JP6106076B2 - 移動通信方法及び無線端末 - Google Patents

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Description

本発明は、下り方向信号を監視する監視期間及び前記下り方向信号を監視しない無監視期間を有するDRX周期を設定する移動通信システムで用いる移動通信方法及び無線端末に関する。
従来、無線基地局から送信される下り方向信号を無線端末が監視する期間(以下、監視期間)及び無線基地局から送信される下り方向信号を無線端末が監視しない期間(以下、無監視期間)を設定するDRX(Discontinuous Reception)を採用する移動通信システムが知られている(例えば、非特許文献1)。例えば、このような移動通信システムとして、LTE(Long Term Evolution)が知られている。
監視期間及び無監視期間によって構成されるDRXの周期(以下、DRX周期)としては、0.32秒、0.64秒、1.28秒、2.56秒等の周期が規定されている。
TS36.321 V10.0.0
しかしながら、近年では、電気メータ、ガスメータ又は自動販売機などのように、人が使用することを前提としていない装置に、無線端末又は無線モジュールを搭載するケースが想定される。このようなケースでは、無線端末と無線基地局との間において通信が行われる機会が非常に少ないことが考えられる。従って、通信機会が少ない無線端末の消費電力を抑制するために、従来のDRX周期と比べて長いDRX周期(以下、ロングDRX周期)を定義することが好ましい。
ところで、無線端末は、無線端末の内部に設けられるタイマを用いてDRX周期をカウントする。上述したロングDRX周期を導入すると、タイマの誤差に起因して、適切なタイミングで監視期間を設定することができず、監視期間で受信すべき下り方向信号(例えば、ページング信号やパイロット信号)を受信することができない可能性がある。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、ロングDRX周期を導入した場合であっても、適切なタイミングで受信機能(無線機能)を起動することを可能とする移動通信方法及び無線端末を提供することを目的とする。
第1の特徴は、無線端末と無線基地局との間において、下り方向信号を監視する監視期間及び前記下り方向信号を監視しない無監視期間を有するDRX周期を設定する移動通信方法であって、前記無線端末が、前記無線端末に設けられるタイマを用いて、前記監視期間及び前記無監視期間を設定するステップAと、前記無線端末が、前記DRX周期として所定周期よりも長いロングDRX周期が設定される場合に、前記タイマの誤差を補正するために、下り方向信号を受信する補正受信期間を設定するステップBとを備えることを要旨とする。
第1の特徴において、移動通信方法は、前記無線端末が、前記補正受信期間で受信する前記下り方向信号のサブフレーム番号又はシステムフレーム番号に基づいて、前記タイマの誤差を補正するステップCを備える。
第1の特徴において、前記ステップBは、前記タイマの最大誤差の時間よりも前の期間に前記補正受信期間を設定するステップを含む。
第1の特徴において、前記ステップBは、前記補正受信期間を所定補正周期で設定するステップを含む。
第1の特徴において、前記ステップBは、前記サブフレーム番号が一巡するサブフレーム周期又は前記システムフレーム番号が一巡するシステムフレーム周期よりも前記ロングDRX周期が長い場合に、前記補正受信期間を所定補正周期で設定するステップを含み、前記所定補正周期は、前記サブフレーム周期又は前記システムフレーム周期よりも短い。
第1の特徴において、前記ステップBは、前記タイマの誤差が小さいほど、前記所定補正周期として長い周期を設定するステップを含む。
第1の特徴において、前記補正受信期間は、前記下り方向信号を監視する監視期間のうち、所定の監視期間と当該所定の監視期間より一つ前の監視期間との間に設定される。
第2の特徴は、下り方向信号を監視する監視期間及び前記下り方向信号を監視しない無監視期間を有するDRX周期を設定する移動通信システムで用いる無線端末であって、前記無線端末に設けられるタイマを用いて、前記監視期間及び前記無監視期間を設定する制御部とを備え、前記制御部は、前記DRX周期として所定周期よりも長いロングDRX周期が設定される場合に、前記タイマの誤差を補正するために、下り方向信号を受信する補正受信期間を設定することを要旨とする。
