JP3032284U - 分納薬剤箱 - Google Patents

分納薬剤箱

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JP3032284U JP1996006229U JP622996U JP3032284U JP 3032284 U JP3032284 U JP 3032284U JP 1996006229 U JP1996006229 U JP 1996006229U JP 622996 U JP622996 U JP 622996U JP 3032284 U JP3032284 U JP 3032284U
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孝 大美賀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬剤を服用したか否かを確認でき、然も、周
囲の人も薬剤が服用されたか否かを確認できる分納薬剤
箱を提供する。 【解決手段】 容器収納箱11に複数の区画室15、1
6、17を並設する。各区画室15、16、17の下部
前面に容器取り出し口15A、16A、17Aを設け
る。各区画室15、16、17の下部後面に容器押し出
し口15B、16B、17Bを設ける。各区画室15、
16、17内に薬を入れる容器14を落下自由に積層す
る。各区画室15、16、17内に積層したそれぞれの
容器14・・・を各段毎にそれぞれ区分する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、一回分の決められた量の薬剤を服用可能とし、且つ、服用忘れを容 易に防止できる分納薬剤箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、動物体が正常な生理作用を営むために必須栄養素を含んだビタミン剤等 の栄養剤を服用している場合があり、食事では容易に摂取できない栄養を所定時 間毎に一個或いは複数個服用している。また、病気等で病院で診療を受けた場合 病気回復のため治療薬(以後薬剤と称す)が渡される場合がある。これら病院か ら渡された薬剤は通常毎食前、毎食中、或いは毎食後等一日3回服用する場合や 、決められた時間毎に一日に4回、5回・・・と数回に分けて服用する場合もあ る。
【0003】 また、病院からは複数種類の薬剤が所定期間分まとめて渡される場合が多く、 これらの薬剤は服用毎に異なる数の薬剤を服用する場合や、決められた種類の薬 剤を決められた数服用するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、病気が重く入院等で薬剤の服用管理従事者がいる場合、決めら れた時間に決められた薬剤を忘れずに服用できて、薬害の心配も無く早期の病気 の回復を期待できた。また、入院もせず病気の人がある程度動ける場合、病院で 出された薬剤の服用は病気の人自身が管理している場合が多い。この場合、周囲 の人達は病気の人が所定時間に薬剤を服用したか否か病院から渡された薬を見て も容易に分からない問題があった。
【0005】 また、病院から渡された薬剤は決められた種類の決められた数を決められた時 間毎に服用しないと薬の効果が低下してしまい病気の回復が遅れてしまう等の問 題があると共に、決められた時間に薬剤を服用したのをうっかり忘れてしまって 決められた時間内に2回服用した場合薬害が発生する恐れの問題もあった。
【0006】 本考案は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、薬剤 を服用したか否かを確認でき、然も、周囲の人も薬剤が服用されたか否かを確認 できる分納薬剤箱を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
即ち、本考案の分納薬剤箱は、区画室を複数並設した容器収納箱と、各区画室 内にそれぞれ上下移動自在に積層され、所定の薬剤をそれぞれ納出自在に収納す る複数の容器と、各区画室の下部に形成された容器取出口とを備え、積層された 各容器は、相互に識別可能に区分されると共に、これら複数の容器が一組とされ て各区画室内にそれぞれ積層されるものである。
【0008】 また、請求項2の考案の分納薬剤箱は請求項1において、区画室を少なくとも 三室以上設けたことを特徴とするものである。
【0009】 また、請求項3の考案の分納薬剤箱は請求項1又は請求項2において、容器収 納箱及び各容器を透視可能としたものである。
【0010】
【考案の実施の形態】
次に、図面に基づき本考案の実施の形態例を詳述する。図1は本考案の分納薬 剤箱10の斜視図、図2は本考案の分納薬剤箱10の縦断側面図、図3は積層し た容器14・・・の正面図をそれぞれ示している。分納薬剤箱10は、例えば病 院等から渡され、決められた時間毎に服用する複数個或いは複数種類の薬剤を分 けて収納するもので、容器収納箱11と、複数の容器14・・・とから構成され ている。
