互インダクタンスの変化値(ΔLm(a−b)=Lm(a−b)’−Lm(a−b))が最大となる。ここで、Lm(a−b)は第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTbからなるアンテナ対(ANTa−ANTb)で測定される相互インダクタンスであり、Lm(a−b)’はフレキシブル・デバイス100のベンディング以後に第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTbからなるアンテナ対(ANTa−ANTb)で測定される相互インダクタンスであって、Lm(a−b)より大きい値でありうる。
図14の(B)を参照すると、フレキシブル・デバイス100が横方向にベンディングされる程度を大きくするほど、即ち、水平面からフレキシブル・デバイス100までの最大高さであるHbが大きくなっても、考慮する4個のアンテナ対(ANTa−ANTb、ANTa−ANTd、ANTa−ANTc、ANTb−ANTc)のうち、フレキシブル・デバイス100のベンディング方向(横方向)と対応しない方向に第1アンテナ及び第2アンテナが配置されたアンテナ対(ANTa−ANTd、ANTa−ANTc、ANTb−ANTc)で測定される相互インダクタンスの変化値は微小である。
ANTa−ANTd、ANTa−ANTc、ANTb−ANTcで測定される相互インダクタンスの変化値が実際にはある程度は発生することがあるが、説明の便宜のために、図14の(B)では変化値がないように概念的に図示する。
一方、フレキシブル・デバイス100のベンディング感知装置200は、横方向へのベンディング強度(Hb)に従う各アンテナ別に相互インダクタンスの変化値を、基準情報として予め格納しておくことができる。
以下、平らな状態でのフレキシブル・デバイス100が特定程度(Hb’)だけベンディングされた場合、即ち、水平面からフレキシブル・デバイス100までの最大高さであるHbが特定Hb’になるようにフレキシブル・デバイス100がベンディングされた場合、フレキシブル・デバイス100のベンディングを感知する例を、図15を参照しながら説明する。
図15は、一実施形態に係るフレキシブル・デバイス100のベンディング(第1ベンディング類型)を相互インダクタンスに基づいて感知することを例示的に示す図である。
図15の(A)は、水平面からフレキシブル・デバイス100までの最大高さHbがHb’であるベンディングされた状態を示す図である。
図15の(B)は、水平面からフレキシブル・デバイス100までの最大高さHbがHb’になるようにベンディングされる以前と以後の各々で、4個のアンテナ対(ANTa−ANTb、ANTa−ANTd、ANTa−ANTc、ANTb−ANTc)の各々で測定された相互インダクタンスをグラフで示す図である。
図15の(B)を参照すると、水平面からフレキシブル・デバイス100までの最大高さHbがHb’になるようにフレキシブル・デバイス100がベンディングされた後で、4個のアンテナ対(ANTa−ANTb、ANTa−ANTd、ANTa−ANTc、ANTb−ANTc)の各々で測定された相互インダクタンスは、フレキシブル・デバイス100のベンディング方向と4個のアンテナ対(ANTa−ANTb、ANTa−ANTd、ANTa−ANTc、ANTb−ANTc)の各々での第1アンテナと第2アンテナとの間の方向(Dab、Dad、Dac、Dbc)の対応の程度によって変わることができる。
図15の(B)を参照すると、フレキシブル・デバイス100のベンディングの前後で、4個のアンテナ対(ANTa−ANTb、ANTa−ANTd、ANTa−ANTc、ANTb−ANTc)の各々で測定された相互インダクタンスの変化値のうち、フレキシブル・デバイス100のベンディング方向である横方向と同一な方向に第1アンテナと第2アンテナが配置されたアンテナ対(ANTa−ANTb)で測定された相互インダクタンスの変化値が最大になることが分かる。
即ち、第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTbからなるアンテナ対(ANTa−ANTb)においてベンディングの前後で測定された相互インダクタンスの変化値(△Lm(a−b)=Lm(a−b)’−Lm(a−b))と、第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTdからなるアンテナ対(ANTa−ANTd)でベンディング前後に測定された相互インダクタンスの変化値(△Lm(a−d)=Lm(a−d)’−Lm(a−d))と、第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTcからなるアンテナ対(ANTa−ANTc)でベンディング前後に測定された相互インダクタンスの変化値(ΔLm(a−c)=Lm(a−c)’−Lm(a−c))と、第1アンテナ及び第2アンテナがANTb及びANTcからなるアンテナ対(ANTb−ANTc)でベンディング前後に測定された相互インダクタンスの変化値(ΔLm(b−c)=Lm(b−c)’−Lm(b−c))のうち、第1アンテナ及び第2アンテナであるANTa及びANTbがフレキシブル・デバイス100のベンディング方向(横方向)と対応するように配置されたアンテナ対(ANTa−ANTb)で測定された相互インダクタンスの変化値(ΔLm(a−b))が最大となる。
