JP6116194B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、一般的には照明器具に関し、特定的には、イオン発生ユニットを備えた照明器具に関する。
特開2007−227043号公報(以下、特許文献1という)に記載の照明器具のように、イオン発生ユニットとしてのイオン発生装置を備えた照明器具が知られている。
特許文献1に記載された照明器具は、天井に設置される照明器具である。当該照明器具の本体には、複数のイオン発生装置が設けられている。各イオン発生装置は、本体の中心に対して回転対称となるように配置されている。イオン発生装置は、本体から外部に向かって略水平方向にイオンを放出する。
また、当該照明器具は、送風部を備えている。送風部は、略水平方向のうちのイオンが放出される方向と略直交する方向に送風する。イオン発生装置から放出されるイオンは、放出された方向から略直交する方向に誘引され且つ落下しながら部屋中に拡散する。
特開2007−227043号公報
特許文献1に記載された照明器具においては、本体の上端部に配置されたイオン発生装置によって、本体の上面の表面積、つまり、照明装置が発生させる熱量を放出するための表面積が減少する。しかしながら、特許文献1に記載された照明器具においては、イオン発生装置が載せられた位置における放熱について、何ら対策が施されていない。
そこで、本発明の目的は、イオン発生ユニットを備えた照明器具であって、効果的に熱量を放出することが可能な照明器具を提供することである。
本発明に従った照明器具は、本体と、イオン発生ユニットとを備える。本体は、光源と、光源の熱を放出する放熱部とを有する。イオン発生ユニットは、放熱部の上面に設置される筐体と、筐体の内部において気流を発生させるファンと、筐体内部に配置されているイオン発生装置とを有する。筐体は、放熱部の上面に対向し、イオン発生装置が取り付けられる底面を構成する底部と、底部を貫通する開口とを有する。
本発明によれば、イオン発生ユニットを備えた照明器具であって、効果的に熱量を放出することが可能な照明器具を提供することができる。
本発明に従った照明器具を斜め上方から見た斜視図である。 本発明に従った照明器具を斜め下方から見た斜視図である。 本発明に従った照明器具を斜め下方から見た斜視図であって、当該照明器具の一部の内部を示す図である。 本発明に従った照明器具を斜め上方から見た斜視図であって、特にイオン発生ユニットを拡大して示す図である。 図4のV線が示す方向から見た照明器具の断面図であって、特にイオン発生ユニットを拡大して示す図である。 本発明に従った照明器具を斜め上方から見た斜視図であって、特にイオン発生ユニットの内部を拡大して示す図である。 本発明に従った照明器具のイオン発生ユニットを斜め下方から見た斜視図である。 本発明に従った照明器具を斜め下方から見た斜視図であって、イオンが放出される方向を概略的に示す図である。 本発明に従った照明器具が設置された室内におけるイオンの濃度分布を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に、本発明に従った照明器具100を示す。図1は、照明器具100を斜め上方から見た斜視図である。照明器具100は、図示しない天井のような照明器具設置用の設置面に設置される。照明器具100は、本体1と、二つのイオン発生ユニット10と、放熱板3とを備える。イオン発生ユニット10は、筐体20を有する。筐体20は、本体1の上面に設置される。本体1は、光源としてのLED(light Emitting diode)を含む光源ユニットを収容する。光源ユニットについては、後述する。
図2は、照明器具100を斜め下方(照射面である床面の側)から見た斜視図である。本体1の上面とは、照明器具100の発光面を形成する外周カバー4aと反対側の面、つまり、天井側の面である。本体1は、後述する外枠部材2、放熱板3、回路収容部40、外周カバー4a、中央カバー4b、および、枠5等を有する。
放熱部の一例としての放熱板3(図1参照)は、中央に開口(不図示)を有する略円板形状を有する。放熱板3は、放熱性および熱伝導性が良好なアルミニウムまたは鉄等の金属製の材料から形成されることが好ましい。ただし、放熱板3を構成する材料は、特に限定されない。筐体20は、本体1の上面を構成する放熱板3の上面3cに、ネジ等によって固定される。つまり、イオン発生ユニット10は、本体1に取り付けられた状態で他の部材に覆われることなく、本体1の上面で外部に露出した状態で取り付けられている。なお、筐体20は、図示しない取り付け用の台座等を介して本体1に設置されていてもよい。放熱板3は、本体1のうちの光源ユニットを収容する部分と、イオン発生ユニット10との間に配置される。
回路収容部40は、放熱板3の中央の開口(図示せず)に嵌められるように放熱板3に固定される。回路収容部40は、放熱板3の上面3cから上方に突出する。ただし、回路収容部40は、図示しない取り付け用の台座、または、弾性材料によって形成される干渉部材等を介して放熱板3に取り付けられていてもよい。回路収容部40は、イオン発生ユニット10の駆動に必要な電気回路等を収容する空間を含むように箱形状を有する。また、照明器具100の照明および調光に必要な電気回路等は、回路収容部40の内部と、本体1のうちの光源ユニットを収容する部分とに配置されている。回路収容部40は、本体1および放熱板3の中央に配置される。本体1の中心を示す中心Cは、回路収容部40を通る。
