JP6109975B1 - 基板切断装置 - Google Patents

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【課題】自動的に基板の切断と面取りとの両方を行うことができる基板切断装置を提供する。【解決手段】基板を吸着保持する分割用テーブルと、分割用テーブルに吸着保持された基板を切断して分割する分割手段とを有する第1のポジションと、第1のポジションの下流側に配置されて、第1のポジションで切断されてなる複数の切断基板を吸着保持する面取用テーブルと、面取用テーブルに吸着保持された切断基板のコーナー部を切削して面取りする面取手段とを有する第2のポジションとを備える。基板を吸着保持し、第1のポジションから第2のポジションへ切断基板を搬送する吸着手段を備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、基板切断装置に関する。
基板を切断する装置として、例えば、特許文献1に示すものがある。特許文献1の基板切断装置は、基板を水平に吸着保持するテーブルと、テーブルに基板を搬入する搬入手段と、基板を切断して複数の個片に分割する切断手段と、テーブルから個片を搬出する搬出手段等を備えている。前記基板切断装置の動作は、搬入手段によってテーブル上に基板を搬入し、切断手段によりテーブル上の基板を一方向に複数列に切断する。その後、テーブルを水平面内に周方向に90°回転させ、再度切断手段によって基板を上記一方向と直行する方向に切断する。このようにして、基板が格子状に切断され、複数の個片に分割される。基板の切断を終了すると、搬出手段によりテーブル上の個片を搬出する。
また、大基板をブレード等の分割手段にてクオーターカット(4分割)する基板切断装置がある。この場合、切断後の夫々の基板のコーナー部は鋭いエッジとなっている。このため、コーナー部が鋭いエッジのままであると、基板を保持するためのマガジンが削れたり、マスク工程時に、マスク(印刷時に使用する印刷版であり、基板上に搭載する)に穴を開けたり、露光時等に使用するシートに接触してシートが破れるおそれがある。これらを防止するために、大基板をブレードにて分割した後、夫々の基板のコーナー部を面取りする必要がある。
そこで、従来では、基板の分割及び面取りをルーター加工にて行う方法がある。ルーター加工とは、図8(a)に示すように、被加工物100に対して、切れ刃101を有する回転切削工具102(ルータービット)を接触させつつ移動させることで、被加工物100の外径加工を行うものである。この場合、被加工物100として大基板を複数枚(例えば10枚)積層し、基板のバリを抑制したり、基板の反りを防止したりするために、大基板の最上面に捨て板103を搭載する。そして、図8(a)に示すように、捨て板103ごとルータービット102により大基板を一点鎖線上を切断して分割し、さらに、図8(b)に示すように、分割後の基板のコーナー部のエッジ部分の外径面にルータービット102を接触させつつ移動させて切削することによりアールを形成して、コーナー部の面取りを行っていた。
特許第3530483号公報
しかしながら、前記方法では、作業者が大基板を重ね、さらに捨て板を搭載してルーター機にセットするため、手間がかかるという問題がある。また、ルータービットは、一般的に20〜40mm/sec程度の加工速度であるため、大基板を切断して分割しようとすると、時間がかかるという問題がある。さらには、大基板を複数枚重ねて切断する方法では、基板ごとに認識補正を行うことができないため、精度良く切断することができない。切断精度が悪い場合、精度の悪い端部(図9のハッチング)を端材として切り捨てる必要があり、製品として使用可能な領域が狭くなるという問題があった。
そこで、本発明は斯かる実情に鑑み、自動的に基板の切断と面取りとの両方を行うことができる基板切断装置を提供しようとするものである。
