JP6120497B2 - 穿刺制御装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ロボット技術を用いた穿刺制御装置及び方法に関する。
低侵襲治療は、患者の身体的負担が少なく、術後の内科的処置の削減やリハビリテーション期間の短縮を図ることができる効果的な治療法である。経皮的な低侵襲治療法として、穿刺針を直接臓器内の腫瘍組織に到達させて、ラジオ波、マイクロ波、レーザーなどにより腫瘍組織を壊死させる局所治療が注目されている。また、超音波やCTあるいはMRIといった機器で腫瘍の位置を確認しながら、皮膚に穿刺針を刺し、針が腫瘍内部に到達したことを確認できる穿刺装置が知られている。
穿刺制御装置では、穿刺針の先端が臓器の組織内の穿刺目標部位(たとえば、腫瘍組織)に正確に到達することが要求されている。しかし、穿刺作業では、穿刺誤差を生じるため、医師の技術や試行錯誤を必要とする上、また画像ガイダンスをもってしても難しい。穿刺誤差としては、たとえば、目標軌道誤差や、目標変位誤差のようなものが挙げられる。
目標軌道誤差は、穿刺針自体が臓器の組織内を進行する際の抵抗で変形するが、その変形が穿刺経路における組織の不均一性により一定でないために、針の進行方向が変位する誤差である。目標変位誤差は、臓器の組織内を進行する際に、針が臓器に与える力で臓器の組織が変形したり、また患者の姿勢に対して重力方向が変化することによって組織が変形して、目標部位が移動してしまうことにより生じる誤差である。
このような穿刺誤差は、穿刺針の先端が臓器の組織内の穿刺目標部位に正確に到達しない、または穿刺目標部位が移動することにより針が穿刺目標部位に至るまでの経路が予定経路と大きくなるなどの問題を生じる。
従来の穿刺制御装置では、針の進路を修正する際に、針先の力が臓器組織を通して穿刺目標部位に伝わることで、穿刺目標部位が変位する穿刺誤差が考慮されていなかった。そのため、穿刺目標部位が変位する毎に、進路修正を行なっていく装置や方法がある。
たとえば、特許文献1では、一般的なヒトの肝臓の各種情報(一般情報)を、穿刺対象患者の個体差に応じた個体情報に補正する穿刺制御装置が開示されている。この穿刺制御装置では、個体情報から得られたモデルによる情報と力センサ及び画像取得装置によって得られた力情報及び視覚情報とを複合して針の進路を決定し、アクチュエータに駆動指令を行う。
特開2006−271546号公報
特許文献1で開示される技術によれば、図9(a)に示すように、針21が目標部位に至るまで、以下のステップをとる。図9(a)は、特許文献1に開示される技術において、穿刺針が目標部位にいかに到達するかを概念的に表した図である。
まず、針21が臓器内に侵入していない状態で確認される目標部位の位置T1に向かって、臓器Oに針21が差し込まれる。臓器Oに針21が差し込まれて進行すると(P1)、その際の臓器外郭に与える力および侵入して針21が進行する力によって臓器が変形し、目標部位の位置T1が位置T2へと変位する。
この変位に合わせ、後続の制御ステップでは、移動した目標部位T2に向けて針が進路をP2へと変更する。そして、その進行による針21の押圧で生じる臓器の変形で、目標部位の位置T2が位置T3へと変化し、この移動によって針21が進路をT3へと変更する。その後、同様に、針21が進路をP3へと変更すると目標部位の位置T3が位置T4へと変化し、針21が進路をP4へと変更すると目標部位の位置T4が位置T5へと変化する。
このように、特許発明1で代表されるように進路を修正する方法では、実際の穿刺目標部位の変位は次の制御ステップにおける画像取得で認識され、再び針の進路が修正されることになる。この方法では、針の進路修正が穿刺目標部位の変位を許し、その変位に対して針の進路が常に後追いとなる。その結果、進路が振動的になったり、収束に時間を要するため、正常な組織を傷つけたり、最終的な穿刺精度が向上しないという問題がある。
