JP6112541B2 - コネクタ接続用補助具 - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタを接続するときの接続用補助具に関するものであり、特に、基板に配設されたコネクタの接続作業性を向上させる接続用補助具に関する。
従来、コネクタを接続するときの接続補助機能を備えたものとして、例えば、特許文献1に示された、可撓性基板16を回路板17に着脱自在に接続する可撓性蝕刻回路用着脱自在コネクタが開示されている。本コネクタは、相互に入れ子状に構成された第1ハウジング11及び第2ハウジング12を有するもので、第1ハウジング11には可撓性基板の端部を受けるスロットが形成されるとともに、回路板17に取り付けられた第2ハウジング12には底面の開口に弾性接続手段21が挿入されて、第1ハウジング11と第2ハウジングを嵌合状態で保持する保持手段が具備されたものである。
また、特許文献2には、接続補助機能を備えたコネクタを提供するに当たり、前記特許文献1においては、コネクタ自体にロック機構や不完全嵌合防止機構等の特別の機能を設ける必要があるという課題点を解決したものとして、基板55に固定される第1コネクタ51とケーブル56を有する第2コネクタ52とが嵌合可能に構成されるコネクタの嵌合を補助する嵌合補助シートが開示されている。該嵌合補助シート12は、第1コネクタ51と第2コネクタ52とを嵌合状態にせしめて電気的に接続させるものであって、弾性素材から作られ、嵌合状態にあるコネクタの平面輪郭の全部あるいは大部分を包囲する開口部11と、この開口部11に連なり第2コネクタ52のケーブルを固定する固定部12とを具備することにより、コネクタの不完全な嵌合を防止するとともに、その嵌合状態を維持することができる、コネクタ接続時の接続補助具を提供している。
特開平6−231838号公報(図1) 特開2005−216523号公報(図1)
特許文献1においては、安価な可撓性基板用の着脱作業を容易化したコネクタを提供することでき、特許文献2によれば、コネクタ自体に特別の機能を設けることなく、コネクタの不完全な嵌合を防止するとともにその嵌合状態を維持することができる汎用性のある簡単なコネクタ嵌合補助具を提供することができるものである。
しかしながら、特許文献1に開示された可撓性基板用の着脱作業を容易化したコネクタや、特許文献1の課題を解決した特許文献2に開示されたコネクタ自体に特別の機能を設けることなく構成された汎用性のあるコネクタ嵌合補助具を用いたとしても、一方のコネクタに他方のコネクタを接続する場合には、夫々のコネクタの位置を合わせて接続する必要が生ずる。例えば、特許文献2においては、コネクタの接続手順として、使用者は、まず、シート10における開口部11の開口11aに第2コネクタ52を嵌め込む。そして、第2コネクタ52の両端部およびケーブル側の縁部を開口11aの固定部12寄り部分に当接させた状態で、固定部12の上面にケーブル56の基板対向面(下面)56aを接着剤で貼り付けて固定する。次いで、シート10の固定部12の下面と固定部12の上面に固定されたケーブル56の上面とを指で挟み持つ。
その後、基板55の端縁寄り個所に取り付けられた第1コネクタ51にシート10における開口部11の先端側の縁部を当接させる。すると、シート10は、それ自体の弾性により上方へ撓み、第1コネクタ51に乗ることになるので、そのまま第2コネクタ52を第1コネクタ51の方向へ押し進める。そして、第2 コネクタ52を第1コネクタ51に挿入することで、両者を嵌合させて、コネクタ50による電気的接続を行う。これにより、シート10は、それ自体の弾性で、第1コネクタ51を乗り越えて平坦な状態に復帰する。このとき、シート10は、開口部11の開口11aにコネクタ50が嵌まり込み、開口部11がコネクタ50の平面輪郭(略長方形)の全部を包囲する状態になる。
このように接続作業を行うことにより、コネクタ自体に特別の機能を設けることなく、コネクタの不完全な嵌合を防止するとともにその嵌合状態を維持することができるのであるが、接続に係る作業が本接続補助シート独特の接続作業となり、これら接続作業を習得する必要性が生ずることが想定され、コネクタ単体のときと比較して接続作業が煩雑になる。また、コネクタが小さい場合や、特に、基板上の狭い場所にコネクタが複数設けられているような場所で接続作業を行う場合には、さらに、コネクタ同士の位置合わせのためにより繊細な接続作業が必要となり接続作業自体の時間が増大するとともに、コネクタ作業時に該補助シートをコネクタ周囲の部品に引っ掛けてしまい、作業者の手指を傷つけたり、周囲の部品自体を損傷してしまうなど、接続作業性が低下してしまう可能性がある。