本発明の基板切断装置は、基板を吸着保持する分割用テーブルと、ブレード切断刃を有し、前記分割用テーブルに吸着保持された基板を切断して分割する分割手段とを有する第1のポジションと、前記第1のポジションの下流側に配置されて、前記第1のポジションで切断されてなる複数の切断基板を吸着保持する面取用テーブルと、スピンドルの先端に取り付けられて回転駆動することによりルーター加工を行うルータービットと、ルーター先端部に向かって放水する放水口とを有し、前記面取用テーブルに吸着保持された切断基板のコーナー部を切削して面取りする面取手段とを有する第2のポジションとを備え、前記基板を吸着保持し、前記第1のポジションから前記第2のポジションへ切断基板を搬送する吸着手段を備えたものである。
本発明の基板切断装置によれば、第1のポジションに分割手段を設け、第2のポジションに面取手段を設け、第1のポジションから第2のポジションへ切断基板を搬送する吸着手段を備えたことにより、第1のポジションに大基板が搬送されると大基板を分割し、その後、第2のポジションに切断基板が搬送されて面取りする。この場合、第2のポジションで面取りを行っている際には、第1のポジションにて次に搬送された大基板の分割を行うことができ、面取りと分割とを同時に行うことができる。さらに、加工量が多い分割は第1のポジションで行い、加工量の少ない面取りは第2のポジションで行い、これらを分けているため、切断用の分割手段と、切削用の面取手段とを夫々別に設けることができ、その加工量に応じた手段にて加工することができ、効率良く夫々の作業を行うことができる。また、基板を1枚ずつ処理するため、加工を行う前に、基板ごとに有するアライメント(位置決めマーク)をその都度認識し、位置補正することができるため、精度のよい処理が可能となる。
前記構成において、前記面取用テーブルは、中心部の周方向に沿って配設される4つのテーブル構成体と、前記中心部直下に配設されるカムシャフトと、前記カムシャフトを上下動させる上下動機構と、前記カムシャフトの上下動により、夫々のテーブル構成体と一体的にスライド移動する4つのスライド機構とを備え、前記カムシャフトと、前記上下動機構と、前記夫々のスライド機構とにより、前記夫々のテーブル構成体が前記中心部から離間及び接近することができる。この場合、前記カムシャフトの上昇により、前記夫々のテーブル構成体が前記中心部から離間し、前記カムシャフトの下降により、前記夫々のテーブル構成体が前記中心部に向かって接近することができる。これにより、切断基板同士、相互に離間して隙間が形成され、面取手段が入り込むスペースを確保することができる。これにより、面取りをスムーズに行うことができる。
本発明では、自動的に基板の切断と面取りとの両方を行うことができる。
本発明の基板切断装置を示す簡略平面図である。 前記図1の基板切断装置を示す簡略側面図である。 前記図1の基板切断装置を構成する面取用テーブルのテーブル構成体が接近した状態を示す簡略平面図である。 前記図1の基板切断装置を構成する面取用テーブルのテーブル構成体が離間した状態を示す簡略平面図である。 前記図1の基板切断装置を構成する面取用テーブルの簡略側面図である。 本発明の基板切断装置により基板を切断する方法を示す簡略斜視図であり、(a)は基板の切断を示し、(b)は基板の面取りを示す図である。 本発明の基板切断装置により切断された基板を示す図であり、(a)は基板の切断前を示し、(b)は基板の面取り後を示す図である。 従来の基板切断装置により基板を切断する方法を示す簡略斜視図であり、(a)は基板の切断を示し、(b)は基板の面取りを示す図である。 従来の基板切断装置により切断された基板を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図7に基づいて説明する。
本発明の基板切断装置は、大基板を分割した後、切断基板のコーナー部を面取りするものである。
