JP6119380B2 - 画像取込装置、画像取込方法、画像取込プログラムおよび移動通信端末 - Google Patents

画像取込装置、画像取込方法、画像取込プログラムおよび移動通信端末 Download PDF

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Description

本発明は、画像取込装置、画像取込方法、画像取込プログラムおよび移動通信端末に関する。
近年、撮像素子の進歩により、高画素数の撮像素子が携帯通信端末等にも搭載されている。携帯通信端末等には、携帯性の観点等から光学ズーム機能が搭載されていないこともある。光学ズーム機能が搭載されていない携帯通信端末等において、たとえば、レンズの焦点距離が広角側に固定され、高画素数を活かして画像データ上で構図を切り出す技術(デジタルズーム)が知られている。
また、車載カメラを用いて画像の2値化を行い、水平垂直、垂直方向のヒストグラムから車を認識する技術が知られている(たとえば、下記特許文献1参照。)。また、印刷物のX方向Y方向のヒストグラム形状からプリンタの搬送機構が傾いて設置されているかどうかを判定する技術が知られている(たとえば、下記特許文献2参照。)。また、撮影者の指輪を基準にフレーミングを行う技術が知られている(たとえば、下記特許文献3参照。)。
特開2005−090974号公報 特開2011−148149号公報 特開2000−101898号公報
しかしながら、上述した従来技術では、フレーミングの際に特定の指輪を要するなど、撮影が容易ではないという問題がある。
1つの側面では、本発明は、撮影の容易化を図ることができる画像取込装置、画像取込方法、画像取込プログラムおよび移動通信端末を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明の一側面によれば、撮像素子によって得られた画像データが示す画像のうちの所定の色の領域であって前記画像の端部に接する領域を特定し、特定した前記領域に含まれる画素の前記画像における第1方向および前記第1方向と交差する第2方向における度数分布を算出し、算出した前記度数分布に基づく取込範囲を決定し、所定の取込タイミングにおいて、前記撮像素子によって得られた画像データが示す画像のうちの決定した前記取込範囲の画像を示す画像データを記憶装置に記憶させる画像取込装置、画像取込方法、画像取込プログラムおよび移動通信端末が提案される。
本発明の一側面によれば、撮影の容易化を図ることができるという効果を奏する。
図1−1は、実施の形態にかかる画像取込装置および撮影装置の構成の一例を示す図である。 図1−2は、図1−1に示した画像取込装置および撮影装置における信号の流れの一例を示す図である。 図2は、撮影装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3−1は、静止時画像の取込処理の一例を示すフローチャート(その1)である。 図3−2は、静止時画像の取込処理の一例を示すフローチャート(その2)である。 図4は、指領域の特定処理の一例を示すフローチャートである。 図5は、フレーミング操作の検出処理の一例を示すフローチャートである。 図6−1は、取込フレーム[n]の決定処理(左手用)の一例を示すフローチャートである。 図6−2は、取込フレーム[n]の決定処理(右手用)の一例を示すフローチャートである。 図7は、取込操作の検出処理の一例を示すフローチャートである。 図8−1は、指領域の特定の一例を示す図(その1)である。 図8−2は、指領域の特定の一例を示す図(その2)である。 図8−3は、指領域の特定の一例を示す図(その3)である。 図8−4は、指領域の特定の一例を示す図(その4)である。 図9は、取込フレームの決定の一例を示す図である。 図10は、取込フレームの決定の別の例を示す図である。 図11は、取込操作の検出(左手用)の一例を示す図である。 図12は、取込操作の検出(右手用)の一例を示す図である。 図13は、取込フレームの決定の他の例を示す図である。 図14は、撮影者による取込操作の具体例を示す図である。 図15は、親指による取込操作の検出処理の一例を示すフローチャートである。 図16は、親指による取込操作の検出の一例を示す図である。 図17は、動画像の取込処理の一例を示すフローチャートである。
以下に図面を参照して、本発明にかかる画像取込装置、画像取込方法、画像取込プログラムおよび移動通信端末の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
(実施の形態にかかる画像取込装置および撮影装置の構成)
図1−1は、実施の形態にかかる画像取込装置および撮影装置の構成の一例を示す図である。図1−2は、図1−1に示した画像取込装置および撮影装置における信号の流れの一例を示す図である。図1−1,図1−2に示すように、実施の形態にかかる撮影装置100は、撮像素子110と、画像取込装置120と、記憶装置130と、を備える。
撮像素子110は、光を電気信号に変換する電子部品であり、入射光を受光する単位画素が二次元状に複数配置された固体撮像素子である。撮像素子110は、入射光に応じた画像データを画像取込装置120へ出力する。記憶装置130は、撮像素子110によって得られた画像データが示す画像のうちの、画像取込装置120によって取り込まれた画像を示す画像データを記憶する。
画像取込装置120は、特定部121と、算出部122と、決定部123と、取込部124と、を備える。撮像素子110から出力された画像データは、特定部121および取込部124へ入力される。
特定部121は、撮像素子110から出力された画像データが示す画像のうちの所定の領域を特定する。特定部121は、特定した領域を算出部122へ通知する。特定部121により特定される所定の領域は、所定の色の領域であって、画像の端部に接する領域である。所定の色は、たとえば人間の指の色(たとえば肌色)に該当する範囲であって、たとえば赤、緑、青の各輝度の範囲や色相、彩度、明度等の範囲によって規定することができる。これにより、画像のうちの指が写った領域を特定することができる。また、画像の端部に接する領域を特定することにより、画像データが示す画像のうちの、撮影者の指が写った領域を特定することができる。
算出部122は、特定部121から通知された領域に含まれる画素の、画像の第1方向および第2方向における度数分布を算出する。第1方向および第2方向は互いに交差(たとえば直交)する方向である。たとえば、第1方向は画像の縦方向であり、第2方向は画像の横方向である。算出部122は、算出した各度数分布を決定部123へ通知する。
決定部123は、算出部122から通知された各度数分布に基づいて、撮像素子110から出力される画像データが示す画像のうちの記憶装置130への取込範囲を決定する。決定部123は、決定した取込範囲を取込部124へ通知する。
取込部124は、所定の取込タイミングにおいて、撮像素子110から出力された画像データが示す画像のうちの、決定部123から通知された取込範囲の画像を示す画像データを生成する。そして、取込部124は、生成した画像データを記憶装置130に記憶する。これにより、撮像素子110から出力された画像データが示す画像のうちの、撮影者の指が写った領域に基づいて決定した取込範囲の画像を取り込むことができる。
これにより、撮影者は、撮像素子110の前(撮像素子110によって撮像される位置)に出した指の形状や位置等によってフレーミングを行うことができる。このため、撮影の容易化を図ることができる。
