JP6110759B2 - 移動検知装置ならびにアクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、ダイヤフラムで移動させられる移動ホルダの動作位置を検知する移動検知装置、ならびに前記移動検知装置とダイヤフラムとがハウジングに収納されたアクチュエータに関する。
特許文献1にリニアポジションセンサとこれを搭載した空気圧アクチュエータが開示されている。
空気圧アクチュエータは、ハウジングの内部がダイヤフラムで仕切られており、ダイヤフラムを挟んで一方の圧力室に、プランジャと磁石を搭載した磁石キャリアが設けられている。この圧力室にはバネが設けられ、このバネによりプランジャが他方の圧力室に向けて付勢されている。磁石キャリアには磁石が保持され、ハウジングに磁気検知素子が設けられて、磁石と磁気検知素子とでリニアポジションセンサが構成されている。ダイヤフラムならびにプランジャが移動すると磁石キャリアが一緒に移動し、その移動位置が磁気検知素子によって検知される。
ハウジング内のダイヤフラムを挟んだ他方の圧力室にシャフトが設けられている。このシャフトの端部はプランジャとダイヤフラムに連結されており、またシャフトはハウジングの外に延び出ている。
この空気圧アクチュエータは、例えばエンジンの排気ガス再循環装置に使用される。この装置では、エンジンの吸気系の圧力が磁石キャリアを有する一方の圧力室に与えられ、吸気系の空気吸入量に基づいてダイヤフラムが移動させられる。ダイヤフラムの移動と共にシャフトが移動し、シャフトによってウエストゲートバルブなどが動作させられる。このときのダイヤフラムの移動量がリニアポジションセンサで検知され、この検知出力に基づいて排気ガスの再循環量がさらに細かく制御される。
特開2011−505574号公報
特許文献1に記載されている発明は、シャフトの端部が、プランジャとダイヤフラムとに連結されて固定されており、磁石を有する磁石キャリアが、シャフトの端部とプランジャとの連結部を覆うように重ねられて固定されている。
この構造では、シャフトの端部とプランジャとを連結させる組立工程の後に、磁石を保持させた磁石キャリアをプランジャに重ねて固定するという作業が必要になり、プランジャとダイヤフラムとシャフトとを連結させるための工程を少なくとも二工程に分けて行わなくてはならない。
また、シャフトの端部をプランジャとダイヤフラムに連結させ、その後で磁石キャリアを組み付けることが必要な構造であるため、プランジャと磁石キャリアとをインサート成形法やアウトサート成形法などで予め一体化させておくことができない。そのため、ダイヤフラムによって移動させられるプランジャの移動すなわちシャフトの移動と、磁石キャリアの移動との間に相対的な位置精度誤差が発生しやくなり、個々の空気圧センサごとに、リニアポジションセンサの検出精度のばらつきが発生しやすくなる。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、駆動軸と移動ホルダとの組立てを最少の工程で行えるようにするとともに、磁石の移動検知をばらつきがなく高精度に行えるようにした移動検知装置およびアクチュエータを提供することを目的としている。
本発明は、ハウジングと、前記ハウジング内でダイヤフラムと共に移動させられる移動ホルダと、前記移動ホルダに固定された磁石と、前記ハウジングに固定されて前記磁石からの磁界を検知する磁気検出器と、が設けられた移動検知装置において、
前記移動ホルダには、前記磁石を保持する保持部と、前記ダイヤフラムから移動力が与えられる受け部と、前記ハウジングの外部に延びる駆動軸が取り付けられる連結部とが形成されており、
前記移動ホルダには、前記保持部の内部を通過して前記連結部に至る空間部が形成されており、
前記磁石は円筒形状であり、前記空間部は、前記磁石の内側を通過していることを特徴とするものである。