外枠部材2は、略円環形状を有する。外枠部材2は、放熱板3の半径方向の外側に配置されるように、放熱板3の外縁部3bに取り付けられる。放熱板3の外縁部3bが形成する円の中心と、外枠部材2の外縁2aが形成する円および内縁が形成する円の中心とは、本体1の中心Cに略一致する。放熱板3および外枠部材2の半径方向に沿って、放熱板3の外縁(図示せず)が外枠部材2の内縁よりも外側に位置するように、放熱板3の外縁が外枠部材2の内縁に嵌め合わされる。
本体1の上方において、二つのイオン発生ユニット10の位置は、本体1の中心Cに関して対称である。回路収容部40の上端部と各筐体20の上端部とには、それぞれ、パッキン41とパッキン12とが取り付けられている。パッキン41とパッキン12とは、スポンジ状のものである。照明器具100が天井に設置される場合には、パッキン12とパッキン41とが天井に接触する。
各筐体20の上面におけるパッキン12の内側には、開口11が形成されている。パッキン12は、開口11の縁に取り付けられている。照明器具100が天井に設置される場合は、パッキン12が天井と開口11の縁との間を塞ぐことによって、開口11は天井によって閉塞される。開口11によって、イオン発生ユニット10を構成する材料を削減することできるため、照明器具100を軽量化することができる。
図2に示すように、本体1は、光源から生じる光を拡散させる外周カバー4aおよび中央カバー4bを含む。中央カバー4bは、本体1の中心Cに配置され、略円板形状を有する。本体1において中央カバー4bの外縁と外周カバー4aの内縁との間には、略円環状の枠5が配置される。外周カバー4aは、略円環形状を有する。外周カバー4aの内径は、中央カバー4bの径よりも大きい。外周カバー4aは、枠5と外枠部材2の内縁とに挟まれるように、中央カバー4bの半径方向の外側に配置される。中央カバー4bの外縁が形成する円の中心と、外周カバー4aの外縁が形成する円および内縁が形成する円の中心とは、本体1の中心Cに略一致する。
外枠部材2には、ルーバ8が取り付けられる。ルーバ8は、外枠部材2において、後述する吹出口を覆う位置に取り付けられる。外枠部材2には、吹出口に対向する位置に切り欠きが形成されている。この切り欠きの部分に、ルーバ8が嵌められる。
図3は、照明器具100を斜め下方から見た斜視図であって、照明器具100の一部の内部を示す図である。図3の下方から上方を指す方向は鉛直下方であって、且つ、図3の上方から下方を指す方向は鉛直上方である。図3に示す照明器具100の状態は、図2に示す照明器具100の状態から外周カバー4aが取り外された状態である。
図3に示すように、本体1には、光源としてのLEDが取り付けられた基板と、LEDが発する光を拡散させる導光部材とを含む光源ユニット6が収容されている。光源ユニット6は、本体1の中央部である中心Cの周囲に配置され、図示しない本体1のフレームに固定される。光源ユニット6の下方(照射面の側)には、枠5が配置される。放熱板3において、外周カバー4a(図2参照)と対向する位置には、反射シート7が取り付けられる。
図4は、照明器具100を斜め上方から見た斜視図であって、特にイオン発生ユニット10を拡大して示す図である。図4に示すように、筐体20は、パッキン12が取り付けられた上面壁25の他に、正面壁部21と、周壁28と、図4に図示しない底部27とを有する。正面壁部21は、略水平方向に面し、外枠部材2の外縁2aが延びる方向に沿って延びている。また、正面壁部21は、放熱板3の外縁部3bに沿って配置される。ここでいう略水平方向に正面壁部21が面することとは、正面壁部21の全体が略鉛直方向に延びることに限定されず、正面壁部21の少なくとも一部が略水平方向に面することをいう。正面壁部21は、略水平方向に面する部分(言い換えると、水平面に略直交する部分)と、水平方向および鉛直上方に面する部分(言い換えると、水平面に対して傾斜する部分)とを有する。周壁28は、正面壁部21を囲むように略鉛直方向に沿って延びている。また、周壁28は、筐体20の側面のうち、本体1の半径方向の内側を向く部分と、本体1の外周(言い換えると、外枠部材2の外縁2a)を向く部分とを形成する。
筐体20の正面壁部21には、吸込口23が形成されている。図4の白抜きの矢印D1が示すように、吸込口23は、本体1の外部から筐体20の内部に向かって空気を流入させる。吸込口23は、放熱板3の外縁部3bつまり外枠部材2の外縁2aの近傍において、本体1の半径方向のうちの放熱板3の上面3cの外側から内側に向かって空気を流入させる。吸込口23は、本体1の外縁の近傍に配置される。詳細には、放熱板3の上面3cにおいて正面壁部21の位置が外縁部3bの近傍に略一致するように、筐体20が放熱板3の上面3cに取り付けられる。放熱板3に外枠部材2が取り付けられている場合には、正面壁部21の位置は、外枠部材2の内縁の近傍に略一致する。これにより、吸込口23の位置は、外枠部材2の内縁の位置に略一致する。吸込口23を通って筐体20の内部に流入した空気は、図4の白抜きの矢印D2が示すように、筐体20の内部から外枠部材2の外部に向かって流出する。