たとえば、スマートフォン等に搭載された撮像装置においては、本体のタッチパネルに対するタッチ操作等によって構図決定を行うことも考えられる。しかしながら、この場合はタッチ操作による本体のブレ等に起因して構図決定が困難な場合がある。これに対して、画像取込装置120を用いることにより、撮影装置に対して直接タッチ操作等をしなくてもフレーミングを行うことが可能になるため、構図決定の容易化を図ることができる。
<度数分布に基づく取込範囲の決定の例>
また、決定部123は、第1方向の度数分布のピーク位置および第2方向の度数分布における第2方向の最大値に基づく位置と、第2方向の最大値より正側の位置と、を検出し、検出結果に基づいて取込範囲を決定する第1決定処理を行ってもよい。これにより、たとえば右側を正方向とすると、撮影者が撮影装置100の前に出した左手によって作られた左下に凸のL字型による取込範囲を決定することができる。このため、より直感的な操作によって取込範囲を決定することができる。
また、決定部123は、第1方向の度数分布のピーク位置および第2方向の度数分布における第2方向の最小値に基づく位置と、第2方向の最小値より負側の位置と、を検出し、検出結果に基づいて取込範囲を決定する第2決定処理を行ってもよい。これにより、たとえば右側を正方向とすると、撮影者が撮影装置100の前に出した右手によって作られた右下に凸のL字型による取込範囲を決定することができる。このため、より直感的な操作によって取込範囲を決定することができる。
また、決定部123は、画像データが示す画像における特定された領域の第2方向の位置を判定(右または左)し、判定結果に基づいて第1決定処理および第2決定処理を切り替えてもよい。これにより、撮影者は、右手と左手のうちの任意の手によって取込範囲を指定することが可能になり、より利便性を向上させることができる。
<指の動きによる取込操作>
また、画像取込装置120が静止画像を取り込む場合に、取込部124による画像の取込タイミングを、算出部122から通知された度数分布の所定の変化が検出されたタイミングとしてもよい。これにより、撮影者は、撮影装置100の前に出した指の動きによって取込操作を行うことができる。このため、撮影の容易化を図ることができる。
たとえば、取込部124による画像の取込タイミングは、第1方向の度数分布の所定のピーク位置の数が変化したタイミングとしてもよい。または、取込部124による画像の取込タイミングは、第1方向の度数分布の所定のピーク位置と、第1方向の度数分布における第1方向の最小値または最大値と、の差異の所定の変化が検出されたタイミングとしてもよい。これにより、撮影者が撮影装置100の前に出した指を曲げる等の動作によって画像を取り込むことができる。このため、より直感的な操作によって取込を指示することができる。
たとえば、シャッターボタンの押下や、デジタルカメラに設けられたタッチパネルに対するタッチ操作等によって取込操作を行うことも考えられるが、この場合はシャッターボタンの押下やタッチ操作によって取込画像のブレ(手ブレ)が大きくなる場合がある。これに対して、画像取込装置120を用いることにより、シャッターボタンの押下やタッチ操作等をしなくても取込操作を行うことが可能になるため、取込画像のブレを抑えることができる。また、フレーミングおよび取込操作を、撮影者の指の動きによってスムーズに行うことができる。
<その他の取込操作>
ただし、取込部124による画像の取込タイミングは、上記のタイミングに限らず、たとえば、撮影者による特定の発声を検出したタイミングや、タッチ操作等によって取り込みが指示されてから一定時間が経過したタイミング等とすることもできる。これにより、構図決定の容易化を図りつつ、取込画像のブレを抑えることができる。
また、取込部124による画像の取込タイミングは、シャッターボタンの押下や、デジタルカメラに設けられたタッチパネルに対するタッチ操作等が行われた時としてもよい。この場合も、構図決定の容易化を図ることができる。
<動画像の取込>
また、画像取込装置120が動画像を取り込む場合は、取込部124による画像の取込タイミングを、動画像のフレームレートに応じた周期的な取込タイミングとしてもよい。これにより、撮影者は、撮像素子110の前に出した指の形状等によってフレーミングを行いつつ動画撮影を行うことができる。このため、撮影の容易化を図ることができる。
たとえば、スマートフォン等に搭載された撮像装置においては、撮影装置に設けられたタッチパネルに対するタッチ操作等によって構図決定を行うことも考えられる。しかしながら、この場合は、動画像の撮影中にタッチ操作等によってフレーミングを行うと、取り込む動画像のブレ(手ブレ)が大きくなる場合がある。これに対して、画像取込装置120を用いることにより、撮影装置へのタッチ操作等をしなくてもフレーミングを行いつつ動画撮影を行うことが可能になるため、動画像のブレを抑えることができる。
(撮影装置のハードウェア構成)
図2は、撮影装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図1−1,図1−2に示した撮影装置100は、たとえば図2に示す移動通信端末200に適用することができる。移動通信端末200は、通信装置201と、情報処理装置202と、対物レンズ203と、撮像素子204と、画像バッファメモリ205と、表示装置206と、記憶装置207と、入力インターフェース208と、を備えている。
通信装置201は、たとえば、無線によって移動通信端末200の外部との間で通信を行う通信インターフェースである。通信装置201は、情報処理装置202によって制御される。通信装置201による通信には、たとえば、3GPP(3rd Generation Partnership Project)に規定されたセルラ通信やWLAN(Wireless Local Area Network:無線構内通信網)の通信等、各種の通信方式を適用することができる。
情報処理装置202は、移動通信端末200の全体の制御を司る。また、情報処理装置202は対物レンズ203の制御を行う。対物レンズ203の制御には、たとえば絞り制御やフォーカス制御等がある。また、情報処理装置202は、撮像素子204によって得られた画像データに基づく取込処理を行う。情報処理装置202は、たとえばCPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の電気回路によって実現することができる。
対物レンズ203は、移動通信端末200の外部の映像を撮像素子204に結像させる。対物レンズ203は、たとえばズーム機能のない単焦点レンズであってもよい。
撮像素子204は、対物レンズ203によって結像した映像を画像データに変換する。撮像素子204には、たとえばCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor:相補型金属酸化膜半導体)等を用いることができる。
画像バッファメモリ205は、情報処理装置202による画像処理のワークエリアとして使用される。たとえば、画像バッファメモリ205には、撮像素子204によって得られた画像データ等が記憶される。画像バッファメモリ205には、たとえばRAM(Random Access Memory)を用いることができる。
表示装置206は、情報処理装置202からの制御により、移動通信端末200のユーザに対して画像等を表示する。
記憶装置207は、情報処理装置202からの制御により、画像データ等を記憶する。記憶装置207は、たとえば、磁気ディスクやフラッシュメモリなどの不揮発メモリを用いることができる。また、記憶装置207は、メモリーカード等、移動通信端末200に対して着脱可能な外部メモリであってもよい。また、記憶装置207は、移動通信端末200を動作させる各種のプログラムが記憶されていてもよい。記憶装置207に記憶されたプログラムは、画像バッファメモリ205などのメモリにロードされて情報処理装置202によって実行される。