これは、フレキシブル・デバイス100がベンディングされた後の、第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTbからなるアンテナ対(ANTa−ANTb)で測定された相互インダクタンス(Lm(a−b)’)が最も大きく変化したためである。
したがって、フレキシブル・デバイス100のベンディング前後で、相互インダクタンスの変化値が最も大きいアンテナ対をなす第1アンテナ(ANTa)と第2アンテナ(ANTb)との間の方向に該当する横方向をフレキシブル・デバイス100のベンディング方向と決定することができる。
また、一例として、ベンディング感知部220は、フレキシブル・デバイス100のベンディング前後での、各アンテナ対で測定された相互インダクタンスの変化値を予め格納された基準情報に該当する各アンテナ対別ベンディング強度(1/Hb)に対応する自己インダクタンスの変化値(図15の(B)で点線)と比較して、フレキシブル・デバイス100のベンディング強度をHb’またはこれと対応する値と決定することができる。
図15を参照して前述したような方式と同様に、フレキシブル・デバイス100が縦方向にベンディングされた場合、ベンディング方向、ベンディング強度などを決定してベンディング感知を行なうことができる。
以下、第2ベンディング類型として、フレキシブル・デバイス100の対角線方向にベンディングされる程度(ベンディング強度)を変化させながら4個のアンテナ対(ANTa−ANTb、ANTa−ANTd、ANTa−ANTc、ANTb−ANTc)の各々で測定された相互インダクタンス(Lm)とその変化値を、図16を参照しながら説明し、フレキシブル・デバイス100が対角線方向に特定程度にベンディングされた場合の、フレキシブル・デバイス100のベンディングを感知する例を、図17を参照しながら説明する。
図16は、一実施形態に係るフレキシブル・デバイス100のベンディングが相互インダクタンスに基づいて感知される場合の、第2ベンディング類型(捩れるベンディング)によって測定された相互インダクタンスの変化を示す図である。
図16の(A)は、平らなフレキシブル・デバイス100を左上段か右下段への対角線方向にベンディングした場合を示す図であって、相互インダクタンス基板ベンディング感知と関連した説明において、ベンディング状態は水平面からフレキシブル・デバイス100までの最大高さ(H)として表現する。
図16の(A)を参照すると、フレキシブル・デバイス100がベンディングされる以前の水平面からの高さはHO=0[mm]であり、フレキシブル・デバイス100を左上段から右下段への対角線方向にベンディングすることによって、水平面からフレキシブル・デバイス100までの最大高さHbは、HO[mm]より徐々に増加し始める。
即ち、フレキシブル・デバイス100を左上段から右下段への対角線方向にベンディングする程度を大きくするほど、水平面からフレキシブル・デバイス100までの最大高さであるHb[mm」はHO[mm]から徐々に大きくなる。
図16の(B)において、x軸は水平面からフレキシブル・デバイス100までの最大高さであるHbであって、フレキシブル・デバイス100を該当対角線方向にベンディングする程度(ベンディング強度)を表す。y軸は4個のアンテナANTa〜ANTdから作られる4個のアンテナ対(ANTa−ANTb、ANTa−ANTd、ANTa−ANTc、ANTb−ANTc)の各々で測定された相互インダクタンス(Lm)を表し、4個のアンテナANTa〜ANTdから作られるアンテナ対(ANTa−ANTb、ANTa−ANTd、ANTa−ANTc、ANTb−ANTc)の各々で測定された電圧(相互インダクタンスと対応する)でありうる。
図16の(B)を参照すると、フレキシブル・デバイス100を該当対角線方向にベンディングする程度を大きくするほど、即ち、水平面からフレキシブル・デバイス100までの最大高さであるHbが大きくなるほど、フレキシブル・デバイス100のベンディング方向と各アンテナ対(ANTa−ANTb、ANTa−ANTd、ANTa−ANTc、ANTb−ANTc)をなす第1アンテナと第2アンテナとの間の方向(Dab、Dad、Dac、Dbc)の対応する程度によって相互インダクタンス(Lm[mH])が変化量が変わる。
図16の(B)を参照すると、フレキシブル・デバイス100が該当対角線方向にベンディングされる程度を大きくするほど、即ち、水平面からフレキシブル・デバイス100までの最大高さであるHbが大きくなるほど、考慮する4個のアンテナ対(ANTa−ANTb、ANTa−ANTd、ANTa−ANTc、ANTb−ANTc)のうち、フレキシブル・デバイス100のベンディング方向である左上段から右下段への対角線方向と最も対応するように第1アンテナ及び第2アンテナが配置されたアンテナ対(ANTa−ANTd)で測定される相互インダクタンスは、最も大きく増加する。