本発明の目的は、マニピュレータにより、制御力および制御トルクが制御され、臓器の目標部位に向けて移動する穿刺針と、前記穿刺針の位置の情報を取得する検知手段と、前記臓器の中での前記穿刺針の進行によって変化する臓器の情報を取得する画像取得手段とを具備する臓器穿刺システムを構成し、前記穿刺針の先端の位置を制御する信号を前記マニピュレータに入力する穿刺制御装置であって、前記穿刺制御装置は、前記検知手段により取得された前記穿刺針の前記位置の情報により前記穿刺針の目標軌道からの変位を補償する信号を出力する目標軌道誤差補償制御フィルタと、前記臓器の特性を表すモデルに対応させて初期の制御パラメータが決定される目標変位補償制御フィルタと、前記目標軌道誤差補償制御フィルタが出力する信号と前記目標変位補償制御フィルタが出力する信号とを加算した信号を出力する加算器とを備える穿刺制御装置を提供することにある。
本発明によれば、穿刺目標部位の変位を最小限に抑えながら、穿刺針を到達させることができる。これにより、正常な組織を傷つけることなく、高精度に穿刺を行うロボットを実現することができる。
本発明における臓器穿刺システムの構成を示す図である。 本発明において、穿刺針と、臓器の目標部位との関係を示した図である。 本発明における拡大システムを示すブロック図である。 本発明における一般化プラントを示すブロック図である。 本発明における制御系を示すブロック図である。 (a)は本発明において、ニードルロボットの穿刺針がy座標の負方向に軌道から外れ、穿刺目標部位がy座標の負方向の位置に移動している場合を示した図である。(b)は、本実施例において、ニードルロボット31の穿刺針21がy座標の負方向に軌道から外れ、穿刺目標部位の変位がy座標の正方向に移動している場合を示した図である。 本発明における制御系全体を示すブロック図である。 本発明における制御シーケンスを示すフローチャートである。 (a)は特許文献1に開示される穿刺制御装置において、穿刺針の進行経路と、臓器の目標部位の移動の様子を示した概念図であり、(b)は、本発明を適用した穿刺制御装置において、穿刺針の進行経路と、臓器の目標部位の移動の様子を示した概念図である。
以下では、図1から図7を参照して、本発明の穿刺針制御装置およびそれを具備する臓器穿刺システムについて説明する。
図1は、臓器穿刺システムの概略の模式図を示す。臓器穿刺システムは、穿刺制御装置1とニードルロボット31と、画像取得手段33と、検知手段34とを具備する。穿刺制御装置1は、記憶手段2と、演算手段3とを備える。ニードルロボット31は、穿刺針21と、たとえばアクチュエータを有する多関節のマニピュレータ32とを備える。マニピュレータ32は、その先端に穿刺針21を把持する。穿刺制御装置1は、記憶手段2に格納した制御モデルにおいて、演算手段3により制御入力およびモデルの制御パラメータの更新などを行なって穿刺針21の先端の位置を制御する信号をマニピュレータ32に入力する。
画像取得手段33は、臓器の中での穿刺針21の進行によって変化する臓器の情報を取得する。検知手段34は、時々刻々と変化する穿刺針21の臓器の情報を画像として取得することが可能である。画像として取得される臓器の情報は、臓器の変形の具合や、穿刺針21の目標部位の位置の情報などを含む。また、臓器の情報は、角度センサから取得することも可能である。
図2は、穿刺針21の軌道制御と穿刺目標部位の位置変化の抑制の同時制御の概念を示している。臓器は要素および節点がそれぞれ任意の個数の有限要素モデルとすることができ、図2では、要素および節点を省略して表した有限要素モデルである臓器モデル22として表現しているものとする。穿刺針21は、第ne節点から臓器モデル22内に侵入し、その先端は第nt節点に至っているものと仮定する。穿刺針21は第nb節点の目標部位の位置23に向けて進行する。しかし、穿刺針21の押圧力によって、実際の目標部位第nb節点は、変位量(shift)をもって位置23に、位置24から移動する。図2では、穿刺針21の臓器への侵入により、臓器モデル22への初期の穿刺目標部位の位置23が、穿刺目標部位の初期位置24から移動したことを表している。また、この変位量は、画像取得手段33によって、変位unb,vnbとして取得される。穿刺針21の先端の位置は、検知手段34によって検知され取得される。
