JP6113340B1 - 与薬管理方法及び与薬管理具 - Google Patents

与薬管理方法及び与薬管理具 Download PDF

Info

Publication number
JP6113340B1
JP6113340B1 JP2016151563A JP2016151563A JP6113340B1 JP 6113340 B1 JP6113340 B1 JP 6113340B1 JP 2016151563 A JP2016151563 A JP 2016151563A JP 2016151563 A JP2016151563 A JP 2016151563A JP 6113340 B1 JP6113340 B1 JP 6113340B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medicine
management
medication
management case
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016151563A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018019796A (ja
Inventor
千香子 安藤
千香子 安藤
Original Assignee
千香子 安藤
千香子 安藤
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 千香子 安藤, 千香子 安藤 filed Critical 千香子 安藤
Priority to JP2016151563A priority Critical patent/JP6113340B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6113340B1 publication Critical patent/JP6113340B1/ja
Publication of JP2018019796A publication Critical patent/JP2018019796A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Abstract

【課題】与薬作業者の労力を軽減しつつ、それぞれの与薬対象者の薬の種類や量や飲む時間帯などを間違えないようにし、かつ、薬が切れてしまわないようにした与薬管理方法及び与薬管理具を提供する。【解決手段】各与薬対象者毎に、少なくとも2つの管理ケース11A、11Bを用意し、各管理ケース11A、11Bには、1日のうちの与薬時間帯に分けて、分包化された薬31を所定日数分収容する区画16a〜16bを設け、現在与薬をしている薬を収容した前記管理ケースを第1管理ケース11Aとし、該第1管理ケースの薬を使い切った後に使用する薬が収容された管理ケースを第2管理ケース11Bとしたとき、前記第1管理ケース11Aにおける残りの薬の日数が、全ての与薬対象者において共通となるようにし、かつ、前記第1管理ケースの薬を使い切る時点で、前記第2管理ケースには、全ての与薬対象者において、所定日数分の薬が満杯状態で収容されているようにする。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば介護施設などの、複数の与薬対象者を管理する施設における与薬管理方法及び与薬管理具に関する。
例えば介護施設などにおいては、要介護者への薬剤の投与が正確にかつ確実に行われることが要求されている。薬の種類や投与時間帯などは、要介護者毎に異なっており、介護施設のスタッフは、個々の要介護者毎に薬の管理をしなければならなかった。
しかしながら、介護施設のスタッフ一人につき数人あるいは十数人の要介護者を担当している現状においては、それぞれの要介護者の薬の種類や量や飲む時間帯などを間違えないように与薬し、薬が切れてしまわないように薬の残量を管理することは、とても大変なことであった。
