JP6110995B2 - 音響吸収部屋間仕切り - Google Patents

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Description

本発明は、全般的に、音響吸収部屋間仕切りの分野に関する。
オープンプランオフィスでは、人々は自身の周囲の不快な、気を散漫にする音のため自身の仕事をするのに困難を来す場合がある。このような気の散漫は、一般に、他人の会話によって引き起こされる場合がある。これは、オープンプランオフィスでは離れた距離でも依然として会話がはっきりと分かる場合があり、大勢の人の気を散漫にし得ることによるものである。オープンプランオフィスでの騒音を低減するために、音響吸収/遮断部屋間仕切りが机の間に配置される場合がある。このような部屋間仕切りは音響吸収材料を含み得る及び/又は音を減衰させるように適応させた表面構造を有し得る。しかしながら、既存の部屋間仕切りの課題は、それらが重く嵩張りがちになることである。特に、多くの既存の部屋間仕切りは、机及びワークステーションが再配置され得るフレキシブルなオープンプランオフィスにおける音響減衰のニーズに適応させるために動かすことが困難である。従って、よりフレキシブルな及び/又はより嵩張らない/より重くない音響吸収部屋間仕切りを提供することが望ましかろう。
上記欠点の少なくとも1つを克服する又は少なくとも軽減する部屋間仕切りを実現すると有利であろう。特に、よりフレキシブルな及び/又はより嵩張らない/より重くない音響吸収部屋間仕切りを提供することが望ましかろう。これら関心事の1つ以上に対処するために、独立請求項に定義される特徴を有する部屋間仕切りが提供される。好ましい実施形態は従属請求項に定義される。
従って、一態様によれば、部屋の少なくとも一部を2つのサブ部分に分割するための、及び2つのサブ部分間において伝わる音を減衰させるための部屋間仕切りが提供される。部屋間仕切りは、一定間隔を開けて配置された、部屋の一部を2つのサブ部分に分割するための複数の中空円筒状要素を含む。中空円筒状要素のそれぞれは円筒状シェルを有し、円筒状シェルの軸方向に少なくとも1つのスリットが延在する。円筒状シェルは、(対応する)中空円筒状要素(即ち、円筒状シェルを有する中空円筒状要素)の外周部に沿って、少なくとも1つのスリットの一方の側から少なくとも1つのスリットの別の側まで(即ち、スリットの一方の側から同じスリットのもう一方の側まで、又はスリットの一方の側から別のスリットの一方の側まで)連続的に延在する。各スリットは部屋間仕切りの局所的な伸長方向に向く。加えて、部屋間仕切りは、中空円筒状要素の少なくとも1つから光を放出するように構成された光源を含む。光源によって放出される光は、部屋間仕切りが配置される部屋の照明に寄与してもよい。例えば、光源によって放出される光は、部屋間仕切りの外の光源によって放出され、部屋間仕切りによって妨げられる光を少なくとも部分的に補償するために使用されてもよい。光源は、例えば、少なくとも部分的に光透過性の中空円筒状要素(又は中空円筒状要素のシェル)から光を放出するように構成されてもよい。
部屋(又は部屋の少なくとも一部)を分割する中空円筒状要素の周期性は、散乱音波の相殺的干渉を引き起こすことにより2つのサブ部分間において伝わる音の減衰に寄与する。円筒状シェルを有し、シェルの軸方向に少なくとも1つのスリットが延在する中空円筒状要素の少なくとも幾つかは、中空円筒状要素内における共鳴を可能にしてもよく、この共鳴は、更に、2つのサブ部分間において伝わる音の減衰に寄与する。
上述のように、本発明の部屋間仕切りにおいて、スリットは、部屋間仕切りの「局所的な伸長方向」に向いている。以後、本発明の状況においてこの特定の技術的特徴が意味するものについて更に記載される。
複数の中空円筒状要素は、部屋の一部を2つのサブ部分に分割するために使用され得る、スクリーン形態の部屋間仕切りを成すように一定間隔を開けて配置されている。その高さに対して垂直な方向において、部屋間仕切りは、直線(長円形、長斜方形又は楕円形断面の場合など)又は曲線とされ得る伸長軸線を有する長尺状の断面を有する。部屋間仕切りの各中空円筒状要素において、スリットは、その特定の中空円筒状要素の位置で伸長軸線に対し平行な方向に向いている。本発明の状況において、この特定の方向は、部屋間仕切りの「局所的な伸長方向」と呼ばれる。
特定の円筒状シェルの少なくとも1つのスリットのそれぞれは部屋間仕切りの局所的な伸長方向に向いているが、特定の円筒状シェルの(少なくとも1つのスリットの)第1のスリットは、部屋間仕切りの第1の局所的な伸長方向に向いてもよく、その一方で、同じ特定の円筒状シェルの(少なくとも1つのスリットの)任意の第2のスリットは、部屋の第1の局所的な伸長方向とは反対の(即ち、平行しない)、部屋間仕切りの第2の局所的な伸長方向に向いてもよい。上記に加えて、本発明によれば、いずれのスリットも、部屋間仕切りの対応する中空円筒状要素において、局所的な伸長方向に対し垂直な方向に(即ち、部屋の2つのサブ部分のいずれか1つの方に)向いていなくてもよいことに留意されたい。
本発明者は、音源に面した(又は音源の方を向いた)スリットを有する中空円筒状要素の共鳴により引き起こされる減衰は、スリットが約90度方向転換された/回転された場合、即ち、代わりとして、スリットが、部屋のサブ部分から音源を隔てる部屋間仕切りの局所的な伸長方向に向く場合(即ち、代わりとして、スリットが部屋間仕切りに沿って向けられる場合)に実質的に維持され得ることに気が付いた。本発明者は、更に、部屋間仕切りの両側のサブ部分に対する部屋間仕切りの音響対称性は、スリットを、それらが部屋間仕切りの局所的な伸長方向に向くように向けることによって(即ち、スリットを部屋間仕切りに沿って向けることによって)増加され得ることに気が付いた。特に、スリットが部屋間仕切りの局所的な伸長方向に向く部屋間仕切りは、2つのサブ部分間において両方向に伝わる音の同様の減衰を提供してもよい。本発明者は、このような部屋間仕切りは、部屋間仕切りを介した両方向において減衰が所望されるオープンプランオフィスで特に有用となり得ることに気が付いた。