本発明では、従来の穿刺針制御装置と異なり、穿刺目標部位の位置変化の抑制を行なおうとするものである。したがって、ニードルロボット31の特性に加えて、臓器モデル22の特性を合わせて取り込む必要がある。そこで、穿刺制御装置1の記憶部に格納されるニードルロボット31のモデルに、以下のとおり臓器モデル22を含めて、拡大システム25としてモデリングを行なう。
1)モデリング
ニードルロボット31の質量、重心周りの慣性モーメントをそれぞれmn, Jnとする。本発明では、穿刺針21の重心の変位xn, ynおよび回転角度θnのそれぞれに対して、穿刺針21に付与されるx方向の制御力fx,と、y方向の制御力fyと、穿刺針21に付与される重心周りの制御トルクtnとが、任意に印加するものとして説明する。このとき、穿刺針21の運動方程式は、式(1)により表される。
Figure 0006120497
ここで、
Figure 0006120497
とおくとニードルロボットの状態方程式、出力方程式は、式(2)と式(3)のようになる。
Figure 0006120497
つぎに、臓器モデル22は、要素数m、節点数nの有限要素モデルとする。この有限要素分割された各接点に剛性パラメータ,質量パラメータ,減衰パラメータを配分し、臓器の特性を表す剛性マトリクスをK、質量マトリクスをM、減衰マトリクスCをもつ臓器モデル22として構成する。第n節点のx,y方向の変位をun,vnとし、作用する節点力をfxn,fynとすると、全体の節点変位ベクトルδおよび節点力ベクトルfは、以下のようにと表せる。
Figure 0006120497
これを用いて、運動方程式を表すと、以下の式(4)となる。
Figure 0006120497

ここで、式(4)の第2項、第3項は、臓器モデル22が節点の各変位によって、剛性,減衰が変動する非線形系であることを示している。
本実施例では、ニードルロボット31の穿刺針21の先端の力が臓器モデル22の第nt節点のみに印加するとすれば、節点力fは行列表記で、式(5)のように表される。
Figure 0006120497
ここで、
Figure 0006120497
とおくと臓器モデルの状態方程式は式(6)となる。
Figure 0006120497
また、第nb節点が穿刺目標部位であるとし、その変位unb,vnbがMRIなどの画像取得手段により観測可能であるとすると、出力方程式を式(7)とすることができる。
Figure 0006120497
つぎに、ニードルロボットと臓器モデルの拡大システム25の状態量を
Figure 0006120497
とおくと、拡大システム25の状態方程式、出力方程式は、それぞれ式(8)と式(9)となる。
Figure 0006120497

Figure 0006120497
式(8)から、ニードルロボット31への制御入力は、ニードルロボット31(マニピュレータ32のアクチュエータ)を駆動することに加えて、臓器モデル22を変更可能なことを示している。これにより、好適に制御入力を決定することにより、ニードルロボット31の変位と臓器モデル22での穿刺目標部位の位置23の変位とを同時に調整することが可能であり、正確な穿刺を行うことができる。制御入力の導出方法については次に説明する。
図3に拡大システム25のブロック線図を示す。拡大システム25のモデルは式(8)で示されるモデルである。拡大システム25は、式(2)のニードルロボット31のブロック26と、式(6)の臓器モデル22のブロック27とを具備する。信号パス28は臓器モデル22の力が印加される節がブロック26の出力により変更されることを示している。信号パス29は、ブロック27の臓器モデル22の剛性マトリクスをK,質量マトリクスをM,減衰マトリクスCを変更する。
2)穿刺針制御装置制御系