図1は、本発明の基板切断装置を示す平面図である。この基板切断装置は、大基板1(図2参照)を分割する第1のポジションP1と、第1のポジションP1の下流側に配置されて、第1のポジションP1で切断されてなる複数の切断基板2a〜2d(図2参照)のコーナー部を面取りする第2のポジションP2とを有する。さらに、第1のポジションP1は、ワーク入れ替え位置P1aと加工位置P1bとを備え、第2のポジションP2は、ワーク入れ替え位置P2aと加工位置P2bとを備えている。また、本発明の基板切断装置は、基板を吸着保持し、第1のポジションP1から第2のポジションP2へ基板を搬送する吸着手段3を備えている。第1のポジションP1において、ワーク入れ替え位置P1aと加工位置P1bとの間には、水を放水して、切断粉を洗い流すことができるノズル30が設けられており、第2のポジションP2において、ワーク入れ替え位置P2aと加工位置P2bとの間には、水を放水して、切削粉を洗い流すことができるノズル31が設けられている。
第1のポジションP1は、大基板1を吸着保持する分割用テーブル4と、分割用テーブル4に吸着保持された大基板1を切断して分割する分割手段5とを有する。また、大基板1の位置を認識する位置認識手段(図示省略)を備えている。
分割用テーブル4は、水平を成すように配設され、分割用テーブル4の上面には大基板1を吸着保持するための吸引口(図示省略)が多数形成されている。一対のガイドレール6,6が、図のx方向に延在して配設されており、分割用テーブル4は、このガイドレール6,6に沿って矢印Aに示すようにワーク入れ替え位置P1aと加工位置P1bとの往復移動が可能となっている。また、分割用テーブル4は、図示しない回動機構によって水平面内で円周方向に回転するように構成されている。
分割手段5は、スピンドル7に取り付けられ高速回転可能なブレード切断刃(以下、単にブレード8という)を有する。これらスピンドル7及びブレード8は、ガイドレール6の長手方向に直交する方向の両側に、それぞれ対称に配設されている。スピンドル7とブレード8は、分割用テーブル4の移動方向(X方向)と直交する方向(Y方向)に往復移動可能に構成されている。さらに、スピンドル7とブレード8は、鉛直方向に移動可能となっており、これによりブレード8が分割用テーブル4上の大基板1に接近/離間することができる。
第2のポジションP2は、複数の切断基板2a〜2dを吸着保持する面取用テーブル9と、面取用テーブル9に吸着保持された切断基板2a〜2dのコーナー部を切削して面取りする面取手段10とを有する。また、切断基板2a〜2dの位置を認識する位置認識手段(図示省略)を備えている。
面取用テーブル9は、水平を成すように配設される。面取用テーブル9は、図3及び図4に示すように、面取用テーブル9の中心部15の周方向に沿って配設される4つのテーブル構成体16a〜16dと、図5に示すように、中心部直下に配設されるカムシャフト18と、カムシャフト18を上下動させる上下動機構19と、カムシャフトの上下動により、夫々のテーブル構成体16a〜16dと一体的にスライド移動する4つのスライド機構20a〜20dとを備えている。
夫々のテーブル構成体16a〜16dは、上面に切断基板2a〜2dを吸着保持するための吸引口(図示省略)が多数形成されている。これら夫々のテーブル構成体16a〜16は、図3の各矢印に示すように、中心部15から離間したり、図4の各矢印に示すように、中心部15から接近したりすることができる。
カムシャフト18は、図5に示すように、先端部が下方に向かって拡径するテーパ部21と、大径部22とからなる。カムシャフト18は、例えばエアシリンダからなる上下動機構19によって上下動する。
スライド機構20a〜20dは、夫々、カムフォロア23a〜23dと、アーム24a〜24dと、ブロック体25a〜25dと、スライダー26a〜26dと、シャフト28a〜28dと、支持体27a〜27dとを備えている。支持体27a〜27dに、シャフト28a〜28dが水平方向に延びるように支持されており、シャフト28a〜28dに、スライダー26a〜26dがスライド自在に外嵌されている。さらに、スライダー26a〜26dと一体的にブロック体25a〜25dが設けられており、ブロック体25a〜25dに、テーブル構成体16a〜16dと、アーム24a〜24dとが取り付けられており、アーム24a〜24dの先端部に、カムフォロア23a〜23dが設けられている。