このような問題を解決するため、下記特許文献1には、介護施設入居者への薬剤供給システムであり、 所定の薬剤を前記介護施設入居者に継続的に供給する薬剤供給者と、当該薬剤供給者から供給された薬剤を受けとる介護施設スタッフと、該介護施設スタッフから前記薬剤を受け取り、継続的に薬剤の投与を受ける介護施設入居者とを有し、前記薬剤供給者は、前記介護施設入居者個々に対する介護施設用薬剤箱を複数個用意してなり、 該介護施設用薬剤箱は、袋入り薬剤を収納する薬剤収納ケースと、該薬剤収納ケースを内部にスライドさせて収める薬剤箱本体枠とを備え、前記薬剤収納ケースは、略方形状をなし、該収納ケース内を複数の空間に仕切る仕切り板と、該仕切り板により仕切られた縦方向に長い空間となる薬剤収納スペースと、該縦方向に長い薬剤収納スペースを縦方向に向かい複数の区切りスペースに区切り可能とされた脱着自在の区切り板と、を有し、前記複数の区切りスペースは、縦方向に縮小、拡大自在に形成でき、前記薬剤箱本体枠は、上面に設けられた凸部と、該凸部が遊嵌する下面に設けられた孔部とを有して、上下方向に積み重ね可能とされ、 前記薬剤供給者は、介護施設入居者に対応する各々の介護施設用薬剤箱に、該当の介護施設入居者の薬剤投与時に合わせて、あらかじめ薬剤をセットして収納してなり、 該当の介護施設入居者は、前記セットされた薬剤を投与時に合わせて自動的に取得できる、ことを特徴とする介護施設入居者への薬剤供給システムが開示されている。
特開2010−42136号公報
特許文献1に記載された薬剤供給システムによれば、薬剤供給者が、介護施設入居者に対応する各々の介護施設用薬剤箱に、該当の介護施設入居者の薬剤投与時に合わせて、あらかじめ薬剤をセットして収納して、介護施設のスタッフに渡すことによって、介護施設スタッフの作業が軽減されるというメリットがあるが、介護施設用薬剤箱に収容された薬の残量等は、個々の要介護者毎に異なるので、薬が切れてしまわないように薬の残量を管理しなければならなかった。
したがって、本発明の目的は、与薬作業者の労力を軽減しつつ、それぞれの与薬対象者の薬の種類や量や飲む時間帯などを間違えないようにし、かつ、薬が切れてしまわないようにした与薬管理方法及び与薬管理具を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の1つは、複数の与薬対象者を管理する施設における与薬管理方法において、各与薬対象者毎に、少なくとも2つずつの管理ケースを用意し、各管理ケースには、1日のうちの与薬時間帯に分けて、分包化された薬を所定日数分収容する区画を設け、現在与薬をしている薬を収容した前記管理ケースを第1管理ケースとし、該第1管理ケースの薬を使い切った後に使用する薬が収容された管理ケースを第2管理ケースとしたとき、前記第1管理ケースにおける残りの薬の日数が、全ての与薬対象者において共通となるようにし、かつ、前記第1管理ケースの薬を使い切る時点で、前記第2管理ケースには、全ての与薬対象者において、所定日数分の薬が満杯状態で収容されているように、薬のストックを管理することを特徴とする与薬管理方法を提供するものである。
本発明の与薬管理方法によれば、第1管理ケースにおける残りの薬の日数が、全ての与薬対象者において共通となるようにしているので、第1管理ケースに収容された薬を使い切る時期や第2管理ケースの薬を使い始める時期を合わせることができ、各与薬対象者毎に薬のストック状態を管理する必要がなくなり、薬の管理が容易となる。また、第1管理ケースの薬を使い切る時点で、第2管理ケースには、全ての与薬対象者において、所定日数分の薬が満杯状態で収容されているので、気が付いたら薬が切れていたというトラブルを確実に防止できる。
本発明の与薬管理方法において、前記管理ケースは、外面に与薬対象者の名前が付された容器本体と、該容器本体内を複数の区画に分けるための移動可能な仕切りとを備え、前記容器本体内には、前記仕切りによって、1日のうちの与薬時間帯毎に分かれた区画が設けられており、前記各区画にはその時間帯に与薬すべき前記所定日数分の分包化された薬が収容されるように構成され、前記仕切りにはその区画に収容される薬の与薬時間帯を表す表示が付されるとともに、前記分包化された薬の包装には、前記与薬時間帯によって分けられた目印が設けられていることが好ましい。
この態様によれば、容器本体の外面に与薬対象者の名前が記載されており、容器本体内は与薬時間帯が表示された仕切りによって与薬時間帯毎に分かれた区画が設けられ、各区画に収容される薬の包装には与薬時間帯によって分けられた目印が設けられているので、施設における管理者は、容器本体の外面に記載された与薬対象者の名前と、それぞれの区画を仕切る仕切りに表示された与薬時間帯と、それぞれの区画に収容された薬の包装に設けられた、与薬時間帯を表す目印を頼りにして、薬を取り出して与薬対象者に薬を渡すことができるので、与薬対象者を誤ったり、与薬時間帯を誤ったりする可能性を著しく低減することができる。
また、本発明の与薬管理方法においては、与薬対象者が与えられた薬をこぼしたり、落としたりして紛失した際には、前記第1管理ケースから同じ薬を取り出して与え、それによって前記第1管理ケース内で不足した薬は、前記第1管理ケース内の該当する薬がなくなる前に前記第2管理ケースに収容された薬以外から補充するように管理することが好ましい。
