JP6106285B2 - 衛星レーダー干渉度のイオン歪み補正方法及びその装置 - Google Patents

衛星レーダー干渉度のイオン歪み補正方法及びその装置 Download PDF

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Description

本発明は、衛星レーダー干渉度のイオン歪みの補正方法及びその装置に関するものであって、より詳しくは、衛星レーダー干渉度のイオン層歪みの位相とMAI干渉度の位相が線形関係であることを用いて衛星レーダーの画像に現れるイオン層歪みの現象をより効果的に除去するための方法及びその装置に関するものである。
近年開発された衛星レーダー干渉技法(Interferometric Synthetic Aperture Radar;InSAR)は、二次元的に数十km2以上の広い地域で数cm乃至数mm程度の測定敏感度を持って地表変位を観測するのに成功的に用いられてきた技術である。
過去15年間でレーダー干渉技法は地震、火山、氷河、山崩れ、地下水ポンプ、埋立地沈下、廃鉱山沈下等に活用されてきた。このようなレーダー干渉技法によって生成されるデータをレーダー干渉度というが、これからアンテナの観測方向(line−of−sight;LOS)に精密地表変位を観測することができる。
しかし、このような技術は、単に観測方向への一次元の地表変位のみを観測することができるため、地震活動、火山噴出、山崩れ、氷河移動等において地表変位のメカニズムを立体的に分析するのに限界があった。これによって、多くの研究者はこのようなデメリットを克服するために、二次元又は三次元の地表変位を観測するための研究を活発に行ってきた。
その例として、経路(path)の異なる多数枚の画像からレーダー干渉技法を用いてground range方向と地表の垂直方向の地表変位を決定する方法が知られているが、これは飛行方向への地表変位を観測することができないというデメリットを持っていた。
また、二つの画像又は様々な画像間の相関係数を用いる方法が提案され、三次元の地表変位を観測するのに広く用いられていたが、これは測定された地表変位の精度が非常に低いため、数十cm以上の地表変位にのみ適用できることができた。
反面、最近開発された飛行方向への地表変位の観測精度を向上させるMAI(multiple aperture SAR interferometry)技法は、split−beam InSAR処理を介してforward−looking干渉度とbackward−looking干渉度を製作し、この二つの異なる二つの干渉度からMAI干渉度を生成する。このような方法は、相関係数を用いる方法に比べて精度が非常に高く、ERS SARの衛星画像を用いる場合、0.6のコヒーレンス(coherence)で約8cmの精度に飛行方向の地表変位を観測することができることが知られている。また、ALOS PALSARの衛星画像を用いる場合、三次元の地表変位を東の方と垂直方向にそれぞれ約2cmの精度に、北の方に約4cm以下の精度に観測できることが知られている。
これによって、韓国登録特許第10−1111689号「三次元の地表変位抽出方法及びその装置」では、衛星レーダー干渉度とMAI干渉度を用いて視線方向の地表変位と飛行方向の地表変位を抽出し、これらの地表変位から三次元の地表変位を精密に抽出する技術を提示する。
しかし、前記先行技術は、衛星レーダー干渉度を用いて精密な地表変位を観測することができるというメリットはあるが、時に応じて衛星レーダー干渉度がイオン層の変化によってストライプ効果等のような深刻な歪みを有し得るというデメリットがある。即ち、前記先行技術は、MAI資料を製作する段階でフラットアース(Flat earth)位相と高度位相を除去し、整合誤差により生じる残余の位相を除去して、精度を高めようとする努力を提案したが、イオン層の変化による歪み効果を根本的には解決できていない。
このような衛星レーダー干渉度に現れる歪みは補正されなければならないが、これまでは精度の問題のため、イオン層の歪みを効率的に除去することができる技法が開発できていない。
従って、このような衛星レーダー干渉度に現れるイオン層歪みの現象を補正すると共に、精度を満たすことができる方法が要求される。
本発明は、衛星レーダー干渉度を用いて精密な地表変位を観測しようとすることを目的とする。
本発明は、地球のイオン層の変化によって衛星レーダー干渉度に現れるイオン歪みの現象を補正しようとすることを目的とする。
本発明は、精度のため衛星レーダー干渉度のイオン層の歪みを除去することができなかった問題を解決しようとすることを目的とする。
本発明は、イオン歪みの現象を補正した衛星レーダー干渉度を地震及び火山による地表変位観測、山崩れ観測、樹木高度観測、地盤沈下観測等のような多様な災害分野に活用しようとすることを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明の一実施例による衛星レーダー干渉度のイオン歪み補正方法は、MAI干渉度の製作段階、変換MAI干渉度の製作段階、イオン歪み干渉度の製作段階及び補正された衛星レーダー干渉度の獲得段階を含む。