図5は、図4のV線が示す方向から見た吹出口24を通る断面図であって、特にイオン発生ユニット10を拡大して示す図である。図5に示すように、筐体20には、吹出口24が形成されている。吹出口24は、筐体20の内部から本体1の外部に向かって空気を流出させ且つ略鉛直下方に面する。すなわち、吹出口24は、吸込口23の面が延びる方向と平行な方向でない方向に延びる平面上に配置されている。吸込口23と吹出口24とは、筐体20において互いに隣接する位置に形成される。ここでいう略鉛直下方に吹出口24が面することとは、吹出口24の全体が略水平方向に延びることに限定されず、吹出口24の少なくとも一部が略鉛直下方に面することでよく、吹出口24を形成する開口の面が水平面に対して傾斜した状態であってもよい。
筐体20には、渦流ファン30が収容される。渦流ファン30は、モータ31とモータ軸32とを有する。モータ軸32は、略鉛直方向に延びる。すなわち、渦流ファン30の回転軸線は、略鉛直方向に延びる。モータ31は、図示しない電気回路に接続されている。モータ31の駆動に伴う渦流ファン30の回転によって、筐体20の内部に気流が発生する。この気流によって筐体20の内部の圧力の分布が変化することにより、本体1の外部から筐体20の内部に空気が流入し、且つ、筐体20の内部から本体1の外部に空気が流出する。
筐体20の内部には、イオン発生装置の一例としてのイオン発生素子50が配置されている。イオン発生素子50は、筐体20の底部27の上に取り付けられる。底部27は、放熱板3の上面3cと対向する筺体20の底面を構成する。イオン発生素子50は、図示しない電気回路に接続されている。イオン発生素子50においては、正イオンと負イオンとが発生する。正イオンとしては、H+(H2O)m(mは任意の自然数)であり、負イオンとしてはO2-(H2O)n(nは任意の自然数)である。このような正イオンと負イオンとによって、空気中の細菌またはカビ菌の表面に正イオンおよび負イオンが付着して結合し、その時に起こる反応によって活性種である水酸基ラジカル(・OH)または過酸化水素(H22)が発生し、その酸化作用によって細菌またはカビ菌を殺菌することができる。
筐体20の内部に流入した空気には、吹出口24の上流においてこれらのイオンが混合される。吹出口24からは、これらのイオンが混合された空気が流出する。このようにして、照明器具100が設置された空間に、正イオンと負イオンとを効果的に拡散させることができる。
筐体20の内部において、吹出口24の上流の部分は、ダクトが延びるような形状が形成されている。筐体20の内部には、壁部の一例としての誘導壁26が形成されている。誘導壁26は、吹出口24の上流且つ吹出口24の近傍において筐体20の天井を形成する。誘導壁26は、吹出口24に向かって流れる空気を誘導する。誘導壁26が延びる方向は、水平方向に対して40°以上且つ60°以下の範囲に含まれる。つまり、誘導壁26が形成する面が水平方向に対して傾斜する角度は、40°以上且つ60°以下の範囲に含まれる。誘導壁26の全体が延びる方向は、好ましくは、水平方向に対して50°である。このような筐体20の形状により、誘導壁26は、水平方向に対して40°以上且つ60°以下の範囲で空気が流れるように吹出口24から流出する空気が流れる方向を調整する。
図6は、照明器具100を斜め上方から見た斜視図であって、特にイオン発生ユニット10の内部を拡大して示す図である。図6に示す照明器具100においては、図4に示す照明器具100のイオン発生ユニット10の筐体20から上面壁25(図4参照)が取り外されている。筐体20において、上面壁25は、ネジ等によって着脱自在に取り付けられている。
図6に示すように、筐体20は、脚部22a,22b,22cを含む複数の脚部を有する。脚部22a,22b,22cは、周壁28から筐体20の外部に向かって延びる突起状の部分である。これら脚部22a,22b,22cがネジ等によって放熱板3または外枠部材2に固定されることにより、筐体20が本体1の上に取り付けられる。
脚部22aは、筐体20を外枠部材2に固定させる部位である。脚部22aは、外枠部材2の切り欠きおよびルーバ8を挟むように、吹出口24の両脇に配置される。脚部22bは、外枠部材2の半径方向に沿って、外枠部材2の内縁よりも内側に配置される。脚部22bは、筐体20を放熱板3に固定させる部位である。脚部22cは、脚部22bよりも放熱板3の半径方向の内側において筐体20を放熱板3に固定させる部位である。図6に示すように、例えば脚部22cと放熱板3との間と、脚部22aと外枠部材2との間とには、シリコン等の防振部材38が配置されている。これにより、渦流ファン30の作動による振動等が本体1に伝わることを防止することができる。また、放熱板3の熱膨張に起因して筐体20に歪みが生じることを防止することができる。