本発明では、まずニードルロボット31の穿刺針21の先端が穿刺目標部位の位置23まで到達する目標軌道をまず設定する。そして、ニードルロボット31が目標軌道に追従しながらも、穿刺目標部位の位置23の変位を最小限に抑えること実現する制御系の設計を行う。制御系の設計方法は各種知られているが、本実施例では、H∞制御系による設計方法を示す。まず、H∞制御系設計のために一般化したプラントモデルを用意する。図4は、そのプラントモデルを示す。ここで、w1,w21,w22は外部入力、z1,z21,z22は制御量であり、Wt,Ws1,Ws2は重み関数のフィルタ41,42,43である。特に、z21,z22はそれぞれ、ロボットの軌道追従性能、穿刺目標部位の変位に対する制御量である。重み関数を設計し、外部入力w1からの制御量z21,z22を評価することによって、軌道追従誤差と穿刺目標部位の変位の最小化を同時に実現する。設計するべき制御系は、そのプラントモデル(実際には、実プラント)に接続されることを考慮し、yおよびyoを入力とし、制御入力uを出力とするように設計する。そして、外部入力wnから制御量zmまでのプラントモデルと制御系からなる閉ループ系の伝達関数をGzmwnと表記すると、H∞制御系は以下の式(10)として表された評価関数を用いて設計される。
Figure 0006120497
ここで、Gz21w1は、図4に示したプラントモデルにおいて、制御入力uからニードルロボット31の穿刺針21の先端の位置yまでの整定関数に重み関数Ws1を乗じた伝達関数を表す。これの∞ノルム最小化するように制御系を求めることによってニードルロボットの軌道追従を実現する。またGz22w1は、制御入力uから穿刺目標部位yoまでの整定関数に重み関数Ws2を乗じた伝達関数を表し、これの∞ノルムを最小化するように制御系を求めることによってニードルロボットの制御入力により穿刺目標部位の変位を抑えることができる。(10)式により、Gz21w1 とGz22w1を同時に評価することで、軌道追従と穿刺目標部位の変位を同時に制御する制御系を導出する。式(10)において、γは正数であり、なるべく小さな値となるように制御系を求める。なお、モデル誤差などを考慮する場合はすべての評価パスGz1w1を用いても良い。制御系は以下に示す状態方程式で実現される。ここで、xkは制御系の状態量である。
Figure 0006120497
図5に、設計された制御系10のブロック線図を示す。制御系10は式(11),(12)で表される状態方程式、出力方程式に対応する。制御系10は、目標軌道誤差補償制御ブロック7と、目標変位補償制御ブロック8と、加算器13とを備える。まず、目標軌道の位置rと実際の穿刺針21の位置yとの差を表す差信号入力(r−y)が穿刺針21の位置yの信号が目標軌道の位置rに近づくように目標軌道誤差補償制御ブロック7に入力される。そして、目標軌道誤差補償制御ブロック7は差信号入力(r−y)を小さくなるような穿刺針21の位置に応じたニードルロボット31の軌道追従誤差を補償する制御入力である目標軌道補償信号u'を生成し出力する。また、穿刺針21の位置yによって変化する実プラントの状態量xwによって、穿刺針21が臓器の中を進行している状態の臓器の実特性を表すように目標変位補償制御ブロック7の制御パラメータが更新される。制御パラメータが更新された目標軌道誤差補償制御ブロック7は、差信号入力(r−y)に対して、実際の状態の実プラントの状態量xwに合うように、目標軌道補償信号u'を生成し出力することが可能となる。目標軌道補償信号u'は、穿刺針21の位置に応じたニードルロボット31の軌道追従誤差を補償する制御入力となっている。
目標変位補償制御ブロック8は、臓器の特性を表す臓器モデルに対応し、前記臓器モデルに基づいて初期の制御パラメータが決定される。穿刺針21の位置yの信号が目標変位補償制御ブロック8に入力されると、目標変位補償制御ブロック8は穿刺針により臓器内における穿刺目標部位の変位を最小化するため目標部位補償信号u''を生成し出力する。目標変位補償制御ブロック8は、実プラントの状態量xwによって、穿刺針21が臓器の中を進行している状態の臓器の実特性を表すように目標変位補償制御ブロック8の制御パラメータが、更新される。制御パラメータが更新された目標変位補償制御ブロック8は、位置yの信号に対して、実際の状態の実プラントの状態量xwに合うように、臓器内における穿刺目標部位の変位の位置に応じた目標部位補償信号u''を生成し出力することが可能となる。
