JP6107325B2 - 蓄電装置 - Google Patents

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Description

本願発明は、安全弁を備えた蓄電素子を外装体内方に収容した蓄電装置に関する。
充放電が可能な蓄電素子には内部の圧力が高まった場合に圧力を開放するための安全弁が筐体に設けられる場合がある。
例えば特許文献1には、安全弁が設けられたセルを複数並べて構成された組電池が記載されている。また、特許文献1のセルにはカバーが取り付けられており、当該カバーの安全弁対応位置には安全弁から放出されるガスや液体を案内するダクトが安全弁を囲む態様で設けられている。
特開2011−91043号公報
特許文献1に記載されるような組電池の場合、安全弁から放出されるガスや液体を所定の場所に案内するダクトが必要な場合もあるが、当該ダクトのために、蓄電素子に接続されるバスバーの取り回しなどが複雑となり、蓄電素子の上方に広い空間が必要となる場合があり、蓄電素子やバスバーなどを備えた蓄電装置全体としての体積が増加することになる。
また、このような蓄電装置を組み立てる際に、安全弁に不本意に工具や部材が接触したり落下し、安全弁に不具合が発生する場合があることを発明者は見出すに至った。このように組み立て工程において安全弁に不具合が発生したセル(単電池)は使用することができないため、結果として歩留まりの悪化につながることになる。
特許文献1に記載の技術によれば、安全弁の周囲全体にわたって防護壁を設ける構造であれば、安全弁に向かって不本意に物が落下した場合でも防護壁が物と安全弁との接触を回避することができるが、蓄電素子の安全弁の周囲に構造物が配置されない状態とすれば、バスバーなどをすっきりと取り回すことができ、蓄電装置全体としての体積を減少させることが可能となる。
本願発明は、上記知見に基づきなされたものであり、全体としての体積の増加を抑制しつつ、蓄電装置を組み立てる際に安全弁を保護し、歩留まりを向上させることができる蓄電装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本願発明にかかる蓄電装置は、電極端子、および、安全弁が設けられた筐体を有する蓄電素子と、前記蓄電素子を収容する外装体と、前記安全弁の周縁空間に、前記安全弁が設けられている前記筐体の面と交差する方向に沿って配置される一部が切り欠かれた防護壁とを備えることを特徴とする。
これによれば、防護壁により工具や部品などが不本意に安全弁に落下する可能性を低下させることができ、蓄電装置の歩留まりを向上させることが可能となる。また、防護壁の切り欠きにより配線の自由度を向上させることができ、蓄電素子全体としての体積増加を抑制することができる。
さらに、前記電極端子に電気的に接続され、前記防護壁の切り欠かれた部分にまで延在する導電体を備えてもよい。
これによれば、防護壁の切り欠きに導電体を入れるとスペース効率が良くなる。
さらに、前記外装体の内方に配置され前記蓄電素子の位置を規制し、前記蓄電素子の前記安全弁に対向する位置に貫通孔を有する規制体を備えてもよい。
これによれば、規制体が邪魔になることなく安全弁から放出されるガスや液体を放出することが可能となる。
また、前記防護壁は、前記安全弁に対向する位置に存在しないように配置されるものでもよい。
これによれば、安全弁の開放や、安全弁からの排出物の放出を妨げない。
また、前記防護壁は、前記安全弁に対向する位置に存在するように配置されるものでもよい。
これによれば、安全弁からの排出物の外装体内の飛散を防ぐことができる。
また、前記導電体は、前記防護壁を越えるように延在する第一導電体と、前記電極端子と前記第一導電体とを電気的に接続する第二導電体とを備えてもよい。
これによれば、防護壁を越えて導電体を配置することができ、防護壁を横方向に回避することなくすっきりした態様で導電体を配置することができる。従って、蓄電装置全体としては体積の増加を抑制することが可能となる。
また、前記第二導電体は、安全弁の上方に延在してもよい。
これによれば、第二導電体により安全弁を保護することができる。
また、前記第二導電体は、前記電極端子の位置から前記安全弁の周縁近傍にまで延在するものでもよい。
これによれば、第二導電体がバスバーなどの場合、第二導電体が電極端子から安全弁近傍まで延びているので、第二導電体を蓄電素子に固定できる箇所が大きくなる。したがって、第二導電体を固定する作業の作業性を向上させることができる。