【0011】 容器14は病院等から渡された薬剤を一回分ずつ分けて収納するもので、容易 に持ち運び可能な大きさで構成されている。この容器14は、例えば横90mm 、奥行き90mm、高さ20mmの立方体を呈しており、上方を開口している。 また、容器14は透明なアクリル樹脂等で成形されており、外部から内部を容易 に透視可能に構成されている。この容器14は識別可能な色で着色されると共に 、容易に透視可能な色で着色されている。
【0012】 また、容器収納箱11も容器14同様透明なアクリル樹脂等で成形されており 、この容器収納箱11内は複数の仕切板11A・・・にて仕切られて区画室15 、16、17(この場合3室)が並設されている。係る各区画室15、16、1 7内は前記容器14を積層して収納可能に構成されると共に、収納された各容器 14・・・を上下移動自在に構成されている。
【0013】 また、区画室15の上方には開口15Cが設けられると共に、区画室16の上 方に開口16Cが設けられており、区画室17の上方に開口17Cがそれぞれ設 けられている。また、容器収納箱11の前側の前板12下方には容器取出口15 A、16A、17Aが設けられると共に、この容器取出口15Aは区画室15に 、容器取出口16Aは区画室16に、容器取出口17Aは区画室17にそれぞれ 対応して設けられている。係る、各開口15C、16C、17Cはそれぞれ容器 14を挿入可能な大きさに構成されると共に、各容器取出口15A、16A、1 7Aは各区画室15、16、17内に積層された一段目(最下部)の容器14・ ・だけをそれぞれ取り出し可能な大きさに構成されている。
【0014】 また、容器収納箱11の後側の後板13下方に開口して容器押出孔15B、1 6B、17B(容器押出孔16B、17B図示せず)がそれぞれ設けられている 。係る容器押出孔15Bには容器取出口15Aが、容器押出孔16Bには容器取 出口16Aが、容器押出孔17Bには容器取出口17Aがそれぞれ対応して設け られている。これらの容器押出孔15B、16B、17Bは容器取出口15A、 16A、17Aより小許小さい形状で、各区画室15、16、17に収納された 容器14が取り出せない大きさに形成されると共に、容易に手(この場合指)が 入る大きさに構成されている。
【0015】 以上の構成で次に分納薬剤箱10の使用例を説明する。尚、区画室15に朝の 文字を表示、区画室16に昼の文字を表示、区画室17に夜の文字を表示し、各 区画室15、16、17は左側より朝用、昼用、夜用の薬剤が収納されるものと する。また、朝用の区画室15内にはそれぞれ異なる色で着色された容器14・ ・・が一組積層されており、他の区画室16、17内には朝用の区画室15内に 積層された一組の容器14・・・と同様の容器14・・・が一組づつ積層されて いるものとする。また、病院からは異なる種類の薬剤が一日3回(朝、昼、夜の 食後30分以内の服用)、7日間分渡されているものとする。
【0016】 まず、朝用の区画室15内に積層された容器14を取り出し、この容器14内 に病院から渡された朝服用する種類の薬剤一回分を入れると共に、残りの容器1 4・・・内(この場合6個)にも同一の薬剤を入れる。そして、朝服用する薬剤 が入れられた容器14・・・を朝用の区画室15内に入れ積層する。係る場合、 朝用の区画室15内には朝服用する一回分の薬剤が入れられた異なる色の容器1 4が7段積層される。
【0017】 また、昼用の区画室16内に積層された容器14を取り出し、この容器14内 に病院から渡された昼服用する種類の薬剤一回分を入れると共に、残りの容器1 4・・・内(この場合6個)にも同一の薬剤を入れる。そして、昼服用する薬剤 が入れられた容器14・・・を昼用の区画室16内に入れ積層する。この場合、 昼用の区画室16内に積層された容器14・・・は、朝用の区画室15内に積層 された容器14・・・の色と同じ色の容器14・・・が各段毎に積層される。係 る場合、昼用の区画室16内には昼服用する一回分の薬剤が入れられた異なる色 の容器14が7段積層される。
【0018】 また、夜用の区画室17内に積層された容器14を取り出し、この容器14内 に病院から渡された夜服用する種類の薬剤一回分を入れると共に、残りの容器1 4・・・内(この場合6個)にも同一の薬剤を入れる。そして、夜服用する薬剤 が入れられた容器14・・・を夜用の区画室17内に入れ積層する。この場合、 夜用の区画室17内に積層する容器14・・・は、朝用の区画室15内に積層さ れた容器14・・・の色と同じ色の容器14・・・が各段毎に積層される。係る 場合、夜用の区画室17内には夜服用する一回分の薬剤が入れられた異なる色の 容器14が7段積層される。