この態様によれば、与薬対象者が、与えられた薬をこぼしたり、落としたりして紛失した際に、第2管理ケースから薬を取り出すのではなく、第1管理ケースから同じ薬を取り出して与え、それによって第1管理ケース内で不足した薬は、前記第1管理ケース内の該当する薬がなくなる前に前記第2管理ケースに収容された薬以外から補充するように管理することによって、第2管理ケースは、常に薬が満杯で収容された状態を維持することができるので、不用意に薬が切れてしまうことをより確実に防止することができる。
また、本発明のもう1つは、複数の与薬対象者を管理する施設における与薬管理具において、各与薬対象者毎に用意される少なくとも2つずつの管理ケースを備え、前記管理ケースは、現在与薬をしている薬が収容される第1管理ケースと、該第1管理ケースの薬を使い切った後に使用する薬が収容される第2管理ケースとを含み、前記各管理ケースは、外面に与薬対象者の名前が付された容器本体と、該容器本体内を複数の区画に分けるための移動可能な仕切りとを有し、前記容器本体内には、前記仕切りによって、1日のうちの与薬時間帯毎に分かれた区画が設けられており、前記各区画にはその時間帯に与薬すべき所定日数分の分包化された薬が収容されるように構成され、前記仕切りにはその区画に収容される薬の与薬時間帯を表す表示が付されるとともに、前記分包化された薬の包装には、前記与薬時間帯によって分けられた目印が設けられることを特徴とする与薬管理具を提供するものである。
本発明の与薬管理具によれば、現在与薬をしている薬が収容される第1管理ケースと、該第1管理ケースの薬を使い切った後に使用する薬が収容される第2管理ケースとを用いることにより、第1管理ケースにおける残りの薬の日数が、全ての与薬対象者において共通となるようにすることによって、第1管理ケースに収容された薬を使い切る時期や第2管理ケースの薬を使い始める時期を合わせることができ、各与薬対象者毎に薬のストック状態を管理する必要がなくなり、薬の管理が容易となる。また、第1管理ケースの薬を使い切る時点で、第2管理ケースには、全ての与薬対象者において、所定日数分の薬が満杯状態で収容されているようにすることによって、気が付いたら薬が切れていたというトラブルを確実に防止できる。
また、本発明の与薬管理具においては、前記薬の与薬時間帯を表す表示が付された仕切りの間に、該仕切りによって分けられた区画に収容する薬が倒れるのを防止する中間仕切りが、移動可能に設けられていることが好ましい。
この態様によれば、仕切りによって分けられた区画に収容する薬が少なくなると、薬が倒れて取出しにくくなる可能性があるが、中間仕切りを移動可能に設けることによって、薬が倒れることを抑制することができる。
また、本発明の与薬管理具においては、前記容器本体は、枠体と、該枠体に引き出し可能に収容されたトレイ容器とを有し、前記トレイ容器の対向する一対の内側壁には、前記仕切りを差し込む溝が引き出し方向に向けて所定間隔で形成されていることが好ましい。
この態様によれば、仕切りを差し込む溝を選択することによって、各与薬時間帯の区画に収容される、分包された薬の厚さに応じて、仕切りの位置を調整することができる。
本発明によれば、第1管理ケースにおける残りの薬の日数が、全ての与薬対象者において共通となるようにすることにより、第1管理ケースに収容された薬を使い切る時期や第2管理ケースの薬を使い始める時期を合わせることができ、各与薬対象者毎に薬のストック状態を管理する必要がなくなり、薬の管理が容易となる。また、第1管理ケースの薬を使い切る時点で、第2管理ケースには、全ての与薬対象者において、所定日数分の薬が満杯状態で収容されているようにすることにより、気が付いたら薬が切れていたというトラブルを確実に防止できる。
本発明の与薬管理具の一実施形態を示す斜視図である。 同与薬管理具の管理ケースを示す分解斜視図である。 同与薬管理具に用いられる薬袋の一例を示す説明図である。 同与薬管理具の管理ケースを積み重ねた状態を示す斜視図である。 同与薬管理具の管理ケースを積み重ねた状態を示す正面図である。 本発明の与薬管理具に用いられる管理ケースの他の実施形態を示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の与薬管理具の一実施形態を説明する。
図1に示すように、この与薬管理具10は、第1管理ケース11Aと、第2管理ケース11Bと、これらの管理ケース11A、11Bに収容される薬31とを有している。第1管理ケース11Aと第2管理ケース11Bとは、基本的に同じ構造をなしているので、以下の説明において、両者の共通構造を説明するときには、単に管理ケース11と記載することにする。