特許文献1のコネクタにおいても、コネクタ同士の位置合わせ作業が必要で、接続作業性が低下する可能性が想定される。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、コネクタ自体に特別の機能を設けることなく、コネクタ単体で接続する場合と比較して特別な作業を追加することなく、コネクタ同士の位置合わせが容易に行え、なおかつ、安全にコネクタの接続作業性を向上させることができるコネクタ接続用補助具を提供することを目的とする。
本発明に係るコネクタ接続用補助具は、上述の課題を解決すべく構成されたもので、基板に配設された受け側コネクタと、該受け側コネクタに接続される差込側コネクタとの接続作業性を向上させるコネクタ接続用補助具であって、前記受け側コネクタを配置する受け側コネクタ配置部と、前記受け側コネクタに接続される差込側コネクタを配置する差込側コネクタ配置部とを備え、前記差込側コネクタ配置部側と受け側コネクタ配置部側との境界付近には、差込側コネクタ配置部に配置された差込側コネクタを受け側コネクタ配置部に配置された受け側コネクタ側に導く誘導部を形成するとともに、前記誘導部は、差込側コネクタ配置部に設けられた載置部及び壁部から前記受け側コネクタの内側面まで連続的に設けられた斜面部により形成されることを特徴とする。
かかる構成によれば、差込側コネクタ配置部に配置した差込側コネクタを、受け側コネクタ配置部に配置した受け側コネクタ側に押しやることにより、前記誘導部により差込側コネクタが受け側コネクタ側に導かれ接続作業が行えるから、コネクタ自体に特別の機能を設けることなく、コネクタ単体で接続する場合と比較して特別な作業を追加することなく、コネクタ同士の位置合わせ作業を意識することなく接続作業を行え、なおかつ、差込側コネクタは、誘導部によって受け側コネクタ側方向に誘導されるから、周囲の部品に引っ掛かることなく安全に接続作業を行うことができて、コネクタの接続作業性を向上させることができるコネクタ接続用補助具を提供することができる。
また、前記誘導部は、前記差込側コネクタ配置部と、受け側コネクタ配置部に配置された受け側コネクタとの、段差を解消する段差解消部が形成される構成を採用することができる。
かかる構成によれば、差込側コネクタ配置部に配置した差込側コネクタを、受け側コネクタ配置部に配置した受け側コネクタ側に押しやるときにおいて、前記段差解消部によって、差込側コネクタが受け側コネクタ側に連続的に導かれるように移動させられ、コネクタの接続作業性を向上させることができる。
また、前記受け側コネクタ配置部及び差込側コネクタ配置部には、これらコネクタを載置するする載置部と、該載置部に立設されてコネクタの外郭部を支持する壁部とが形成される構成を採用することができる。
かかる構成によれば、前記配置部に対する鉛直方向及び水平方向の2方向が支持されることにより、コネクタを配置部に配置して装着作業を行う時に、コネクタのがたつきを低減して装着性を向上させることができる。
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また、差込側コネクタを受け側コネクタの方向にスライドさせることにより、前記斜面部によって差込側コネクタが受け側コネクタの方向に連続的に導かれるから、装着性を向上させることができる。
また、前記受け側コネクタ配置部の壁部は、該受け側コネクタに弾性的に当接して受け側コネクタを保持する弾性保持部が形成される構成を採用することができる。
かかる構成によれば、受け側コネクタ配置部に受け側コネクタを配置した時に、該受け側コネクタが弾性保持部により保持されるから、配置作業中に受け側コネクタが外れるなどして作業が中断されることが抑制され、誤った状態で組み立てられたり、組立作業性を損ねることがない。
以上の如く、本発明によれば、コネクタ自体に特別の機能を設けることなく、コネクタ単体で接続する場合と比較して特別な作業を追加することなく、コネクタ同士の位置合わせが容易に行え、なおかつ安全に、コネクタの接続作業性を向上させることができるコネクタ接続用補助具を提供することができる。その結果、コネクタが小さい場合や、基板上の狭い場所における接続作業を行う場合、さらに、接続するコネクタの数が多数の場合においても、接続作業性を低下させることなくコネクタの接続作業を効率よく行うことができる。