本発明によれば、ロングDRX周期を導入した場合であっても、適切なタイミングで受信機能(無線機能)を起動することを可能とする移動通信システム及び無線端末を提供することができる。
図1は、第1実施形態に係る移動通信システム100を示す図である。 図2は、第1実施形態に係る無線フレームを示す図である。 図3は、第1実施形態に係る無線リソースを示す図である。 図4は、第1実施形態に係るDRXを示す図である。 図5は、第1実施形態に係るUE10を示すブロック図である。 図6は、第1実施形態に係るeNB110を示すブロック図である。 図7は、第1実施形態に係るタイマの誤差の補正を説明するための図である。 図8は、第1実施形態に係るタイマの誤差の補正を説明するための図である。 図9は、第1実施形態に係る移動通信方法を示すフロー図である。
以下において、本発明の実施形態に係る移動通信システムについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[実施形態の概要]
実施形態に係る移動通信方法は、無線端末と無線基地局との間において、下り方向信号を監視する監視期間及び前記下り方向信号を監視しない無監視期間を有するDRX周期を設定する。移動通信方法は、前記無線端末が、前記無線端末に設けられるタイマを用いて、前記監視期間及び前記無監視期間を設定するステップAと、前記無線端末が、前記DRX周期として所定周期よりも長いロングDRX周期が設定される場合に、前記タイマの誤差を補正するために、下り方向信号を受信する補正受信期間を設定するステップBとを備える。
実施形態では、無線端末は、ロングDRX周期が設定される場合に、補正受信期間を設定することによって、タイマの誤差を適切に補正することができる。従って、ロングDRX周期を導入した場合であっても、適切なタイミングで受信機能(無線機能)を起動することができる。
[第1実施形態]
(移動通信システム)
以下において、第1実施形態に係る移動通信システムについて説明する。図1は、第1実施形態に係る移動通信システム100を示す図である。
図1に示すように、移動通信システム100は、無線端末10(以下、UE10)と、コアネットワーク50とを含む。また、移動通信システム100は、第1通信システムと第2通信システムとを含む。なお、移動通信システム100は、第1通信システムと第2通信システムとを含むものに限られず、例えば、第1通信システムのみを含むものでもよいし、第2通信システムのみを含むものでもよい。
第1通信システムは、例えば、LTE(Long Term Evolution)に対応する通信システムである。第1通信システムは、例えば、無線基地局110(以下、eNB110)と、MME120とを有する。なお、第1通信システムでは、第1RAT(EUTRAN;Evolved Universal Terrestrial Access Network)が用いられる。
第2通信システムは、例えば、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)に対応する通信システムである。第2通信システムは、無線基地局210(以下、NB210)と、RNC220と、SGSN230とを有する。なお、第2通信システムでは、第2RAT(UTRAN;Universal Terrestrial Access Network)が用いられる。
UE10は、第1通信システム及び第2通信システムと通信を行うように構成された装置(User Equipment)である。例えば、UE10は、eNB110と無線通信を行う機能を有するとともに、NB210と無線通信を行う機能を有する。なお、UE10は、装置に限られず、通信モジュールであってもよい。
eNB110は、セル111を有しており、セル111に存在するUE10と無線通信を行う装置(evolved NodeB)である。
MME120は、eNB110と無線接続を設定しているUE10の移動性を管理する装置(Mobility Management Entity)である。MME120は、コアネットワーク50に設けられる。
無線基地局210は、セル211を有しており、セル211に存在するUE10と無線通信を行う装置(NodeB)である。
RNC220は、無線基地局210に接続されており、セル211に存在するUE10と無線接続(RRC Connection)を設定する装置(Radio Network Controller)である。