即ち、第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTdからなるアンテナ対(ANTa−ANTd)で測定される相互インダクタンスの変化値(ΔLm(a−d)=Lm(a−d)’−Lm(a−d))が最大となる。ここで、Lm(a−d)は第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTdからなるアンテナ対(ANTa−ANTd)で測定される相互インダクタンスであり、Lm(a−d)’はフレキシブル・デバイス100のベンディング以後に第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTdからなるアンテナ対(ANTa−ANTd)で測定される相互インダクタンスであって、ベンディング以前のLm(a−d)より大きい値でありうる。
図16の(B)を参照すると、フレキシブル・デバイス100が該当対角線方向にベンディングされる程度を大きくしても、即ち、水平面からフレキシブル・デバイス100までの最大高さであるHbが大きくしても、考慮する4個のアンテナ対(ANTa−ANTb、ANTa−ANTd、ANTa−ANTc、ANTb−ANTc)のうち、フレキシブル・デバイス100のベンディング方向と対応しない方向に第1アンテナ及び第2アンテナが配置されたアンテナ対(ANTa−ANTb、ANTa−ANTc、ANTb−ANTc)で測定される相互インダクタンスの変化値は微小である。
ANTa−ANTb、ANTa−ANTc、ANTb−ANTcで測定される相互インダクタンスの変化値が実際にはある程度は発生することはあるが、説明の便宜のために、図16の(B)では変化値がないように概念的に図示する。
一方、フレキシブル・デバイス100のベンディング感知装置200は、該当対角線方向へのベンディング強度(Hb)に対応する各アンテナ別に相互インダクタンスの変化値を、基準情報として予め格納しておくことができる。
以下、平らな状態でのフレキシブル・デバイス100が特定程度(Hb’)だけベンディングされた場合、即ち、水平面からフレキシブル・デバイス100までの最大高さであるHbが特定Hb’になるようにフレキシブル・デバイス100がベンディングされた場合の、フレキシブル・デバイス100のベンディングを感知する例を、図17を参照しながら説明する。
図17は、一実施形態に係るフレキシブル・デバイス100のベンディング(第2ベンディング類型)を相互インダクタンスに基づいて感知することを例示的に示す図である。
図17の(A)は、水平面からフレキシブル・デバイス100までの最大高さHbがHb’であるベンディングされた状態を示す図である。
図17の(B)は、水平面からフレキシブル・デバイス100までの最大高さHbがHb’になるようにベンディングされる前後の各々で、4個のアンテナ対(ANTa−ANTb、ANTa−ANTd、ANTa−ANTc、ANTb−ANTc)の各々で測定された相互インダクタンスをグラフで示す図である。
図17の(B)を参照すると、水平面からフレキシブル・デバイス100までの最大高さHbがHb’になるようにフレキシブル・デバイス100がベンディングされた後で、4個のアンテナ対(ANTa−ANTb、ANTa−ANTd、ANTa−ANTc、ANTb−ANTc)の各々で測定された相互インダクタンスは、フレキシブル・デバイス100のベンディング方向と4個のアンテナ対(ANTa−ANTb、ANTa−ANTd、ANTa−ANTc、ANTb−ANTc)の各々での第1アンテナと第2アンテナとの間の方向(Dab、Dad、Dac、Dbc)の対応程度によって変わる。
図17の(B)を参照すると、フレキシブル・デバイス100のベンディング前後で、4個のアンテナ対(ANTa−ANTb、ANTa−ANTd、ANTa−ANTc、ANTb−ANTc)の各々で測定された相互インダクタンスの変化値のうち、フレキシブル・デバイス100のベンディング方向である左上段から右下段への対角線方向と同一な方向に第1アンテナと第2アンテナが配置されたアンテナ対(ANTa−ANTd)で測定された相互インダクタンスの変化値が最大になることが分かる。
即ち、第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTbからなるアンテナ対(ANTa−ANTb)でベンディング前後に測定された相互インダクタンスの変化値(ΔLm(a−b)=Lm(a−b)’−Lm(a−b))と、第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTdからなるアンテナ対(ANTa−ANTd)でベンディング前後に測定された相互インダクタンスの変化値(ΔLm(a−d)=Lm(a−d)’−Lm(a−d))と、第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTcからなるアンテナ対(ANTa−ANTc)でベンディング前後に測定された相互インダクタンスの変化値(ΔLm(a−c)=Lm(a−c)’−Lm(a−c))と、第1アンテナ及び第2アンテナがANTb及びANTcからなるアンテナ対(ANTb−ANTc)でベンディング前後に測定された相互インダクタンスの変化値(ΔLm(b−c)=Lm(b−c)’−Lm(b−c))のうち、第1アンテナ及び第2アンテナであるANTa及びANTdがフレキシブル・デバイス100のベンディング方向(横方向)と対応するように配置されたアンテナ対(ANTa−ANTd)で測定された相互インダクタンスの変化値(ΔLm(a−d))が最大となる。