周壁28は、渦流ファン30を囲む形状を有する。空気が流れる方向に沿って、周壁28は、正面壁部21(図4参照)の下流において、渦流ファン30の外形を形成する円の接線に沿う形状を有する。また、周壁28は、吹出口24が近づくに従って筐体20の内部の流路の幅が広がるように上記円の接線から離れる形状を有する。
筐体20は、渦流ファン30の回転によって生じる気流によって、筐体20の下方に位置する放熱板3が冷却されるように構成されている。図6に示すようにイオン発生ユニット10を上方から見る場合には、渦流ファン30は、反時計回りに回転する。底部27は、放熱板3に対向する。また、図5に示すように、筐体20の底部27と放熱板3との間には、隙間3aが存在する。より具体的には、筐体20の周囲において、底部27と放熱板3の上面3cとの間には、部分的に隙間3aが形成されている。底部27と放熱板3との間の隙間3aの大きさは、例えば、筐体20の形状と放熱板3の上面の形状とを適宜調整することによって変化する。
また、筐体20の底部27には、筐体20の外部と内部とを連通させる複数の開口29が形成されている。これらの開口29は、放熱板3に面し、底部27を貫通している。
図7は、イオン発生ユニット10を斜め下方から見た斜視図である。筐体20の内部に発生する気流の影響により、底部27の下方から開口29を通って空気が筐体20の内部に流入する。このとき、渦流ファン30から生じる気流が放熱板3の上面3c(図6参照)を通ることによって放熱板3による放熱が促進されるため、放熱板3に含まれる熱量を減少させることができる。隙間3aを通過したうえで底部27の下方から開口29を通って筐体20の内部に流入する空気は、吸込口23を通って流入する空気とともに、吹出口24から流出する。
図6に示すように、ルーバ8は、複数の羽板8aを有する。ルーバ8において、羽板8aの数は、11である。各羽板8aが略鉛直方向および略水平方向に沿って延びるように、ルーバ8が外枠部材2に取り付けられている。各羽板8aは、本体1の半径方向と略平行な方向に延びる。ルーバ8における羽板8aの移動は制限されており、ルーバ8および外枠部材2に対して羽板8aが移動しないように、ルーバ8に羽板8aが固定されている。羽板8aの形状は、それぞれ同一である。各羽板8aは、筐体20の内部に配置される(図5参照)。吹出口24から筐体20の外部に流出する空気は、羽板8aに沿って円滑に流れた後に、吹出口24から流出する。
図6に示すように、イオン発生素子50は、正イオン発生部51と負イオン発生部52とを有する。各羽板8aによって、筐体20の内部において外枠部材2の円周方向に沿って複数の気流の流路が区画されている。そのため、イオン発生素子50において発生する正イオンと負イオンとが羽板8aによって分散しながら吹出口24から放出されるため、筐体20の内部において、または、吹出口24から放出された直後において、中和することを防止することができる。また、隣り合う二つの羽板8aの間隔は、好ましくは、使用者の指が入らない程度の間隔である。
また、図5に示すように、各羽板8aの上面8bは、本体1の半径方向に沿った羽板8aの内側の端部が下方を向くように、鉛直方向および水平方向に対して傾斜している。羽板8aは、筐体20の内部において、誘導壁26が形成するダクト形状を有する部分に配置されている。誘導壁26に沿って流れる空気が各羽板8aの上面に対して略直交する方向から隣り合う二つの羽板8aの間に流入することができるように、ルーバ8と外枠部材2と筐体20との各形状が形成されている。各羽板8aの上面が延びる方向は、好ましくは、水平方向に対して約30°である。イオン発生素子50とルーバ8との間に所定の距離が隔てられるように、羽板8aの上面の位置が調整されることによって、イオン発生素子50の放電性能を維持することができる。
筐体20の内部には、インジケータ60が配置されている。図示しない電源回路とインジケータ60とは、配線39によって接続されている。なお、配線39は、イオン発生素子50に接続される配線と、渦流ファン30に接続される配線とを含む。イオン発生素子50が作動するとき、つまり、イオン発生素子50がイオンを発生させるときには、インジケータ60が発光する。筐体20の内部で発光するインジケータ60の光は、ルーバ8を通して照明器具100の外部に漏れる。
図8は、照明器具100を斜め下方から見た斜視図であって、イオンが放出される方向を概略的に示す図である。なお、図4,5,7,8において示す白抜きの矢印は、気流が流れる方向を概略的に示すものであって、気流の速度または規模を示すものではない。図8の白抜きの矢印に示すように、ルーバ8の各羽板8a(図6参照)の間を通って本体1の外部に流出する空気は、水平方向に広がりながら本体1の下方に放出される。このとき、イオンを含む空気の一部は、誘導壁26に沿って筐体20の内部から放出される。そのため、吹出口24(図5参照)およびルーバ8から放出される空気が流れる方向は、水平方向に対して40°以上且つ60°以下の範囲で調整される。また、吹出口24から放出される際に誘導壁26に当たったイオンの一部は、本体1の半径方向の外側よりも本体1の中央側、つまり、照明器具100の略直下方向に放出される。これにより、室内における照明器具100から離隔した領域だけでなく、照明器具100の直下の領域にもイオンを拡散することができる。このように、照明器具100においては、室内等の空間の上部から放出されるイオンを室内等の空間の比較的広い範囲に効果的に拡散させることができる。