前記MAI干渉度の製作段階は、SAR(Synthetic Aperture Radar)衛星レーダー干渉度を用いて、MAI(multiple aperture SAR interferometry)干渉度を製作する。前記変換MAI干渉度の製作段階は、前記MAI干渉度の位相を用いて、イオン層歪みの位相の方位方向の微分値を示す変換MAI干渉度を製作する。前記イオン歪み干渉度の製作段階は、前記変換MAI干渉度を用いてイオン歪み干渉度を製作する。前記補正された衛星レーダー干渉度の獲得段階は、前記衛星レーダー干渉度から前記製作されたイオン歪み干渉度を除去し、補正された衛星レーダー干渉度を獲得する。
また、本発明は、前記MAI干渉度の製作段階以降に前記衛星レーダー干渉度の位置と前記MAI干渉度の位置を整合するMAI干渉度の整合段階をさらに含む。
前記変換MAI干渉度の製作段階は、前記MAI干渉度の位相を前記衛星レーダー干渉度の位相に対する方位方向の微分値を用いて前記変換MAI干渉度の位相を製作する。
前記MAI干渉度の製作段階は、SARセンサーが一つの目標物を撮影した回数のうち、ビームの中心の前方で観測された回数のみを圧縮して前方観測のSAR画像を製作し、このような前方観測のSAR画像を二回観測して計算された位相差から製作された前方観測のレーダー干渉度と、SARセンサーが一つの目標物を撮影した回数のうち、ビームの中心の後方で観測された回数のみを圧縮して後方観測のSAR画像を製作し、このような後方観測のSAR画像を二回観測して計算された位相差から製作された後方観測のレーダー干渉度の位相差を用いて製作する。
前記イオン歪み干渉度を製作する段階は、変換MAI干渉度を方位方向に積分して製作し、前記衛星レーダー干渉度と前記イオン歪み干渉度との間に相関性を有するという仮定の下に決定される積分定数を用いて積分する。
前記イオン歪み干渉度を製作する段階は、積分定数を0と仮定し、初期のイオン歪み干渉度を製作する段階と、前記衛星レーダー干渉度と前記初期のイオン歪み干渉度の差から誤差干渉度を製作する段階と、前記方位方向に前記誤差干渉度の平均を求めて、距離方向による初期の積分定数を計算する段階と、前記初期の積分定数から不連続的な位置を見つけて補正の積分定数を計算する段階と、前記初期のイオン歪み干渉度に前記補正の積分定数を加える段階とを含む。
一方、本発明の一実施例による衛星レーダー干渉度のイオン歪み補正装置は、前方観測のレーダー干渉度の製作部、後方観測のレーダー干渉度の製作部、衛星レーダー干渉度の製作部、MAI干渉度の製作部、MAI干渉度の整合部、変換MAI干渉度の製作部、イオン歪み干渉度の製作部及び補正の衛星レーダー干渉度の獲得部を含む。
前記前方観測のレーダー干渉度の製作部は、SARセンサーが一つの目標物を撮影した回数のうち、ビームの中心の前方で観測された回数のみを圧縮して前方観測のSAR画像を製作し、このような前方観測のSAR画像を二回観測して計算された位相差から前記前方観測のレーダー干渉度を製作する。前記後方観測のレーダー干渉度の製作部は、SARセンサーが一つの目標物を撮影した回数のうち、ビームの中心の後方で観測された回数のみを圧縮して後方観測のSAR画像を製作し、このような後方観測のSAR画像を二回観測して計算された位相差から後方観測のレーダー干渉度を製作する。前記衛星レーダー干渉度の製作部は、前記前方観測のレーダー干渉度と前記後方観測のレーダー干渉度を製作する。前記MAI干渉度の製作部は、前記衛星レーダー干渉度の前方観測レーダー干渉度と後方観測レーダー干渉度との位相差を用いて、前記MAI干渉度を製作する。前記MAI干渉度の整合部は、前記衛星レーダー干渉度の位置を用いて前記衛星レーダー干渉度と前記MAI干渉度の位置を整合する。前記変換MAI干渉度の製作部は、前記MAI干渉度の位相を用いてイオン層歪みの位相の方位方向の微分値を示す変換MAI干渉度を製作する。前記イオン歪み干渉度の製作部は、前記変換MAI干渉度を方位方向に積分し、前記イオン歪み干渉度を製作する。前記補正の衛星レーダー干渉度の獲得部は、前記衛星レーダー干渉度から前記製作されたイオン歪み干渉度を除去し、補正の衛星レーダー干渉度を獲得する。
このとき、前記イオン歪み干渉度の製作部は、積分定数を0と仮定し、初期のイオン歪み干渉度を製作し、前記衛星レーダー干渉度と前記初期のイオン歪み干渉度の差から誤差干渉度を製作し、前記方位方向に前記誤差干渉度の平均を求めて、距離方向による初期の積分定数を計算し、前記初期の積分定数から不連続的な位置を見つけて補正の積分定数を計算し、前記初期のイオン歪み干渉度に前記補正の積分定数を加えることによって、前記イオン歪み干渉度を製作する。
本発明は、衛星レーダー干渉度を用いて精密な地表変位を観測することができるという効果がある。
本発明は、地球のイオン層の変化によって衛星レーダー干渉度に現れるイオン歪みの現象を補正することができるという効果がある。