第1の実施形態を示すコネクタ接続用補助具の斜視図を示す。 同実施形態に係るコネクタ接続用補助具のAA断面図を示す。 同実施形態に係るコネクタ接続用補助具を基板に配置しコネクタを装着する図を示す。 同実施形態に係るコネクタ接続用補助具の使用状態を表す図を示す。 同実施形態に係るコネクタ接続用補助具の使用状態を表す図を示す。 同実施形態に係るコネクタ接続用補助具の使用状態を表す図を示す。 同実施形態に係るコネクタ接続用補助具の使用状態を表す図を示す。 同実施形態に係るコネクタ接続用補助具が多数設けられた状態の図を示す。 第2の実施形態を示すコネクタ接続用補助具の斜視図を示す。 同実施形態に係る平面図を示す。 同実施形態に係る底面側からの斜視図を示す。 従来例におけるハンドルロック装置を示す。 従来例におけるハンドルロック装置を示す。
本発明におけるコネクタ接続用補助具は、基板に配設された受け側コネクタと、該受け側コネクタと対をなして受け側コネクタと接続される差込側コネクタとの接続作業性を向上させるコネクタ接続用の補助具である。
まず、本実施形態に係るコネクタ接続用補助具の構成について、図1乃至図3を参酌しつつ説明する。図1にはコネクタ接続用補助具の外観斜視図を示し、図2には該コネクタ接続用補助具における要部断面図を示す。図3にはコネクタ接続用補助具に配置されるコネクタと基板とを併記した図を示す。
コネクタ接続用補助具10の本体100は、絶縁性を有する、例えば樹脂成形品から形成される。前記本体100は、受け側コネクタ200を配置するための受け側コネクタ配置部101と、該受け側コネクタ200に接続される差込側コネクタ300を配置するための差込側コネクタ配置部102とを備え、これら受け側コネクタ配置部101と差込側コネクタ配置部102とは並設されている。配置部101、102にはコネクタを載置するための載置部1011、1012と、前記並設方向に前記載置部の両側から立設される壁部1012、1022が設けられている。
以下、本体100において、前記配置部が並設される方向を長手方向とし、前記壁部が立設する方向を高さ方向とし、前記両側から立設される壁部が対向する方向を幅方向として説明を行う。
まず、受け側コネクタ配置部101、及び差込側コネクタ配置部102について説明を行う。
受け側コネクタ配置部101は、受け側コネクタ200を固定的に配置する部分である。
該受け側コネクタ配置部101は、前記受け側コネクタ200を載置する載置部1011と、受け側コネクタ200の外郭幅方向を支持する壁部1012が設けられている。
対向する壁部1012同士の内側面間の距離及び長手方向における長さは、受け側コネクタ200の幅方向の大きさ及び長手方向における長さと略一致させている。
また、載置部1011には、受け側コネクタ200に設けられたコネクタピンを貫通させて基板に取り付けるための貫通孔104を設けている。
差込側コネクタ配置部102は、差込側コネクタ300を受け側コネクタ200に差込む時に一時的に該差込側コネクタ300を配置する部分である。
該差込側コネクタ配置部102も前記受け側コネクタ配置部101と同様に、該差込側コネクタ配置部102には、前記差込側コネクタ300を載置する載置部1021と、差込側コネクタ300の外郭幅方向を支持する壁部1012が設けられている。
対向する壁部1022同士の内側面間の距離は差込側コネクタ300の幅方向の大きさよりも幾分大きく形成し、又、長手方向の長さは、前記長手方向に差込側コネクタ300が進退自在となるよう該差込側コネクタ300の長さよりも長く形成している。
即ち、受け側コネクタ200は、受け側コネクタ配置部101に配置されることにより壁部により受け側コネクタ200の外郭部が支持されるとともに、貫通孔104にコネクタピンが貫通されて、該コネクタピンが基板に取付けられることにより、受け側コネクタ101の位置が固定され、差込側コネクタ300は、差込側コネクタ配置部102に配置されることにより壁部により差込側コネクタ300の外郭部が支持されて前記幅方向におけるがたが抑制される一方、長手方向においては受け側コネクタ200に対して進退自在に設けられる。
次に、これら配置部101、102の境界付近に形成された誘導部について説明を行う。
差込側コネクタ配置部102と受け側コネクタ配置部101との境界付近には、前記差込側コネクタ配置部102に配置された差込側コネクタ300を、受け側コネクタ配置部101に配置された受け側コネクタ200側に導く誘導部(第一の誘導部103a、第二の誘導部103b、第三の誘導部103c)が形成される。第一の誘導部103a及び第二の誘導部103bは前記壁部に形成され、第三の誘導部103cは前記載置部に形成される。