図2に示すように、この実施形態の管理ケース11は、直方体状の枠体12と、該枠体12に収容可能なトレイ容器13とで構成されている。トレイ容器13の一対の対向する内側壁には、縦方向に伸びる複数の溝14が、トレイ容器13の長手方向に所定間隔で配列されている。この溝14には、複数、この実施形態の場合、4つの仕切り15a〜15dが、着脱可能に挿入されるようになっており、これらの仕切り15a〜15dによって、トレイ容器13内に、5つの区画16a〜16eが形成されるようになっている。なお、仕切り15a〜15dの溝14に対する挿入位置を変更して、仕切り15a〜15dの間隔を変えることにより、各区画16a〜16eの広さを変えることができる。
それぞれの仕切り15a〜15dの上部には、それぞれの区画16a〜16eに収容される、後述する薬31の上方に突出するように、台形状に突出した部分が設けられ、その部分に与薬時間帯を示す表示(与薬時間帯表示)17a〜17dが施されている。この実施形態の場合、与薬時間帯表示17a〜17dは、与薬時間帯毎に色分けされた着色部と、該着色部内に記載された「朝食後」、「昼食後」、「夕食後」、「寝る前」などの表示からなっている。
そして、仕切り15a〜15dによって形成された区画16aには、朝食後に服用される薬31が収容され、区画16bには、昼食後に服用される薬31が収容され、区画16cには、夕食後に服用される薬31が収容され、区画16dには寝る前に服用される薬31が収容され、背面28に隣接して形成された区画16eには、余っている分包された薬や、貼付薬などが収容されるようになっている。
また、この実施形態の場合、仕切り15a〜15dの間に位置する前記溝14には、中間仕切り18が挿入されるようになっている。中間仕切り18は、薬31が減ってきたときに、それぞれの区画16a〜16e内で薬31が倒れて取出しにくくなるのを防止するために設けられている。
トレイ容器13の前面19には、取っ手20が設けられ、また、与薬対象者(例えば介護施設の介護者)の名前21と、該与薬対象者の部屋番号(あるいは部屋の階数)22とが表示されている。
一方、枠体12には、トレイ容器13が引き出し可能に収容される収容部23が設けられている。また、天壁24の上面には段状凸部25が形成されており、底壁26の下面には、段状凹部27が形成されている。そして、図4に示すように、下方に配置された管理ケース11(この例では第1管理ケース11A)の天壁24の段状凸部25を、上方に配置された管理ケース11(この例では第2管理ケース11B)の底壁26の段状凹部27に挿入することにより、複数の管理ケース11を嵌合させて上下に積み上げることができるようになっている。図5は、複数(この実施形態では6個)の管理ケース11を上下に積み上げ、そのような積み上げた管理ケース11を4列並べて配置した状態が示されている。このように、管理ケース11は、コンパクトな状態で集積配置することができる。
また、薬31は、1日のうちの与薬時間帯に分けて、分包化された薬を収容するものである。図3に示すように、この薬31の袋の上縁部には、服用時間帯に分けて色分けされた色分け部32が設けられている。また、薬31の袋の前面の色分け部32の下方には、与薬対象者の氏名33が記載され、その下方には与薬時間帯34が記載され、その下方にはその薬の処方箋を出した病院名35が記載され、更にその下方には薬の種類及び容量36が記載され、最下方には服用予定日37が記載されている。なお、病院名35、薬の種類及び容量36は、必ずしも必要なものではない。
次に、上記与薬管理具10を用いた、本発明による与薬管理方法の一実施形態を説明する。
図1に示すように、この与薬管理方法では、1名の与薬対象者に対して、第1管理ケース11Aと、第2管理ケース11Bとからなる、少なくとも2つの管理ケース11を使用する。
それぞれの管理ケース11の各区画16a〜16eには、1日のうちの与薬時間帯に分けて、分包化された薬31が所定日数分ずつ収容されている。各区画16a〜16eに収容する薬31の数は、適宜設定することができるが、例えば1週間分とか2週間分の薬31を収容するように設定することができる。この実施形態では、便宜上2週間分の薬31を収容するものとして、以下の説明を行うことにする。
第1管理ケース11Aには、現在使用している薬31が収容されている。すなわち、第1管理ケース11Aには、当初2週間分の薬31が収容されているが、与薬対象者に対して、日々与薬を行うことによって、経過日数分の薬31が消費されて、残った薬31が収容された状態となっている。
そして、本発明では、第1管理ケース11Aの各区画16a〜16eに残されている薬31の個数が、その施設で管理する全ての与薬対象者において同じになるように管理する。ただし、余った薬31が、背面28に隣接して形成された区画16eに予備として保管されることは妨げない。