部屋間仕切りを通過する音を減衰させるために相殺的干渉及び共鳴を使用すると、部屋間仕切りを構成するのに必要とされる材料の量が減少する。実際、中空円筒状要素は中実である必要はなく、中空円筒状要素の使用を可能にする。更に、中空円筒状要素は互いに隣接して配置される必要はなく、(従来のブロック形状の部屋間仕切りとは対照的に)音波を物理的に遮断する堅固な壁を形成し、中空円筒状要素間に空間を有する部屋間仕切りを可能にする。更に、減衰を提供するために相殺的干渉及び共鳴を使用すると、部屋間仕切りの音響吸収材料及び/又は音響吸収表面の必要性が低下し、(例えば、軽量プラスチック中空円筒状要素などの)より広範な材料の使用が可能になる。従って、本態様は、より嵩張らない/より重くない音響吸収部屋間仕切りを可能にする。
加えて、(上述のような)部屋間仕切りの中空円筒状要素間に空間を有する構造体を可能にすることによって、部屋間仕切りを空気が通過することを可能にされてもよく、これにより、部屋間仕切りが配置される部屋の換気及び/又は暖房を促進してもよい。更に、(上述のような)部屋間仕切りの音響吸収材料及び/又は音響吸収表面の必要性の低下により、中空円筒状要素における透明材料の使用が可能になり、これにより、部屋間仕切りが配置される部屋の照明を容易にしてもよい。
シェルが、対応する中空円筒状要素の外周部に沿って、少なくとも1つのスリットの一方の側から少なくとも1つのスリットの別の側まで連続的に延在することは、少なくとも幾つかの周波数において、中空円筒状要素内の共鳴により引き起こされる音響減衰を向上する。部屋のサブ部分の1つ又は両方に向くシェルのそのような連続的な途切れのない部分(即ち、中空円筒状要素の外周部に沿った、あらゆるスリット又は開口部のない部分)を有することで、少なくとも幾つかの周波数において、中空円筒状要素内の共鳴により引き起こされる減衰が向上する。
特定の方向に向く(中空円筒状要素のシェルに沿って配置された)スリットとは、スリットによって画定される開口部が、部屋間仕切りの局所的な伸長方向に一致する(即ち平行な)方向に向きを変えられる(又は向けられる)ことを意味する。スリットは必ずしも局所的な伸長方向を中心に位置合わせされなくてもよいが、スリットによって画定される開口部の少なくとも一部は局所的な伸長方向の方に向けられてもよい。しかしながら、幾つかの実施形態では、少なくとも1つのスリットのそれぞれは、部屋間仕切りの局所的な伸長方向を少なくともほぼ中心に位置合わせされてもよい。換言すると、少なくとも1つのスリットのそれぞれは、例えば、部屋間仕切りの局所的な伸長方向に少なくともほぼ一致する、対応する中空円筒状要素の中心の方向を中心に位置合わせされてもよい。
幾つかの実施形態では、少なくとも1つのスリットのそれぞれは、例えば、対応する中空円筒状要素(即ち、シェルを有し、シェルに沿って少なくとも1つのスリットが配置される中空円筒状要素)の外周部に沿って多くとも90度(好ましくは5度乃至50度)延在してもよい。
一実施形態によれば、シェルは、2つのサブ部分に向く中空円筒状要素の外周部の2つの部分に沿って連続的に延在するように配置されてもよい。本実施形態では、部屋の2つのサブ部分の1つに向く中空円筒状要素の外周部の部分は、サブ部分の方に実質的に向けられた方向/角度に対応する中空円筒状要素の外周部のセグメント、即ち、部屋間仕切りを横断する(例えば実質的に直交する)方向に中心が位置合わせされた、例えば少なくとも45度(少なくとも90度など)の外周部のセグメントである。
一実施形態によれば、少なくとも1つのスリットは、1つのスリットを含んでもよく、シェルは、中空円筒状要素(即ち、シェルを有し、シェルに沿って第1のスリットが延在する中空円筒状要素)の外周部(即ち、部屋の2つのサブ部分に向く外周部の2つの部分を含む)に沿ってスリットの一方の側からスリットのもう一方の側まで連続的に延在してもよい。
一実施形態によれば、少なくとも1つのスリットは、部屋間仕切りの反対の局所的な伸長方向に向く2つのスリットを含んでもよく、シェルは、(部屋間仕切りの両側において)中空円筒状要素の外周部(即ち、部屋の2つのサブ部分に向く外周部の2つの部分を含む)に沿って2つのスリット間に連続的に延在してもよい。
一実施形態によれば、中空円筒状要素は少なくとも2(又は3)列で配置されてもよい/配置される。部屋間仕切り内の中空円筒状要素の列の数を増加することによって、音響減衰の量が増加されてもよい。
一実施形態によれば、中空円筒状要素は(例えば、開放空間によって)互いに空間的に間隔を開けて配置されてもよく、即ち、連続する/隣り合う中空円筒状要素は互いに距離を開けて配置されてもよい。特に、部屋間仕切りを介して部屋の2つのサブ部分の1つからもう一方のサブ部分に空気が流れることが可能とされてもよい。中空円筒状要素間に空間を設けることによって、中空円筒状要素間に空気が流れることが可能とされてもよく、部屋内の空気の循環が高められ、それにより、部屋の換気及び/又は暖房が促進される。本実施形態により、部屋の換気及び/又は暖房の設計は必ずしも部屋間仕切りの実際の位置に、及びその逆で適合されなくてもよい。部屋間仕切り内に空気が流れることを可能にすることによって、部屋間仕切りの側部(又は上方/下方)に空気を通過させる必要性が低下される。従って、より広い及び/又はより高い部屋間仕切りが使用されてもよく、これにより、向上した音の減衰を可能にしてもよい。