SGSN230は、パケット交換ドメインにおいてパケット交換を行う装置(Serving GPRS Support Node)である。SGSN230は、コアネットワーク50に設けられる。図1では省略しているが、回線交換ドメインにおいて回線交換を行う装置(MSC;Mobile Switching Center)がコアネットワーク50に設けられていてもよい。
なお、以下においては、第1通信システムについて主として説明する。但し、以下の記載が第2通信システムに適用されてもよい。また、セルは、UE10と無線通信を行う機能として理解すべきである。但し、セルは、セルと通信可能な範囲を示すサービスエリアと考えてもよい。
ここで、第1通信システムでは、下り方向の多重方式として、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式が用いられており、上り方向の多重方式として、SC−FDMA(Single−Carrier Frequency Division Multiple Access)方式が用いられる。
また、第1通信システムでは、上り方向のチャネルとして、上り方向制御チャネル(PUCCH;Physical Uplink Control Channel)及び上り方向共有チャネル(PUSCH;Physical Uplink Shared Channel)などが存在する。また、下り方向のチャネルとして、下り方向制御チャネル(PDCCH;Physical Downlink Control Channel)、下り方向共有チャネル(PDSCH;Physical Downlink Shared Channel)、報知チャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)などが存在する。
上り方向制御チャネルは、制御信号を搬送するチャネルである。制御信号は、例えば、CQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)、RI(Rank Indicator)、SR(Scheduling Request)、ACK/NACKなどである。
CQIは、下り方向の伝送に使用すべき推奨変調方式と符号化速度を通知する信号である。PMIは、下り方向の伝送の為に使用することが望ましいプリコーダマトリックスを示す信号である。RIは、下り方向の伝送に使用すべきレイヤ数(ストリーム数)を示す信号である。SRは、上り方向無線リソース(後述するリソースブロック)の割当てを要求する信号である。ACK/NACKは、下り方向のチャネル(例えば、PDSCH)を介して送信される信号を受信できたか否かを示す信号である。
上り方向共有チャネルは、制御信号(上述した制御信号を含む)又は/及びデータ信号を搬送するチャネルである。例えば、上り方向無線リソースは、データ信号にのみ割当てられてもよく、データ信号及び制御信号が多重されるように割当てられてもよい。
下り方向制御チャネルは、制御信号を搬送するチャネルである。制御信号は、例えば、Uplink SI(Scheduling Information)、Downlink SI(Scheduling Information)、TPCビットである。
Uplink SIは、上り方向無線リソースの割当てを示す信号である。Downlink SIは、下り方向無線リソースの割当てを示す信号である。TPCビットは、上り方向のチャネルを介して送信される信号の電力の増減を指示する信号である。
下り方向共有チャネルは、制御信号又は/及びデータ信号を搬送するチャネルである。例えば、下り方向無線リソースは、データ信号にのみ割当てられてもよく、データ信号及び制御信号が多重されるように割当てられてもよい。下り方向チャネルは、例えば、SIB(System Information Block)を搬送する。下り方向共有チャネルを介して送信される情報(例えば、SIB)は、サブフレーム番号を含む。サブフレーム番号は、単位時間毎に変化する番号であり、所定周期で一巡する番号である。
なお、下り方向共有チャネルを介して送信される制御信号としては、TA(Timing Advance)が挙げられる。TAは、UE10とeNB110との間の送信タイミング補正情報であり、UE10から送信される上り方向信号に基づいてeNB110によって測定される。
また、下り方向制御チャネル(PDCCH)及び下り方向共有チャネル(PDSCH)以外のチャネルを介して送信される制御信号としては、ACK/NACKが挙げられる。ACK/NACKは、上り方向のチャネル(例えば、PUSCH)を介して送信される信号を受信できたか否かを示す信号である。