入力インターフェース208は、ユーザからの操作入力を受け付ける入力デバイスである。たとえば、入力インターフェース208は、キー(たとえばキーボード)やリモコンなどによって実現することができる。また、タッチパネルなどによって表示装置206および入力インターフェース208を実現してもよい。
図1−1,図1−2に示した撮像素子110は、たとえば撮像素子204によって実現することができる。図1−1,図1−2に示した画像取込装置120は、たとえば情報処理装置202によって実現することができる。図1−1,図1−2に示した記憶装置130は、たとえば記憶装置207によって実現することができる。
(情報処理装置による処理)
図3−1および図3−2は、静止時画像の取込処理の一例を示すフローチャートである。図2に示した情報処理装置202は、静止時画像を取り込む場合に、たとえば図3−1,図3−2に示す各ステップを実行する。
<フレーミング操作の検出>
まず、情報処理装置202は、図3−1に示すように、撮像素子204からの画像データを取得する(ステップS301)。つぎに、情報処理装置202は、ステップS301によって取得した画像データが示す画像を表示装置206によって表示する(ステップS302)。つぎに、情報処理装置202は、ステップS301によって取得した画像データが示す画像に含まれる、撮影者の指が写った指領域の特定処理を行う(ステップS303)。指領域の特定処理については後述する(たとえば図4参照)。
つぎに、情報処理装置202は、ステップS303による特定処理によって特定した指領域に基づく、撮影者によるフレーミング操作の検出処理を行う(ステップS304)。撮影者によるフレーミング操作は、移動通信端末200の対物レンズ203の前に出した撮影者の指の位置や形状等に基づく操作である。フレーミング操作の検出処理については後述する(たとえば図5参照)。
つぎに、情報処理装置202は、ステップS304による検出結果に基づいて、撮影者によるフレーミング操作があったか否かを判断する(ステップS305)。フレーミング操作がなかった場合(ステップS305:No)は、情報処理装置202は、ステップS301へ戻る。これにより、取込可能な画像をリアルタイムに表示するライブビューを行いつつ、撮影者によるフレーミング操作を待つことができる。
<取込フレームの決定>
ステップS305において、フレーミング操作があった場合(ステップS305:Yes)は、撮影者がフレーミング操作を開始したと判断することができる。この場合は、情報処理装置202は、第1タイマを起動する(ステップS306)。第1タイマは、たとえば情報処理装置202が実行するソフトウェア上で実現され、第1タイマの起動時からの経過時間を計時するタイマである。
また、情報処理装置202は、カウンタnに「1」を格納する(ステップS307)。カウンタnは、たとえば画像バッファメモリ205等に記憶される情報である。ステップS306とステップS307の順序は逆であってもよい。
つぎに、情報処理装置202は、ステップS308へ移行する。ステップS308〜S310は、ステップS301〜S303と同様である。ステップS310のつぎに、情報処理装置202は、ステップS310による特定処理によって特定した指領域に基づく取込フレーム[n]の決定処理を行う(ステップS311)。取込フレーム[n]は、撮像素子204によって得られた画像データが示す画像のうちの、記憶装置207に取り込む範囲である。取込フレーム[n]の決定処理については後述する(たとえば図6−1,図6−2参照)。
つぎに、情報処理装置202は、表示装置206によって、ステップS308で取得した画像データが示す画像上に、ステップS311によって決定された取込フレーム[n]を表示する(ステップS312)。これにより、撮影者は、自身の現在のフレーミング操作によって決定された取込フレーム[n]を認識することができる。
つぎに、情報処理装置202は、今回のステップS311によって決定された取込フレーム[n]が、前回のステップS311によって決定された取込フレーム[n−1]と同一か否かを判断する(ステップS313)。取込フレーム[n]が取込フレーム[n−1]と同一でない場合(ステップS313:No)は、撮影者がフレーミング操作を変化させたと判断することができる。この場合は、情報処理装置202は、第1タイマを再起動し(ステップS314)、ステップS316へ移行する。
ステップS313において、取込フレーム[n]が取込フレーム[n−1]と同一である場合(ステップS313:Yes)は、撮影者がフレーミング操作を変化させていないと判断することができる。この場合は、情報処理装置202は、カウンタnをインクリメント(+1)する(ステップS315)。
つぎに、情報処理装置202は、第1タイマによる計時時間が第1閾値を超えたか否かを判断する(ステップS316)。計時時間が第1閾値を超えていない場合(ステップS316:No)は、撮影者がフレーミング操作を固定してから一定時間が経過していないと判断することができる。この場合は、情報処理装置202は、ステップS308へ戻る。これにより、撮影者がフレーミング操作を固定してから一定時間が経過するまで待つことができる。
<取込タイミングにおける取込>
ステップS316において、計時時間が第1閾値を超えた場合(ステップS316:Yes)は、撮影者がフレーミング操作を固定してから一定時間が経過したと判断することができる。この場合は、情報処理装置202は、図3−2に示すステップS317へ移行する(符号A)。
すなわち、情報処理装置202は、取込フレームが現在の取込フレーム[n]に決定したことを撮影者へ通知する(ステップS317)。ステップS317の通知は、たとえば、移動通信端末200に設けたスピーカ等によって音声によって行ってもよいし、ステップS312によって表示した取込フレーム[n]の部分を強調表示すること等によって行ってもよい。
つぎに、情報処理装置202は、第2タイマを起動する(ステップS318)。第2タイマは、たとえば情報処理装置202が実行するソフトウェア上で実現され、第2タイマの起動時からの経過時間を計時するタイマである。つぎに、情報処理装置202は、撮影者による取込操作の検出処理を行う(ステップS319)。取込操作の検出処理については後述する(たとえば図7参照)。
つぎに、情報処理装置202は、ステップS319による検出結果に基づいて、取込操作があったか否かを判断する(ステップS320)。取込操作がなかった場合(ステップS320:No)は、情報処理装置202は、第2タイマによる計時時間が第2閾値を超えたか否かを判断する(ステップS321)。計時時間が第2閾値を超えていない場合(ステップS321:No)は、情報処理装置202は、ステップS320へ戻る。
ステップS321において、計時時間が第2閾値を超えた場合(ステップS321:Yes)は、情報処理装置202は、取込フレームが決定されてから一定時間以上、撮影者による取込操作がなかったと判断することができる。この場合は、情報処理装置202は、図3−1に示したステップS301へ戻り(符号B)、フレーミング操作の検出からやり直す。
ステップS320において、取込操作があった場合(ステップS320:Yes)は、情報処理装置202は、撮像素子204からの画像データを取得する(ステップS322)。つぎに、情報処理装置202は、ステップS322によって取得した画像データのうちの、現在の取込フレーム[n]内の画像を示す画像データを記憶装置207に記憶させる(ステップS323)。これにより、撮像素子204によって得られた画像データが示す画像のうちの撮影者がフレーミング操作によって指定した範囲の画像を示す画像データを記憶装置207に取り込むことができる。
