JP6112404B2 - トリガー式スプレー容器 - Google Patents

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Description

本発明は、トリガー式スプレー容器、特にスプレー本体部を共通部品として流用し且つカバー部のみを別部品として取り替えることで多種多様なデザインが付加されたスプレー本体部を低コストで製作することが可能なトリガー式スプレー容器に関するものである。
操作レバー(トリガー)を引くことにより、プランジャー(ピストン)がシリンダー内の内容液を加圧・押し出してノズルより外部へ噴出させると供に、そのトリガーを戻すことにより、ピストンがシリンダー内を吸引してシリンダー内に内容液を充填するトリガー式スプレー容器が広く利用されている(例えば、特許文献1および特許文献2を参照。)。
従来のトリガー式スプレー容器の場合、カバー部は一度スプレー本体部に装着されるとスプレー本体部から容易に取り外すことが出来ないように一体化されて組み付けられている。
特開2005−296807号公報 特開2005−13895号公報
上述した通り、上記従来のトリガー式スプレー容器では、カバー部はスプレー本体部に一体化されて組み付けられているため、カバー部を含むスプレー本体部全体のデザインを変更したい場合、カバー部だけでなくスプレー本体部のデザインも変更する必要があった。そのため、スプレー本体部用の金型とカバー部用の金型を別途新たに製作しなければならず、その結果、デザイン変更に係る製作コストがかかるという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来技術の課題に鑑みなされたものであって、本発明の解決しようとする課題は、スプレー本体部を共通部品として流用し且つカバー部のみを別部品として取り替えることで多種多様なデザインが付加されたスプレー本体部を低コストで製作することが可能なトリガー式スプレー容器を提供することを目的とする。
上記技術的課題を解決するための本発明に係る第1手段は、内容液を収容する容器本体と、内容液を該容器本体から吸引・圧送するポンプ部を有するスプレー本体部と、該スプレー本体部に取り付けられるカバー部と、前記スプレー本体部を前記容器本体に取り付けるベースキャップとを備えたトリガー式スプレー容器であって、
前記スプレー本体部は、左右両側面に沿ってスリット溝が形成され且つ長手方向が該スプレー本体部の長手方向に一致したセンターフレーム板によって上下方向から挟まれながら前記ベースキャップ上に組み付けられるとともに、前記カバー部は二分割された左・右カバー部から成り、そのカバー部の各内面に形成された差し込み片を前記センターフレーム板の各スリット溝に嵌合して取り付けられていることを特徴とする。
上記構成では、センターフレーム板は、その長手方向がスプレー本体部の長手方向に一致した状態でスプレー本体部を上下方向から挟み込む形態になっている。更に、センターフレーム板の左右両側面にはスリット溝が形成されている。そのため、カバー部については二分割して構成し、分割した左右の各カバー部をその差し込み片によって、センターフレーム板に両側から嵌合させることにより、センターフレーム板を含むスプレー本体部に対してカバー部を好適に取り付けることが可能となる。従って、カバー部を含むスプレー本体部全体のデザインを変更する場合、カバー部のみを変更すれば足りるようになる。つまり、カバー部を含むスプレー本体部全体のデザインを変更する場合、センターフレーム板を含むスプレー本体部については共通部品として流用する一方、カバー部については別部品として取り替えることが出来るようになる。このように、センターフレーム板を含むスプレー本体部を共通部品化し、カバー部のみを別部品として取り替えることで多種多様なデザインが付加されたスプレー本体部を低コストで製作することが可能となる。
本発明に係る第手段は、前記左・右カバー部の各内面には互いを結合する嵌合手段が設けられている、ことにある。
上記構成では、仮に上記センターフレーム板のスリット溝が側面の一部分に形成されている場合であっても、上記嵌合手段によって左・右カバー部を、上記センターフレーム板を含むスプレー本体部に対し安定に取り付けることが可能となる。