以上のように、照明器具100は、本体1と、イオン発生ユニット10とを備える。本体1は、光源としてのLEDを含む光源ユニット6と、LEDの熱を放出する放熱板3とを有する。イオン発生ユニット10は、放熱板3の上面3cに設置される筐体20と、筐体20の内部において気流を発生させる渦流ファン30と、イオン発生素子50とを有する。筐体20は、放熱板3の上面3cに対向する底面を構成する底部27と、底部27を貫通する開口29とを有する。
この構成によれば、渦流ファン30の作用によって筐体20の内部を流通する気流が開口29を介して放熱板3の上面3cを通ることにより、放熱板3を強制的にさらに冷却することができる。また、放熱板3による放熱を促進することによって、放熱板3の大きさを縮小することが可能であるため、放熱板3および照明器具100を軽量化することができる。さらに、筐体20に開口29が形成されているため、筐体20およびイオン発生ユニット10の重量、並びに、照明器具100の重量を低減させることができる。
このようにすることにより、効果的に熱量を放出することが可能なイオン発生ユニット10を備えた照明器具100を提供することができる。
照明器具100は、放熱板3を備える。放熱板3は、本体1とイオン発生ユニット10との間に配置される。筐体20の周囲において、放熱板3と底部27の底面との間には、隙間3aが存在する。
この構成によれば、放熱板3と筐体20との間に隙間3aが存在するため、筺体20の周囲に位置する放熱板3の上面3cに空気を通らせることができるので、放熱板3をさらに冷却することができる。また、放熱板3から放出される熱量がイオン発生ユニット10に伝導することを防止することができる。
筐体20には、吸込口23と吹出口24とが形成されている。吸込口23は、本体1の外部から筐体20の内部に空気を流入させ且つ略水平方向に面する。吹出口24は、筐体20の内部から本体1の外部に空気を流出させる。吹出口24は、吸込口23が配置される平面とは異なる平面上に配置されている。
照明器具100によれば、イオン発生ユニット10の吹出口24が略鉛直下方に面することによって、イオン発生ユニット10が発生させるイオンを下方に積極的に拡散させることができる。そのため、室内等の空間の上部から放出されるイオンを室内等の空間の全体に拡散させるまでに消滅させることなく、イオンを空間に効果的に拡散させることができる。
また、照明器具100において、吸込口23は略水平方向に面し、且つ、吹出口24は略鉛直下方に面する。このように、照明器具100においては、吸込口23と吹出口24とが同一の平面上に位置しないように、イオン発生ユニット10を本体1に設置されている。そのため、吹出口24と吸込口23との間に空気のショートサーキットが発生することを防止することができる。ショートサーキットの発生を防止することによって、吹出口24から一旦放出されたイオンが吸込口23からイオン発生ユニット10の内部に吸い込まれるような事態は発生し難いため、イオンを部屋全体に拡散させることが可能である。
また、吸込口23が略水平方向に面し、且つ、吹出口24が略鉛直下方に面することにより、吹出口24と吸込口23との間に空気のショートサーキットが発生することを防止しながら吸込口23と吹出口24との距離を縮小させることができる。そのため、筐体20およびイオン発生ユニット10、並びに、照明器具100を小型化することができる。
照明器具100は、天井に設置される照明器具であって、二つのイオン発生ユニット10を備える。各イオン発生ユニット10の上端は、天井に接触する。本体1の上方において、二つのイオン発生ユニット10の位置は、本体1の中心に関して対称である。
本体1の上方において対称的に配置される二つのイオン発生ユニット10によって、天井とイオン発生ユニット10とが接触する部分の配置をバランス良く整えることができるため、照明器具100の天井への設置を安定させることができる。また、2つのイオン発生ユニット10から照明器具100の外側に向けて広がるようにイオンを放出することができるため、室内等の空間に対して全体的にイオンを拡散させることができる。
照明器具100は、渦流ファン30を備える。渦流ファン30は、略鉛直方向に延びるモータ軸32を有し、且つ、筐体20に収容される。渦流ファン30は、放熱板3の上面3cが延びる方向と略平行な方向に流れる気流を発生させる。
この構成によれば、略水平方向に沿って吸込口23から筐体20の内部に空気を流入させることができるので、モータの回転軸が延びる方向に沿って空気を流入させる軸流ファンが筐体に配置される場合に比べて、ファンの軸方向に沿った筺体の高さを広げる必要がない。また、渦流ファン30が発生させる気流を、放熱板3の上面3cが延びる方向と平行な方向(略水平方向)に吸込口23から吹出口24まで円滑に流れるように吸込口23と吹出口24とを近づけることができるため、イオン発生ユニット10および照明器具100の小型化が可能である。なお、本発明に従った照明器具のファンは、渦流ファンに限らず、軸流ファン等他のファンを適用することも可能である。