本発明は、精度のため衛星レーダー干渉度のイオン層の歪みを除去することができなかった問題を解決することができるという効果がある。
本発明は、MAI干渉度の精密観測能力とMAI干渉度と衛星レーダー干渉度のイオン歪みとの間の関係を用いて、衛星レーダー干渉度に現れるイオン歪みの現象を補正することができるという効果がある。
本発明は、衛星レーダーの画像で最も大きな歪みが発生するイオン層の歪みを補正することによって、衛星レーダーの画像の活用性を高めることができるという効果がある。
本発明は、イオン歪みの現象を補正した衛星レーダー干渉度を地震及び火山による地表変位観測、山崩れ観測、樹木高度観測、地盤沈下観測等のような多様な災害分野に活用することによって、精度が向上した結果を得ることができるという効果がある。
本発明は、国家の衛星産業の拡大及び関連企業の活性化に寄与することができるという効果がある。
本発明による衛星レーダー干渉度のイオン歪み補正装置の概略的なブロック図である。 本発明による衛星レーダー干渉度のイオン歪み補正方法の全体のフローを示す図である。 本発明の一実施例による衛星レーダーの位相とMAIの位相の線形回帰分析を示す図である。 本発明の一実施例によるMAI干渉度と線形回帰分析を介して製作された変換MAI干渉度を示す図である。 本発明の一実施例で変換MAI干渉度から計算された初期の積分定数と補正の積分定数を示す図である。 本発明の一実施例で変換MAI干渉度から製作されたイオン歪み干渉度を示す図である。 本発明の一実施例でイオン歪みの補正前と後の衛星レーダー干渉度を示す図である。 本発明の一実施例による本特許で考案した方法によるイオン歪みの補正前と後の衛星レーダー干渉度とイオン歪み干渉度のフーリエ変換によるパワースペクトルを示す図である。
このような目的を達成するために、本発明の一実施例による衛星レーダー干渉度のイオン歪み補正方法は、MAI干渉度の製作段階、変換MAI干渉度の製作段階、イオン歪み干渉度の製作段階及び補正された衛星レーダー干渉度の獲得段階を含む。
前記MAI干渉度の製作段階は、 SAR(Synthetic Aperture Radar)衛星レーダー干渉度を用いて、MAI(multiple aperture SAR interferometry)干渉度を製作する。前記変換MAI干渉度の製作段階は、前記MAI干渉度の位相を用いて、イオン層歪みの位相の方位方向の微分値を示す変換MAI干渉度を製作する。前記イオン歪み干渉度の製作段階は、前記変換MAI干渉度を用いてイオン歪み干渉度を製作する。前記補正された衛星レーダー干渉度の獲得段階は、前記衛星レーダー干渉度から前記製作されたイオン歪み干渉度を除去し、補正された衛星レーダー干渉度を獲得する。
また、本発明は、前記MAI干渉度の製作段階以降に前記衛星レーダー干渉度の位置と前記MAI干渉度の位置を整合するMAI干渉度の整合段階をさらに含む。
前記変換MAI干渉度の製作段階は、前記MAI干渉度の位相を前記衛星レーダー干渉度の位相に対する方位方向の微分値を用いて前記変換MAI干渉度の位相を製作する。
前記MAI干渉度の製作段階は、SARセンサーが一つの目標物を撮影した回数のうち、ビームの中心の前方で観測された回数のみを圧縮して前方観測のSAR画像を製作し、このような前方観測のSAR画像を二回観測して計算された位相差から製作された前方観測のレーダー干渉度と、SARセンサーが一つの目標物を撮影した回数のうち、ビームの中心の後方で観測された回数のみを圧縮して後方観測のSAR画像を製作し、このような後方観測のSAR画像を二回観測して計算された位相差から製作された後方観測のレーダー干渉度の位相差を用いて製作する。
前記イオン歪み干渉度を製作する段階は、変換MAI干渉度を方位方向に積分して製作し、前記衛星レーダー干渉度と前記イオン歪み干渉度との間に相関性を有するという仮定の下に決定される積分定数を用いて積分する。
前記イオン歪み干渉度を製作する段階は、積分定数を0と仮定し、初期のイオン歪み干渉度を製作する段階と、前記衛星レーダー干渉度と前記初期のイオン歪み干渉度の差から誤差干渉度を製作する段階と、前記方位方向に前記誤差干渉度の平均を求めて、距離方向による初期の積分定数を計算する段階と、前記初期の積分定数から不連続的な位置を見つけて補正の積分定数を計算する段階と、前記初期のイオン歪み干渉度に前記補正の積分定数を加える段階とを含む。
一方、本発明の一実施例による衛星レーダー干渉度のイオン歪み補正装置は、前方観測のレーダー干渉度の製作部、後方観測のレーダー干渉度の製作部、衛星レーダー干渉度の製作部、MAI干渉度の製作部、MAI干渉度の整合部、変換MAI干渉度の製作部、イオン歪み干渉度の製作部及び補正の衛星レーダー干渉度の獲得部を含む。