これら誘導部は、差込側コネクタ配置部102側から受け側コネクタ配置部101に配置された受け側コネクタ200側に向かって幅方向と高さ方向が徐々に狭まっていくように形成されている。
前記誘導部は、前記差込側コネクタ配置部102と、受け側コネクタ配置部101に配置された受け側コネクタ200の内側面(201a、201b、201c)との段差を解消するよう構成された段差解消部(103a1、103b1、103c1)によって形成される。段差解消部103a1及び103b1は幅方向における段差を解消する部分であり、段差解消部103c1は高さ方向における段差を解消する部分である。
より詳しくは、前記段差解消部(103a1、103b1、103c1)は、差込側コネクタ配置部102の配置面から受け側コネクタ200の内側面(201a、201b、201c)までを連続的につなぐ斜面部により形成される。斜面部の終端部は受け側コネクタ配置部101に対しては段差部(103d1、103d2、103d3)を形成するよう切り落とされる形状となっている。受け側コネクタ配置部101に配置される受け側コネクタ200は該斜面部の終端部の段差部(103d1、103d2、103d3)によっても配置位置が一義的に決まる。
また、本体100の長手方向において、差込側コネクタ配置部102の前記誘導部103とは反対側の端部には、長手方向端部側に向かって滑らかに盛り上がるように形成された斜面部105が設けられる。該斜面部105によって、差込側コネクタ配置部102に差込側コネクタ300を配置するとき、前記載置部1021に向かって差込側コネクタ300を滑り込ませやすくなる。
次に、差込側コネクタ300を受け側コネクタ200に接続するときの作業について図4乃至図7を参酌しつつ説明する。
まず、予め、コネクタ接続用補助具10の本体100を、受け側コネクタ200を基板1に取付けるときに合わせて該基板に取り付けておく。より詳しくは、受け側コネクタ200のコネクタピン201を、本体100の受け側コネクタ配置部101に設けられた貫通孔104に貫通させて、本体100とともに基板1側に電気的に取付けておく。即ち、高さ方向において、本体100は基板1と受け側コネクタ200に、受け側コネクタ配置部101の部分が挟まれて基板上に配置された状態となっている。
この状態において、本体100の長手方向、又は、斜め上方から差込側コネクタ配置部102に向けて、差込側コネクタ300をセットしていく。概ね、壁部1022と斜面部105で構成される長手方向端部を目安に差込側コネクタ300を滑り込ませていくと、前記斜面部105に沿って、壁部1022、斜面部105、段差解消部103の形成によって周囲よりも相対的に凹んだ載置部1021に差込側コネクタ300が導かれ、配置される。
続いて、受け側コネクタ200の方向に差込側コネクタ300を押しやっていくと、差込側コネクタ300の受け側コネクタ面側の外郭が、前記段差解消部(103a1、103b1、103c1)として形成された斜面に沿って移動していく。ここで前記段差解消部は、差込側コネクタ配置部102の配置面から受け側コネクタ200の内側面(201a、201b、201c)までを連続的につなぐよう、幅方向と高さ方向が徐々に狭まっていくように形成されているから、差込側コネクタ300を移動させていくにつれて、該差込側コネクタ300の幅方向及び高さ方向の位置が徐々に所定の位置、即ち、受け側コネクタ200の内側面の周縁部に誘導されていき、最後には、差込側コネクタ300の外郭が、受け側コネクタ200の内側面の周縁部と略一致する位置にまで移動する。
この状態では、差込側コネクタ300の外郭が、受け側コネクタ200の内側面の周縁部と略一致しているから、そのまま、さらに差込側コネクタ300を受け側コネクタ200の方向に押しやると、差込側コネクタ300の外郭が受け側コネクタ200の内側面に沿って挿入されていき、コネクタ同士の嵌合が行われ、接続が完了する。
このように、コネクタ接続作業時においては、コネクタ接続用補助具10の長手方向において差込側コネクタ300を受け側コネクタ200の方向に押しやるだけで、コネクタ同士の接続が完了する。即ち、差込側コネクタ300の外郭と、受け側コネクタ200の内側面との位置合わせを何ら意識することなく、しかも、接続のための特別な作業を要することなく、なおかつ、コネクタ接続用補助具10は予め基板上に配置されているから、接続時に接続用補助具が周囲に引っ掛かったり、コネクタ自体が周囲の部品に引っ掛かったりすることなく安全にコネクタ同士の接続作業を行うことができる。