また、情報処理装置202は、ステップS322によって取得した画像データのうちの、取込フレーム[n]内の画像を表示装置206によって表示し(ステップS324)、一連の処理を終了する。ステップS324により、撮影者は、取り込まれた画像データの内容を確認することができる。
(指領域の特定処理)
図4は、指領域の特定処理の一例を示すフローチャートである。図3−1に示したステップS303,S310において、情報処理装置202は、指領域の特定処理としてたとえば図4に示す各ステップを実行する。まず、情報処理装置202は、撮像素子204によって得られた画像データが示す画像の各画素について、色が所定範囲(たとえば肌色)に含まれるか否かを判定する(ステップS401)。
つぎに、情報処理装置202は、ステップS401による判定結果に基づいて、画像データが示す画像のうちの色が所定範囲に含まれると判定した画素が連続する領域を抽出する(ステップS402)。つぎに、情報処理装置202は、ステップS402によって抽出した各領域のうちの、画像データが示す画像の端部に接する領域を指領域として特定し(ステップS403)、一連の特定処理を終了する。
(フレーミング操作の検出処理)
図5は、フレーミング操作の検出処理の一例を示すフローチャートである。図3−1に示したステップS304において、情報処理装置202は、フレーミング操作の検出処理としてたとえば図5に示す各ステップを実行する。まず、情報処理装置202は、画像データが示す画像における指領域のY軸方向およびX軸方向の度数分布を算出する(ステップS501)。
つぎに、情報処理装置202は、ステップS501によって算出したY軸方向の度数分布におけるピーク位置を検出する(ステップS502)。また、情報処理装置202は、ステップS501によって算出したX軸方向の度数分布におけるピーク位置を検出する(ステップS503)。ピーク位置は、たとえば、分布方向に対して度数が増加から減少に転じる分布位置である。たとえば、ピーク位置は、分布方向の変化に対する度数の微分値を算出することによって検出することができる。
つぎに、情報処理装置202は、ステップS502,S503による検出結果に基づいて、Y軸方向およびX軸方向の各度数分布においてピーク位置の数が1であるか否かを判断する(ステップS504)。Y軸方向の度数分布およびX軸方向の度数分布の少なくとも一方においてピーク位置の数が1でない場合(ステップS504:No)は、情報処理装置202は、対物レンズ203の前に出した撮影者の指によるフレーミング操作がなかったと判定し(ステップS505)、一連の検出処理を終了する。
ステップS504において、Y軸方向およびX軸方向の各度数分布においてピーク位置の数が1である場合(ステップS504:Yes)は、L字型の指領域が検出されたと判断することができる。この場合は、情報処理装置202は、対物レンズ203の前に出した撮影者の指によるフレーミング操作があったと判定し(ステップS506)、一連の検出処理を終了する。
(取込フレーム[n]の決定処理)
図6−1は、取込フレーム[n]の決定処理(左手用)の一例を示すフローチャートである。図3−1に示したステップS311において、情報処理装置202は、取込フレーム[n]の決定処理としてたとえば図6−1に示す各ステップを実行する。図6−1については、撮影者が左手の指を対物レンズ203の前に出してフレーミング操作を行う場合について説明する。
まず、情報処理装置202は、撮像素子204によって得られた画像データが示す画像における指領域のY軸方向およびX軸方向の度数分布を算出する(ステップS601)。つぎに、情報処理装置202は、ステップS601によって算出したY軸方向の度数分布におけるY軸方向の最大値Ymを検出する(ステップS602)。また、情報処理装置202は、ステップS601によって算出したX軸方向の度数分布におけるX軸方向の最大値Xmを検出する(ステップS603)。
つぎに、情報処理装置202は、ステップS601によって算出したY軸方向の度数分布におけるピーク位置Yp1を検出する(ステップS604)。つぎに、情報処理装置202は、取込フレームのY軸方向の長さYLTmaxをYm−Yp1により算出する(ステップS605)。YmはステップS602により検出された最大値である。Yp1はステップS604により検出されたピーク位置である。
つぎに、情報処理装置202は、取込フレームの対角座標を算出する(ステップS606)。たとえば、情報処理装置202は、ステップS602〜S605の各結果に基づいて、(Xm,Yp1)および(Xm+(N*YLTmax),Ym)を取込フレームの対角座標として算出する。Nは取込フレームのY軸方向の長さに対するX軸方向の長さの比率(アスペクト比)である。つぎに、情報処理装置202は、取込フレーム[n]を、ステップS606により算出した対角座標に基づく範囲に決定し(ステップS607)、一連の決定処理を終了する。
図6−2は、取込フレーム[n]の決定処理(右手用)の一例を示すフローチャートである。図3−1に示したステップS311において、情報処理装置202は、取込フレーム[n]の決定処理としてたとえば図6−2に示す各ステップを実行してもよい。図6−2については、撮影者が右手の指を対物レンズ203の前に出してフレーミング操作を行う場合について説明する。
図6−2に示すように、撮影者が右手の指によりフレーミング操作を行う場合は、ステップS603において、情報処理装置202は、ステップS601によって算出したX軸方向の度数分布におけるX軸方向の最小値Xminを検出する。また、情報処理装置202は、ステップS606において、(Xmin,Yp1)および(Xmin−(N*YLTmax),Ym)を取込フレームの対角座標として算出する。
(取込操作の検出処理)
図7は、取込操作の検出処理の一例を示すフローチャートである。図3−2に示したステップS319において、情報処理装置202は、取込操作の検出処理としてたとえば図7に示す各ステップを実行する。まず、情報処理装置202は、撮像素子204からの画像データを取得する(ステップS701)。
つぎに、情報処理装置202は、ステップS701によって取得した画像データが示す画像に含まれる、撮影者の指が写った指領域の特定処理を行う(ステップS702)。ステップS702による指領域の特定処理は、たとえば図4に示した特定処理によって実現することができる。つぎに、情報処理装置202は、ステップS701によって取得した画像データが示す画像における指領域のY軸方向およびX軸方向の度数分布を算出する(ステップS703)。
つぎに、情報処理装置202は、ステップS703によって算出したY軸方向の度数分布におけるピーク位置を検出する(ステップS704)。つぎに、情報処理装置202は、ステップS704によって検出したY軸方向の度数分布におけるピーク位置の数が2であるか否かを判断する(ステップS705)。Y軸方向の度数分布におけるピーク位置の数が2でない場合(ステップS705:No)は、情報処理装置202は、撮影者による取込操作がなかったと判定し(ステップS706)、一連の検出処理を終了する。
ステップS705において、Y軸方向の度数分布におけるピーク位置の数が2である場合(ステップS705:Yes)は、情報処理装置202は、ステップS703によって算出したX軸方向の度数分布におけるピーク位置を検出する(ステップS707)。つぎに、情報処理装置202は、ステップS707によって検出したX軸方向の度数分布におけるピーク位置の数が1であるか否かを判断する(ステップS708)。X軸方向の度数分布におけるピーク位置の数が1でない場合(ステップS708:No)は、情報処理装置202は、ステップS706へ移行する。