【0019】 一方、分納薬剤箱10に収納した薬剤を例えば朝服用する場合、朝食後30分 以内に区画室15の後板13に設けられた容器押出孔15Bより容器14を指な どで押し出す(図2矢印)。次に、取り出した容器14内に入れられた薬剤を水 、或いは、白湯などで服用する。そして、空になった容器14は上方の開口15 Cより朝用の区画室15内に戻し積層する。この場合、区画室15の一段目の容 器14を取り出すと区画室15内に積層された容器14・・・は自重で下に移動 し2段目の容器14が一段目に移動する。
【0020】 即ち、朝用区画室15の一段目の容器14を取り出すと区画室15内に積層さ れた容器14・・・全体が下に一段移動する。この場合、他の区画室16、17 内に積層された容器14・・・は下に移動していないのでそれぞれ同色であり、 朝用の区画室15内に積層された容器14の段の色だけが区画室16、17内に 積層された容器14・・・の色に対して下に一段移動した色になる。
【0021】 次に、分納薬剤箱10に収納した薬剤を例えば昼服用する場合、昼食後30分 以内に区画室16の後板13に設けられた容器押出孔16Bより容器14を指な どで押し出す。次に、取り出した容器14内に入れられた薬剤を水、或いは、白 湯などで服用する。そして、空になった容器14は上方の開口16Cより昼用の 区画室16内に戻し積層する。この場合、区画室16の一段目の容器14を取り 出すと区画室16内に積層された容器14・・・は自重で下に移動して2段目の 容器14は一段目に移動する。
【0022】 即ち、昼用区画室16の一段目の容器14を取り出すと区画室16内に積層さ れた容器14・・・全体が下に一段移動する。この場合、既に朝薬剤を服用して いるので、朝用の区画室15と、昼用の区画室16内に積層された容器14・・ ・の色はそれぞれ各段同色となり、夜用の区画室17内に積層された各段の容器 14の色だけが朝用の区画室15と、昼用の区画室16内に積層された各段の容 器14・・・の色に対して下に一段移動する前の色となる。
【0023】 次に、分納薬剤箱10に収納した薬剤を例えば夜服用する場合、夜食後30分 以内に区画室17の後板13に設けられた容器押出孔17Bより容器14を指な どで押し出す。そして、取り出した容器14内に入れられた薬剤を水、或いは、 白湯などで服用すると共に、空になった容器14は上方の開口17Cより夜用の 区画室17内に戻し積層する。この場合、区画室17の一段目の容器14を取り 出すと区画室17内に積層された容器14・・・は自重で下に移動して2段目の 容器14は一段目に移動する。
【0024】 即ち、夜用区画室17の一段目の容器14を取り出すと区画室17内に積層さ れたそれぞれの容器14・・・は下に一段移動する。この場合、既に朝と昼薬剤 を服用しているので、朝用の区画室15と、昼用の区画室16と、夜用の区画室 17内に積層された容器14・・・の色は各段それぞれ同色となり、全ての区画 室15、16、17内に積層された容器14・・・の色は各段それぞれ同一色と なる。
【0025】 ここで、容器収納箱11に収納された薬剤を服用したか否かの確認手段を説明 する。尚、朝用の区画室15内に積層された容器14一組は前述の如きそれぞれ 異なる色で着色されており、他の区画室16、17内には朝用の区画室15内に 積層された一組の容器14・・・と同じ一組の容器14・・・がそれぞれ収納さ れているものとする。また、各区画室15、16、17内に積層された各容器1 4・・・は各段(横一列)毎にそれぞれ同色で積層されているものとする。
【0026】 更に、図3に示す如き左から順に朝用の区画室15、昼用の区画室16、夜用 の区画室17と(この場合朝、昼、夜の表等表示有り)決められており、朝用の 各区画室15内の薬剤は朝服用、昼用の区画室16内の薬剤は昼服用、夜用の区 画室17内の薬剤は夜服用と順に服用するものとする。また、各区画室15、1 6、17内に積層された容器14・・・にはそれぞれ服用する一回分の薬剤が収 納されているものとする。
【0027】 まず、朝薬剤を服用する場合は朝用の区画室15の一段目(最下段)の容器1 4を取り出して容器14内の薬剤を服用する。係る、取り出した容器14の上に 積層された容器14・・・は下に移動して2段目の容器14が一段目(容器取出 口15A)に移動する。この場合、朝用の区画室15内に積層された容器14・ ・・が下に一段移動するので、朝用の区画室15内に積層された各段の容器14 ・・・の横に位置する他の区画室15、16内の容器14・・・の色(この場合 区画室15、16内の各段毎の容器14はそれぞれ同じ色をしている。)と異な り、朝薬剤を服用したこととなる。