本発明の移動検知装置は、移動ホルダに形成された空間部を通じて、駆動軸を移動ホルダに直接に固定することができるため、駆動軸と移動ホルダを連結させる組立工程を最少の工程で行うことができる。また、移動ホルダに駆動軸を直接に連結固定することが可能であるため、駆動軸と磁石との相対位置を高精度に保つことができ、駆動軸の移動を少ないばらつきで検知することができるようになる。
本発明の移動検知装置では、前記連結部は、前記移動ホルダの前記受け部の中央部に形成されている。
次に、本発明のアクチュエータは、前述の移動検知装置を有し、前記ハウジング内は、前記ダイヤフラムで第1の圧力室と第2の圧力室とに区分されて、前記磁石と前記保持部が第1の圧力室に位置し、前記駆動軸は、第2の圧力室からハウジングの外部に延びており、前記駆動軸の端部が、前記連結部に連結されていることを特徴とするものである。
また、前記移動ホルダの前記受け部と金属支持部材との間に前記ダイヤフラムが挟まれ、前記駆動軸の端部が前記金属支持部材と前記ダイヤフラムとを貫通して前記連結部に連結されているものとして構成できる。
本発明のアクチュエータは、前記移動ホルダでは、前記連結部に、前記空間部に通じる連結穴が形成されており、前記連結軸の端部が前記連結穴に挿入され、前記空間部側から前記端部が加圧されて、前記移動ホルダに前記駆動軸がカシメ固定されているものが好ましい。
磁石を保持した保持部の内部に形成された空間部を介して、駆動軸の端部をカシメ固定できるため、駆動軸と移動ホルダとを直接に連結でき、また一度のカシメ固定作業で、駆動軸と移動ホルダとを相対位置を高精度に保ったまま連結させることができる。
本発明のアクチュエータでは、前記移動ホルダは合成樹脂製で、前記連結穴が金属ブッシュで形成されておりされ、前記駆動軸の端部が前記金属ブッシュの内部に挿入されてカシメ固定されている。
上記構成では、合成樹脂製の移動ホルダと駆動軸とを確実に連結させることができる。
または、本発明のアクチュエータは、前記移動ホルダが、金属ホルダと合成樹脂ホルダとが組み合わされて構成されて、前記金属ホルダに前記受け部が形成され、前記合成樹脂ホルダに前記保持部が形成されており、前記駆動軸の端部が前記金属ホルダにカシメ固定されているものであってもよい。
この場合に、前記合成樹脂ホルダと前記金属ホルダは、インサート成形法やアウトサート成形法によって互いに固着されているものが好ましい。
上記のように、移動ホルダが金属ホルダと合成樹脂ホルダとの2つの部材から構成されているものであっても、金属ホルダと合成樹脂ホルダとを予め一体に固着させておくことにより、駆動軸を金属ホルダに直接に連結させることができ、駆動軸と磁石との相対位置を高精度に保つことが可能になる。
本発明の移動検知装置とアクチュエータは、磁石を保持した移動ホルダに駆動軸を直接に固定することができ、固定作業を最少の工程で行うことができる。特に、移動ホルダの磁石を保持している保持部に形成された空間部を利用して、駆動軸の端部を移動ホルダに固定することができるので、組立作業も容易である。
また、前記空間部を利用して、駆動軸の端部をカシメなどで固定できるため、移動ホルダを合成樹脂で一体に成形でき、または金属ホルダと合成樹脂ホルダとをインサート成形法やアウトサート成形法などによって予め一体に形成することが可能である。そのため、組立作業を容易にでき、組立後は、駆動軸と磁石との相対位置精度を高く保つことが可能になる。
本発明の第1の実施の形態の移動検知装置およびアクチュエータを示す半断面斜視図、 本発明の第1の実施の形態の移動検知装置およびアクチュエータを示す断面図、 本発明の第1の実施の形態の移動検知装置およびアクチュエータの動作状態を示す断面図、 駆動軸と移動ホルダとの組立作業を示す分解斜視図、 駆動軸と移動ホルダとの連結部を示す拡大断面図、 本発明の第2の実施の形態の移動検知装置およびアクチュエータを示す拡大断面図、
