JP6106797B1 - 食品添加物表示及び原価計算システム - Google Patents
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Abstract
Description
盛り付ける食材が増えれば、食品添加物も増えていき、ラベルを作成するのに手間がかかり、また、表記間違いも多くなる。
例えば、食品添加物は、同一物質でも違う名称のものが存在する。クルクミン、ターメリック色素、ウコンなどは、名称は異なるが、同一物質である。ハンバーグではクルクミン、コロッケではターメリック色素と表示されており、食材としてハンバーグとコロッケとを用いた場合、食品添加物のラベルを作成する際に、これらは同じ物資であるにもかかわらず、併記して表記してしまうことがある。
図12には、一部の添加物の正式名称(添加物名欄)と、それの別名及び簡略名が示されており、このように数種類の呼び名が存在する添加物は数多くある。
このように、食品添加物の表記に不慣れな人には分かりづらいものがあり、ラベルを作成するのは容易ではない。
食品添加物の表示は、包装用容器に貼付するラベルとして印刷することができる。ラベルには、食品添加物の他、製品名(幕の内弁当など)、原材料名、アレルギー、栄養成分、価格、製造年月日時、消費期限なども表記することもできる。
中央処理部1、記憶部2、入力手段3、表示手段4としては、例えば、市販のパーソナルコンピュータを用いることができる。また、中央処理部1、記憶部2、入力手段3、表示手段4、印刷手段5を一体として形成した装置とすることもできる。
本実施形態では、本システムの使用者は、モニタなどの表示手段4に、図2に示すような原材料入力画面6を表示させ、キーボードなどの入力手段3により、盛り付ける食材の原材料名、その原材料の原価、その原材料に含まれる食品添加物などを入力し、原材料情報記憶マスタ21に記憶させる。
「とんかつ」は、原価500円で、ヒレカツ35gが1袋あたり10枚入りとする。この場合、図2に示すように、原材料名欄6aに「とんかつ」、原材料の原価として単位原価欄6bに「500」(円)と入力する。また、実質量欄6cに「10」と入力し、単位欄6dにおいて「枚」を選択する。
本実施形態では、この他にも、原材料の分類、詳細、重量(g)、仕入先名、エネルギー(kcal)、たんぱく質(g)、脂質(g)、炭水化物(g)、ナトリウム(mg)、食塩相当量(g)、飽和脂肪酸(g)、食物繊維(g)などを入力することができるようにしてある。
本実施形態では、原材料入力画面6の「添加物」ボタン6eをクリックすることにより、図3に示すような添加物入力画面7に移行できるようにしてある。添加物入力画面7には、添加物情報記憶マスタ22に予め記憶されている食品添加物名の一覧及びその用途が表示される添加物表示欄7aが設けてあり、その中から「とんかつ」に含まれる食品添加物を選択してクリックし、クリックされたものが抽出され、添加物選択欄7bに表示される。
図3には、添加物選択欄7bに食品添加物として「調味料(アミノ酸等)」、「リン酸Na」、「着色料(ターメリック)」などを選択した場合が例示されている。
添加物入力画面7には、アレルギー物質を選択して抽出するアレルギー物質選択欄7cを設けることもできる。アレルギー物質としては、牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉などを表示できるようにしてある。また、添加物の重量登録欄7eを設けることもでき、含まれる食品添加物の重量を入力できるようにしてある。
このようにして、他の原材料、例えば、ハンバーグ、コロッケ、チキン南蛮、唐揚、シューマイ、玉子焼き、餃子、ポテトサラダ、ウィンナーなどについても入力し、各原材料情報を原材料情報記憶マスタ21に記憶させる。
例えば、予定売価480円で値入率が50%の「シーピー特製弁当」を作成する場合、メニュー名欄8aに「シーピー特製弁当」、予定売価(税抜)欄8bに「480」(円)、予定値入率欄8cに「50」(%)と入力手段3を用いて入力する。そして、予定原価欄8dには、予定売価と値入率から計算されたメニューの原価が表示される。上記例では、予定売価と値入率とを掛け合せた値から、「240」(円)として表示される。
例えば、原材料名欄8eをクリックし、原材料情報記憶マスタ21に記憶された原材料名の一覧がプルダウン表示され、その中からメニューに使用する原材料を選択する。
図4には、原材料として「ハンバーグ」を選択し、その使用量を「3/3」(個)、原材料として「コロッケ」を選択し、その使用量を「1/3」(個)、原材料として「シューマイ」を選択し、その使用量を「1」(個)とした場合が例示されている。
