JP6109517B2 - 螺旋状の電極組立体を有するマッピングカテーテル - Google Patents

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Description

本発明は、心腔の電気活動を、また任意選択により心腔の幾何学的形状を示す情報を取得するための接触電極の組立体を利用して、心腔の電気マップを迅速に生成するためのカテーテルに関する。
心不整脈は、その中でも心室性頻脈(VT)が最も一般的であるが、主要な死因となっている。大多数の患者において、VTは、心腔の内部表面に近接した位置にある1mm〜2mmの病変部から生じている。VTの治療法のうちの1つは、後に活性部位の焼灼を受ける病変部を特定するために、心臓の電気経路をマッピングすることを含む。
参照によってそのすべての内容が本明細書に組み込まれる、本発明の譲受人に譲渡された米国特許第5,546,951号、米国特許出願第08/793,371号、及びPCT出願第96/05768号は、心臓組織の電気特性、例えば局所的活性化時間を、心臓内の正確な位置の関数として感知するための方法を開示している。データは、遠位先端部に電気及び位置センサを有するカテーテルを使用して、心臓の中へと前進される1つ又は2つ以上のカテーテルで収集される。これらのデータに基づいて心臓の電気活動のマップを作成する方法が、本発明の譲受人に譲渡された、1998年7月24日出願の米国特許出願第09/122,137号、及び1999年7月22日出願の同第09/357,559号にて開示されており、これらの特許出願もまた、それらのすべての内容が参照によって本明細書に組み込まれる。これらの出願で示唆されているように、位置及び電気活動が好ましくは、心臓の内部表面上の約10点〜約20点で最初に測定される。次いで、これらのデータ点は一般に、心臓表面の予備復元又はマップを満足な品質で生成するのに十分なものとなる。予備マップは多くの場合、心臓の電気活動の更に包括的なマップを生成するために、付加的な点で取られたデータと結合される。臨床的な状況において、100以上の部位におけるデータを集積して、心腔の電気活動の詳細な包括的マップを生成することも珍しいことではない。生成された詳細なマップは次いで、心臓の電気活動の伝播を変化させるために、また正常な心調律を回復するために、治療上の行動指針、例えば組織焼灼を決定する基準として役立ち得る。
心臓表面上の各点の軌跡を決定するために、位置センサを収容したカテーテルが使用されてもよい。これらの軌跡は、組織の収縮力などの運動特性を推測するために用いられてもよい。参照によってそのすべての内容が本明細書に組み込まれる米国特許第5,738,096号に開示されているように、心臓内の十分な数の点で軌跡の情報が標本化されると、そのような運動特性を示すマップが構築され得る。
心臓内のある点における電気活動は通常、遠位先端部にあるいはその近くに電気センサを収容したカテーテルを、心臓内のその点へと前進させ、組織をセンサと接触させ、その点におけるデータを収集することによって測定される。単一の遠位先端部電極のみを収容したカテーテルを使用して心室をマッピングすることに伴う1つの欠点は、全体としての心腔の詳細なマップに要求される必要な数の点に対して、点ごとにデータを集積するために長時間が要求されることである。したがって、心腔内の複数の点における電気活動を同時に測定するために、多電極カテーテルが開発されてきた。
米国特許第5,487,391号は、心臓内における電気的事象の伝播速度を導出及び表示するためのシステム及び方法に関するものであり、当該技術分野で見出される接触方法を説明するものである。この米国特許第5,487,391号に開示されているシステムにおいて、電気プローブは、バスケットの形態をなす3次元構造である。図示の実施形態において、バスケットは8個のスパインから構成されており、これらのスパインの各々は8個の電極を支持し、プローブ内に合計で64個の電極がある。このバスケット構造は、配備されると、その電極が心内膜表面に対して密に接触させて保持されるように設計されている。
トリードマン(Triedman)らに付与された米国特許第5,848,972号には、多電極カテーテルを使用した心内膜活性化マッピングに関する方法が開示されている。この米国特許第5,848,972号の方法において、多電極カテーテル、好ましくは、カリフォルニア州ボールドウィン・パーク(Baldwin Park)のコーディス・ウェブスター社(Cordis-Webster)による50電極ウェブスター・ジェンキンス(商標)型バスケットカテーテルが心腔の中へと前進される。各電極の位置及び向きを確定するために、前後方向(AP)及び横方向の蛍光図が取得される。体表面ECGから得られる洞調律におけるP波の発生などの一時的な基準に対して、心臓表面と接触する各電極から電位図が記録される。
参照によってその開示内容が本明細書に組み込まれる、ビーティ(Beatty)らに付与された米国特許第5,297,549号(「ビーティの方法」)には、心腔の電位分布をマッピングするための方法及び機器が開示されている。ビーティの方法では、心臓内多電極マッピングカテーテル組立体が心臓の中に挿入される。このマッピングカテーテル組立体は、一体的な基準電極、又は好ましくは比較基準カテーテルを備えた多電極組立体を有している。使用において、電極は、実質的に球状の組立体の形態をなして配備される。電極組立体は、基準電極によって、あるいは心内膜表面と接触される基準カテーテルによって、心内膜表面上のある点を空間的に参照する。好ましい電極組立体カテーテルは、少なくとも24箇所の個別の電極部位を担持すると言われる。加えて、ビーティの方法では、組立体上の各電極部位の位置を知ること、並びに心臓の幾何学的形状を知ることが要求される。これらの位置は好ましくは、インピーダンスプレチスモグラフィの方法によって決定される。