前記前方観測のレーダー干渉度の製作部は、SARセンサーが一つの目標物を撮影した回数のうち、ビームの中心の前方で観測された回数のみを圧縮して前方観測のSAR画像を製作し、このような前方観測のSAR画像を二回観測して計算された位相差から前記前方観測のレーダー干渉度を製作する。前記後方観測のレーダー干渉度の製作部は、SARセンサーが一つの目標物を撮影した回数のうち、ビームの中心の後方で観測された回数のみを圧縮して後方観測のSAR画像を製作し、このような後方観測のSAR画像の二回観測して計算された位相差から後方観測のレーダー干渉度を製作する。前記衛星レーダー干渉度の製作部は、前記前方観測のレーダー干渉度と前記後方観測のレーダー干渉度を製作する。前記MAI干渉度の製作部は、前記衛星レーダー干渉度の前方観測のレーダー干渉度と後方観測のレーダー干渉度の位相差を用いて、前記MAI干渉度を製作する。前記MAI干渉度の整合部は、前記衛星レーダー干渉度の位置を用いて前記衛星レーダー干渉度と前記MAI干渉度の位置を整合する。前記変換MAI干渉度の製作部は、前記MAI干渉度の位相を用いてイオン層歪みの位相の方位方向の微分値を示す変換MAI干渉度を製作する。前記イオン歪み干渉度の製作部は、前記変換MAI干渉度を方位方向に積分し、前記イオン歪み干渉度を製作する。前記補正衛星レーダー干渉度の獲得部は、前記衛星レーダー干渉度から前記製作されたイオン歪み干渉度を除去し、補正の衛星レーダー干渉度を獲得する。
このとき、前記イオン歪み干渉度の製作部は、積分定数を0と仮定し、初期のイオン歪み干渉度を製作し、前記衛星レーダー干渉度と前記初期のイオン歪み干渉度の差から誤差干渉度を製作し、前記方位方向に前記誤差干渉度の平均を求めて、距離方向による初期の積分定数を計算し、前記初期の積分定数から不連続的な位置を見つけ、補正の積分定数を計算し、前記初期のイオン歪み干渉度に前記補正の積分定数を加えることによって、前記イオン歪み干渉度を製作する。
本明細書及び請求範囲に使用された用語や単語は、通常的且つ辞典的な意味に限定して解釈されてはならず、発明者は自分の発明を最も最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義することができるという原則に基づき、本発明の技術的思想に符合する意味と概念と解釈されなければならない。
従って、本明細書に記載された実施例と図面に図示された構成は、本発明の最も好ましい一実施例に過ぎないだけであり、本発明の技術的思想を全て代弁するものではないので、本出願時点においてこれらに代替することができる多様な均等物と変形例があり得るということを理解しなければならない。
本出願で使用した用語は、単に特定の実施例を説明するために使用されたものであって、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は文脈上明白に異なって意味しない限り、複数の表現を含む。本出願において、「含む」または「有する」等の用語は、明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在するということを指定するものであって、一つまたはそれ以上の異なる特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものの存在または付加の可能性を予め排除しないことが理解されなければならない。
先ず、本発明で取り扱うMAI(multiple aperture SAR interferometry)技法について一般的な特性を定義すると、MAI技法は最近開発された飛行方向への地表変位の観測精度を向上させる技法であって、split−beam InSAR処理を介してforward−looking干渉度とbackward−looking干渉度を製作し、この二つの異なる二つの干渉度からMAI干渉度を生成する。このような方法は、相関係数を用いる方法に比べて精度が非常に高く、ERS SARの衛星画像を用いる場合、0.6のコヒーレンス(coherence)で約8cmの精度に飛行方向の地表変位を観測することができることが知られている。また、ALOS PALSARの衛星画像を用いる場合、三次元の地表変位を東の方と垂直方向にそれぞれ約2cmの精度に、北の方に約4cm以下の精度に観測できることが知られている。
以下の説明は、添付図を参考として本発明をより詳しく説明する。
図1は、本発明による衛星レーダー干渉度のイオン歪み補正装置の概略的なブロック図である。
本発明の衛星レーダー干渉度のイオン歪み補正装置は、前方観測のレーダー干渉度の製作部111、後方観測のレーダー干渉度の製作部112、衛星レーダー干渉度の製作部110、MAI干渉度の製作部120、MAI干渉度の整合部130、変換MAI干渉度の製作部140、イオン歪み干渉度の製作部150及び補正の衛星レーダー干渉度の獲得部160を含む。
先ず、衛星レーダー干渉度の製作部110は、前方観測のレーダー干渉度の製作部111と後方観測のレーダー干渉度の製作部112とを含む。
