JP6116622B2 - 高蒸気圧のマグネシウムを溶鋼に添加する方法及びその装置 - Google Patents
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Description
(1)本発明は主に溶鋼3に純マグネシウムを添加するため、他の元素を導入して溶鋼3の成分が複雑になることがない。
(2)本発明の特徴は、マグネシウム金属が蒸気化した後にアルゴンガスを担体として利用し、溶鋼3に添加することで、固体のマグネシウム顆粒が液体の溶鋼に直接接触して爆発が発生する危険性を回避させる。
(3)本発明の実施過程では、全工程でアルゴンガスを保護ガスとして採用し、マグネシウムが空気に接触して酸化するのを防ぐ。
(4)本発明の重点は、管状炉2の炉(furnace)20内の温度範囲を1120℃‐1200℃にしてマグネシウムの気化過程を達成させ、マグネシウムを加熱して気化させるための加熱装置が不要になる。
(5)本発明では、1120℃‐1200℃の温度範囲内で固体のマグネシウムを気化させ、前記温度範囲内のマグネシウムの蒸気圧は4気圧になる。
(6)本発明の嵌合管14の部分は、前記嵌合管14は耐高温のステンレス材質であり、故にマグネシウムの気化過程で輸送管13が破裂しない。
(7)本発明では、溶鋼3にマグネシウムを添加する場合、アルゴンガスを担体として、溶鋼3の成分を均一にすることで、管状炉2での添加過程でマグネシウム成分が溶鋼3に不均一に分布されないようにする。
(8)本発明では、溶鋼3にマグネシウムを添加する場合、マグネシウムの回収率が高くなる。
(9)本発明では、貯留タンク11から嵌合管14に加えるマグネシウムの量、及びマグネシウムを加える時間を制御することで鋼中のマグネシウムの含有量を精確に制御させる。
11 貯留タンク
12 制御弁
13 本体
131 輸送管
132 嵌合管
1321 気孔
133 三方管
14 温度感知装置
15 耐残滓浸食塗布層
16 るつぼ
2 管状炉
20 炉
21 管路
211 バルブ
212 バルブ
213 バルブ
22 ガス清浄器
23 流量計
230 流量計
24 送気導管
3 溶鋼
4 温度感知装置
Claims (6)
- 純マグネシウム顆粒を添加する装置と、管状炉とから構成された高蒸気圧のマグネシウムを溶鋼に添加する装置を用いる高蒸気圧のマグネシウムを溶鋼に添加する方法であって、
純マグネシウム顆粒を添加する装置の下端部が、管状炉内に設置され、鋼が充填されたるつぼの上方に結合され、
純マグネシウム顆粒を添加する装置が、その最上部に設置された貯留タンクと、貯留タンクに緊密に結合された中空管状の輸送管を形成させた本体と、輸送管の側部に備えられたアルゴンガス供給用三方管と、管状炉下部へのアルゴンガス供給管路と、貯留タンクと輸送管との間に設置され、貯留タンクに充填された純マグネシウム顆粒の添加速度の調整を行う制御弁と、輸送管に内設された嵌合管と、
を少なくとも備えてなるものであり、該純マグネシウム顆粒を溶鋼に添加する装置において、
アルゴンガスを供給管路から導入し、管状炉内の酸素濃度を低下させた状態とし、貯留タンクに純マグネシウム顆粒を充填した後、三方管からアルゴンガスを導入し、純マグネシウム顆粒を添加する装置の下端部の温度が、るつぼ内の鋼の溶融可能な設定温度まで上昇した条件下で、貯留タンクから純マグネシウム顆粒を輸送管を介して嵌合管に送り、純マグネシウム顆粒を気化させることにより得られた純マグネシウム蒸気を、三方管から導入されたアルゴンガスを担体として溶鋼に接触させる
ことを特徴とする高蒸気圧のマグネシウムを溶鋼に添加する方法。 - 前記アルゴンガス供給管路からアルゴンガスが、1〜2L/minの流量で導入され管状炉内の酸素濃度を低下させることを特徴とする、請求項1に記載の高蒸気圧のマグネシウムを溶鋼に添加する方法。
- アルゴンガスを0.2〜0.5L/minで導入することにより前記純マグネシウム蒸気を溶鋼に添加させることを特徴とする、請求項1に記載の高蒸気圧のマグネシウムを溶鋼に添加する方法。
- 前記純マグネシウム顆粒の粒径は0.5〜2mmであることを特徴とする、請求項1に記載の高蒸気圧のマグネシウムを溶鋼に添加する方法。
- 純マグネシウム顆粒を添加する装置と、管状炉とから構成される高蒸気圧のマグネシウムを溶鋼に添加する装置であって、
純マグネシウム顆粒を添加する装置の下端部が、管状炉内に設置され、鋼が充填されるるつぼの上方に結合され、
純マグネシウム顆粒を添加する装置は、密閉容器であり、
最上端に設置される貯留タンクと、
貯留タンクに緊密に結合された中空の管状である輸送管を形成させる本体と、
輸送管の側部に備えたアルゴンガス供給用三方管と、
管状炉下部へのアルゴンガス供給用管路と、
貯留タンクと輸送管との間に設置され、貯留タンクに充填された純マグネシウム顆粒の添加速度の調整を行う制御弁と、
輸送管に内設され、密閉状態であり、底部に複数の気孔が開設される嵌合管と
を備えてなることを特徴とする高蒸気圧のマグネシウムを溶鋼に添加する装置。 - 前記嵌合管の底部には、孔径が純マグネシウム顆粒より小さい複数の気孔が開設されることを特徴とする請求項5に記載の高蒸気圧のマグネシウムを溶鋼に添加する装置。
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JP2015137350A JP6116622B2 (ja) | 2015-07-08 | 2015-07-08 | 高蒸気圧のマグネシウムを溶鋼に添加する方法及びその装置 |
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JP2000119731A (ja) * | 1998-10-07 | 2000-04-25 | Nippon Steel Corp | 溶鉄の精錬方法 |
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