ケーガン(Kagan)らに付与された米国特許第5,311,866号には、複数の電極部位を画定する電極組立体を有する心臓マッピングカテーテル組立体が開示されている。このマッピングカテーテル組立体はまた、心臓壁を探るために使用され得る遠位先端部電極組立体を有する基準カテーテルを受容するために、ルーメンを備えている。好ましい構造において、マッピングカテーテルは、好ましくは編組体内に24本〜64本のワイヤを有する絶縁ワイヤの編組体を備え、各ワイヤは電極部位を形成するために使用される。このカテーテルは、非接触電極部位の第1の組及び/又は接触電極部位の第2の組から電気活動情報を収集するために使用されるように、心臓内に容易に定置可能であると言われている。
ゴールドレイヤー(Goldreyer)に付与された米国特許第5,385,146号及び同第5,450,846号には、心臓内の電気生理学的活動をマッピングするのに有用であると言われるカテーテルが開示されている。このカテーテル本体は、心臓をペーシングするための刺激パルスを送達するように適合された遠位先端部、又は先端部と接触する組織を焼灼するための焼灼電極を有している。そのカテーテルは更に、少なくとも1対の直交電極を備えており、それらの直交電極は、直交電極の近傍における局所的な心臓電気活動を示す差分信号を生成するためのものである。
バッド(Budd)らに付与された米国特許第5,662,108号には、心腔内で電気生理学的データを測定するためのプロセスが開示されている。この方法は、部分的に、1組の活性電極と不活性電極を心臓の中に定置することと、活性電極に電流を供給し、それによって心腔内に電場を生成することと、前記不活性電極部位にて前記電場を測定することとを含む。開示する実施形態のうちの1つにおいて、不活性電極は、バルーンカテーテルの膨張性バルーン上に定置された組立体内に収容される。好ましい実施形態において、組立体は60個〜64個の電極を有すると言われる。
4極カテーテルを使用して様々な心腔をマッピングすることが、近年では一般的な慣習となっている。更に、十分に多数の点で互いに外挿されて十分な情報が得られるまで、カテーテルが心腔全体の周りで引きずられる。
このようにして、心臓の電気マップを収集する速度を向上させるための様々な方法が提案されてきた。しかしながら、膨張することができかつ1回の掃引の時間で心腔構造を捕捉できる遠位電極組立体を設けることによって、手技の時間を短縮するマッピングカテーテルが依然として望まれている。例えば、わずかな回転又は並進運動で、組立体は、心腔の完全なマップを構築できるように心臓壁と十分に接触できるべきである。組立体は、心臓が収縮する運動に追従できる一方で、心臓組織が「テントを張る」ことを回避するように、適切な形状、寸法及び柔軟性のものであるべきである。
本発明は、マッピング電極組立体を有するマッピングカテーテルに関するものであり、そのマッピング電極組立体はリボンに似ており、螺旋形に付形されている。マッピング電極組立体は、形状記憶性を備えた支持構造を有し、リボンの外側表面に固定された電極の配列を担持する。マッピング電極組立体が膨張されるとき、1回の掃引動作で全体的な心腔構造を捕捉することによる高速マッピングをなすために、リボン上の複数の電極が有利にも、心房又は心室を含めた心腔の組織壁と接触する。組織壁と接触する比較的大きな表面領域を設けることにより、この組立体は、多数の位置をマッピングシステムに記録する。また、マッピング電極組立体をわずかに回転及び並進させることにより、心腔の完全なマップが得られるように、十分な数の位置が与えられるはずである。
一実施形態において、カテーテルは、細長い本体とマッピング電極組立体とを有し、マッピング電極組立体は、カテーテルの長さを延長する伸長部上に担持されている。マッピング電極組立体はバンド部材を備え、そのバンド部材は、伸長部が組立体の長手軸を規定するように、伸長部を中心とした螺旋形をなして構成されている。バンド部材の遠位端部は、伸長部の遠位部分に固定されている。バンド部材の近位端部は、細長い本体に固定されている。したがって、細長い本体に対して伸長部が長手方向に移動すると、バンド部材は、膨張した形状と収縮した形状との間で、その螺旋形を変化させることになる。バンド部材は、複数の電極が固定された外側表面を有している。バンド部材の螺旋形は、形状記憶性を備えた少なくとも1つの支柱によって支持されており、したがって、バンド部材はその螺旋形を維持する。
より詳細な実施形態において、バンド部材は、螺旋形に沿って外向きに面する外側表面を有し、電極は組織壁に接触するように外側表面上に装着されている。電極は、伸長部を中心として約540度ではなくとも少なくとも約360度、旋回するバンド部材の長さに沿って設けられている。電極から延びるリードワイヤは、バンド部材の折返し縁部又は「へり」を通じて、次いで伸長部の中央ルーメンを通じて制御ハンドルに向かう。
別の詳細な実施形態において、伸長部は、ユーザーが直接操作してマッピング電極組立体を膨張及び収縮させるように適合された、露出した近位端部を有している。伸長部は、長手方向に移動されるかあるいは単に回転されて、組立体の膨張及び収縮を達成し得る。別の詳細な実施形態において、カテーテルは、ユーザーインターフェイス組立体を備えた制御ハンドルを含み、そのユーザーインターフェイスはプーラワイヤを制御してマッピング電極を膨張及び収縮させる。プーラワイヤは、伸長部の中央ルーメンを通じて延び、プーラワイヤの遠位端部は、伸長部の遠位部分に定着されている。ユーザーインターフェイス組立体は、ユーザーによる直線作動又は回転作動に適合され得る。後者の場合、ユーザーインターフェイス組立体は、回転移動を長手方向の移動に変換する構成要素を有する。
本発明のこれらの及び他の特徴と利点は、添付の図面と共に考慮するとき、以下の詳細な説明を参照することによって更に理解されよう。選ばれた構造及び特徴が、残りの構造及び特徴をより見やすくするために、特定の図面では示されていないことを理解されたい。