これは、フレキシブル・デバイス100がベンディングされた結果、第1アンテナ及び第2アンテナがANTa及びANTdからなるアンテナ対(ANTa−ANTd)で測定された相互インダクタンス(Lm(a−d)’)が最も大きく変化したためである。
したがって、フレキシブル・デバイス100のベンディング前後で、相互インダクタンスの変化値が最も大きいアンテナ対をなす第1アンテナ(ANTa)と第2アンテナ(ANTd)との間の方向に該当する方向、即ち、左上段から右下段への対角線方向をフレキシブル・デバイス100のベンディング方向と決定することができる。
また、一例に、ベンディング感知部220は、フレキシブル・デバイス100のベンディング前後で、各アンテナ対で測定された相互インダクタンスの変化値を予め格納された基準情報に該当する各アンテナ対別ベンディング強度(1/Hb)に対応する自己インダクタンスの変化値(図17の(B)で点線)と比較して、フレキシブル・デバイス100のベンディング強度をHb’またはこれと対応する値と決定することができる。
図17を参照して前述したような方式と同様に、フレキシブル・デバイス100が他の対角線方向(即ち、右上段から左下段への対角線方向)にベンディングされた場合、ベンディング方向、ベンディング強度などを決定してベンディング感知を行なうことができる。
以下、図1から図17を参照して説明したフレキシブル・デバイス100のベンディング感知方法を、図18を参照しながら簡略にまた説明する。
図18は、一実施形態に係るフレキシブル・デバイス100のベンディング感知方法に対する流れ図である。
図18を参照すると、一実施形態に係るフレキシブル・デバイス100のベンディング感知方法は、フレキシブル・デバイス100がベンディングされるステップ(S1810)と、フレキシブル・デバイス100と共にベンディング可能に配置された複数のアンテナに対するインダクタンスを測定するステップ(S1820)と、複数のアンテナに対するインダクタンスの測定結果に基づいて上記フレキシブル・デバイス100のベンディングを感知するステップ(S1830)などを含む。
以上、説明したように、本発明によれば、フレキシブル・デバイス100のベンディング感知のためのフレキシブル・デバイスとそのベンディング感知方法及び装置を提供する効果がある。
一方、本明細書では、ベンディング感知装置200がフレキシブル・デバイス100に含まれた構成であると記載したが、これは説明の便宜のための例示であり、ベンディング感知装置200はフレキシブル・デバイス100に含まれる構成の一部であることもできるが、フレキシブル・デバイス100それ自体が感知装置を兼ねる装置でありうる。
以上の説明及び添付の図面は本発明の技術思想を例示的に示すことに過ぎないものであって、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で構成の結合、分離、置換、及び変更などの多様な修正及び変形が可能である。したがって、本発明に開示された実施形態は本発明の技術思想を限定するためのものでなく、説明するためのものであり、このような実施形態によって本発明の技術思想の範囲が限定されるものではない。本発明の保護範囲は請求範囲によって解釈されなければならず、それと同等な範囲内にある全ての技術思想は本発明の権利範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
100 フレキシブル・デバイス
200 ベンディング感知装置
210 アンテナ部
220 ベンディング感知部
230 フレキシブル・パネル
240 プロセッサ
310 制御部
320 ジェネレータ
330 測定部

Claims (8)

  1. フレキシブル・ディスプレイデバイスと共にベンディング可能に配置された複数のアンテナと、
    前記複数のアンテナに対するインダクタンスまたは前記インダクタンスに対応する情報に基づいて前記フレキシブル・ディスプレイデバイスのベンディングを感知するベンディング感知部と、
    を含み、
    前記複数のアンテナは、
    前記フレキシブル・ディスプレイデバイスの中心を基準に配置角度が互いに異なるように配置され、
    前記フレキシブル・ディスプレイデバイスの横方向に配置された少なくとも1つのループアンテナと、前記フレキシブル・ディスプレイデバイスの縦方向に配置された少なくとも1つのループアンテナと、前記フレキシブル・ディスプレイデバイスの対角線方向に配置され、配置方向が相異する2つ以上のループアンテナを含み、
    前記複数のアンテナは互いにオーバーラップしており、
    前記複数のアンテナの各々での自己インダクタンスに基づいて前記フレキシブル・ディスプレイデバイスのベンディングを感知する
    ことを特徴とする、フレキシブル・ディスプレイデバイスのベンディング感知装置。
  2. フレキシブル・ディスプレイデバイスと共にベンディング可能に配置された複数のアンテナと、
    前記複数のアンテナに対するインダクタンスまたは前記インダクタンスに対応する情報に基づいて前記フレキシブル・ディスプレイデバイスのベンディングを感知するベンディング感知部と、
    前記複数のアンテナから第1アンテナを選択できるスイッチと、前記複数のアンテナから第2アンテナを選択できるスイッチと、
    を含み、