したがって、コネクタ自体には特別の機能を設けることなく、コネクタ単体で接続する場合と比較して特別な作業を追加することなく、コネクタ同士の位置合わせが容易に行え、なおかつ安全にコネクタの接続作業性を向上させることができるコネクタ接続用補助具を提供することができる。
また、図8に多数の受け側コネクタ200を並設して基板1上に配置した図を示すが、この場合も、予め、コネクタ接続用補助具10の本体100を基板1上に配置しておくことにより、夫々の受け側コネクタ200に対する差込側コネクタ300の接続作業が簡便になる。
基板上に多数の受け側コネクタ200が配置されており、これら受け側コネクタ200に対して差込側コネクタ300を接続していく場合には、ひとつひとつのコネクタ接続作業に効率化が求められる。しかしながら、従来技術として示したように、例えば、特許文献2に示される接続作業、即ち、使用者は、まず、シート10における開口部11の開口11aに第2コネクタ52を嵌め込む。そして、第2コネクタ52の両端部およびケーブル側の縁部を開口11aの固定部12寄り部分に当接させた状態で、固定部12の上面にケーブル56の基板対向面(下面)56aを接着剤で貼り付けて固定する。次いで、シート10の固定部12の下面と固定部12の上面に固定されたケーブル56の上面とを指で挟み持つ。その後、基板55の端縁寄り個所に取り付けられた第1コネクタ51にシート10における開口部11の先端側の縁部を当接させる。すると、シート10は、それ自体の弾性により上方へ撓み、第1コネクタ51に乗ることになるので、そのまま第2コネクタ52を第1コネクタ51の方向へ押し進める。そして、第2 コネクタ52を第1コネクタ51に挿入することで、両者を嵌合させて、コネクタ50による電気的接続を行う、といった接続作業をすべてのコネクタに対して行う場合、接続のためにかなりの労力を必要とする。
一方、コネクタ接続用補助具10を用いる場合には、作業者は、受け側コネクタ200側に差込側コネクタ300を押しやっていくだけで、連続的に接続作業が完了するので、至極接続作業の効率が良い。
次にコネクタ接続用補助具の第二の実施形態について説明する。図9に第二の実施形態におけるコネクタ接続用補助具の構成を示した。第一の実施形態と、第二の実施形態においては、夫々受け側コネクタ200と差込側コネクタ300の配置部が備えられる点、誘導部が備えられる点、及び壁部が備えられるという基本的な構成は同様である。一方、主な相違点は、まず、受け側コネクタ200について該受け側コネクタ200の配置を行い易くするとともに、該受け側コネクタ200の配置部におけるホールド性を向上させた点である。次に、差込側コネクタ300の差込側コネクタ配置部102への配置を行い易くした点である。これらについて以下説明する。
第二の実施形態におけるコネクタ接続用補助具11においては、第一の実施形態におけるコネクタ接続用補助具10における壁部1012を、受け側コネクタ配置部101の長手方向端部にも形成し、該受け側コネクタ配置部101の外周を囲繞するように壁部1112a,1112b,1112cを一体に設けて、受け側コネクタ200を配置部において保持する受け側コネクタ保持壁1112を設けている。
壁部1112a〜1112cのうち、幅方向に形成される壁部1112bは、その一部が受け側コネクタ配置部111の内側に膨らんだ形状に形成されており、より詳しくは長手方向の中央部付近が受け側コネクタ配置部111の幅方向内側に屈曲形成されている。壁部1112aと、該壁部1112aと対向する保持壁1112bとの屈曲部分の距離は、受け側コネクタ200の幅方向の寸法よりも小さくなるように設けられている。
一方、コネクタ接続用補助具11における高さ方向においては、受け側コネクタ配置部111及び差込側コネクタ配置部112ともに、外側から内側にかけて間口が除去に狭くなるように、壁部の端部がテーパー形状に形成されており、コネクタを配置するときに、載置部に誘い易く構成されている。
また、差込側コネクタ配置部112側に形成される壁部1122a、1122bは、それぞれ長手方向の端部形状が高さ方向において、徐々に低くなるように、即ち、差し込む方向において徐々に高くなっていくように形成されており、差込側コネクタ300を差込突起配置部112に配置するときに載置部1121に誘い込みやすく形成している。