図3及び図5に示すように、カムフォロア23a〜23dは、カムシャフト18のテーパ部21a〜21dに当接している。上下動機構19の駆動によりカムシャフト18が上昇すると、テーパ部21に案内されて、カムフォロア23a〜23dが大径部22に当接する。これにより、カムフォロア23a〜23dと、アーム24a〜24dと、ブロック体25a〜25dと、スライダー26a〜26dと、テーブル構成体16a〜16dとが、図3の矢印に示すように一体的にスライド移動して、図4のように、テーブル構成体16a〜16dが中心部15から離間する。なお、図5ではテーブル構成体16a、16d及びスライド機構20a、20dを示しているが、テーブル構成体16b、16c及びスライド機構20b、20cも同様の構成となっている。
図4のように、テーブル構成体16a〜16dが中心部15から離間した状態から、上下動機構19の駆動によりカムシャフト18が下降すると、カムフォロア23a〜23dがテーパ部21に当接する。これにより、カムフォロア23a〜23dと、アーム24a〜24dと、ブロック体25a〜25dと、スライダー26a〜26dと、テーブル構成体16a〜16dとが、図4の矢印に示すように一体的にスライド移動して、図3のように、テーブル構成体16a〜16dが中心部15に接近する。
図1に示すように、一対のガイドレール11、11が、図1のx方向に延在して配設されており、面取用テーブル9(つまり、テーブル構成体16a〜16dと、カムシャフト18と、上下動機構19と、スライド機構20a〜20d)は、このガイドレール11,11に沿って矢印Bに示すようにワーク入れ替え位置P2aと加工位置P2bとの往復移動が可能となっている。また、面取用テーブル9は、図示しない回動機構によって水平面内で円周方向に回転するように構成されている。
面取手段10は、図2に示すように、スピンドル12と、スピンドル12の先端に取り付けられて回転駆動するルータービット13と、放水ノズル14とを有する。ルータービット13は、図示省略のサーボモータなどからなる回転駆動部により回転し、スピンドル12及びルータービット13は、面取用テーブル9の移動方向(X方向)と直交する方向(Y方向)に往復移動可能に構成されている。さらに、スピンドル12及びルータービット13は、鉛直方向に移動可能となっており、これによりルータービット13が面取用テーブル9上の切断基板2a〜2dに接近/離間することができる。
放水ノズル14は、前記スピンドル12及びルータービット13と一体的に移動可能に設けられており、放水口となるノズル先端部は、ルータービット13の先端部側(下端部側)に対向している。これにより、図示省略の給水源から供給された水は、放水ノズル14からルータービット13の先端部に向かって放水される。
吸着手段3は、その先端部に基板を吸着保持し、図示省略の搬送手段を介して、図1の矢印Cや図2の矢印に示すように、第1のポジションP1のワーク入れ替え位置P1aと第2のポジションP2のワーク入れ替え位置P2aとの間の移動が可能となっている。吸着手段3は、その下端面に開口した吸着孔を介して基板が真空吸引され、この吸着手段3の下端面に基板が吸着する。そして、真空吸引(真空引き)が解除されれば、吸着手段3から基板が外れる。
本発明の基板切断装置を使用して基板を切断する方法を説明する。図1に示すように、第1のポジションP1のワーク入れ替え位置P1aに、分割用テーブル4が位置している。吸着手段3にて保持された大基板1が、分割用テーブル4に搬送されと、分割用テーブル4は、第1のポジションP1の加工位置P1bに移動する。
大基板1には、位置を認識するためのアライメント(位置決めマーク)が予め付されており、位置認識手段でアライメントを認識することにより大基板1の位置データを取得することができる。この位置データに基づいて、スピンドル7の動作を制御しながら、図6(a)及び図7(a)の一点鎖線に示すように、ブレード8により大基板1を4分割するように切断する。このとき、ブレード8により、例えば150mm〜200mm/sec程度の加工スピードで大基板1を切断する。