一実施形態によれば、部屋間仕切りは中空円筒状要素間に直線通路を含んでもよく、この通路は部屋間仕切りの両側間に延在し、通路はサブ部分を流体的に連結するように適合されている。通路は直線であり、部屋間仕切りの両側間に延在することから、光は通路を通過してもよい。通路が部屋の2つのサブ部分を連結することから、光はサブ部分の1つからもう一方へと部屋間仕切りを通過してもよい。光が部屋間仕切りを通過することを可能にすることによって、部屋の照明が促進される。例えば、部屋の照明の設計は、部屋内の部屋間仕切りの実際の配置に、及びその逆で、必ずしも適合されなくてもよい。更に、光が部屋間仕切りを通過してもよいことから、部屋間仕切りの一方の側にある部屋のサブ部分は、もう一方の側から(例えば、部屋のもう一方のサブ部分から)部屋間仕切りを通して少なくとも部分的に見えてもよい。加えて、部屋間仕切りの異なる側を、直線通路を介して流体的に連結することによって、空気が部屋間仕切り内をより自由に流れることが可能とされてもよく、これにより、部屋の換気及び/又は暖房を促進してもよい。
一実施形態によれば、部屋間仕切りは、空洞を有する土台と、空洞に通じる開口部と、を含んでもよい。本実施形態では、中空円筒状要素の少なくとも1つは、少なくとも1つの中空円筒状要素のシェルの内部(即ちシェルの内部の容積)が開口部を通じて空洞に音響的に連結されるように、即ち、少なくとも1つの中空円筒状要素のシェルの内部における共鳴が空洞内の共鳴と相互に関係する(又は空洞の内寸に依存する)ように、土台の開口部に配置されてもよい。中空円筒状要素のシェルの内部における共鳴により引き起こされる音響減衰は、通常、特定のピーク周波数において最も強い。少なくとも1つの中空円筒状要素の内部を空洞と音響的に連結することによって、このピーク周波数はより低い周波数へとシフトされてもよい。これにより、例えば、人の会話のより効率的な減衰を可能にしてもよい。少なくとも1つの中空円筒状要素のシェルの内部は、例えば、空洞に開口部を通じて流体的に連結されてもよく、即ち、少なくとも1つの中空円筒状要素は、シェルの内部と空洞との間の開口部を空気が流れることができるように配置されてもよい。
一実施形態によれば、部屋間仕切りは、レールを更に含んでもよく、中空円筒状要素の少なくとも幾つかはレールに沿って可動的に配置されてもよい。これにより、音響間仕切りが配置される部屋における、音響減衰の変化するニーズへの部屋間仕切りの適合を容易にしてもよい。例えば、音響部屋間仕切りは、中空円筒状要素を、例えば、オフィスの机の間のレールに沿ってスライドさせることによって、再配置されてもよい及び/又は取り除かれてもよい。
幾つかの実施形態では、部屋間仕切りは、中空円筒状要素をレールに沿って移動させるための少なくとも1つのアクチュエータ(例えば、1つ以上のモータ又は電動式システム)を含んでもよい。少なくとも1つのアクチュエータは、部屋間仕切りを、中空円筒状要素が少なくとも第1の距離を開けた伸展状態と、中空円筒状要素の少なくとも幾つかの間の距離が第1の距離よりも小さい引込状態と、の間で移動するように構成されてもよい。例えば、部屋間仕切りは、それが比較的狭い空間を占める引込状態と、それがより効率的に音を減衰させるように適合されているが、より多くの空間も占める伸展状態と、の間で移動されてもよい。
幾つかの実施形態では、部屋間仕切りは、レールに沿った移動中に2つ以上の中空円筒状要素間の最大距離を維持するために、可動的に配置された中空円筒状要素の2つ以上を相互に連結する結合要素(例えば、中空円筒状要素が取り付けられる底板、又は糸、コード若しくはワイヤなど)を含んでもよい。換言すると、中空円筒状要素の2つ以上は結合要素によって、レールに沿った移動中に最大距離よりも更に離れてスライドすることを防止されてもよい。結合要素は、レールに沿った移動中及び/又は後における中空円筒状要素の周期的配置を容易にしてもよい。
一実施形態によれば、(円筒状シェルを有する)中空円筒状要素の少なくとも幾つかは、円筒状シェルに対して同心円状に配置された少なくとも1つの内部シェルを有してもよい。この中空円筒状要素の同心形状は、異なる同心シェル間の空間/容積内における共鳴を可能にする。同心シェルの寸法/形状は、共鳴により引き起こされる減衰を少なくとも部分的に調整するために使用されてもよい。
幾つかの実施形態では、少なくとも1つの内部シェルは円筒状であってもよく、少なくとも1つの内部シェルに沿って軸方向に延在する少なくとも1つのスリットを有してもよい。本実施形態では、少なくとも1つの内部シェルの少なくとも1つのスリットは、部屋間仕切りの局所的な伸長方向に(例えば、外部円筒状シェルの少なくとも1つのスリットと同じ方向(単数及び複数)に)向いてもよい。
一実施形態によれば、中空円筒状要素の少なくとも1つは少なくとも部分的に光透過性であってもよく、即ち、少なくとも幾らかの光が少なくとも1つの中空円筒状要素の少なくとも一部を通過することを可能にするように構成されてもよい。少なくとも1つの中空円筒状要素を光が通過することを可能にすることにより、部屋間仕切りが配置される部屋の照明は部屋間仕切りによってあまり薄暗くならない場合がある及び/又は部屋間仕切りを通した視認性が増加されてもよい。