本発明に係る第手段は、前記スプレー本体部の上下に取り付けられた前記センターフレーム板一体化して構成されている、ことにある。
上記構成では、上記センターフレーム板のスリット溝の長さを十分に長く確保することが可能となり、左・右カバー部を、上記センターフレーム板を含むスプレー本体部に対し安定に取り付けることが可能となる。
本発明に係る第手段は、前記スプレー本体部の上下に取り付けられた前記センターフレーム板分離して構成されている、ことにある。
上記構成では、カバー部の後方部において上記センターフレーム板に対する嵌合部がなくなるため、カバー部のデザインの自由度が増え、例えばカバー部の全長を長くすること等が可能となる。
本発明に係る第手段は、前記スリット溝、前記センターフレーム板の左右両側面に沿って部分的に形成されている、ことにある。
上記構成では、上記センターフレーム板においてカバー部に対する嵌合部を任意に設定することが可能となり、カバー部のデザインの自由度が更に増えるようになる。
本発明のトリガー式スプレー容器によれば、スプレー本体部はセンターフレーム板によって上下方向から挟まれながらベースキャップ上に安定して組み付けられており、一方、カバー部はセンターフレーム板の左右両側面に形成されたスリット溝に嵌合するように構成されている。そのため、カバー部については二分割して構成し分割した左右の各カバー部をその差し込み片によって、センターフレーム板に両側から嵌合させることにより、センターフレーム板を含むスプレー本体部に対してカバー部を好適に取り付けることが可能となり、その結果、カバー部を含むスプレー本体部全体のデザインを変更する場合、センターフレーム板を含むスプレー本体部は共通部品として流用し、カバー部のみを別部品として取り替えることが出来るようになる。このように、センターフレーム板を含むスプレー本体部を共通部品化することにより、カバー部のみを別部品として取り替えることで多種多様なデザインが付加されたスプレー本体部を低コストで製作することが可能となる。
また、左右のカバー部は主にセンターフレーム板のスリット溝に対して嵌合部を有するため、カバー部を設計するに際し主にスリット溝に対する嵌合を考慮すれば良く、カバー部のデザイン、いてはスプレー本体部全体のデザインに対する自由度が高くなる。
更に、センターフレーム板が後方部において一体化して構成されている場合は、センターフレーム板のスリット溝の長さを十分に長く確保することが可能となり、カバー部をセンターフレーム板を含むスプレー本体部に安定に取り付けることが可能となる。
更に、センターフレーム板が後方部において分離して構成されている場合は、カバー部の後部においてセンターフレーム板のスリット溝に嵌合する必要がなくなるため、カバー部のデザインに対する自由度が更に高くなり、例えば、カバー部を後方に延伸させ全長を長くすること等が可能となる。
従って、本発明のトリガー式スプレー容器は、カバー部がないスプレー本体部だけでも使用することができ、それだけでも操作性およびデザイン性が高いものとなっているが、カバー部をセットすることでさらに操作性及びデザイン性が向上し、カバー部のデザイン、いてはスプレー本体部全体のデザインについて自由度が高くなる。
本発明のトリガー式スプレー容器の実施形態を示す全体説明図である。 本発明の実施形態に係るスプレー本体部近傍を示す部分説明図である。 本発明の実施形態に係るカバー部を示す斜視説明図である。 本発明の他の実施形態に係るスプレー本体部近傍を示す部分説明図である。 本発明の他の実施形態に係るカバー部を示す斜視説明図である。 本発明の他の実施形態に係るカバー部と上・下センターフレーム板との嵌合を示す斜視説明図である。 本発明の更に他の実施形態に係るスプレー本体部近傍を示す部分説明図である。 本発明の更に他の実施形態に係るカバー部を示す斜視説明図である。 本発明の更に他の実施形態に係るカバー部とセンターフレーム板との嵌合を示す斜視説明図である。
以下、図に示す実施の形態により本発明をさらに詳細に説明する。
図1及び図2は、それぞれ本発明のトリガー式スプレー容器100を斜視状態です説明図である。なお、図1は全体説明図であり、図2は本発明に係るトリガー式スプレー容器100のスプレー本体部20近傍を示す部分説明図である。