大基板1を分割した後、分割用テーブル4は、第1のポジションP1のワーク入れ替え位置P1aに移動する。なお、大基板1の切断中、又は切断後において、ノズル30は水を放水して切断粉を洗い流す。
第2のポジションP2のワーク入れ替え位置P2aに、面取用テーブル9が位置している。吸着手段3は、図2の矢印に示すように、分割用テーブル4の上方から下降し、分割用テーブル4に載置された分割基板2a〜2dを保持して上昇し、面取用テーブル9の上方まで搬送した後下降して、分割基板2a〜2dを面取用テーブル9に搬送する。この場合、1つのテーブル構成体16aに1つの分割基板2aが載置される。すなわち、テーブル構成体16b、16c、16dに、夫々1つの分割基板2b、2c、2dが載置される。
第2のポジションP2のワーク入れ替え位置P2aに分割基板2a〜2dが搬送されると、第1のポジションP1のワーク入れ替え位置P1aに位置する分割用テーブル4に、次に処理すべき大基板1が搬送される。
その後、面取用テーブル9は、第2のポジションP2の加工位置P2bに移動する。第1のポジションP1でも、分割用テーブル4が、第1のポジションP1の加工位置P1bに移動する。
エアシリンダ19の駆動によりカムシャフト18が上昇し、夫々のテーブル構成体16a〜16dは、図3の矢印に示すように、中心部15から離間する。これにより、図4に示すように、夫々のテーブル構成体(つまり、夫々の切断基板同士)が、相互に離間して隙間が形成される。この隙間が、ルータービット13が入り込むスペースとなり、ルータービット13は、分割基板2a〜2dの側面に当接しながら移動することができる。
第2のポジションP2の加工位置P2bでも、位置認識手段でアライメントを認識することにより分割基板2a〜2dの位置データを取得することができる。この位置データに基づいて、スピンドル12の動作を制御しながら、切断基板2a〜2dのコーナー部の側面にルータービット13が当接しつつ移動することで、図6(b)及び図7(b)に示すように、コーナー部が切削されてアールを形成する。このようにして、夫々の分割基板2a〜2dのコーナー部を面取りする。このとき、ルータービット13により、例えば20mm〜40mm/sec程度の加工スピードで切断基板2a〜2dを切削する。また、ノズル14にて放水し、切削により発生した粉を除去しながら切削を行う。
第2のポジションP2における切削加工と同時に、第1のポジションP1では、前記した方法により、大基板1が切断される。
切断基板2a〜2dの面取り後、カムシャフト18を下降させると、図4の矢印に示すように、夫々のテーブル構成体16a〜16dは中心部15に向かって接近する。その後、面取用テーブル9は、第2のポジションP2のワーク入れ替え位置P2aに移動する。なお、切断基板2a〜2dの切削中、又は切削後において、ノズル31は水を放水して切削粉を洗い流す。第1のポジションP1でも、分割用テーブル4が、ワーク入れ替え位置P1aに移動する。
吸着手段3が面取用テーブル9の上方から下降し、面取り後の切断基板2a〜2dが保持されて、切断基板2a〜2dは後工程へ移載される。また、第1のポジションP1のワーク入れ替え位置P1aに位置する切断基板2a〜2dは、面取用テーブル9に搬送され、前記した方法で、第2のポジションP2において面取りが行われる。
本発明の基板切断装置は、第1のポジションP1に分割手段5を設け、第2のポジションP2に面取手段10を設け、第1のポジションP1から第2のポジションP2へ切断基板2a〜2dを搬送する吸着手段3を備えたことにより、第1のポジションP1に大基板1が搬送されると大基板1を分割し、その後、第2のポジションP2に切断基板2a〜2dが搬送されて面取りし、自動的に基板の切断と面取りとの両方を行うことができる。