さらに、前記第一導電体と電気的に接続され前記外装体に取り付けられる第一外部電極と、前記第一外部電極と前記電極端子との間に配置され、前記第一導電体に接続される電気機器とを備えてもよい。
これによれば、蓄電素子の充電や放電を監視し、制御などをすることができる電気機器をコンパクトに収容することが可能となる。
また、前記蓄電素子は、複数の単電池で構成されており、それぞれの前記単電池は、隣り合う単電池の一方の前記単電池の正極の前記電極端子と他方の前記単電池の負極の前記電極端子とが隣り合うように配置され、隣り合う正極の前記電極端子と負極の前記電極端子とが接続されて電気的に直列接続されているものでもよい。
これによれば、容量の大きい蓄電装置でありながら全体の体積を小さく抑えることが可能となる。
本願発明によれば、蓄電装置を組み立てる際に安全弁の損傷の発生を抑制することができ、かつ、蓄電装置全体の体積を小さくすることが可能となる。
図1は、蓄電装置を示す斜視図である。 図2は、蓄電装置の蓋体を外した状態を示す斜視図である。 図3は、蓄電装置の外装体と規制体とを省略して示す斜視図である。 図4は、規制体を示す斜視図である。 図5は、導電体と防護壁との関係を模式的に示す斜視図である。 図6は、別態様の第二導電体における導電体と防護壁との関係を模式的に示す斜視図である。
次に、本願発明に係る蓄電装置の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態は、本願発明に係る蓄電装置の一例を示したものに過ぎない。従って本願発明は、以下の実施の形態を参考に請求の範囲の文言によって範囲が画定されるものであり、以下の実施の形態のみに限定されるものではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、本発明の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成するものとして説明される。
図1は、蓄電装置を示す斜視図である。
図2は、蓄電装置の蓋体を外した状態を示す斜視図である。
図3は、蓄電装置の外装体と規制体とを省略して示す斜視図である。
これらの図に示すように、蓄電装置100は、電池101と、導電体103と、外装体102と、規制体105とを備えている。本実施の形態の場合、蓄電装置100は、可搬性のある蓄電モジュールであり、充放電の状態を自ら監視できるものとなっている。
電池101は、充電することができ、また、放電することのできる素子であり、筐体111と、複数の電極端子112と、安全弁114とを備えている。
筐体111は、発電要素や電解液などを密封状態で収容する部材であり、電池101の構造強度を担う部材である。本実施の形態の場合、電池101は、単体でバッテリとして機能する複数の単電池110で構成されており、単電池110の躯体の集合体が電池101の筐体111を構成している。
電極端子112は、筐体111の一面に配置される部材であり、筐体111の外方と内方との間で電気を導通する部材である。本実施の形態の場合、単電池110は同方向に向かって突出する正極、および、負極にそれぞれ対応する二つの電極端子112を備えており、電池101は、構成される単電池110の数の倍数個の電極端子112を備えている。
また、単電池110の躯体は、長壁面同士が対向するように配置されており、隣り合う単電池110の一方の単電池110の正極の電極端子112と他方の単電池110の負極の電極端子112とが隣り合うように配置されている。また、単電池110は、隣り合う正極の電極端子112と負極の電極端子112とがバスバー113に接続されて電気的に直列接続されており、これら直列接続された複数個の単電池110により電池101が構成されている。つまり本実施の形態の場合、電池101は組電池である。以下、断りがない限り電極端子112とは、電気的に直列接続された単電池110の開放端の電極端子112を示すものとする。
安全弁114は、筐体111内部の圧力を開放する弁であり、筐体111の強度よりも安全弁114の強度は弱く設定され、筐体111内部の圧力が高まった場合に圧力を開放することができる部材である。本実施の形態の場合、安全弁114は、単電池110が備える電極端子112に挟まれた位置に配置されている。従って、電池101は、単電池110の数だけ安全弁114を同一の平面内に備えている。