また、照明器具100において、吸込口23は、放熱板3の上面3cにおいて外縁部3bの近傍に配置され、且つ、本体1の半径方向の外側を向く。より具体的には、吸込口23は、放熱板3の上面3cにおいて本体1の半径方向の外側から内側に向かう方向に空気が流入するように略水平方向に向けられている。この構成によれば、本体1に付着した塵埃等がイオン発生ユニット10の内部に吸い込まれることを防止することができる。これにより、イオン発生ユニット10の性能の低下を防止することができる。
吸込口23と吹出口24とは、筐体20において互いに隣接するように配置される。このように、互いに隣接するように吸込口23と吹出口24とを筐体20において配置することにより、吸込口23と吹出口24との距離が縮小されるため、筐体20およびイオン発生ユニット10、並びに、照明器具100を小型化することができる。しかも、吸込口23と吹出口24は同一の平面上に位置しないように向けられているので、互いに隣接させたとしてもショートサーキットの発生を抑制することができる。
筐体20の内部には、誘導壁26が形成される。誘導壁26は、水平方向に対して40°以上且つ60°以下の範囲で傾斜する面を形成する。誘導壁26は、水平方向に対して40°以上且つ60°以下の範囲で傾斜する面によって、吹出口24から放出される空気が流れる方向を調整する。
この構成によれば、照明器具100の直下の領域から空間の端の領域までイオンを放出することができるため、室内等の空間に対して全体的にさらに効果的に拡散させることができる。
なお、本発明に従った照明器具においては、筐体の底部と放熱部の上面との間に隙間が形成されていなくてもよい。隙間が形成されていなくとも、開口29を底部27に形成することによって、筺体20内部に発生する気流が開口29に面する放熱板3の上面3cを通るため、放熱を促すことができる。ただし、隙間3aが形成されている底部27の周囲に位置する放熱板3の上面3cを気流が通るため、放熱板3による放熱を隙間3aによってさらに促進することができる。
筐体20の正面壁部21に形成される吸込口23の数は、特に限定されない。吸込口23の口径は、図4に図示する口径よりも小さくてもよく、大きくてもよい。吸込口23の口径は、空気を効率よく流入させることができ、且つ、筐体20の内部への塵埃等の流入を防止することができる大きさであることが好ましい。吸込口23の口径よりもさらに目の細かいネット状の部材が、正面壁部21に取り付けられていてもよい。このようなネット状の部材は、正面壁部21に形成された比較的大きな開口を塞ぐように、正面壁部21に取り付けられていてもよい。
筐体20の底部27と放熱板3との間の隙間3aは、例えば、放熱板3のうえに固定等される台座、または、筐体20の底部27から下方に延びる脚部材を、筐体20の底部27と放熱板3の上面との間に配置することによって形成されていてもよい。
筐体20の外部と内部とを連通させ、且つ、放熱板3に面する開口は、筐体20の底部27に形成された複数の開口29に限定されない。筐体の底面の略全体において開口する一つの開口が筐体に形成されていてもよい。このような一つの開口が形成される場合であっても、筐体の底面に形成される開口の全体の数は、一つであることに限定されない。筐体の底面の開口は、筐体および放熱部の形状、放熱部と筐体との間の隙間の位置および寸法、並びに、渦流ファン30の回転によって生じる筐体の内部の圧力の分布の変化等を考慮して形成されることが好ましい。
イオン発生ユニット10が備えるイオン発生素子50の位置は、吹出口24のさらに近傍であってもよく、筐体20の外側であってもよい。ただし、イオン発生素子50の位置は、正イオンと負イオンとの中和を防止するために、渦流ファン30の下流であることが好ましい。
本発明に従った照明器具において、吹出口から流出する空気が流れる方向を調整する壁部の例は、筐体の吹出口の下流に設置されていてもよい。このような壁部は、吹出口から流出した空気が流れる方向を、水平方向に対して40°以上且つ60°以下の範囲で空気が流れるように調整する。
放熱板3および外枠部材2の形状は、特に限定されない。本発明に従った照明器具において、放熱部としての放熱板は、例えば多角形状を有していてもよく、カバー部材は、放熱板の形状に沿った形状を有していればよい。このように、本発明に従った照明器具において、本体の全体の形状は、特に限定されない。
なお、本発明に従った照明器具において、イオン発生ユニットの数は、特に限定されない。イオン発生ユニットの数は、一つであってもよく、三つ以上であってもよい。複数のイオン発生ユニットを照明器具が備える場合には、複数のイオン発生ユニットの位置が本体の中心に関して対称であればよい。また、この場合には、隣り合う二つのイオン発生ユニットは、互いに等間隔で離れていることが好ましい。
照明器具100において、光源はLEDであることに限定されない。光源は、ランプ、蛍光灯、または、EL(エレクトロルミネッセンス、無機質もしくは有機質は問わない)等、光を発するものであればよい。また、光源ユニット6または光源は、本体1に収容されることに限定されない。本発明に従った照明器具においては、本体が光源ユニットまたは光源を備えていればよく、光源ユニットまたは光源は、本体に取り付けられていてもよく、照明器具の外部に露出していてもよい。