【0028】 また、朝薬剤を服用する時間(朝食後30分)を過ぎてしまった場合、各区画 室15、16、17内に積層された容器14・・・の色を確認する。この場合、 各区画室15、16、17内に積層された各段の容器14・・・がそれぞれ同じ 色であれば朝薬剤を服用していないこととなる。また、他の区画室16、17内 に積層された容器14・・・の色に対して、朝用の区画室15内に積層された容 器14・・・の色が一段下がっていれば既に朝薬剤を服用したこととなる。
【0029】 次に、昼薬剤を服用する場合は昼用の区画室16の一段目(最下段)の容器1 4を取り出し、容器14内の薬剤を服用する。係る場合、取り出した容器14の 上に積層された容器14・・・が下に移動し、2段目の容器が一段目(容器取出 口15A)に移動する。この場合、朝用の区画室15内に積層された容器14・ ・・は既に下に一段移動しており、昼用の区画室16内に積層された容器14・ ・・も下に一段移動する。
【0030】 これにより、昼用の区画室16内に積層された各段の容器14・・・の色は朝 用の区画室15内に積層された各段の容器14・・・の色と同色になり、横に位 置した夜用の区画室17内に積層された各段の容器14・・・の色と異なるので 、昼薬剤を服用したこととなる。
【0031】 また、昼薬剤を服用する時間(昼食後30分)を過ぎてしまった場合、各区画 室15、16、17内に積層された各段の容器14・・・の色を確認する。この 場合、昼用の区画室16と、夜用の区画室内17内に積層された各段の容器14 ・・・の色が同色で、朝用の区画室15内に積層された各段の容器14・・・の 色が異なっている場合昼薬剤を服用していないこととなる。また、夜用の区画室 17内に積層された容器14・・・の色に対して、朝用の区画室15と、昼用の 区画室16内に積層された容器14・・・の色が一段下がった色になっていれば 既に昼薬剤を服用したこととなる。
【0032】 同様に夜薬剤を服用する場合は夜用の区画室17の一段目(最下段)の容器1 4を取り出し、容器14内の薬剤を服用する。係る場合、取り出した容器14の 上に積層された各容器14・・・は下に移動し、2段目の容器が一段目(容器取 出口15A)に移動する。この場合、朝用の区画室15と昼用の区画室16内に 積層された各段の容器14・・・は既に下に一段移動しており、夜用の区画室1 7内に積層された各段の容器14・・・も下に一段移動するので、各区画室15 、16、17に積層された各段の容器14・・・は同色になり、夜薬剤を服用し たこととなる。
【0033】 このように、各区画室15、16、17内の各段(この場合一段目でもよい) の容器14・・・の色を確認するだけで朝、昼、夜の何れに薬剤を服用したか否 かを容易に確認することが可能となる。また、容器収納箱11及び各容器14・ ・・を透明なアクリル樹脂で構成し、積層した容器14・・・を着色して各段毎 に識別可能に区分しているので、薬剤を服用している病気の人及びそれ以外の周 囲の人が分納薬剤箱10を見るだけで決められた時間に薬剤が服用されたか否か を容易に確認することができると共に、容器14内の薬剤が透視でき薬剤の終了 時期を容易に把握することができる。
【0034】 他方、薬剤を何回か服用中に薬剤を服用したか否かうっかり忘れてしまう場合 がある。この場合、例えば朝食後決められた時間に薬剤を服用したと思っていて 服用していない場合、朝食後30分以降に容器収納箱11内の容器14の色を確 認する。この場合、各区画室15、16、17内に積層された各段の容器14・ ・・横一列の色が全て同色(この場合、それぞれの区画室15、16、17の一 段目の横一列の容器14・・・も同じ)の場合、朝薬剤を服用していないことを 容易に確認することができる。この場合、区画室15の容器取出口15Aから容 器14を取り出し薬剤を服用すればよい。
【0035】 また、例えば朝食後決められた時間に薬剤を服用したのに服用していない場合 、朝食後30分以降に容器収納箱11内の容器14の色を確認する。この場合、 昼用の区画室16と夜用の区画室17の横列の容器14・・・が同色で朝用の区 画室15内に積層された容器14・・・の色が異なる場合(この場合、それぞれ の区画室15、16、17の一段目の横一列の容器14・・・も同じ)、朝薬剤 を服用したことを容易に確認することができる。これにより、決められた時間内 に薬剤を二回服用するのを極めて容易に防止することができる。
【0036】 このように本考案の分納薬剤箱10は、容器収納箱11に朝用の区画室15、 昼用の区画室16、夜用の区画室17を設け、各区画室内15、16、17にそ れぞれ異なる色で識別可能な容器14・・・を一組ずつ積層している。そして、 各区画室15、16、17の下部に設けた容器取出口15A、16A、17Aよ り容器14を取り出すことにより積層された容器14・・・が下に移動して各段 の容器14・・・の色が変わるようにしている。これにより、薬剤を服用したか 否かを容易に確認できて薬剤の服用忘れが防止できると共に、二回服用等を未然 に防止することができる。