加算器13は、目標軌道誤差補償制御ブロック7の出力u'と目標変位補償制御ブロック8との出力u''の和である制御入力uを演算する。制御入力uが目標軌道誤差補償制御ブロック7および目標変位補償制御ブロック8に入力されると、穿刺針21の位置を制御するようにニードルロボット31のアクチュエータを駆動する。それに伴って、加算器13の加算信号である制御入力uが目標変位補償制御ブロック8に入力される。そして、その入力に応じて、制御力および制御トルクで穿刺針が進行することによって目標部位の位置が変化する。それを画像取得手段33によって変化する実プラントの状態量xwとして取得する。実プラントの状態量xwによって、穿刺針21が臓器の中を進行している状態の臓器の実特性を表すように目標変位補償制御ブロック8(臓器モデル)の制御パラメータが更新されることを示す。
具体的には、図1の穿刺針制御装置1の記憶手段2または演算手段3において目標軌道誤差補償制御ブロック7は目標軌道誤差補償制御フィルタとして、目標変位補償制御ブロック8は目標変位補償制御フィルタとして構成可能である。以下、それぞれ、目標軌道誤差補償制御フィルタ7および目標変位補償制御フィルタ8として説明する。
ここで、目標軌道補償信号u'と、目標部位補償信号u''と、加算信号uの成分を考える。目標軌道補償信号u',目標部位補償信号u'',加算信号uは、それぞれ、u=[fx, fy, tθ]T、u'=[fx' fy' tθ']T、u=[fx, fy, tθ]Tを成分量として有するベクトル量として表される。以下、この制御系の働きを説明する。実際には、制御系はニードルロボット31の状態と臓器モデルの状態により複雑に制御入力ベクトルu'の各成分およびu''の各成分が出力され加算された加算信号uが出力される。ここでは、簡単のために、特に制御トルクtθのみを取り上げて説明するが、他の成分である穿刺針21に付与される制御力fx,fy も同様である。
まず、ニードルロボット31の穿刺針21の先端が、臓器の抵抗による穿刺誤差により、図6(a)のようにy座標の負方向に軌道から外れ、穿刺目標部位の位置23がy座標の負方向の位置24に移動しているケースを例にとる。この場合、目標軌道誤差補償制御フィルタ7はニードルロボットを軌道に追従させるため、制御トルクtθ'に正の値を出力する。また、目標変位補償制御フィルタ8では、ニードルロボット31への制御入力により穿刺目標部位の変位を0にしようと働くためtθ''に正の値を出力する。この2つの信号が加算器13によって加算されるため、制御パラメータが更新された目標変位補償制御ブロック8によって、穿刺目標部位の変位を最小にするように、入力信号を生成する。これにより、ニードルロボットの軌道制御に加えて穿刺目標部位の変位を最小に抑える制御が実現される。
つぎに、ニードルロボット31の穿刺針21の先端が、図6(b)のようにy座標の負方向に軌道から外れ、穿刺目標部位の変位がy座標の正方向に移動しているケースを例にとる。この場合、目標軌道誤差補償制御フィルタ7はニードルロボットを軌道に追従させるため、制御トルクtθ'に正の値を出力する。しかし、目標変位補償制御フィルタ8はニードルロボットへの制御入力により穿刺目標部位の変位を0にしようと働くためtθ''に負の値を出力する。
すなわち、これらの例のように、目標変位補償制御ブロック8の制御パラメータは臓器モデル22によって変更され、穿刺目標部位の変位を目標部位の移動方向と反対方向に移動させる入力u''=[fx'' fy'' tθ'']Tを発生可能となる。