このトリガー式スプレー容器100は、内容液(以下、単に「液体」という。)を収容する容器本体10と、操作レバーを引くことにより液体を外部へ噴出させるスプレー本体部20と、スプレー本体部20のシュラウドとしてのカバー部30と、詳細については図2を参照しながら後述するが、その長手方向がスプレー本体部20の長手方向に一致しながらスプレー本体部20を上下方向から挟み込む形態でスプレー本体部20に一体化し且つカバー部30と嵌合するセンターフレーム板40と、スプレー本体部20を容器本体10に組み付けるベースキャップ50とを具備して構成されている。なお、これも詳細については図2及び図3を参照しながら後述するが、このトリガー式スプレー容器100では、センターフレーム板40を含むスプレー本体部20は共通部品化され、カバー部30は別部品として取り替え可能に構成されている。そのため、カバー部30のみを取り替えることで多種多様なデザインが付加されたスプレー本体部20を低コストで製作することが出来るように構成されている。
また、カバー部30がない場合であっても、トリガー式スプレー容器100は、スプレー(噴出器)としての機能を好適に果たすことが出来るように構成されている。更に、カバー部30は主にセンターフレーム板40のスリット溝40a(図2)に対してのみ嵌合部を有するため、カバー部30のデザイン、いてはスプレー本体部全体のデザインに対する自由度が高くなっている。以下、各構成について更に詳細に説明する。
容器本体10は、収容する液体に対する耐食性を有していれば良く、プラスチック製容器、ガラス製容器あるいは金属製容器であっても良い。
スプレー本体部20は、図2に示すように、液体を吸引・圧送するポンプ部21と、ポンプ部21によって吸引された液体が流れる吸引流路を内部に有するインレットボディ部22と、ポンプ部21によって圧送された液体が流れる吐出流路を内部に有するアウトレットボディ部23と、吐出流路から流れ出る液体を外部へ噴出するノズル部24と、ポンプ部21を駆動する操作レバー部25とから成る。
ポンプ部21は、いわゆる往復式ポンプであり、本実施形態ではインレットボディ部22の吸引側と吐出側に1個ずつ合計2個の逆止弁を備え、ピストンの吸引行程においては吸引側の逆止弁が開くのと同時に吐出側の逆止弁が閉じ、他方ピストンの圧縮行程においては吸引側の逆止弁が閉じるのと同時に吐出側の逆止弁が開くように構成されている。なお、本発明のトリガー式スプレー容器において、ポンプ部21は、操作レバー部25を引くことにより液体がノズル部24より噴出するように構成されているものであればその機構については特に問わない。
スプレー本体部20の動作を簡単に説明すると、操作レバー部25を引くとポンプ部21のピストンがシリンダー内の液体を圧縮してインレットボディ部22の吸引側逆止弁が閉じるのと同時に吐出側逆止弁が開いてシリンダー内の液体が圧送され吐出流路を流れてノズル部24より外部に噴出される。他方、操作レバー部25の引きを解除すると例えば弾性部材の弾性力によってピストンが逆の膨張行程を辿りシリンダー内が負圧になりインレットボディ部22の吸引側逆止弁が開くのと同時に吐出側逆止弁が閉じて、容器本体10の液体が吸引され吸引流路を流れてシリンダー内に充填されるようになる。以下、操作レバー部25を引くと同様な動作が繰り返されることになる。
図2に示すように、スプレー本体部20は構造上、その長手方向が一致したセンターフレーム板40によって上下方向から挟まれ一体化した状態でベースキャップ50上に組み付けられている。このように、センターフレーム板40は、スプレー本体部20をベースキャップ50に対して安定して組み付けるための構体であると同時に、後述するようにカバー部30を支持するための構体でもある。後述するスリット溝40aとの嵌合のため、カバー部30を二分割して構成し分割した各カバー部の内側に設けた差し込み片によって、センターフレーム板40取り付けることが可能となり、その結果、カバー部30を含むスプレー本体部全体のデザインを変更する場合、カバー部30のみを別部品として取り替え可能に構成することが可能となる。すなわち、センターフレーム板40を含むスプレー本体部20を共通部品として流用し、カバー部30のみを取り替えることでスプレー本体部20に多種多様なデザインを付加させることが可能となる。従って、センターフレーム板40を含むスプレー本体部20については金型を新たに製作する必要がないため、低コストで多種多様なデザインが付加されたスプレー本体部20を製作することが出来るようになる。