【0037】 また、容器収納箱11及び各容器14・・・を透視可能としているので、容器 収納箱11及び各容器14・・・の外からでも容器14・・・内に入れた薬剤を 容易に確認することができる。これにより、容器14を取り出さなくても容器1 4内の薬剤の有無を確認でき、周囲の人が容器収納箱11を見るだけで薬剤が服 用されたか否かを容易に確認することができると共に、薬剤の終了時期を把握で き、次に服用する薬剤の手配を迅速に行うことができる。
【0038】 従って、薬剤の服用忘れによる病気回復の遅れや、所定時間内に薬剤を二回服 用してしまうなど未然に防止できて薬剤害の心配もなくなり、周囲の人も薬剤が 服用されたか否か容易に確認でき精神的な負担も軽減されて実用効果大なるもの である。
【0039】 尚、実施例では分納薬剤箱10内を朝用の区画室15、昼用の区画室16、夜 用の区画室17とそれぞれ3室設けたがこれに限らず、2室、4室、5室或いは それ以上の数の区画室を設け、一日2回、4回、5回或いはそれ以上の薬剤服用 回数に対応可能としても差し支えない。
【0040】 また、容器14の大きさ寸法を記載したが、容器14の寸法はこれに限るもの ではない。
【0041】 また、各区画室15、16、17内に容器14を7段積層したがこれに限らず 、容器14は7段以上の積層、或いは、7段以下の積層でも差し支えない。
【0042】 更に、容器14を着色したがこれに限らず、容器14の一部に曜日、或いは、 数字等の文字を設けても差し支えない。
【0043】 更にまた、容器収納箱11は病院から渡された薬剤を決められた時間毎に服用 するための使用に限らず、決められた時間毎に服用するビタミン剤等を入れ、こ れにより服用の忘れや二回服用などを防止しても本考案は有効である。
【0044】
【考案の効果】
以上詳述した如く本考案によれば、容器収納箱の各区画室の下部に形成された 容器取出口から積層された最下部の容器を取り出すことにより、積層された上方 の容器は容器取出口に落下する。そして、各区画室内に積層した各容器は相互に 識別可能に区分可能とされると共に、これら複数の容器を一組として各区画室内 にそれぞれ積層しているので、容器内の薬剤を服用したか否かは容易に確認する ことができるようになる。これにより、薬剤の服用忘れが防止できると共に、二 回服用等を未然に防止することができる。従って、病気の早期回復が期待できる と共に、薬剤の服用し過ぎの弊害も確実に防止することができるものである。
【0045】 また、請求項2の考案によれば請求項1に加えて、区画室は少なくとも三室以 上設けているので、朝昼晩等の一日3回以上の薬剤の服用を容易に把握すること ができるようになり、薬剤の服用忘れの確認や、二回服用などを一層確実に防止 することができるようになるものである。
【0046】 また、請求項3の考案によれば、請求項1又は請求項2に加えて、容器収納箱 及び各容器を透視可能としているので、容器収納箱及び各容器の外からでも容器 内に入れた薬剤を容易に確認することができる。従って、容器を取り出すこと無 く容器収納箱の外から、容器内の薬剤の有無を確認でき、薬剤の終了時期を把握 して、次に服用する薬剤の手配を迅速に行うことができるようになるものである 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の分納薬剤箱の斜視図である。
【図2】本考案の分納薬剤箱の縦断側面図である。
【図3】積層した容器の正面図である。
【符号の説明】 10 分納薬剤箱 11 容器収納箱 11A 仕切板 14 容器 15 区画室 15A 容器取出口 15B 容器押出孔 15C 開口 16 区画室 16A 容器取出口 16B 容器押出孔 16C 開口 17 区画室 17A 容器取出口 17B 容器押出孔 17C 開口

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 区画室を複数並設した容器収納箱と、前
    記各区画室内にそれぞれ上下移動自在に積層され、所定
    の薬剤をそれぞれ納出自在に収納する複数の容器と、前
    記各区画室の下部に形成された容器取出口とを備え、積
    層された前記各容器は、相互に識別可能に区分されると
    共に、これら複数の容器が一組とされて前記各区画室内
    にそれぞれ積層されることを特徴とする分納薬剤箱。
  2. 【請求項2】 区画室を少なくとも三室以上設けたこと
    を特徴とする請求項1の分納薬剤箱。
  3. 【請求項3】 容器収納箱及び各容器を透視可能とした
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2の分納薬剤箱。
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