本発明の実施形態によるカテーテルの斜視図。 本発明の実施形態による、半径方向に膨張又は配備された構成をなすマッピング電極組立体の斜視図。 本発明の実施形態による、半径方向に収縮された構成をなすマッピング電極組立体の斜視図。 本発明の実施形態による、本発明のカテーテルを左心房に挿入するところを示す心臓の概略断面図。 ある直径に沿った、カテーテル本体と中間区間との会合部を含めた図1のカテーテルの側方横断面図。 別の直径に沿った、カテーテル本体と中間区間との会合部を含めた図1のカテーテルの側方横断面図。 ある直径に沿った、中間区間の遠位端部を含めた図1のカテーテルの側方横断面図。 線A−Aに沿った、図6の中間区間の遠位端部の端部横断面図。 線B−Bに沿った、図6の中間区間の遠位端部及び外側スリーブの近位端部の端部横断面図。 本発明の実施形態による、マッピング電極組立体のバンド部材の近位端部及び遠位端部の頂面図。 本発明の実施形態による、マッピング電極組立体のバンド部材の中央区間の頂面図。 本発明の実施形態による、伸長部に固定されたバンド部材の遠位端部の側方横断面図。 線A−Aに沿った、図9の伸長部に固定されたバンド部材の遠位端部の端部横断面図。 本発明の実施形態による、伸長部に固定されたバンド部材の近位端部の側方横断面図。 線A−Aに沿った、図10の伸長部に固定されたバンド部材の近位端部の端部横断面図。 本発明の実施形態による制御ハンドルの側方横断面図。 本発明の別の実施形態による制御ハンドルの側方横断面図。 本発明の別の実施形態による、伸長部に固定されたバンド部材の遠位端部の側方横断面図。 線A−Aに沿った、図13の伸長部に固定されたバンド部材の近位端部の端部横断面図。 本発明の別の実施形態によるカテーテルの頂面図。 本発明の一実施形態による制御ハンドルの回転インターフェイス組立体の斜視図。 本発明の別の実施形態による制御ハンドルの回転インターフェイス組立体の斜視図。 本発明の別の実施形態による制御ハンドルの直線インターフェイス組立体の斜視図。
図1〜4に示すように、本発明は、遠位先端部区間17を備えた可動カテーテル10を含み、遠位先端部区間17は、複数の電極21を担持する遠位マッピング電極組立体19を有し、これらの電極21は、心腔20を含めた、心房又は心室などの心腔の壁組織と同時に接触するためのものである。組立体は、概ね螺旋の形状をなして伸長部22上で支持される、「リボン」28に似た柔軟な平坦部材又はバンドを有している。有利にも、伸長部は、リボン28を半径方向に膨張させること(図2)及び収縮させること(図3)を含めて、螺旋の形状を変化させるように、カテーテルに対して前進及び後退され得る。リボンは、近位端部24と遠位端部26とを有している。近位端部24は外側スリーブ27に固定されており、この外側スリーブ27を通じて伸長部22は長手方向に移動することができ、また、遠位端部26は伸長部22の遠位端部25に固定されている。したがって、リボン28の螺旋形状は、伸長部22が操作者によって外側スリーブに対して前進又は後退されるにつれて変化される。組立体19は、カテーテルが患者の脈管構造を通じて標的位置に向かって移動されている間に、また心腔内に配備される前に、図2の中立又は収縮形状を取ることができる。組立体19は標的位置に到達すると、配備され、図3及び4の膨張した形状へと操作される。
図5A及び5Bに示すように、カテーテル本体12は、単一の軸方向又は中央ルーメン18を有する細長い管状構造を備えるが、所望により、任意選択で複数のルーメンを有することもできる。カテーテル本体12は可撓性であり、すなわち曲がることができるが、その長さに沿っては実質的に非圧縮性である。カテーテル本体12は、任意の好適な構造をなし、任意の好適な材料で作られ得る。現状で好ましい構造は、ポリウレタン又はペバックス(PEBAX)(登録商標)(ポリエーテルブロックアミド)でできた外壁を備える。外壁は、カテーテル本体12の捩り剛性を高めるために、ステンレス鋼などの、埋め込まれた編組みメッシュを備えており、そのため、制御ハンドル16が回転されると、カテーテル本体の遠位端部がそれに対応する方式で回転するようになっている。
カテーテル本体12の外径は重要ではないが、好ましくは約0.267cm(8フレンチ)以下、より好ましくは0.233cm(7フレンチ)である。同様に、外壁の厚さも重要ではないが、中央ルーメンがプーラワイヤ、リードワイヤ、センサケーブル及び任意の他のワイヤ、ケーブル又はチューブを収容できるように、十分に薄いものである。所望により、外壁の内部表面は補剛チューブ(図示せず)で裏張りされて、捩り安定性が改善される。本発明と共に使用するのに好適なカテーテル本体構造の例が、参照によってそのすべての開示内容が本明細書に組み込まれる米国特許第6,064,905号に説明及び図示されている。
図5A及び5Bを更に参照すると、撓み可能な中間区間14は、複数のルーメンを有する短区間のチューブ材料15を備えており、各ルーメンは、中間区間を通じて延びる様々な構成要素で占有されている。図示の実施形態において、図6Cに最良に示されるように、4つのルーメン32、33、34、35がある。電極組立体19のためのリードワイヤ29及び遠位側の電磁位置センサ38Dのためのケーブル36Dが、第1の中央ルーメン32を通過している。近位側の電磁位置センサ38Pのためのケーブル36Pが、第2のルーメン33を通過している。少なくとも一方向の撓みのために、第1のプーラワイヤ40Aが第3の軸外ルーメン34を通過している。二方向の撓みのために、第2のプーラワイヤ40Bが第4の軸外ルーメン35を通過している。