外装体102は、電池101、第一導電体131と、第二導電体132と、電気機器104とを収容する箱状の部材である。本実施の形態の場合、外装体102は、組電池である電池101を構成する単電池110を所定の位置に配置し、電池101を衝撃などから保護し、電池101が不本意に金属部材などに接触することを回避する外装体本体121と、蓋体122とを備えている。外装体102は、絶縁性の材料、例えば樹脂などにより構成されている。
図4は、規制体を示す斜視図である。
規制体105は、外装体102の内方に配置され、外装体102の内方における電池101の位置を規制(決定)する部材であり、いわゆる中蓋である。本実施の形態の場合、電池101は、複数の単電池110で構成されており、規制体105は、外装体102の内方におけるそれぞれの単電池110の位置を規制(決定)し、単電池110相互間の位置関係も規制(決定)している。これにより、外装体102の内方で単電池110がばらばらに揺れ動き、単電池110同士が衝突して傷つくなどの不具合を回避することができる。規制体105は、絶縁性の材料(例えば樹脂)で形成されている。
また本実施の形態の場合、規制体105には、板状の一部が切り欠かれた防護壁151が設けられている。防護壁151は、安全弁114の周縁空間において導電体103が配置されていない部分に設けられている。また、防護壁151は、筐体111の安全弁114が設けられている面と交差する方向に沿って配置されている。防護壁151は、蓄電装置100を組み立てる際において、安全弁114に工具や部品が接触して安全弁114に損傷が発生する可能性を軽減する機能を担っている。
なお、防護壁151は、規制体105に設けられるばかりでなく、安全弁114の外周部に接着剤で取り付けるようなものでもかまわない。また、切り欠きとは、防護壁の下部が少し残っている状態(凹部)も含めるものとして記載している。また、安全弁外周のほんの一部のみ防護壁が配置され、それ以外の外周には防護壁が無い状態でも切り欠きである。また、防護壁151は、安全弁114に対向する位置に存在してもしなくてもよい。
本実施の形態の場合、規制体105は、電池101の安全弁114に対向する位置に貫通孔152が設けられており、防護壁151は、貫通孔152の外周縁部に沿って立設されており、貫通孔152の全外周縁の半分程度が切り欠かれたものとなっている。また、貫通孔152は、扁平した六角形状の孔であり、防護壁151は貫通孔152の三辺に沿って設けられ、他の三辺に対応する部分は切り欠かれている。防護壁151は、曲面ではなく、屈曲した平面で構成されている。また、防護壁151は、安全弁114に対向する位置に存在しないように配置されている。
なお本実施の形態の場合、電池101は、単電池110の数だけ複数個の安全弁114を備えており、規制体105は、安全弁114の数だけ複数個の貫通孔152を備えている。また、安全弁114にまで導電体103が出張らない部分については、防護壁151は、安全弁114を挟むようにして配置されている。なお、挟むとは、防護壁151で閉じた筒形状を形成するのではなく、筒形状の少なくとも1箇所は切り欠かれた状態(破断状態)であることを意味している。
なお、上記記載は、曲面的に立設する防護壁151を除外するものでは無い。また、防護壁151は、安全弁114と対向する位置に配置されるものでもよい。
図5は、導電体と防護壁との関係を模式的に示す斜視図である。なお、外装体102は省略した状態で記載されている。
導電体103は、電極端子112と電気的に接続される導電性の部材である。本実施の形態の場合、一方の電極端子112の位置から安全弁の周縁近傍にまで延在している。導電体103は、第一導電体131と第二導電体132とに分離可能となっている。また、導電体103には、電気機器104が介在接続されている。
第一導電体131は、一方の電極端子112の位置から同一の単電池110の他方の電極端子112の位置に向かって防護壁151を越えるように延在する剛性のある導電性部材である。
本実施の形態の場合、第一導電体131は、第一外部電極161と電気機器104とを電気的に接続する部材である。本実施の形態の場合、第一導電体131は、電池101の一端部に配置される単電池110の正極側の電極端子112から同一の単電池110のバスバー113が接続された負極側の電極端子112に向かって延在する板状のバスバーであり、第一導電体131の一端は、第二導電体132を介して正極側の電極端子112と電気的に接続されており、他端は第一外部電極161が電気的に接続されている。リレー141は第一導電体131と第二導電体132との間に接続されている。