図1ないし図3に示す第1の実施の形態のアクチュエータ1は、エンジンの排気ガス再循環装置に用いられる。
アクチュエータ1は、ハウジング2を有している。ハウジング2は上部ハウジング3と下部ハウジング4を有している。ハウジング2の内部にダイヤフラム5が収納されている。上部ハウジング3の下部周縁部に接合フランジ3aが形成され、下部ハウジング4の上部周縁部に接合フランジ4aが形成されている。ダイヤフラム5の周縁部5aが、接合フランジ3aと接合フランジ4aとの間に挟まれて、上部ハウジング3と下部ハウジング4とが強固に固定されている。
上部ハウジング3は合成樹脂製であり、下部ハウジング4は金属板で形成されている。ダイヤフラム5はそれ自体が気体を透過させない可撓性シートで形成されている。例えばダイヤフラム5は、織布と合成ゴムの複合材などで形成されている。
ハウジング2の内部はダイヤフラム5で上下に二分され、上部ハウジング3側の第1の圧力室6と下部ハウジング4側の第2の圧力室7とに区分されている。上部ハウジング3から接続管8が一体に突出している。図1に示すように、接続管8に第1の圧力室6に連通する接続路8aが形成されている。第1の圧力室6は、接続路8a以外で外部に対して密閉されている。第2の圧力室7は、下部ハウジング4の下部に形成された軸受け部4bの貫通穴4cを介して外気と連通されており、第2の圧力室7はほぼ大気圧と同じ圧力となっている。
ハウジング2の内部に移動ホルダ10が設けられている。第1の実施の形態のアクチュエータ1では、移動ホルダ10の全体が合成樹脂材料で一体に形成されている。移動ホルダ10は、主にプランジャ部11と保持部12とに区分される。
プランジャ部11は、底面部11aと円筒形状の側面部11b、ならびに底面部11aと側面部11bとで囲まれた凹部11cを有している。凹部11cの内面は、第1の圧力室6に向けられた圧力作用面となっている。底面部11aの外表面11dと側面部11bの外表面は、ダイヤフラム5が当接する受け部である。図2では移動ホルダ10が最下部に位置し、図3は移動ホルダ10が最上部に移動している。この間、底面部11aの外表面11dが常にダイヤフラム5に当接し続けて受け部として機能している。
ハウジング2の内部にスプリング15が収納されている。スプリング15は圧縮コイルスプリングであり、移動ホルダ10の底面部11aの内表面と、上部ハウジング3の上内面との間に配置されている。このスプリング15によって、移動ホルダ10が常に下方へ向けて付勢されている。
保持部12は、底面部11aの中央部から第1の圧力室6の内部に向けて垂直に延びている。保持部12は円筒形状であり、その上端部12aから底面部11aの中央まで断面が円形の空間部13が連続して形成されている。空間部13の上部は第1の圧力室6に向けて解放されている。
保持部12の外周に円筒状の磁石14が装着されている。磁石14は上端部14a側 と下端部14b側とが異なる磁極に着磁されている。
上部ハウジング3に、センサ支持体16が装着されている。センサ支持体16には、2つの磁気検知器17a,17bが保持されている。センサ支持体16が上部ハウジング3に固定された状態で、磁気検知器17a,17bが、上部ハウジング3の薄肉部3bに対面している。
磁気検知器17a,17bはホール素子または磁気抵抗効果素子などの磁気感知素子を有している。磁石14の側方には、上端部14a側から下端部14b側に向かう 磁界が、または下端部14b側から上端部14b側に向かう磁界が存在している。移動ホルダ10がハウジング2の内部で上下に移動するときに、磁石14が薄肉部3bのすぐ内側を移動する。前記磁界は薄肉部3bを介して磁気検知器17a,17bに与えられるが、磁気検知器17a,17bに作用する磁束の向きは、磁石14の上下方向の位置に応じて変化する。この磁束の向きの変化に基づいて、磁気検知器17aと磁気検知器17bから、位相が90度相違する正弦波や余弦波に近似した出力が得られる。この2つの出力から逆正接関数(アークタンジェント)が演算されることで、移動ホルダ10の上下の位置や移動量を一次関数的な変化として検知することが可能になる。