中間区間14のマルチルーメンチューブ材料15は、好ましくはカテーテル本体12よりも可撓性の高い好適な非中毒性材料でできている。好適な材料は、編組みポリウレタン又はPEBAX、すなわち、編み組まれたステンレス鋼などの埋込みメッシュを有するポリウレタン又はPEBAXである。各ルーメンの個数及び寸法は、それらのルーメンを通じて延びる構成要素を収容するのに十分な余裕がある限り、重要ではない。プーラワイヤ40A、40B用のルーメン34、35の位置を除き、各ルーメンの位置もまた重要ではない。平面に沿った二方向の撓みのためには、ルーメン34、35は、軸外にあり、互いに直径の反対側にあるべきである。
カテーテルの有効長さ、すなわち体の中に挿入され得る部分は、所望に応じて変動し得る。好ましくは有効長さは、約110cm〜約120cmの範囲に及ぶ。中間区間14の長さは、有効長さのうちの比較的小さな部分であり、好ましくは約3.5cm〜約10cm、より好ましくは約5cm〜約6.5cmに及ぶ。
カテーテル本体12を中間区間14に取り付けるための好ましい手段が、図5A及び5Bに示されている。中間区間14の近位端部は、カテーテル本体12の補剛チューブ31の遠位端部の外側表面を受容する内周ノッチを備えている。中間区間14及びカテーテル本体12は、接着剤又は同様のもの、例えばポリウレタンで取り付けられている。所望により、カテーテル本体12と中間区間との会合部において可撓性が遷移し、それによって、会合部が折れたり捩れたりすることなく平滑に曲がるようにするために、カテーテル本体12内の、補剛チューブ31の遠位端部と中間区間14の近位端部との間に、スペーサー(図示せず)が設けられ得る。そのようなスペーサの例が、米国特許第5,964,757号に更に詳細に記載されており、その開示内容は参照によって本願に組み込まれる。
図6及び6Aに示すように、撓みプーラワイヤ40Aが、カテーテル本体12の中央ルーメン18を通じて、中間区間14の第3のルーメン34の中に延びている。別の撓みプーラワイヤ40Bが、中央ルーメン18を通じて、中間区間14の第4のルーメン35の中に延びている。撓みプーラワイヤの遠位端部は、T型アンカ81によって、中間区間14の遠位端部の近くでチューブ材料15の壁に定着されている。中間区間14において、各撓みプーラワイヤは、プラスチックの、例えばテフロン(登録商標)のシース83を通じて延びており、シース83は、中間区間14が撓むときに、撓みプーラワイヤが中間区間14のチューブ材料15の壁に食い込むことを防止するものである。
図5Aに示すように、撓みプーラワイヤを囲む関係をなす圧縮コイル47が、カテーテル本体12の近位端部から、およそ中間区間14の近位端部まで延びている。圧縮コイル47は、任意の好適な金属、例えばステンレス鋼でできている。圧縮コイルは、可撓性、すなわち曲げをもたらすように、ただし圧縮力には抵抗するように、圧縮コイル自体に緊密に巻かれている。圧縮コイルの内径は好ましくは、プーラワイヤの直径よりもわずかに大きなものである。プーラワイヤ上のテフロン(登録商標)コーティングにより、プーラワイヤは圧縮コイル内で自在にスライドすることが可能となっている。圧縮コイルの外側表面は、圧縮コイルと、リードワイヤ及びケーブルなどの他の構成要素との接触を防止するために、可撓性の非導電性シース49で被覆されている。非導電性シースは、ポリイミドチューブ材料から作られ得る。
圧縮コイルは、それらの近位端部にて接着部によってカテーテル本体12内の補剛チューブ20の近位端部に(図示せず)、またそれらの遠位端部にて接着部によってルーメン34、35内の中間区間14の近位端部の近くに定着されている(図5A)。
遠位先端部区間17に関して言えば、螺旋形状のリボン電極組立体19は、中間区間14の遠位端部に装着されている。図6に示すように、リボン28は、伸長部22の周りで約180度〜720度、好ましくは少なくとも360度、より好ましくは約540度にわたって延びている。リボンは、絶えず伸長部22から外向きに面する外側表面39を有している。細長いものであり、チューブ状のシャフト又はロッドに類似しているので、伸長部は、電極組立体19の中央長手軸を形成している。
リボン28は、PEBAXを含めて任意の好適な材料から構成されてよい。リボンのその遠位端部と近位端部との間における露出長さは、約10cm〜25cm、好ましくは約15mm、より好ましくは約20mmである。リボンは、約2mm〜10mm、好ましくは約5mm〜8mmの幅を有する。その構造が、電極を支持し、膨張及び収縮した形状にて概ね螺旋形を保持するように、十分に硬質でありながらも十分に柔軟であると仮定すれば、リボンは、中実部材、織物部材又はウェブ部材として構成されてもよいことを理解されたい。
2つの形状記憶支柱42A、42Bが、伸長部22上にリボン28を支持し、リボンが弾性的にかつ柔軟にその形状を維持できるようにしており、形状記憶支柱42A、42Bの各々は、リボンの長さ方向縁部43に沿って延び、縁部43に沿って折られるリボン45の長さ周縁部分(又は「へり」)によって保護されている。約10個〜50個、より好ましくは約20個〜41個に及ぶ複数の細長い電極21が、折られた縁部分の間で幅方向に延びている。図示の実施形態において、それらの電極は、均等に離間し、ほぼリボンの長さにわたっており、カテーテルの伸長部及び縦軸と概ね平行である。それらの電極は、組立体が伸長されたときに組織と容易に接触し得るように(図4を参照)、例えば接着剤を含めて好適な方式で外側表面に固定されている。
各電極21が、対応するリードワイヤ29に接続されている。図7及び8の実施形態において、電極21Dの遠位部分のためのリードワイヤ29Dが、リボン28の長さ方向縁部43に沿って通過しており、電極21Pの近位部分のためのリードワイヤ29Pが、リボンの他の長さ方向縁部43に沿って通過している。リードワイヤはまた、ニチノールの支柱42A、42Bの内側にあるリボンのへり45によって被覆及び保護されている。