報知チャネルは、MIB(Master Infromation Block)を搬送する。MIBは、システムフレーム番号(SFN)を含む。システムフレーム番号は、単位時間毎に変化する番号であり、所定周期で一巡する番号である。
(無線フレーム)
以下において、第1通信システムにおける無線フレームについて説明する。図2は、第1通信システムにおける無線フレームを示す図である。
図2に示すように、1つの無線フレームは、10のサブフレームによって構成されており、1つのサブフレームは、2つのスロットによって構成される。1つのスロットの時間長は、0.5msecであり、1つのサブフレームの時間長は、1msecであり、1つの無線フレームの時間長は、10msecである。
なお、1つのスロットは、下り方向において、複数のOFDMシンボル(例えば、6つのOFDMシンボル或いは7つのOFDMシンボル)によって構成される。同様に、1つのスロットは、上り方向において、複数のSC−FDMAシンボル(例えば、6つのSC−FDMAシンボル或いは7つのSC−FDMAシンボル)によって構成される。
(無線リソース)
以下において、第1通信システムにおける無線リソースについて説明する。図3は、第1通信システムにおける無線リソースを示す図である。
図3に示すように、無線リソースは、周波数軸及び時間軸によって定義される。周波数は、複数のサブキャリアによって構成されており、所定数のサブキャリア(12のサブキャリア)を纏めてリソースブロック(RB:Resource Block)と称する。時間は、上述したように、OFDMシンボル(又は、SC−FDMAシンボル)、スロット、サブフレーム、無線フレームなどの単位を有する。
ここで、無線リソースは、1リソースブロック毎に割当て可能である。また、周波数軸及び時間軸上において、複数のユーザ(例えば、ユーザ#1〜ユーザ#5)に対して分割して無線リソースを割当てることが可能である。
また、無線リソースは、eNB110によって割当てられる。eNB110は、CQI、PMI、RIなどに基づいて、各UE10に割当てられる。
(間欠受信)
以下において、間欠受信(DRX;Discontinuous Reception)について説明する。図4は、間欠受信について説明するための図である。UE10は、待ち受け状態(Idle状態)において、消費電力を抑制するために、間欠受信を設定することが可能である。ここでは、無線基地局として、eNB110を例示するが、実施形態は、これに限定されるものではない。無線基地局は、無線基地局210であってもよい。
図4に示すように、DRX周期は、UE10が下り方向信号を監視する監視期間及び下り方向信号をUE10が監視しない無監視期間を有する。UE10は、監視期間において下り方向信号を監視する。
(無線端末)
以下において、第1実施形態に係る無線端末について説明する。図5は、第1実施形態に係るUE10を示すブロック図である。図5に示すように、UE10は、通信部11と、制御部12と、記憶部13とを有する。
通信部11は、eNB110(或いは、無線基地局210)から下り方向信号を受信する。或いは、通信部11は、eNB110(或いは、無線基地局210)に上り方向信号を送信する。なお、通信部11は、例えば、アンテナ(MIMOが用いられる場合には、複数のアンテナ)、復調部、変調部などを有する通信モジュールの一例である。
第1実施形態において、通信部11は、eNB110(或いは、無線基地局210)に対して、上り方向信号を送信する。通信部11は、eNB110(或いは、無線基地局210)から、下り方向信号を受信する。
制御部12は、UE10を制御する。例えば、制御部12は、間欠受信(DRX)が設定された場合において、記憶部13に記憶されたDRX周期に基づいて、UE10に設けられるタイマを用いて、監視期間及び無監視期間を設定する。詳細には、制御部12は、下り方向信号を監視する監視期間において通信部11をオンにして(起動して)、eNB110から送信される下り方向信号(例えば、PDCCH)を通信部11によって受信することで、eNB110から送信される下り方向信号(例えば、PDCCH)を監視する。制御部12は、下り方向信号を監視しない無監視期間において通信部11をオフ(スリープ)にして、eNB110から送信される下り方向信号(例えば、PDCCH)を通信部11によって受信しないことで、eNB110から送信される下り方向信号(例えば、PDCCH)を監視しない。