原材料表示欄8hから選択した原材料を削除する場合は、「削除」ボタン8iをクリックする。
このようにして、使用する原材料を原材料表示欄8hに登録していくと、原材料表示欄8hに表示された原材料の各使用原価を合算した使用原価合計が使用原価合計欄8jに表示され、予定原価までの差額が「予定原価まで」欄8kに表示される。
また、原価情報入力・原価計算画面8には、栄養成分表示欄8mが設けることができ、栄養成分表示欄8mには、メニューのエネルギー量や各栄養成分の含有量が表示されるため、この値を目安に低カロリーなメニューを作成することもできる。
リスト9には、原材料名の他、各原材料の使用量、原価、重量などが表示され、添加物欄9aには、このメニューに含まれる添加物の一覧が表示される。また、栄養成分、アレルギー一覧も表示することができる。この際、食品添加物の選定名が表示され、また、重複する食品添加物は一つに集約されて表示される。
リスト9から包装用容器などに貼付するラベルを作成でき、ラベル作成の基となる一覧は、リスト9を表示する画面の「CSV変換」ボタンをクリックすることで行うことができ、該画面の「転記」ボタンをクリックすることで、任意のリストの出力ができる。
例えば、原材料として「ハンバーグ」、「コロッケ」、「とんかつ」などを選択した場合、リストの添加物欄には以下のようにして食品添加物が表示される。
「ハンバーグ」には、食品添加物としてクルクミンが含まれ、「コロッケ」には、食品添加物としてターメリック色素が含まれ、「とんかつ」には、食品添加物としてウコンが含まれており、これら食品添加物の名称は異なるが同一物質である。
添加物情報記憶マスタ22には、例えば、添加物情報として、図7に示すように、現在知られているあらゆる食品添加物の正式名称(図7では添加物名欄に記載)とその別名、簡略名、類別名、用途などが記憶されている。本システムにおいて、食品添加物名として表記する選定名は、図7において、システム使用名称欄に示されている。選定名は、特に限定するものではないが、予め選定しておき添加物情報記憶マスタ22に記憶させておくことや、システム管理者又はシステム利用者などが選定して添加物情報記憶マスタ22に記憶させておくことができる。例えば、選定名として類別名を選定するかをシステム管理者又はシステム利用者などが選択できるようにしてもよい。
選定名としては、特に限定するものではないが、正式名称、別名、簡略名、類別名のなかからもっとも短い名称を選んだり、使い慣れている名称を選んだりすることができる。
これら食品添加物を、添加物情報記憶マスタ22の添加物情報と照合すると、図8に示すように、クルクミン、ターメリック色素、ウコンの選定名は、いずれもウコンである。
また、メニューに原材料として「ハンバーグ」、「コロッケ」、「とんかつ」を使用する場合は、食品添加物として、クルクミン、ターメリック色素、ウコンを含むことになるが、これらの選定名はウコンであるので、これらはまとめてウコンと一つに集約されて表示される。
2記憶部
21原材料情報記憶マスタ
22添加物情報記憶マスタ
23選定名情報記憶マスタ
24集約情報記憶マスタ
3入力手段
4表示手段
5印刷手段
Claims (3)
- 原材料名と、該原材料の原価と、該原材料に含まれる食品添加物名と、を含む原材料情報を記憶する原材料情報記憶手段と、
食品添加物の正式名称と、該食品添加物の正式名称に対応する別名、簡略名類別名と、前記正式名称、前記別名、前記簡略名、前記類別名のいずれかから選定された選定名と、を含む添加物情報を記憶する添加物情報記憶手段と、
メニュー名と、該メニューに使用する原材料名と、該使用する原材料の使用量と、該メニューの予定売価と、該メニューの値入率と、を入力できる入力手段と、
入力したメニューの予定売価及び値入率から算出したメニューの予定原価と、入力したメニューに使用する原材料名を原材料情報記憶手段に照合し、原材料の原価を読み込み、メニューの予定原価と原材料の原価とから算出した差額を表示する表示手段と、
入力したメニューに使用する原材料に含まれる食品添加物を前記原材料情報記憶手段から読み込み、読み込まれた食品添加物名を前記添加物情報と照合し、食品添加物名を選定名に書き換えて選定名情報として記憶する選定名情報記憶手段と、
入力したメニューにおける食品添加物の選定名が重複するものを一つに集約した添加物集約情報を記憶する集約情報記憶手段と、
添加物集約情報を読み込み、入力したメニューに含まれる食品添加物の選定名を表示する表示手段と、
を備えた、食品添加物表示及び原価計算システム。 - コンピュータを用いて食品添加物表示及び原価計算をする方法であって、
メニュー名と、該メニューに使用する原材料名と、該使用する原材料の使用量と、該メニューの予定売価と、該メニューの値入率と、を該コンピュータに入力し、