    前記複数のアンテナは、
    前記フレキシブル・ディスプレイデバイスの垂直線または水平線を基準に互いに対称になるように配置され、配置領域が互いに異なるように配置された3個以上のアンテナを含み、
    前記ベンディング感知部は、
    記第1アンテナ及び前記第2アンテナの組合せにより構成された2つ以上のアンテナ対の各々での相互インダクタンスに基づいて前記フレキシブル・ディスプレイデバイスのベンディングを感知する、
    前記2つ以上のアンテナ対の各々をなす第1アンテナから第2アンテナへの方向が互いに異なる、
    ことを特徴とする、フレキシブル・ディスプレイデバイスのベンディング感知装置。
  3. 前記ベンディング感知部は、前記複数のアンテナの各々に対し、前記フレキシブル・ディスプレイデバイスのベンディング以前とベンディング以後の自己インダクタンスの変化値を把握し、前記複数のアンテナの各々で把握された自己インダクタンスの変化値を比較して、比較結果と前記複数のアンテナの各々の配置方向に基づいて、前記フレキシブル・ディスプレイデバイスのベンディング方向を決定することを特徴とする、請求項1に記載のフレキシブル・ディスプレイデバイスのベンディング感知装置。
  4. 前記ベンディング感知部は、前記複数のアンテナの各々で把握された自己インダクタンスの変化値の大きさに基づいて、前記フレキシブル・ディスプレイデバイスのベンディング強度を決定することを特徴とする、請求項に記載のフレキシブル・ディスプレイデバイスのベンディング感知装置。
  5. 前記複数のアンテナは、前記フレキシブル・ディスプレイデバイスの1つ以上の垂直線または1つ以上の水平線により分割される領域に各々配置されることを特徴とする、請求項2に記載のフレキシブル・ディスプレイデバイスのベンディング感知装置。
  6. 前記2つ以上のアンテナ対の各々をなす第1アンテナと第2アンテナとは互いに対称になり、前記フレキシブル・ディスプレイデバイスのベンディング後に、前記2つ以上のアンテナ対のうち、少なくとも1つのアンテナ対をなす第1アンテナと第2アンテナとの間の距離変化量がその他のアンテナ対をなす第1アンテナと第2アンテナとの間の距離変化量より大きいように、前記複数のアンテナが配置されることを特徴とする、請求項2に記載のフレキシブル・ディスプレイデバイスのベンディング感知装置。
  7. 前記ベンディング感知部は、前記2つ以上のアンテナ対の各々に対し、前記フレキシブル・ディスプレイデバイスのベンディング以前とベンディング以後の相互インダクタンスの変化値を把握し、前記2つ以上のアンテナ対の各々で把握された相互インダクタンスの変化値を比較して、比較結果と前記2つ以上のアンテナ対の各々をなす第1アンテナから第2アンテナへの方向に基づいて、前記フレキシブル・ディスプレイデバイスのベンディング方向を決定することを特徴とする、請求項2に記載のフレキシブル・ディスプレイデバイスのベンディング感知装置。
  8. 前記ベンディング感知部は、前記2つ以上のアンテナ対の各々で把握された相互インダクタンスの変化値の大きさに基づいて、前記フレキシブル・ディスプレイデバイスのベンディング強度を決定することを特徴とする、請求項に記載のフレキシブル・ディスプレイデバイスのベンディング感知装置。
JP2014188632A 2013-10-01 2014-09-17 フレキシブル・デバイス及びそのベンディング感知装置 Active JP6121960B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2013-0117187 2013-10-01
KR1020130117187A KR102022322B1 (ko) 2013-10-01 2013-10-01 플렉시블 디바이스 및 그 벤딩 감지 장치

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015072268A JP2015072268A (ja) 2015-04-16
JP6121960B2 true JP6121960B2 (ja) 2017-04-26

Family

ID=51751899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014188632A Active JP6121960B2 (ja) 2013-10-01 2014-09-17 フレキシブル・デバイス及びそのベンディング感知装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9863915B2 (ja)
EP (1) EP2857926B1 (ja)
JP (1) JP6121960B2 (ja)
KR (1) KR102022322B1 (ja)
CN (1) CN104517529B (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD778249S1 (en) * 2013-04-08 2017-02-07 Lg Electronics Inc. Television receiver
USD778248S1 (en) * 2013-04-08 2017-02-07 Lg Electronics Inc. Television receiver