第二の実施形態においては、このようにコネクタ接続用補助具11を構成することにより、コネクタ接続用補助具11の本体を基板1に取り付けるときにおいて、コネクタ接続用補助具11の受け側コネクタ配置部111に受け側コネクタ200を配置する際、受け側コネクタ保持壁1112によって、特に壁部1112bによって、受け側コネクタ200が載置部における所定位置に弾性的に挟み込まれて保持されることにより、安定して配置できるという効果を奏する。
また、載置部に向けて嵌め込んでいく際に、上方側が口開き形状となっているため、受け側コネクタ200を嵌め込み易いという効果を奏する。
さらに、差込側コネクタ300を差込側コネクタ配置部112に配置する場合においても、差込側コネクタ配置部112側に形成される壁部1122a、1122bが、長手方向の端部形状が高さ方向において、徐々に低くなっている構造を採用しているため、差込側コネクタ300が配置部に誘導され易く、所定位置に配置させ易い。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、前記段差解消部103a1、103b1、103c1としての斜面部は直線的に設ける他、湾曲した形状に形成してもよい。差込側コネクタ配置部102側から、受け側コネクタ200の内側面側にかけて徐々に勾配が大きくなる2次曲線状の湾曲とすることにより、差込側コネクタ300を受け側コネクタ200側に押しやっていくときに、誘導具合が緩やかな状態から徐々に急峻となっていき誘導される節度を把握でき、作業者にとって操作感の向上が期待できる。
また、本体100の長手方向において、差込側コネクタ配置部102の前記誘導部103とは反対側の端部には、長手方向端部側に向かって滑らかに盛り上がるように形成された斜面部105が設けられることに加え、壁部1022についても、長手方向端部側に向かって滑らかに広がるように誘い部を形成することで、差込側コネクタ配置部102に差込側コネクタ300を配置するときに、載置部1021に差込側コネクタ300をより滑り込ませやすくなり、作業性の向上が期待できる。
1 基板
10,11 コネクタ接続用補助具
100 本体
101,111 受け側コネクタ配置部
1011,1111 載置部
1012,1112 壁部
102,112 差込側コネクタ配置部
1021,1121 載置部
1022,1122 壁部
103a 第一誘導部
103b 第二誘導部
103c 第三誘導部
103a1 段差解消部
103b1 段差解消部
103c1 段差解消部
104 貫通孔
105 斜面部
200 受け側コネクタ
201a 内側面
201b 内側面
201c 内側面
300 差込側コネクタ

Claims (4)

  1. 基板に配設された受け側コネクタと、該受け側コネクタに接続される差込側コネクタとの接続作業性を向上させるコネクタ接続用補助具であって、
    前記受け側コネクタを配置する受け側コネクタ配置部と、
    前記受け側コネクタに接続される差込側コネクタを配置する差込側コネクタ配置部とを備え、
    前記差込側コネクタ配置部側と受け側コネクタ配置部側との境界付近には、
    差込側コネクタ配置部に配置された差込側コネクタを受け側コネクタ配置部に配置された受け側コネクタ側に導く誘導部を形成するとともに、
    前記誘導部は、差込側コネクタ配置部に設けられた載置部及び壁部から前記受け側コネクタの内側面まで連続的に設けられた斜面部により形成されることを特徴とするコネクタ接続用補助具。
  2. 前記誘導部は、前記差込側コネクタ配置部と、受け側コネクタ配置部に配置された受け側コネクタとの、段差を解消する段差解消部が形成されることを特徴とする請求項1記載のコネクタ接続用補助具。
  3. 前記受け側コネクタ配置部及び差込側コネクタ配置部には、
    これらコネクタを載置する載置部と、該載置部に立設されてコネクタの外郭部を支持する壁部とが形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコネクタ接続用補助具。
  4. 前記受け側コネクタ配置部の壁部は、該受け側コネクタに弾性的に当接して受け側コネクタを保持する弾性保持部を備えたことを特徴とする請求項に記載のコネクタ接続用補助具。

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