なお、第一導電体131は、剛性が無くてもよい。具体的には第一導電体131は、フレキシブルフラットケーブルなどを採用することも可能である。
また本実施の形態の場合、蓄電装置100は、第三導電体133も備えている。第三導電体133は、他方の電極端子112の位置から一方の電極端子112の位置に向かって延在する剛性のある導電性部材である。第三導電体133は、電池101の他端部に配置される単電池110の負極側の電極端子112から同一の単電池110のバスバー113が接続された正極側の電極端子112に向かって延在する板状のバスバーであり、第三導電体133の一端は、第四導電体134(後述)を介して負極側の電極端子112と電気的に接続されており、他端は第二外部電極162が電気的に接続されている。また、第二導電体132には、電気機器104の一つとしてシャント抵抗142が介在配置されている。
第二導電体132は、電極端子112と第一導電体131とを電気的に接続する部材である。本実施の形態の場合、第二導電体132は、一方の電極端子112(正極側の電極端子112)と第一導電体131とを電気的に接続し、防護壁151を越える位置に第一導電体131を機械的に保持している。また、第二導電体132は、一方の電極端子112の位置から安全弁114の周縁近傍、つまり、防護壁151の切り欠き部分にまで延在している。
第二導電体132は、導電性と剛性とを兼ね備えた板状のバスバーを厚さ方向に折曲加工することにより形成されている。具体的には第二導電体132は、一方の電極端子112から筐体111に沿って安全弁114の近傍にまで延びる延在部191と、延在部191の先端から筐体111から遠ざかる方向に立ち上がる立壁部193と、立壁部193の先端から延在部191と平行、または、略平行で一方の電極端子112に向かって延びる接続部192とを備えている。すなわち、第二導電体132は、側面視コ字状、または、C字状となっている。
なお、第二導電体132は、図6に示すように、安全弁114の上方に延在するものでもかまわない。これにより、防護壁151と第二導電体132により安全弁114を保護することが可能となる。
第一導電体131と第二導電体132とは、着脱可能に電気的、かつ、機械的に接続されている。具体的には、第一導電体131の端部には厚さ方向に貫通する孔が設けられており、当該孔にボルト194を挿通することができるものとなっている。一方、第二導電体132の接続部192には、厚さ方向に貫通する孔が設けられており、これに対応する位置にナット(図示せず)が固定されている。第一導電体131に刺し通されたボルト194を第二導電体132に固定されているナットにねじ込むことで、第一導電体131と第二導電体132とは締結され、電気的、かつ、機械的に接続される。
また本実施の形態の場合、蓄電装置100は、第四導電体134を備えている。第四導電体134は、他方の電極端子112(本実施の形態の場合、負極側の電極端子112)と第三導電体133とを電気的に接続し、筐体111から他方の電極端子112よりも離れた位置に第三導電体133を機械的に保持する導電性の部材である。本実施の形態の場合、第四導電体134は、導電性と剛性とを兼ね備えた板状のバスバーを厚さ方向に折曲加工することにより形成されている。具体的には第四導電体134は、第二導電体132と同様の形状、構造となっている。
第三導電体133と第四導電体134とは、着脱可能に電気的、かつ、機械的に接続されている。第三導電体133と第四導電体134との具体的な取り付け態様は、第一導電体131と第二導電体132の取り付け態様と同様である。
第一外部電極161は、外装体102の外側に取り付けられ、電池101の表面に沿って電極端子112から離れた位置に配置される電極である。本実施の形態の場合、第一外部電極161は、第一導電体131と電気的に接続され外装体102に貫通状に配置される導電性の部材であり、電池101に対し充電し、また、電池101から電力を供給するために外部の機器と電気的に接続される部材である。本実施の形態の場合、第一外部電極161は、第一導電体131の端部に機械的に接続されており、また、蓋体122に貫通状態で配置され、機械的に接続されている。