第1実施形態において、制御部12は、DRX周期として、所定周期(例えば、従来のDRX周期:0.32秒、0.64秒、1.28秒、2.56秒等)よりも長いロングDRX周期を設定する。制御部12は、タイマの誤差を補正するために、下り方向信号を受信する補正受信期間を設定する。
制御部12は、n番目の監視期間とn+1番目の監視期間との間で生じるタイマの最大誤差の時間に基づいて補正受信期間を設定することが好ましい。具体的には、制御部12は、n+1番目の監視期間に対して最大誤差の時間よりも前の期間に補正受信期間を設定する。
或いは、制御部12は、補正受信期間を所定補正周期で設定してもよい。このようなケースにおいて、制御部12は、タイマの誤差が小さいほど、所定補正周期として長い周期を設定することが好ましい。
詳細には、下り方向信号は、報知チャネル(PBCH)を介して受信するMIBであってもよく、下り方向信号は、報知チャネルを介して受信するMIBであってもよく、下り方向共有チャネル(PDSCH)を介して受信するSIBであってもよい。或いは、eNB110から絶対時間(UTC;Coorinated Universal Time)が報知されている場合には、下り方向信号は、絶対時間であってもよい。
ここで、制御部12は、補正受信期間でMIBを受信する場合には、システムフレーム番号に基づいて、タイマの誤差を補正する。ここで、タイマの誤差とは、タイマのカウント値によって予測されるシステムフレーム番号のシステムフレームを受信する期間(タイミング)と、実際にeNB110から送信された当該システムフレーム番号のシステムフレームを受信可能な期間(タイミング)との差異である。詳細には、制御部12は、タイマのカウント値によって予測されるシステムフレーム番号と補正受信期間で受信するMIBのシステムフレーム番号との差異によって、タイマの誤差を補正する。このようなケースにおいては、制御部12は、システムフレームが一巡するシステムフレーム周期よりもロングDRX周期が長い場合に、補正受信期間を所定補正周期で設定することが好ましい。所定補正周期は、システムフレーム周期よりも短い。制御部12は、タイマの誤差が小さいほど、所定補正周期として長い周期を設定する、すなわちタイマを補正するための下り方向信号の受信回数を少なく設定することが好ましい。これによって、タイマの精度に応じた最小限の周期若しくは回数の補正受信期間を設定することができる。
或いは、制御部12は、補正受信期間でSIBを受信する場合には、サブフレーム番号に基づいて、タイマの誤差を補正する。詳細には、制御部12は、タイマのカウント値によって予測されるサブフレーム番号と補正受信期間で受信するSIBのサブフレーム番号との差異によって、タイマの誤差を補正する。このようなケースにおいては、制御部12は、サブフレームが一巡するサブフレーム周期よりもロングDRX周期が長い場合に、補正受信期間を所定補正周期で設定することが好ましい。所定補正周期は、サブフレーム周期よりも短い。制御部12は、タイマの誤差が小さいほど、所定補正周期として長い周期を設定することが好ましい。
或いは、制御部12は、補正受信期間で絶対時間を受信する場合には、絶対時間に基づいて、タイマの誤差を補正する。詳細には、制御部12は、タイマのカウント値によって予測される時間と補正受信期間で受信する絶対時間との差異によって、タイマの誤差を補正する。
記憶部13は、UE10のDRX周期を記憶する。
(無線基地局)
以下において、第1実施形態に係る無線基地局について説明する。ここでは、無線基地局として、eNB110を例示するが、実施形態は、これに限定されるものではない。無線基地局は、無線基地局210であってもよい。図6は、第1実施形態に係るeNB110を示すブロック図である。図6に示すように、eNB110は、通信部115と、制御部116とを有する。
通信部115は、UE10から上り方向信号を受信する。或いは、通信部115は、UE10に下り方向信号を送信する。なお、通信部115は、例えば、アンテナ、復調部、変調部などを有する。
制御部116は、eNB110を制御する。例えば、制御部116は、UE10が上り方向信号を送信するためのリソース、又は、UE10が上り方向信号を受信するためのリソースを割り当てる。
(タイマの誤差の補正)
以下において、第1実施形態に係るタイマの誤差の補正について説明する。図7及び図8は、第1実施形態に係るタイマの誤差の補正を説明するための図である。