さらに詳細な説明に先だって、SAR(Synthetic Aperture Radar)画像は、センサーでマイクロ波を照射して受け、一つの目標物を数千回撮影し、これを圧縮して製作された高解像のレーダー画像である。SAR画像は、大きさ(magnitude)と位相(phase)を有する複素数からなっており、大きさは地表の反射度を意味し、位相はサインやコサイン曲線の一周期で表されることを意味する。衛星レーダー干渉度は、このようなSAR画像を二回観測してSAR画像の位相差から製作されたデータであり、このような衛星レーダー干渉度の製作方法は、本発明が属する分野ではよく知られている技術である。
よって、前方観測のレーダー干渉度の製作部111は、SARセンサーが一つの目標物を撮影した回数のうち、ビームの中心の前方で観測された回数のみを圧縮して前方観測のSAR画像を製作し、このような前方観測のSAR画像を二回観測して計算された位相差(phase difference)から前方観測のレーダー干渉度を製作する。
後方観測のレーダー干渉度の製作部112は、前記前方観測のレーダー干渉度の製作と同じ方式で、SARセンサーが一つの目標物を撮影した回数のうち、ビームの中心の後方で観測された回数のみを圧縮して後方観測のSAR画像を製作し、このような後方観測のSAR画像を二回観測して計算された位相差(phase difference)から後方観測のレーダー干渉度を製作する。
MAI干渉度の製作部120は、前方観測のレーダー干渉度の製作部111で製作された前方観測のレーダー干渉度と後方観測のレーダー干渉度の製作部1120で製作された後方観測のレーダー干渉度の位相差を計算し、MAI干渉度を製作する。前記MAI干渉度は、飛行方向への地表変位または物体の速度を観測するのに使用し、MAI干渉度の製作に関するさらに詳細な説明は、公知の技術である韓国登録特許第10−1111689号を参照するようにする。
MAI干渉度の整合部130は、前記衛星レーダー干渉度の位置を用いて前記衛星レーダー干渉度と前記MAI干渉度の位置を整合することになるが、これは、領域基盤のマッチング技法によりなり、本発明が属する分野では非常によく知られている技術で、以下説明は省略することとする。
変換MAI干渉度の製作部140は、前記MAI干渉度の位相を前記衛星レーダー干渉度の位相に対する方位方向の微分値を用いて前記変換MAI干渉度の位相を製作する。変換MAI干渉度は、イオン層歪みの位相の方位方向の微分値を意味するものであって、以下図2のフロー図を参照して説明するとき、数式とともにさらに詳しく説明することとする。
イオン歪み干渉度の製作部150は、変換MAI干渉度の製作部140で製作された変換MAI干渉度を方位方向に積分することによって、前記イオン歪み干渉度を製作する。前記イオン歪み干渉度は、イオン層歪みの位相のみを有する衛星レーダー干渉度を意味するものであって、以下図2のフロー図を参照して説明するとき、数式とともにさらに詳しく説明することとする。
補正の衛星レーダー干渉度の獲得部160は、前記衛星レーダー干渉度から前記製作されたイオン歪み干渉度を除去することによって、補正の衛星レーダー干渉度を獲得する。
図2は、本発明による衛星レーダー干渉度のイオン歪み補正方法の全体のフローを示す図であって、以下添付された図面を参照して各段階についてより詳しく説明する。説明の便宜のために、番号を付けて説明することとする。
1.MAI干渉度の製作段階<S210>
段階210は、前方観測のレーダー干渉度と後方観測のレーダー干渉度からMAI干渉度を製作する。
SAR(Synthetic Aperture Radar)画像は、センサーでマイクロ波を照射して受け、一つの目標物を数千回撮影し、これを圧縮して製作された高解像のレーダー画像である。SAR画像は、大きさ(magnitude)と位相(phase)を有する複素数からなっており、大きさは地表の反射度を意味し、位相はサインやコサイン曲線の一周期で表されることを意味する。
衛星レーダー干渉度は、このようなSAR画像を二回観測してSAR画像の位相差から製作されたデータであり、このようなレーダー干渉度の製作方法は、本発明が属する分野ではよく知られている技術である。
従って、前方観測のレーダー干渉度は、前方観測のレーダー製作部111でSARセンサーが一つの目標物を撮影した回数のうち、ビームの中心の前方で観測された回数のみを圧縮して前方観測のSAR画像を製作し、このような前方SAR画像を二回観測して計算された位相差(phase difference)からデータを製作する。反面、後方観測のレーダー干渉度は、後方観測のレーダーの製作部112で、SARセンサーが一つの目標物を撮影した回数のうち、ビームの中心の後方で観測された回数のみを圧縮して後方観測のSAR画像を製作し、このような後方観測のSAR画像を二回観測して計算された位相差からデータを製作する。
MAI干渉度は、前方観測のレーダー干渉度と後方観測のレーダー干渉度の位相差を計算したもので、飛行方向への地表変位または物体の速度を観測するのに使用する。MAI干渉度の製作に関する説明は、公知の技術である韓国登録特許第10−1111689号により詳しく説明されているので、これを参照するようにし、以下説明は省略する。
2.MAI干渉度の整合段階<S220>
