JP6112404B2 - トリガー式スプレー容器 - Google Patents
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Description
従来のトリガー式スプレー容器の場合、カバー部は一度スプレー本体部に装着されるとスプレー本体部から容易に取り外すことが出来ないように一体化されて組み付けられている。
そこで、本発明は、上記従来技術の課題に鑑みなされたものであって、本発明の解決しようとする課題は、スプレー本体部を共通部品として流用し且つカバー部のみを別部品として取り替えることで多種多様なデザインが付加されたスプレー本体部を低コストで製作することが可能なトリガー式スプレー容器を提供することを目的とする。
前記スプレー本体部は、左右両側面に沿ってスリット溝が形成され且つ長手方向が該スプレー本体部の長手方向に一致したセンターフレーム板によって上下方向から挟まれながら前記ベースキャップ上に組み付けられるとともに、前記カバー部は二分割された左・右カバー部から成り、そのカバー部の各内面に形成された差し込み片を前記センターフレーム板の各スリット溝に嵌合して取り付けられていることを特徴とする。
また、左右のカバー部は主にセンターフレーム板の各スリット溝に対して嵌合部を有するため、カバー部を設計するに際し主にスリット溝に対する嵌合を考慮すれば良く、カバー部のデザイン、延いてはスプレー本体部全体のデザインに対する自由度が高くなる。
更に、センターフレーム板が後方部において一体化して構成されている場合は、センターフレーム板のスリット溝の長さを十分に長く確保することが可能となり、カバー部をセンターフレーム板を含むスプレー本体部に安定的に取り付けることが可能となる。
更に、センターフレーム板が後方部において分離して構成されている場合は、カバー部の後部においてセンターフレーム板のスリット溝に嵌合する必要がなくなるため、カバー部のデザインに対する自由度が更に高くなり、例えば、カバー部を後方に延伸させ全長を長くすること等が可能となる。
従って、本発明のトリガー式スプレー容器は、カバー部がないスプレー本体部だけでも使用することができ、それだけでも操作性およびデザイン性が高いものとなっているが、カバー部をセットすることでさらに操作性及びデザイン性が向上し、カバー部のデザイン、延いてはスプレー本体部全体のデザインについて自由度が高くなる。
このトリガー式スプレー容器100は、内容液(以下、単に「液体」という。)を収容する容器本体10と、操作レバーを引くことにより液体を外部へ噴出させるスプレー本体部20と、スプレー本体部20のシュラウドとしてのカバー部30と、詳細については図2を参照しながら後述するが、その長手方向がスプレー本体部20の長手方向に一致しながらスプレー本体部20を上下方向から挟み込む形態でスプレー本体部20に一体化し且つカバー部30と嵌合するセンターフレーム板40と、スプレー本体部20を容器本体10に組み付けるベースキャップ50とを具備して構成されている。なお、これも詳細については図2及び図3を参照しながら後述するが、このトリガー式スプレー容器100では、センターフレーム板40を含むスプレー本体部20は共通部品化され、カバー部30は別部品として取り替え可能に構成されている。そのため、カバー部30のみを取り替えることで多種多様なデザインが付加されたスプレー本体部20を低コストで製作することが出来るように構成されている。
このカバー部30は、2分割された左・右カバー部31,32から成り、その左・右カバー部31,32の各構成はスプレー本体部20の左右両側面部を覆うカバー本体31a,32aと、センターフレーム板40の左右両側面のスリット溝40aに嵌合する差し込み片31b,32bとから成る。なお、図1は、左・右カバー部31,32がセンターフレーム板40の左右両側面のスリット溝40aに対して、その差し込み片31b,32bを嵌合することにより取り付けられた状態を示している。このように、カバー部30を設計するに際し、各差し込み片31b,32bがセンターフレーム板40の各スリット溝40aに好適に嵌合するように設計すれば良く、このため、その他のカバー本体31a,32aの形状については自由に設計することが出来るようになる。従って、カバー部30を含むスプレー本体部全体のデザインを変更する場合、カバー部30のみを別部品として取り替えることで多種多様なデザインが付加されたスプレー本体部20を製作することが可能となる。
このトリガー式スプレー容器200では、図4に示すように、センターフレーム板がスプレー本体部20の上下に分離して、上センターフレーム板41U及び下センターフレーム板41Lとして別個に構成されている。その上下センターフレーム板41U,41Lの各構成に対応して、図5に示すように、カバー部33の差し込み片が上下に配置され、上差し込み片34b,35b並びに下差し込み片34c(図示せず),35cとして別個に構成されている。