そして、これらの2つの信号は加算器13によって加算されるため、結果的にニードルロボット31を駆動する制御トルクtθはニードルロボット単体の駆動を考慮しているtθ'よりも小さな値に減ざれる。穿刺目標部位の変位はなるべく初期の位置を保つような方向に移動させる入力u''=[fx'' fy'' tθ'']Tを、ニードルロボット31のアクチュエータへの制御入力u'=[fx' fy' tθ']Tに加算器13によって加算することができる。
この結果、穿刺目標部位の変位を最小にして、ニードルロボットは緩やかに軌道に復帰する動作が実現される。臓器の特性はニードルロボットの位置により変動するため、制御トルクtθの穿刺目標位置に対する影響が低減される位置において速やかな軌道の復帰が行われる。それでも軌道の復帰が緩やかすぎる場合は、数値シミュレーションを行い重み関数Ws1,Ws2を調整すればよい。
前記、図6(a)および図6(b)の場合には、ニードルロボット31の穿刺針21の先端が、図6(b)のようにy座標の負方向に軌道から外れた場合を説明した。ニードルロボット31の穿刺針21の先端がy座標の正方向に軌道から外れた場合も、同様である。この場合には、上記のtθ''の値の正負を逆に読み替えればよい。
図7では、拡大システム25の制御系に、穿刺システムの実プラント40を適用する際のブロック線図を示す。ここで、実プラント40は、式(8)で示した拡大システム25に対応し、システム行列および制御入力行列が状態量で変動する時変システムとなる。
図7では、図5で示した設計された制御系10の制御入力が実プラント40に入力される。図5で示したとおり、制御系10は、目標軌道誤差補償制御ブロック7と、目標変位補償制御ブロック8と、加算器13とを備える。目標変位補償制御フィルタ8では、前記臓器の特性を表すモデルに対応させて初期の制御パラメータを決定しておく。加算器13は、目標軌道誤差補償制御ブロック7の出力u'と目標変位補償制御ブロック8との出力u''の加算信号である制御入力uを演算する。制御入力uが実プラントであるニードルロボット31のマニピュレータ32に入力され穿刺針21の制御力および制御トルクとして出力される。制御力および制御トルクによって制御される穿刺針21によって、臓器が変形し目標部位が変移するなど臓器の特性が変化する。これを画像取得手段33により状態量として取得する。取得された状態量は、目標軌道誤差補償制御フィルタ7と目標変位補償制御フィルタ8へ入力される。目標軌道誤差補償制御フィルタ7と前記目標変位補償制御フィルタ8のそれぞれの制御パラメータは、入力された状態量によって更新される。加算器13での加算信号に応じて付与される制御力および制御トルクで穿刺針21が進行することで変化する臓器の状態量により、目標軌道誤差補償制御フィルタ7と前記目標変位補償制御フィルタ8のそれぞれの制御パラメータが時系列で逐次更新されることになる。すなわち、変化する臓器の状態量によって、制御パラメータが更新されることで、加算信号uは、穿刺する目標部位の変位を最小にするとともに、穿刺針21が緩やかに軌道に復帰させる入力信号となる。
また、図4のプラントモデルに示した制御量z21,z22のパスにおける重み関数のフィルタを図7の実プラント40の出力ラインに加えることができる。このフィルタは、検知手段34が取得する穿刺針21の位置の情報および画像取得手段33により画像として取得された臓器の情報により画定される状態量の出力に重み関数を乗じるものである。これにより、目標軌道誤差補償制御フィルタ7と前記目標変位補償制御フィルタ8のそれぞれの制御パラメータを更新する際に、穿刺針21に穿刺針21に付与される制御力および制御トルクが与える影響を変化させることが可能となる。
3)穿刺針制御装置の制御シーケンス
H∞制御理論は時変システムの制御性能を補償しない。そこで、次のような制御シーケンスを用いて穿刺制御を行う。この穿刺制御の制御シーケンスについて、図8に示したフローチャートを参照しながら、各ステップについて以下説明する。本実施例ではフィードバック制御系をH∞制御系で設計する例を示したが、最適制御やモデル予測制御等であっても構わない。
1.穿刺目標部位と穿刺部位を結ぶ軌道を生成する(S01)。
2.ニードルロボット先端を臓器モデルの穿刺部位に相当する第ne節点(une, vne)に移動する(S01)。