センターフレーム板40の左右両側面にはカバー部30の差し込み片と嵌合するスリット溝40aが形成されている。なお、本実施形態では、ほぼ側面全部に渡ってスリット溝40aが形成されているが、スリット溝40aの形成範囲は一部分であっても良い。また、スリット溝40aは左右両側面に渡って貫通していても良い。更に、センターフレーム板40は、本実施形態では、いわゆるU字状に形成されている(後方部においてアーチ部を有している)が、後述するように、その後方部において上板と下板を連結するアーチ部がなくても良い。
このように、本発明のトリガー式スプレー容器100では、センターフレーム板40によって、低コストで多種多様なデザインが付加されたスプレー本体部20を製作することが出来る。
図3は、本発明のトリガー式スプレー容器100に係るカバー部30を示す斜視説明図である。
このカバー部30は、2分割された左・右カバー部31,32から成り、その左・右カバー部31,32の各構成はスプレー本体部20の左右両側面部を覆うカバー本体31a,32aと、センターフレーム板40の左右両側面のスリット溝40aに嵌合する差し込み片31b,32bとから成る。なお、図1は、左・右カバー部31,32がセンターフレーム板40の左右両側面のスリット溝40aに対して、その差し込み片31b,32bを嵌合することにより取り付けられた状態を示している。このように、カバー部30を設計するに際し、各差し込み片31b,32bがセンターフレーム板40の各スリット溝40aに好適に嵌合するように設計すれば良く、このため、その他のカバー本体31a,32aの形状については自由に設計することが出来るようになる。従って、カバー部30を含むスプレー本体部全体のデザインを変更する場合、カバー部30のみを別部品として取り替えることで多種多様なデザインが付加されたスプレー本体部20を製作することが可能となる。
また、カバー部30をセンターフレーム板40に取り付ける際は、差し込み片31b,32bをスリット溝40aに押し込めば良く、他方、カバー部30をセンターフレーム板40から取り外す際は、差し込み片31b,32bをスリット溝40aから引き抜けば良いため、カバー部30を容易に着脱可能に構成すること可能である。
図4ないし図6は、本発明のトリガー式スプレー容器の他の実施形態を斜視状態です説明図である。なお、図4は本実施形態に係るスプレー本体部20近傍を示す部分説明図であり、図5は本実施形態に係るカバー部33を示す斜視説明図であり、図6はカバー部33と上・下センターフレーム板41U,41Lとの嵌合を示す斜視説明図である。
このトリガー式スプレー容器200では、図4に示すように、センターフレーム板がスプレー本体部20の上下に分離して、上センターフレーム板41U及び下センターフレーム板41Lとして別個に構成されている。その上下センターフレーム板41U,41Lの各構成に対応して、図5に示すように、カバー部33の差し込み片が上下に配置され、上差し込み片34b,35b並びに下差し込み片34c(図示せず),35cとして別個に構成されている。
更に、前記実施形態のセンターフレーム板40のアーチ部に嵌合していたカバー部の差し込み片については、この実施形態のカバー部33では、横方向にそれぞれ延伸されて左・右フランジ部34d,35dをそれぞれ形成し、右フランジ部35dの接合面35eと左フランジ部34dの接合面34eが接合片35fに沿って接合することにより、閉じた曲面を形成するように構成されている。それ以外の構成については上記トリガー式スプレー容器100と同じである。