ステップS708において、X軸方向の度数分布におけるピーク位置の数が1である場合(ステップS708:Yes)は、情報処理装置202は、ステップS709へ移行する。すなわち、情報処理装置202は、ステップS704によって検出したY軸方向の度数分布における2つのピーク位置Yp1,Yp2(Yp1<Yp2)を取得する(ステップS709)。
つぎに、情報処理装置202は、ステップS709によって取得したピーク位置Yp1,Yp2に基づいて、ピーク位置Yp1に対するピーク位置Yp2の比率Yp2/Yp1が所定比率より小さいか否かを判断する(ステップS710)。比率Yp2/Yp1が所定比率より小さくない場合(ステップS710:No)は、情報処理装置202は、ステップS706へ移行する。
ステップS710において、比率Yp2/Yp1が所定比率より小さい場合(ステップS710:Yes)は、撮影者が一方の指先を曲げたと判断することができる。この場合は、情報処理装置202は、撮影者による取込操作があったと判定し(ステップS711)、一連の検出処理を終了する。
(指領域の特定)
つぎに、撮影者が左手の指を対物レンズ203の前に出してフレーミング操作を行う場合における指領域の特定の具体例について説明する。以下、便宜上、画像データが示す画面の左下を原点(0,0)とし、X軸右側を正方向、Y軸上側を正方向として説明する。
図8−1〜図8−4は、指領域の特定の一例を示す図である。まず、図8−1に示すように、撮像素子204によって画像800を示す画像データが得られたとする。画像800は表示装置206によって表示される(ライブビュー)。図8−1に示す例では、画像800には被写体領域801〜806が含まれている。
また、画像800のうちの被写体領域801,803,805の部分のみが肌色であるとする。また、被写体領域801は、撮影者の指が写った部分である。情報処理装置202は、画像800の各画素について、各色の輝度(R,G,B)が所定範囲(R1,G1,B1)〜(R2,G2,B2)に含まれるか否かを判定することにより、色が肌色であるか否かを判定する。たとえば、情報処理装置202は、画像800の各画素について、肌色である画素を「1」とし、肌色でない画素を「0」とする二値化を行う。
そして、情報処理装置202は、「1」の画素が連続する領域を抽出することにより、図8−2に示すように、肌色の画素が連続する領域である被写体領域801,803,805を抽出することができる。
つぎに、情報処理装置202は、抽出した被写体領域801,803,805のうちの、画像800の端部に接する領域を指領域として特定する。たとえば、情報処理装置202は、図8−3に示すように、被写体領域801,803,805のうちの、画像800の端部に接する被写体領域801を特定する。
また、情報処理装置202は、「1」の画素が連続し、かつ画像800の端部に接する領域を直接特定してもよい。たとえば、情報処理装置202は、画像800の原点(0,0)をスタート地点とし、以下のように画像800の画素を順次走査して点をつないでいく手法を用いることにより対象物の外形の形状(輪郭)を抽出することができる。
(1)画像800の境界上の未追跡の1画素を探し、あればその1画素を始点として記録し、なければ終了する。
(2)記録した始点の画素の周囲を反時計まわりに探索して境界上の1画素を特定し、特定した1画素をマーク済み(境界)とする。
(3)特定した1画素が始点に一致していなければ(2)へ戻り、一致していたら(1)へ戻って新しい境界の始点を探す。
そして、情報処理装置202は、図8−4に示すように、被写体領域801,803,805のうちの、特定した被写体領域801以外の被写体領域803,805をマスキングする。これにより、画像800に含まれる指領域として被写体領域801を得ることができる。
(取込フレームの決定)
つぎに、撮影者が左手の指を対物レンズ203の前に出してフレーミング操作を行う場合における取込フレームの決定(たとえば図6−1参照)の具体例について説明する。
図9は、取込フレームの決定の一例を示す図である。図9において、図8−4に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。また、Y軸方向ヒストグラム910は、指領域として特定した被写体領域801におけるY軸方向の度数(Y軸画素累積数)分布を示すヒストグラムである。X軸方向ヒストグラム920は、指領域として特定した被写体領域801におけるX軸方向の度数(X軸画素累積数)分布を示すヒストグラムである。
最大値Ymは、Y軸方向ヒストグラム910が示すY軸方向の度数分布におけるY軸方向の最大値である。ピーク位置Yp1は、Y軸方向ヒストグラム910が示すY軸方向の度数分布における、度数が最大のピーク位置である。YLTmaxは、最大値Ymとピーク位置Yp1との差分である。
最大値Xmは、X軸方向ヒストグラム920が示すX軸方向の度数分布におけるX軸方向の最大値である。ピーク位置Xp1は、X軸方向ヒストグラム920が示すX軸方向の度数分布における、度数が最大のピーク位置である。
情報処理装置202は、画像800のうちの座標911,912を、取込フレームの対角座標として算出する。座標911は(Xm,Yp1)である。座標912は(Xm+(N*YLTmax),Ym)である。Nは取込フレームのY軸方向の長さに対するX軸方向の長さの比率(アスペクト比)である。そして、情報処理装置202は、座標911,912を対角座標とする取込フレーム913を取込範囲として決定する。
つぎに、撮影者が右手の指を対物レンズ203の前に出してフレーミング操作を行う場合における取込フレームの決定(たとえば図6−2参照)の具体例について説明する。
図10は、取込フレームの決定の別の例を示す図である。図10において、図9に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
最小値Xminは、X軸方向ヒストグラム920が示すX軸方向の度数分布におけるX軸方向の最小値である。撮影者が右手の指を対物レンズ203の前に出してフレーミング操作を行う場合は、情報処理装置202は、たとえば、図10に示す画像800のうちの座標911,912を、取込フレームの対角座標として算出する。座標911は(Xmin,Yp1)である。座標912は(Xmin−(N*YLTmax),Ym)である。そして、情報処理装置202は、座標911,912を対角座標とする取込フレーム913を取込範囲として決定する。
また、情報処理装置202は、撮影者がフレーミング操作を左手および右手のいずれかによって行っているかを判定してもよい。そして、情報処理装置202は、左右の判定結果に応じて、図6−1,図9に示した左手用の決定処理と、図6−2,図10に示した右手用の決定処理と、のいずれかを行う。
たとえば、情報処理装置202は、最小値Xminが、画像800のX軸方向の長さXFramaxの半分より小さければ、撮影者がフレーミング操作を左手によって行っていると判断し、図6−1,図9に示した左手用の決定処理を行う。一方、情報処理装置202は、最小値Xminが、画像800のX軸方向の長さXFramaxの半分より大きければ、撮影者がフレーミング操作を右手によって行っていると判断し、図6−2,図10に示した右手用の決定処理を行う。これにより、撮影者が左右いずれの手によってフレーミング操作を行っても取込フレームの決定処理を行うことができる。
ただし、撮影者がフレーミング操作を左手および右手のいずれかによって行っているかの判定についてはこれに限らず、各種の判定方法を用いることができる。たとえば、X軸方向ヒストグラム920におけるX=0の度数と、X軸方向ヒストグラム920におけるX=XFramaxの度数と、の比較に基づいて判定を行ってもよい。