一実施形態によれば、少なくとも1つの光源は、中空円筒状要素の1つの端部に配置され、中空円筒状要素の1つの内部に向かって光を放出するように適合された1つ以上の光源を含んでもよい。光は、その後、中空円筒状要素の1つ以上の光学構造(中空円筒状要素内の全内反射(TIR:total internal reflection)、散乱又はプリズム構造など)によって中空円筒状要素から取り出されてもよい。中空円筒状要素の端部に配置された光源は(中空円筒状要素に沿って配置された光源と比較して)部屋間仕切りの方又は部屋間仕切りを通して見る人にあまり見えなくてもよい。これにより、例えば、光源がオフにされている時の、例えば、部屋間仕切りの中空円筒状要素を介した視認性を(中空円筒状要素に沿って配置された光源と比較して)増加してもよい。少なくとも1つの光源は、例えば、床/天井に配置されても、中空円筒状要素が取り付けられる土台要素に配置されても、ベゼルの背後に隠されてもよい。
一実施形態によれば、少なくとも1つの光源は、中空円筒状要素の1つのシェルの内部に軸方向に沿って配置された光源ストリップを含んでもよい。中空円筒状要素内における光源ストリップの使用により、中空円筒状要素に沿ったより均一な照明の提供を容易にしてもよい。光源ストリップからの光は、例えば、散乱素子によって散乱されてもよく、また、高輝度の蛍光面を提供するために使用されてもよく、高輝度の蛍光面においては個々の光源からの光が特定されなくてもよい。
一実施形態によれば、部屋間仕切りを通した視認性が、少なくとも1つの光源によって放出される光を調節することによって制御可能であるように、中空円筒状要素の少なくとも幾つかは、少なくとも部分的に光透過性且つ少なくとも部分的に拡散性であってもよい。光源(複数及び単数)がオフにされると、部屋のサブ部分は部屋間仕切りを通して少なくとも拡散的に見えてもよい。光源がオンにされると、光源からの光は、それが部屋間仕切りの少なくとも一部にわたり分配されるように、中空円筒状要素によって拡散及び/又は散乱されてもよい。十分に高い照明レベルが光源に使用される場合、光源からの光により、部屋間仕切りを通した視認性を低減してもよく、例えば、光源からの光により、部屋間仕切りを通して、部屋間仕切りの背後の状況が事実上見えなくなってもよい。部屋間仕切りを通した視認性の制御は、視覚的プライバシーが重要な部屋の部屋間仕切りにおいて特に有用であってもよい。
幾つかの例示的実施形態においては、中空円筒状要素の少なくとも幾つかの円筒状シェルの内部表面は光を拡散するように適合されてもよい。光を拡散するために中空円筒状要素の内部表面を使用することによって、中空円筒状要素の外部表面は所望の音響特性に基づき設計されてもよい。例えば、中空円筒状要素の外部表面は、散乱音波間の相殺的干渉により引き起こされる音響減衰を向上させるために滑らかにされてもよい。
本発明の実施形態は、特許請求の範囲に列挙した特徴の全ての可能な組み合わせに関連することに留意されたい。
この態様及び他の態様は、ここで、実施形態を示す添付の図面を参照してより詳細に記載される。
一実施形態による部屋間仕切りの斜視図である。 図1に示される部屋間仕切りの頂面図を示す。 別の実施形態による部屋間仕切りの頂面図を示す。 異なる実施形態による部屋間仕切りにおいて使用するための中空円筒状要素の断面図を示す。 異なる実施形態による部屋間仕切りにおいて使用するための中空円筒状要素の断面図を示す。 異なる実施形態による部屋間仕切りにおいて使用するための中空円筒状要素の断面図を示す。 一実施形態による、土台上に配置された中空円筒状要素の斜視図である。 一実施形態による、部屋間仕切りにおいて使用するための中空円筒状要素の断面図を示す。
全ての図は概略図であり、必ずしも一定の縮尺ではなく、全般的に、実施形態を説明するために必要な部分のみを示しており、他の部分は省略され得る又は単に提案され得る。同様の参照符号は、明細書全体を通じて同様の要素を意味する。
ここで、本態様は、以下、目下好適な実施形態が示される添付の図面を参照してより詳細に記載される。本発明は、しかしながら、多くの異なる形態において具現化されてもよく、また、本明細書中に説明する実施形態に限定されるものと捉えられるべきではなく、むしろ、これら実施形態は、徹底性及び完全性のために提供され、本態様の範囲を当業者に完全に伝えるものである。
一実施形態による部屋間仕切りが図1及び図2を参照して記載される。部屋間仕切り100は、部屋の少なくとも一部を2つのサブ部分R1、R2に分割するように適合されており、2つのサブ部分R1、R2間に伝わる音S1、S2を減衰させるように適合されている。部屋間仕切り100は、一定間隔を開けて配置された、部屋の一部を2つのサブ部分R1、R2に分割するための複数の中空円筒状要素110を含む。中空円筒状要素110の少なくとも幾つかは円筒状シェル111(図2の拡大部分を参照)を有し、シェル111の軸方向120に少なくとも1つのスリット112が延在する。シェル111は対応する中空円筒状要素110の外周部に沿って、少なくとも1つのスリット112の一方の側113から少なくとも1つのスリット112の別の側114まで連続的に延在する。少なくとも1つのスリット112のそれぞれは部屋間仕切り100の局所的な伸長方向130に向く。
図1及び図2では、複数の中空円筒状要素110は、水平方向に沿って配置された、部屋の2つのサブ部分R1、R2を隔てる垂直な中空円筒状要素110の3つの実質的に平行な列によって例示される。中空円筒状要素110の列は、格子定数bを有する三角形格子を形成する、即ち、隣接する中空円筒状要素110間の距離が列に沿って及び異なる列間の両方において定数値bを有するように配置されている。格子定数bを有する正方形格子で配置された、即ち、隣接する中空円筒状要素210間の距離が定数値bを有する3列の垂直な中空円筒状要素210を含む部屋間仕切り200を示す空円筒状要素の別の配置が図3に示される。図1、図2及び図3に示される中空円筒状要素110、210の周期的配置はいわゆるソニック結晶の例である。