なお、インジケータ60の発光色は、好ましくは、光源ユニット6の発光色と異なっている。ただし、インジケータ60の発光色は、光源ユニット6の発光色と同一であってもよい。
本発明に従った照明器具は、天井に設置される照明器具に限定されず、部屋等の室内の上部に配置される照明器具であればよい。本発明に従った照明器具は、壁に取り付けられる照明器具、または、台の上に載せられたうえで室内の上部に配置される照明器具であってもよい。
本発明に従った照明器具において、イオン発生ユニットは、本体の上面に配置されるものに限定されず、本体に収容されるものであってもよい。
イオン発生素子が発生させるイオンは、正イオンと負イオンとに限定されない。さらに、本発明に従った照明器具は、イオンを発生させるイオン発生素子を含むイオン発生ユニットを備えたものに限定されず、空気中の微細塵を帯電させることによって、空気中のウイルスまたはカビ菌等を不活化させることができる帯電体を生成する機器を備えていればよい。ここでいう帯電体とは、イオンと帯電微粒子水との総称である。つまり、イオンとは別の帯電体の例は、帯電微粒子水である。
(実験例1)
本発明に従った照明器具の効果の一つとして、イオンを室内等の空間に効果的に拡散させることが可能であるといった効果がある。実験例1においては、この効果を検証するために、本発明に従った上記の照明器具100(図1参照)を室内の天井に設置し、当該室内におけるイオンの分布を確認した。
図9は、照明器具100が設置された室内におけるイオンの濃度分布を示す概略図である。照明器具100は、14畳の広さに相当する2L四方の床面積を有する室内に設置された。長さLは、2380mmであった。また、室内の床面から天井までの高さHは、2400mmであった。照明器具100は、天井の略中心に設置された。照明器具100の幅Wを示す直径は、600mmであった。
照明器具100の光源を所定の調光の状態(全点灯)で点灯させながら、イオン発生ユニット10(図1参照)を所定の時間作動させた。イオン発生ユニット10がイオンを発生させる間に、筐体20に収容された渦流ファン30(いずれも図6参照)を1000rpmで回転させた。照明器具100におけるイオン発生ユニット10の筐体20の吹出口24(いずれも図6参照)から水平方向に対して略50°傾斜した角度で空気が吹き出されるように、天井が延びる方向に対して空気が吹き出される角度δを調整した。この角度δは、筐体20の誘導壁26(図5参照)によって略50°に設定されている。
所定時間(60分)が経過した後における室内のイオンの分布を図9に示す。
図9に示すように、照明器具100によれば、天井から床面に向かって高濃度の分布の範囲が広がるように、イオンを室内等の空間に効果的に拡散させることが可能であることが確認された。
(実験例2)
本発明に従った照明器具の別の効果としては、放熱部を強制的にさらに冷却することができるため、放熱部の性能を向上させることができるといった効果がある。実験例2においては、この効果を検証するために、放熱部としての放熱板3(図1参照)に作用する冷却の効果を確認した。
実験例2には、実施例としての照明器具100と、比較例の照明器具とを用いた。比較例の照明器具については、後述する。
まず、実施例としての照明器具100を用いて実験例2を行なった。実験例2としては、照明器具100(図1参照)において光源を点灯させ、且つ、イオン発生ユニット10(図1参照)を作動させることによって、放熱板3(図1参照)に作用する冷却の効果を確認した。
実験例2においては、二つのイオン発生ユニット10の筐体20の直下の放熱板3(図6参照)のそれぞれの温度を、渦流ファン30の作動を停止させる場合と渦流ファン30を作動させる場合とに分けて測定した。実験例2において照明器具100が置かれた空間の室温は、26℃以上且つ27℃以下であった。
実験例2においては、まず、照明器具100の光源を全点灯させる一方で、イオン発生ユニット10および渦流ファン30(いずれも図6参照)の作動を停止させた。この状態を150分継続した時点において、二つのイオン発生ユニット10の筐体20の直下の放熱板3(図6参照)のそれぞれの温度を測定した。これら二つの温度の平均値を表1に示す。
Figure 0006116194
表1の“0rpm”欄に示すように、照明器具100の光源を全点灯させる一方で、イオン発生ユニット10および渦流ファン30(いずれも図6参照)の作動を停止させた状態を150分継続した時点における放熱板3(図6参照)の温度は、56.3℃であった。
続いて、照明器具100の光源を全点灯させる一方で、イオン発生ユニット10および渦流ファン30(いずれも図6参照)の作動を停止させた状態を150分継続した後に、照明器具100の光源を全点灯させたままで、イオン発生ユニット10および渦流ファン30(いずれも図6参照)の作動を開始した。このとき、渦流ファン30を1000rpmで回転させた。渦流ファン30の回転を開始させた後に60分経過した時点において、二つのイオン発生ユニット10の筐体20の直下の放熱板3(図6参照)のそれぞれの温度を測定した。表1には、これら二つの温度の平均値を示す。