段階S220は、MAI干渉度の整合部130で衛星レーダー干渉度とMAI干渉度を整合する。このような整合は、衛星レーダー干渉度の位置を用いてMAI干渉度の位置を合わせる作業を行うが、これは領域基盤のマッチング技法によってなり、 本発明が属する分野ではよく知られている技術であって、以下説明は省略することとする。
3.変換MAI干渉度の製作段階<S230>
段階S230は、前記MAI干渉度の位相を用いてイオン層歪みの位相の方位方向の微分値を示す変換MAI干渉度を製作する。言い換えると、段階S230は、MAI干渉度の製作部120で製作されたMAI干渉度の位相
衛星レーダー干渉度の位相
に対する方位方向xの微分値
の間の線形関係を用いて、変換MAI干渉度の位相
製作する。
変換MAI干渉度は、イオン層歪みの位相の方位方向の微分値
を意味するもので、衛星レーダー干渉度に現れるイオン層歪みの位相
に対する方位方向の微分値は、下記の数式のように表すことができる。
[数式1]
ここで、αとβは未知数であり、xとrは方位方向(azimuth direction)と距離方向(range direction)を意味し、
は、スケールMAI干渉度の位相であって、下記数式のように表される。
[数式2]
ここで、nは斜視角の調整変数、λはレーダー波長、
はレーダーセンサーの飛行方向の長さである。
数式1のパラメータαとβは、理論的な数式によって求めることは不正確なため、衛星レーダー干渉度とMAI干渉度を用いて得られなければならない値である。
一般的に衛星レーダー干渉度は、対流層歪み位相、イオン層歪み位相、地表変位に関する位相、地表高度に関する位相等を含めているため、衛星レーダー干渉度が単にイオン層歪みの位相のみを有すると仮定できない。
しかし、衛星レーダー干渉度のうち、イオン層歪みの位相のみがMAI干渉度の位相と線形関係を有するため、衛星レーダー位相の方位方向の微分値とMAI位相のデータ数が多ければ、これらの間の線形回帰モデルからパラメータαとβを求めることができる。
図3は、本発明の一実施例でALOS PALSAR画像から製作された衛星レーダー干渉度の位相とMAI干渉度の位相の線形回帰分析の結果を示す。図3の横軸はスケールMAI干渉度の位相であり、縦軸は衛星レーダー干渉度の位相の方位方向の微分値である。このような線形回帰分析の結果で、αは−2.72×10−6と決定され、βは−1.07×10−5と決定された。このように決定されたパラメータαとβを用いて、数式1から変換MAI干渉度を求めることができる。図4は、本発明の一実施例でALOS PALSAR画像から製作されたMAI干渉度(図4a)と変換MAI干渉度(図4b)を示す。
4.イオン歪み干渉度の製作段階<S240>
段階S240は、イオン歪み干渉度の製作部150で段階S230から製作した変換MAI干渉度を方位方向に積分してイオン歪み干渉度を製作する段階である。ここで、イオン歪み干渉度は、イオン層歪みの位相のみを有する衛星レーダー干渉度を意味する。変換MAI干渉度は、衛星レーダー干渉度に現れるイオン層歪みの位相
に対する方位方向の微分値であるため、イオン歪み干渉度は、変換MAI干渉度を方位方向に積分すると、下記の数式のように計算できる。
[数式3]
しかし、変換MAI干渉度の積分は、距離方向への積分定数を要求する。このような積分定数の決定は、衛星レーダー干渉度とイオン歪み干渉度との間に相関性を有するという仮定の下に行われる。
これによって、変換MAI干渉度の積分は1)積分定数を0と仮定し、初期のイオン歪み干渉度を製作する段階と、2)衛星レーダー干渉度と初期のイオン歪み干渉度の差から誤差干渉度を製作する段階と、3)方位方向に誤差干渉度の平均を求めて、距離方向による初期の積分定数を計算する段階と、4)初期の積分定数から不連続的な位置を見つけて補正の積分定数を計算する段階と、5)初期のイオン歪み干渉度に補正の積分定数を加える段階を経てイオン歪み干渉度を製作する。
図5は、本発明の一実施例で変換MAI干渉度から計算された初期の積分定数と補正の積分定数を示す。図5のように初期の積分定数は、距離方向に応じて衛星レーダー干渉度とイオン歪み干渉度との間に有する相関性が比較的大きな差を見せるとき、不連続点を有するため、このような初期の積分定数を距離方向に微分し、不連続点に該当するピークを見つけて不連続点以前の資料を用いることによって、補正の積分定数を求めた。
図6は、本発明の一実施例で変換MAI干渉度から製作されたイオン歪み干渉度を示す。このようなイオン歪み干渉度は、斜め方向にストライプを示しており、これは衛星レーダー干渉度でよく現れる。このようなイオン歪みの現象は、正確に除去しなければ、事実上正確な地表を観測することが不可能である。従って、本発明は、このようなデメリットを克服するために案出された。
5.補正された衛星レーダー干渉度の獲得段階<S250>
段階S250は、衛星レーダー干渉度からイオン歪み干渉度の製作部150で製作されたイオン歪み干渉度を除去することによって、補正された衛星レーダー干渉度を獲得する。