下部ハウジング4の底部には、下向きに変形させられた前記軸受け部4bが一体に形成されており、この軸受け部4bの下端面に前記貫通穴4cが形成されている。軸受け部4bにスラスト軸受21が保持されており、スラスト軸受21の外周と、軸受け部4bの内周面との間にシールリング22が装着されている。
アクチュエータ1には駆動軸20が設けられている。駆動軸20は金属シャフトである。駆動軸20は前記スラスト軸受21に摺動自在に保持されて、第2の圧力室7の内部から、下部ハウジング4よりも下側の外部空間に向けて延び出ている。
第2の圧力室7の内部において、駆動軸20の上端部が、連結部30において、移動ホルダ10の底面部11aの中心部に固定されている。
図4に示すように、駆動軸20の先端部20aは、直径が一段小さい細径部となっている。移動ホルダ10の底面部11aの中心部31に金属ブッシュ32が装着される。金属ブッシュ32には、第2の圧力室7側から保持部12の内部の空間部13に貫通する連結穴32aが形成されている。また金属ブッシュ32の外周面には周方向に延びる溝部32cが形成されて、外周面が凹凸面となっている。
移動ホルダ10と駆動軸20とを連結部30において固定するための組立方法は以下の通りである。図4は連結部30の分解斜視図であるが、この図ではダイヤフラム5の図示が省略されている。
金属ブッシュ32は、移動ホルダ10の底面部11aの中心部31にインサート成形法などにより一体的に固定される。移動ホルダ10の底面部11aの受け部である外表面11dをダイヤフラム5の一方の側に設置し、ダイヤフラム5の他方の側に円板形状の金属支持部材33を設置する。移動ホルダ10と金属支持部材33でダイヤフラム5を挟んだ状態で、駆動軸20の先端部20aを金属支持部材33の中心穴33aに挿入し、さらにダイヤフラム5の中心部に形成された貫通穴5bに挿入し、先端部20aを金属ブッシュ32の連結穴32aの内部に挿入する。
このとき、駆動軸20の先端部20aは、移動ホルダ10において保持部12の内部を貫通する空間部13に露出する。駆動軸20と金属支持部材33を治具で固定した状態で、空間部13に加圧工具を挿入し、先端部20aを押し潰して変形させることで、図5に示すカシメ部23が形成される。
図5に示すように、カシメ部23を加工する際の圧力が、移動ホルダ10に装着された金属ブッシュ32で受けられるため、合成樹脂製の移動ホルダ10が破損することがない。金属 ブッシュ32の外周面は溝部32cを有する凹凸形状であるため、インサート成形法などで固定される際に、この凹凸部に移動ホルダ20の一部が食い込んで形成されるようになり、金属ブッシュ32が移動ホルダ20に強固に固定されるようになる。
図5に示すように、駆動軸20には先端部20aとの境界部に段差部20bが形成されており、金属支持部材33が段差部20bに掛止された状態でカシメ部23が加工される。カシメ加工の圧力を受ける金属ブッシュ32と、段差部 20bから力を受ける金属支持部材33とが互いに接近する方向へ押し付けられ、移動ホルダ10と金属支持部材33との間でダイヤフラム5が強固に保持され、さらに駆動軸20が強固に固定される。
組立作業では、移動ホルダ10に形成された空間部13の内部でカシメ部23を加工することができるため、1回のカシメ工程での固定によって、移動ホルダ10とダイヤフラム5と金属支持部材33ならびに駆動軸20を、互いに位置決めさせて強固に固定することが可能である。また加工後は、保持部12に保持された磁石14と駆動軸20との軸方向の相対位置、ならびに半径方向の相対位置を高精度に決めることができ、この相対位置に製品ごとのばらつきが発生しにくくなる。