以下においては、UE10に設けられるタイマが実際の時間に合致するケースA(すなわち、タイマの誤差が殆どないケース)、UE10に設けられるタイマが実際の時間よりも早いケースB、UE10に設けられるタイマが実際の時間よりも遅いケースCを例に挙げる。
第1に、従来のDRX周期とロングDRX周期との差異について、図7を参照しながら説明する。図7において、T1は、従来のDRX周期又はロングDRX周期において、実際の時間軸上で監視期間を開始すべきタイミングを示している。T2は、従来のDRX周期において、実際の時間軸上で監視期間を開始すべきタイミングを示している。T3は、ロングDRX周期において、実際の時間軸上で監視期間を開始すべきタイミングを示している。
図7に示すように、従来のDRX周期(T1とT2との間隔)は、比較的に短い周期であるため、監視期間での監視を開始するために通信部11をオンにする処理を開始する起動タイミング(すなわち、タイマのカウント値によって予測される起動タイミング)と実際の時間とのずれが少ない。従って、ケースA〜ケースCのいずれのケースにおいても、T2において、監視期間で下り方向信号を受信することができる。
一方で、ロングDRX周期(T1とT3との間隔)は、従来のDRX周期と比べて長い周期であるため、起動タイミングが実際の時間とずれる可能性がある。詳細には、ケースBにおいては、起動タイミングがT3よりも早くなってしまう。一方で、ケースCにおいては、起動タイミングがT3よりも遅くなってしまう。
例えば、ケースBにおいては、監視期間を延長することによって、監視期間において下り方向信号を受信することも可能であるが、ケースCにおいては、監視期間において下り方向信号を受信することができない。いずれにしても、ケースB及びケースCにおいては、監視期間が適切に設定されない。
第2に、ロングDRX周期が設定される場合において、タイマの誤差を補正する処理について、図8を参照しながら説明する。図8において、ΔTは、タイマの誤差(最大誤差)の時間を示している。また、T1及びT3は、ロングDRX周期において、実際の時間軸上で監視期間での下り方向信号の監視を開始すべきタイミングを示している。T4は、実際の時間軸上で補正受信期間での下り方向信号の受信を開始すべきタイミングを示している。
ここで、補正受信期間は、上述したように、n+1番目の監視期間(T3)に対して最大誤差の時間(ΔT)よりも前の期間に設定されることに留意すべきである。これによって、タイマの誤差が最大であったとしても、希望のサブフレーム番号におけるフレーム番号又は希望のシステムフレーム番号におけるシステムフレームの受信失敗を低減することができる。なお、最大誤差の時間(ΔT)は、予め定められた所定の値であっても、監視期間と監視期間との間における無監視期間に検出した温度や無監視期間等に基づいて算出された値であってもよい。
図8に示すように、ケースAにおいては、補正受信期間における下り方向信号の受信を開始するために通信部11をオンにする処理を開始する補正タイミング(タイマのカウント値によって予測される補正タイミング)は、実際の時間(T4)と合致している。従って、タイマの誤差を補正することなく、T3において監視期間で下り方向信号を受信することができる。
これに対して、ケースBにおいては、補正タイミングが実際の時間(T4)よりも早い。従って、補正受信期間で受信する下り方向信号に含まれる情報(例えば、システムフレーム番号、サブフレーム番号又は絶対時間)に基づいてタイマを補正する。また、タイマを補正する代わりに、下り方向信号の監視を開始するタイミングを補正してもよい。これによって、T3において監視期間で下り方向信号を受信することができる。また、ケースBのように、補正タイミングとT3との間の期間が所定値以上の場合には、T3より前にもう一度補正タイミングを設けてもよい。つまり、補正受信期間により受信したサブフレーム番号若しくはシステムフレーム番号がT3において受信すべきサブフレーム番号若しくはシステムフレーム番号との差に応じて新たに補正受信期間を設けるようにしてもよい。
また、ケースCにおいては、補正タイミングが実際の時間(T4)よりも遅い。従って、補正受信期間で受信する下り方向信号に含まれる情報(例えば、システムフレーム番号、サブフレーム番号又は絶対時間)に基づいてタイマの誤差を補正する。これによって、T3において監視期間で下り方向信号を受信することができる。
(移動通信方法)
以下において、第1実施形態に係る移動通信方法について説明する。図9は、第1実施形態に係る移動通信方法を示すフロー図である。