言い換えると、段階S250で製作されたイオン歪み干渉度は、衛星レーダー干渉度に現れる様々な現象のうち、イオン歪みのみを有するため、衛星レーダー干渉度からイオン歪み干渉度を除去すると、補正の衛星レーダー干渉度の獲得部160からイオン歪みが補正された衛星レーダー干渉度を得ることができる。
図7は、本発明の一実施例でALOS PALSAR画像から得たイオン歪みの現象の補正前と後の衛星レーダー干渉度を示す。図7aは、イオン歪みの現象の補正前と後の衛星レーダー干渉度で、斜め方向のストライプを有していることを確認することができ、図6bは、イオン歪みの現象の補正後の衛星レーダー干渉度で、斜め方向のストライプが全て除去されたことを確認することができる。
図8は、本発明の一実施例でイオン歪みの補正前と後の衛星レーダー干渉度とイオン歪み干渉度のフーリエ変換によるパワースペクトルを示す。図8aは、イオン歪みの補正前の衛星レーダー干渉度のパワースペクトルで、斜線が見えるが、図8bはイオン歪みの補正後の衛星レーダー干渉度のパワースペクトルであって、斜線が見えない。これは、イオン歪みの補正がよくなされたことを示す。また、図8cは、イオン歪み干渉度のパワースペクトルで、図8aのパワースペクトルで見える斜線を有していることが分かるが、図8cのパワースペクトルに見える水平線は段階S240で変換MAI干渉度の積分が完璧ではないため現れた現象であると見ることができる。
以上の通り、本発明では具体的な構成要素等ような特定事項と限定された実施例及び図面により説明されているが、これは、本発明のより全般的な理解を助けるために提供されたものであるだけで、本発明は、前述した特定の実施例に限定されず、請求範囲で請求する本発明の要旨を外れることなく、当該発明が属する技術分野で通常の知識を有する者により多様な変形実施が可能なことは勿論であり、このような変形実施は本発明の技術的思想や見通しから個別的に理解されてはならない。
従って、本発明の思想は説明された実施例に限られて定められてはならず、後述する特許請求範囲だけでなく、この特許請求範囲と均等であるか、または等価的変形がある全てのものは本発明の思想の範疇に属するといえる。
本発明は、衛星レーダー干渉度のイオン歪み補正方法及びその装置に関するものであって、より詳しくは、衛星レーダー干渉度のイオン層歪みの位相とMAI干渉度の位相が線形関係であることを用いて、衛星レーダーの画像に現れるイオン層歪みの現象をより効果的に除去するための方法及びその装置に関するものである。
このため、本発明による衛星レーダー干渉度のイオン歪み補正方法は、 MAI干渉度の製作段階、MAI干渉度の整合段階、変換MAI干渉度の製作段階、イオン歪み干渉度の製作段階及び補正された衛星レーダー干渉度の獲得段階を含む。
一方、本発明による衛星レーダー干渉度のイオン歪み補正装置は、前方観測のレーダー干渉度の製作部、後方観測のレーダー干渉度の製作部、衛星レーダー干渉度の製作部、MAI干渉度の製作部、MAI干渉度の整合部、変換MAI干渉度の製作部、イオン歪み干渉度の製作部及び補正の衛星レーダー干渉度の獲得部を含む。
本発明は、現在まで衛星レーダー干渉度に現れるイオン歪みを補正するために求められる精度を満たす方法の開発が難しかったというデメリットを克服するために案出されたものであって、地震及び火山による地表変位観測、山崩れ観測、樹木高度観測、地盤沈下観測等のような多様な災害分野に活用されて、向上した結果が得られる。

Claims (15)

  1. SAR(Synthetic Aperture Radar)衛星レーダー干渉度を用いて、MAI(multiple aperture SAR interferometry)干渉度を製作するMAI干渉度の製作段階と、
    前記MAI干渉度の位相を用いて、イオン層歪みの位相の方位方向の微分値を示す変換MAI干渉度を製作する変換MAI干渉度の製作段階と、
    前記変換MAI干渉度を用いてイオン歪み干渉度を製作する段階と、
    前記衛星レーダー干渉度から前記製作されたイオン歪み干渉度を除去し、補正された衛星レーダー干渉度を獲得する段階と、
    を含む衛星レーダー干渉度のイオン歪み補正方法。
  2. 前記MAI干渉度の製作段階以降に前記衛星レーダー干渉度の位置と前記MAI干渉度の位置を整合するMAI干渉度の整合段階をさらに含み、
    前記変換MAI干渉度の製作段階は、前記MAI干渉度の位相前記衛星レーダー干渉度の位相に対する方位方向の微分値の間の線形関係を用いて前記変換MAI干渉度の位相を製作することを特徴とする請求項1に記載の衛星レーダー干渉度のイオン歪み補正方法。
  3. 前記MAI干渉度の製作段階は、衛星レーダー干渉度の前方観測のレーダー干渉度と後方観測のレーダー干渉度の位相差を用いて製作することを特徴とする請求項1に記載の衛星レーダー干渉度のイオン歪み補正方法。