アクチュエータ1の組立作業では、カシメ工程によって、移動ホルダ10とダイヤフラム5と金属支持部材33ならびに駆動軸20を固定した後に、駆動軸20をスラスト軸受21に挿入し、さらにダイヤフラム5の周縁部5aを上部ハウジング2の接合フランジ3aと下部ハウジング4の接合フランジ4aとの間に挟んで上部ハウジング3と下部ハウジング4とを固定する。
他の組立方法としては、下部ハウジング4に保持されたスラスト軸受21に駆動軸20を挿通させた状態で、駆動軸20の先端部20aを、金属支持部材33とダイヤフラム5に貫通させて、移動ホルダ10に保持された金属ブッシュ32に挿通させて、カシメ固定を行ってもよい。
図1ないし図3に示す各構成要素のうち、上部ハウジング3ならびにこれに保持された磁気検知器17a,17bと、移動ホルダ10ならびにこれに保持された磁石とで、本発明の移動検知装置が構成されている。この移動検知装置はユニットとして流通させることができる。さらに、この移動検知装置を購入し、駆動軸20をカシメ固定して、図1ないし図3に示すアクチュエータ1が組み立てられる。
アクチュエータ1がエンジンの排気ガス再循環装置に使用されるときは、接続管8がエンジンの吸気マニフォールドに接続され、駆動軸20がウエストゲートバルブの開閉駆動機構に連結される。
第1の圧力室6の気圧が第2の圧力室7の気圧に対して低下していないときは、図2に示すように、移動ホルダ10がスプリング15で下向きに押し付けられ、ダイヤフラム5を下から支えている金属支持部材33が、下部ハウジング4の底部に固定された金属製のストッパ部材18に押し付けられている。
吸気マニフォールドから第1の圧力室6に第2の圧力室7の気圧に対して負圧が作用すると、図3に示すように、移動ホルダ10とダイヤフラム5がスプリング15の付勢力に対向して上昇する。移動ホルダ10と共に上昇する駆動軸20によって、ウエストゲートバルブの開度が調整される。
移動ホルダ110の上下の移動位置の変化に応じて、磁気検知器17a,17bに作用する磁石14からの磁界の向きが変化する。この磁界の向きの変化が検知されることで、移動ホルダ10の移動位置が検知される。
図6は本発明の第2の実施の形態のアクチュエータ101およびこれに使用される移動検知装置の一部を示している。
このアクチュエータ101では、移動ホルダ110が、金属ホルダ111と合成樹脂ホルダ112とで構成されている。金属ホルダ111と合成樹脂ホルダ112とは、インサート成形法やアウトサート成形法によって、互いに高精度に位置決めされて一体に固着されている。
インサート成形法あるいはアウトサート成形法は、金属ホルダ111が金型内で固定された状態で、金型内において金属ホルダに接して形成されたキャビティに溶融樹脂が射出される。これにより、合成樹脂ホルダ112が射出成型されるとともに、金属ホルダ111と合成樹脂ホルダ112とが一体に固着される。
移動ホルダ110は、金属ホルダ111が底面部111aと側面部111b
ならびに凹部111cを有してプランジャ部として機能する。底面部111aの外表面と側面部111bの外表面が、ダイヤフラム5の受け部となる。また、底面部111aの中心部に連結穴131が形成されている。
合成樹脂ホルダ112は保持部として機能し、外周部に円筒状の磁石14が保持される。保持部である合成樹脂ホルダ112の中心部には空間部113が形成されている。
金属ホルダ111と合成樹脂ホルダ112とが固着された移動ホルダ110は一体の部品として取り扱われる。
図6に示すように、連結部130では、移動ホルダ110と金属支持部材33との間にダイヤフラム5が挟まれて、駆動軸20の先端部20aが金属支持部材33の中心穴33aとダイヤフラム5の貫通穴5bに挿通され、さらに金属ホルダ111の連結穴131に挿入される。そして、合成樹脂ホルダ110の空間部113側から駆動軸20の先端部20aか加圧成形されてカシメ部23が形成される。