リボン28の遠位端部26は、伸長部22の遠位端部分に固定されている。図9、9Aに示すように、軸方向開口部又はスロット48Dが、伸長部22にその遠位端部の近くに形成されている。リボンの遠位端部26は、スロットに挿入されており、そのスロットは、リボンの幅と適合するように寸法を定められているが、各支柱42A、42Bの遠位端部に形成された遠位アンカ44Dを保持する。図示の実施形態において、各支柱の遠位端部は、伸長部22内のスロット48Dの遠位側及び近位側に係止するフックを形成するように、ある角度(例えば、約90度)で曲げられている。リボンの遠位側の幅方向縁部分50は、スロット48D内に押し込まれており、アンカ44Dは伸長部22のルーメン23内に定置されている。電極21D(簡潔にするため1つのみ示す)の遠位部分のためのリードワイヤ29Dが、伸長部22のルーメン23の中へと延びており、ここで、それらのリードワイヤ29Dは、制御ハンドル16に向かって近位側に移っている。リボン26の遠位端部は(遠位側の支柱アンカ44Dと共に)、好適な材料、例えばエポキシで、スロット48D内に固定及び封入されている。
遠位側の位置センサ38Dが、伸長部22の遠位端部内に収容されている。図示の実施形態において、遠位側の位置センサは、リボン28の遠位端部26に対して遠位側にあるが、必要に応じて別の位置にあってもよい。遠位側の位置センサ38Dのためのケーブル36Dがまた、制御ハンドル16に向かって伸長部22のルーメン23を通過している。伸長部22の遠位先端部51が、好適な材料、例えばエポキシで封止されて、非侵襲的な端部を形成している。
リボン28の近位端部24は、外側スリーブ29にその遠位端部の近くで固定されている。図6、10及び10Aに示すように、開口した軸方向スロット48Pが、外側スリーブ27内に形成されている。リボン28の近位端部24は、スロット48Pに挿入されており、そのスロット48Pは、リボンの幅と適合するように寸法を定められているが、各支柱44A、44Bの近位端部に形成されたアンカ44Pを保持する。図示の実施形態において、各支柱の近位端部は、外側スリーブ27内のスロットの遠位側及び近位側に係止するフックを形成するように、ある角度(例えば、約90度)で曲げられている。リボンの近位側の幅方向縁部分50Pが、スロット48Pに押し込まれており、アンカ44Pは、伸長部22と外側スリーブ27との間隙52内に定置されている。電極21Pの近位部分のためのリードワイヤ29Pが伸長部22のルーメン23の中に延びており、ここで、それらのリードワイヤ29Pは(電極21Dの遠位部分のためのリードワイヤ29D及び遠位側の位置センサ38Dのためのケーブル36Dと共に)制御ハンドル16に向かって近位側に移っている。リボンの近位端部24は(近位側の支柱アンカ44Pと共に)、好適な材料、例えばエポキシで、スロット48P内に固定及び封入されている。
中間撓み区間14のチューブ材料15の遠位端部に、近位側の位置センサ38Pが収容されている。図6Aの実施形態において、近位側の位置センサ38Pは、外側スリーブ27の近位端部より近位側にあるが、所望により別の位置にあってもよい。近位側の位置センサ38Pのためのケーブル36Pがまた、制御ハンドル16に向かって伸長部22のルーメン23を通過している。
近位側のセンサ38Pの座標に対する遠位側のセンサ38Dの座標が決定され、電極組立体19のリボン28の曲率/位置に関する他の既知の情報と共に得られる。この情報は、リボン上に装着された電極21の位置を求めるために用いられる。しかしながら、理解されたいこととして、参照によってそのすべての開示内容が本明細書に組み込まれる、2010年12月30日に出願された米国出願第12/982,765号、名称「単軸センサを備えたカテーテル(CATHETER WITH SINGLE AXIAL SENSORS)」に記載されているものなど、単軸センサ(SAS)を含めて他の位置センサが使用されてもよい。
図示の実施形態に示すように、伸長部22は、中間撓み区間14及びカテーテル本体12と概ね同軸である。図11に示すように、伸長部22は、以下で更に説明するように、制御ハンドル16に取り付けられた近位端部53を有しており、そのため、伸長部は、カテーテル本体12に対して長手方向に移動され、それによって電極組立体19を膨張及び収縮させることができる。伸長部22は、この機能を達成するように十分に硬質である材料を備えている。好ましい実施形態において、当該技術分野において一般に知られているように、伸長部22は、編組ポリイミドチューブ材料、すなわち、ポリイミドの内層及び外層を、それらの間にある編み組まれたステンレス鋼メッシュと共に有するチューブ材料を備えている。
伸長部22がカテーテル本体12に対して長手方向に移動すると、結果として電極組立体18が展開することになるが、この移動は制御ハンドル16の操作によって達成される。図11に示すように、制御ハンドル16は、概ね中空のハンドルハウジング54と、ハンドルハウジングの遠位端部内にスライド可能に装着されたピストン(又は母指制御部)56とを備えている。カテーテル本体12の近位端部は、当該技術分野で一般に知られているように収縮スリーブ(図示せず)によって、あるいは任意の他の好適な方法で、ピストン56の遠位端部に固定式で取り付けられている。制御ハンドル16内で、伸長部22の近位端部が、ピストン56内の通路57を通じて延びており、ハンドルハウジング54に固定及び固着されている。伸長部22は、任意の好適な方法によって、好ましくはポリウレタン接着剤又は同様のものを用いて、ハンドルハウジング54に固定的に取り付けられている。