中空円筒状要素110の他の周期的配置もまた想定される。例えば、中空円筒状要素110は任意の数の列(好ましくは少なくとも2列で)で配置されてもよい。別の例では、中空円筒状要素110は水平であってもよく、部屋を2つのサブ部分R1、R2に分割するように垂直方向に沿って一定間隔を開けて配置されてもよい。或いは、中空円筒状要素110は対角線方向(即ち水平でも垂直でもない)に軸方向に延在してもよい。そのような例示的実施形態においては、中空円筒状要素110の軸方向は、中空円筒状要素110が配置される及び/又は分配される方向と共に、部屋を2つのサブ部分R1、R2に分割する。部屋間仕切りが2つのサブ部分R1、R2の1つに向かう方向に傾斜した直立中空円筒状要素を含む実施形態もまた想定されてもよい。
図2の中空円筒状要素110の周期的配置(及び同様に図3の中空円筒状要素210)は中空円筒状要素110によって散乱した音波間の相殺的干渉を引き起こす。この相殺的干渉の結果、部屋間仕切り100を通過する音は減衰される。減衰は、減衰ピーク周辺の周波数において最も大きく(ブラッグギャップとも呼ばれる)、以下のブラッグの法則により予測される。
nλ=2b sin(θ)
ここで、nは整数、λは入射する音波の波長、bは格子定数(即ち、隣接する中空円筒状要素110間の距離)、及びθは部屋間仕切り100に対する音波の入射角である。従って、所望の周波数における減衰は格子定数bを適切に選択することによって達成され得る。オフィス環境に関しては、減衰させる対象となる音は会話及びプリンタノイズなどの低周波ノイズである。これらの音はそれらのエネルギーの殆どを300Hz乃至3000Hzの周波数範囲内に有する。従って、格子定数bは、6cmよりも大きく、20cmよりも小さいことが好ましい場合がある。20cmという格子定数bのブラッグギャップは850Hzの周辺で現れるが、より低い周波数の減衰は、以下に記載されるように、共鳴などの他の効果と併せて達成され得る。
再度図1及び図2を参照すると、中空円筒状要素110のそれぞれは、シェル111の軸方向120に延在するスリット(又は開口部)112を有する円筒状シェル111(例えば、1乃至10センチメートルの半径を有する)を有する。スリット112は、部屋間仕切り100の局所的な伸長方向130に向く。即ち、スリット112は、部屋の2つのサブ部分R1、R2内の音源S1、S2の方ではなく、部屋間仕切り100内の中空円筒状要素110の列に沿って向く。換言すると、中空円筒状要素110は、中空円筒状要素110の軸方向120を横断する第1の方向(図1及び図2の矢印130によって示される3つの列に沿う方向)に沿って一定間隔を開けて配置され、スリット112は、中空円筒状要素110の第1の方向130及び軸方向120に広がる面に沿って向く。特に、スリット112は、部屋の2つのサブ部分R1、R2から向きが逸れるように向けられる。
中空円筒状要素110の幾つかのみがスリット112を備えた円筒状シェル111を有する及び/又は幾つかの中空円筒状要素110のスリット112が部屋間仕切り100に沿った1つの方向に向く一方で、他の中空円筒状要素110のスリット112が部屋間仕切り100に沿った反対方向に向く別の実施形態が想定されてもよい。
スリット112は、例えば、中空円筒状要素110の外周部に沿って多くとも90(又は多くとも45)度延在してもよい。スリット112は、例えば、スリット112を覆うものが全くない空隙であってもよい。或いは、スリット112は、例えば、多孔板又は及び/又は弾性膜によって少なくとも部分的に覆われてもよい。
スリット112は部屋間仕切り100の局所的な伸長方向130に向く。即ち、スリット112は、中空円筒状要素110の中心から、部屋間仕切り100の局所的な伸長方向130に一致する(即ち平行な)方向を含む方向にわたって延在する。スリット112は、例えば、中空円筒状要素110の外周部に沿った、部屋間仕切り100の局所的な伸長方向130に平行な中空円筒状要素110の中心の方向を少なくともほぼ中心に位置合わせされたセクタに一致してもよい。
図2では、各中空円筒状要素110の外周部は円形であり、2つの部分115a−bを含み、そのそれぞれは部屋の2つのサブ部分R1、R2の1つに面している(又はその方を向いている)。外周部のそのような部分115a(又は115b)は、例えば、少なくとも45度(又は少なくとも90度)の中心角αを有し、矢印140によって示されるように、部屋間仕切り100を横断する(例えば実質的に直交する)方向を中心に位置合わせされた、中空円筒状要素110の外周部のセグメントである。シェル111は、スリット112の一方の側113からスリット112のもう一方の側114まで中空円筒状要素110の外周部に沿って連続的に延在する。即ち、シェル111はC字形であり、途切れることなく延在し、中空円筒状要素110の外周部に沿って、スリット112に対応する角度以外の全角度をカバーしてもよい。特に、シェル111は、2つのサブ部分R1、R2に向く中空円筒状要素110の外周部の2つの部分115a−bに沿って連続的に延在する。
スリット112を備えたシェル111を有する中空円筒状要素110は、中空円筒状要素110の内部における共鳴により音の減衰に寄与する。これら中空円筒状要素110はヘルムホルツ共鳴器として機能し、生じる音響減衰が提供される周波数は、中空円筒状要素110の内部の寸法を適応させることにより適応させてもよい。共鳴により引き起こされる減衰は中空円筒状要素110の周期性とは実質的に無関係である。従って、部屋間仕切り100によって提供される様々な周波数の総減衰量は、相殺的干渉による減衰及び共鳴により引き起こされる減衰をほぼ独立して適応させることにより適応させてもよい。特に、共鳴は、相殺的干渉によって引き起こされる、ブラッグギャップを下回る周波数の減衰を提供するために使用されてもよい。