この実施の形態でも、移動ホルダ110に、磁石14の内側を通過する空間部113が形成されているため、この空間部113の内部でカシメ部23を加工することができ、最少の工程で、移動ホルダ110と駆動軸20とダイヤフラム5ならびに金属支持部材33を一体に固定することが可能である。
また、駆動軸20と磁石14との相対位置を、軸方向と半径方向とで高精度に決めることができ、移動検知装置による移動ホルダ110の移動位置の検知精度を高めることができる。
なお、前記実施の形態では、連結部30,130において、駆動軸20の先端部20aが移動ホルダ10または110にカシメ固定されているが、例えば、空間部13,113の内部に工具を挿入して、駆動軸20と移動ホルダ10または110とをボルトで固定してもよい。
1 アクチュエータ
2 ハウジング
3 上部ハウジング
4 下部ハウジング
5 ダイヤフラム
6 第1の圧力室
7 第2の圧力室
10 移動ホルダ
11a 底面部
11b 側面部
11c 外面部
11 プランジャ部
12 保持部
13 空間部
14 磁石
15 スプリング
17a,17b 磁気検知器
20 駆動軸
21 スラスト軸受
23 カシメ部
30 連結部
32 金属ブッシュ
32a 連結穴
33 金属支持部材
101 アクチュエータ
110 移動ホルダ
111 金属ホルダ
112 合成樹脂ホルダ
113 空間部
130 連結部
131 連結穴

Claims (8)

  1. ハウジングと、前記ハウジング内でダイヤフラムと共に移動させられる移動ホルダと、前記移動ホルダに固定された磁石と、前記ハウジングに固定されて前記磁石からの磁界を検知する磁気検出器と、が設けられた移動検知装置において、
    前記移動ホルダには、前記磁石を保持する保持部と、前記ダイヤフラムから移動力が与えられる受け部と、前記ハウジングの外部に延びる駆動軸が取り付けられる連結部とが形成されており、
    前記移動ホルダには、前記保持部の内部を通過して前記連結部に至る空間部が形成されており、
    前記磁石は円筒形状であり、前記空間部は、前記磁石の内側を通過していることを特徴とする移動検知装置。
  2. 前記連結部は、前記移動ホルダの前記受け部の中央部に形成されている請求項1記載の移動検知装置。
  3. 請求項1または2に記載された移動検知装置を有し、
    前記ハウジング内は、前記ダイヤフラムで第1の圧力室と第2の圧力室とに区分されて、前記磁石と前記保持部が第1の圧力室に位置し、前記駆動軸は、第2の圧力室からハウジングの外部に延びており、
    前記駆動軸の端部が、前記連結部に連結されていることを特徴とするアクチュエータ。
  4. 前記移動ホルダの前記受け部と金属支持部材との間に前記ダイヤフラムが挟まれ、前記駆動軸の端部が前記金属支持部材と前記ダイヤフラムとを貫通して前記連結部に連結されている請求項3記載のアクチュエータ。
  5. 前記移動ホルダでは、前記連結部に、前記空間部に通じる連結穴が形成されており、前記駆動軸の端部が前記連結穴に挿入され、前記空間部側から前記端部が加圧されて、前記移動ホルダに前記駆動軸がカシメ固定されている請求項3または4記載のアクチュエータ。
  6. 前記移動ホルダは合成樹脂製で、前記連結穴が金属ブッシュで形成されており、前記駆動軸の端部が前記金属ブッシュの内部に挿入されてカシメ固定されている請求項5記載のアクチュエータ。
  7. 前記移動ホルダは、金属ホルダと合成樹脂ホルダとが組み合わされて構成されて、前記金属ホルダに前記受け部が形成され、前記合成樹脂ホルダに前記保持部が形成されており、前記駆動軸の端部が前記金属ホルダにカシメ固定されている請求項5記載のアクチュエータ。
  8. 前記合成樹脂ホルダと前記金属ホルダは互いに固着されている請求項7記載のアクチュエータ。
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