一実施形態において、ピストン56は約5.08cm(2インチ)の長さであり、支持チューブ58及び伸長部22は、ハンドルの近位端部に対して約1.27cm(0.5インチ)遠位側に、かつ中立位置にあるピストンの近位端部に対して約2.54cm(1インチ)近位側に、ピストンのところでハンドルハウジング54に取り付けられている。電極組立体19が伸長部の周りにより緊密に巻き付けられている、すなわち膨張していないとき、ピストンは中立位置にある(リボンの遠位端部と近位端部が最大に分離している)。そしてピストン56を遠位側に移動させることにより、カテーテル本体12は、したがって中間区間14及び外側スリーブ27並びにリボン28の近位端部24は、遠位側に移動されて(リボンの近位端部24と遠位端部26との間の離間距離を縮小する)リボンを半径方向に膨張させる(図2)。外側スリーブ27の遠位端部に当接することによって、リボンの端部24と26との間で許可される最小離間距離を制限するために、ストッパ60が伸長部22上に設けられ得る。リードワイヤ29D、29P、及びセンサケーブル36D、36Pは、伸長部22のルーメン23を通じて、伸長部の近位端部53を越えて延びており、ここで、ハンドルハウジングの近位端部にて好適なコネクタ62に取り付けられている。
図12の代替的な実施形態において、伸長部22は、制御ハンドル16を通過しており、制御ハンドル16の近位側にある露出した近位端部53’を有している。この例において、露出した近位端部53’がユーザーによって回転されると、伸長部の遠位端部25がそれに対応する方式で回転するように、伸長部は、十分な捩り剛性を備えた材料で作られ得る。したがって、ユーザーは、伸長部の露出した近位端部を単に回転させることによって、リボンを半径方向に膨張させ、またそれを収縮させることができる。
図13及び13Aに示すような別の代替的な実施形態において、伸長部の長手方向の移動は、伸長部22のルーメン23を通じて延びる第3のプーラワイヤ80によって達成され得る。プーラワイヤの遠位端部は、任意の好適な方式、例えばT型バー82で、伸長部の遠位端部にてあるいはその近くにて定着されている。第3のプーラワイヤ80(及び、中間区間14の一方向又は二方向の撓みのためのプーラワイヤ40A、40Bなどの任意の他のプーラワイヤ)の操作は、参照によってそのすべての開示内容が本明細書に組み込まれる、2009年8月28日に出願された米国特許出願第12/550,204号、名称「直線機構を有する多機能ハンドルを備えたカテーテル(CATHETER WITH MULTI-FUNCTIONAL HANDLE HAVING LINEAR MECHANISM)」、及び、2009年8月28日に出願された米国特許出願第12/550,307号、名称「回転機構を有する多機能制御ハンドルを備えたカテーテル(CATHETER WITH MULTI-FUNCTIONAL CONTROL HANDLE HAVING ROTATIONAL MECHANISM)」にて開示されている制御ハンドルを含めて、好適な制御ハンドルによって達成され得る。それらにおける制御ハンドルは、プーラワイヤが取り付けられている従動子の長手方向の運動を結果としてもたらす回転ユーザーインターフェイスを含めて、回転運動を並進運動に変換する構成要素及び組立体を用いている。図14に示すように、制御ハンドル16Aは、撓み制御ノブ75と回転組立体90とを有している。撓み制御ノブ75は、中間区間14の撓みを制御することを可能にし、回転組立体90は、電極組立体19の膨張及び収縮を制御することを可能にする。図15の実施形態において、回転組立体90は、外側回転部材202と、案内スロット242を有する内側歯車204と、トラック232を有する円筒状部材207とを有し、従動子240は、スロット242によって案内されるとき、そのトラック232の中を進む。部材202が回転すると歯車204が回転し、次に従動子240がスロット242によってトラックに沿ってスライドする。従動子がトラック内をスライドするとき、従動子に取り付けられたプーラワイヤは、制御ハンドルに対して長手方向に移動されて、電極組立体の膨張及び収縮を含めて、構成要素を作動させる。図16は、歯車のない内側部材204’が、孔252内に受容されたピン250によって外側回転部材202’に回転式で結合されていることを除き、同様の方式で動作する回転組立体90’の別の実施形態を示している。
図17は、好適な回転組立体の更に別の実施形態を示している。直線インターフェイス302が、ピン303によって内側の円筒状部材を回転させる。制御ハンドルハウジングは、制御ハンドルの長手軸に沿ったインターフェイス302の移動を案内する軸方向スロット(図示せず)を有している。ピン303が長手方向に移動すると、ピン303は、トラック305内でスライドし、外側の円筒状部材304を回転させるが、外側の円筒状部材304は、軸方向案内スロット342を有し、内側の円筒状部材に形成されたトラック332に沿ってスライドする従動子340が、その軸方向案内スロット342内に位する。従動子がトラック内を移動するとき、従動子に取り付けられたプーラワイヤは、制御ハンドルに対して長手方向に移動して、膨張及び収縮のために、電極組立体を含めて構成要素を作動させる。
各位置センサ38P及び38Dが、対応するセンサケーブル36P及び36Dに接続されており、センサケーブル36P及び36Dは、伸長部を通じて制御ハンドル16へ、また臍帯(図示せず)内にある制御ハンドルの近位端部を出て、回路基板(図示せず)を収容したセンサ制御モジュール(図示せず)へと延びている。それに代わって、回路基板は、例えば、参照によってその開示内容が本明細書に組み込まれる米国特許第6,024,739号に記載されているように、制御ハンドル16内に収容されてもよい。各センサケーブルは、プラスチックで被覆されたシースに包まれた複数本のワイヤを備えている。センサ制御モジュールにおいて、センサケーブルのワイヤは回路基板に接続されている。回路基板は、センサ制御モジュールの近位端部にあるセンサコネクタを用いて、対応する位置センサから受信された信号を増幅し、コンピュータに理解可能な形式でその信号をコンピュータに伝送する。また、カテーテルは1回のみ使用するように設計されているため、回路基板は好ましくは、カテーテルが使用されてから約24時間後に回路基板を停止するEPROMチップを収容している。これにより、カテーテルが、あるいは少なくとも位置センサが、2回使用されることが防止される。