この場合、第2のポジションP1で面取りを行っている際には、第1のポジションP1にて次に搬送された大基板1の分割を行うことができ、面取りと分割とを同時に行うことができる。さらに、加工量が多い分割は第1のポジションP1で行い、加工量の少ない面取りは第2のポジションP2で行い、これらを分けているため、切断用の分割手段5と、切削用の面取手段10とを夫々別に設けることができ、その加工量に応じた手段にて加工することができ、効率良く夫々の作業を行うことができる。また、基板を1枚ずつ処理するため、加工を行う前に、基板ごとに有するアライメント(位置決めマーク)をその都度認識し、位置補正することができるため、精度のよい処理が可能となる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、実施形態では、ワーク入れ替え位置P1a、P2aを設けたが、これらを省略してもよく、吸着手段3にて加工位置P1b、P2bに直接搬送してもよい。カムシャフト18の先端部のテーパ部21は、実施形態とは逆(つまり、先端部が下方に向かって縮径する)として、カムシャフト18の上昇により、夫々のテーブル構成体16a〜16dが、中心部15に向かって接近し、カムシャフト18の下降により、夫々のテーブル構成体16a〜16dが中心部15から離間するようにしてもよい。上下動機構19はエアシリンダに限られない。ノズル14、30、31は省略してもよい。分割手段8による大基板1の分割は4分割には限られず、面取手段13による面取りは、4つのコーナー部の全てにおいて行ってもよいし、いずれかのコーナー部のみにおいて行ってもよい。
1 基板
2 切断基板
3 吸着手段
4 分割用テーブル
8 ブレード
9 面取用テーブル
13 ルータービット
14 放水口
15 中心部
16 テーブル構成体
18 カムシャフト
19 エアシリンダ
20 スライド機構
P1 第1のポジション
P2 第2のポジション

Claims (3)

  1. 基板を吸着保持する分割用テーブルと、ブレード切断刃を有し、前記分割用テーブルに吸着保持された基板を切断して分割する分割手段とを有する第1のポジションと、
    前記第1のポジションの下流側に配置されて、前記第1のポジションで切断されてなる複数の切断基板を吸着保持する面取用テーブルと、スピンドルの先端に取り付けられて回転駆動することによりルーター加工を行うルータービットと、ルーター先端部に向かって放水する放水口とを有し、前記面取用テーブルに吸着保持された切断基板のコーナー部を切削して面取りする面取手段とを有する第2のポジションとを備え、
    前記基板を吸着保持し、前記第1のポジションから前記第2のポジションへ切断基板を搬送する吸着手段を備えたことを特徴とする基板切断装置。
  2. 基板を吸着保持する分割用テーブルと、前記分割用テーブルに吸着保持された基板を切断して分割する分割手段とを有する第1のポジションと、
    前記第1のポジションの下流側に配置されて、前記第1のポジションで切断されてなる複数の切断基板を吸着保持する面取用テーブルと、前記面取用テーブルに吸着保持された切断基板のコーナー部を切削して面取りする面取手段とを有する第2のポジションとを備え、
    前記基板を吸着保持し、前記第1のポジションから前記第2のポジションへ切断基板を搬送する吸着手段を備え、
    前記面取用テーブルは、中心部の周方向に沿って配設される4つのテーブル構成体と、前記中心部直下に配設されるカムシャフトと、前記カムシャフトを上下動させる上下動機構と、前記カムシャフトの上下動により、夫々のテーブル構成体と一体的にスライド移動する4つのスライド機構とを備え、前記カムシャフトと、前記上下動機構と、前記夫々のスライド機構とにより、前記夫々のテーブル構成体が前記中心部から離間及び接近することを特徴とする基板切断装置。
  3. 前記カムシャフトの上昇により、前記夫々のテーブル構成体が前記中心部から離間し、前記カムシャフトの下降により、前記夫々のテーブル構成体が前記中心部に向かって接近することを特徴とする請求項2に記載の基板切断装置。
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