図9に示すように、ステップS10において、UE10は、DRX周期として所定周期よりも長いロングDRX周期を設定する。
ステップS20において、UE10は、タイマの誤差を補正するために、下り方向信号を受信する補正受信期間を設定する。
ステップS30において、UE10は、補正受信期間で受信する下り方向信号に含まれる情報(例えば、システムフレーム番号、サブフレーム番号又は絶対時間)に基づいて、タイマの誤差を補正する。また、タイマの誤差を補正する代わりに、監視期間の開始タイミングを補正するようにしてもよい。
ここで、補正受信期間の設定方法及びタイマの誤差の補正方法は、上述した通りであるため、その詳細については省略する。
(作用及び効果)
第1実施形態では、UE10は、ロングDRX周期が設定される場合に、補正受信期間を設定することによって、タイマの誤差を適切に補正することができる。従って、ロングDRX周期を導入した場合であっても、適切なタイミングで通信部11(無線機能)を起動することができる。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
10…UE、11…通信部、12…制御部、13…記憶部、50…コアネットワーク、100…移動通信システム、110…eNB、111…セル、115…通信部、116…制御部、120…MME、210…NB、211…セル、220…RNC、230…SGSN

Claims (4)

  1. 無線端末と無線基地局との間において、下り方向信号を監視する監視期間及び前記下り方向信号を監視しない無監視期間を有するDRX周期を設定する移動通信方法であって、
    前記無線端末が、前記無線端末に設けられるタイマを用いて、前記監視期間及び前記無監視期間を設定するステップAと、
    前記無線端末が、前記DRX周期として所定周期よりも長いロングDRX周期が設定される場合に、前記タイマの誤差を補正するために、前記下り方向信号を受信する補正受信タイミング、前記無監視期間内に設定するステップBと、
    前記無線端末が、前記補正受信タイミングで受信する前記下り方向信号の所定フレーム番号に基づいて、前記タイマの誤差を補正するステップCとを備え、
    前記所定フレーム番号は、所定フレーム周期で一巡するサブフレーム番号又はシステムフレーム番号であり、
    前記ステップBは、前記無線端末が、前記所定フレーム周期よりも前記ロングDRX周期の前記無監視期間が長い場合に、前記補正受信タイミングを前記無監視期間内に周期的に設定し、前記補正受信タイミングの周期として、前記所定フレーム周期よりも短い周期を設定するステップを含むことを特徴とする移動通信方法。
  2. 前記ステップBは、所定の監視期間から前記タイマの最大誤差の時間よりも前の期間に前記補正受信タイミングを設定するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の移動通信方法。
  3. 前記ステップBは、前記タイマの誤差が小さいほど、前記補正受信タイミングの周期として長い周期を設定するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の移動通信方法。
  4. 下り方向信号を監視する監視期間及び前記下り方向信号を監視しない無監視期間を有するDRX周期を設定する移動通信システムで用いる無線端末であって、
    前記無線端末に設けられるタイマを用いて、前記監視期間及び前記無監視期間を設定する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記DRX周期として所定周期よりも長いロングDRX周期が設定される場合に、前記タイマの誤差を補正するために、前記下り方向信号を受信する補正受信タイミング、前記無監視期間内に設定し、
    前記制御部は、前記補正受信タイミングで受信する前記下り方向信号の所定フレーム番号に基づいて、前記タイマの誤差を補正し、
    前記所定フレーム番号は、所定フレーム周期で一巡するサブフレーム番号又はシステムフレーム番号であり、
    前記制御部は、前記所定フレーム周期よりも前記ロングDRX周期の前記無監視期間が長い場合に、前記補正受信タイミングを前記無監視期間内に周期的に設定し、前記補正受信タイミングの周期として、前記所定フレーム周期よりも短い周期を設定することを特徴とする無線端末。
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