当該技術分野で一般に知られているように、本発明のカテーテルを使用するために、電気生理学者が、患者の体の中に案内シースを導入する。本発明のカテーテルに関連して使用するのに好適な1つの案内シースが、PREFACE(商標)Braided Guiding Sheath(カリフォルニア州ダイアモンドバー(Diamond Bar)のバイオセンスウェブスター社(Biosense Webster,Inc.)から商業的に入手可能)である。カテーテルは、案内シースを通じて導入される。案内シースは、カテーテル全体が静脈又は動脈を下って所望の位置へと送られ得るように、圧縮又は収縮位置にて電極組立体19を内部に被覆する。カテーテルの遠位端部が所望の位置に到達すると、案内シースは引き抜かれる。次いで、電極組立体18のリボン28が、膨張した構成へと外向きに曲がるように、伸長部22が操作される(図4)。そのような構成において、リボン上の電極21は心臓の組織と接触する。当業者には理解されることであるが、電極組立体19は、マッピングされている心臓の領域の形状に応じて、様々な形状で完全にあるいは部分的に膨張され得る。
本発明のカテーテルは、膨張し1回の掃引の時間で心腔構造を捕捉し得る電極組立体を設けることによって、心臓の電気マップを収集する速度を増加させるものである。例えば、わずかな回転又は並進運動で、組立体は、心腔の完全なマップを構築できるように心臓壁と十分に接触できるべきである。組立体は、心臓が収縮する運動に追従できる一方で、心臓組織が「テントを張る」ことを回避するように、適切な形状、寸法及び柔軟性のものであるべきである。
遠位側の位置センサ38D及び近位側の位置センサ38Pと共に電極組立体18のリボン上の電極を使用して、電気生理学者は局所的活性化時間をマッピングすることができ、その局所的活性化時間は、患者に治療を施す上で電気生理学者を案内し得るものである。カテーテルは、カテーテル本体12上に装着された1個又は2個以上の基準リング電極を有することができ、あるいは、1個又は2個以上の基準電極が患者の体の外側に置かれてもよい。電極組立体19上の複数の電極21を備えた発明的なカテーテルを使用することにより、電気生理学者は、複数の点を同時に測定することで心臓の真の解剖学的構造を得ることができ、心臓をより迅速にマッピングすることが可能となる。
上記の説明は、現時点で好まれる本発明の実施形態を参照して提示されたものである。本発明に関連する分野及び技術の当業者には明らかであるが、説明した構造における変形及び変更が、本発明の原理、趣旨、及び範囲から大きく逸脱することなく実施され得る。ある実施形態で開示された任意の特徴又は構造は、随時又は適宜、任意の他の実施形態の他の特徴に代わって、あるいはそれに加えて組み込まれ得る。当業者には理解されるように、図面は必ずしも一定の縮尺ではなく、また明瞭にするため、図示の複数本のリードワイヤは、必ずしもカテーテル内で用いられる複数の電極を表現することを意図したものではない。したがって、上記の説明は、添付の図面で説明及び図示した厳密な構造のみに関するものとして読まれるべきではなく、むしろ、以下の「特許請求の範囲」と一致しかつそれを支持するものとして読まれるべきであり、この「特許請求の範囲」が完全かつ公正な範囲を有することになる。
〔実施の態様〕
(1) カテーテルであって、
細長い本体と、
前記細長い本体を通じて延びる細長い伸長部と、
前記細長い本体の遠位端部の遠位側にある遠位電極組立体であって、
前記伸長部を中心とした螺旋形をなして構成されたバンド部材であって、遠位端部と近位端部との間のある長さを有し、前記遠位端部は前記伸長部に固定されており、前記近位端部は前記細長い本体と固定された関係をなす、バンド部材と、
前記バンド部材上に担持された複数の電極と、
前記螺旋形を柔軟に支持するように前記バンド部材の前記長さに沿って延びる、形状記憶性を備えた少なくとも1つの支持部材と、を含む、遠位電極組立体と、を備え、
前記伸長部は、前記バンド部材の前記螺旋形を変化させるように、前記細長い本体に対して長手方向に移動可能である、カテーテル。
(2) 前記バンド部材は、前記螺旋形に沿って外向きに面する外側表面を有し、前記電極は前記外側表面上に装着されている、実施態様1に記載のカテーテル。
(3) 第2の支持部材を更に備え、各支持部材は前記バンド部材のそれぞれの長さ方向縁部に沿って延びる、実施態様1に記載のカテーテル。
(4) 前記伸長部は、半径方向に膨張した形状と半径方向に収縮した形状との間で、前記バンド部材の前記螺旋形を変化させるように、前記細長い本体に対して長手方向に移動可能である、実施態様1に記載のカテーテル。
(5) 前記電極は細長いものであり、前記伸長部に対して概ね平行である、実施態様1に記載のカテーテル。
(6) 前記伸長部は、前記細長い本体に対して長手方向に移動させるためにユーザーが直接操作するように適合された、露出した近位端部を有する、実施態様1に記載のカテーテル。
(7) ユーザーインターフェイス組立体を備えた制御ハンドルと、
前記細長い本体を通じて延びるプーラワイヤであって、前記伸長部に定着された遠位端部と、前記細長い本体に対する長手方向の移動のために前記ユーザーインターフェイス組立体に応答する近位端部とを有する、プーラワイヤと、を更に備える、実施態様1に記載のカテーテル。
(8) 前記ユーザーインターフェイス組立体は、制御ハンドルハウジングに対して直線運動するように構成されたインターフェイスを含む、実施態様7に記載のカテーテル。
(9) 前記ユーザーインターフェイス組立体は、制御ハンドルハウジングに対して回転運動するように構成されたインターフェイスを含む、実施態様7に記載のカテーテル。
(10) カテーテルであって、
カテーテル本体と、
前記カテーテル本体の遠位側にある撓み可能な中間区間と、