3.ニードルロボットの力が印加される第nt節点を第ne節点に設定する(S01)。拡大システムの状態量xwを初期化する(S01)。目標変位補償制御フィルタ8において、前記臓器の特性を表すモデルに対応させて初期の制御パラメータを決定する。
4.式(8)の拡大システムモデルを導出する。制御系導出のために、拡大システムモデルを更新する(S02)。更新では、モード打ち切り法等により低次元化する。
5.式(10)の評価関数に基づく制御系を導出する(S03)。
6.ニードルロボットの変位yと臓器の穿刺目標部位の変位yoを角度センサや画像などを用いて取得する(S04)。
7.ニードルロボットの穿刺針21の先端が臓器の目標部位に到達した場合には終了し、目標位置に到達していない場合には、ステップを継続する(S05)。
8.変位情報y, yoと式(12)を用いて制御入力uを生成する(S06)。
9.拡大システムモデルに制御入力uを印加し(S07)、状態量xwを演算する(S08)。
10.ニードルロボット31にサンプリング時間Δtの期間、制御入力uを印加し駆動する(S09)。画像取得装置により、穿刺針21の臓器の中での進行によって変位する目標部位の変位情報を取得する(S08)。また、検知手段により穿刺針21の先端部分の位置の情報を取得する(S08)。
11.拡大システムモデルを用いてニードルロボットの穿刺針の先端部分の応力等を演算し、または同時にモデルの変位情報を比較し、ニードルロボットの先端の変位が、臓器モデル22の第何節に相当するかを同定する。
12.拡大システムモデルを更新するステップに戻る(S02)。
上記説明したとおり、本発明の臓器穿刺システムでは、図9(b)に示すように、以下のステップをとる。図9(b)は、本実施例を適用する装置および方法において、穿刺針21が目標部位にいかに到達するかを概念的に表した図である。
まず、穿刺針21が臓器の中に侵入していない状態で確認される目標部位の位置T1に向かって、臓器Oに針21が差し込まれる。臓器Oに針21が差し込まれて進行すると(P1)、その際の臓器外郭に与える力および侵入して針21が進行する力によって臓器が変形し、目標部位の位置T1が位置T2へと変位することが予測される。この変位を予測し、後続の現実の制御ステップでは、状態変数によって臓器モデルを更新し、その出力によって、移動すると予測される方向の目標部位T2に向けた進路をP2へと変更する。これにより、目標部位はT1側に戻る側に変位する。
またその変位が、たとえば、逆に、初期の目標部位T1を超える場合には、移動すると予測される方向の目標部位T3に向けた進路をP3へと変更し、目標部位はT1側に戻る側に変位する。
本発明臓器穿刺システムでは、目標部位が初期の位置を保つような最短の距離となるように穿刺針21の進行方向を決定し、正確に穿刺針21を目標部位に到達させることができるよう穿刺制御装置がニードルロボット31の動作を制御することができる。

Claims (9)

  1. マニピュレータにより、制御力および制御トルクが制御され、臓器の目標部位に向けて移動する穿刺針と、
    前記穿刺針の位置の情報を取得する検知手段と、
    前記臓器の中での前記穿刺針の進行によって変化する前記臓器の前記目標部位の変位量を取得する画像取得手段と、を具備する臓器穿刺システムにおいて、前記穿刺針の位置を制御する信号を前記マニピュレータに対して出力する穿刺制御装置であって、
    前記穿刺制御装置は、
    前記検知手段により取得された前記穿刺針の前記位置の情報に応じて前記穿刺針の目標軌道からの変位が小さくなるように前記制御力および前記制御トルクを制御する目標軌道補償信号を生成する目標軌道誤差補償制御フィルタと、
    前記臓器の特性を表すモデルに対応させて初期の制御パラメータが決定される目標変位補償制御フィルタであって、前記目標部位の前記変位量が最小となるように前記制御力および前記制御トルクを制御する目標変位補償信号を生成する目標変位補償制御フィルタと、