第二外部電極162は、外装体102の外側に取り付けられ、電池101の表面に沿って他の電極端子112から離れた位置に配置される電極である。本実施の形態の場合、第二外部電極162は、第三導電体133と電気的に接続され外装体102に貫通状に配置される導電性の部材であり、電池101に対し充電し、また、電池101から電力を供給するために外部の機器と電気的に接続される部材である。本実施の形態の場合、第二外部電極162は、第三導電体133の端部に機械的に接続されており、また、蓋体122貫通状態で配置され、機械的に接続されている。
さらに、本実施の形態の場合、図3に示すように、第一導電体131が接続される電極端子112と第三導電体133が接続される電極端子112との距離より、第一外部電極161と第二外部電極162との距離が長くなるように第一外部電極161と第二外部電極162とが配置されている。つまり、第一導電体131と第二導電体132とは、一方に対して他方が傾斜する非平行状態で配置されている。
このような配置をすることにより、第一外部電極161、および、第二外部電極162と他の単電池110の電極端子とバスバーで接続される電極端子112との空間距離を長くすることができ、また、絶縁部材の配置を容易にすることができる。また、第一導電体131と第二導電体132とで挟まれる空間の面積を広くすることができ、電気機器104を第一導電体131と第二導電体132との間に容易に配置することができる。
電気機器104は、導電体103に接続される機器である。本実施の形態の場合、電気機器104は、電池101の状態を取得し、監視し、制御することのできる電子的、電気的な機器である。具体的には前述したとおり、例えば、電気機器104としては、電池101への充電や電池101からの放電を遮断するリレー141や、充電や放電状態を電流(電圧)で監視するためのシャント抵抗142、シャント抵抗142の両端部間の電圧を監視し、リレー141のオン、オフを制御し、他の機器と通信を行う制御回路が設けられた制御基板(図示せず)を挙示することができる。
本実施の形態の場合、図1に示すように、外装体本体121と着脱可能な蓋体122は、電気機器104と、第一導電体131と、第三導電体133とが取り付けられている。蓋体122はさらに、外方に向かって膨出する膨出部123を備えている。膨出部123は、内方に電気機器104を収容する蓋体122の部分である。また、蓋体122に機械的に取り付けられる第一外部電極161、および、第二外部電極162は、膨出部123よりも突出しない状態で膨出部の側方に配置されている。さらに、第一外部電極161と第二外部電極162とは、膨出部123の切り欠かれた部分である切欠部124に配置され、膨出部123に2方を囲まれた状態で配置されている。これにより、第一外部電極161と第二外部電極162とを膨出部123により物理的な衝撃などから保護することが可能となる。
また、膨出部123の側壁には、内方に窪んだ凹陥部125が設けられており、凹陥部125に電気機器104に接続されるコネクタ144が設けられている。これにより、コネクタ144を膨出部123により物理的な衝撃などから保護することが可能となる。
さらに、膨出部123には、膨出部123を開放することができる着脱自在なカバー部材126が取り付けられている。
膨出部123に取り付けられるカバー部材126を取り外すことにより、リレー141やシャント抵抗142や制御基板(図示せず)に容易にアクセスすることができ、調整作業の容易化を図ることが可能となる。また、第一導電体131と第二導電体132との接続部分や、第三導電体133と第四導電体134との接続部分を露出させることができ、事前に第一導電体131、第三導電体133、電気機器104を蓋体122に取り付けた後、蓋体122を外装体本体121に取り付け、露出した接続部分にボルト等を取り付けて第一導電体131と第二導電体132とを締結し、第三導電体133と第四導電体134とを締結することが可能となる。
以上のようにすることで、蓄電装置100を組み立てる際に、電池101(特に弁の部分)に部品が落下したり接触したりする不具合を可及的に回避することができ歩留まりを向上させることが可能となる。
また、防護壁151を回避することなく導電体103を単純な態様で配置しているため、電池101の上方の空間を小さくすることができ、延いては蓄電装置100全体の体積を小さく抑えることが可能となる。
さらに、防護壁151が電池101に対して非対称な状態で配置されているため、導電体103などを電池101に取り付ける場合に、極性を間違える不具合を回避することができる。