(取込操作の検出)
つぎに、撮影者が左手の指を対物レンズ203の前に出して取込操作を行う場合における取込操作の検出(たとえば図7参照)の具体例について説明する。
図11は、取込操作の検出(左手用)の一例を示す図である。図11において、図9に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図11に示すように、撮影者は、写真を取り込みたいタイミングにおいて人差し指を曲げる。これにより、Y軸方向ヒストグラム910には2つのピーク位置Yp1,Yp2が生じる。
情報処理装置202は、Y軸方向ヒストグラム910において2つのピーク位置Yp1,Yp2が検出されると、ピーク位置Yp1に対するピーク位置Yp2の比率Yp2/Yp1が所定比率より小さいか否かを判断する。そして、情報処理装置202は、比率Yp2/Yp1が所定比率より小さい場合に撮影者による取込操作があったと判定する。これにより、撮影者が指先を曲げることにより、画像データの取込を行うことができる。
また、撮影者が人差し指を曲げると最大値Ymが小さくなる。このため、情報処理装置202は、所定期間内の最大値Ymの減少量が所定値を超えた場合に取込操作があったと判定してもよい。または、情報処理装置202は、ピーク位置Yp1に対する最大値Ymの比率Ym/Yp1が所定比率より小さい場合に取込操作があったと判定してもよい。これにより、ピーク位置Yp2を検出しなくても取込操作を検出することができる。
つぎに、撮影者が右手の指を対物レンズ203の前に出して取込操作を行う場合における取込操作の検出の具体例について説明する。
図12は、取込操作の検出(右手用)の一例を示す図である。図12において、図11に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図12に示すように、撮影者は、写真を取り込みたいタイミングにおいて右手の人差し指を曲げる。これにより、Y軸方向ヒストグラム910には2つのピーク位置Yp1,Yp2が生じる。
この場合も、情報処理装置202は、Y軸方向ヒストグラム910において2つのピーク位置Yp1,Yp2が検出されると、ピーク位置Yp1に対するピーク位置Yp2の比率Yp2/Yp1が所定比率より小さいか否かを判断する。そして、情報処理装置202は、比率Yp2/Yp1が所定比率より小さい場合に撮影者による取込操作があったと判定する。これにより、撮影者が右手の指先を曲げることにより、画像データの取込を行うことができる。
また、撮影者が人差し指を曲げると最大値Ymが小さくなる。このため、情報処理装置202は、所定期間内の最大値Ymの減少量が所定値を超えた場合に取込操作があったと判定してもよい。または、情報処理装置202は、ピーク位置Yp1に対する最大値Ymの比率Ym/Yp1が所定比率より小さい場合に取込操作があったと判定してもよい。これにより、ピーク位置Yp2を検出しなくても取込操作を検出することができる。
(取込フレームの決定の他の例)
つぎに、撮影者が左手の指を対物レンズ203の前に出してフレーミング操作を行う場合における取込フレームの決定の別の具体例について説明する。
図13は、取込フレームの決定の他の例を示す図である。図13において、図9に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図13に示すように、情報処理装置202は、座標911を(Xp1,Yp1)によって算出し、座標912を(Xp1+(N*YLTmax),Ym)によって算出してもよい。これにより、撮影者の指によって指示されるL字形状の部分が取込フレーム913の左下の角と一致し、撮影者はより直感的にフレーミング操作を行うことができる。
また、撮影者が左手の指を対物レンズ203の前に出してフレーミング操作を行う場合においても同様である。たとえば図10において、情報処理装置202は、座標911を(Xp1,Yp1)によって算出し、座標912を(Xp1+(N*YLTmax),Ym)によって算出してもよい。これにより、撮影者の指によって指示されるL字形状の部分が取込フレーム913の左下の角と一致し、撮影者はより直感的にフレーミング操作を行うことができる。
つぎに、この場合の撮影者による取込操作の具体例について説明する。
図14は、撮影者による取込操作の具体例を示す図である。図14において、図11に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。たとえば図13に示したように、座標911を(Xp1,Yp1)によって算出し、座標912を(Xp1+(N*YLTmax),Ym)によって算出する場合は、撮影者は、画像を取り込みたいタイミングにおいて、たとえば左手を左側へずらしてから人差し指を曲げる。これにより、被写体領域801の曲げた指先の部分が取込フレーム913に含まれてしまうことを回避することができる。
(取込フレームの決定のさらに他の例)
また、たとえば図13において、情報処理装置202は、座標911を(Xp1+Xoffset,Yp1+Yoffset)によって算出し、座標912を(Xp1+(N*YLTmax)+Xoffset,Ym+Yoffset)によって算出してもよい。
これにより、撮影者の指によって指示されるL字形状に対してXoffsetだけX軸の正方向に、YoffsetだけY軸の正方向にずれた位置が取込フレーム913の左下の角と一致する。このため、撮影者はより直感的にフレーミング操作を行うことができるとともに、フレーミング操作の後、左手をずらさずに人差し指を曲げても、被写体領域801の曲げた指先の部分が取込フレーム913に含まれることを回避することができる。
また、取込操作を、親指に対して人差し指をさらに開いたり、傾けたりする操作としてもよい。この場合も、被写体領域801の曲げた指先の部分が取込フレーム913に含まれることを回避することができる。
(親指による取込操作)
つぎに、撮影者の親指による取込操作について説明する。
(取込操作の検出処理)
図15は、親指による取込操作の検出処理の一例を示すフローチャートである。図3−2に示したステップS319において、情報処理装置202は、取込操作の検出処理としてたとえば図15に示す各ステップを実行してもよい。図15に示すステップS1501〜S1504は、図7に示したステップS701〜S704と同様である。
ステップS1504のつぎに、情報処理装置202は、ステップS1504によって検出したY軸方向の度数分布におけるピーク位置の数が1であるか否かを判断する(ステップS1505)。Y軸方向の度数分布におけるピーク位置の数が1でない場合(ステップS1505:No)は、情報処理装置202は、撮影者による取込操作がなかったと判定し(ステップS1506)、一連の検出処理を終了する。
ステップS1505において、Y軸方向の度数分布におけるピーク位置の数が1である場合(ステップS1505:Yes)は、情報処理装置202は、ステップS1503によって算出したX軸方向の度数分布におけるピーク位置を検出する(ステップS1507)。つぎに、情報処理装置202は、ステップS1507によって検出したX軸方向の度数分布におけるピーク位置の数が2であるか否かを判断する(ステップS1508)。X軸方向の度数分布におけるピーク位置の数が2でない場合(ステップS1508:No)は、情報処理装置202は、ステップS1506へ移行する。