前記カテーテル本体及び前記中間区間を通じて延びる細長い伸長部と、
前記中間区間の遠位端部の遠位側にある遠位電極組立体であって、
前記伸長部を中心とした螺旋形をなして構成されたバンド部材であって、遠位端部と近位端部との間のある長さを有し、前記遠位端部は前記伸長部に固定されており、前記近位端部は前記中間区間の遠位端部にあるいはその近くに固定されている、バンド部材と、
前記バンド部材上に担持された複数の電極と、
前記螺旋形を柔軟に支持するように前記バンド部材の前記長さに沿って延びる、形状記憶性を備えた少なくとも1つの支持部材と、を含む、遠位電極組立体と、を備え、
前記伸長部は、半径方向に膨張した形状と半径方向に収縮した形状との間で、前記バンド部材の前記螺旋形を変化させるように、前記細長い本体に対して長手方向に移動可能である、カテーテル。
(11) 前記バンド部材は、前記螺旋形に沿って外向きに面する外側表面を有し、前記電極は前記外側表面上に装着されている、実施態様10に記載のカテーテル。
(12) 第2の支持部材を更に備え、各支持部材は前記バンド部材のそれぞれの長さ方向縁部に沿って延びる、実施態様10に記載のカテーテル。
(13) 前記伸長部は、前記バンド部材の前記近位端部と遠位端部との間の離間距離を変化させるように、前記細長い本体に対して長手方向に移動可能である、実施態様10に記載のカテーテル。
(14) 前記電極は細長いものであり、前記伸長部に対して概ね平行である、実施態様10に記載のカテーテル。
(15) 前記伸長部は、前記伸長部の近位端部をユーザーが直接操作することによって、前記細長い本体に対して長手方向に移動するように適合されている、実施態様10に記載のカテーテル。
(16) ユーザーインターフェイス組立体を備えた制御ハンドルと、
前記細長い本体を通じて延びるプーラワイヤであって、前記伸長部に定着された遠位端部と、前記カテーテル本体及び前記中間区間に対する長手方向の移動のために前記ユーザーインターフェイス組立体に応答する近位端部とを有する、プーラワイヤと、を更に備える、実施態様10に記載のカテーテル。
(17) 前記ユーザーインターフェイス組立体は、制御ハンドルハウジングに対して直線運動するように構成されたインターフェイスを含む、実施態様16に記載のカテーテル。
(18) 前記ユーザーインターフェイス組立体は、制御ハンドルハウジングに対して回転運動するように構成されたインターフェイスを含む、実施態様16に記載のカテーテル。
(19) 前記伸長部の遠位端部にあるいはその近くに収容された遠位位置センサと、前記遠位位置センサの近位側に定置された近位位置センサとを更に備える、実施態様10に記載のカテーテル。

Claims (9)

  1. カテーテルであって、
    カテーテル本体と、
    前記カテーテル本体の遠位側にある撓み可能な中間区間と、
    前記カテーテル本体及び前記中間区間を通じて延びる細長い伸長部と、
    前記中間区間の遠位端部の遠位側にある遠位電極組立体であって、
    前記伸長部を中心とした螺旋形をなして構成されたバンド部材であって、遠位端部と近位端部との間のある長さを有し、前記遠位端部は前記伸長部に固定されており、前記近位端部は前記中間区間の遠位端部にあるいはその近くに固定されている、バンド部材と、
    前記バンド部材上に担持された複数の電極と、
    前記螺旋形を柔軟に支持するように前記バンド部材の前記長さに沿って延びる、形状記憶性を備えた少なくとも1つの支持部材と、を含む、遠位電極組立体と、を備え、
    前記伸長部は、半径方向に膨張した形状と半径方向に収縮した形状との間で、前記バンド部材の前記螺旋形を変化させるように、前記細長い本体に対して長手方向に移動可能であり、
    前記伸長部の遠位端部にあるいはその近くに収容された遠位位置センサと、前記遠位位置センサの近位側に定置され、前記バンド部材の近位端よりも近位側に位置する近位位置センサとを更に備え、
    前記近位位置センサの座標に対する前記遠位位置センサの座標が決定され、決定された前記遠位位置センサの前記座標、及び、前記バンド部材の曲率または位置に関する情報に基づき、前記バンド部材上に担持された前記複数の電極の位置が求められる、カテーテル。
  2. 前記バンド部材は、前記螺旋形に沿って外向きに面する外側表面を有し、前記電極は前記外側表面上に装着されている、請求項に記載のカテーテル。
  3. 第2の支持部材を更に備え、各支持部材は前記バンド部材のそれぞれの長さ方向縁部に沿って延びる、請求項に記載のカテーテル。
  4. 前記伸長部は、前記バンド部材の前記近位端部と遠位端部との間の離間距離を変化させるように、前記細長い本体に対して長手方向に移動可能である、請求項に記載のカテーテル。
  5. 前記電極は細長いものであり、前記伸長部に対して概ね平行である、請求項に記載のカテーテル。
  6. 前記伸長部は、前記伸長部の近位端部をユーザーが直接操作することによって、前記細長い本体に対して長手方向に移動するように適合されている、請求項に記載のカテーテル。
  7. ユーザーインターフェイス組立体を備えた制御ハンドルと、
    前記細長い本体を通じて延びるプーラワイヤであって、前記伸長部に定着された遠位端部と、前記カテーテル本体及び前記中間区間に対する長手方向の移動のために前記ユーザーインターフェイス組立体に応答する近位端部とを有する、プーラワイヤと、を更に備える、請求項に記載のカテーテル。
  8. 前記ユーザーインターフェイス組立体は、制御ハンドルハウジングに対して直線運動するように構成されたインターフェイスを含む、請求項に記載のカテーテル。
  9. 前記ユーザーインターフェイス組立体は、制御ハンドルハウジングに対して回転運動するように構成されたインターフェイスを含む、請求項に記載のカテーテル。
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