スリット112を、部屋間仕切り100に沿って向く(即ち、部屋間仕切り100の局所的な伸長方向130に向く)ように配置することによって、中空円筒状要素内における共鳴により引き起こされる減衰は、部屋の第1のサブ部分R1から部屋の第2のサブ部分R2に向かって伝わる音S1及び反対方向に伝わる音S2に関して(少なくともほぼ)対称となる。換言すると、中空円筒状要素110内における共鳴によってもたらされる減衰は、部屋間仕切り100を介して両方向に通過する音に関しては(少なくともほぼ)同じである。
シェル111の連続的なC字形は(中空円筒状要素110の外周部に沿って更なる開口部を有するシェルと比較して)少なくとも幾つかの周波数において、中空円筒状要素110内における共鳴により引き起こされる減衰を増加してもよい。シェル111の連続的な途切れのない部分は(部屋間仕切り100に沿って向いているものに加え、更なるスリット/開口部を有する部分と比較して)少なくとも幾つかの周波数、例えば人の会話の周波数において、中空円筒状要素110内における共鳴により引き起こされる減衰を向上させる。
図4は、中空円筒状要素310のシェル311が、部屋間仕切りの反対の局所的な伸長方向330に向く2つのスリット312a−bを有する実施形態を示す(スリット312a−bは、例えば、中空円筒状要素310の外周部に沿って多くとも90(又は多くとも45)度延在してもよい)。このような中空円筒状要素310は、例えば、図1、2及び3で示した中空円筒状要素110、210の代替又は補完として、図1、2及び3を参照して記載した部屋間仕切り100、200に使用されてもよい。図4に示される中空円筒状要素310のシェル311は、部屋間仕切りの両側に、中空円筒状要素310の外周部に沿って、第1のスリット312aから第2のスリット312bまで連続的に延在する。即ち、シェル311は途切れることなく延在し、中空円筒状要素310の外周部に沿って、スリット312a−bに対応する角度以外の全角度をカバーする。従って、図2を参照して記載した中空円筒状要素110と同様に、中空円筒状要素310の外周部は円形であり、2つの部分/セグメント315a−bを含み、そのそれぞれは、部屋間仕切りによって部屋が分割された2つのサブ部分の1つに面している。シェル311は、中空円筒状要素310の外周部に沿って、第1のスリット312aの一方の側313aから第2のスリット312bの一方の側313bまで連続的に延在し、従って、部屋の2つのサブ部分の1つに向くシェル310の外周部の部分315aに沿って連続的に延在する。同様に、シェル311は、中空円筒状要素310の外周部に沿って、第1のスリット312aのもう一方の側314aから第2のスリット312bのもう一方の側314bまで連続的に延在し、従って、部屋の2つのサブ部分のもう一方に向くシェル310の外周部の部分315bに沿って連続的に延在する。
図2及び図3のシェル111、311が中空円筒状要素110、310の外周部の特定部分に沿って連続的に延在することは、それらがこの部分に沿った(ほぼ)全角度をカバーし、シェル111、311の内部表面及び/又は外部表面が必ずしも連続的/滑らかではないことを意味する。特に、シェル111、311は一体に形成される必要はない。例えば、シェル111、311を形成するために組み合わせられる/組み立てられる幾つかの部分からシェル111、311が作製され得る実施形態が想定されてもよい。
特に図2を参照すると、中空円筒状要素110は(自由空間によって)互いに空間的に間隔を開けて配置されてもよい。部屋間仕切り100は、中空円筒状要素110間に直線通路Pを含む。通路Pは部屋間仕切り100の両側の間に延在し、部屋のサブ部分R1、R2を流体的に連結する。即ち、通路Pを空気が通過することが可能にされる。通路Pを通じて部屋間仕切り100に空気及び/又は光を通過させることにより、部屋間仕切り100によって分割された部屋の照明、換気及び/又は暖房が促進されてもよい。部屋間仕切りを通した照明及び/又は視認性は、例えば、透明な中空円筒状要素110の使用によって更に促進されてもよい。
部屋間仕切り100内の中空円筒状要素110の三角形格子の例は、部屋間仕切り100内において斜めに向けられた開通路Pを提供する。図3に示されるような部屋間仕切り200の中空円筒状要素210の正方形格子の例は、部屋間仕切り200内において、部屋間仕切り200に対して直交して向けられた開通路Pを提供する。
ここで図5及び図6を参照して、例えば、図1、図2及び図3に示される種類の部屋間仕切りにおいて使用するための中空円筒状要素の別の実施形態が記載される。図5は、図2の中空円筒状要素110に類似する、即ち、部屋間仕切りの局所的な伸長方向に向くスリット412を備えた円筒状シェル411を有する中空円筒状要素410を示す(スリット412は図2のスリット112と同様に、左の、局所的な伸長方向に向く方がよいことに留意されたい)。しかしながら、中空円筒状要素410は、加えて、円筒状シェル411に対して同心円状に配置された内部シェル416を含む。内部シェル416は、内部シェル416の軸方向に沿って延在する各々のスリット417を含む。スリット417は、円筒状シェル411のスリット412と同じ方向に向く。この中空円筒状要素410のシェルの同心配置は、異なる同心シェル411、416間の空間/容積内における共鳴を可能にする。図6は、図5に示される中空円筒状要素410に類似するが、同心円筒511、516間の容積がスリットの一方の側に沿って閉じられている518中空円筒状要素510を示す。
中空円筒状要素の異なる形状(例えば、図2、図4、図5及び図6に示されるもの)は、中空円筒状要素の直径及び格子定数と共に、部屋間仕切りの減衰ピークが現れる周波数を調整することを可能とする。この柔軟性は、特定の周波数における特定のノイズ、例えば、会話、プリンタノイズ及び空調器/空気清浄器のノイズが減衰されるべき状況に対して使用され得る。