ステップS1508において、X軸方向の度数分布におけるピーク位置の数が2である場合(ステップS1508:Yes)は、情報処理装置202は、ステップS1509へ移行する。すなわち、情報処理装置202は、ステップS1507によって検出したX軸方向の度数分布における2つのピーク位置Xp1,Xp2(Xp1<Xp2)を取得する(ステップS1509)。
つぎに、情報処理装置202は、ステップS1509によって取得したピーク位置Xp1,Xp2に基づいて、ピーク位置Xp1に対するピーク位置Xp2の比率Xp2/Xp1が所定比率より小さいか否かを判断する(ステップS1510)。比率Xp2/Xp1が所定比率より小さくない場合(ステップS1510:No)は、情報処理装置202は、ステップS1506へ移行する。
ステップS1510において、比率Xp2/Xp1が所定比率より小さい場合(ステップS1510:Yes)は、撮影者が一方の指先を曲げたと判断することができる。この場合は、情報処理装置202は、撮影者による取込操作があったと判定し(ステップS1511)、一連の検出処理を終了する。
(親指による取込操作の検出)
つぎに、親指による取込操作の検出の具体例について説明する。
図16は、親指による取込操作の検出の一例を示す図である。図16において、図9に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図16に示すように、撮影者は、写真を取り込みたいタイミングにおいて親指を曲げる。これにより、X軸方向ヒストグラム920には2つのピーク位置Xp1,Xp2が生じる。
情報処理装置202は、X軸方向ヒストグラム920において2つのピーク位置Xp1,Xp2が検出されると、ピーク位置Xp1に対するピーク位置Xp2の比率Xp2/Xp1が所定比率より小さいか否かを判断する。そして、情報処理装置202は、比率Xp2/Xp1が所定比率より小さい場合に撮影者による取込操作があったと判定する。これにより、撮影者が親指を曲げることにより、画像データの取込を行うことができる。
また、撮影者が親指を曲げると最大値Xmが小さくなる。このため、情報処理装置202は、所定期間内の最大値Xmの減少量が所定値を超えた場合に取込操作があったと判定してもよい。または、情報処理装置202は、ピーク位置Xp1に対する最大値Xmの比率Xm/Xp1が所定比率より小さい場合に取込操作があったと判定してもよい。これにより、ピーク位置Xp2を検出しなくても取込操作を検出することができる。
(動画への適用)
つぎに、撮影装置100の動画への適用例を説明する。
(動画像の取込処理)
図17は、動画像の取込処理の一例を示すフローチャートである。図2に示した情報処理装置202は、動画像を取り込む場合にたとえば図17に示す各ステップを実行する。
図17に示すステップS1701〜S1704は、図3−1に示したステップS301〜S304と同様である。ステップS1704のつぎに、情報処理装置202は、ステップS1704による検出結果に基づいて、撮影者によるフレーミング操作があったか否かを判断する(ステップS1705)。フレーミング操作がなかった場合(ステップS1705:No)は、ステップS1701によって取得した画像データを記憶装置207に記憶させ(ステップS1706)、ステップS1701へ戻る。
ステップS1705において、フレーミング操作があった場合(ステップS1705:Yes)は、情報処理装置202は、ステップS1703による特定処理によって特定した指領域に基づく取込フレームの決定処理を行う(ステップS1707)。ステップS1707の決定処理は、たとえば図6−1,図6−2に示した決定処理によって実現することができる。
つぎに、情報処理装置202は、ステップS1701によって取得した画像データのうちの、ステップS1707によって決定された取込フレーム内の画像を示す画像データを記憶装置207に記憶させる(ステップS1708)。表示装置206によって、ステップS1701で取得した画像データが示す画像上に、ステップS1707によって決定された取込フレームを表示する(ステップS1709)。
つぎに、情報処理装置202は、動画撮影を終了するか否かを判断する(ステップS1710)。動画撮影を終了するか否かの判断は、たとえば入力インターフェース208によって撮影者からの終了指示を受け付けたか否かを判定することによって行うことができる。動画撮影を終了すると判断した場合(ステップS1710:Yes)は、情報処理装置202は、一連の処理を終了する。
ステップS1710において、動画撮影を終了しないと判断した場合(ステップS1710:No)は、情報処理装置202は、ステップS1701へ戻る。このとき、情報処理装置202は、動画像のフレームレートに応じたつぎの取込周期となるまで待機してからステップS1701へ戻ってもよい。
また、動画像の取込処理は上記の各ステップに限らない。たとえば、情報処理装置202は、フレーミング操作が一度検出されると、つぎにフレーミング操作が検出されるまで取込フレームを固定してもよい。
また、情報処理装置202は、たとえば取込フレーム内に人物の顔が含まれていた場合に、人物の顔の位置の変化に対して取込フレームの位置を追従させてもよい。これにより、狙った人をフレームアウトさせずに撮影し続けることができる。
以上説明したように、画像取込装置、画像取込方法、画像取込プログラムおよび移動通信端末によれば、撮影の容易化を図ることができる。
また、たとえば撮影者の指輪を基準にフレーミングを行う技術に比べて、撮影のたびに特定の指輪を装着しなくてもフレーミングを行うことができるため、利便性を向上させることができる。
なお、本実施の形態で説明した画像取込方法は、たとえば、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布されてもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)撮像素子によって得られた画像データが示す画像のうちの所定の色の領域であって前記画像の端部に接する領域を特定する特定部と、
前記特定部によって特定された領域に含まれる画素の前記画像における第1方向および前記第1方向と交差する第2方向における度数分布を算出する算出部と、
前記算出部によって算出された前記度数分布に基づく取込範囲を決定する決定部と、
所定の取込タイミングにおいて、前記撮像素子によって得られた画像データが示す画像のうちの前記決定部によって決定された取込範囲の画像を示す画像データを記憶装置に記憶させる取込部と、
を備えることを特徴とする画像取込装置。
(付記2)前記決定部は、前記第1方向の度数分布のピーク位置および前記第2方向の度数分布における前記第2方向の最大値に基づく位置と、前記第2方向の最大値より正側の位置と、によって前記取込範囲を決定することを特徴とする付記1に記載の画像取込装置。
(付記3)前記決定部は、前記第1方向の度数分布のピーク位置および前記第2方向の度数分布における前記第2方向の最小値に基づく位置と、前記第2方向の最小値より負側の位置と、によって前記取込範囲を決定することを特徴とする付記1に記載の画像取込装置。
(付記4)前記決定部は、
前記第1方向の度数分布のピーク位置および前記第2方向の度数分布における前記第2方向の最大値に基づく位置と、前記第2方向の最大値より正側の位置と、によって前記取込範囲を決定する第1決定処理と、
前記第1方向の度数分布のピーク位置および前記第2方向の度数分布における前記第2方向の最小値に基づく位置と、前記第2方向の最小値より負側の位置と、によって前記取込範囲を決定する第2決定処理と、
を実行可能であり、前記画像における前記領域の前記第2方向の位置を判定し、判定結果に基づいて前記第1決定処理および前記第2決定処理を切り替えることを特徴とする付記1に記載の画像取込装置。
(付記5)静止画像を取り込む画像取込装置であって、