一方、第2管理ケース11Bには、各区画16a〜16eに、設定された個数、この実施形態では、2週間分の薬31が収容されて満杯状態となっている。第2管理ケース11Bへの薬31の充填は、少なくとも、第1管理ケース11Aに収容された薬31が使い終わるまでになされる必要がある。できれば、第1管理ケース11Aに収容された薬31が、好ましくは3/4消費されるまで、より好ましくは半分消費されるまでには、第2管理ケース11Bへの満杯状態の薬31の充填作業が終了して、ストックされているようにする。
管理ケース11のトレイ容器13の前面には、与薬対象者の名前21と部屋番号(あるいは部屋の階数)22が付されており、仕切り15a〜15dの上部には与薬時間帯表示17a〜17dが付されていて、薬31が与薬時間帯毎に分けられて、対応する区画16a〜16eに収容されている。しかも、各薬31の袋にも、服用時間帯に分けて色分けされた色分け部32と、与薬対象者の氏名33と、与薬時間帯34と、その薬の処方箋を出した病院名35と、薬の種類及び容量36と、服用予定日37とが記載されている。このため、介護施設の介護者などの与薬作業者は、上記の様々な表示を見ながら与薬することにより、該当する時間帯の薬31を間違いなく、該当する与薬対象者に渡すことができる。また、与薬対象者においても、服用する薬を確認することができる。
なお、介護者などの与薬対象者が、渡された薬31を紛失してしまったり、薬を床等に落として飲み損ねてしまった場合には、第2管理ケース11Bから薬31をとってくることはせずに、第1管理ケース11Aから薬31を補充し、それによって薬31が不足した場合には、直ちに医師に処方箋を出してもらい、薬局などから不足した薬31を取り寄せて補充するようにする。
そして、第1管理ケース11Aに収容された薬31が消費されて残り少なくなったときには、前述したように、第2管理ケース11Bに薬31が満杯状態で収容されてストックされているので、第1管理ケース11Aの薬31を使い終わった後は、第2管理ケース11Bに移行することによって、薬を切らすことなく与薬することができる。なお、第2管理ケース11Bに移行した後は、前の第2管理ケース11Bが現在の第1管理ケース11Aとなり、空になった前の第1管理ケース11Bには、新たに薬31が満杯状態で充填されて、新たな第2管理ケース11Aとなる。
この場合、本発明では、第1管理ケース11Aの各区画16a〜16eに残されている薬31の個数が、その施設で管理する全ての与薬対象者において同じになるように管理しているので、個々の与薬対象者毎に、薬31の残数を確認して補充する必要がなくなり、介護施設の介護者などの与薬作業者の労力を著しく軽減することができる。
なお、第2管理ケース11Bへの薬31の充填作業は、介護施設の介護者などの与薬作業者が行ってもよいが、病院の医師などから処方箋を提供された、薬を供給する薬局などで第2管理ケース11Bへの薬31の充填作業を行って、介護施設へ届けるようにしてもよい。
図6には、本発明の与薬管理方法に用いることができる与薬管理ケースの他の実施形態が示されている。
この与薬管理ケース41は、直方体状のトレイ容器42と、該トレイ容器32の一端にヒンジ部43を介して開閉可能に連結された、天板を兼ねた蓋44とを備えている。トレイ容器42の前面45には、爪46が形成されており、蓋44の自由端には、爪46に着脱可能に係合するフック47が形成されている。トレイ容器42の対向する一対の内側壁には、前記実施形態と同様に、溝14が所定間隔で形成されており、この溝14に着脱可能に挿入される複数の仕切り15a〜15dが設けられ、これらの仕切り15a〜15dによって、時間帯毎に分けられた区画16a〜16eが形成されている。また、トレイ容器42の前面45には、前記実施形態と同様に、与薬対象者の名前21と、部屋番号(あるいは部屋の階数)22とが記載されている。このような与薬ケース41を用いても、前記と同様にして、本発明の与薬管理方法を実施することができ、本発明の与薬管理方法において、与薬ケース41の形状や構造は、特に限定されるものではない。
10 与薬管理具
11 管理ケース
11A 第1管理ケース
11B 第2管理ケース
12 枠体
13 トレイ容器
14 溝
15a〜15d 仕切り
16a〜16e 区画
17a〜17d 与薬時間帯表示
18 中間仕切り
19 前面
20 取っ手
21 名前
22 部屋番号(あるいは部屋の階数)
23 収容部
24 天壁
25 段状凸部
26 底壁
27 段状凹部
28 背面
31 薬(分包された薬)
32 色分け部
33 氏名
34 与薬時間帯
36 薬の種類及び容量
37 服用予定日
41 管理ケース
42 トレイ容器
43 ヒンジ部
44 蓋
45 前面
46 爪
47 フック