図6に示すように、左・右カバー部34,35の上差し込み片34b,35bは、上センターフレーム板41Uの上スリット溝41aUに嵌合し、下差し込み片34c,35cは、下センターフレーム板41Lの下スリット溝41aLに嵌合し、そして右カバー部35の接合面35eと左カバー部34の接合面34eが右カバー部35の接合片35fに沿って接合し閉じた曲面を形成し、その結果、スプレー本体部20が上・下センターフレーム板41U,41Lならびに左・右カバー部34,35によって好適に覆われるようになる。
なお、左・右カバー部34,35の上スリット溝41aU及び下スリット溝41aLに嵌合しない後方部分の結合方式については、上記接合方式ではなく、他の部分のように片と溝が嵌合する結合方式であっても良い。また、本実施形態では、ほぼ側面全部に渡ってスリット溝41aU,41aLが形成されているが、スリット溝41aU,41aLの形成範囲は一部分であっても良い。更に、スリット溝41aU,41aLは左右両側面に渡って貫通していても良い。
図7ないし図9は、本発明のトリガー式スプレー容器の更に他の実施形態を斜視状態です説明図である。なお、図7は本実施形態に係るスプレー本体部20近傍を示す部分説明図であり、図8は本実施形態に係るカバー部36を示す斜視説明図であり、図9は本実施形態に係るカバー部36とセンターフレーム板42との嵌合を示す斜視説明図である。
このトリガー式スプレー容器300では、図7に示すように、センターフレーム板42が図2のセンターフレーム板40と同様に後方部においてアーチ部を有しているが、スリット溝42aが前方部側面のみ形成され、それ以外の上記センターフレーム板40においてスリット溝40aを構成していた部分については、スリット溝が除去されている。そのセンターフレーム板42の構成に対応して、図8に示すように、カバー部36では、左・右カバー部37,38の差し込み片37b,38bに加えて、左・右嵌合リブ37c,38cがカバー本体37a,38aの各内面にそれぞれ形成されている。それ以外の構成については上記トリガー式スプレー容器100と同じである。
図9に示すように、左・右カバー部37,38の差し込み片37b,38bの前方部は、センターフレーム板42の左右両側面のスリット溝42aに嵌合し、差し込み片37b,38bの残りの部分についてはその各片の表面がセンターフレーム板42の裏面に接合しながら、その後方部において右嵌合リブ37cのカット部(アンダーカット部)と左嵌合リブ38cのカット部(アンダーカット部)が互いに引っ掛かり合うことにより、左・右カバー部37,38がセンターフレーム板42の側面に沿って密に接合するようになる。
なお、左・右カバー部37,38の後方部における結合方式については、上記カット部の引っ掛かりではなく、片と溝が嵌合する結合方式であっても良い。
以上、上記トリガー式スプレー容器100,200,300によれば、スプレー本体部20は上記センターフレーム板40,41U,41L,42によって上下方向から挟まれながらベースキャップ50上に安定して組み付けられており、一方、二分割されたカバー部30,33,36はセンターフレーム板40, 41U,41L,42の左右両側面に形成されたスリット溝40a,41aU,41aL,42aに対して、差し込み片31b,32b、34b,35b、34c,35c、37b,38bを嵌合するように構成されている。そのため、カバー部30,33,36の左右のカバー部31,32、34,35、37,38をその差し込み片31b,32b、34b,35b、34c,35c、37b,38bによって、センターフレーム板40,41U,41L,42に嵌合させることにより、センターフレーム板を含むスプレー本体部20に対してカバー部30,33,36を好適に取り付けることが可能となり、その結果、カバー部30,33,36を含むスプレー本体部全体のデザインを変更する場合、センターフレーム板40,41U,41L,42を含むスプレー本体部20については共通部品として流用する一方、カバー部30,33,36については別部品として取り替え可能に構成することが出来るようになる。このように、センターフレーム板40,41U,41L,42を含むスプレー本体部20を共通部品化することにより、カバー部30,33,36のみを別部品として取り替えることで多種多様なデザインが付加されたスプレー本体部20を低コストで製作することが可能となる。