US10557824B1 (en) * 2015-06-17 2020-02-11 SeeScan, Inc. Resiliently deformable magnetic field transmitter cores for use with utility locating devices and systems
KR20170089251A (ko) * 2016-01-26 2017-08-03 삼성전자주식회사 장치 및 그 장치에서 모션을 인식하여 장치를 제어하기 위한 방법
KR102399297B1 (ko) * 2016-01-27 2022-05-19 삼성디스플레이 주식회사 터치 패널 및 이를 포함하는 터치 스크린 패널
CN105803624B (zh) * 2016-04-19 2017-12-12 东华大学 具有无线信号传输功能的弯曲应变传感织物的制备方法
CN105887287B (zh) * 2016-04-19 2017-12-12 东华大学 具有无线信号传输功能的压缩传感织物的制备方法
CN105928980B (zh) * 2016-04-19 2018-06-26 东华大学 织物拉伸传感器的制备方法
CN108267077A (zh) * 2017-01-04 2018-07-10 昆山国显光电有限公司 一种柔性屏弯曲识别方法、装置以及一种柔性屏
CN107036525B (zh) * 2017-05-23 2019-06-28 京东方科技集团股份有限公司 柔性屏弯曲检测装置和方法、柔性屏
CN108700399B (zh) * 2017-06-30 2020-10-02 深圳市柔宇科技有限公司 一种距离测量装置、距离测量方法以及柔性显示装置
CN109427258B (zh) * 2017-09-05 2021-09-17 乐金显示有限公司 显示装置
CN108594934B (zh) * 2018-03-12 2020-06-02 维沃移动通信有限公司 一种终端设备以及其控制方法
CN109818687B (zh) * 2019-01-31 2021-11-09 青岛海信移动通信技术股份有限公司 折叠屏的折叠状态识别方法、装置、设备和存储介质
KR20200144772A (ko) * 2019-06-19 2020-12-30 삼성전자주식회사 전자 장치의 형태 변화에 기반한 5g 통신 방법 및 이를 위한 전자 장치
CN112243051B (zh) 2019-07-17 2021-10-22 北京小米移动软件有限公司 移动终端、天线控制方法及存储介质
CN111405104B (zh) * 2020-03-17 2021-04-16 京东方科技集团股份有限公司 柔性屏卷曲位置检测装置、方法、设备及介质
CN114078427B (zh) * 2021-11-11 2022-09-27 武汉华星光电半导体显示技术有限公司 一种可拉伸显示模组及其控制方法和检测方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003057003A (ja) 2001-08-18 2003-02-26 Ribekkusu:Kk 曲げ角度・力検出器
JP4255048B2 (ja) * 2002-08-02 2009-04-15 横浜ゴム株式会社 タイヤの歪み状態検出方法、歪み状態検出装置及びそのセンサユニット並びにこれを備えたタイヤ
US9132689B2 (en) 2004-03-19 2015-09-15 The Nielsen Company (Us), Llc Gathering data concerning publication usage
KR100643756B1 (ko) * 2004-09-10 2006-11-10 삼성전자주식회사 유연소자, 유연압력센서, 및 이들의 제조방법
US7673528B2 (en) * 2005-05-12 2010-03-09 Euisik Yoon Flexible modular sensor systems
US7498802B2 (en) 2006-07-10 2009-03-03 3M Innovative Properties Company Flexible inductive sensor
WO2008140490A2 (en) * 2006-11-21 2008-11-20 Cornell Research Foundation, Inc. Flexible substrate sensor system for environmental and infrastructure monitoring
WO2009072042A2 (en) * 2007-12-06 2009-06-11 Koninklijke Philips Electronics N.V. Angular sensor, angle measurement system, base station, garment and band aid or plaster comprising an angular sensor
US9038483B2 (en) * 2009-09-08 2015-05-26 University Of Massachusetts Wireless passive radio-frequency strain and displacement sensors