  4. 前記MAI干渉度の製作段階は、SARセンサーが一つの目標物を撮影した回数のうち、ビームの中心の前方で観測された回数のみを圧縮して前方観測のSAR画像を製作し、このような前方観測のSAR画像を二回観測して計算された位相差から製作された前方観測のレーダー干渉度と、SARセンサーが一つの目標物を撮影した回数のうち、ビームの中心の後方で観測された回数のみを圧縮して後方観測のSAR画像を製作し、このような後方観測のSAR画像を二回観測して計算された位相差から製作された後方観測のレーダー干渉度を用いて製作することを特徴とする請求項3に記載の衛星レーダー干渉度のイオン歪み補正方法。
  5. 前記イオン歪み干渉度を製作する段階は、前記変換MAI干渉度を方位方向に積分して製作することを特徴とする請求項1に記載の衛星レーダー干渉度のイオン歪み補正方法。
  6. 前記イオン歪み干渉度を製作する段階は、積分定数を0と仮定し、初期のイオン歪み干渉度を製作する段階と、
    前記衛星レーダー干渉度と前記初期のイオン歪み干渉度の差から誤差干渉度を製作する段階と、
    前記方位方向に前記誤差干渉度の平均を求めて、距離方向による初期の積分定数を計算する段階と、
    前記初期の積分定数から不連続的な位置を見つけて補正の積分定数を計算する段階と、
    前記初期のイオン歪み干渉度に前記補正の積分定数を加える段階と、
    を含むことを特徴とする請求項5に記載の衛星レーダー干渉度のイオン歪み補正方法。
  7. 前記イオン歪み干渉度を製作する段階は、前記衛星レーダー干渉度と前記イオン歪み干渉度との間に相関性を有するという仮定の下に決定される積分定数を用いて積分することを特徴とする請求項5に記載の衛星レーダー干渉度のイオン歪み補正方法。
  8. 請求項1乃至7の何れか1項の方法を実行するプログラムを記録した記録媒体。
  9. SAR(Synthetic Aperture Radar)衛星レーダー干渉度を用いて、MAI(multiple aperture SAR interferometry)干渉度を製作するMAI干渉度の製作部と、
    前記MAI干渉度の位相を用いてイオン層歪みの位相の方位方向の微分値を示す変換MAI干渉度を製作する変換MAI干渉度の製作部と、
    前記変換MAI干渉度を用いてイオン歪み干渉度を製作するイオン歪み干渉度の製作部と、
    前記衛星レーダー干渉度から前記製作されたイオン歪み干渉度を除去し、補正された衛星レーダー干渉度を獲得する補正の衛星レーダー干渉度の獲得部と、
    を含む衛星レーダー干渉度のイオン歪み補正装置。
  10. 前記衛星レーダー干渉度の位置と前記MAI干渉度の位置を整合するMAI干渉度の整合部をさらに含み、前記変換MAI干渉度の製作部は、前記MAI干渉度の位相前記衛星レーダー干渉度の位相に対する方位方向の微分値の間の線形関係を用いて前記変換MAI干渉度の位相を製作することを特徴とする請求項9に記載の衛星レーダー干渉度のイオン歪み補正装置。
  11. 前方観測のレーダー干渉度と後方観測のレーダー干渉度を製作する衛星レーダー干渉度の製作部をさらに含み、
    前記MAI干渉度の製作部は、前記衛星レーダー干渉度の製作部で製作された前方観測のレーダー干渉度と後方観測のレーダー干渉度の位相差を用いて前記MAI干渉度を製作することを特徴とする請求項9に記載の衛星レーダー干渉度のイオン歪み補正装置。
  12. 前記衛星レーダー干渉度の製作部は、SARセンサーが一つの目標物を撮影した回数のうち、ビームの中心の前方で観測された回数のみを圧縮して前方観測のSAR画像を製作し、このような前方観測のSAR画像を二回観測して計算された位相差から前方観測のレーダー干渉度を製作する前方観測のレーダー干渉度の製作部と、
    SARセンサーが一つの目標物を撮影した回数のうち、ビームの中心の後方で観測された回数のみを圧縮して後方観測のSAR画像を製作し、このような後方観測のSAR画像を二回観測して計算された位相差から後方観測のレーダー干渉度を製作する後方観測のレーダー干渉度の製作部と、
    を含むことを特徴とする請求項11に記載の衛星レーダー干渉度のイオン歪み補正装置。
  13. 前記イオン歪み干渉度の製作部は、前記変換MAI干渉度を方位方向に積分して製作することを特徴とする請求項9に記載の衛星レーダー干渉度のイオン歪み補正装置。
  14. 前記イオン歪み干渉度の製作部は、積分定数を0と仮定し、初期のイオン歪み干渉度を製作し、前記衛星レーダー干渉度と前記初期のイオン歪み干渉度の差から誤差干渉度を製作し、前記方位方向に前記誤差干渉度の平均を求めて、距離方向による初期の積分定数を計算し、前記初期の積分定数から不連続的な位置を見つけて補正の積分定数を計算し、前記初期のイオン歪み干渉度に前記補正の積分定数を加えて前記イオン歪み干渉度を製作すること特徴とする請求項13に記載の衛星レーダー干渉度のイオン歪み補正装置。
  15. 前記イオン歪み干渉度の製作部は、前記衛星レーダー干渉度と前記イオン歪み干渉度との間に相関性を有するという仮定の下に決定される積分定数を用いて積分することを特徴とする請求項13に記載の衛星レーダー干渉度のイオン歪み補正装置。
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