なお、本願発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本明細書において記載した構成要素を任意に組み合わせて、また、構成要素のいくつかを除外して実現される別の実施の形態を本願発明の実施の形態としてもよい。また、上記実施の形態に対して本願発明の主旨、すなわち、請求の範囲に記載される文言が示す意味を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例も本願発明に含まれる。
例えば、第二導電体132や第四導電体134の形状は、図5に示すような側面視コ字(C字)形状ばかりでなく、側面視Z字形状や、側面視閉じた矩形の環状でもかまわない。
また、第二導電体132(第四導電体134)を側面視コ字状、または、C字状の剛体として説明しているが、特にこれに限定されるわけではない。また、第二導電体132と、筐体111との間に、絶縁部材があるとより好ましい。第二導電体132が電極端子112の横方向まで延びることで、筐体111と第二導電体132との短絡が起こる可能性を低くすることができる。
また、蓄電素子として電池101を例示したが、電池ばかりでなくキャパシタなども蓄電素子に含まれる。
本明細書、および、特許請求の範囲において、剛性がある(剛体)とは、自重に耐えることができる程度の剛性、またはそれ以上のものとして記載している。
本願発明は、例えば人や物を輸送する輸送用機器に搭載される電力供給用の蓄電装置として利用可能であり、特に、輸送用機器の制御機器などに電力を供給する蓄電装置に利用可能である。
100 蓄電装置
101 電池
102 外装体
103 導電体
104 電気機器
105 規制体
110 単電池
111 筐体
112 電極端子
113 バスバー
114 安全弁
121 外装体本体
122 蓋体
123 膨出部
124 切欠部
125 凹陥部
126 カバー部材
131 第一導電体
132 第二導電体
133 第三導電体
134 第四導電体
141 リレー
142 シャント抵抗
144 コネクタ
151 防護壁
152 貫通孔
161 第一外部電極
162 第二外部電極
191 延在部
192 接続部
193 立壁部
194 ボルト

Claims (9)

  1. 電極端子、および、安全弁が設けられた筐体有する蓄電素子と、
    前記蓄電素子を収容する外装体と、
    前記安全弁の周縁空間に、前記安全弁が設けられている前記筐体の面と交差する方向に沿って配置される一部が切り欠かれた防護壁と
    前記電極端子に電気的に接続され、前記防護壁の切り欠かれた部分にまで延在する導電体と
    を備える蓄電装置。
  2. さらに、
    前記外装体の内方に配置され前記蓄電素子の位置を規制し、前記蓄電素子の前記安全弁に対向する位置に貫通孔を有する規制体
    を備える請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記防護壁は、前記安全弁に対向する位置に存在しないように配置される
    請求項1または2に記載の蓄電装置。
  4. 前記防護壁は、前記安全弁に対向する位置に存在するように配置される
    請求項1または2に記載の蓄電装置。
  5. 前記導電体は、
    前記防護壁を越えるように延在する第一導電体と、
    前記電極端子と前記第一導電体とを電気的に接続する第二導電体とを備える
    請求項1〜のいずれか1項に記載の蓄電装置。
  6. 前記第二導電体は、安全弁の上方に延在する
    請求項に記載の蓄電装置。
  7. 前記第二導電体は、前記電極端子の位置から前記安全弁の周縁近傍にまで延在する
    請求項またはに記載の蓄電装置。
  8. さらに、
    前記第一導電体と電気的に接続され前記外装体に取り付けられる第一外部電極と、
    前記第一外部電極と前記電極端子との間に配置され、前記第一導電体に接続される電気機器と
    を備える請求項のいずれか1項に記載の蓄電装置。
  9. 前記蓄電素子は、複数の単電池で構成されており、
    それぞれの前記単電池は、隣り合う単電池の一方の前記単電池の正極の前記電極端子と他方の前記単電池の負極の前記電極端子とが隣り合うように配置され、隣り合う正極の前記電極端子と負極の前記電極端子とが接続されて電気的に直列接続されている
    請求項1〜のいずれか1項に記載の蓄電装置。
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