表1の実施例の“1000rpm”欄に示すように、渦流ファン30の回転を開始させた後に60分経過した時点における放熱板3(図6参照)の温度は、36.1℃であった。すなわち、照明器具100において、渦流ファン30の作動を停止させる場合と、渦流ファン30を作動させる場合との放熱板3の温度の差分は、−20.2℃であった(表1の実施例の“差分”欄参照)。
照明器具100の比較例として、照明器具100とは異なる照明器具を用意した。比較例の照明器具が上記の照明器具100(図6参照)と異なる点は、比較例における照明器具のイオン発生ユニットの筐体の底部には、筐体の外部と内部とを連通させる開口が形成されておらず、当該底部において筐体の外部と内部とが閉塞されている。比較例の照明器具のその他の構成は、照明器具100と同様である。そのため、これらの構成については、説明を省略し、以下において照明器具100における各構成の符号と同じ符号を用いる。
比較例の照明器具を用いて、実施例としての照明器具100に対する実験例2に並行して、同様に行なった。つまり、比較例の照明器具を用いて、二つのイオン発生ユニット10の筐体20の直下の放熱板3のそれぞれの温度を、渦流ファン30の作動を停止させる場合と渦流ファン30を作動させる場合とに分けて測定した。
表1の“0rpm”欄に示すように、比較例の照明器具の光源を全点灯させる一方で、イオン発生ユニット10および渦流ファン30の作動を停止させた状態を150分継続した時点における放熱板3の温度も、56.3℃であった。
続いて、比較例の照明器具の光源を全点灯させる一方で、イオン発生ユニット10および渦流ファン30の作動を停止させた状態を150分継続した後に、比較例の照明器具の光源を全点灯させたままで、イオン発生ユニット10および渦流ファン30の作動を開始した。このとき、渦流ファン30を1000rpmで回転させた。渦流ファン30の回転を開始させた後に60分経過した時点において、二つのイオン発生ユニット10の筐体20の直下の放熱板3のそれぞれの温度を測定した。これら二つの温度の平均値を表1に示す。
表1の比較例の“1000rpm”欄に示すように、渦流ファン30の回転を開始させた後に60分経過した時点における放熱板3の温度は、42.6℃であった。すなわち、比較例の照明器具において、渦流ファン30の作動を停止させる場合と、渦流ファン30を作動させる場合との放熱板3の温度の差分は、−13.7℃であった(表1の実施例の“差分”欄参照)。
上記表1の差分の欄に示すように、照明器具100によれば、放熱板3に作用する冷却の効果の向上が可能であることが確認された。
以上に開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は、以上の実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての修正と変形を含むものである。
C:中心、1:本体、2a:外縁、3:放熱板、3a:隙間、6:光源ユニット、8:ルーバ、10:イオン発生ユニット、20:筐体、23:吸込口、24:吹出口、26:誘導壁、29:開口、30:渦流ファン、32:モータ軸、100:照明器具

Claims (5)

  1. 光源と、前記光源の熱を放出する放熱部とを有する本体と、
    前記放熱部の上面に設置される筐体と、前記筐体の内部において気流を発生させるファンと、前記筐体内部に配置されているイオン発生装置とを有するイオン発生ユニットとを備え、
    前記筐体は、前記放熱部の上面に対向し、前記イオン発生装置が取り付けられる底面と、前記底面を貫通する開口とを有する、照明器具。
  2. 前記筐体の周囲において、前記放熱部の上面と前記筐体の底面との間には、隙間が存在する、請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記筐体には、前記本体の外部から前記筐体の内部に空気を流入させ且つ略水平方向に面する吸込口と、前記筐体の内部から前記本体の外部に空気を流出させる吹出口とが形成され、
    前記吹出口は、前記吸込口が配置される平面とは異なる平面上に配置されている、
    請求項1または請求項2に記載の照明器具。
  4. 前記照明器具は、天井に設置され、
    複数の前記イオン発生ユニットを備え、
    各前記イオン発生ユニットの上端は、天井に接触し、
    前記本体の上方において、複数の前記イオン発生ユニットの位置は、前記本体の中心に関して対称である、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の照明器具。
  5. 前記ファンは、前記放熱部の上面が延びる方向と略平行な方向に流れる気流を発生させる渦流ファンである、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の照明器具。
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