前記所定の取込タイミングは、前記算出部によって算出された度数分布の所定の変化が検出されたタイミングである、
ことを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の画像取込装置。
(付記6)前記所定の取込タイミングは、前記第1方向の度数分布の所定のピーク位置の数が変化したタイミングであることを特徴とする付記5に記載の画像取込装置。
(付記7)前記所定の取込タイミングは、前記第1方向の度数分布の所定のピーク位置と、前記第1方向の度数分布における前記第1方向の最小値または最大値と、の差異の所定の変化が検出されたタイミングであることを特徴とする付記5に記載の画像取込装置。
(付記8)動画像を取り込む画像取込装置であって、
前記所定の取込タイミングは周期的なタイミングである、
ことを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の画像取込装置。
(付記9)撮像素子によって得られた画像データが示す画像のうちの所定の色の領域であって前記画像の端部に接する領域を特定し、
特定した前記領域に含まれる画素の前記画像における第1方向および前記第1方向と交差する第2方向における度数分布を算出し、
算出した前記度数分布に基づく取込範囲を決定し、
所定の取込タイミングにおいて、前記撮像素子によって得られた画像データが示す画像のうちの決定した前記取込範囲の画像を示す画像データを記憶装置に記憶させる、
ことを特徴とする画像取込方法。
(付記10)コンピュータに、
撮像素子によって得られた画像データが示す画像のうちの所定の色の領域であって前記画像の端部に接する領域を特定し、
特定した前記領域に含まれる画素の前記画像における第1方向および前記第1方向と交差する第2方向における度数分布を算出し、
算出した前記度数分布に基づく取込範囲を決定し、
所定の取込タイミングにおいて、前記撮像素子によって得られた画像データが示す画像のうちの決定した前記取込範囲の画像を示す画像データを記憶装置に記憶させる、
処理を実行させることを特徴とする画像取込プログラム。
(付記11)撮像素子と、
記憶装置と、
前記撮像素子によって得られた画像データが示す画像のうちの所定の色の領域であって前記画像の端部に接する領域を特定する特定部と、
前記特定部によって特定された領域に含まれる画素の前記画像における第1方向および前記第1方向と交差する第2方向における度数分布を算出する算出部と、
前記算出部によって算出された前記度数分布に基づく取込範囲を決定する決定部と、
所定の取込タイミングにおいて、前記撮像素子によって得られた画像データが示す画像のうちの前記決定部によって決定された取込範囲の画像を示す画像データを前記記憶装置に記憶させる取込部と、
を備えることを特徴とする移動通信端末。
(付記12)撮像素子によって得られた画像データが示す画像のうちの指が写った領域であって前記画像の端部に接する領域を特定する特定部と、
前記特定部によって特定された領域に基づく取込範囲を決定する決定部と、
所定の取込タイミングにおいて、前記撮像素子によって得られた画像データが示す画像のうちの前記決定部によって決定された取込範囲の画像を示す画像データを記憶装置に記憶させる取込部と、
を備えることを特徴とする画像取込装置。
100 撮影装置
110,204 撮像素子
120 画像取込装置
121 特定部
122 算出部
123 決定部
124 取込部
130,207 記憶装置
200 移動通信端末
201 通信装置
202 情報処理装置
203 対物レンズ
205 画像バッファメモリ
206 表示装置
208 入力インターフェース
800 画像
801〜806 被写体領域
910 Y軸方向ヒストグラム
911,912 座標
913 取込フレーム
920 X軸方向ヒストグラム

Claims (7)

  1. 撮像素子によって得られた画像データが示す画像のうちの所定の色の領域であって前記画像の端部に接する領域を特定する特定部と、
    前記特定部によって特定された領域に含まれる画素の前記画像における第1方向および前記第1方向と交差する第2方向における度数分布を算出する算出部と、
    前記算出部によって算出された前記度数分布に基づく取込範囲を決定する決定部と、
    所定の取込タイミングにおいて、前記撮像素子によって得られた画像データが示す画像のうちの前記決定部によって決定された取込範囲の画像を示す画像データを記憶装置に記憶させる取込部と、
    を備えることを特徴とする画像取込装置。
  2. 静止画像を取り込む画像取込装置であって、
    前記所定の取込タイミングは、前記算出部によって算出された度数分布の所定の変化が検出されたタイミングである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像取込装置。
  3. 動画像を取り込む画像取込装置であって、
    前記所定の取込タイミングは周期的なタイミングである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像取込装置。
  4. 撮像素子によって得られた画像データが示す画像のうちの所定の色の領域であって前記画像の端部に接する領域を特定し、
    特定した前記領域に含まれる画素の前記画像における第1方向および前記第1方向と交差する第2方向における度数分布を算出し、
    算出した前記度数分布に基づく取込範囲を決定し、
    所定の取込タイミングにおいて、前記撮像素子によって得られた画像データが示す画像のうちの決定した前記取込範囲の画像を示す画像データを記憶装置に記憶させる、
    ことを特徴とする画像取込方法。
  5. コンピュータに、
    撮像素子によって得られた画像データが示す画像のうちの所定の色の領域であって前記画像の端部に接する領域を特定し、
    特定した前記領域に含まれる画素の前記画像における第1方向および前記第1方向と交差する第2方向における度数分布を算出し、
    算出した前記度数分布に基づく取込範囲を決定し、
    所定の取込タイミングにおいて、前記撮像素子によって得られた画像データが示す画像のうちの決定した前記取込範囲の画像を示す画像データを記憶装置に記憶させる、
    処理を実行させることを特徴とする画像取込プログラム。
  6. 撮像素子と、
    記憶装置と、
    前記撮像素子によって得られた画像データが示す画像のうちの所定の色の領域であって前記画像の端部に接する領域を特定する特定部と、
    前記特定部によって特定された領域に含まれる画素の前記画像における第1方向および前記第1方向と交差する第2方向における度数分布を算出する算出部と、
    前記算出部によって算出された前記度数分布に基づく取込範囲を決定する決定部と、
    所定の取込タイミングにおいて、前記撮像素子によって得られた画像データが示す画像のうちの前記決定部によって決定された取込範囲の画像を示す画像データを前記記憶装置に記憶させる取込部と、
    を備えることを特徴とする移動通信端末。
  7. 撮像素子によって得られ指が写った画像データが示す画像のうちの前記指の部分の領域であって前記画像の端部に接する領域を特定する特定部と、
    前記特定部によって特定された領域に基づく取込範囲を決定する決定部と、
    所定の取込タイミングにおいて、前記撮像素子によって得られた画像データが示す画像のうちの前記決定部によって決定された取込範囲の画像を示す画像データを記憶装置に記憶させる取込部と、
    を備えることを特徴とする画像取込装置。
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