Claims (3)

  1. 複数の与薬対象者を管理する施設における与薬管理具において、
    各与薬対象者毎に用意される少なくとも2つずつの管理ケースを備え、
    前記管理ケースは、現在与薬をしている薬が収容される第1管理ケースと、該第1管理ケースの薬を使い切った後に使用する薬が収容される第2管理ケースとを含み、
    前記各管理ケースは、外面に与薬対象者の名前が付された容器本体と、該容器本体内を複数の区画に分けるための移動可能な仕切りとを有し、
    前記容器本体内には、前記仕切りによって、1日のうちの与薬時間帯毎に分かれた区画が設けられており、前記各区画にはその時間帯に与薬すべき所定日数分の分包化された薬が収容されるように構成され、
    前記仕切りにはその区画に収容される薬の与薬時間帯を表す表示が付されるとともに、前記分包化された薬の包装には、前記与薬時間帯によって分けられた目印が設けられており、
    前記第1管理ケースには、全ての与薬対象者において同じ日数の薬が収容されており、前記第2管理ケースには、全ての与薬対象者において所定日数分の薬が満杯状態で収容されていることを特徴とする与薬管理具。
  2. 前記薬の与薬時間帯を表す表示が付された仕切りの間に、該仕切りによって分けられた区画に収容する薬が倒れるのを防止する中間仕切りが、移動可能に設けられている、請求項記載の与薬管理具。
  3. 前記容器本体は、枠体と、該枠体に引き出し可能に収容されたトレイ容器とを有し、前記トレイ容器の対向する一対の内側壁には、前記仕切りを差し込む溝が引き出し方向に向けて所定間隔で形成されている、請求項1又は2記載の与薬管理具。
JP2016151563A 2016-08-01 2016-08-01 与薬管理方法及び与薬管理具 Active JP6113340B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016151563A JP6113340B1 (ja) 2016-08-01 2016-08-01 与薬管理方法及び与薬管理具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016151563A JP6113340B1 (ja) 2016-08-01 2016-08-01 与薬管理方法及び与薬管理具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6113340B1 true JP6113340B1 (ja) 2017-04-12
JP2018019796A JP2018019796A (ja) 2018-02-08