このトリガー式スプレー容器300では、図7に示すように、センターフレーム板42が図2のセンターフレーム板40と同様に後方部においてアーチ部を有しているが、スリット溝42aが前方部側面のみに形成され、それ以外の上記センターフレーム板40においてスリット溝40aを構成していた部分については、スリット溝が除去されている。そのセンターフレーム板42の構成に対応して、図8に示すように、カバー部36では、左・右カバー部37,38の差し込み片37b,38bに加えて、左・右嵌合リブ37c,38cがカバー本体37a,38aの各内面にそれぞれ形成されている。それ以外の構成については上記トリガー式スプレー容器100と同じである。
また、カバー部30,33,36は主にセンターフレーム板のスリット溝40a,41aU,41aL,42aに対してのみ嵌合部を有するため、カバー部30,33,36のデザイン、延いてはスプレー本体部全体のデザインに対する自由度が高くなる。
更に、上記センターフレーム板40,42のように、センターフレーム板が後方部において一体化して構成されている場合は、スリット溝の長さを十分に長く確保することが可能となり、カバー部30,36がセンターフレーム板40,42に安定して結合し、スプレー本体部20を安定に覆うようになる。
更に、上記センターフレーム板41U,41Lのように、センターフレーム板が後方部においてスプレー本体部20の上下に分離して構成されている場合は、カバー部33の後部においてセンターフレーム板41U,41Lのスリット溝41aU,41aLに嵌合する必要がなくなるため、カバー部33のデザイン、引いてはスプレー本体部全体のデザインに対する自由度が更に高くなり、例えば、カバー部33を後方に延伸させ全長を長くすること等が可能となる。
なお、本発明のトリガー式スプレー容器100,200,300は、カバー部30,33,36がないスプレー本体部20だけでも使用することができ、それだけでも操作性およびデザイン性が高いものとなっているが、カバー部30,33,36をセットすることでさらに操作性及びデザイン性が向上し、カバー部30,33,36のデザイン、延いてはスプレー本体部全体のデザインについては自由度が高くなる。
20 スプレー本体部
21 ポンプ部
22 インレットボディ部
23 アウトレットボディ部
24 ノズル部
25 操作レバー部
30,33,36 カバー部
31,34,37 左カバー部
32,35,38 右カバー部
40,42 センターフレーム板
41U 上センターフレーム板
41L 下センターフレーム板
40a,42a スリット溝
41aU 上スリット溝
41aL 下スリット溝
50 ベースキャップ
100,200,300 トリガー式スプレー容器
Claims (5)
- 内容液を収容する容器本体(10)と、内容液を該容器本体(10)から吸引・圧送するポンプ部(21)を有するスプレー本体部(20)と、該スプレー本体部(20)に取り付けられるカバー部(30、33、36)と、前記スプレー本体部(20)を前記容器本体(10)に取り付けるベースキャップ(50)とを備えたトリガー式スプレー容器であって、
前記スプレー本体部(20)は、左右両側面に沿ってスリット溝(40a,41aU,41aL,42a)が形成され且つその長手方向がスプレー本体部(20)の長手方向に一致したセンターフレーム板(40,41U,41L,42)によって上下方向から挟まれながら前記ベースキャップ(50)上に組み付けられるとともに、前記カバー部(30、33、36)は二分割された左・右カバー部(31,32、34,35、37,38)から成り、そのカバー部の各内面に形成された差し込み片(31b,32b、34b,35b、34c,35c、37b,38b)を前記センターフレーム板(40、41U,41L、42)の各スリット溝(40a,41aU,41aL,42a)に嵌合して取り付けられていることを特徴とするトリガー式スプレー容器。 - 前記左・右カバー部(37,38)の各内面には互いを結合する嵌合手段(37c,38c)が設けられている請求項1記載のトリガー式スプレー容器。
- 前記スプレー本体部(20)の上下に取り付けられた前記センターフレーム板(40,42)は一体化して構成されている請求項1又は2記載のトリガー式スプレー容器。
- 前記スプレー本体部(20)の上下に取り付けられた前記センターフレーム板(41U,41L)は分離して構成されている請求項1又は2記載のトリガー式スプレー容器。
- 前記スリット溝(40a,41aU,41aL,42a)は、前記センターフレーム板(40,41U,41L,42)の左右両側面に沿って部分的に形成されている請求項1から4の何れかに記載のトリガー式スプレー容器。
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US7219848B2 (en) * | 2004-11-03 | 2007-05-22 | Meadwestvaco Corporation | Fluid sprayer employing piezoelectric pump |
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2013
- 2013-03-29 JP JP2013074992A patent/JP6112404B2/ja active Active
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