JP5406662B2 (ja) 2009-10-23 2014-02-05 旭化成せんい株式会社 センシング部材、及び当該センシング部材を具備するセンサ
EP2353505A1 (en) 2010-02-03 2011-08-10 Nederlandse Organisatie voor toegepast -natuurwetenschappelijk onderzoek TNO Method, brace and system for measuring torsion or bending of a part of a human or animal body
JP2013105312A (ja) * 2011-11-14 2013-05-30 Sony Corp 情報処理装置、制御方法およびプログラム
KR101971903B1 (ko) * 2012-03-19 2019-04-24 삼성전자 주식회사 휴대용 단말기의 안테나 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015072268A (ja) 2015-04-16
CN104517529B (zh) 2017-08-25
CN104517529A (zh) 2015-04-15
EP2857926A1 (en) 2015-04-08
US9863915B2 (en) 2018-01-09
EP2857926B1 (en) 2019-05-01
US20150090044A1 (en) 2015-04-02
KR20150038873A (ko) 2015-04-09
KR102022322B1 (ko) 2019-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6121960B2 (ja) フレキシブル・デバイス及びそのベンディング感知装置
CN106802739B (zh) 触控点检测电路、电感式触控屏及触控显示装置
JP5819565B1 (ja) 位置検出ユニット
EP2637082B1 (en) Sensor of electromagnetic induction type coordinate input device
JP6012038B2 (ja) 電磁誘導方式の位置検出センサ及び位置検出装置
JP6154696B2 (ja) 座標検出装置
CN110987032B (zh) 磁编码器、绝对电角度检测方法、系统及可读存储介质
JP7189291B2 (ja) 位置検出センサおよび位置検出装置
US6670561B2 (en) Coordinates input method
WO2016056272A1 (ja) 検出装置、入力装置及び検出方法
WO2013168428A1 (ja) 力率計測装置
US8395597B2 (en) Method and device for providing an equi-potential touch screen
JPWO2015125170A1 (ja) 指定位置検出装置
CN107797702B (zh) 压力传感器、显示面板及显示装置
US11041919B2 (en) System for determining shape of flexible display device
JP2016031767A (ja) 位置検出ユニット
JP2019071142A (ja) 位置検出ユニット
TWI714512B (zh) 電磁感應式座標定位裝置
WO2024171946A1 (ja) 位置検知システム、磁気センサ及びセンサブロック
US20210278915A1 (en) Electromagnetic induction type coordinate positioning apparatus
KR20120082807A (ko) 평면 형상 변형 방법 및 그 장치
WO2016103343A1 (ja) 座標検出装置
JP2016103779A (ja) 電子装置
CN105204696A (zh) 触控电极结构及控制装置
JPH04347720A (ja) 座標位置検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150825

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20151125

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20151225

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20160125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170302

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170330

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6121960

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250