また、カバー部30,33,36は主にセンターフレーム板のスリット溝40a,41aU,41aL,42aに対してのみ嵌合部を有するため、カバー部30,33,36のデザイン、いてはスプレー本体部全体のデザインに対する自由度が高くなる。
更に、上記センターフレーム板40,42のように、センターフレーム板が後方部において一体化して構成されている場合は、スリット溝の長さを十分に長く確保することが可能となり、カバー部30,36がセンターフレーム板40,42に安定して結合しスプレー本体部20を安定に覆うようになる
更に、上記センターフレーム板41U,41Lのように、センターフレーム板が後方部においてスプレー本体部20の上下に分離して構成されている場合は、カバー部33の後部においてセンターフレーム板41U,41Lのスリット溝41aU,41aLに嵌合する必要がなくなるため、カバー部33のデザイン、引いてはスプレー本体部全体のデザインに対する自由度が更に高くなり、例えば、カバー部33を後方に延伸させ全長を長くすること等が可能となる。
なお、本発明のトリガー式スプレー容器100,200,300は、カバー部30,33,36がないスプレー本体部20だけでも使用することができ、それだけでも操作性およびデザイン性が高いものとなっているが、カバー部30,33,36をセットすることでさらに操作性及びデザイン性が向上し、カバー部30,33,36のデザイン、いてはスプレー本体部全体のデザインについては自由度が高くなる。
本発明のトリガー式スプレー容器は、あらゆるトリガー式液体噴出または噴霧容器に対し好適に適用される。
10 容器本体
20 スプレー本体部
21 ポンプ部
22 インレットボディ部
23 アウトレットボディ部
24 ノズル部
25 操作レバー部
30,33,36 カバー部
31,34,37 左カバー部
32,35,38 右カバー部
40,42 センターフレーム板
41U 上センターフレーム板
41L 下センターフレーム板
40a,42a スリット溝
41aU 上スリット溝
41aL 下スリット溝
50 ベースキャップ
100,200,300 トリガー式スプレー容器

Claims (5)

  1. 内容液を収容する容器本体(10)と、内容液を該容器本体(10)から吸引・圧送するポンプ部(21)を有するスプレー本体部(20)と、該スプレー本体部(20)に取り付けられるカバー部(30、33、36)と、前記スプレー本体部(20)を前記容器本体(10)に取り付けるベースキャップ(50)とを備えたトリガー式スプレー容器であって、
    前記スプレー本体部(20)は、左右両側面に沿ってスリット溝(40a,41aU,41aL,42a)が形成され且つその長手方向がスプレー本体部(20)の長手方向に一致したセンターフレーム板(40,41U,41L,42)によって上下方向から挟まれながら前記ベースキャップ(50)上に組み付けられるとともに、前記カバー部(30、33、36)は二分割された左・右カバー部(31,32、34,35、37,38)から成り、そのカバー部の各内面に形成された差し込み片(31b,32b、34b,35b、34c,35c、37b,38b)を前記センターフレーム板(40、41U,41L、42)の各スリット溝(40a,41aU,41aL,42a)に嵌合して取り付けられていることを特徴とするトリガー式スプレー容器。
  2. 前記左・右カバー部(37,38)の各内面には互いを結合する嵌合手段(37c,38c)が設けられている請求項1記載のトリガー式スプレー容器。
  3. 前記スプレー本体部(20)の上下に取り付けられた前記センターフレーム板(40,42)は一体化して構成されている請求項1又は2記載のトリガー式スプレー容器。
  4. 前記スプレー本体部(20)の上下に取り付けられた前記センターフレーム板(41U,41L)は分離して構成されている請求項1又は2記載のトリガー式スプレー容器。
  5. 前記スリット溝(40a,41aU,41aL,42a)は、前記センターフレーム板(40,41U,41L,42)の左右両側面に沿って部分的に形成されている請求項1からの何れかに記載のトリガー式スプレー容器。
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