Family

ID=58666732

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016151563A Active JP6113340B1 (ja) 2016-08-01 2016-08-01 与薬管理方法及び与薬管理具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6113340B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020142825A (ja) * 2019-03-06 2020-09-10 中日産業株式会社 収納具

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55115532U (ja) * 1979-02-05 1980-08-14
JP2002114227A (ja) * 2000-06-07 2002-04-16 Kanebo Ltd 薬収納容器及び薬収納容器セット
JP2002360662A (ja) * 2001-06-06 2002-12-17 Shinko Hanger Co Ltd 薬 箱
JP3154186U (ja) * 2009-07-21 2009-10-08 株式会社ファーマテック 薬ストックケース
JP2010042136A (ja) * 2008-08-12 2010-02-25 Nippon Medical System Kk 介護施設入居者への薬剤供給システム
JP3179803U (ja) * 2012-06-19 2012-11-22 クロス株式会社 お薬ハンド一包化パック

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55115532U (ja) * 1979-02-05 1980-08-14
JP2002114227A (ja) * 2000-06-07 2002-04-16 Kanebo Ltd 薬収納容器及び薬収納容器セット
JP2002360662A (ja) * 2001-06-06 2002-12-17 Shinko Hanger Co Ltd 薬 箱
JP2010042136A (ja) * 2008-08-12 2010-02-25 Nippon Medical System Kk 介護施設入居者への薬剤供給システム
JP3154186U (ja) * 2009-07-21 2009-10-08 株式会社ファーマテック 薬ストックケース
JP3179803U (ja) * 2012-06-19 2012-11-22 クロス株式会社 お薬ハンド一包化パック

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018019796A (ja) 2018-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5850919A (en) Compliance closure
US5558229A (en) Dispenser assembly and method of administering medication
US20150366753A1 (en) Pill Organizer
WO2005092031A3 (en) System and method for storing and dispensing medication
US8550248B1 (en) Personalizable organizer display for identifying actual pill samples and indicating associated information therewith
US3897855A (en) Portable pharmacy system for in-patients in hospitals and care centers
JP2018504210A (ja) 医薬品包装および投与計画システム
US20200330328A1 (en) Synergistic ecosystem of apparatuses and methods for facilitating medication-related information
US5542236A (en) Method of dispensing unit doses of medications and associated products
JP2019528132A (ja) チャイルドレジスタント医薬品包装
US5169001A (en) Medicament dispensing container
JP6113340B1 (ja) 与薬管理方法及び与薬管理具
JP2010042136A (ja) 介護施設入居者への薬剤供給システム
US7472793B2 (en) Storage device for consumption-dependent reception of medicaments
JP3165642B2 (ja) 薬剤等の収納容器
JP5563621B2 (ja) 与薬管理具及び与薬管理方法
JP3154186U (ja) 薬ストックケース
JP2022190989A (ja) 薬箱、キット、及び、袋帯収容体
KR200360475Y1 (ko) 복용약 요일별 보관용 꽂이구
JP7390709B2 (ja) 与薬用容器支持具、与薬管理具、及び与薬カート
CN212282013U (zh) 发药盘
KR101265958B1 (ko) 약품공급장치
JP3032284U (ja) 分納薬剤箱
JP3028434U (ja) インデックス表示部付薬整理箱
JP7369319B1 (ja) 調剤棚内に配置される調剤用薬剤ケース及び調剤薬局用薬剤保管具

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170314

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6113340

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250