幾つかの例示的実施形態においては、部屋間仕切りの1つ以上の中空円筒状要素は、例えば、部屋間仕切りの支持のため及び/又は再配置を容易にするために、土台又は台(図1に、中空円筒状要素110が取り付けられている台150により例示されるような)の下及び/又は上に配置されてもよい。例えば、中空円筒状要素は、部屋間仕切りの移動用の車輪を備えた台に配置されてもよい。
図7は、一実施形態による土台650上に配置された中空円筒状要素610を備えた部屋間仕切りの一部を示す(図7には、中空円筒状要素610のシェルの少なくとも1つのスリットは図示されないことに留意されたい)。土台650は、空洞と、空洞に通じる開口部651と、を含む。例えば、土台650は中空の箱を含んでもよい。中空円筒状要素610は、中空円筒状要素610のシェル(例えば、図5又は図6に示されるタイプの中空円筒状要素の最も内側のシェル)の内部が開口部651を通じて空洞に音響的に連結されるように、土台650の開口部651に配置される。中空円筒状要素610の内容積と土台650の空洞とを組み合わせることによって、中空円筒状要素610内の共鳴によって引き起こされるヘルムホルツ減衰/吸収ピークがより低い周波数へとシフトされてもよい。例えば、部屋間仕切りの中空円筒状要素の少なくとも幾つかの内部は、穴/開口部を通じて1つ以上の空洞に流体的に連結されてもよい。或いは、中空円筒状要素のシェルの内部は、土台の開口部を覆う膜を介して空洞に音響的に連結されてもよい。中空円筒状要素の内部と空洞とを音響的に相互連結するための膜又は直接流体連結を有することで、中空円筒状要素内のエアマスの動きが空洞内のエアマスに伝達されることが可能になる。
図1乃至図7に示される部屋間仕切りは、例えば、オープンプランオフィス内で一般的な部屋間仕切りと同じ高さ(例えば2メートル)を有してもよく、或いは、床から天井まで延在してもよい。中空円筒状要素を形成するために任意の材料(例えば、アクリル系プラスチック)が使用されてもよい。好ましくは、中空円筒状要素の材料は、中空円筒状要素に対して音のほぼ全反射があるように選択されてもよい。幾つかの実施形態では、中空円筒状要素の円筒状シェル(例えば、図5又は図6に示される同心シェルの1つ、好ましくは最も内側の同心シェル)には、共鳴が部屋間仕切りの音響吸収に(実質的に)寄与する周波数の範囲を拡大するために、少なくとも部分的に多孔質材料が充填されてもよい。幾つかの実施形態では、1つ以上の多孔板(例えば、マイクロ多孔板)は中空円筒状要素の円筒状シェル(例えば、図5又は図6に示される同心シェルの1つ、及び好ましくは、最も内側の同心シェル)のスリットを少なくとも部分的に覆うために配置されてもよく、円筒の内部と外気との間の境界面を画定する。この中空円筒状要素は、部屋間仕切りによって(実質的に)減衰される音の周波数の範囲を拡大し得る音響抵抗を引き起こす。
図1乃至図7に示される部屋間仕切りの幾つかの実施形態では、例えば、部屋間仕切りによって遮断される/遮蔽される光を補償するため、部屋間仕切りに照明が組み込まれてもよい。図8は、(部屋間仕切りにおいて使用するための)中空円筒状要素710と、中空円筒状要素710から光を放出するように構成された光源760と、を示す。図8では、光源760は、中空円筒状要素710の内部の回路基板761上に取り付けられ、中空円筒状要素710の少なくとも部分的に光透過性のシェル711を通して反対方向に光を放出するように適合された2つの発光ダイオード(LED)760(即ち、LED760のそれぞれが約180度の角度にわたって照明を提供する)によって例示される。光源が、中空円筒状要素710の1つ以上の端部に及び/又は中空円筒状要素710の内部のストリップに沿って取り付けられる実施形態も想定される。
幾つかの実施形態では、中空円筒状要素710は、部屋間仕切りを通した視認性が、光源760によって放出される光を調節することによって制御可能であるように、少なくとも部分的に光透過性且つ少なくとも部分的に拡散性であってもよい。光源760がオフにされると、部屋間仕切りの背後の状況が明確に拡散的に見えてもよい。光源760をオンにすることにより(又は光源760の照明レベルを増加することにより)、光源760によって放出される光が拡散性の中空円筒状要素710から取り出されることから、部屋間仕切りの背後の状況はより見えなくなっても、更には全く見えなくなってもよい。従って、部屋間仕切りの両側にいる人物の視覚的プライバシーの強化がもたらされる。中空円筒状要素710は、例えば、PMMA(ポリメタクリル酸メチル)又はポリカーボネートから構成されてもよく、また、例えば、可能な限り少ない光を吸収するように適合されてもよい。中空円筒状要素710の拡散は、例えば、中空円筒状要素710の内部の(即ち、シェル711の内部の)微細構造によりもたらされてもよい。中空円筒状要素710の外側は、中空円筒状要素710の音響機能を向上させるために平滑面であることが好ましい。拡散は、例えば、サンドブラストによる又は接着箔を用いた中空円筒状要素710の後処理により提供されてもよい。或いは、中空円筒状要素710は、例えば、押出加工によって作製されてもよく、それにより、シェル711の内部表面に微細構造/パターンが形成されてもよい。微細パターンは、例えば、ミリメートル以下のオーダーのピッチを有してもよく、大きな量の光が部屋間仕切りによって吸収されること無く、部屋間仕切りの一方の側から別の側の直視を妨げてもよい。幾つかの実施形態では、個々のLEDパッケージが視界から十分に隠蔽される及び/又は隠されるように、中空円筒状要素710内に配置された拡散シートが中空円筒状要素710内に配置された複数のLEDの光を混合するために使用されてもよい。例えば、中空円筒状要素710内に異なる色のLEDが使用されてもよく、中空円筒状要素710の光出力は個々のLEDの光出力の制御により色調整可能であってもよい。