該コンピュータが、
原材料名と、該原材料の原価と、該原材料に含まれる食品添加物名と、を含む原材料情報を記憶し、
食品添加物の正式名称と、該食品添加物の正式名称に対応する別名、簡略名、類別名と、前記正式名称、前記別名、前記簡略名、前記類別名のいずれかから選定された選定名と、を含む添加物情報を記憶し、
入力したメニューの予定売価及び値入率から算出したメニューの予定原価と、入力したメニューに使用する原材料名を原材料情報記憶手段に照合し、原材料の原価を読み込み、メニューの予定原価と原材料の原価とから算出した差額を表示し、
入力したメニューに使用する原材料に含まれる食品添加物を前記原材料情報記憶手段から読み込み、読み込まれた食品添加物名を前記添加物情報と照合し、食品添加物を選定名に書き換えて選定名情報として記憶し、
入力したメニューにおける食品添加物の選定名が重複するものを一つに集約した添加物集約情報を記憶し、
添加物集約情報から読み込み、入力したメニューに含まれる食品添加物の選定名を表示する、
ことを実行する食品添加物表示及び原価計算方法。 - 食品添加物表示及び原価計算システムに搭載されるコンピュータを、
原材料名と、該原材料の原価と、該原材料に含まれる食品添加物名と、を含む原材料情報を記憶する原材料情報記憶手段と、
食品添加物名の正式名称と、該食品添加物の正式名称に対応する別名、簡略名、類別名と、前記正式名称、前記別名、前記簡略名、前記類別名のいずれかから選定された選定名と、を含む添加物情報を記憶する添加物情報記憶手段と、
メニュー名と、該メニューに使用する原材料と、該使用する原材料の使用量と、該メニューの予定売価と、該メニューの値入率と、を入力できる入力手段と、
入力したメニューの予定売価及び値入率から算出したメニューの予定原価と、入力したメニューに使用する原材料を原材料情報記憶手段に照合し、原材料の原価を読み込み、メニューの予定原価と原材料の原価とから算出した差額を表示する表示手段と、
入力したメニューに使用する原材料に含まれる食品添加物を前記原材料情報記憶手段から読み込み、読み込まれた食品添加物名を前記添加物情報と照合し、食品添加物を選定名に書き換えて選定名情報として記憶する選定名情報記憶手段と、
入力したメニューに含まれる食品添加物の選定名が重複するものを一つに集約した添加物集約情報を記憶する集約情報記憶手段と、
添加物集約情報から読み込み、入力したメニューに含まれる食品添加物の選定名を表示する表示手段と、
して機能させることを特徴とする、食品添加物表示及び原価計算プログラム。
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JP2016201520A JP6106797B1 (ja) | 2016-10-13 | 2016-10-13 | 食品添加物表示及び原価計算システム |
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JP2016201520A Active JP6106797B1 (ja) | 2016-10-13 | 2016-10-13 | 食品添加物表示及び原価計算システム |
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---|---|---|---|---|
JPH10187816A (ja) * | 1996-12-20 | 1998-07-21 | Hiroshi Hatanaka | 料理店等における料理材料管理方法及びその装置並びに該装置に用いられる材料管理記録媒体 |
JPH10316122A (ja) * | 1997-05-16 | 1998-12-02 | Ishida Co Ltd | ラベル発行方法および装置 |
JP2002183419A (ja) * | 2000-12-08 | 2002-06-28 | Nec Corp | 粗利シミュレーション支援システム、方法、及び記録媒体 |
JP2011016300A (ja) * | 2009-07-09 | 2011-01-27 | Teraoka Seiko Co Ltd | ラベル発行装置 |
JP2011128886A (ja) * | 2009-12-17 | 2011-06-30 | Ganko Food Service Co Ltd | 飲食店の提供メニュー原価計算装置 |
-
2016
- 2016-10-13 JP JP2016201520A patent/JP6106797B1/ja active Active
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