    前記目標軌道誤差補償制御フィルタが出力する目標軌道補償信号と前記目標変位補償制御フィルタが出力する前記目標変位補償信号とを加算した加算信号を生成し、マニピュレータに対して出力する加算器とを備え、
    前記目標軌道誤差補償制御フィルタと前記目標変位補償制御フィルタとにおいて、前記目標軌道補償信号と前記目標変位補償信号とを生成するための制御パラメータは、前記加算信号により前記マニピュレータにおいて前記制御力および前記制御トルクが制御されることにより前記穿刺針が前記臓器の中を進行して前記臓器の状態量が変化したことが前記画像取得手段によって、前記目標部位の変位量として取得される毎に、更新される穿刺制御装置。
  2. 前記検知手段が取得する前記穿刺針の位置の情報および前記画像取得手段により取得された臓器の状態量に重み関数を乗じる重み関数フィルタを備え、前記マニピュレータへ入力される信号は、前記加算信号が前記重み関数フィルタに入力された後に前記重み関数フィルタから出力された信号である請求項1に記載の穿刺制御装置。
  3. 前記臓器の前記状態量は、臓器の剛性、臓器の質量、臓器に作用する力の減衰量の少なくとも一つを含む請求項1に記載の穿刺制御装置。
  4. マニピュレータと、
    前記マニピュレータにより、制御力および制御トルクが制御される臓器の目標部位に向けて移動する穿刺針と、
    前記穿刺針の位置の情報を取得する検知手段と、
    前記臓器の中での前記穿刺針の進行によって変位する前記目標部位の変位量を取得する画像取得手段と、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の穿刺制御装置とを備える臓器穿刺システム。
  5. 制御装置によって動作が制御されるマニピュレータによって、制御力および制御トルクを制御しながら、臓器の目標部位に向けて穿刺針を移動させ、前記臓器の中での前記穿刺針の進行によって変化する前記臓器の状態に応じて穿刺針の位置を前記制御装置で制御する穿刺制御方法であって、
    前記穿刺制御方法は、
    前記穿刺針の前記位置の情報を取得する針位置情報取得工程および前記臓器の前記目標部位の変位量を取得する画像取得工程と、
    前記取得された前記穿刺針の前記位置の情報に応じて、前記穿刺針の目標軌道からの変位が小さくなるように前記制御力および前記制御トルクを制御する目標軌道補償信号を発生させる目標軌道補償工程と、
    前記臓器の特性を表すモデルに対応させて初期の制御パラメータを決定し、前記目標部位の前記変位量が最小となるように前記制御力および前記制御トルクを制御する目標変位補償信号を生成する目標変位補償工程と、
    前記目標軌道補償信号と前記目標変位補償信号とを加算した加算信号を生成し、前記マニピュレータに対して出力する工程と、
    前記目標軌道補償信号と前記目標変位補償信号とを生成するための制御パラメータを、前記加算信号により前記マニピュレータにおいて前記制御力および前記制御トルクが制御されることにより前記穿刺針が前記臓器の中を進行して前記臓器の状態量が変化したことが前記画像取得工程によって、前記目標部位の変位量として取得される毎に、更新する更新工程と、
    を備える穿刺制御方法。
  6. 前記臓器の前記状態量は、臓器の剛性、臓器の質量、臓器に作用する力の減衰量の少なくとも一つを含む請求項5に記載の穿刺制御方法。
  7. 前記穿刺制御装置は、前記臓器内の前記穿刺針の移動による目標位置の変位を最小化するような経路となるように前記穿刺針の目標軌跡を決定する請求項4に記載の臓器穿刺システム
  8. 前記穿刺制御装置は、前記臓器内の前記穿刺針の移動による目標位置の変位に基づいて前記穿刺針の目標軌跡を決定する請求項4または7に記載の臓器穿刺システム
  9. 前記画像取得手段は画像を撮影し、その画像により前記目標部位の位置を取得する請求項4,7および8のいずれか一項に記載の臓器穿刺システム
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