部屋間仕切りとしての、一定間隔を開けて配置された中空円筒状要素の使用により、部屋間仕切りの個々のブロックが、例えば、光透過性及び/又は光放出性にされ得るモジュール式の手法が可能になる。
当業者であれば、本発明は、上述の好適な実施形態に如何様にも限定されないことを認識している。逆に、添付の特許請求の範囲の範囲内における多くの修正及び変形が可能である。例えば、図1乃至図8に示される中空円筒状要素のどれもが、図1乃至図8に示されるものに加えて追加のスリット又は開口部を有してもよい。中空円筒状要素のシェルは、対応する中空円筒状要素の外周部に沿って、少なくとも1つのスリットの一方の側から少なくとも1つのスリットの別の側まで連続的に延在してもよいが、シェルに沿う他の場所/位置に、例えば、垂直中空円筒状要素の場合は少なくとも1つのスリットの下及び/又は上に追加のスリット又は穴を有してもよい。更に、追加のスリット又は開口部は、中空円筒状要素の端部に、例えば、中空円筒状要素が取り付けられる場所に存在してもよい。少なくとも1つのスリットは、例えば、中空円筒状要素の軸方向長さ全体に沿って延在してもよく、或いは、中空円筒状要素の軸方向長さに沿う一部分のみに延在してもよい。
加えて、開示された実施形態の変形形態は、当業者には、請求された発明の実施において、図面、開示及び添付の特許請求の範囲の研究から理解及び実施され得る。特許請求の範囲において、「含む(comprising)」という語は他の要素又はステップを排除するものではなく、不定冠詞「a」又は「an」は複数を排除しない。相互に異なる従属請求項に特定の施策が列挙されているという単なる事実は、これら施策の組み合わせが効果的に使用され得ないことを示すものではない。特許請求の範囲における任意の参照符号は範囲を限定するものと解釈されるべきではない。

Claims (12)

  1. 部屋の少なくとも一部を2つのサブ部分に分割するための、及び前記2つのサブ部分間に伝わる音を減衰させるための部屋間仕切りであって、
    前記部屋間仕切りは、一定間隔を開けて配置された、前記部屋の前記一部を前記2つのサブ部分に分割するための複数の中空円筒状要素を含み、
    各中空円筒状要素が円筒状シェルを有し、前記円筒状シェルは、前記円筒状シェルの軸方向に延在するスリットを含み、前記円筒状シェルは、前記中空円筒状要素の外周部に沿って、前記スリットの一方の側から前記スリットの別の側まで連続的に延在し、前記スリットは前記部屋間仕切りの局所的な伸長方向に向いており、
    当該部屋間仕切りは、前記中空円筒状要素の少なくとも1つから光を放出する光源と、空洞を有する土台と、前記空洞に通じる開口部と、を更に含み、
    前記少なくとも1つの中空円筒状要素の前記円筒状シェルの内部が前記開口部を通じて前記空洞に音響的に連結されるように、前記中空円筒状要素の少なくとも1つが前記土台の前記開口部に配置されている、部屋間仕切り。
  2. 前記円筒状シェルが、前記2つのサブ部分に向く前記中空円筒状要素の前記外周部の2つの部分に沿って連続的に延在する、請求項1に記載の部屋間仕切り。
  3. 前記円筒状シェルが、前記部屋間仕切りの反対の局所的な伸長方向に向く2つのスリットを有し、前記円筒状シェルが、前記中空円筒状要素の前記外周部に沿って前記2つのスリット間に連続的に延在する、請求項1又は2に記載の部屋間仕切り。
  4. 前記中空円筒状要素が2列で配置される、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の部屋間仕切り。
  5. 前記中空円筒状要素が互いに空間的に間隔を開けて配置される、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の部屋間仕切り。
  6. 前記中空円筒状要素間に直線通路を含み、前記通路は前記部屋間仕切りの両側間に延在し、前記通路は前記サブ部分を連結して、前記部屋間仕切りを光が通過することを可能にする、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の部屋間仕切り。
  7. レールを更に含み、前記中空円筒状要素の少なくとも幾つかが前記レールに沿って可動的に配置される、請求項1乃至のいずれか一項に記載の部屋間仕切り。
  8. 前記中空円筒状要素の少なくとも幾つかが、前記円筒状シェルに対して同心円状に配置された内部シェルを有する、請求項1乃至のいずれか一項に記載の部屋間仕切り。
  9. 前記中空円筒状要素の少なくとも1つが少なくとも部分的に光透過性である、請求項1乃至のいずれか一項に記載の部屋間仕切り。
  10. 前記光源が、前記少なくとも1つの中空円筒状要素の1つの端部に配置され、前記少なくとも1つの中空円筒状要素の内部に向かって光を放出する、請求項1に記載の部屋間仕切り。
  11. 前記光源が、前記少なくとも1つの中空円筒状要素のシェルの内部に、前記軸方向に沿って配置された光源ストリップである、請求項1に記載の部屋間仕切り。
  12. 前記部屋間仕切りを通した視認性が、前記光源によって放出される光を調節することによって制御可能であるように、前記中空円筒状要素の少なくとも幾つかが、少なくとも部分的に光透過性且つ少なくとも部分的に光拡散性である、請求項1に記載の部屋間仕切り。
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